1 00:00:01,602 --> 00:00:09,943 「人の親の 心は闇にあらねども」…。 2 00:00:09,943 --> 00:00:13,614 大河ドラマ「光る君へ」。 3 00:00:13,614 --> 00:00:19,786 1,000年以上にわたって読み継がれてきた 「源氏物語」を書き上げた女性➡ 4 00:00:19,786 --> 00:00:23,991 紫式部の人生を描く物語です。 5 00:00:25,959 --> 00:00:30,797 越前は 父上のお力を生かす最高の国。 6 00:00:30,797 --> 00:00:34,301 胸を張って 赴かれませ。 7 00:00:37,971 --> 00:00:41,842 いよいよ舞台は 越前へ。 8 00:00:41,842 --> 00:00:46,146 父 為時と共に 未知の地に向かった式部は➡ 9 00:00:46,146 --> 00:00:50,651 新たな出会いを重ね 成長していくことになります。 10 00:00:53,020 --> 00:00:56,323 この越前編の撮影のさなか➡ 11 00:00:56,323 --> 00:01:01,762 式部親子を演じる吉高由里子さんと 岸谷五朗さんが➡ 12 00:01:01,762 --> 00:01:05,265 福井県越前市を訪れました。 13 00:01:08,936 --> 00:01:13,774 そこでは 式部と為時が暮らした面影に触れる➡ 14 00:01:13,774 --> 00:01:17,277 いくつもの出会いがありました。 15 00:01:17,277 --> 00:01:21,615 わあ~! 大きい! 一番 声がでかいぞ。 16 00:01:21,615 --> 00:01:23,951 「北陸スペシャル」。 17 00:01:23,951 --> 00:01:30,958 千年の時を超え 平安時代の息吹に触れる越前の旅です。 18 00:01:44,137 --> 00:01:47,174 ジャ~ン! アハハハハハ! 19 00:01:47,174 --> 00:01:51,878 着きましたよ。 着きましたね ようやく。 20 00:01:51,878 --> 00:01:58,452 京都は 吉高自体は ねえ 役作りも含めて たくさん行ってるけど➡ 21 00:01:58,452 --> 00:02:01,254 越前は 初ですね。 初めて。 22 00:02:02,923 --> 00:02:07,394 紫式部と 父 為時は 琵琶湖を渡り➡ 23 00:02:07,394 --> 00:02:14,201 5日間かけて 交通の要衝として 栄えた大国 越前にたどりつきました。 24 00:02:15,936 --> 00:02:23,276 吉高さんと岸谷さんが 最初に訪ねたのは 紫式部公園。 25 00:02:23,276 --> 00:02:30,050 平安時代の貴族の邸宅 寝殿造庭園が再現されています。 26 00:02:30,050 --> 00:02:32,285 もう見えるよ あそこに。 27 00:02:32,285 --> 00:02:35,789 あれ 紫式部?存在感が。 すごいね~。 28 00:02:35,789 --> 00:02:41,962 ゴールドの。 すご~い… すごっ…。 29 00:02:41,962 --> 00:02:47,134 こんにちは。こんにちは。 こんにちは。 どうも。 30 00:02:47,134 --> 00:02:50,437 ようこそ 越前市へ お越しくださいまして ありがとうございます。 31 00:02:50,437 --> 00:02:53,306 お世話になります。 お世話になります。 32 00:02:53,306 --> 00:02:58,645 私 三田村と申します。三田村さん。 はい よろしくお願いします。 33 00:02:58,645 --> 00:03:02,349 こちらに… 34 00:03:06,453 --> 00:03:08,922 今日はね ちょっと見えないんです。 あっ 見えないんですか? 35 00:03:08,922 --> 00:03:12,793 心を捉えた…。式部の心を捉えた。 山とかですか? 36 00:03:12,793 --> 00:03:16,797 実はね そう ここにね 日野山があるんですよ。 37 00:03:21,635 --> 00:03:23,770 実際見ると こんな感じ…。 38 00:03:23,770 --> 00:03:26,573 え~ そんな きれいなんですか? あ~ 見たかった~。 39 00:03:30,277 --> 00:03:34,281 あっ それで この式部像は 向こうを向いてるんですか? 40 00:03:34,281 --> 00:03:36,950 そうなんです。 