1 00:00:02,202 --> 00:00:20,654 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:20,654 --> 00:00:58,859 ♬~ 3 00:01:00,928 --> 00:01:05,933 (りん)神様 どうぞ 源造さんたちを お救いください。 4 00:01:07,601 --> 00:01:12,472 <明治29年6月15日 午後8時すぎ。➡ 5 00:01:12,472 --> 00:01:18,779 青森 岩手 宮城 各県の太平洋沿岸 すなわち 三陸海岸に➡ 6 00:01:18,779 --> 00:01:22,449 日本史上最大の すさまじい大津波が押し寄せ➡ 7 00:01:22,449 --> 00:01:29,957 瞬く間に 沿岸の村々を壊滅させ 数万の人命を のみ込みました。➡ 8 00:01:29,957 --> 00:01:34,962 まさに 古今未曽有の大惨事が 発生したのです> 9 00:01:36,630 --> 00:01:40,300 まだ 連絡のとれない町や村も たくさんあり➡ 10 00:01:40,300 --> 00:01:42,636 正確な被害の状況は 分かりませんが➡ 11 00:01:42,636 --> 00:01:45,973 とにかく 大変な災害であることに 間違いはありません。 12 00:01:45,973 --> 00:01:50,310 今 各方面の救援隊が 続々と 現地に向かっておりますが➡ 13 00:01:50,310 --> 00:01:53,981 我が東北女学校でも 校長先生のご命令により➡ 14 00:01:53,981 --> 00:01:56,817 至急 救援隊を組織して 現地へ赴き➡ 15 00:01:56,817 --> 00:01:59,486 救援活動を行うことになりました。 16 00:01:59,486 --> 00:02:03,256 災害地ですから 不便なこと 危険なことを 覚悟の上で➡ 17 00:02:03,256 --> 00:02:07,761 救援隊に参加希望の方は 私のほうまで申し出てください。 18 00:02:07,761 --> 00:02:10,430 また 現地に行けない人も➡ 19 00:02:10,430 --> 00:02:13,266 救援物資を 集めたり 作ったりすることで➡ 20 00:02:13,266 --> 00:02:15,202 救援活動に 参加していただきます。 21 00:02:15,202 --> 00:02:17,938 食料や衣料は できるだけ たくさん➡ 22 00:02:17,938 --> 00:02:19,973 現地に運び込みたいと 思いますので➡ 23 00:02:19,973 --> 00:02:24,277 皆さん それぞれに手分けして いろいろな方に協力をお願いし➡ 24 00:02:24,277 --> 00:02:28,115 少しでも たくさんの物資を 集めるようにしてください。 25 00:02:28,115 --> 00:02:30,951 この紙を お宅の塀に 貼らせていただいて➡ 26 00:02:30,951 --> 00:02:33,286 よろしゅうございましょうか? 明日 救援隊が➡ 27 00:02:33,286 --> 00:02:36,957 出発するものですから それまでに 品物をいただきたいものですから。 28 00:02:36,957 --> 00:02:39,993 どうぞ。 ありがとうございます。 29 00:02:39,993 --> 00:02:43,296 けが人や病人も かなりな数らしいんです。 30 00:02:43,296 --> 00:02:46,333 薬でも包帯でも とにかく 手当てに使えるものでしたら➡ 31 00:02:46,333 --> 00:02:49,469 何でも結構ですから 私たちに ご寄付いただければ➡ 32 00:02:49,469 --> 00:02:53,340 現地に 私たちが責任を持って お届けいたしますので。 33 00:02:53,340 --> 00:02:56,043 どうぞ よろしく お願いいたします。 34 00:03:00,113 --> 00:03:03,417 号外 号外! 号外だよ~! 35 00:03:03,417 --> 00:03:05,752 号外だよ 号外だよ! 号外 号外! 36 00:03:05,752 --> 00:03:08,588 号外だよ 号外! はい 号外 号外 号外! 37 00:03:08,588 --> 00:03:10,924 号外だよ! おりんさん! 38 00:03:10,924 --> 00:03:13,960 源造さんや おんつぁんたちから 何か連絡あった? 