1 00:00:02,202 --> 00:00:14,281 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:14,281 --> 00:01:12,272 ♬~ 3 00:01:14,775 --> 00:01:21,481 正道の回復も順調で 4人部屋へ移る日がやってきました。 4 00:01:23,116 --> 00:01:25,419 今日は いいお天気ですねえ。 5 00:01:25,419 --> 00:01:27,955 こういう日を 秋日和っていうんでしょうねえ。 6 00:01:27,955 --> 00:01:29,990 (波津)そうが どげしましたか? 7 00:01:29,990 --> 00:01:33,293 同じ病室をかわるにも こういうお天気の日に移ると➡ 8 00:01:33,293 --> 00:01:36,296 その患者さん 必ず 早く よくなることになってるの。 9 00:01:36,296 --> 00:01:39,800 本当に いいお天気でよかった。 10 00:01:39,800 --> 00:01:41,735 (元子)まあ そうなんですか。 11 00:01:41,735 --> 00:01:45,973 そうですよ。 「天高く馬肥ゆる秋」ってね。 12 00:01:45,973 --> 00:01:50,310 秋はいいなぁ。 ねっ 大原さん。 13 00:01:50,310 --> 00:01:52,245 (正道)はあ。 ハハ…。 14 00:01:52,245 --> 00:01:55,649 そこ 左に曲がりますね。 はい。 15 00:01:55,649 --> 00:02:05,325 ♬~ 16 00:02:05,325 --> 00:02:08,228 はい 入りますよ。 17 00:02:08,228 --> 00:02:11,598 よいしょ… はい 着きましたよ。 18 00:02:11,598 --> 00:02:13,934 ここが 今日からのお城です。 19 00:02:13,934 --> 00:02:16,269 皆さん 今日から一緒の大原さんです。 20 00:02:16,269 --> 00:02:18,271 大原です。 よろしくお願いいたします。 21 00:02:18,271 --> 00:02:21,108 隣が平井さんで 奥が山田さん。 22 00:02:21,108 --> 00:02:24,945 ここは おととい退院したので 空き。 はい。 23 00:02:24,945 --> 00:02:27,781 (山田)足ですか。はあ よろしゅうどうぞ。 大変ですねえ。 24 00:02:27,781 --> 00:02:31,284 それじゃあ いきますよ。 ちょっとの辛抱ですからね。はい…。 25 00:02:31,284 --> 00:02:33,620 おばあさんと奥さんは 私が 声をかけたら➡ 26 00:02:33,620 --> 00:02:35,555 この台を引き抜いてください。 はい。 27 00:02:35,555 --> 00:02:40,293 はい いいですか。 いきますよ。 28 00:02:40,293 --> 00:02:44,164 1 2の3…。 29 00:02:44,164 --> 00:02:47,434 はい ちょっと響きましたね。 30 00:02:47,434 --> 00:02:50,637 大丈夫 生きている証拠。 31 00:02:53,140 --> 00:02:56,043 ☎ 32 00:02:56,043 --> 00:02:59,312 はい 編集部。 ☎もしもし 私 大原と申しますが➡ 33 00:02:59,312 --> 00:03:01,248 冬木さん おいでになりますでしょうか。 34 00:03:01,248 --> 00:03:04,751 冬木ですか。 ちょっと待ってください。 冬木さん 電話 電話。 35 00:03:04,751 --> 00:03:07,587 ということで 元子は➡ 36 00:03:07,587 --> 00:03:11,758 懸案の婦人雑誌社へ 働きかけを開始しました。 37 00:03:11,758 --> 00:03:15,629 私 今月号に 主婦の随想を書きました 大原元子でございます。 38 00:03:15,629 --> 00:03:18,265 その節は いろいろと ありがとう存じました。 39 00:03:18,265 --> 00:03:20,267 あの 実はですね 今日はちょっと➡ 40 00:03:20,267 --> 00:03:22,936 ご相談がありまして お電話申し上げたんですが。 41 00:03:22,936 --> 00:03:27,607 ☎(冬木)はあ どんなことでしょう? ええ 原稿のことです。 42 00:03:27,607 --> 00:03:30,410 もちろん 時間 その他は 冬木さんのご都合のよろしい時で➡ 43 00:03:30,410 --> 00:03:34,614 結構なんですけれど あの 一度 お話を聞いていただくわけには➡ 44 00:03:34,614 --> 00:03:37,951 まいりませんでしょうか。 ☎(冬木)そうですね う~んと…➡ 45 00:03:37,951 --> 00:03:40,420 じゃあ 明日3時に 社の方へおいでください。➡ 46 00:03:40,420 --> 00:03:42,355 いや 向かいに ロンという喫茶店があるんで➡ 47 00:03:42,355 --> 00:03:44,958 そこで待っていてください。 すぐに分かりますから。 48 00:03:44,958 --> 00:03:50,464 ロンですね 分かりました。 ありがとうございます。 失礼いたします。 49 00:03:56,670 --> 00:04:00,240 あの 約束は3時ですから 5時ごろまでには戻れますので➡ 50 00:04:00,240 --> 00:04:02,576 夕飯の支度は…。 いや 大丈夫だわね。 51 00:04:02,576 --> 00:04:05,245 私にも そのぐらいできますけんね。 52 00:04:05,245 --> 00:04:09,750 そうですか。 でも 遅くなりましたらね 電話入れますけど➡ 53 00:04:09,750 --> 00:04:14,387 話が早く済んだら 病院へ寄って 5時半ごろまでには帰れると思います。 54 00:04:14,387 --> 00:04:17,090 そぎゃん心配は いりませんけんね。 55 00:04:17,090 --> 00:04:19,926 それに 早に終わあようなことだったら➡ 56 00:04:19,926 --> 00:04:22,395 それは不首尾ということに なあだないですか。 57 00:04:22,395 --> 00:04:27,601 あら 本当ですわね。 「断じて行えば鬼神もこれを避く」。 58 00:04:27,601 --> 00:04:30,937 真心を持って あんたは 一生懸命やってごしなさい。 59 00:04:30,937 --> 00:04:33,273 必ず 道は開けますけん。 60 00:04:33,273 --> 00:04:36,276 はい。 では 行ってまいります。 61 00:04:38,411 --> 00:04:42,282 (トシ江)だからって そんなに うまくいくものかどうか…。 62 00:04:42,282 --> 00:04:46,286 ええ…。 あっ すいません。 63 00:04:46,286 --> 00:04:51,424 しかしね 先方は 会ってくれるって約束したそうですから。 64 00:04:51,424 --> 00:04:55,295 まあ… こんな時に。 65 00:04:55,295 --> 00:05:00,133 あの子が これほど 無鉄砲だとは思わなかったわ。 66 00:05:00,133 --> 00:05:02,569 どうも申し訳ありません。 67 00:05:02,569 --> 00:05:05,906 しかし 元子の思うように させてやってもらえませんか。 68 00:05:05,906 --> 00:05:08,241 まあ といって 相手のあることですし➡ 69 00:05:08,241 --> 00:05:11,912 果たして仕事がもらえるかどうかも まだ分かってないんですからね。 70 00:05:11,912 --> 00:05:15,248 ええ… けど モンパリのこと➡ 71 00:05:15,248 --> 00:05:20,120 私 決して 悪い話じゃないと思うんですけどね。 72 00:05:20,120 --> 00:05:23,757 本当に ご心配かけて申し訳ありません。 73 00:05:23,757 --> 00:05:28,094 あっ… まあ 何言ってんですか まあ…。 やだわ 私。 74 00:05:28,094 --> 00:05:31,398 ご病人さんに 余計な愚痴 こぼしたりして…。 75 00:05:31,398 --> 00:05:35,602 ハハ…。 それで お義父さん 何ておっしゃってますか? 76 00:05:35,602 --> 00:05:39,940 ええ 正道さんと おんなじようなことを言ってました。 77 00:05:39,940 --> 00:05:43,276 まあ せっかく仕事もらえてもね➡ 78 00:05:43,276 --> 00:05:47,280 決して なまやさしいことには ならないだろうって。 79 00:05:49,950 --> 00:05:57,691 ♬~ 80 00:05:57,691 --> 00:05:59,659 いらっしゃいませ。 81 00:05:59,659 --> 00:06:11,571 ♬~ 82 00:06:11,571 --> 00:06:13,907 よろしいですか? あっ はい…。 83 00:06:13,907 --> 00:06:15,842 すいません お電話お借りしたいんですけど。 84 00:06:15,842 --> 00:06:19,079 どうぞ。 