1 00:00:38,260 --> 00:00:42,731 黒船でアメリカに密航しようとした 寅次郎は➡ 2 00:00:42,731 --> 00:00:46,601 萩の野山獄に 投獄される事になった。 3 00:00:46,601 --> 00:00:50,071 (重輔)先生! (寅次郎)金子君! 4 00:00:50,071 --> 00:00:55,944 身分の低い金子重輔は 道を隔てた岩倉獄へと投ぜられ➡ 5 00:00:55,944 --> 00:00:58,747 重い病に苦しんでいた。 6 00:00:58,747 --> 00:01:03,418 (ツル)重輔! 重輔! 下がれ! 7 00:01:03,418 --> 00:01:06,321 (文)うちが兄上の手足になります。 8 00:01:06,321 --> 00:01:12,321 学ばんと。 兄上と同じくらい。 9 00:01:17,766 --> 00:01:20,435 (寅次郎)吉田寅次郎と申す。 10 00:01:20,435 --> 00:01:23,735 お見知りおきを。 11 00:01:38,920 --> 00:01:47,395 ≪(富永有隣) 早う眠れ。 目をつむるんじゃ。 12 00:01:47,395 --> 00:01:49,331 どなたです? 13 00:01:49,331 --> 00:01:54,269 ≪(富永)ここは ただの牢獄ではない。➡ 14 00:01:54,269 --> 00:02:01,743 入った者は 生きて再び 外の景色を見る事はない。 15 00:02:01,743 --> 00:02:07,415 生きては… 出られない? 16 00:02:07,415 --> 00:02:10,752 ≪(富永)だから眠れ。 17 00:02:10,752 --> 00:02:22,452 ここで見るものは 眠りの中の夢しかない。 18 00:02:31,373 --> 00:02:35,243 ≪(重輔)先生…。 19 00:02:35,243 --> 00:02:40,048 金子君…。 金子君。 20 00:02:40,048 --> 00:02:41,983 金子君! 21 00:02:41,983 --> 00:02:48,283 お頼み申す! どなたか 金子を ここへ! 22 00:02:56,398 --> 00:03:03,098 ここで終わる訳にゃ いかん。 23 00:03:07,409 --> 00:03:09,744 (福川犀之助) 読みたい本だそうじゃ。➡ 24 00:03:09,744 --> 00:03:11,679 差し入れてやれ。➡ 25 00:03:11,679 --> 00:03:16,084 それから 囚人の食事代は 家族が払うよう。 26 00:03:16,084 --> 00:03:19,754 はい。 27 00:03:19,754 --> 00:03:27,429 それで あの… 会う事は かないませんか? 28 00:03:27,429 --> 00:03:30,429 ならん。 29 00:03:44,379 --> 00:03:47,282 ならん! (ツル)お願いでございます! 30 00:03:47,282 --> 00:03:49,250 一目 息子に…。 31 00:03:49,250 --> 00:03:51,719 (獄吏)何度言うたら分かるんじゃ。 ならん! 32 00:03:51,719 --> 00:03:55,590 (ツル)お願い致します! 金子重輔の母親じゃ。 33 00:03:55,590 --> 00:03:58,593 母上様…。 (ツル)このとおりでございます! 34 00:03:58,593 --> 00:04:02,730 金子も 吉田寅次郎の 弟子になったばっかりに➡ 35 00:04:02,730 --> 00:04:04,666 とんだ事になってしもうて…。 36 00:04:04,666 --> 00:04:10,071 あの… お願いします。 しつこいんじゃ! 帰れ! 37 00:04:10,071 --> 00:04:12,006 こら。 38 00:04:12,006 --> 00:04:17,412 おけがは ございませんか? あなた…。 39 00:04:17,412 --> 00:04:20,315 あなたも こちらの? 40 00:04:20,315 --> 00:04:25,086 うち…。 うちは…。 41 00:04:25,086 --> 00:04:27,755 ええんですよ 名乗らなくて。 42 00:04:27,755 --> 00:04:34,028 お身内が獄におられるんですね。 43 00:04:34,028 --> 00:04:40,328 うちも 罪人の母親です。 44 00:04:43,371 --> 00:04:51,246 ♬~(テーマ音楽) 45 00:04:51,246 --> 00:05:25,413 ♬~ 46 00:05:25,413 --> 00:05:32,220 ♬「愚かなる 吾れのことをも」 47 00:05:32,220 --> 00:05:41,696 ♬「友とめづ人は わがとも友と」 48 00:05:41,696 --> 00:05:50,038 ♬「吾れをも 友とめづ人は」 49 00:05:50,038 --> 00:06:00,381 ♬「わがとも友と めでよ人々」 50 00:06:00,381 --> 00:06:37,018 ♬~ 51 00:06:37,018 --> 00:06:44,692 ♬「吾れをも 友とめづ人は」 52 00:06:44,692 --> 00:06:53,701 ♬「わがとも友と めでよ人々」 53 00:06:53,701 --> 00:06:59,574 ♬「燃ゆ」 54 00:06:59,574 --> 00:07:12,274 ♬~ 55 00:07:15,390 --> 00:07:18,726 「蒙求」。 (梅太郎)「蒙求」。 56 00:07:18,726 --> 00:07:22,597 「延喜式」。 「延喜式」。 57 00:07:22,597 --> 00:07:27,735 (亀)油紙は こんぐらいで ええですか? 58 00:07:27,735 --> 00:07:31,072 おお。 59 00:07:31,072 --> 00:07:35,677 ああ。 湿払いじゃ。 60 00:07:35,677 --> 00:07:39,013 牢の中は 湿気がひどい。 61 00:07:39,013 --> 00:07:44,352 せっかく死罪を逃れたのに 病で死んでは元も子もないからな。 62 00:07:44,352 --> 00:07:48,022 (滝)病…。 63 00:07:48,022 --> 00:07:51,693 金子様の具合は いかがなんでしょう? 64 00:07:51,693 --> 00:07:56,030 母上様も会えず おつらそうでした…。 65 00:07:56,030 --> 00:07:58,933 会うたのか? 金子殿の母御に。 66 00:07:58,933 --> 00:08:03,371 はい。 うん… そうか。 67 00:08:03,371 --> 00:08:07,241 (百合之助) 「海國圖志」以外のもんは おおかた そろうた。 68 00:08:07,241 --> 00:08:10,712 「海國圖志」? おお。 69 00:08:10,712 --> 00:08:14,582 清国の学者が記した あらゆる国の地理書じゃ。 70 00:08:14,582 --> 00:08:20,054 60冊にも及ぶというが わしも まだ見た事がない。 71 00:08:20,054 --> 00:08:22,390 江戸になら ありますか? 72 00:08:22,390 --> 00:08:25,293 う~ん… 江戸か。 73 00:08:25,293 --> 00:08:29,593 あっ 江戸の伊之助様に 文を出します! 74 00:08:33,000 --> 00:08:38,673 寅次郎が入獄後 僅か2か月の間に 読んだ本の数は➡ 75 00:08:38,673 --> 00:08:41,973 実に100冊を超える。 76 00:08:44,011 --> 00:08:47,682 寅次郎の望む本を手に入れると➡ 77 00:08:47,682 --> 00:08:53,554 文は 父や兄に託され 野山獄へと届けた。 78 00:08:53,554 --> 00:08:56,254 お世話になります。 79 00:09:13,708 --> 00:09:16,708 母上様。 80 00:09:21,382 --> 00:09:25,052 そちらも お目通りは? 81 00:09:25,052 --> 00:09:29,752 なりませんでした。 82 00:09:31,325 --> 00:09:34,996 ご一緒にいかがですか? 握り飯です。 83 00:09:34,996 --> 00:09:36,931 私に? 84 00:09:36,931 --> 00:09:41,669 食べて 力をつけてつかぁさい。 母上様も。 85 00:09:41,669 --> 00:09:46,541 必ず 会える日が来ます。 86 00:09:46,541 --> 00:09:50,011 あなた…。 87 00:09:50,011 --> 00:09:55,311 まあ。 どうぞ。 頂きます。 88 00:10:01,022 --> 00:10:04,892 お指の先が きれいな青! 89 00:10:04,892 --> 00:10:12,366 藍で染まっとるんです。 うちは 染め物屋なんですよ。 90 00:10:12,366 --> 00:10:16,037 染め物。 では 息子様も? 91 00:10:16,037 --> 00:10:23,337 江戸へ行く前は よう手伝うてくれました。 92 00:10:28,616 --> 00:10:31,385 [ 回想 ] おっ母様 それ どうしましょう? 93 00:10:31,385 --> 00:10:35,056 井戸端のさおに かけちょって。 (2人)はい。 94 00:10:35,056 --> 00:10:37,725 (金子善兵衛) 重兄 こりゃ わしがやる! 95 00:10:37,725 --> 00:10:40,628 (重輔)お前 せわしいんじゃ! (善兵衛)そりゃ 重兄じゃ。 96 00:10:40,628 --> 00:10:51,628 やけど 「もっと学問がしたい。 武士になるんじゃ」と言いだして。 97 00:10:56,077 --> 00:11:02,077 もし あの時 止めとったら 今頃は…。 98 00:11:08,656 --> 00:11:11,425 (滝)どうしたんですか? 99 00:11:11,425 --> 00:11:16,764 もし うちが 獄につながれたとしたら➡ 100 00:11:16,764 --> 00:11:21,102 それでも 母上は 会いに来てくれますか? 101 00:11:21,102 --> 00:11:26,974 うちが戻るんを 待っとってくれますか? 102 00:11:26,974 --> 00:11:32,380 文。 あなたが どんな姿になっても➡ 103 00:11:32,380 --> 00:11:36,050 人様から どんな ひどい事を言われても➡ 104 00:11:36,050 --> 00:11:40,388 母は 必ず あなたを待ってますよ。 