1 00:00:02,102 --> 00:00:20,554 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:20,554 --> 00:00:58,559 ♬~ 3 00:01:01,128 --> 00:01:04,665 <この家で 素人下宿を 開業しようという➡ 4 00:01:04,665 --> 00:01:08,001 りんの提案は 源造の回復を待って➡ 5 00:01:08,001 --> 00:01:13,340 翌日の夜 家族全員で検討し 話し合われました> 6 00:01:13,340 --> 00:01:16,009 (りん)提案の理由 その四。 7 00:01:16,009 --> 00:01:18,512 昨日 彌七おんつぁんも 保険の話で言ってたけど➡ 8 00:01:18,512 --> 00:01:21,014 私たちって ほんとに 明日 何が起きるか…。 9 00:01:21,014 --> 00:01:23,517 っていうより 次の瞬間 何が起きるか➡ 10 00:01:23,517 --> 00:01:26,186 分からないところで 生きてるのよね。 11 00:01:26,186 --> 00:01:29,856 源造さんが倒れた時に 私 そう思ったわ。 12 00:01:29,856 --> 00:01:32,693 本当に 夢にも思わなかったん ですもの。 13 00:01:32,693 --> 00:01:35,028 (やえ)源造さん そうやって 起きてて 疲れやせんかい? 14 00:01:35,028 --> 00:01:37,064 (源造)いえ もう大丈夫です。 (弘次郎)無理をして➡ 15 00:01:37,064 --> 00:01:39,900 こじらせねえように。 横になっていたら どうですか? 16 00:01:39,900 --> 00:01:42,703 (徳右衛門)そうしなさい。 いえ 本当に大丈夫ですから。 17 00:01:42,703 --> 00:01:45,539 心配しないでください。 本当に 疲れない? 18 00:01:45,539 --> 00:01:50,377 大丈夫だよ。 話を続けなさい。 はい。 19 00:01:50,377 --> 00:01:54,047 それで 何か 思いがけないことが 起こった時に➡ 20 00:01:54,047 --> 00:01:56,083 やっぱり 慌てないために➡ 21 00:01:56,083 --> 00:01:58,919 蓄え 備えっていうものが 必要だと思うの。 22 00:01:58,919 --> 00:02:03,156 それを 私たち 女の手でも できたらって思って それで…。 23 00:02:03,156 --> 00:02:05,492 そんな出しゃばったことを せずとも➡ 24 00:02:05,492 --> 00:02:09,162 男の働いた金の中から 余分の蓄えを作るように➡ 25 00:02:09,162 --> 00:02:12,199 心がけるのが 女の務めではないか。 26 00:02:12,199 --> 00:02:15,669 そんな余計な仕事のために お前の なすべき仕事が➡ 27 00:02:15,669 --> 00:02:18,572 なおざりになるようでは 源造さんに 申し訳ない。 28 00:02:18,572 --> 00:02:21,341 そんな なおざりになんて するつもり ありません。 29 00:02:21,341 --> 00:02:24,011 ちゃんと なすべき仕事は やってから 下宿屋の仕事を➡ 30 00:02:24,011 --> 00:02:26,680 するつもりなの。 それなら いいでしょ? おとっつぁん。 31 00:02:26,680 --> 00:02:29,716 それは こちらの答えることではない。 32 00:02:29,716 --> 00:02:32,853 それを決めるのは 源造さんだ。 33 00:02:32,853 --> 00:02:38,191 この家は 源造さんの物であり お前は 源造さんに嫁入った者だ。 34 00:02:38,191 --> 00:02:41,528 何事も 源造さんの意見 第一。➡ 35 00:02:41,528 --> 00:02:44,431 お前が 賢しらなことを言ったり したりすることは➡ 36 00:02:44,431 --> 00:02:47,401 まがりならん。 (徳右衛門)そのとおり。 37 00:02:47,401 --> 00:02:50,537 女房は 何をなすにも まず 亭主 第一。 