1 00:00:02,170 --> 00:00:20,620 ・~ (テーマ音楽) 2 00:00:20,620 --> 00:00:58,630 ・~ 3 00:01:01,200 --> 00:01:04,730 <この家で 素人下宿を 開業しようという・ 4 00:01:04,730 --> 00:01:08,070 りんの提案は 源造の回復を待って・ 5 00:01:08,070 --> 00:01:13,410 翌日の夜 家族全員で検討し 話し合われました> 6 00:01:13,410 --> 00:01:16,080 (りん)提案の理由 その四。 7 00:01:16,080 --> 00:01:18,580 昨日 彌七おんつぁんも 保険の話で言ってたけど・ 8 00:01:18,580 --> 00:01:21,080 私たちって ほんとに 明日 何が起きるか…。 9 00:01:21,080 --> 00:01:23,590 っていうより 次の瞬間 何が起きるか・ 10 00:01:23,590 --> 00:01:26,260 分からないところで 生きてるのよね。 11 00:01:26,260 --> 00:01:29,930 源造さんが倒れた時に 私 そう思ったわ。 12 00:01:29,930 --> 00:01:32,760 本当に 夢にも思わなかったん ですもの。 13 00:01:32,760 --> 00:01:35,100 (やえ)源造さん そうやって 起きてて 疲れやせんかい? 14 00:01:35,100 --> 00:01:37,130 (源造)いえ もう大丈夫です。 (弘次郎)無理をして・ 15 00:01:37,130 --> 00:01:39,970 こじらせねえように。 横になっていたら どうですか? 16 00:01:39,970 --> 00:01:42,770 (徳右衛門)そうしなさい。 いえ 本当に大丈夫ですから。 17 00:01:42,770 --> 00:01:45,610 心配しないでください。 本当に 疲れない? 18 00:01:45,610 --> 00:01:50,450 大丈夫だよ。 話を続けなさい。 はい。 19 00:01:50,450 --> 00:01:54,120 それで 何か 思いがけないことが 起こった時に・ 20 00:01:54,120 --> 00:01:56,150 やっぱり 慌てないために・ 21 00:01:56,150 --> 00:01:58,990 蓄え 備えっていうものが 必要だと思うの。 22 00:01:58,990 --> 00:02:03,230 それを 私たち 女の手でも できたらって思って それで…。 23 00:02:03,230 --> 00:02:05,560 そんな出しゃばったことを せずとも・ 24 00:02:05,560 --> 00:02:09,230 男の働いた金の中から 余分の蓄えを作るように・ 25 00:02:09,230 --> 00:02:12,270 心がけるのが 女の務めではないか。 26 00:02:12,270 --> 00:02:15,740 そんな余計な仕事のために お前の なすべき仕事が・ 27 00:02:15,740 --> 00:02:18,640 なおざりになるようでは 源造さんに 申し訳ない。 28 00:02:18,640 --> 00:02:21,410 そんな なおざりになんて するつもり ありません。 29 00:02:21,410 --> 00:02:24,080 ちゃんと なすべき仕事は やってから 下宿屋の仕事を・ 30 00:02:24,080 --> 00:02:26,750 するつもりなの。 それなら いいでしょ? おとっつぁん。 31 00:02:26,750 --> 00:02:29,790 それは こちらの答えることではない。 32 00:02:29,790 --> 00:02:32,920 それを決めるのは 源造さんだ。 33 00:02:32,920 --> 00:02:38,260 この家は 源造さんの物であり お前は 源造さんに嫁入った者だ。 34 00:02:38,260 --> 00:02:41,600 何事も 源造さんの意見 第一。・ 35 00:02:41,600 --> 00:02:44,500 お前が 賢しらなことを言ったり したりすることは・ 36 00:02:44,500 --> 00:02:47,470 まがりならん。 (徳右衛門)そのとおり。 37 00:02:47,470 --> 00:02:50,610 女房は 何をなすにも まず 亭主 第一。 38 00:02:50,610 --> 00:02:52,640 仮にも 亭主を差し置いて・ 39 00:02:52,640 --> 00:02:56,110 小賢しく しゃしゃり出るような まねをしてはならねえ。 