39 00:03:13,960 --> 00:03:16,963 何にも ねえのっしゃ。 ちょっと 見せて。 40 00:03:20,600 --> 00:03:22,536 ひどい…。 41 00:03:22,536 --> 00:03:25,472 ねえ 2人を見たとか何とか 人の話でも いいから➡ 42 00:03:25,472 --> 00:03:27,941 そういう知らせ ないの!? ねえんでがんす…。 43 00:03:27,941 --> 00:03:30,777 もし… もし 2人とも 津波に やられちまってたら➡ 44 00:03:30,777 --> 00:03:33,613 俺たち どうしたら ええんだべ? そんなことないわよ! 45 00:03:33,613 --> 00:03:35,649 2人とも 津波になんか 絶対やられてや しないわよ! 46 00:03:35,649 --> 00:03:39,119 んだども 志津川も 町じゅう 全部やられてるって…。 47 00:03:39,119 --> 00:03:41,788 でも おんつぁんたちは大丈夫。 48 00:03:41,788 --> 00:03:44,624 駄目だ そんな気弱なこと 言っては! しっかりしな! 49 00:03:44,624 --> 00:03:46,560 へえ。 50 00:03:46,560 --> 00:03:49,129 私も 明日 志津川に行くから。 51 00:03:49,129 --> 00:03:51,164 川ばたの おかみさんも そだに言ってるっす。 52 00:03:51,164 --> 00:03:53,633 おきわさん 来たの!? 今 中さ 居りす。 53 00:03:53,633 --> 00:03:55,836 今 いるの!? 54 00:04:02,342 --> 00:04:05,912 おきわさん! (きわ)あ おりんちゃん。 55 00:04:05,912 --> 00:04:07,848 あたし ちょいと 行ってきますからね。 56 00:04:07,848 --> 00:04:09,783 冗談じゃないっていうのよ。 57 00:04:09,783 --> 00:04:11,785 津波だか何だか知らないけど そんなものに➡ 58 00:04:11,785 --> 00:04:14,087 あの人 持っていかれて たまりますかっていうの! 59 00:04:14,087 --> 00:04:16,123 せっかく 戦争から生きて帰って きたっていうのに➡ 60 00:04:16,123 --> 00:04:18,959 そんな津波なんかで…。 大丈夫 大丈夫。 61 00:04:18,959 --> 00:04:21,261 あの人も 源造さんも 死んじゃいませんよ。 62 00:04:21,261 --> 00:04:24,965 そう あっさりと死ねるような 人間じゃないもの あの2人は。 63 00:04:28,602 --> 00:04:31,938 どうか もう一度 お助けくださいまし。 64 00:04:31,938 --> 00:04:34,608 あの2人を 生きて この店に お返しくださいまし。 65 00:04:34,608 --> 00:04:36,543 少しのけがぐらいなら 我慢します。 66 00:04:36,543 --> 00:04:38,779 どうか 命だけは 取り上げないでくださいまし。 67 00:04:38,779 --> 00:04:40,714 生きてさえいれば 結構でございます。 68 00:04:40,714 --> 00:04:43,617 どうか あの2人を お守りくださいまし。 69 00:04:43,617 --> 00:04:46,319 鶴次先生も どうぞ お守りください。 70 00:04:48,121 --> 00:04:51,958 それじゃ あたしは行ってきますからね。 71 00:04:51,958 --> 00:04:55,462 3人で帰ってくるからね 留守番 しっかり しててくださいよ。 72 00:04:55,462 --> 00:04:58,131 ちょ… ちょっと待ってください おきわさん! 73 00:04:58,131 --> 00:05:02,002 私も行くんだよ? えっ おりんちゃんも? 74 00:05:02,002 --> 00:05:04,404 女学校の救援隊で 明日 出発するの。 75 00:05:04,404 --> 00:05:07,440 今 食料品とか衣類とか薬とか いろんなものを集めて➡ 76 00:05:07,440 --> 00:05:11,178 それ 持っていくの。 おきわさんも 私たちと一緒に行きましょうよ。 77 00:05:11,178 --> 00:05:13,914 こんな重い荷物 1人で 持っていくんじゃ 大変だもの。 