よくお分かりになりましたね。 41 00:03:36,950 --> 00:03:42,622 日野山の方を向いてるんです 顔がね。 なるほど。 42 00:03:42,622 --> 00:03:46,626 ちょっと 吉高 ここで… 43 00:03:50,964 --> 00:03:54,835 あ~ 写真 撮りたいな。 アハハハハ! 44 00:03:54,835 --> 00:03:57,304 見えたんでしょうね。 45 00:03:57,304 --> 00:04:00,574 越前に来た最初の冬➡ 46 00:04:00,574 --> 00:04:06,580 雪をかぶった日野山を目にした式部は ある歌を残しました。 47 00:04:18,925 --> 00:04:21,828 「日野山には 雪が降っている。➡ 48 00:04:21,828 --> 00:04:24,097 京都の 小塩山にも➡ 49 00:04:24,097 --> 00:04:26,933 雪が降っているのだろうか」。 50 00:04:26,933 --> 00:04:30,804 ふるさとを懐かしむ歌でした。 51 00:04:30,804 --> 00:04:36,610 その1年後 京都に戻ることになった式部。 52 00:04:36,610 --> 00:04:42,616 帰る道すがら詠んだ歌には 越前への思いが あふれていました。 53 00:04:54,795 --> 00:04:59,299 京へね 帰る時に 伊吹山が見えたんですよね。 54 00:04:59,299 --> 00:05:04,304 そして そこの伊吹山を見ながら 自分は… 55 00:05:14,748 --> 00:05:22,923 相当 越前の 自分は人間だっていうような ものもあったんですかね? 1年で。 56 00:05:22,923 --> 00:05:28,261 そうですよね。それだけ 越前が すばらしいとこだったという思いが➡ 57 00:05:28,261 --> 00:05:31,965 入ってるわけですもんね。 …と思います 本当に。 ええ。 58 00:05:33,600 --> 00:05:35,936 越前への赴任。 59 00:05:35,936 --> 00:05:43,276 それは 大国のトップに任命された 父 為時にとっても 大きな出来事でした。 60 00:05:43,276 --> 00:05:49,416 新たに 越前守となった 藤原朝臣為時である。 61 00:05:49,416 --> 00:05:51,351 これは これは。 62 00:05:51,351 --> 00:05:57,157 2人が向かったのは そんな為時の重責に 思いをはせられる場所…。 63 00:05:57,157 --> 00:06:01,895 とっても大切な場所らしいですよ。 64 00:06:01,895 --> 00:06:06,900 うわ~ すごいね。 ちょっと いきなり…。 65 00:06:10,237 --> 00:06:15,542 こんにちは。 よろしくお願いします。 66 00:06:19,946 --> 00:06:21,948 是非 中に入ってご覧ください。 67 00:06:21,948 --> 00:06:24,751 去年? 発掘されたのよ。 68 00:06:24,751 --> 00:06:29,589 去年って タイミングすごくない? すごいよね。 すごい すごい。 69 00:06:29,589 --> 00:06:34,461 「光る君へ」があることを 知ってるかのごとく。ねえ。 70 00:06:34,461 --> 00:06:37,264 これ 今 どういう状況なんですか? 71 00:06:37,264 --> 00:06:43,069 これはですね 去年の9月から11月に 発掘調査が行われまして➡ 72 00:06:43,069 --> 00:06:45,605 もう 発掘調査は 今年度は終了しましたので➡ 73 00:06:45,605 --> 00:06:48,508 もう埋め戻しされてる状態です。 74 00:06:48,508 --> 00:06:53,480 為時が働いていた地方行政都市の国府。 75 00:06:53,480 --> 00:06:58,184 その場所が どこにあったのかは 分かっていませんでした。 76 00:06:58,184 --> 00:07:03,990 そこで 当時 役所があった可能性が 高いとされた この境内で➡ 77 00:07:03,990 --> 00:07:09,229 去年秋 発掘調査が行われました。 78 00:07:09,229 --> 00:07:11,164 何が見つかりました? 