1 00:00:35,645 --> 00:00:38,982 <待望の跡取りを得た秀吉は→ 2 00:00:38,982 --> 00:00:42,652 天下統一の総仕上げに取りかかる> 3 00:00:42,652 --> 00:00:48,308 (秀吉)次なる敵は北条じゃ。 見ておれよ 鶴松。 4 00:00:48,308 --> 00:00:52,645 <狙うは 関東の覇者 北条氏。→ 5 00:00:52,645 --> 00:00:57,984 北条氏と同盟を結ぶ家康は 苦境に立たされる> 6 00:00:57,984 --> 00:01:01,988 頼りにしておるぞ 徳川殿。 7 00:01:01,988 --> 00:01:04,157 (家康)はは~。 8 00:01:04,157 --> 00:01:07,310 (竹千代)しかし 北条といえば よしみを通じ→ 9 00:01:07,310 --> 00:01:11,814 己の娘を嫁に送った相手。 そこに戦を仕掛ける訳だ。 10 00:01:11,814 --> 00:01:13,816 何が言いたい? 11 00:01:13,816 --> 00:01:16,653 <秀吉への更なる忠誠を示すため→ 12 00:01:16,653 --> 00:01:19,639 家康は 次男の秀康に続き→ 13 00:01:19,639 --> 00:01:23,339 三男の竹千代を 人質に差し出す事に> 14 00:01:24,978 --> 00:01:27,647 <乱世の 生き残りを懸けた 駆け引きが→ 15 00:01:27,647 --> 00:01:32,318 2人を 運命の出会いへと 導いていく> 16 00:01:32,318 --> 00:01:40,977 ♪♪~(テーマ音楽) 17 00:01:40,977 --> 00:04:09,977 ♪♪~ 18 00:04:20,987 --> 00:04:26,976 (市)<天正18年1月14日 急な知らせを受けた江は→ 19 00:04:26,976 --> 00:04:31,664 大坂城から 京の聚楽第に来ておりました> 20 00:04:31,664 --> 00:04:33,816 (江)旭様! 21 00:04:33,816 --> 00:04:37,116 (北政所)お江…。 (大政所)おお 来てくれたか。 22 00:04:44,994 --> 00:04:47,980 (旭)お江様…。 23 00:04:47,980 --> 00:04:52,280 私のような者のために…。 24 00:04:54,987 --> 00:04:57,287 しっかりして下さい。 25 00:04:58,991 --> 00:05:01,327 どうなんじゃ?! 旭の具合は! 26 00:05:01,327 --> 00:05:03,827 (大政所)日吉よう…。 27 00:05:06,649 --> 00:05:09,949 旭 分かるか? 28 00:05:11,654 --> 00:05:14,657 あんちゃん…。 29 00:05:14,657 --> 00:05:20,357 大丈夫じゃ。 わしが来たからには。 30 00:05:26,486 --> 00:05:28,488 あの…。 31 00:05:28,488 --> 00:05:31,288 (秀吉)徳川竹千代殿じゃ。 32 00:05:32,992 --> 00:05:35,311 徳川? 33 00:05:35,311 --> 00:05:38,815 (石田)徳川家康様の跡継ぎ つまりは→ 34 00:05:38,815 --> 00:05:42,315 旭様の 義理の ご子息にござります。 35 00:05:50,660 --> 00:05:55,648 義母上 お気を確かに お持ち下さい。 36 00:05:55,648 --> 00:05:59,151 竹千代殿…? 37 00:05:59,151 --> 00:06:01,304 (秀吉)そうじゃ。→ 38 00:06:01,304 --> 00:06:05,641 はるばる 駿府から 駆けつけてくれたんじゃ。 39 00:06:05,641 --> 00:06:12,941 旭 助かるぞ。 しっかりせえ。 40 00:06:15,651 --> 00:06:21,351 家康様にも会いたかったな…。 41 00:06:22,975 --> 00:06:26,979 先に逝くんじゃにゃあぞ。 42 00:06:26,979 --> 00:06:29,279 親不孝もんじゃで! 43 00:06:31,651 --> 00:06:34,987 義姉上…。 44 00:06:34,987 --> 00:06:36,973 何じゃ? 45 00:06:36,973 --> 00:06:41,327 あんちゃん…→ 46 00:06:41,327 --> 00:06:43,627 頼む…。 47 00:06:47,650 --> 00:06:52,950 わしの事より… 自分の事じゃ。 48 00:06:56,642 --> 00:06:58,644 旭…。 49 00:06:58,644 --> 00:07:01,314 旭殿…。 旭様! 50 00:07:01,314 --> 00:07:04,014 (大政所)旭…。 51 00:07:06,302 --> 00:07:09,989 おい! 旭~! 52 00:07:09,989 --> 00:07:12,989 (泣き声) 53 00:07:16,662 --> 00:07:19,649 旭~! 54 00:07:19,649 --> 00:07:47,660 ♪♪~ 55 00:07:47,660 --> 00:07:51,660 これは… ご無礼致しました。 56 00:07:57,320 --> 00:08:03,020 旭様の事を思うと お気の毒でならず…。 57 00:08:06,312 --> 00:08:13,012 旭様は 関白殿下のために 身をささげたようなものです。 58 00:08:14,987 --> 00:08:20,309 身をささげて 私の父の妻になったと? 59 00:08:20,309 --> 00:08:22,311 え? 60 00:08:22,311 --> 00:08:24,814 あ… いえ! 61 00:08:24,814 --> 00:08:27,316 でも 竹千代様が おいで下さり→ 62 00:08:27,316 --> 00:08:30,653 うれしゅうございました。 