1 00:00:02,202 --> 00:00:19,620 ♬~ 2 00:00:19,620 --> 00:00:28,328 ♬「君が跳んだ 水たまりへと」 3 00:00:28,328 --> 00:00:32,633 ♬「街の翳が」 4 00:00:32,633 --> 00:00:36,970 ♬「雪崩れてゆくよ」 5 00:00:36,970 --> 00:00:40,841 ♬「手のひらの上に」 6 00:00:40,841 --> 00:00:45,646 ♬「太陽を乗せて」 7 00:00:45,646 --> 00:00:56,290 ♬「心の暗がり照らし出しておくれ」 8 00:00:56,290 --> 00:01:00,928 ♬「Dreaming Girl Dreaming Girl」 9 00:01:00,928 --> 00:01:05,399 ♬「雨上がりの少女」 10 00:01:05,399 --> 00:01:09,269 ♬「Dreaming Girl 君と」 11 00:01:09,269 --> 00:01:13,607 ♬「めぐり逢えた」 12 00:01:13,607 --> 00:01:18,111 ♬「素敵な奇跡」 13 00:01:18,111 --> 00:01:24,318 ♬「Dreaming Girl」 14 00:01:25,852 --> 00:01:32,960 (リキ)<夏の夕日に導かれて ここ 福島 長沼家で➡ 15 00:01:32,960 --> 00:01:38,298 顔を合わせることになった 皆さんでした> 16 00:01:38,298 --> 00:01:44,438 (徹)申し訳ありません。 達也が… いや 息子が…➡ 17 00:01:44,438 --> 00:01:48,642 お宅まで 押しかけたばっかりに ご迷惑かけました。 18 00:01:48,642 --> 00:01:50,644 (経一)いいえ。 19 00:01:52,312 --> 00:01:54,314 謝りなさい。➡ 20 00:01:54,314 --> 00:01:58,986 お前は こちらに ちゃんとした ご家族があるのを知ってた。➡ 21 00:01:58,986 --> 00:02:03,590 なのに 突然 お宅まで行って 自分の気を済ませるために➡ 22 00:02:03,590 --> 00:02:06,493 ご主人に お金を 突き返すようなことをしたんだ。 23 00:02:06,493 --> 00:02:09,930 (のぞみ)お父さん…。 のぞみもだ。 どうして もっと➡ 24 00:02:09,930 --> 00:02:12,399 相手のことを 考えられなかったんだ! 25 00:02:12,399 --> 00:02:15,769 (経一)ちょっと ちょっと… もう そだごど どうでもいいんですよ。 26 00:02:15,769 --> 00:02:21,408 すいません。 いや あの… 初めて 子供を怒ったもので…➡ 27 00:02:21,408 --> 00:02:24,778 ちょっと 力みました。 初めて? 28 00:02:24,778 --> 00:02:30,283 (徹)私… 達也と一緒に… 住んだことがありません。 29 00:02:30,283 --> 00:02:34,154 何もできない父親だったから 何も言う権利はないなんて➡ 30 00:02:34,154 --> 00:02:38,992 そう言ってたら… このまま 一生 駄目になると思って…。 31 00:02:38,992 --> 00:02:43,430 (あづさ)すいませんでした。 私からも おわびします。 32 00:02:43,430 --> 00:02:49,236 いや… いや だけんど… いや もう 本当に そりゃ もう いいんですよ。 33 00:02:49,236 --> 00:02:56,309 そうよ…。 もう一度 話しに来てくださったんだから…。 34 00:02:56,309 --> 00:02:58,645 じゃあ あの 私は いない方が…。 35 00:02:58,645 --> 00:03:02,616 いやいや 別に 僕は ないしょ話をするつもりはないんですよ。 36 00:03:02,616 --> 00:03:06,920 私は もともと コソコソするのは 大嫌いなんです。 37 00:03:06,920 --> 00:03:11,391 子供たちも そうやって育ててきました。 すいません。 38 00:03:11,391 --> 00:03:15,595 だから… んだから➡ 39 00:03:15,595 --> 00:03:17,898 許せなかったんだ…。 40 00:03:22,269 --> 00:03:25,105 割り切れねえんだよ。 41 00:03:25,105 --> 00:03:30,277 俺にだけは 本当の話をしてほしかった。 42 00:03:30,277 --> 00:03:33,947 (桂子)ごめんなさい。 43 00:03:33,947 --> 00:03:41,621 腹割って 何もかも 話してくれる気は あんだな? 44 00:03:41,621 --> 00:03:44,524 何で ウソなんか ついてた? 45 00:03:44,524 --> 00:03:49,362 赤松さんっつう人の間に 何があったんだ?