1 00:01:28,068 --> 00:01:32,072 (八田)う~ん おばあ様には どういうのが似合うんだろうな 2 00:01:32,072 --> 00:01:36,076 どの品も 1反かぎりの上物でございます 3 00:01:36,076 --> 00:01:40,080 1反かぎりね 4 00:01:40,080 --> 00:01:44,084 よし 決めた! これにしよう 5 00:01:44,084 --> 00:01:47,087 (千鶴)あっ それは… 6 00:01:47,087 --> 00:01:50,090 あっ これが何か? 7 00:01:50,090 --> 00:01:54,094 (千鶴)はい あっ それは あの 私が昨日… 8 00:01:54,094 --> 00:01:57,097 昨日? (主人)よろしいんですよ お客様 9 00:01:57,097 --> 00:02:00,100 すいませんが またの折にどうぞ 10 00:02:00,100 --> 00:02:02,102 こちらで よろしゅうございますか? 11 00:02:02,102 --> 00:02:05,102 うん? ああ (主人)じゃ お包みを 12 00:02:09,109 --> 00:02:11,111 (千鶴)あっ 失礼いたしました 13 00:02:11,111 --> 00:02:13,111 あっ 14 00:02:15,115 --> 00:02:18,115 即金で払えもしねえのに 15 00:02:24,124 --> 00:02:29,062 (主人)あの人 仕立物の賃仕事を している人でね➡ 16 00:02:29,062 --> 00:02:31,064 ちょうど お客様の注文に ぴったりだとかで➡ 17 00:02:31,064 --> 00:02:35,068 昨日 仮押さえの先約を 頂いたんでございます 18 00:02:35,068 --> 00:02:38,071 それじゃ その反物は あの人の物じゃないか 19 00:02:38,071 --> 00:02:40,073 いえいえ それがひどい話で 20 00:02:40,073 --> 00:02:43,076 昨日は お金の持ち合わせがなくて➡ 21 00:02:43,076 --> 00:02:45,078 今日頂くのが内金 22 00:02:45,078 --> 00:02:48,081 残りの反物代は 仕立てたあとにしてくれと 23 00:02:48,081 --> 00:02:50,083 仕立てたあと? (主人)ええ 24 00:02:50,083 --> 00:02:54,087 ああいう素人さんは 反物代を立て替えないと➡ 25 00:02:54,087 --> 00:02:57,087 なかなか 仕事が もらえないらしいんでございます 26 00:03:01,094 --> 00:03:05,098 代金は 俺があとで必ず持ってくる 27 00:03:05,098 --> 00:03:08,101 (千鶴)いいえ それは あなた様がお買いになった物 28 00:03:08,101 --> 00:03:10,103 哀れみは無用でございます 29 00:03:10,103 --> 00:03:13,106 いや そんな 哀れみなどと そういうわけじゃありませんよ 30 00:03:13,106 --> 00:03:16,109 あなたの方が先約だから 譲ると言ってるんです 31 00:03:16,109 --> 00:03:18,111 譲っていただく理由が ございませぬ 32 00:03:18,111 --> 00:03:21,114 お金は反物が仕上がってからで 結構ですから➡ 33 00:03:21,114 --> 00:03:24,117 私は別な物 探します (千鶴)いえ 私が別な物を探します 34 00:03:24,117 --> 00:03:26,119 いや 私が別な物 探しますから (千鶴)いえ 私が別な物を… 35 00:03:26,119 --> 00:03:29,055 いや私が探し… いや わ… (千鶴)私が… わた… 36 00:03:29,055 --> 00:03:31,057 何でもありませんからね 何でも 37 00:03:31,057 --> 00:03:34,060 ハァ… 頑固な人だな 38 00:03:34,060 --> 00:03:36,060 あなた様こそ 39 00:03:41,067 --> 00:03:45,067 (千鶴)ウフフ… (八田)ハハハ… 40 00:03:47,073 --> 00:03:51,077 (榊原)ほう 八田真四郎に いい人が出来たのか 41 00:03:51,077 --> 00:03:54,080 それは めでたいではないか 42 00:03:54,080 --> 00:03:59,085 (はな)私も初めは どんなに うれしいと思いましたことか 43 00:03:59,085 --> 00:04:03,089 ところがお奉行様 話を聞いてみますと➡ 44 00:04:03,089 --> 00:04:07,093 とても当家の嫁に 迎えられるような女では➡ 45 00:04:07,093 --> 00:04:09,095 ないのでございます (八田)いや ちょ… おばあ様 46 00:04:09,095 --> 00:04:12,098 ちょっと待ってくださいよ (はな)お黙りなさい➡ 47 00:04:12,098 --> 00:04:15,101 お奉行様に 判断していただくのです➡ 48 00:04:15,101 --> 00:04:18,104 お奉行様 まあ聞いてくださいませ 49 00:04:18,104 --> 00:04:20,106 ああ 聞こう 50 00:04:20,106 --> 00:04:23,109 (はな)相手は1度 他家へ嫁入りした身➡ 51 00:04:23,109 --> 00:04:29,048 いえ それはともかくとして 実の父親がおとがめを受け➡ 52 00:04:29,048 --> 00:04:33,052 切腹させられたというでは ありませんか 53 00:04:33,052 --> 00:04:37,056 (観音寺)ほう 出戻りで しかも とが人の娘か 54 00:04:37,056 --> 00:04:41,060 でもお奉行 それは 千鶴さんの罪ではありません 55 00:04:41,060 --> 00:04:43,062 千鶴さんは… (はな)いいえ 56 00:04:43,062 --> 00:04:47,066 八田家は 三河以来の由緒正しき家柄 57 00:04:47,066 --> 00:04:54,073 罪人の娘を迎えたとあっては 御先祖様に申し訳が立ちません 58 00:04:54,073 --> 00:04:56,075 それでもと申すなら➡ 59 00:04:56,075 --> 00:04:59,078 お前とは もう孫でもなければ 祖母でもありませぬ 60 00:04:59,078 --> 00:05:01,080 ちょ… そんな おばあ様 (観音寺)お奉行 61 00:05:01,080 --> 00:05:03,082 ああ いやいや 62 00:05:03,082 --> 00:05:05,084 ああ はな殿のお気持ちは よーく分かるが➡ 63 00:05:05,084 --> 00:05:09,088 1度 私がその娘に 会ってみましょう 64 00:05:09,088 --> 00:05:14,088 話は またそれからということで どうであろう 65 00:05:18,097 --> 00:05:22,101 (八田)ありがとうございます! よろしくお願いいたします 66 00:05:22,101 --> 00:05:25,104 《八田真四郎 このてれ屋が➡ 67 00:05:25,104 --> 00:05:28,041 これほどまでに 真剣にほれてるのか》 68 00:05:28,041 --> 00:05:31,041 《何とか してやりたいものだが…》 69 00:05:35,048 --> 00:05:39,052 <天保年間 1830年代> 70 00:05:39,052 --> 00:05:44,057 <世にはびこる悪に向かって 2人の男が挑戦状をたたきつけた> 71 00:05:44,057 --> 00:05:49,062 <時の北町奉行 榊原主計頭忠之と➡ 72 00:05:49,062 --> 00:05:54,062 榊原の手で処刑されたはずの ねずみ小僧次郎吉である> 73 00:06:06,079 --> 00:06:26,099 ♬~ 74 00:06:26,099 --> 00:06:46,052 ♬~ 75 00:06:46,052 --> 00:06:51,052 ♬~ 76 00:07:02,001 --> 00:07:06,001 (おしげ) 先生 ありがとうございました 77 00:07:11,010 --> 00:07:16,015 すると あなたの父上も夫も 同じ家中の侍だったのか 78 00:07:16,015 --> 00:07:23,022 (千鶴)はい 下野は押尾藩 国元詰めの藩士でございました 79 00:07:23,022 --> 00:07:25,024 押尾藩と申せば➡ 80 00:07:25,024 --> 00:07:31,030 確か 豊かな銅を産出する 銅山を持っておったな 81 00:07:31,030 --> 00:07:37,036 はい 父 青木主膳は その銅山奉行を 82 00:07:37,036 --> 00:07:43,042 また 夫 早瀬勝人は 勘定方を勤めておりました➡ 83 00:07:43,042 --> 00:07:47,046 父と夫は大変気が合い➡ 84 00:07:47,046 --> 00:07:53,052 私ども めおとの仲も 円満でございました 85 00:07:53,052 --> 00:07:56,055 (青木)《あ~》 (早瀬)《さあ 父上》 86 00:07:56,055 --> 00:07:57,990 (青木)《うん》 87 00:07:57,990 --> 00:08:03,996 (青木)《いや~ 今日は なかなかのごちそうじゃな 千鶴》 88 00:08:03,996 --> 00:08:08,000 《父上 お忘れでございますか》 (青木)《うん?》 89 00:08:08,000 --> 00:08:12,004 《今日は早瀬と祝言を挙げて ちょうど3年目でございます》 90 00:08:12,004 --> 00:08:18,010 《あっ そうであったのう ハハハ…》 91 00:08:18,010 --> 00:08:20,012 (千鶴)ところが今から1年前➡ 92 00:08:20,012 --> 00:08:25,017 突然 父が お役目不正のかどで➡ 93 00:08:25,017 --> 00:08:27,019 切腹を 仰せつかったのでございます 94 00:08:27,019 --> 00:08:31,023 お役目不正のかどで? (千鶴)はい 95 00:08:31,023 --> 00:08:34,026 信じられないことでございます 96 00:08:34,026 --> 00:08:36,028 父は正直いちず 97 00:08:36,028 --> 00:08:39,031 曲がったことの大っ嫌いな 人でした 98 00:08:39,031 --> 00:08:44,036 私は一目 父に会い 訳を聞きたいと思いました 99 00:08:44,036 --> 00:08:48,040 でも 御家老 谷川様は➡ 100 00:08:48,040 --> 00:08:52,044 何一つ 聞いてはくださいませんでした 101 00:08:52,044 --> 00:08:57,984 妙だな 家臣の切腹には 藩主の裁可が要る 102 00:08:57,984 --> 00:09:00,987 家老の独断で 済むことではあるまい 103 00:09:00,987 --> 00:09:06,993 (千鶴)はい でも父は 御家老に罪をただされたあと➡ 104 00:09:06,993 --> 00:09:12,999 止めるのも聞かずに 切腹したそうでございます 105 00:09:12,999 --> 00:09:16,002 夫から離縁状を 突きつけられたのは➡ 106 00:09:16,002 --> 00:09:19,002 そのすぐあとでございました 107 00:09:22,008 --> 00:09:28,014 (千鶴)とが人の娘を 妻にしておくわけにはゆかぬと➡ 108 00:09:28,014 --> 00:09:32,018 夫は 手切れ金を つかませようとしましたが➡ 109 00:09:32,018 --> 00:09:37,018 そのようなもの 一文たりと もらう気にはなりませんでした 110 00:09:41,027 --> 00:09:44,030 1人で 江戸へ出てまいりましたが➡ 111 00:09:44,030 --> 00:09:47,033 知り合いの藩の方々にも 冷たくされ➡ 112 00:09:47,033 --> 00:09:49,035 しかたなく 長屋を借り➡ 113 00:09:49,035 --> 00:09:54,040 針仕事をして 細々と暮らしておりましたとき➡ 114 00:09:54,040 --> 00:09:57,040 八田様に お目にかかったのでございます 115 00:09:58,978 --> 00:10:00,980 いろいろ 話をしているうちに➡ 116 00:10:00,980 --> 00:10:05,985 国元では生田流の琴の師範代を 勤めていたと聞きましたもので 117 00:10:05,985 --> 00:10:09,989 (千鶴)八田様が お弟子さんを 集めてくだすったり➡ 118 00:10:09,989 --> 00:10:11,991 この家を借りてくだすったり➡ 119 00:10:11,991 --> 00:10:16,996 本当に何から何まで 八田様のおかげでございます 120 00:10:16,996 --> 00:10:21,000 いや 私は当たり前のことを しただけですから 121 00:10:21,000 --> 00:10:25,004 いや それはうそだ 122 00:10:25,004 --> 00:10:31,010 千鶴さん お奉行の前で はっきり言います 123 00:10:31,010 --> 00:10:35,014 私と一緒になってください 124 00:10:35,014 --> 00:10:37,016 ありがとうございます 125 00:10:37,016 --> 00:10:41,020 でも そのようなことをなされては あなた様の御出世に 126 00:10:41,020 --> 00:10:43,022 出世なぞ望みません 127 00:10:43,022 --> 00:10:46,025 あなたと一緒になれるんだったら 一生 平同心のままでも➡ 128 00:10:46,025 --> 00:10:49,028 いえ 侍を捨ててもかまいません 129 00:10:49,028 --> 00:10:53,032 おいおいおい 八田 それは困るぞ 130 00:10:53,032 --> 00:10:56,035 俺はお前に 大いに期待してるんだからな 131 00:10:56,035 --> 00:10:59,038 あっ い… いや ちょ… ちょっと言い過ぎました 132 00:10:59,038 --> 00:11:02,038 フフッ ハハハ… 133 00:11:04,043 --> 00:11:08,047 (木崎)あっ 先輩のいい人は この辺りに住んでるんだった 134 00:11:08,047 --> 00:11:10,049 (木崎)それで夜回りも 厳重にってわけですね 135 00:11:10,049 --> 00:11:12,051 何を言ってるんだよ そういう問題じゃないだろう 136 00:11:12,051 --> 00:11:14,053 いやいや いやいや いやいや 聞きましたよ➡ 137 00:11:14,053 --> 00:11:16,055 すごくきれいな方だそうで 138 00:11:16,055 --> 00:11:18,057 いや 何だよお前 うん? 139 00:11:18,057 --> 00:11:20,059 お奉行が そういうふうに おっしゃったのか うん? 140 00:11:20,059 --> 00:11:23,062 (木崎)あ~あ だらしねえ顔 141 00:11:23,062 --> 00:11:27,062 ≪(石井)何をする! 