1 00:00:03,367 --> 00:00:05,133 (永井拓巳(ながいたくみ))最低だ お前ら! 2 00:00:09,800 --> 00:00:13,166 許さない… 許さない… 3 00:00:14,600 --> 00:00:16,734 俺は絶対 お前らを許さない 4 00:00:30,900 --> 00:00:32,533 信じてたのに 5 00:00:38,400 --> 00:00:39,200 彩(あや)… 6 00:00:43,000 --> 00:00:46,834 お前の涙を… 7 00:00:48,967 --> 00:00:50,700 涙を見るまでは… 8 00:00:57,834 --> 00:00:59,166 信じてた 9 00:02:21,800 --> 00:02:23,133 (矢上俊明(やがみとしあき))驚いたよ 10 00:02:24,300 --> 00:02:26,567 まさか お前と院長が つきあっていたとはな 11 00:02:27,166 --> 00:02:28,967 その上 拓巳先生とまで 12 00:02:30,500 --> 00:02:34,266 葬式のとき 祥子(しょうこ)さんの母上が お前に殴りかかった訳が― 13 00:02:34,567 --> 00:02:35,667 やっと分かった 14 00:02:37,967 --> 00:02:39,734 そう怖い顔するな 15 00:02:39,834 --> 00:02:41,600 俺は ただ不思議なだけだ 16 00:02:42,600 --> 00:02:45,600 なぜ あの2人が お前みたいなヤツを愛するのか 17 00:02:47,567 --> 00:02:52,600 何不自由なく育った実の兄弟が そろいもそろって同じ女を… 18 00:02:53,433 --> 00:02:56,633 しかも 口のきけない ろうあのお前を愛するなんて 19 00:02:58,266 --> 00:02:59,133 面白い… 20 00:03:00,066 --> 00:03:01,400 面白いことになる 21 00:03:02,066 --> 00:03:04,066 ♪~ 22 00:04:37,900 --> 00:04:39,900 ~♪ 23 00:04:42,333 --> 00:04:45,667 (藤原敏江) あ~ 拓巳先生 遅いよ! 24 00:04:45,767 --> 00:04:46,700 (谷村美樹)こっち こっち 25 00:04:46,800 --> 00:04:48,667 (中井加奈子) 一緒に飲みましょうよ 26 00:04:48,767 --> 00:04:50,800 なんなら朝まで ねえ~ 27 00:04:50,900 --> 00:04:52,967 (拓巳)ハハッ 遠慮しとく 28 00:04:53,066 --> 00:04:54,667 俺は そっちで静かに飲むよ 29 00:04:56,100 --> 00:04:58,233 (美樹)きっと先輩に食べられ ちゃうのが嫌だったんですよ 30 00:04:58,333 --> 00:05:00,433 (加奈子)どういう意味よ? (敏江)まあまあ… 31 00:05:07,600 --> 00:05:08,834 (川村景子(かわむらけいこ)) 彩さんなら来てませんよ 32 00:05:08,934 --> 00:05:09,467 (拓巳)えっ? 33 00:05:11,500 --> 00:05:12,133 そう… 34 00:05:13,467 --> 00:05:15,600 ケンカでもしたんですか? 彩さんと 35 00:05:16,800 --> 00:05:18,867 彩 なんか言ってた? 36 00:05:19,567 --> 00:05:20,333 いいえ 37 00:05:21,066 --> 00:05:24,700 彩さん いないって聞いて ホッとしてたみたいだったから 38 00:05:26,900 --> 00:05:27,867 図星ですか? 39 00:05:27,967 --> 00:05:31,000 彩のことはいいよ 今日は君の歓迎会なんだから 40 00:05:32,500 --> 00:05:33,800 (景子)ホントにいいんですか? 41 00:05:34,600 --> 00:05:36,867 彩さん 具合悪くて 部屋で寝てますよ 42 00:05:37,333 --> 00:05:39,066 (景子)風邪だと思いますけど (拓巳)熱は何度ぐらい? 43 00:05:39,166 --> 00:05:41,266 あいつ 平熱低いから ちょっとの熱でも こたえるんだ! 44 00:05:41,367 --> 00:05:42,867 (景子)大したことはないんです 45 00:05:43,700 --> 00:05:45,734 今日も ここに来たいって 言ったんですけど― 46 00:05:46,000 --> 00:05:48,467 私が無理しないほうがいいって 言ったから 47 00:05:50,400 --> 00:05:51,066 そう… 48 00:05:55,133 --> 00:05:59,300 拓巳先生は 気持ちがいっぱい あり過ぎるんですね 49 00:06:01,333 --> 00:06:02,333 どういう意味? 50 00:06:04,166 --> 00:06:07,567 気持ち全部… いっぱいあげようとすると― 51 00:06:08,300 --> 00:06:11,133 相手は抱えきれなくて 壊れちゃいますよ 52 00:06:16,433 --> 00:06:18,500 (拓巳) 壊れるかよ そのぐらいで… 53 00:06:20,467 --> 00:06:22,200 なんで そのくらいで 壊れちまうんだよ! 