1 00:00:34,275 --> 00:00:37,278 (倉敷)私が 死んでいます。 2 00:00:37,278 --> 00:00:42,283 (倉敷)警察が 自殺だと 断定しようとする中→ 3 00:00:42,283 --> 00:00:44,285 救世主が 現れました。 4 00:00:44,285 --> 00:00:47,288 (円城寺)自殺だと? 君たちの目は 節穴か? 5 00:00:47,288 --> 00:00:51,292 彼は ミステリー作家 円城寺 種彦。 6 00:00:51,292 --> 00:00:54,295 何百もの トリックを 生みだしてきた彼なら→ 7 00:00:54,295 --> 00:00:57,298 真相に たどりつけるかもしれません。 8 00:00:57,298 --> 00:01:00,301 見たまえ。 血が付いている。 9 00:01:00,301 --> 00:01:02,303 (刑事)それは ケチャップです。 10 00:01:02,303 --> 00:01:06,303 (円城寺)ケチャップ? フン。 それは そうだ。 11 00:01:08,309 --> 00:01:11,312 (円城寺)見たまえ。 ダイイングメッセージだ。 12 00:01:11,312 --> 00:01:14,315 (倉敷)それ 商品番号のメモです。 通販サイトの。 13 00:01:14,315 --> 00:01:16,317 (円城寺)震える文字。→ 14 00:01:16,317 --> 00:01:18,319 間違いなく 絶命寸前に 書かれたものだ。 15 00:01:18,319 --> 00:01:22,323 震えてるんじゃない。 もともと 私は そういう字なんだ。 16 00:01:22,323 --> 00:01:24,325 (円城寺)被害者の込めた怨念を 感じるだろう? 17 00:01:24,325 --> 00:01:27,325 いや。 感じないでしょう。 込めてないんだから。 18 00:01:29,330 --> 00:01:32,267 ダイイングメッセージの 取り扱いには 注意が必要です。 19 00:01:32,267 --> 00:01:35,270 捜査を 大幅に 進展させることもあるが→ 20 00:01:35,270 --> 00:01:38,273 大抵の場合 このように→ 21 00:01:38,273 --> 00:01:42,273 大いなる混乱を 招くものですから。 22 00:01:50,285 --> 00:02:05,300 ♪♪~ 23 00:02:05,300 --> 00:02:09,304 ♪♪~ 24 00:02:09,304 --> 00:02:11,304 (弥生)ヘヘヘ。 25 00:02:13,308 --> 00:02:16,311 (弥生)うん。 26 00:02:16,311 --> 00:02:31,342 ♪♪~ 27 00:02:31,342 --> 00:02:42,270 ♪♪~ 28 00:02:42,270 --> 00:02:44,272 (弥生)あっ? 29 00:02:44,272 --> 00:03:01,289 ♪♪~ 30 00:03:01,289 --> 00:03:04,292 (弥生)痛っ。→ 31 00:03:04,292 --> 00:03:08,292 孝典。 いるの? 32 00:03:14,302 --> 00:03:17,305 (弥生)孝典 いるの? 33 00:03:17,305 --> 00:03:32,253 ♪♪~ 34 00:03:32,253 --> 00:03:39,260 ♪♪~ 35 00:03:39,260 --> 00:03:42,260 (弥生)何よ これ? 36 00:03:47,268 --> 00:03:50,271 (森本)元カレですか? (弥生)はい。 37 00:03:50,271 --> 00:03:53,274 (森本)っていうことは あれですか。あなた 今 フリーですか? 38 00:03:53,274 --> 00:03:56,277 (弥生)ええ。 えっ? 39 00:03:56,277 --> 00:03:59,280 (森本)なるほど。 そうですか。 (若宮)ヘヘヘ…。 40 00:03:59,280 --> 00:04:01,282 (森本)この野郎! (若宮)痛っ。 すいません。 41 00:04:01,282 --> 00:04:03,284 (森本)でも あなた 会いに 行ってるじゃないですか。 42 00:04:03,284 --> 00:04:06,287 あれですか? 要するに そういう クールで ルーズな関係ですか? 43 00:04:06,287 --> 00:04:08,289 今どきっぽい。 44 00:04:08,289 --> 00:04:10,291 (弥生)だから 荷物を 返しに行っただけです。 45 00:04:10,291 --> 00:04:12,293 荷物を。 青山さん。 46 00:04:12,293 --> 00:04:14,295 被害者 北沢さんには きょうだいも いないし→ 47 00:04:14,295 --> 00:04:16,297 両親も 数年前に亡くなっている。→ 48 00:04:16,297 --> 00:04:19,300 あなただけですよ。 家族同然だったのは。 49 00:04:19,300 --> 00:04:21,302 私たち もう 1カ月も前に 別れた…。 50 00:04:21,302 --> 00:04:23,304 (若宮)たった 1カ月前ですよ? どっちでも いいです。 51 00:04:23,304 --> 00:04:25,306 たったね 1カ月なんかで 男と…。→ 52 00:04:25,306 --> 00:04:28,309 すいません。 (森本)ところで 被害者が→ 53 00:04:28,309 --> 00:04:31,329 殺害される心当たりは…。 ないです。 54 00:04:31,329 --> 00:04:35,249 まだ しゃべってます。 ああ。 すいません。 ないです。 55 00:04:35,249 --> 00:04:40,254 (森本)まあ。 えっ。 強盗じゃないんですか? 56 00:04:40,254 --> 00:04:42,256 強盗じゃないんだよな? (若宮)じゃないんですよ。 57 00:04:42,256 --> 00:04:45,259 でも 部屋中 荒らされて…。 金銭類は 残ってました。→ 58 00:04:45,259 --> 00:04:47,261 犯人は おそらく 北沢さんの持っている→ 59 00:04:47,261 --> 00:04:49,263 金銭ではない 何かを 狙っていたんでしょう。→ 60 00:04:49,263 --> 00:04:52,266 それが分かれば 犯人の意図が 分かるんですけどね。 61 00:04:52,266 --> 00:04:54,268 (森本) あの部屋から なくなったもの→ 62 00:04:54,268 --> 00:04:58,272 心当たり ありませんかね? うーん。 63 00:04:58,272 --> 00:05:01,275 (森本)「うーん」って。 真面目に 考えてくださいな。 64 00:05:01,275 --> 00:05:04,278 あっ。 考えてますよ。 でも もう 1カ月も前に…。 65 00:05:04,278 --> 00:05:07,281 たった 1カ月前ですよ! どっちでも いいですよ。 66 00:05:07,281 --> 00:05:09,283 分かりません。 67 00:05:09,283 --> 00:05:15,289 いや。 分かるんじゃないかな? アオヤマ弥生さんは。 なあ? 68 00:05:15,289 --> 00:05:18,292 分かるでしょう。 アオヤマ弥生さんは。 69 00:05:18,292 --> 00:05:23,292 (森本)ねえ。 アオヤマ弥生さん。 70 00:05:37,245 --> 00:05:42,245 「ア」 「A」? 71 00:06:05,273 --> 00:06:20,288 ♪♪~ 72 00:06:20,288 --> 00:06:31,315 ♪♪~ 73 00:06:31,315 --> 00:06:34,235 (職員)火葬場に 向かわれる方 バス乗り場の方に→ 74 00:06:34,235 --> 00:06:38,239 お願いいたします。 火葬場に 向かわれる方 あのう。→ 75 00:06:38,239 --> 00:06:41,242 足元 お気を付けください。 段差となっております。→ 76 00:06:41,242 --> 00:06:45,246 火葬場に 向かわれる方 あちらの バス乗り場になっております。→ 77 00:06:45,246 --> 00:06:48,249 よろしく お願いいたします。 いってらっしゃいませ。 78 00:06:48,249 --> 00:06:57,258 ♪♪~ 79 00:06:57,258 --> 00:07:00,261 ≪(職員)火葬場。 火葬場に 向かわれる方は→ 80 00:07:00,261 --> 00:07:02,263 あちらの バス乗り場まで。 81 00:07:02,263 --> 00:07:13,263 ♪♪~ 82 00:07:15,276 --> 00:07:20,276 (尾藤)どうも。 