1 00:00:35,138 --> 00:00:37,138 (江)母上。 2 00:00:45,148 --> 00:00:47,148 姉上。 3 00:00:59,479 --> 00:01:08,155 ♪♪~ 4 00:01:08,155 --> 00:01:12,155 (秀忠)江には言えぬな。 (正信)は? 5 00:01:13,810 --> 00:01:17,147 「戦は避けられぬだろう」とはな。 6 00:01:17,147 --> 00:01:20,484 戦は 終わったではありませぬか。 (家康)終わってはおらぬ。 7 00:01:20,484 --> 00:01:24,321 淀殿も秀頼も いまだ健在ではないか。 8 00:01:24,321 --> 00:01:28,492 (淀)最後の最後まで 戦い抜く所存にて。 9 00:01:28,492 --> 00:01:31,812 (秀頼)徳川には負けませぬ。 10 00:01:31,812 --> 00:01:43,974 ♪♪~ 11 00:01:43,974 --> 00:01:50,147 何が何でも 豊臣の息の根を止めるのよ。 12 00:01:50,147 --> 00:01:54,134 (市) <大坂冬の陣が終わって1か月→ 13 00:01:54,134 --> 00:01:59,823 戦の火蓋が 再び 切られようとしておりました> 14 00:01:59,823 --> 00:02:02,492 姉上。 15 00:02:02,492 --> 00:02:10,967 ♪♪~(テーマ音楽) 16 00:02:10,967 --> 00:04:39,767 ♪♪~ 17 00:04:55,148 --> 00:04:57,817 (正純)京にて大火事が起き→ 18 00:04:57,817 --> 00:05:01,488 洛中はもとより 御所にまで騒動が及んだ由。 19 00:05:01,488 --> 00:05:03,473 ほう。 20 00:05:03,473 --> 00:05:06,810 大坂が召し抱えし 牢人どもの仕業である事→ 21 00:05:06,810 --> 00:05:10,814 疑いござりませぬ。 なるほど。 22 00:05:10,814 --> 00:05:14,150 (正純)新たな牢人どもが 続々と大坂城に入り→ 23 00:05:14,150 --> 00:05:17,150 鉄砲も 数多く運び込まれたとか。 24 00:05:19,155 --> 00:05:25,455 ならば… 動くしかないか。 25 00:05:29,966 --> 00:05:33,153 秀頼の国替えじゃと?! (大野)もしくは→ 26 00:05:33,153 --> 00:05:39,142 「城内の牢人衆を ことごとく 放逐すべし」との事にございます。 27 00:05:39,142 --> 00:05:41,644 家康め…。 28 00:05:41,644 --> 00:05:47,484 これは挑発です。 我らが城を離れる事はない。 29 00:05:47,484 --> 00:05:50,804 行き場のない牢人を 追う事もできぬ。 30 00:05:50,804 --> 00:05:53,304 それを知り 言うておるのでしょう。 31 00:05:54,974 --> 00:05:58,174 ならば 受けて立つまでにござります。 32 00:06:01,314 --> 00:06:03,314 秀頼…? 33 00:06:06,820 --> 00:06:09,823 (常高院)なりませぬ! 戦は 断じてなりませぬ! 34 00:06:09,823 --> 00:06:12,475 和議を結ぶ道はないのか? (大蔵卿局)和議などと…! 35 00:06:12,475 --> 00:06:14,811 (常高院)どうなのじゃ?! 36 00:06:14,811 --> 00:06:19,816 今 戦とするは 得策ではないかと。 何故じゃ? 37 00:06:19,816 --> 00:06:23,486 (大野)ここ大坂城は 濠を埋められ 今や 裸城。 38 00:06:23,486 --> 00:06:27,186 戦支度には しばし 時が かかります。 39 00:06:30,493 --> 00:06:34,147 私が駿府へ参ります。 40 00:06:34,147 --> 00:06:37,484 徳川と和議を結ぶ場に 立った者として→ 41 00:06:37,484 --> 00:06:42,305 此度の事 家康様の言い分を 聞いて参ります。 42 00:06:42,305 --> 00:06:44,307 初…。 43 00:06:44,307 --> 00:07:00,507 ♪♪~ 44 00:07:13,153 --> 00:07:19,476 大坂は 秀頼にとりまして 太閤殿下より受け継ぎし地。 45 00:07:19,476 --> 00:07:22,479 国替えに応じる訳には参りませぬ。 46 00:07:22,479 --> 00:07:27,817 では 牢人衆の放逐については? 47 00:07:27,817 --> 00:07:31,488 なまなかな数ではないゆえ→ 48 00:07:31,488 --> 00:07:35,188 すぐにとは お返事できかねまする。 