54 00:06:22,300 --> 00:06:23,567 好きな相手に… 55 00:06:24,500 --> 00:06:27,600 好きな相手に気持ちを全部やるのは 当たり前だろ 56 00:06:31,767 --> 00:06:32,934 当たり前だよ 57 00:06:37,133 --> 00:06:39,467 (永井秀一(しゅういち))子供を 返していただけないでしょうか 58 00:06:39,934 --> 00:06:41,433 (結城貴子(ゆうきたかこ))用件が違うわ 59 00:06:41,533 --> 00:06:43,033 あなたは永世会(えいせいかい)の院長として― 60 00:06:43,133 --> 00:06:47,400 私に管財人を続けるように 頼みに来たんじゃないの? 61 00:06:47,867 --> 00:06:48,834 (秀一)ですが… 62 00:06:48,934 --> 00:06:51,767 (貴子)子供のことで あなたと話し合う気はないわ 63 00:06:52,166 --> 00:06:55,433 それに あなただって 子供などいないほうがいいでしょ? 64 00:06:56,100 --> 00:06:58,867 いつも罪悪感を持つことになるわ 65 00:07:05,133 --> 00:07:08,734 (秀一) それでも… それでも 僕は… 66 00:07:10,767 --> 00:07:13,033 いや だからこそ僕のそばに… 67 00:07:14,500 --> 00:07:17,300 管財人は続けてもいいわ 68 00:07:18,433 --> 00:07:20,233 そのかわり 子供のことは諦めなさい 69 00:07:21,734 --> 00:07:23,967 祥子は もういないのよ 70 00:07:24,734 --> 00:07:28,600 無理に自分の気持ちを 押し殺すことはないでしょう? 71 00:07:30,166 --> 00:07:35,500 子供がいなければ あなたと私は赤の他人になれるわ 72 00:07:38,100 --> 00:07:39,066 いいえ… 73 00:07:42,433 --> 00:07:44,834 憎むべき他人ね 74 00:07:55,100 --> 00:07:57,300 (景子)彼と何があったの? 75 00:07:57,400 --> 00:07:59,800 拓巳先生 76 00:08:04,900 --> 00:08:07,433 いいの 言いたくないんだったら 77 00:08:07,834 --> 00:08:09,633 余計なこと言って ごめんなさい 78 00:08:23,867 --> 00:08:25,467 “私が いけない”? 79 00:08:29,266 --> 00:08:32,533 “謝っても 謝りきれない” 80 00:08:35,734 --> 00:08:38,066 “自分でも どうしてか分からない” 81 00:08:40,000 --> 00:08:41,734 “いけないことだけど―” 82 00:08:42,400 --> 00:08:45,633 “いつも秀一さんが 心の中にいたなんて” 83 00:08:55,166 --> 00:08:58,166 (景子) “どうして 秀一さんの前で―” 84 00:08:58,767 --> 00:09:00,967 “そんなことを 言ってしまったのか” 85 00:09:06,100 --> 00:09:09,500 “私は 拓巳さんを傷つけてしまった” 86 00:09:17,200 --> 00:09:22,467 あなたと院長は 北海道で結婚の約束をしていた 87 00:09:24,567 --> 00:09:27,900 すぐ戻るから そしたら結婚しよう 88 00:09:29,000 --> 00:09:34,000 僕も君を愛してるから! 89 00:09:35,367 --> 00:09:39,500 (景子)でも 院長は 事故で記憶をなくしてしまった 90 00:09:39,600 --> 00:09:43,967 記憶をなくした院長は 祥子さんと出会い… 91 00:09:45,867 --> 00:09:51,166 そして 2人の仲は 急速に深まっていった 92 00:09:51,800 --> 00:09:54,667 院長は記憶を取り戻し― 93 00:09:54,767 --> 00:09:58,166 祥子さんとの婚約を 解消すると言った 94 00:09:59,500 --> 00:10:00,233 でも… 95 00:10:00,734 --> 00:10:01,700 彼女は… 96 00:10:05,166 --> 00:10:06,300 妊娠してる 97 00:10:08,800 --> 00:10:09,600 僕の子供だ 98 00:10:12,734 --> 00:10:18,734 (景子)そして あなたたちは 永遠の別れを告げた 99 00:10:23,233 --> 00:10:24,133 彩さん 100 00:10:25,967 --> 00:10:31,200 あなたは 拓巳先生を愛してる? 101 00:10:34,734 --> 00:10:35,500 ウソ 102 00:10:43,000 --> 00:10:44,567 彼は優しいの? 103 00:10:46,433 --> 00:10:49,734 優しいから愛してるっていうの? 104 00:10:52,100 --> 00:10:53,500 彩さん 105 00:10:54,734 --> 00:10:57,767 人を愛するときは― 106 00:10:57,867 --> 00:11:00,400 いい子でいる必要は ないと思う 107 00:11:03,000 --> 00:11:06,767 あなたは愛を錯覚してるわ 108 00:11:08,000 --> 00:11:11,233 その気持ちは愛情じゃなくて― 109 00:11:11,734 --> 00:11:15,667 彼の気持ちに報いなきゃと思う同情 110 00:11:17,633 --> 00:11:20,734 同情なんていう心のメッキは― 111 00:11:21,667 --> 00:11:27,533 本当に愛してる人の前では 簡単に剥がれてしまうものなの 112 00:11:28,266 --> 00:11:30,700 愛情が同情に― 113 00:11:30,800 --> 00:11:32,533 変わることが あっても― 114 00:11:33,266 --> 00:11:35,367 同情が愛情に― 115 00:11:35,467 --> 00:11:38,367 変わることは 永遠にないの 116 00:11:44,033 --> 00:11:45,834 “私は そうは思わない”? 