1 00:00:33,618 --> 00:00:36,021 (晋作)長州を取り戻す! 2 00:00:36,021 --> 00:00:38,356 元治元年12月。 3 00:00:38,356 --> 00:00:42,694 高杉晋作 長府 功山寺にて挙兵。 4 00:00:42,694 --> 00:00:48,033 椋梨藤太を討つべく 激烈化した 長州藩の内戦は➡ 5 00:00:48,033 --> 00:00:53,705 城の奥勤めの美和の周りをも 大きく動かしていった。 6 00:00:53,705 --> 00:00:57,375 (美和)私の兄が この戦の和議を なそうとしております。 7 00:00:57,375 --> 00:01:02,675 何とぞ お殿様に 兄のお目通りをお許し頂きたく。 8 00:01:11,389 --> 00:01:15,727 (敬親)戦を収めるために参ったと。 9 00:01:15,727 --> 00:01:19,597 (梅太郎)諸隊とは 7日の間 砲撃はせぬよう➡ 10 00:01:19,597 --> 00:01:21,599 申し合わせております。 11 00:01:21,599 --> 00:01:25,599 して どのように収める? 12 00:01:28,073 --> 00:01:33,678 椋梨様はじめ 現ご政庁の方々を排し➡ 13 00:01:33,678 --> 00:01:42,687 民情を鑑みた新しい政に お改め頂きたいのでございます! 14 00:01:42,687 --> 00:01:46,358 藩政を正せと申すか。 15 00:01:46,358 --> 00:01:50,228 椋梨様は 幕府への恭順を我らに強い➡ 16 00:01:50,228 --> 00:01:56,368 従わぬ者を ことごとく 投獄し 処刑し➡ 17 00:01:56,368 --> 00:01:59,704 あまつさえ 民を 困窮と不安に陥れております。➡ 18 00:01:59,704 --> 00:02:03,041 どうか 長州が中から崩れ落ちる前に➡ 19 00:02:03,041 --> 00:02:06,341 何とぞ! 20 00:02:18,590 --> 00:02:22,727 殿が すべて預かられると。 21 00:02:22,727 --> 00:02:27,399 戦は 終わりでございます。 22 00:02:27,399 --> 00:02:31,069 (都美姫)おお…。 23 00:02:31,069 --> 00:02:38,877 お目通りのお口添え頂き まことに。 24 00:02:38,877 --> 00:02:46,351 私は あの者に強く請われ 取り次いだにすぎぬ。 25 00:02:46,351 --> 00:02:48,651 文…。 26 00:02:54,025 --> 00:02:57,325 このたびは まことに…。 27 00:03:00,365 --> 00:03:03,665 ありがとあんした。 28 00:03:08,239 --> 00:03:11,239 何を笑うておる。 29 00:03:13,711 --> 00:03:19,384 椋梨の役を解き 藩政を改めるという決断は➡ 30 00:03:19,384 --> 00:03:22,287 直ちに諸隊に伝えられた。 31 00:03:22,287 --> 00:03:26,724 勝ったぞ! おお~! 32 00:03:26,724 --> 00:03:31,062 (晋作)何じゃ。 戦は もう しまいか。 33 00:03:31,062 --> 00:03:34,332 もちいと こいつを ぶっ放したかったんじゃが。 34 00:03:34,332 --> 00:03:36,668 (利助)まだ足りんのですか。 35 00:03:36,668 --> 00:03:39,968 空砲とはいえ あんだけ派手に撃ち込んじょって。 36 00:03:41,539 --> 00:03:51,216 あの夜 功山寺へ駆けつけてくれた お前たちのおかげじゃ。 37 00:03:51,216 --> 00:03:54,216 高杉さん…。 38 00:04:02,360 --> 00:04:08,700 (都美姫)城表で 出入りを阻まれた由にございます。 39 00:04:08,700 --> 00:04:14,372 奥なれば 殿に お目通りかなうのではと…。 40 00:04:14,372 --> 00:04:16,708 会わぬ! 41 00:04:16,708 --> 00:04:25,049 わしは 会うてはならん。 42 00:04:25,049 --> 00:04:28,920 (日出)椋梨様。 間もなく七つ時。 43 00:04:28,920 --> 00:04:31,856 門を閉める刻限でございます。 44 00:04:31,856 --> 00:04:34,859 どうか お引き取りを。 45 00:04:34,859 --> 00:04:42,859 (椋梨)七つ… そうか。 46 00:04:48,673 --> 00:04:52,343 (日出)お待ち下さいませ! 椋梨様!➡ 47 00:04:52,343 --> 00:04:56,214 椋梨様! お待ち下さい!➡ 48 00:04:56,214 --> 00:05:00,218 椋梨様! 椋梨様!➡ 49 00:05:00,218 --> 00:05:02,687 どなたか! どなたか! 50 00:05:02,687 --> 00:05:06,558 ≪(日出)椋梨様! お待ち下さい!➡ 51 00:05:06,558 --> 00:05:09,561 どなたか! 52 00:05:09,561 --> 00:05:12,363 椋梨様…。 (椋梨)椋梨にございます! 53 00:05:12,363 --> 00:05:15,700 お目通りを! 殿! お目通りを! 54 00:05:15,700 --> 00:05:18,369 (園山)椋梨殿! なりませぬ! 