49 00:07:40,980 --> 00:07:44,133 初殿。 50 00:07:44,133 --> 00:07:49,489 そなた自身は どのように思うておいでかな? 51 00:07:49,489 --> 00:07:55,812 私に… ござりますか? 52 00:07:55,812 --> 00:08:07,156 そなたは 豊臣に嫁いだ 淀殿の妹 徳川に嫁いだ 江の姉上じゃ。 53 00:08:07,156 --> 00:08:13,856 両家の間にあるは 初殿ただ一人。 54 00:08:15,481 --> 00:08:21,971 私は 姉を止めたいと 思うておりまする。 55 00:08:21,971 --> 00:08:28,171 ならば 大坂に帰り その思いを伝えてはいかがかな? 56 00:08:30,146 --> 00:08:33,316 お願い致します。 どうか 此度の件→ 57 00:08:33,316 --> 00:08:36,486 お心を変えて頂く事は できませぬか?! 58 00:08:36,486 --> 00:08:39,186 気持ちは変わらぬ。 59 00:08:41,491 --> 00:08:47,791 曖昧なる返事なら いっそ要らぬと 淀殿に伝えられよ。 60 00:08:49,482 --> 00:08:54,137 大坂へ行く? 東海や西国の大名衆にも→ 61 00:08:54,137 --> 00:08:57,140 間もなく 出陣の命が下ろう。 62 00:08:57,140 --> 00:09:01,978 それは 戦という事ですか? 63 00:09:01,978 --> 00:09:07,317 国替えに応じず 城から牢人を追わぬ以上→ 64 00:09:07,317 --> 00:09:11,137 大坂方も その覚悟あっての事であろう。 65 00:09:11,137 --> 00:09:13,973 ならば 私が参ります! 何だと?! 66 00:09:13,973 --> 00:09:16,976 私が会って 話をします。 67 00:09:16,976 --> 00:09:20,476 説いて聞かせ 皆を連れて 大坂を出ます! 68 00:09:26,986 --> 00:09:29,822 そなたの思いは分かった。 69 00:09:29,822 --> 00:09:34,122 されど ここは 私に任せてはくれぬか? 70 00:09:41,301 --> 00:09:44,153 江。 71 00:09:44,153 --> 00:09:47,473 文を書いてくれ。 72 00:09:47,473 --> 00:09:55,815 <そして 4月10日 秀忠様は 江戸より ご出陣。→ 73 00:09:55,815 --> 00:10:01,815 猛然と兵を進め 僅か10日余りで 京に達します> 74 00:10:07,827 --> 00:10:10,813 (秀忠)義姉上 よくぞ おいで下さりました。 75 00:10:10,813 --> 00:10:12,815 秀忠様。 76 00:10:12,815 --> 00:10:15,635 せんだっての戦では 和議へのお力添え頂き→ 77 00:10:15,635 --> 00:10:18,304 かたじけのう存じまする。 されど…。 78 00:10:18,304 --> 00:10:22,308 此度の事は もう どうしたらよいか…。 79 00:10:22,308 --> 00:10:24,827 こうして 会って下さったという事は→ 80 00:10:24,827 --> 00:10:28,815 此度の事 止める手だてがあると お思いなのでしょうか? 81 00:10:28,815 --> 00:10:34,487 大坂城は 今や裸城。 戦になれば 豊臣に勝ち目はありませぬ。 82 00:10:34,487 --> 00:10:37,490 では 姉上たちは…。 83 00:10:37,490 --> 00:10:40,143 とにかく 城から出て頂きたいのです。 84 00:10:40,143 --> 00:10:42,478 そのあとの事は 改めて考えればよい。 85 00:10:42,478 --> 00:10:44,981 その事 訴えては頂けませぬか? 86 00:10:44,981 --> 00:10:49,802 家康様のお心が変わる事は? 私も できるだけの事は致します。 87 00:10:49,802 --> 00:10:52,502 ですから 義姉上も…。 88 00:10:59,479 --> 00:11:03,483 江からです。 江…。 89 00:11:03,483 --> 00:11:07,804 江の思いが 淀殿のお心を 動かすかどうかは→ 90 00:11:07,804 --> 00:11:10,104 分かりませぬが…。 91 00:11:12,492 --> 00:11:18,481 分かりました。 とにかく やれるだけの事は やってみます。 92 00:11:18,481 --> 00:11:28,181 ♪♪~ 93 00:11:29,826 --> 00:11:34,480 (高台院) 大坂へ行って 淀殿を止めよと? 