1 00:00:33,641 --> 00:00:36,578 (錫杖の音) 2 00:00:36,578 --> 00:00:40,382 (定澄)興福寺別当の定澄にございます。➡ 3 00:00:40,382 --> 00:00:45,720 我らの訴えを 直ちに 陣定におかけくださいませ。 4 00:00:45,720 --> 00:00:54,920 それがならねば この屋敷を取り囲み 焼き払い奉ります。 5 00:00:56,431 --> 00:00:58,931 (藤原道長)やってみよ。 6 00:01:01,736 --> 00:01:10,745 興福寺が乱暴の限りを尽くしておることは 大和守の訴状で承知しておったが➡ 7 00:01:10,745 --> 00:01:15,617 これほどの暴挙は許し難い。 8 00:01:15,617 --> 00:01:20,088 乱暴を働いておるのは 興福寺ではなく➡ 9 00:01:20,088 --> 00:01:22,891 大和守 源 頼親と➡ 10 00:01:22,891 --> 00:01:26,594 右馬允 当麻為頼でありまする。➡ 11 00:01:26,594 --> 00:01:32,367 彼らを訴える解文を 朝廷に奉っておりますのに➡ 12 00:01:32,367 --> 00:01:38,039 何故 ご審議くださいませぬので ございましょうか。 13 00:01:38,039 --> 00:01:40,375 審議はする。 14 00:01:40,375 --> 00:01:49,551 明日 ご審議くださいませ。 さもなくば…。 15 00:01:49,551 --> 00:01:52,751 私を脅しても無駄である。 16 00:01:58,726 --> 00:02:04,599 本来 藤原氏と その氏寺が争うことなぞ あってはならぬ。 17 00:02:04,599 --> 00:02:12,073 御仏に仕える者として その方は それでよいと思うのか。 18 00:02:12,073 --> 00:02:20,582 僧どもを動かせば その方が 別当で居続けることはかなわぬ。 19 00:02:20,582 --> 00:02:27,082 興福寺そのものとて ただでは済まぬぞ。 20 00:02:31,226 --> 00:05:15,726 ♬~ 21 00:05:17,392 --> 00:05:22,730 日頃から 大和守 源 頼親と 興福寺は 争っておったが➡ 22 00:05:22,730 --> 00:05:26,601 そのさなか 興福寺の僧 1人が死んだ。 23 00:05:26,601 --> 00:05:32,540 怒った寺側は 大和守の家来である 当麻為頼の屋敷と➡ 24 00:05:32,540 --> 00:05:35,310 田畑を焼き払う挙に出た。 25 00:05:35,310 --> 00:05:42,016 これについては 大和守 興福寺双方から訴えが出ておる。 26 00:05:42,016 --> 00:05:43,951 そして 審議の上 朝廷は➡ 27 00:05:43,951 --> 00:05:50,358 興福寺の筆頭たる僧 蓮聖の 公の法会参列を禁じる裁きを下した。 28 00:05:50,358 --> 00:05:52,393 (足音) 29 00:05:52,393 --> 00:05:58,032 (恒方)大極殿前の朝堂院に 興福寺の僧たちが 押し寄せております! 30 00:05:58,032 --> 00:05:59,967 な…。 31 00:05:59,967 --> 00:06:01,967 チッ…。 32 00:06:03,905 --> 00:06:16,384 (祈とうと錫杖の音) 33 00:06:16,384 --> 00:06:19,220 (一条天皇) 何故 それを朕に告げなかったのだ。 34 00:06:19,220 --> 00:06:21,856 ただいま その策を 陣定に諮っておりました。 35 00:06:21,856 --> 00:06:25,059 お知らせが遅れましたこと お許しくださいませ。 36 00:06:25,059 --> 00:06:27,729 私の判断の誤りでございました。 37 00:06:27,729 --> 00:06:34,001 無念ではありますが 検非違使を遣わし 僧どもを追い払うしかないと存じます。 38 00:06:34,001 --> 00:06:36,504 そなたらしからぬ考えであるな。 39 00:06:36,504 --> 00:06:42,009 大内裏の門を押し通られては 朝廷が 興福寺に屈したも同然。 40 00:06:42,009 --> 00:06:46,881 致し方ございませぬ。 検非違使を遣わす宣旨を。 41 00:06:46,881 --> 00:06:51,686 分かった。 検非違使に追い払わせよ。 42 00:06:51,686 --> 00:06:57,686 はっ! 直ちに僧どもを追い払いまする。 43 00:07:04,265 --> 00:07:07,034 (敦康親王)もう 5つ食べました。 44 00:07:07,034 --> 00:07:09,704 (藤原彰子)私は まだ2つでございます。 45 00:07:09,704 --> 00:07:13,040 中宮様の分も食べて差し上げます。 46 00:07:13,040 --> 00:07:17,378 親王様は これから もっともっと大きくなられますから➡ 47 00:07:17,378 --> 00:07:20,678 たんと召し上がってくださいませ。 48 00:07:29,957 --> 00:07:33,327 (藤原斉信)中宮様を 奥の間に お隠しまいらせよ。 49 00:07:33,327 --> 00:07:35,263 (宮の宣旨)何事でございますか? 