1 00:00:02,210 --> 00:00:20,290 ・~ (テーマ音楽) 2 00:00:20,290 --> 00:00:58,800 ・~ 3 00:01:00,930 --> 00:01:05,600 (波多野)「万朝報」の英字欄が 一部識者と学生の間にウケて・ 4 00:01:05,600 --> 00:01:08,500 このところ 売れ行きが 伸びてるそうですが。 (津村)うん。 5 00:01:08,500 --> 00:01:11,770 20世紀という時代を 敏感に とらえた企画が・ 6 00:01:11,770 --> 00:01:13,710 当たったということだろうな。 7 00:01:13,710 --> 00:01:17,280 新聞も これからは それぞれ 独自の企画を争う時代になる。 8 00:01:17,280 --> 00:01:19,780 まあ 結構なことだな。 9 00:01:19,780 --> 00:01:23,290 我が社としては 何をやりますか?・ 10 00:01:23,290 --> 00:01:25,960 何か ひそかな もくろみでも? 11 00:01:25,960 --> 00:01:27,960 フフッ…。 12 00:01:29,630 --> 00:01:32,130 (三島)ただいま。 (りん)お帰りなさい。 お疲れさま。 13 00:01:32,130 --> 00:01:35,470 何か 面白い記事 とれました? まあ なんとか。 14 00:01:35,470 --> 00:01:39,640 さて これを 編集長のお眼鏡に かなうように・ 15 00:01:39,640 --> 00:01:42,310 まとめ上げるのが 一大事業だな。 16 00:01:42,310 --> 00:01:46,180 頑張って。 うん。 …それ 何 書いてるの? 17 00:01:46,180 --> 00:01:49,180 これ? これはね この新聞の中の・ 18 00:01:49,180 --> 00:01:52,020 いいなと思った記事を そのまま 書き写してるの。 19 00:01:52,020 --> 00:01:56,490 どんな文体が 一体 読みやすい いい記事なのかっていう…。 20 00:01:56,490 --> 00:01:58,820 へえ~ 勉強家だね。 21 00:01:58,820 --> 00:02:02,260 って言うと 聞こえがいいけど 本当は ただ 原稿用紙に・ 22 00:02:02,260 --> 00:02:04,190 字が書きたくて してるの。 23 00:02:04,190 --> 00:02:07,430 どうして おりんさんは 書かしてもらえないのかな? 24 00:02:07,430 --> 00:02:10,770 編集長も意地悪だね。 25 00:02:10,770 --> 00:02:13,670 いいのよ。 きっと そのうち 書かせてもらえるでしょ。 26 00:02:13,670 --> 00:02:17,110 ほら 私のことなんか かまわずに 自分の記事 まとめないと。 27 00:02:17,110 --> 00:02:19,780 遅れると 編集長にボツにされるわよ! 28 00:02:19,780 --> 00:02:22,080 そうだ そうだ。 29 00:02:26,280 --> 00:02:28,990 どうぞ。 ありがとう。 30 00:02:31,450 --> 00:02:34,490 失礼します。 (津村)あ どうも。 どうぞ。 31 00:02:34,490 --> 00:02:37,330 すまないが ついでに これ 出しておいてくれたまえ。 32 00:02:37,330 --> 00:02:40,330 今 書き上げるから。 はい。 33 00:02:43,170 --> 00:02:47,470 はい これを…。 はい。 34 00:02:47,470 --> 00:02:51,340 あの…。 何だい? 35 00:02:51,340 --> 00:02:55,810 私にも いつか 新聞に掲載するような記事を・ 36 00:02:55,810 --> 00:02:58,850 書かして いただけるんでしょうか? 37 00:02:58,850 --> 00:03:02,090 こういうことも もちろん 喜んで いたしますが・ 38 00:03:02,090 --> 00:03:05,590 記者として 自分を磨く仕事も させていただきたいんです。 39 00:03:05,590 --> 00:03:08,590 そういう場も 与えていただきたいんです。 40 00:03:11,090 --> 00:03:14,960 私自身が 記者として不適当だと お思いでしたら・ 41 00:03:14,960 --> 00:03:17,770 どこをどう直せばいいのか どういう勉強をすればいいのか・ 42 00:03:17,770 --> 00:03:19,700 どうか教えてください。 