40 00:02:56,110 --> 00:03:00,720 「雌鳥勧めて 雄鳥時を作れば すなわち 家亡び・ 41 00:03:00,720 --> 00:03:04,050 女賢しうして 牛 売りそこなう」。 42 00:03:04,050 --> 00:03:06,960 源造さん おりんが 差し出たことを・ 43 00:03:06,960 --> 00:03:10,230 言ったりした時は 遠慮なく しかりつけてください。 44 00:03:10,230 --> 00:03:13,730 親の前であろうと何であろうと 一向に かまいませんから。 45 00:03:13,730 --> 00:03:16,230 そうしなければ この はね駒は・ 46 00:03:16,230 --> 00:03:20,100 思いつくと どこさでも はねていきやすから。 47 00:03:20,100 --> 00:03:22,410 まったく なして こうだか…。 48 00:03:22,410 --> 00:03:25,310 親の躾が悪くて 申し訳ござりやせん。 49 00:03:25,310 --> 00:03:28,110 私の妻に ケチをつけないでください。 50 00:03:30,080 --> 00:03:32,120 おりんは なにも 一人で・ 51 00:03:32,120 --> 00:03:34,580 勝手に はねているわけでは ありませんよ。 52 00:03:34,580 --> 00:03:38,760 下宿屋をしたいという話は ゆうべ おりんから相談を受けました。 53 00:03:38,760 --> 00:03:42,590 ただし 私が反対なら やめるということで…。 54 00:03:42,590 --> 00:03:45,090 (やえ)源造さんは 反対では ねがったんですか? 55 00:03:45,090 --> 00:03:48,770 僕は 別に… もともと 部屋が余ってますし・ 56 00:03:48,770 --> 00:03:52,440 おりんが そうしたいと言うのなら かまわないと思ったんですが。 57 00:03:52,440 --> 00:03:57,940 ただ そうなると 実際に 下宿人の 世話をするのは 女ということで・ 58 00:03:57,940 --> 00:04:00,840 お母さんに そんなことを させていいのかと…。 59 00:04:00,840 --> 00:04:04,550 私? 私は 別に かまわねえげんと…。 60 00:04:04,550 --> 00:04:08,380 でも それを お父さんが お許しになるか どうか…。 61 00:04:08,380 --> 00:04:14,060 私? いや 私は別に その…。 62 00:04:14,060 --> 00:04:16,560 では おとっつぁん 私と おりんと 一緒に・ 63 00:04:16,560 --> 00:04:18,490 下宿屋 やってもいいのかぇ? 64 00:04:18,490 --> 00:04:22,230 私は 別に かまわん。 65 00:04:22,230 --> 00:04:26,400 本当に? 本当に いいのかえ? おとっつぁん。 66 00:04:26,400 --> 00:04:31,570 いや… やえのことについては かまわんと言っているが・ 67 00:04:31,570 --> 00:04:35,410 下宿屋を やる やらんは これは 源造さんが決めること。 68 00:04:35,410 --> 00:04:37,750 私が 口を出す立場ではない。 69 00:04:37,750 --> 00:04:40,080 いや お父さん・ 70 00:04:40,080 --> 00:04:45,590 実は お父さんにも 大いに 口を出して もらいたいんですが。 71 00:04:45,590 --> 00:04:48,930 お母さんが おりんに 手を貸して くださるというのなら・ 72 00:04:48,930 --> 00:04:52,760 私は この家を下宿屋にすることに 何の異存もありません。 73 00:04:52,760 --> 00:04:55,260 もともと そのために建てた家だし・ 74 00:04:55,260 --> 00:04:59,440 おりんや お母さんが 家の中で できる仕事ですから。 75 00:04:59,440 --> 00:05:02,710 みなさんに異存がなければ 僕は 下宿屋 賛成です。 76 00:05:02,710 --> 00:05:07,380 源造さん…。 