105 00:11:40,388 --> 00:11:45,726 そして 「お帰り」と言うてあげます。 106 00:11:45,726 --> 00:11:48,629 母上…。 107 00:11:48,629 --> 00:11:54,068 待っとるだけなら お金は かからんしね。 108 00:11:54,068 --> 00:11:58,368 (笑い声) 109 00:12:05,079 --> 00:12:12,079 (福川)表へ出よ。 体を動かし 気を入れ替えるんじゃ。 110 00:12:29,103 --> 00:12:32,103 はあ…。 111 00:12:46,053 --> 00:12:48,956 (吉村善作)「山眠る」か。 112 00:12:48,956 --> 00:12:50,925 どなたも おいでにならないんかと。 113 00:12:50,925 --> 00:12:52,927 (吉村)おるわ。 114 00:12:52,927 --> 00:12:59,600 在獄47年のつわものから 嫌われ居士の富永殿まで➡ 115 00:12:59,600 --> 00:13:04,405 11人の捨てられ人がな。 116 00:13:04,405 --> 00:13:06,340 47年…。 117 00:13:06,340 --> 00:13:11,746 (吉村)眠っとる間に時は過ぎゆく。 118 00:13:11,746 --> 00:13:16,417 俳句をたしなまれるんですか? 先ほど 「山眠る」と。 119 00:13:16,417 --> 00:13:18,352 ああ。 120 00:13:18,352 --> 00:13:21,288 手ほどき願えませんか? はあ? 121 00:13:21,288 --> 00:13:25,760 そうじゃ。 皆さんもいかがです? 共に学びませんか? 122 00:13:25,760 --> 00:13:27,695 ぜひ。 123 00:13:27,695 --> 00:13:30,631 ぜひ。 124 00:13:30,631 --> 00:13:34,631 (たたく音) 125 00:13:40,708 --> 00:13:47,048 (吉村)あれが富永有隣じゃ。 あれでも かつては➡ 126 00:13:47,048 --> 00:13:52,920 明倫館の秀才とうたわれた 男じゃそうじゃが。 ハハハハ! 127 00:13:52,920 --> 00:13:57,058 富永…。 128 00:13:57,058 --> 00:14:00,728 俳句だと? 129 00:14:00,728 --> 00:14:05,399 町人の遊芸ごときに 気をようしおって! 130 00:14:05,399 --> 00:14:09,070 あぶれ者のたわ言なんぞ 聞く耳持たんわ。 131 00:14:09,070 --> 00:14:11,739 ええ! 何じゃと? 何じゃ! 132 00:14:11,739 --> 00:14:16,039 静かにせろ! 大きい声 出すな。 133 00:14:21,749 --> 00:14:25,419 すばらしい。 ん? 134 00:14:25,419 --> 00:14:29,290 (寅次郎)獄の中にあって なお 周りを罵倒してやまんとは。 135 00:14:29,290 --> 00:14:32,990 近々 ぜひ。 136 00:14:41,702 --> 00:14:44,605 そして 江戸では…。 137 00:14:44,605 --> 00:14:47,041 (桂 小五郎) 小田村さん こちらです。 138 00:14:47,041 --> 00:14:49,944 桂殿。 お待たせした。 139 00:14:49,944 --> 00:14:53,714 どうされました? 無頼の者に ちいとな。 140 00:14:53,714 --> 00:14:57,585 桂 小五郎 後の木戸孝允。 141 00:14:57,585 --> 00:15:04,058 西郷隆盛 大久保利通と共に 維新の三傑と称される この男も➡ 142 00:15:04,058 --> 00:15:10,397 かつて 明倫館で 寅次郎から 兵学を学んだ一人である。 143 00:15:10,397 --> 00:15:15,269 (桂)「海國圖志」 持ってる者が練兵館におりました。 144 00:15:15,269 --> 00:15:18,272 ありがとう。 寅次郎が喜ぶ。 145 00:15:18,272 --> 00:15:22,972 獄にあって なお 学問やまずとは 先生らしい。 146 00:15:25,946 --> 00:15:29,416 この男だ。 捜したぞ。 147 00:15:29,416 --> 00:15:31,685 何です? 148 00:15:31,685 --> 00:15:36,023 先ほど 通りで この男と少々 議論になってな。 少々だと?➡ 149 00:15:36,023 --> 00:15:40,361 我が主君 ご老中 阿部伊勢守様を 弱腰とののしった! 150 00:15:40,361 --> 00:15:44,231 ペルリの船に乗り込んだ 吉田寅次郎を➡ 151 00:15:44,231 --> 00:15:48,035 ご公儀に盾つく 愚かな跳ね者と断じた➡ 152 00:15:48,035 --> 00:15:50,371 おんしらの声が聞こえたんでの。 153 00:15:50,371 --> 00:15:55,042 そのとおりじゃ。大バカ者じゃ。 