1 00:00:02,202 --> 00:00:14,815 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:14,815 --> 00:01:13,273 ♬~ 3 00:01:13,273 --> 00:01:19,413 「週刊毎朝」の終戦記念特集号が発売された その日のうちに➡ 4 00:01:19,413 --> 00:01:25,619 続々と届けられたお祝いの電報は このとおりです。 5 00:01:25,619 --> 00:01:29,423 (正道) すごいな。 これ一体 何通あるんだ? 6 00:01:29,423 --> 00:01:31,491 (大介)今 僕が数えてるから。 7 00:01:31,491 --> 00:01:33,627 (藤井)とにかく 電車の中にも➡ 8 00:01:33,627 --> 00:01:35,562 お義姉さんの名前が ぶら下がってたんですから。 9 00:01:35,562 --> 00:01:39,433 (巳代子)やだわ ぶら下がってるなんて まるで首つりしてるみたいじゃないの。 10 00:01:39,433 --> 00:01:41,368 (元子)やあね。 揚げ足を取るんじゃありませんよ。 11 00:01:41,368 --> 00:01:44,137 だって ねえ。 いやいやいや とにかくね➡ 12 00:01:44,137 --> 00:01:48,308 「あの瞬間の放送員室」と出たんですから 桂木から大原に変わっても➡ 13 00:01:48,308 --> 00:01:51,812 お義姉さんが アナウンサーだったのを 知っていた人は みんな分かったろうしね。 14 00:01:51,812 --> 00:01:55,315 そうなのよ。 女学校やね 専門学校の時のお友達もね➡ 15 00:01:55,315 --> 00:01:57,818 わざわざ旧姓を入れて打ってくれたり➡ 16 00:01:57,818 --> 00:02:00,153 松江で お世話になった方からも 頂いたし➡ 17 00:02:00,153 --> 00:02:03,056 正道さんとこの作業員の方もね 電話だけでなく➡ 18 00:02:03,056 --> 00:02:04,992 こうして わざわざ 電報にしてくださったんですもの。 19 00:02:04,992 --> 00:02:07,260 ☎ まただ。 20 00:02:07,260 --> 00:02:09,763 おい そういう言い方はないだろ。 はい 大原でございます。 21 00:02:09,763 --> 00:02:12,666 あっ おります。 少々お待ちください。 お義姉さん。はいはい。 22 00:02:12,666 --> 00:02:14,935 はい 大原でございます。 23 00:02:14,935 --> 00:02:19,272 ☎女性時代編集部の冬木と申しますが 大原元子さんでいらっしゃいますか? 24 00:02:19,272 --> 00:02:21,208 はい さようでございますが。 25 00:02:21,208 --> 00:02:24,144 ☎この度は「週刊毎朝」の特選 おめでとうございます。➡ 26 00:02:24,144 --> 00:02:27,981 早速 読ませていただきましたが 実はですね え~➡ 27 00:02:27,981 --> 00:02:31,618 戦時下の放送員という 大原さんの特異なご体験に➡ 28 00:02:31,618 --> 00:02:35,489 私たちも 大変感動いたしまして 私どもの雑誌にも➡ 29 00:02:35,489 --> 00:02:39,126 お書きになられるまでのお気持ちや動機 そのほか これまでのことを➡ 30 00:02:39,126 --> 00:02:41,962 主婦向けに 是非 ご執筆いただきたいのですが。 31 00:02:41,962 --> 00:02:44,431 あ… あの ということは? 32 00:02:44,431 --> 00:02:49,269 ☎はい 400字詰めの原稿用紙で20枚。 20枚!? 33 00:02:49,269 --> 00:02:53,173 ☎もしもし… あの 実話風に 書いていただければ よろしいんですが➡ 34 00:02:53,173 --> 00:02:56,643 早速 来月号に掲載したいもんですから 締め切りはですね…。 35 00:02:56,643 --> 00:02:58,679 あ… あの ちょっ… ちょっとお待ちくださいませ。 36 00:02:58,679 --> 00:03:01,481 道子 紙! 紙 頂戴! (道子)はい。 