1 00:00:37,667 --> 00:00:42,004 (風早市之進)新しく参った女中か。 (菜々)はい! 菜々と申します。 2 00:00:42,004 --> 00:00:47,677 (佐知)あなたの折り目正しさには どこか 武家らしさを感じます。 3 00:00:47,677 --> 00:00:51,013 [ 回想 ] 父上! 4 00:00:51,013 --> 00:00:53,683 行ってらっしゃいませ! 5 00:00:53,683 --> 00:00:56,586 ♬~ 6 00:00:56,586 --> 00:01:01,023 私は 赤村の百姓でございます。 7 00:01:01,023 --> 00:01:07,363 お家の勝手向きについての改革案を まとめたものにございます。 8 00:01:07,363 --> 00:01:12,034 (宮田笙兵衛)風早! これは読まなかったことにする。 9 00:01:12,034 --> 00:01:14,704 ここに記したことは お家にとって 今すぐにでも なすべきこと…! 10 00:01:14,704 --> 00:01:16,639 口答えするでない! 11 00:01:16,639 --> 00:01:18,574 あの男の入れ知恵ではないか。 12 00:01:18,574 --> 00:01:20,576 (桂木仙之助)轟 平九郎…。 13 00:01:20,576 --> 00:01:28,718 <轟…。 その男が 父を陥れ 切腹に追い込んだ> 14 00:01:28,718 --> 00:01:33,322 (五月) これは 父上 安坂長七郎様の守り刀。 15 00:01:33,322 --> 00:01:35,992 どんなことがあっても➡ 16 00:01:35,992 --> 00:01:40,992 武士の娘としての誇りは忘れません。 17 00:01:55,011 --> 00:01:58,881 お待たせいたしました。 18 00:01:58,881 --> 00:02:04,353 風早市之進殿に お取り次ぎ願いたい。 19 00:02:04,353 --> 00:02:07,690 どちら様でございましょう? 20 00:02:07,690 --> 00:02:12,990 轟 平九郎と申す。 21 00:02:20,036 --> 00:02:22,705 どうした? 22 00:02:22,705 --> 00:02:25,405 いえ…。 23 00:02:29,378 --> 00:02:35,184 (佐知)主人が お待ちしております。 お上がりくださいませ。 24 00:02:35,184 --> 00:02:57,340 ♬~ 25 00:02:57,340 --> 00:03:00,040 菜々? 26 00:03:06,349 --> 00:03:09,018 どうかしました? 27 00:03:09,018 --> 00:03:12,688 何でもございません。 28 00:03:12,688 --> 00:03:17,388 あとは私がやりますから 先に休みなさい。 29 00:03:19,028 --> 00:03:21,328 はい。 30 00:03:27,703 --> 00:03:33,976 轟殿と こうして相対するのは 初めてでございますな。 31 00:03:33,976 --> 00:03:38,314 わしも この家の敷居をまたぐのは 初めてだ。 32 00:03:38,314 --> 00:03:43,652 だが 風早家のことなら ずっと昔から知っておった。 33 00:03:43,652 --> 00:03:48,952 無論 お主のこともな。 34 00:03:53,662 --> 00:03:56,962 ≪(佐知)失礼いたします。 35 00:04:16,352 --> 00:04:19,352 失礼いたしました。 36 00:04:25,361 --> 00:04:29,361 評判どおりの美しさだ。 37 00:04:31,233 --> 00:04:34,970 轟殿。 38 00:04:34,970 --> 00:04:38,307 江戸から わざわざ参られたのは➡ 39 00:04:38,307 --> 00:04:41,977 建白書のことでございますか? 40 00:04:41,977 --> 00:04:47,650 ああ。 あの建白書は 実によく練られたものだった。 41 00:04:47,650 --> 00:04:53,322 私が建白書に記したのは 多くの藩士が思うていることです。 42 00:04:53,322 --> 00:04:58,994 多くの藩士だと? あんな連中が当てになると思うか? 43 00:04:58,994 --> 00:05:03,332 お主だけではないのか? 確かな信念とやらを持っているのは。 44 00:05:03,332 --> 00:05:05,267 私は そうは思いません。 45 00:05:05,267 --> 00:05:09,205 はあ… 若いな~! 46 00:05:09,205 --> 00:05:12,905 世の中を知らぬ。 47 00:05:19,882 --> 00:05:25,182 風早 手を組まぬか? 48 00:05:28,023 --> 00:05:29,959 どういうことでしょう? 49 00:05:29,959 --> 00:05:36,632 家柄がいいだけで 高い俸禄をかすめ取り 能のない者が お家のかじ取りをする。 50 00:05:36,632 --> 00:05:41,504 そのような ばかげた古い仕組みを わしは心底 憎んでおる。 51 00:05:41,504 --> 00:05:44,804 お主も同じであろう。 52 00:05:47,977 --> 00:05:51,647 お主の父は 執政まで勤め上げた。 53 00:05:51,647 --> 00:05:57,319 だが 家柄さえ良ければ まだまだ 上り詰めることができたであろうに。 