1 00:00:01,240 --> 00:00:19,490 ・~ (テーマ音楽) 2 00:00:19,490 --> 00:00:59,160 ・~ 3 00:00:59,160 --> 00:01:01,160 (鐘の音) 4 00:01:01,160 --> 00:01:03,970 <入学試験は終わった。・ 5 00:01:03,970 --> 00:01:06,300 りんが あれほどまでに頑張って・ 6 00:01:06,300 --> 00:01:10,140 自分の夢を託した 女学校の入学試験が・ 7 00:01:10,140 --> 00:01:12,180 ついに 終わってしまったのです> 8 00:01:12,180 --> 00:01:16,480 (梅沢)これで 入学試験は終了しました。 9 00:01:16,480 --> 00:01:19,320 試験の結果 合格不合格は・ 10 00:01:19,320 --> 00:01:23,490 近日中に 皆さんの 親もとの方へ 郵便で通知します。 11 00:01:23,490 --> 00:01:26,990 皆さんは 自宅で 通知を待っていてください。 12 00:01:26,990 --> 00:01:30,660 それでは 皆さん どうもお疲れさまでした。 13 00:01:30,660 --> 00:01:35,000 皆さんの上に 神の祝福の あらんことを祈ります。 14 00:01:35,000 --> 00:01:37,830 (助手)全員 起立!・ 15 00:01:37,830 --> 00:01:39,840 礼。 16 00:01:49,850 --> 00:01:56,350 [ 心の声 ] (りん)終わった。 終わっつまったぁ…。 17 00:01:56,350 --> 00:02:01,190 (くに)みなさん 必ず また この学校で お会いしましょうね。 18 00:02:01,190 --> 00:02:04,890 さいなら。 (一同)さいなら。 19 00:02:10,800 --> 00:02:13,640 (節子)橘さん。 はい! 20 00:02:13,640 --> 00:02:17,840 お先に 失礼いたします。 はい。 21 00:02:23,150 --> 00:02:28,320 <浜田くにも 水野節子も 大人びて きちんと挨拶し・ 22 00:02:28,320 --> 00:02:31,820 出るも さがるも きっぱりと鮮やかでした> 23 00:02:31,820 --> 00:02:42,830 ・~ 24 00:02:42,830 --> 00:02:44,830 (源造)おりんちゃん! 25 00:02:49,610 --> 00:02:53,810 終わっつまった…。 どうだった? 試験。 26 00:03:00,780 --> 00:03:02,720 おりんちゃん…。 27 00:03:02,720 --> 00:03:06,660 そんな 今から 駄目だなんて 自分で決めることないよ。 28 00:03:06,660 --> 00:03:09,960 合格不合格なんて ふた開けてみなきゃ・ 29 00:03:09,960 --> 00:03:11,890 分かんないんだから。 30 00:03:11,890 --> 00:03:14,830 したって 自分が いちばん よく分かるよ。 31 00:03:14,830 --> 00:03:17,130 わたす 今日は 頭の中が バラバラで・ 32 00:03:17,130 --> 00:03:19,970 自分で何やってっか 分かんねかったんだ。 33 00:03:19,970 --> 00:03:22,870 あ そっちじゃないよ。 こっち。 34 00:03:22,870 --> 00:03:26,840 なして? おんつぁんの家は こっちだべ? 35 00:03:26,840 --> 00:03:31,150 少し仙台の町を案内してあげるよ。 せっかく来たんだから…。 36 00:03:31,150 --> 00:03:34,650 いい。 わたす 今日は 早く 家さ帰りてえ。 37 00:03:34,650 --> 00:03:37,150 駄目だよ そんな気分のまま帰っちゃ。 38 00:03:37,150 --> 00:03:39,660 何か うまいものでも食って 気分 直して…。 39 00:03:39,660 --> 00:03:43,830 いい。 わたす 今 何も食べたくねえの。 40 00:03:43,830 --> 00:03:46,730 そんなこと言わないで。 俺が ごちそうするから…。 41 00:03:46,730 --> 00:03:49,700 いいの! よくない! 42 00:03:49,700 --> 00:03:53,540 試験の日に 朝ごはんも食べさせないで・ 43 00:03:53,540 --> 00:03:55,540 昼は 焼きいも…。 44 00:03:55,540 --> 00:03:58,740 このまま帰したんじゃ 俺たちの恥だよ。 45 00:04:00,310 --> 00:04:04,610 ここの料理は うまいんだ。 気楽に食べられる所だから。 