43 00:03:19,700 --> 00:03:23,570 悪いところは直します。 勉強不足は 努力して補います。 44 00:03:23,570 --> 00:03:26,380 ですから どうか はっきり おっしゃってくださいまし。 45 00:03:29,380 --> 00:03:33,780 ただ 私が女だから駄目だって おっしゃるんでしたら・ 46 00:03:33,780 --> 00:03:36,120 それは どうしようもありませんけど…。 47 00:03:36,120 --> 00:03:39,020 でも 女だって そういう場所を与えられれば・ 48 00:03:39,020 --> 00:03:40,990 やれる能力は あると思うんです。 49 00:03:40,990 --> 00:03:43,790 ですから 私にも どうか そういう場所を 一度…・ 50 00:03:43,790 --> 00:03:45,830 一度 与えてください! 51 00:03:45,830 --> 00:03:48,660 記事を書かしてください。 お願いします! 52 00:03:48,660 --> 00:03:52,470 おい コドモ! ちょっと。 何でしょうか? 53 00:03:52,470 --> 00:03:54,400 その封筒を発送しておいて。 はい。 54 00:03:54,400 --> 00:03:57,810 いえ これは 私が…。 いいから 渡しなさい。 55 00:03:57,810 --> 00:03:59,810 どうぞ。 56 00:04:06,520 --> 00:04:10,450 ああいう仕事が嫌で 言ったんじゃないんです…。 57 00:04:10,450 --> 00:04:14,090 やっぱり 申し上げてはいけない ことだったんでしょうか…。 58 00:04:14,090 --> 00:04:16,990 いや。 59 00:04:16,990 --> 00:04:20,860 いつ言いだすかと 思っていたよ。 60 00:04:20,860 --> 00:04:23,600 思ったより 時間がかかったね。 61 00:04:23,600 --> 00:04:26,640 もっと早く 言いだすかと 思っていた。 62 00:04:26,640 --> 00:04:31,110 だが まだ駄目だね。 63 00:04:31,110 --> 00:04:35,980 仕事を与えられるのを 待っているんじゃ 甘い! 64 00:04:35,980 --> 00:04:40,280 書かせてもらうんじゃないんだ。 自分から書くんだ。 65 00:04:40,280 --> 00:04:43,190 書きたいもの 人々に伝えたいものを・ 66 00:04:43,190 --> 00:04:46,090 自分で考えるんだ。・ 67 00:04:46,090 --> 00:04:48,160 最初から 白い場所をもらって・ 68 00:04:48,160 --> 00:04:52,630 そこに適当な文字を埋めるのが 記者の仕事じゃない。 69 00:04:52,630 --> 00:04:55,300 これこれ こういうことを 人々に伝えたいから・ 70 00:04:55,300 --> 00:04:58,330 これだけの場所をくれというのが 記者として まず 最初に・ 71 00:04:58,330 --> 00:05:01,100 あるべき姿なんじゃないのかね。 72 00:05:01,100 --> 00:05:04,910 それを… それを 君のスタート地点として・ 73 00:05:04,910 --> 00:05:09,750 そこから そこから 君の仕事が始まるんだ。 74 00:05:09,750 --> 00:05:12,050 分かるね? 75 00:05:22,090 --> 00:05:24,990 何だか ちょっと ドキッとしちゃった。 76 00:05:24,990 --> 00:05:28,970 いい加減な気持ちで 記者になった 私のこと 見透かされたみたいで。 77 00:05:28,970 --> 00:05:31,770 (源造) そんな いい加減でなったのか? 78 00:05:31,770 --> 00:05:35,610 ただ 自分の英語で 仕事が できるってこと・ 79 00:05:35,610 --> 00:05:38,940 それから 新聞記者って お仕事が 何か新しくて・ 80 00:05:38,940 --> 00:05:43,810 面白そうだなってこと。 そんな単純な動機だったの。 81 00:05:43,810 --> 00:05:47,450 それに 一番の魅力は 何といっても・ 82 00:05:47,450 --> 00:05:51,620 自分の好きなことをやって お給料が頂けるってとこ。 