78 00:05:13,914 --> 00:05:15,949 ね? 私たちと一緒に 行きましょう。 79 00:05:15,949 --> 00:05:21,254 明日? 明日じゃ遅いわ。 津波から もう2日もたってるのよ。 80 00:05:21,254 --> 00:05:24,157 今日行けば 助かったものを 1日遅れで駄目になっちゃった➡ 81 00:05:24,157 --> 00:05:26,126 ってこと あるもの。 やっぱり あたし 今から行くわ。 82 00:05:26,126 --> 00:05:29,129 おりんちゃんは 後から 来ておくれね。 それじゃ お先に。 83 00:05:29,129 --> 00:05:32,766 おきわさん! もう…。 84 00:05:32,766 --> 00:05:35,101 ちょっと待ってよ おきわさん! 85 00:05:35,101 --> 00:05:37,938 おきわさんの食べる物や何かは 持ったの? 86 00:05:37,938 --> 00:05:40,273 そんな あたしの食べ物なんか いいわよ。 87 00:05:40,273 --> 00:05:42,776 だって 向こうに行くまでが 大変らしいし➡ 88 00:05:42,776 --> 00:05:44,811 それに 行ったって もし 村が全滅してたら➡ 89 00:05:44,811 --> 00:05:47,447 それこそ 水1杯だって 飲めないんだから。 90 00:05:47,447 --> 00:05:49,783 ちゃんと準備していかないと おきわさんまで➡ 91 00:05:49,783 --> 00:05:53,286 まいってしまうわよ!あたしは どうなったって いいのよ! 92 00:05:53,286 --> 00:05:55,222 おきわさん! 93 00:05:55,222 --> 00:05:59,092 助けに行く人が 倒れちまったら しょうがないでないの! 94 00:05:59,092 --> 00:06:03,096 私 今 お弁当作るから。 ね? ちょっとだけ 待ってて。 95 00:06:03,096 --> 00:06:06,933 そんな暇ないの。 こうしてる間にだってね➡ 96 00:06:06,933 --> 00:06:09,069 あたしは 気が気じゃないのよ。 97 00:06:09,069 --> 00:06:11,972 あの人は 泳ぎが あんまり うまくないって言ってたから➡ 98 00:06:11,972 --> 00:06:14,741 波にさらわれたら オダブツなのよ! 99 00:06:14,741 --> 00:06:17,244 どっかの木の枝にでも うまいこと 引っかかっていてくれたら➡ 100 00:06:17,244 --> 00:06:20,146 いいんだけど… 早く行かなきゃ。 ごめんなさいよ! 101 00:06:20,146 --> 00:06:22,415 ちょ ちょ ちょっと待って…。 102 00:06:22,415 --> 00:06:29,089 ♬~ 103 00:06:29,089 --> 00:06:32,125 彌七つぁん! 104 00:06:32,125 --> 00:06:35,962 よかった 無事だったのね! 105 00:06:35,962 --> 00:06:40,467 いがった…。(彌七)大丈夫だよ。 俺は大丈夫だよ。 106 00:06:43,937 --> 00:06:47,607 源造さんは…? 源造さんは どうしたの? 107 00:06:47,607 --> 00:06:53,913 まさか… まさか… おんつぁん… おんつぁん! 108 00:06:57,617 --> 00:07:00,220 源造も 元気だよ。 109 00:07:00,220 --> 00:07:05,225 元気で 津波の後の人助けに 走り回ってるよ あいつは。 110 00:07:08,094 --> 00:07:10,230 いがった…。 111 00:07:10,230 --> 00:07:12,232 (彌七)どうしたんだ? (きわ)おりんちゃん。 112 00:07:16,903 --> 00:07:23,243 鶴次先生や 千代おばちゃんや あやちゃんや けいちゃんたちは? 113 00:07:23,243 --> 00:07:26,146 鶴次さんたちには会ってないが➡ 114 00:07:26,146 --> 00:07:30,583 多分 あの人たちも 神様が助けてくださってるだろう。 115 00:07:30,583 --> 00:07:34,754 俺たちだって 助かったんだから。 116 00:07:34,754 --> 00:07:39,559 そうね… きっと そうね…。 