尾藤 茂久といいます。 83 00:07:23,284 --> 00:07:25,286 えっと…? 84 00:07:25,286 --> 00:07:29,290 (尾藤)青山 弥生さんですよね? ええ。 そうですけど。 85 00:07:29,290 --> 00:07:32,226 (尾藤)北沢とは 大学の友達で。 ああ。 そうですか。 86 00:07:32,226 --> 00:07:34,228 (尾藤)彼から よく 聞いていました。→ 87 00:07:34,228 --> 00:07:38,232 えっと。 君の自慢話とか。 あっ。 ありがとうございます。 88 00:07:38,232 --> 00:07:41,235 ≪(雅之)足 痛い。 ねえ。 足 痛い。(尾藤)書道の先生なんだよね? 89 00:07:41,235 --> 00:07:43,237 まあ 一応。 ≪(雅之)痛い。 痛い 痛い。 90 00:07:43,237 --> 00:07:45,239 (弘恵)ちょっと 早く 来なさいよ。バス 行っちゃうでしょ! 91 00:07:45,239 --> 00:07:47,241 (雅之)ちょっと 姉さん 待って…。(尾藤)ああ。→ 92 00:07:47,241 --> 00:07:51,245 あれは 中瀬興産社長 中瀬 公次郎の娘 中瀬 弘恵と→ 93 00:07:51,245 --> 00:07:53,247 息子の 中瀬 雅之。 知ってます。 94 00:07:53,247 --> 00:07:55,249 (尾藤)ですよね。 公次郎さんが→ 95 00:07:55,249 --> 00:07:58,252 まだ 元気だったころ 彼の書道の 個人レッスンで→ 96 00:07:58,252 --> 00:08:00,254 中瀬家に 出入りしてましたもんね。→ 97 00:08:00,254 --> 00:08:04,258 北沢も 昔から 社長には 世話になったって 言ってたし→ 98 00:08:04,258 --> 00:08:07,261 彼とは そこで? あなた。 何者なんですか? 99 00:08:07,261 --> 00:08:10,264 探偵。 探偵? 100 00:08:10,264 --> 00:08:12,266 北沢は 部屋着のまま 犯人を 家に上げて→ 101 00:08:12,266 --> 00:08:16,270 コーヒーまで 飲んでいる。 ってことは 顔見知りの犯行だ。 102 00:08:16,270 --> 00:08:18,272 北沢の恋人だった 君が…。 元カレです。 103 00:08:18,272 --> 00:08:20,274 そう。 でも それ ちゃんと 証明できる? 104 00:08:20,274 --> 00:08:24,278 証拠は? 少なくとも いっときは 恋人だったよね? 105 00:08:24,278 --> 00:08:29,283 まあ。 恋人だったんですかね。 106 00:08:29,283 --> 00:08:31,302 (北沢)《でね いつか。 いつか 俺→ 107 00:08:31,302 --> 00:08:33,220 自分で 店を出すんだ。 カレー屋を》→ 108 00:08:33,220 --> 00:08:35,222 《やっぱ 海の近くがいいよな》→ 109 00:08:35,222 --> 00:08:39,226 《語呂が いいもんな。 海の近くのカレー屋さん》 110 00:08:39,226 --> 00:08:41,228 《でも 孝典 辛いの苦手じゃない?》 111 00:08:41,228 --> 00:08:43,230 《超 甘党じゃん》 (北沢)《そうそう》→ 112 00:08:43,230 --> 00:08:45,232 《だから 甘口専門の 甘口カレー屋さん》 113 00:08:45,232 --> 00:08:47,234 《あー。 来ない来ない。 客 来ない。 それ》 114 00:08:47,234 --> 00:08:50,237 (北沢)《来るって。 来る来る…》 《えー?》 115 00:08:50,237 --> 00:08:52,239 《でも 店 出す お金 無いじゃん》 116 00:08:52,239 --> 00:08:56,243 (北沢)《あーあ。 夢が ないやつだな。 弥生は》→ 117 00:08:56,243 --> 00:09:02,249 《お金はな…。 そうなんだよ。 無いんだよ 今は。 お金は》 118 00:09:02,249 --> 00:09:04,251 《駄目じゃん。 じゃあ》 119 00:09:04,251 --> 00:09:07,254 (北沢)《でも もし お店を 出すとしたら→ 120 00:09:07,254 --> 00:09:09,256 一緒に やってくれる? ねえ くれる? くれる?》→ 121 00:09:09,256 --> 00:09:12,259 《くれる? くれる?》 《分かったわよ》 122 00:09:12,259 --> 00:09:20,267 実は 彼のこと 思い出せないんです。 123 00:09:20,267 --> 00:09:25,272 どんな顔してたのか。 124 00:09:25,272 --> 00:09:33,214 何か。 何か それが悔しくて。 125 00:09:33,214 --> 00:09:38,219 (すすり泣く声) 126 00:09:38,219 --> 00:09:45,226 焦らないで。 きっと そのうち 自然に 思い出すよ。 127 00:09:45,226 --> 00:09:47,228 (おなかの鳴る音) あっ ああ。 128 00:09:47,228 --> 00:09:49,230 何… 何だ? (おなかの鳴る音) 129 00:09:49,230 --> 00:09:53,234 おなか。 あのう。 いや。 何でだろう? 130 00:09:53,234 --> 00:09:57,234 元カレが 死んだのに やっぱり おなかは すくものね。 131 00:11:47,281 --> 00:11:50,284 遺言状? うん。 132 00:11:50,284 --> 00:11:55,289 北沢の部屋が 荒らされたのは それが 原因だと思うよ。 133 00:11:55,289 --> 00:12:01,295 それって 誰の遺言状なの? 中瀬興産社長 中瀬 公次郎さん。 134 00:12:01,295 --> 00:12:04,298 公次郎さん!? えっ あの。 社長さんの? 135 00:12:04,298 --> 00:12:07,301 えっ? 私の教えてた あの? 136 00:12:07,301 --> 00:12:10,304 (尾藤)そう。 元 君の生徒さんの。 137 00:12:10,304 --> 00:12:13,307 えっ!? はい? 138 00:12:13,307 --> 00:12:16,310 (尾藤)公次郎さんはね 2~3年前から→ 139 00:12:16,310 --> 00:12:18,312 すでに 遺言状を作っていたんだ。→ 140 00:12:18,312 --> 00:12:22,316 ところが 半年前 彼の元に 一人の女性が現れた。→ 141 00:12:22,316 --> 00:12:25,319 実は 私 あなたの隠し子ですって。へっ? 隠し子? 142 00:12:25,319 --> 00:12:28,322 (尾藤)彼女の名は 畠山 清美。 うん。 143 00:12:28,322 --> 00:12:32,326 (尾藤)で 調べてみると 畠山は ホントに社長の子供だったんだ。→ 144 00:12:32,326 --> 00:12:35,329 で 相続人が 一人 増えたってことで→ 145 00:12:35,329 --> 00:12:37,331 社長が 急きょ 遺言状を 書き直した。 146 00:12:37,331 --> 00:12:39,333 あっ。 う… うん。 (尾藤)その直後 公次郎さんは→ 147 00:12:39,333 --> 00:12:43,337 危篤状態に落ち その書き直した 遺言状は→ 148 00:12:43,337 --> 00:12:45,272 2カ月ほど前 どこかに 消えてしまった。 149 00:12:45,272 --> 00:12:47,274 消えた!? 150 00:12:47,274 --> 00:12:50,277 僕は その遺言状を 捜してるんだ。 151 00:12:50,277 --> 00:12:54,281 えっ? でも 何で それが 孝典の部屋に? 152 00:12:54,281 --> 00:12:57,284 北沢が 盗んだんだ。 おそらくね。 えっ? えっ。 153 00:12:57,284 --> 00:13:00,287 いいかい? 実は このまま 遺言状が出てこないと→ 154 00:13:00,287 --> 00:13:02,289 君 大変なことになる可能性が あるんだよ。 155 00:13:02,289 --> 00:13:05,292 はっ? 遺言状が いまだ見つからない中→ 156 00:13:05,292 --> 00:13:07,294 どこかにいる 真犯人は→ 157 00:13:07,294 --> 00:13:09,296 君が 遺言状を 持ってると勘違いして→ 158 00:13:09,296 --> 00:13:11,298 君のところに やって来るかも。