117 00:11:48,433 --> 00:11:51,333 あなたが どう思おうと― 118 00:11:51,433 --> 00:11:53,533 それは 紛れもない事実 119 00:11:54,667 --> 00:11:57,500 あなたは 秀一さんに― 120 00:11:58,367 --> 00:12:01,867 “愛してる”って 言ってもいいの 121 00:12:11,133 --> 00:12:12,333 “ひどいこと?” 122 00:12:13,400 --> 00:12:16,233 人としては そうかもしれない 123 00:12:18,300 --> 00:12:21,867 でも 女としては しかたのないこと 124 00:12:23,934 --> 00:12:29,400 彩さん あなたは女よ 125 00:12:42,233 --> 00:12:43,567 (牧野(まきの)のぞみ) こんないい天気の日に― 126 00:12:43,667 --> 00:12:47,300 ベッドで寝てる小学生も 珍しいよねえ 127 00:12:48,767 --> 00:12:51,633 (拓巳)そんなに よくしゃべる 病人も珍しいけどな 128 00:12:52,567 --> 00:12:54,900 (のぞみ) 白馬にまたがった王子様が― 129 00:12:55,000 --> 00:12:59,834 悪人に閉じ込められたお姫様を 助けに来てくれないかなあ 130 00:13:01,166 --> 00:13:03,400 (拓巳) こんな かっこいい悪人がいるかよ 131 00:13:03,800 --> 00:13:05,166 そんなこと言ってると― 132 00:13:05,567 --> 00:13:07,867 怖い夢見て泣いても もう来てやんないぞ 133 00:13:26,467 --> 00:13:27,600 (のぞみ)どうしたの? 134 00:13:28,200 --> 00:13:30,166 ん? いや… 135 00:13:31,300 --> 00:13:36,367 白馬にまたがった王子様は 一人いればいいのかなと思ってな 136 00:13:50,233 --> 00:13:51,400 (景子)彩さん 137 00:13:52,433 --> 00:13:56,834 人を愛するときは いい子でいる必要はないと思う 138 00:13:58,433 --> 00:14:01,066 愛情が同情に 変わることがあっても― 139 00:14:02,066 --> 00:14:06,266 同情が愛情に変わることは 永遠にないの 140 00:14:15,467 --> 00:14:20,033 秀一さんに “愛してる”って言ってもいいの 141 00:14:24,967 --> 00:14:29,600 (サイレン) 142 00:14:37,033 --> 00:14:39,567 (看護婦)急患2名入りました 麻酔準備お願いします 143 00:14:39,667 --> 00:14:40,834 よろしくお願いします 144 00:14:42,367 --> 00:14:43,667 (敏江)バイク事故の急患2名― 145 00:14:43,767 --> 00:14:45,934 緊急オペに入るから 準備 手伝って! 146 00:14:54,533 --> 00:14:55,867 (小泉美和(こいずみみわ)) 女性のほうをお願いします 147 00:14:55,967 --> 00:14:58,667 気道確保と点滴の指示が出てます レベル200です 148 00:14:58,767 --> 00:15:00,867 (沢井梨花(さわいりか))孝志(たかし)… 孝志… 149 00:15:01,867 --> 00:15:03,300 孝志… 孝志… 150 00:15:03,400 --> 00:15:05,200 (秀一)大丈夫ですよ! 大丈夫! 151 00:15:05,600 --> 00:15:07,000 (美和)オペの準備はOKです 152 00:15:07,100 --> 00:15:09,166 しかし 看護婦が間に合いません! 153 00:15:11,934 --> 00:15:12,600 来てくれ! 154 00:15:24,567 --> 00:15:26,734 (美和)ボスミン1アンプル (看護婦)はい 155 00:15:26,834 --> 00:15:28,967 (心電図モニターのアラーム) 156 00:15:29,066 --> 00:15:30,600 (拓巳)俺がやる (美和)はい 157 00:15:38,800 --> 00:15:40,800 (心電図モニターのアラーム) 158 00:15:43,066 --> 00:15:46,133 (心電図モニターの同期音) 159 00:16:12,266 --> 00:16:13,367 (秀一)男性患者は? 160 00:16:13,767 --> 00:16:16,500 (拓巳)14時20分 心停止 亡くなりました 161 00:16:17,767 --> 00:16:18,700 (秀一)そうか… 162 00:16:23,533 --> 00:16:24,133 ペアン 163 00:16:24,533 --> 00:16:26,467 (拓巳)止血剤とPIPC1グラム 164 00:16:26,867 --> 00:16:27,600 (看護婦)はい 165 00:16:28,467 --> 00:16:30,166 (秀一)感染のおそれがあるか 166 00:16:31,166 --> 00:16:33,100 (拓巳)砂利とガラス片を取って ブラッシングしよう 167 00:16:35,266 --> 00:16:36,200 (秀一)ここ 止血してくれ 168 00:17:06,633 --> 00:17:07,700 ハア… 169 00:17:08,233 --> 00:17:10,633 (拓巳)もういいよ (秀一)え? 170 00:17:11,400 --> 00:17:13,600 (拓巳)警察に 経過説明しなきゃならないだろ? 