50 00:07:35,263 --> 00:07:38,666 興福寺の僧どもが 大極殿の前まで押し寄せておる。 51 00:07:38,666 --> 00:07:42,670 内裏に入ってくることはないと思うが 万が一に備えよ。 52 00:07:42,670 --> 00:07:47,341 そなたらも 命を懸けて 中宮様をお守りせよ。 53 00:07:47,341 --> 00:07:49,677 (大納言の君)お守りせよとは➡ 54 00:07:49,677 --> 00:07:52,580 どのようにしたら よろしいのでしょうか? 55 00:07:52,580 --> 00:07:55,550 (まひろ)清涼殿にお連れ申したら いかがでしょうか。 56 00:07:55,550 --> 00:07:59,020 万が一 僧たちが 内裏に攻め込んできたとしても➡ 57 00:07:59,020 --> 00:08:03,524 まさか 帝の御身にまでは 危害は及ぼしますまい。 58 00:08:03,524 --> 00:08:07,028 帝と共におられることが 最も安心かと。 59 00:08:07,028 --> 00:08:10,832 よし そのようにいたそう。 60 00:08:10,832 --> 00:08:14,032 支度を整えよ。 はっ。 61 00:08:22,577 --> 00:08:27,048 (一条天皇)中宮大夫は 大げさすぎる。➡ 62 00:08:27,048 --> 00:08:30,718 そのように案じることはない。 63 00:08:30,718 --> 00:08:36,718 今 左大臣が陣頭に立っておるゆえ 間もなく 事は収まるであろう。 64 00:08:38,526 --> 00:08:45,666 彰子。 そなたも おのが父を信じよ。➡ 65 00:08:45,666 --> 00:08:48,666 顔を上げよ。 66 00:08:50,538 --> 00:08:54,675 そなたは 朕の中宮である。 67 00:08:54,675 --> 00:09:00,375 こういう時こそ 胸を張っておらねばならぬ。 68 00:09:13,027 --> 00:09:17,365 (藤原顕光)朝堂院から 僧どもを 追い払ってやりました。 69 00:09:17,365 --> 00:09:19,700 ご苦労。 (顕光)はっ。 70 00:09:19,700 --> 00:09:29,043 ただ… 興福寺別当 定澄が 左大臣殿と会いたいと申しております。 71 00:09:29,043 --> 00:09:31,646 この上 何を…。 72 00:09:31,646 --> 00:09:35,516 (顕光)内裏に上げますか? それはならぬ! 73 00:09:35,516 --> 00:09:39,153 後日 土御門殿に参れと伝えよ。 74 00:09:39,153 --> 00:09:41,088 はっ。 75 00:09:41,088 --> 00:09:45,888 はあ… しつこいのう…。 76 00:10:34,308 --> 00:10:36,711 この上 何だ。 77 00:10:36,711 --> 00:10:41,582 では 申し上げます。 78 00:10:41,582 --> 00:10:49,290 南都に引き揚げるには 次のことをお約束くださいませ。 79 00:10:49,290 --> 00:10:59,734 1つ 大和守が申した 寺の僧が 当麻為頼邸を焼き払ったこと➡ 80 00:10:59,734 --> 00:11:07,408 および 田畑を踏みにじったことを お調べいただきたい。 81 00:11:07,408 --> 00:11:16,751 2つ 大和守 源 頼親を 解任していただきたい。 82 00:11:16,751 --> 00:11:27,395 3つ 右馬允 当麻為頼を 解任していただきたい。 83 00:11:27,395 --> 00:11:40,695 4つ 我らの蓮聖が 公の法会への参列を 止められておるのを 免じていただきたい。 84 00:11:45,379 --> 00:11:49,379 (ため息) 85 00:11:52,253 --> 00:11:55,389 いかなる理由があろうとも➡ 86 00:11:55,389 --> 00:12:01,262 屋敷を焼かれ 田畑を荒らされた方を 罰するは 理にかなわぬ。 87 00:12:01,262 --> 00:12:06,400 よって 1 2 3の申し入れは受け付けぬ。 88 00:12:06,400 --> 00:12:14,100 蓮聖のことを頼みたいなら いま一度 そのことだけの申文を出せ。 89 00:12:16,744 --> 00:12:19,080 以上である。 90 00:12:19,080 --> 00:12:25,953 速やかに南都へ戻り 御仏の道に生きるがよい。 91 00:12:25,953 --> 00:12:38,953 ♬~ 92 00:12:47,241 --> 00:12:49,941 はあ…。 93 00:13:08,062 --> 00:13:10,731 よかった。 94 00:13:10,731 --> 00:13:17,071 一つでも こちらの望みが通ったならば 上出来だ。 95 00:13:17,071 --> 00:13:19,371 (慶理)はっ…。 96 00:13:41,695 --> 00:13:44,365 お疲れでいらっしゃいますね。 97 00:13:44,365 --> 00:13:49,665 大したことはない。 ご無礼いたしました。 98 00:13:54,041 --> 00:13:57,912 帝と中宮様は いかにおわす。 99 00:13:57,912 --> 00:14:00,381 お渡りはございます。 