46 00:04:04,610 --> 00:04:07,280 ええのに…。 47 00:04:07,280 --> 00:04:10,120 こんちは。 (おタケ)おいでなっせ。 48 00:04:10,120 --> 00:04:13,960 まだ 支度してっとこだけんど。 少し早くて 悪いんだけど・ 49 00:04:13,960 --> 00:04:16,290 女将さんに ちょっと作って もらいたいんだ。 この人のために。 50 00:04:16,290 --> 00:04:18,960 はい。 女将さ~ん! 51 00:04:18,960 --> 00:04:20,900 ここの女将さん お江戸育ちでね・ 52 00:04:20,900 --> 00:04:22,830 さっぱりした料理 作ってくれるんだ。 53 00:04:22,830 --> 00:04:25,130 ここのだったら 食べたくなくても 食べられるよ。 54 00:04:25,130 --> 00:04:27,340 さあ 奥へ上がって。 55 00:04:39,320 --> 00:04:44,150 (きわ)いらっしゃいまし。 いつ青森からお帰り? 源造さん。 56 00:04:44,150 --> 00:04:47,190 今日の昼前に。 女将さん ちょっと早くて悪いんだけど・ 57 00:04:47,190 --> 00:04:49,830 何か うまいものを この人に。 58 00:04:49,830 --> 00:04:53,700 あっ! お… お前さん ゆんべの…。 59 00:04:53,700 --> 00:04:58,330 あっ! あんた 彌七つぁんの…。 60 00:04:58,330 --> 00:05:03,940 え? どうして…? 源造さん これは どういうこと? 61 00:05:03,940 --> 00:05:05,980 この娘 あんたの何なんだい? 62 00:05:05,980 --> 00:05:11,110 何なのって… そんな 別に ただの知り合いですよ。 63 00:05:11,110 --> 00:05:14,980 やっぱり! 何ですか? 何かあったんですか? 64 00:05:14,980 --> 00:05:18,290 源造さん あんた 本当に 何も知らないの? 65 00:05:18,290 --> 00:05:20,220 何も 彌七さんから 聞いてないの? 66 00:05:20,220 --> 00:05:23,630 彌七さんは 酒の飲みすぎで うなって寝てますけど…。 67 00:05:23,630 --> 00:05:27,500 おりんちゃん 何かあったの? あったのどこじゃないわよ。 68 00:05:27,500 --> 00:05:30,800 彌七さん 恥ずかしくって 源造さんにも言えないんだわ。 69 00:05:30,800 --> 00:05:32,740 なして 恥ずかしいの? 70 00:05:32,740 --> 00:05:36,310 まあ ずうずうしい。 大した小娘だね あんたも。 71 00:05:36,310 --> 00:05:38,340 なして? おだまり! 72 00:05:38,340 --> 00:05:40,640 何だい とぼけて まあ…。 73 00:05:40,640 --> 00:05:43,310 なめちゃいけないよ。 こう見えたって 私はね・ 74 00:05:43,310 --> 00:05:45,650 けんかじゃ負けない お江戸の鳶の娘だよ。 75 00:05:45,650 --> 00:05:48,150 と… 「とび」って何だえ? 76 00:05:48,150 --> 00:05:50,990 ちょっと お前さん! 私を 冷やかしに来たのかい? 77 00:05:50,990 --> 00:05:54,020 ちょ… ちょっと待って。 訳が分かんないけど どうしたの? 78 00:05:54,020 --> 00:05:56,160 訳は 彌七つぁんから とっくり聞いとくれ! 79 00:05:56,160 --> 00:05:58,660 源造さん この娘 連れて さっさと帰っておくれよ! 80 00:05:58,660 --> 00:06:01,260 そして 彌七つぁんにね 「もう金輪際・ 81 00:06:01,260 --> 00:06:03,200 この川ばたには 足を入れさせないから」って・ 82 00:06:03,200 --> 00:06:05,770 「顔を見るのも ごめんこうむりの 逆づり小便」って・ 83 00:06:05,770 --> 00:06:07,700 そう言っといてよ! ウッター。 84 00:06:07,700 --> 00:06:12,110 さあ 塩まかれないうちに 帰った 帰った! 何すんだ!? 85 00:06:12,110 --> 00:06:14,610 なして おんつぁんや わたすに そんな悪口 言うんだ? 86 00:06:14,610 --> 00:06:18,280 悪いのは お前さんの方だべ! 夜中に 人の家さ押し込んできて・ 87 00:06:18,280 --> 00:06:21,120 わたすのおへそ 踏んづけたり おんつぁんの顔 しっぱたいたり。 