1 00:00:02,202 --> 00:00:13,280 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:13,280 --> 00:01:12,472 ♬~ 3 00:01:20,147 --> 00:01:22,282 (邦世)あんらまあ 元子さん。 4 00:01:22,282 --> 00:01:25,619 (元子)あら お洗濯物でしたら どんどん出してください。 5 00:01:25,619 --> 00:01:29,289 だども…。 いいえ 私は遊びに来たんじゃなくて➡ 6 00:01:29,289 --> 00:01:31,959 働きに来たんですから お義母様も どうぞ。 7 00:01:31,959 --> 00:01:34,861 そうだども 慣れん井戸では大変でしょうがね。 8 00:01:34,861 --> 00:01:38,298 いいえ 水道の水より よっぽど あったかいですし➡ 9 00:01:38,298 --> 00:01:41,635 日本橋のうちでも お洗濯は よく井戸水でやるんですよ。 10 00:01:41,635 --> 00:01:46,506 あ~ そうですかね。 ほんなら 頼んでもいいですかいね? 11 00:01:46,506 --> 00:01:49,509 はい。 さあ…。 ほんなら。 12 00:01:49,509 --> 00:01:53,814 はい。 お洗濯は得意中の得意ですから。 13 00:01:53,814 --> 00:02:21,408 ♬~ 14 00:02:21,408 --> 00:02:24,311 長男 正道の顔を見た上に➡ 15 00:02:24,311 --> 00:02:28,615 元子の献身的な看病も 加わったせいでしょうか➡ 16 00:02:28,615 --> 00:02:34,121 泰光の病状は 日一日と 快方に向かっておりました。 17 00:02:34,121 --> 00:02:37,624 いかがですか? ここでは 少し遠いでしょうか。 18 00:02:37,624 --> 00:02:41,795 (泰光)いんや ちょうどいいわや。 はい。 19 00:02:41,795 --> 00:02:44,431 大介は どげしちょうかいの? 20 00:02:44,431 --> 00:02:48,969 はい ひいおばあちゃまのお供をして お城を見に行ったようですわ。 21 00:02:48,969 --> 00:02:52,305 そげかや。 あ~ すまんのう。 22 00:02:52,305 --> 00:02:55,208 いいえ。 あれが大声で騒ぐと➡ 23 00:02:55,208 --> 00:02:58,111 お体に障るのではないかと ハラハラしています。 24 00:02:58,111 --> 00:03:03,250 そぎゃんことはないわや。 男の子は 元気が一番だけん。 25 00:03:03,250 --> 00:03:05,919 はい。 26 00:03:05,919 --> 00:03:08,755 お背中 痛むことはございませんか? 27 00:03:08,755 --> 00:03:15,262 だんだん。 おかげで 胸の重苦しいのも だいぶ とれたような気がすうけんのう。 28 00:03:15,262 --> 00:03:17,597 それは よろしゅうございましたねえ。 29 00:03:17,597 --> 00:03:20,934 だども 正道もあんたも➡ 30 00:03:20,934 --> 00:03:24,404 そげに いつまでも松江におっては 大変だらがね。 31 00:03:24,404 --> 00:03:29,242 いいえ。 ご病人は そんなご心配 なさらないことですわ。 32 00:03:29,242 --> 00:03:35,048 そぎゃんこと言ってものう 正道には正道の仕事がああし。 33 00:03:35,048 --> 00:03:41,621 はい。 ですから正道さん 今 ご本家の方に ご相談にあがっていらっしゃいます。 34 00:03:41,621 --> 00:03:44,925 おお そげか…。 はい。 35 00:03:46,493 --> 00:03:49,129 (宗俊)ええ まあ よかったよかった。 36 00:03:49,129 --> 00:03:51,798 年内に床上げは難しいにしてもな➡ 37 00:03:51,798 --> 00:03:55,302 これで 松江のお父っつぁんも いい方向に向かうだろうさ。 38 00:03:55,302 --> 00:04:01,908 けどな え 正道っつぁんらしいぜ。 会社のことを えらく心配してやがる。 39 00:04:01,908 --> 00:04:07,714 (藤井)ええ ご病人の様子が落ち着き次第 一度 東京へ帰るつもりとありますが。 