100 00:14:00,381 --> 00:14:03,217 親王様にお会いになるだけか…。 101 00:14:03,217 --> 00:14:05,719 物語のお話もなさいます。 102 00:14:05,719 --> 00:14:09,390 いまだ中宮様に お手は触れられぬか。 103 00:14:09,390 --> 00:14:12,293 は…。 104 00:14:12,293 --> 00:14:18,593 お前… なんとかならぬか? 105 00:14:21,001 --> 00:14:24,701 このままでは ふびんすぎる。 106 00:14:27,741 --> 00:14:36,016 恐れながら 中宮様のお心が 帝にお開きにならないと➡ 107 00:14:36,016 --> 00:14:38,686 前には進まぬと存じます。 108 00:14:38,686 --> 00:14:40,986 それには…。 109 00:14:46,026 --> 00:14:48,362 どうすればよいのだ。 110 00:14:48,362 --> 00:14:52,199 どうか お焦りになりませぬように。 111 00:14:52,199 --> 00:14:56,399 皇后 定子様が身まかられて もう6年だぞ。 112 00:14:59,940 --> 00:15:05,940 焦らずにはおれぬ。 力は尽くしておりますゆえ。 113 00:15:13,053 --> 00:15:15,956 お前が頼みだ。 114 00:15:15,956 --> 00:15:20,956 どうか… 頼む。 115 00:15:26,233 --> 00:15:31,433 あっ… 邪魔をした。 116 00:15:38,679 --> 00:15:42,349 弟がおったな。 は…。 117 00:15:42,349 --> 00:15:45,252 何をしておる? 118 00:15:45,252 --> 00:15:48,689 任官するまで 大層 時がかかりまして➡ 119 00:15:48,689 --> 00:15:53,360 今は ようやく 中務省で 内記として働いております。 120 00:15:53,360 --> 00:15:58,699 左大臣様にお目にかかったことがあると 申しておりました。 121 00:15:58,699 --> 00:16:01,699 そうか。 122 00:16:06,040 --> 00:16:11,211 左大臣様と藤式部…。 足をもむ仲とも思えませんけども。 123 00:16:11,211 --> 00:16:14,048 お親しそう~。 124 00:16:14,048 --> 00:16:16,083 ひたひたしてる。 125 00:16:16,083 --> 00:16:18,552 ひそひそでしょ。 126 00:16:18,552 --> 00:16:20,487 ひたひたよ~。 127 00:16:20,487 --> 00:16:22,423 (笑い声) 128 00:16:22,423 --> 00:16:26,226 年が明けると 倫子は➡ 129 00:16:26,226 --> 00:16:29,730 四女 嬉子を産んだ。 130 00:16:29,730 --> 00:16:36,337 6度目の出産は重く 倫子は しばらく寝込んだ。 131 00:16:36,337 --> 00:16:42,509 同じ日 中納言 藤原斉信の屋敷が焼けた。 132 00:16:42,509 --> 00:16:45,009 (藤原公任)家の者は無事だそうだ。 133 00:16:46,680 --> 00:16:52,980 (藤原道綱)運が悪かったね。 風が強いし 今日…。 134 00:16:55,022 --> 00:16:56,957 よかったら うちに来てもいいよ。 135 00:16:56,957 --> 00:16:59,193 (公任)別邸はありますので…。 136 00:16:59,193 --> 00:17:03,030 ああ… そうか そうか。 そっとしておいてやってください。 137 00:17:03,030 --> 00:17:06,900 そうだよね。 138 00:17:06,900 --> 00:17:13,374 左大臣様から 中納言様のお着替えとして 直衣一式が届いております。 139 00:17:13,374 --> 00:17:16,210 道長は気が利くな 素早いし。 140 00:17:16,210 --> 00:17:18,712 (せきばらい) 141 00:17:18,712 --> 00:17:21,215 すまん… また言ってしまった。 142 00:17:21,215 --> 00:17:26,053 ただいま 蔵人は 3名欠けております。 143 00:17:26,053 --> 00:17:29,923 朕は 伊周の嫡男 従五位下の道雅を入れたいと思う。 144 00:17:29,923 --> 00:17:31,859 は…。 145 00:17:31,859 --> 00:17:34,862 亡き関白の孫ゆえ 誰も異は唱えまい。 146 00:17:34,862 --> 00:17:37,664 道雅は まだ16歳でございますゆえ➡ 147 00:17:37,664 --> 00:17:44,538 六位の蔵人に 年長の者を 1人入れるのが よろしかろうと存じます。 148 00:17:44,538 --> 00:17:46,673 好きにいたせ。 149 00:17:46,673 --> 00:17:53,814 ただいま 中務省で内記を務めております 藤原惟規は いかがでございましょうか。 150 00:17:53,814 --> 00:17:58,614 それでよい。 はっ。 