1 00:00:02,210 --> 00:00:20,660 ・~ (テーマ音楽) 2 00:00:20,660 --> 00:00:58,830 ・~ 3 00:01:00,930 --> 00:01:05,440 (やえ) 昨夜は ばかに冷え込んだげんと あんたら 寒くなかったかぇ? 4 00:01:05,440 --> 00:01:08,770 (後藤)いや 我々 若いですから。 (浦野)係長は 福島育ちで・ 5 00:01:08,770 --> 00:01:12,440 寒さに 抵抗力があるからな。 僕は 寒いのだけは あかんわ。 6 00:01:12,440 --> 00:01:14,940 昨夜も 夜着を もう一枚 引っ張りだして かけた。 7 00:01:14,940 --> 00:01:17,780 嫌やなぁ。 これから 寒うなるばっかりや。 8 00:01:17,780 --> 00:01:20,450 (徳右衛門)若い者が 情けねえ声を出すな。・ 9 00:01:20,450 --> 00:01:24,290 寒さぐらい 何だ! 早起きして はだしで霜を踏んで・ 10 00:01:24,290 --> 00:01:27,790 木刀の素振りでもしたら どうだ? わしが相手してやるぞ。 11 00:01:27,790 --> 00:01:30,460 (浦野)そ… そんな恐ろしいこと 言わんといてください。・ 12 00:01:30,460 --> 00:01:34,130 死にますがな。 今の若い者は 軟弱でいかん! 13 00:01:34,130 --> 00:01:36,800 (りん)はい 弘 残さないで ちゃんと おあがんなさい。 14 00:01:36,800 --> 00:01:38,740 はい ア~ンして。 (弘)嫌! 15 00:01:38,740 --> 00:01:40,670 「嫌」じゃないの。 ごはん 残しちゃいけません。 16 00:01:40,670 --> 00:01:43,570 はい ちゃんと食べなさい。 嫌! 17 00:01:43,570 --> 00:01:47,440 弘! おばあちゃ~ん。 18 00:01:47,440 --> 00:01:49,510 何だべ 甘えて…。 19 00:01:49,510 --> 00:01:51,810 弘 おばあちゃんが ごはん食べられないから・ 20 00:01:51,810 --> 00:01:54,650 こっちに いらっしゃい。 いやいや 私は かまわねえぞぃ。 21 00:01:54,650 --> 00:01:58,490 いいの。 後で 私が食べさせてやっから。 22 00:01:58,490 --> 00:02:01,760 いいの! そういうふうに わがままにさすと いけないから。 23 00:02:01,760 --> 00:02:04,090 はい いらっしゃい 弘。 (弘)嫌! 24 00:02:04,090 --> 00:02:06,930 「嫌」じゃありません! 25 00:02:06,930 --> 00:02:09,830 いらっしゃい。 (弘)おばあちゃん おばあちゃん! 26 00:02:09,830 --> 00:02:13,270 (やえ) ばあちゃん 食べさしてやっから なにも お前 そだに…。 27 00:02:13,270 --> 00:02:15,540 いらっしゃい! 28 00:02:19,610 --> 00:02:23,480 何 むきになってんだべ。 ちっちゃい子に…。 29 00:02:23,480 --> 00:02:25,950 ・どうして お母さんの言うこと 聞かないの!・ 30 00:02:25,950 --> 00:02:27,980 言うこと聞かないと こうですよ! 31 00:02:27,980 --> 00:02:30,450 ・(弘の泣き声) 32 00:02:30,450 --> 00:02:33,120 (弘次郎)おい かまうな。 33 00:02:33,120 --> 00:02:39,630 ・(弘の泣き声) 34 00:02:39,630 --> 00:02:44,800 (泣き声) 35 00:02:44,800 --> 00:02:47,140 (源造)もう いいだろう。 36 00:02:47,140 --> 00:02:50,110 この子 すっかり わがままになって! 37 00:02:51,980 --> 00:02:56,310 なあ 弘。 お母さんの言うこと 聞かなきゃ駄目だぞ。 38 00:02:56,310 --> 00:03:00,180 これから ちゃんと 聞きなさい。 なあ? 弘。 うん。 39 00:03:00,180 --> 00:03:04,050 よし! さぁ お父さんと一緒に ごはん食べてしまおう。 な? 40 00:03:04,050 --> 00:03:07,590 まだ 連れていかないで! もっと ちゃんと言い聞かせなくっちゃ。 41 00:03:07,590 --> 00:03:10,090 自分のモヤモヤを 子供にぶつけるんじゃない。 42 00:03:10,090 --> 00:03:12,360 子供が歪むぞ。 43 00:03:21,270 --> 00:03:23,210 (三島)おはようっす! 