94 00:11:34,480 --> 00:11:38,780 高台院様なら お心を 動かせるのではと思いまして。 95 00:11:40,486 --> 00:11:45,475 秀吉が 淀殿に惚れ抜いたのは→ 96 00:11:45,475 --> 00:11:50,813 淀殿の中に お市様のお姿を見たからです。 97 00:11:50,813 --> 00:11:54,467 美しさだけでなく→ 98 00:11:54,467 --> 00:12:02,141 武将のような強さ 激しさ。 99 00:12:02,141 --> 00:12:08,841 つまり 淀殿のお心を動かす事は できぬ…。 100 00:12:10,483 --> 00:12:12,969 おつらいでしょうね。 101 00:12:12,969 --> 00:12:18,169 お父上と 妻の姉君との 板挟みとは。 102 00:12:20,476 --> 00:12:25,476 将軍とは名ばかり。 私は力のない男です。 103 00:12:29,152 --> 00:12:35,491 家康様が 豊臣を滅ぼしたいと願うは→ 104 00:12:35,491 --> 00:12:38,978 あなた様のためでもありましょう。 105 00:12:38,978 --> 00:12:42,478 私は そのような事 望んではおりませぬ。 106 00:12:53,309 --> 00:12:55,509 秀忠殿。 107 00:12:57,814 --> 00:13:00,114 私は思うのです。 108 00:13:03,803 --> 00:13:11,477 この世を泰平にするために 避けて通れぬ→ 109 00:13:11,477 --> 00:13:14,777 戦があるのではないかと。 110 00:13:16,482 --> 00:13:20,469 それが 此度の戦だと? 111 00:13:20,469 --> 00:13:33,149 ♪♪~ 112 00:13:33,149 --> 00:13:39,488 (家康)豊臣に残されたは 城を出ての野戦のみ。 113 00:13:39,488 --> 00:13:44,188 どこまで ふんばるか まずは見ものじゃのう。 114 00:13:46,479 --> 00:13:50,483 去年の冬の戦と同じですね。 115 00:13:50,483 --> 00:13:55,183 言いがかりを吹っかけ 従わないと見るや 戦に持ち込む。 116 00:13:56,806 --> 00:14:01,494 まだ間に合います。 ほかに 手だてはないのでしょうか?! 117 00:14:01,494 --> 00:14:04,494 戦にせずに済む手だては…。 まだ たわけを申すか! 118 00:14:07,149 --> 00:14:11,821 戦なき世が欲しいなら 戦うて勝ちうるほかにない。 119 00:14:11,821 --> 00:14:19,161 それも分からず 戦が嫌と言うなら 今すぐ ここを去るがよい! 120 00:14:19,161 --> 00:14:25,461 ♪♪~ 121 00:14:31,490 --> 00:14:34,477 江は 何と? 122 00:14:34,477 --> 00:14:42,818 「戦の嫌いな私が なぜ戦を引き寄せるのか」とある。 123 00:14:42,818 --> 00:14:45,518 「江戸で 共に暮らさぬか」とな。 124 00:14:47,139 --> 00:14:49,992 いかにも 江らしい。 125 00:14:49,992 --> 00:14:53,813 姉上 戦は お避け下さりませ! 126 00:14:53,813 --> 00:14:57,483 牢人を追うのが無理なら 降参すればよいのです! 127 00:14:57,483 --> 00:15:00,469 そのつもりはない。 128 00:15:00,469 --> 00:15:04,769 この城で戦うとは 死ぬ事と同じ事なのですよ! 129 00:15:15,134 --> 00:15:20,489 もはや 引き返す事はできぬ。 130 00:15:20,489 --> 00:15:37,823 ♪♪~ 131 00:15:37,823 --> 00:15:42,812 <そして 4月26日。→ 132 00:15:42,812 --> 00:15:49,485 裸城同然の大坂城では不利と見た 豊臣勢が出撃。→ 133 00:15:49,485 --> 00:15:57,143 江や秀忠様 初の願いもむなしく 戦は始まったのです> 134 00:15:57,143 --> 00:16:10,973 ♪♪~ 135 00:16:10,973 --> 00:16:13,309 秀忠様…。 136 00:16:13,309 --> 00:16:21,484 ♪♪~ 137 00:16:21,484 --> 00:16:24,136  回想  (高台院)私は思うのです。→ 138 00:16:24,136 --> 00:16:29,475 この世を泰平にするために 避けて通れぬ→ 139 00:16:29,475 --> 00:16:31,811 戦があるのではないかと。 