1 00:00:02,202 --> 00:00:13,413 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:13,413 --> 00:01:20,113 ♬~ 3 00:01:25,152 --> 00:01:28,288 元子は 書きました。 4 00:01:28,288 --> 00:01:32,159 制限枚数に関係なく 思い出すままに➡ 5 00:01:32,159 --> 00:01:37,164 放送員室のこと 全てを 書いていったのです。 6 00:01:39,800 --> 00:01:43,136 止まれ! 誰か! 誰か! 7 00:01:43,136 --> 00:01:45,072 (のぼる)私たちは女子放送員です! 8 00:01:45,072 --> 00:02:12,766 ♬~ 9 00:02:12,766 --> 00:02:15,569 (道子)ただいま。 10 00:02:19,272 --> 00:02:21,775 (元子)あっ お帰り。 ごめんね 気が付かなくて。 11 00:02:21,775 --> 00:02:24,411 (道子)ねえ どんぐりも食べたんだって? えっ? 12 00:02:24,411 --> 00:02:28,782 学校でね お母さんのこと言ったら 先生が教えてくれたの。 13 00:02:28,782 --> 00:02:32,285 私たち小学生は みんな お母さんたちと別れて➡ 14 00:02:32,285 --> 00:02:34,221 田舎の学校へ行ってたんだって。 15 00:02:34,221 --> 00:02:40,160 そうよ。 大人も子供も赤ちゃんも それは大変な時代だったの。 16 00:02:40,160 --> 00:02:42,996 ふ~ん 先生がお話ししてくれたの。 17 00:02:42,996 --> 00:02:46,133 うん。 すいとんなんか ごちそうの方だったって。 18 00:02:46,133 --> 00:02:49,836 まあ。 フフ… だから言ったでしょ。 19 00:02:56,443 --> 00:03:00,247 いよいよ明日が締め切り日ですが➡ 20 00:03:00,247 --> 00:03:06,253 元子には 書くだけ書いたものの 清書が残っておりました。 21 00:03:11,758 --> 00:03:20,967 (目覚まし時計が鳴る音) 22 00:03:25,272 --> 00:03:27,274 あっ。 (正道)おっ 何だ 徹夜か? 23 00:03:27,274 --> 00:03:29,943 ごめんなさい。 目覚まし時計 あなたのでした? 24 00:03:29,943 --> 00:03:33,814 うん。 あっ 出来たかい? ええ 出来たわ。 25 00:03:33,814 --> 00:03:38,285 あと 書くべきものは 封筒の表書きと 私の名前だけです。 26 00:03:38,285 --> 00:03:40,220 よくやったな。 27 00:03:40,220 --> 00:03:42,956 じゃあ 郵便局 出したら あとは ぐっすり寝ることだ。 28 00:03:42,956 --> 00:03:46,793 大丈夫よ 一晩そこらの徹夜ぐらい。 29 00:03:46,793 --> 00:03:48,728 (大介)それ 僕が出してやる。 30 00:03:48,728 --> 00:03:50,664 大介。 大丈夫だよ。 31 00:03:50,664 --> 00:03:53,567 学校へ行きながら ちゃんと出してくるから。 32 00:03:53,567 --> 00:03:57,804 じゃあ お願いするわ。 お母さんの八月十五日を。 33 00:03:57,804 --> 00:03:59,806 はい。 34 00:04:04,578 --> 00:04:09,282 (セミの声) 35 00:04:11,251 --> 00:04:16,923 身を削る思いで書いた応募手記 「私の八月十五日」を➡ 36 00:04:16,923 --> 00:04:20,594 締め切りギリギリに投かんした元子さん。 37 00:04:20,594 --> 00:04:24,397 書き切ったという満足感で 結果については➡ 38 00:04:24,397 --> 00:04:27,267 忘れるともなく忘れてしまい➡ 39 00:04:27,267 --> 00:04:31,772 主婦業の毎日を 忙しく過ごしておりました。 40 00:04:33,406 --> 00:04:36,710 ただいま。 ⚟お帰り。 41 00:04:50,290 --> 00:04:52,292 何 作ってるの? うん? 42 00:04:52,292 --> 00:04:57,063 受験生に最高 消化のよいスタミナ料理よ。 巳代子おばさんに教わったの。 43 00:04:57,063 --> 00:05:00,567 すぐ その気になるんだから。 