1 00:00:02,202 --> 00:00:12,412 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:12,412 --> 00:01:11,705 ♬~ 3 00:01:13,774 --> 00:01:17,644 (銀太郎)何ですって!? (元子)だから とっさのことだったでしょ。 4 00:01:17,644 --> 00:01:20,414 あの… パッと浮かんだ顔っていうのかしら。 5 00:01:20,414 --> 00:01:23,317 そうなりゃ 何たって この辺じゃ おねえさんの顔が➡ 6 00:01:23,317 --> 00:01:25,953 一番 パッと明るく派手だもの。 7 00:01:25,953 --> 00:01:29,623 嫌よぉ そんな真面目な顔して 元子さんったら。 8 00:01:29,623 --> 00:01:32,125 だってさ おねえさん。 ううん。 9 00:01:32,125 --> 00:01:34,795 殿方から そんなこと いくらでも言われつけてるから➡ 10 00:01:34,795 --> 00:01:36,830 どうとも思わないんだけどさ➡ 11 00:01:36,830 --> 00:01:40,600 元子さんみたいな人から言われると ゾクッと きちゃうのよ 私。 12 00:01:40,600 --> 00:01:42,970 だったら 何か いい知恵 貸してもらえないかしら。 13 00:01:42,970 --> 00:01:46,640 ほら また 私の泣きどころ。 三味線持たせりゃ ともかく➡ 14 00:01:46,640 --> 00:01:49,943 私にゃ 誰も 知恵袋なんてもの あると思ってないんだもん。 15 00:01:55,315 --> 00:01:57,985 任せてちょうだい。 大船に乗った気で。 16 00:01:57,985 --> 00:02:00,887 じゃ 善さんとも ちゃんと仲直りしてくれますね? 17 00:02:00,887 --> 00:02:04,591 ええ 事情さえ分かれば いつまでも 根に持ってるの やぼってもんだし。 18 00:02:04,591 --> 00:02:08,795 あっ… だったら 改めて よろしくお願いいたします。 19 00:02:12,466 --> 00:02:14,601 (宗俊)おう 何だい? がん首そろえて。 20 00:02:14,601 --> 00:02:17,270 (幸之助)早速だけど 俺んちじゃ どうだろうかな。 21 00:02:17,270 --> 00:02:19,606 何だよ? 俺んちってのは。 (友男)だからさ➡ 22 00:02:19,606 --> 00:02:22,943 巳代ちゃんたちの新所帯だよ。 (トシ江)巳代子のですか? 23 00:02:22,943 --> 00:02:24,878 ああ 銀太郎が泣いてきたんだよ。 24 00:02:24,878 --> 00:02:27,781 これ以上 巳代ちゃんたちの祝言が 延び延びになるようだったらば➡ 25 00:02:27,781 --> 00:02:30,817 銀太郎は 善さんと駆け落ちするほか 道はねえんだとよ。 26 00:02:30,817 --> 00:02:33,654 何だ? 駆け落ちだ!? (友男)いやいや… だからさ➡ 27 00:02:33,654 --> 00:02:35,655 そういうことならばな 秀美堂がな➡ 28 00:02:35,655 --> 00:02:38,792 とりあえず 2階の6畳を 貸そうじゃねえかってことになってよ。 29 00:02:38,792 --> 00:02:41,128 ちょっと待て。ん? おい 善吉! 30 00:02:41,128 --> 00:02:44,965 ⚟(善吉)へい!それから 元子もだ! あんた あんまり荒っぽいこと嫌ですよ。 31 00:02:44,965 --> 00:02:46,900 大丈夫だよ。宗俊…。 ちょっと すまねえがな➡ 32 00:02:46,900 --> 00:02:49,302 おめえ ちょっと行って 銀太郎 引っ張ってきてくれねえか。 33 00:02:49,302 --> 00:02:53,507 あんた。 行ってきてくれって言ってるだろ! 34 00:02:55,442 --> 00:03:00,280 そういうわけで その晩は 藤井と銀太郎も交えて➡ 35 00:03:00,280 --> 00:03:03,183 家族会議です。 36 00:03:03,183 --> 00:03:05,585 (藤井)いえ… 本当に それだけです。 37 00:03:05,585 --> 00:03:08,255 どうも 家探しだけは ついてなくて。 38 00:03:08,255 --> 00:03:12,092 やっと見つかったと思ったら 「帯に短し襷に長し」で。 