1 00:00:34,282 --> 00:00:37,118 <私は いけない姉。 2 00:00:37,118 --> 00:00:39,454 妹の春が愛した男性を➡ 3 00:00:39,454 --> 00:00:42,774 どんどん好きになっていく 私。 4 00:00:42,774 --> 00:00:47,462 私が この世で 誰よりも愛していた妹 春。 5 00:00:47,462 --> 00:00:52,117 その春には もう会えない。 6 00:00:52,117 --> 00:00:54,636 もっと 春といたかった。 7 00:00:54,636 --> 00:00:56,805 もっと春を知りたかった> 8 00:00:56,805 --> 00:01:02,805 春… お姉ちゃん すぐ春のところに行くからね。 9 00:01:06,798 --> 00:01:10,452 <春は 幸せになるはずだった。 10 00:01:10,452 --> 00:01:14,956 私は今 知らない春を感じたくて➡ 11 00:01:14,956 --> 00:01:19,477 春の思い出の場所を巡っている。 12 00:01:19,477 --> 00:01:24,999 でも そのために 私は➡ 13 00:01:24,999 --> 00:01:29,137 春が 最後まで大切にしていた 冬吾さんを利用している> 14 00:01:29,137 --> 00:01:35,176 最低だ… 私 春を裏切ってる。 15 00:01:35,176 --> 00:01:38,676 < こんな私を 春は どう思うだろう?> 16 00:01:41,816 --> 00:01:44,916 春に会いたい。 17 00:01:47,956 --> 00:01:50,141 今すぐ 会いたい。 18 00:01:50,141 --> 00:02:15,316 ♬~ 19 00:02:15,316 --> 00:02:17,368 春…。 20 00:02:17,368 --> 00:02:30,968 ♬~ 21 00:02:33,468 --> 00:02:36,471 お前が死んだら 俺も死ぬぞ! 22 00:02:36,471 --> 00:02:39,474 冬吾さん…。 23 00:02:39,474 --> 00:02:42,174 お前が死んだら 俺も死ぬぞ! 24 00:02:47,966 --> 00:02:51,786 違うんです。 私 そんなんじゃ…。 25 00:02:51,786 --> 00:02:55,657 じゃあ なんなんだ? 26 00:02:55,657 --> 00:02:58,509 いや… あの あれは…。 27 00:02:58,509 --> 00:03:01,909 フフッ。 笑うな! 28 00:03:04,148 --> 00:03:07,035 あなたは 様子がおかしいときほど➡ 29 00:03:07,035 --> 00:03:09,035 よく笑う。 30 00:03:11,956 --> 00:03:15,656 冬吾さん… 死ぬなんて言わないでください。 31 00:03:19,864 --> 00:03:24,002 あなたが…。 32 00:03:24,002 --> 00:03:28,902 冬吾さんが死んだら 春が悲しみます。 33 00:03:31,526 --> 00:03:36,426 あなたが死んでも 春は 悲しまないのか? 34 00:03:38,299 --> 00:03:41,803 死んだ人間が 悲しむなんてことはない。 35 00:03:41,803 --> 00:03:44,789 そんなこと言わないでください。 36 00:03:44,789 --> 00:03:51,296 春は まだ います。 そばにいます。 37 00:03:51,296 --> 00:03:53,481 私たちを見てます。 38 00:03:53,481 --> 00:04:00,421 冬吾さんの心の中にだって まだ 春はいるでしょ? 39 00:04:00,421 --> 00:04:06,921 私といるの 春との面影を 感じたいからですよね? 40 00:04:10,148 --> 00:04:12,948 そうですよね? そうだって言ってください。 41 00:04:16,187 --> 00:04:19,187 春には 申し訳ないと思ってる。 42 00:04:22,827 --> 00:04:24,827 行くぞ。 43 00:04:27,298 --> 00:04:29,298 何なんですか その言い方! 44 00:04:32,837 --> 00:04:35,139 春との結婚を➡ 45 00:04:35,139 --> 00:04:38,339 ただの契約ごとだったみたいに 言わないでください! 46 00:04:42,797 --> 00:04:46,467 全部 お家のためなんですか? 47 00:04:46,467 --> 00:04:50,305 春の次に 私。 48 00:04:50,305 --> 00:04:53,341 私と春は あなたのお家のために 生まれてきたんですか? 