貴様たち! 142 00:11:29,068 --> 00:11:31,070 (侍)おっ 待て 143 00:11:31,070 --> 00:11:33,070 いけねえ 144 00:11:36,075 --> 00:11:38,077 (早瀬)ここではまずい (侍)なぜだ 早瀬 145 00:11:38,077 --> 00:11:40,079 (侍)早瀬 (早瀬)まずいのだ 146 00:11:40,079 --> 00:11:42,079 早瀬? 147 00:11:44,083 --> 00:11:46,083 (石井)うわっ! (八田)あっ! 148 00:11:49,088 --> 00:11:51,088 いかん 149 00:11:55,094 --> 00:11:57,029 (八田)待て! 150 00:11:57,029 --> 00:11:59,031 追え! (木崎)はっ 151 00:11:59,031 --> 00:12:01,031 (八田)おい しっかりしろ おい! 152 00:12:03,035 --> 00:12:05,035 早瀬… 153 00:12:09,041 --> 00:12:11,041 (木崎)待て! 154 00:12:15,047 --> 00:12:17,047 ん~! 155 00:12:19,051 --> 00:12:23,055 (千鶴)どうなすったのです 八田様 (八田)いや念のため 念のためです 156 00:12:23,055 --> 00:12:25,057 この先で斬り殺された男が いるんですけど➡ 157 00:12:25,057 --> 00:12:27,057 その男の顔を見てほしいんですよ 158 00:12:30,062 --> 00:12:33,065 (木崎)あっ 八田さん どこ行ってたんですか 159 00:12:33,065 --> 00:12:36,068 どけおら!➡ 160 00:12:36,068 --> 00:12:38,070 この男です 161 00:12:38,070 --> 00:12:41,073 (千鶴)あっ 石井様! 162 00:12:41,073 --> 00:12:44,076 やっぱり 知ってるんですね この侍を 163 00:12:44,076 --> 00:12:47,079 はい 父が切腹したときに➡ 164 00:12:47,079 --> 00:12:51,083 青木殿が不正を犯すなど 信じられないと➡ 165 00:12:51,083 --> 00:12:53,085 ただ1人 言ってくだすった➡ 166 00:12:53,085 --> 00:12:58,024 国元の小納戸方 石井文之進様でございます 167 00:12:58,024 --> 00:13:03,029 すると この男も押尾藩士 168 00:13:03,029 --> 00:13:06,032 でも八田様 どうしてこの方を➡ 169 00:13:06,032 --> 00:13:09,035 私の知り合いだと お思いになったのでございますか 170 00:13:09,035 --> 00:13:13,035 あっ いや その… 商売柄 勘が働くんですよ 171 00:13:18,044 --> 00:13:20,046 (八田)早瀬という その侍➡ 172 00:13:20,046 --> 00:13:22,048 恐らく 千鶴さんの 御亭主だった人に違いありません 173 00:13:22,048 --> 00:13:25,051 待て待て そう決めてかかってはいかん 174 00:13:25,051 --> 00:13:27,053 間違いありませんよ➡ 175 00:13:27,053 --> 00:13:29,055 お奉行 おっしゃるとおり➡ 176 00:13:29,055 --> 00:13:32,058 千鶴さんのお父上は 無実だったんです➡ 177 00:13:32,058 --> 00:13:34,060 藩内に 何か良からぬたくらみがあって➡ 178 00:13:34,060 --> 00:13:38,064 その張本人が あいつ あの早瀬勝人だったんです 179 00:13:38,064 --> 00:13:42,068 八田 まだ何も証拠がないぞ 180 00:13:42,068 --> 00:13:45,071 証拠… 確かめます! 181 00:13:45,071 --> 00:13:50,076 おい… 待て 待て八田 確かめるとは…➡ 182 00:13:50,076 --> 00:13:53,076 八田! 八田待て 183 00:14:01,020 --> 00:14:03,022 (次郎吉)分かりやした お任せを 184 00:14:03,022 --> 00:14:05,022 頼むぜ 185 00:14:13,032 --> 00:14:16,035 (八田)いない? いないのですか 江戸には 186 00:14:16,035 --> 00:14:18,037 (大野)ええ 早瀬勝人なら➡ 187 00:14:18,037 --> 00:14:21,040 今も国元の勘定方を 勤めておりますが? 188 00:14:21,040 --> 00:14:24,043 では 石井文之進という方は 189 00:14:24,043 --> 00:14:26,045 (大野)石井? 190 00:14:26,045 --> 00:14:33,052 はて そのような名の男 全く心当たりありませんな 191 00:14:33,052 --> 00:14:35,054 そんな! いや確かに➡ 192 00:14:35,054 --> 00:14:38,057 石井文之進という小納戸方を 勤めてるお方だと聞いたんです 193 00:14:38,057 --> 00:14:42,061 (大野)ほう? 誰がそのようなことを 194 00:14:42,061 --> 00:14:45,064 かつて 御家中の方の妻女だった あるお人です 195 00:14:45,064 --> 00:14:49,068 (大野)誰かと人違いしている としか思えませんな 196 00:14:49,068 --> 00:14:52,071 ≪(大野)とにかく 家中で 殺された者などおりませんので➡ 197 00:14:52,071 --> 00:14:54,071 御足労でした 198 00:14:59,011 --> 00:15:01,013 (谷川)大野 199 00:15:01,013 --> 00:15:05,017 (鐘の音) 200 00:15:05,017 --> 00:15:08,020 (大野)やれ (早瀬)はっ➡ 201 00:15:08,020 --> 00:15:11,023 ここは拙者1人で 202 00:15:11,023 --> 00:15:15,027 (谷川)顔を見られるでないぞ 203 00:15:15,027 --> 00:15:21,027 くさい 絶対にくさい だまされないぞ 俺は 204 00:15:24,036 --> 00:15:26,038 何だてめえは 205 00:15:26,038 --> 00:15:28,038 俺に何か用か! 206 00:15:35,047 --> 00:15:37,047 あっ! 207 00:15:40,052 --> 00:15:42,052 ちくしょう (早瀬)うっ! 208 00:15:44,056 --> 00:15:49,056 早瀬… 貴様! 早瀬勝人だな 209 00:15:57,002 --> 00:15:59,004 (早瀬)あ~! 210 00:15:59,004 --> 00:16:01,004 (八田)やっ! 211 00:16:08,013 --> 00:16:10,015 旦那 大丈夫ですかい 212 00:16:10,015 --> 00:16:13,018 いや とっても危なかった 213 00:16:13,018 --> 00:16:16,021 では父は 無実の罪で切腹を? 