旭様も さぞや お喜び…。 63 00:08:30,653 --> 00:08:33,472 別に 来たくて来た訳ではありません。 64 00:08:33,472 --> 00:08:36,976 え? 別件があって 来たのです。 65 00:08:36,976 --> 00:08:39,979 見舞いは そのついで。 66 00:08:39,979 --> 00:08:42,279 ついで…? 67 00:08:43,983 --> 00:08:47,319 私は 人質です。 68 00:08:47,319 --> 00:08:49,989 人質…? 69 00:08:49,989 --> 00:08:54,689 父に命じられて 豊臣家の人質に なるために参りました。 70 00:09:04,320 --> 00:09:06,989 人質…。 71 00:09:06,989 --> 00:09:23,989 ♪♪~ 72 00:09:23,989 --> 00:09:26,289 義母上様。 73 00:09:33,649 --> 00:09:35,649 おっかあ。 74 00:09:41,307 --> 00:09:43,607 頼みがあるで。 75 00:09:46,979 --> 00:09:49,779 <その翌日> 76 00:09:52,818 --> 00:09:59,975 <秀吉は 竹千代様の元服の儀を 自らの手で執り行いました。→ 77 00:09:59,975 --> 00:10:03,275 そして…> 78 00:10:09,819 --> 00:10:19,879 格別の儀をもって 我が母 大政所により→ 79 00:10:19,879 --> 00:10:24,179 竹千代殿の髪を整える。 80 00:11:37,656 --> 00:11:39,808 (ため息) 81 00:11:39,808 --> 00:11:42,608 めでてゃあこって。 82 00:11:44,897 --> 00:11:48,317 末代までの誉れにて。 83 00:11:48,317 --> 00:11:53,017 大政所様には 衷心より御礼申し上げます。 84 00:11:55,641 --> 00:12:00,341 昨日は ありがとな。 85 00:12:04,483 --> 00:12:09,138 旭も 喜んだで。 86 00:12:09,138 --> 00:12:43,322 ♪♪~ 87 00:12:43,322 --> 00:12:49,622 そちには わしの名から 1字を授ける。 88 00:12:55,317 --> 00:13:03,817 本日より 秀忠と名乗るがよい。 89 00:13:05,377 --> 00:13:07,377 ははっ。 90 00:13:13,986 --> 00:13:16,989 大政所様が? (ヨシ)はい。 91 00:13:16,989 --> 00:13:21,310 おぐしを整える お役目を 務められたとか。 92 00:13:21,310 --> 00:13:23,812 (ため息) 93 00:13:23,812 --> 00:13:29,985 旭様が… 実の娘が身まかった 次の日になど。 94 00:13:29,985 --> 00:13:32,638 猿め 何を考えておるのじゃ。 95 00:13:32,638 --> 00:13:34,938 姫様。 何じゃ? 96 00:13:50,322 --> 00:13:57,622 この度は 元服をなさったそうで おめでとうございます。 97 00:14:00,382 --> 00:14:05,988 今 お話しになっていた事ですが そうしたものでしょう。 98 00:14:05,988 --> 00:14:09,992 は? これです。 99 00:14:09,992 --> 00:14:15,314 まことなら 殿下は 義母に… 旭様に やらせたかったはず。 100 00:14:15,314 --> 00:14:17,483 しかし 折あしく亡くなったので→ 101 00:14:17,483 --> 00:14:20,302 大政所様に その役を押しつけたのです。 102 00:14:20,302 --> 00:14:22,821 そのような…。 そこまでして→ 103 00:14:22,821 --> 00:14:25,824 父 家康に 恩を売りたかったのでしょう。 104 00:14:25,824 --> 00:14:28,310 身内が亡くなった次の日にも かかわらず→ 105 00:14:28,310 --> 00:14:32,648 大政所様を担ぎ出して 元服の儀を執り行う。 106 00:14:32,648 --> 00:14:36,485 いかにも 関白様の やり口ですよ。 107 00:14:36,485 --> 00:14:42,991 秀吉様は そこまで汚い人ではありません。 108 00:14:42,991 --> 00:14:45,644 今度は かばうのですか? さっきは ぼろくそに→ 109 00:14:45,644 --> 00:14:47,644 言っていたくせに。 110 00:14:50,649 --> 00:14:54,303 そういえば 織田信雄様ですが。 111 00:14:54,303 --> 00:14:57,823 私のいとこが何か? 112 00:14:57,823 --> 00:15:02,311 信雄様の娘御と 縁組みが決まりました。 113 00:15:02,311 --> 00:15:04,997 あなたの? 114 00:15:04,997 --> 00:15:07,316 はい。 115 00:15:07,316 --> 00:15:09,985 それは まあ おめでたく…。 116 00:15:09,985 --> 00:15:12,638 相手は5歳とか。 117 00:15:12,638 --> 00:15:15,808 ご… 5歳。 今は 殿下の ご養女です。 118 00:15:15,808 --> 00:15:19,311 そこまでして 徳川を 取り込もうとしている訳です。 119 00:15:19,311 --> 00:15:21,663 ばかばかしい話だ。 120 00:15:21,663 --> 00:15:25,984 あの…。 