1 00:00:02,170 --> 00:00:20,560 ・~ (テーマ音楽) 2 00:00:20,560 --> 00:00:58,560 ・~ 3 00:01:01,900 --> 00:01:05,240 <いきなり 差し押さえの 執達吏が やって来て・ 4 00:01:05,240 --> 00:01:08,140 封印の札を はり始めたのです> 5 00:01:08,140 --> 00:01:12,410 (徳右衛門)執達吏か何か知らんが かような狼藉を働かれる覚えは・ 6 00:01:12,410 --> 00:01:17,580 当方には一向にない! お手前らは 本当に裁判所の者なのか? 7 00:01:17,580 --> 00:01:22,250 (佐々木)はい。 私は 裁判所の執達吏の佐々木です。・ 8 00:01:22,250 --> 00:01:24,920 債権者・安岡大五郎の 申し立てにより・ 9 00:01:24,920 --> 00:01:29,430 小野寺源造 所有の動産を 仮差し押さえに参りました。 10 00:01:29,430 --> 00:01:31,360 納得いく説明あるまで・ 11 00:01:31,360 --> 00:01:34,760 我が家の家具什器に 手を触れることは まがりならん! 12 00:01:34,760 --> 00:01:37,430 わしの命にかけて それは許さんぞ! 13 00:01:37,430 --> 00:01:42,770 (安岡)裁判所の邪魔をすると 公務執行妨害の罪になりますぞ。 14 00:01:42,770 --> 00:01:45,680 な… 何だと!? さあ どんどん やってください。 15 00:01:45,680 --> 00:01:47,940 (花田)あ ちょっと ちょっと待ってください。 16 00:01:47,940 --> 00:01:50,280 何だ お前は? この家の下宿人です。 17 00:01:50,280 --> 00:01:53,120 下宿人には 何も関係ない。 引っ込んでいなさい。 18 00:01:53,120 --> 00:01:55,620 さあ…。 失礼しますよ。 19 00:01:55,620 --> 00:01:58,120 (花田)あの… 関係ないとは言えんでしょう。 20 00:01:58,120 --> 00:02:00,390 そういうことなら 我々 下宿人の部屋代も・ 21 00:02:00,390 --> 00:02:02,430 そちらで 強制管理するわけですから・ 22 00:02:02,430 --> 00:02:04,890 我々は あなたの下宿人と 同じことになるわけです。 23 00:02:04,890 --> 00:02:09,230 ほう あんた 差し押さえのこと よく知ってるようだな。 24 00:02:09,230 --> 00:02:12,140 ええ。 ちょっと そこの大学で 法律の勉強ばしとるとです。 25 00:02:12,140 --> 00:02:15,410 あの… あなたが債権者ですか? 26 00:02:15,410 --> 00:02:17,440 そうですよ。 27 00:02:17,440 --> 00:02:20,280 (花田)保証金の供託は 当然なさったと思われますが・ 28 00:02:20,280 --> 00:02:22,280 どれぐらいの金額を なさったとですか? 29 00:02:22,280 --> 00:02:24,580 (安岡)そんなこと あんたに答える必要はない! 30 00:02:24,580 --> 00:02:26,520 じゃ 債権目録ば 見せちゃらんですか。 31 00:02:26,520 --> 00:02:29,220 あんたに そんなものを見せる 義務はない! 32 00:02:31,350 --> 00:02:34,260 いや ちょっと この家の債務が どれぐらいのものか・ 33 00:02:34,260 --> 00:02:36,190 下宿人として 知っておきたかったとです。 34 00:02:36,190 --> 00:02:38,930 まあ こういう 有体動産の 仮差し押さえの場合は・ 35 00:02:38,930 --> 00:02:41,830 目的物が特定できんけん 目録には ないでしょうがね。 36 00:02:41,830 --> 00:02:44,730 だからと言って そちらの勝手な裁断で・ 37 00:02:44,730 --> 00:02:47,600 必要以上の差し押さえを 黙って 見とくわけには いかんとです。 38 00:02:47,600 --> 00:02:51,270 そのことで 我々 下宿人の 今後の生活に支障を来しては・ 39 00:02:51,270 --> 00:02:53,280 困りますから。 40 00:02:59,020 --> 00:03:02,550 (りん)暑くても 我慢するんだよ。 後藤さん すみません。 41 00:03:02,550 --> 00:03:05,050 (後藤)いや 花田さんが 時間稼ぎしてくれてる間に・ 42 00:03:05,050 --> 00:03:07,090 できるだけ たくさん 着込んでしまいましょう。 