➡ 46 00:03:49,362 --> 00:03:56,436 もう こうなったからには 「まあ いいわ」では済ませらんねえよ。 47 00:03:56,436 --> 00:03:58,638 (戸をたたく音) 48 00:04:02,576 --> 00:04:04,578 (達也)赤松さん! 49 00:04:07,247 --> 00:04:09,549 (赤松)お邪魔します。 50 00:04:32,272 --> 00:04:36,576 どうぞ 上がってください。 (赤松)うん。 ありがとう。 51 00:04:38,945 --> 00:04:42,616 あの… 何か 飲みましょうか? (あづさ)あっ 暑いから ビールでも…。 52 00:04:42,616 --> 00:04:47,287 何なんだ これは 本当に! 東京から 大の男が 2人も やって来て…。 53 00:04:47,287 --> 00:04:51,958 ああ~ みんなで だまされた亭主を バカにしようってのか!? 54 00:04:51,958 --> 00:04:56,296 (赤松)あの そんなつもりじゃないんです。 あの 話を聞いて…➡ 55 00:04:56,296 --> 00:05:00,233 何か 私に できることがあればと思って 参ったんです。 56 00:05:00,233 --> 00:05:06,940 ありません! ほっといてください。 こういうの 嫌なんだよ。 57 00:05:06,940 --> 00:05:10,243 あっ…。 あっ 待ってください! 58 00:05:10,243 --> 00:05:13,146 私も 人の力を借りるのは嫌いです。 59 00:05:13,146 --> 00:05:18,118 全部が全部 自分で解決できること ばかりじゃないじゃないですか。 60 00:05:18,118 --> 00:05:23,256 できない時は 人の力を借りたって いいじゃないですか。 61 00:05:23,256 --> 00:05:29,563 (あづさ)あの… 上がってください。 桂子と 話を…。 62 00:05:31,131 --> 00:05:38,638 桂子も 「帰りたい」って言ってます。 お願いします。 63 00:05:40,407 --> 00:05:44,277 桂子を 迎えに来てくださったんでしょう? 64 00:05:44,277 --> 00:05:46,947 もう やめて…。 65 00:05:46,947 --> 00:05:51,785 もう いいの。 私 家に帰らないから…。 66 00:05:51,785 --> 00:05:53,787 桂子? 67 00:05:55,622 --> 00:06:02,229 (桂子)今 許してもらって帰っても 前と同じようには暮らせないもの。 68 00:06:02,229 --> 00:06:06,099 そんな…。 お嬢さん 待ってますよ。 69 00:06:06,099 --> 00:06:10,937 子供たちのことは… 2人で 話し合います。 70 00:06:10,937 --> 00:06:14,241 (達也)何だよ それ! 子供をなめんじゃねえよ! 71 00:06:14,241 --> 00:06:17,577 こんなことで 親の都合で 勝手に 家 ぶち壊すんじゃねえよ! 72 00:06:17,577 --> 00:06:20,247 (あづさ)達也! (達也)親の勝手で➡ 73 00:06:20,247 --> 00:06:22,916 くっついたり 別れたり 子供 捨てたり…➡ 74 00:06:22,916 --> 00:06:25,385 こっちが どんな思いしてきたと 思ってんだよ! 75 00:06:25,385 --> 00:06:29,589 やめなさい! だったら 何を言ってもいいのか? 76 00:06:32,259 --> 00:06:37,130 (徹)確かに お前は… お父さんたちの勝手で➡ 77 00:06:37,130 --> 00:06:44,604 2人のお母さんを持つことになった。 人には分からない屈折もあるだろう。➡ 78 00:06:44,604 --> 00:06:50,477 だからって それを免罪符にして 何でも許されるってもんじゃないんだ。➡ 79 00:06:50,477 --> 00:06:54,948 お前だけが つらいことを 抱えてるわけじゃない!➡ 80 00:06:54,948 --> 00:06:57,250 お前は 甘えすぎだ! 81 00:07:02,222 --> 00:07:08,895 お父さん… 甘えすぎだなんて ひどいわ! 達也はねえ ず~っと 悩んできたのよ。 82 00:07:08,895 --> 00:07:14,367 私だってそうよ! 暗い顔するの嫌だから いっつも 笑ってきたけど➡ 83 00:07:14,367 --> 00:07:18,905 お父さんがいなくて困ったことがあった。 寂しい時だってあったわ。 84 00:07:18,905 --> 00:07:21,942 笑うのが つらい時だって いっぱい あったのよ! 85 00:07:21,942 --> 00:07:26,579 それを甘えすぎだなんて 知りもしないくせに ひどすぎるわ! 86 00:07:26,579 --> 00:07:33,453 (赤松)やめとけ。 今… 君や達也は 生きるのが楽しくないのか?