→ 159 00:13:11,298 --> 00:13:15,302 いや。 仮の話。 もしもの話。 ひょっとしたらだけどね。 160 00:13:15,302 --> 00:13:20,302 でも 大丈夫。 何かあったら 僕が守るよ。 161 00:13:27,314 --> 00:13:31,314 あっ ああ。 あっ。 焦げてる。 おう。 162 00:13:40,327 --> 00:13:42,327 着いたよ。 あっ。 163 00:13:48,268 --> 00:13:52,272 あっ。 送ってくれて ありがとうございました。 164 00:13:52,272 --> 00:13:55,275 いや。 こっちこそ ありがとう。 遅くまで。 165 00:13:55,275 --> 00:13:59,275 ああ。 またね。 はい。 166 00:14:05,285 --> 00:14:09,289 青山さん。 あっ。 はい。 167 00:14:09,289 --> 00:14:11,291 連絡してね。 168 00:14:11,291 --> 00:14:14,294 (尾藤)《僕が守るよ》 169 00:14:14,294 --> 00:14:16,296 北沢のことで 何か 思い出したら いつでも。 170 00:14:16,296 --> 00:14:21,296 あっ。 はい。 はい。 ありがとうございました。 171 00:14:28,308 --> 00:14:31,308 ≪キャー! 172 00:14:36,316 --> 00:14:38,316 (尾藤)どうしたの? 大丈夫? 173 00:14:41,321 --> 00:14:45,321 どうしたの? 大丈夫? ちょっ。 ちょっと待ってね。 174 00:14:54,268 --> 00:14:56,270 大丈夫? ねえ どうして? 175 00:14:56,270 --> 00:14:58,272 遺言状だよ。 遺言状。 176 00:14:58,272 --> 00:15:01,275 真犯人は 君を 狙ってるんだよ。 何 それ? 何 それ? 177 00:15:01,275 --> 00:15:04,278 君は ホントに 遺言状 持ってないんだね? 178 00:15:04,278 --> 00:15:06,280 持ってるわけないでしょ! ああ。 ごめんなさい。 179 00:15:06,280 --> 00:15:09,283 ねえ どうして? 孝典は 遺言状を盗んだの? 180 00:15:09,283 --> 00:15:11,285 それは…。 ねえ どうして!? 181 00:15:11,285 --> 00:15:15,289 恐喝するため? 恐喝!? 恐喝って 誰に? 182 00:15:15,289 --> 00:15:17,291 遺言状が 表に出ては まずい人物。 183 00:15:17,291 --> 00:15:22,296 これを 公開されたくなければ 遺産の一部を渡せって。 184 00:15:22,296 --> 00:15:27,301 えっ? お金のため? 185 00:15:27,301 --> 00:15:29,303 《お待たせ!》 (北沢)《おお! 弥生》→ 186 00:15:29,303 --> 00:15:31,305 《ねえ。 君 君 君。 彼女に コーヒー》(従業員)《はい》 187 00:15:31,305 --> 00:15:33,307 (北沢)《あっ。 弥生。 ケーキも 食う? 食えば? どう?》 188 00:15:33,307 --> 00:15:36,310 《えーっ。 いいよ。 ああ。 ケーキは いらないから コーヒー》 189 00:15:36,310 --> 00:15:38,312 (北沢)《何で 何で? ケーキも 食べなよ。 食べな》→ 190 00:15:38,312 --> 00:15:40,314 《今日は 俺が おごってあげるから》→ 191 00:15:40,314 --> 00:15:42,316 (弥生・北沢)《あっ》 (北沢)《くそー》 192 00:15:42,316 --> 00:15:45,252 《あーあ。 ああ…。 あっ。 あれ?》 193 00:15:45,252 --> 00:15:47,254 《その靴 買ったの? お金 無いくせにさ》 194 00:15:47,254 --> 00:15:50,257 (北沢)《バカ。 おしゃれは 足元からだぜ》 195 00:15:50,257 --> 00:15:53,260 《何? 景気いいじゃん。 パチンコでも 勝った?》 196 00:15:53,260 --> 00:15:56,263 (北沢)《ううん。 まあ うん。 そう うん。 そうも言う。 うん》→ 197 00:15:56,263 --> 00:15:58,265 《何ちゅうか うん…》 《もう。 そんなんで→ 198 00:15:58,265 --> 00:16:00,267 自分の店 持ちたいなんて よく言うわよ》 199 00:16:00,267 --> 00:16:03,270 (北沢)《ちゃりーん。 大当たり 引いたかもよ? 俺》→ 200 00:16:03,270 --> 00:16:05,272 《どうする?》 《えっ?》 201 00:16:05,272 --> 00:16:08,275 (北沢)《チャンスさえ 逃さなきゃ成功は つかめるもんなんだよ》→ 202 00:16:08,275 --> 00:16:10,277 《どう?》 《フフフ。 何 それ?》 203 00:16:10,277 --> 00:16:12,279 《また 謎掛け?》 (北沢)《ハハハ》→ 204 00:16:12,279 --> 00:16:15,282 《シャレードって 言ってくれよ。 シャレード! ヘヘッ》→ 205 00:16:15,282 --> 00:16:18,285 《とにかく お金は すぐに つかむさ。 すぐにね》 206 00:16:18,285 --> 00:16:22,289 「ハハハ。 シャレードって 言ってくれよ」 207 00:16:22,289 --> 00:16:24,291 …じゃないわよ バカ者! えっ? 208 00:16:24,291 --> 00:16:26,293 シャレード? よくやるの。 209 00:16:26,293 --> 00:16:28,295 謎掛けのこと! ああ そう。 210 00:16:28,295 --> 00:16:30,297 超 腹立つ。 意味 分かんない。 何で 思い出せないの? 211 00:16:30,297 --> 00:16:33,300 弥生さん ちょっと 落ち着いてよね。元カレなのに 何 あいつ! 212 00:16:33,300 --> 00:16:35,302 落ち着いて。 勝手に 死んだと思ったら→ 213 00:16:35,302 --> 00:16:38,305 お金 目当て? もう バカ者! ねえ。 もう 許せない。 214 00:16:38,305 --> 00:16:40,307 ねえ。 尾藤さん? はい。 215 00:16:40,307 --> 00:16:45,245 もし 遺言状を捜し出せたら 孝典のこと 少しは分かる? 216 00:16:45,245 --> 00:16:48,248 ああ。 たぶん。 私 尾藤さんの助手になるから。 217 00:16:48,248 --> 00:16:51,251 一緒に 遺言状 捜すから! 218 00:16:51,251 --> 00:16:55,255 探偵の助手になって 絶対 孝典の正体 突き止めてやるわ! 219 00:16:55,255 --> 00:16:57,257 「突き止めてやる」って。 いや。 ないない ないない。 220 00:16:57,257 --> 00:16:59,257 絶対 無理だ。 そんなの ねえ。 221 00:17:03,263 --> 00:17:06,266 (清美)奇麗な お花 ありがとうございます。 222 00:17:06,266 --> 00:17:09,269 (尾藤・弥生)いえ。 (清美)わざわざ すいません。→ 223 00:17:09,269 --> 00:17:12,272 父も 喜んでると思います。 224 00:17:12,272 --> 00:17:16,276 やっぱり 公次郎さん 意識は もう? 225 00:17:16,276 --> 00:17:20,280 (清美)ええ。 お医者さまが言うには もう…。 226 00:17:20,280 --> 00:17:22,282 ああっ。 いや いや いや。 すいません。 227 00:17:22,282 --> 00:17:24,284 (清美)ごめんなさいね。 ごめんなさい。 228 00:17:24,284 --> 00:17:27,287 (清美)あのう。 こんなこと言うのは→ 229 00:17:27,287 --> 00:17:29,289 不謹慎かもしれないけど。 230 00:17:29,289 --> 00:17:33,293 最後に 親孝行ができて うれしかったなと 思ってます。→ 231 00:17:33,293 --> 00:17:36,296 父が 言ってくれたんです。 232 00:17:36,296 --> 00:17:40,300 この家にいて 俺の面倒を 最後まで見てくれって。 