55 00:05:18,369 --> 00:05:22,707 御前様… どうか お目通りを! 56 00:05:22,707 --> 00:05:25,376 ならぬ。 57 00:05:25,376 --> 00:05:29,047 殿のご意志である。 58 00:05:29,047 --> 00:05:32,317 殿の…。 59 00:05:32,317 --> 00:05:37,655 そなたの目通りを断って後➡ 60 00:05:37,655 --> 00:05:48,666 殿は 一服の茶も 一箸の膳も とってはおられぬ。➡ 61 00:05:48,666 --> 00:05:55,340 殿も痛みに耐えておる。 62 00:05:55,340 --> 00:05:59,677 殿が…。 63 00:05:59,677 --> 00:06:02,013 (都美姫)美和。 64 00:06:02,013 --> 00:06:07,713 この者をお送りせよ。 65 00:06:17,028 --> 00:06:20,728 あとは 私が。 66 00:06:28,640 --> 00:06:32,310 お前が私を追い出すというのか。 67 00:06:32,310 --> 00:06:34,646 御前様のお言いつけでございます。 68 00:06:34,646 --> 00:06:38,516 わしを うつか? 69 00:06:38,516 --> 00:06:43,516 [ 回想 ] お前に何ができる? おなごの分際で。 70 00:06:46,658 --> 00:06:50,358 伺いたい事がございます。 71 00:06:56,367 --> 00:07:04,509 ♬~(テーマ音楽) 72 00:07:04,509 --> 00:07:38,376 ♬~ 73 00:07:38,376 --> 00:07:45,483 ♬「愚かなる 吾れのことをも」 74 00:07:45,483 --> 00:07:54,826 ♬「友とめづ人は わがとも友と」 75 00:07:54,826 --> 00:08:03,167 ♬「吾れをも 友とめづ人は」 76 00:08:03,167 --> 00:08:13,511 ♬「わがとも友と めでよ人々」 77 00:08:13,511 --> 00:08:50,148 ♬~ 78 00:08:50,148 --> 00:08:57,822 ♬「吾れをも 友とめづ人は」 79 00:08:57,822 --> 00:09:06,831 ♬「わがとも友と めでよ人々」 80 00:09:06,831 --> 00:09:12,703 ♬「燃ゆ」 81 00:09:12,703 --> 00:09:25,403 ♬~ 82 00:09:31,956 --> 00:09:39,656 椋梨様は 長く 長州の政に携わってこられました。 83 00:09:41,632 --> 00:09:48,973 そして 私の兄をおとしめ 夫を追い詰め➡ 84 00:09:48,973 --> 00:09:53,311 多くの方のお命を奪った。 85 00:09:53,311 --> 00:09:59,984 それほどまでして 椋梨様が 守らねばならんものとは➡ 86 00:09:59,984 --> 00:10:03,855 何だったんでございますか? 87 00:10:03,855 --> 00:10:09,327 政とは 変わらぬ営みを守る事じゃ。 88 00:10:09,327 --> 00:10:13,027 それだけにすぎぬ。 89 00:10:14,665 --> 00:10:19,003 その道を ひたすら生きた。 90 00:10:19,003 --> 00:10:24,675 久坂も同じでございました。 91 00:10:24,675 --> 00:10:31,015 椋梨様から どれほど幼く おぼつかない姿に見えようと➡ 92 00:10:31,015 --> 00:10:36,888 同じように政に志を抱き その道を生きたのでございます。 93 00:10:36,888 --> 00:10:43,588 それを言おうと ここまで来たか。 ただ一人 奥に入って。 94 00:10:45,563 --> 00:10:50,368 一人ではございませぬ。 95 00:10:50,368 --> 00:10:56,240 大切な人たちの思いと共に 歩んでまいりました。 96 00:10:56,240 --> 00:10:58,242 うぬぼれるな。 97 00:10:58,242 --> 00:11:04,916 お前は無力じゃ。 何も変わらぬ。 98 00:11:04,916 --> 00:11:09,053 お前だけではない。 99 00:11:09,053 --> 00:11:15,927 人ひとりの力など しょせん 大きな流れの中で無力じゃ。 100 00:11:15,927 --> 00:11:21,227 お前も 私も。 101 00:11:24,602 --> 00:11:32,677 何も持たぬという事が 私には 力でございました。 102 00:11:32,677 --> 00:11:38,015 おごらず ただ目の前のものを敬い➡ 103 00:11:38,015 --> 00:11:42,353 出会う人たちから学び➡ 104 00:11:42,353 --> 00:11:47,053 そうやって ここまで…。 105 00:12:02,673 --> 00:12:06,673 お引き取り下さいませ。 106 00:12:11,048 --> 00:12:16,348 城で最後に会うたのが お前とはの。 107 00:12:19,724 --> 00:12:26,063 椋梨の失脚により すべての幕府恭順派は 一掃され➡ 108 00:12:26,063 --> 00:12:31,363 ようやく 内戦は終結を迎えた。 109 00:12:37,008 --> 00:12:38,943 (産声) 110 00:12:38,943 --> 00:12:41,879 そして…。 