83 00:05:51,620 --> 00:05:55,460 そんな甘い考えだったの。 最初は そんなもんだろう。 84 00:05:55,460 --> 00:05:58,790 女の人で そういう 経験をした人は 少ないから。 85 00:05:58,790 --> 00:06:01,700 男の人は違うの? 最初から。 86 00:06:01,700 --> 00:06:04,600 男は それを 一生の仕事に するわけだから・ 87 00:06:04,600 --> 00:06:11,070 もっと きちっと考えるだろう。 なぜ その仕事をするかをね。 88 00:06:11,070 --> 00:06:13,110 そうね…。 89 00:06:13,110 --> 00:06:15,410 そういうところが甘いのよね やっぱり。 90 00:06:15,410 --> 00:06:17,450 そういうのが いけないんだわ…。 91 00:06:17,450 --> 00:06:20,920 ばかに しおらしいね。 いつもの向こうっ気は どうした? 92 00:06:20,920 --> 00:06:26,090 だって 自分の駄目さ加減を こんなに思い知らされてはね…。 93 00:06:26,090 --> 00:06:28,590 もう この甘ったれが! 94 00:06:28,590 --> 00:06:33,100 本当に もう しっかりしねっか わがんねえぞぃ! 95 00:06:33,100 --> 00:06:35,030 ま そう悲観するな。 96 00:06:35,030 --> 00:06:39,870 男だって みんな 初めは 駄目な記者から始まってるんだ。 97 00:06:39,870 --> 00:06:45,680 その駄目な記者から 一人前の 記者になっていくんだから。 98 00:06:45,680 --> 00:06:48,640 君は これから 追いつきゃいいじゃないか。 99 00:06:48,640 --> 00:06:52,150 最初から出来上がってちゃ 成長する楽しみが ないだろう? 100 00:06:54,780 --> 00:06:57,290 同感。 賛成! 101 00:06:57,290 --> 00:07:00,120 そうよね。 私は 今 スタート地点に立ったんですものね。 102 00:07:00,120 --> 00:07:03,390 私が 今 立派だったら 私 編集長になっちゃうものね! 103 00:07:03,390 --> 00:07:05,900 すぐ 調子に乗る。 これからよね。 104 00:07:05,900 --> 00:07:08,230 これから しっかりやれば いいのよね。 105 00:07:08,230 --> 00:07:13,740 自分の伝えたいことも これから 見えてくるだろう。 106 00:07:13,740 --> 00:07:20,410 ほんじゃ まず 男並みに 体力でも つけっかなぁ。 107 00:07:20,410 --> 00:07:22,350 あ そうだ。 108 00:07:22,350 --> 00:07:26,350 よし 明日の日曜は 少し 女記者 鍛えてやろうかな。 109 00:07:30,090 --> 00:07:33,760 (やえ)おりん。 あれ…? おりん! 110 00:07:33,760 --> 00:07:37,260 何 どこさ行ったんだ? 今日は 休みだから・ 111 00:07:37,260 --> 00:07:40,930 みんなに西洋料理 食べさしてやる なんて 言ってたっけが…。 112 00:07:40,930 --> 00:07:43,430 昼寝でもしてんのかい! 113 00:07:43,430 --> 00:07:47,100 ・(後藤)おばさ~ん! おばさ~ん! いいのかい? 114 00:07:47,100 --> 00:07:50,440 奥さんに あだこと さしといて…。 何 おりんが 何かしてんの? 115 00:07:50,440 --> 00:07:53,280 何かじゃねえばい! 旦那さんも 旦那さんだわ。 116 00:07:53,280 --> 00:07:55,310 あの2人は 変わった夫婦なんですね。 117 00:07:55,310 --> 00:07:59,450 私は 女房に あだこと 絶対させねえ! 118 00:07:59,450 --> 00:08:03,890 (花田)奥さん しっかりね! いくわよ! 119 00:08:03,890 --> 00:08:06,390 はい! よ~し おお いい球だ。 120 00:08:06,390 --> 00:08:09,430 さあ もう一回 来い! はい! 121 00:08:09,430 --> 00:08:11,730 うまく とれるね。 