1 00:00:01,301 --> 00:00:07,975 ♬~ 2 00:00:07,975 --> 00:00:11,812 ♬「山へ行こう 次の日曜」 3 00:00:11,812 --> 00:00:15,682 ♬「昔みたいに 雨が降れば」 4 00:00:15,682 --> 00:00:23,423 ♬「川底に沈む橋越えて」 5 00:00:23,423 --> 00:00:27,294 ♬「胸まである 草分けて」 6 00:00:27,294 --> 00:00:30,831 ♬「ぐんぐん進む背中を」 7 00:00:30,831 --> 00:00:34,668 ♬「追いかけていた」 8 00:00:34,668 --> 00:00:40,340 ♬「見失わないように」 9 00:00:40,340 --> 00:00:43,010 ♬「抱えられて」 10 00:00:43,010 --> 00:00:47,881 ♬「渡った小川」 11 00:00:47,881 --> 00:00:50,517 ♬「今はひらり」 12 00:00:50,517 --> 00:00:56,390 ♬「飛び越えられる」 13 00:00:56,390 --> 00:01:04,798 ♬「一緒にね いろんな話ししよう」 14 00:01:04,798 --> 00:01:08,468 ♬「晴れたらいいね 晴れたらいいね」 15 00:01:08,468 --> 00:01:10,971 ♬「晴れたらいいね」 16 00:01:10,971 --> 00:01:15,475 ♬~ 17 00:01:15,475 --> 00:01:18,679 (鈴の音) 18 00:01:29,990 --> 00:01:32,292 (ひらり)おはよう おじいちゃん。 19 00:01:34,494 --> 00:01:40,834 (小三郎)あ… もう行くのか。 うん。 ちょっと早いけどね。 20 00:01:40,834 --> 00:01:46,139 おい ひらり。 ん? うん? 21 00:01:49,509 --> 00:01:53,847 はい。 うん? 22 00:01:53,847 --> 00:02:03,523 ひらり お前 お母さんが 自伝を書くって話 知ってるか? 23 00:02:03,523 --> 00:02:05,492 自伝!? うん。 24 00:02:05,492 --> 00:02:09,796 全然。 何でそんなもの 書く気になったの? 25 00:02:09,796 --> 00:02:18,972 つまり 現在の生活の中に 何か 刺激が欲しいんだよ。 26 00:02:18,972 --> 00:02:20,974 そんなもの すぐに見つかるでしょ。 27 00:02:20,974 --> 00:02:24,644 いや~ 焦るけど 見つからない。 28 00:02:24,644 --> 00:02:29,983 それで 毎日がむなしい。 29 00:02:29,983 --> 00:02:32,819 でもさ 自伝書くことで➡ 30 00:02:32,819 --> 00:02:35,122 気が収まるんだったら それでもいいんじゃない? 31 00:02:35,122 --> 00:02:42,496 いや 別に自伝を書きたいわけでも ないと思うね。 32 00:02:42,496 --> 00:02:47,000 書き上げたら また元へ逆戻りだもの。 33 00:02:47,000 --> 00:02:53,507 要するに もっと根本的に 解決しなきゃ駄目なんだ。 34 00:02:53,507 --> 00:03:01,248 うん…。 そこで 僕に名案が浮かんだ。 35 00:03:01,248 --> 00:03:04,251 名案? うん。 36 00:03:29,643 --> 00:03:31,978 ゆき子さん。 (ゆき子)はい。 37 00:03:31,978 --> 00:03:35,982 ちょっと話がある。 はい。 38 00:03:42,989 --> 00:03:45,692 (ゆき子)何でしょう? 39 00:03:47,828 --> 00:03:57,504 実はね いろいろ考えたんだが どうだろう➡ 40 00:03:57,504 --> 00:04:04,077 藪沢質店の7代目を継いでくれんか? 41 00:04:04,077 --> 00:04:06,446 私が… ですか? 42 00:04:06,446 --> 00:04:18,792 そう。 僕が入院中 ゆき子さんは本当によくやってくれた。 43 00:04:18,792 --> 00:04:23,630 あんたの すばらしい頑張りを知って➡ 44 00:04:23,630 --> 00:04:30,403 僕には どうしても ゆき子さんが 必要だということが 分かった。 45 00:04:30,403 --> 00:04:36,109 藪沢質店の7代目は ゆき子さん以外➡ 46 00:04:36,109 --> 00:04:39,012 ほかに継ぐ者は絶対にいない。 