38 00:02:50,537 --> 00:02:52,572 仮にも 亭主を差し置いて➡ 39 00:02:52,572 --> 00:02:56,043 小賢しく しゃしゃり出るような まねをしてはならねえ。 40 00:02:56,043 --> 00:03:00,647 「雌鳥勧めて 雄鳥時を作れば すなわち 家亡び➡ 41 00:03:00,647 --> 00:03:03,984 女賢しうして 牛 売りそこなう」。 42 00:03:03,984 --> 00:03:06,887 源造さん おりんが 差し出たことを➡ 43 00:03:06,887 --> 00:03:10,157 言ったりした時は 遠慮なく しかりつけてください。 44 00:03:10,157 --> 00:03:13,660 親の前であろうと何であろうと 一向に かまいませんから。 45 00:03:13,660 --> 00:03:16,163 そうしなければ この はね駒は➡ 46 00:03:16,163 --> 00:03:20,033 思いつくと どこさでも はねていきやすから。 47 00:03:20,033 --> 00:03:22,335 まったく なして こうだか…。 48 00:03:22,335 --> 00:03:25,238 親の躾が悪くて 申し訳ござりやせん。 49 00:03:25,238 --> 00:03:28,041 私の妻に ケチをつけないでください。 50 00:03:30,010 --> 00:03:32,045 おりんは なにも 一人で➡ 51 00:03:32,045 --> 00:03:34,514 勝手に はねているわけでは ありませんよ。 52 00:03:34,514 --> 00:03:38,685 下宿屋をしたいという話は ゆうべ おりんから相談を受けました。 53 00:03:38,685 --> 00:03:42,522 ただし 私が反対なら やめるということで…。 54 00:03:42,522 --> 00:03:45,025 (やえ)源造さんは 反対では ねがったんですか? 55 00:03:45,025 --> 00:03:48,695 僕は 別に… もともと 部屋が余ってますし➡ 56 00:03:48,695 --> 00:03:52,365 おりんが そうしたいと言うのなら かまわないと思ったんですが。 57 00:03:52,365 --> 00:03:57,871 ただ そうなると 実際に 下宿人の 世話をするのは 女ということで➡ 58 00:03:57,871 --> 00:04:00,774 お母さんに そんなことを させていいのかと…。 59 00:04:00,774 --> 00:04:04,478 私? 私は 別に かまわねえげんと…。 60 00:04:04,478 --> 00:04:08,315 でも それを お父さんが お許しになるか どうか…。 61 00:04:08,315 --> 00:04:13,987 私? いや 私は別に その…。 62 00:04:13,987 --> 00:04:16,490 では おとっつぁん 私と おりんと 一緒に➡ 63 00:04:16,490 --> 00:04:18,425 下宿屋 やってもいいのかぇ? 64 00:04:18,425 --> 00:04:22,162 私は 別に かまわん。 65 00:04:22,162 --> 00:04:26,333 本当に? 本当に いいのかえ? おとっつぁん。 66 00:04:26,333 --> 00:04:31,505 いや… やえのことについては かまわんと言っているが➡ 67 00:04:31,505 --> 00:04:35,342 下宿屋を やる やらんは これは 源造さんが決めること。 68 00:04:35,342 --> 00:04:37,677 私が 口を出す立場ではない。 69 00:04:37,677 --> 00:04:40,013 いや お父さん➡ 70 00:04:40,013 --> 00:04:45,519 実は お父さんにも 大いに 口を出して もらいたいんですが。 71 00:04:45,519 --> 00:04:48,855 お母さんが おりんに 手を貸して くださるというのなら➡ 72 00:04:48,855 --> 00:04:52,692 私は この家を下宿屋にすることに 何の異存もありません。 73 00:04:52,692 --> 00:04:55,195 もともと そのために建てた家だし➡ 74 00:04:55,195 --> 00:04:59,366 おりんや お母さんが 家の中で できる仕事ですから。 75 00:04:59,366 --> 00:05:02,636 みなさんに異存がなければ 僕は 下宿屋 賛成です。 