151 00:18:01,555 --> 00:18:05,025 (藤原伊周)よかった…。 152 00:18:05,025 --> 00:18:10,898 帝は 我が家を 引き立てようとしてくださっておる。 153 00:18:10,898 --> 00:18:14,701 道雅 心して務めよ。 154 00:18:14,701 --> 00:18:20,374 (藤原道雅)別に うれしくもないですけど やることは ちゃんとやりますよ。 155 00:18:20,374 --> 00:18:26,046 この機を生かすのだ。 156 00:18:26,046 --> 00:18:28,382 この機を生かすって 何ですか? 157 00:18:28,382 --> 00:18:31,218 父上の復しゅうの道具には なりませんから。 158 00:18:31,218 --> 00:18:33,418 (源 幾子)道雅。 159 00:18:44,665 --> 00:18:48,001 (藤原惟規)姉上!➡ 160 00:18:48,001 --> 00:18:52,673 これ 父上のお下がり。 161 00:18:52,673 --> 00:18:56,343 よく似合うわ。 ちょっと カビ臭いけどね。 162 00:18:56,343 --> 00:19:00,043 いとが大切に取っておいてくれたのよ。 163 00:19:02,683 --> 00:19:07,683 案外 狭いところだな。 シッ! 164 00:19:09,556 --> 00:19:13,026 蔵人になれたのは 左大臣様のおかげよ。 165 00:19:13,026 --> 00:19:17,364 お顔を潰さないでね。 分かってるって。 166 00:19:17,364 --> 00:19:21,034 さっきの女房 悪くないな。 167 00:19:21,034 --> 00:19:24,371 大納言 道綱様の姫様よ。 168 00:19:24,371 --> 00:19:27,407 六位の蔵人じゃ 相手にされないか。 169 00:19:27,407 --> 00:19:29,710 まあ そうね。 170 00:19:29,710 --> 00:19:32,146 でも 分からないわよ。 171 00:19:32,146 --> 00:19:35,482 惟規には 身分の壁を超えてほしいの。 172 00:19:35,482 --> 00:19:38,152 何? それ。 私の夢よ。 173 00:19:38,152 --> 00:19:42,656 すごい夢 託されちゃったな~。 174 00:19:42,656 --> 00:19:44,591 実はさ…。 175 00:19:44,591 --> 00:19:47,995 えっ 誰かいるの? 176 00:19:47,995 --> 00:19:52,295 神の斎垣を越えるかも 俺。 177 00:19:54,868 --> 00:19:59,339 中宮様のお越しにございます。 178 00:19:59,339 --> 00:20:02,376 えっ。 中宮様 こんなとこ いらっしゃるの? 179 00:20:02,376 --> 00:20:04,511 俺 じゃあ。 180 00:20:04,511 --> 00:20:09,349 お呼びくだされば 参りましたのに。 181 00:20:09,349 --> 00:20:14,221 (左衛門の内侍) 藤式部のつぼねが見たいと仰せになって。 182 00:20:14,221 --> 00:20:17,221 そなたはよい。 183 00:20:21,361 --> 00:20:26,361 えっ? 下がれ。 184 00:20:53,727 --> 00:20:58,565 そなたの物語だが…➡ 185 00:20:58,565 --> 00:21:02,736 面白さが分からぬ。 186 00:21:02,736 --> 00:21:05,405 さようでございますか…。 187 00:21:05,405 --> 00:21:09,743 男たちの言っていることも分からぬし➡ 188 00:21:09,743 --> 00:21:14,414 光る君が 何をしたいのかも分からぬ。 189 00:21:14,414 --> 00:21:16,350 はあ…。 190 00:21:16,350 --> 00:21:24,758 帝は そなたの物語の どこに 引かれておいでなのであろう。 191 00:21:24,758 --> 00:21:31,431 さあ… 帝のお心は計り知れませぬ。 192 00:21:31,431 --> 00:21:39,172 されど 私の願い 思い 来し方を 膨らませて書いた物語が➡ 193 00:21:39,172 --> 00:21:48,548 帝のお考えになることと どこか重なったのやもしれませぬ。 194 00:21:48,548 --> 00:21:51,348 ふ~ん…。 195 00:21:53,053 --> 00:21:56,923 (足音) (敦康親王)中宮様! 196 00:21:56,923 --> 00:22:02,729 今日は すごろくをいたしましょう。 私では 敦康様のお相手になりませぬ。 197 00:22:02,729 --> 00:22:05,732 今日は 中宮様が勝てるようにします。 まあ…。 198 00:22:05,732 --> 00:22:08,532 早く参りましょう。 199 00:22:13,073 --> 00:22:17,744 また来てよいか? 200 00:22:17,744 --> 00:22:20,744 もちろんにございます。 