79 00:07:11,164 --> 00:07:13,466 今回はですね… 80 00:07:17,904 --> 00:07:20,940 そういったもののほかに… 81 00:07:20,940 --> 00:07:25,145 中でも 平安時代の溝っていうのは… 82 00:07:28,548 --> 00:07:35,255 今回 国府の所在地解明に向けて 大きな一歩になりました。 83 00:07:35,255 --> 00:07:42,762 発掘調査時に撮った写真になりまして 今 私たちがいるのは ここでして➡ 84 00:07:42,762 --> 00:07:45,665 この白い線で囲われた この溝が➡ 85 00:07:45,665 --> 00:07:49,936 国府の周りを区画していた溝になります。 86 00:07:49,936 --> 00:07:57,944 こちらが 役所の塀の外側に設けられた 溝ではないかと推測されているのです。 87 00:08:00,213 --> 00:08:02,549 こういうことだ。 あっ そうですね。 88 00:08:02,549 --> 00:08:07,887 今 岸谷さんの目の前… この下に 溝が埋まっています。 89 00:08:07,887 --> 00:08:15,762 ここの場所は 実際に 本当に 式部と為時さんが➡ 90 00:08:15,762 --> 00:08:20,467 実際 ここにいた可能性が 大だ…。 ってことですよね。でしょ? 91 00:08:25,905 --> 00:08:32,679 更に ここから 位の高い人々の暮らしを うかがわせる貴重な品々も➡ 92 00:08:32,679 --> 00:08:36,549 相次いで発掘されました。 93 00:08:36,549 --> 00:08:39,452 こちらがですね…。お~。 お~ きれい。 94 00:08:39,452 --> 00:08:41,755 今回の… 95 00:08:43,923 --> 00:08:45,859 こんな きれいなんですか? はい。 96 00:08:45,859 --> 00:08:49,262 並べてるものは 特に 貴重なものであったりとか➡ 97 00:08:49,262 --> 00:08:53,933 あと 形の残りがいいもの… 一部を出しています。 98 00:08:53,933 --> 00:08:55,869 こんなまま埋まってたってことですか? 99 00:08:55,869 --> 00:08:57,804 そうですね。すごい。 これに関しては➡ 100 00:08:57,804 --> 00:09:01,207 もう ほとんど形を全て残した状態で 出ています。 101 00:09:01,207 --> 00:09:04,210 なぜ割れなかったの? 君は。 本当。 102 00:09:04,210 --> 00:09:09,349 で こちらの白いものと灰色のものが 須恵器と呼ばれてまして➡ 103 00:09:09,349 --> 00:09:15,889 平安時代の庶民の方からお役人の方まで 広く使われていた食器です。 104 00:09:15,889 --> 00:09:20,560 で こちらの この緑の器がですね 特に貴重なものになっていまして➡ 105 00:09:20,560 --> 00:09:22,595 緑釉陶器と呼ばれていまして➡ 106 00:09:22,595 --> 00:09:26,232 平安時代に作られた高級食器になります。 107 00:09:26,232 --> 00:09:31,237 特に この薄緑色の緑釉陶器がですね… 108 00:09:34,107 --> 00:09:37,744 ここに その三足の足…。 足 ありますね。 109 00:09:37,744 --> 00:09:39,679 この突起があると思うんですが➡ 110 00:09:39,679 --> 00:09:42,382 ちょっと触って…。 えっ 触っていいんですか? 111 00:09:42,382 --> 00:09:46,086 どうぞ 確かめてみてください。 (2人)え~…。 112 00:09:46,086 --> 00:09:49,389 緑釉陶器…。 はい どうぞ。 113 00:09:49,389 --> 00:09:55,595 うわ~ すごい 足。 こんな ツルツルするんですね。 114 00:09:55,595 --> 00:09:58,398 こういうのは 何となく 使ってそうなイメージあるけど…。 115 00:09:58,398 --> 00:10:04,204 やっぱり この緑釉陶器の方が 高級だからってことですよね この光沢は。 116 00:10:04,204 --> 00:10:10,510 やっぱり 庶民の方々は 使えなくて 当時の貴族とかお役人であったりとか… 117 00:10:12,278 --> 00:10:17,617 これ 1,000年前に 為時が使ってたのを 今 俺は 手のひらに載せている。