88 00:06:21,120 --> 00:06:23,150 おまけに 酒っこなんか置いていくから・ 89 00:06:23,150 --> 00:06:25,450 おんつぁん 酔っ払っつまって…。 おかげで わたす・ 90 00:06:25,450 --> 00:06:27,390 朝ごはん 食べらんねかったんだぞぃ! 91 00:06:27,390 --> 00:06:30,960 悪いのは お前さんの方だべ! 何の話だ? 92 00:06:30,960 --> 00:06:33,300 おんつぁんの悪口なんか言ったら わたすが承知しねえから! 93 00:06:33,300 --> 00:06:35,630 おんつぁんは いい人なんだぞぃ。 94 00:06:35,630 --> 00:06:38,130 お前さんこそ 二度と おんつぁんの家に来ては・ 95 00:06:38,130 --> 00:06:41,640 わがんねぞぃ! さよなら! 96 00:06:41,640 --> 00:06:44,310 ちょ… ちょ… ちょっと…。 97 00:06:44,310 --> 00:06:53,820 ・~ 98 00:06:53,820 --> 00:07:03,260 (笑い声) 99 00:07:03,260 --> 00:07:07,760 源造さん あんたが悪いのよ。 あんたが留守にしたりするから。 100 00:07:07,760 --> 00:07:09,800 だって 仕事があったんだもん。 101 00:07:09,800 --> 00:07:11,930 しかし おりんちゃん びっくりしただろ? 102 00:07:11,930 --> 00:07:13,870 いきなり 踏んづけられちゃ。 アハハハ! 103 00:07:13,870 --> 00:07:16,770 何だか わたすも 訳 わかんねくて…。 104 00:07:16,770 --> 00:07:20,640 もう頭の中は 西洋の酒で ガンガンしてるし 目は回るし…。 105 00:07:20,640 --> 00:07:24,450 あれから 何だか ず~っと訳わかんねえ感じで・ 106 00:07:24,450 --> 00:07:28,150 何か そのまま 試験 終わっつまって…。 107 00:07:30,250 --> 00:07:34,160 ごめんね おりんちゃん。 本当に ごめんなさいね。 108 00:07:34,160 --> 00:07:36,160 女将さんのせいでねえよ。 109 00:07:36,160 --> 00:07:38,790 わたすが 西洋の酒 飲みすぎたのが悪かったんだ。 110 00:07:38,790 --> 00:07:41,700 でも 彌七さんを そんな 二日酔いにしちまったのは・ 111 00:07:41,700 --> 00:07:45,130 私のせいだから。 姪っ子なら姪っ子って・ 112 00:07:45,130 --> 00:07:47,170 彌七さん はなから はっきり 言ってくれりゃいいんだよ。 113 00:07:47,170 --> 00:07:49,970 はっきり言ったって 女将さん 信用しなかったんじゃないかな。 114 00:07:49,970 --> 00:07:52,480 まあね。 だってねえ・ 115 00:07:52,480 --> 00:07:56,980 おりんちゃんの この顔と 彌七さんの顔 並べてごらんよ。 116 00:07:56,980 --> 00:07:59,020 信用しろって方が 無理だよ。 117 00:07:59,020 --> 00:08:02,220 ハハハ! 俺も 初め 嘘かと思ったもんな。 118 00:08:07,620 --> 00:08:10,090 さあ おりんちゃん 食べて。 119 00:08:10,090 --> 00:08:12,130 焼きいもより おいしいよ。 120 00:08:12,130 --> 00:08:14,760 ありがとうございます。 いただきます。 121 00:08:14,760 --> 00:08:16,700 源造さんも食べて。 122 00:08:16,700 --> 00:08:19,440 今日は 私のおごり。 お詫びのしるしにね。 123 00:08:19,440 --> 00:08:23,310 すみません。 じゃあ 遠慮なく いただきます。 124 00:08:23,310 --> 00:08:26,210 何だか きまりが悪いわ。 125 00:08:26,210 --> 00:08:28,940 すっかり 源造さんにも知られちまって…。 126 00:08:28,940 --> 00:08:30,880 誰にも言わないでよ。 127 00:08:30,880 --> 00:08:33,780 女将さん 今度 俺が 夜 留守する時は・ 128 00:08:33,780 --> 00:08:37,620 ちゃんと女将さんに 知らせるからね。 アハハ! 129 00:08:37,620 --> 00:08:44,130 そんなんじゃないわよ! 何だい 若い娘のいる前で。 130 00:08:44,130 --> 00:08:47,030 おいしい。 