ただ それについて 私は・ 77 00:05:07,380 --> 00:05:10,410 自分の会社の仕事で 今のところ 手いっぱいの状態でして・ 78 00:05:10,410 --> 00:05:13,250 とても 下宿屋の管理まで 目が届きかねます。 79 00:05:13,250 --> 00:05:18,890 しかし 下宿屋を経営するとなれば 当然 管理責任者が必要ですし・ 80 00:05:18,890 --> 00:05:21,790 経理のことやら 対外的なことやら・ 81 00:05:21,790 --> 00:05:25,060 やはり 責任者は 男の方がいいと思うんです。 82 00:05:25,060 --> 00:05:31,230 それで… これは まことに 私の勝手な お願いなんですが・ 83 00:05:31,230 --> 00:05:34,740 その管理責任者を お父さんに お願いしたいんですが。 84 00:05:34,740 --> 00:05:37,770 おとっつぁんに? お父さんなら・ 85 00:05:37,770 --> 00:05:42,610 私は 安心して この家を任せて 自分の会社の仕事に専念できます。 86 00:05:42,610 --> 00:05:45,450 お父さんが 目を光らせていてくだされば・ 87 00:05:45,450 --> 00:05:49,090 おりんや お母さんも 安心して働けると思うんです。 88 00:05:49,090 --> 00:05:55,260 下宿人や世間の信用も お父さんなら 絶対文句無しです。 89 00:05:55,260 --> 00:05:58,160 まことに 身勝手な お願いで 申し訳ありませんが・ 90 00:05:58,160 --> 00:06:03,970 その責任者の役目を 引き受けては いただけませんでしょうか? 91 00:06:03,970 --> 00:06:08,700 おとっつぁん 源造さんの願い 聞いてください。 92 00:06:08,700 --> 00:06:12,380 弘次郎 いいお役目ではないか。 93 00:06:12,380 --> 00:06:15,880 お前が引き受けねば わしが引き受けても いいんだぞ。 94 00:06:15,880 --> 00:06:19,750 (こと)また あなたが そんな…。 それこそ 「年寄りの冷や水」で・ 95 00:06:19,750 --> 00:06:22,050 ござりやしょう。 お前は 黙ってなさい。 96 00:06:22,050 --> 00:06:25,920 おとっつぁん。 お父さん。 97 00:06:25,920 --> 00:06:28,560 いささか 筋の違う気もするが・ 98 00:06:28,560 --> 00:06:33,230 また 私が それに ふさわしいか どうかは 分からぬが…・ 99 00:06:33,230 --> 00:06:35,730 よろしい。 100 00:06:35,730 --> 00:06:38,070 お引き受け いたしやしょう。 101 00:06:38,070 --> 00:06:40,900 おとっつぁん! 102 00:06:40,900 --> 00:06:45,070 そのかわり 君は 専心 会社の仕事に励んで・ 103 00:06:45,070 --> 00:06:50,410 ぜひとも 新しい事業を 成功させてくだされ。 104 00:06:50,410 --> 00:06:54,620 ありがとうございます。 よろしく お願いいたします。 105 00:07:06,360 --> 00:07:10,030 よかった。 お父さんが 引き受けてくださって。 106 00:07:10,030 --> 00:07:12,540 無理やり押しつけたみたいで 申し訳なかったんだけど…。 107 00:07:12,540 --> 00:07:14,470 源造さん。 108 00:07:14,470 --> 00:07:17,710 私たち 隠し事はしないって お約束だったわね? 109 00:07:17,710 --> 00:07:22,040 えっ 何だい? 俺は 何も 隠し事なんてしてないよ。 110 00:07:22,040 --> 00:07:25,720 ありがとうございました。 何だい それは? 111 00:07:25,720 --> 00:07:29,390 おとっつぁんに いい仕事を くだすって。 112 00:07:29,390 --> 00:07:32,890 私に黙って 考えていてくださったのね。 