1 00:00:02,202 --> 00:00:12,980 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:12,980 --> 00:01:12,472 ♬~ 3 00:01:17,277 --> 00:01:22,149 締め切りの期日にとらわれず 特別 功名心にもとらわれずに➡ 4 00:01:22,149 --> 00:01:29,423 書きたいことを書く元子の筆は 生き生きと滑らかでした。 5 00:01:29,423 --> 00:01:32,292 (元子)「中学生は生意気盛り。➡ 6 00:01:32,292 --> 00:01:36,296 だが 近頃の大介は いくら生意気なことを言っても➡ 7 00:01:36,296 --> 00:01:40,434 ひところより 明るくなったような気がする。➡ 8 00:01:40,434 --> 00:01:42,502 やはり 子供の思春期には➡ 9 00:01:42,502 --> 00:01:47,207 親に気持ちの余裕がないのが 一番いけないのかもしれない。➡ 10 00:01:47,207 --> 00:01:54,514 それにしても 子供の反応は鋭く 素直なものだと 改めて驚くのだが…」。 11 00:01:58,852 --> 00:02:02,856 (順平)姉さん いる? ⚟は~い いますよ。 12 00:02:05,258 --> 00:02:08,161 疲れた顔して。 ああ。 13 00:02:08,161 --> 00:02:12,366 飲み物 お茶とコーヒー どっちがいい? うん コーヒーでいい。 14 00:02:14,935 --> 00:02:18,805 お母さん 心配してたけど ずっと四国にいたんだって? 15 00:02:18,805 --> 00:02:23,276 ああ。じゃあ ひとつき近くも 行ってたことになるじゃないの。 16 00:02:23,276 --> 00:02:25,278 うん。 17 00:02:25,278 --> 00:02:30,150 まさか 河内山と また やり合ってきたんじゃないでしょうね。 18 00:02:30,150 --> 00:02:32,419 いや まっすぐ ここへ来たから。 19 00:02:32,419 --> 00:02:35,322 まっすぐって… じゃあ うちへは帰らなかったの? 20 00:02:35,322 --> 00:02:38,125 うん。 どうして。 21 00:02:38,125 --> 00:02:40,627 ちょっと 聞いてほしいことがあったからさ。 22 00:02:40,627 --> 00:02:42,662 そりゃ いくらだって聞きますよ。 23 00:02:42,662 --> 00:02:44,798 だけど あんたのことじゃ お父さんとお母さん➡ 24 00:02:44,798 --> 00:02:47,300 どれだけ心配してたか 分からないわけじゃないでしょう。 25 00:02:47,300 --> 00:02:49,302 俺は そんなお説教 聞きに来たんじゃないんだよ。 26 00:02:49,302 --> 00:02:52,973 順平…。 27 00:02:52,973 --> 00:02:58,979 分かったわ。 とにかく聞きますから話してちょうだい。 28 00:03:04,584 --> 00:03:06,520 1年ばかり 旅に出たいんだ。 29 00:03:06,520 --> 00:03:08,755 旅に? うん。 30 00:03:08,755 --> 00:03:14,561 四国での仕事は 軽い気持ちでついた 記録映画だったけど 藍の話だったんだ。 31 00:03:14,561 --> 00:03:17,097 アイ? うん 藍玉の藍さ。 32 00:03:17,097 --> 00:03:19,132 ふ~ん。 33 00:03:19,132 --> 00:03:22,969 あれは 四国の徳島でとれるんだよね。 34 00:03:22,969 --> 00:03:27,607 うちが紺屋で 縁の下には 藍玉を寝かせてあるのは知ってたけど➡ 35 00:03:27,607 --> 00:03:31,778 それが徳島のものだったとは 分からなかったし➡ 36 00:03:31,778 --> 00:03:37,284 まさか その大本に 撮影に行くなんて 考えてもいなかったしさ。うん。 