1 00:00:02,202 --> 00:00:05,138 (はな) 心に思ってる事を伝えないのは➡ 2 00:00:05,138 --> 00:00:08,141 思ってない事と同じ事だよ。 3 00:00:08,141 --> 00:00:17,451 (もも)朝市さんが… 好きだ。 4 00:00:19,286 --> 00:00:25,993 朝市さんは お姉やんが好きずら? 5 00:00:27,628 --> 00:00:35,335 (朝市)うん。 好きだ。 6 00:00:37,304 --> 00:00:41,608 ちゃんと言ってくれて ありがとう。 7 00:00:46,980 --> 00:00:52,286 (もも) これで 安心して北海道に行ける。 8 00:00:55,656 --> 00:00:58,992 (泣き声) 9 00:00:58,992 --> 00:01:04,598 おかあ~…。 10 00:01:04,598 --> 00:01:10,938 おら…。 (ふじ)何も言わんでいいだよ。 11 00:01:10,938 --> 00:01:17,611 もも 偉かったじゃんね。➡ 12 00:01:17,611 --> 00:01:20,514 もも…。 13 00:01:20,514 --> 00:01:34,161 (泣き声) 14 00:01:34,161 --> 00:01:36,964 もも…。 15 00:01:36,964 --> 00:01:40,834 (泣き声) 16 00:01:40,834 --> 00:01:45,305 はなは ももの初恋が実らなかった事を➡ 17 00:01:45,305 --> 00:01:49,609 その時 知ったのでした。 18 00:01:51,645 --> 00:01:54,314 ♬「これから はじまる」 19 00:01:54,314 --> 00:01:57,217 ♬「あなたの 物語」 20 00:01:57,217 --> 00:02:01,922 ♬「ずっと長く 道は続くよ」 21 00:02:01,922 --> 00:02:06,593 ♬「虹色の雨 降り注げば」 22 00:02:06,593 --> 00:02:11,932 ♬「空は 高鳴る」 23 00:02:11,932 --> 00:02:17,270 ♬「眩しい笑顔の奥に」 24 00:02:17,270 --> 00:02:22,142 ♬「悲しい音がする」 25 00:02:22,142 --> 00:02:27,614 ♬「寄りそって 今があって」 26 00:02:27,614 --> 00:02:35,489 ♬「こんなにも 愛おしい」 27 00:02:35,489 --> 00:02:40,193 ♬「手を繋げば 温かいこと」 28 00:02:40,193 --> 00:02:46,299 ♬「嫌いになれば 一人になってくこと」 29 00:02:46,299 --> 00:02:50,971 ♬「ひとつひとつが あなたになる」 30 00:02:50,971 --> 00:02:55,976 ♬「道は 続くよ」 31 00:03:08,455 --> 00:03:15,595 ももが北海道に旅立つ朝が やってまいりました。 32 00:03:15,595 --> 00:03:19,933 北海道の冬は 甲府の何倍も寒いっていうから➡ 33 00:03:19,933 --> 00:03:22,269 お姉やんのも たくさん持っていけし。 ほれ。 34 00:03:22,269 --> 00:03:26,606 こんなに くれて… お姉やんは 冬が来たら どうするでえ? 35 00:03:26,606 --> 00:03:31,478 北海道の冬は ここよりも ずっと長いから。 ねっ。 36 00:03:31,478 --> 00:03:34,481 (周造)もも。 これも持っていけし。 37 00:03:34,481 --> 00:03:37,250 おじぃやん ありがとう! 大事に使うよ。 38 00:03:37,250 --> 00:03:41,154 それから 念のために わらじも もう一足 持ってけし。 39 00:03:41,154 --> 00:03:43,156 ありがとう。 40 00:03:43,156 --> 00:03:46,626 (吉平)もも これだけあれば十分じゃん。 41 00:03:46,626 --> 00:03:49,296 うん。 42 00:03:49,296 --> 00:03:54,634 もも! これ 産土様のお守りだ。➡ 43 00:03:54,634 --> 00:03:58,305 持ってけし。 ありがとう おかあ。 44 00:03:58,305 --> 00:04:01,575 (リン)ほれにしても 北海道なんて遠く行かんでも➡ 45 00:04:01,575 --> 00:04:03,510 この辺に なんぼでも いいのが…。 46 00:04:03,510 --> 00:04:06,913 あっ リンさんが お餞別持ってきてくれただよ。 47 00:04:06,913 --> 00:04:09,816 ああ。 これ 腹 壊さんように。 48 00:04:09,816 --> 00:04:11,785 おらのお古の腹巻きだ。 