214 00:16:16,021 --> 00:16:21,026 いえ まだ証拠はありません でも もしそうだとすると➡ 215 00:16:21,026 --> 00:16:23,028 押尾藩の連中が あなたを捜し回るかもしれない 216 00:16:23,028 --> 00:16:26,031 お奉行も そうおっしゃって 身を案じておられます 217 00:16:26,031 --> 00:16:30,035 もしや 早瀬も その一味に 218 00:16:30,035 --> 00:16:34,039 いえいえいえ あなたは そんなことには胸痛めないで 219 00:16:34,039 --> 00:16:37,042 千鶴さん しばらくの間➡ 220 00:16:37,042 --> 00:16:40,045 私の知り合いの所に 身を寄せてください 221 00:16:40,045 --> 00:16:42,045 ここに1人でいるのは 危険ですから 222 00:16:48,087 --> 00:16:53,092 ≪(さお竹屋)竹や~ さお竹➡ 223 00:16:53,092 --> 00:16:55,094 え~ 物干しざお~ 224 00:16:55,094 --> 00:16:57,096 (五郎八)千鶴さん (千鶴)はい 225 00:16:57,096 --> 00:17:00,099 よろしいんですよ なにも そんなことまで なさらなくたって 226 00:17:00,099 --> 00:17:04,103 いいんですよ これくらい お手伝いさしていただかないと➡ 227 00:17:04,103 --> 00:17:07,106 申し訳ございませんので 228 00:17:07,106 --> 00:17:11,110 申し訳ねえったって… 229 00:17:11,110 --> 00:17:15,114 美人で品が良くて おまけに働き者で➡ 230 00:17:15,114 --> 00:17:19,118 あれじゃ 八田の旦那が ほの字になんのも無理はねえやな 231 00:17:19,118 --> 00:17:22,121 (お杉)ええ ええ ええ 私はどうせ不美人で品が悪くて➡ 232 00:17:22,121 --> 00:17:24,123 怠け者でしょうよ 233 00:17:24,123 --> 00:17:28,060 あっ 痛てててて… あ~ おつや 234 00:17:28,060 --> 00:17:31,063 (おつや)はい? アハハ… (五郎八)ちょいと出てくるよ 235 00:17:31,063 --> 00:17:33,065 はいよ 236 00:17:33,065 --> 00:17:37,069 (三次)青木千鶴っていうのか (おしげ)ええ 237 00:17:37,069 --> 00:17:41,073 当分 留守にするって 言ってましたけど 238 00:17:41,073 --> 00:17:45,077 どうして看板外しちゃったのかな 239 00:17:45,077 --> 00:17:48,080 急いで会いたいんだが どこに行ったか分からねえか? 240 00:17:48,080 --> 00:17:50,082 さあ 241 00:17:50,082 --> 00:17:54,086 あっ でも あの町方の旦那なら 知ってると思う 242 00:17:54,086 --> 00:17:56,088 町方? (おしげ)うん➡ 243 00:17:56,088 --> 00:18:01,093 よくここに来る 背の高い北町のお役人です 244 00:18:01,093 --> 00:18:04,096 (三次) ヘヘッ 姉ちゃん ありがとよ 245 00:18:04,096 --> 00:18:24,116 ♬~ 246 00:18:24,116 --> 00:18:27,052 ♬~ 247 00:18:27,052 --> 00:18:30,055 和泉屋か 248 00:18:30,055 --> 00:18:34,059 銅山を持ってる藩と両替屋か 249 00:18:34,059 --> 00:18:37,062 何やら におってきましたね 250 00:18:37,062 --> 00:18:40,065 ああ 旦那 露払いはあっしが 251 00:18:40,065 --> 00:18:42,067 頼むぜ 252 00:18:42,067 --> 00:18:44,069 なに 大したことじゃねえんだがな 253 00:18:44,069 --> 00:18:51,076 ほら こないだ錦町で 旅姿のお侍が殺されたでしょう 254 00:18:51,076 --> 00:18:53,078 (番頭)何をおっしゃるんです 255 00:18:53,078 --> 00:18:58,083 あっしはね その下手人たちと こちらの旦那のつながりをね 256 00:18:58,083 --> 00:19:00,085 ヘヘヘヘッ 知ってるんですよ 257 00:19:00,085 --> 00:19:02,087 (番頭) とんでもない言いがかりですよ 258 00:19:02,087 --> 00:19:07,092 ああいや 心配要らねえよ もらえるものさえ もらえりゃ 259 00:19:07,092 --> 00:19:10,095 (番頭)はっ 和泉屋の旦那だね? 260 00:19:10,095 --> 00:19:12,097 (和泉屋)そうだよ➡ 261 00:19:12,097 --> 00:19:17,097 店先で つまらん話は迷惑だ ちょいと表へ出てもらおう 262 00:19:21,106 --> 00:19:25,110 (和泉屋)そんな でたらめな話を 流されちゃ 大いに迷惑➡ 263 00:19:25,110 --> 00:19:28,047 先生方 始末しちまっておくれ 264 00:19:28,047 --> 00:19:31,050 知らねえと言いながら口封じか 265 00:19:31,050 --> 00:19:33,052 馬脚を現しやがったな 和泉屋 266 00:19:33,052 --> 00:19:36,055 (浪人)死ね! 267 00:19:36,055 --> 00:19:38,055 野郎 (浪人)野郎 268 00:19:43,062 --> 00:19:46,065 はっ! (浪人)あっと! 269 00:19:46,065 --> 00:19:49,068 もう少し手応えのあるやつは いねえのかい 270 00:19:49,068 --> 00:19:55,074 ここにいるぜ 俺が相手になってやろう 271 00:19:55,074 --> 00:19:57,076 何者だい てめえ 272 00:19:57,076 --> 00:19:59,078 野郎 273 00:19:59,078 --> 00:20:01,080 野郎! 274 00:20:01,080 --> 00:20:03,082 おっ くそ… 275 00:20:03,082 --> 00:20:05,084 覚えてやがれ 276 00:20:05,084 --> 00:20:09,088 (鐘の音) 277 00:20:09,088 --> 00:20:13,092 いや~ 見事な腕前で ヘヘッ 278 00:20:13,092 --> 00:20:16,095 ああいう手合いは 諦めが悪いもんだ 279 00:20:16,095 --> 00:20:19,098 へい またきっと来るぜ 280 00:20:19,098 --> 00:20:23,102 そこに転がってる先生方じゃ 頼りになるまい 281 00:20:23,102 --> 00:20:28,107 は… はい 腕をお貸し願えれば ありがたいのですが 282 00:20:28,107 --> 00:20:30,109 フッ 283 00:20:30,109 --> 00:20:33,112 (谷川)千鶴を町方が? 284 00:20:33,112 --> 00:20:38,117 まさか こないだの町方が 我らの先手を打って 285 00:20:38,117 --> 00:20:40,119 それは まだ分かりませんが➡ 286 00:20:40,119 --> 00:20:45,119 手分けして捜さしておりますので いましばらくの御猶予を 287 00:20:47,126 --> 00:20:49,128 (谷川)あの者は? 288 00:20:49,128 --> 00:20:54,128 (和泉屋)新たに雇い入れました 用心棒でございます 289 00:21:00,139 --> 00:21:05,144 (谷川)何やら えたいの知れぬやつ なぜ あのような男を? 290 00:21:05,144 --> 00:21:08,147 実は 昼間 店に➡ 291 00:21:08,147 --> 00:21:12,151 遊び人風のゆすりが やって来まして 292 00:21:12,151 --> 00:21:14,153 (谷川)また遊び人か 293 00:21:14,153 --> 00:21:17,156 はい 風体 背格好から考え➡ 294 00:21:17,156 --> 00:21:20,159 私に石投げをしてきた 例の遊び人かもしれません 295 00:21:20,159 --> 00:21:22,161 もしかすると そやつ➡ 296 00:21:22,161 --> 00:21:27,099 石井が殿に差し出そうとした 例の書状を➡ 297 00:21:27,099 --> 00:21:30,102 どこかで目にしたのかもしれんな 298 00:21:30,102 --> 00:21:33,105 (早瀬)いえ あれは我らが 石井から奪い取るまで➡ 299 00:21:33,105 --> 00:21:35,107 誰の目にも 触れていないはずでございます 300 00:21:35,107 --> 00:21:41,113 で その書状は今どこに 301 00:21:41,113 --> 00:21:46,118 早瀬 確かに焼いたのであろうな? 