37 00:03:37,284 --> 00:03:42,122 そこで 約ひとつき 明けても暮れても カメラ担いで➡ 38 00:03:42,122 --> 00:03:45,959 藍と藍玉職人のじいさんを 追いかけてたんだけど➡ 39 00:03:45,959 --> 00:03:52,132 そのじいさんと話をしていると 彦さんを思い出しちゃってね。そう…。 40 00:03:52,132 --> 00:03:54,968 まあ 撮影が済んだから 引き揚げてきたんだけど➡ 41 00:03:54,968 --> 00:04:01,074 別れ際に そのじいさんから 藍玉の職人にならないかと言われて➡ 42 00:04:01,074 --> 00:04:04,377 俺は複雑だったよ。 紺屋の息子だってこと言ったの? 43 00:04:04,377 --> 00:04:06,913 いや。 じゃあ どうして? 44 00:04:06,913 --> 00:04:12,586 妙に気が合ったというだけなんだけど… そのじいさんには 後継ぎがいないんだ。 45 00:04:12,586 --> 00:04:17,257 それと1年間の旅と どういうつながりがあるの? 46 00:04:17,257 --> 00:04:20,093 分からん。 順平。 47 00:04:20,093 --> 00:04:25,765 まあ 強いて言えば そのつながりを 探してみたいというのかな。 48 00:04:25,765 --> 00:04:29,402 変かい? まだ よく分かんないわ。 49 00:04:29,402 --> 00:04:32,939 あっちこっち回ってみたいのさ。 それで? 50 00:04:32,939 --> 00:04:39,412 それで 何がつかめるか分からないけど 職人ってものを追ってみたいんだ。 51 00:04:39,412 --> 00:04:43,116 いつか 姉さんに シナリオを見てもらった時➡ 52 00:04:43,116 --> 00:04:48,989 観念的だって言われて あれが一番こたえてさ。 53 00:04:48,989 --> 00:04:52,826 けど 一家背負った苦しみも まだ分からないし➡ 54 00:04:52,826 --> 00:04:57,430 駆け落ちしたいほどの女に ほれたわけでもないしさ。 55 00:04:57,430 --> 00:05:00,133 それで? うん。 けど➡ 56 00:05:00,133 --> 00:05:04,905 職人の世界なら 彦さんや善さんを見て育ってきたから➡ 57 00:05:04,905 --> 00:05:06,940 いくらか分かるよ。 58 00:05:06,940 --> 00:05:15,382 現に そのじいさんと一緒に 涙こぼしたり 笑ったりしたもの。 59 00:05:15,382 --> 00:05:19,252 それを突破口に 人間ってものを描いてみたいんだ。 60 00:05:19,252 --> 00:05:24,591 だから いろんな職人に 会ってみたいと思ったんだ。 61 00:05:24,591 --> 00:05:30,463 その結果 どういうふうになるのか 自分でも よく分からないけど…。 62 00:05:30,463 --> 00:05:35,936 今なら わがままついでに もう1年ぐらい 親不孝しても大丈夫かなって➡ 63 00:05:35,936 --> 00:05:37,871 それを姉さんに相談したくてさ。 64 00:05:37,871 --> 00:05:40,807 けど その1年間 どうやって食べていくつもり? 65 00:05:40,807 --> 00:05:44,644 それなら大丈夫。 住み込んじゃえばいいんだから。え!? 66 00:05:44,644 --> 00:05:48,415 住み込めば 寝る所と食うことは 解決できるし➡ 67 00:05:48,415 --> 00:05:52,619 一緒に仕事していかなきゃ 職人の心なんてものも分かんないだろ。 68 00:05:52,619 --> 00:05:54,654 それは そうねえ…。 69 00:05:54,654 --> 00:05:57,290 やっぱり 夢物語だと思う? 70 00:05:57,290 --> 00:05:59,226 そうは思わないけど…。 71 00:05:59,226 --> 00:06:01,895 じゃあ 大原の義兄さんは おやじに信用があるから➡ 72 00:06:01,895 --> 00:06:04,798 姉さんと義兄さんから おやじに そう言ってくれないかな。 73 00:06:04,798 --> 00:06:09,569 そうね…。 だけど どうして 自分の口から言えないの? 