37 00:03:01,481 --> 00:03:04,084 お義姉さん。はい。 これ 使ってください。 38 00:03:04,084 --> 00:03:07,921 違うわよ メモ用紙よ。 原稿の依頼があったんです。 39 00:03:07,921 --> 00:03:09,856 あ~…。 40 00:03:09,856 --> 00:03:15,162 もしもし はい… はい…。 41 00:03:23,470 --> 00:03:27,107 こんにちは! (トシ江)おや いらっしゃい。 42 00:03:27,107 --> 00:03:30,143 お向かい 始まったみたいねえ。 ああ。 43 00:03:30,143 --> 00:03:33,613 四角いコンクリートの箱みたいなのが 出来るんだって。 44 00:03:33,613 --> 00:03:37,117 あれが建てばね この辺も変わるだろうね。 何階になるの? 45 00:03:37,117 --> 00:03:39,786 4階建てなんだって。 え~。 46 00:03:39,786 --> 00:03:43,623 ねえ あんた あれから大変だったでしょ。 うん ちょっとね。 47 00:03:43,623 --> 00:03:45,559 お父さん いる? いるわよ。 お上がりよ。 48 00:03:45,559 --> 00:03:47,561 うん。 じゃ ちょいと。 49 00:03:50,397 --> 00:03:53,800 (宗俊)え? そりゃ何のまねだ? 50 00:03:53,800 --> 00:03:56,837 つまり これは賞金の山分け。 51 00:03:56,837 --> 00:03:58,972 (宗俊)バカ野郎が。➡ 52 00:03:58,972 --> 00:04:01,875 競馬の穴当てた あぶく銭じゃあるめえし➡ 53 00:04:01,875 --> 00:04:04,744 妙なまねするんじゃねえやな。 (キン)そうですよ。 54 00:04:04,744 --> 00:04:08,582 こりゃ何たって お嬢がご褒美に頂いた 大切な記念のもんなんですから。 55 00:04:08,582 --> 00:04:11,251 (善吉)黙ってろよ。 大将が ちゃんと そう言ってんだから。 56 00:04:11,251 --> 00:04:13,920 そんなこと言ったってさ。 元子のね そういう気持ちは➡ 57 00:04:13,920 --> 00:04:16,957 うれしいんだけど お父さんも こういうふうに言ってるし➡ 58 00:04:16,957 --> 00:04:19,793 一応 それは そっちに 収めちゃってちょうだいよ。 59 00:04:19,793 --> 00:04:22,395 でも もう分けてしまったもの。 60 00:04:22,395 --> 00:04:25,298 てやんでぇ 調子に乗りやがって。 61 00:04:25,298 --> 00:04:31,938 俺ぁな おとつい おめえら夫婦がよ そろって顔見してくれたろ。 な。 62 00:04:31,938 --> 00:04:33,874 それで十分なんだよ。 63 00:04:33,874 --> 00:04:35,809 どうもすいません。 64 00:04:35,809 --> 00:04:39,412 けどね 賞金は金5万円なり。 65 00:04:39,412 --> 00:04:43,283 正道さんとも相談したんだけど それを5つに分けて➡ 66 00:04:43,283 --> 00:04:46,119 1万円は 松江のおばあちゃまに➡ 67 00:04:46,119 --> 00:04:49,623 そして 大介と道子に 1万円ずつ 定期預金にしてやって➡ 68 00:04:49,623 --> 00:04:51,958 これ 残りの2万円なのよ。 69 00:04:51,958 --> 00:04:55,295 で 一つはお父さんとお母さんに。 70 00:04:55,295 --> 00:05:00,133 もう一つは 彦さんとおキンさんと善さん。 ね。 71 00:05:00,133 --> 00:05:04,371 みんなで ごはん食べに行くのもよし 温泉なんかに繰り出すのもよし。 72 00:05:04,371 --> 00:05:07,240 元子…。 73 00:05:07,240 --> 00:05:12,579 私ね てれ隠しに 特選はまぐれだなんて みんなに挨拶してたけど➡ 74 00:05:12,579 --> 00:05:15,916 それ 違うのよ。 私 一生懸命書いたの。 75 00:05:15,916 --> 00:05:18,251 (彦造)そりゃ そうでございましょうとも。 