154 00:15:55,042 --> 00:15:58,379 時流を読めん大バカ者は どっちじゃ! 155 00:15:58,379 --> 00:16:00,314 何だと!? これは これは➡ 156 00:16:00,314 --> 00:16:02,716 阿部伊勢守様の ご家中でござったか。 157 00:16:02,716 --> 00:16:05,016 まずは 一献。 158 00:16:06,587 --> 00:16:09,590 出ろ。 159 00:16:09,590 --> 00:16:17,890 桂。 お前は関わりない。 行け。 160 00:16:31,879 --> 00:16:49,179 ♬~ 161 00:16:51,699 --> 00:16:54,699 母上様? 162 00:16:57,037 --> 00:16:59,373 どうされたんですか? 163 00:16:59,373 --> 00:17:04,044 獄に入ってよいと言われました。 本当ですか? 164 00:17:04,044 --> 00:17:10,918 病がひどいんで 看病せよと…。 病…。 165 00:17:10,918 --> 00:17:14,688 でも ようやく 息子様に会えるんですね。 166 00:17:14,688 --> 00:17:17,057 一緒に来て下さいませんか? 167 00:17:17,057 --> 00:17:18,993 えっ? うちが? 168 00:17:18,993 --> 00:17:24,293 怖いんです。 あの子に 何と声をかけたらええか。 169 00:17:26,066 --> 00:17:30,938 大丈夫。 息子様は お母上を待っております。 170 00:17:30,938 --> 00:17:35,638 喜んで下さいますよ きっと。 お願いです。 171 00:17:42,549 --> 00:17:45,849 入れ。 172 00:17:54,228 --> 00:17:57,528 あそこじゃ。 173 00:18:06,707 --> 00:18:10,007 重輔! 174 00:18:22,723 --> 00:18:27,394 重輔…。 175 00:18:27,394 --> 00:18:31,065 帰ろう。 ここから逃げよう。 176 00:18:31,065 --> 00:18:37,338 わしは逃げん。 177 00:18:37,338 --> 00:18:41,675 (ツル)重輔! 178 00:18:41,675 --> 00:18:52,019 (重輔)下田の奉行所で 先生が こう言われたんじゃ。➡ 179 00:18:52,019 --> 00:18:58,692 「我らは 逃げも隠れもせん。➡ 180 00:18:58,692 --> 00:19:12,706 罪を恐れ 逃げるような武士は 長州には 一人もおらん。➡ 181 00:19:12,706 --> 00:19:22,706 私も金子も 長州の武士にござる」。 182 00:19:32,659 --> 00:19:36,330 [ 回想 ] お頼み申す! ペリー提督! 183 00:19:36,330 --> 00:19:42,630 わしをメリケンに連れていけ! ホープ! 184 00:19:55,349 --> 00:19:58,685 金子君。 185 00:19:58,685 --> 00:20:03,557 うっ… ああ! ああ~! 186 00:20:03,557 --> 00:20:07,257 金子君。 187 00:20:15,235 --> 00:20:20,935 うっ… ああ~! ああ~! 金子君! 188 00:20:24,711 --> 00:20:27,381 (寅次郎)ボタオじゃ。 189 00:20:27,381 --> 00:20:29,716 ボタオ? 190 00:20:29,716 --> 00:20:32,619 西洋の着物に使う飾りじゃ。 191 00:20:32,619 --> 00:20:38,919 これを使うて バラバラの布と布をつなぎ止める。 192 00:20:41,728 --> 00:20:45,428 我々のようですね。 193 00:20:47,067 --> 00:20:52,767 (寅次郎)もし 君がいなかったら 今の私は ここにはおらん。 194 00:20:55,409 --> 00:20:58,745 これは 取って置きなさい。 195 00:20:58,745 --> 00:21:05,619 この先 どんな苦難に襲われようと 今夜の我々の絆があれば➡ 196 00:21:05,619 --> 00:21:12,619 志は 必ず果たせます。 その証しに。 197 00:21:21,969 --> 00:21:28,969 これは わしの宝じゃ…。 198 00:21:30,677 --> 00:21:45,726 何度でも 何度でも… 先生と また海を渡るんじゃ…。 199 00:21:45,726 --> 00:21:50,597 もう そねな事せんでええ! 200 00:21:50,597 --> 00:21:54,735 (ツルの泣き声) 201 00:21:54,735 --> 00:22:02,409 家に帰ろう。 母と一緒に 静かに暮らそう。 なっ? 202 00:22:02,409 --> 00:22:10,284 次の船は いつ来るんかのう…。➡ 203 00:22:10,284 --> 00:22:18,984 今度こそ 海の向こうへ 渡りたいもんじゃのう…。 204 00:22:23,697 --> 00:22:26,433 先生…。➡ 205 00:22:26,433 --> 00:22:32,239 先生…。 