本当に。 118 00:10:17,617 --> 00:10:19,552 すごい。 119 00:10:19,552 --> 00:10:21,955 今後も 継続的に 発掘調査実施して➡ 120 00:10:21,955 --> 00:10:26,826 まあ 後々 越前国府の解明に向けて 頑張れたらなと思っております。 121 00:10:26,826 --> 00:10:31,130 ねえ 聞きたい。 こちらも知りたい。 そうだよね。 122 00:10:31,130 --> 00:10:34,434 また 是非 ニュースか何かで 見ていただければと思います。ねえ。 123 00:10:34,434 --> 00:10:38,638 「あっ! 掘れたんだ!」って 言ってるかもしれない。 124 00:11:01,528 --> 00:11:09,536 お昼どき 2人が向かったのは 150年続く老舗料亭。 125 00:11:12,172 --> 00:11:19,612 わあ~。 すごい 温泉に来たみたい…。 本当だ。 すごい。 126 00:11:19,612 --> 00:11:21,548 2段だよ。 127 00:11:21,548 --> 00:11:24,951 2人を待っていたのは…➡ 128 00:11:24,951 --> 00:11:31,958 越前の海の幸や山の幸などを ふんだんに使った 紫きぶ御膳。 129 00:11:49,976 --> 00:11:56,649 式部親子が 越前で味わったであろう 平安貴族の御膳料理。 130 00:11:56,649 --> 00:12:01,354 専門家の監修を受けながら 再現しました。 131 00:12:04,257 --> 00:12:08,127 これ 何ですか? これは 蘇なんです。蘇。 132 00:12:08,127 --> 00:12:13,933 牛乳を煮詰めて作るものなんですけど 非常に手間のかかるものなんです。 133 00:12:13,933 --> 00:12:16,402 あの チーズみたいな。 ああ そうです。 134 00:12:16,402 --> 00:12:18,338 昔のチーズです。 135 00:12:18,338 --> 00:12:20,607 ただね チーズと違って 発酵させていませんので➡ 136 00:12:20,607 --> 00:12:22,942 ちょっと日もちは あまりしないんです。 137 00:12:22,942 --> 00:12:27,947 大体 10日から1週間ぐらいですかね。 作りましてから。そうなんですね。 138 00:12:30,283 --> 00:12:35,121 うわっ おいしい。 白ワインだな これは。アハハハハ。 139 00:12:35,121 --> 00:12:38,958 うん! おいしいですね これ。うんうん。 140 00:12:38,958 --> 00:12:46,666 式部親子が 特に驚いたであろう味が 越前の海の幸。 141 00:12:51,304 --> 00:12:54,007 う~ん! 142 00:12:57,977 --> 00:13:00,580 やっぱ お魚 おいしいですね。 143 00:13:00,580 --> 00:13:03,283 そうですね こちらではね… 144 00:13:12,759 --> 00:13:17,096 大体 この越前国府辺りが 生の魚を食べられる➡ 145 00:13:17,096 --> 00:13:20,600 一番の限界地点だろうと思います。 そうですよね。 146 00:13:24,270 --> 00:13:28,941 あの… 越前の名物を用意しましたので 今からお出ししますので。 147 00:13:28,941 --> 00:13:32,278 はい。 来た 主役が来た。 148 00:13:32,278 --> 00:13:35,181 や~! 恐ろしいの来たぞ。 149 00:13:35,181 --> 00:13:37,417 うわ~! 150 00:13:37,417 --> 00:13:40,286 わあ~! 大きい! 一番 声がでかいぞ。 151 00:13:40,286 --> 00:13:42,955 うわ~ 湯気 出てる。 152 00:13:42,955 --> 00:13:47,827 こんなに大きいの? これは大きいわ。 153 00:13:47,827 --> 00:13:52,298 これはね こちらの方では ずぼがにっていいますんですよ。 154 00:13:52,298 --> 00:13:56,002 それで あの 越前ガニなんですけれども… 155 00:13:57,970 --> 00:14:00,940 やわらかいんですか? ええ やわらかいです。 