54 00:05:57,319 --> 00:06:01,190 私には憎しみなどございません。 55 00:06:01,190 --> 00:06:05,995 父がそうであったように 我がなすべきことをなすだけです。 56 00:06:05,995 --> 00:06:10,332 あんな紙切れで 世の中が変えられると 誠に思うておるのか? 57 00:06:10,332 --> 00:06:16,205 正しいやり方で 事を進めなければ 世の中は変わりません。 58 00:06:16,205 --> 00:06:22,344 不当なやり方で世の中を変えても 不当なものがはびこるだけです。 59 00:06:22,344 --> 00:06:26,344 ふふふふ…。 60 00:06:31,353 --> 00:06:37,653 それは わしのことを申しておるのか? 61 00:06:44,300 --> 00:06:48,000 よいか? 62 00:06:52,641 --> 00:06:58,314 人には それぞれ 生まれ持った才覚というものがある。 63 00:06:58,314 --> 00:07:01,216 力のある者が世の中を動かし➡ 64 00:07:01,216 --> 00:07:05,988 富を欲しいままにするのは 当たり前のことであろうが。 65 00:07:05,988 --> 00:07:10,859 そのために 困窮するのは その高い俸禄を得るご重臣方ではない! 66 00:07:10,859 --> 00:07:14,663 日々 懸命に勤めに励む➡ 67 00:07:14,663 --> 00:07:18,363 下々の者たちです。 68 00:07:22,538 --> 00:07:29,011 風早家の者は 皆 同じだな。 69 00:07:29,011 --> 00:07:32,615 話は終わりだ。 70 00:07:32,615 --> 00:07:35,915 邪魔をした。 71 00:07:45,628 --> 00:07:50,299 わしとお主は 同じ穴のむじなだ。 72 00:07:50,299 --> 00:07:54,999 お主も いずれ わしの前に屈服する日が来る。 73 00:07:57,172 --> 00:08:00,309 それを覚えておけ。 74 00:08:00,309 --> 00:08:45,621 ♬~ 75 00:08:45,621 --> 00:08:49,321 あの男が…。 76 00:09:25,994 --> 00:09:29,331 (仙之助)お代替わりとはなりましたが➡ 77 00:09:29,331 --> 00:09:33,631 やはり 実権は大殿が握ったままですね。 78 00:09:36,138 --> 00:09:40,943 実は 建白書のことだが…。 79 00:09:40,943 --> 00:09:43,612 お奉行から 突き返された。 80 00:09:43,612 --> 00:09:48,951 誠ですか? やはり あの男が…。➡ 81 00:09:48,951 --> 00:09:53,622 もしかすると 建白書の内容が あやつの耳に入り➡ 82 00:09:53,622 --> 00:09:57,493 握り潰されたのかも。 83 00:09:57,493 --> 00:10:01,497 (宇野清次郎)やはり 若殿に じか談判するしかないのでは…。 84 00:10:01,497 --> 00:10:07,497 (益田源三郎)しかし 轟は 大殿同様 若殿にも取り入ってるやもしれませぬ! 85 00:10:10,639 --> 00:10:14,309 市之進殿のお父上が 執政を勤められていたころは➡ 86 00:10:14,309 --> 00:10:16,645 お家も安定していたと聞きます。 87 00:10:16,645 --> 00:10:22,645 市之進殿が 若殿のお側役になれば お家も変わろうものを…。 88 00:10:32,194 --> 00:10:38,494 [ 回想 ] 轟 平九郎と申す。 89 00:10:42,671 --> 00:10:45,340 (甚兵衛)精が出るな。 90 00:10:45,340 --> 00:10:49,011 お帰りなさい。 91 00:10:49,011 --> 00:10:54,683 旦那様は 今晩も遅くなるそうじゃ。 92 00:10:54,683 --> 00:10:58,020 そうですか。 93 00:10:58,020 --> 00:11:04,693 いやあ お城は 何やら 新しく召し抱えられた➡ 94 00:11:04,693 --> 00:11:08,363 剣の指南役様の話で持ちきりだった。 95 00:11:08,363 --> 00:11:11,700 剣の指南役? 96 00:11:11,700 --> 00:11:18,373 うわさだが 大勢の相手を…。 97 00:11:18,373 --> 00:11:22,673 あっという間に倒されたそうだ。 98 00:11:26,048 --> 00:11:32,321 あの… その指南役とは 何というお方でしょう? 99 00:11:32,321 --> 00:11:35,991 確か…。 100 00:11:35,991 --> 00:11:39,862 壇浦五兵衛様とか聞いたが。 101 00:11:39,862 --> 00:11:41,864 [ 回想 ] (壇浦五兵衛)このたび 鏑木家では 新たに➡ 102 00:11:41,864 --> 00:11:45,864 剣術指南役を召し抱えることとなってな。 103 00:11:48,337 --> 00:11:53,337 それで そのお方のお屋敷は どちらにあるのでございましょうか? 104 00:12:04,353 --> 00:12:08,223 御免ください。 105 00:12:08,223 --> 00:12:10,225 御免ください! 