76 00:05:18,251 --> 00:05:24,758 けどね 書いてて 18年も前のことなのに まるで 昨日のことのように思い出して➡ 77 00:05:24,758 --> 00:05:30,564 頭が カ~ッとなって 何度 立往生したか分かんないわ。 78 00:05:30,564 --> 00:05:38,104 でも そんな時 しっかりしろって 正大あんちゃんの声が聞こえたり➡ 79 00:05:38,104 --> 00:05:42,943 金太郎ねえさんが 夢ん中へ出てきて 頑張れって励ましてくれたり…。 80 00:05:42,943 --> 00:05:46,413 明治座で亡くなった先輩にも 是非 書いてもらいたいって➡ 81 00:05:46,413 --> 00:05:49,316 そう言われ続けたような気がするんです。 82 00:05:49,316 --> 00:05:53,954 そう思うと みんなが➡ 83 00:05:53,954 --> 00:05:56,423 あんちゃんや金太郎ねえさんのこと しのんで➡ 84 00:05:56,423 --> 00:06:00,293 有効に使ってくれるのが 一番いいんじゃないかと思って。 85 00:06:00,293 --> 00:06:04,231 分かった。 分かったけどよ➡ 86 00:06:04,231 --> 00:06:07,734 それじゃ おめえの取り分が ねえじゃねえか。 87 00:06:07,734 --> 00:06:11,071 ますますもって 元気な体はあるし➡ 88 00:06:11,071 --> 00:06:14,941 正道さんは いい旦那様だし 子供たちは みんな いい子だし➡ 89 00:06:14,941 --> 00:06:17,844 その子供に 1万円ずつ 貯金してやれたんですもの。 90 00:06:17,844 --> 00:06:21,381 もう それで十分じゃありませんか。 お嬢…。 91 00:06:21,381 --> 00:06:24,251 そのお嬢っていうのも もう やめてもらわなくちゃ。 92 00:06:24,251 --> 00:06:28,588 だってさ…。 あ~ おキンさんよ なあ➡ 93 00:06:28,588 --> 00:06:32,092 元子が偉そうに あんなこと言ってやがんだから➡ 94 00:06:32,092 --> 00:06:35,929 まあ ここはな おとなしく 元子の言うとおり➡ 95 00:06:35,929 --> 00:06:40,767 この金 ありがたく頂戴しようじゃねえか。 なあ 彦さん。 96 00:06:40,767 --> 00:06:44,104 (彦造)へえ…。 97 00:06:44,104 --> 00:06:47,941 どうもありがとうね。 嫌だわ そんなご大層に。 98 00:06:47,941 --> 00:06:49,876 バカ野郎 俺はおめえ➡ 99 00:06:49,876 --> 00:06:53,813 おめえの顔を立ててやってるんだぞ この野郎。 100 00:06:53,813 --> 00:06:57,117 「老いては子に従え」って そう言いますからね。 101 00:06:57,117 --> 00:07:01,721 誰がよ 誰が一体 老いたってんだい え? 102 00:07:01,721 --> 00:07:04,624 いや ちょっと 弱っちゃったな… 申し訳ございやせん…。 103 00:07:04,624 --> 00:07:09,596 この野郎 黙って聞いてたら お前…。 104 00:07:09,596 --> 00:07:12,098 そうかい… はい。 105 00:07:16,236 --> 00:07:18,238 おっと。 あっ おとうさん 大丈夫ですか。 106 00:07:18,238 --> 00:07:23,043 おい… てめえまで 年寄り扱いするんじゃねえや。 107 00:07:24,945 --> 00:07:32,085 あ~ もしもし ご先祖さん それから 正大➡ 108 00:07:32,085 --> 00:07:37,891 元子がよ 小遣いくれやがったぜ。 109 00:07:37,891 --> 00:07:44,097 出どころはな 毎朝新聞だとよ え ヘヘ…。➡ 110 00:07:44,097 --> 00:07:47,801 だから安心してよ みんなで…。 111 00:07:50,971 --> 00:07:55,408 友達とは 本当にありがたいものです。 112 00:07:55,408 --> 00:07:58,311 忙しい仕事を抱えながら のぼるが➡ 113 00:07:58,311 --> 00:08:01,881 ささやかなお祝い会を 企画してくれたのです。 