140 00:16:31,811 --> 00:16:42,321 ♪♪~ 141 00:16:42,321 --> 00:16:44,640 申し上げます! 142 00:16:44,640 --> 00:16:48,477 小松山にて 敵将 後藤又兵衛を 討ち取りましてございます! 143 00:16:48,477 --> 00:16:50,777 御苦労。 ははっ。 144 00:16:53,149 --> 00:16:57,149 真田幸村勢 思いの外 手ごわく 我が方は 進むに進めませぬ! 145 00:17:00,473 --> 00:17:03,492 幸村…。  回想  (真田)戦は→ 146 00:17:03,492 --> 00:17:05,811 戦場にて つかまつりましょうぞ。 147 00:17:05,811 --> 00:17:12,151 ♪♪~ 148 00:17:12,151 --> 00:17:14,151 かかれ~! 149 00:17:21,477 --> 00:17:24,177 ひるむな! 突き進め! 150 00:17:29,485 --> 00:17:36,809 明日の戦 天王寺口が 主戦場となりましょう。 151 00:17:36,809 --> 00:17:40,813 敵方も そこを固めてこよう。 152 00:17:40,813 --> 00:17:46,813 茶臼山に陣を敷いておる 真田幸村を要としてな。 153 00:17:48,988 --> 00:17:54,977 この備えでは 天王寺口は 父上が受け持たれるかと。 154 00:17:54,977 --> 00:17:57,177 それが? 155 00:17:59,148 --> 00:18:02,448 私を総大将に任じて下さい。 156 00:18:08,140 --> 00:18:14,814 ハハハ! 戦に不服な お主が大将にか? 157 00:18:14,814 --> 00:18:17,817 私は将軍です。 158 00:18:17,817 --> 00:18:23,806 やらねばならぬ戦なら その本分を 果たしたいと存じます。 159 00:18:23,806 --> 00:18:25,825 ほう。 160 00:18:25,825 --> 00:18:40,825 ♪♪~ 161 00:18:42,491 --> 00:18:47,791 そちは 今のまま 岡山口におれ。 162 00:18:50,149 --> 00:18:58,474 豊臣を討ち滅ぼす戦 最後の采配は わしが振るう。 163 00:18:58,474 --> 00:19:06,474 ♪♪~ 164 00:19:12,137 --> 00:19:16,809 <大坂夏の陣 最大にして 最後となる合戦が→ 165 00:19:16,809 --> 00:19:20,145 始まったのです> 166 00:19:20,145 --> 00:19:23,148 (使者)申し上げます! 167 00:19:23,148 --> 00:19:26,819 戦いは 我らが有利に進んでおります! 168 00:19:26,819 --> 00:19:29,138 (歓声) 169 00:19:29,138 --> 00:19:32,808 (使者)されば 今こそ 秀頼様に ご出馬願い→ 170 00:19:32,808 --> 00:19:36,812 全軍の士気をば 鼓舞して頂きたい との事にござりまする! 171 00:19:36,812 --> 00:19:39,481 分かった! 総大将が 軽々しゅう動いて→ 172 00:19:39,481 --> 00:19:41,984 どうする。 総大将なればこそにござります! 173 00:19:41,984 --> 00:19:45,471 ならぬ! そのような…。 174 00:19:45,471 --> 00:19:47,471 ならぬ。 175 00:19:54,146 --> 00:19:59,446 ここに至るも 秀頼公のご出馬はない… か。 176 00:20:05,140 --> 00:20:11,146 ならば わしは わしのやり方を 貫くまで。 177 00:20:11,146 --> 00:20:14,483 狙うは 家康が首一つじゃ! 178 00:20:14,483 --> 00:20:23,483 (戦の喚声) 179 00:20:28,814 --> 00:20:34,153 (伝令)申し上げます! 先鋒の本多忠朝様 お討ち死に! 180 00:20:34,153 --> 00:20:37,853 小笠原秀政勢敗走! 忠脩様 ご自害! 181 00:20:40,476 --> 00:20:44,176 これほど激しい戦は 見た事がありませぬ。 182 00:20:46,482 --> 00:20:49,485 籠もる城とて 既にない。 183 00:20:49,485 --> 00:20:54,156 勝てぬ戦を なぜ こうまで必死に戦うのだ。 184 00:20:54,156 --> 00:20:56,809 狙うは ただ一つ。 185 00:20:56,809 --> 00:20:59,509 大御所様のお首にござりましょう。 