156 00:14:00,940 --> 00:14:02,942 今が ちょうど…。 157 00:14:02,942 --> 00:14:07,747 2月が 一番のシーズンで 一番おいしい時期なんです。 158 00:14:13,453 --> 00:14:16,456 ズワイガニと またちょっと味が違いますんで➡ 159 00:14:16,456 --> 00:14:18,758 一度 お召し上がりになってください。 160 00:14:25,131 --> 00:14:27,967 ずぼがに 失敗? 失敗しちゃった。 161 00:14:27,967 --> 00:14:31,771 箸で…。 箸でやんないといけない。 162 00:14:31,771 --> 00:14:35,274 一回 途中で折れますから。 簡単に折れますから。 163 00:14:35,274 --> 00:14:37,210 あっ 本当に やわらかい。 やわらかいんです。 164 00:14:37,210 --> 00:14:43,149 やわらかいんだ 脱皮したばっかりだから。 ちょっと かけていただくと…。 165 00:14:43,149 --> 00:14:48,454 こういうこと ちょっとだけ…。 こういうことですよね。 166 00:14:50,823 --> 00:14:53,659 おいしい。 アハハハ! 167 00:14:53,659 --> 00:14:56,162 カメラ目線になっちゃう。 168 00:14:57,964 --> 00:15:03,770 ん~ 甘いですね。 やわらかい。 169 00:15:03,770 --> 00:15:07,240 おいしい! 来た。 170 00:15:07,240 --> 00:15:10,543 ありがとうございます。 ありがとうございます。 171 00:15:12,578 --> 00:15:16,249 うん! 私よりも上手に食べる。 172 00:15:16,249 --> 00:15:21,120 今のがベストよ。 はい! おいしい。 173 00:15:21,120 --> 00:15:25,591 越前で おいしいものが食べれるって あんまり つながってなかったね。 174 00:15:25,591 --> 00:15:27,593 つながってなかったですね。 175 00:15:30,463 --> 00:15:33,099 おいしいものね。 食べたぞっていう…。 176 00:15:33,099 --> 00:15:35,034 ゴールドに輝く式部は…。 177 00:15:35,034 --> 00:15:38,905 京都よりも 大きくなって帰ってたのかも…。 178 00:15:38,905 --> 00:15:45,611 ドラマの重要なシーンで 度々 登場するものがあります。 179 00:15:48,581 --> 00:15:54,287 式部と切っても切れない関係にある 和紙です。 180 00:15:59,959 --> 00:16:08,668 越前の山あい 1,000年以上も前から 和紙を作り続けてきた集落を訪ねました。 181 00:16:16,375 --> 00:16:18,311 紙。 あ~。 182 00:16:18,311 --> 00:16:23,082 で ここの流れてるお水も 紙すきに使われる水です。 183 00:16:23,082 --> 00:16:27,253 え~…。 流れ速いですね。 はい ここは 速いですね。 184 00:16:27,253 --> 00:16:32,925 全部で50軒ぐらいの工場ございまして…。 え~。 185 00:16:32,925 --> 00:16:39,098 集落の神社には 村人に 紙すきの技を教えたと伝わる神が➡ 186 00:16:39,098 --> 00:16:41,934 祭られています。 187 00:16:41,934 --> 00:16:44,937 歴史的には… 188 00:16:48,808 --> 00:16:52,511 700年やで 1,300… 一応… 189 00:16:56,782 --> 00:17:00,553 それから もう ず~っと村人 紙すきながら お守りしている。 190 00:17:00,553 --> 00:17:03,856 へえ~ すっごいですね。 191 00:17:08,227 --> 00:17:12,231 この辺の和紙の業者 みんな集まって… 192 00:17:15,101 --> 00:17:17,737 そういう式を行います。 193 00:17:17,737 --> 00:17:19,672 それも 毎年 行ってて➡ 194 00:17:19,672 --> 00:17:25,177 まあ 若手とかベテランが 紙すく後ろで… 195 00:17:29,248 --> 00:17:33,252 「紙漉きの唄」? では 「紙漉き唄」を ちょっとご披露…。 