302 00:21:46,118 --> 00:21:48,120 はい 確かに 303 00:21:48,120 --> 00:21:51,123 こしゃくなやつ 304 00:21:51,123 --> 00:21:54,126 国元の山から産出する銅の中に➡ 305 00:21:54,126 --> 00:21:57,129 どれほどの金や銀が 含まれておるか 306 00:21:57,129 --> 00:21:59,131 ≪(谷川)更には その金銀を➡ 307 00:21:59,131 --> 00:22:03,135 こっそりと お前の所に 流していることまで➡ 308 00:22:03,135 --> 00:22:06,138 全て記してあった ≪(大野)そればかりではない➡ 309 00:22:06,138 --> 00:22:09,141 不正が発覚しての切腹と偽り➡ 310 00:22:09,141 --> 00:22:14,141 青木主膳を殺害したことまで 詳しく書いてあったわ 311 00:22:23,155 --> 00:22:25,157 ≪(和泉屋)全く そんな物が➡ 312 00:22:25,157 --> 00:22:28,093 お殿様に 届いていたらと思いますと➡ 313 00:22:28,093 --> 00:22:32,093 ぞっといたしますな ≪(谷川)ハハハ… 314 00:22:39,104 --> 00:22:42,107 先生 なぜこんな所に 315 00:22:42,107 --> 00:22:45,110 俺の仕事は用心棒だ 316 00:22:45,110 --> 00:22:48,113 いつ何時 怪しいやつが来てもいいように➡ 317 00:22:48,113 --> 00:22:50,115 見張っていただけさ 318 00:22:50,115 --> 00:22:52,115 ≪(谷川)待て! 319 00:22:54,119 --> 00:22:59,124 その方 最前より そこで立ち聞きしていたな 320 00:22:59,124 --> 00:23:03,124 まさか こやつも 町方の手先! 321 00:23:07,132 --> 00:23:11,136 町方でなくたって これだけの でけえ秘密を握ってりゃ➡ 322 00:23:11,136 --> 00:23:14,139 黙っちゃいられねえな 323 00:23:14,139 --> 00:23:18,143 無実の青木主膳を 切腹に見せかけて殺したり➡ 324 00:23:18,143 --> 00:23:21,146 石井を殺して その直訴状を奪ったり 325 00:23:21,146 --> 00:23:27,085 ハハッ これだけのねた 100や200のはした金じゃ➡ 326 00:23:27,085 --> 00:23:30,085 取り引きはできねえぜ 327 00:23:33,091 --> 00:23:36,091 (大野)くせ者だ! 出合え 出合え! 328 00:23:38,096 --> 00:23:40,098 (谷川)そやつを殺せ! 329 00:23:40,098 --> 00:23:42,098 (藩士)やー! 330 00:23:51,109 --> 00:23:54,112 (大野)うっ! 331 00:23:54,112 --> 00:23:57,112 近いうちに また来るぜ 332 00:24:01,119 --> 00:24:03,119 (撃鉄を起こす音) 333 00:24:05,123 --> 00:24:07,125 動くな 334 00:24:07,125 --> 00:24:11,129 (谷川)早瀬 よくやった 335 00:24:11,129 --> 00:24:13,131 《この男が早瀬か》 336 00:24:13,131 --> 00:24:16,134 《あいつが千鶴さんの》 337 00:24:16,134 --> 00:24:19,137 うっ えい 何をしている 早く撃たぬか! 338 00:24:19,137 --> 00:24:21,139 早瀬! 339 00:24:21,139 --> 00:24:23,141 始末は いつでもつけられます 340 00:24:23,141 --> 00:24:27,079 正体を突き止めるまで 牢にぶち込んでおきましょう 341 00:24:27,079 --> 00:24:44,096 ♬~ 342 00:24:44,096 --> 00:24:48,100 何!? じゃ 青木主膳殿は 無実で殺されたと➡ 343 00:24:48,100 --> 00:24:50,102 お奉行が そうはっきり おっしゃったのか 344 00:24:50,102 --> 00:24:53,105 ええ 恐らく 八田さんに伝えてくれという➡ 345 00:24:53,105 --> 00:24:56,108 お気持ちだったんでしょう あっしの方を見て はっきりと 346 00:24:56,108 --> 00:24:59,111 そして お奉行に 短筒 突きつけてたのが➡ 347 00:24:59,111 --> 00:25:02,114 あの早瀬なんだな? そのとおりで 348 00:25:02,114 --> 00:25:04,116 くっそ あの野郎! 349 00:25:04,116 --> 00:25:07,119 それにしても三の字 お奉行をそのままにして➡ 350 00:25:07,119 --> 00:25:09,121 お前よくも おめおめと帰ってこれたな 351 00:25:09,121 --> 00:25:11,123 旦那 ちょっと どこへ どこへ… (八田)決まってるだろ 352 00:25:11,123 --> 00:25:14,126 あの野郎 たたっ斬って お奉行を助け出すんだ 353 00:25:14,126 --> 00:25:17,129 慌てちゃいけませんぜ 354 00:25:17,129 --> 00:25:20,132 お奉行は目配せして 自分から 捕まってったんですよ (八田)何? 355 00:25:20,132 --> 00:25:23,135 (おつや) 何か考えがおありなんですよ 356 00:25:23,135 --> 00:25:25,137 旦那のことだもの 357 00:25:25,137 --> 00:25:27,072 逃げる気になれば あっさり逃げてきますよ 358 00:25:27,072 --> 00:25:31,076 そういうこってす 見張りはしっかり あっしが務めます 359 00:25:31,076 --> 00:25:34,079 そうか よーし分かった 360 00:25:34,079 --> 00:25:37,082 よろしく頼むぞ 361 00:25:37,082 --> 00:25:40,082 そうとなれば ヘヘヘッ 362 00:25:46,091 --> 00:25:49,091 じゃ あっしは (五郎八)ああ へい 363 00:25:52,097 --> 00:25:55,100 (千鶴)えっ では父は (八田)無実です 364 00:25:55,100 --> 00:25:57,102 細かいことは分かりませんが➡ 365 00:25:57,102 --> 00:25:59,104 切腹に見せかけられて 殺されたんです 366 00:25:59,104 --> 00:26:02,107 あっ いやあの 殺されたことが めでたいわけじゃないんですが➡ 367 00:26:02,107 --> 00:26:06,111 少なくとも これで お父上の無実は証明されました 368 00:26:06,111 --> 00:26:08,113 父上… (八田)それでは➡ 369 00:26:08,113 --> 00:26:11,113 私はちょっと 急ぎの用事がありますので 370 00:26:18,123 --> 00:26:21,126 (八田)うわっ あ~! あたっ! 371 00:26:21,126 --> 00:26:24,129 旦那! えっ 大丈夫… 大丈夫ですかい… 372 00:26:24,129 --> 00:26:26,131 大丈夫だ 373 00:26:26,131 --> 00:26:28,066 そんなに急いで どこへ 374 00:26:28,066 --> 00:26:30,068 (八田) おばあ様の所へ 決まってるだろう 375 00:26:30,068 --> 00:26:35,073 あの頑固ばあさんめ 今度こそ文句言わせねえぞ! 