47 00:04:39,012 --> 00:04:49,322 やる気があるんなら 一つ 僕に 鍛えさせてくれないか? 48 00:04:49,322 --> 00:04:51,358 私なんか…。 49 00:04:51,358 --> 00:04:57,197 あんたしかいない。 あんたが必要だ。 50 00:04:57,197 --> 00:04:59,900 やってみなさい。 51 00:05:01,902 --> 00:05:04,437 はい。 52 00:05:04,437 --> 00:05:13,146 よし。 じゃあ 早速 明日から特訓だ。 53 00:05:16,783 --> 00:05:19,619 厳しいぞ。 54 00:05:19,619 --> 00:05:21,621 はい。 55 00:05:24,791 --> 00:05:27,093 (礼子)軽いわね~。 56 00:05:27,093 --> 00:05:30,797 だってさ「あんたしかいない」とか 「あんたが必要だ」なんて言葉➡ 57 00:05:30,797 --> 00:05:34,301 ここ10年 言われたことないしさ。 それに「やりなさい」なんて➡ 58 00:05:34,301 --> 00:05:37,103 厳しく命令されたことも なかったから つい。 59 00:05:37,103 --> 00:05:39,639 亭主が命令すりゃ むくれるくせに。 60 00:05:39,639 --> 00:05:41,575 次元が違うわよ~。 61 00:05:41,575 --> 00:05:45,445 部屋の中片づけろ アイロンかけろ 靴磨け。 62 00:05:45,445 --> 00:05:49,349 でも7代目やるのは賛成よ。 63 00:05:49,349 --> 00:05:52,118 女で質屋のプロなんて最高じゃないの。 64 00:05:52,118 --> 00:05:56,823 品物の鑑定をしたり 管理したりなんて 誰にでもできることじゃないわよ。 65 00:05:56,823 --> 00:06:00,060 うん。 何かドキドキする。 66 00:06:00,060 --> 00:06:02,929 でも ゆき子って恵まれてる。 67 00:06:02,929 --> 00:06:04,931 普通 サラリーマンの妻なんて➡ 68 00:06:04,931 --> 00:06:07,601 自分で生きがいを 見つけるしかないのよ。 69 00:06:07,601 --> 00:06:13,940 分かってる。 でもさ きっと 厳しく鍛えられると思うの。 70 00:06:13,940 --> 00:06:16,443 あなた それも うれしいんでしょ。 71 00:06:16,443 --> 00:06:19,946 やだ… 分かる? 分かるわよ。 72 00:06:19,946 --> 00:06:23,450 ビシビシ鍛えられるなんて ここ10年ぐらい なかったも~ん➡ 73 00:06:23,450 --> 00:06:25,952 …って顔してる。 そうなの。フフフフ。 74 00:06:25,952 --> 00:06:30,290 それにさ 年表に書いたのよ。 ウフ。 75 00:06:30,290 --> 00:06:37,063 1993年 藪沢の当主 7代目を継ぐことを決意って。 76 00:06:37,063 --> 00:06:39,466 やっと こう 自分史に変化が出る。 77 00:06:39,466 --> 00:06:44,304 フフ。 厳しく鍛えられて 泣いたり 追い詰められたり➡ 78 00:06:44,304 --> 00:06:47,641 また「よしっ!」って立ち上がったり これから いろいろあると思うの。 79 00:06:47,641 --> 00:06:51,511 その苦節の時代っていうのが たっぷり書けるじゃない。 ね? 80 00:06:51,511 --> 00:06:57,984 うん。 いい いい。 最高よ ゆき子。 フフフフ。 81 00:06:57,984 --> 00:07:00,921 (金太郎の口笛) 82 00:07:00,921 --> 00:07:02,923 (銀次)おい 父ちゃん。 (金太郎)お? 83 00:07:02,923 --> 00:07:05,592 あらよ。 ほい 質流れ品。 ええ? 84 00:07:05,592 --> 00:07:08,428 ヘヘ。 何だ こんなもん? 85 00:07:08,428 --> 00:07:10,930 ヘヘヘ。 ホントに写るのか? 銀次。 86 00:07:10,930 --> 00:07:13,833 ハハハ。 たかが町内会の 1泊旅行だろうがよ。 87 00:07:13,833 --> 00:07:15,802 父ちゃんの顔 撮るなら それで十分だよ。 