➡ 87 00:07:33,453 --> 00:07:37,590 「生まれてこなければよかった」なんて 思っているのか?➡ 88 00:07:37,590 --> 00:07:41,394 何もかも そろっている家に 生まれるやつだけが➡ 89 00:07:41,394 --> 00:07:43,897 尊いっていうもんじゃないんだぞ。 90 00:07:46,232 --> 00:07:48,935 随分 立派ね。 91 00:07:50,603 --> 00:07:53,506 私は そんな言い方できないわ。 92 00:07:53,506 --> 00:07:57,944 私は 達也に 申し訳ないことをしたと 思ってます。 93 00:07:57,944 --> 00:08:00,347 (あづさ)そんなふうに言わないで。 94 00:08:00,347 --> 00:08:04,551 私は 心から 達也を育ててきて よかったと思ってるのよ。 95 00:08:04,551 --> 00:08:09,723 私だって 割り切ろうとしたわ。 考えないようにと思おうとした。 96 00:08:09,723 --> 00:08:13,360 でも 本当に忘れることなんて できないのよ。 97 00:08:13,360 --> 00:08:18,565 だったら なして 忘れられないようなことをしたんだ? 98 00:08:18,565 --> 00:08:26,306 なして この人がいるのに こちらとの間に 子供が出来るようなことさ したんだ? 99 00:08:26,306 --> 00:08:34,114 おめえは そんな女ではねえだろうが? 俺は もう そこが 一番分からねえ。 100 00:08:38,385 --> 00:08:41,921 結婚したくなくなったからよ。➡ 101 00:08:41,921 --> 00:08:46,393 赤松さんの愛情がないと分かって 結婚するのが つらくなったの。 102 00:08:46,393 --> 00:08:50,263 だから 私… 別れるきっかけが欲しかったの。 103 00:08:50,263 --> 00:08:53,933 だから 私… 徹さんを誘ったの。 104 00:08:53,933 --> 00:08:57,804 えっ? (桂子)彼はね… 私じゃなくて➡ 105 00:08:57,804 --> 00:09:00,540 あづさのことを思っていたのよ。 彼だけじゃないわ。➡ 106 00:09:00,540 --> 00:09:05,345 あづさだって… 彼に引かれていたの。 107 00:09:05,345 --> 00:09:10,183 2人はね… 婚約者がありながら 夫がありながら 愛し合っていたのよ。 108 00:09:10,183 --> 00:09:13,553 違う! 桂子 それは違うわ。 109 00:09:13,553 --> 00:09:17,724 私は 一生 徹さんと やっていこうと 思ってたの。 110 00:09:17,724 --> 00:09:21,561 一緒に のぞみを育てて やってこうと思ってたの。 111 00:09:21,561 --> 00:09:25,365 それは ウソじゃないわ 本当よ。 112 00:09:25,365 --> 00:09:28,268 私も 赤松君も…➡ 113 00:09:28,268 --> 00:09:32,072 過去の続きで つきあってるわけじゃないの。 114 00:09:32,072 --> 00:09:35,942 何年かぶりに出会って… 新しく始めようと…。 115 00:09:35,942 --> 00:09:40,780 そんなこと 信じられると思う? 116 00:09:40,780 --> 00:09:43,082 俺は 信じるよ。 117 00:09:44,784 --> 00:09:52,091 (桂子)でもね 赤松さんは違うわよ。 赤松さんは あづさのことを…➡ 118 00:09:52,091 --> 00:09:56,296 あづさのことを思い続けてきたの。 そうでしょう? 119 00:09:57,897 --> 00:10:03,102 ああ…。 俺は 彼女を思ってた。➡ 120 00:10:03,102 --> 00:10:06,773 友達の女房を 横恋慕しようなんていう気はなかった。➡ 121 00:10:06,773 --> 00:10:14,481 それだけは 誓って言えるよ。 しかし… 思っていたのは 事実だ。 122 00:10:19,285 --> 00:10:23,957 (赤松)すまなかった。➡ 123 00:10:23,957 --> 00:10:28,828 俺は 今日… 君に 謝りに来たんだ。 124 00:10:28,828 --> 00:10:32,532 君を… 傷つけた。 125 00:10:34,434 --> 00:10:39,239 あなたが 答えてくれなかったから 私は 傷ついたのよ。 126 00:10:42,976 --> 00:10:49,149 私は 聞いたわ。 結婚して住む マンションの契約に行った帰りに➡ 127 00:10:49,149 --> 00:10:53,653 「私のこと 好き?」って。 必死だったの。 すがるような思いで聞いたの。 128 00:10:53,653 --> 00:10:57,524 でも… あなたは答えなかったわ。