43 00:03:07,090 --> 00:03:10,560 着ている物は 差し押さえられない っていうのは 本当なのかしら? 44 00:03:10,560 --> 00:03:13,060 花田さんは 法律の勉強をしてるんですから。 45 00:03:13,060 --> 00:03:15,970 とにかく 身につけちゃえばいいのね。 46 00:03:15,970 --> 00:03:18,230 奥さんも 自分の着物を 早く急がないと…。 47 00:03:18,230 --> 00:03:20,170 私は 着たままでも いいんだけど…。 48 00:03:20,170 --> 00:03:24,670 後藤さん この主人の着物 もう一枚 着られません? はい。 49 00:03:29,250 --> 00:03:31,280 (徳右衛門)何とかならんのか?・ 50 00:03:31,280 --> 00:03:34,120 こんな理不尽なこと わしは 絶対に許せん! 51 00:03:34,120 --> 00:03:37,590 (花田)これは しかたありません。 手続きば正式に踏まれてますから。 52 00:03:37,590 --> 00:03:43,760 しかし なんという 言語道断な…。 おりん! おりん! 53 00:03:43,760 --> 00:03:56,110 ・~ 54 00:03:56,110 --> 00:03:59,610 どうしたんだ? その格好は…。 55 00:03:59,610 --> 00:04:04,050 (やえ)おりん… 何 お前 それ? 源造さんの服? 56 00:04:04,050 --> 00:04:06,550 母ちゃん…。 57 00:04:06,550 --> 00:04:09,890 母ちゃんは おとっつぁんと じいさまの服を…。 58 00:04:09,890 --> 00:04:13,760 親子で 考えることは同じだなぃ。 ほんとね。 59 00:04:13,760 --> 00:04:15,760 でも 何 その格好…。 60 00:04:15,760 --> 00:04:18,590 まるで お相撲取り。 ひどいんでねえの ちょっと! 61 00:04:18,590 --> 00:04:22,600 お前だって その格好 鏡で見たのかい? 62 00:04:22,600 --> 00:04:26,070 弘が ひきつけ起こすから…。 63 00:04:26,070 --> 00:04:28,770 アハハハハ! 64 00:04:49,260 --> 00:04:51,930 すみません。 65 00:04:51,930 --> 00:04:54,830 みんなを こんな目に遭わせて…。 66 00:04:54,830 --> 00:04:57,800 源造さんに代わって おわびします。 67 00:04:57,800 --> 00:04:59,800 ごめんなさい。 68 00:04:59,800 --> 00:05:02,370 なにも そだ 謝っことなんか ねえぞぃ。 69 00:05:02,370 --> 00:05:05,410 源造さんだって 一生懸命やったんだべから。 70 00:05:05,410 --> 00:05:09,050 そうだ。 こうやって 自分の持ち物で・ 71 00:05:09,050 --> 00:05:11,380 借りを返せるのであれば 結構ではないか。 72 00:05:11,380 --> 00:05:15,720 なにも すまながることも 恥ずかしがることもないんだぞ・ 73 00:05:15,720 --> 00:05:18,390 おりん。 そうですよ。 これは 仮差し押さえですから。 74 00:05:18,390 --> 00:05:21,060 お金さえ払えば こんな封印なんか すぐ はがれるとですよ。 75 00:05:21,060 --> 00:05:22,990 お金って どのぐらい? 76 00:05:22,990 --> 00:05:26,560 まあ 債権者の請求金額の 全額ですが…。 77 00:05:26,560 --> 00:05:30,230 全額? 全額 払わないと この… この封印って・ 78 00:05:30,230 --> 00:05:33,140 解いてもらえないんですか? (花田)そういうことです。 79 00:05:33,140 --> 00:05:36,910 いがったなぇ たくさん着込んでおいて…。 80 00:05:36,910 --> 00:05:40,580 本当。 これだけあれば 源造さんの 着る物には 困らないわ。 81 00:05:40,580 --> 00:05:45,750 おとっつぁんも コーヒー屋に 着た切り雀で行かなくてすむから。 82 00:05:45,750 --> 00:05:49,620 じいさまの分も 着込んで おりやすから ご安心くだっしょ。 83 00:05:49,620 --> 00:05:51,620 それは かたじけないな。 84 00:05:51,620 --> 00:05:54,090 貴公には いかい お世話になったなあ。 85 00:05:54,090 --> 00:05:57,590 いやいや 自分の学問の実地研修で いい勉強さしてもらいました。 