すいません。 85 00:06:19,079 --> 00:06:34,261 ♬~ 86 00:06:34,261 --> 00:06:36,263 もしもし。 ☎はい 女性時代 編集部。 87 00:06:36,263 --> 00:06:39,099 あの 私 大原と申しますけれども 冬木さん…。 88 00:06:39,099 --> 00:06:42,002 ☎冬木は外出中です。 えっ…? でも➡ 89 00:06:42,002 --> 00:06:44,404 3時に ロンで 待ち合わせのお約束なんですけれど。 90 00:06:44,404 --> 00:06:47,307 ☎だったら もう少しお待ちください。 戻りましたら伝えておきますから。 91 00:06:47,307 --> 00:06:50,277 あの…。 (電話が切れる音) 92 00:06:50,277 --> 00:06:53,947 (大介)ただいま。 93 00:06:53,947 --> 00:06:56,650 ひいばあちゃん ただいま! 94 00:06:59,419 --> 00:07:02,055 ああ お帰りになったか。 何してたの? そんな格好で。 95 00:07:02,055 --> 00:07:06,226 お風呂場の掃除だわや。 そんなこと 僕がやるって言ったでしょ。 96 00:07:06,226 --> 00:07:08,161 今日は早かっただね。 うん。 97 00:07:08,161 --> 00:07:10,096 お母さんが どうなったかなと思って。 98 00:07:10,096 --> 00:07:13,566 もう5時だけん 間もなく帰ってくるだわや。 99 00:07:13,566 --> 00:07:17,437 おなかすいちょうだけえ? 今 即席ラーメン作ってあげえだけんね。 100 00:07:17,437 --> 00:07:19,439 うん でも大丈夫。 自分で作れるから。 101 00:07:19,439 --> 00:07:24,244 そぎゃんこと遠慮することはないがね。 そのため ひいばあが残っただないかね。 102 00:07:24,244 --> 00:07:27,113 あっ…。 ひいばあ! 103 00:07:27,113 --> 00:07:30,917 だ… 大丈夫… ちょんぼし腰が…。 104 00:07:30,917 --> 00:07:34,387 だから留守番してるだけでいいと いつも お母さんが言ってるのに。 105 00:07:34,387 --> 00:07:38,091 大丈夫 大丈夫… 年は取っても まだまだ。 106 00:07:38,091 --> 00:07:41,127 道子は? 今 使いに行ってくれたわね。 107 00:07:41,127 --> 00:07:44,397 ひいばあが行くっていうのに 自分で行くっつって ああっ…。 108 00:07:44,397 --> 00:07:47,300 駄目だよ じっとしてなきゃ。 今 僕が布団を敷いてあげるから。 109 00:07:47,300 --> 00:07:51,004 そげな大げさな…。 いたたた…。 110 00:08:13,059 --> 00:08:15,061 あの…。 111 00:08:20,567 --> 00:08:23,370 あの… 冬木さんは お帰りになりましたでしょうか! 112 00:08:23,370 --> 00:08:26,906 冬木さん! (冬木)あっ ごめんなさい! 113 00:08:26,906 --> 00:08:30,744 ごめんなさい 大原さんでしたよね? はい。 114 00:08:30,744 --> 00:08:34,381 「週刊毎朝」応募手記特選の折は ご丁寧な原稿依頼を頂きました➡ 115 00:08:34,381 --> 00:08:37,584 大原元子でございます。 その節は いろいろと ありがとう存じました。 116 00:08:37,584 --> 00:08:41,287 編集長 その大原さんです。 117 00:08:46,259 --> 00:08:48,194 (福井)福井です。 その節には➡ 118 00:08:48,194 --> 00:08:52,132 すばらしい原稿を ありがとうございました。 …何か? 119 00:08:52,132 --> 00:08:55,969 いえ… 編集長さんが女性の方だとは 思わなかったものですから。 120 00:08:55,969 --> 00:08:58,405 原稿料は すぐにお送りしたと 思いますけれども➡ 121 00:08:58,405 --> 00:09:00,340 掲載したものに何かございました? 122 00:09:00,340 --> 00:09:06,713 いえ…。 実は 今日は お願いがあって参りましたの。 123 00:09:06,713 --> 00:09:10,583 私に 何か書かせてください。 124 00:09:10,583 --> 00:09:13,586 冬木君。 