49 00:04:53,341 --> 00:04:55,460 あなたの人生を全うするために 私たちが! 50 00:04:55,460 --> 00:04:57,460 違う! そんなの嫌です! 51 00:05:00,281 --> 00:05:06,281 せめて 今でも 春を愛してると言ってください。 52 00:05:17,465 --> 00:05:20,968 《私が このまま 冬吾さんについていけば➡ 53 00:05:20,968 --> 00:05:24,138 春のことを忘れられずにいられる。 54 00:05:24,138 --> 00:05:28,626 でも このままだと その思い出も何も➡ 55 00:05:28,626 --> 00:05:32,626 壊してしまうのかもしれない》 56 00:05:55,887 --> 00:06:01,292 《この人 なんで こんなに暗いんだ? 57 00:06:01,292 --> 00:06:03,795 それが 夏美の第一印象だった。 58 00:06:03,795 --> 00:06:08,966 今では その暗さのわけが わかる気がする》 59 00:06:08,966 --> 00:06:12,453 ⦅9月だっていうのに あっついね~。 60 00:06:12,453 --> 00:06:14,453 お姉ちゃん 冬吾さん。 61 00:06:19,644 --> 00:06:25,133 妹のお見舞い どうも ありがとうございます。 62 00:06:25,133 --> 00:06:27,552 お姉ちゃん 作ってきてくれた? 63 00:06:27,552 --> 00:06:30,621 ああ あれね… うん。 64 00:06:30,621 --> 00:06:33,975 お姉ちゃん手作りの お菓子 すっごい おいしいんです。 65 00:06:33,975 --> 00:06:36,475 ハードル上げないでよ 春。 フフフッ。 66 00:06:38,463 --> 00:06:41,663 わぁ~ ほらね かわいいでしょ? 67 00:06:51,292 --> 00:06:54,292 何か飲み物 買ってこようかな。 う… うん。 68 00:06:56,697 --> 00:06:58,697 食べてください。 69 00:07:01,135 --> 00:07:03,137 春のために 作ってきたものだろ? 70 00:07:03,137 --> 00:07:06,624 いいんです。 冬吾さんが食べてくれたら➡ 71 00:07:06,624 --> 00:07:09,324 お姉ちゃんも きっと喜びます。 72 00:07:25,793 --> 00:07:28,296 ほらね おいしいでしょ? 73 00:07:28,296 --> 00:07:30,815 お姉ちゃん ホントに 料理が上手なんです。 74 00:07:30,815 --> 00:07:35,870 短大も栄養科に通ったし。 栄養士の資格 持ってるのか? 75 00:07:35,870 --> 00:07:40,124 ええ 私のために。 春のため? 76 00:07:40,124 --> 00:07:44,128 私 前から 体が弱かったから➡ 77 00:07:44,128 --> 00:07:48,332 食べ物で治そうって お姉ちゃん…。 78 00:07:48,332 --> 00:07:51,652 全部 私を思って 決めてくれるんです。 79 00:07:51,652 --> 00:07:56,457 バイトも忙しいのに 私が さみしくならないようにって➡ 80 00:07:56,457 --> 00:07:59,944 毎日 顔出ししてくれて⦆ 81 00:07:59,944 --> 00:08:05,800 《あのとき 夏美の 過剰な妹愛を知った。 82 00:08:05,800 --> 00:08:10,454 妹のために進路を決め このまま 恋人も作らずに➡ 83 00:08:10,454 --> 00:08:13,624 春に寄り添って 生きていくつもりだったのか? 84 00:08:13,624 --> 00:08:19,630 夏美は 僕と2人になると 態度を一変させる。 85 00:08:19,630 --> 00:08:22,550 徹底して 視線を合わせない。 86 00:08:22,550 --> 00:08:25,469 それは かわいい妹を 奪われたという➡ 87 00:08:25,469 --> 00:08:29,874 僕への恨みの表れだったのか?》 88 00:08:29,874 --> 00:08:33,344 ⦅本日は 妹のために ご足労いただきまして➡ 89 00:08:33,344 --> 00:08:35,880 誠に ありがとうございました。 90 00:08:35,880 --> 00:08:41,452 今後とも 妹のこと よろしくお願いいたします。 91 00:08:41,452 --> 00:08:43,487 あっ 忘れてた! 92 00:08:43,487 --> 00:08:45,806 飲み物 買ったの忘れてました。 