106 00:12:10,225 --> 00:12:13,028 何用じゃ? 107 00:12:13,028 --> 00:12:15,697 だんご兵衛さん! 108 00:12:15,697 --> 00:12:19,697 おめでとうございます! だんごの娘御! 109 00:12:22,037 --> 00:12:26,375 そうか お主の名は 菜々と申すのか。 はい。 110 00:12:26,375 --> 00:12:29,711 で どこの家に仕えておる? 111 00:12:29,711 --> 00:12:34,011 それは… ご迷惑になるので 申し上げられません。 112 00:12:37,986 --> 00:12:39,922 まあ 座られよ。 113 00:12:39,922 --> 00:12:46,662 ♬~ 114 00:12:46,662 --> 00:12:52,334 ははは…! 道場に見入るとは おかしな女中じゃ。 115 00:12:52,334 --> 00:12:55,671 誠に 剣術ご指南役になられたのですね。 116 00:12:55,671 --> 00:12:58,573 おめでとうございます。 だんご兵衛さん。 117 00:12:58,573 --> 00:13:01,009 わしの名は 壇浦五兵衛じゃ…。 118 00:13:01,009 --> 00:13:04,680 あの 実は…。 分かっておる。 119 00:13:04,680 --> 00:13:07,349 あの折のだんごの代金のことであろう? 120 00:13:07,349 --> 00:13:12,020 それは お役目を頂いて まだ間がないゆえ 後日 必ず! 121 00:13:12,020 --> 00:13:14,690 だんごのお代は結構です。 122 00:13:14,690 --> 00:13:19,361 本日は お頼みしたいことがあって参りました。 123 00:13:19,361 --> 00:13:24,032 世話になったお主の頼みじゃ。 何だって聞くぞ! 何じゃ? 124 00:13:24,032 --> 00:13:29,371 私に 剣術を教えていただきたいのです。 125 00:13:29,371 --> 00:13:31,974 剣術? 126 00:13:31,974 --> 00:13:35,310 お願いします。 127 00:13:35,310 --> 00:13:41,183 お主… 一体 自分が何を言っているか 分かっておるのか? 128 00:13:41,183 --> 00:13:45,654 はい。 129 00:13:45,654 --> 00:13:48,654 何故 そのようなことを? 130 00:13:51,526 --> 00:13:58,000 自分でも… まだ よく分からないのです。 131 00:13:58,000 --> 00:14:04,873 でも いつか 必ず 役に立つ日が来る気がしてなりません。 132 00:14:04,873 --> 00:14:10,012 女子に教える剣術などない。 133 00:14:10,012 --> 00:14:15,884 殿方に剣ができるのならば 女子にでも できるはず。 134 00:14:15,884 --> 00:14:21,023 だんご60本分 ご指南ください。 135 00:14:21,023 --> 00:14:26,361 引き受けてくださるまで 私は ここを動きません。 136 00:14:26,361 --> 00:14:36,638 ♬~ 137 00:14:36,638 --> 00:14:41,510 ならば分からせよう。 剣とは何かを。 138 00:14:41,510 --> 00:15:08,570 ♬~ 139 00:15:08,570 --> 00:15:10,570 ええいっ! 140 00:15:16,678 --> 00:15:20,015 剣とは人を斬るものではない。 141 00:15:20,015 --> 00:15:22,315 己の弱さを斬るものだ。 142 00:15:24,686 --> 00:15:29,357 分かったら とっとと帰るがよい。 143 00:15:29,357 --> 00:15:32,260 木刀を お貸しください。 144 00:15:32,260 --> 00:15:35,964 何を言っておる? 145 00:15:35,964 --> 00:15:37,964 お願いします。 146 00:15:48,977 --> 00:15:55,851 [ 心の声 ] 父上… 母上…。 147 00:15:55,851 --> 00:16:02,524 [ 回想 ] (秀平)その男が お前の父親を陥れ 切腹に追い込んだ。 148 00:16:02,524 --> 00:16:27,015 ♬~ 149 00:16:27,015 --> 00:16:29,015 [ 回想 ] 轟…。 150 00:16:32,621 --> 00:16:35,621 [ 回想 ] 平九郎と申す。 151 00:16:40,495 --> 00:16:42,795 (五兵衛)菜々殿。 152 00:16:48,170 --> 00:16:52,941 お主 剣を握ったことは? 153 00:16:52,941 --> 00:16:54,876 いえ…。 154 00:16:54,876 --> 00:16:59,648 それなのに 一度見ただけで わしの剣さばきを覚えたのか? 155 00:16:59,648 --> 00:17:01,583 はい。 156 00:17:01,583 --> 00:17:06,883 お主には 人の動きを見ただけで 自分の体に写す不思議な力があるようだ。 157 00:17:09,324 --> 00:17:11,993 もう一度聞く。 158 00:17:11,993 --> 00:17:14,293 何故 剣を? 159 00:17:20,669 --> 00:17:23,004 仇がおります。 