74 00:06:09,569 --> 00:06:11,605 俺が言えば けんかになるのは分かってるじゃないか。 75 00:06:11,605 --> 00:06:14,441 けんかになったら なったで いいじゃないの。 76 00:06:14,441 --> 00:06:17,444 それとも 負けるのが怖いから? まさか。 77 00:06:17,444 --> 00:06:23,750 だったら 自分の口から きちんとおっしゃいな。 78 00:06:23,750 --> 00:06:28,388 言ってみれば 何かを求めて 新しいスタートなんでしょう? 79 00:06:28,388 --> 00:06:31,258 それを 自分の口から 宣言できないようじゃ➡ 80 00:06:31,258 --> 00:06:35,462 住み込みを覚悟したところで まず見込みはないんじゃないの? 81 00:06:37,130 --> 00:06:40,767 大丈夫 順平の気持ちは よく分かったから➡ 82 00:06:40,767 --> 00:06:45,105 けんかになったら なったで あとの始末は 姉さんがつけてやるから➡ 83 00:06:45,105 --> 00:06:47,941 一丁ぶつかってごらん あの河内山へさ。 84 00:06:47,941 --> 00:06:49,976 うん 分かったよ。 85 00:06:49,976 --> 00:06:54,481 じゃあ 行く時は教えてね。 せん別ぐらいは持たせてあげるから。 86 00:07:02,455 --> 00:07:08,561 ☎ 87 00:07:08,561 --> 00:07:11,898 (トシ江)はい もしもし 人形町 吉宗でございます。 88 00:07:11,898 --> 00:07:14,567 あっ 元子。 89 00:07:14,567 --> 00:07:16,503 えっ 順平が!? 90 00:07:16,503 --> 00:07:19,372 まっすぐ そっちに向かうかどうか 分からないけど➡ 91 00:07:19,372 --> 00:07:23,243 とにかく お父さんと 一大衝突する可能性があるのよね。 92 00:07:23,243 --> 00:07:28,381 あ… 脅かさないでよ。 一体 何があったっていうの? 93 00:07:28,381 --> 00:07:30,317 あるのは これから。 94 00:07:30,317 --> 00:07:35,088 でね とにかく あの子の気持ちを 黙って聞いてやってほしいの。 95 00:07:35,088 --> 00:07:37,991 終戦処理は 私たちが 責任持ってやるとして➡ 96 00:07:37,991 --> 00:07:40,894 お父さんが何と言おうと とにかく お母さんは➡ 97 00:07:40,894 --> 00:07:44,397 黙って あの子の気持ちを聞いてやって。 お願い。 98 00:07:44,397 --> 00:07:50,704 ああ もちろん… そのつもりでいるけどね。 99 00:07:52,772 --> 00:07:57,644 ☎ 100 00:07:57,644 --> 00:08:00,580 (橋本)はい 広林建設。 101 00:08:00,580 --> 00:08:04,884 あっ 奥さんですか。 ちょ… ちょっと待ってください。 102 00:08:04,884 --> 00:08:09,222 いえいえ そんな言づけだなんて… 今 呼びに行きますから。 103 00:08:09,222 --> 00:08:13,059 いえ あの 仕事中でしょうし 本当に言づけでいいんです。 104 00:08:13,059 --> 00:08:17,364 恐れ入りますが 今日 帰りに 人形町の方へ寄ってもらいたいと…。 105 00:08:17,364 --> 00:08:20,900 いえ あの 時間は別に… 寄ってもらえさえすれば結構なんです。 106 00:08:20,900 --> 00:08:24,738 それと 行く前に こちらに電話を入れるように…➡ 107 00:08:24,738 --> 00:08:28,742 ええ よろしくお願いいたします。 ごめんくださいませ。 108 00:08:30,377 --> 00:08:32,912 (正道)こんばんは。 (巳代子)お義兄さん。 109 00:08:32,912 --> 00:08:34,948 順平君は? ちょっと前に帰ってきたんだけど➡ 110 00:08:34,948 --> 00:08:37,584 訳の分からないことを言いだして… とにかく上がってください。 