186 00:21:02,815 --> 00:21:05,484 申し上げます! (正信)いかがした? 187 00:21:05,484 --> 00:21:09,138 真田幸村勢 およそ3,000 我が軍勢1万を突き破り→ 188 00:21:09,138 --> 00:21:12,438 大御所様がおいでの天王寺本陣に 迫っております! 189 00:21:14,143 --> 00:21:17,146 援軍を出す。 馬を引け! (一同)はっ! 190 00:21:17,146 --> 00:21:20,816 若! ここ岡山口を 手薄にしてはなりませぬ。 191 00:21:20,816 --> 00:21:23,135 大御所様も喜ばれませぬぞ! 192 00:21:23,135 --> 00:21:25,471 親父の命など くそくらえだ! 193 00:21:25,471 --> 00:21:35,964 ♪♪~ 194 00:21:35,964 --> 00:21:38,264 来たぞ! 195 00:21:39,968 --> 00:21:41,987 (砲声) 196 00:21:41,987 --> 00:21:45,491 (戦の喚声) 197 00:21:45,491 --> 00:21:57,136 ♪♪~ 198 00:21:57,136 --> 00:21:59,136 あ~っ! 199 00:22:04,810 --> 00:22:07,479 家康は どこじゃ?! 200 00:22:07,479 --> 00:22:10,816 家康は おりませぬ! 殿! 201 00:22:10,816 --> 00:22:14,470 徳川方の藤堂 松平勢が 攻め寄せて参りまする! 202 00:22:14,470 --> 00:22:16,488 (砲声) あ~っ! 203 00:22:16,488 --> 00:23:00,488 ♪♪~ 204 00:23:02,134 --> 00:23:05,471 (正信) 大御所様を お捜しするのじゃ! (一同)はっ! 205 00:23:05,471 --> 00:23:07,823 (秀忠)真田の兵が 潜んでおるやもしれぬ。→ 206 00:23:07,823 --> 00:23:10,123 皆々 気を抜くな! (一同)はっ! 207 00:23:38,487 --> 00:23:40,487 幸村…。 208 00:23:42,157 --> 00:23:44,457 おお…。 209 00:23:46,161 --> 00:23:50,161 これは よき死に場所を もろうたわ…。 210 00:23:51,817 --> 00:23:54,017 親父は? 211 00:23:55,821 --> 00:23:58,121 親父は どうした?! 212 00:23:59,825 --> 00:24:02,325 (うめき声) 213 00:24:12,988 --> 00:24:18,477 ♪♪~ 214 00:24:18,477 --> 00:24:21,980 そんな所で 何をしておる?! 215 00:24:21,980 --> 00:24:25,818 (秀忠)ご無事でしたか。 岡山口は どうした?! 216 00:24:25,818 --> 00:24:27,818 大殿! 217 00:24:32,808 --> 00:24:35,108 大した男よ。 218 00:24:38,480 --> 00:24:42,480 此度ばかりは 駄目かと思うた。 219 00:24:47,155 --> 00:24:53,155 しかし この戦は勝つ。 勝って 乱世を終わらせる。 220 00:24:56,815 --> 00:24:59,985 ≪申し上げます! 221 00:24:59,985 --> 00:25:02,471 城内の豊臣方は 既に壊滅。 222 00:25:02,471 --> 00:25:07,171 我が方 先陣が 大坂城本丸に 攻め寄せましてござります! 223 00:25:14,149 --> 00:25:17,149 いよいよ 大詰めじゃな。 224 00:25:20,138 --> 00:25:25,438 城には 娘が… 千が おりまする。 225 00:25:30,482 --> 00:25:36,154 申し上げます。 真田幸村様 お討ち死に。→ 226 00:25:36,154 --> 00:25:41,143 徳川勢は 三の丸の柵を越え 二の丸へ流れ込んでおりまする。 227 00:25:41,143 --> 00:25:49,484 ♪♪~ 228 00:25:49,484 --> 00:25:51,486 姉上…。 229 00:25:51,486 --> 00:26:16,478 ♪♪~ 230 00:26:16,478 --> 00:26:20,148 そなたには すまぬと思うておる。 231 00:26:20,148 --> 00:26:22,448 (千)秀頼様…。 232 00:26:28,807 --> 00:26:30,807 千…。 233 00:26:35,814 --> 00:26:49,514 (読経) 234 00:26:59,471 --> 00:27:02,171 終わったな。 