39 00:03:12,092 --> 00:03:14,928 だけど 巳代子の方にしたって➡ 40 00:03:14,928 --> 00:03:16,863 そんなぜいたく 望んでるわけじゃないんでしょう。 41 00:03:16,863 --> 00:03:21,601 (巳代子)それは もちろん。 だからといって これは 僕の夢なんです。 42 00:03:21,601 --> 00:03:24,404 夢? 43 00:03:24,404 --> 00:03:30,944 あんまり ぜいたくは望みませんが せめて 6畳に3畳ぐらいはあって➡ 44 00:03:30,944 --> 00:03:33,780 できれば 赤い屋根がいいんですが。 45 00:03:33,780 --> 00:03:39,586 南向きに 小さくてもいいから 花なんか植えられそうな庭も欲しいし。 46 00:03:39,586 --> 00:03:43,290 そこで 巳代子さんが 真っ白なエプロンをかけて…。 47 00:03:43,290 --> 00:03:48,428 何言ってるんですか。 このご時世に そんなぜいたくはありませんよ。 48 00:03:48,428 --> 00:03:50,797 どうも すみません。 49 00:03:50,797 --> 00:03:53,433 お願い お姉ちゃん そんなふうに言わないで。 50 00:03:53,433 --> 00:03:57,137 でもね。 いえ いつまででも待ってくれるという➡ 51 00:03:57,137 --> 00:04:01,007 巳代子さんの言葉に甘えた 僕のわがままなんです。 52 00:04:01,007 --> 00:04:05,011 でも 僕は… 僕は…。 53 00:04:08,081 --> 00:04:15,589 早く両親を亡くし 親戚の家で 大きく育ってきたもんですから➡ 54 00:04:15,589 --> 00:04:23,263 今に必ず 自分の家を持って 奥さんと子供と家族一緒に➡ 55 00:04:23,263 --> 00:04:28,401 絵に描いたように楽しく暮らしたい。 ず~っと そう思ってきたもんですから。 56 00:04:28,401 --> 00:04:31,104 そうだったの…。 はい。 57 00:04:31,104 --> 00:04:35,408 だから 巳代子さんと結婚したいなと 思ったのは➡ 58 00:04:35,408 --> 00:04:39,946 そういううちで育ったお嬢さんですし いつもニコニコなさってますから➡ 59 00:04:39,946 --> 00:04:47,621 僕は この人となら きっと幸せな家庭が持てると。 60 00:04:47,621 --> 00:04:49,923 藤井さん…。 61 00:04:52,292 --> 00:04:55,796 (正道)分かった。 でもね 藤井君➡ 62 00:04:55,796 --> 00:05:00,567 家庭ってのは 入れ物がなきゃ築けない っていうもんじゃないでしょう。 63 00:05:00,567 --> 00:05:03,904 まあ 若い僕が こんなことを言うのも 口はばったいんだけども➡ 64 00:05:03,904 --> 00:05:08,108 そういう家庭を持ちたいっていう気持ちが まず 先じゃないかな。 65 00:05:10,243 --> 00:05:12,579 それで 巳代ちゃんは どうなの? 66 00:05:12,579 --> 00:05:16,917 私は 藤井さんさえ 「うん」と 言ってくれれば どこでもいいの。 67 00:05:16,917 --> 00:05:21,588 じゃあ 格好な所が見つかれば 2人とも それで いいんですね? 68 00:05:21,588 --> 00:05:23,523 (藤井)そりゃあ もう。 69 00:05:23,523 --> 00:05:28,261 だったら 初めは つましくやってくことですよ。 70 00:05:28,261 --> 00:05:31,765 ねっ 藤井さん。 はい。 71 00:05:31,765 --> 00:05:34,267 よ~し それじゃあ おめえたちは➡ 72 00:05:34,267 --> 00:05:37,170 秀美堂に やっかいになるっていうことで 話は決まりだ。 73 00:05:37,170 --> 00:05:39,606 いいな? よろしくお願いします。 74 00:05:39,606 --> 00:05:45,278 よ~し。 で 次は善吉だ。 へい。 75 00:05:45,278 --> 00:05:48,114 (宗俊) 巳代子たちさえ 祝言を挙げりゃあ➡ 76 00:05:48,114 --> 00:05:51,418 おめえたちは 晴れて所帯を持つってのは 本当なんだな? 77 00:05:51,418 --> 00:05:54,321 えっ…。 へい そりゃあ もう。 78 00:05:54,321 --> 00:05:56,289 どうなんだ? 