206 00:22:32,239 --> 00:22:37,539 お前をこねぇにしたんは 誰? 207 00:22:43,917 --> 00:22:47,217 (ツルの泣き声) 208 00:22:52,059 --> 00:22:55,395 (富永)何じゃ それは。 209 00:22:55,395 --> 00:23:01,068 ご意見を伺いたいんです。 富永様の。 ぜひ。 210 00:23:01,068 --> 00:23:04,738 嫌じゃ。 211 00:23:04,738 --> 00:23:09,409 富永様は わざわざ ご自分を 卑下するように振る舞い➡ 212 00:23:09,409 --> 00:23:13,080 垣根を作っておられる。 213 00:23:13,080 --> 00:23:15,749 そのような構えは ご無用でござる。 214 00:23:15,749 --> 00:23:20,449 どうぞ ご教授を。 215 00:23:40,707 --> 00:23:45,379 ならば 教えて進ぜよう。 216 00:23:45,379 --> 00:23:51,718 わしの学の神髄を。 217 00:23:51,718 --> 00:23:56,018 はい。 218 00:24:01,395 --> 00:24:08,395 生きて 腐って 呪え。 219 00:24:10,404 --> 00:24:14,074 ここで語る学問など 何の意味もない。 220 00:24:14,074 --> 00:24:17,411 いいえ。 こんな所だからこそ➡ 221 00:24:17,411 --> 00:24:20,080 功利を排した 真の学問ができるはず。 222 00:24:20,080 --> 00:24:22,015 ならば聞く。 223 00:24:22,015 --> 00:24:26,953 お前には 共に海を渡ろうとした 弟子がいるそうだな。 224 00:24:26,953 --> 00:24:29,756 金子は 弟子ではない。 友です。 225 00:24:29,756 --> 00:24:34,027 友! いいか? その友とやらは➡ 226 00:24:34,027 --> 00:24:36,930 お前が ここで 真の学問とやらを 語っている間に➡ 227 00:24:36,930 --> 00:24:41,702 向かいの獄で たった一人➡ 228 00:24:41,702 --> 00:24:46,573 虫けらのように 死んでいくんじゃ。➡ 229 00:24:46,573 --> 00:24:50,711 お前が どんなに学ぼうとも ここにおる限り➡ 230 00:24:50,711 --> 00:24:55,048 お前は 友一人の命も救えん。➡ 231 00:24:55,048 --> 00:24:59,386 それが お前にとって まずは 学ぶべき まこと。 232 00:24:59,386 --> 00:25:04,725 まごう事なき現! 233 00:25:04,725 --> 00:25:13,025 お前の学問とは 所詮 紙の上の幻じゃ。 234 00:25:18,071 --> 00:25:20,407 (富永)ええぞ ええぞ! (福川)吉田! 235 00:25:20,407 --> 00:25:26,079 ええぞ! 腹の立つ事を言われりゃ 殺しとうなる。 殴りとうなる。 236 00:25:26,079 --> 00:25:29,750 人とは そういう生き物なんじゃ。 237 00:25:29,750 --> 00:25:34,354 違う! 人とは… 人の本性は善じゃ! 238 00:25:34,354 --> 00:25:38,024 明日の己を 己で切り開く事が できる唯一のものじゃ! 239 00:25:38,024 --> 00:25:40,694 人とは 悪じゃ! 240 00:25:40,694 --> 00:25:45,031 その証拠に たった今 お前は わしを殴ろうとしたではないか。 241 00:25:45,031 --> 00:25:49,903 恥じる事はない! 心のままに生きればよい! 242 00:25:49,903 --> 00:25:56,603 生きて 腐って 呪え。 243 00:26:02,048 --> 00:26:11,748 生きて 腐って 呪え。 244 00:26:20,734 --> 00:26:23,637 (金子)先生…。 245 00:26:23,637 --> 00:26:27,607 金子君…。 (金子)先生! 246 00:26:27,607 --> 00:26:30,744 金子君… どこじゃ?➡ 247 00:26:30,744 --> 00:26:34,014 金子君…。 248 00:26:34,014 --> 00:26:36,349 生きて…。 わしは ここじゃ。 249 00:26:36,349 --> 00:26:38,685 (金子)先生! 腐って…。 250 00:26:38,685 --> 00:26:41,354 吉田 落ち着け。 金子君…。 251 00:26:41,354 --> 00:26:45,025 金子に医者を! (金子)先生! 呪え! 252 00:26:45,025 --> 00:26:47,694 (寅次郎)着物を 食べ物を 与えてやってつかぁさい! 253 00:26:47,694 --> 00:26:49,629 (福川)落ち着け。 金子が死んじまう! 254 00:26:49,629 --> 00:26:55,368 誰か! 金子を助けてつかぁさい! 255 00:26:55,368 --> 00:26:59,239 吉田寅次郎殿は 長州藩の誉れでござる。 