196 00:17:33,252 --> 00:17:37,590 歌ってくれるんですか? それは 小さい頃からあるんですか? 197 00:17:37,590 --> 00:17:42,094 僕が ちっちゃい時から。 いつかは習おうと思って➡ 198 00:17:42,094 --> 00:17:48,267 年寄りに教わって歌うようになって…。 (2人)へえ~。 199 00:17:48,267 --> 00:18:41,387 ♬~ 200 00:18:41,387 --> 00:18:45,257 (拍手) 201 00:18:45,257 --> 00:18:49,595 いい町並みですね。 あっ ここです。 202 00:18:49,595 --> 00:18:51,931 (2人)こんにちは。 203 00:18:51,931 --> 00:18:54,266 こないだは どうもお世話になりました。 お元気ですか? 204 00:18:54,266 --> 00:18:58,771 ありがとうございます。 すごいなあ…。 205 00:18:58,771 --> 00:19:04,877 あ~ こんにちは。 こんにちは お邪魔します。 206 00:19:04,877 --> 00:19:08,547 こんな大きいの? あんなに大きいんですね。すごい。 207 00:19:08,547 --> 00:19:14,887 「光る君へ」に登場する 和紙の一部を提供している五十嵐家。 208 00:19:14,887 --> 00:19:19,558 平安時代から続く 流しずきと呼ばれる製法で➡ 209 00:19:19,558 --> 00:19:22,228 代々 和紙を作り続けてきました。 210 00:19:22,228 --> 00:19:26,232 こんにちは。 こんにちは ご苦労さまです。 211 00:19:30,102 --> 00:19:36,409 式部とも深い関わりがあるという 特別な和紙を見せてくれました。 212 00:19:39,245 --> 00:19:41,180 うわ~ 何か…。 がん皮は やっぱり 全然違うでしょ。 213 00:19:41,180 --> 00:19:45,584 光り方が違う。 ツルツル。 214 00:19:45,584 --> 00:19:48,254 ものすごく光沢があって丈夫です。 215 00:19:48,254 --> 00:19:51,157 キラキラしてるよ。 光が 全然 違うでしょ。 艶感がね。 216 00:19:51,157 --> 00:19:54,927 シルクって感じ…。 217 00:19:54,927 --> 00:19:59,799 がん皮と呼ばれる木の皮から作られる がん皮紙。 218 00:19:59,799 --> 00:20:04,270 越前を代表する和紙です。 219 00:20:04,270 --> 00:20:07,173 こうぞで作られる和紙と比べ➡ 220 00:20:07,173 --> 00:20:12,144 がん皮紙は 細かく平らな繊維が 幾重にも重なり合い➡ 221 00:20:12,144 --> 00:20:15,881 滑らかな表面になります。 222 00:20:15,881 --> 00:20:21,120 そのため 細く流れるように書く 仮名文字に適し➡ 223 00:20:21,120 --> 00:20:24,623 「源氏物語」をはじめとする 平安文学を➡ 224 00:20:24,623 --> 00:20:27,293 陰で支えたといわれています。 225 00:20:27,293 --> 00:20:32,798 もし よろしければ がん皮の紙と比べて書いていただくと➡ 226 00:20:32,798 --> 00:20:36,135 違いが分かってくると思います。 ああ…。 227 00:20:36,135 --> 00:20:38,971 やってみます。 書き心地がね。書き心地が…。 228 00:20:38,971 --> 00:20:41,273 お試しください。 229 00:20:47,313 --> 00:20:49,315 あ~…。 230 00:20:49,315 --> 00:20:52,818 どう? スラスラ…? スラスラ。 231 00:20:52,818 --> 00:20:56,322 こっちもこっちで スラスラですけど…。 232 00:20:56,322 --> 00:21:00,626 こっちと比べてみよう。 がん皮と比べて…。 233 00:21:02,128 --> 00:21:05,030 ああ。 いかがですか? 234 00:21:05,030 --> 00:21:07,032 すごい。 