233 00:17:40,300 --> 00:17:44,321 (尾藤)あのう。 お子さんの 弘恵さんや 雅之さんは? 234 00:17:44,321 --> 00:17:51,245 お仕事が 忙しいみたいで。 こちらの方は? 235 00:17:51,245 --> 00:17:53,247 えっ? あっ。 236 00:17:53,247 --> 00:17:57,251 兄でございます。 えっ? 兄です。 237 00:17:57,251 --> 00:17:59,253 (清美)あのう。 (尾藤・弥生)はい? 238 00:17:59,253 --> 00:18:04,258 弥生さんこそ 北沢さんが あんなことになるなんて。 239 00:18:04,258 --> 00:18:12,266 ああ。 いえ。 まあ…。 ハハ。 240 00:18:12,266 --> 00:18:16,270 わー。 おお。 241 00:18:16,270 --> 00:18:21,275 北沢さん。 本当に 父のこと 気に掛けてくれてて。 242 00:18:21,275 --> 00:18:24,278 彼 この温室の世話も してくれてたんですよ。 243 00:18:24,278 --> 00:18:27,281 ああ…。 244 00:18:27,281 --> 00:18:30,284 (清美)植物を眺めている 北沢さんは→ 245 00:18:30,284 --> 00:18:33,287 とっても 楽しそうでした。 246 00:18:33,287 --> 00:18:36,290 孝典に こんな趣味が あったなんて。 247 00:18:36,290 --> 00:18:40,294 (尾藤)それにしても 家の敷地に 温室があるなんてさ。→ 248 00:18:40,294 --> 00:18:42,296 やっぱり 金持ちは うちとは違うな。 249 00:18:42,296 --> 00:18:46,233 あっ。 そ… そうね。 お兄ちゃん。 250 00:18:46,233 --> 00:18:48,235 うちと比べたら 失礼よ。 ああ。 そうでした。 251 00:18:48,235 --> 00:18:50,237 私…。 はい。 252 00:18:50,237 --> 00:18:52,239 遺産なんて どうでもいいんです。 253 00:18:52,239 --> 00:18:56,243 名乗り出たのも 単に 父に会いたかっただけで。 254 00:18:56,243 --> 00:19:00,243 母も 死ぬまで 父のことを…。 255 00:19:06,253 --> 00:19:10,257 結局 何の手掛かりも なかったですね。 256 00:19:10,257 --> 00:19:13,260 (尾藤)そうだね。 申し訳ない。 257 00:19:13,260 --> 00:19:15,262 で 探偵さん。 これから どうすればいい? 258 00:19:15,262 --> 00:19:17,264 (尾藤)取りあえず 中瀬家の親戚を→ 259 00:19:17,264 --> 00:19:20,267 手当たり次第 聞き込むって感じかな。 260 00:19:20,267 --> 00:19:22,269 まあ それは 僕一人で やるよ。 261 00:19:22,269 --> 00:19:24,271 地味。 ごめんなさいね 地味で。 262 00:19:24,271 --> 00:19:26,273 …と 下手。 えっ? 263 00:19:26,273 --> 00:19:30,277 字。 小学生以下ですよ それじゃ。 (尾藤)ああ。 264 00:19:30,277 --> 00:19:32,279 ちゃんと お手本を見てます? 265 00:19:32,279 --> 00:19:34,281 せめて 自分の名前くらい 奇麗に書いてください。 266 00:19:34,281 --> 00:19:36,281 いいですか? 267 00:19:45,225 --> 00:19:48,225 ちゃんと お手本を見て。 268 00:19:53,233 --> 00:19:59,239 丁寧に書けば 奇麗に書けるようになりますから。 269 00:19:59,239 --> 00:20:03,243 (尾藤)ハハハ。 すごいね。 (拍手) 270 00:20:03,243 --> 00:20:08,248 唯一の特技ですから。 (尾藤)唯一の? まあ 確かにね。 271 00:20:08,248 --> 00:20:12,252 (生徒)確かに 唯一だね。 (生徒)唯一の。 ねえ! 272 00:20:12,252 --> 00:20:14,254 ほら。 (生徒)唯一 唯一。 273 00:20:14,254 --> 00:20:16,256 早く戻って 書くの。 「唯一 唯一」 強調しないの。 274 00:20:16,256 --> 00:20:18,258 ほら。 もう一枚。 えーっ。 275 00:20:18,258 --> 00:20:21,261 「えーっ」じゃないの。 はい。 276 00:20:21,261 --> 00:20:25,265 (尾藤)もう いいよ。 書いて。 ほら。 277 00:20:25,265 --> 00:20:28,268 あん。 硬い。 (尾藤)しょうがないじゃん。 278 00:20:28,268 --> 00:20:31,271 かちかち。 (生徒)ああ…。 279 00:20:31,271 --> 00:20:36,276 硬い。 もっと 力を抜いて。 (尾藤)はい。 280 00:20:36,276 --> 00:20:42,282 もっと こうして。 こうして。 281 00:20:42,282 --> 00:20:51,224 優しく。 もっと こうして。 こうして。 282 00:20:51,224 --> 00:20:53,226 うん。 ねっ。 283 00:20:53,226 --> 00:20:56,229 奇麗だね。 えっ? 284 00:20:56,229 --> 00:20:59,232 あっ。 いや…。 285 00:20:59,232 --> 00:21:03,232 あっ。 ちょっと。 どうしたの? 286 00:21:10,243 --> 00:21:13,246 (若宮)痛っ。 すいません。 何の ご用ですか? 287 00:21:13,246 --> 00:21:18,251 (森本)アノですね アオヤマさん。 普通に しゃべってください。 288 00:21:18,251 --> 00:21:21,254 (森本)あっ。 あなた けさ→ 289 00:21:21,254 --> 00:21:23,256 中瀬 公次郎氏の お宅に 行かれましたよね? 290 00:21:23,256 --> 00:21:25,258 はあ。 (森本)そのとき→ 291 00:21:25,258 --> 00:21:28,261 畠山 清美さんと 何を…。 どうして それを? 292 00:21:28,261 --> 00:21:31,264 ただ 公次郎さんの お見舞いに 行っただけ…。 293 00:21:31,264 --> 00:21:33,266 (若宮)今まで 行ったこともないのに? 294 00:21:33,266 --> 00:21:35,268 (森本)公次郎さんが 体調を崩されたのは→ 295 00:21:35,268 --> 00:21:37,270 もう 3カ月前です。 どうして このタイミングで→ 296 00:21:37,270 --> 00:21:39,272 お見舞いに 行かれたのでしょう?別に お見舞いなんて→ 297 00:21:39,272 --> 00:21:41,274 いつ 行ったって いいじゃないですか。 298 00:21:41,274 --> 00:21:45,278 えっ? 何で 私たちが 行ったことを知って…。 299 00:21:45,278 --> 00:21:47,280 まさか 私と尾藤さんを 見張って? 300 00:21:47,280 --> 00:21:49,282 尾藤? (若宮)尾藤? 301 00:21:49,282 --> 00:21:51,284 (森本)尾藤? 孝典の友達です。 302 00:21:51,284 --> 00:21:53,284 もう 失礼します。 303 00:21:55,288 --> 00:21:57,288 (森本)尾藤って? (若宮)尾藤 尾藤…。 304 00:22:03,296 --> 00:22:10,303 ≪(足音) 305 00:22:10,303 --> 00:22:22,315 ♪♪~ 306 00:22:22,315 --> 00:22:34,327 ♪♪~ 307 00:22:34,327 --> 00:22:37,330 (せき) 308 00:22:37,330 --> 00:22:41,334 [TEL] 309 00:22:41,334 --> 00:22:43,336 あれっ? [TEL] 310 00:22:43,336 --> 00:22:46,273 [TEL] 311 00:22:46,273 --> 00:22:48,275 [TEL] 誰? 312 00:22:48,275 --> 00:22:53,280 [TEL] 313 00:22:53,280 --> 00:22:55,282 もしもし。 