111 00:12:41,879 --> 00:12:46,684 銀姫様 無事 おのこ ご出産。 112 00:12:46,684 --> 00:12:50,554 お世継ぎ様のご誕生にございます。 113 00:12:50,554 --> 00:12:54,554 おお… でかした! 114 00:12:57,028 --> 00:13:00,698 よう頑張られました。 115 00:13:00,698 --> 00:13:05,369 (潮の泣き声) 116 00:13:05,369 --> 00:13:09,240 (銀姫)お前が泣くな。 117 00:13:09,240 --> 00:13:12,243 (笑い声) 118 00:13:12,243 --> 00:13:15,713 毛利家に生まれた待望の男子は➡ 119 00:13:15,713 --> 00:13:19,383 興丸と命名された。 120 00:13:19,383 --> 00:13:30,027 ♬~ 121 00:13:30,027 --> 00:13:32,329 姉上。 122 00:13:32,329 --> 00:13:34,265 (亀)文さん! 123 00:13:34,265 --> 00:13:41,672 よう いらして下さいました。 お元気そうで。 はい! 124 00:13:41,672 --> 00:13:44,008 何か 急な御用が? 125 00:13:44,008 --> 00:13:49,880 父上のお体が ちいと…。 えっ? 126 00:13:49,880 --> 00:13:54,351 (亀)このところ ひどくお疲れのようで…。 127 00:13:54,351 --> 00:14:00,024 もし 見舞うて頂けたら 父上もお喜びになるのではと。 128 00:14:00,024 --> 00:14:04,024 父上が…。 129 00:14:05,696 --> 00:14:09,996 無理ですよね。 お宿下がりなんて。 130 00:14:11,569 --> 00:14:17,269 私は まだ 奥から外へ出られる立場では…。 131 00:14:21,712 --> 00:14:26,584 うん よしよし。➡ 132 00:14:26,584 --> 00:14:30,054 美和。 湯じゃ。 133 00:14:30,054 --> 00:14:33,324 あっ… はい。 134 00:14:33,324 --> 00:14:37,324 何をぼんやり考えておる。 135 00:14:39,196 --> 00:14:44,335 こうしておると つい 父の事を…。 136 00:14:44,335 --> 00:14:48,672 父。 お前のか。 137 00:14:48,672 --> 00:14:51,342 赤子の世話など➡ 138 00:14:51,342 --> 00:14:54,011 とても するような人には 見えんかったのに➡ 139 00:14:54,011 --> 00:14:56,680 孫が生まれたとたん➡ 140 00:14:56,680 --> 00:15:00,551 やれ 湯を注げ 水をさせ 手拭いじゃって➡ 141 00:15:00,551 --> 00:15:05,022 それは もう 大騒ぎで。 142 00:15:05,022 --> 00:15:09,693 楽しい父上じゃ。 143 00:15:09,693 --> 00:15:13,364 よい家族じゃの。 144 00:15:13,364 --> 00:15:15,699 (潮)姫様。 145 00:15:15,699 --> 00:15:18,035 何をされているのです。 146 00:15:18,035 --> 00:15:21,372 興丸様のお世話なら 乳母が致します。 147 00:15:21,372 --> 00:15:24,275 このような事が 御前様に知れたら…。 148 00:15:24,275 --> 00:15:26,243 (都美姫)銀姫! 149 00:15:26,243 --> 00:15:31,048 (園山)まあ~… なんという事を! 150 00:15:31,048 --> 00:15:33,951 姫が手ずから 湯に入れるなど! 151 00:15:33,951 --> 00:15:39,323 できるだけ 己の手をかけ この子を育ててまいりたいと➡ 152 00:15:39,323 --> 00:15:41,659 思うだけでございます。 153 00:15:41,659 --> 00:15:43,994 ご… ご自分でお育てする…。 154 00:15:43,994 --> 00:15:47,865 私は 興丸の母でござりますれば。 155 00:15:47,865 --> 00:15:51,865 お世話は 守り役に任せよ。 156 00:15:56,574 --> 00:16:00,010 承知致しました。 157 00:16:00,010 --> 00:16:06,350 では 守り役と共に この子を 育ててまいりとう存じます。 158 00:16:06,350 --> 00:16:09,687 うん。 159 00:16:09,687 --> 00:16:14,024 守り役の美和と共に。 160 00:16:14,024 --> 00:16:15,960 えっ? 161 00:16:15,960 --> 00:16:18,362 (森木)美和様をお守り役に!? 162 00:16:18,362 --> 00:16:23,033 (志乃)まだ決まった訳ではない。 そのような大役➡ 163 00:16:23,033 --> 00:16:28,372 御前様や園山様が 美和様に仰せつけるはずもない! 164 00:16:28,372 --> 00:16:30,708 (日出)何をしておる! 165 00:16:30,708 --> 00:16:34,979 興丸様のおしめが足らぬ。 ぐずぐずするでない! 166 00:16:34,979 --> 00:16:37,679 (一同)はい。 