1 00:00:02,169 --> 00:00:05,172 (はな) 心に思ってる事を伝えないのは➡ 2 00:00:05,172 --> 00:00:08,175 思ってない事と同じ事だよ。 3 00:00:08,175 --> 00:00:17,451 (もも)朝市さんが… 好きだ。 4 00:00:19,186 --> 00:00:25,859 朝市さんは お姉やんが好きずら? 5 00:00:27,527 --> 00:00:35,202 (朝市)うん。 好きだ。 6 00:00:37,204 --> 00:00:41,475 ちゃんと言ってくれて ありがとう。 7 00:00:46,880 --> 00:00:52,152 (もも) これで 安心して北海道に行ける。 8 00:00:55,556 --> 00:00:58,892 (泣き声) 9 00:00:58,892 --> 00:01:04,498 おかあ~…。 10 00:01:04,498 --> 00:01:10,837 おら…。 (ふじ)何も言わんでいいだよ。 11 00:01:10,837 --> 00:01:17,511 もも 偉かったじゃんね。➡ 12 00:01:17,511 --> 00:01:20,514 もも…。 13 00:01:20,514 --> 00:01:34,194 (泣き声) 14 00:01:34,194 --> 00:01:36,863 もも…。 15 00:01:36,863 --> 00:01:40,867 (泣き声) 16 00:01:40,867 --> 00:01:45,205 はなは ももの初恋が実らなかった事を➡ 17 00:01:45,205 --> 00:01:49,476 その時 知ったのでした。 18 00:01:51,545 --> 00:01:54,214 ♬「これから はじまる」 19 00:01:54,214 --> 00:01:57,217 ♬「あなたの 物語」 20 00:01:57,217 --> 00:02:01,822 ♬「ずっと長く 道は続くよ」 21 00:02:01,822 --> 00:02:06,493 ♬「虹色の雨 降り注げば」 22 00:02:06,493 --> 00:02:11,832 ♬「空は 高鳴る」 23 00:02:11,832 --> 00:02:17,170 ♬「眩しい笑顔の奥に」 24 00:02:17,170 --> 00:02:22,175 ♬「悲しい音がする」 25 00:02:22,175 --> 00:02:27,514 ♬「寄りそって 今があって」 26 00:02:27,514 --> 00:02:35,522 ♬「こんなにも 愛おしい」 27 00:02:35,522 --> 00:02:40,193 ♬「手を繋げば 温かいこと」 28 00:02:40,193 --> 00:02:46,199 ♬「嫌いになれば 一人になってくこと」 29 00:02:46,199 --> 00:02:50,871 ♬「ひとつひとつが あなたになる」 30 00:02:50,871 --> 00:02:55,842 ♬「道は 続くよ」 31 00:03:08,488 --> 00:03:15,495 ももが北海道に旅立つ朝が やってまいりました。 32 00:03:15,495 --> 00:03:19,833 北海道の冬は 甲府の何倍も寒いっていうから➡ 33 00:03:19,833 --> 00:03:22,169 お姉やんのも たくさん持っていけし。 ほれ。 34 00:03:22,169 --> 00:03:26,506 こんなに くれて… お姉やんは 冬が来たら どうするでえ? 35 00:03:26,506 --> 00:03:31,511 北海道の冬は ここよりも ずっと長いから。 ねっ。 36 00:03:31,511 --> 00:03:34,514 (周造)もも。 これも持っていけし。 37 00:03:34,514 --> 00:03:37,184 おじぃやん ありがとう! 大事に使うよ。 38 00:03:37,184 --> 00:03:41,188 それから 念のために わらじも もう一足 持ってけし。 39 00:03:41,188 --> 00:03:43,190 ありがとう。 40 00:03:43,190 --> 00:03:46,526 (吉平)もも これだけあれば十分じゃん。 41 00:03:46,526 --> 00:03:49,196 うん。 42 00:03:49,196 --> 00:03:54,534 もも! これ 産土様のお守りだ。➡ 43 00:03:54,534 --> 00:03:58,205 持ってけし。 ありがとう おかあ。 44 00:03:58,205 --> 00:04:01,374 (リン)ほれにしても 北海道なんて遠く行かんでも➡ 45 00:04:01,374 --> 00:04:03,376 この辺に なんぼでも いいのが…。 46 00:04:03,376 --> 00:04:06,813 あっ リンさんが お餞別持ってきてくれただよ。 47 00:04:06,813 --> 00:04:09,816 ああ。 これ 腹 壊さんように。 48 00:04:09,816 --> 00:04:11,818 おらのお古の腹巻きだ。 