銀太郎は。 はいはい。 79 00:05:56,289 --> 00:06:00,126 これで 巳代子ちゃんのお式も早くなれば 皆さんもご安心ですしね。 80 00:06:00,126 --> 00:06:02,095 しかし こうなりゃあ おめえ➡ 81 00:06:02,095 --> 00:06:04,731 巳代子たちの祝言を 待つことねえと思うんだがな。 82 00:06:04,731 --> 00:06:08,235 いえ… それはできませんでござんすよ。 ん? どうしてだ? 83 00:06:08,235 --> 00:06:10,737 だって それが 浮き世の義理ってもんでしょ。 84 00:06:10,737 --> 00:06:13,773 そうそう… そのとおりでございます。 物事には 順序と けじめってもんが➡ 85 00:06:13,773 --> 00:06:16,376 ござんすからね。 まあ 本当にすまなかった。 86 00:06:16,376 --> 00:06:20,080 娘のことばかり考えてよ おめえたち 2人の仲に 気が付かなかったってのは➡ 87 00:06:20,080 --> 00:06:24,251 河内山宗俊 やぼな話よ。 なあ。 全然 そんなことありませんから。 88 00:06:24,251 --> 00:06:27,087 それで どうだい? 正道っつぁん。はい。 物はついでだ。 89 00:06:27,087 --> 00:06:29,589 この2人の仲人も やっちゃあ くれめえか。 90 00:06:29,589 --> 00:06:32,092 あっ いや… ああ… 喜んで。 91 00:06:32,092 --> 00:06:34,027 いいんですよ。 私たちは 別にそんな…。 92 00:06:34,027 --> 00:06:36,930 そうそう そうでやんす。 あの… どうぞお気遣いなく。 93 00:06:36,930 --> 00:06:40,767 バカ野郎! そうはいかねえや! なあ ほかならぬ善吉に銀太郎だ。 94 00:06:40,767 --> 00:06:43,803 祝言のことだろう え。 なあ 元子。 はい。 95 00:06:43,803 --> 00:06:47,641 よし 話は決まった。 ハハ めでてえ! 96 00:06:47,641 --> 00:06:50,110 宗俊の この笑い。 97 00:06:50,110 --> 00:06:55,815 善吉たちのお芝居を 果たして どこまで知っているのでしょうか。 98 00:06:57,417 --> 00:07:04,224 さて 話はトントンと進んで 今日は 大安吉日です。 99 00:07:06,126 --> 00:07:08,094 (洋三) みっともないから 座ってらっしゃいよ。 100 00:07:08,094 --> 00:07:10,964 はい。 (絹子)あっ 駄目ですよ。 101 00:07:10,964 --> 00:07:13,566 はかまが シワになるじゃありませんか。 そんなこと言ったって…。 102 00:07:13,566 --> 00:07:17,070 ハハハハハハハ…。 え? 男は おめえ どこ行ったって➡ 103 00:07:17,070 --> 00:07:20,106 「邪魔だ 邪魔だ」って 言われるだけらしいな。 104 00:07:20,106 --> 00:07:23,743 どうですか? 向こうの様子は。 あ~ もうきれいですよ とっても。 105 00:07:23,743 --> 00:07:25,679 ああ。 106 00:07:25,679 --> 00:07:27,614 え~ 慌てるな 慌てるな。 なあ。 107 00:07:27,614 --> 00:07:33,753 それこそ お前 今日からは共白髪まで 嫌ってほど顔見られんだ。 なあ。 108 00:07:33,753 --> 00:07:36,256 はい。 109 00:07:36,256 --> 00:07:38,458 はい どうぞ。 110 00:07:42,062 --> 00:07:44,564 はい どうぞ。 すいません。 111 00:07:48,835 --> 00:07:51,638 ほほう…。 フフ。 112 00:07:55,408 --> 00:07:57,344 あ~。 あ~。 113 00:07:57,344 --> 00:08:00,347 フッ フフフフ…。 114 00:08:06,553 --> 00:08:21,901 ♬~ 115 00:08:21,901 --> 00:08:24,738 (キン)まあ! 116 00:08:24,738 --> 00:08:30,377 きれいだこと ねえ おかみさん! ああ…。 117 00:08:30,377 --> 00:08:34,247 大丈夫? 大丈夫は大丈夫だけど。 118 00:08:34,247 --> 00:08:36,916 気分でも悪いんですか? 頭が重い。 