167 00:16:40,851 --> 00:16:47,992 本来なら 日出様が お守り役になられてもよいのに。 168 00:16:47,992 --> 00:16:50,661 無理でございます! 169 00:16:50,661 --> 00:16:53,998 どうぞ お考え直し下さい。 (銀姫)ならぬ。 170 00:16:53,998 --> 00:16:58,335 奥勤めの長い方なら ほかに いくらでも。 171 00:16:58,335 --> 00:17:02,635 それに…。 172 00:17:05,209 --> 00:17:10,914 何か 障りがあるのか? 173 00:17:10,914 --> 00:17:13,884 いえ。 174 00:17:13,884 --> 00:17:18,184 どうか お考え直しの程。 175 00:17:21,358 --> 00:17:25,229 美和。 176 00:17:25,229 --> 00:17:29,700 私は 気まぐれで言ったのではない。 177 00:17:29,700 --> 00:17:32,970 こたびの戦で思ったのじゃ。 178 00:17:32,970 --> 00:17:37,308 これからの城の政は変わる。 179 00:17:37,308 --> 00:17:41,645 ならば 興丸を育てる守り役も また➡ 180 00:17:41,645 --> 00:17:43,981 古い しきたりに とらわれる事なく➡ 181 00:17:43,981 --> 00:17:45,916 闊達に自在に➡ 182 00:17:45,916 --> 00:17:51,855 臆せず 物事に向き合おうと する者に託したいと。➡ 183 00:17:51,855 --> 00:17:54,325 守り役となれば➡ 184 00:17:54,325 --> 00:18:00,998 己の暮らしを顧みる いとまなど なくなるやもしれぬ。 185 00:18:00,998 --> 00:18:06,337 それでも 力を貸してくれぬか? 186 00:18:06,337 --> 00:18:13,637 興丸と私と これからの皆のために。 187 00:18:23,887 --> 00:18:27,024 かしこまりました。 188 00:18:27,024 --> 00:18:33,324 私で お役に立てるのでしたら。 189 00:18:43,307 --> 00:18:45,976 一方 そのころ➡ 190 00:18:45,976 --> 00:18:51,276 獄にあった者たちも 次々 釈放されていた。 191 00:18:54,318 --> 00:18:57,654 (伊之助) あなたは 出ないのですか? 192 00:18:57,654 --> 00:19:00,557 (久子)私は ここに残ります。 193 00:19:00,557 --> 00:19:03,327 これからも ずっと? 194 00:19:03,327 --> 00:19:05,327 ええ。 195 00:19:07,664 --> 00:19:15,005 でも… この13年 獄の中で➡ 196 00:19:15,005 --> 00:19:19,343 命を懸けて 世の中を変えようとする方々を➡ 197 00:19:19,343 --> 00:19:22,246 あまた見てまいりました。➡ 198 00:19:22,246 --> 00:19:24,681 最近 ふと思うのです。➡ 199 00:19:24,681 --> 00:19:28,352 それほどまでにして 命を懸けて➡ 200 00:19:28,352 --> 00:19:31,622 つくり直そうとする世の中が あるというのなら➡ 201 00:19:31,622 --> 00:19:35,922 どのようなものか 見てみたいと。 202 00:19:37,494 --> 00:19:40,964 ぜひ。 203 00:19:40,964 --> 00:19:43,867 ぜひ! 204 00:19:43,867 --> 00:19:49,640 どうか 末永くお達者で。 205 00:19:49,640 --> 00:20:05,189 ♬~ 206 00:20:05,189 --> 00:20:07,658 まことにございますか? 207 00:20:07,658 --> 00:20:13,358 (鞠)小田村伊之助様 無事 出獄された由にございます。 208 00:20:17,668 --> 00:20:20,968 兄上が…。 209 00:20:24,007 --> 00:20:26,910 (敬親)京での敗北以来➡ 210 00:20:26,910 --> 00:20:33,016 我が藩は 幕府への恭順をもって 生き延びんとしてきた。 211 00:20:33,016 --> 00:20:35,686 じゃが このままでは➡ 212 00:20:35,686 --> 00:20:40,023 日本国の危機を救う働きは できん。➡ 213 00:20:40,023 --> 00:20:44,361 これからは 幕府に対し 恭順を示しつつも➡ 214 00:20:44,361 --> 00:20:47,264 ひとたび 事あらば➡ 215 00:20:47,264 --> 00:20:53,264 武力をもって 決然と あらがう事も辞さず。 216 00:20:55,005 --> 00:20:57,908 これを藩是と致す。 217 00:20:57,908 --> 00:21:00,377 (一同)御意! 218 00:21:00,377 --> 00:21:03,280 (元徳)他藩を巻き込む策も 欠かせぬかと。 219 00:21:03,280 --> 00:21:06,717 (前原)おそれながら。 220 00:21:06,717 --> 00:21:10,587 太宰府に移られた五卿より お墨付きを頂くというのは➡ 221 00:21:10,587 --> 00:21:12,589 いかがでしょうか。 