まあ 私の父も 同じようなものですが。 121 00:15:25,984 --> 00:15:28,320 は? 122 00:15:28,320 --> 00:15:30,823 殿下が北条を攻めると決めるや→ 123 00:15:30,823 --> 00:15:33,976 北条に嫁がせた娘を 離縁させたのです。 124 00:15:33,976 --> 00:15:39,314 その上 私を人質に出してまで 豊臣への忠誠を示している。 125 00:15:39,314 --> 00:15:41,650 どっちもどっちです。 126 00:15:41,650 --> 00:15:46,350 徳川様は そのような お方ではありません。 127 00:15:49,641 --> 00:15:52,995 なぜ 分かるのですか? 128 00:15:52,995 --> 00:15:54,995 なぜって…。 129 00:15:58,317 --> 00:16:03,017 ま 私には どうでもよい事です。 では これで。 130 00:16:04,973 --> 00:16:07,643 逃げるのですか? 帰るのです。 131 00:16:07,643 --> 00:16:09,661 は? 132 00:16:09,661 --> 00:16:12,648 殿下が 「もう よい」と言われたそうで。 133 00:16:12,648 --> 00:16:15,651 「もう よい」? 134 00:16:15,651 --> 00:16:19,321 父は 私を差し出した。 いざとなれば命を取れと。 135 00:16:19,321 --> 00:16:22,324 その思いだけで 十分という事でしょう。 136 00:16:22,324 --> 00:16:25,310 まるで猿芝居だな。 137 00:16:25,310 --> 00:16:28,981 あの…。 それでは お元気で。 138 00:16:28,981 --> 00:16:31,483 もう お会いする事もないでしょうが。 139 00:16:31,483 --> 00:16:36,822 私も そう願っております。 140 00:16:36,822 --> 00:16:38,974 では。 141 00:16:38,974 --> 00:16:49,985 ♪♪~ 142 00:16:49,985 --> 00:16:51,970 (ため息) 143 00:16:51,970 --> 00:16:57,670 姫様の いつもの調子が 全く出せませんでしたねえ。 144 00:16:59,311 --> 00:17:02,011 こ… これは ご無礼を。 145 00:17:03,815 --> 00:17:08,320 「もう 会う事もない」じゃと? 146 00:17:08,320 --> 00:17:11,990 なんと こざかしいやつじゃ。 147 00:17:11,990 --> 00:17:17,690 <こうして 秀忠様は 京を後にしたのでした> 148 00:17:21,316 --> 00:17:27,656 出陣は 2月の半ばというところかのう。 149 00:17:27,656 --> 00:17:29,656 (正信)はあ。 150 00:17:54,816 --> 00:17:57,316 りりしゅうなったのう。 151 00:18:00,973 --> 00:18:05,978 旭の事も聞いた。 臨終には間に合うたらしいのう。 152 00:18:05,978 --> 00:18:09,481 父上に会いたがっておられました。 153 00:18:09,481 --> 00:18:15,821 お母上や 殿下のそばで 死なせてやれた事は→ 154 00:18:15,821 --> 00:18:18,621 せめてもの慰めじゃ。 155 00:18:26,315 --> 00:18:28,317 何じゃ? 156 00:18:28,317 --> 00:18:30,317 いえ。 157 00:18:32,321 --> 00:18:35,974 いよいよ 小田原攻めが始まりまする。 158 00:18:35,974 --> 00:18:39,645 竹千代様には…。 秀忠じゃ。 159 00:18:39,645 --> 00:18:42,814 これは ご無礼をば。 160 00:18:42,814 --> 00:18:47,014 秀忠様には 晴れの初陣でござりまする。 161 00:18:48,637 --> 00:18:53,642 京で 黒田官兵衛には会うたか? 162 00:18:53,642 --> 00:18:59,481 いえ。 豊臣家に なくてはならぬ 軍師じゃ。 163 00:18:59,481 --> 00:19:02,985 関白殿下も 官兵衛殿なしでは→ 164 00:19:02,985 --> 00:19:06,985 あそこまで上り詰める事は できなかったでしょう。 165 00:19:08,991 --> 00:19:11,994 その官兵衛殿とやらには 会えませんでしたが→ 166 00:19:11,994 --> 00:19:15,998 一人 面白い女子と会いました。 167 00:19:15,998 --> 00:19:21,320 女子? 名は 江殿とか。 168 00:19:21,320 --> 00:19:24,656 何? 江殿に? 169 00:19:24,656 --> 00:19:27,656 父上を 大層買いかぶっておいでの ご様子でした。 170 00:19:29,328 --> 00:19:31,313 何じゃと? 171 00:19:31,313 --> 00:19:34,650 旅のほこりを落として参ります。 では。 172 00:19:34,650 --> 00:19:49,648 ♪♪~ 173 00:19:49,648 --> 00:19:56,154 子供の頃は 明るうて闊達なやつだったが…。 174 00:19:56,154 --> 00:20:00,642 すっかり 人が変わってしもうた。 175 00:20:00,642 --> 00:20:04,646 おそれながら 何故と? 176 00:20:04,646 --> 00:20:09,651 面白うないのであろう。 人質とされた事がでしょうか? 177 00:20:09,651 --> 00:20:13,655 わしが 妻や嫡男を死なせた事。 