76 00:05:02,636 --> 00:05:07,307 源造さん…。 ただ それについて 私は➡ 77 00:05:07,307 --> 00:05:10,343 自分の会社の仕事で 今のところ 手いっぱいの状態でして➡ 78 00:05:10,343 --> 00:05:13,180 とても 下宿屋の管理まで 目が届きかねます。 79 00:05:13,180 --> 00:05:18,818 しかし 下宿屋を経営するとなれば 当然 管理責任者が必要ですし➡ 80 00:05:18,818 --> 00:05:21,721 経理のことやら 対外的なことやら➡ 81 00:05:21,721 --> 00:05:24,991 やはり 責任者は 男の方がいいと思うんです。 82 00:05:24,991 --> 00:05:31,164 それで… これは まことに 私の勝手な お願いなんですが➡ 83 00:05:31,164 --> 00:05:34,668 その管理責任者を お父さんに お願いしたいんですが。 84 00:05:34,668 --> 00:05:37,704 おとっつぁんに? お父さんなら➡ 85 00:05:37,704 --> 00:05:42,542 私は 安心して この家を任せて 自分の会社の仕事に専念できます。 86 00:05:42,542 --> 00:05:45,378 お父さんが 目を光らせていてくだされば➡ 87 00:05:45,378 --> 00:05:49,015 おりんや お母さんも 安心して働けると思うんです。 88 00:05:49,015 --> 00:05:55,188 下宿人や世間の信用も お父さんなら 絶対文句無しです。 89 00:05:55,188 --> 00:05:58,091 まことに 身勝手な お願いで 申し訳ありませんが➡ 90 00:05:58,091 --> 00:06:03,897 その責任者の役目を 引き受けては いただけませんでしょうか? 91 00:06:03,897 --> 00:06:08,635 おとっつぁん 源造さんの願い 聞いてください。 92 00:06:08,635 --> 00:06:12,305 弘次郎 いいお役目ではないか。 93 00:06:12,305 --> 00:06:15,809 お前が引き受けねば わしが引き受けても いいんだぞ。 94 00:06:15,809 --> 00:06:19,679 (こと)また あなたが そんな…。 それこそ 「年寄りの冷や水」で➡ 95 00:06:19,679 --> 00:06:21,982 ござりやしょう。 お前は 黙ってなさい。 96 00:06:21,982 --> 00:06:25,852 おとっつぁん。 お父さん。 97 00:06:25,852 --> 00:06:28,488 いささか 筋の違う気もするが➡ 98 00:06:28,488 --> 00:06:33,159 また 私が それに ふさわしいか どうかは 分からぬが…➡ 99 00:06:33,159 --> 00:06:35,662 よろしい。 100 00:06:35,662 --> 00:06:37,998 お引き受け いたしやしょう。 101 00:06:37,998 --> 00:06:40,834 おとっつぁん! 102 00:06:40,834 --> 00:06:45,005 そのかわり 君は 専心 会社の仕事に励んで➡ 103 00:06:45,005 --> 00:06:50,343 ぜひとも 新しい事業を 成功させてくだされ。 104 00:06:50,343 --> 00:06:54,547 ありがとうございます。 よろしく お願いいたします。 105 00:07:06,293 --> 00:07:09,963 よかった。 お父さんが 引き受けてくださって。 106 00:07:09,963 --> 00:07:12,465 無理やり押しつけたみたいで 申し訳なかったんだけど…。 107 00:07:12,465 --> 00:07:14,401 源造さん。 108 00:07:14,401 --> 00:07:17,637 私たち 隠し事はしないって お約束だったわね? 109 00:07:17,637 --> 00:07:21,975 えっ 何だい? 俺は 何も 隠し事なんてしてないよ。 110 00:07:21,975 --> 00:07:25,645 ありがとうございました。 何だい それは? 111 00:07:25,645 --> 00:07:29,316 おとっつぁんに いい仕事を くだすって。 112 00:07:29,316 --> 00:07:32,819 私に黙って 考えていてくださったのね。 