44 00:03:23,210 --> 00:03:26,610 おはよう。 今日は 随分 お早いのね。 45 00:03:26,610 --> 00:03:28,950 出てるでしょう? 何が? 46 00:03:28,950 --> 00:03:34,280 何だ まだ 読んでないの? ほら これこれ。 47 00:03:34,280 --> 00:03:37,790 あ これ あなたが 昨日取材して 書いた記事? 48 00:03:37,790 --> 00:03:39,720 そう あれ。 あれなんだよ。 49 00:03:39,720 --> 00:03:44,660 僕が書いた文章が 一字一句 違わずに 載ってるんだよな。 50 00:03:44,660 --> 00:03:46,960 今朝 僕は 家の門の前で・ 51 00:03:46,960 --> 00:03:50,000 この新聞が 配達されるのを ずっと 待ってたんだ。 52 00:03:50,000 --> 00:03:52,300 で この記事が ちゃんと載ってんのを見た時・ 53 00:03:52,300 --> 00:03:55,200 何か こう 背骨に ズンとくるような感じでさ・ 54 00:03:55,200 --> 00:03:59,180 うれしかったなぁ。 何度も何度も 繰り返し読んでさ。 55 00:03:59,180 --> 00:04:01,140 子供みたいだね。 56 00:04:02,950 --> 00:04:05,750 おめでとう。 よかったわね。 57 00:04:05,750 --> 00:04:08,650 うらやましい…。 58 00:04:08,650 --> 00:04:12,090 私は いつ 記事 書かせてもらえるのかしら…。 59 00:04:12,090 --> 00:04:14,020 どうしてだろうな。 60 00:04:14,020 --> 00:04:17,960 僕のなんか この程度で すんなり採用になったんだけどな。 61 00:04:17,960 --> 00:04:20,760 私には 厳しいのよね。 62 00:04:20,760 --> 00:04:27,540 (コーヒー豆を ひく音) 63 00:04:38,950 --> 00:04:42,450 どうぞ。 (内田) あ 俺はいいよ 出かけるから。 64 00:04:42,450 --> 00:04:46,120 警察回りですか? 警察回りじゃ いけないかい? 65 00:04:46,120 --> 00:04:49,790 いえ。 面白そうだなと思って。 面白い? 何が? 66 00:04:49,790 --> 00:04:53,300 だって 面白いでしょ? いろんな ナマの事件に出会ったり・ 67 00:04:53,300 --> 00:04:56,130 聞いたりできるでしょ? 面白いじゃありませんか。 68 00:04:56,130 --> 00:04:58,630 いいですね。 男の人って 何でもできて。 69 00:04:58,630 --> 00:05:01,070 (北村)女は お茶くみだけで つまらんか? 70 00:05:01,070 --> 00:05:04,410 いえ そうは思いませんけど でも…・ 71 00:05:04,410 --> 00:05:07,310 新聞社では どうして 男と女と・ 72 00:05:07,310 --> 00:05:10,210 仕事の上で 違いがあるのかな とは 思いますけど。 73 00:05:10,210 --> 00:05:14,920 「だから 女にも 男と同じように サツ回りでも何でもさせろ」かい? 74 00:05:14,920 --> 00:05:17,590 ま 編集長に 「私も 男並みに・ 75 00:05:17,590 --> 00:05:19,620 やらせてください」って 頼むんだな。 76 00:05:19,620 --> 00:05:23,260 でも 多分 駄目って おっしゃるでしょう。 77 00:05:23,260 --> 00:05:26,300 (津村)そんなことを 勝手に決めつけては 困るぞ。 78 00:05:26,300 --> 00:05:28,600 あっ… すみません。 79 00:05:28,600 --> 00:05:32,270 じゃあ やってみるか? サツ回り。 え? 80 00:05:32,270 --> 00:05:34,200 せっかくの ご希望だ。 81 00:05:34,200 --> 00:05:38,070 内田君。 今日は 小野寺女史を よろしく お引き回し願います。 82 00:05:38,070 --> 00:05:40,010 えっ…。 記者見習として・ 83 00:05:40,010 --> 00:05:42,450 ほかの見習いと同じように 扱って よろしい。 84 00:05:42,450 --> 00:05:46,280 小野寺女史も その方を お望みだろ? ね? 85 00:05:46,280 --> 00:05:49,950 はい! みなさんと同じように 何でも いたします! 86 00:05:49,950 --> 00:05:53,220 どうぞ よろしく お願いいたします! 