40 00:04:07,714 --> 00:04:11,384 (トシ江)帰るのはいいけど 寝たっきりのご病人を置いてじゃ➡ 41 00:04:11,384 --> 00:04:15,922 お母様方だって心配でしょうにね。 そりゃ もう。 42 00:04:15,922 --> 00:04:18,825 で おめえたちの会社の方は どうなんだい? 43 00:04:18,825 --> 00:04:22,095 (巳代子)大丈夫よ 絶対に。 おめえが何で引き受けるんだ え? 44 00:04:22,095 --> 00:04:25,966 だって祐介さん お義兄さんの留守に 業績を落としたら大変だって➡ 45 00:04:25,966 --> 00:04:28,969 毎晩遅くまで そりゃあ頑張ってるんですもの。 46 00:04:28,969 --> 00:04:31,605 ええ ボーナスの厚みに 関わってきますから➡ 47 00:04:31,605 --> 00:04:34,941 ここは一番 頑張らないことには。 けどな お前➡ 48 00:04:34,941 --> 00:04:38,779 暮れが近えんだから 張り切りすぎて やけどするな。 49 00:04:38,779 --> 00:04:41,681 お義父さんも苦労性ですねえ。 やはり お年のせいでしょうか。 50 00:04:41,681 --> 00:04:44,651 バカ野郎 俺はお前 本気で心配してやってんだぞ。 51 00:04:44,651 --> 00:04:47,954 ええ 会社のためでしたら そんな急いで➡ 52 00:04:47,954 --> 00:04:50,624 大原さんがお帰りになることは ないということなんです。 53 00:04:50,624 --> 00:04:54,795 まあ とは言ってもな おやじさんの調子がよくなりゃ それで➡ 54 00:04:54,795 --> 00:04:57,697 会社のことが また気になるって これも人情だ。 な。 55 00:04:57,697 --> 00:05:02,235 だったら 元子が残ったらいいんですよ。 どうして? 56 00:05:02,235 --> 00:05:07,574 ご病人が長く寝込めば それだけ 家族の者が疲れるんですよ。 57 00:05:07,574 --> 00:05:12,078 大体 元子は大原の人間なんだもの。 ちょいと病人のお顔を見て➡ 58 00:05:12,078 --> 00:05:15,382 それで帰ってきていいような 立場の人間じゃないんですからね。 59 00:05:15,382 --> 00:05:20,086 うん しかし そうなると 大介が かわいそうだな。 60 00:05:20,086 --> 00:05:22,022 まあ そりゃまあ こちとら➡ 61 00:05:22,022 --> 00:05:24,925 あの坊主の面倒を見る手は 有り余ってるけどよ➡ 62 00:05:24,925 --> 00:05:27,394 しかし 何つってもあの年だ。 な。 63 00:05:27,394 --> 00:05:30,297 元子の帰りが遅くなりゃ お前 「母ちゃん 母ちゃん」って➡ 64 00:05:30,297 --> 00:05:32,265 夜泣きでもされりゃ お前 これ ふびんだ。 65 00:05:32,265 --> 00:05:34,601 何言ってんですよ。 66 00:05:34,601 --> 00:05:39,105 大介が帰ってきたところで あの子に何の用があるっていうんです? 67 00:05:39,105 --> 00:05:42,008 何だ? じゃあ あの子は あっちに残すのか? 68 00:05:42,008 --> 00:05:43,977 (トシ江)当たり前でしょ。 お前…。 69 00:05:43,977 --> 00:05:48,114 あんたが かわいければ あちらさんだって 大介が かわいいんですよ。 70 00:05:48,114 --> 00:05:50,417 だからってだな…。 71 00:05:51,985 --> 00:05:54,621 とにかくな。 はい。 72 00:05:54,621 --> 00:05:58,792 会社のことは 正道っつぁんにとっては 一番気がかりなんだから な➡ 73 00:05:58,792 --> 00:06:02,062 これこれこうと おめえさんから ちょこちょこ 様子を知らしてやれ。 74 00:06:02,062 --> 00:06:03,997 ええ それはもう。 75 00:06:03,997 --> 00:06:07,234 それで 調子どう? うん 順調よ。 76 00:06:07,234 --> 00:06:10,570 まあね 元子が一生懸命 あちらさんにお仕えして➡ 77 00:06:10,570 --> 00:06:13,607 巳代子のお産に間に合ってくれれば 一番なんですけどねえ。 