僕は まだ受験生じゃないよ。 44 00:05:00,567 --> 00:05:03,470 分かってるわよ。 だけど 中学校の期末試験は➡ 45 00:05:03,470 --> 00:05:06,907 もう一日あるんでしょう。 消化がよくて 栄養のたっぷりあるものを作るに➡ 46 00:05:06,907 --> 00:05:08,842 越したことないじゃないの。 47 00:05:08,842 --> 00:05:11,244 それから もう一つ 大事なことを忘れていませんか? 48 00:05:11,244 --> 00:05:14,915 それも分かってますよ。 お味が悪ければ 何にもならない。 49 00:05:14,915 --> 00:05:18,251 へ~え さえてますね 今日のお母さんは。 フフ…。 50 00:05:18,251 --> 00:05:21,154 で 今日はどうするの? 先に寝てしまってからやる? 51 00:05:21,154 --> 00:05:23,924 それとも このままやって 早めに寝ますか? 52 00:05:23,924 --> 00:05:28,762 うん 明日の分は サ~ッと 復習すればいいだけだから このまま寝る。 53 00:05:28,762 --> 00:05:31,598 道子が帰ってくれば どうせ目が覚めちゃうんだろうから。 54 00:05:31,598 --> 00:05:34,401 うん じゃあ おやつに作っといてあげるからね。 55 00:05:34,401 --> 00:05:37,604 おやすみなさい。おやすみなさい。 はい。 56 00:05:39,239 --> 00:05:44,611 あの様子だと 今日の試験は なかなか いい線いったのかな。 57 00:05:44,611 --> 00:05:47,514 ⚟(郵便配達) 郵便! 大原さ~ん 郵便ですよ! 58 00:05:47,514 --> 00:05:49,516 は~い! 59 00:05:53,119 --> 00:05:55,055 あっ どうもご苦労さまです。 どうも。 60 00:05:55,055 --> 00:05:58,425 あの~ これ 切手貼ってないんですよね。 どうも すいません。 61 00:05:58,425 --> 00:06:02,295 10円 頂きます。 はい…。 62 00:06:02,295 --> 00:06:04,731 はい。 はい じゃ 確かに。 63 00:06:04,731 --> 00:06:07,567 どうも。 どうも。ご苦労さまでした。 64 00:06:07,567 --> 00:06:12,239 あ~ 順平のやつ またではないか。 65 00:06:12,239 --> 00:06:15,909 「前略 その後 お変わりなきことと思いますが➡ 66 00:06:15,909 --> 00:06:19,379 小生も相変わらずの毎日を 過ごしております。➡ 67 00:06:19,379 --> 00:06:24,751 驚くことに 体重が2キロも増えました。 右 お知らせまで」。 68 00:06:24,751 --> 00:06:26,686 変な子。 69 00:06:26,686 --> 00:06:30,557 魚と空気のいいとこにいるんだもの 別に驚くことないじゃない。 ねえ。 70 00:06:30,557 --> 00:06:33,393 お母さん 何か臭いよ! 71 00:06:33,393 --> 00:06:36,897 鍋よ 鍋! 大介 お鍋! 72 00:06:41,768 --> 00:06:44,604 ハハハ… それで 初めから作り直しか。 73 00:06:44,604 --> 00:06:46,539 そうなの。 74 00:06:46,539 --> 00:06:49,409 全く 順平って子は 昔っから 人の迷惑考えないんだから。 75 00:06:49,409 --> 00:06:51,945 えっ そりゃないだろう。 フフ…。 76 00:06:51,945 --> 00:06:57,417 けど 元気そうな便りで何よりだな。 それにしたって。 77 00:06:57,417 --> 00:07:02,555 しかし いい匂いだね。 ええ もうすぐ出来上がりなんですよ。 78 00:07:02,555 --> 00:07:07,360 見ててやるからね お風呂入ってきなさい。 君が最後だろ。ええ。 79 00:07:07,360 --> 00:07:11,731 大丈夫だよ。 ちょっと大介のぞいたら ここで ずっと番してるから。 80 00:07:11,731 --> 00:07:16,369 そうですか? それじゃあ ザッと浴びるだけなんですけどね➡ 81 00:07:16,369 --> 00:07:20,573 10分ほどしたら 火を ほんのトロトロに弱めてくださる? 82 00:07:20,573 --> 00:07:22,909 分かった 分かった。 じゃあ お願いしますね。 