111 00:08:37,584 --> 00:08:39,919 お願いします。 失礼します。 112 00:08:39,919 --> 00:08:42,822 (トシ江)正道さん…。 元子から 順平君帰ってるって➡ 113 00:08:42,822 --> 00:08:45,258 聞いたもんですから。 とにかく聞いてやってくださいよ。 114 00:08:45,258 --> 00:08:47,594 もう この子ときたら…。 (宗俊)おめえは黙ってろ。 115 00:08:47,594 --> 00:08:49,529 だって…。 116 00:08:49,529 --> 00:08:52,265 おおかた 仲裁にでも 駆けつけてくれたんだろうが➡ 117 00:08:52,265 --> 00:08:54,768 これは 俺と順平の問題だ。 118 00:08:54,768 --> 00:08:59,105 すまねえが 正道っつぁん そこで黙って聞いててくれねえか。 119 00:08:59,105 --> 00:09:01,107 はい。 120 00:09:04,544 --> 00:09:08,048 おめえ 言うことは それで全部か。 121 00:09:08,048 --> 00:09:10,350 ああ 全部だ。 122 00:09:10,350 --> 00:09:12,719 俺は もう決心したんだ。 123 00:09:12,719 --> 00:09:15,622 たとえ おやじが何と言おうと 俺の気持ちは変わらねえ。 124 00:09:15,622 --> 00:09:18,591 もう子供じゃねえんだ。 それが勘当というなら➡ 125 00:09:18,591 --> 00:09:22,896 いくらでも勘当されてやろうじゃねえか。 126 00:09:22,896 --> 00:09:27,367 よ~し おめえの言い分は分かった。 127 00:09:27,367 --> 00:09:29,569 あんた。 128 00:09:32,205 --> 00:09:36,209 行きゃあ いいさ。 (巳代子)お父さん。 129 00:09:38,745 --> 00:09:41,781 行ってこい。 行ってな➡ 130 00:09:41,781 --> 00:09:45,385 じっくりと その目で 職人ってものを見てくるんだ。 131 00:09:45,385 --> 00:09:49,255 それじゃあ…。 紺屋のせがれがな➡ 132 00:09:49,255 --> 00:09:53,593 藍玉の職人から やりてえことを 教わったってのも 何かの縁だ。 133 00:09:53,593 --> 00:10:00,266 1年でも2年でもよ じっくりと腰据えて 職人ってものを見てこい。 134 00:10:00,266 --> 00:10:02,936 父さん…。 言うことは それだけだ。 トシ江。 135 00:10:02,936 --> 00:10:05,772 はい。 今度は長旅になるだろう。 136 00:10:05,772 --> 00:10:10,110 支度もあるだろうからよ 見てやんな。 あんた。 137 00:10:10,110 --> 00:10:14,280 おい 正道っつぁん ちょいと つきあってくれねえか。 138 00:10:14,280 --> 00:10:16,783 はい。 どこ行くのよ 今から2人で。 139 00:10:16,783 --> 00:10:23,423 バカ野郎 大の男が 2人そろって 出先を断って行くやつが どこにいる。 140 00:10:23,423 --> 00:10:27,227 正道さん…。 大丈夫ですよ。 141 00:10:34,067 --> 00:10:37,437 順平。 ああ…。 142 00:10:37,437 --> 00:10:39,973 あんた まさか本気じゃないんでしょ? 143 00:10:39,973 --> 00:10:41,908 旅に出るだけだなんて➡ 144 00:10:41,908 --> 00:10:45,144 ただ お父さんと 張り合っただけなんでしょ? 145 00:10:45,144 --> 00:10:47,814 本気だよ。 146 00:10:47,814 --> 00:10:52,685 ああ… この子 本気だとも。 147 00:10:52,685 --> 00:10:55,154 そうだろう 順平。 148 00:10:55,154 --> 00:10:57,657 母さん…。 