160 00:17:23,004 --> 00:17:25,674 仇…。 161 00:17:25,674 --> 00:17:28,374 それ以上は申し上げられません。 162 00:17:31,012 --> 00:17:33,312 分かった。 163 00:17:42,958 --> 00:17:45,258 ええいっ! 164 00:17:49,297 --> 00:17:51,967 まずは「突き」から覚えよ。 165 00:17:51,967 --> 00:17:54,636 捨て身でなければ 強き者は倒せぬ。➡ 166 00:17:54,636 --> 00:17:56,571 やってみよ。 167 00:17:56,571 --> 00:18:09,184 ♬~ 168 00:18:09,184 --> 00:18:13,484 やあっ! やあっ! やあっ! 169 00:18:17,859 --> 00:18:20,862 (仙之助)菜々さん? 170 00:18:20,862 --> 00:18:23,665 やはり 菜々さんでしたか! 171 00:18:23,665 --> 00:18:27,002 ほら いつも 市之進殿のもとに参上している➡ 172 00:18:27,002 --> 00:18:29,904 桂木仙之助です。 173 00:18:29,904 --> 00:18:33,808 ああ…。 近くまで お送りしますよ。 174 00:18:33,808 --> 00:18:35,808 これも 私が。 175 00:18:41,283 --> 00:18:47,956 先日 ごちそうになった なすの漬物 実に 美味でした! 176 00:18:47,956 --> 00:18:50,859 菜々さんの里でとれたものだとか? 177 00:18:50,859 --> 00:18:54,296 はい。 恐れ入ります。 178 00:18:54,296 --> 00:18:58,166 いつも 朗らかな菜々さんを見ると 気持ちが和みます。 179 00:18:58,166 --> 00:19:01,636 前にいた女中さんなんて 我らが伺うと➡ 180 00:19:01,636 --> 00:19:04,636 露骨に嫌な顔をしていましたから。 181 00:19:07,976 --> 00:19:12,314 あの…。 182 00:19:12,314 --> 00:19:14,649 どうしました? 183 00:19:14,649 --> 00:19:20,989 以前に 皆様でお話をされていた 轟様というのは➡ 184 00:19:20,989 --> 00:19:23,289 どのような方なのでしょう? 185 00:19:26,861 --> 00:19:29,998 剣呑な男です。 186 00:19:29,998 --> 00:19:33,698 菜々さんは 決して関わらないほうがよい。 187 00:19:35,804 --> 00:19:40,608 それにしても 何故 轟のことを? 188 00:19:40,608 --> 00:19:44,479 いらぬことを申しました。 ここで 結構です。 189 00:19:44,479 --> 00:19:46,779 ありがとうございました。 190 00:20:02,864 --> 00:20:07,302 奥様…。 191 00:20:07,302 --> 00:20:11,639 螢草… しおれてしまったのね。 192 00:20:11,639 --> 00:20:13,575 はい。 193 00:20:13,575 --> 00:20:20,648 たった半日の命とは 誠に儚いものですね。 194 00:20:20,648 --> 00:20:27,522 でも 朝には別の花が開きます。 195 00:20:27,522 --> 00:20:32,994 そうして 命をつないでいくのです。 196 00:20:32,994 --> 00:20:34,929 はい。 197 00:20:34,929 --> 00:21:02,690 ♬~ 198 00:21:02,690 --> 00:21:06,361 (とよ)今日は 奈々と かくれんぼするの。 199 00:21:06,361 --> 00:21:09,264 (正助)私が 必ず 勝ちます! 200 00:21:09,264 --> 00:21:14,035 正助。 とよ。 菜々と仲良くするのはよいが➡ 201 00:21:14,035 --> 00:21:16,371 手習いのほうは しっかりとやっておるのか? 202 00:21:16,371 --> 00:21:18,306 はい! はい! 203 00:21:18,306 --> 00:21:20,241 2人とも 大層 上達…。 204 00:21:20,241 --> 00:21:24,245 (せき込み) 205 00:21:24,245 --> 00:21:27,382 奥様? 大事ないか? 206 00:21:27,382 --> 00:21:30,285 大事ございません。 207 00:21:30,285 --> 00:21:34,189 季節の変わり目だ。 気をつけなさい。 208 00:21:34,189 --> 00:21:36,191 はい。 209 00:21:36,191 --> 00:21:39,191 皆も気をつけよ。 (正助 とよ)はい! 210 00:21:41,663 --> 00:21:43,998 も~う いいかい? 211 00:21:43,998 --> 00:21:47,669 ≪(正助 とよ)ま~だだよ! 212 00:21:47,669 --> 00:21:49,604 も~う いいかい? 213 00:21:49,604 --> 00:21:52,304 ≪(正助 とよ)も~う いいよ! 214 00:21:54,342 --> 00:21:57,679 では 見つけに参りますよ~! 