117 00:07:47,267 --> 00:07:51,604 今から考えると あんなに気味が悪いほど➡ 118 00:07:51,604 --> 00:07:54,274 イワシの大群が 押し寄せてきたっつうのが➡ 119 00:07:54,274 --> 00:07:57,777 地震や津波の 前知らせだったんだよ。 120 00:07:57,777 --> 00:08:03,550 とにかく 魚で海が盛り上がって 泡立ってんだから。 121 00:08:03,550 --> 00:08:08,054 何か 安政の大地震の時も ちょうど そんなふうで➡ 122 00:08:08,054 --> 00:08:10,890 地震の後 やっぱり大津波が来て➡ 123 00:08:10,890 --> 00:08:13,927 たくさん 死人が出たっていうからね。 124 00:08:13,927 --> 00:08:16,763 今度も やっぱり 地震があったの? 125 00:08:16,763 --> 00:08:21,067 あの晩は ちょうど 旧暦の端午の節句でね。 126 00:08:21,067 --> 00:08:24,571 それと 日清戦争で戦った人たちが➡ 127 00:08:24,571 --> 00:08:28,408 みんなで集まって祝いの会を 開いている所が多かったんだ。 128 00:08:28,408 --> 00:08:31,911 それで 3回ほど 地震で揺れても➡ 129 00:08:31,911 --> 00:08:36,783 みんな 祝いの酒で酔っ払っていて 大して気にもしなかったんだな。 130 00:08:36,783 --> 00:08:41,421 見ていた人の話だと そのころは もう 海の水が➡ 131 00:08:41,421 --> 00:08:44,758 どんどん どんどん 沖のほうに 引いていってしまって➡ 132 00:08:44,758 --> 00:08:48,928 そのあとに 山よりも高いような波になって➡ 133 00:08:48,928 --> 00:08:51,598 ドウッと 押し寄せてきたんだそうだ。 134 00:08:51,598 --> 00:08:54,501 (きわ)その時 彌七さんたちは どこにいたの? 135 00:08:54,501 --> 00:08:59,339 泊まった宿が 運よく 山の手の高台にあってさ➡ 136 00:08:59,339 --> 00:09:03,877 買い付けが うまく済んで 源造と酒を飲んでいたんだ。 137 00:09:03,877 --> 00:09:07,714 そしたら 何だか ゴーッという音がするから➡ 138 00:09:07,714 --> 00:09:10,049 大雨でも降ってきたのかなと 思ってたら➡ 139 00:09:10,049 --> 00:09:12,552 いきなり 入り口の戸が押し破られて➡ 140 00:09:12,552 --> 00:09:15,889 海の水が ド~ッと流れ込んできてさ。 141 00:09:15,889 --> 00:09:18,558 いや~ びっくりしたの何のって。 142 00:09:18,558 --> 00:09:21,227 源造と無我夢中で 窓から飛び出して➡ 143 00:09:21,227 --> 00:09:26,066 裏の山に よじ登ったんだ。 (きわ)まあ 怖い。 144 00:09:26,066 --> 00:09:31,738 その宿は 海よりは 何丈も 高い所にあったんだが➡ 145 00:09:31,738 --> 00:09:37,911 ほとんど使い物にならないほど メチャメチャに つぶされちまってね。 146 00:09:37,911 --> 00:09:42,749 海辺にあった家は ほとんど 波にさらわれて➡ 147 00:09:42,749 --> 00:09:46,586 何一つ なくなっていたよ…。 148 00:09:46,586 --> 00:09:52,091 鶴次先生の家は 漁師の網元だって聞いたけど…。 149 00:09:52,091 --> 00:09:54,127 (彌七)漁師か…。➡ 150 00:09:54,127 --> 00:09:59,966 漁師じゃ 山の上に家があるって ことは ないからなぁ…。 151 00:09:59,966 --> 00:10:02,802 おんつぁん…! 152 00:10:02,802 --> 00:10:06,106 (きわ)大丈夫よ! 人間なんてね➡ 153 00:10:06,106 --> 00:10:08,441 そうそう あっさり 死ぬもんじゃないんだから。 154 00:10:08,441 --> 00:10:12,278 きっと 彌七さんたちみたいに どっかに逃げて 助かってるわよ。 