314 00:22:55,282 --> 00:23:01,288 [TEL](息遣い) 315 00:23:01,288 --> 00:23:05,292 [TEL](森本)ああ。 切らないで! 私です。 警部補の 森本です。 316 00:23:05,292 --> 00:23:11,298 刑事さん。 何の用ですか? [TEL](森本)あのう。 317 00:23:11,298 --> 00:23:13,300 あのねえ。 弥生さん。 318 00:23:13,300 --> 00:23:15,302 昼間に あなたが言っていた 尾藤さん。 319 00:23:15,302 --> 00:23:17,304 ちょっと 調べさせて もらったんですけどね。 320 00:23:17,304 --> 00:23:19,306 [TEL]何 勝手に! [TEL](森本)弥生さん。 321 00:23:19,306 --> 00:23:22,309 北沢さんには 確かに 尾藤という友人は いました。 322 00:23:22,309 --> 00:23:24,311 しかし その尾藤さん→ 323 00:23:24,311 --> 00:23:26,313 ここ 1年は 仕事で アメリカに 住んでるんですよ。→ 324 00:23:26,313 --> 00:23:28,315 ニューヨーク。 えっ? 325 00:23:28,315 --> 00:23:30,317 [TEL](森本)あなたは けさ→ 326 00:23:30,317 --> 00:23:32,319 一緒にいたようなこと おっしゃってましたし→ 327 00:23:32,319 --> 00:23:38,325 不思議だなと 思いまして。 不思議ですよね? ねえ?→ 328 00:23:38,325 --> 00:23:41,328 やっぱりですね 刑事としてはですね→ 329 00:23:41,328 --> 00:23:43,330 もう少し 詳しく 二人っきりで お話を…。 330 00:23:43,330 --> 00:23:46,266 [TEL](通話の切れる音) (森本)あれっ? 切れちゃった。 331 00:23:46,266 --> 00:23:48,266 痛っ。 332 00:23:54,274 --> 00:23:56,274 えっ? 333 00:25:43,316 --> 00:25:45,318 (尾藤)やあ! なっ…。 334 00:25:45,318 --> 00:25:49,322 (尾藤)電話しても つながんないからさ 心配になって。 335 00:25:49,322 --> 00:25:51,322 (尾藤)ねえ。 どうしたの? 336 00:25:54,327 --> 00:25:57,327 (尾藤)ねえ。 遺言状のこと何か…。知らないって 言ってるでしょ。 337 00:26:09,342 --> 00:26:12,345 ≪(生徒)先生 こんにちは。 こんにちは。 あっ ねえ。 338 00:26:12,345 --> 00:26:14,347 今日 もう 自習。 自習。 ねっ。 339 00:26:14,347 --> 00:26:16,349 あなたが教えといて。 (生徒)私!? 340 00:26:16,349 --> 00:26:29,379 ♪♪~ 341 00:26:29,379 --> 00:26:31,297 あっ。 はい はい はい。 342 00:26:31,297 --> 00:26:46,312 ♪♪~ 343 00:26:46,312 --> 00:26:54,320 ♪♪~ 344 00:26:54,320 --> 00:26:56,320 3階。 345 00:26:58,324 --> 00:27:00,326 3階。 3階。 346 00:27:00,326 --> 00:27:09,335 いない。 女。 女。 男。 会社。 会社。 同じか。 347 00:27:09,335 --> 00:27:13,339 あと ない…。 男。 348 00:27:13,339 --> 00:27:17,343 秋山 祐一。 349 00:27:17,343 --> 00:27:19,345 ≪(秋山)そう。 それが 僕の本名。 350 00:27:19,345 --> 00:27:22,348 はっ! 何!? (秋山)いやぁ。 郵便受け 気に…。 351 00:27:22,348 --> 00:27:24,350 近づかないで! (秋山)いや ホント…。 352 00:27:24,350 --> 00:27:26,352 近づかないで! 353 00:27:26,352 --> 00:27:31,291 何で? 秋山って…。 秋山? 354 00:27:31,291 --> 00:27:36,291 あきや…。 あっ。 355 00:27:40,300 --> 00:27:44,300 (秋山)ねえ。 ちょっと。 ねえ。 ちょっと待ってよ。 356 00:27:46,306 --> 00:27:50,310 《何よ。 何でよ! 秋山って 何? 誰?》 357 00:27:50,310 --> 00:27:52,312 《何なの これ? よく分かんないんですけど》 358 00:27:52,312 --> 00:27:57,317 《何? 私。 何? 私。 全然 分かんない! 全然 分かんない》 359 00:27:57,317 --> 00:27:59,319 (秋山)《奇麗だね》 360 00:27:59,319 --> 00:28:01,319 《私 最高の バカ女じゃん!》 361 00:28:08,328 --> 00:28:10,330 キャッ。 (弘恵)どうしたの? 青山先生。 362 00:28:10,330 --> 00:28:12,332 こんな所で そんなに慌てて。 あっ。 弘恵さん。 363 00:28:12,332 --> 00:28:15,335 ≪(クラクション) おおっ。 364 00:28:15,335 --> 00:28:19,339 マサカズ? マサヒロ? 雅之よ。 365 00:28:19,339 --> 00:28:21,341 先日は 父の見舞いに 来てくださって→ 366 00:28:21,341 --> 00:28:23,343 ありがとうございます。 先生。 もし よろしければ→ 367 00:28:23,343 --> 00:28:25,345 これから ご一緒に お食事しませんか? 368 00:28:25,345 --> 00:28:27,347 追われてるんでしょ? かくまってあげる。 369 00:28:27,347 --> 00:28:29,365 へっ? えっ…。 370 00:28:29,365 --> 00:28:31,284 (弘恵)閉めるわよ。 はい。 371 00:28:31,284 --> 00:28:35,288 (弘恵)ふーん。 なるほどね。→ 372 00:28:35,288 --> 00:28:37,290 まあ 取りあえず 飲みましょうよ 先生。 373 00:28:37,290 --> 00:28:39,292 へっ? (弘恵)はい。 乾杯。 374 00:28:39,292 --> 00:28:41,294 あっ…。 (弘恵)先生 飲めないの? 375 00:28:41,294 --> 00:28:45,294 今は ちょっと。 (弘恵)まあ。 376 00:28:48,301 --> 00:28:51,304 まあ 刑事たちが疑うのも 無理ないわよね。 377 00:28:51,304 --> 00:28:54,307 私 北沢さんを 殺してなんか いませんから。 378 00:28:54,307 --> 00:28:57,310 分かっています。 先生は そんな人じゃないわ。 379 00:28:57,310 --> 00:29:02,315 北沢さんを殺したり 父の遺言状を隠したりするわけが ないもの。 380 00:29:02,315 --> 00:29:05,318 知らないんです。 遺言状のことも 聞いたばっかりで 何が…。 381 00:29:05,318 --> 00:29:08,321 安心してください 先生。 382 00:29:08,321 --> 00:29:12,325 私は あなたの味方。 えっ? 383 00:29:12,325 --> 00:29:15,328 私だけは あなたの味方よ。 えーっ。 384 00:29:15,328 --> 00:29:20,333 だから 私にだけ教えて。 遺言状の在りかを。 385 00:29:20,333 --> 00:29:24,337 ねえ? 教えて。 私を信じて。 ねっ! 386 00:29:24,337 --> 00:29:26,337 教えろ! わーっ! 387 00:29:28,341 --> 00:29:30,276 下手に出れば 調子に乗りやがって。 388 00:29:30,276 --> 00:29:34,280 何で 教えないの? 教えろよ! 389 00:29:34,280 --> 00:29:39,285 頭を冷やして よく考えなさい。 誰に協力をした方が 得か。 390 00:29:39,285 --> 00:29:44,285 だって 私 本当に…。 391 00:29:48,294 --> 00:30:01,307 [TEL] 392 00:30:01,307 --> 00:30:03,309 [TEL](切る音) 393 00:30:03,309 --> 00:30:05,311 (生徒)ねえねえ。 