235 00:27:03,809 --> 00:27:06,509 すべて終わった。 236 00:27:09,815 --> 00:27:15,153 城を出るがよい 初。 237 00:27:15,153 --> 00:27:21,977 ここまで来て 出るつもりはありませぬ。 238 00:27:21,977 --> 00:27:26,815 叔母上 私からも お願いします。 239 00:27:26,815 --> 00:27:30,969 千を 連れていっては頂けませぬか? 240 00:27:30,969 --> 00:27:34,473 嫌にございます! 千! 241 00:27:34,473 --> 00:27:38,477 父君に頼んではくれぬか? 242 00:27:38,477 --> 00:27:41,813 秀頼の命は救うてくれと。 何を仰せです! 243 00:27:41,813 --> 00:27:46,485 この戦 すべて 私の咎であるとな。 244 00:27:46,485 --> 00:27:48,485 母上! 245 00:27:54,643 --> 00:27:57,145 これを 徳川殿に。 246 00:27:57,145 --> 00:27:59,845 同じ事 書いてある。 247 00:28:01,817 --> 00:28:08,807 姉上は… どうするのですか? 248 00:28:08,807 --> 00:28:19,484 私は 母上のように逝きたい。 誇りを持ってな。 249 00:28:19,484 --> 00:28:23,138 私たちも残ります!  回想  ならぬ! 250 00:28:23,138 --> 00:28:26,838 そなたたちは 生きるのじゃ! 251 00:28:29,478 --> 00:28:31,813 姉上…。 252 00:28:31,813 --> 00:28:41,823 ♪♪~ 253 00:28:41,823 --> 00:28:45,811 江には これを。 254 00:28:45,811 --> 00:28:53,811 豊臣と徳川の間で 胸を痛めさせた事を…。 255 00:28:56,805 --> 00:29:00,105 すまぬと伝えてくれ。 256 00:29:04,646 --> 00:29:09,701 それは そなたも同じじゃな。 257 00:29:09,701 --> 00:29:18,701 今まで 支えてくれた事 ありがたく思うぞ。 258 00:29:21,480 --> 00:29:23,780 姉上…。 259 00:29:32,491 --> 00:29:38,146 千にも つらい思いをさせた。 260 00:29:38,146 --> 00:29:40,146 許せよ。 261 00:29:44,152 --> 00:29:46,488 義母上様…。 262 00:29:46,488 --> 00:29:54,146 ♪♪~ 263 00:29:54,146 --> 00:29:56,815 2人を 城の外へ。 264 00:29:56,815 --> 00:30:31,815 ♪♪~ 265 00:30:36,805 --> 00:30:43,105 出馬をお許し下さらなかったは 私を救うためですか? 266 00:30:47,148 --> 00:30:50,448 そればかりではない。 267 00:30:52,470 --> 00:30:59,470 私のそばから 一時も離しとうなかった。 268 00:31:05,483 --> 00:31:08,483 愚かな母と笑うてくれ。 269 00:31:10,155 --> 00:31:12,455 母上…。 270 00:31:19,481 --> 00:31:24,986 誇りなどと言うたが…→ 271 00:31:24,986 --> 00:31:32,186 誇りではなく 意地で選んだ道やもしれぬな。 272 00:31:35,480 --> 00:31:39,818 母上は 誇り高き お方にございます。 273 00:31:39,818 --> 00:31:44,472 そして…→ 274 00:31:44,472 --> 00:31:48,172 愛に満ちておられました。 275 00:31:50,145 --> 00:31:59,445 その愛で そなたを苦しめた…。 276 00:32:01,806 --> 00:32:04,142 ≪(家臣)間もなく 敵が押し寄せて参ります!→ 277 00:32:04,142 --> 00:32:06,144 お逃げ下されませ! 278 00:32:06,144 --> 00:32:17,138 (読経) 279 00:32:17,138 --> 00:32:34,838 ♪♪~ 280 00:32:36,474 --> 00:32:38,493 城内は どうなっておる?! 281 00:32:38,493 --> 00:32:42,493 新たな手勢も繰り出し 様子を見ておりまする。 282 00:32:44,149 --> 00:32:47,149 私が行く! 若! 283 00:32:53,808 --> 00:32:55,808 義姉上! 284 00:32:59,814 --> 00:33:01,816 千! 285 00:33:01,816 --> 00:33:03,802 父上…。 