1 00:00:02,202 --> 00:00:06,940 京都市内の中心部に広がる京都御苑。 2 00:00:06,940 --> 00:00:12,613 かつて この界わいには 貴族の屋敷が立ち並んでいました。 3 00:00:12,613 --> 00:00:16,483 明治時代に公園として開放され➡ 4 00:00:16,483 --> 00:00:21,622 今も 市民の憩いの場として 親しまれています。 5 00:00:21,622 --> 00:00:27,427 園内の一角には 藤原道長と源 倫子の屋敷➡ 6 00:00:27,427 --> 00:00:30,964 土御門殿の跡地があります。 7 00:00:30,964 --> 00:00:38,839 紫式部は 出産のために里帰りをした 彰子に従い この地を訪れました。 8 00:00:38,839 --> 00:00:41,608 紫式部の日記には➡ 9 00:00:41,608 --> 00:00:47,514 安産祈願の儀式の様子や 道長が孫を慈しむ姿など➡ 10 00:00:47,514 --> 00:00:53,654 土御門殿での出来事が 細かく記されています。 11 00:00:53,654 --> 00:00:58,992 敦成親王の五十日の儀も この地で行われました。 12 00:00:58,992 --> 00:01:04,598 藤原公任が 「この辺りに 若紫はおいでですか?」と➡ 13 00:01:04,598 --> 00:01:07,634 紫式部に尋ねたというエピソードは➡ 14 00:01:07,634 --> 00:01:15,142 「源氏物語」について記された 最も古い記録であると考えられています。 15 00:01:16,944 --> 00:01:26,253 今は 穏やかな時が流れる この地を中心に 藤原氏は 栄華を極めたのです。