あの人 ぬれてない? 394 00:30:05,311 --> 00:30:07,313 (生徒)超ぬれてる。 (生徒)だよね? 395 00:30:07,313 --> 00:30:10,316 (生徒)何? あの人。 (生徒)何で? 何で? 怖い。 396 00:30:10,316 --> 00:30:12,318 (生徒)やだ。 うわっ! 痛い! 397 00:30:12,318 --> 00:30:14,320 (生徒)ウケる。 398 00:30:14,320 --> 00:30:18,324 (生徒たち)だっさ。 見た? アハハ! 399 00:30:18,324 --> 00:30:23,324 「ウケる」じゃねえんだよ。 おしゃれは 足元からだろ。 400 00:30:26,332 --> 00:30:30,269 バカ者。 うん? 401 00:30:30,269 --> 00:30:32,271 (弥生・北沢)《あっ》 (北沢)《くそー》 402 00:30:32,271 --> 00:30:35,274 《あーあ。 ああ…。 あっ。 あれ?》 403 00:30:35,274 --> 00:30:37,276 《その靴 買ったの? お金 無いくせにさ》 404 00:30:37,276 --> 00:30:40,279 (北沢)《バカ。 おしゃれは 足元からだぜ》 405 00:30:40,279 --> 00:30:44,279 足元。 しゃりしゃり。 406 00:30:50,289 --> 00:30:53,292 白い砂。 407 00:30:53,292 --> 00:31:06,305 ♪♪~ 408 00:31:06,305 --> 00:31:21,320 ♪♪~ 409 00:31:21,320 --> 00:31:36,269 ♪♪~ 410 00:31:36,269 --> 00:31:51,284 ♪♪~ 411 00:31:51,284 --> 00:31:58,284 ♪♪~ 412 00:32:03,296 --> 00:32:08,301 ヘヘッ。 見つけちゃった。 遺言状。 413 00:32:08,301 --> 00:32:10,301 うっ!? 414 00:32:12,305 --> 00:32:15,308 ≪うっ!? うっ!? うわ!?→ 415 00:32:15,308 --> 00:32:17,310 いってえ。 何だよ? お前。 416 00:32:17,310 --> 00:32:20,313 あっ。 その声は マサヒロ…。 マサカズ…。 417 00:32:20,313 --> 00:32:22,315 (雅之)雅之だよ! 418 00:32:22,315 --> 00:32:24,317 見張ってたのは 警察だけじゃ? あっ! 419 00:32:24,317 --> 00:32:27,320 うちに入ったのも あなた? そうなのね? あっ。 420 00:32:27,320 --> 00:32:29,338 孝典を殺したのも…。 (雅之)違う! 俺が行ったら→ 421 00:32:29,338 --> 00:32:31,257 北沢 もう 死んでいたんだ。 どういうこと? 422 00:32:31,257 --> 00:32:34,260 知らねえよ。 遺言状が欲しければ 3,000万 持ってこいって→ 423 00:32:34,260 --> 00:32:36,262 手紙が来て 北沢から。 それで行ったら→ 424 00:32:36,262 --> 00:32:40,266 あいつは もう死んでたんだ。 俺は無実だ。 俺は無実だ。 425 00:32:40,266 --> 00:32:43,269 ちょっと 落ち着いて。 落ち着けないよ。 426 00:32:43,269 --> 00:32:46,272 落ち着けないよ。 ちょっと! 落ち着けないよ。 427 00:32:46,272 --> 00:32:48,274 放してよ! 428 00:32:48,274 --> 00:32:58,284 ♪♪~ 429 00:32:58,284 --> 00:33:00,286 待てよ。 430 00:33:00,286 --> 00:33:09,295 ♪♪~ 431 00:33:09,295 --> 00:33:11,295 キャッ!? あっ…。 432 00:33:15,301 --> 00:33:19,305 うっ…。 うん…。 433 00:33:19,305 --> 00:33:22,305 (せき) 434 00:33:25,311 --> 00:33:28,311 あー いってえ。 435 00:33:36,255 --> 00:33:42,255 (雅之)遺言状 渡して。 ほら。 先生。 ほら。 436 00:33:48,267 --> 00:33:51,267 ≪(駆ける足音) (雅之)うん? 437 00:33:54,273 --> 00:33:56,275 (雅之)うっ!? 秋山さん! 438 00:33:56,275 --> 00:33:59,275 (雅之)てめえ! 男にゃ 容赦しねえぞ! 439 00:34:03,282 --> 00:34:08,282 (雅之)うわー!? うわ!? うっ!? 440 00:34:16,295 --> 00:34:23,302 (秋山)大丈夫? はい。 あっ はい。 441 00:34:23,302 --> 00:34:25,304 フフフ。 えっ? (秋山)うん? 442 00:34:25,304 --> 00:34:29,325 えっ? ちょっと。 秋山さん 強いじゃないですか。 443 00:34:29,325 --> 00:34:31,244 見直した? えっ? 柔道? 柔術? 444 00:34:31,244 --> 00:34:33,246 コマンドサンボ? えっ? 探偵だからね。 445 00:34:33,246 --> 00:34:37,250 偽者なのに? 偽者は ひどいな。 446 00:34:37,250 --> 00:34:40,253 やっぱり 人には 一つぐらい 特技があるものね。 447 00:34:40,253 --> 00:34:42,255 ん…。 そうかもね。 フフフ。 448 00:34:42,255 --> 00:34:44,257 ≪(森本)若宮君。 ≪(若宮)はい。 449 00:34:44,257 --> 00:34:46,259 (森本)現行犯だよね? (若宮)現行犯です。 450 00:34:46,259 --> 00:34:48,261 (森本)それ 何だ? (若宮)それ ナイフですね。 451 00:34:48,261 --> 00:34:51,264 (森本)現行犯だなぁ。 (若宮)現行犯です。 452 00:34:51,264 --> 00:34:55,268 (森本)しょっぴいとくか。 (若宮)しょっぴきましょう。 453 00:34:55,268 --> 00:35:00,268 (森本)ほら。 あんた 起きろ。 (秋山)どうも。 454 00:35:04,277 --> 00:35:09,282 何? あっ ううん。 455 00:35:09,282 --> 00:35:16,289 あなた いったい 何者なの? ああ ごめん。 弁護士。 456 00:35:16,289 --> 00:35:22,295 フフフ。 もう。 またまた。 いや。 ホントだよ。 457 00:35:22,295 --> 00:35:24,297 中瀬興産 顧問弁護士? (秋山)そう。 458 00:35:24,297 --> 00:35:26,299 中瀬興産 顧問弁護士。 459 00:35:26,299 --> 00:35:28,301 (秋山)何で 2回 言ったの? ホントに? 460 00:35:28,301 --> 00:35:30,303 ホントだよ。 あっ 掛けて。 あっ うん。 461 00:35:30,303 --> 00:35:33,306 お茶 飲む? うん。 462 00:35:33,306 --> 00:35:37,310 いやぁ。 でも 今回の 遺産相続の案件は 大変だったな。 463 00:35:37,310 --> 00:35:41,314 遺言状は なくなるし 殺人事件は 起こるしで。 464 00:35:41,314 --> 00:35:45,318 うーん。 こういうことは もっと早く 教えてください。 465 00:35:45,318 --> 00:35:47,320 私 やっぱり 疑われてた…。 466 00:35:47,320 --> 00:35:49,322 はい。 うん? 467 00:35:49,322 --> 00:35:51,324 あれの コピー。 何? 468 00:35:51,324 --> 00:35:53,326 特別だよ。 遺言状? 469 00:35:53,326 --> 00:35:56,329 「中瀬 公次郎は 後記の私有財産の 相続について→ 470 00:35:56,329 --> 00:35:58,331 以下のように 遺言する」 471 00:35:58,331 --> 00:36:03,336 「長男 中瀬 ま… 雅之 長女 中瀬 弘恵が→ 472 00:36:03,336 --> 00:36:08,341 相続すべき全額を 畠山 清美に 與えるものとする」 473 00:36:08,341 --> 00:36:13,346 全額? うん。 あの社長らしいよね。 474 00:36:13,346 --> 00:36:16,346 あっ はい。 