1 00:00:02,102 --> 00:00:20,354 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:20,354 --> 00:00:59,559 ♬~ 3 00:00:59,559 --> 00:01:04,264 (鶏の鳴き声) 4 00:01:16,009 --> 00:01:20,514 (やえ) おりん… こだに早起きして…。 5 00:01:20,514 --> 00:01:24,851 また 眠れなかったんだべか…。 6 00:01:24,851 --> 00:01:26,853 おりん? 7 00:01:28,722 --> 00:01:33,527 おりん! どこさ いるんだ? おりん! おりん! 8 00:01:33,527 --> 00:01:35,562 (りん)母ちゃん ここだぞぇ。 9 00:01:35,562 --> 00:01:37,864 橘りんは ここに いっぞぃ! 10 00:01:37,864 --> 00:01:40,901 何だい! そだとこで 何してんだい! 11 00:01:40,901 --> 00:01:43,537 たたき落ちたら なじょする! 下りろ! 12 00:01:43,537 --> 00:01:47,374 母ちゃん ここだば 遠くまで ず~っと見渡せて➡ 13 00:01:47,374 --> 00:01:51,044 気持ちいいぞぇ! はあ~。 14 00:01:51,044 --> 00:01:54,081 あっ! あそこに見えるのは アメリカでねえか? 15 00:01:54,081 --> 00:01:58,085 何 ふざけてんだ! 早く降りてこ。 おりん! 16 00:01:59,753 --> 00:02:03,156 母ちゃん。 わたす やっぱり➡ 17 00:02:03,156 --> 00:02:05,492 越後屋に行かねえで 女学校さ行く。 18 00:02:05,492 --> 00:02:09,196 もう どだことがあっても この決心は 変わんねえぞぃ。 19 00:02:13,233 --> 00:02:17,204 <その朝 りんは 父親から 改めて➡ 20 00:02:17,204 --> 00:02:23,043 越後屋へ嫁ぐこと 故に 女学校進学は 絶対させない旨➡ 21 00:02:23,043 --> 00:02:26,780 はっきりと 言い渡されたのでした> 22 00:02:26,780 --> 00:02:28,715 (弘次郎)分かったな。 23 00:02:28,715 --> 00:02:31,518 返事をしろ! 24 00:02:31,518 --> 00:02:33,453 (徳右衛門)おりんはバカではない。 25 00:02:33,453 --> 00:02:36,857 よく考えて きっと得心するに違いない。 26 00:02:36,857 --> 00:02:42,029 わしの孫だ おりんは。 ちゃんと正しい道を歩いてくれる。 27 00:02:42,029 --> 00:02:46,733 じいさまは 安心してるぞ。 おりん。 28 00:02:50,203 --> 00:02:52,139 …はい。 29 00:02:52,139 --> 00:02:54,374 ほれみぃ いい返事だぞ。 30 00:02:54,374 --> 00:03:00,480 ハハハハハ…。 31 00:03:00,480 --> 00:03:02,983 (やえ)いいかい おりん。 32 00:03:02,983 --> 00:03:07,487 お前が 越後屋さ 嫁に行かねえことになれば➡ 33 00:03:07,487 --> 00:03:11,358 お前は もう この町で どこにも 嫁に行かれなくなっちまうんだ。 34 00:03:11,358 --> 00:03:13,360 この町ばっかしでねえ。 35 00:03:13,360 --> 00:03:17,998 この近在 隣町にも 嫁に行かれなくなっちまうんだよ。 36 00:03:17,998 --> 00:03:20,667 なして? 「なして」って…。 37 00:03:20,667 --> 00:03:24,504 やっぱし 何にも 分かってねえんだ お前は。 38 00:03:24,504 --> 00:03:28,008 越後屋さ断るつうことは そういうことなんだよ。 39 00:03:28,008 --> 00:03:30,510 周りの人も 越後屋さ 義理立てして➡ 40 00:03:30,510 --> 00:03:34,014 だれも お前を 嫁にくれって 言えなくなっちまうんだ。 41 00:03:35,682 --> 00:03:38,351 だば わたす どこにも お嫁に行かなくていい。 42 00:03:38,351 --> 00:03:42,022 嫁に行かねえで どうすんだ? 女学校さ行って 勉強したあとは➡ 43 00:03:42,022 --> 00:03:44,858 先生にでも何でもなって➡ 44 00:03:44,858 --> 00:03:46,793 わたす ず~っと この家さ いっから。 45 00:03:46,793 --> 00:03:49,596 ここは お前の家ではねえぞぇ。 