113 00:07:32,819 --> 00:07:35,655 腰を痛めた おとっつぁんに もう 木場の仕事は➡ 114 00:07:35,655 --> 00:07:37,691 辞めてほしいって 私も思ってたの。 115 00:07:37,691 --> 00:07:40,493 でも どう言いだしていいか 分からなくて…。 116 00:07:40,493 --> 00:07:42,996 あなたが ああいうふうに 言いだしてくだすって➡ 117 00:07:42,996 --> 00:07:45,332 本当に うれしかった。 118 00:07:45,332 --> 00:07:48,168 どうも ありがとうございました。 何 言ってんだ。 119 00:07:48,168 --> 00:07:52,339 俺は 自分のために 身勝手な…。 いいの! 何も言わなくて。 120 00:07:52,339 --> 00:07:55,675 私 分かってる。 121 00:07:55,675 --> 00:07:58,011 これからも よろしくお願いします。 122 00:07:58,011 --> 00:08:00,613 お互いにな。 123 00:08:00,613 --> 00:08:03,516 下宿屋経営の 細かい打ち合わせは 君と お父さんに任せるから。 124 00:08:03,516 --> 00:08:06,953 任しといて! 2人で これから 一生懸命 勉強するわ。 125 00:08:06,953 --> 00:08:09,990 頼むよ。 さあ! 126 00:08:09,990 --> 00:08:14,127 私は これから 下宿屋のおばさんだぞぃ! 127 00:08:14,127 --> 00:08:17,630 頑張ってくだっしょなぃ! おばさん! 128 00:08:17,630 --> 00:08:19,632 あっ! 129 00:08:22,135 --> 00:08:25,038 <いよいよ 下宿屋の開業です。➡ 130 00:08:25,038 --> 00:08:28,541 ともかく まず 下宿人を集めねば…> 131 00:08:30,810 --> 00:08:33,146 やっぱし うまいなぇ。 132 00:08:33,146 --> 00:08:37,484 こんでは ハァ 床の間さ 飾っておけるわ。 133 00:08:37,484 --> 00:08:41,988 貼り紙の大きさにしては 字が ちいと大きすぎる…。 134 00:08:41,988 --> 00:08:44,190 うるさい 黙っておれ。 135 00:08:47,327 --> 00:08:49,362 いいんでねえかぇ? 136 00:08:49,362 --> 00:08:53,199 でも よそさまの家の塀に こだ物 貼って 怒られねえべか? 137 00:08:53,199 --> 00:08:57,003 いいから。 下宿人 決まったら きれいに はがすから。 138 00:08:57,003 --> 00:08:59,339 あっ あそこにも 1枚 どうだぇ? そうだなぇ。 139 00:08:59,339 --> 00:09:02,609 目立つ所に 貼らねっか。 東京の人は 歩くのが速いから➡ 140 00:09:02,609 --> 00:09:04,644 よく見ねえもの。 141 00:09:04,644 --> 00:09:07,280 こういうものって 斜めに貼っつけっと➡ 142 00:09:07,280 --> 00:09:10,950 目立って いいんだって。 斜め? こうかぇ? 143 00:09:10,950 --> 00:09:13,286 そうそうそう。 いや…。 144 00:09:13,286 --> 00:09:16,322 こっちの根性が 曲がってるようで 私は やんだ。 145 00:09:16,322 --> 00:09:19,092 やっぱり まっつぐが ええ。 146 00:09:19,092 --> 00:09:21,027 んだな。 まっつぐが いいな。 147 00:09:21,027 --> 00:09:24,464 はい いいかい? 大丈夫かな? 148 00:09:24,464 --> 00:09:29,803 いい人が 来てくれっと いいげんとなぇ。 149 00:09:29,803 --> 00:09:31,805 あっ 来た。 え? 150 00:09:34,140 --> 00:09:39,813 ♬「夕空晴れて 秋風吹き」 ちょっと… 母ちゃん やめてよ! 151 00:09:39,813 --> 00:09:42,148 ♬「月影落ちて」 母ちゃん! 152 00:09:42,148 --> 00:09:44,484 ♬「鈴虫鳴く」 153 00:09:44,484 --> 00:09:47,387 ♬「思えば遠し 故郷の空」 154 00:09:47,387 --> 00:09:51,591 ♬「ああ わが父母 いかにおわす」 155 00:09:53,993 --> 00:09:57,797 あっ…。 