122 00:08:11,730 --> 00:08:13,760 せ~の はい! 123 00:08:13,760 --> 00:08:17,400 あっ あっ ごめんなさい! 124 00:08:17,400 --> 00:08:21,740 (ヒサ) まあ なんという はしたない…。 125 00:08:21,740 --> 00:08:25,240 (六七郎)恐ろしい光景です。 126 00:08:25,240 --> 00:08:28,580 いくわよ~。 はい! 127 00:08:28,580 --> 00:08:30,610 よ~し いい球だ! さあ もう一回 来い! 128 00:08:30,610 --> 00:08:33,080 おりん やめな やめな! 129 00:08:33,080 --> 00:08:35,990 何やってんの! 女が 足 上げて…。 130 00:08:35,990 --> 00:08:38,950 まったく こだ大きな手袋して…。 やめろっていうの! 131 00:08:38,950 --> 00:08:41,790 大丈夫よ。 これね アメリカから来た 球遊びなの。 132 00:08:41,790 --> 00:08:45,260 大丈夫 危ねくねえんだから。 危ねえ危ねくねえでねえの! 133 00:08:45,260 --> 00:08:48,930 みったぐねえって… 申し訳ござりやせん。 134 00:08:48,930 --> 00:08:52,440 こだことして。 なして 源造さんも おりん とめねえの! 135 00:08:52,440 --> 00:08:54,940 おりん 鍛えてやろうと思って。 男の世界で負けないように…。 136 00:08:54,940 --> 00:08:56,870 おばちゃん。 奥さんも 新聞記者に なるんやったら・ 137 00:08:56,870 --> 00:08:59,110 こんなことも 知っとかな いかんですよ。 そうよ。 138 00:08:59,110 --> 00:09:01,880 今 大はやりの野球ぐらい 私だって 知ってなくっちゃ。 139 00:09:01,880 --> 00:09:03,810 これも 私の勉強なの。 ね? 140 00:09:03,810 --> 00:09:06,750 それに すごく面白いの これ。 面白いって こだことが? 141 00:09:06,750 --> 00:09:09,050 あ お母さん ちょっと やってみますか? いや 私…。 142 00:09:09,050 --> 00:09:11,090 あ いいなあ。 おばちゃん すばしっこそうやけん・ 143 00:09:11,090 --> 00:09:13,890 きっと うまいんやなかですか? (やえ)何 語って…。 144 00:09:13,890 --> 00:09:18,390 私は こだな大きな手袋して まり投げなんか…。 145 00:09:18,390 --> 00:09:22,570 私は 娘っ子の頃は まりつきでは 負けたことねえげんと・ 146 00:09:22,570 --> 00:09:25,070 まり投げは…。 147 00:09:25,070 --> 00:09:27,770 何? これは つくんでねえの? 148 00:09:33,740 --> 00:09:37,410 (やえ)ほれ 投げた! 今 投げた! 149 00:09:37,410 --> 00:09:40,120 前ですよ 前。 何 お前 とらねっか。 150 00:09:44,090 --> 00:09:46,120 (やえ)はい いくぞ~い。 151 00:09:46,120 --> 00:09:50,430 ただ手離せば いいんだべ? 足は どうすればいいの? 152 00:09:54,260 --> 00:09:57,100 いくぞぃ! 153 00:09:57,100 --> 00:09:59,770 まっつぐ まっつぐ! 何 どこ投げてんの! 154 00:09:59,770 --> 00:10:11,380 ・~ 155 00:10:11,380 --> 00:10:15,320 (みどり)日曜日に 休めないのは 大変ですね おじさま。 156 00:10:15,320 --> 00:10:19,120 (弘次郎)いや 代わりの休みの日が ありやすから。 157 00:10:19,120 --> 00:10:22,790 (嘉助) でも おとっつぁんは俺の代わりに やってくれるつもりだったのに・ 158 00:10:22,790 --> 00:10:26,130 こんなになるとは 俺の うれしい誤算だったよ。 159 00:10:26,130 --> 00:10:28,160 (みどり)ミスター ベーカーが すっかり おじさまのこと・ 160 00:10:28,160 --> 00:10:30,300 気に入られたんですってね。 