119 00:08:36,916 --> 00:08:41,588 (笑い声) しょうがないわよ お嫁さんなんだから。 120 00:08:41,588 --> 00:08:46,459 やれやれ。 何ですよ 今から意気地のない。 121 00:08:46,459 --> 00:08:51,931 だってね 思いっきり甘えられるのも 今日までだもんね。 122 00:08:51,931 --> 00:08:54,768 ごめん。 巳代子。 123 00:08:54,768 --> 00:08:59,406 そんな泣いたら せっかくしたお化粧が 台なしになってしまうじゃないか。 124 00:08:59,406 --> 00:09:01,341 そんなこと言ったって。 125 00:09:01,341 --> 00:09:04,878 いいんですよ。 そしたら もういっぺん 塗り直しますからね。 126 00:09:04,878 --> 00:09:08,882 それじゃあ 旦那 呼んでまいりましょうか?私が行くわ。 127 00:09:10,550 --> 00:09:13,453 彦さん 上がって ちゃんと見てやってよ。 善さんも。 128 00:09:13,453 --> 00:09:17,891 へ… へい そうですか。 そいじゃあ…。 ほら。 129 00:09:17,891 --> 00:09:21,694 いやぁ…。 きれいだろ 彦さんと善さん。 130 00:09:23,363 --> 00:09:26,066 本当に 今日までありがとう。 131 00:09:26,066 --> 00:09:30,370 (彦造)とんでもねえ。 今日まで 頑張ってきたおかげで➡ 132 00:09:30,370 --> 00:09:33,573 お嬢の晴れ姿 見さしていただきました。 133 00:09:33,573 --> 00:09:36,910 どうぞ お幸せになっておくんなさいまし。 134 00:09:36,910 --> 00:09:43,082 いや… よかった。 本当に よかった。 どうも おめでとうございました! 135 00:09:43,082 --> 00:09:48,288 ありがとう。 善さん 彦さん。 136 00:09:50,590 --> 00:09:52,892 へい。 137 00:09:56,262 --> 00:09:58,765 (洋三)ああ…。 138 00:09:58,765 --> 00:10:03,269 いや~ これは きれいに出来ましたね。 (トシ江)おかげさまで。 139 00:10:03,269 --> 00:10:08,107 おめでとう。 本当に 立派な花嫁さんだわ。 140 00:10:08,107 --> 00:10:10,043 (巳代子)ありがとう。 (キン・小声で)旦那。 141 00:10:10,043 --> 00:10:11,978 あ?旦那ってば…。 何だい? 142 00:10:11,978 --> 00:10:17,283 旦那の番ですよ。 何か ひと言ぐらいあるでしょうよ。 143 00:10:17,283 --> 00:10:21,287 おう 元子の時も きれいだったよな。 お父さん。 144 00:10:22,956 --> 00:10:24,958 巳代子。 145 00:10:27,794 --> 00:10:32,131 あ~… 俺は 駄目なんだよ。 こういうの苦手なんだよ 俺は。 146 00:10:32,131 --> 00:10:35,969 いや これは父親の儀式ですから きっぱり受けてやってください。 147 00:10:35,969 --> 00:10:38,004 仲人の僕からも お願いしますよ お義父さん。 148 00:10:38,004 --> 00:10:40,640 ああ… しょうがねえな お前。 149 00:10:40,640 --> 00:10:44,444 おい トシ江 こっちへ来いよ。 150 00:10:44,444 --> 00:10:48,748 そいじゃ 私たち 先行ってますから。 そうそう。 うん お先に。 151 00:11:12,939 --> 00:11:19,712 お父さん お母さん➡ 152 00:11:19,712 --> 00:11:24,017 長い間 本当にお世話になりました。 153 00:11:26,953 --> 00:11:31,791 達者でね。 体に気ぃ付けるんだよ。 154 00:11:31,791 --> 00:11:37,096 バカ野郎 おめえ 目と鼻の先の秀美堂へ お前 行くんじゃ…。 155 00:11:38,965 --> 00:11:41,634 分かったよ。 156 00:11:41,634 --> 00:11:48,841 え~っとな 亭主 大事にしろ。 はい。 157 00:11:50,643 --> 00:11:56,316 まあ 元子姉ちゃんに負けずに いい子 たくさん産め。 158 00:11:56,316 --> 00:11:58,251 (巳代子)はい。 