171 00:17:14,533 --> 00:17:16,333 (秀一)いや でも… (拓巳)あとは縫合だけだ 172 00:17:17,667 --> 00:17:18,867 (拓巳)俺がやっておく 173 00:17:26,200 --> 00:17:28,266 (秀一)じゃあ あとは任せる (拓巳)ああ 174 00:17:42,567 --> 00:17:43,767 (拓巳)お前もいい 175 00:17:55,367 --> 00:17:56,800 (ドアが開く音) 176 00:18:10,266 --> 00:18:11,633 しかし キツいよな 177 00:18:11,734 --> 00:18:14,433 彼女 助かったといっても 恋人 亡くなったんだから 178 00:18:15,333 --> 00:18:17,066 誰が彼女に言うんだろ? 179 00:18:19,000 --> 00:18:20,467 俺には とても… 180 00:18:21,700 --> 00:18:23,734 あっ 兄貴だ 181 00:18:24,333 --> 00:18:26,400 兄貴なら そういうことを冷静に… 182 00:18:33,800 --> 00:18:34,734 話? 183 00:18:38,800 --> 00:18:40,200 あとにしてくれないか 184 00:18:42,000 --> 00:18:44,967 兄貴が警察に 経過説明してるから― 185 00:18:46,567 --> 00:18:48,767 俺が家族に 説明しなきゃならないんだ 186 00:18:57,266 --> 00:18:59,734 (矢上)永井拓巳と 親しくなっているらしいな 187 00:19:02,433 --> 00:19:04,133 看護婦たちが うわさしていた 188 00:19:05,200 --> 00:19:06,667 お前の歓迎会で― 189 00:19:06,767 --> 00:19:09,734 酔っ払った あいつを お前が優しく介抱していたとな 190 00:19:11,033 --> 00:19:11,533 嫉妬? 191 00:19:14,700 --> 00:19:15,667 もっとだ! 192 00:19:17,667 --> 00:19:20,300 もっと親しくなれ 永井拓巳と 193 00:19:21,767 --> 00:19:22,934 どういうこと? 194 00:19:25,967 --> 00:19:27,433 まさか あなた… 195 00:19:28,867 --> 00:19:32,567 永世会に入れただけじゃなくて もっと違う… 196 00:19:32,667 --> 00:19:33,767 言ったはずだ 197 00:19:35,300 --> 00:19:37,300 ちっぽけな幸せなど いらないと 198 00:19:39,633 --> 00:19:42,100 俺は 永井秀一から 根こそぎ奪ってやる 199 00:19:44,033 --> 00:19:45,600 この病院 乗っ取る気? 200 00:19:45,700 --> 00:19:46,967 それだけじゃない 201 00:19:48,934 --> 00:19:50,133 全てだ 202 00:19:52,166 --> 00:19:53,333 全て? 203 00:19:54,600 --> 00:19:56,066 協力してくれるだろ? 204 00:19:58,333 --> 00:19:59,066 景子 205 00:20:04,033 --> 00:20:07,667 (美和)目が覚めたとき なんて言いましょう? 206 00:20:08,600 --> 00:20:10,533 亡くなられた男性のこと… 207 00:20:12,734 --> 00:20:14,600 術後すぐだというのに― 208 00:20:14,700 --> 00:20:18,633 精神的に相当な打撃を受けることに なってしまうか… 209 00:20:19,033 --> 00:20:19,900 (美和)ええ 210 00:20:22,166 --> 00:20:25,200 やはり 同性として私が… 211 00:20:25,300 --> 00:20:26,367 (秀一)僕が話そう 212 00:20:27,834 --> 00:20:29,934 (のぞみ)好きな人が2人いるの 213 00:20:30,967 --> 00:20:33,000 2人とも同じクラスなの 214 00:20:33,667 --> 00:20:39,633 一人はね いつも優しくしてくれて 私のこと好きって言ってくれるの 215 00:20:40,533 --> 00:20:44,600 もう一人はね 超かっこよくって 競争率が高いの 216 00:20:46,300 --> 00:20:50,467 だけど 私 ホントは こっちの子のほうが好きなんだ 217 00:20:52,767 --> 00:20:55,467 諦めようかなって 思ってたんだけど― 218 00:20:55,867 --> 00:20:59,033 ほら やっぱし この年(とし)から妥協したくないし… 219 00:20:59,433 --> 00:21:03,233 学校に戻ったら ちゃんと告白しようかなって 220 00:21:15,333 --> 00:21:16,867 そうだなあ… 221 00:21:19,834 --> 00:21:22,800 やっぱし “ごめんなさい”って 言うしかないかな 222 00:21:29,200 --> 00:21:30,200 (ノック) 223 00:21:31,300 --> 00:21:32,633 (景子)失礼します 224 00:21:40,467 --> 00:21:41,367 (拓巳)どうかした? 