88 00:07:15,802 --> 00:07:18,605 ヘヘヘ。 あっ! そういえば父ちゃんよ。 89 00:07:18,605 --> 00:07:21,274 姉ちゃんがよ 帳場に座って➡ 90 00:07:21,274 --> 00:07:23,209 あっちのじいちゃんから いろいろ習ってたぜ。 91 00:07:23,209 --> 00:07:25,145 何だと!? 92 00:07:25,145 --> 00:07:29,616 いや 何かよ その習い方が えらく真剣でよ。 帳簿か何か広げてな➡ 93 00:07:29,616 --> 00:07:32,285 じいちゃんが いろいろ 指図したりなんかしてんだよ。 94 00:07:32,285 --> 00:07:36,089 あの野郎…。 あれは俺が思うに あれだな➡ 95 00:07:36,089 --> 00:07:38,959 姉ちゃんのこと 質屋の跡取りにする気だな。 96 00:07:38,959 --> 00:07:40,961 うん…。 うん。 97 00:07:40,961 --> 00:07:42,962 銀次! あ?ついてこい。 98 00:07:42,962 --> 00:07:45,298 何でえ? いいからついてこい! 99 00:07:45,298 --> 00:07:47,500 おう…。 100 00:07:49,102 --> 00:07:51,104 父ちゃん…。 101 00:08:01,781 --> 00:08:05,919 銀次 おめえが言ったとおりだ。 102 00:08:05,919 --> 00:08:10,790 あいつは ゆき子に あとを継がせる気だな。だろ? 103 00:08:10,790 --> 00:08:12,792 よし…。 104 00:08:12,792 --> 00:08:14,928 おお と… 父ちゃん。 おい。 105 00:08:14,928 --> 00:08:17,263 (ゆき子) いらっしゃ…。 お父ちゃん! 106 00:08:17,263 --> 00:08:19,766 ゆき子 おめえ何か? 107 00:08:19,766 --> 00:08:22,669 この質屋のあとを継ぐ気でも 起こしたのかい。 108 00:08:22,669 --> 00:08:25,572 ええ。 まず お義父さんから習って…。 109 00:08:25,572 --> 00:08:28,074 お父さんは俺だろうが! 父ちゃん…。 110 00:08:28,074 --> 00:08:31,444 金太郎さんに申します。 111 00:08:31,444 --> 00:08:35,615 ご挨拶が遅れましたことを 深くおわびいたします。 112 00:08:35,615 --> 00:08:38,084 当たり前だい。 つきましては➡ 113 00:08:38,084 --> 00:08:44,958 ゆき子さんと ゆき子さんのお義父さん。 私です。 114 00:08:44,958 --> 00:08:53,299 私とゆき子さんが 話し合いまして この藪沢質店の7代目を➡ 115 00:08:53,299 --> 00:08:58,104 ゆき子さんが継ぐ方向で やっていこうということに➡ 116 00:08:58,104 --> 00:09:00,740 相なりました次第です。 117 00:09:00,740 --> 00:09:04,577 今後とも どうぞ なにぶん よろしく ご厚誼のほどを➡ 118 00:09:04,577 --> 00:09:07,247 お願い申し上げます。 ほお~。 119 00:09:07,247 --> 00:09:12,919 この店潰すのが惜しくなって 人の娘 丸め込んだってわけかい。 120 00:09:12,919 --> 00:09:15,822 お父ちゃん 違うったら。 私がやりたいって言ったの。 121 00:09:15,822 --> 00:09:19,058 おめえは宵越しの銭持たねえ トビの娘だ。 122 00:09:19,058 --> 00:09:22,929 蔵へ物をため込む 質屋なんかに なりたいわけはねえ! 123 00:09:22,929 --> 00:09:25,765 お父ちゃん… いいじゃねえかよ! 124 00:09:25,765 --> 00:09:28,601 質屋ってのはさ 庶民の安全な銀行なんだ。 125 00:09:28,601 --> 00:09:32,072 姉ちゃんがあとを継いで また一軒残りゃ➡ 126 00:09:32,072 --> 00:09:34,007 それに越したことねえじゃねえか。 127 00:09:34,007 --> 00:09:35,942 トビだってそうよ お父ちゃん。 128 00:09:35,942 --> 00:09:38,778 いくら機械化されても 人間の技には かなわないって➡ 129 00:09:38,778 --> 00:09:41,815 みんなが分かってきたから 銀次だって ちゃんと あとを継いでるじゃないの。 