83 00:07:22,909 --> 00:07:25,211 うん。 84 00:07:38,258 --> 00:07:40,260 よいしょ…。 85 00:07:51,271 --> 00:07:54,607 ⚟こんばんは。 もしもし こんばんは。 86 00:07:54,607 --> 00:07:56,643 ⚟は~い! 87 00:07:56,643 --> 00:08:01,715 ⚟こんばんは 大原さん。 大原さん いらっしゃいませんか? 88 00:08:01,715 --> 00:08:03,750 は~い! おりますよ! 89 00:08:03,750 --> 00:08:08,355 あなた~! あなた~! 大介! 90 00:08:08,355 --> 00:08:10,290 ⚟表に誰か お見えになった みたいなの!➡ 91 00:08:10,290 --> 00:08:12,892 誰でもいいから 早く出てちょうだい! 92 00:08:12,892 --> 00:08:14,928 あ~ いけない いけない。 お母さん お風呂だよ。 93 00:08:14,928 --> 00:08:17,364 けど 今頃 誰だろう? 94 00:08:17,364 --> 00:08:20,867 ⚟あなた~! おう はいはい! 95 00:08:26,106 --> 00:08:29,376 はいはい はいはい…。 96 00:08:29,376 --> 00:08:32,579 どちら様ですか? (三宅)え~ 夜分 すいません。 97 00:08:32,579 --> 00:08:36,750 週刊毎朝の三宅と申しますが。 はあ。 98 00:08:36,750 --> 00:08:40,387 遅くに申し訳ありません。 大原元子さんとおっしゃるのは? 99 00:08:40,387 --> 00:08:43,590 はい 家内ですけども。 そうですか。 100 00:08:43,590 --> 00:08:47,093 実はあの うちで募集しました 手記のことで伺ったんですけれども➡ 101 00:08:47,093 --> 00:08:49,396 奥様の書かれたものが 今日の時点で➡ 102 00:08:49,396 --> 00:08:52,265 最有力候補になってるものですから こうして。 103 00:08:52,265 --> 00:08:58,405 ああ… ああ そうですか。 104 00:08:58,405 --> 00:09:01,040 お母さん 週刊毎朝の人がね…。 うん 聞こえた。 105 00:09:01,040 --> 00:09:04,878 お父さんにね 上がっていただいて それで ちょっと待っててちょうだいって ねっ…。 106 00:09:04,878 --> 00:09:06,813 はい。 あっ 駄目よ! 道子…。 107 00:09:06,813 --> 00:09:09,215 道子 あんた パジャマじゃないの。 じゃ 僕が いってくるから➡ 108 00:09:09,215 --> 00:09:11,551 お母さんは その間に。 うん 分かった。 109 00:09:11,551 --> 00:09:13,486 お茶を出すんでしょ? お母さん。 うん そうそう お茶ね…。 110 00:09:13,486 --> 00:09:16,356 僕がやるから ボタン ボタン。 えっ? あっ! 111 00:09:16,356 --> 00:09:18,892 ボタン…。 いいから 頭をなんとかしなよ。 112 00:09:18,892 --> 00:09:22,595 頭? 道子 くし!はい! 113 00:09:25,231 --> 00:09:29,068 さあ… さあ どうぞ。 どうも… 本当に もうお構いなく。 114 00:09:29,068 --> 00:09:32,906 いやぁ こんな時間まで なかなか大変なお仕事なんですねえ。 115 00:09:32,906 --> 00:09:36,576 ええ… 終戦記念の特集号ということで➡ 116 00:09:36,576 --> 00:09:41,448 特に 今度の応募作は 私たちにしても 力入れましてね。 117 00:09:41,448 --> 00:09:46,086 およそ2,200通の中から これはというのを 選出するもんですから➡ 118 00:09:46,086 --> 00:09:49,122 選考委員の先生方も もう それは大変だったようですよ。 119 00:09:49,122 --> 00:09:51,958 2,200通? そんなに来ましたんですか。 120 00:09:51,958 --> 00:09:56,729 ええ。 やはり 戦後はまだ終わってないと こういうことですかね。 121 00:09:56,729 --> 00:09:58,798 あまりの生々しさにね 私たちにしても➡ 122 00:09:58,798 --> 00:10:02,535 もう タジタジとなるものが 随分ございました。