225 00:21:42,333 --> 00:21:43,900 (景子)彩さん 捜してましたよ 226 00:21:46,500 --> 00:21:48,600 (景子)どうして… (拓巳)おせっかいは やめてくれ 227 00:21:48,700 --> 00:21:49,900 (景子)でも… (拓巳)いいんだ! 228 00:21:51,033 --> 00:21:52,533 もう 分かってる 229 00:21:55,400 --> 00:21:56,767 分かってるんだよ 230 00:22:08,934 --> 00:22:10,900 彩さん 待ってるからって 231 00:22:19,734 --> 00:22:20,567 (ドアが閉まる音) 232 00:22:32,367 --> 00:22:34,033 (足音) 233 00:22:40,100 --> 00:22:41,900 (秀一)まだ 残ってたの? 234 00:22:46,533 --> 00:22:48,266 風邪ひいたって聞いたけど… 235 00:22:51,567 --> 00:22:52,500 熱は? 236 00:23:00,066 --> 00:23:01,667 薬 飲んだ? 237 00:23:15,767 --> 00:23:20,200 彩… 僕は… 238 00:23:24,166 --> 00:23:24,767 僕は… 239 00:23:24,867 --> 00:23:25,867 (美樹)院長! 240 00:23:28,800 --> 00:23:31,200 沢井梨花さん 意識が戻りました 241 00:23:31,867 --> 00:23:33,100 (秀一)分かった 242 00:23:47,967 --> 00:23:49,500 (梨花)どうして黙ってるの? 243 00:23:51,333 --> 00:23:52,367 先生… 244 00:23:55,867 --> 00:24:00,600 運ばれてきたときは もう既に意識がなく… 245 00:24:02,166 --> 00:24:05,233 脳挫傷 肺挫傷… 246 00:24:07,834 --> 00:24:10,767 もう手の施しようのない状態でした 247 00:24:14,333 --> 00:24:15,100 死んだの? 248 00:24:16,000 --> 00:24:17,100 残念ですが… 249 00:24:19,533 --> 00:24:20,567 ウソよ… 250 00:24:22,367 --> 00:24:23,300 ウソよ 251 00:24:24,433 --> 00:24:26,767 そんなの ウソに決まってる! 孝志に会わせて! 252 00:24:26,867 --> 00:24:28,867 (秀一)沢井さん 落ち着いて! 253 00:24:28,967 --> 00:24:30,567 (梨花)いや! 孝志! (秀一)沢井さん! 254 00:24:33,400 --> 00:24:35,233 (矢上)院長は 記憶喪失になっていた時期が― 255 00:24:35,333 --> 00:24:36,734 あったというわけか 256 00:24:36,834 --> 00:24:37,934 (美和)ええ 257 00:24:38,333 --> 00:24:41,767 (矢上)運命のいたずらが 愛し合う2人を引き裂いた 258 00:24:42,400 --> 00:24:45,433 ハッ… まるで ハーレクインロマンスだな 259 00:24:45,533 --> 00:24:46,934 そんなに興味あるの? 260 00:24:52,367 --> 00:24:53,734 君ほどではないがね 261 00:25:05,600 --> 00:25:06,467 帰るよ 262 00:25:07,834 --> 00:25:08,767 (美和)どうして? 263 00:25:09,500 --> 00:25:10,800 (矢上)その気にはなれない 264 00:25:13,333 --> 00:25:14,266 (美和)待って! 265 00:25:15,100 --> 00:25:16,533 (矢上) その気はないと言ってるだろ 266 00:25:16,934 --> 00:25:18,333 (美和)ふざけないでよ! 267 00:25:18,433 --> 00:25:19,767 私のことバカに… 268 00:25:24,800 --> 00:25:26,000 (グラスが割れた音) 269 00:25:30,700 --> 00:25:32,400 (店員)お待たせいたしました 270 00:26:39,633 --> 00:26:40,967 永世会病院まで 271 00:27:09,567 --> 00:27:10,633 彩… 272 00:27:11,200 --> 00:27:12,367 いいのか? 273 00:27:13,100 --> 00:27:14,266 ホントに? 274 00:27:15,266 --> 00:27:16,433 ホントに 俺で? 275 00:27:17,133 --> 00:27:18,767 アハハハハッ 276 00:27:18,867 --> 00:27:19,400 ふぉ~! 277 00:27:25,033 --> 00:27:27,233 (貴子) 彩さんが自分の口ではっきりと… 278 00:27:28,033 --> 00:27:31,734 自分の心の中に いつも秀一さんがいたって… 279 00:28:05,700 --> 00:28:07,000 (景子)拓巳先生? 280 00:28:13,400 --> 00:28:16,467 金曜の夜に女が独りだなんて 寂しいねえ 281 00:28:18,066 --> 00:28:20,734 男が独りも 寂しいんじゃないですか? 