1 00:00:02,210 --> 00:00:20,960 ・~ (テーマ音楽) 2 00:00:20,960 --> 00:00:58,730 ・~ 3 00:01:00,600 --> 00:01:03,430 <久しぶりに訪ねてきた 鶴次先生が・ 4 00:01:03,430 --> 00:01:06,340 思いがけない便りを 一家に もたらしたのは・ 5 00:01:06,340 --> 00:01:09,110 2日後のことでした> 6 00:01:09,110 --> 00:01:11,440 (徳右衛門)二本松に!? (鶴次)はい。・ 7 00:01:11,440 --> 00:01:16,310 福島町の教会で 県内の信者の 集まりが ございましてね・ 8 00:01:16,310 --> 00:01:21,950 その中に 二本松の教会で 昔 伝道にいらした松浪先生から・ 9 00:01:21,950 --> 00:01:25,460 御教えを受けたという信者の方が いらっしゃいまして。 10 00:01:25,460 --> 00:01:28,290 (弘次郎)ほう… 松浪先生から。 はい。 11 00:01:28,290 --> 00:01:31,790 それで 是非にと請われて 二本松に立ち寄ってまいりました。 12 00:01:31,790 --> 00:01:34,130 二本松の どこに まいられたか? 13 00:01:34,130 --> 00:01:37,970 (鶴次)教会の方へ。 あ… さようか。 14 00:01:37,970 --> 00:01:42,310 教会だけではありません。 城跡にも行ってまいりました。 15 00:01:42,310 --> 00:01:45,810 (弘次郎)城跡に…。 どうであったか 城跡は? 16 00:01:45,810 --> 00:01:50,980 (鶴次) 石垣の美しさに 見とれました。 いい お城だったんですね。 17 00:01:50,980 --> 00:01:54,850 実に 美しい城でござった…。 18 00:01:54,850 --> 00:01:59,690 あの城の ふもとの郭内に 我々の住まいが ござってな。 19 00:01:59,690 --> 00:02:04,260 行ってまいりました。 何!? 我々の あの家に? 20 00:02:04,260 --> 00:02:06,530 行かれたのか。 21 00:02:09,130 --> 00:02:13,270 お預かりしてまいりました。 22 00:02:13,270 --> 00:02:16,310 な… 直助…。 直助が? 23 00:02:16,310 --> 00:02:18,940 (やえ)直助さんって どなたでやすか? 24 00:02:18,940 --> 00:02:23,780 我が家に仕えてきた仲間だ。 あの家に住んでいる…。 25 00:02:23,780 --> 00:02:26,450 (鶴次)私を案内してくださった 信者の方が・ 26 00:02:26,450 --> 00:02:29,950 その直助さんと ごく親しい方でしてね。・ 27 00:02:29,950 --> 00:02:33,460 直助さん 皆さんに 会いたがっておられました。 28 00:02:33,460 --> 00:02:35,790 (やえ)それは それは おとっつぁんや じいさまに・ 29 00:02:35,790 --> 00:02:39,300 何よりの おみやげ ありがとうござりやした。 30 00:02:39,300 --> 00:02:43,130 おみやげは もう一つ あるんですよ。 どうぞ。 31 00:02:43,130 --> 00:02:47,300 これ… 相馬の越後屋さんの? 32 00:02:47,300 --> 00:02:51,810 はい。 越後屋さんの「馬上盃」です。 お母さん 懐かしいでしょう? 33 00:02:51,810 --> 00:02:54,840 ほんでは 相馬にも 寄って こられたんでござりやすか? 34 00:02:54,840 --> 00:02:58,580 それが 二本松に 越後屋さんの出店が出来まして。 35 00:02:58,580 --> 00:03:00,920 二本松に出店? ええ 何か・ 36 00:03:00,920 --> 00:03:04,790 新之助さんの奥様の親類筋が 二本松に おられるとかで。 37 00:03:04,790 --> 00:03:06,790 新之助さんも 今では しょっちゅう・ 38 00:03:06,790 --> 00:03:08,790 二本松のお店に 出てきておられるようですよ。 39 00:03:08,790 --> 00:03:12,960 新之助さんが? いや 懐かしいこど…。 40 00:03:14,760 --> 00:03:18,270 (三島)おりんさん もう 昼飯の時間ですよ。 