161 00:10:30,300 --> 00:10:32,800 とにかく ここに来る お客さんはさ・ 162 00:10:32,800 --> 00:10:35,470 おとっつぁんの いれてくれた コーヒーじゃなきゃ承知しねえんだよ。 163 00:10:35,470 --> 00:10:38,370 だから いまさら 後釜 めっけて 代えるわけにも・ 164 00:10:38,370 --> 00:10:40,340 いかなくなっちまったんだよ。 165 00:10:40,340 --> 00:10:42,650 おとっつぁん すいません。 166 00:10:42,650 --> 00:10:46,150 とうとう コーヒー屋の主人にしちまって…。 167 00:10:46,150 --> 00:10:48,180 こっちのことよりも・ 168 00:10:48,180 --> 00:10:50,820 お前の仕事の方は どうなってるんだ? 169 00:10:50,820 --> 00:10:52,760 喜んでくれよ おとっつぁん。 170 00:10:52,760 --> 00:10:55,660 みどりさんのおかげでね 撮影機や 他の機械も・ 171 00:10:55,660 --> 00:10:58,690 バンとしたやつが買えたし いよいよ 来年早々からは・ 172 00:10:58,690 --> 00:11:01,100 撮影できる準備が 整ったんですよ。 173 00:11:01,100 --> 00:11:03,430 (みどり)それは まあ いろいろ 不備なことも ありますけどね・ 174 00:11:03,430 --> 00:11:05,470 嘉助さんや お仲間の皆さんの熱気で・ 175 00:11:05,470 --> 00:11:09,940 きっと それをカバーして いい仕事ができると思います。 176 00:11:09,940 --> 00:11:12,440 あなたには いろいろ お世話になって…。 177 00:11:12,440 --> 00:11:15,110 本当に ありがとうござりやす。 178 00:11:15,110 --> 00:11:17,450 いやだわ そんな 他人行儀な ご挨拶なんか・ 179 00:11:17,450 --> 00:11:20,280 なさらないで お父さま。 180 00:11:20,280 --> 00:11:22,790 お父さま…? 181 00:11:29,290 --> 00:11:32,630 母ちゃん ちょっと このスープの味 みて。 182 00:11:32,630 --> 00:11:34,960 はいはい。 183 00:11:34,960 --> 00:11:39,470 あ痛たた…。 ほれみらんしょ。 本気で 球 投げっから。 184 00:11:39,470 --> 00:11:42,970 やっぱり 年寄りの冷や水は わがんねえなぇ。 185 00:11:42,970 --> 00:11:45,310 でも 面白かったわ。 186 00:11:45,310 --> 00:11:48,640 あれでは 源造さんが あの球遊びに夢中になるはずだ。 187 00:11:48,640 --> 00:11:50,580 でも 源造さんは どうも・ 188 00:11:50,580 --> 00:11:53,980 遊びで あの球遊びしてたわけで ねえみたいだげんと。 189 00:11:53,980 --> 00:11:57,850 あの おっきな手袋や球で 何か お仕事 始めんの? 190 00:11:57,850 --> 00:12:00,760 いや それは 私には 何も言わねえけど…。 191 00:12:00,760 --> 00:12:04,430 でも いいんじゃない 何やっても。 私は あの人を信じてるから。 192 00:12:04,430 --> 00:12:07,460 きっと そのうち あの人の方から 話してくれるわよ。 193 00:12:07,460 --> 00:12:09,600 源造さんは 大丈夫だ。 194 00:12:09,600 --> 00:12:14,100 これ… スープ いい味だぞぃ。 本当? いがった。 195 00:12:14,100 --> 00:12:17,140 ほいじゃ お魚のフライの下ごしらえ してしまいましょ。 196 00:12:17,140 --> 00:12:19,440 付け合わせは そこに もう作ってあっから。 197 00:12:19,440 --> 00:12:22,480 何 お前の西洋料理も だんだん 手早く・ 198 00:12:22,480 --> 00:12:25,250 うまく できるように なってきたなぇ。 大したこと。 199 00:12:25,250 --> 00:12:28,950 じゃ 女記者 辞めて 西洋料理の 先生にでも なろうかなぁ。 200 00:12:28,950 --> 00:12:31,620 んだなぃ。 