114 00:08:01,881 --> 00:08:04,784 こんばんは。 (一同)いらっしゃい。 115 00:08:04,784 --> 00:08:08,221 (トモ子)お待ちしてました。 ふれちゃん!? 116 00:08:08,221 --> 00:08:11,558 (光子)ガンコ! まあ 薩摩焼酎! あなたも! 117 00:08:11,558 --> 00:08:15,061 (トモ子)驚いた? 驚いたわよ! 118 00:08:15,061 --> 00:08:19,366 もう 六根ったら 相変わらずの いつものメンバーだなんて言うんだもの。 119 00:08:19,366 --> 00:08:21,434 (ハヤカワ)マジシャンは 種明かし嫌いますよ。 120 00:08:21,434 --> 00:08:25,171 まあ ハヤカワさんも!はい。 (絹子)そのハヤカワさんがね➡ 121 00:08:25,171 --> 00:08:27,240 今日は 私たちも お客さんだっていうんで➡ 122 00:08:27,240 --> 00:08:30,977 ご覧のとおり モンパリは 第16期生に乗っ取られましたの。 123 00:08:30,977 --> 00:08:33,580 (のぼる)だって あの苦しい時 おじ様やおば様に 私たち➡ 124 00:08:33,580 --> 00:08:35,515 どれだけ助けられたか 分かんないんですもの。 125 00:08:35,515 --> 00:08:38,084 (洋三)だからといってだよ 今や プレスクラブの大物に➡ 126 00:08:38,084 --> 00:08:40,754 パーティーのセッティングまで していただいちゃって恐縮してますよ。 127 00:08:40,754 --> 00:08:43,656 ノー ノー。 今日は みんなのパーティーです。 128 00:08:43,656 --> 00:08:46,259 私も のぼると一緒に 楽しませてもらいますから。 129 00:08:46,259 --> 00:08:49,162 さあ 皆さん 座って。 座ってください。 130 00:08:49,162 --> 00:08:51,765 では ガンコの隣は やっぱり 遠くから来た者が➡ 131 00:08:51,765 --> 00:08:55,101 独占させていただきます。 そりゃ もちろんたい。 132 00:08:55,101 --> 00:08:57,937 それじゃ 薩摩焼酎 わざわざ鹿児島から? 133 00:08:57,937 --> 00:09:00,907 そうよ。 だからね もっと早く集まろうと思ったんだけど➡ 134 00:09:00,907 --> 00:09:03,710 わざわざ 今日まで お祝い 延ばしたんじゃない。 135 00:09:03,710 --> 00:09:07,347 ありがとう 六根。 (恭子)涙は まだ早いわよ ガンコ。 136 00:09:07,347 --> 00:09:10,216 そんなこと言ったって…。 137 00:09:10,216 --> 00:09:13,219 ガンコ 今日の特別なお客様よ。 えっ? 138 00:09:13,219 --> 00:09:16,890 (立花)いやぁ ハハハハハ…。 139 00:09:16,890 --> 00:09:20,560 おめでとう。 室長! ありがとうございます。 140 00:09:20,560 --> 00:09:22,896 (良男) おめでとう。 頑張ったね ガンコさん。 141 00:09:22,896 --> 00:09:25,932 もう三井さんには 松江時代から いろいろと お世話になってしまって➡ 142 00:09:25,932 --> 00:09:28,368 本当に どうもありがとうございました。 143 00:09:28,368 --> 00:09:31,571 (恭子)さあさあ お掛けになって。 室長 どうぞ。 144 00:09:31,571 --> 00:09:33,873 (洋三)どうも ようこそ。 145 00:09:36,743 --> 00:09:40,246 でも私 まさか 室長にまで お目にかかれるなんて➡ 146 00:09:40,246 --> 00:09:43,082 思ってもいませんでした。 どうも ありがとうございました。 147 00:09:43,082 --> 00:09:46,753 いや 私の方こそ 庭いじりの毎日だが➡ 148 00:09:46,753 --> 00:09:51,091 いやぁ みんな 本当によく成長して 活躍してくれて おめでとう。 