41 00:03:18,270 --> 00:03:23,110 何 考え込んでるんですか? 何か また 新しい企画でも? 42 00:03:23,110 --> 00:03:26,780 (りん)いえ… そんなんじゃないんです。 43 00:03:35,690 --> 00:03:38,650 (弘次郎) 少年隊で 薩長の軍に斬り込み・ 44 00:03:38,650 --> 00:03:42,290 深手で気を失っていた私を 探しに来て・ 45 00:03:42,290 --> 00:03:46,130 助けてくれたのが この直助なんだ。 46 00:03:46,130 --> 00:03:51,000 そうかぇ… おとっつぁんの 命の恩人なんだなぇ。 47 00:03:51,000 --> 00:03:54,300 あの時は 余計なことをしてくれたと・ 48 00:03:54,300 --> 00:03:57,210 随分 恨んだものだが…・ 49 00:03:57,210 --> 00:04:01,410 今は よかったと思っている。 50 00:04:01,410 --> 00:04:07,750 ほんとに 「よかった ありがてえ」 って 思ってんだなぇ? 51 00:04:07,750 --> 00:04:10,090 思っている。 52 00:04:10,090 --> 00:04:16,430 あの時 助けられて 今 こうして生きていることを・ 53 00:04:16,430 --> 00:04:19,260 よかったと 思っている。 54 00:04:19,260 --> 00:04:22,170 そうかぇ…。 55 00:04:22,170 --> 00:04:28,600 あの時 生き返っちまったことを もう悔やんでねえんだなぇ。 56 00:04:28,600 --> 00:04:32,280 あの時 死んじまった方が よっぽど いがったなんて・ 57 00:04:32,280 --> 00:04:35,110 もう思ってねえんだなぇ? おとっつぁん。 58 00:04:35,110 --> 00:04:37,050 しつこく聞くな。 59 00:04:37,050 --> 00:04:42,450 そうかぇ。 いがったぁ…。 60 00:04:42,450 --> 00:04:53,100 (徳右衛門) ・「夕空晴れて 秋風吹き」 61 00:04:53,100 --> 00:05:03,240 ・「月影落ちて 鈴虫鳴く」 62 00:05:03,240 --> 00:05:13,950 ・「思えば遠し 故郷の空」 63 00:05:13,950 --> 00:05:26,760 ・「ああ わが父母 いかにおわす」 64 00:05:26,760 --> 00:05:28,700 (津村)辞める!? 65 00:05:28,700 --> 00:05:32,570 はい。 でも 新聞記者を 辞めるつもりは ありません。 66 00:05:32,570 --> 00:05:34,500 どういうことかね。 67 00:05:34,500 --> 00:05:37,770 今のポストを 辞めさせて いただきたいんです。 68 00:05:37,770 --> 00:05:42,950 それは 君が 今 妊娠しているっていうことで? 69 00:05:42,950 --> 00:05:44,980 年とった母に・ 70 00:05:44,980 --> 00:05:48,620 子供3人と 体の弱ってきた祖父を 押しつけて・ 71 00:05:48,620 --> 00:05:51,520 私一人が 自分の好きな仕事をする わけには いかない状況に・ 72 00:05:51,520 --> 00:05:55,390 なってきました。 それを無理してやれば・ 73 00:05:55,390 --> 00:05:58,630 必ず 家族のどこかに ひずみが出てくると思いますし・ 74 00:05:58,630 --> 00:06:01,060 それに 仕事の上でも 中途半端なことに なるような・ 75 00:06:01,060 --> 00:06:03,100 気がするんです。 それは・ 76 00:06:03,100 --> 00:06:06,870 母親だから 女だからといって 許されることでは ありません。 77 00:06:06,870 --> 00:06:09,410 当然だ。 仕事の上で・ 78 00:06:09,410 --> 00:06:12,310 母親だから 女だからという 言い訳は許さないよ。 79 00:06:12,310 --> 00:06:15,210 ですから 今のような 責任の重い仕事から・ 80 00:06:15,210 --> 00:06:18,410 外していただきたいんです。 だったら いっそ・ 81 00:06:18,410 --> 00:06:21,450 すっぱり 記者を辞めて 完全に家庭に戻って・ 82 00:06:21,450 --> 00:06:26,160 奥さん業 母親業に 専念したら どうですか? 