78 00:06:13,607 --> 00:06:16,076 それは そうだとも。 な。 79 00:06:16,076 --> 00:06:18,011 いよいよ お義父さんも 来年は➡ 80 00:06:18,011 --> 00:06:20,747 2人の孫のおじいちゃん っていうことになりますね。 81 00:06:20,747 --> 00:06:25,085 うん? (笑い声) 82 00:06:25,085 --> 00:06:29,256 (正道)そういうことでしたら 来る前に やりかけた仕事のことも➡ 83 00:06:29,256 --> 00:06:33,593 気になりますので 自分だけでも一度 東京へ戻ってきたいと思いますが。 84 00:06:33,593 --> 00:06:35,929 (波津)そげだわねえ。 85 00:06:35,929 --> 00:06:39,766 何と言っても 男には仕事が命だけん。 86 00:06:39,766 --> 00:06:43,270 幸い お医者さんも 当分は 様子を見たいと言っちょられたけん➡ 87 00:06:43,270 --> 00:06:48,408 何かあったら知らせますだけんね まあ そうがいいと思うね。 88 00:06:48,408 --> 00:06:51,611 それでしたら 元子のこと ひとつ よろしくお願いします。 89 00:06:51,611 --> 00:06:55,482 何を言っちょうだや。 元子さんも一緒に 東京帰えだわや。 90 00:06:55,482 --> 00:06:58,485 おばあ様。 元子さんには もう十分に➡ 91 00:06:58,485 --> 00:07:02,055 やってもらっただけんね。 大介も おることだし➡ 92 00:07:02,055 --> 00:07:04,958 東京へは 夫婦一緒に戻らんことには。 93 00:07:04,958 --> 00:07:08,228 いいえ 私は こちらに残らせていただきます。 94 00:07:08,228 --> 00:07:10,163 元子さん。 95 00:07:10,163 --> 00:07:12,098 東京からも そうするように 言ってきていますし➡ 96 00:07:12,098 --> 00:07:14,567 もちろん私も そのつもりですわ。 97 00:07:14,567 --> 00:07:18,438 どうせと言っては何ですけれど お正月は 会社も休みでしょうし➡ 98 00:07:18,438 --> 00:07:21,341 正道さんには その時に 一度 戻ってきていただいて➡ 99 00:07:21,341 --> 00:07:24,911 一緒に お正月を迎えてから お義父様のご様子次第で➡ 100 00:07:24,911 --> 00:07:27,814 東京へは帰らせていただきます。 だども…。 101 00:07:27,814 --> 00:07:30,784 いいえ 大原家の嫁でありながら➡ 102 00:07:30,784 --> 00:07:33,620 松江のお正月を 一度も知らないのは変ですし➡ 103 00:07:33,620 --> 00:07:39,459 何と言っても これから寒さも深まって お義母様のお水仕事が大変になります。 104 00:07:39,459 --> 00:07:43,596 ですから 私のような者でも もし お役に立つんでしたら➡ 105 00:07:43,596 --> 00:07:45,532 どうぞ もうしばらく こちらに置いてくださいまし。 106 00:07:45,532 --> 00:07:48,935 よろしくお願いいたします。 ね あなた。 107 00:07:48,935 --> 00:07:50,870 おばあさん お願いします。 108 00:07:50,870 --> 00:07:53,773 そげかいね。 だんだん。 109 00:07:53,773 --> 00:07:59,479 正道も いい嫁ごをもらって ありがたいことですわ。 110 00:08:04,351 --> 00:08:13,059 そして 元子と正道は 大原の大伯父の家を訪問しました。 111 00:08:13,059 --> 00:08:16,363 この松囲いは 築地松といい➡ 112 00:08:16,363 --> 00:08:20,900 冬の寒気を防ぐため 屋敷の北西部を松で囲った➡ 113 00:08:20,900 --> 00:08:24,237 この地方独特な風景の一つです。 114 00:08:24,237 --> 00:08:41,788 ♬~ 115 00:08:41,788 --> 00:08:45,258 (政久)うん そげかや。 