はあ…。 123 00:10:02,535 --> 00:10:05,405 で 入選作は5人なんですけれども➡ 124 00:10:05,405 --> 00:10:08,308 奥様の書かれた「あの瞬間の放送員室」➡ 125 00:10:08,308 --> 00:10:11,778 これはですね 特選の候補になってるものですから。 126 00:10:11,778 --> 00:10:16,282 特選!? 深呼吸! ほら 大きく息を吸って。 127 00:10:16,282 --> 00:10:19,285 (深呼吸) じゃあ 開けますからね。 128 00:10:19,285 --> 00:10:22,489 おなかに グッと力入れる。 うん…。 129 00:10:24,991 --> 00:10:27,794 あっ どうも…。 130 00:10:27,794 --> 00:10:30,430 いらっしゃいませ。 131 00:10:30,430 --> 00:10:32,966 あっ… あっ あの 家内です。 132 00:10:32,966 --> 00:10:35,635 週刊毎朝の三宅さんだ。 あっ どうも…。 133 00:10:35,635 --> 00:10:37,670 初めまして。 実はですね…。 134 00:10:37,670 --> 00:10:40,507 ええ あの ちょっと 手ぇ放せないことやってたんですけど➡ 135 00:10:40,507 --> 00:10:42,976 このとおり 狭いうちですから 大体のお話は。 136 00:10:42,976 --> 00:10:46,446 そうですか。 とにかく おめでとうございます。 137 00:10:46,446 --> 00:10:50,316 ありがとうございます。 でも まだ候補なんでございましょう? 138 00:10:50,316 --> 00:10:53,219 はあ でも 入選には間違いありませんので➡ 139 00:10:53,219 --> 00:10:56,456 一応ですね お顔の写真を 撮らせていただきたいんですが。 140 00:10:56,456 --> 00:10:58,992 写真を!? (三宅)はあ。 で➡ 141 00:10:58,992 --> 00:11:03,396 明日の夜までには決定いたしますんで 決まり次第 連絡差し上げます。 142 00:11:03,396 --> 00:11:06,299 ですから あの~ 特選入賞の感想をですね➡ 143 00:11:06,299 --> 00:11:09,269 400字ぐらいで まとめていただきたいんです。➡ 144 00:11:09,269 --> 00:11:13,139 それと あの 簡単で結構ですから 略歴の方もお願いします。 145 00:11:13,139 --> 00:11:16,976 はい…。 え~っと でしたら…➡ 146 00:11:16,976 --> 00:11:19,846 この辺にお願いできますか。 あっ はいはい…。 147 00:11:19,846 --> 00:11:22,615 じゃあ テーブル こっち寄せるか。 あっ そうですね。 148 00:11:22,615 --> 00:11:24,951 あ~… はいはい。 あっ そうですか。 どうもすいません。 149 00:11:24,951 --> 00:11:27,987 あの~… 着替えた方がよろしいでしょうか。 150 00:11:27,987 --> 00:11:31,124 はっ? いやいや… 構いません そのままで。 151 00:11:31,124 --> 00:11:34,627 でも これじゃあ あんまり…。 大丈夫ですよ。 顔だけですから。 152 00:11:34,627 --> 00:11:37,297 それでも あの… ねっ? ねえ? 153 00:11:37,297 --> 00:11:39,799 大介 ちょっと 鏡… 鏡 持ってらっしゃい ねっ。 154 00:11:39,799 --> 00:11:42,835 ⚟(大介)はい。 155 00:11:42,835 --> 00:11:45,305 はい お母さん。 ありがとう。 156 00:11:45,305 --> 00:11:47,240 お子さんですか。 ああ… はい。 157 00:11:47,240 --> 00:11:49,976 こんばんは。こんにちは。 あの 長男と長女なんです。 158 00:11:49,976 --> 00:11:54,147 あ~ そうですか。 すごいんだぞ 君たちのお母さん。 159 00:11:54,147 --> 00:11:56,182 来月早々のね 「週刊毎朝」に➡ 160 00:11:56,182 --> 00:11:59,953 お母さんの書いた手記と この写真が載るんだからね。 161 00:11:59,953 --> 00:12:01,888 はい。 162 00:12:01,888 --> 00:12:03,823 じゃあ こちらへ。 はい。 