西洋料理の先生になって・ 201 00:12:31,620 --> 00:12:35,460 新聞に その料理の作り方 出してもらった方が・ 202 00:12:35,460 --> 00:12:37,960 いいんでねえかい? そしたら みんなも ただで・ 203 00:12:37,960 --> 00:12:43,470 西洋料理 覚えられて 喜ぶべ。 母ちゃんなら 喜ぶわ。 204 00:12:43,470 --> 00:12:46,800 あれ この魚 お前 塩ふってあんの? 205 00:12:46,800 --> 00:12:48,740 そうよ そうだわ…。 206 00:12:48,740 --> 00:12:51,470 まず 私ができることから 始めればいいのよ。 207 00:12:51,470 --> 00:12:53,410 なにも偉そうなことでなくても・ 208 00:12:53,410 --> 00:12:56,650 みんなが知りたがってることを 伝えてあげれば…。 209 00:12:56,650 --> 00:12:59,980 それで みんなが喜んでくれれば…。 210 00:12:59,980 --> 00:13:03,250 そうよ。 そうなんだわ! 211 00:13:03,250 --> 00:13:06,590 何? 母ちゃん ありがとう! 212 00:13:06,590 --> 00:13:08,920 私 それならできる! ありがとう 母ちゃん! 213 00:13:08,920 --> 00:13:11,230 ありがとう 母ちゃん! 214 00:13:14,430 --> 00:13:18,600 女としての私が 自信を持って 読者の方に お伝えできること・ 215 00:13:18,600 --> 00:13:20,940 それは やはり 私が一番よく知っている・ 216 00:13:20,940 --> 00:13:23,770 身近なこと 体験していることだと 思うんです。 217 00:13:23,770 --> 00:13:27,940 そして 女の読者が 今 一番 何を知りたがっているか・ 218 00:13:27,940 --> 00:13:32,110 それが一番よく分かるのも やはり 女である私だと思うんです。 219 00:13:32,110 --> 00:13:35,950 そこから まず 私の仕事を 始めていきたいと思ってます。 220 00:13:35,950 --> 00:13:38,620 身近なことを 女の目で取り上げて・ 221 00:13:38,620 --> 00:13:41,290 皆さんに お伝えしていくことなら それなら 私・ 222 00:13:41,290 --> 00:13:43,330 自信を持って やっていけると思います。 223 00:13:43,330 --> 00:13:47,030 そういう記事ならば 書けると思います。 224 00:13:53,800 --> 00:13:57,470 それでね 編集長さんが とにかく 何を どう書くか・ 225 00:13:57,470 --> 00:13:59,510 一度 見本を書いて 持ってこいって言うの。 226 00:13:59,510 --> 00:14:03,080 そして それが もしも オーケーなら これから ず~っと・ 227 00:14:03,080 --> 00:14:05,580 そういう 女性向けの特別の欄を作って・ 228 00:14:05,580 --> 00:14:08,250 私に それを担当さして くださるって おっしゃるのよ・ 229 00:14:08,250 --> 00:14:11,750 おとっつぁん! そうか。 いがったな。 230 00:14:11,750 --> 00:14:13,690 もう うれしくって・ 231 00:14:13,690 --> 00:14:17,930 家に帰る前に それを おとっつぁんに報告したくって。 232 00:14:17,930 --> 00:14:22,130 飲みなさい。 お祝いだ。 233 00:14:23,730 --> 00:14:26,600 ありがとう。 234 00:14:26,600 --> 00:14:29,100 いがったな。 235 00:14:32,470 --> 00:14:34,480 (弘次郎)いらっしゃいまし。 236 00:14:34,480 --> 00:14:37,610 また 何だか飲みたくなって…。 いいですか? まだ。 237 00:14:37,610 --> 00:14:41,450 どうぞ。 すみませんな。 238 00:14:41,450 --> 00:14:44,120 編集長さん! 239 00:14:44,120 --> 00:14:46,460 小野寺君! 240 00:14:46,460 --> 00:14:49,120 あ…。 241 00:14:49,120 --> 00:14:55,130 ・~