116 00:08:45,258 --> 00:08:53,133 まあ 正道が このまま松江に落ち着けば お前の家も一番安心だと思うがのう。 117 00:08:53,133 --> 00:08:57,270 はい。 大伯父さんには いつも お世話になるばかりで➡ 118 00:08:57,270 --> 00:09:01,141 申し訳なく思っております。 なになに そりゃまあ➡ 119 00:09:01,141 --> 00:09:06,546 おばあさんの言いなさあとおり 男は やっぱし事業だわや。 な。 120 00:09:06,546 --> 00:09:10,350 まあ 元子さんが 残ってごすと言わっしゃあなら➡ 121 00:09:10,350 --> 00:09:13,219 安心して東京へ行ったらいいわや。 122 00:09:13,219 --> 00:09:15,722 どうも ありがとうございます。 (政久)うん。 123 00:09:15,722 --> 00:09:23,229 男子一旦 志を立てた以上 くにへ帰え時は 錦を飾あべきだわや。 124 00:09:23,229 --> 00:09:29,102 まあ こぎゃん地方都市の台所事情など 気にさんでいいけん。 125 00:09:29,102 --> 00:09:31,104 はい。 うん。 126 00:09:31,104 --> 00:09:33,239 ほんなら 元子さん。 はい。 127 00:09:33,239 --> 00:09:37,577 まあ 正月まで離れ離れで 寂しだろうが➡ 128 00:09:37,577 --> 00:09:40,613 旦那さんのためだけん 頑張ってごしなはいや。 129 00:09:40,613 --> 00:09:45,752 はい。 ふつつか者ですけれども どうぞ よろしくお願いいたします。 130 00:09:45,752 --> 00:09:48,254 ああ。 131 00:09:48,254 --> 00:09:50,924 あっ そげだ。 132 00:09:50,924 --> 00:09:54,594 看病看病で あんた まだ 出雲の大社さんには➡ 133 00:09:54,594 --> 00:09:57,630 お参りしちょらんだろうが。 はい。 134 00:09:57,630 --> 00:10:01,935 だったら正道 一度 元子さんを連れていってあげえ。 135 00:10:01,935 --> 00:10:04,771 はあ しかし…。 いんやいんや➡ 136 00:10:04,771 --> 00:10:09,642 出雲の大社さんは縁結びの神様だわや。 137 00:10:09,642 --> 00:10:13,279 お前が こげな いい嫁さんと 巡り会うたのも➡ 138 00:10:13,279 --> 00:10:16,950 出雲の神さんのおかげだわや。 ハハハハハハ…。 139 00:10:16,950 --> 00:10:22,422 ああ そういえば 確かにそうですねえ。 そげだわや え。 140 00:10:22,422 --> 00:10:28,294 島根県に生まれて あげな元気な子供にも 恵まれておおながら➡ 141 00:10:28,294 --> 00:10:32,165 出雲の神さんに 元子さんを見せてあげんとは お前➡ 142 00:10:32,165 --> 00:10:37,637 ほとほと気が利かん男だのう お前は え。 ハハハハハハハ…。 143 00:10:37,637 --> 00:10:53,653 ♬~ 144 00:10:53,653 --> 00:11:00,393 今の11月は 陰暦で10月にあたり 神無月と申します。 145 00:11:00,393 --> 00:11:06,266 それは 日本中の神様が 全部 この出雲大社へご出張あそばして➡ 146 00:11:06,266 --> 00:11:10,770 神様がお留守だから 神無し月ともいうのですが➡ 147 00:11:10,770 --> 00:11:13,806 ここ 出雲だけは その反対ですから➡ 148 00:11:13,806 --> 00:11:19,279 11月を 神在月と呼ぶ 習わしになっております。 149 00:11:19,279 --> 00:11:29,422 ♬~ 150 00:11:29,422 --> 00:11:36,296 さて ご本家の承諾も得て いよいよ正道が 東京へ戻るという前日➡ 151 00:11:36,296 --> 00:11:43,303 準備も万端整って 出雲の神様に ご挨拶をして帰ってきたところ…。 152 00:11:43,303 --> 00:11:47,807 東京から電報? (陽子)はい。 153 00:11:47,807 --> 00:11:50,143 それで 一体…。 (陽子)はい。 