222 00:21:12,589 --> 00:21:16,393 更に もう一つ。 幕府との戦に備え➡ 223 00:21:16,393 --> 00:21:22,093 いま一度 山口への城移りをお考え頂きたく。 224 00:21:26,069 --> 00:21:30,069 そうせい。 (一同)はっ! 225 00:21:31,675 --> 00:21:37,548 萩へ参ったと思うたら また山口か…。 226 00:21:37,548 --> 00:21:43,287 興丸様は 新しいお城で お育ちになるんですね。 227 00:21:43,287 --> 00:21:47,224 萩は よい所じゃった。 228 00:21:47,224 --> 00:21:53,224 もう 戻る事は ないかもしれんがの…。 229 00:21:57,701 --> 00:22:00,037 (日出)美和殿。 230 00:22:00,037 --> 00:22:06,910 急ぎ 美和殿にお目にかかりたい という者が七つ口に。 えっ? 231 00:22:06,910 --> 00:22:11,910 亀様と申されております。 姉上様かと。 232 00:22:14,051 --> 00:22:19,051 お父上のご容体の事では ありませんか? 233 00:22:21,725 --> 00:22:24,628 ≪(銀姫)美和。 234 00:22:24,628 --> 00:22:28,065 はい! 235 00:22:28,065 --> 00:22:32,765 会えませぬとお伝え下さい。 236 00:22:34,671 --> 00:22:39,343 美和が お宿下がりを望んでいると? 237 00:22:39,343 --> 00:22:42,679 心の内では きっと そのように。 238 00:22:42,679 --> 00:22:49,353 おかわいそうに。 お父上が病では 心労も重なりましょう。 239 00:22:49,353 --> 00:22:53,653 お守り役も務められるかどうか…。 240 00:22:55,225 --> 00:22:58,695 (都美姫)美和。 はっ。 241 00:22:58,695 --> 00:23:02,366 守り役の話だが➡ 242 00:23:02,366 --> 00:23:09,706 美和が山口に参った後 身を賭して務めるというのなら➡ 243 00:23:09,706 --> 00:23:13,577 考えてもよいと思うておる。 244 00:23:13,577 --> 00:23:16,046 (銀姫)まことでございますか? 245 00:23:16,046 --> 00:23:20,717 ただし 美和が今後一切の私情を捨て➡ 246 00:23:20,717 --> 00:23:29,417 奥と興丸のためだけに 尽くす覚悟があるならの話じゃ。 247 00:23:35,666 --> 00:23:39,536 美和? まずは この城移りを➡ 248 00:23:39,536 --> 00:23:41,538 つつがなく終えよ。 249 00:23:41,538 --> 00:23:48,538 それがなった後 改めて考えよう。 よいな? 250 00:23:50,213 --> 00:23:53,216 はっ。 251 00:23:53,216 --> 00:24:40,216 ♬~ 252 00:24:53,009 --> 00:24:56,680 (寿)美鶴様。 253 00:24:56,680 --> 00:25:01,680 椋梨様の行方を お伝えに参りました。 254 00:25:03,553 --> 00:25:06,022 津和野で…。 255 00:25:06,022 --> 00:25:11,022 (美鶴)捕らえられたのですね。 256 00:25:15,031 --> 00:25:21,331 どんな気持ちです? 私に それを伝えて。 257 00:25:36,319 --> 00:25:40,657 ただ 夫を信じ 支える事。 258 00:25:40,657 --> 00:25:46,329 それを教えて下さったのは 美鶴様でした。 259 00:25:46,329 --> 00:25:50,200 憧れておりました。 260 00:25:50,200 --> 00:26:02,679 ♬~ 261 00:26:02,679 --> 00:26:10,554 あの人は 城から逃げたのではない。 262 00:26:10,554 --> 00:26:19,029 ただ 己が巻き込んだ者たちを 逃がしてやりたかったのです。 263 00:26:19,029 --> 00:26:22,729 そういう人です。 264 00:26:25,702 --> 00:26:29,402 これから どちらへ…? 265 00:26:31,041 --> 00:26:35,312 どこへも。 266 00:26:35,312 --> 00:26:44,321 どこへ落ち延びようと たとえ 石もて追われようと➡ 267 00:26:44,321 --> 00:26:50,621 私は 椋梨の妻 美鶴です。 268 00:26:52,195 --> 00:27:00,195 生きて この世を見届けます。 269 00:27:05,008 --> 00:27:10,308 どうぞ お達者で。 270 00:27:11,882 --> 00:27:19,182 寿が見た それが 美鶴の最後の笑みとなった。 271 00:27:22,559 --> 00:27:28,231 (潮)明日 萩をたち 我らは 山口へ向かう。➡ 272 00:27:28,231 --> 00:27:35,972 新たな奥の始まりである。 皆 心して励め。 273 00:27:35,972 --> 00:27:38,272 (一同)はい! 274 00:27:44,648 --> 00:27:50,320 (銀姫)美和。 はい。 275 00:27:50,320 --> 00:27:53,657 半日の宿下がりを許す。 