87 00:05:57,630 --> 00:06:02,230 (警部)そうだな。 このところ 増えとる事件といえば・ 88 00:06:02,230 --> 00:06:06,400 寒くなってきたから ふろ屋の 板の間稼ぎっちゅうか・ 89 00:06:06,400 --> 00:06:08,740 みんな いろいろ着込んでくるから・ 90 00:06:08,740 --> 00:06:12,070 いや 着物をとられたの シャツを盗まれたっちゅうのが・ 91 00:06:12,070 --> 00:06:14,010 多くなってきよったな。 92 00:06:14,010 --> 00:06:16,410 なるほど。 薄着で ふろ屋に来て・ 93 00:06:16,410 --> 00:06:22,080 帰りは 他人の着物で 着膨れて 帰るってわけですか。 ハハハ。 94 00:06:22,080 --> 00:06:25,420 ほかに 何か面白い事件 ありませんか? 95 00:06:25,420 --> 00:06:30,590 う~ん… ま 来月になれば いよいよ 師走で・ 96 00:06:30,590 --> 00:06:32,930 年の瀬が越すか越されぬかの 事件が・ 97 00:06:32,930 --> 00:06:37,430 たくさん出来てくるんだが 今のところは…。 98 00:06:37,430 --> 00:06:40,340 ・(巡査)警部殿! 99 00:06:40,340 --> 00:06:44,210 喧嘩です! 新橋二丁目の路上で やくざ同士が 刃物を振り回して・ 100 00:06:44,210 --> 00:06:46,140 大立ち回りをしてるとの通報が ありました! 101 00:06:46,140 --> 00:06:50,150 分かった! さあ! はい! 102 00:06:50,150 --> 00:06:55,620 下がって! 下がって! (ざわめき) 103 00:06:55,620 --> 00:06:57,590 警部! 104 00:07:00,120 --> 00:07:04,560 (内田)通してくれ! ちょっと あけてくれ! 105 00:07:04,560 --> 00:07:07,830 私は 仕事で来たんです! 入れてください! 106 00:07:11,900 --> 00:07:15,240 明治新報社です。 通ります。・ 107 00:07:15,240 --> 00:07:18,910 あ~ ひどいですね これは。・ 108 00:07:18,910 --> 00:07:21,880 おい 何してるんだ。 こっち来て ちゃんと見ろ。 109 00:07:24,250 --> 00:07:26,280 (一同)あ~。 110 00:07:26,280 --> 00:07:29,750 (内田) だから 女は駄目だってんだよ!・ 111 00:07:29,750 --> 00:07:32,920 しっかりしろよ。 悪いな! ちょっと あけてくれ! 112 00:07:35,090 --> 00:07:38,430 しっかりしろよ。 大丈夫です。 私 やりますから。 113 00:07:38,430 --> 00:07:41,260 いいから 君は もう 社に帰りたまえ。 114 00:07:41,260 --> 00:07:44,170 そんな! 私 本当に大丈夫ですから。 115 00:07:44,170 --> 00:07:46,140 言うこと 聞いてくれよ。 な? 116 00:07:46,140 --> 00:07:49,440 君を連れていたらな こっちが大丈夫でなくなるんだよ。 117 00:07:49,440 --> 00:07:52,280 君を連れて 取材なんか できやしないからな。 118 00:07:52,280 --> 00:07:55,110 帰るぐらいは 1人で 帰れるだろ! 119 00:07:55,110 --> 00:07:57,880 じゃあ 気を付けてな! 120 00:08:07,560 --> 00:08:10,230 お父さん ただいま帰りました。 121 00:08:10,230 --> 00:08:13,730 あ… お帰りなさい。 122 00:08:13,730 --> 00:08:16,400 1人ですか? ええ。 123 00:08:16,400 --> 00:08:20,270 いや おりんが源造さんの店の方に 行ったのかと思ったもんで。 124 00:08:20,270 --> 00:08:22,740 おりん まだ帰ってきてないんですか? 125 00:08:22,740 --> 00:08:26,610 ええ まだ…。 へえ~ 大変だなぁ。 126 00:08:26,610 --> 00:08:30,410 なじょしたのか…。 でも もう帰ってきますよ。 127 00:08:30,410 --> 00:08:33,750 お父さん こんなとこに立ってちゃ 冷えて風邪ひきますよ。 128 00:08:33,750 --> 00:08:36,650 いや。 私は 大丈夫。 129 00:08:36,650 --> 00:08:41,260 すみません ご心配かけて。 