376 00:26:35,073 --> 00:26:39,073 こりゃまあまあ… ったく 377 00:26:43,081 --> 00:26:45,083 おばあ様!➡ 378 00:26:45,083 --> 00:26:48,086 おばあ様! (戸の開く音) 379 00:26:48,086 --> 00:27:08,106 ♬~ 380 00:27:08,106 --> 00:27:10,106 ♬~ 381 00:27:34,065 --> 00:27:37,068 (物音) 382 00:27:37,068 --> 00:27:41,072 (侍)あっ! あっ うっ… 383 00:27:41,072 --> 00:27:53,084 ♬~ 384 00:27:53,084 --> 00:27:55,084 (鍵を取る音) 385 00:28:02,093 --> 00:28:04,093 (解錠音) 386 00:28:10,101 --> 00:28:13,104 どうやら俺の正体に 気付いたようだな 387 00:28:13,104 --> 00:28:17,108 いや だが ただの用心棒とは思えん➡ 388 00:28:17,108 --> 00:28:19,108 相談したいことがある こっちへ 389 00:28:25,083 --> 00:28:27,085 (早瀬)すると千鶴は お主たちが? 390 00:28:27,085 --> 00:28:29,087 俺の仲間が預かっている 391 00:28:29,087 --> 00:28:33,091 千鶴さんについては 心配は要らねえ 392 00:28:33,091 --> 00:28:37,091 やはりそうでしたか かたじけない 393 00:28:41,099 --> 00:28:45,103 ≪(早瀬)私は青木様を 心から敬愛しておりました➡ 394 00:28:45,103 --> 00:28:49,107 あのお方が たとえ いかなる事情があろうと➡ 395 00:28:49,107 --> 00:28:52,110 不正を犯すなど信じられなかった 396 00:28:52,110 --> 00:28:55,113 これには何か深い訳がある 397 00:28:55,113 --> 00:28:58,049 その真実を明らかにし➡ 398 00:28:58,049 --> 00:29:02,053 何とか義父の汚名を晴らそうと 決心したのです 399 00:29:02,053 --> 00:29:06,057 千鶴さんを離縁したのは? 400 00:29:06,057 --> 00:29:09,060 敵を欺くためです 401 00:29:09,060 --> 00:29:13,064 義父 青木様を陥れたと 思われる一味に➡ 402 00:29:13,064 --> 00:29:16,067 疑われずに近づくには それしか 手だてがありませんでした 403 00:29:16,067 --> 00:29:19,070 そして ようやく 一味の悪事の証拠をつかみ➡ 404 00:29:19,070 --> 00:29:24,075 同士の石井へ 殿への書状を託しました 405 00:29:24,075 --> 00:29:27,078 ところが 石井に追っ手がかけられ➡ 406 00:29:27,078 --> 00:29:32,083 そこで私は 石井を救うために 自ら追っ手に加わりました➡ 407 00:29:32,083 --> 00:29:36,083 しかし… しかし… 408 00:29:38,089 --> 00:29:43,094 でも 証拠の書状は 私の手元にあります 409 00:29:43,094 --> 00:29:46,097 焼き捨てたというのは うそなんだな 410 00:29:46,097 --> 00:29:51,102 はい やつらには そう偽り 何とか隙を見て➡ 411 00:29:51,102 --> 00:29:54,102 上屋敷においでの殿へ 手渡す機会を待っていたのです 412 00:29:56,107 --> 00:29:58,107 ≪ 分かった 413 00:30:02,113 --> 00:30:04,113 あ… 414 00:30:07,118 --> 00:30:11,122 早瀬さん (早瀬)はい 415 00:30:11,122 --> 00:30:14,125 あっ いや 416 00:30:14,125 --> 00:30:20,131 千鶴さんへの気持ちは 今でも変わらぬということかな 417 00:30:20,131 --> 00:30:23,134 はい 418 00:30:23,134 --> 00:30:30,141 何があろうとも 妻と呼ぶ女は 千鶴しかありません 419 00:30:30,141 --> 00:30:32,143 そうか 420 00:30:32,143 --> 00:30:36,147 ≪(藩士)浪人が逃げたぞ! 出合え! 出合え! 421 00:30:36,147 --> 00:30:41,152 早瀬さん 何食わぬ顔で やつらの仲間のふりを続けられい 422 00:30:41,152 --> 00:30:43,154 はい 423 00:30:43,154 --> 00:30:47,154 ≪(藩士)捜せ! ≪(藩士)いたぞ! こっちだ! 424 00:30:53,164 --> 00:30:55,166 (藩士)待て➡ 425 00:30:55,166 --> 00:30:59,104 あっ (戸をたたく音) 426 00:30:59,104 --> 00:31:02,104 さすがは旦那だ ヘッ 427 00:31:11,116 --> 00:31:16,121 (侍)早瀬 貴様だな 俺を襲ったのは 428 00:31:16,121 --> 00:31:18,123 近頃 不審なことが多かった 429 00:31:18,123 --> 00:31:20,125 本当かい そいつは 430 00:31:20,125 --> 00:31:23,128 ああ 早瀬さんが 千鶴さんを離縁したのは➡ 431 00:31:23,128 --> 00:31:26,131 本心からじゃねえ 事が落ち着いたら➡ 432 00:31:26,131 --> 00:31:28,133 もう一度 千鶴さんを 迎えるつもりなんだ 433 00:31:28,133 --> 00:31:31,136 どうしよう おとっつぁん 434 00:31:31,136 --> 00:31:33,138 えっ? ひょっとして 435 00:31:33,138 --> 00:31:36,141 来てんですよ 八田様のおばあ様 436 00:31:36,141 --> 00:31:39,144 とが人の娘でないと 知れたからには➡ 437 00:31:39,144 --> 00:31:44,144 千鶴さんと真四郎の婚儀 晴れて許しますって 438 00:31:48,153 --> 00:31:51,156 (はな)いいえ 私もね➡ 439 00:31:51,156 --> 00:31:55,160 こうして あなたのお人柄を 確かめていれば➡ 440 00:31:55,160 --> 00:31:59,097 決して 反対など いたしませんでしたよ 441 00:31:59,097 --> 00:32:01,099 調子がいいんだから もう 442 00:32:01,099 --> 00:32:03,101 何か申しましたか 真四郎 443 00:32:03,101 --> 00:32:05,103 いえいえ 何にも 444 00:32:05,103 --> 00:32:09,107 とにかく 私が端から とやかく言うことは➡ 445 00:32:09,107 --> 00:32:11,109 何にもございません 446 00:32:11,109 --> 00:32:17,115 婚約の日取り 婚儀の段取り 447 00:32:17,115 --> 00:32:23,121 全て あなたたち2人で話し合って お決めなさい 448 00:32:23,121 --> 00:32:28,126 はい いや~ もうこれで万々歳です➡ 449 00:32:28,126 --> 00:32:32,130 それでは 私は お勤めに行ってまいります はい➡ 450 00:32:32,130 --> 00:32:36,134 お杉 千鶴さんのこと よろしく頼んだぞ 451 00:32:36,134 --> 00:32:39,137 はい おめでとうございます 八田様 452 00:32:39,137 --> 