154 00:11:50,143 --> 00:11:52,645 おばあさんに お渡ししてああますけんね。 155 00:11:52,645 --> 00:11:54,981 うん 分かった。 156 00:11:54,981 --> 00:11:57,884 あっ そうから。ん? 病人に心配させてはいかんと➡ 157 00:11:57,884 --> 00:12:01,588 言われえけん お父さんには このこと…。 158 00:12:01,588 --> 00:12:04,090 うん 分かった。 159 00:12:04,090 --> 00:12:06,926 大介は ちゃんとしてましたでしょうか? はい。 160 00:12:06,926 --> 00:12:09,929 すいません もうしばらく。 はい。 161 00:12:20,473 --> 00:12:22,475 あなた…。 162 00:12:24,277 --> 00:12:27,947 出版社が倒産した。 163 00:12:27,947 --> 00:12:30,283 だけど どうして…! 164 00:12:30,283 --> 00:12:32,285 ちょっと 郵便局へ行ってきます。 あなた…。 165 00:12:32,285 --> 00:12:35,154 郵便局へ行って とにかく電話してくる。 正道。 166 00:12:35,154 --> 00:12:39,425 その前に まず一服していかっしゃい。 は? 167 00:12:39,425 --> 00:12:42,295 潰れたもんは潰れたもん。 168 00:12:42,295 --> 00:12:46,100 あんまり慌てても いい知恵は浮かばんもんだけん。 169 00:12:48,968 --> 00:12:51,170 はい。 170 00:12:53,806 --> 00:12:59,312 日本橋人形町生まれで イキのいいのだけが取り柄の元子。 171 00:12:59,312 --> 00:13:06,386 大事にあって落ち着き払った 波津の態度には 目をみはりました。 172 00:13:06,386 --> 00:13:10,089 ほんなら すぐに 東京行きの支度にかかあましょうか。 173 00:13:10,089 --> 00:13:12,759 あ… はい! 174 00:13:12,759 --> 00:13:25,271 ♬~ 175 00:13:25,271 --> 00:13:29,609 着替えは 向こうの家にもありますから 1組ずつしか入れてありませんよ。 176 00:13:29,609 --> 00:13:32,645 ああ。 ワイシャツ類は上から2番目の引き出し➡ 177 00:13:32,645 --> 00:13:36,382 下着と靴下は その次に入っていますけど まごつくと いけませんから➡ 178 00:13:36,382 --> 00:13:39,118 紙に書いて この中へ入れておきますからね。 179 00:13:39,118 --> 00:13:42,021 ありがとう。 180 00:13:42,021 --> 00:13:46,826 大介や私のこと 本当に心配いりませんからね。 181 00:13:53,633 --> 00:13:56,536 (ため息) 182 00:13:56,536 --> 00:14:02,909 藤井のやつも 巳代ちゃんの出産 控えてるし 気が気じゃなくてね。 183 00:14:02,909 --> 00:14:04,844 私も それが心配で。 184 00:14:04,844 --> 00:14:07,080 君も 飛んで帰りたいだろう。 185 00:14:07,080 --> 00:14:11,584 でも 父と母がついていてくれますから。 186 00:14:11,584 --> 00:14:17,090 しかし お義父さんや長谷川のご隠居から 借りた金を返したあとでよかった。 187 00:14:17,090 --> 00:14:19,125 ええ。 188 00:14:19,125 --> 00:14:21,260 着いたら すぐ様子は知らせるからね。 189 00:14:21,260 --> 00:14:24,163 はい お願いします。 190 00:14:24,163 --> 00:14:27,066 おやじと大介のこと よろしく頼むな。 191 00:14:27,066 --> 00:14:30,403 大丈夫 しっかりお待ちしていますから。 192 00:14:30,403 --> 00:14:32,772 うん。 193 00:14:32,772 --> 00:14:38,277 こういう時にこそ 夫婦は心を合わせなければいけないのだ。 194 00:14:38,277 --> 00:14:41,948 元子は 心に そう思いました。 195 00:14:41,948 --> 00:14:52,959 ♬~