178 00:20:13,655 --> 00:20:17,955 あやつと仲のよかった兄を 人質に差し出した事。 179 00:20:20,662 --> 00:20:23,162 何もかもが気に入らぬのよ。 180 00:20:27,986 --> 00:20:30,655 <一方 京都では> 181 00:20:30,655 --> 00:20:35,310 (利休) いよいよ 北条を攻めますか。 182 00:20:35,310 --> 00:20:37,610 そういう事じゃ。 183 00:20:39,314 --> 00:20:42,317 そちも ついて参れ。 184 00:20:42,317 --> 00:20:46,321 (黒田)ほう それは いい。 185 00:20:46,321 --> 00:20:50,308 戦場にて利休様の茶が飲めたら 皆 大いに喜び→ 186 00:20:50,308 --> 00:20:53,478 士気も上がろうというもの。 187 00:20:53,478 --> 00:20:55,978 行きとうありまへんな。 188 00:20:58,316 --> 00:21:00,819 何じゃと? 189 00:21:00,819 --> 00:21:07,619 年ですよってな 長旅は こたえますわ。 190 00:21:09,644 --> 00:21:15,317 利休様は 信長公を相手にしても そうだったのでしょうか? 191 00:21:15,317 --> 00:21:19,321 はい? 信長公が同じ事を仰せられても→ 192 00:21:19,321 --> 00:21:22,991 そう答えたのかと 聞いておるのです。 193 00:21:22,991 --> 00:21:25,994 三成。 194 00:21:25,994 --> 00:21:29,648 ご無礼の段 お許し下さいまし。 195 00:21:29,648 --> 00:21:33,948 されど 前から お尋ねしたかったのでござります。 196 00:21:38,990 --> 00:21:45,981 利休様は そもそもが 殿下が お仕えあそばした信長公の茶頭。 197 00:21:45,981 --> 00:21:51,281 それゆえ 関白殿下を 見下しておいでなのではないかと。 198 00:21:52,988 --> 00:21:55,657 そうなのか? 199 00:21:55,657 --> 00:21:58,643 めっそうもない事。 200 00:21:58,643 --> 00:22:03,982 私は 殿下に養われているに等しい 身の上です。 201 00:22:03,982 --> 00:22:08,637 だとすれば 諸大名と通じ 政にまで立ち入り→ 202 00:22:08,637 --> 00:22:12,641 しかも 大きな力を持つというのは いかがなものでしょう。 203 00:22:12,641 --> 00:22:16,341 ハハハハ 大きな力なあ。 204 00:22:18,647 --> 00:22:22,984 三成 口が過ぎよう。 205 00:22:22,984 --> 00:22:28,640 石田様は 私が お好きではない ご様子。 206 00:22:28,640 --> 00:22:33,979 某は 利休様の茶が分からぬ 無粋者。 207 00:22:33,979 --> 00:22:38,279 されど 見えるものは見えまする。 208 00:22:40,652 --> 00:22:42,637 ほう。 209 00:22:42,637 --> 00:22:48,337 利休様 やはり 小田原へ来て頂けませぬか? 210 00:22:53,648 --> 00:22:56,648 分かりました。 211 00:23:03,975 --> 00:23:07,646 なぜ この茶椀を用いる? 212 00:23:07,646 --> 00:23:09,646 はて? 213 00:23:11,316 --> 00:23:16,321 わしが この茶椀を 嫌いじゃという事→ 214 00:23:16,321 --> 00:23:19,658 いまだ 分かっておらぬのか? 215 00:23:19,658 --> 00:23:57,662 ♪♪~ 216 00:23:57,662 --> 00:24:01,962 茶椀に罪はないもんを。 217 00:24:03,652 --> 00:24:09,352 (秀次)お子ができてから この方 叔父上は お気が 短うなられた。 218 00:24:11,660 --> 00:24:16,314 悪い事は言いませぬ。 殿下を怒らせるような まねは→ 219 00:24:16,314 --> 00:24:24,614 お慎み下され。 何よりも 利休様 御ために。 220 00:24:26,808 --> 00:24:28,808 はい。 221 00:24:33,982 --> 00:24:36,484 <そして> 222 00:24:36,484 --> 00:24:40,655 (淀)そうですか いよいよ関東に。 223 00:24:40,655 --> 00:24:44,659 来月早々には出陣するつもりじゃ。 224 00:24:44,659 --> 00:24:47,312 おう おう よしよし。 225 00:24:47,312 --> 00:24:51,983 案ずる事はないぞ。 そなたたちのためにも→ 226 00:24:51,983 --> 00:24:54,653 必ずや 勝つ。 227 00:24:54,653 --> 00:24:58,823 小田原城は 鶴松に やる事にするかのう。 228 00:24:58,823 --> 00:25:02,327 関白とは思えぬ お言葉ですね。 229 00:25:02,327 --> 00:25:06,998 ふんっ! そちに 親となった者の気持ちが分かるか。 230 00:25:06,998 --> 00:25:09,317 のう? (泣き声) 231 00:25:09,317 --> 00:25:11,987 おうおう おうおう。 232 00:25:11,987 --> 00:25:15,987 しばし会えぬのが 寂しゅうてならんわい。 233 00:25:18,977 --> 00:25:24,649 <3月1日 出陣を果たした秀吉は→ 234 00:25:24,649 --> 00:25:28,319 20万を超える軍勢で 小田原に殺到。