113 00:07:32,890 --> 00:07:35,730 腰を痛めた おとっつぁんに もう 木場の仕事は・ 114 00:07:35,730 --> 00:07:37,760 辞めてほしいって 私も思ってたの。 115 00:07:37,760 --> 00:07:40,560 でも どう言いだしていいか 分からなくて…。 116 00:07:40,560 --> 00:07:43,070 あなたが ああいうふうに 言いだしてくだすって・ 117 00:07:43,070 --> 00:07:45,400 本当に うれしかった。 118 00:07:45,400 --> 00:07:48,240 どうも ありがとうございました。 何 言ってんだ。 119 00:07:48,240 --> 00:07:52,410 俺は 自分のために 身勝手な…。 いいの! 何も言わなくて。 120 00:07:52,410 --> 00:07:55,750 私 分かってる。 121 00:07:55,750 --> 00:07:58,080 これからも よろしくお願いします。 122 00:07:58,080 --> 00:08:00,680 お互いにな。 123 00:08:00,680 --> 00:08:03,590 下宿屋経営の 細かい打ち合わせは 君と お父さんに任せるから。 124 00:08:03,590 --> 00:08:07,020 任しといて! 2人で これから 一生懸命 勉強するわ。 125 00:08:07,020 --> 00:08:10,060 頼むよ。 さあ! 126 00:08:10,060 --> 00:08:14,200 私は これから 下宿屋のおばさんだぞぃ! 127 00:08:14,200 --> 00:08:17,700 頑張ってくだっしょなぃ! おばさん! 128 00:08:17,700 --> 00:08:19,700 あっ! 129 00:08:22,200 --> 00:08:25,110 <いよいよ 下宿屋の開業です。・ 130 00:08:25,110 --> 00:08:28,610 ともかく まず 下宿人を集めねば…> 131 00:08:30,880 --> 00:08:33,220 やっぱし うまいなぇ。 132 00:08:33,220 --> 00:08:37,550 こんでは ハァ 床の間さ 飾っておけるわ。 133 00:08:37,550 --> 00:08:42,060 貼り紙の大きさにしては 字が ちいと大きすぎる…。 134 00:08:42,060 --> 00:08:44,260 うるさい 黙っておれ。 135 00:08:47,400 --> 00:08:49,430 いいんでねえかぇ? 136 00:08:49,430 --> 00:08:53,270 でも よそさまの家の塀に こだ物 貼って 怒られねえべか? 137 00:08:53,270 --> 00:08:57,070 いいから。 下宿人 決まったら きれいに はがすから。 138 00:08:57,070 --> 00:08:59,410 あっ あそこにも 1枚 どうだぇ? そうだなぇ。 139 00:08:59,410 --> 00:09:02,680 目立つ所に 貼らねっか。 東京の人は 歩くのが速いから・ 140 00:09:02,680 --> 00:09:04,710 よく見ねえもの。 141 00:09:04,710 --> 00:09:07,350 こういうものって 斜めに貼っつけっと・ 142 00:09:07,350 --> 00:09:11,020 目立って いいんだって。 斜め? こうかぇ? 143 00:09:11,020 --> 00:09:13,360 そうそうそう。 いや…。 144 00:09:13,360 --> 00:09:16,390 こっちの根性が 曲がってるようで 私は やんだ。 145 00:09:16,390 --> 00:09:19,160 やっぱり まっつぐが ええ。 146 00:09:19,160 --> 00:09:21,100 んだな。 まっつぐが いいな。 147 00:09:21,100 --> 00:09:24,530 はい いいかい? 大丈夫かな? 148 00:09:24,530 --> 00:09:29,870 いい人が 来てくれっと いいげんとなぇ。 149 00:09:29,870 --> 00:09:31,870 あっ 来た。 え? 150 00:09:34,210 --> 00:09:39,880 ・「夕空晴れて 秋風吹き」 ちょっと… 母ちゃん やめてよ! 151 00:09:39,880 --> 00:09:42,220 ・「月影落ちて」 母ちゃん! 152 00:09:42,220 --> 00:09:44,550 ・「鈴虫鳴く」 153 00:09:44,550 --> 00:09:47,460 ・「思えば遠し 故郷の空」 154 00:09:47,460 --> 00:09:51,660 ・「ああ わが父母 いかにおわす」 155 00:09:54,060 --> 00:09:57,870 あっ…。 