そう? 131 00:08:47,030 --> 00:08:51,000 よかった。 たんと食べてね。 132 00:08:51,000 --> 00:08:54,470 おりんちゃん やっぱり ここに連れてきて よかった。 133 00:08:54,470 --> 00:08:56,410 元気 出してよね。 134 00:08:56,410 --> 00:08:59,140 大丈夫よ おりんちゃんは元気だもの。 135 00:08:59,140 --> 00:09:01,740 さっきの たんかも なかなかのものだったわよ。 136 00:09:01,740 --> 00:09:04,410 ちょっと なまってるのが おしいけどねぇ。 137 00:09:04,410 --> 00:09:07,250 今度さ 仙台に住むようになったら・ 138 00:09:07,250 --> 00:09:09,190 私が 江戸っ子の たんかの切り方 教えてあげるわ。 139 00:09:09,190 --> 00:09:12,420 あ いいな。 俺も教えてもらおうかな。 140 00:09:12,420 --> 00:09:17,090 わたす 駄目だ。 どうして? 141 00:09:17,090 --> 00:09:21,260 したって わたす もう 仙台に来ねえもん。 142 00:09:21,260 --> 00:09:24,600 女学校で勉強することもねえし。 143 00:09:24,600 --> 00:09:26,640 そんなこと まだ決まってないよ! 144 00:09:26,640 --> 00:09:29,770 そうだよ。 駄目 駄目 そんな顔しちゃ。 145 00:09:29,770 --> 00:09:32,270 心配な時ほど 胸張って 元気にしてなきゃ。 146 00:09:32,270 --> 00:09:35,480 貧乏神はね 泣きっ面に とっつくんだから。 147 00:09:37,110 --> 00:09:42,790 (鶴次)・「苦しむことも」 148 00:09:42,790 --> 00:09:55,500 ・「のぞみは たがえず 主にこそ祈れ」 149 00:09:55,500 --> 00:10:04,470 ・「我らの弱さを 主は…」 150 00:10:04,470 --> 00:10:07,510 あ… これはこれは。 (やえ)邪魔したかなぇ。 151 00:10:07,510 --> 00:10:10,150 いえ 邪魔だなんて とんでもない。 よく来てくださいました。 152 00:10:10,150 --> 00:10:14,020 さ どうぞ こっちへ 前の方へ…。 いや わたす 遠くでいいから。 153 00:10:14,020 --> 00:10:16,820 あのなぇ 鶴次先生。 はい。 154 00:10:16,820 --> 00:10:20,660 芋 煮たんだけんど…。 こんなもんで悪いんだけど・ 155 00:10:20,660 --> 00:10:23,960 ヤソの神様に あげてもらえっぺと思って…。 156 00:10:26,160 --> 00:10:29,000 いや わたす ヤソにはなんねえよ。 157 00:10:29,000 --> 00:10:32,330 いや 今日は いつも おりんが ヤソの女学校で・ 158 00:10:32,330 --> 00:10:35,240 いろいろ お世話になってっから そのお礼にと思って…。 159 00:10:35,240 --> 00:10:39,110 いや あの 「女学校さ入れてくれ」 ってんで ないんだよ。 160 00:10:39,110 --> 00:10:42,040 「ありがとうござりやした。 いろいろお世話になりやした」・ 161 00:10:42,040 --> 00:10:44,350 って それだけは わたすに代わって・ 162 00:10:44,350 --> 00:10:47,680 鶴次先生から 言ってもらいてえと思って…。・ 163 00:10:47,680 --> 00:10:50,350 こんな芋で 悪かったべかなぃ? 164 00:10:50,350 --> 00:10:52,290 何が悪いことがあるものですか。 165 00:10:52,290 --> 00:10:54,690 神様は きっと お喜びになります。 166 00:10:54,690 --> 00:10:56,730 芋だけでは悪いかと思って・ 167 00:10:56,730 --> 00:11:00,500 途中で 油揚げ 買ってきたんだげんと…。 168 00:11:00,500 --> 00:11:05,970 あの… 油揚げが お好きなのは お稲荷さまではないでしょうか。 169 00:11:05,970 --> 00:11:09,470 えっ!? …そうだったなぇ! 170 00:11:09,470 --> 00:11:14,140 いやいや わたす ボ~ッとしてて 気配りもなくて…。 171 00:11:14,140 --> 00:11:16,980 いえいえ でも せっかくですから いただきます。 