93 00:08:45,806 --> 00:08:48,476 どれがいいですか? コーヒーも ジュースもあります。 94 00:08:48,476 --> 00:08:53,176 あっ そうだ! あの よかったら 全部 どうぞ! 95 00:08:59,971 --> 00:09:02,871 じゃあ また 近々。 96 00:09:14,619 --> 00:09:16,619 お気をつけて!⦆ 97 00:09:22,460 --> 00:09:25,613 《僕は 彼女に 自分と似たものを感じていた。 98 00:09:25,613 --> 00:09:29,313 それは 何なのか?》 99 00:11:48,305 --> 00:11:50,307 あっ いらっしゃいませ。 100 00:11:50,307 --> 00:11:52,293 いや 客ではない。 101 00:11:52,293 --> 00:11:54,295 立花夏美さんとの約束で ここに来た。 102 00:11:54,295 --> 00:11:56,464 クロワッサンショコラ 焼き上がりました。 103 00:11:56,464 --> 00:11:58,864 冬吾さん なんで こ…。 104 00:12:04,355 --> 00:12:06,373 すみません 忘れたわけじゃないんですけど➡ 105 00:12:06,373 --> 00:12:08,626 つい…。 かまわない。 106 00:12:08,626 --> 00:12:11,128 忙しいんだろ? 107 00:12:11,128 --> 00:12:13,128 それより…。 108 00:12:15,116 --> 00:12:17,116 髪 ボサボサだぞ。 109 00:12:22,807 --> 00:12:24,992 あの 待っててください。 えっと…。 110 00:12:24,992 --> 00:12:26,977 あ~ いや ここ… あっ いや➡ 111 00:12:26,977 --> 00:12:29,877 この椅子で 待っててください すみません! 112 00:12:33,801 --> 00:12:36,454 ホントに こんなところに 来たんですか? 春と? 113 00:12:36,454 --> 00:12:40,474 来た。 なんで? 114 00:12:40,474 --> 00:12:42,827 冬吾さん 野球 好きなんですか? 115 00:12:42,827 --> 00:12:46,881 ここに 来たがったのは 春のほうだ。 116 00:12:46,881 --> 00:12:51,302 春が? こんなところに? 117 00:12:51,302 --> 00:12:57,975 春は 落ちていたバットを拾って 打席に立っていた。 118 00:12:57,975 --> 00:13:02,997 春が? え… 想像できない。 119 00:13:02,997 --> 00:13:06,467 春は 運動なんか… 体育の授業すら➡ 120 00:13:06,467 --> 00:13:08,467 休みがちだったのに。 121 00:13:17,528 --> 00:13:22,028 春は ぎこちないながらも バットを振っていた。 122 00:13:26,287 --> 00:13:29,290 春は それを繰り返していた。 123 00:13:29,290 --> 00:13:33,890 何度も 何度も 繰り返し 構えては 振っていた。 124 00:13:37,298 --> 00:13:39,967 《私の知らない春を見つけた》 125 00:13:39,967 --> 00:14:03,290 ♬~ 126 00:14:03,290 --> 00:14:07,278 《春は 生きていた。 127 00:14:07,278 --> 00:14:11,465 春は 生きていた》 128 00:14:11,465 --> 00:14:35,639 ♬~ 129 00:14:35,639 --> 00:14:38,676 あ~ いいにおい。 130 00:14:38,676 --> 00:14:41,795 あっ 冬吾さん おなかすきませんか? 131 00:14:41,795 --> 00:14:44,965 あぁ どこかで食事するか? 132 00:14:44,965 --> 00:14:49,465 いや 私の舌は ソースになってます。 133 00:14:56,410 --> 00:14:59,313 はい。 134 00:14:59,313 --> 00:15:01,313 おいしそう! 135 00:15:09,740 --> 00:15:13,040 やっぱり 焼きそばは ソースですよね。 136 00:15:18,849 --> 00:15:20,951 うん この味! 137 00:15:20,951 --> 00:15:24,955 これを かけるのか? 138 00:15:24,955 --> 00:15:26,941 初めて見る。 