00:32:41,137 フフッ (八田)ありがとう 453 00:32:46,144 --> 00:32:51,149 ♬ 高砂や この浦舟に帆を… 454 00:32:51,149 --> 00:32:54,152 何だ 三の字お前 お奉行は大丈夫なんだろうな 455 00:32:54,152 --> 00:32:57,088 お奉行なら 今頃しっかりと 奉行所に戻ってるよ 456 00:32:57,088 --> 00:33:00,091 そうか うん! 457 00:33:00,091 --> 00:33:03,094 御苦労! うん いい朝だ! 458 00:33:03,094 --> 00:33:05,096 ♬ 高砂や 459 00:33:05,096 --> 00:33:08,099 おとっつぁん 何とか… 460 00:33:08,099 --> 00:33:10,101 言えねえよ 俺には 461 00:33:10,101 --> 00:33:13,104 あっ 三の字 俺にだって言えねえよ 462 00:33:13,104 --> 00:33:15,104 う~ん! 463 00:33:17,108 --> 00:33:20,111 (早瀬のうめき声) 464 00:33:20,111 --> 00:33:24,115 (谷川)吐け 吐かぬか 465 00:33:24,115 --> 00:33:29,120 それほど欲しい物なら 御自分で捜されたらよかろう 466 00:33:29,120 --> 00:33:33,124 (谷川)貴様! 467 00:33:33,124 --> 00:33:36,127 責めい (侍)はっ 468 00:33:36,127 --> 00:33:40,131 もっと責めたてい! (侍)さあ 吐け! 469 00:33:40,131 --> 00:33:42,131 (和泉屋)谷川様 470 00:33:46,137 --> 00:33:50,137 何 深川のえんま? 471 00:33:52,143 --> 00:33:56,147 そんな… 信じられません➡ 472 00:33:56,147 --> 00:33:59,083 あいつは 私を斬り殺そうとしたんですよ 473 00:33:59,083 --> 00:34:01,085 いや 殺すつもりはなかったんだ 474 00:34:01,085 --> 00:34:04,088 ただ 公儀に事が知れるのを防ぐため➡ 475 00:34:04,088 --> 00:34:07,091 浅手を負わして 時を稼ごうとしたんだ 476 00:34:07,091 --> 00:34:09,093 (八田)でも➡ 477 00:34:09,093 --> 00:34:13,097 あんなやつのために 千鶴さん 諦めろとおっしゃるんですか 478 00:34:13,097 --> 00:34:15,099 確かに1度は離縁をした 479 00:34:15,099 --> 00:34:20,104 だがな 心は今でも 千鶴の夫なんだ 480 00:34:20,104 --> 00:34:22,106 (八田)そんな身勝手な! 481 00:34:22,106 --> 00:34:25,109 身勝手かもしれん 482 00:34:25,109 --> 00:34:28,112 お前にしてみれば 未練かもしれん 483 00:34:28,112 --> 00:34:33,117 だがな八田 事の真相が 明らかになったときに➡ 484 00:34:33,117 --> 00:34:38,122 千鶴さんが お前を選ぶか 早瀬を選ぶか➡ 485 00:34:38,122 --> 00:34:44,128 それを黙って見守るのが 男ではないのか? 486 00:34:44,128 --> 00:34:50,134 千鶴さんは… 千鶴さんが あの早瀬 選ぶはずない 487 00:34:50,134 --> 00:34:52,134 選ぶはずありません 488 00:34:57,075 --> 00:35:01,079 (お杉)千鶴さん お客さんですよ 489 00:35:01,079 --> 00:35:04,082 ≪(千鶴)はーい (お杉)表に 490 00:35:04,082 --> 00:35:24,102 ♬~ 491 00:35:24,102 --> 00:35:29,107 ♬~ 492 00:35:29,107 --> 00:35:38,107 (早瀬のうめき声) 493 00:35:40,118 --> 00:35:42,118 (千鶴)あなた! 494 00:35:44,122 --> 00:35:47,125 あなた あなた! 495 00:35:47,125 --> 00:35:51,129 あなた しっかり (早瀬)千鶴 496 00:35:51,129 --> 00:35:54,132 さあ (早瀬)お前 497 00:35:54,132 --> 00:35:57,068 やはり 谷川一派に 捕らえられたのか 498 00:35:57,068 --> 00:36:00,071 あなた 499 00:36:00,071 --> 00:36:03,074 谷川様から聞きました 500 00:36:03,074 --> 00:36:09,080 父上の汚名を晴らすため 私を離別し➡ 501 00:36:09,080 --> 00:36:14,085 谷川様をだましたというのは 誠でございますか 502 00:36:14,085 --> 00:36:17,088 そのとおりだ 503 00:36:17,088 --> 00:36:21,092 だが とうとう見破られて このざまだ 504 00:36:21,092 --> 00:36:25,096 まだ屈服したわけではない 505 00:36:25,096 --> 00:36:29,096 証拠の書状は きっと殿にお届けする 506 00:36:32,103 --> 00:36:34,103 あなた… 507 00:36:36,107 --> 00:36:39,110 うれしゅうございます 508 00:36:39,110 --> 00:36:45,116 たとえ… たとえ このまま殺されようとも➡ 509 00:36:45,116 --> 00:36:48,119 思い残すことはございませぬ 510 00:36:48,119 --> 00:36:50,121 何を言う 千鶴 511 00:36:50,121 --> 00:36:53,124 望みを失ってはならん 512 00:36:53,124 --> 00:36:55,126 生きてるかぎり 闘うのだ 513 00:36:55,126 --> 00:36:59,063 そして 殿の御安泰を図らねばならん 514 00:36:59,063 --> 00:37:01,065 あなた 515 00:37:01,065 --> 00:37:03,065 (谷川)愁嘆場は そこまでだ 516 00:37:08,072 --> 00:37:10,074 早瀬 517 00:37:10,074 --> 00:37:14,078 お互い 憎み合うているのも 知恵のない話だ 518 00:37:14,078 --> 00:37:17,081 この辺りで手を打とうではないか 519 00:37:17,081 --> 00:37:19,083 (早瀬)手を打つ? 520 00:37:19,083 --> 00:37:22,086 そのとおりでございますよ 早瀬様 521 00:37:22,086 --> 00:37:26,090 あなた様と奥方の固い御決意を お聞きになり➡ 522 00:37:26,090 --> 00:37:33,090 谷川様も もはやこれまで 金銀の収奪は打ち切りにしようと 523 00:37:35,099 --> 00:37:38,099 御家老 誠ですか 524 00:37:47,078 --> 00:37:49,080 (八田)何だって? 千鶴さんが消えた? 525 00:37:49,080 --> 00:37:53,084 申し訳ねえ あっしが留守をしてる ほんの短い間に 526 00:37:53,084 --> 00:37:55,086 いや 今 おつやが 奉行所へ走ってるんだが 527 00:37:55,086 --> 00:38:00,091 (お杉)ごめんなさい あの 立派なお侍だったから 私… 528 00:38:00,091 --> 00:38:04,095 で 相手はどんな侍だったんだ 529 00:38:04,095 --> 00:38:08,099 どんなって ここに… ここにほくろのある 530 00:38:08,099 --> 00:38:10,099 ほくろ? 531 00:38:14,105 --> 00:38:17,108 押尾藩のあいつだ 532 00:38:17,108 --> 00:38:19,110 お誓いなさいますな? 