46 00:03:54,201 --> 00:03:58,071 え? 何? 学校で習わねがったかい? 47 00:03:58,071 --> 00:04:01,641 「女は三界に家なし」って。 48 00:04:01,641 --> 00:04:04,144 女には 自分の家つうものが ねえんだよ。 49 00:04:04,144 --> 00:04:06,079 家は みんな 男のものなんだ。 50 00:04:06,079 --> 00:04:09,816 女は 生まれた家を出て よその家さ 嫁に行って➡ 51 00:04:09,816 --> 00:04:13,320 その相手の家で 生きていかねばなんねえんだ。 52 00:04:13,320 --> 00:04:15,989 なして 女ばっかり そういうふうに されんだべ? 53 00:04:15,989 --> 00:04:21,161 なしてもかしても 昔から そういうふうに決められてんだわ。 54 00:04:21,161 --> 00:04:24,664 女は 一人では 何もできねんだから。 55 00:04:24,664 --> 00:04:31,004 分かったな? なして みんなが お前に嫁に行けって言うか。 56 00:04:31,004 --> 00:04:34,508 ほんでも やっぱり わたす 女学校さ行きてえ。おりん…。 57 00:04:34,508 --> 00:04:38,845 女だって 一生懸命 勉強すれば 何か 一人でできるようになるべ。 58 00:04:38,845 --> 00:04:40,881 そしたら お嫁に行かなくなって➡ 59 00:04:40,881 --> 00:04:44,017 自分の家がなくたって 一人で生きていけっぺ? 60 00:04:44,017 --> 00:04:46,920 わたす やっぱり 女学校さ行って 勉強したい。 61 00:04:46,920 --> 00:04:49,890 母ちゃん わたすを 女学校さやって。 お願い! 62 00:04:49,890 --> 00:04:55,629 おりん。 女学校は タダでは 行けねえんだよ。 63 00:04:55,629 --> 00:04:58,565 まして 仙台のヤソの女学校だば➡ 64 00:04:58,565 --> 00:05:03,803 みどりさんみてえに 金持ちの 娘っこが行く学校だべ? 65 00:05:03,803 --> 00:05:06,640 うちには そんな金は もう どこにも無え。 66 00:05:06,640 --> 00:05:09,142 それだけは はっきり言っておくぞぃ。 67 00:05:12,145 --> 00:05:15,815 やっぱし そこまで 考えなかったんだな…。 68 00:05:15,815 --> 00:05:18,151 なして お前は 考えもなしに➡ 69 00:05:18,151 --> 00:05:21,488 パコチン パコチン はね跳んじまうんだべなぁ…。 70 00:05:21,488 --> 00:05:30,664 ♬~ 71 00:05:30,664 --> 00:05:34,834 <女学校へ行くには たくさんの お金が要る。➡ 72 00:05:34,834 --> 00:05:38,505 この当たり前のことを 忘れていたとは…。➡ 73 00:05:38,505 --> 00:05:42,375 うかつというより まぬけな自分に あきれながら➡ 74 00:05:42,375 --> 00:05:46,846 それでも捨てられない 女学校への 思いを どうすればよいかと➡ 75 00:05:46,846 --> 00:05:50,550 りんは 戸惑い 悩むのでした> 76 00:05:53,353 --> 00:05:56,389 ⚟いってまいりやす。 77 00:05:56,389 --> 00:06:02,629 あ… どうも こんちは。 78 00:06:02,629 --> 00:06:06,132 こんちは。 79 00:06:06,132 --> 00:06:15,809 ♬~(賛美歌) 80 00:06:15,809 --> 00:06:17,744 (鶴次)さん はい。 81 00:06:17,744 --> 00:06:27,420 (一同)♬「悩みまどい また苦しむことも」 82 00:06:27,420 --> 00:06:33,226 (鶴次 千代) ♬「のぞみは たがえず」 83 00:06:33,226 --> 00:06:37,497 (千代)♬「主にこそ 祈れ」 84 00:06:37,497 --> 00:06:40,166 おりんさん 日曜学校 来てくれたんですか。 85 00:06:40,166 --> 00:06:43,069 いや これは うれしい。 さあさあ こっち 一緒に座って➡ 86 00:06:43,069 --> 00:06:47,040 みんなと歌ってください。 あ… あの 松浪先生は? 87 00:06:47,040 --> 00:06:51,778 松浪先生は 今朝早く 急なご用で 仙台へ お帰りになられました。 88 00:06:51,778 --> 00:06:54,180 そうですか…。 