なんだぇ…。 156 00:10:05,171 --> 00:10:07,106 あ…。 157 00:10:07,106 --> 00:10:10,977 (ヒサ)下宿屋を お始めになるんでございますか? 158 00:10:10,977 --> 00:10:15,181 そうです。 今 入居者を 募っているところです。 159 00:10:15,181 --> 00:10:18,518 どのような方を お入れになるんです? 160 00:10:18,518 --> 00:10:22,355 学生 もしくは 独身の男子 というのを 基本としております。 161 00:10:22,355 --> 00:10:24,390 (六七郎)学生は うるさいです。 162 00:10:24,390 --> 00:10:29,129 1人でいる時は いいが 友人 朋輩と一緒になると➡ 163 00:10:29,129 --> 00:10:32,866 衆を頼んで がぜん うるさくなります。 164 00:10:32,866 --> 00:10:37,036 少し 酒でも入ろうものなら 政治論から 芸術論➡ 165 00:10:37,036 --> 00:10:40,073 分かりもせぬ文学論から 教師の悪口➡ 166 00:10:40,073 --> 00:10:42,208 とどまるところを知りません。 167 00:10:42,208 --> 00:10:47,046 まったく 野蛮人と なり果てます。 168 00:10:47,046 --> 00:10:48,982 うちの先生は 今➡ 169 00:10:48,982 --> 00:10:51,718 小説を書いてらっしゃるもんで ございますから➡ 170 00:10:51,718 --> 00:10:57,390 騒がしい音で 空気を乱されるのを とっても 嫌がりましてね。➡ 171 00:10:57,390 --> 00:11:02,162 執筆に障ると申しまして。 ねえ 先生? 172 00:11:02,162 --> 00:11:05,665 (六七郎)ああ。 学生を入れるみぎりには➡ 173 00:11:05,665 --> 00:11:09,335 どうか 野蛮人は ご無用に願います。 174 00:11:09,335 --> 00:11:11,838 ねえ? タマや。 175 00:11:11,838 --> 00:11:17,710 このタマも 先生に似て 静かな所が好きでございましてね。 176 00:11:17,710 --> 00:11:22,849 タマや 前のお宅が 賑やかになりそうだよ。 177 00:11:22,849 --> 00:11:25,552 どうしようねぇ? 178 00:11:29,722 --> 00:11:32,358 自分の息子を 先生 呼ばわりして。 179 00:11:32,358 --> 00:11:35,194 何だ。 あの親子は 少し変なんでないか? 180 00:11:35,194 --> 00:11:39,032 大学の先生が 変では 困りやしょう。 181 00:11:39,032 --> 00:11:41,935 (徳右衛門)しかし 言ってることは あながち 間違ってはいないぞ。 182 00:11:41,935 --> 00:11:45,705 若い学生が 寄り集まれば 確かに騒がしいものだ。 183 00:11:45,705 --> 00:11:47,740 (弘次郎)騒がしくないのを 入れれば いいんです。 184 00:11:47,740 --> 00:11:51,044 (やえ)んでも 若い学生が集まって ヒッソリしてるのも➡ 185 00:11:51,044 --> 00:11:55,381 気持ち悪いんでねえかぇ? んだなぇ。 元気なほうがいいなぇ。 186 00:11:55,381 --> 00:11:58,418 とにかく 前の家に とやかく言わせねえように➡ 187 00:11:58,418 --> 00:12:02,488 下宿人となる人物は 私が 厳しく審査をする。 188 00:12:02,488 --> 00:12:05,158 私の目に かなった者でなければ 入れない。 189 00:12:05,158 --> 00:12:07,093 じゃ わしも見よう。 190 00:12:07,093 --> 00:12:09,996 2つの目より 4つの目のほうが 確かだろうから。 