163 00:12:03,823 --> 00:12:06,025 あ~ こっち…。 164 00:12:09,629 --> 00:12:13,099 じゃあ いいですか。 165 00:12:13,099 --> 00:12:15,034 (シャッター音) 166 00:12:15,034 --> 00:12:17,937 じゃあ どうも失礼いたしました。 どうも ごめんください。 167 00:12:17,937 --> 00:12:21,608 おめでとうございました。 それじゃあ。 168 00:12:21,608 --> 00:12:24,644 どうも わざわざ 本当にありがとうございました。 169 00:12:24,644 --> 00:12:27,347 お気を付けて。 170 00:12:34,787 --> 00:12:36,789 ハハハ…。 171 00:12:40,293 --> 00:12:42,996 はあ~。 172 00:12:54,641 --> 00:12:57,543 よかったね お母さん! きれいだったから 大丈夫よ。 173 00:12:57,543 --> 00:12:59,512 まあ 道子ったら。 ハハ。 174 00:12:59,512 --> 00:13:03,750 よし それじゃあの 電話だ。 人形町とモンパリと六根と…。 175 00:13:03,750 --> 00:13:06,586 待って! お願いだから 待って。 (大介)どうして? 176 00:13:06,586 --> 00:13:08,621 だって またまた候補なのよ。 177 00:13:08,621 --> 00:13:11,090 決まったわけじゃないって 言ってたじゃない。 178 00:13:11,090 --> 00:13:14,927 けど それは特選の話で 入選は間違いないって言ったでしょ。 179 00:13:14,927 --> 00:13:18,264 それにしても 待って。 (大介)どうして? 180 00:13:18,264 --> 00:13:22,268 ごめんね。 うまく言えないんだけど お母さん…➡ 181 00:13:22,268 --> 00:13:24,604 決して 見えっ張りで 言ってるんじゃないのよ。 182 00:13:24,604 --> 00:13:29,776 だけど あの手記のこと 忘れてたのよ 本当に。 183 00:13:29,776 --> 00:13:32,111 それで あの人たち 急に来て…➡ 184 00:13:32,111 --> 00:13:35,014 確かに 慌ててたってことも あるんだけど➡ 185 00:13:35,014 --> 00:13:39,285 特選だなんて ピンと来なかったし…。 186 00:13:39,285 --> 00:13:42,955 とにかく 書けたっていうことだけでよかったし…。 187 00:13:42,955 --> 00:13:44,891 分かんないかしら この気持ち。 188 00:13:44,891 --> 00:13:49,295 うん 分かる分かる。 今は バタバタ 騒ぎたくないっていうことなんだろ。 189 00:13:49,295 --> 00:13:53,166 今 騒ぐってことはね… 誰に対してだか よく分かんないんだけど➡ 190 00:13:53,166 --> 00:13:56,069 申し訳ないような そんな気がして…。 191 00:13:56,069 --> 00:13:58,438 うん… よし そういうことだ。 192 00:13:58,438 --> 00:14:01,441 大介 明日 試験もあるんだし 決定の連絡 入ったらな➡ 193 00:14:01,441 --> 00:14:05,211 お父さん リストを作っておくから 片っ端から電話してくれ。 な。 194 00:14:05,211 --> 00:14:08,748 分かりました。 じゃあ僕は 最後の追い込みに入るけど➡ 195 00:14:08,748 --> 00:14:10,683 その前に もう一度だけ。 196 00:14:10,683 --> 00:14:13,252 おめでとう お母さん。 197 00:14:13,252 --> 00:14:15,254 ありがとう。 おやすみなさい。 198 00:14:15,254 --> 00:14:18,591 じゃ おやすみ。 おやすみ。 199 00:14:18,591 --> 00:14:20,626 私も おめでとう! 200 00:14:20,626 --> 00:14:23,629 ありがとう…。 201 00:14:27,934 --> 00:14:33,806 よく頑張ったな。 おめでとう。 202 00:14:33,806 --> 00:14:36,809 あなた…。 203 00:14:39,545 --> 00:14:43,282 やりましたね 元子さん。 204 00:14:43,282 --> 00:14:49,589 しかし 特選かどうかは 来週のお楽しみです。