89 00:06:54,180 --> 00:06:58,685 何か 大きな心配事が あるようですね。 90 00:06:58,685 --> 00:07:04,457 おりんさんの隣人として 私にも 一緒に心配させてくれませんか? 91 00:07:04,457 --> 00:07:07,494 そうだ! 鶴次先生も➡ 92 00:07:07,494 --> 00:07:10,330 東北女学校の先生して いらしたこと あるんだよなぇ? 93 00:07:10,330 --> 00:07:14,834 そうです。 何か 学校に 関係のあることですか? 94 00:07:19,639 --> 00:07:25,312 鶴次先生 東北女学校さ入ると どのぐらい お金が要んだべ? 95 00:07:25,312 --> 00:07:27,647 …え? 96 00:07:27,647 --> 00:07:33,320 あ… 女学校の授業料としては 一年に12円。 97 00:07:33,320 --> 00:07:36,656 ウッタ~! 12円も!? 98 00:07:36,656 --> 00:07:39,492 そのほかに 遠くから出てきて 入学する生徒は➡ 99 00:07:39,492 --> 00:07:42,529 みんな 寄宿舎に入りますから 寄宿舎の費用として➡ 100 00:07:42,529 --> 00:07:46,833 月に3円だから… 一年に36円だから…➡ 101 00:07:46,833 --> 00:07:49,169 全部で 一年に48円になります。 102 00:07:49,169 --> 00:07:52,472 48円…。 103 00:07:55,041 --> 00:07:59,512 おりんさん どうしたんですか? 48円なんて…。 104 00:07:59,512 --> 00:08:03,483 48円なんて… 駄目だぁ…。 105 00:08:03,483 --> 00:08:07,187 やっぱり夢だったんだ 女学校は…。 106 00:08:09,322 --> 00:08:14,627 自分に正直っつうのは お金がなくては 駄目なんだなぇ。 107 00:08:14,627 --> 00:08:18,798 おりんさん 本当に 女学校で勉強がしたければ➡ 108 00:08:18,798 --> 00:08:21,601 お金がなくても する方法は あるんです。 109 00:08:23,303 --> 00:08:27,474 お金がなくても? 「給費生」になればいいんです。 110 00:08:27,474 --> 00:08:31,311 「給費生」?学校から 授業料や 寄宿舎の費用を➡ 111 00:08:31,311 --> 00:08:34,147 支給していただくんです。 こちらから支払うのではなく➡ 112 00:08:34,147 --> 00:08:37,183 逆に ちょうだいするんです。 113 00:08:37,183 --> 00:08:39,486 そだことが できんのかぇ!? 114 00:08:39,486 --> 00:08:41,521 東北女学校には そういう制度があります。 115 00:08:41,521 --> 00:08:44,991 学校に お願いをして認められれば 給費生になれます。 116 00:08:44,991 --> 00:08:48,028 一学年に何人か こういう給費生がおりますよ。 117 00:08:48,028 --> 00:08:51,765 お金はなくても 勉強は できるんです。 118 00:08:51,765 --> 00:08:54,768 ほんとに そだことが できんのかぇ? 119 00:09:01,107 --> 00:09:04,978 (鶴次)私 中河鶴次といいます。 120 00:09:04,978 --> 00:09:08,982 今度の日曜日 来てください 集会場に。 121 00:09:08,982 --> 00:09:11,751 お願いしますね。 122 00:09:11,751 --> 00:09:20,794 ♬~ 123 00:09:20,794 --> 00:09:24,798 鶴次先生 お願いします。 はいっ! 124 00:09:30,470 --> 00:09:32,405 給費生だからといって➡ 125 00:09:32,405 --> 00:09:36,342 何も 恥ずかしいことも 肩身の狭い思いをすることも➡ 126 00:09:36,342 --> 00:09:38,344 ないんです。➡ 127 00:09:38,344 --> 00:09:41,181 むしろ そうしてまで 学問をしたいという生徒は➡ 128 00:09:41,181 --> 00:09:44,017 ほかの生徒たちよりも 勉強は よくできて➡ 129 00:09:44,017 --> 00:09:47,320 外国人の先生方からの 信望も厚く➡ 130 00:09:47,320 --> 00:09:50,824 友達からも信頼され 尊敬されている生徒が➡ 131 00:09:50,824 --> 00:09:53,493 多いようですよ。 でも そのお金は➡ 132 00:09:53,493 --> 00:09:55,995 後で どうやって返せば いいんだべか? 