86 00:05:57,590 --> 00:06:00,500 (後藤)あ 浦野君 どこ行くの? (浦野)ちょっと出かけてきます。 87 00:06:00,500 --> 00:06:03,200 どこ行くと? ちょっと。 その風呂敷包み 何ね? 88 00:06:03,200 --> 00:06:05,230 ええやないか 何でも。 絵やろ? 89 00:06:05,230 --> 00:06:08,700 あんたが描いた 油絵やろ? 下宿人の持ち物は・ 90 00:06:08,700 --> 00:06:11,210 差し押さえ くわんぜ。 そんな慌てて持ち出さんでも…。 91 00:06:11,210 --> 00:06:13,140 そんなことやないよ! 92 00:06:13,140 --> 00:06:16,380 ま ちょっと出かけてきます。 93 00:06:16,380 --> 00:06:19,720 なんや あいつ。 こんな時に 自分のことばっかり考えて・ 94 00:06:19,720 --> 00:06:23,550 けしからんな。 でも 花田さんも・ 95 00:06:23,550 --> 00:06:28,060 後藤さんも 本当に ありがとうございました。 96 00:06:28,060 --> 00:06:31,090 主人がいなくても 心強かった。 97 00:06:31,090 --> 00:06:33,560 ・ごめんください! はい! 98 00:06:33,560 --> 00:06:35,600 あっ 私 これでは出らんねえわ。 では 私…。 99 00:06:35,600 --> 00:06:37,730 私も 出らんねえ…。 100 00:06:37,730 --> 00:06:40,400 (安藤)失礼します! 安藤さん…。 101 00:06:40,400 --> 00:06:43,070 やっぱり 安岡のやつ…。 102 00:06:43,070 --> 00:06:46,410 安藤さん 主人は!? 主人 どうしてますか!? 103 00:06:46,410 --> 00:06:48,910 社長は 今 金策で駆け回っておられます。 104 00:06:48,910 --> 00:06:51,410 もしかしたら こんなことに なってるかもしれねえから・ 105 00:06:51,410 --> 00:06:53,450 様子を見てくるように言われて 来たんですが…。 106 00:06:53,450 --> 00:06:57,750 ああ… 一足 遅かった! 107 00:06:57,750 --> 00:07:00,660 申し訳ありません! 108 00:07:00,660 --> 00:07:02,590 いいえ…。 109 00:07:02,590 --> 00:07:05,560 いや 商いの上では こういうこともあろう。 110 00:07:05,560 --> 00:07:08,700 気にせぬように 源造さんに伝えてくだされ。 111 00:07:08,700 --> 00:07:12,570 こっちは 大丈夫ですからって。 本当に 大丈夫ですからって。 112 00:07:12,570 --> 00:07:14,570 (安藤)はい! あの…。 113 00:07:14,570 --> 00:07:18,410 主人… 大丈夫なんでしょうね? 元気なんでしょうね!? 114 00:07:18,410 --> 00:07:20,410 はい 社長は元気です。 115 00:07:20,410 --> 00:07:22,710 安岡なんぞに つぶされてたまるかって・ 116 00:07:22,710 --> 00:07:24,750 頑張っておられます! 主人のこと・ 117 00:07:24,750 --> 00:07:27,550 くれぐれも よろしく お願いいたします。 はい! 118 00:07:27,550 --> 00:07:29,890 こちらのことは 気にせぬようにって。 119 00:07:29,890 --> 00:07:34,220 はい。 じゃあ 失礼します。 120 00:07:34,220 --> 00:07:36,560 ありがとうございます。 121 00:07:36,560 --> 00:07:39,230 (やえ)源造さんが元気で いがったなぇ。・ 122 00:07:39,230 --> 00:07:43,900 私 そっちの方が心配で…。 いがったなぇ おりん。 123 00:07:43,900 --> 00:07:46,400 ええ! 124 00:07:46,400 --> 00:07:49,740 みんなが 元気で 丈夫でさえあれば・ 125 00:07:49,740 --> 00:07:51,770 お金なんか無くたって なんとかなるわよ! 126 00:07:51,770 --> 00:07:54,080 大丈夫 大丈夫。 127 00:07:54,080 --> 00:07:56,980 めそめそしてたって お金は 湧いてこないんだから! 128 00:07:56,980 --> 00:07:59,580 ねっ もう ほら みんな 元気出して! 