201 00:22:31,091 --> 00:22:35,829 「眠りこけている様などが みぐるしいほど変わっていて➡ 202 00:22:35,829 --> 00:22:42,202 だんだん正体が分かるにつれ 情けなく心やましくなりましたが➡ 203 00:22:42,202 --> 00:22:45,706 『人違いと分かってしまうのも みっともないし➡ 204 00:22:45,706 --> 00:22:48,041 女も変に思うだろう。➡ 205 00:22:48,041 --> 00:22:50,711 意中の人を尋ね寄ろうにも➡ 206 00:22:50,711 --> 00:22:54,214 これほど 逃がれようとする心があるならば➡ 207 00:22:54,214 --> 00:22:56,149 甲斐がない➡ 208 00:22:56,149 --> 00:23:03,390 さぞ愚かしいと思われるだろう』と お思いになります」。 209 00:23:03,390 --> 00:23:08,729 ハハ… とんでもないな この男。 210 00:23:08,729 --> 00:23:12,599 (敏子)あなたにも似たようなこと…➡ 211 00:23:12,599 --> 00:23:18,739 おありなのではございません? ハハハハ… 何を申すか。 212 00:23:18,739 --> 00:23:22,739 俺は このような まぬけなことはせぬ。 213 00:23:24,411 --> 00:23:27,247 (藤原行成)「女は ようやく目覚めると➡ 214 00:23:27,247 --> 00:23:33,353 思いもかけない あまりの出来事に 途方にくれた様子になるだけで➡ 215 00:23:33,353 --> 00:23:41,695 思慮が浅く 可哀想なほど何の心構えもありません。➡ 216 00:23:41,695 --> 00:23:43,630 男をまだ知らぬにしては…」。 217 00:23:43,630 --> 00:23:51,930 「大人びていて 弱弱しく思い乱れることもありません」。 218 00:23:55,242 --> 00:24:02,015 「私だとは知らせまいと お思いになるけれど➡ 219 00:24:02,015 --> 00:24:05,919 どうして このようなことにと…」。 220 00:24:05,919 --> 00:24:10,724 (筑前の命婦) 「女が後に思いめぐらしたりしたら➡ 221 00:24:10,724 --> 00:24:14,394 私にとっては 何でもないことでも➡ 222 00:24:14,394 --> 00:24:19,866 あのつれない人が ひたむきに名を隠そうとするのは➡ 223 00:24:19,866 --> 00:24:26,072 さすがに気の毒なので たびたびの方違えに かこつけて➡ 224 00:24:26,072 --> 00:24:32,679 こちらに来ていたのだと うまく言いつくろいなさります」。 225 00:24:32,679 --> 00:24:36,550 (笑い声) 226 00:24:36,550 --> 00:24:46,193 ♬~ 227 00:24:46,193 --> 00:24:49,693 (宮の宣旨)帝がおいでになりました。 228 00:25:00,707 --> 00:25:04,407 よい。 はっ。 229 00:25:06,046 --> 00:25:09,382 (一条天皇) 是非 聞いてみたいことがあって参った。 230 00:25:09,382 --> 00:25:11,382 はっ。 231 00:25:18,725 --> 00:25:23,725 なぜ そなたは この物語を書こうと思い立ったのだ。 232 00:25:26,399 --> 00:25:35,809 お上に献上する物語を書けと 左大臣様が仰せになったのでございます。 233 00:25:35,809 --> 00:25:39,346 左大臣が? 234 00:25:39,346 --> 00:25:44,217 私は 物語を書くのが 好きでございましたので➡ 235 00:25:44,217 --> 00:25:49,523 光栄なことだと存じ お引き受けいたしました。 236 00:25:49,523 --> 00:25:55,328 されど 何が帝のお心を打つか 思いつかず➡ 237 00:25:55,328 --> 00:25:59,699 左大臣様に お上のことを あれこれと 伺いました。 238 00:25:59,699 --> 00:26:03,699 そこから考えた物語にございます。 239 00:26:05,572 --> 00:26:15,715 書いているうちに 私は 帝のお悲しみを 肌で感じるようになりました。 240 00:26:15,715 --> 00:26:25,725 ♬~ 241 00:26:25,725 --> 00:26:29,396 この先は どうなるのだ? 242 00:26:29,396 --> 00:26:33,266 ひと言では申し上げられませぬ。 243 00:26:33,266 --> 00:26:35,566 そうか…。 244 00:26:38,204 --> 00:26:44,204 朕に物おじせず ありのままを語る者は めったにおらぬ。 245 00:26:46,880 --> 00:26:54,554 されど そなたの物語は 朕に まっすぐ語りかけてくる。 246 00:26:54,554 --> 00:26:57,554 恐れ多いことにございます。 247 00:27:02,295 --> 00:27:04,595 また来る。 248 00:27:11,972 --> 00:27:17,972 [ 心の声 ] 私ではなくて 中宮様に 会いにいらしてください。 249 00:27:31,791 --> 00:27:36,630 〽 250 00:27:36,630 --> 00:27:41,534 3月3日 上巳の祓の日➡ 251 00:27:41,534 --> 00:27:46,306 土御門殿で 曲水の宴が行われた。 