130 00:09:41,815 --> 00:09:44,584 そのとおりだい。 だけどな➡ 131 00:09:44,584 --> 00:09:50,790 俺は 人の娘に あとをやらせるってのは 胸くそ悪いんだよ。 132 00:09:50,790 --> 00:09:52,725 そんな立派な商売だったら➡ 133 00:09:52,725 --> 00:09:55,295 てめえの息子に やらせりゃいいじゃねえか。➡ 134 00:09:55,295 --> 00:09:58,097 俺だって ちゃんと 銀次にあとを継がせてるんだ。 135 00:09:58,097 --> 00:10:00,400 当然です。 136 00:10:02,802 --> 00:10:08,975 そりゃまあ ゆき子は今じゃ 藪沢の名字で➡ 137 00:10:08,975 --> 00:10:11,878 まあ ここんちの娘…。 138 00:10:11,878 --> 00:10:16,683 当然です。 ゆき子さん…。 はい。 139 00:10:23,990 --> 00:10:26,993 おい。 銀次 帰ろう。 140 00:10:29,129 --> 00:10:31,331 どうも…。 (戸を閉める音) 141 00:10:40,507 --> 00:10:42,509 はい。 142 00:10:54,354 --> 00:10:57,023 銀次。 うん? 143 00:10:57,023 --> 00:10:59,926 俺は くやしいよ…。 144 00:10:59,926 --> 00:11:01,861 いいってことよ。 145 00:11:01,861 --> 00:11:04,297 そんだけ姉ちゃんが 大事にされてるってことなんだから。 146 00:11:04,297 --> 00:11:06,633 なあ。 147 00:11:06,633 --> 00:11:08,968 銀次。 うん? 148 00:11:08,968 --> 00:11:12,305 俺は つくづく孤独だ…。 149 00:11:12,305 --> 00:11:16,809 父ちゃんは オーバーなんだよ。 ほら 早くしねえと遅れるぞ。 150 00:11:16,809 --> 00:11:21,314 だって おめえ 考えてもみねえな。 151 00:11:21,314 --> 00:11:29,489 藪沢みのり 藪沢ひらり 2人とも おめえ 小三郎と同じ名字だ。 な? 152 00:11:29,489 --> 00:11:32,825 銀次。 タンマ! ん~ それ以上 言うなよ! 153 00:11:32,825 --> 00:11:35,862 いやいや 言う。 おめえも早いとこ➡ 154 00:11:35,862 --> 00:11:39,699 芳美ちゃんと この深川のガキを つくってくれや! 155 00:11:39,699 --> 00:11:42,001 なあ 銀次!? 156 00:11:42,001 --> 00:11:44,671 ああ 父ちゃんよ。 な! そんな ブツブツ言ってねえで➡ 157 00:11:44,671 --> 00:11:47,507 あの ほら 温泉つかってよ のんびりしてこい。 な! 158 00:11:47,507 --> 00:11:50,343 バカヤロー! ブツブツって こういう大事な話…。 159 00:11:50,343 --> 00:11:52,679 あ~ あ~ 分かった 分かった。 そうだな 大事 大事。 160 00:11:52,679 --> 00:11:56,849 はい 行ってこい 行ってこい。 な! さっぱりしてこい さっぱり。 161 00:11:56,849 --> 00:12:00,286 ちっとも 分かってねえな…。 分かった 分かった。 はい。 162 00:12:00,286 --> 00:12:04,791 (芳美)ねえ バレンタイン 小林先生にどうするの? 163 00:12:04,791 --> 00:12:07,627 (みのり)チョコレートあげるつもり。 セーター ほどいちゃったし。 164 00:12:07,627 --> 00:12:10,296 (恵子)せっかくなら手作りのチョコレート あげなさいよ。 165 00:12:10,296 --> 00:12:15,168 そうね…。 私 キャベツの真ん中 くり抜いてさ➡ 166 00:12:15,168 --> 00:12:18,471 そこに チョコ詰めてあげようかと 思って。 銀次さんに! 167 00:12:18,471 --> 00:12:20,406 もちろん おじいちゃんにもあげるわよ。 168 00:12:20,406 --> 00:12:24,344 あっ おじいちゃんならね 今日から1泊で町内会の旅行なの。 