なんだぇ…。 156 00:10:05,240 --> 00:10:07,180 あ…。 157 00:10:07,180 --> 00:10:11,050 (ヒサ)下宿屋を お始めになるんでございますか? 158 00:10:11,050 --> 00:10:15,250 そうです。 今 入居者を 募っているところです。 159 00:10:15,250 --> 00:10:18,590 どのような方を お入れになるんです? 160 00:10:18,590 --> 00:10:22,430 学生 もしくは 独身の男子 というのを 基本としております。 161 00:10:22,430 --> 00:10:24,460 (六七郎)学生は うるさいです。 162 00:10:24,460 --> 00:10:29,200 1人でいる時は いいが 友人 朋輩と一緒になると・ 163 00:10:29,200 --> 00:10:32,940 衆を頼んで がぜん うるさくなります。 164 00:10:32,940 --> 00:10:37,110 少し 酒でも入ろうものなら 政治論から 芸術論・ 165 00:10:37,110 --> 00:10:40,140 分かりもせぬ文学論から 教師の悪口・ 166 00:10:40,140 --> 00:10:42,280 とどまるところを知りません。 167 00:10:42,280 --> 00:10:47,120 まったく 野蛮人と なり果てます。 168 00:10:47,120 --> 00:10:49,050 うちの先生は 今・ 169 00:10:49,050 --> 00:10:51,790 小説を書いてらっしゃるもんで ございますから・ 170 00:10:51,790 --> 00:10:57,460 騒がしい音で 空気を乱されるのを とっても 嫌がりましてね。・ 171 00:10:57,460 --> 00:11:02,230 執筆に障ると申しまして。 ねえ 先生? 172 00:11:02,230 --> 00:11:05,730 (六七郎)ああ。 学生を入れるみぎりには・ 173 00:11:05,730 --> 00:11:09,410 どうか 野蛮人は ご無用に願います。 174 00:11:09,410 --> 00:11:11,910 ねえ? タマや。 175 00:11:11,910 --> 00:11:17,780 このタマも 先生に似て 静かな所が好きでございましてね。 176 00:11:17,780 --> 00:11:22,920 タマや 前のお宅が 賑やかになりそうだよ。 177 00:11:22,920 --> 00:11:25,620 どうしようねぇ? 178 00:11:29,790 --> 00:11:32,430 自分の息子を 先生 呼ばわりして。 179 00:11:32,430 --> 00:11:35,260 何だ。 あの親子は 少し変なんでないか? 180 00:11:35,260 --> 00:11:39,100 大学の先生が 変では 困りやしょう。 181 00:11:39,100 --> 00:11:42,000 (徳右衛門)しかし 言ってることは あながち 間違ってはいないぞ。 182 00:11:42,000 --> 00:11:45,770 若い学生が 寄り集まれば 確かに騒がしいものだ。 183 00:11:45,770 --> 00:11:47,810 (弘次郎)騒がしくないのを 入れれば いいんです。 184 00:11:47,810 --> 00:11:51,110 (やえ)んでも 若い学生が集まって ヒッソリしてるのも・ 185 00:11:51,110 --> 00:11:55,450 気持ち悪いんでねえかぇ? んだなぇ。 元気なほうがいいなぇ。 186 00:11:55,450 --> 00:11:58,490 とにかく 前の家に とやかく言わせねえように・ 187 00:11:58,490 --> 00:12:02,560 下宿人となる人物は 私が 厳しく審査をする。 188 00:12:02,560 --> 00:12:05,230 私の目に かなった者でなければ 入れない。 189 00:12:05,230 --> 00:12:07,160 じゃ わしも見よう。 190 00:12:07,160 --> 00:12:10,070 2つの目より 4つの目のほうが 確かだろうから。 