でも もうじき帰ってきますよ。 130 00:08:41,260 --> 00:08:43,290 ここに立ってたって しょうがありませんから・ 131 00:08:43,290 --> 00:08:45,560 さあ 入りましょう。 132 00:08:54,440 --> 00:08:58,310 申し訳ありやせん。 何がですか? 133 00:08:58,310 --> 00:09:01,240 おりんが こだ遅くまで…。 134 00:09:01,240 --> 00:09:05,380 女房が 亭主より遅く 帰ってくるなどとは・ 135 00:09:05,380 --> 00:09:08,220 まことに言語道断なことで…。 いや 仕事ですから。 136 00:09:08,220 --> 00:09:10,150 特に新聞社の仕事は・ 137 00:09:10,150 --> 00:09:12,560 時間どおりには いかないもんでしょうから。 138 00:09:12,560 --> 00:09:16,890 男の仕事の厳しさが分かって いいですよ。 139 00:09:16,890 --> 00:09:18,830 どうぞ。 140 00:09:18,830 --> 00:09:21,000 僕は 別に心配してません。 141 00:09:24,230 --> 00:09:28,900 本当に… 心配で ないんですか? 142 00:09:28,900 --> 00:09:30,940 心配しても しょうがありませんから。 143 00:09:30,940 --> 00:09:34,240 新聞社に 怒鳴りこむわけにも いかんでしょう。 144 00:09:34,240 --> 00:09:39,080 それよりも お母さんを 弘のほうに 取ってしまって・ 145 00:09:39,080 --> 00:09:41,420 お父さんの お世話が 届かないようになるのが・ 146 00:09:41,420 --> 00:09:44,250 申し訳ないなと思って…。 いや それは…。 147 00:09:44,250 --> 00:09:46,760 そだこと かまわねんだぞぃ。 148 00:09:46,760 --> 00:09:51,090 おとっつぁんの世話は もう 30年も 嫌っつうほど・ 149 00:09:51,090 --> 00:09:54,930 さしてもらってんだから。 それに たまには おとっつぁんも・ 150 00:09:54,930 --> 00:09:57,770 私の顔 見てねえほうが せいせいしやすべ? 151 00:09:57,770 --> 00:10:00,270 余計なこと 語るな! はい。 152 00:10:00,270 --> 00:10:02,540 もう1本 つけやすべ。 153 00:10:05,610 --> 00:10:10,480 いやいや たまには おりんが 居ねえほうが 静かでいいわ。 154 00:10:10,480 --> 00:10:15,790 あれが居っと おっきな声で 2人分 にぎやかだから。 155 00:10:15,790 --> 00:10:17,820 それは お前でないか! 156 00:10:17,820 --> 00:10:21,460 おりんは ただ騒がしいのとは 違う。 157 00:10:21,460 --> 00:10:24,490 うん。 そのとおりだなぇ。 158 00:10:24,490 --> 00:10:28,630 おりんは おとっつぁんの娘の おりんは・ 159 00:10:28,630 --> 00:10:31,300 いい娘でござりやすなぇ。 160 00:10:31,300 --> 00:10:36,170 その いい娘が こだ時間まで 何してんだか…。 161 00:10:36,170 --> 00:10:38,970 うっつぁしいな! お前は もう黙ってろ! 162 00:10:38,970 --> 00:10:42,650 ・(弘の泣き声) おとっつぁんが おっきな声だすから ほれ。 163 00:10:42,650 --> 00:10:45,310 私が…。 いやいや 弘は私が見っから。 164 00:10:45,310 --> 00:10:47,250 ほれ 飲んでてくだっしょ。 165 00:10:47,250 --> 00:10:51,820 近頃 私でないと 寝つかないの 弘が。 フフフ。 166 00:10:51,820 --> 00:10:54,590 早く 行ってやれ。 はいはい。 167 00:11:05,270 --> 00:11:07,600 源造さん…。 お父さん…。 168 00:11:07,600 --> 00:11:09,770 あ…。 169 00:11:14,480 --> 00:11:17,310 源造さん。 170 00:11:17,310 --> 00:11:20,780 おりんも 一生懸命でやすから・ 171 00:11:20,780 --> 00:11:24,290 どうか勘弁してやってくだっしょ。 分かってます。 172 00:11:24,290 --> 00:11:26,620 僕は 本当に平気なんですよ。 