169 00:12:24,344 --> 00:12:27,480 ふ~ん。 えっ… 留守? 170 00:12:27,480 --> 00:12:30,316 ねえ みのり! 今日の夜 いないの!? 171 00:12:30,316 --> 00:12:34,487 うん 温泉旅行。 ってことは… 銀次さん一人? 172 00:12:34,487 --> 00:12:37,123 そう。 173 00:12:37,123 --> 00:12:39,058 キャベツチョコ やめた。 174 00:12:39,058 --> 00:12:43,329 私をあげる。 (2人)え~!? 175 00:12:43,329 --> 00:12:45,365 泊まる。 176 00:12:45,365 --> 00:12:47,834 ちょっと待ってよ 芳美…。 決めた! 177 00:12:47,834 --> 00:12:50,336 強硬手段に出るには 今夜しかないわ。 178 00:12:50,336 --> 00:12:53,373 あ… ちょっと 早退して 美容院 行ってくる。 179 00:12:53,373 --> 00:12:55,508 あの 課長に適当に言っといて! 180 00:12:55,508 --> 00:12:58,011 あっ お茶 お願いね。 ね! 181 00:13:01,948 --> 00:13:07,287 みのり あれくらい 愛してするものよ 結婚って。 182 00:13:07,287 --> 00:13:11,958 そうよね…。 よしっ! 私も小林先生に 手作りチョコ作ろう! 183 00:13:11,958 --> 00:13:13,893 ね!うん。 184 00:13:13,893 --> 00:13:15,828 せ~のっ…。 185 00:13:15,828 --> 00:13:18,464 あっ…! 186 00:13:18,464 --> 00:13:20,400 ⚟(戸の開閉音) ⚟(みのり)ただいま~。 187 00:13:20,400 --> 00:13:22,602 あ お帰り~! 188 00:13:24,804 --> 00:13:27,640 せ~の…。 何してんの? 189 00:13:27,640 --> 00:13:31,811 チョコレート。 手作りよ 手作り。 190 00:13:31,811 --> 00:13:34,647 ハート型にして 名前も書いて あげるの。 191 00:13:34,647 --> 00:13:37,984 ふ~ん…。 竜太先生にあげるんだ。 192 00:13:37,984 --> 00:13:41,654 まあ 私はもう 関係ありませんけど。 193 00:13:41,654 --> 00:13:46,125 違うよ 力士たち全員と 親方にもあげるの。 194 00:13:46,125 --> 00:13:48,661 竜太先生にあげないの? 195 00:13:48,661 --> 00:13:51,564 あげるよ。 196 00:13:51,564 --> 00:13:55,001 しかし あんたって すごいよね。 197 00:13:55,001 --> 00:13:57,837 私が婚約したら もう すぐつきあうもんね。 198 00:13:57,837 --> 00:14:00,807 普通 ちょっとは間を置くもんよ。 199 00:14:00,807 --> 00:14:04,644 つきあってなんかないわよ。 向こうは 子供としか思ってないもん。 200 00:14:04,644 --> 00:14:10,083 日頃 台所なんか立ったことない人が 手作りって くるもんね。 201 00:14:10,083 --> 00:14:13,953 これで 少しは竜太先生も参るって計算ね。 202 00:14:13,953 --> 00:14:17,457 そんなんじゃないの。 毎日 朝稽古 見に来てくれてるから➡ 203 00:14:17,457 --> 00:14:19,959 そのお礼ってとこかな。 よし…。 204 00:14:19,959 --> 00:14:22,862 毎日 朝稽古 来るようになったの? 竜太先生。 205 00:14:22,862 --> 00:14:28,668 別に私のことが好きっていうわけじゃ ないのよ。 206 00:14:28,668 --> 00:14:31,471 じゃあ 何なのよ…。 207 00:14:31,471 --> 00:14:33,673 秘密! 208 00:14:35,308 --> 00:14:39,812 早く作ってくれないかな 私もチョコレート作りたいから。 209 00:14:42,815 --> 00:14:45,852 このまま みのりが小林先生と結婚して➡ 210 00:14:45,852 --> 00:14:51,991 本当に幸せになれるのだろうかと ひらりは思っていました。 211 00:14:51,991 --> 00:14:56,996 ♬~