286 00:33:03,802 --> 00:33:05,802 千…。 287 00:33:07,472 --> 00:33:12,772 父上! 秀頼様をお助け下さい! 義母上様を…! 288 00:33:21,136 --> 00:33:25,436 なるほど。 よう分かった。 289 00:33:27,475 --> 00:33:31,162 どうぞ 秀頼のみならず→ 290 00:33:31,162 --> 00:33:34,462 姉の命も お救い下さいませ! 291 00:33:36,484 --> 00:33:40,488 おくたびれであろう。 奥で休まれるがよい。 292 00:33:40,488 --> 00:33:43,308 のう? 千。 293 00:33:43,308 --> 00:33:45,808 どうか お答えを! 294 00:33:54,819 --> 00:33:57,489 私に お任せ下さい。 295 00:33:57,489 --> 00:34:19,811 ♪♪~ 296 00:34:19,811 --> 00:34:23,982 この沙汰 任せる。 297 00:34:23,982 --> 00:34:27,782 生かすも殺すも そなた次第じゃ。 298 00:34:34,042 --> 00:34:38,742 今 この時から そちが総大将じゃ。 299 00:34:45,153 --> 00:34:47,972 秀頼様 ならびに淀殿 供の者たちと→ 300 00:34:47,972 --> 00:34:51,142 山里曲輪の蔵に 逃れた模様にございます。 301 00:34:51,142 --> 00:35:29,147 ♪♪~ 302 00:35:29,147 --> 00:35:31,983 徳川からの答えは まだ来ぬのか? 303 00:35:31,983 --> 00:35:35,136 秀頼を救うとの知らせは? 304 00:35:35,136 --> 00:35:37,155 はっ。 305 00:35:37,155 --> 00:35:50,485 ♪♪~ 306 00:35:50,485 --> 00:35:53,488 そなたの思いは分かった。  回想  307 00:35:53,488 --> 00:35:58,159 されど ここは 私に任せてはくれぬか? 308 00:35:58,159 --> 00:36:00,159 江…。 309 00:36:11,489 --> 00:36:13,474 城に火をかけよ! 310 00:36:13,474 --> 00:36:28,139 ♪♪~ 311 00:36:28,139 --> 00:36:31,476 なんと…。 312 00:36:31,476 --> 00:36:36,814 これが 徳川からの答えです。 313 00:36:36,814 --> 00:37:04,809 ♪♪~ 314 00:37:04,809 --> 00:37:07,979 正純。 はっ。 315 00:37:07,979 --> 00:37:17,472 秀頼様 淀の方様の籠もる蔵に→ 316 00:37:17,472 --> 00:37:20,491 一斉に 鉄砲を撃ち込め。 317 00:37:20,491 --> 00:37:22,477 承知。 318 00:37:22,477 --> 00:37:39,811 ♪♪~ 319 00:37:39,811 --> 00:37:44,816 今なら まだ間に合う。 320 00:37:44,816 --> 00:37:49,470 城から逃れよ。 321 00:37:49,470 --> 00:37:55,810 私は 豊臣の主。 太閤殿下の子にございます。 322 00:37:55,810 --> 00:38:01,510 戦に敗れたならば 死ぬまでにございます。 323 00:38:04,652 --> 00:38:07,989 秀頼…。 324 00:38:07,989 --> 00:38:19,189 ♪♪~ 325 00:38:20,818 --> 00:38:23,471 徳川勢に囲まれております! なんと! 326 00:38:23,471 --> 00:38:26,474 (砲声) 327 00:38:26,474 --> 00:38:29,827 (悲鳴) 328 00:38:29,827 --> 00:38:35,483 ♪♪~ 329 00:38:35,483 --> 00:38:37,783 治長。 330 00:38:42,140 --> 00:38:47,840 最後まで お仕えでき 幸せにござりました。 331 00:38:51,132 --> 00:38:53,818 サキ。 332 00:38:53,818 --> 00:38:58,518 私も 我が子と共に死ねまする。 333 00:39:02,477 --> 00:39:05,177 (侍女たち)お方様! 334 00:39:06,814 --> 00:39:10,514 皆々 許せよ…。 