129 00:07:59,580 --> 00:08:02,350 さあ 今夜は お腹いっぱい 食べましょうね。 130 00:08:02,350 --> 00:08:04,390 「腹が減っては 戦ができぬ」。 131 00:08:04,390 --> 00:08:07,390 私 何か おいしいもの 作っから! ね? 132 00:08:09,130 --> 00:08:12,060 (弘)お父さんの服 脱ぎなさい! 133 00:08:12,060 --> 00:08:15,900 あ… んだなえ。 これでは お台所 できねえわね。 134 00:08:15,900 --> 00:08:19,370 では 私も ちゃんこ鍋でも作っかぇ? 135 00:08:19,370 --> 00:08:23,870 (笑い声) 136 00:08:23,870 --> 00:08:26,080 (徳右衛門)弘次郎…。 137 00:08:29,210 --> 00:08:31,550 (弘次郎)どうしたんだ これは? 138 00:08:31,550 --> 00:08:34,220 おとっつぁん 私…。 139 00:08:34,220 --> 00:08:37,050 あっ 痛えな~!・ 140 00:08:37,050 --> 00:08:39,360 いやぁ…。 141 00:08:43,560 --> 00:08:48,230 <夜になっても 源造は 帰ってきませんでした> 142 00:08:48,230 --> 00:08:50,570 (弘次郎)大した額ではないが・ 143 00:08:50,570 --> 00:08:54,900 万一の時 お前たちに 迷惑をかけないために・ 144 00:08:54,900 --> 00:08:56,940 手をつけずに おいたものだ。 145 00:08:56,940 --> 00:09:00,710 これ 私らの分で 差し押さえに ならなかったんだから・ 146 00:09:00,710 --> 00:09:03,350 役に立ててくだっしょ。 147 00:09:03,350 --> 00:09:08,220 (弘次郎)お前に渡しておくから 源造さんには 黙っていなさい。 148 00:09:08,220 --> 00:09:13,060 必要な時には お前の一存で いいようにしなさい。 149 00:09:13,060 --> 00:09:17,360 おりん こういうものは あっさり 受け取るもんだぞぃ。 150 00:09:17,360 --> 00:09:21,660 いっぺん出したものは こっちに 引っ込められねえんだから。 151 00:09:25,870 --> 00:09:29,540 ありがとう。 152 00:09:29,540 --> 00:09:34,880 それじゃ 遠慮なく 預からしてもらいます。 153 00:09:34,880 --> 00:09:38,550 ありがとうございます おとっつぁん。 154 00:09:38,550 --> 00:09:42,390 (弘次郎)これっぱっかり… 何程の役にも立たんだろうが…。 155 00:09:42,390 --> 00:09:45,890 ううん… とっても心強い。 156 00:09:45,890 --> 00:09:49,560 おりん。 こういう時の家族なんだから・ 157 00:09:49,560 --> 00:09:52,230 お前と源造さんとで 2人だけで・ 158 00:09:52,230 --> 00:09:54,730 あれやこれや 心配すっこと ねえんだぞぃ。 159 00:09:54,730 --> 00:09:59,570 何でも 遠慮なく言って いいんだよ。 160 00:09:59,570 --> 00:10:02,610 でも もう これ預かっちゃったら もう 何も頼むこと・ 161 00:10:02,610 --> 00:10:05,740 ないと思うけど。 現金だこと この…。 162 00:10:05,740 --> 00:10:08,640 そう 現金! 163 00:10:08,640 --> 00:10:11,410 ほれ お茶 でも いれっか? あ そう・ 164 00:10:11,410 --> 00:10:13,920 今日は おとっつぁんに おいしいお茶 いれてあげる。 165 00:10:13,920 --> 00:10:17,250 おとっつぁんは 今日一日 コーヒー漬けだったんだもんね。 166 00:10:17,250 --> 00:10:20,760 いやぁ おとっつぁんの初仕事 忘れった…。 167 00:10:20,760 --> 00:10:22,790 お疲れさまでござりやした。 168 00:10:22,790 --> 00:10:24,930 おりん おいしいお茶でも いれっぺ ほれ。 169 00:10:24,930 --> 00:10:26,860 はいはい。 ・(浦野)ただいま! 170 00:10:26,860 --> 00:10:28,800 お帰りなさい。 お夕飯は? 171 00:10:28,800 --> 00:10:31,300 ええですよ。 もう済ましてきました。 