→ 235 00:25:28,319 --> 00:25:32,323 城に籠もった北条勢 およそ5万6,000を→ 236 00:25:32,323 --> 00:25:36,811 陸と海から たちまちのうちに 囲んだのでした> 237 00:25:36,811 --> 00:25:40,315 これほどの兵を 繰り出してこようとは…。 238 00:25:40,315 --> 00:25:44,969 な~に この城の堅固さをもってすれば→ 239 00:25:44,969 --> 00:25:48,969 兵が倍に増えようと 持ちこたえられるわ。 240 00:25:51,643 --> 00:25:54,829 申し上げます! 松井田城 箕輪城などが攻められ→ 241 00:25:54,829 --> 00:25:57,482 落城寸前にございます! 242 00:25:57,482 --> 00:26:00,652 (北条氏直)なんと…。 気弱になっては→ 243 00:26:00,652 --> 00:26:04,989 相手の思う壺じゃ。 物見を出せ! 244 00:26:04,989 --> 00:26:08,489 敵陣の隙を探り出すのじゃ! (家臣)はっ! 245 00:26:13,314 --> 00:26:18,319 この山に 城を築くのは いかがかと。 246 00:26:18,319 --> 00:26:22,640 (石田)城を? 北条に 気取られぬように城を築き→ 247 00:26:22,640 --> 00:26:29,314 築城した後 この樹木を 一気に払うのです。 248 00:26:29,314 --> 00:26:34,652 さすれば 一夜にして 城が湧き出たように見える。 249 00:26:34,652 --> 00:26:39,324 敵は たちまちに 戦う意欲を失う… か。 250 00:26:39,324 --> 00:26:44,979 さすがですな。 日の本一の軍師と いわれるだけの事はある。 251 00:26:44,979 --> 00:26:46,981 恐れ入りまする。 252 00:26:46,981 --> 00:26:50,985 しかし 城を築くには時が…。 253 00:26:50,985 --> 00:26:57,976 時が かかるは もとより覚悟の上じゃ。 254 00:26:57,976 --> 00:27:02,981 北条を あっと言わすのも→ 255 00:27:02,981 --> 00:27:05,681 一興ではないか。 256 00:27:07,635 --> 00:27:09,654 では 早速。 257 00:27:09,654 --> 00:27:29,354 ♪♪~ 258 00:27:30,992 --> 00:27:33,328 <それより しばらく後> 259 00:27:33,328 --> 00:27:39,317 「小田原に来い」?! 鶴松を見たいという事ですか? 260 00:27:39,317 --> 00:27:42,987 私にだけ来いと仰せじゃ。 261 00:27:42,987 --> 00:27:45,187 姉上だけ? 262 00:27:46,808 --> 00:27:52,313 おそれながら 殿下は次なるお子を 望んでおいでなのでは? 263 00:27:52,313 --> 00:27:54,983 次なる お子? 264 00:27:54,983 --> 00:27:58,653 淀様の御前で あれですが…。 (せきばらい) 265 00:27:58,653 --> 00:28:02,653 殿下も お年が お年ですゆえ。 266 00:28:06,311 --> 00:28:13,611 戦場になど行きとうない。 思い出しとうない事ばかりじゃ。 267 00:28:15,320 --> 00:28:19,474 (サキ)されど 殿下の お召しとなりますれば→ 268 00:28:19,474 --> 00:28:21,659 行かぬ訳には…。 269 00:28:21,659 --> 00:28:28,983 ♪♪~ 270 00:28:28,983 --> 00:28:33,683 <そして 夏も盛りの5月末> 271 00:28:41,646 --> 00:28:43,646 お方様! 272 00:28:45,316 --> 00:28:48,319 (サキ)富士のお山が見えまする。 273 00:28:48,319 --> 00:28:56,828 ♪♪~ 274 00:28:56,828 --> 00:28:58,828 わあ! 275 00:29:02,650 --> 00:29:05,653 何で そなたが おるのじゃ? 276 00:29:05,653 --> 00:29:09,324 姉上が心配で ついて参ったのです。 277 00:29:09,324 --> 00:29:14,979 うそを申せ。 ただ単に 富士の山を 見たかっただけであろうが。 278 00:29:14,979 --> 00:29:18,316 違います! (秀勝)叔父上。→ 279 00:29:18,316 --> 00:29:21,016 使いの者が参っておりますが。 280 00:29:22,654 --> 00:29:24,654 江殿! 281 00:29:31,663 --> 00:29:37,986 ♪♪~ 282 00:29:37,986 --> 00:29:39,988 ん? 283 00:29:39,988 --> 00:29:41,988 あの…。 284 00:29:43,658 --> 00:29:47,312 お父上のもとに おいでだったのでは? 285 00:29:47,312 --> 00:29:51,482 此度の戦より 加わる事に致しました。 286 00:29:51,482 --> 00:29:53,482 そうでしたか。 287 00:29:55,153 --> 00:29:57,155 どうぞ。 288 00:29:57,155 --> 00:29:59,955 頂戴つかまつります。 289 00:30:05,330 --> 00:30:07,815 そういえば 利休様は→ 290 00:30:07,815 --> 00:30:11,819 叔父に 無理やり連れてこられたと 聞きましたが。 