256 00:26:59,239 --> 00:27:03,710 いや… 他藩の方々に それほどまで お褒め頂くとは。 257 00:27:03,710 --> 00:27:09,049 あいつの目ぇは いつも さまつな政や狭い世界を超え➡ 258 00:27:09,049 --> 00:27:11,384 もっと遠くをにらんどるんじゃ。 259 00:27:11,384 --> 00:27:13,720 (西郷吉之助)なるほど。➡ 260 00:27:13,720 --> 00:27:17,057 まっこて 肝がふっとか男ごわんどな➡ 261 00:27:17,057 --> 00:27:19,726 そん吉田さあは。 262 00:27:19,726 --> 00:27:26,600 こいは つい。 人を待つ間に 剛毅なお方の話が耳に入り➡ 263 00:27:26,600 --> 00:27:29,402 黙っちゃおられんかったもんで。 264 00:27:29,402 --> 00:27:32,005 ご無礼様なこつを。 265 00:27:32,005 --> 00:27:37,878 薩摩の西郷吉之助ち申しもす。 薩摩の。 266 00:27:37,878 --> 00:27:42,649 長州藩 小田村伊之助と申す。 267 00:27:42,649 --> 00:27:48,021 同じく 桂 小五郎と申します。 268 00:27:48,021 --> 00:27:51,321 まずは 一献。 269 00:27:53,360 --> 00:27:56,696 ハハハハハ! よかよか。 270 00:27:56,696 --> 00:27:59,032 どっちにしてん おいは 下戸でごわす。 271 00:27:59,032 --> 00:28:02,702 じゃっどん 異国を知りたかちゅう そんお人の志に➡ 272 00:28:02,702 --> 00:28:08,375 がっつい酔い申した。 吉田…? 寅次郎。 273 00:28:08,375 --> 00:28:11,278 しっかいと覚え申した。 274 00:28:11,278 --> 00:28:13,246 吉之助どん! 275 00:28:13,246 --> 00:28:16,249 寅次郎の密航の企ては➡ 276 00:28:16,249 --> 00:28:24,391 日本中の志ある若者たちの心を 動かし始めていた。 277 00:28:24,391 --> 00:28:27,294 そして いまひとり➡ 278 00:28:27,294 --> 00:28:32,666 寅次郎の名を記憶にとどめた者が 江戸にもいた。 279 00:28:32,666 --> 00:28:37,337 吉田寅次郎? (長野主膳)はい。 280 00:28:37,337 --> 00:28:41,007 長州の山鹿流兵学師範だそうで ございます。 281 00:28:41,007 --> 00:28:43,910 山鹿流。 282 00:28:43,910 --> 00:28:51,651 異国から学ぼうというのはよい。 が…➡ 283 00:28:51,651 --> 00:28:56,022 牢で朽ち果てるか。 284 00:28:56,022 --> 00:29:01,322 もったいない事をした。 285 00:29:03,363 --> 00:29:08,234 (滝)寅のおらん さみしいお正月でしたね。 286 00:29:08,234 --> 00:29:13,934 差し入れたお餅 あの子も食べたやろうか。 287 00:29:17,911 --> 00:29:21,715 あら~。 篤。➡ 288 00:29:21,715 --> 00:29:25,385 何です? また仏頂面して。 289 00:29:25,385 --> 00:29:28,722 (寿)うちの人が 寅兄から頼まれたそうです。 290 00:29:28,722 --> 00:29:31,057 薬です。 (滝)薬? 291 00:29:31,057 --> 00:29:34,327 寅兄のお弟子が… 何というたかしら? 292 00:29:34,327 --> 00:29:36,262 いよいよ危ないんですって。 293 00:29:36,262 --> 00:29:38,665 金子様が? 294 00:29:38,665 --> 00:29:42,535 今更 こんな事しても遅いわ。➡ 295 00:29:42,535 --> 00:29:47,235 金子様を そんな姿にしたのは 寅兄じゃないの。 296 00:29:52,212 --> 00:29:55,682 届けてあげんさい。 金子様に。 297 00:29:55,682 --> 00:29:58,351 母上…。 298 00:29:58,351 --> 00:30:04,224 お世話をすると決めたんなら 最後まで全うしんさい。 299 00:30:04,224 --> 00:30:08,995 およしなさい。 お前が行って 何になるの? 300 00:30:08,995 --> 00:30:11,364 ボロボロになった金子様や そのお身内が➡ 301 00:30:11,364 --> 00:30:13,700 そんな事を望むと思いますか?➡ 302 00:30:13,700 --> 00:30:18,700 お前は 吉田寅次郎の妹なんよ! 303 00:30:23,376 --> 00:30:30,717 金子様は ボロボロなんかじゃありません。 304 00:30:30,717 --> 00:30:35,055 ただ 兄上と共に 海を渡ろうとして…➡ 305 00:30:35,055 --> 00:30:39,926 それが幸せやったんです。 