172 00:10:35,940 --> 00:10:40,780 (浦野) これ… 何か役に立つんやったら 使うてください。 173 00:10:40,780 --> 00:10:43,110 これ… 何ですか? 174 00:10:43,110 --> 00:10:45,950 別に くすねてきたんや ないんですよ。 175 00:10:45,950 --> 00:10:49,290 僕の絵 売った金ですから 大威張りで使うてください。 176 00:10:49,290 --> 00:10:52,190 もうちょっと 腕がええと もっと ええ値段で・ 177 00:10:52,190 --> 00:10:55,460 売れるんやけど… これで堪忍してください。 178 00:10:55,460 --> 00:10:58,360 浦野さん…。 179 00:10:58,360 --> 00:11:02,060 奥さん おじさんも おばちゃんも・ 180 00:11:02,060 --> 00:11:06,240 こんなことに負けんと 頑張ってください! 181 00:11:06,240 --> 00:11:08,540 ありがとう 浦野さん。 182 00:11:13,740 --> 00:11:17,550 下宿屋やってて いがったなぇ おりん。 183 00:11:20,920 --> 00:11:22,920 ・(源造)ただいま! 184 00:11:29,630 --> 00:11:32,530 お帰りなさい。 185 00:11:32,530 --> 00:11:36,770 お疲れさま。 186 00:11:36,770 --> 00:11:38,970 ごめんな。 187 00:11:41,640 --> 00:11:46,110 平気。 大丈夫! 188 00:11:46,110 --> 00:11:48,440 金は つくった。 189 00:11:48,440 --> 00:11:51,750 安岡のやつに たたき返してやった。 190 00:11:53,620 --> 00:11:57,950 そう… よかった! 191 00:11:57,950 --> 00:12:01,160 しかし この家は もう 俺たちのものじゃないよ。 192 00:12:06,060 --> 00:12:10,900 万策つきて とうとう 桐山さんに助けてもらいました。 193 00:12:10,900 --> 00:12:14,240 桐山さんは ただ貸してくれると 言ってくれたんですが・ 194 00:12:14,240 --> 00:12:16,570 それでは 厚意に甘えすぎているので・ 195 00:12:16,570 --> 00:12:19,610 この家を 担保に取ってもらいました。 196 00:12:19,610 --> 00:12:23,450 こんなことになって 本当に申し訳ありませんでした。 197 00:12:23,450 --> 00:12:26,250 あ いや 源造さん…。 198 00:12:26,250 --> 00:12:31,420 それで 仕事の方は… 会社の方は続けていけるのかな? 199 00:12:31,420 --> 00:12:35,290 ええ それは なんとか。 それは よかった。 200 00:12:35,290 --> 00:12:38,190 それでは これから みなで 一生懸命 働いて・ 201 00:12:38,190 --> 00:12:40,130 この家を買い戻せばいい。 202 00:12:40,130 --> 00:12:43,130 いえ 私の失策で 失った家ですから 私が…。 203 00:12:43,130 --> 00:12:47,770 源造さん。 私も この家で大きな顔がしたい。 204 00:12:47,770 --> 00:12:51,610 その せっかくの いい機会を 私から取り上げないでもらいたい。 205 00:12:51,610 --> 00:12:54,640 働ける者は働く。 当たり前のことだ。・ 206 00:12:54,640 --> 00:12:57,950 みなで 一生懸命 働きましょう。 207 00:12:57,950 --> 00:13:00,220 そうよ。 私も働くわ。 208 00:13:00,220 --> 00:13:06,390 何 家が誰のものだって みんなで それぞれ 一生懸命 働けば・ 209 00:13:06,390 --> 00:13:09,060 それだけで 幸せなんだから。 210 00:13:09,060 --> 00:13:15,230 源造さんの人生は これから まだまだ まだまだ まだまだ…。 211 00:13:15,230 --> 00:13:19,740 みんなで 応援しやすから 頑張ってくだっしょ。 212 00:13:19,740 --> 00:13:23,610 分かりました。 頑張ります。 213 00:13:23,610 --> 00:13:27,110 みなさん どうか よろしくお願いします。 214 00:13:32,250 --> 00:14:27,040 ・~ 215 00:14:34,180 --> 00:14:37,380 <そして 数日後…> 216 00:14:43,590 --> 00:14:55,100 ・~