149 00:11:25,952 --> 00:11:32,425 大丈夫だよ。 やせ我慢じゃねえんだから。 150 00:11:32,425 --> 00:11:34,627 はい。 151 00:11:41,434 --> 00:11:48,308 「かわいい子には旅をさせろ」か…。 152 00:11:48,308 --> 00:11:57,884 ハハ… 昔の人は よく言ったもんだ。 153 00:11:57,884 --> 00:12:00,587 ええ。 154 00:12:14,767 --> 00:12:18,271 やせ我慢じゃない…。 155 00:12:18,271 --> 00:12:21,274 うん 僕はね 本当に そうなんだと思うよ。 156 00:12:21,274 --> 00:12:23,943 あれは 決して やけ酒なんかじゃなかったな。 157 00:12:23,943 --> 00:12:26,412 そう。 158 00:12:26,412 --> 00:12:31,250 順平君にね 自分で ぶつかれって言った 君の判断が やっぱり正しかったんだな。 159 00:12:31,250 --> 00:12:36,956 もしもね 君や僕が順平君の代弁してたら ああは いかなかっただろうな。 160 00:12:36,956 --> 00:12:40,793 本当にお疲れのところ ゴタゴタ話で すいませんでした。 161 00:12:40,793 --> 00:12:44,130 僕もね お義父さんと飲むのは 久しぶりだったから。 162 00:12:44,130 --> 00:12:47,033 それにしても こんなに すんなりいくとは思わなかったし➡ 163 00:12:47,033 --> 00:12:50,637 初め 順平も拍子抜けしたみたい。 うん。 164 00:12:50,637 --> 00:12:55,441 だけどね かえって覚悟が決まったって 電話で そう言ってたわ。 165 00:12:55,441 --> 00:12:57,977 うん。 166 00:12:57,977 --> 00:13:04,784 お義父さんね 多分 順平君の中に 自分を見たんじゃないかな。 167 00:13:04,784 --> 00:13:07,787 うまく言えないけど 何か そういう気がするよ。 168 00:13:07,787 --> 00:13:10,556 それで…。 たつ前に一度 こちらへ よこすって➡ 169 00:13:10,556 --> 00:13:13,393 おっしゃってた。 よかったわ…。 170 00:13:13,393 --> 00:13:17,096 ううん 本当に いいかどうか 分かんないけど➡ 171 00:13:17,096 --> 00:13:19,032 でも とにかくよかった。 172 00:13:19,032 --> 00:13:21,601 あとは順平君次第だな。 173 00:13:21,601 --> 00:13:25,471 そうよね。 自分で そうしたいって思ったんだから➡ 174 00:13:25,471 --> 00:13:28,274 自分で そうするよりほか ありませんものね。 175 00:13:28,274 --> 00:13:30,610 うん。 176 00:13:30,610 --> 00:13:56,736 ♬~ 177 00:13:56,736 --> 00:14:00,907 「これを旅立ちというのだろうか。➡ 178 00:14:00,907 --> 00:14:05,778 順平が 何をつかんで帰ってくるのか 私には分からないけれど➡ 179 00:14:05,778 --> 00:14:12,919 河内山が黙って送り出す以上 もはや私が 口を挟むことではないだろう。➡ 180 00:14:12,919 --> 00:14:20,093 順平にとって 実りある よき旅であることを祈るだけである。➡ 181 00:14:20,093 --> 00:14:26,866 それにしても 私の心が今 激しく乱れるのは 大介のことだ。➡ 182 00:14:26,866 --> 00:14:34,607 あの子も いつの日か このようにして 私の手元から旅立っていくのだろうか。➡ 183 00:14:34,607 --> 00:14:40,279 男の子とは そうしたものなのだろうか」。 184 00:14:40,279 --> 00:14:45,618 その翌日 行ってくるよと 電話をかけてきただけで➡ 185 00:14:45,618 --> 00:14:51,324 順平は ある発見を求めて 旅立っていきました。