291 00:30:11,819 --> 00:30:13,805 そうなのですか? 292 00:30:13,805 --> 00:30:18,893 しかたがありまへん。 豊臣家の茶頭ですよってに。 293 00:30:18,893 --> 00:30:24,315 戦の合間に 利休様の茶を頂けると 皆は感激しておりますが。 294 00:30:24,315 --> 00:30:28,815 皆さんの慰めになったら そら 何よりですわ。 295 00:30:30,972 --> 00:30:33,272 ≪ご無礼つかまつります。 296 00:30:39,814 --> 00:30:42,014 あなたは…。 297 00:30:44,485 --> 00:30:48,990 江殿は 秀忠殿と お知り合いなのですか? 298 00:30:48,990 --> 00:30:52,143 知り合いも何も…。 あきれたなあ。 299 00:30:52,143 --> 00:30:55,313 どこにでも顔を出すのですね。 300 00:30:55,313 --> 00:30:59,013 そちらこそ。 私は一応 武士の身ですから。 301 00:31:00,651 --> 00:31:05,139 (利休)秀忠様は 茶が お好きで よう お見えですわ。 302 00:31:05,139 --> 00:31:11,312 へえ~ 元服したばかりの子供に 茶の味が分かるのですか? 303 00:31:11,312 --> 00:31:15,316 跳ねっ返りの女子に 茶が分かるとも思えませんけど。 304 00:31:15,316 --> 00:31:19,320 年上の相手に向かって 出過ぎた口をきくのは…! 305 00:31:19,320 --> 00:31:27,979 ♪♪~ 306 00:31:27,979 --> 00:31:30,279 おやめなさいませ…。 307 00:31:32,817 --> 00:31:37,655 ひょっとして お二人は 言い交わした仲なのですか? 308 00:31:37,655 --> 00:31:41,993 違います! 何を言いだすかと思えば。 309 00:31:41,993 --> 00:31:43,978 無礼な…。 310 00:31:43,978 --> 00:31:48,649 私は それでもいいと 思っているのですが。 311 00:31:48,649 --> 00:31:50,649 は? 312 00:31:53,971 --> 00:31:57,975 なるほど。 そういう事ですか。 313 00:31:57,975 --> 00:32:00,978 そういう事って どういう事です? 314 00:32:00,978 --> 00:32:04,778 ですから 江殿は 秀勝様を…。 315 00:32:06,634 --> 00:32:09,654 何ですか?! いきなり。 口数の多い男は嫌いです。 316 00:32:09,654 --> 00:32:13,307 口数の多い女子が言う事ですか。 女子は口数が多いものです! 317 00:32:13,307 --> 00:32:15,326 ハハハ! 何ですか?! 318 00:32:15,326 --> 00:32:17,645 静かにしなはれ! 319 00:32:17,645 --> 00:32:20,648 すみません。 (せきばらい) 320 00:32:20,648 --> 00:32:22,648 申し訳ありません。 321 00:32:24,318 --> 00:32:30,475 <秀勝様 秀忠様と 江。 後に この3人を→ 322 00:32:30,475 --> 00:32:35,546 運命の不思議な糸が つなぐ事になりましょうとは…> 323 00:32:35,546 --> 00:32:37,846 ≪ごめんつかまつりまするぞ。 324 00:32:39,984 --> 00:32:43,321 おや! これは これは。 325 00:32:43,321 --> 00:32:46,324 徳川様! 326 00:32:46,324 --> 00:32:49,644 そちも来ておったのか。 327 00:32:49,644 --> 00:32:52,313 今から失礼するところです。 328 00:32:52,313 --> 00:32:54,813 では これにて。 329 00:32:56,651 --> 00:33:01,351 あれ? あの… まだ お茶を飲んでいなかったのでは? 330 00:33:08,813 --> 00:33:12,513 フッフフフフ。 331 00:33:14,152 --> 00:33:19,207 利休のところに 徳川殿が? 332 00:33:19,207 --> 00:33:25,646 はあ。 足しげく おいでになって いるようにございます。 333 00:33:25,646 --> 00:33:27,648 うむ。 334 00:33:27,648 --> 00:33:31,819 そればかりでなく 大名衆や 名だたる武将たちが→ 335 00:33:31,819 --> 00:33:34,489 茶室に入り浸っていると 聞き及んでおりまする。 336 00:33:34,489 --> 00:33:37,689 戦の無聊を慰めるためであろう。 337 00:33:40,645 --> 00:33:45,650 ならば ほかにもありまする。 能役者や連歌師 遊女まで→ 338 00:33:45,650 --> 00:33:48,319 呼び寄せられたではありませぬか。 339 00:33:48,319 --> 00:33:51,322 まあ それはのう。 340 00:33:51,322 --> 00:33:53,975 利休様は 裏で糸を引き→ 341 00:33:53,975 --> 00:33:57,311 皆々を束ねようとしているのでは ありますまいか。 342 00:33:57,311 --> 00:34:00,982 束ねて どうする? それは…。 343 00:34:00,982 --> 00:34:04,986 利休を大名たちと会わせたのは わしじゃ。 344 00:34:04,986 --> 00:34:08,656 あの者の茶の前では→ 345 00:34:08,656 --> 00:34:14,312 皆々 心を開いて 何でも話しおるでなあ。 