149 00:09:51,091 --> 00:09:53,593 活躍だなんて 私はそんな。 150 00:09:53,593 --> 00:09:57,096 ほらほら ガンコちゃん また 自分のことしか考えない。 151 00:09:57,096 --> 00:10:00,133 え? 今 ふれちゃん 何なさってるか分かってる? 152 00:10:00,133 --> 00:10:02,268 何って… 何? 153 00:10:02,268 --> 00:10:07,140 一応 有限会社だけれど 亭主が経営する店の これでも専務さん。 154 00:10:07,140 --> 00:10:10,410 あっ でも 薩摩焼酎なんて もっとすごいのよ。 155 00:10:10,410 --> 00:10:15,115 「薩摩新報」っつう新聞の 婦人部広報主任なんですって。 156 00:10:15,115 --> 00:10:18,952 本当! わぁ みんな やってるのねえ。 157 00:10:18,952 --> 00:10:21,855 さあ幹事さん セレモニーを 先にやってしまわないと➡ 158 00:10:21,855 --> 00:10:23,823 プログラム進みませんよ。 本当だわ。 159 00:10:23,823 --> 00:10:26,693 はい 皆さん グラス取ってください。 はい…。 160 00:10:26,693 --> 00:10:29,596 あ~ どうもありがとう。 はい。 161 00:10:29,596 --> 00:10:32,499 じゃあ 乾杯の音頭は 立花室長 お願いします。 162 00:10:32,499 --> 00:10:35,802 えっ 私が? こりゃ 光栄だな。 163 00:10:35,802 --> 00:10:42,675 それでは 大原元子さんこと 桂木ガンコさん おめでとう。 164 00:10:42,675 --> 00:10:44,978 (一同)おめでとう! 165 00:10:44,978 --> 00:10:47,881 どうもありがとう。 166 00:10:47,881 --> 00:10:51,317 では これは 大事な急用が飛び込んだために➡ 167 00:10:51,317 --> 00:10:53,987 どうしても来られず 悔しくて ひょっとしたら➡ 168 00:10:53,987 --> 00:10:56,823 大切なお得意様を パーにしてるかもしれない➡ 169 00:10:56,823 --> 00:11:02,629 ガラこと… ガラこと 茜島悦子夫人から。 170 00:11:02,629 --> 00:11:05,532 まあ どうもありがとう。 (拍手) 171 00:11:05,532 --> 00:11:08,468 こんな大げさなことになってるなんて 思わなかったわ。 172 00:11:08,468 --> 00:11:12,939 では 続きまして ふれちゃんから おじ様とおば様へ。 173 00:11:12,939 --> 00:11:15,775 えっ? うん?私たちに? 174 00:11:15,775 --> 00:11:18,278 ええ。 感謝を込めて はい。 175 00:11:18,278 --> 00:11:21,281 えっ いや… だけど 今日は ガンコのお祝いと➡ 176 00:11:21,281 --> 00:11:24,417 それから 16期生の その… 同窓会じゃないの。 177 00:11:24,417 --> 00:11:26,486 だから なおのこと受け取ってください。 178 00:11:26,486 --> 00:11:28,621 私たち あの時代 このモンパリで➡ 179 00:11:28,621 --> 00:11:31,424 どんなに心慰められたか 分からないんですもの。 180 00:11:31,424 --> 00:11:35,628 室長 私のなまり 今でも 直りませんけれども➡ 181 00:11:35,628 --> 00:11:37,564 最後まで 落後しないで頑張れたのは➡ 182 00:11:37,564 --> 00:11:39,799 ここに 下宿させていただけたからなんです。 183 00:11:39,799 --> 00:11:41,734 あ~ そうそう そうだったね。 184 00:11:41,734 --> 00:11:44,637 それから おじさんの 取っときのコーヒーも忘れられません。 185 00:11:44,637 --> 00:11:46,573 本当にありがとうございました。 186 00:11:46,573 --> 00:11:49,509 まあ あなたたちったら…。 