215 00:21:57,679 --> 00:22:03,017 坊ちゃま お嬢様 いらっしゃいますか? 216 00:22:03,017 --> 00:22:23,037 ♬~ 217 00:22:23,037 --> 00:22:25,707 あっ…。 見~つけた! 218 00:22:25,707 --> 00:22:30,578 どうして分かったの? お嬢様のお手玉が ここに落ちていました。 219 00:22:30,578 --> 00:22:33,314 いつも お袖に入れていますものね。 220 00:22:33,314 --> 00:22:36,985 もう お手玉を持っては歩きません! 221 00:22:36,985 --> 00:22:40,655 では 一緒に兄上様を捜しに行きましょう。 222 00:22:40,655 --> 00:22:42,991 はい! 223 00:22:42,991 --> 00:22:48,863 兄上! 兄上~? 224 00:22:48,863 --> 00:22:52,333 坊ちゃま? 225 00:22:52,333 --> 00:22:55,236 いましたか? いませんね。 226 00:22:55,236 --> 00:22:59,674 坊ちゃま? 兄上~? 227 00:22:59,674 --> 00:23:03,545 坊ちゃま? 兄上~? 228 00:23:03,545 --> 00:23:07,015 坊ちゃま? 229 00:23:07,015 --> 00:23:11,686 これにて 菜々の負けです。 出てらしてくださいませ。 230 00:23:11,686 --> 00:23:14,355 (正助)菜々! 231 00:23:14,355 --> 00:23:17,025 私の勝ちだ! 危のうございます! 232 00:23:17,025 --> 00:23:18,960 それっ! 233 00:23:18,960 --> 00:23:20,895 (とよ)兄上…! 234 00:23:20,895 --> 00:23:22,897 どうだ まいったか? 235 00:23:22,897 --> 00:23:27,368 はい 菜々の負けでございます。 236 00:23:27,368 --> 00:23:31,706 お前たち そろそろ 手習いを始めましょう。 237 00:23:31,706 --> 00:23:34,309 (正助 とよ)はい! 238 00:23:34,309 --> 00:23:38,009 菜々 ちょっと いいかしら? はい! 239 00:23:41,182 --> 00:23:47,855 これは 私からの贈り物です。 240 00:23:47,855 --> 00:23:49,855 開けてみて。 241 00:24:05,273 --> 00:24:07,973 これは…。 242 00:24:11,679 --> 00:24:18,019 これなら 螢草を 一年中 見ていられるでしょう。 243 00:24:18,019 --> 00:24:20,922 ありがとうございます! 244 00:24:20,922 --> 00:24:25,622 あなたが 毎日 よく働いてくれている礼です。 245 00:24:27,362 --> 00:24:30,264 大切にいたします。 246 00:24:30,264 --> 00:24:34,969 菜々。 247 00:24:34,969 --> 00:24:37,872 花の命は 儚いけれど➡ 248 00:24:37,872 --> 00:24:42,644 でも 精いっぱいに咲いて 実を結び➡ 249 00:24:42,644 --> 00:24:48,316 命をつなぐのが使命です。 250 00:24:48,316 --> 00:24:52,316 女子とは 花と同じ。 251 00:25:00,662 --> 00:25:08,362 あなたの この手も 大切な命を守るためにあるのですよ。 252 00:25:14,008 --> 00:25:19,308 そのことだけは 決して忘れないでちょうだい。 253 00:25:21,683 --> 00:25:24,383 奥様…。 254 00:25:27,355 --> 00:25:30,055 ≪(宗太郎)ごめんくださいまし。 255 00:25:33,161 --> 00:25:35,461 ありがとうございます。 256 00:25:40,635 --> 00:25:43,635 (せき込み) 257 00:25:46,307 --> 00:25:48,607 宗太郎さん。 258 00:25:51,179 --> 00:25:53,981 青物を持って来た。 259 00:25:53,981 --> 00:25:56,651 ありがとう。 こっちから行こうと思ってたのに…。 260 00:25:56,651 --> 00:26:00,321 いや 実はな 隣村で かどわかしが あったらしいんだ。 261 00:26:00,321 --> 00:26:03,991 しかも 2件も。 かどわかし? 262 00:26:03,991 --> 00:26:09,864 ああ。 だから お前が 一人で 赤村に来るのは危ないって思ってな。 263 00:26:09,864 --> 00:26:13,668 わざわざ ごめんなさい。 264 00:26:13,668 --> 00:26:17,004 兄妹同様に育った仲じゃないか。 265 00:26:17,004 --> 00:26:23,878 それに 菜々が どんな所に住んでるのか見たかったしな。 266 00:26:23,878 --> 00:26:27,348 立派なお屋敷だな。 267 00:26:27,348 --> 00:26:32,954 お屋敷だけじゃないわ。 旦那様も 奥様も 皆 ご立派で。 268 00:26:32,954 --> 00:26:36,254 そうか。 よかった。 269 00:26:38,626 --> 00:26:42,964 でもな 俺は やっぱり 百姓が好きだ。 