あっ はい。 125 00:09:13,586 --> 00:09:17,223 放送された作品1本のほか 児童文学新人賞候補➡ 126 00:09:17,223 --> 00:09:20,727 「週刊毎朝」手記特選 新聞婦人欄 投稿1編➡ 127 00:09:20,727 --> 00:09:24,364 作品といえるものは 以上で全部ですが そのほか 放送モニター➡ 128 00:09:24,364 --> 00:09:29,235 PTAの広報係では 新聞作りもしました。 校正も少々できます。 129 00:09:29,235 --> 00:09:31,905 無論 専門家の方から見れば➡ 130 00:09:31,905 --> 00:09:35,375 素人に毛が生えたようなものだ ということは 承知していますが➡ 131 00:09:35,375 --> 00:09:38,244 主人が 大けがをいたしまして➡ 132 00:09:38,244 --> 00:09:43,082 子供は 中学生の長男と 小学生の長女 2人。 133 00:09:43,082 --> 00:09:47,587 さきざきのことを考えましても 私 どうしても仕事したいと思っています。 134 00:09:47,587 --> 00:09:50,924 突然のお願いで 厚かましいことは 重々承知いたしておりますが➡ 135 00:09:50,924 --> 00:09:53,827 私に書けるものだったら どんなものでも結構なんです。 136 00:09:53,827 --> 00:09:56,096 仕事を下さい。 一生懸命やります。 137 00:09:56,096 --> 00:09:58,031 分かりました。 じゃ ちょっとお待ちください。 138 00:09:58,031 --> 00:09:59,966 今 打ち合わせ中ですから。 はい…。 139 00:09:59,966 --> 00:10:03,837 (福井)だからさ さっきも言ったように…。 140 00:10:03,837 --> 00:10:08,274 「私の八月十五日」の特選発表直後➡ 141 00:10:08,274 --> 00:10:14,581 原稿依頼で 大原先生と 呼んでくれたのとは えらい違いです。 142 00:10:17,951 --> 00:10:20,854 遅いなぁ もう6時半だよ。 143 00:10:20,854 --> 00:10:24,624 遅んなあ時は電話すると 言っちょうなったどもね。 144 00:10:24,624 --> 00:10:26,559 (道子)お母さんって忘れん坊だから。 145 00:10:26,559 --> 00:10:30,296 バカ ふだんとは違うんだぞ。 事故でもしてたら どうするんだよ。 146 00:10:30,296 --> 00:10:33,199 お兄ちゃん。 そぎゃん縁起でもないこと…。 147 00:10:33,199 --> 00:10:35,435 ひいばあは 腰が痛いんだから動かないで! 148 00:10:35,435 --> 00:10:37,637 大介…。 149 00:10:41,808 --> 00:10:45,311 (福井)とりあえず これを 読めるように書き直してきてください。 150 00:10:45,311 --> 00:10:49,315 はい? 主婦の応募手記なの。 151 00:10:49,315 --> 00:10:53,453 これ 当然 感想文じゃなくて 実話の読み物ですから➡ 152 00:10:53,453 --> 00:10:57,157 メリハリをつけて 読んで とにかく面白くしてほしいのね。➡ 153 00:10:57,157 --> 00:11:00,760 できますか? はい やってみます。 154 00:11:00,760 --> 00:11:03,596 「みます」じゃ困るわね。 やってくれなくちゃ。 155 00:11:03,596 --> 00:11:05,532 はい やります。 156 00:11:05,532 --> 00:11:11,471 そう。 じゃ 明日の夕方5時 いや 6時に持ってきてください。 157 00:11:11,471 --> 00:11:13,606 じゃ ご苦労さん。 158 00:11:13,606 --> 00:11:16,509 原稿料は その時に決めます。 じゃ お疲れさま。 159 00:11:16,509 --> 00:11:19,112 どうも ありがとうございました。 160 00:11:19,112 --> 00:11:21,614 お礼なら ものになってからに してもらいましょう。 161 00:11:21,614 --> 00:11:24,417 はい。 162 00:11:24,417 --> 00:11:27,287 大原さん。 はい。 163 00:11:27,287 --> 00:11:31,791 今 奥さんから電話があってね 仕事は もらえましたからって。 164 00:11:31,791 --> 00:11:34,627 あ~ そうですか。 