83 00:06:26,160 --> 00:06:30,430 いつまでも 新聞記者という シッポを くっつけていては・ 84 00:06:30,430 --> 00:06:32,760 奥さんや母親の方も また・ 85 00:06:32,760 --> 00:06:36,630 中途半端なものに なってしまうんじゃないのかな? 86 00:06:36,630 --> 00:06:40,500 でも 私 この仕事が すごく好きです。 87 00:06:40,500 --> 00:06:43,940 なんとかして どこかで 続けていきたいんです。 88 00:06:43,940 --> 00:06:47,440 子育てや 家のことをしながら 家庭の中から・ 89 00:06:47,440 --> 00:06:50,480 記者として この社会に つながっていく方法は・ 90 00:06:50,480 --> 00:06:54,320 ないものでしょうか…。 91 00:06:54,320 --> 00:06:56,790 社員という肩書は なくなるけども・ 92 00:06:56,790 --> 00:07:00,560 嘱託という形で 残してもらえることになったの。 93 00:07:00,560 --> 00:07:04,730 そのかわり 家庭の中から 妻や母親として・ 94 00:07:04,730 --> 00:07:08,060 見たり感じたりした社会のことを 記事にして送れって。 95 00:07:08,060 --> 00:07:10,970 (源造)うん。 お前は それでいいのか? 96 00:07:10,970 --> 00:07:12,940 母ちゃんも言ったでしょ? 97 00:07:12,940 --> 00:07:16,570 「お金で買えるものと お金で買えないものを・ 98 00:07:16,570 --> 00:07:19,480 しっかりと見極めろ」って。 99 00:07:19,480 --> 00:07:22,450 母親になることって お金では 買えないのよね。 100 00:07:22,450 --> 00:07:26,920 だから ひとまず そっちを先に しっかりやることを・ 101 00:07:26,920 --> 00:07:29,750 自分で決めたの。 102 00:07:29,750 --> 00:07:34,920 重い仕事は 子供の手が離れてから できるわ。 103 00:07:34,920 --> 00:07:37,960 だけど 子供が育つ時間っていうのは・ 104 00:07:37,960 --> 00:07:42,430 やり直しが利かないのよね。 105 00:07:42,430 --> 00:07:46,940 だから これが 自分で納得して決めた・ 106 00:07:46,940 --> 00:07:49,840 これが 私の結論です。 107 00:07:49,840 --> 00:07:52,110 これで いい? 108 00:07:52,110 --> 00:07:57,280 うん いい判断だ。 とても いい。 109 00:07:57,280 --> 00:08:02,050 しかし そういう形で 仕事を続けさせてもらえるのは・ 110 00:08:02,050 --> 00:08:03,990 特別なことではないのか? 111 00:08:03,990 --> 00:08:08,820 ええ 編集長のおかげよ。 感謝してるわ。 112 00:08:08,820 --> 00:08:11,560 あ~ 私は 運がいいんだわ。 113 00:08:11,560 --> 00:08:14,460 しかし 編集長が そうしてくれたのも・ 114 00:08:14,460 --> 00:08:17,070 君が 今まで いい仕事を 続けてきたという・ 115 00:08:17,070 --> 00:08:19,970 実績があってのことだろう。 やはり 半分は・ 116 00:08:19,970 --> 00:08:22,570 君が 自分の力で つかんだ幸運だ。 117 00:08:22,570 --> 00:08:26,440 …なんて言うと すぐまた うぬぼれて 調子づくかな? 118 00:08:26,440 --> 00:08:30,250 もっと言って。 ほら もう そうだ。 119 00:08:30,250 --> 00:08:33,920 でもね 子供の母親に 徹するっていったって・ 120 00:08:33,920 --> 00:08:36,420 ベッタリ 甘やかしたりは しないつもりよ。 121 00:08:36,420 --> 00:08:43,190 そういうんじゃなくて 何ていうか… もっと違う母親。 122 00:08:43,190 --> 00:08:45,590 そばに お手本が いるじゃないか。 123 00:08:45,590 --> 00:08:49,100 あ… そうね! 