172 00:11:16,980 --> 00:11:22,650 本当は 我々の神様は 何も おあがりになりません。 173 00:11:22,650 --> 00:11:26,990 …が 贈り物にこもった お母さんのお心は・ 174 00:11:26,990 --> 00:11:29,890 きっと おあがりになります。 どうぞ お母さんから じかに・ 175 00:11:29,890 --> 00:11:33,160 じかに神様に差し上げてください。 それは できねんだ。 176 00:11:33,160 --> 00:11:37,030 うちの あの 神様や仏様が やきもち焼くと いけねえから。 177 00:11:37,030 --> 00:11:40,340 どうも どうも ありがとうござりやした。 178 00:11:40,340 --> 00:11:42,270 あ いやいや…。 179 00:11:42,270 --> 00:11:45,010 分かんなくなっちまった…。 ありがとうございます。 180 00:11:45,010 --> 00:11:48,310 いやいや…。 ありがとうございます。 181 00:11:54,180 --> 00:11:59,960 私は 神のように 公平な心にはなれない。 182 00:11:59,960 --> 00:12:03,630 私が神様なら えこひいきをして・ 183 00:12:03,630 --> 00:12:07,800 おりんさん 女学校に入れてしまうだろう。 184 00:12:07,800 --> 00:12:14,570 神よ 私の弱き心を導きたまえ。 185 00:12:14,570 --> 00:12:24,750 ・「我らの弱さを 主は知りまして」 186 00:12:32,960 --> 00:12:36,330 松浪先生! 187 00:12:36,330 --> 00:12:38,330 (松浪)あ…。 188 00:12:42,200 --> 00:12:46,670 松浪先生…。 よく ここまで頑張ったね。 189 00:12:46,670 --> 00:12:49,170 それが言いたくて ここまで やって来たんだ。 190 00:12:49,170 --> 00:12:52,840 本当に よかった。 191 00:12:52,840 --> 00:12:55,740 よくありません! 192 00:12:55,740 --> 00:12:58,180 わたす 試験 できなかったんです。 193 00:12:58,180 --> 00:13:00,120 駄目だったんです。 194 00:13:00,120 --> 00:13:04,450 他の人 みんな できたのに わたす 駄目だったんです。 195 00:13:04,450 --> 00:13:09,630 結果は どう出ようと 君が ここまで一生懸命やったことは・ 196 00:13:09,630 --> 00:13:11,960 神様 ちゃんと ご覧になってるから。 197 00:13:11,960 --> 00:13:14,800 ご覧になってても 女学校には 入れてくれないんでしょ? 198 00:13:14,800 --> 00:13:18,130 駄目なんでしょ!? それは 私には分からない。 199 00:13:18,130 --> 00:13:21,040 そんな神様なんて わたす いりません。 200 00:13:21,040 --> 00:13:24,470 そんな ただ見てるだけの 神様なんて いりません。 201 00:13:24,470 --> 00:13:27,310 そんな神様なんて…! おりんさん 落ち着きなさい。 202 00:13:27,310 --> 00:13:33,650 おりんさん。 わたす 女学校に入れない。 203 00:13:33,650 --> 00:13:36,350 わたす もう 女学校に行けません。 204 00:13:38,150 --> 00:13:42,490 松浪先生… さようなら。 205 00:13:42,490 --> 00:13:44,790 おりんさん…。 206 00:13:51,200 --> 00:13:55,840 東北女学校の先生ですか? 207 00:13:55,840 --> 00:13:58,340 そうです。 208 00:13:58,340 --> 00:14:03,180 先生のお力で 女学校に入れて いただくことは できませんか? 209 00:14:03,180 --> 00:14:05,450 それは できません。 210 00:14:05,450 --> 00:14:08,350 そんなことをすれば 試験の意味が なくなります。 211 00:14:08,350 --> 00:14:10,850 しかし…。 失礼します。 212 00:14:29,670 --> 00:14:32,470 おりんちゃん…。 213 00:14:32,470 --> 00:14:43,820 ・~ 214 00:14:43,820 --> 00:14:46,720 <こんなはずでは なかった。・ 215 00:14:46,720 --> 00:14:50,930 こんなことになるはずでは なかったのです>