155 00:10:12,278 --> 00:10:15,615 そうよね… きっと 今ごろ➡ 156 00:10:15,615 --> 00:10:20,120 源造さんと会って 喜びあってるかもしれないものね。 157 00:10:20,120 --> 00:10:22,956 さ 俺は こうしていられないぞ。 158 00:10:22,956 --> 00:10:25,458 あんた どうするの? 159 00:10:25,458 --> 00:10:28,495 俺が帰ってきたのは この家の倉庫にある➡ 160 00:10:28,495 --> 00:10:32,232 梅干しや漬物 それに 工場で作ってる佃煮を➡ 161 00:10:32,232 --> 00:10:34,467 向こうへ 運び出すためなんだ。➡ 162 00:10:34,467 --> 00:10:36,503 これは 源造が言い出したことでね。 163 00:10:36,503 --> 00:10:40,340 津波でやられた人たち相手に 商売するつもりなの!? 164 00:10:40,340 --> 00:10:44,644 そうじゃないよ。 タダで進呈するんだよ。 165 00:10:44,644 --> 00:10:48,515 食べる物も何もない人たちに うちの梅干しや漬物で➡ 166 00:10:48,515 --> 00:10:50,817 元気出してもらうんだよ。 167 00:10:50,817 --> 00:10:53,720 それをするために 俺は帰ってきたんだ。 168 00:10:53,720 --> 00:10:56,723 おんつぁん…。 169 00:11:03,396 --> 00:11:07,267 叔父の話では 運良く命が助かった人たちも➡ 170 00:11:07,267 --> 00:11:09,769 何か1枚でも 身にまとっていれば いいほうで➡ 171 00:11:09,769 --> 00:11:12,438 ほとんどが 着ていたものも 波にさらわれて➡ 172 00:11:12,438 --> 00:11:15,341 丸裸同然の人たち ばっかりだそうです。 173 00:11:15,341 --> 00:11:17,944 (英語で) 174 00:11:17,944 --> 00:11:19,979 けが人や病人も 数え切れないほどいて➡ 175 00:11:19,979 --> 00:11:23,750 今 高台にある小学校に 臨時に 収容されているそうですが➡ 176 00:11:23,750 --> 00:11:27,287 手当てをする お医者さんや 看護婦さんも ほとんどいなくて➡ 177 00:11:27,287 --> 00:11:30,123 薬や包帯も 全然 足りないそうです。 178 00:11:30,123 --> 00:11:32,792 一日も早く 救援に来てほしい っていうことです。 179 00:11:32,792 --> 00:11:34,727 (ドアが開く音) (梅沢)田島先生➡ 180 00:11:34,727 --> 00:11:36,663 待ってください。 それは誤解で…。 181 00:11:36,663 --> 00:11:39,465 (田島) 校長先生 私を 救援活動から➡ 182 00:11:39,465 --> 00:11:42,135 お外しになったというのは 本当の話ですか? 183 00:11:42,135 --> 00:11:44,971 そうです。 それが…? 184 00:11:44,971 --> 00:11:49,309 やっぱり… やっぱり 私のような年寄りは➡ 185 00:11:49,309 --> 00:11:52,212 役に立たないからって…。 ですからね 田島先生➡ 186 00:11:52,212 --> 00:11:55,114 それは 先生の誤解で…。 何が誤解ですか。 187 00:11:55,114 --> 00:11:57,050 先生だって そう おっしゃったじゃありませんか。➡ 188 00:11:57,050 --> 00:11:59,953 こういう非常時には 体力と気力のある➡ 189 00:11:59,953 --> 00:12:03,256 足腰の しっかりした者でないと 救援活動の邪魔になるからって。 190 00:12:03,256 --> 00:12:06,292 それは 先生のことではなくて 生徒のことを言ったのでして…。 191 00:12:06,292 --> 00:12:08,761 いいえ 先生は 私の目を見ながら おっしゃいましたよ。 192 00:12:08,761 --> 00:12:12,432 そう言ったあとで 校長先生が 私を救援活動から➡ 193 00:12:12,432 --> 00:12:14,934 お外しになったって そう言ったじゃないですか! 