母ちゃんみたいな母親。 124 00:08:49,100 --> 00:08:52,940 何 語って…。 いや お母さん お母さんみたいな母親が・ 125 00:08:52,940 --> 00:08:55,440 子供にとっては 一番幸せなんですよ。 126 00:08:55,440 --> 00:08:57,940 幸せなのは 子供だけですか? 127 00:08:57,940 --> 00:09:00,710 お父さんに 聞いてください。 幸せ? おとっつぁん。 128 00:09:00,710 --> 00:09:04,880 ん…? 何言うか ばかもん! 129 00:09:04,880 --> 00:09:09,150 いがったなぇ おりん。 いがったなぇ…。 130 00:09:17,390 --> 00:09:24,730 火の用心! (拍子木の音) 131 00:09:24,730 --> 00:09:28,570 おとっつぁん。 おりんは よく決心してくれたなぇ。 132 00:09:28,570 --> 00:09:32,410 あれで いがったんだよなぇ。 おりんも源造さんも・ 133 00:09:32,410 --> 00:09:37,750 もう大丈夫だなぇ。 もう大丈夫だ…。 134 00:09:37,750 --> 00:09:42,250 やえ。 はい。 135 00:09:42,250 --> 00:09:47,020 話が ある。 はい。 136 00:09:53,600 --> 00:09:56,500 コーヒーの店を やめる。 137 00:09:56,500 --> 00:09:59,270 はい。 138 00:09:59,270 --> 00:10:02,100 …それだけで ござりやすか? 139 00:10:02,100 --> 00:10:07,610 じいさまを 二本松に 帰してやりたいと思う。 140 00:10:07,610 --> 00:10:12,280 父祖の地・二本松で じいさまの望みどおり・ 141 00:10:12,280 --> 00:10:16,120 母上の御骨を 弦一郎兄のそばに納め・ 142 00:10:16,120 --> 00:10:19,160 そのそばで 心安らかに・ 143 00:10:19,160 --> 00:10:23,860 余生を送らせたいと思うが お前は どう思うか? 144 00:10:23,860 --> 00:10:27,460 じいさま お一人で 二本松に お帰ししやすのかぇ? 145 00:10:27,460 --> 00:10:29,970 帰すとなれば 我々も一緒だ。 146 00:10:29,970 --> 00:10:34,640 俺も お前も一緒に 二本松に帰る。 147 00:10:34,640 --> 00:10:37,970 どう思うか? 148 00:10:37,970 --> 00:10:41,480 じいさまのことだけで ござりやすか? 149 00:10:41,480 --> 00:10:43,410 おとっつぁんが 東京を…・ 150 00:10:43,410 --> 00:10:47,280 おりんたちのそばを 離れていこうと思うのは・ 151 00:10:47,280 --> 00:10:51,150 じいさまのことだけで ござりやすか? 152 00:10:51,150 --> 00:10:53,620 おりんのことも ありやすべ? 153 00:10:55,990 --> 00:10:58,830 やっぱり 夫婦だなぇ おとっつぁん。 154 00:10:58,830 --> 00:11:01,800 私も 同じこと 考えていたんだぞぇ。 155 00:11:01,800 --> 00:11:04,100 やえ…。 おりんが ああやって・ 156 00:11:04,100 --> 00:11:06,600 自分が しねっか なんねえことを 分かってくれたんだから・ 157 00:11:06,600 --> 00:11:09,510 私ら 離れるには 今 一番いい時だ。 158 00:11:09,510 --> 00:11:13,110 また ぐずぐずしてっと おりんが 私に甘えて・ 159 00:11:13,110 --> 00:11:15,440 私らも おりんや源造さんに 甘えちまう。 160 00:11:15,440 --> 00:11:18,280 お互いに寄っかかって 暮らすように なっちまう。 161 00:11:18,280 --> 00:11:20,320 それはそれで 楽しいんだげんと・ 162 00:11:20,320 --> 00:11:22,950 それでは わがんねんだよなぇ おとっつぁん。 163 00:11:22,950 --> 00:11:26,290 お前が 一番いい時に おりんを叱った。 164 00:11:26,290 --> 00:11:28,790 おりんも もう 大丈夫だろう。 