187 00:11:49,509 --> 00:11:53,146 (拍手) ありがとう…。 188 00:11:53,146 --> 00:11:57,650 (のぼる)では 記念品贈呈に移ります。 記念品!? 189 00:11:57,650 --> 00:12:02,622 (のぼる)松江から長野 今は東京勤務の 三井さんからお受け取りください。 190 00:12:02,622 --> 00:12:07,460 万年筆です。 連絡の取れた我が同期生5名 プラス➡ 191 00:12:07,460 --> 00:12:10,597 僕たちが ささやかなポケットマネー 出し合ったものです。 192 00:12:10,597 --> 00:12:13,499 どうか これからも いいものを どんどんと書いてください。 193 00:12:13,499 --> 00:12:17,470 (拍手) 194 00:12:17,470 --> 00:12:21,274 どうもありがとう…。 夢のようだわ。 195 00:12:21,274 --> 00:12:23,276 みんなのおかげです。 196 00:12:23,276 --> 00:12:25,945 みんなと一緒に生き抜いた そういう思いで➡ 197 00:12:25,945 --> 00:12:28,982 ただ 私 一生懸命 あの手記を…。 198 00:12:28,982 --> 00:12:31,985 本当にありがとう。 199 00:12:33,686 --> 00:12:38,124 (立花)私にも 礼を言わせてくれないか。 200 00:12:38,124 --> 00:12:42,962 16期生は 私にとっては 忘れることのできない生徒だったが➡ 201 00:12:42,962 --> 00:12:47,300 いやぁ みんな それぞれに生き抜いてくれた。 202 00:12:47,300 --> 00:12:49,302 室長…。 203 00:12:49,302 --> 00:12:55,642 君たちのことを思い出す時 いつも 頭によぎるのは➡ 204 00:12:55,642 --> 00:12:59,512 あの 辞表を たたきつけられた時のことだ。 205 00:12:59,512 --> 00:13:02,081 あれは ショックだった。 あれは 室長。 206 00:13:02,081 --> 00:13:07,253 いや… まあ ああいう状態の中で➡ 207 00:13:07,253 --> 00:13:12,125 私は 君たちのことを 何とも不本意な別れ方をしたと➡ 208 00:13:12,125 --> 00:13:14,394 いつも気にしてたんだ。 209 00:13:14,394 --> 00:13:17,764 まあ しかし こうやって みんなの顔を見ると➡ 210 00:13:17,764 --> 00:13:20,667 君たちは むしろ それを よりどころにして➡ 211 00:13:20,667 --> 00:13:25,938 それぞれが たくましく 自分の道を探し出してくれた。 212 00:13:25,938 --> 00:13:29,409 老兵は ただ消え去るのみというが➡ 213 00:13:29,409 --> 00:13:33,613 こういう会に出席できて 私は 本当にうれしい。 214 00:13:33,613 --> 00:13:40,119 どうもありがとう。 (拍手) 215 00:13:40,119 --> 00:13:44,791 それじゃあね 私からも ちょっと プレゼントがあるんだけど。 216 00:13:44,791 --> 00:13:51,130 いや 私はね 二度と 軍歌は口にすまいと思ってたんだ。 217 00:13:51,130 --> 00:13:55,301 だけどさ 今日 やっぱり こうやって みんなの顔を見たら➡ 218 00:13:55,301 --> 00:13:58,638 本当に 生きていてよかったと思う。 219 00:13:58,638 --> 00:14:02,508 だから この平和の尊さと➡ 220 00:14:02,508 --> 00:14:07,246 それから ガンコの新しい出発を祝ってね…。 221 00:14:07,246 --> 00:14:17,590 ♬「お前と俺とは同期の桜」 222 00:14:17,590 --> 00:14:28,101 ♬「同じ放送局の庭に咲く」 223 00:14:28,101 --> 00:14:38,411 ♬「咲いた花なら散るのは覚悟」 224 00:14:38,411 --> 00:14:48,788 ♬「見事散りましょう国のため」 225 00:14:48,788 --> 00:14:53,092 ♬~