276 00:27:53,657 --> 00:27:57,657 家へ戻り 父上を見舞え。 277 00:27:59,996 --> 00:28:06,870 潮より子細を聞いた。 つらかったであろうの。 278 00:28:06,870 --> 00:28:10,006 銀姫様…。 279 00:28:10,006 --> 00:28:13,877 山口へ行けば 二度と萩へ戻る事はない。 280 00:28:13,877 --> 00:28:16,680 今のうち 会うてまいれ。 281 00:28:16,680 --> 00:28:20,550 明日の出立までには戻れ。 282 00:28:20,550 --> 00:28:24,020 おそれながら。 283 00:28:24,020 --> 00:28:26,923 それは できませぬ。 284 00:28:26,923 --> 00:28:30,623 何じゃと? 285 00:28:34,297 --> 00:28:43,297 美和。 これは恩情ではない。 命令じゃ。 286 00:28:45,642 --> 00:28:53,316 お前の家族の話を もっと聞かせてほしいのじゃ。 287 00:28:53,316 --> 00:28:55,652 家族? 288 00:28:55,652 --> 00:29:06,652 幼き頃 私は生まれた城を離れ 江戸で養女となった。 289 00:29:08,665 --> 00:29:15,005 物心付いて 周りの者らが家の話を始めると➡ 290 00:29:15,005 --> 00:29:19,676 羨ましく 寂しかった。 291 00:29:19,676 --> 00:29:24,347 興丸には そのような思い させとうない。 292 00:29:24,347 --> 00:29:27,684 殿と私で大切に慈しみ➡ 293 00:29:27,684 --> 00:29:31,955 さまざまな家族の話を 聞かせてやりたいのじゃ。 294 00:29:31,955 --> 00:29:38,294 私が語れぬ分 お前からも。 295 00:29:38,294 --> 00:29:43,166 私の話を…。 296 00:29:43,166 --> 00:29:49,866 お急ぎなさい。 家には 知らせを出しております。 297 00:29:57,313 --> 00:30:00,650 申し訳ございませぬ! 298 00:30:00,650 --> 00:30:04,521 美和? 299 00:30:04,521 --> 00:30:09,325 違うんです。 遠慮なんか…➡ 300 00:30:09,325 --> 00:30:12,996 遠慮なんかしておりません。 301 00:30:12,996 --> 00:30:16,666 怖いんです。 302 00:30:16,666 --> 00:30:20,003 怖い? 303 00:30:20,003 --> 00:30:23,673 帰ったら もう二度と➡ 304 00:30:23,673 --> 00:30:29,973 お城には 戻れんくなってしまいそうで…。 305 00:30:34,017 --> 00:30:42,358 奥に入れて頂き ここまで無我夢中でした。 306 00:30:42,358 --> 00:30:48,698 今までの自分や 家族も捨てる覚悟で奥に入って…。 307 00:30:48,698 --> 00:30:56,573 やから どんなに心細うても 決して弱音を吐いてはならん。 308 00:30:56,573 --> 00:31:03,273 そう言い聞かせて やっとの思いで ここまで…。 309 00:31:05,248 --> 00:31:08,051 美和…。 310 00:31:08,051 --> 00:31:14,724 やのに 今… 家の明かりや➡ 311 00:31:14,724 --> 00:31:24,734 懐かしい 温かいものに 触れてしもうたら 私…➡ 312 00:31:24,734 --> 00:31:32,342 とても その手を振り払う事なんて…。 313 00:31:32,342 --> 00:31:37,042 お前…。 314 00:31:47,891 --> 00:31:51,694 それでもよいではないか。 315 00:31:51,694 --> 00:31:57,367 振り払えず 二度と ここに戻れなくなったとしても。 316 00:31:57,367 --> 00:31:59,302 姫様…。 317 00:31:59,302 --> 00:32:04,707 そのように 懐かしく温かいものを➡ 318 00:32:04,707 --> 00:32:08,578 何より大事にする そなただからこそ➡ 319 00:32:08,578 --> 00:32:14,384 私は お前を信じた。 320 00:32:14,384 --> 00:32:18,054 姫様…。 321 00:32:18,054 --> 00:32:21,391 ここまで よう…➡ 322 00:32:21,391 --> 00:32:28,391 まことに よう 尽くしてくれました。 323 00:32:33,336 --> 00:32:36,239 急ぎなさい。 324 00:32:36,239 --> 00:32:42,239 父上を大切に。 325 00:32:47,884 --> 00:33:14,377 ♬~ 326 00:33:14,377 --> 00:33:17,077 (小太郎)母上! 327 00:33:18,715 --> 00:33:21,715 どねぇしたん…。 328 00:33:24,387 --> 00:33:27,056 文さん! 329 00:33:27,056 --> 00:33:30,356 ただいま戻りました。 330 00:33:31,894 --> 00:33:35,331 文さんが! 331 00:33:35,331 --> 00:33:38,001 (滝)文! 母上。 