235 00:21:10,970 --> 00:21:14,106 へえ~ 面白い。 こうぞも こうぞでいいんですけれども➡ 236 00:21:14,106 --> 00:21:17,009 比べるとね。 237 00:21:17,009 --> 00:21:21,847 ス~ッてなります。 線が。 238 00:21:21,847 --> 00:21:25,151 へえ~ 面白い。 239 00:21:26,819 --> 00:21:31,290 ああ。豪快に。 豪快だ。 240 00:21:31,290 --> 00:21:34,960 いかがですか? ああ 滑りますね。滑りますか? 241 00:21:34,960 --> 00:21:36,896 こっちの方が やっぱ 全然。 242 00:21:36,896 --> 00:21:40,833 筆が進めば 自然と書きたくもなるでしょうし➡ 243 00:21:40,833 --> 00:21:46,572 これで 仮名文化を支えてきたのかなと 私は 自負しておりますけども…。 244 00:21:46,572 --> 00:21:48,574 さすが。 245 00:21:59,185 --> 00:22:02,121 …と 私は思ってますけども。 246 00:22:02,121 --> 00:22:05,591 だから 「源氏物語」は 生まれなかったかもしれないんだ。 247 00:22:05,591 --> 00:22:08,627 いや~ 怖いですよ。 248 00:22:08,627 --> 00:22:13,332 越前に来てよかったね。 よかったです。 249 00:22:13,332 --> 00:22:18,103 こういうところを ちゃんと自分の目で見れるのは➡ 250 00:22:18,103 --> 00:22:22,274 なかなか出会えないことですから 本当に。 そうですね。 251 00:22:22,274 --> 00:22:26,278 あの 一応ね まあ ここに せっかくですから… 252 00:22:30,783 --> 00:22:34,954 2人で? 素人で? やっちゃうの? やっちゃってみる? 253 00:22:34,954 --> 00:22:39,291 おとうさんは そちらがいいんですって。 大きい方がいいでしょ。 254 00:22:39,291 --> 00:22:41,627 お願いします。 やった~! 255 00:22:41,627 --> 00:22:45,297 じゃあ 頑張って チャレンジしてみてください。 256 00:22:45,297 --> 00:22:48,634 キュッと…。 おお 冷たいね! 257 00:22:48,634 --> 00:22:50,569 そりゃ冷たいよ。 258 00:22:50,569 --> 00:22:53,973 アハハハハ! 冷たい?はい。 259 00:22:53,973 --> 00:22:56,876 いきますよ。 うわ~! 冷たい! 260 00:22:56,876 --> 00:23:00,779 うわ~! ダイナミックだなあ…。 261 00:23:00,779 --> 00:23:03,249 最初は スッと流すんですよ。 262 00:23:03,249 --> 00:23:08,120 繊維を溶いた水を 簀桁と呼ばれる道具の上にくみ上げ➡ 263 00:23:08,120 --> 00:23:12,591 繊維の層を作っていく 流しずき。 264 00:23:12,591 --> 00:23:19,465 簀桁の上に ムラなく 均一に 水を行き渡らせるのがポイントですが…。 265 00:23:19,465 --> 00:23:23,235 あ~ お上手。 ああ 上手 上手。 すごい。 266 00:23:23,235 --> 00:23:27,606 やるな 吉高由里子。 仲よくなれそう…。 267 00:23:27,606 --> 00:23:31,277 大概の人は ここが こんなになってね➡ 268 00:23:31,277 --> 00:23:34,280 砕けて さざ波みたいになるんですけれども➡ 269 00:23:34,280 --> 00:23:38,484 吉高さん ばっちりですわ。 すごくお上手。 270 00:23:40,953 --> 00:23:49,261 いや~ これ 腰 大変ですね。 腰に来ますか? 271 00:23:53,299 --> 00:23:58,637 これは まっすぐ 全部に いかないといけないってことなんですね。 272 00:23:58,637 --> 00:24:00,572 やってみましょう。 273 00:24:00,572 --> 00:24:05,244 いっぱい くみますよ。 いっぱい くんで…。 