252 00:27:46,306 --> 00:27:52,012 曲水の宴とは 曲がりくねった水の流れに沿って座り➡ 253 00:27:52,012 --> 00:27:57,012 和歌や漢詩を詠んで 競い合う催しである。 254 00:28:00,687 --> 00:28:05,558 水の神によって 穢れをはらおうとするものであり➡ 255 00:28:05,558 --> 00:28:14,701 道長は 中宮 彰子の懐妊を切に願って このうたげを催した。 256 00:28:14,701 --> 00:28:23,710 〽 257 00:28:23,710 --> 00:28:28,010 はあ… 皆 よく来てくれた。 258 00:28:32,519 --> 00:28:36,289 母上もおいでになれれば よかったのに。 259 00:28:36,289 --> 00:28:41,589 (赤染衛門) いまだ ご本復となりませぬゆえ。 260 00:29:00,013 --> 00:29:07,353 〽 261 00:29:07,353 --> 00:29:09,689 (菅原輔正)本日のお題は➡ 262 00:29:09,689 --> 00:29:14,561 「流れに因って酒をうかぶ」でございます。 263 00:29:14,561 --> 00:29:28,708 〽 264 00:29:28,708 --> 00:29:43,656 〽 (雨音) 265 00:29:43,656 --> 00:29:47,660 雨があがるまで しばし中断いたします。 266 00:29:47,660 --> 00:29:51,531 母屋の方で おくつろぎくださいませ。 267 00:29:51,531 --> 00:30:04,344 (雨音) 268 00:30:04,344 --> 00:30:07,013 皆 屋根の下へ。 早う。 269 00:30:07,013 --> 00:30:13,353 (雨音) 270 00:30:13,353 --> 00:30:17,690 ああ…。 ああ…。 271 00:30:17,690 --> 00:30:21,194 ぬれてしまったな。 ええ。 272 00:30:21,194 --> 00:30:23,394 どうぞ。 273 00:30:37,644 --> 00:30:41,581 (雷雨の音) 274 00:30:41,581 --> 00:30:48,288 (雨音) 275 00:30:48,288 --> 00:30:52,725 このような空もようとなってしまい すまぬ。 276 00:30:52,725 --> 00:30:57,597 (源 俊賢)いやいや 左大臣様のせいではございませぬ。➡ 277 00:30:57,597 --> 00:31:04,070 昔は 雨にぬれることなぞ 平気であったが すっかり弱ったな。 278 00:31:04,070 --> 00:31:07,941 ああ 年を取った。 279 00:31:07,941 --> 00:31:15,682 (斉信)しかし 道長は 昔も今も いい体をしておる。 280 00:31:15,682 --> 00:31:18,084 えっ 俺? (斉信)うん。 281 00:31:18,084 --> 00:31:21,888 (俊賢)上に立つ者は きりりとしておらねばならぬゆえ。 282 00:31:21,888 --> 00:31:25,091 は? (斉信)そうだ。 きりり…。 283 00:31:25,091 --> 00:31:30,263 ハハハ… そのようなこと 考えたこともなかったわ。 284 00:31:30,263 --> 00:31:33,463 (笑い声) 285 00:31:36,369 --> 00:31:41,708 (俊賢)そなたは 今はやりの物語を書いている女房か? 286 00:31:41,708 --> 00:31:45,044 はっ。 287 00:31:45,044 --> 00:31:49,716 なぜ 光る君を源氏にしたのだ? 288 00:31:49,716 --> 00:31:56,589 親王様では 好き勝手なことをさせられませぬゆえ。 289 00:31:56,589 --> 00:32:03,062 臣下の籍に下ろされた亡き父 高明を思い出した。 290 00:32:03,062 --> 00:32:06,399 父は すばらしき人であった。 291 00:32:06,399 --> 00:32:09,235 どなたのお顔を思い浮かべられても➡ 292 00:32:09,235 --> 00:32:12,739 それは お読みになる方次第でございます。 293 00:32:12,739 --> 00:32:18,439 光る君は 俺のことかと思っていたぞ。 フフ…。 294 00:32:20,079 --> 00:32:22,982 あれ? 295 00:32:22,982 --> 00:32:25,418 (笑い声) (斉信)どうした? 296 00:32:25,418 --> 00:32:28,454 (行成) 少なくとも 道長様ではありませんね。 297 00:32:28,454 --> 00:32:32,225 ん? (行成)道長様は 笛もお吹きになれないし…。 298 00:32:32,225 --> 00:32:36,029 いや… 俺だって 少しは吹けるぞ。 (笑い声) 299 00:32:36,029 --> 00:32:38,531 では 笛を持ってこよう。 (笑い声) 300 00:32:38,531 --> 00:32:40,466 少し。 