270 00:26:42,964 --> 00:26:45,867 そりゃあ 畑仕事はきついけど➡ 271 00:26:45,867 --> 00:26:51,639 毎年 こうやって たくさんの青物がとれて みんなに喜んでもらえる。 272 00:26:51,639 --> 00:26:53,639 菜々だって…! 273 00:26:57,979 --> 00:27:04,318 いや…。 じゃあ 帰るな。 274 00:27:04,318 --> 00:27:07,989 うん。 ありがとう。 275 00:27:07,989 --> 00:27:11,289 宗太郎さんも気をつけて。 ああ。 276 00:27:34,949 --> 00:27:38,286 奥様…。 277 00:27:38,286 --> 00:27:44,959 菜々 夕焼けがきれいよ。 さあ こちらへ。 278 00:27:44,959 --> 00:27:47,659 はい。 279 00:28:10,651 --> 00:28:13,321 (せき込み) 280 00:28:13,321 --> 00:28:15,256 大事ございませんか? 281 00:28:15,256 --> 00:28:19,994 大事ありません。 282 00:28:19,994 --> 00:28:25,294 (せき込み) 283 00:28:30,004 --> 00:28:32,907 奥様…! 284 00:28:32,907 --> 00:28:38,613 (せき込み) 285 00:28:38,613 --> 00:28:40,613 奥様! 286 00:28:46,487 --> 00:28:50,224 間違いないのか? 287 00:28:50,224 --> 00:28:54,161 はい。 間違いございません。 288 00:28:54,161 --> 00:29:12,513 ♬~ 289 00:29:12,513 --> 00:29:15,813 菜々…。 母上は? 290 00:29:18,286 --> 00:29:20,221 心配ございません。 291 00:29:20,221 --> 00:29:22,657 おかぜを召されたのでございましょう。 292 00:29:22,657 --> 00:29:24,992 とよ! 大根をおろそう。➡ 293 00:29:24,992 --> 00:29:27,328 行くぞ! (とよ)はい! 294 00:29:27,328 --> 00:29:37,138 ♬~ 295 00:29:37,138 --> 00:29:40,608 ≪菜々。 296 00:29:40,608 --> 00:29:44,308 ちと参れ。 はい。 297 00:29:48,482 --> 00:29:57,158 佐知の病は ことのほか重いらしい。 298 00:29:57,158 --> 00:30:01,295 治すには 朝鮮人参が要るらしいのだが➡ 299 00:30:01,295 --> 00:30:06,295 高価なもので 今すぐ都合してやれぬのだ。 300 00:30:10,638 --> 00:30:13,938 そこで 頼みがある。 301 00:30:23,651 --> 00:30:30,324 これは 私の父が遺した 天目茶わんだ。 302 00:30:30,324 --> 00:30:32,660 名のある茶人から頂いたそうで➡ 303 00:30:32,660 --> 00:30:35,660 五十両の値打ちがあると聞いておる。 304 00:30:37,999 --> 00:30:44,872 この茶わんを質入れして 人参の代金にいたそうと考えたのだ。 305 00:30:44,872 --> 00:30:48,342 しかし 武家とは不自由なものでな。 306 00:30:48,342 --> 00:30:53,642 表立って 質屋に出入りするわけにはいかぬのだ。 307 00:30:56,217 --> 00:31:00,688 菜々。 はい。 308 00:31:00,688 --> 00:31:05,026 そなたに この茶わんを預ける。 309 00:31:05,026 --> 00:31:09,363 あす 質屋に持って行ってくれぬか? 310 00:31:09,363 --> 00:31:13,034 私が…。 南町の通りの裏に➡ 311 00:31:13,034 --> 00:31:14,969 升屋という質屋がある。 312 00:31:14,969 --> 00:31:19,669 そこで なんとか 十両ほど借り出してきてくれ。 313 00:31:23,044 --> 00:31:25,744 かしこまりました。 314 00:31:48,202 --> 00:31:51,005 ≪(舟)駄目ったら 駄目だ! 315 00:31:51,005 --> 00:31:53,674 ああっ…。 (舟)いまさら来たって遅いんだよ! 316 00:31:53,674 --> 00:31:56,343 そんなこと言わないでくれ。 商売道具なんだよ。 317 00:31:56,343 --> 00:31:59,246 なあ 頼むから返してくれ! そっちの都合なんか知るか! 318 00:31:59,246 --> 00:32:02,216 頼むよ! 商売の邪魔だ! とっとと帰んな! 319 00:32:02,216 --> 00:32:06,987 頼むよ… 返して…! 二度と来るんじゃねえよ! 320 00:32:06,987 --> 00:32:14,361 ♬~ 321 00:32:14,361 --> 00:32:16,297 いらっしゃい。 322 00:32:16,297 --> 00:32:23,704 ♬~ 323 00:32:23,704 --> 00:32:26,373 ちょっと そのふた。 324 00:32:26,373 --> 00:32:40,888 ♬~ 325 00:32:40,888 --> 00:32:45,326 これで 十両 お借りしたいんです。 