49 00:04:11,785 --> 00:04:15,922 リンの餞別は いっつも 腹巻きじゃんな。(笑い声) 50 00:04:15,922 --> 00:04:18,258 これが いっとう いいだよ。 51 00:04:18,258 --> 00:04:21,161 ほいじゃ ももちゃん 元気でね。 52 00:04:21,161 --> 00:04:25,132 あっ 朝市に 家族水入らずの 邪魔するなって言われたから➡ 53 00:04:25,132 --> 00:04:27,267 おら これで! ありがとう おばさん! 54 00:04:27,267 --> 00:04:33,273 ありがとう。 さあ 荷物 まとめろし。 55 00:04:35,942 --> 00:04:42,282 よし。 ほれじゃあ そろそろ 行くけえ。 56 00:04:42,282 --> 00:04:45,585 おとう 待って。 57 00:04:48,955 --> 00:04:53,660 忘れ物け? うん 忘れ物。 58 00:04:56,830 --> 00:05:00,233 おじぃやん。➡ 59 00:05:00,233 --> 00:05:02,169 おとう。 60 00:05:02,169 --> 00:05:04,571 おかあ。 61 00:05:04,571 --> 00:05:07,474 お姉やん。 62 00:05:07,474 --> 00:05:12,445 今まで どうも ありがとうごいした。 63 00:05:12,445 --> 00:05:16,583 もも… ほんな 改まらんでも…。 64 00:05:16,583 --> 00:05:19,920 こういのは こぴっと やらんきゃ駄目ずら。 65 00:05:19,920 --> 00:05:23,623 そうさな。 66 00:05:26,259 --> 00:05:29,596 ほら おとうも。 67 00:05:29,596 --> 00:05:32,299 はい。 68 00:05:38,939 --> 00:05:45,278 おじぃやん。 わらじと手袋 ありがとごいす。 69 00:05:45,278 --> 00:05:50,951 ほれと 畑仕事と わら仕事を 教えてくれて➡ 70 00:05:50,951 --> 00:05:54,654 ありがとうごした。 71 00:05:57,624 --> 00:06:00,527 達者でな。 72 00:06:00,527 --> 00:06:04,431 体には くれぐれも 気ぃ付けるだぞ。 73 00:06:04,431 --> 00:06:09,236 はい。 おじぃやんも まだまだ元気でいてくりょうし。 74 00:06:09,236 --> 00:06:11,905 そうさな。 75 00:06:11,905 --> 00:06:15,575 もも。 我慢したらいけんぞ。 76 00:06:15,575 --> 00:06:20,247 婿の事なんか 尻に敷くぐれえが ちょうどいいだからな! 77 00:06:20,247 --> 00:06:23,583 はい。➡ 78 00:06:23,583 --> 00:06:29,923 おとう。 おう。 79 00:06:29,923 --> 00:06:32,259 おらのために 縁談見っけてきてくれて➡ 80 00:06:32,259 --> 00:06:36,596 ありがとごいす。 81 00:06:36,596 --> 00:06:38,932 もも…。 82 00:06:38,932 --> 00:06:46,273 ほれから このくしも うんと うれしかったさ。 83 00:06:46,273 --> 00:06:50,610 一生大切にします。 84 00:06:50,610 --> 00:06:53,947 もも… ほんな事言うな。 85 00:06:53,947 --> 00:06:58,652 また いつでも買ってやるから。 86 00:07:01,554 --> 00:07:04,891 (もも)おかあ。 87 00:07:04,891 --> 00:07:11,231 もも。 旦那さん支えて こぴっと頑張るだよ。 88 00:07:11,231 --> 00:07:16,903 はい。 おかあの ほうとうの味は 一生忘れねえ。 89 00:07:16,903 --> 00:07:20,573 フフフフ。 いつでも こせえてやるさ。 90 00:07:20,573 --> 00:07:27,914 ももの帰るうちは ちゃ~んと ここにあるだからね。 91 00:07:27,914 --> 00:07:31,217 おかあ…。 92 00:07:36,589 --> 00:07:44,931 おら おかあみてえな 強くて優しい おかあになるよ。➡ 93 00:07:44,931 --> 00:07:49,269 おかあ。 94 00:07:49,269 --> 00:07:54,607 おらの事 生んでくれて ありがとごいす。 95 00:07:54,607 --> 00:08:00,880 もも 幸せになれし。 96 00:08:00,880 --> 00:08:04,584 はい。 97 00:08:08,221 --> 00:08:12,892 (もも)ほれから お姉やん。 