301 00:32:40,466 --> 00:32:43,266 (笑い声) 302 00:32:48,207 --> 00:32:58,384 〽 303 00:32:58,384 --> 00:33:03,256 「時人 処を得て 青苔に坐し➡ 304 00:33:03,256 --> 00:33:09,028 酒を清流に汎かべて 取次に廻る➡ 305 00:33:09,028 --> 00:33:14,934 水は瀉ぐ 右軍 三日の会➡ 306 00:33:14,934 --> 00:33:21,407 花は薫る 東閣 万年の杯➡ 307 00:33:21,407 --> 00:33:26,279 波月を巡行するは 明府に応じ➡ 308 00:33:26,279 --> 00:33:33,519 沙風に斟酌するは 是れ後来なればなり」。 309 00:33:33,519 --> 00:33:40,693 さっき 父上が 心からお笑いになるのを見て➡ 310 00:33:40,693 --> 00:33:44,364 びっくりした。 311 00:33:44,364 --> 00:33:50,064 殿御は 皆 かわいいものでございます。 312 00:33:53,706 --> 00:33:56,406 帝も? 313 00:33:58,578 --> 00:34:02,578 帝も殿御におわします。 314 00:34:07,253 --> 00:34:11,257 先ほど ご覧になった公卿たちと➡ 315 00:34:11,257 --> 00:34:15,957 そんなに お変わりないように 存じますが。 316 00:34:19,399 --> 00:34:23,069 帝のお顔を しっかりご覧になって➡ 317 00:34:23,069 --> 00:34:27,740 お話し申し上げなされたら よろしいと存じます。 318 00:34:27,740 --> 00:35:44,684 ♬~ 319 00:35:44,684 --> 00:35:47,520 いかがした? 320 00:35:47,520 --> 00:35:52,358 [ 心の声 ] 小鳥を追っていった先で 出会ったあの人…。➡ 321 00:35:52,358 --> 00:35:57,697 あの幼い日から 恋しいあの人のそばで➡ 322 00:35:57,697 --> 00:36:02,201 ずっとずっと一緒に生きていられたら…➡ 323 00:36:02,201 --> 00:36:06,706 一体 どんな人生だっただろう。 324 00:36:06,706 --> 00:36:09,375 (スズメの鳴き声) 325 00:36:09,375 --> 00:36:23,675 ♬~ 326 00:36:41,007 --> 00:36:57,557 ♬~ 327 00:36:57,557 --> 00:37:02,295 [ 心の声 ] 「『雀の子を犬君が逃がしてしまったの。➡ 328 00:37:02,295 --> 00:37:10,369 籠をふせて 閉じ込めておいたのに』と 大層 悔しそうにしています」。 329 00:37:10,369 --> 00:37:15,869 ♬~ 330 00:37:19,712 --> 00:37:25,585 興福寺の僧どもを追い払ってから 何か おかしくないか? 331 00:37:25,585 --> 00:37:29,055 斉信の家が焼けて➡ 332 00:37:29,055 --> 00:37:32,325 俺の家まで焼けたんだよ。 333 00:37:32,325 --> 00:37:36,662 お察しいたします。 大変でございましたね。 334 00:37:36,662 --> 00:37:42,468 道長が いろ~んな見舞いをくれたよ…。 335 00:37:42,468 --> 00:37:45,268 よい弟だ。 336 00:37:58,684 --> 00:38:00,620 (せきこみ) 敦康様…。 337 00:38:00,620 --> 00:38:06,920 道綱の屋敷が焼けた直後 敦康親王は 病に伏せった。 338 00:38:24,910 --> 00:38:29,610 親王様。 伯父上がお見舞いに参られました。 339 00:38:38,991 --> 00:38:44,664 思ったよりお元気そうで 安堵いたしました。 340 00:38:44,664 --> 00:38:51,003 これは 源 為憲の著した 「口遊」にございます。➡ 341 00:38:51,003 --> 00:38:54,340 もう少しご回復が進みましたら 是非 お読みください…。 342 00:38:54,340 --> 00:38:56,340 要らぬ。 343 00:39:06,686 --> 00:39:10,686 (宮の宣旨) 左大臣様のお越しにございます。 344 00:39:16,362 --> 00:39:28,941 ♬~ 345 00:39:28,941 --> 00:39:31,844 いかがされました? 346 00:39:31,844 --> 00:39:34,647 (せきこみ) あっ…。 347 00:39:34,647 --> 00:39:42,647 (せきこみ) 348 00:39:46,258 --> 00:39:49,662 さあ お口を。 349 00:39:49,662 --> 00:40:01,273 ♬~ 350 00:40:01,273 --> 00:40:03,676 (藤原頼通)父上。 351 00:40:03,676 --> 00:40:11,350 このところ 不吉なことが続き 中宮様のご懐妊もないゆえ➡ 352 00:40:11,350 --> 00:40:14,253 吉野の金峯山に参ろうと思う。 353 00:40:14,253 --> 00:40:20,953 恐らくは 我が生涯 最初で最後の 御嶽詣である。 354 00:40:22,695 --> 00:40:27,695 それ 私もご一緒いたしとう存じます。 