326 00:32:45,326 --> 00:32:48,626 貸してごらん。 327 00:32:51,999 --> 00:32:54,668 十両だって? 328 00:32:54,668 --> 00:32:59,340 そんな大金 あんたみたいな小娘が借りて どうするんだい? 329 00:32:59,340 --> 00:33:01,675 私が借りるんじゃありません。 330 00:33:01,675 --> 00:33:04,011 ご主人様から お借りするように言われて来たのです。 331 00:33:04,011 --> 00:33:06,914 そうかい。 そりゃ ご苦労なこったね。 332 00:33:06,914 --> 00:33:10,885 まあ せいぜい 一分ってところだね。 333 00:33:10,885 --> 00:33:14,021 そんな…! どうしても十両が要るんです。 334 00:33:14,021 --> 00:33:17,691 奥様が病で 薬を買わなければなりません。 335 00:33:17,691 --> 00:33:19,627 お願いします! 336 00:33:19,627 --> 00:33:22,363 そんなこと こっちの知ったこっちゃないよ。 337 00:33:22,363 --> 00:33:25,699 とにかく 一分しか出せないよ。 338 00:33:25,699 --> 00:33:27,699 (ため息) 339 00:33:38,279 --> 00:33:49,890 ♬~ 340 00:33:49,890 --> 00:33:52,660 そうですか…。 341 00:33:52,660 --> 00:33:57,531 そんな安物なら 持って帰るのも面倒なので➡ 342 00:33:57,531 --> 00:34:02,002 ここで割ったほうが ましですね。 343 00:34:02,002 --> 00:34:04,905 おい…! やめな! こんな上物を! 344 00:34:04,905 --> 00:34:08,342 あっ…。 345 00:34:08,342 --> 00:34:13,042 今… 「上物」って言いましたよね? 346 00:34:15,015 --> 00:34:17,918 分かったよ。 しょうがないね。 347 00:34:17,918 --> 00:34:19,887 じゃあ 一両にしてやるよ。 348 00:34:19,887 --> 00:34:23,357 そんな いんちきをするような店は 信用できません。 349 00:34:23,357 --> 00:34:25,292 ほかに持って行きます。 350 00:34:25,292 --> 00:34:28,992 分かったよ! 十両でいいんだね? 351 00:34:31,031 --> 00:34:34,301 はい! お願いいたします。 352 00:34:34,301 --> 00:34:39,640 じゃあ ちょっと待ってな。 質入れには証文がいるから。 353 00:34:39,640 --> 00:34:42,640 分かりました。 354 00:34:57,191 --> 00:35:03,330 (とよ)兄上… 母上は いつ治りますか? 355 00:35:03,330 --> 00:35:09,670 分からぬ。 毎日 お参りに 行ってるのに…。 356 00:35:09,670 --> 00:35:15,009 よし また神社に行こう。 357 00:35:15,009 --> 00:35:19,346 たくさん祈れば 治るはずだ。 358 00:35:19,346 --> 00:35:22,346 行きましょう。 359 00:35:28,689 --> 00:35:32,559 あんた はったりが利くようだからさ➡ 360 00:35:32,559 --> 00:35:37,965 女中奉公するより 商いのほうが 向いてるんじゃないのかい? 361 00:35:37,965 --> 00:35:42,636 お気遣いなく。 私は 今のお屋敷で働くのが好きなんです。 362 00:35:42,636 --> 00:35:46,307 へえ…。 363 00:35:46,307 --> 00:35:51,979 私は 舟っていうんだけど 元は芸者だったのさ。 364 00:35:51,979 --> 00:35:57,318 だけど この店の旦那に熱心に口説かれてね。 365 00:35:57,318 --> 00:36:01,989 でも 後添えになって ほどなく旦那が死んじまって。 366 00:36:01,989 --> 00:36:05,859 5年前のことさ。 367 00:36:05,859 --> 00:36:08,862 それから熱心に商売に励んで➡ 368 00:36:08,862 --> 00:36:14,001 今じゃ 「升屋のお舟」っていえば 名の通った金貸しさ。 369 00:36:14,001 --> 00:36:17,871 あの… どうして どくろの羽織を 着ているんですか? お骨さん。 370 00:36:17,871 --> 00:36:19,873 えっ? 何だって? 371 00:36:19,873 --> 00:36:24,345 背中のどくろは どうして…? ああ…。 372 00:36:24,345 --> 00:36:28,215 これかい? はい。 373 00:36:28,215 --> 00:36:31,018 女が質屋をやってると➡ 374 00:36:31,018 --> 00:36:34,621 ばかにして 金をふんだくろうってやつが いっぱい来るんでね。 375 00:36:34,621 --> 00:36:38,959 こっちも命懸けで商売やってるんだと 見せつけるために➡ 376 00:36:38,959 --> 00:36:43,959 こんな気味の悪いのを着てるのさ。 