133 00:09:55,995 --> 00:09:58,832 (鶴次) いえ 返さなくていいんです。 134 00:09:58,832 --> 00:10:01,167 そのかわり 給費生たちは➡ 135 00:10:01,167 --> 00:10:04,070 学校の中の掃除 まかないの手伝いなど➡ 136 00:10:04,070 --> 00:10:06,973 体を使った奉仕を しなくてはなりませんが。 137 00:10:06,973 --> 00:10:10,510 ああ わたす そういう手伝い 慣れてっから。 ほら。 138 00:10:10,510 --> 00:10:13,179 体使うの 大好きなんだ。 139 00:10:13,179 --> 00:10:15,682 (鶴次)おりんさんが もっと 学問をしたい➡ 140 00:10:15,682 --> 00:10:18,718 もっと いろんなことを知りたいと 志したことは➡ 141 00:10:18,718 --> 00:10:20,854 大変よいことです。 142 00:10:20,854 --> 00:10:25,024 この 東北の女子教育のために 大変 心強いことです。 143 00:10:25,024 --> 00:10:27,861 そういう娘さんが もっと たくさん出てきてくれれば➡ 144 00:10:27,861 --> 00:10:30,363 東北の文化は 確実に向上します。 145 00:10:30,363 --> 00:10:32,298 私は 大賛成です。 146 00:10:32,298 --> 00:10:34,534 給費生の何のっていったって➡ 147 00:10:34,534 --> 00:10:39,038 そのお金は ほかの娘たちが納めた 金で 賄われるんでしょう? 148 00:10:39,038 --> 00:10:41,374 いや そうではないんです。 149 00:10:41,374 --> 00:10:46,546 給費生たちのお金は アメリカの信者の 有志から 送られてくるのですよ。 150 00:10:46,546 --> 00:10:48,481 アメリカから…。 ウッター…。 151 00:10:48,481 --> 00:10:52,051 ですから ほかの生徒たちの授業料 とは 何にも関係ありません。 152 00:10:52,051 --> 00:10:54,554 安心して 給費を受けて よいのです。 153 00:10:54,554 --> 00:10:58,391 (弘次郎)お断りする。 橘さん…。 154 00:10:58,391 --> 00:11:01,294 私の娘が 何のために➡ 155 00:11:01,294 --> 00:11:04,497 異人のお情けに すがってまでも 勉強せねばならんのか。 156 00:11:04,497 --> 00:11:08,168 異人好みの 新政府の役人なら いざ知らず➡ 157 00:11:08,168 --> 00:11:13,039 この私に そういう あさましい まねができると お思いか? 158 00:11:13,039 --> 00:11:19,178 貧しくとも 徳川家譜代の 武士の誇りは 捨ててはおらん。➡ 159 00:11:19,178 --> 00:11:22,849 「渇しても盗泉の水は飲まず」。 160 00:11:22,849 --> 00:11:26,686 給費生うんぬんは はっきりと お断り申す。 161 00:11:26,686 --> 00:11:29,188 父ちゃん…! (弘次郎)りんが➡ 162 00:11:29,188 --> 00:11:32,025 女学校の何のと言い出したのは 鶴次さん➡ 163 00:11:32,025 --> 00:11:34,360 あんたが そそのかしたのか? 164 00:11:34,360 --> 00:11:37,263 いや 私は そんな…。 父ちゃん 違うんだぞぃ! 165 00:11:37,263 --> 00:11:39,232 鶴次先生は 何も…。 166 00:11:39,232 --> 00:11:43,069 りんに 妙なヤソの知恵など 吹き込まないでいただきたい。 167 00:11:43,069 --> 00:11:47,874 これは 越後屋に嫁入ることが もう 決まっているんだ。 168 00:11:47,874 --> 00:11:49,909 こういうことだと➡ 169 00:11:49,909 --> 00:11:52,378 今後あんたの家と つきあうことは やめねっかなんねえな。 170 00:11:52,378 --> 00:11:54,314 おとっつぁん! おとっつぁん! 171 00:11:54,314 --> 00:11:56,249 私は あんたの おとっつぁんではない! 172 00:11:56,249 --> 00:11:58,251 今日は引き取ってください! 173 00:12:02,488 --> 00:12:04,791 帰ってください。 174 00:12:14,500 --> 00:12:18,171 (千代)もう少し 時間がたって 落ち着けば➡ 175 00:12:18,171 --> 00:12:21,374 お父さんも 考え直して くださるんやないかしら? 