191 00:12:09,996 --> 00:12:13,333 管理責任者は 私ですから。 分かってる。 192 00:12:13,333 --> 00:12:16,369 責任者 責任者と そだに張り切るな。 193 00:12:16,369 --> 00:12:18,838 とにかく 最終的には➡ 194 00:12:18,838 --> 00:12:22,709 入居者は 私が決めますから。 はい。 195 00:12:22,709 --> 00:12:26,012 んでも あの貼り紙 見て 来てくれっかな? 196 00:12:26,012 --> 00:12:28,715 誰も来なかったら どうしよう…。 197 00:12:34,687 --> 00:12:37,890 (豆腐売りのラッパ) 198 00:12:41,361 --> 00:12:44,664 今日は まだ 無理かな…。 199 00:12:51,871 --> 00:12:55,208 あっ ここだ! 200 00:12:55,208 --> 00:12:59,879 あの… 下宿希望の方ですか? 201 00:12:59,879 --> 00:13:02,782 そうです。 あなたは ここの方ですか? 202 00:13:02,782 --> 00:13:05,985 ああ そうです! まあ よく いらっしゃいました! 203 00:13:05,985 --> 00:13:09,856 さあ どうぞ!どうも。 ああ あなたは ここの方ですか。 204 00:13:09,856 --> 00:13:13,860 そうですか。 もっと年配の方が やっているのかと思っていました。 205 00:13:13,860 --> 00:13:17,497 よかった。 さあ どうぞ。 もう みんな 待ってましたから。 206 00:13:17,497 --> 00:13:19,499 さあ どうぞ。 207 00:13:22,168 --> 00:13:25,204 さあ どうぞ お入りください。 208 00:13:25,204 --> 00:13:29,509 あ… 管理責任者の父と祖父です。 209 00:13:29,509 --> 00:13:31,444 どうも…。 210 00:13:31,444 --> 00:13:34,147 どうぞ お掛けください。 はい。 211 00:13:36,282 --> 00:13:40,687 今 お茶 持ってまいりますから。 あの ちょっと…。 212 00:13:40,687 --> 00:13:45,191 座ってください。 はい! 213 00:13:45,191 --> 00:13:49,362 この下宿の管理責任者として 入居希望者には➡ 214 00:13:49,362 --> 00:13:53,533 私の面談を受けてもらうことに しています。はあ…。 215 00:13:53,533 --> 00:13:56,436 キョトキョトせずに まっつぐ こちらを見られい! 216 00:13:56,436 --> 00:13:58,404 はい! (弘次郎)まず➡ 217 00:13:58,404 --> 00:14:04,143 氏名 生年月日 本籍 父母の存否 所属する学校名を伺おう。 218 00:14:04,143 --> 00:14:06,179 はぁ…? 219 00:14:06,179 --> 00:14:08,481 私の言うことを ちゃんと心して➡ 220 00:14:08,481 --> 00:14:10,416 耳に留めてくれるようでなくては 困る。 221 00:14:10,416 --> 00:14:12,819 二度も言わなくては 分からぬような学生は➡ 222 00:14:12,819 --> 00:14:15,121 野蛮人になりやすい。 223 00:14:17,657 --> 00:14:20,693 どだ顔してんの? めんこい学生か? 224 00:14:20,693 --> 00:14:23,529 ⚟(弘次郎)待ちなさい! 225 00:14:23,529 --> 00:14:25,998 あの お茶を…! 226 00:14:25,998 --> 00:14:35,341 ♬~ 227 00:14:35,341 --> 00:14:38,177 どうしたの? 228 00:14:38,177 --> 00:14:40,847 少し 厳しすぎたかな…。 229 00:14:40,847 --> 00:14:43,649 「過ぎたるは 及ばざるが如し」。 230 00:14:46,018 --> 00:14:51,524 <下宿希望者 第1号の獲得は 失敗に終わったようです。➡ 231 00:14:51,524 --> 00:14:53,726 あれじゃあね…>