335 00:39:15,640 --> 00:39:18,476 お二人を撃たせてはならぬ! (侍女たち)はい! 336 00:39:18,476 --> 00:39:26,818 ♪♪~ 337 00:39:26,818 --> 00:39:28,818 治長…。 338 00:39:30,822 --> 00:39:34,826 火を…→ 339 00:39:34,826 --> 00:39:36,811 火をかけよ! 340 00:39:36,811 --> 00:40:02,470 ♪♪~ 341 00:40:02,470 --> 00:40:04,770 母上。 342 00:40:06,474 --> 00:40:09,174 共に参りましょうぞ。 343 00:40:14,148 --> 00:40:18,152  回想  これは 長政様より賜りし刀じゃ。 344 00:40:18,152 --> 00:40:22,490 父の思いを 浅井の誇りを→ 345 00:40:22,490 --> 00:40:25,476 後々まで忘れるでないぞ。 346 00:40:25,476 --> 00:40:35,486 ♪♪~ 347 00:40:35,486 --> 00:40:41,142 琵琶の海が 見えるようじゃ…。 348 00:40:41,142 --> 00:40:53,821 ♪♪~ 349 00:40:53,821 --> 00:40:56,521 琵琶の海? 350 00:41:01,479 --> 00:41:07,485 そなたにも 見せたかった…。 351 00:41:07,485 --> 00:41:24,485 ♪♪~ 352 00:41:24,485 --> 00:41:30,485 母上… 殿下…。 353 00:41:33,144 --> 00:41:35,479 茶々も参りまする。 354 00:41:35,479 --> 00:41:49,810 ♪♪~ 355 00:41:49,810 --> 00:41:52,110 初…。 356 00:41:54,815 --> 00:41:57,115 江…。 357 00:42:01,489 --> 00:42:03,789 さらばじゃ。 358 00:42:06,477 --> 00:42:34,472 ♪♪~ 359 00:42:34,472 --> 00:42:36,772 姉上…。 360 00:42:44,482 --> 00:42:46,984 秀頼様…。 361 00:42:46,984 --> 00:42:57,495 ♪♪~ 362 00:42:57,495 --> 00:43:03,150 <こうして 豊臣家は 茶々 秀頼の死をもって→ 363 00:43:03,150 --> 00:43:06,850 滅び去ったのでございます> 364 00:43:08,472 --> 00:43:11,158 秀忠様は いつ 戻られるのじゃ?! 365 00:43:11,158 --> 00:43:14,979 父上は鬼です! 淀殿と秀頼様を 討てと。 366 00:43:14,979 --> 00:43:17,481 (家康)何が気に入らぬ? (竹千代)豊臣を倒したは→ 367 00:43:17,481 --> 00:43:21,819 当然の事かと。 誰かを責めるなど 誰にもできぬ。 368 00:43:21,819 --> 00:43:24,155 生きていかねばならぬ。 悩み? 369 00:43:24,155 --> 00:43:26,307 悲しみかと…。 370 00:43:26,307 --> 00:43:31,807 あの時をもって 己の中の何かも死んだ。 371 00:43:35,483 --> 00:43:42,490 <淀殿と秀頼が最後を迎えた 大坂夏の陣。→ 372 00:43:42,490 --> 00:43:47,478 本丸を出て 山里曲輪に 身を潜めていた2人は→ 373 00:43:47,478 --> 00:43:53,150 やがて 徳川軍に囲まれ ついに自害。→ 374 00:43:53,150 --> 00:43:58,489 秀吉の子を産み 豊臣の母となった淀は→ 375 00:43:58,489 --> 00:44:04,189 何を思い その波乱の生涯を 閉じたのでしょう> 376 00:44:06,497 --> 00:44:10,468 <豊臣家ゆかりの太融寺。→ 377 00:44:10,468 --> 00:44:18,168 その境内に ひっそりと 淀の菩提を弔う石塔があります> 378 00:44:21,479 --> 00:44:25,816 <大坂城に程近い 鴫野神社。→ 379 00:44:25,816 --> 00:44:33,140 淀は 生前 この神社の弁財天を あつく信仰したといわれます。→ 380 00:44:33,140 --> 00:44:36,811 後に 女性の守り神として→ 381 00:44:36,811 --> 00:44:41,811 淀姫神社とも 呼ばれるようになりました> 382 00:44:44,151 --> 00:44:48,155 <乱世を力強く生きた 淀。→ 383 00:44:48,155 --> 00:44:52,476 その生涯に思いを寄せる 多くの女性たちが→ 384 00:44:52,476 --> 00:44:55,776 今も訪れています>