346 00:34:14,312 --> 00:34:17,648 しかし それを逆に使われたら? 347 00:34:17,648 --> 00:34:19,650 逆に? 348 00:34:19,650 --> 00:34:21,950 殿下を陥れるために。 349 00:34:23,654 --> 00:34:26,157 陥れる? 350 00:34:26,157 --> 00:34:29,827 三成! はあ。 351 00:34:29,827 --> 00:34:33,627 お主 利休殿を 妬ましゅう思うておるのか? 352 00:34:35,316 --> 00:34:37,985 妬ましいとは 何故? 353 00:34:37,985 --> 00:34:40,988 叔父上が大事にするものは すべて 気に入らぬ。 354 00:34:40,988 --> 00:34:43,324 私は 殿下を お守りしたいだけにござります。 355 00:34:43,324 --> 00:34:47,144 守る… のう。 それが いずれ→ 356 00:34:47,144 --> 00:34:50,648 叔父上を 追い詰める事にならねばよいが。 357 00:34:50,648 --> 00:34:52,984 それは いかなる意味にございましょう? 358 00:34:52,984 --> 00:34:56,153 忠義も度を超せば ほころびを生むという事じゃ! 359 00:34:56,153 --> 00:34:59,453 それは…! ええ加減にせぬか! 360 00:35:03,978 --> 00:35:07,315 ごめんつかまつります。 (秀吉)どうした? 361 00:35:07,315 --> 00:35:12,015 はっ。 新たに築きおります城が 完成致しましてございます! 362 00:35:15,306 --> 00:35:18,326 これにて 戦は終わりじゃ。 363 00:35:18,326 --> 00:35:22,026 一気に 北条を降参に持ち込む。 364 00:35:23,648 --> 00:35:28,448 官兵衛の策どおり 直ちに 山の樹木を切り払うのじゃ! 365 00:35:30,137 --> 00:35:32,137 (2人)はっ! 366 00:35:38,312 --> 00:35:41,482 <そして> 367 00:35:41,482 --> 00:35:47,822 ♪♪~ 368 00:35:47,822 --> 00:35:50,522 何じゃ? あれは…。 369 00:35:52,893 --> 00:35:56,147 一夜で 城が…。 370 00:35:56,147 --> 00:36:06,223 ♪♪~ 371 00:36:06,223 --> 00:36:10,328 <これに動揺した北条勢は 10日も経ずに→ 372 00:36:10,328 --> 00:36:13,664 難攻不落と うたわれた 小田原城を→ 373 00:36:13,664 --> 00:36:17,968 豊臣方に 明け渡したのでございます> 374 00:36:17,968 --> 00:36:20,321 小田原城が落ちた? 375 00:36:20,321 --> 00:36:23,991 さすがの北条も 殿下のお力に屈したと→ 376 00:36:23,991 --> 00:36:27,662 もう それは皆様 大騒ぎにござります。 377 00:36:27,662 --> 00:36:32,316 かつては 私たちが あちら側の人間であった。 378 00:36:32,316 --> 00:36:37,154 攻め落とされる側のな。 憎き相手は→ 379 00:36:37,154 --> 00:36:40,991 羽柴秀吉にござりました。 380 00:36:40,991 --> 00:36:44,662 あっ… これは ご無礼つかまつりました。 381 00:36:44,662 --> 00:36:48,315 どちらが勝とうと負けようと→ 382 00:36:48,315 --> 00:36:51,015 戦は嫌じゃ。 383 00:36:55,306 --> 00:37:05,649 ♪♪~(歌声) 384 00:37:05,649 --> 00:37:13,641 ♪♪~ 385 00:37:13,641 --> 00:37:15,941 (秀吉)江ではないか! 386 00:37:17,645 --> 00:37:19,980 ハハハハ! 387 00:37:19,980 --> 00:37:26,303 此度の戦 また勝ったぞ。 存じております。 388 00:37:26,303 --> 00:37:29,657 何じゃ もっと喜ばぬか。 389 00:37:29,657 --> 00:37:31,976 もう! ハハハハ! 390 00:37:31,976 --> 00:37:44,972 ♪♪~ 391 00:37:44,972 --> 00:37:47,975 弟に 何か用かな? 392 00:37:47,975 --> 00:37:49,975 別に。 393 00:37:52,146 --> 00:37:55,149 何ですか?! ぼやぼやせんで→ 394 00:37:55,149 --> 00:37:58,319 そちも来い。 は? 395 00:37:58,319 --> 00:38:00,619 どこに行くのですか? 396 00:38:10,314 --> 00:38:12,983 ここは? 397 00:38:12,983 --> 00:38:16,821 祝いの茶を飲まねばな。 祝いの茶? 398 00:38:16,821 --> 00:38:20,621 利休も わしを待っておろうて。 399 00:38:25,312 --> 00:38:27,312 邪魔をするぞ。 400 00:38:33,654 --> 00:38:37,654 これは これは 関白殿下に秀次殿。 401 00:38:44,982 --> 00:38:48,682 おや! お江殿も ご一緒か。 402 00:38:52,640 --> 00:38:56,640 勝利を ことほいでいたところで ございましてな。 403 00:38:58,996 --> 00:39:05,986 祝いの時に 酒ではのうて 茶ですかな。 404 00:39:05,986 --> 00:39:09,139 殿下こそ。 