あっ ありがとう。 475 00:36:19,352 --> 00:36:22,355 ねえ? 何か 変じゃない? この遺言状。 476 00:36:22,355 --> 00:36:27,360 何が? 何がって 何となく。 477 00:36:27,360 --> 00:36:34,300 何となくって 何? [TEL] 478 00:36:34,300 --> 00:36:40,306 もしもし。 はい。 えっ? ホントですか? 479 00:36:40,306 --> 00:36:44,310 あっ はい。 分かりました。 ええ。 大丈夫です。 480 00:36:44,310 --> 00:36:47,310 はい。 はい。 481 00:36:49,315 --> 00:36:53,319 ああ。 今 中瀬 公次郎さんが 亡くなったよ。 482 00:36:53,319 --> 00:36:56,322 社長さんが。 うん。 あっ ありがとう。 483 00:36:56,322 --> 00:36:58,324 君のおかげで ぎりぎり 間に合ったよ。 484 00:36:58,324 --> 00:37:01,327 すぐに 遺言状の公開準備に 取り掛からないと。 485 00:37:01,327 --> 00:37:05,331 あっ うん。 あっ。 じゃあ もう行くね。 486 00:37:05,331 --> 00:37:09,335 ああ ごめんね。 あのう これが終わったら。 487 00:37:09,335 --> 00:37:11,337 あのう また 書道 習いに行くよ。 488 00:37:11,337 --> 00:37:14,340 書道? フフフ。 何? 489 00:37:14,340 --> 00:37:18,340 いや。 あなたの字って。 何だよ? 490 00:37:21,347 --> 00:37:24,347 えっ? 何 何? どうしたの? 491 00:37:26,352 --> 00:37:28,354 いいから 見てて。 492 00:37:28,354 --> 00:37:43,302 ♪♪~ 493 00:37:43,302 --> 00:37:45,304 見てて。 うん。 494 00:37:45,304 --> 00:37:54,313 ♪♪~ 495 00:37:54,313 --> 00:38:00,313 これは。 そうか。 そういうことか。 496 00:39:35,281 --> 00:39:37,283 (秋山)それでは これより 中瀬 公次郎氏の→ 497 00:39:37,283 --> 00:39:39,283 遺言状を 読み上げます。 498 00:39:42,288 --> 00:39:45,291 (秋山)「遺言状 中瀬 公次郎は→ 499 00:39:45,291 --> 00:39:49,295 後記の私有財産の 相続について 以下のように 遺言する」→ 500 00:39:49,295 --> 00:39:52,298 「長男 中瀬 雅之 長女 中瀬 弘恵が→ 501 00:39:52,298 --> 00:39:57,303 相続すべき全額を 畠山 清美に 與えるものとする」 502 00:39:57,303 --> 00:39:59,305 (弘恵)全額!? そんなの あり得ないわ。 503 00:39:59,305 --> 00:40:01,307 (秋山)それでは どうぞ ご確認ください。→ 504 00:40:01,307 --> 00:40:04,310 印章 署名。 全て 公次郎氏のものです。 505 00:40:04,310 --> 00:40:08,314 そんな。 でも 筆跡が。 筆跡が きっと 微妙に違うわ。 506 00:40:08,314 --> 00:40:10,316 (秋山)納得できないなら→ 507 00:40:10,316 --> 00:40:12,318 この場で 公次郎氏が 生前 書かれていたものと→ 508 00:40:12,318 --> 00:40:14,320 比較してみるのは どうでしょうか? 509 00:40:14,320 --> 00:40:16,322 (弘恵)そうさせてもらうわ。 ねえ? お父さんの 何か ほら。 510 00:40:16,322 --> 00:40:20,326 それなら 書道の練習帳は どうですか? 511 00:40:20,326 --> 00:40:22,328 字の特徴も 分かりやすいと 思います。 512 00:40:22,328 --> 00:40:24,330 確か 書斎の机の下に。 513 00:40:24,330 --> 00:40:27,333 何なのよ? あなた。 部外者は 黙ってて。 514 00:40:27,333 --> 00:40:29,335 (秋山)青山 弥生さんは 2年間→ 515 00:40:29,335 --> 00:40:31,337 公次郎氏の 書の指導をしていました。→ 516 00:40:31,337 --> 00:40:35,337 筆跡鑑定の参考人として 私が お招きしたんです。 517 00:40:38,277 --> 00:40:42,281 それでは 畠山さん。 その練習帳を取ってきてくれますか? 518 00:40:42,281 --> 00:40:44,281 (清美)はい。 519 00:40:54,293 --> 00:40:58,297 (弘恵)はい 皆さん。 現時点では お聞きのとおり→ 520 00:40:58,297 --> 00:41:01,300 皆さんは 関係ありません。 また ご連絡いたしますので→ 521 00:41:01,300 --> 00:41:04,303 今日のところは どうぞ お引き取りください。 522 00:41:04,303 --> 00:41:06,305 (親戚)帰らないわよ! (親戚)何 勝手なこと言ってるんだ。 523 00:41:06,305 --> 00:41:09,308 (ざわめき) 524 00:41:09,308 --> 00:41:11,308 (弘恵)いいから 早く 帰んなさいよ! 525 00:41:13,312 --> 00:41:18,312 (親戚)分かったよ。 みんな帰ろう。(親戚)帰りましょう。 526 00:41:43,275 --> 00:41:46,278 (秋山)あれ? (弘恵)なっ なっ。 どうしたのよ? 527 00:41:46,278 --> 00:41:49,281 (秋山)いや。 ここに 遺言状の下書きが。 528 00:41:49,281 --> 00:41:51,283 (弘恵)何ですって!? 529 00:41:51,283 --> 00:41:54,286 「長男 中瀬 雅之 長女 中瀬 弘恵が→ 530 00:41:54,286 --> 00:42:00,292 相続すべき全額を 畠山 清美に 與える…」 531 00:42:00,292 --> 00:42:02,292 全額。 532 00:42:04,296 --> 00:42:07,296 私 何て言っていいのか。 533 00:42:10,302 --> 00:42:13,302 ちょっと いいですか? 何だい? 534 00:42:17,309 --> 00:42:19,311 うん? 何 何? 535 00:42:19,311 --> 00:42:25,317 うん? 何か 変だなぁ。 何よ? 536 00:42:25,317 --> 00:42:27,317 いや。 537 00:42:32,324 --> 00:42:37,262 この 全額の 「全」っていう文字 何か 変じゃありませんか? 538 00:42:37,262 --> 00:42:40,265 (弘恵)えっ? 変? 539 00:42:40,265 --> 00:42:45,270 公次郎さんは とても バランスのいい 奇麗な字を 書く人でした。 540 00:42:45,270 --> 00:42:51,270 公次郎さん きっと こう 書きたかったんですよ。 541 00:43:01,286 --> 00:43:06,291 「A」? 北沢が 最後に 書き残した? 542 00:43:06,291 --> 00:43:14,299 いいえ。 「A」ではないです。 「A額」って言葉は ありませんから。 543 00:43:14,299 --> 00:43:18,303 (弘恵)えっ? じゃあ これは? 544 00:43:18,303 --> 00:43:21,306 (秋山)旧漢字の 「仝」 「同じ」という意味です。 545 00:43:21,306 --> 00:43:23,308 (弘恵)同じ? (秋山)同じ。 546 00:43:23,308 --> 00:43:25,308 で…。 547 00:43:33,335 --> 00:43:35,254 (秋山)つまり 本当の遺言状は→ 548 00:43:35,254 --> 00:43:38,257 「長男 中瀬 雅之 長女 中瀬 弘恵が→ 549 00:43:38,257 --> 00:43:42,261 相続すべき仝額を 畠山 清美に 與えるものとする」 550 00:43:42,261 --> 00:43:44,263 3人同額で 分け合えということです。 551 00:43:44,263 --> 00:43:48,267 そうなりますね? 畠山さん。 552 00:43:48,267 --> 00:43:50,269 (清美)えっ? (秋山)書き換えたのは あなただ。 