306 00:30:39,926 --> 00:30:44,397 金子様は…。 それを聞いてあげんさい。 307 00:30:44,397 --> 00:30:49,269 金子様は ただ つらかっただけじゃない。 308 00:30:49,269 --> 00:30:55,408 うれしかった事 幸せだった事 聞いてあげられるんは➡ 309 00:30:55,408 --> 00:30:59,746 お前しかおらんじゃありませんか。 310 00:30:59,746 --> 00:31:05,085 吉田寅次郎の妹のお前しか。 311 00:31:05,085 --> 00:31:55,785 ♬~ 312 00:32:21,628 --> 00:32:24,430 お待ち下さい。 313 00:32:24,430 --> 00:32:27,730 お願いがございます。 314 00:32:29,769 --> 00:32:37,069 金子様が持っていたボタオを 私に頂けませんか? 315 00:32:39,379 --> 00:32:46,079 ボタオを 私に お預け頂きたいんです。 316 00:32:48,721 --> 00:32:54,421 兄に託したく存じます。 317 00:32:57,397 --> 00:33:00,300 兄? 318 00:33:00,300 --> 00:33:05,000 吉田寅次郎と申します。 319 00:33:07,407 --> 00:33:14,280 私は 妹の文と申します。 320 00:33:14,280 --> 00:33:19,419 (善兵衛)あんた… あの男の。 321 00:33:19,419 --> 00:33:25,091 金子様の思いは 私が必ず 兄 寅次郎に伝えます! 322 00:33:25,091 --> 00:33:28,962 金子様が これからも 立派な武士として➡ 323 00:33:28,962 --> 00:33:33,700 兄上と共に ずっと生きていかれるよう。 324 00:33:33,700 --> 00:33:37,370 ですから ボタオを。 325 00:33:37,370 --> 00:33:41,670 このとおりでございます! 326 00:33:52,719 --> 00:34:00,019 あれは… 捨てました。 327 00:34:02,395 --> 00:34:10,270 この骸は 染め物屋の息子でございます。 328 00:34:10,270 --> 00:34:39,232 ♬~ 329 00:34:39,232 --> 00:34:44,532 ええか? これは特別じゃ。 330 00:35:19,739 --> 00:35:22,408 (寅次郎)文か。 331 00:35:22,408 --> 00:35:25,708 はい。 332 00:35:34,020 --> 00:35:38,720 金子様が亡くなりました。 333 00:35:43,029 --> 00:35:46,366 金子様は 最後の最後まで➡ 334 00:35:46,366 --> 00:35:52,038 兄上と共に海を渡る夢を みておられました。 335 00:35:52,038 --> 00:35:56,338 何度でも挑んでみせると。 336 00:36:00,713 --> 00:36:05,385 教えてつかぁさい。 337 00:36:05,385 --> 00:36:09,055 何で 金子様は 死ななくては ならなかったんですか? 338 00:36:09,055 --> 00:36:15,395 何で 国禁を犯してまで 兄上は 海を渡ろうとしたんですか? 339 00:36:15,395 --> 00:36:23,736 あの夜 俺たちは光を見たんじゃ。 340 00:36:23,736 --> 00:36:29,409 目指す船の先に 新しい日本があると。 341 00:36:29,409 --> 00:36:35,709 見えたんは 異国の光だけですか? 342 00:36:41,354 --> 00:36:45,691 うちには 大切な方たちがいます。 343 00:36:45,691 --> 00:36:50,363 兄上が国禁を犯したあと 梅兄様は お役を免じられました。 344 00:36:50,363 --> 00:36:53,699 寿姉様も ご城下での暮らし向きが 立ち行かず➡ 345 00:36:53,699 --> 00:36:56,602 私たちを助けてくれるもんは 誰もなく➡ 346 00:36:56,602 --> 00:36:59,572 父上がお腹を召して わびようとなされました。 347 00:36:59,572 --> 00:37:03,272 私たちを守るために。 348 00:37:05,044 --> 00:37:10,383 兄上の見たもんが 新しい国の光だというんなら➡ 349 00:37:10,383 --> 00:37:15,054 何で それは 私たちを照らしては くれんかったんでしょう。 350 00:37:15,054 --> 00:37:17,390 それは…。 351 00:37:17,390 --> 00:37:24,090 金子様は 寅兄様が殺したんです。 352 00:37:29,402 --> 00:37:35,208 己の欲に 己を慕う者を巻き込んだ。 353 00:37:35,208 --> 00:37:37,677 違う! 354 00:37:37,677 --> 00:37:40,580 俺は 金子と生きたんじゃ。 355 00:37:40,580 --> 00:37:46,352 夜の海を2人 大義のために 大義に生きようと ひたすらに…。 356 00:37:46,352 --> 00:37:49,255 ならば 証しを見せてつかぁさい! 