173 00:11:26,620 --> 00:11:29,890 あれの帰りが 遅いことなんか 何とも 思ってません。 174 00:11:31,790 --> 00:11:35,970 本当に 何とも思ってないんですか? 175 00:11:35,970 --> 00:11:38,000 思ってません。 176 00:11:38,000 --> 00:11:41,770 何とも? 何とも。 177 00:11:50,810 --> 00:11:53,480 何とも思わねえんでは・ 178 00:11:53,480 --> 00:11:56,820 りんが かわいそうだ。 お父さん…。 179 00:11:56,820 --> 00:12:02,260 悪いときには しかってもいい。 はたいてもいい。 180 00:12:02,260 --> 00:12:09,600 しかし 女房が 何をしても 何とも思わんつうのは・ 181 00:12:09,600 --> 00:12:11,630 いちばん いかん。 182 00:12:11,630 --> 00:12:14,100 源造さん あんた・ 183 00:12:14,100 --> 00:12:17,770 もう りんのことを そだに 何とも 思わんですか? 184 00:12:17,770 --> 00:12:21,110 もう 可愛くも何ともないですか? 何 言ってんですか お父さん! 185 00:12:21,110 --> 00:12:24,950 可愛いから 何とも思わないんじゃ ないですか! 186 00:12:24,950 --> 00:12:33,660 いや… 何とも思わないように してるんじゃないですか。 187 00:12:33,660 --> 00:12:36,130 (ため息) 188 00:12:36,130 --> 00:12:40,000 お父さんは お母さんが 可愛くないですか? 189 00:12:40,000 --> 00:12:43,470 何を言うが。 いや 可愛いから・ 190 00:12:43,470 --> 00:12:46,370 「黙ってろ」だの 「バカもん」だのって・ 191 00:12:46,370 --> 00:12:48,640 お母さんに 怒鳴ってるんじゃないですか? 192 00:12:48,640 --> 00:12:52,140 いや それは…。 同じですよ。 193 00:12:52,140 --> 00:12:57,310 僕は 怒鳴る代わりに はねさしてやってるんです。 194 00:12:57,310 --> 00:13:01,580 はね駒は はねてるとこが いちばん可愛いですから。 195 00:13:01,580 --> 00:13:05,420 女房が仕事をすることを許した。 196 00:13:05,420 --> 00:13:10,290 その「許す」と言った 言葉の責任を・ 197 00:13:10,290 --> 00:13:13,100 亭主は とらんと いかんでしょう。 198 00:13:13,100 --> 00:13:17,870 僕は とる。 女房を信じて。 199 00:13:20,970 --> 00:13:23,740 お父さん。 200 00:13:23,740 --> 00:13:27,440 おりんは お父さんとお母さんの 育てた はね駒ですよ。 201 00:13:27,440 --> 00:13:30,950 僕は だから あいつを…・ 202 00:13:30,950 --> 00:13:36,450 あいつを信じてるんです。 お父さん…。 203 00:13:36,450 --> 00:13:43,630 ・~ 204 00:13:43,630 --> 00:13:46,400 源造君…。 205 00:13:49,300 --> 00:13:54,170 さぁ お父さん 飲み直しましょう。 さぁ! 206 00:13:54,170 --> 00:14:04,780 ・~ 207 00:14:04,780 --> 00:14:11,550 まったく 男に こだ思いさせて…。 悪いやつだ あいつは。 208 00:14:11,550 --> 00:14:16,760 そうだ そうだ。 悪いやつだ あの野郎は! 209 00:14:16,760 --> 00:14:20,930 早く 帰ってこ バカもん! 210 00:14:20,930 --> 00:14:23,700 バカもんに 乾杯。 211 00:14:25,600 --> 00:14:28,070 ・ただいま! 212 00:14:33,340 --> 00:14:36,250 ごめんなさい! 遅くなって 心配したでしょ。 213 00:14:36,250 --> 00:14:38,310 誰が心配するか バカもん! 214 00:14:38,310 --> 00:14:40,450 (弘次郎)何とも 思わねえぞ。・ 215 00:14:40,450 --> 00:14:42,790 おとっつぁんも 何とも 思わねえぞ! 216 00:14:42,790 --> 00:14:46,290 よし! それでよし! 217 00:14:46,290 --> 00:14:51,760 おとっつぁん おとっつぁん バンザイ! バンザイ!