282 00:28:29,200 --> 00:28:30,367 行ってきたんだ 283 00:28:32,867 --> 00:28:34,300 でも 会わなかった 284 00:28:37,433 --> 00:28:39,333 会わないで帰ってきちまったよ 285 00:28:42,300 --> 00:28:45,700 もう いいから もう分かったよ もう謝られてやろうって… 286 00:28:48,500 --> 00:28:50,700 これ以上 彩を苦しめてもしょうがない 287 00:28:53,133 --> 00:28:54,934 彩だけじゃない 俺だって… 288 00:28:58,133 --> 00:28:59,667 彩を諦めれば… 289 00:29:01,333 --> 00:29:03,567 忘れちまえば 俺だって楽になれる 290 00:29:05,300 --> 00:29:07,467 もう こんな 胸を引き裂かれるような思い― 291 00:29:07,567 --> 00:29:09,567 二度としなくて済むんだって… 292 00:29:21,233 --> 00:29:24,000 彩の前で この指輪 噴水の中に投げ込んで― 293 00:29:24,400 --> 00:29:25,233 それで… 294 00:29:26,600 --> 00:29:30,400 “じゃあな お前は自由だ” 295 00:29:31,734 --> 00:29:34,200 “早く あいつのところに 行っちまえ”って言って― 296 00:29:34,600 --> 00:29:36,600 さよならするつもりだったんだ 297 00:29:38,867 --> 00:29:40,233 でも こいつが… 298 00:29:42,200 --> 00:29:44,300 この指輪が嫌だって言うんだよ 299 00:29:44,800 --> 00:29:45,967 この指輪が… 300 00:29:48,533 --> 00:29:53,033 “ウソをつくな まだ彩のこと好きなんだろ?” 301 00:29:54,767 --> 00:29:57,200 “せっかくサイズも直ったんだ もう一度…” 302 00:29:59,066 --> 00:30:01,934 “もう一度 彩の指に納まるまで諦めるな” 303 00:30:03,934 --> 00:30:06,734 “諦めないでくれ”って そう俺に頼むんだよ 304 00:30:11,633 --> 00:30:15,900 ほら 俺って頼まれると 断れないタチだからさ 305 00:30:23,033 --> 00:30:24,033 どうして? 306 00:30:28,800 --> 00:30:29,834 同情はいらない 307 00:30:33,934 --> 00:30:35,467 いらねえよ そんなもん 308 00:30:46,000 --> 00:30:47,600 (エンジン音) 309 00:30:53,834 --> 00:30:55,700 (矢上)永井拓巳は来ないぞ 310 00:30:57,600 --> 00:30:58,333 なんだ? 311 00:30:59,200 --> 00:31:03,066 俺が どこまで知っているか 探るような顔だな 312 00:31:05,467 --> 00:31:06,700 全て知っている 313 00:31:08,233 --> 00:31:10,166 なんせ 俺は 悪魔らしいからな 314 00:31:12,033 --> 00:31:14,000 ここへ来て もう1つ 分かったことがある 315 00:31:15,233 --> 00:31:17,800 なぜ お前が あの2人に愛されているのか… 316 00:31:19,066 --> 00:31:20,600 お前は ここで そうしているように― 317 00:31:21,100 --> 00:31:24,066 いつも犬コロみたいに 飼い主を待っているんだからな 318 00:31:24,500 --> 00:31:25,467 そう… 319 00:31:26,367 --> 00:31:29,266 お前は 学歴のある インテリのお坊ちゃま2人に― 320 00:31:29,734 --> 00:31:30,967 遊ばれてるだけだ 321 00:31:34,333 --> 00:31:37,567 どうだ? これから2人で 飲みにでも行かないか? 322 00:31:38,033 --> 00:31:39,767 意外と気が合うかもしれないぞ 323 00:31:58,033 --> 00:31:59,400 あいつらと俺を比べるな! 324 00:32:07,800 --> 00:32:09,500 そんなに秀一がいいか? 325 00:32:19,734 --> 00:32:21,600 (梨花)教会に行く途中だったの 326 00:32:24,367 --> 00:32:28,533 うちの親に反対されてたんです 彼との結婚 327 00:32:32,233 --> 00:32:34,567 出会って まだ半年だからって 328 00:32:37,266 --> 00:32:38,467 でも ホントは― 329 00:32:39,800 --> 00:32:44,700 彼が工場で働いてて 学歴もなんにもないからって 330 00:32:47,633 --> 00:32:49,633 彼のこと なんにも知らないのに… 331 00:32:50,300 --> 00:32:52,100 知ろうともしなかったくせに… 332 00:32:56,000 --> 00:32:59,467 彼 絶対 親を説得するって 言ってくれてた 333 00:33:01,967 --> 00:33:04,033 でも 私 もう待てなかった 334 00:33:06,967 --> 00:33:11,233 親に内緒(ないしょ)で 2人だけで 教会で式挙げようって… 335 00:33:12,600 --> 00:33:13,166 私が… 336 00:33:15,633 --> 00:33:19,133 そんなこと言わなければ 彼は死なずに済んだのに 337 00:33:23,333 --> 00:33:25,300 もう 彼はいない 338 00:33:26,700 --> 00:33:28,333 私には なんにもない… 339 00:33:29,266 --> 00:33:30,800 もう なんにもないのよ! 340 00:33:31,467 --> 00:33:33,400 私の気持ちなんて分かんないのよ! 341 00:33:33,500 --> 00:33:35,133 誰にも分かんないのよ! 