49 00:04:11,818 --> 00:04:15,822 リンの餞別は いっつも 腹巻きじゃんな。(笑い声) 50 00:04:15,822 --> 00:04:18,158 これが いっとう いいだよ。 51 00:04:18,158 --> 00:04:21,161 ほいじゃ ももちゃん 元気でね。 52 00:04:21,161 --> 00:04:25,165 あっ 朝市に 家族水入らずの 邪魔するなって言われたから➡ 53 00:04:25,165 --> 00:04:27,167 おら これで! ありがとう おばさん! 54 00:04:27,167 --> 00:04:33,140 ありがとう。 さあ 荷物 まとめろし。 55 00:04:35,842 --> 00:04:42,182 よし。 ほれじゃあ そろそろ 行くけえ。 56 00:04:42,182 --> 00:04:45,452 おとう 待って。 57 00:04:48,855 --> 00:04:53,527 忘れ物け? うん 忘れ物。 58 00:04:56,863 --> 00:05:00,200 おじぃやん。➡ 59 00:05:00,200 --> 00:05:02,135 おとう。 60 00:05:02,135 --> 00:05:04,471 おかあ。 61 00:05:04,471 --> 00:05:07,474 お姉やん。 62 00:05:07,474 --> 00:05:12,479 今まで どうも ありがとうごいした。 63 00:05:12,479 --> 00:05:16,483 もも… ほんな 改まらんでも…。 64 00:05:16,483 --> 00:05:19,820 こういのは こぴっと やらんきゃ駄目ずら。 65 00:05:19,820 --> 00:05:23,490 そうさな。 66 00:05:26,159 --> 00:05:29,496 ほら おとうも。 67 00:05:29,496 --> 00:05:32,165 はい。 68 00:05:38,839 --> 00:05:45,178 おじぃやん。 わらじと手袋 ありがとごいす。 69 00:05:45,178 --> 00:05:50,851 ほれと 畑仕事と わら仕事を 教えてくれて➡ 70 00:05:50,851 --> 00:05:54,521 ありがとうごした。 71 00:05:57,524 --> 00:06:00,460 達者でな。 72 00:06:00,460 --> 00:06:04,464 体には くれぐれも 気ぃ付けるだぞ。 73 00:06:04,464 --> 00:06:09,135 はい。 おじぃやんも まだまだ元気でいてくりょうし。 74 00:06:09,135 --> 00:06:11,805 そうさな。 75 00:06:11,805 --> 00:06:15,475 もも。 我慢したらいけんぞ。 76 00:06:15,475 --> 00:06:20,146 婿の事なんか 尻に敷くぐれえが ちょうどいいだからな! 77 00:06:20,146 --> 00:06:23,483 はい。➡ 78 00:06:23,483 --> 00:06:29,823 おとう。 おう。 79 00:06:29,823 --> 00:06:32,158 おらのために 縁談見っけてきてくれて➡ 80 00:06:32,158 --> 00:06:36,496 ありがとごいす。 81 00:06:36,496 --> 00:06:38,832 もも…。 82 00:06:38,832 --> 00:06:46,172 ほれから このくしも うんと うれしかったさ。 83 00:06:46,172 --> 00:06:50,510 一生大切にします。 84 00:06:50,510 --> 00:06:53,847 もも… ほんな事言うな。 85 00:06:53,847 --> 00:06:58,518 また いつでも買ってやるから。 86 00:07:01,454 --> 00:07:04,791 (もも)おかあ。 87 00:07:04,791 --> 00:07:11,131 もも。 旦那さん支えて こぴっと頑張るだよ。 88 00:07:11,131 --> 00:07:16,803 はい。 おかあの ほうとうの味は 一生忘れねえ。 89 00:07:16,803 --> 00:07:20,473 フフフフ。 いつでも こせえてやるさ。 90 00:07:20,473 --> 00:07:27,814 ももの帰るうちは ちゃ~んと ここにあるだからね。 91 00:07:27,814 --> 00:07:31,084 おかあ…。 92 00:07:36,489 --> 00:07:44,831 おら おかあみてえな 強くて優しい おかあになるよ。➡ 93 00:07:44,831 --> 00:07:49,169 おかあ。 94 00:07:49,169 --> 00:07:54,507 おらの事 生んでくれて ありがとごいす。 95 00:07:54,507 --> 00:08:00,680 もも 幸せになれし。 96 00:08:00,680 --> 00:08:04,351 はい。 97 00:08:08,121 --> 00:08:12,792 (もも)ほれから お姉やん。 