553 00:43:50,269 --> 00:43:53,272 遺言状を盗んだ 北沢と 共謀してね。 554 00:43:53,272 --> 00:43:59,278 あっ。 何を言ってるのか? だって 父の練習帳にも 同じ…。 555 00:43:59,278 --> 00:44:02,281 (秋山)これも これも あなたが 書き換えた。 556 00:44:02,281 --> 00:44:05,281 あなたにしか できないんだ。 (清美)何で? 557 00:44:08,287 --> 00:44:11,290 どこに そんな証拠が? (秋山)実は この練習帳→ 558 00:44:11,290 --> 00:44:13,292 公次郎さんのものでは ないんですよ。 559 00:44:13,292 --> 00:44:15,294 (清美)えっ? (秋山)これは 青山さんが→ 560 00:44:15,294 --> 00:44:19,298 公次郎さんの字を まねして 書いたものなんです。→ 561 00:44:19,298 --> 00:44:22,301 これ 彼女の 唯一の特技なんです。 562 00:44:22,301 --> 00:44:27,306 あっ。 で そこには 仝額と 書いてもらったんですが→ 563 00:44:27,306 --> 00:44:30,309 おかしいですよね。 「全額」になってます。→ 564 00:44:30,309 --> 00:44:33,278 おそらく あなたは 練習帳を発見し→ 565 00:44:33,278 --> 00:44:35,147 念のため 中を見た。→ 566 00:44:35,147 --> 00:44:39,147 そして 遺言状の下書きを発見し 慌てて 線を加えたんだ。 567 00:44:43,155 --> 00:44:45,157 (秋山)これは 練習帳を 取りに行った→ 568 00:44:45,157 --> 00:44:47,157 あなたにしか できないことです。 569 00:44:49,161 --> 00:44:55,167 (秋山)畠山さん。 北沢を 殺したのも あなたですよね? 570 00:44:55,167 --> 00:45:06,167 ♪♪~ 571 00:45:15,187 --> 00:45:17,189 もう! 572 00:45:17,189 --> 00:45:20,192 ≪(駆ける足音) 573 00:45:20,192 --> 00:45:23,195 ≪(秋山)おーい! 574 00:45:23,195 --> 00:45:27,199 何やってたのよ! (秋山)あっ ごめん ごめん。 575 00:45:27,199 --> 00:45:31,203 自分から 誘っといてさ こんな所まで 呼び出しておいて。 576 00:45:31,203 --> 00:45:33,203 話って 何よ? (秋山)ごめん。 577 00:45:37,242 --> 00:45:40,245 (秋山)畠山 清美が やっと 自供したよ。→ 578 00:45:40,245 --> 00:45:45,250 君の 元カレの件。 そう。 579 00:45:45,250 --> 00:45:47,252 (秋山)発端は 北沢が出入りしてた中瀬家で→ 580 00:45:47,252 --> 00:45:51,256 偶然 遺言状を 発見したってことだった。 581 00:45:51,256 --> 00:45:55,260 北沢の方から 畠山に 遺言状の改ざんを 持ち掛けたと→ 582 00:45:55,260 --> 00:45:59,264 畠山は 言っているみたいだけど どっちが 持ち掛けたかは。 583 00:45:59,264 --> 00:46:04,269 別に いいよ。 気を使わなくて。 584 00:46:04,269 --> 00:46:07,272 (秋山)畠山は 公次郎さんをはじめとした→ 585 00:46:07,272 --> 00:46:09,274 中瀬家そのものを 恨んでいたんだ。→ 586 00:46:09,274 --> 00:46:13,278 で 北沢の話に乗り 遺産を 全額 奪う計画を立てた。→ 587 00:46:13,278 --> 00:46:16,281 だけど 北沢は 畠山を裏切り→ 588 00:46:16,281 --> 00:46:19,284 中瀬きょうだいに 取引を持ち掛けた。→ 589 00:46:19,284 --> 00:46:22,287 遺言状が 破棄されれば 彼女には 全額どころか→ 590 00:46:22,287 --> 00:46:27,292 遺産は 一銭も入らない。 それで 孝典を? 591 00:46:27,292 --> 00:46:31,296 (秋山)畠山としては 北沢を殺して遺言状を見つけるつもりだったが→ 592 00:46:31,296 --> 00:46:34,232 その肝心の遺言状は…。 593 00:46:34,232 --> 00:46:37,232 私が 見つけちゃった。 (秋山)そう。 594 00:46:39,237 --> 00:46:44,242 ああー。 これ また シャレードだ。えっ? 595 00:46:44,242 --> 00:46:50,248 私 結局 孝典のこと 何にも 分かんないままじゃん。 596 00:46:50,248 --> 00:46:53,251 孝典。 何に使うつもりだったんだろう? 597 00:46:53,251 --> 00:46:55,253 そんな大金。 598 00:46:55,253 --> 00:46:59,253 そのことなんだけど。 えっ? 599 00:47:01,259 --> 00:47:07,259 ここなんだよ。 生前の北沢が 購入契約を結ぼうとしていた店舗。 600 00:47:12,270 --> 00:47:15,270 海の近くの カレー屋さん? 601 00:47:20,278 --> 00:47:25,278 こんな所に お客さん 来るわけないじゃない。 602 00:47:28,286 --> 00:47:30,288 (北沢)《それで それで それで こないだ 行った→ 603 00:47:30,288 --> 00:47:33,308 渋谷の カレー屋が 超おいしくてさ》→ 604 00:47:33,308 --> 00:47:36,228 《超おいしくてさ。 で 実際 辛くて辛くて→ 605 00:47:36,228 --> 00:47:40,232 全然 食べられなかったんだけどね。ハハハ!》 606 00:47:40,232 --> 00:47:43,235 《ねえ? 孝典》 (北沢)《うん?》 607 00:47:43,235 --> 00:47:47,239 《話があるの》 608 00:47:47,239 --> 00:47:49,241 (北沢)《何だよ? おい》→ 609 00:47:49,241 --> 00:47:53,241 《まさか 別れ話じゃないだろ? ヘヘッ》 610 00:47:56,248 --> 00:47:58,248 (北沢)《えっ?》 611 00:48:02,254 --> 00:48:04,254 《ごめん》 612 00:48:07,259 --> 00:48:14,259 (北沢)《えっ。 えっ。 や… 弥生が そう言うんなら》 613 00:48:18,270 --> 00:48:20,270 (北沢)《仕方ないね》 614 00:48:22,274 --> 00:48:25,274 あっ。 思い出した。 615 00:48:28,280 --> 00:48:31,280 あいつの顔。 616 00:48:42,227 --> 00:48:44,227 泣いてるの? 617 00:48:49,234 --> 00:48:55,234 ううん。 笑ってるよ。 618 00:49:00,245 --> 00:49:02,245 《ごめんね》 619 00:49:05,250 --> 00:49:07,250 《ごめんね》 620 00:49:11,256 --> 00:49:13,256 笑ってる。 621 00:49:20,265 --> 00:49:23,268 笑ってるよ バカ者。 622 00:49:23,268 --> 00:49:41,286 ♪♪~ 623 00:49:41,286 --> 00:49:53,298 ♪♪~ 624 00:49:53,298 --> 00:50:03,308 (泣き声) 625 00:50:03,308 --> 00:50:21,326 ♪♪~ 626 00:50:21,326 --> 00:50:26,326 ♪♪~ 627 00:50:33,355 --> 00:50:37,275 こちらの シャレードは いつまでも解けそうにありません。 628 00:50:37,275 --> 00:50:41,279 最初から 答えが ないんですから。 629 00:50:41,279 --> 00:50:45,283 そういえば 彼は ここ数年 スランプで→ 630 00:50:45,283 --> 00:50:50,288 先週 私の口から 連載終了を 伝えたばかり。 631 00:50:50,288 --> 00:50:57,295 ということで また 容疑者が 増えてしまいました。 632 00:50:57,295 --> 00:50:59,295 (ため息)