139 00:15:26,941 --> 00:15:29,276 えっ? これを食べるのも。 140 00:15:29,276 --> 00:15:33,280 ウソでしょ? ソース焼きそば 初めてなんですか? 141 00:15:33,280 --> 00:15:36,650 お祭りとかで 食べたことないんですか? 142 00:15:36,650 --> 00:15:38,786 祭りには 行ったことがない。 143 00:15:38,786 --> 00:15:40,971 家から禁止されていた。 144 00:15:40,971 --> 00:15:45,142 これ ショウガです。 145 00:15:45,142 --> 00:15:47,811 わかります? 紅ショウガ。 146 00:15:47,811 --> 00:15:50,447 一緒に食べると 最高ですよ。 147 00:15:50,447 --> 00:15:52,647 私は 好きです。 148 00:15:56,637 --> 00:15:58,639 そうか…。 149 00:15:58,639 --> 00:16:00,639 はい。 150 00:16:12,636 --> 00:16:15,636 初めての味だ。 フフフッ。 151 00:16:20,961 --> 00:16:24,361 何も無理して 家族と住む必要は ないんじゃないか。 152 00:19:00,304 --> 00:19:03,404 春とは こんなこと したことないな。 153 00:19:07,477 --> 00:19:11,832 春とは いつも 決まったところばかりだった。 154 00:19:11,832 --> 00:19:15,932 もっと いろんなところに 連れて行ってやれば よかった。 155 00:19:17,971 --> 00:19:20,974 僕は 気の利かない恋人だった。 156 00:19:20,974 --> 00:19:24,027 そんなことありません。 157 00:19:24,027 --> 00:19:29,527 あなたとの約束があるとき 春 とっても楽しそうでした。 158 00:19:33,153 --> 00:19:37,691 春のこと 全部 知ってると思ってたけど➡ 159 00:19:37,691 --> 00:19:41,812 私には 見せない春が いたんですね。 160 00:19:41,812 --> 00:19:45,632 野球場に来たがったり。 161 00:19:45,632 --> 00:19:51,004 あなたに 近づきたかったんだと思う。 162 00:19:51,004 --> 00:19:53,707 私に近づく? 163 00:19:53,707 --> 00:19:57,461 ⦅お姉ちゃん 近所の子ども相手に➡ 164 00:19:57,461 --> 00:20:01,131 よく野球してたんです。 お姉ちゃんが ピッチャーで。 165 00:20:01,131 --> 00:20:07,304 それが 子ども相手なのに すっごい速い球 投げるんです。 166 00:20:07,304 --> 00:20:12,643 全然 手抜きしないで いっつも全力のお姉ちゃん。 167 00:20:12,643 --> 00:20:15,479 フフッ。 168 00:20:15,479 --> 00:20:20,150 私も 入りたかったけど➡ 169 00:20:20,150 --> 00:20:24,137 私は お姉ちゃんみたいに できないし⦆ 170 00:20:24,137 --> 00:20:31,461 楽しそうに話していたけど 寂しそうだった。 171 00:20:31,461 --> 00:20:34,464 春は 嫉妬 していたのかもしれないな。 172 00:20:34,464 --> 00:20:36,967 嫉妬? 173 00:20:36,967 --> 00:20:40,120 あなたが野球をしている間➡ 174 00:20:40,120 --> 00:20:44,808 春は あなたを 子どもたちに 取られていた。 175 00:20:44,808 --> 00:20:50,180 それが悔しくて 寂しかったんだと思う。 176 00:20:50,180 --> 00:20:53,784 それで…。 思い出を 取り返そうと➡ 177 00:20:53,784 --> 00:20:55,802 していたのかもしれないな。 178 00:20:55,802 --> 00:21:15,205 ♬~ 179 00:21:15,205 --> 00:21:17,140 ⦅わぁ~!⦆ 180 00:21:17,140 --> 00:21:19,640 思い出を取り返してた。 181 00:21:24,648 --> 00:21:29,720 春との会話で あなたが 出てくることは多かった。 182 00:21:29,720 --> 00:21:33,920 春にとっても あなたが たった一人の家族だったんだろう。 