159 00:11:58,251 --> 00:12:05,458 まあ それから… きれいだよ。 160 00:12:07,260 --> 00:12:11,130 これはな 大事なことだからな。 いつもニコニコしてるんだ。 161 00:12:11,130 --> 00:12:14,767 いいな? 「笑う門には福来る」。 162 00:12:14,767 --> 00:12:18,605 福々しい かみさんのうちにはな 必ず いいことがやって来る。➡ 163 00:12:18,605 --> 00:12:25,945 まあ その点 おっ母さんや元子姉ちゃん 見習えりゃ間違いねえや。 なあ。 164 00:12:25,945 --> 00:12:30,783 2人 力合わせて おめえたちが 欲しがってる赤い屋根の家➡ 165 00:12:30,783 --> 00:12:33,820 しっかり つくってくんだ。 166 00:12:33,820 --> 00:12:36,589 はい…。 167 00:12:36,589 --> 00:12:43,296 ♬~ 168 00:12:43,296 --> 00:12:46,633 来るぞ! 来るぞ! お嫁さんが出てくるぞ! 169 00:12:46,633 --> 00:12:50,503 (ざわめき) 170 00:12:50,503 --> 00:12:54,507 水天宮さんは 目と鼻の先。 171 00:12:54,507 --> 00:12:59,646 当時 花嫁さんは こうして ご町内の人たちに祝福され➡ 172 00:12:59,646 --> 00:13:04,484 見物してもらいながら にぎにぎしく 歩いていったものでした。 173 00:13:04,484 --> 00:13:14,927 ♬~ 174 00:13:14,927 --> 00:13:16,929 (シャッター音) 175 00:13:19,766 --> 00:13:24,404 無事に 式も披露も終わって…。 176 00:13:24,404 --> 00:13:27,940 あ… あ~ 終わったね。 177 00:13:27,940 --> 00:13:30,276 ご苦労さまでした。 178 00:13:30,276 --> 00:13:32,612 本当に ありがとうございました。 179 00:13:32,612 --> 00:13:36,416 あ… 仲人なんてのはね まだまだ荷が重かったけども➡ 180 00:13:36,416 --> 00:13:40,119 元子が しっかりしてたから なんとか大任果たせた感じだな。 181 00:13:40,119 --> 00:13:42,422 ううん。 正道さんのおかげだわ。 182 00:13:45,425 --> 00:13:47,360 お義父さんたち どうしてらっしゃるかな。 183 00:13:47,360 --> 00:13:51,130 フッ… 多分 おんなじような格好で➡ 184 00:13:51,130 --> 00:13:53,966 おんなじようなこと してるんじゃないかしら。 185 00:13:53,966 --> 00:13:58,137 これで 何年かたつと 今度は順平君のお嫁さんか。 186 00:13:58,137 --> 00:14:03,109 いいえ。 その前にね もう一つありますよ。 ん? 187 00:14:03,109 --> 00:14:08,748 ねえ 善さんと銀太郎さん なかなか いい組み合わせだと思いません? 188 00:14:08,748 --> 00:14:10,783 だって あの2人はさ。 189 00:14:10,783 --> 00:14:14,087 ええ。 巳代子のために打った芝居だけど➡ 190 00:14:14,087 --> 00:14:18,591 本気に考えても いいんじゃないかしら。 おめでたは続いた方がいいし。 191 00:14:18,591 --> 00:14:23,262 あ…。だけどね…。 うん? 192 00:14:23,262 --> 00:14:28,134 あの河内山 どこまで あのお芝居に 気が付いてんのかしら。 193 00:14:28,134 --> 00:14:32,772 ああ そうだねえ。 ねえ。 194 00:14:32,772 --> 00:14:35,274 まあ いいわ。 当たって砕けろ。 195 00:14:35,274 --> 00:14:38,611 怒られるかも分かんないけど 相談してみます。 196 00:14:38,611 --> 00:14:40,613 うん。 197 00:14:42,281 --> 00:14:44,784 さあ どうぞ。 198 00:14:44,784 --> 00:14:47,820 うん。 はい ありがとう。 199 00:14:47,820 --> 00:14:52,658 とはいえ 善吉と銀太郎の この話➡ 200 00:14:52,658 --> 00:14:56,462 果たして うまく まとまるものでしょうか。