332 00:33:38,001 --> 00:33:41,671 まあまあ あか抜けてしもうて。 333 00:33:41,671 --> 00:33:46,342 (豊)ええ匂いが致します。 えっ? ええ。 334 00:33:46,342 --> 00:33:49,245 風呂に入れるんが惜しいぐらい。 335 00:33:49,245 --> 00:33:51,214 風呂? もうですか? 336 00:33:51,214 --> 00:33:53,216 帰ったら入るんです。 337 00:33:53,216 --> 00:33:56,019 それが うちの決まりです。 はい。 338 00:33:56,019 --> 00:33:58,688 (百合之助)おう。 もうしばらくすりゃあ➡ 339 00:33:58,688 --> 00:34:01,357 ちょうどええ湯加減じゃ。 父上…。 340 00:34:01,357 --> 00:34:06,029 今日の風呂は 自分が沸かすと まあ 朝から わがままを。 341 00:34:06,029 --> 00:34:08,364 (百合之助) おい 火が消えかかっとるぞ。 342 00:34:08,364 --> 00:34:11,034 梅太郎 まきを足せ。 はい。 343 00:34:11,034 --> 00:34:14,904 滝! 水を もちいとな。 344 00:34:14,904 --> 00:34:18,908 旦那様! かぶを抜いてくれんですか? 345 00:34:18,908 --> 00:34:21,044 夕げの汁にしますけぇ。 346 00:34:21,044 --> 00:34:24,380 よし! わしが抜こう。 梅太郎 あとは頼む。 347 00:34:24,380 --> 00:34:30,053 えっ!? やりっぱなしですか? 男が こまい事を言うな! 348 00:34:30,053 --> 00:34:32,955 あっ あっ… 父上! 349 00:34:32,955 --> 00:34:36,659 大丈夫ですか? うむ。 350 00:34:36,659 --> 00:34:39,562 手伝うてくれるか? 351 00:34:39,562 --> 00:34:42,532 はい。 352 00:34:42,532 --> 00:34:47,232 ぬくい。 土がぬくいぞ。 353 00:34:52,208 --> 00:34:55,508 本当に。 354 00:34:57,680 --> 00:35:04,980 お前には 謝らにゃならん事がある。 355 00:35:06,689 --> 00:35:09,592 ずっと昔の事じゃ。 356 00:35:09,592 --> 00:35:14,364 まだ幼いお前に➡ 357 00:35:14,364 --> 00:35:21,037 寅次郎の力になれと 言うた事がある。 358 00:35:21,037 --> 00:35:25,737 それが お前のためでもあると 思うての。 359 00:35:27,910 --> 00:35:34,984 もう少し早う ここから解き放ってやれば➡ 360 00:35:34,984 --> 00:35:43,659 お前は もっと穏やかで幸せな暮らしを➡ 361 00:35:43,659 --> 00:35:51,000 送る事ができたかもしれん。 362 00:35:51,000 --> 00:35:54,700 父上…。 363 00:35:56,339 --> 00:36:00,009 私は この家に生まれた事を➡ 364 00:36:00,009 --> 00:36:04,680 今まで一度も 不幸と思うた事はありません。 365 00:36:04,680 --> 00:36:15,024 この家に生まれて 父上の娘で 幸せです。 366 00:36:15,024 --> 00:36:19,324 これからも ずっと。 367 00:36:22,365 --> 00:36:25,065 文…。 368 00:36:28,704 --> 00:36:30,704 文…。 369 00:36:34,310 --> 00:36:40,610 もっと呼んでつかぁさい。 子どもの頃みたいに。 370 00:36:52,995 --> 00:36:57,995 文。 はい。 371 00:37:05,341 --> 00:37:08,641 花が…。 372 00:37:10,213 --> 00:37:12,913 桜か。 373 00:37:21,891 --> 00:37:31,191 まことは 私… 戻ろうと思うて来たんです。 374 00:37:36,305 --> 00:37:38,605 この家に。 375 00:37:40,643 --> 00:37:44,343 父上の娘に。 376 00:37:48,518 --> 00:37:52,218 ハハハハ 見よ。 377 00:37:54,991 --> 00:37:58,661 散っておりますね。 378 00:37:58,661 --> 00:38:02,532 散っちゃおらん。 379 00:38:02,532 --> 00:38:06,335 解き放たれとるんじゃ。 380 00:38:06,335 --> 00:38:12,635 人も 花と同じじゃ。 381 00:38:14,210 --> 00:38:21,510 放たれて 旅立つ。 382 00:38:23,352 --> 00:38:33,963 己を惜しみなく降り注ぐ事が できる場所への。 383 00:38:33,963 --> 00:39:27,963 ♬~ 384 00:39:36,626 --> 00:39:39,626 父上。 385 00:40:15,331 --> 00:40:19,001 美和! 美和は どこへ行った! 386 00:40:19,001 --> 00:40:22,338 銀姫。 美和を知らぬか? 387 00:40:22,338 --> 00:40:26,676 出立だというに 興丸のお世話をいかが致すのじゃ。 