183 00:21:36,460 --> 00:21:40,364 私と春 いつか一緒に暮らそうって➡ 184 00:21:40,364 --> 00:21:42,966 ずっと 夢見てたんです。 185 00:21:42,966 --> 00:21:47,971 ⦅部屋は 1つ。 お姉ちゃんと私は いつも一緒⦆ 186 00:21:47,971 --> 00:21:52,025 一緒に暮らす春は もういない。 187 00:21:52,025 --> 00:21:57,130 死んだ人間は 夢も消える。 188 00:21:57,130 --> 00:22:01,485 消えてない。 189 00:22:01,485 --> 00:22:04,955 春は まだいます。 190 00:22:04,955 --> 00:22:07,140 なんで そう 冷たく 割り切れるんですか? 191 00:22:07,140 --> 00:22:11,840 そうしなければ 時間が止まったままだからだ。 192 00:22:16,049 --> 00:22:21,972 あなたは 春のために 恋人も作らず➡ 193 00:22:21,972 --> 00:22:26,476 毎日 バイトの合間を縫って 春に付き添った。 194 00:22:26,476 --> 00:22:29,676 だけど その春は もういないんだ。 195 00:22:32,649 --> 00:22:38,655 これから どうするつもりだ? もう 死のうなんて考えるなよ。 196 00:22:38,655 --> 00:22:43,955 もし あなたが死んだら 僕も死ぬ。 197 00:22:48,181 --> 00:22:52,786 それで 3人とも この世から消えて…。 198 00:22:52,786 --> 00:22:57,624 だからといって どうっていうことはない。 199 00:22:57,624 --> 00:23:02,145 みんな いずれ いつか死ぬ。 200 00:23:02,145 --> 00:23:06,516 だけどな 妹にしか 目を向けなかった人生で➡ 201 00:23:06,516 --> 00:23:08,635 それでいいのか? 202 00:23:08,635 --> 00:23:12,789 それで終わって ホントにいいのか? 203 00:23:12,789 --> 00:23:14,791 パン屋で働く あなたは➡ 204 00:23:14,791 --> 00:23:19,291 春のことを思い出さないよう 忙しくしているように思えた。 205 00:23:22,966 --> 00:23:27,971 私のバイト先 春から聞いたんですか? 206 00:23:27,971 --> 00:23:30,974 春が これをくれた。 207 00:23:30,974 --> 00:23:33,477 あなたが 表彰されてもらったって…。 208 00:23:33,477 --> 00:23:35,477 うれしそうだった。 209 00:23:41,518 --> 00:23:44,638 春と一緒に暮らす 家の資金が欲しかったから➡ 210 00:23:44,638 --> 00:23:49,338 頑張って…。 その家は 必要なくなった。 211 00:23:55,215 --> 00:23:59,786 このまま 一人で生きていけるか? 212 00:23:59,786 --> 00:24:05,142 私に 柊家に入れってことですか? 213 00:24:05,142 --> 00:24:07,160 そうじゃない。 214 00:24:07,160 --> 00:24:09,160 あなたには 今の家族がいるだろ。 215 00:24:13,133 --> 00:24:17,133 今の家 居づらいのか? 216 00:24:25,228 --> 00:24:29,816 なら 出ればいい。 家から出ればいい。 217 00:24:29,816 --> 00:24:34,316 何も無理して 家族と住む必要は ないんじゃないか。 218 00:24:39,626 --> 00:24:41,626 考えたこと なかったのか? 219 00:24:44,814 --> 00:24:48,301 ☎ 220 00:24:48,301 --> 00:24:50,704 はい。 221 00:24:50,704 --> 00:24:53,957 あっ その節は わざわざ春の葬儀に…。 222 00:24:53,957 --> 00:24:59,829 え? たぶらかす? 223 00:24:59,829 --> 00:25:02,966 (聖美)うちは 血がつながっていれば➡ 224 00:25:02,966 --> 00:25:04,968 誰でもいいわけじゃないんです。 225 00:25:04,968 --> 00:25:11,474 春さんだったから お宅に お声がけしただけです。 226 00:25:11,474 --> 00:25:18,632 とにかく うちの冬吾には 近づかないでくださいませ。 227 00:25:18,632 --> 00:25:24,955 もう 冬吾さんには 次の相手が決まってるんですから。 