357 00:37:49,255 --> 00:37:51,224 証し? 358 00:37:51,224 --> 00:37:53,693 あの夜 兄上の目指した光が➡ 359 00:37:53,693 --> 00:37:57,029 ただの私事ではない もっと もっと ふとい➡ 360 00:37:57,029 --> 00:38:01,367 大義の果ての 志やったというんなら➡ 361 00:38:01,367 --> 00:38:04,270 志は死なない! 362 00:38:04,270 --> 00:38:08,708 たとえ一生 牢の中にあろうとも 絶望はない! 363 00:38:08,708 --> 00:38:15,708 金子様は 生きて 幸せやったんやと…。 364 00:38:22,722 --> 00:38:27,593 暗い獄の中で…➡ 365 00:38:27,593 --> 00:38:33,332 金子様は ずっと ボタオを握りしめていました。 366 00:38:33,332 --> 00:38:37,670 兄上との大切な思い出を。 367 00:38:37,670 --> 00:39:12,371 ♬~ 368 00:39:12,371 --> 00:39:16,042 ≪(寅次郎)ああ~!➡ 369 00:39:16,042 --> 00:39:20,713 ああ~! 370 00:39:20,713 --> 00:39:25,051 ああ~…。 371 00:39:25,051 --> 00:39:44,051 ♬~ 372 00:40:05,024 --> 00:40:09,024 お帰り。 373 00:40:17,603 --> 00:40:23,376 (泣き声) 374 00:40:23,376 --> 00:40:27,713 せわぁない! 375 00:40:27,713 --> 00:40:38,413 (泣き声) 376 00:40:57,410 --> 00:41:00,710 ボタオ…。 377 00:41:09,422 --> 00:41:12,422 金子様! 378 00:41:25,438 --> 00:41:29,775 ありがとうございます! 379 00:41:29,775 --> 00:42:03,642 ♬~ 380 00:42:03,642 --> 00:42:07,942 兄上に託します。 381 00:42:38,577 --> 00:43:03,636 ♬~ 382 00:43:03,636 --> 00:43:07,636 (高須久子)高須 久です。 383 00:43:12,344 --> 00:43:16,044 お願いがございます。 384 00:43:21,053 --> 00:43:22,988 この者は 母ではありません! 385 00:43:22,988 --> 00:43:25,424 話をしてあげてつかぁさい。 母上様と。 386 00:43:25,424 --> 00:43:28,424 あなたを憎みます。 (寅次郎)目を背けては いけん。 387 00:43:32,698 --> 00:43:36,569 <萩の城下を流れる…> 388 00:43:36,569 --> 00:43:40,573 <藍染めの染料の製造場所が 置かれた事から➡ 389 00:43:40,573 --> 00:43:44,310 名付けられたといいます。➡ 390 00:43:44,310 --> 00:43:50,049 染め物商の長男として生まれた 金子重輔は➡ 391 00:43:50,049 --> 00:43:55,721 寅次郎と密航を試みた後 岩倉獄へ投獄されました。➡ 392 00:43:55,721 --> 00:44:01,060 そして 安政2年 1855年➡ 393 00:44:01,060 --> 00:44:07,733 病が悪化し 25歳の若さで この世を去ります。➡ 394 00:44:07,733 --> 00:44:11,403 寅次郎が贈った詩には➡ 395 00:44:11,403 --> 00:44:15,274 「重輔のために 何もできなかった」という➡ 396 00:44:15,274 --> 00:44:18,744 痛恨の思いがつづられています。➡ 397 00:44:18,744 --> 00:44:25,417 寅次郎は 自分の食事を切り詰めて 積み立てた金を➡ 398 00:44:25,417 --> 00:44:28,754 遺族に贈りました。➡ 399 00:44:28,754 --> 00:44:31,657 重輔の墓にある花立ては➡ 400 00:44:31,657 --> 00:44:35,357 その金で立てられたものです> 401 00:44:37,563 --> 00:44:43,035 <寅次郎の同志 金子重輔。➡ 402 00:44:43,035 --> 00:44:46,372 その熱き志は➡ 403 00:44:46,372 --> 00:44:53,672 後の松下村塾の塾生たちに 引き継がれていく事になるのです> 404 00:45:33,319 --> 00:45:36,689 ♬~ 405 00:45:36,689 --> 00:45:40,159 う~ん 輝いてる! 406 00:45:40,159 --> 00:45:43,462 ロシアの古都 サンクトペテルブルク。 407 00:45:43,462 --> 00:45:47,362 夏の太陽が出迎えてくれた。 408 00:45:49,802 --> 00:45:53,439 おっ ライオン。 口で橋を支えてくれてる。 409 00:45:53,439 --> 00:45:56,539 ふふっ ありがと!