98 00:08:12,792 --> 00:08:16,129 お姉やんの書えた 「みみずの女王」の話➡ 99 00:08:16,129 --> 00:08:18,798 あっちで みんなに読んであげるだ。 100 00:08:18,798 --> 00:08:21,801 うん。 101 00:08:21,801 --> 00:08:26,806 お姉やんは おらの自慢じゃん! 102 00:08:26,806 --> 00:08:31,144 北海道までは 長旅ずら。 ほかにも 本 持っていけし。 103 00:08:31,144 --> 00:08:36,149 ううん! おら 知らねえ人が書えた本よりも➡ 104 00:08:36,149 --> 00:08:39,819 お姉やんが書えた話が読みてえ。 105 00:08:39,819 --> 00:08:42,489 もも…。 106 00:08:42,489 --> 00:08:45,825 お姉やんがしてくれる話は➡ 107 00:08:45,825 --> 00:08:52,499 全部 突拍子もなくて 面白かったなあ。 108 00:08:59,172 --> 00:09:05,111 お姉やんの新しい物語 楽しみにしてる。 109 00:09:05,111 --> 00:09:09,382 書えたら送ってくりょう! 約束だよ。 110 00:09:11,117 --> 00:09:14,087 うん。 111 00:09:18,792 --> 00:09:26,766 もも そろそろ 汽車の時間じゃ…。 112 00:09:32,472 --> 00:09:44,818 おらの事 今日まで育てて下さって ありがとうごした! 113 00:09:44,818 --> 00:10:47,547 ♬~ 114 00:10:47,547 --> 00:10:54,821 もも ガールズ ビー アンビシャス! お幸せに。 115 00:11:04,163 --> 00:11:08,168 行っちまっただな…。 116 00:11:08,168 --> 00:11:12,172 うん…。 117 00:11:12,172 --> 00:11:15,508 ももは 明るくて 働きもんだから➡ 118 00:11:15,508 --> 00:11:20,480 きっと みんなに好かれて 幸せにやっていけるらね。 119 00:11:26,853 --> 00:11:31,524 何だか このうち 広くなったね。 120 00:11:31,524 --> 00:11:33,526 なにょう言ってるだ。 121 00:11:33,526 --> 00:11:37,530 うちが 急に狭くなったり 広くなったりする訳ねえら。 122 00:11:37,530 --> 00:11:40,800 そうさな。 123 00:12:03,489 --> 00:12:09,162  回想 お姉やんの新しい物語 楽しみにしてる。 124 00:12:09,162 --> 00:12:12,131 書えたら送ってくりょう! 125 00:12:14,500 --> 00:12:23,776 よし。 平凡な私にしか書けない 普通の話を書くじゃん。 126 00:12:35,521 --> 00:12:47,867 ♬~ 127 00:12:47,867 --> 00:12:50,870 「百合子は 一人っ子でしたから➡ 128 00:12:50,870 --> 00:12:56,542 お友達が遊びに来ない時は 寂しくて たまりませんでした。➡ 129 00:12:56,542 --> 00:13:00,713 『誰か遊びに来ないかなあ』と 言いながら➡ 130 00:13:00,713 --> 00:13:04,984 お庭の木戸から 裏の原っぱへ出ていきました」。 131 00:13:07,487 --> 00:13:14,494 「『私ね お父さん たんぽぽは 子どもに似ていると思うの。➡ 132 00:13:14,494 --> 00:13:17,497 ちょうちょうや はちと一日中➡ 133 00:13:17,497 --> 00:13:21,167 元気に踊っているようじゃ ありませんか。➡ 134 00:13:21,167 --> 00:13:27,840 お日様が沈むと たんぽぽも 目を塞いで眠りますのよ』」。 135 00:13:27,840 --> 00:13:39,852 ♬~ 136 00:13:39,852 --> 00:13:42,522 「『お父さんも これからは➡ 137 00:13:42,522 --> 00:13:46,192 たんぽぽを邪魔だなんて 言わないようにしようね』。➡ 138 00:13:46,192 --> 00:13:52,865 お父さんは 優しく百合子の頭をなでました」。 139 00:13:52,865 --> 00:14:22,562 ♬~ 140 00:14:25,498 --> 00:14:32,772 はなは 出版社に原稿を持ち込んで じか談判する事にしたのです。 141 00:14:41,848 --> 00:14:46,519 よし。 こぴっと売り込むだ。 142 00:14:46,519 --> 00:14:48,855 気合いだけは 十分です。 143 00:14:48,855 --> 00:14:52,825 ごきげんよう。 さようなら。