194 00:12:14,934 --> 00:12:19,439 ミスター 梅沢。 私は そんた言い方は してはおりませんのです。 195 00:12:19,439 --> 00:12:21,374 それじゃ まるで 田島先生は➡ 196 00:12:21,374 --> 00:12:23,943 役立たずの もうろく婆さんの ようじゃありませんか。 197 00:12:23,943 --> 00:12:26,613 私が そんな失礼なこと 申し上げるはずが➡ 198 00:12:26,613 --> 00:12:29,282 ございませんでしょう。 そんなこと分かりませんよ。 199 00:12:29,282 --> 00:12:33,453 本当に そう思ってるん じゃないですか? ひどい! 200 00:12:33,453 --> 00:12:36,956 私のこと そんたふうに? あんまりです。 ひどい…。 201 00:12:36,956 --> 00:12:38,992 ひどいのは そっちじゃありませんか。 202 00:12:38,992 --> 00:12:43,463 私は もうろく婆さんの 役立たずだなんて… ひどい…。 203 00:12:43,463 --> 00:12:45,498 (マーチン)2人とも どうか 落ち着いて。 204 00:12:45,498 --> 00:12:50,236 田島先生。 校長先生が 救援隊から 田島先生をお外しになったのは➡ 205 00:12:50,236 --> 00:12:52,972 田島先生に 学校に残っていただいて➡ 206 00:12:52,972 --> 00:12:56,275 こちら側の 救援活動のリーダーに なっていただくためなんです。 207 00:12:58,845 --> 00:13:03,416 そのとおりです。 本当ですか? 208 00:13:03,416 --> 00:13:05,718 ミス 田島。 209 00:13:11,591 --> 00:13:18,364 「bride」? 校長先生 やんだぁ! 恥ずかしい~。 210 00:13:18,364 --> 00:13:21,934 やだ~ 失礼します! 211 00:13:21,934 --> 00:13:24,771 (笑い声) 212 00:13:24,771 --> 00:13:27,273 節子さん…。 213 00:13:27,273 --> 00:13:30,109 (節子)校長先生 お願いがございます。 214 00:13:30,109 --> 00:13:33,012 私を 救援隊に お加えくださいませ。 215 00:13:33,012 --> 00:13:37,283 節子さん…。 主人は もう 現地のほうに➡ 216 00:13:37,283 --> 00:13:39,318 軍隊と一緒に 向かっておりますが➡ 217 00:13:39,318 --> 00:13:41,788 私にも できれば 皆さんと一緒に➡ 218 00:13:41,788 --> 00:13:44,624 救援活動に参加するようにと 申しておりましたので➡ 219 00:13:44,624 --> 00:13:47,660 是非 ご一緒に お願いいたします。 220 00:13:47,660 --> 00:13:50,296 節子さん ありがとう。 221 00:13:50,296 --> 00:13:53,332 校長先生。 節子さんの参加を お許しください。 222 00:13:53,332 --> 00:13:55,835 私からも お願いいたします。 223 00:13:59,005 --> 00:14:01,407 (英語で) みなさんのお働きの上に➡ 224 00:14:01,407 --> 00:14:04,077 神の祝福のあらんことを お祈りいたします。 225 00:14:04,077 --> 00:14:17,090 ♬~ 226 00:14:17,090 --> 00:14:19,926 <こうして りんたちの救援隊は➡ 227 00:14:19,926 --> 00:14:25,264 災害地へ向けて 慌ただしく 出発していったのでした> 228 00:14:25,264 --> 00:14:29,769 (彌七)あとは頼んだぞ。へい。 よし 行こう。 229 00:14:29,769 --> 00:14:34,440 <ここにも 小さな救援隊が 出発していきました> 230 00:14:34,440 --> 00:14:43,149 ♬~ 231 00:14:43,149 --> 00:14:47,153 <源造もいる その悲惨な災害地に向かって➡ 232 00:14:47,153 --> 00:14:52,358 りんは しっかりと地を踏みしめて 歩いていくのでした>