228 00:25:24,955 --> 00:25:27,974 選択肢があるのは 羨ましい。 229 00:25:27,974 --> 00:25:30,126 選択肢? 230 00:25:30,126 --> 00:25:33,129 僕は 柊の家から出られない。 231 00:25:33,129 --> 00:25:35,615 そうなんですか? 232 00:25:35,615 --> 00:25:38,134 子どもの頃から そう教え込まれてきた。 233 00:25:38,134 --> 00:25:41,121 そんなこと あるのかな? 234 00:25:41,121 --> 00:25:47,477 僕が 柊の家を出たら 僕の勤め先に 僕の席はなくなる。 235 00:25:47,477 --> 00:25:51,615 銀行の経営は 相馬一族で占められているから。 236 00:25:51,615 --> 00:25:55,485 冬吾さんは 銀行員じゃなくちゃ いけないんですか? 237 00:25:55,485 --> 00:26:00,323 他を考えたことはない。 238 00:26:00,323 --> 00:26:02,792 自分もじゃないですか。 239 00:26:02,792 --> 00:26:07,731 えっ? 冬吾さんこそ 思い込んでます。 240 00:26:07,731 --> 00:26:10,317 思い込みじゃない。 これが 僕に与えられた道だ。 241 00:26:10,317 --> 00:26:12,619 冬吾さん 資格とか持ってないんですか? 242 00:26:12,619 --> 00:26:15,138 資格? 243 00:26:15,138 --> 00:26:17,324 少しは。 244 00:26:17,324 --> 00:26:20,977 あぁ… 法務2級に 財務2級…。 245 00:26:20,977 --> 00:26:24,130 税務2級に ファイナンシャル・プランナー2級に 宅建と…。 246 00:26:24,130 --> 00:26:26,633 はい わかりました! TOEIC 900点。 247 00:26:26,633 --> 00:26:29,135 冬吾さん それだけ資格持ってたら➡ 248 00:26:29,135 --> 00:26:31,621 家 出たって やってけるじゃないですか。 249 00:26:31,621 --> 00:26:35,809 まぁ そうかな。 250 00:26:35,809 --> 00:26:38,628 そうですよ! 251 00:26:38,628 --> 00:26:42,465 努力して資格を取得した分だけ 私なんかより➡ 252 00:26:42,465 --> 00:26:46,636 いっぱい 人生の選択肢 持ってるんですよ。 253 00:26:46,636 --> 00:26:48,788 人生の選択肢。 254 00:26:48,788 --> 00:26:50,807 はい。 255 00:26:50,807 --> 00:26:55,178 冬吾さんにだって 選ぶ自由があるんです。 256 00:26:55,178 --> 00:26:58,378 選ぶ自由。 257 00:27:03,620 --> 00:27:07,307 もし 僕が 柊の家に生まれてなかったら…。 258 00:27:07,307 --> 00:27:09,607 生まれてなかったら。 259 00:27:16,716 --> 00:27:18,635 僕は…。 260 00:27:18,635 --> 00:27:55,822 ♬~ 261 00:27:55,822 --> 00:27:57,922 すまない! 違うんです。 そうじゃなくて…。 262 00:28:00,460 --> 00:28:02,812 ごめんなさい… 今日は これで。 263 00:28:02,812 --> 00:28:25,318 ♬~ 264 00:28:25,318 --> 00:28:29,322 無理… どんなに 冬吾さんが優しくても➡ 265 00:28:29,322 --> 00:28:34,922 私に 心向けてくれても このままじゃ 私は壊れる。 266 00:28:55,532 --> 00:29:01,232 <呪いのかかった恋は いつまでも呪われ続ける> 267 00:30:33,279 --> 00:30:35,281 2週ぶち抜き スペシャル企画➡ 268 00:30:35,281 --> 00:30:39,285 SMA バーサス 浅井企画 事務所対抗ネタバトル! 269 00:30:39,285 --> 00:30:44,641 (歓声) 270 00:30:44,641 --> 00:30:47,143 ♬「はぁ~ うっちゅうえい うっちゅうえい」…。 271 00:30:47,143 --> 00:30:54,143 今夜は SMA バーサス 浅井企画 前代未聞のネタバトル延長戦! 272 00:30:56,953 --> 00:30:59,453 前回↴