176 00:12:23,509 --> 00:12:26,179 父ちゃんは 思い込むと➡ 177 00:12:26,179 --> 00:12:29,015 もう ず~っと そればっかりに なっちまうんだ。 178 00:12:29,015 --> 00:12:33,686 今だって 心の中じゃ 薩長と 戊辰の戦してんだよ 父ちゃんは。 179 00:12:33,686 --> 00:12:37,523 そういう お人に いきなり アメリカ人からの給費を➡ 180 00:12:37,523 --> 00:12:41,394 もらえなどと 無神経に勧めた私が悪かった。 181 00:12:41,394 --> 00:12:45,865 かえって 気持ちを 固くさせてしまって…。 182 00:12:45,865 --> 00:12:47,800 ごめんなさいね おりんちゃん。 183 00:12:47,800 --> 00:12:53,606 ううん! わたすこそ ごめんなぇ。 先生に 嫌な思いさしてしまって。 184 00:12:53,606 --> 00:12:57,377 やっぱり 人を あてにしては わがんねぇな。 185 00:12:57,377 --> 00:12:59,312 自分のことなんだから。 186 00:12:59,312 --> 00:13:03,149 いや 自分一人の力には 限度があります。 187 00:13:03,149 --> 00:13:07,820 私は いつでも おりんさんの力になりますよ。 188 00:13:07,820 --> 00:13:11,991 …でも おりんさんの 本当の気持ちは どうなの? 189 00:13:11,991 --> 00:13:16,663 もう 女学校は あきらめますか? 190 00:13:16,663 --> 00:13:21,501 ううん。 わたすは 給費生に なっても 女学校さ行きてえ。 191 00:13:21,501 --> 00:13:24,337 たとえ 父ちゃんが許してくれなくても➡ 192 00:13:24,337 --> 00:13:26,272 わたすは 行きたい。 193 00:13:26,272 --> 00:13:30,009 新之助さんには そういう おりんちゃんの気持ち➡ 194 00:13:30,009 --> 00:13:32,312 話したことあるの? 195 00:13:34,180 --> 00:13:38,017 そうねえ…。 言いにくいわねぇ…。 196 00:13:38,017 --> 00:13:41,354 しかし どうしても 女学校に行きたければ➡ 197 00:13:41,354 --> 00:13:43,856 それは 言わなければならないでしょう。 198 00:13:43,856 --> 00:13:47,360 あなたが 言ってあげるわけには… いかないわねぇ。 199 00:13:47,360 --> 00:13:52,031 それは できない! それは 筋が違う! 200 00:13:52,031 --> 00:13:55,068 でも その話を きちんとしなければ➡ 201 00:13:55,068 --> 00:13:59,539 こちらばかりで 女学校の話を 進めるわけにもいかないでしょう。 202 00:13:59,539 --> 00:14:01,808 それは 越後屋さんに対して➡ 203 00:14:01,808 --> 00:14:04,644 とても やましい行為に なりますからね。 204 00:14:04,644 --> 00:14:07,680 それは いけないことですよ。 205 00:14:07,680 --> 00:14:10,817 おりんちゃん どこへ? 越後屋さんに行ってきます。 206 00:14:10,817 --> 00:14:13,319 (2人)ええっ!? 207 00:14:13,319 --> 00:14:16,222 越後屋さんに わたすの気持ち 話してきます。 208 00:14:16,222 --> 00:14:18,191 自分のことだから 自分で話してきます。 209 00:14:18,191 --> 00:14:20,993 その方が 人に迷惑かけないし。 じゃ 行ってきます! 210 00:14:20,993 --> 00:14:22,929 (千代)ちょっと お待ちなさい! おりんちゃん! 211 00:14:22,929 --> 00:14:26,165 (鶴次)ちょっと もう少し考えてからの方が…! 212 00:14:26,165 --> 00:14:29,669 <はね駒は またしても 考える前に➡ 213 00:14:29,669 --> 00:14:31,971 はねてしまったのでしたが…> 214 00:14:36,008 --> 00:14:43,516 ♬~ 215 00:14:43,516 --> 00:14:47,353  心の声  でも 自分のことなんだから…。➡ 216 00:14:47,353 --> 00:14:49,288 おりん ほれ 行きな!➡ 217 00:14:49,288 --> 00:14:52,291 目くっつぐって 入っちまえ!