98 00:08:12,892 --> 00:08:16,229 お姉やんの書えた 「みみずの女王」の話➡ 99 00:08:16,229 --> 00:08:18,898 あっちで みんなに読んであげるだ。 100 00:08:18,898 --> 00:08:21,801 うん。 101 00:08:21,801 --> 00:08:26,773 お姉やんは おらの自慢じゃん! 102 00:08:26,773 --> 00:08:31,244 北海道までは 長旅ずら。 ほかにも 本 持っていけし。 103 00:08:31,244 --> 00:08:36,116 ううん! おら 知らねえ人が書えた本よりも➡ 104 00:08:36,116 --> 00:08:39,919 お姉やんが書えた話が読みてえ。 105 00:08:39,919 --> 00:08:42,589 もも…。 106 00:08:42,589 --> 00:08:45,925 お姉やんがしてくれる話は➡ 107 00:08:45,925 --> 00:08:52,632 全部 突拍子もなくて 面白かったなあ。 108 00:08:59,272 --> 00:09:05,078 お姉やんの新しい物語 楽しみにしてる。 109 00:09:05,078 --> 00:09:09,382 書えたら送ってくりょう! 約束だよ。 110 00:09:11,217 --> 00:09:14,220 うん。 111 00:09:18,892 --> 00:09:26,900 もも そろそろ 汽車の時間じゃ…。 112 00:09:32,439 --> 00:09:44,918 おらの事 今日まで育てて下さって ありがとうごした! 113 00:09:44,918 --> 00:10:47,647 ♬~ 114 00:10:47,647 --> 00:10:54,954 もも ガールズ ビー アンビシャス! お幸せに。 115 00:11:04,130 --> 00:11:08,268 行っちまっただな…。 116 00:11:08,268 --> 00:11:12,138 うん…。 117 00:11:12,138 --> 00:11:15,608 ももは 明るくて 働きもんだから➡ 118 00:11:15,608 --> 00:11:20,613 きっと みんなに好かれて 幸せにやっていけるらね。 119 00:11:26,953 --> 00:11:31,624 何だか このうち 広くなったね。 120 00:11:31,624 --> 00:11:33,560 なにょう言ってるだ。 121 00:11:33,560 --> 00:11:37,497 うちが 急に狭くなったり 広くなったりする訳ねえら。 122 00:11:37,497 --> 00:11:40,800 そうさな。 123 00:12:03,556 --> 00:12:09,262  回想 お姉やんの新しい物語 楽しみにしてる。 124 00:12:09,262 --> 00:12:12,265 書えたら送ってくりょう! 125 00:12:14,601 --> 00:12:23,910 よし。 平凡な私にしか書けない 普通の話を書くじゃん。 126 00:12:35,622 --> 00:12:47,967 ♬~ 127 00:12:47,967 --> 00:12:50,870 「百合子は 一人っ子でしたから➡ 128 00:12:50,870 --> 00:12:56,643 お友達が遊びに来ない時は 寂しくて たまりませんでした。➡ 129 00:12:56,643 --> 00:13:00,913 『誰か遊びに来ないかなあ』と 言いながら➡ 130 00:13:00,913 --> 00:13:05,218 お庭の木戸から 裏の原っぱへ出ていきました」。 131 00:13:07,587 --> 00:13:14,460 「『私ね お父さん たんぽぽは 子どもに似ていると思うの。➡ 132 00:13:14,460 --> 00:13:17,597 ちょうちょうや はちと一日中➡ 133 00:13:17,597 --> 00:13:21,267 元気に踊っているようじゃ ありませんか。➡ 134 00:13:21,267 --> 00:13:27,940 お日様が沈むと たんぽぽも 目を塞いで眠りますのよ』」。 135 00:13:27,940 --> 00:13:39,952 ♬~ 136 00:13:39,952 --> 00:13:42,622 「『お父さんも これからは➡ 137 00:13:42,622 --> 00:13:46,292 たんぽぽを邪魔だなんて 言わないようにしようね』。➡ 138 00:13:46,292 --> 00:13:52,965 お父さんは 優しく百合子の頭をなでました」。 139 00:13:52,965 --> 00:14:22,662 ♬~ 140 00:14:25,598 --> 00:14:32,905 はなは 出版社に原稿を持ち込んで じか談判する事にしたのです。 141 00:14:41,948 --> 00:14:46,619 よし。 こぴっと売り込むだ。 142 00:14:46,619 --> 00:14:48,955 気合いだけは 十分です。 143 00:14:48,955 --> 00:14:52,959 ごきげんよう。 さようなら。