533 00:38:19,110 --> 00:38:22,113 金銀は殿に差し出し あとのおとがめは覚悟すると 534 00:38:22,113 --> 00:38:25,116 (谷川)誓う➡ 535 00:38:25,116 --> 00:38:29,053 わしも覚悟があると 申したであろうが 536 00:38:29,053 --> 00:38:31,055 誠でございますな 537 00:38:31,055 --> 00:38:36,055 ≪ だまされるな 書状を渡せば口を封じられるぞ 538 00:38:42,066 --> 00:38:44,068 (大野)何やつ! 539 00:38:44,068 --> 00:38:50,074 北町奉行 榊原主計頭忠之 540 00:38:50,074 --> 00:38:52,074 お奉行様!? 541 00:38:54,078 --> 00:38:58,082 (谷川)何事かな 榊原殿 542 00:38:58,082 --> 00:39:02,086 押尾藩 江戸家老 谷川陣十郎 543 00:39:02,086 --> 00:39:05,089 その方 それなる和泉屋と結託 544 00:39:05,089 --> 00:39:09,093 国元より産出する金銀を 私物化せんと➡ 545 00:39:09,093 --> 00:39:16,100 銅山奉行 青木主膳 ならびに 小納戸役 石井文之進を殺害 546 00:39:16,100 --> 00:39:23,107 そして今 それなる早瀬と千鶴まで 殺害せんとしたことは明白 547 00:39:23,107 --> 00:39:25,109 潔く縛に就けい! 548 00:39:25,109 --> 00:39:29,113 黙って聞いておれば なんという世まい言を 549 00:39:29,113 --> 00:39:31,115 (和泉屋)さようでございますとも 550 00:39:31,115 --> 00:39:33,117 世まい言は いいかげんにしてください 551 00:39:33,117 --> 00:39:37,121 悪事をたくらみしは あの2人 青木の切腹を逆恨みし➡ 552 00:39:37,121 --> 00:39:40,124 我らを討たんと 屋敷に忍び込んだもの 553 00:39:40,124 --> 00:39:43,124 いいかげんにしねえか 悪党ども! 554 00:39:45,129 --> 00:39:47,131 (和泉屋)うわっ! 555 00:39:47,131 --> 00:39:50,131 (谷川)あっ あっ… 556 00:39:57,141 --> 00:40:00,144 貴様 (大野)あの折の用心棒 557 00:40:00,144 --> 00:40:02,146 榊 夢之介 558 00:40:02,146 --> 00:40:08,152 人の命を弄んだ貴様らに もはや見る夢はないのだ 559 00:40:08,152 --> 00:40:10,154 観念せい 黙れ 560 00:40:10,154 --> 00:40:14,154 くせ者だ 出合え 出合え! 561 00:40:16,160 --> 00:40:20,164 (谷川)この者を斬れ 斬り捨てい 562 00:40:20,164 --> 00:40:23,167 関わりなき者は去れ 563 00:40:23,167 --> 00:40:25,167 さもなくば… 564 00:40:28,105 --> 00:40:30,107 斬る! 565 00:40:30,107 --> 00:40:50,127 ♬~ 566 00:40:50,127 --> 00:40:52,127 (斬る音) 567 00:40:59,136 --> 00:41:01,138 (家臣)おのれ 568 00:41:01,138 --> 00:41:20,157 ♬~ 569 00:41:20,157 --> 00:41:22,159 (家臣)野郎! 570 00:41:22,159 --> 00:41:42,113 ♬~ 571 00:41:42,113 --> 00:42:02,133 ♬~ 572 00:42:02,133 --> 00:42:22,153 ♬~ 573 00:42:22,153 --> 00:42:26,153 ♬~ 574 00:42:42,106 --> 00:42:44,106 お願いしたきことが 575 00:43:14,138 --> 00:43:28,085 ♬~ 576 00:43:28,085 --> 00:43:31,088 あなた 577 00:43:31,088 --> 00:43:33,090 千鶴 578 00:43:33,090 --> 00:43:52,109 ♬~ 579 00:43:52,109 --> 00:43:56,113 あの節の御無礼 おわびのしようもございませぬ 580 00:43:56,113 --> 00:44:00,117 どうぞ 斬るなと突くなと お好きなように 581 00:44:00,117 --> 00:44:02,119 いや もうよい 582 00:44:02,119 --> 00:44:05,122 あなたが藩のためを思って なされたこと 583 00:44:05,122 --> 00:44:07,124 お奉行から聞きました 584 00:44:07,124 --> 00:44:10,124 水に流します 585 00:44:12,129 --> 00:44:17,129 八田様 御恩は 生涯忘れません 586 00:44:19,136 --> 00:44:21,136 もういいんだ 千鶴さん 587 00:44:23,140 --> 00:44:27,140 (八田)さあ 早瀬さん 立ってください 588 00:44:29,079 --> 00:44:31,081 (八田)そのかわり➡ 589 00:44:31,081 --> 00:44:34,084 千鶴さんを 泣かすようなことをしたら➡ 590 00:44:34,084 --> 00:44:37,087 この俺が許しませんからね 591 00:44:37,087 --> 00:44:39,089 肝に銘じます 592 00:44:39,089 --> 00:44:42,092 ハハハ… 593 00:44:42,092 --> 00:44:44,094 (早瀬)それでは 594 00:44:44,094 --> 00:45:04,114 ♬~ 595 00:45:04,114 --> 00:45:13,123 ♬~ 596 00:45:13,123 --> 00:45:18,128 (八田)元気でな 幸せに~! 597 00:45:18,128 --> 00:45:22,132 顔で笑って 心で泣いて 598 00:45:22,132 --> 00:45:25,135 つらいところですな 八田さんも 599 00:45:25,135 --> 00:45:30,074 <己の恋を潔く諦めた八田真四郎> 600 00:45:30,074 --> 00:45:36,080 <そのつらい胸の内は 榊原が誰よりも よく知っていた> 601 00:45:36,080 --> 00:45:38,082 <「泣くな 真四郎」> 602 00:45:38,082 --> 00:45:46,090 <心の中で そう声をかけてやる 榊原 いや お奉行であった> 603 00:45:46,090 --> 00:46:06,110 ♬~ 604 00:46:06,110 --> 00:46:26,130 ♬~ 605 00:46:26,130 --> 00:46:46,083 ♬~ 606 00:46:46,083 --> 00:47:06,103 ♬~ 607 00:47:06,103 --> 00:47:21,103 ♬~ 608 00:47:27,091 --> 00:47:31,095 <牢戻りのおこんを哀れみ えんまに引き取った五郎八> 609 00:47:31,095 --> 00:47:35,099 <恩義を感じ 明るく働くおこんであったが➡ 610 00:47:35,099 --> 00:47:40,104 突如 店の金品を盗んで 行方をくらました> 611 00:47:40,104 --> 00:47:46,110 <痛手を受けた五郎八は それでも おこんを改心させんと心に誓う> 612 00:47:46,110 --> 00:47:50,110 <次回 「八百八町夢日記」…>