そうですか…。 377 00:36:45,833 --> 00:36:48,635 待たせたね。 378 00:36:48,635 --> 00:36:51,635 じゃあ これ。 379 00:37:03,650 --> 00:37:06,350 ありがとうございます お骨さん。 380 00:37:09,323 --> 00:37:13,323 やっぱり 「お骨」って言ったよ。 381 00:37:15,195 --> 00:37:19,333 (せき込み) 382 00:37:19,333 --> 00:37:24,333 ≪御免! 誰かおるか? 383 00:37:28,008 --> 00:37:30,911 何か 御用でござりましょうか? 384 00:37:30,911 --> 00:37:33,814 隣町で 子どもの かどわかしがあった。 385 00:37:33,814 --> 00:37:35,816 かどわかし? 386 00:37:35,816 --> 00:37:38,619 ≪(町役人)こちらにも お子がおられるな。 ≪(甚兵衛)あっ はい。 387 00:37:38,619 --> 00:37:42,489 ≪(町役人)我らも 念を入れて見回るが くれぐれも気をつけるように。 388 00:37:42,489 --> 00:37:46,960 承知いたしました。 ご苦労さまでございます。 389 00:37:46,960 --> 00:37:49,630 御免! 390 00:37:49,630 --> 00:37:54,968 ♬~ 391 00:37:54,968 --> 00:37:58,639 (せき込み) 392 00:37:58,639 --> 00:38:14,188 ♬~ 393 00:38:14,188 --> 00:38:16,657 甚兵衛さん! 394 00:38:16,657 --> 00:38:19,560 ああ… お前さん。 395 00:38:19,560 --> 00:38:22,529 お子様たちを見かけなかったか? 396 00:38:22,529 --> 00:38:24,531 はい。 どうかされましたか? 397 00:38:24,531 --> 00:38:28,669 お二人で出かけたようなんだけど 見つからないんだ。 398 00:38:28,669 --> 00:38:32,539 「隣町で かどわかしがあった」って お役人が来たから➡ 399 00:38:32,539 --> 00:38:36,477 いや… もう心配でなあ。 400 00:38:36,477 --> 00:38:39,613 いつもの神社は捜しましたか? 401 00:38:39,613 --> 00:38:42,950 いや まだ…。 私は 神社を見てきますから➡ 402 00:38:42,950 --> 00:38:45,619 甚兵衛さんは もう一度 近所を捜してきてください。 403 00:38:45,619 --> 00:38:48,956 ああ! 分かった! 404 00:38:48,956 --> 00:39:12,980 ♬~ 405 00:39:12,980 --> 00:39:16,680 坊ちゃま! お嬢様! 406 00:39:46,613 --> 00:40:03,630 ≪(泣き声) 407 00:40:03,630 --> 00:40:07,301 どけ! 邪魔だ。 408 00:40:07,301 --> 00:40:10,971 (せき込み) 409 00:40:10,971 --> 00:40:14,641 ♬~ 410 00:40:14,641 --> 00:40:17,341 たたき斬るぞ! 411 00:40:21,515 --> 00:40:23,984 うっ…! 412 00:40:23,984 --> 00:40:37,531 ♬~ 413 00:40:37,531 --> 00:40:40,000 やめなさい! 414 00:40:40,000 --> 00:40:42,300 菜々! 415 00:40:45,339 --> 00:40:48,039 何だ? てめえ。 416 00:41:01,355 --> 00:41:03,355 菜々! 417 00:41:22,376 --> 00:41:26,246 菜々 お逃げなさい! 418 00:41:26,246 --> 00:41:28,715 [ 回想 ] (五兵衛)まずは 「突き」から覚えよ。➡ 419 00:41:28,715 --> 00:41:31,051 捨て身でなければ 強き者は倒せぬ。➡ 420 00:41:31,051 --> 00:41:33,051 ええいっ! 421 00:41:43,330 --> 00:41:48,001 うわあっ! ああっ…! 422 00:41:48,001 --> 00:41:52,873 ♬~ 423 00:41:52,873 --> 00:41:54,875 菜々…。 424 00:41:54,875 --> 00:42:07,688 ♬~ 425 00:42:07,688 --> 00:42:10,590 母上! 奥様… 奥様! 奥様! 426 00:42:10,590 --> 00:42:14,027 (正助)母上! 奥様! 奥様! 427 00:42:14,027 --> 00:42:16,727 奥様! 奥様! 428 00:42:31,978 --> 00:43:24,278 ♬~ 429 00:45:33,927 --> 00:45:37,627 わあ~ のどかだなあ。 430 00:45:39,332 --> 00:45:42,669 それにしても大きな川。 431 00:45:42,669 --> 00:45:47,869 この川は 昔 貿易船で にぎわってたんだって。 432 00:45:50,010 --> 00:45:53,680 ここは 中国南部の泉州。 433 00:45:53,680 --> 00:45:59,380 かつて 海のシルクロードの出発点だった 港町。