274 00:24:05,244 --> 00:24:07,179 あっちに バシャッといったら 駄目なんです。 なるほど。 275 00:24:07,179 --> 00:24:10,883 引くんですね。 難しいね。 難しいね。 276 00:24:16,855 --> 00:24:18,791 なるほど。 277 00:24:18,791 --> 00:24:21,794 めでるように。 出るね~。 278 00:24:21,794 --> 00:24:26,532 いきなり優しくなる。 (笑い声) 279 00:24:26,532 --> 00:24:31,470 出来た。 280 00:24:31,470 --> 00:24:36,608 ピタ~ッと。 ああ きれい。 281 00:24:36,608 --> 00:24:40,946 「せ~の」とか言わないもんね。 (笑い声) 282 00:24:40,946 --> 00:24:45,284 言わないでできちゃう。 もう 同時のシンクロが すごいよ。 283 00:24:45,284 --> 00:24:48,954 ほぼ親子です。 ほぼ親子 本当。 284 00:24:48,954 --> 00:24:51,857 違ったんか~いってなって びっくりしてる。 285 00:24:51,857 --> 00:24:54,293 (笑い声) 286 00:24:54,293 --> 00:24:59,798 「親も子も漉く 孫も漉く」って 「紙漉き唄」…。 ああ 聴きました。 287 00:24:59,798 --> 00:25:02,568 「孫も漉く」っていう… いい唄ですよね。 288 00:25:02,568 --> 00:25:07,239 私たち 親も子もすく あの子 孫みたいなもの…。 289 00:25:07,239 --> 00:25:10,142 うちの孫と同級生で。 290 00:25:10,142 --> 00:25:12,378 どうですか? 今 すかれて。 291 00:25:12,378 --> 00:25:16,248 何か どれが正解か分からないですけど➡ 292 00:25:16,248 --> 00:25:20,252 何か 上手 上手って言われたら その気になっちゃって。 293 00:25:20,252 --> 00:25:23,589 だけど 実際 お上手でした。 本当ですか? 294 00:25:23,589 --> 00:25:27,092 なかなか初めて すかれる方で➡ 295 00:25:27,092 --> 00:25:29,762 それだけ うまく すける方 めったに いらっしゃらない。 296 00:25:29,762 --> 00:25:33,599 また~! 雇おうとしてるでしょ? 297 00:25:33,599 --> 00:25:37,469 (笑い声) いやいやいや 本当です。 298 00:25:37,469 --> 00:25:47,613 実際に 1,000年前に この町で まひろと為時さんと➡ 299 00:25:47,613 --> 00:25:52,484 ねっ 四苦八苦しながら 必死に生きてたんだろうなっていう…。 300 00:25:52,484 --> 00:25:57,289 いまだに こんなに愛されてる式部も もちろんそうだし➡ 301 00:25:57,289 --> 00:26:00,726 ついでに お父さんの為時もね。 302 00:26:00,726 --> 00:26:05,364 何か 私じゃないけど てれくさい気持ちになったりとかして…。 303 00:26:05,364 --> 00:26:08,066 実際に見れたので いろんなものが。 304 00:26:08,066 --> 00:26:12,237 国府の跡とか 本当にあったであろう場所とか。 305 00:26:12,237 --> 00:26:16,108 何か 今度 おんなじセットに入ると 気持ちが 多分 違いますね。 306 00:26:16,108 --> 00:26:21,580 これだけの方たちが応援してくださって➡ 307 00:26:21,580 --> 00:26:28,754 この物語と この場所を 盛り上げようとしてくださっているので➡ 308 00:26:28,754 --> 00:26:35,260 紙1枚でも 筆 書く時でも 物語 書く時とかも➡ 309 00:26:35,260 --> 00:26:43,001 何か いろんな人たちと関わってきた 紫式部の思いが➡ 310 00:26:43,001 --> 00:26:46,872 想像力が大きく膨らむなと思いました。 311 00:26:46,872 --> 00:26:49,108 でも 一番 会えてうれしかったのは➡ 312 00:26:49,108 --> 00:26:53,912 カニでしょ? カニ! 好き!