342 00:33:51,533 --> 00:33:54,233 (秀一)僕なら… (梨花)え? 343 00:33:56,100 --> 00:33:58,200 僕なら 分かるかもしれない 344 00:34:03,400 --> 00:34:04,433 どうして? 345 00:34:05,000 --> 00:34:08,734 笑わせないでよ どうして そんなことが言えるのよ 346 00:34:11,433 --> 00:34:12,533 (秀一)僕も… 347 00:34:15,934 --> 00:34:18,200 僕も妻を亡くしたばかりだから 348 00:34:23,467 --> 00:34:24,667 本当? 349 00:34:27,800 --> 00:34:29,500 (秀一)だから 少なくとも― 350 00:34:30,166 --> 00:34:32,900 ほかの人よりかは 君の気持ちは分かるつもりだ 351 00:35:20,900 --> 00:35:22,533 明かりが見えたから 352 00:35:28,834 --> 00:35:31,300 つけっぱなしで 眠ってしまったんだね 353 00:35:37,500 --> 00:35:43,667 暗闇が怖くて… 眠れなかったのかもしれない? 354 00:35:51,800 --> 00:35:52,767 君もか? 355 00:35:58,333 --> 00:35:59,967 僕は いつも― 356 00:36:00,133 --> 00:36:01,867 君を 苦しめてばかりいる 357 00:36:04,166 --> 00:36:08,367 いつも君を 泣かせてしまう 358 00:36:10,333 --> 00:36:14,100 いつも君を 独りにしてしまう 359 00:36:16,567 --> 00:36:18,100 それなのに 君は― 360 00:36:20,767 --> 00:36:23,333 いつも我慢してきた 361 00:36:26,967 --> 00:36:27,967 だから― 362 00:36:29,934 --> 00:36:33,900 僕はもう 何も言う資格はない 363 00:36:35,600 --> 00:36:36,533 君の… 364 00:36:38,300 --> 00:36:40,967 君の正直な気持ちを 受け止めるだけだ 365 00:36:43,834 --> 00:36:47,467 拓巳のことや祥子のこと― 366 00:36:49,500 --> 00:36:52,967 周りの人間の目も 気にしなくていい 367 00:36:55,500 --> 00:36:57,133 全て僕が引き受ける 368 00:36:58,800 --> 00:37:04,133 君は 君の気持ちに正直に… 369 00:37:05,600 --> 00:37:08,467 君の望むように 370 00:37:10,300 --> 00:37:12,433 僕は 君の 望むとおりにする 371 00:37:14,734 --> 00:37:19,300 それが 君を 苦しめ続けてきた― 372 00:37:21,500 --> 00:37:25,600 僕に今できる 唯一のことだから 373 00:37:33,133 --> 00:37:37,100 (景子)人を愛するときは いい子でいる必要はないの 374 00:37:37,567 --> 00:37:39,567 同情なんていう心のメッキは― 375 00:37:39,967 --> 00:37:44,033 本当に愛してる人の前では 簡単に剥がれてしまうものよ 376 00:37:47,867 --> 00:37:51,767 言ってもいいの 秀一さんに“愛してる”って 377 00:37:52,233 --> 00:37:57,100 人として ひどいことでも 女としては しかたないこと 378 00:37:58,233 --> 00:37:59,533 あなたは女よ 379 00:38:09,367 --> 00:38:10,533 (秀一)“私は…” 380 00:38:12,900 --> 00:38:14,100 “1年前…” 381 00:38:18,667 --> 00:38:21,967 “あの空港で 精いっぱいの痩せ我慢をした” 382 00:38:24,867 --> 00:38:26,467 “本当の私は―” 383 00:38:28,367 --> 00:38:30,266 “みんなが 不幸になっても―” 384 00:38:34,100 --> 00:38:36,367 “あなたと 一緒に なりたかったのに” 385 00:38:38,934 --> 00:38:39,934 彩… 386 00:38:43,567 --> 00:38:45,900 “北海道で 過ごした1年間―” 387 00:38:49,233 --> 00:38:49,934 “あなたを―” 388 00:38:50,033 --> 00:38:51,333 “思い出さない 日は―” 389 00:38:52,166 --> 00:38:53,767 “一日もなかった” 390 00:38:57,633 --> 00:38:59,600 “ただ 私の幸せは―” 391 00:39:02,900 --> 00:39:04,500 “あなたに 愛されたことを―” 392 00:39:04,600 --> 00:39:05,867 “思い出すだけで” 393 00:39:08,233 --> 00:39:10,233 “そして 私の不幸は…” 394 00:39:14,367 --> 00:39:16,700 “あなたを忘れられなかったこと” 395 00:39:19,066 --> 00:39:21,433 “悲しいほど 私の心は…” 396 00:39:25,767 --> 00:39:31,100 “あなた… 秀一” 397 00:39:35,166 --> 00:39:38,200 “私は そんな自分の気持ちを 抑え込んでいた” 398 00:39:39,300 --> 00:39:43,133 “でも 祥子が亡くなって―” 399 00:39:45,000 --> 00:39:47,800 “独りぼっちになってしまった