その打ち合わせで寄れなくなったけれど➡ 165 00:11:34,627 --> 00:11:36,963 心配しないでくださいってことでしたよ。 166 00:11:36,963 --> 00:11:39,432 どうも ありがとうございました。 変わりありませんね? 167 00:11:39,432 --> 00:11:41,501 はい ありません。 はい。 168 00:11:41,501 --> 00:11:44,637 山田さん 気分は? (山田)気分は良好です。 169 00:11:44,637 --> 00:11:49,309 はい。 平井さん ごはん残したら駄目よ。 頑張って食べなくちゃ。 170 00:11:49,309 --> 00:11:51,811 (平井)は~い。 はい。 171 00:11:51,811 --> 00:11:57,817 ♬~ 172 00:12:00,153 --> 00:12:02,121 ごめんなさい。 本当にごめんなさい。 173 00:12:02,121 --> 00:12:04,390 お帰りになったか。 あっ…。 174 00:12:04,390 --> 00:12:06,459 僕たち 本当に心配したんだから。 175 00:12:06,459 --> 00:12:10,096 ごめん。 最後はね 編集室で待たされちゃったのよ。 176 00:12:10,096 --> 00:12:12,932 だから 仕事もらいに行ったのに うちに ああだこうだって➡ 177 00:12:12,932 --> 00:12:15,602 電話するわけにいかなかったの。 分かってちょうだい。 ねっ。 178 00:12:15,602 --> 00:12:18,938 けど ひいばあなんか ごはんも喉に通らなかったんだから。 179 00:12:18,938 --> 00:12:21,274 まあ。 あれは お兄ちゃんが悪いのよ。 180 00:12:21,274 --> 00:12:23,276 事故かもしれないなんて言うんだもん。 181 00:12:23,276 --> 00:12:25,278 だって 何の連絡もないんだもの。 182 00:12:25,278 --> 00:12:27,413 そう思ったって しかたがないじゃないか。 183 00:12:27,413 --> 00:12:29,349 ごめんなさい。 本当にごめんなさい。 184 00:12:29,349 --> 00:12:32,118 やれやれ ほんに よかった。 185 00:12:32,118 --> 00:12:36,289 でも 明日の6時までには できるの? できなくても やらなくちゃ。 186 00:12:36,289 --> 00:12:39,959 だったら 早くごはん食べちゃいなよ。 後片づけは 僕と道子がやるから。 187 00:12:39,959 --> 00:12:43,630 いいや そのくらい このばあが… 痛っ…。 188 00:12:43,630 --> 00:12:46,299 おばあ様! 腰を痛めたらしいんだ。 189 00:12:46,299 --> 00:12:48,234 病院で診てもらった方が いいんじゃないの? 190 00:12:48,234 --> 00:12:51,437 何言っちょうだや。 病人は お父さん一人でたくさんだけん。 191 00:12:51,437 --> 00:12:54,307 お疲れが出たんですよ。 さあ もう今日は お休みになった方が。 192 00:12:54,307 --> 00:12:57,310 そうだよ 寝た方がいいよ。 大介…。 193 00:12:57,310 --> 00:13:00,113 お願いします おばあ様。 大事にしてくださらないと➡ 194 00:13:00,113 --> 00:13:02,382 正道さんや陽子さんに 申し訳が立ちませんから。 195 00:13:02,382 --> 00:13:07,253 すまんのう。 ほんじゃ 寝込んでしまっても いけんけん…。 196 00:13:07,253 --> 00:13:10,123 ええ。 さあ…。 僕につかまって ほら。 197 00:13:10,123 --> 00:13:13,626 だんだん…。 道子 お布団。 198 00:13:17,764 --> 00:13:22,635 元子が ありついた仕事は いわゆる リライターといって➡ 199 00:13:22,635 --> 00:13:28,274 いくら健筆を振るっても 大原元子の名前は出ないのです。 200 00:13:28,274 --> 00:13:32,111 けれど 体当たりでもらった初仕事。 201 00:13:32,111 --> 00:13:35,148 あの女性編集長に 認めてもらうためにも➡ 202 00:13:35,148 --> 00:13:40,787 元子は 全精力を込めて 書かなければならないと思いました。 203 00:13:40,787 --> 00:14:08,981 ♬~ 204 00:14:11,784 --> 00:14:56,095 ♬~