388 00:40:26,676 --> 00:40:30,346 美和ならば おりませぬ。 おらぬ? 389 00:40:30,346 --> 00:40:35,017 興丸は 私が連れてまいります。 銀姫。 390 00:40:35,017 --> 00:40:39,017 興丸様でしたら こちらに。 391 00:40:42,358 --> 00:40:47,029 お前…。 美和…。 392 00:40:47,029 --> 00:40:52,902 興丸様 今朝は 大変 機嫌ようされております。 393 00:40:52,902 --> 00:40:56,372 今まで どこにおったのじゃ。 394 00:40:56,372 --> 00:41:00,242 この大事な時に 興丸に何かあったら➡ 395 00:41:00,242 --> 00:41:02,244 いかが致すつもりじゃ。 396 00:41:02,244 --> 00:41:06,716 私が おそばについておりますゆえ。 397 00:41:06,716 --> 00:41:12,416 これからも ずっと。 398 00:41:14,056 --> 00:41:16,756 美和…。 399 00:41:23,065 --> 00:41:29,405 興丸は お世継ぎというだけではない。 400 00:41:29,405 --> 00:41:36,212 新しき政を始める長州の 皆の心を一つにまとめる➡ 401 00:41:36,212 --> 00:41:40,015 希望である。 402 00:41:40,015 --> 00:41:46,315 この命 守れるか。 403 00:41:48,691 --> 00:41:52,391 この身に代えましても。 404 00:42:01,704 --> 00:42:10,045 本日 この時より 美和を興丸の守り役と致す。 405 00:42:10,045 --> 00:42:13,045 御前様…。 406 00:42:14,717 --> 00:42:18,387 皆様 そろそろ出立でございます。 407 00:42:18,387 --> 00:42:23,726 皆の者 参るぞ! 408 00:42:23,726 --> 00:42:36,005 ♬~ 409 00:42:36,005 --> 00:42:44,346 幕府との戦に備え 長州藩は再び 山口に城を構える事となった。 410 00:42:44,346 --> 00:42:50,019 高杉は 新たな野望を抱いて 長崎へ向かい➡ 411 00:42:50,019 --> 00:42:56,319 伊之助は 藩の命運を背負って 太宰府を目指す。 412 00:43:00,362 --> 00:43:03,265 そして…。 413 00:43:03,265 --> 00:43:05,701 <旦那様。➡ 414 00:43:05,701 --> 00:43:11,001 これからが 始まりでございます> 415 00:43:16,345 --> 00:43:18,714 坂本龍馬ぜよ。 416 00:43:18,714 --> 00:43:21,383 薩長同盟 組むなら急がねば。 417 00:43:21,383 --> 00:43:25,054 (桂)この話は なしじゃ。 長州一の英雄。 418 00:43:25,054 --> 00:43:27,389 (椋梨)私一人を斬首せよ。 419 00:43:27,389 --> 00:43:31,660 (都美姫)ご公儀との戦は もはや避けられぬ。 420 00:43:31,660 --> 00:43:35,998 <藩の内戦を収めるため➡ 421 00:43:35,998 --> 00:43:41,337 萩では 吉田松陰の兄 梅太郎らが 中心となって➡ 422 00:43:41,337 --> 00:43:45,207 和平交渉が進められました。➡ 423 00:43:45,207 --> 00:43:50,346 彼ら武士団は 鎮静会議員と称し➡ 424 00:43:50,346 --> 00:43:56,018 毛利家の菩提寺 東光寺に 集まります。➡ 425 00:43:56,018 --> 00:44:03,718 彼らは 藩に意見書を提出して 政権交代を求めました> 426 00:44:06,362 --> 00:44:10,699 <藩主 毛利敬親は これを受け入れ➡ 427 00:44:10,699 --> 00:44:16,372 椋梨藤太は 窮地に追い込まれます。➡ 428 00:44:16,372 --> 00:44:25,047 そんな折 鎮静会議員が萩郊外で 襲われる事件が起きました。➡ 429 00:44:25,047 --> 00:44:28,384 諸隊は 首謀者の処罰を求め➡ 430 00:44:28,384 --> 00:44:31,987 城下へ進軍。➡ 431 00:44:31,987 --> 00:44:34,657 椋梨は捕らえられ➡ 432 00:44:34,657 --> 00:44:40,657 かつて 松陰らがつながれた 野山獄に投じられます> 433 00:44:42,998 --> 00:44:48,671 <幾度となく繰り返されてきた 藩の政権争いは➡ 434 00:44:48,671 --> 00:44:53,971 ここに終止符が打たれたのです> 435 00:45:35,184 --> 00:45:38,020 <突如 父を亡くし➡ 436 00:45:38,020 --> 00:45:44,693 美濃の旗本 蒔坂家の参勤交代を 差配する事になった小野寺一路> 437 00:45:44,693 --> 00:45:48,564 (一路)お許しを。 <古式ゆかしい参勤交代を記した➡ 438 00:45:48,564 --> 00:45:51,867 先祖伝来の書「行軍録」を頼りに➡ 439 00:45:51,867 --> 00:45:54,903 一路は 江戸への道を踏み出していた。➡ 440 00:45:54,903 --> 00:46:00,603 その裏に お家乗っ取りの陰謀が ある事も知らずに…>