➡ 129 00:10:57,524 --> 00:11:02,462 私は 分かっていたわ。 あなたが あづさのことを諦められないでいるの。 130 00:11:02,462 --> 00:11:05,932 だから 私は 賭けるような気持ちで聞いたの。 131 00:11:05,932 --> 00:11:08,835 (赤松)賭ける? 132 00:11:08,835 --> 00:11:13,273 ウソでも 「好きだ」って言ってくれたら そのまま 結婚しよう。 133 00:11:13,273 --> 00:11:15,608 「好きじゃない」とか 「分からない」って聞いたら➡ 134 00:11:15,608 --> 00:11:20,413 「じゃあ 早く好きになって」って言って 結婚しようって決めてたの。➡ 135 00:11:20,413 --> 00:11:24,117 賭けは賭けでも 道は一つ。 答えが どっちでも➡ 136 00:11:24,117 --> 00:11:26,419 私は あなたに ついていくつもりだったの。 137 00:11:26,419 --> 00:11:28,955 でも あなたは 答えなかった。 138 00:11:28,955 --> 00:11:33,826 あなたの返事は… 賭けになかったの。 139 00:11:33,826 --> 00:11:37,430 俺は… たかをくくっていた。➡ 140 00:11:37,430 --> 00:11:44,203 結婚すれば 彼女のことなんて忘れて 君を愛せると思っていた。 141 00:11:44,203 --> 00:11:49,809 子供の頃 俺は 競争ばかりさせられて…➡ 142 00:11:49,809 --> 00:11:53,646 俺は いつも 勝ってきた。 勉強も 就職も…。 143 00:11:53,646 --> 00:11:56,149 人の心なんて どうにでもなるもんだとばかり➡ 144 00:11:56,149 --> 00:12:01,921 思ってきた。 結婚すれば… 子供さえ出来れば…➡ 145 00:12:01,921 --> 00:12:07,794 日常の生活や そういうものに包まれれば 自然と情も湧いてくるし➡ 146 00:12:07,794 --> 00:12:11,931 いとおしさも 芽生えてくるだろうって…。➡ 147 00:12:11,931 --> 00:12:16,269 世間では 見合いで結婚するやつらだって いっぱい いるんだって➡ 148 00:12:16,269 --> 00:12:20,106 そう思っていたよ。 149 00:12:20,106 --> 00:12:27,780 でも… 結婚式が近づくにつれて➡ 150 00:12:27,780 --> 00:12:32,285 それは無理だっていうことが 分かってきた…。 151 00:12:33,953 --> 00:12:40,293 (赤松)悪かった…。 俺は… 君を なめていたよ。➡ 152 00:12:40,293 --> 00:12:44,130 いや 君というより 人の気持ちをなめていた。 153 00:12:44,130 --> 00:12:46,933 俺を… なめていた。 154 00:12:48,635 --> 00:12:53,306 力で… ねじ伏せられないものが あるっていうことを➡ 155 00:12:53,306 --> 00:13:00,013 俺は 知らなかったんだ。 だから… なめないでほしい。 156 00:13:01,914 --> 00:13:06,753 (赤松)もし… 「別れることなんて 離婚なんて そんなことは➡ 157 00:13:06,753 --> 00:13:10,390 大したことじゃない。 最初のうちは つらいけど すぐに忘れてしまう➡ 158 00:13:10,390 --> 00:13:12,759 どうでもなることだ」なんて 思っているんだったら➡ 159 00:13:12,759 --> 00:13:20,266 それは 間違いだよ。 人の気持ちは そんな簡単なものじゃないんだよ…。 160 00:13:20,266 --> 00:13:25,138 だから… 諦めないでほしい。➡ 161 00:13:25,138 --> 00:13:31,978 もちろん… その気持ちが… あればの話だ。 162 00:13:31,978 --> 00:13:37,817 ありますよ! あるに決まってんでねえですか。 163 00:13:37,817 --> 00:13:43,423 俺はねえ ず~っと 家内のことを 大事にしてきたんだ。 164 00:13:43,423 --> 00:13:48,227 もう 二度と出会うことのない伴侶だと 思ってんです。 165 00:13:54,434 --> 00:13:58,638 (経一)帰ってこい…➡ 166 00:13:58,638 --> 00:14:00,640 帰ってこい! 167 00:14:02,508 --> 00:14:04,811 やり直そう。 168 00:14:07,246 --> 00:14:11,551 新しく… やってこうでねえか…。 169 00:14:18,858 --> 00:14:42,615 ♬~ 170 00:14:42,615 --> 00:14:47,286 <何か 言いたかったけれど…➡ 171 00:14:47,286 --> 00:14:52,291 誰も 言葉など出てきませんでした>