191 00:12:10,070 --> 00:12:13,400 管理責任者は 私ですから。 分かってる。 192 00:12:13,400 --> 00:12:16,440 責任者 責任者と そだに張り切るな。 193 00:12:16,440 --> 00:12:18,910 とにかく 最終的には・ 194 00:12:18,910 --> 00:12:22,780 入居者は 私が決めますから。 はい。 195 00:12:22,780 --> 00:12:26,080 んでも あの貼り紙 見て 来てくれっかな? 196 00:12:26,080 --> 00:12:28,780 誰も来なかったら どうしよう…。 197 00:12:34,760 --> 00:12:37,960 (豆腐売りのラッパ) 198 00:12:41,430 --> 00:12:44,730 今日は まだ 無理かな…。 199 00:12:51,940 --> 00:12:55,280 あっ ここだ! 200 00:12:55,280 --> 00:12:59,950 あの… 下宿希望の方ですか? 201 00:12:59,950 --> 00:13:02,850 そうです。 あなたは ここの方ですか? 202 00:13:02,850 --> 00:13:06,060 ああ そうです! まあ よく いらっしゃいました! 203 00:13:06,060 --> 00:13:09,930 さあ どうぞ! どうも。 ああ あなたは ここの方ですか。 204 00:13:09,930 --> 00:13:13,930 そうですか。 もっと年配の方が やっているのかと思っていました。 205 00:13:13,930 --> 00:13:17,570 よかった。 さあ どうぞ。 もう みんな 待ってましたから。 206 00:13:17,570 --> 00:13:19,570 さあ どうぞ。 207 00:13:22,240 --> 00:13:25,270 さあ どうぞ お入りください。 208 00:13:25,270 --> 00:13:29,580 あ… 管理責任者の父と祖父です。 209 00:13:29,580 --> 00:13:31,510 どうも…。 210 00:13:31,510 --> 00:13:34,220 どうぞ お掛けください。 はい。 211 00:13:36,350 --> 00:13:40,760 今 お茶 持ってまいりますから。 あの ちょっと…。 212 00:13:40,760 --> 00:13:45,260 座ってください。 はい! 213 00:13:45,260 --> 00:13:49,430 この下宿の管理責任者として 入居希望者には・ 214 00:13:49,430 --> 00:13:53,600 私の面談を受けてもらうことに しています。 はあ…。 215 00:13:53,600 --> 00:13:56,510 キョトキョトせずに まっつぐ こちらを見られい! 216 00:13:56,510 --> 00:13:58,470 はい! (弘次郎)まず・ 217 00:13:58,470 --> 00:14:04,210 氏名 生年月日 本籍 父母の存否 所属する学校名を伺おう。 218 00:14:04,210 --> 00:14:06,250 はぁ…? 219 00:14:06,250 --> 00:14:08,550 私の言うことを ちゃんと心して・ 220 00:14:08,550 --> 00:14:10,490 耳に留めてくれるようでなくては 困る。 221 00:14:10,490 --> 00:14:12,890 二度も言わなくては 分からぬような学生は・ 222 00:14:12,890 --> 00:14:15,190 野蛮人になりやすい。 223 00:14:17,730 --> 00:14:20,760 どだ顔してんの? めんこい学生か? 224 00:14:20,760 --> 00:14:23,600 ・(弘次郎)待ちなさい! 225 00:14:23,600 --> 00:14:26,070 あの お茶を…! 226 00:14:26,070 --> 00:14:35,410 ・~ 227 00:14:35,410 --> 00:14:38,250 どうしたの? 228 00:14:38,250 --> 00:14:40,920 少し 厳しすぎたかな…。 229 00:14:40,920 --> 00:14:43,720 「過ぎたるは 及ばざるが如し」。 230 00:14:46,090 --> 00:14:51,590 <下宿希望者 第1号の獲得は 失敗に終わったようです。・ 231 00:14:51,590 --> 00:14:53,800 あれじゃあね…>