355 00:40:30,369 --> 00:40:34,840 8月の出立まで 100日にわたって精進潔斎し➡ 356 00:40:34,840 --> 00:40:40,045 酒 肉 欲 色を断たねばならぬ。 357 00:40:40,045 --> 00:40:44,745 頼通 お前にできるか? 358 00:40:46,385 --> 00:40:49,054 ん~…。 359 00:40:49,054 --> 00:40:55,728 道中も険しいゆえ おぼつかなければ やめておけ。 360 00:40:55,728 --> 00:41:00,399 いえ お供いたしたく存じます。 361 00:41:00,399 --> 00:41:06,071 中宮様の御ためにも 参ります。 362 00:41:06,071 --> 00:41:08,771 そうか。 363 00:41:11,744 --> 00:41:18,044 ならば 共に参ろう。 364 00:41:20,419 --> 00:41:24,119 ありがたき幸せに存じます。 365 00:41:32,832 --> 00:41:36,368 明日 都をたちます。 366 00:41:36,368 --> 00:41:38,304 お気を付けて。 367 00:41:38,304 --> 00:41:43,604 中宮様も お健やかにお過ごしくださいませ。 368 00:41:50,916 --> 00:42:01,594 ♬~ 369 00:42:01,594 --> 00:42:04,430 一行は間もなく出立。 370 00:42:04,430 --> 00:42:06,432 いかがいたしましょう。 371 00:42:06,432 --> 00:42:09,268 またとない機会となりましょう。 372 00:42:09,268 --> 00:42:25,718 ♬~ 373 00:42:25,718 --> 00:42:30,256 道長は 嫡男 頼通➡ 374 00:42:30,256 --> 00:42:37,029 中宮権大夫の源 俊賢を伴って 京をたった。 375 00:42:37,029 --> 00:43:01,720 ♬~ 376 00:43:01,720 --> 00:43:04,723 もう触れられないなんて…。 377 00:43:04,723 --> 00:43:07,223 中将の君! 惟規様! 378 00:43:09,061 --> 00:43:14,233 いざとなれば 父上は 私が背負って山を登ります。 379 00:43:14,233 --> 00:43:17,269 ハハハハハハ…。 どうぞご無事で! 380 00:43:17,269 --> 00:43:21,574 いつの間にか 大人になっておったのだな。 お慕いしております! 381 00:43:21,574 --> 00:43:26,774 物語になってしまえば 我が身に起きたことなぞ 霧のかなた…。 382 00:43:35,588 --> 00:43:37,856 杯を浮かべ➡ 383 00:43:37,856 --> 00:43:42,061 水の流れに合わせて 歌を詠む行事です。 384 00:43:42,061 --> 00:43:49,401 大陸から伝わった このうたげは 奈良時代から宮中で行われていました。 385 00:43:49,401 --> 00:43:52,738 奈良市内の平城京跡には➡ 386 00:43:52,738 --> 00:43:59,411 曲水の宴が行われたと考えられる 庭園の遺跡が残されています。 387 00:43:59,411 --> 00:44:03,749 やがて 貴族の邸宅でも 行われるようになり➡ 388 00:44:03,749 --> 00:44:06,418 藤原道長の日記には➡ 389 00:44:06,418 --> 00:44:11,757 土御門殿で開かれたことが 記されています。 390 00:44:11,757 --> 00:44:18,097 平安末期に 奥州藤原氏によって建てられた… 391 00:44:18,097 --> 00:44:23,769 浄土庭園は 道長の孫 橘 俊綱が記した➡ 392 00:44:23,769 --> 00:44:27,106 「作庭記」をもとに造られたとされ➡ 393 00:44:27,106 --> 00:44:32,106 京文化の面影を 色濃く残しています。 394 00:44:33,712 --> 00:44:39,051 庭園の一角には 曲水の宴が行われる遣水があり➡ 395 00:44:39,051 --> 00:44:46,051 現在も 新緑の頃に 風流な様が再現されています。 396 00:44:47,726 --> 00:44:52,865 曲水の宴は 当時のみやびを しのぶ行事として➡ 397 00:44:52,865 --> 00:44:57,665 今もなお 人々を魅了しています。 398 00:45:36,041 --> 00:45:39,845 (おいち)直助さんが殺されます。 399 00:45:39,845 --> 00:45:43,215 (仙五朗)見たんですね? 400 00:45:43,215 --> 00:45:48,087 <おいちには 何かを背負った人の心や➡ 401 00:45:48,087 --> 00:45:50,556 亡くなった人の影が見える➡ 402 00:45:50,556 --> 00:45:52,858 不思議な力があった> 403 00:45:52,858 --> 00:45:54,927 (お梅)あの人を止めて。 404 00:45:54,927 --> 00:45:58,664 人を殺めては駄目。 お梅さん? 405 00:45:58,664 --> 00:46:02,864 直助さんを守ってあげて!