165 00:11:28,790 --> 00:11:32,460 我々も 安心して 離れることができる。 166 00:11:32,460 --> 00:11:34,500 親父さまも 喜んでいるだろう。 167 00:11:34,500 --> 00:11:38,330 やっと じいさま孝行が できやすなぇ。 168 00:11:38,330 --> 00:11:44,970 相馬に お呼びしてから 苦労ばっかり かけやしたが…。 169 00:11:44,970 --> 00:11:48,310 (弘次郎)今 直助に手紙を書いた。 170 00:11:48,310 --> 00:11:50,350 住まいのこと 暮らしのこと・ 171 00:11:50,350 --> 00:11:53,150 向こうの様子を いろいろ知らねばならん。 172 00:11:53,150 --> 00:11:57,020 おとっつぁんは いいのかぇ? 何が? 173 00:11:57,020 --> 00:12:01,760 二本松さ 帰って 大丈夫でやすか? 174 00:12:01,760 --> 00:12:05,090 辛い思い出のあるとこさ 帰って・ 175 00:12:05,090 --> 00:12:09,270 心安らかに 暮らせやすか? 176 00:12:09,270 --> 00:12:12,940 もう それは越えた。 177 00:12:12,940 --> 00:12:19,610 俺の中に 薩長に対する恨みや こだわりは もう無い。 178 00:12:19,610 --> 00:12:23,950 恨みを支えに生きていけるほど 若くはない ということだろうが。 179 00:12:23,950 --> 00:12:25,880 おとっつぁん…。 180 00:12:25,880 --> 00:12:29,820 我々の余生も あとどのぐらい 残っているか…。 181 00:12:29,820 --> 00:12:32,450 もうそろそろ 誰に気兼ねもなく・ 182 00:12:32,450 --> 00:12:35,120 自分の好きなように 生きさしてもらっても・ 183 00:12:35,120 --> 00:12:38,630 バチは当たるまい。 そう思わんか? やえ。 184 00:12:38,630 --> 00:12:42,900 思いやすとも。 思いやすとも…。 185 00:12:45,400 --> 00:12:50,140 (弘次郎)お前には また 苦労の かけ直しだが…。 186 00:12:50,140 --> 00:12:53,810 何… 私は おとっつぁんの そばに いられるだけで・ 187 00:12:53,810 --> 00:12:58,080 私 それで それだけで 十分なんでやすから…。 188 00:13:05,250 --> 00:13:10,430 相馬の酒だ。 懐かしかろう。 おとっつぁん…。 189 00:13:21,700 --> 00:13:24,270 ほれ。 190 00:13:24,270 --> 00:13:27,940 これからも よろしく頼む。 191 00:13:27,940 --> 00:13:29,910 はい。 192 00:13:38,950 --> 00:13:41,990 おとっつぁん・ 193 00:13:41,990 --> 00:13:48,630 おとっつぁんの戊辰の戦が やっと終わりやしたなぃ。 194 00:13:48,630 --> 00:13:55,140 長~くて 辛かった戦が やっと終わりやしたなぃ。・ 195 00:13:55,140 --> 00:13:59,480 おとっつぁんも 辛かったんだげんと…・ 196 00:13:59,480 --> 00:14:02,080 辛かったべげんと…・ 197 00:14:02,080 --> 00:14:07,750 そばで見ている私も 辛かったんだぞぃ…。 198 00:14:07,750 --> 00:14:10,250 んでも 終わった。 199 00:14:10,250 --> 00:14:14,590 二本松も 薩長も 少年隊も みんな・ 200 00:14:14,590 --> 00:14:18,090 おとっつぁん 乗り越えてくれたんだなぇ…。 201 00:14:18,090 --> 00:14:22,430 いがったなぇ おとっつぁん いがった…。 202 00:14:22,430 --> 00:14:29,100 これからは じいさま 大事にして 二人で…・ 203 00:14:29,100 --> 00:14:35,780 ふ… 二人で 楽しく生きるべなぇ おとっつぁん…。 204 00:14:35,780 --> 00:14:47,960 ・~ 205 00:14:47,960 --> 00:14:50,790 (やえ)いや うめえこと…。・ 206 00:14:50,790 --> 00:14:53,560 いがった おとっつぁん…。