405 00:39:09,139 --> 00:39:13,978 ちと 飲み過ぎたでな。 茶で さましに来たまでにござる。 406 00:39:13,978 --> 00:39:16,278 なるほど。 407 00:39:26,657 --> 00:39:31,957 改めまして 此度も おめでとうござりました。 408 00:39:33,664 --> 00:39:37,318 徳川殿の ご尽力あっての 勝利にござる。 409 00:39:37,318 --> 00:39:43,157 なんの。 しかし これで いよいよ→ 410 00:39:43,157 --> 00:39:46,994 天下を取られたも 同然でござりまするな。 411 00:39:46,994 --> 00:39:49,647 そうなのですか? 412 00:39:49,647 --> 00:39:57,655 北条攻めでは 奥州の諸大名も 殿下に ひれ伏しましたでな。→ 413 00:39:57,655 --> 00:40:03,661 あとは 戦に加わらなんだ 大名衆を押さえれば事足りる。→ 414 00:40:03,661 --> 00:40:10,651 日の本は そっくり 関白殿下のものという訳でござる。 415 00:40:10,651 --> 00:40:13,320 そうなのですか。 416 00:40:13,320 --> 00:40:16,320 祝いの茶にございます。 417 00:40:18,642 --> 00:40:30,988 ♪♪~ 418 00:40:30,988 --> 00:40:32,988 お主…。 419 00:40:34,658 --> 00:40:37,311 そやった。 420 00:40:37,311 --> 00:40:40,648 黒茶椀は お好きやなかったんでしたな。 421 00:40:40,648 --> 00:40:42,948 そんなら。 422 00:40:44,652 --> 00:40:48,352 黒きは 古き心。 423 00:40:55,996 --> 00:41:02,296 赤きは 雑なる心や。 424 00:41:03,971 --> 00:41:06,271 雑?! 425 00:41:10,978 --> 00:41:13,278 お主…。 426 00:41:15,316 --> 00:41:17,985 茶頭の分際で…。 427 00:41:17,985 --> 00:41:22,656 その茶頭ですが→ 428 00:41:22,656 --> 00:41:27,956 そろそろ やめさせて頂きたいんですわ。 429 00:41:30,147 --> 00:41:32,983 何じゃと? 430 00:41:32,983 --> 00:41:37,304 もう 年ですよってに。 431 00:41:37,304 --> 00:41:43,994 生まれ育った堺に帰り 静かに暮らしたい思うてます。 432 00:41:43,994 --> 00:41:46,294 それは よき事と存ずる。 433 00:41:48,983 --> 00:41:51,986 これは 出過ぎた事を。 434 00:41:51,986 --> 00:42:00,995 ♪♪~ 435 00:42:00,995 --> 00:42:10,295 そなたは 死ぬまで 茶をたてるのじゃ。 436 00:42:12,306 --> 00:42:15,006 わしのためにな。 437 00:42:19,646 --> 00:42:22,483 死ぬるまで? 438 00:42:22,483 --> 00:42:24,985 死ぬまでじゃ。 439 00:42:24,985 --> 00:42:30,324 そんなら もう死にますかな。 440 00:42:30,324 --> 00:42:39,650 それとも 殿下に 殺して頂きますかな。 441 00:42:39,650 --> 00:42:55,315 ♪♪~ 442 00:42:55,315 --> 00:43:01,321 <2人の間に これから 何が起きようとしているのか→ 443 00:43:01,321 --> 00:43:04,621 知るすべもない 江にございました> 444 00:43:08,312 --> 00:43:14,318 私にとって大事なんは 好きか 好きと違うんか。 445 00:43:14,318 --> 00:43:17,018 (秀忠)私は これから 江戸に参ります。 446 00:43:18,655 --> 00:43:22,643 (秀吉)何じゃと?! これは 誰にも分からぬ。 447 00:43:22,643 --> 00:43:25,312 お二人の間の事じゃ。 448 00:43:25,312 --> 00:43:29,316 殿下と 利休様だけのな。 449 00:43:29,316 --> 00:43:32,016 切腹じゃ。 450 00:43:34,638 --> 00:43:40,994 <関東の覇者 北条氏の 居城であった小田原城。→ 451 00:43:40,994 --> 00:43:44,998 上杉謙信や武田信玄でさえ 落とせなかった→ 452 00:43:44,998 --> 00:43:49,298 難攻不落の城でした> 453 00:43:51,638 --> 00:43:57,327 <天正18年 秀吉は20万を超える大軍で→ 454 00:43:57,327 --> 00:44:01,327 城を包囲しました> 455 00:44:02,983 --> 00:44:09,640 <小田原城の東 今井に 布陣したのは 徳川家康。→ 456 00:44:09,640 --> 00:44:16,340 この戦で 息子 秀忠は 初陣を迎えるのです> 457 00:44:19,316 --> 00:44:25,989 <小田原城の西 箱根湯本の 早雲寺に本陣を構えた秀吉は→ 458 00:44:25,989 --> 00:44:31,645 秀忠を呼び 「我が武運にあやかりたまえ」と→ 459 00:44:31,645 --> 00:44:38,645 自ら甲冑を着せ 背中をなでたと伝わっています> 460 00:44:40,637 --> 00:44:44,975 <秀吉が天下統一を果たした この戦で→ 461 00:44:44,975 --> 00:44:52,275 秀忠は 武将としての第一歩を 踏み出したのです>