あなたを見て―” 400 00:39:50,800 --> 00:39:53,300 “あなたの横に空席があると―” 401 00:39:54,200 --> 00:39:56,667 “許されないことに 思ってしまった” 402 00:39:57,767 --> 00:39:59,367 “それにも まして―” 403 00:40:03,600 --> 00:40:06,567 “あなたは もう一度 私のほうを見てくれた” 404 00:40:13,934 --> 00:40:14,967 “私は…” 405 00:40:20,333 --> 00:40:21,600 “私は…” 406 00:40:25,467 --> 00:40:26,333 “あなたを…” 407 00:40:52,100 --> 00:40:52,967 彩? 408 00:41:05,500 --> 00:41:06,834 “私は…” 409 00:41:16,433 --> 00:41:19,333 “私は あなたと 結ばれてはいけない” 410 00:41:19,433 --> 00:41:21,400 ♪~ 411 00:41:22,567 --> 00:41:24,367 “神様が許さない” 412 00:41:26,233 --> 00:41:28,567 “神様が私を試してる” 413 00:41:29,967 --> 00:41:32,767 “耳の聞こえない 私の心の奥に―” 414 00:41:33,700 --> 00:41:35,200 “ささやいてる” 415 00:41:37,967 --> 00:41:42,133 “彩 お前はどうする?” 416 00:41:44,033 --> 00:41:46,000 “誰かを 不幸にしても―” 417 00:41:47,033 --> 00:41:49,400 “幸せが欲しいのは かまわない” 418 00:41:50,266 --> 00:41:51,433 “しかし…” 419 00:41:54,633 --> 00:41:56,433 “たった一人 だけは―” 420 00:41:59,867 --> 00:42:01,567 “傷つけては いけない” 421 00:42:03,567 --> 00:42:05,066 “たった一人…” 422 00:42:10,967 --> 00:42:14,367 “たった一人の 人間だけは―” 423 00:42:14,467 --> 00:42:16,266 “不幸にしては いけない” 424 00:42:21,400 --> 00:42:27,533 “傷ついた自分を… 独りぼっちになった自分を―” 425 00:42:29,133 --> 00:42:35,233 “いつも見守ってた たった一人の 人間を不幸にしてはいけない” 426 00:42:37,066 --> 00:42:38,133 拓巳? 427 00:42:40,834 --> 00:42:42,166 “私には―” 428 00:42:46,000 --> 00:42:48,600 “拓巳を傷つけることはできない” 429 00:42:53,266 --> 00:42:55,900 “一人で北海道に 帰った私に―” 430 00:42:57,600 --> 00:43:01,667 “全てを投げ出して 来てくれた拓巳を” 431 00:43:05,066 --> 00:43:06,233 “あなたを 愛してる―” 432 00:43:06,333 --> 00:43:08,533 “私の気持ちを 知りながら―” 433 00:43:12,300 --> 00:43:15,033 “ずっと 私だけを―” 434 00:43:15,133 --> 00:43:16,700 “思ってくれた 拓巳を” 435 00:43:19,533 --> 00:43:23,333 “彼が 私を愛し 求めるなら―” 436 00:43:25,200 --> 00:43:27,500 “こんなちっぽけな 自分の―” 437 00:43:28,867 --> 00:43:30,967 “何を惜しむことが あるだろう” 438 00:43:33,500 --> 00:43:35,300 “たとえ 何があっても―” 439 00:43:37,300 --> 00:43:38,767 “私は拓巳を―” 440 00:43:38,867 --> 00:43:40,800 “愛さなくては いけない” 441 00:43:42,967 --> 00:43:49,166 “たとえ 拓巳が もう―” 442 00:43:50,333 --> 00:43:52,767 “こんな私を 愛していないと言っても” 443 00:43:58,033 --> 00:43:59,500 “あなたではなく―” 444 00:44:02,467 --> 00:44:06,100 “あなたの弟 拓巳…” 445 00:44:10,700 --> 00:44:12,967 “拓巳を愛さなくてはいけない” 446 00:44:27,400 --> 00:44:32,467 彩… 僕たちは… 447 00:44:35,533 --> 00:44:38,633 僕たちは こんなに近くにいるのに… 448 00:44:45,066 --> 00:44:46,367 なんて遠いんだろう 449 00:45:32,667 --> 00:45:34,667 ~♪ 450 00:45:36,200 --> 00:45:37,934 (秀一) それでも俺は 彩と一緒に… 451 00:45:39,166 --> 00:45:40,467 全てを投げ出しても 452 00:45:41,066 --> 00:45:43,166 もう一度 初めからやり直したいんだ 453 00:45:43,734 --> 00:45:44,600 (景子)やめて! 454 00:45:44,700 --> 00:45:46,367 (拓巳)俺の一番大事なものを かっぱらってくんだ 455 00:45:46,467 --> 00:45:48,000 右手の一本ぐらい差し出すさ 456 00:45:48,467 --> 00:45:50,367 お前は俺のものだ 457 00:45:53,600 --> 00:45:55,533 俺のものだ 絶対に手放さない!