1 00:01:46,059 --> 00:01:50,063 (秀吉)お前を見込んで頼みがある (幸村)はっ 何なりと仰せを 2 00:01:50,063 --> 00:01:54,067 城中より お市の方を救い出してくれ 3 00:01:54,067 --> 00:01:57,070 お市の方様を? ああ わしを嫌うて➡ 4 00:01:57,070 --> 00:01:59,072 浅井長政の妻となり➡ 5 00:01:59,072 --> 00:02:05,078 長政を滅ぼした折も 意に従わず 柴田に嫁いだ 6 00:02:05,078 --> 00:02:07,080 そのお方をまた なぜ? 7 00:02:07,080 --> 00:02:10,083 何としても思いを遂げたい 8 00:02:10,083 --> 00:02:15,088 お市の方を救い出し この手に抱き締めたいのじゃ 9 00:02:15,088 --> 00:02:20,093 頼むぞ 幸村 ははっ 10 00:02:20,093 --> 00:02:26,032 (お市の方)茶々 お初 お江 11 00:02:26,032 --> 00:02:28,034 ようお聞きやれ 12 00:02:28,034 --> 00:02:34,040 そなたらの父 浅井長政殿は➡ 13 00:02:34,040 --> 00:02:39,045 落城の折 わらわが お供を願うても➡ 14 00:02:39,045 --> 00:02:42,048 お許しくだされなんだ➡ 15 00:02:42,048 --> 00:02:46,052 そなたらの成長を 見守ってくれと言われ➡ 16 00:02:46,052 --> 00:02:50,056 一人 御自害なされました➡ 17 00:02:50,056 --> 00:02:55,061 こうして 今 そなたらは 立派に成人いたした 18 00:02:55,061 --> 00:03:01,067 こたびこそ わらわは 戦国の習いに従い➡ 19 00:03:01,067 --> 00:03:06,072 心おきなく 勝家殿のお供ができるのじゃ 20 00:03:06,072 --> 00:03:10,076 (茶々)母上 私も お供いたします 21 00:03:10,076 --> 00:03:12,078 ならぬ 22 00:03:12,078 --> 00:03:18,084 そなたらは落ち延びて どこまでも生き抜いてくだされ 23 00:03:18,084 --> 00:03:20,086 (お初)母上! 24 00:03:20,086 --> 00:03:24,023 この先 どのようなことが起ころうとも➡ 25 00:03:24,023 --> 00:03:30,023 浅井の血を受けた誇りだけは 忘れてはなりませぬぞ 26 00:03:32,031 --> 00:03:39,038 女子が 男の戦の道具であってよいものか 27 00:03:39,038 --> 00:03:42,041 よいな 茶々 28 00:03:42,041 --> 00:03:47,046 母のできなんだ願いを果たすは こなたじゃ 29 00:03:47,046 --> 00:03:49,048 ≪(かん声) 30 00:03:49,048 --> 00:03:51,050 さあ 早う 31 00:03:51,050 --> 00:03:53,052 (茶々)母上 (お初)母上 32 00:03:53,052 --> 00:03:55,052 さあ 早う 33 00:03:59,058 --> 00:04:01,058 (女性)茶々様 34 00:04:03,062 --> 00:04:06,065 ≪(建物の崩れる音) 35 00:04:06,065 --> 00:04:08,065 母上! 36 00:04:10,069 --> 00:04:12,071 (お初)姉上! 37 00:04:12,071 --> 00:04:16,075 (お初)お江 私たちも姉上のお供を 38 00:04:16,075 --> 00:04:20,079 (お江)嫌じゃ 私は行かぬ 39 00:04:20,079 --> 00:04:24,079 男どもの戦のために 死ぬのは嫌じゃ 40 00:04:32,024 --> 00:04:34,026 ≪ お方様! 41 00:04:34,026 --> 00:04:37,029 秀吉公のお申しつけにより 真田幸村 お迎えに参りました 42 00:04:37,029 --> 00:04:41,033 お断りいたします 秀吉の意に従うわらわではない 43 00:04:41,033 --> 00:04:44,036 しかし 女子まで 犠牲になることはありますまい 44 00:04:44,036 --> 00:04:48,040 幸村殿 初めて会うた こなたじゃが➡ 45 00:04:48,040 --> 00:04:52,044 かねて 良き武将と 伺うておりました 46 00:04:52,044 --> 00:04:55,047 ならば 分かるであろう 女子じゃとて➡ 47 00:04:55,047 --> 00:05:00,052 人形として生きるより 人として死する道がある 48 00:05:00,052 --> 00:05:06,058 今こそ 柴田勝家の妻として 誇らしく死ぬるとき 49 00:05:06,058 --> 00:05:11,063 愛する夫と共に果てるは 女の幸せじゃ 50 00:05:11,063 --> 00:05:16,068 分かり申した もはや お留め立てはいたさん 51 00:05:16,068 --> 00:05:21,073 幸村 しかとお見届けいたす 52 00:05:21,073 --> 00:05:26,012 幸村殿 娘 茶々に 言い残したきことがありまする 53 00:05:26,012 --> 00:05:30,012 お伝えくださるか ははっ 54 00:05:37,023 --> 00:05:43,029 母上! 母上!➡ 55 00:05:43,029 --> 00:05:47,033 母上! 母上! ああっ!➡ 56 00:05:47,033 --> 00:05:49,035 母上! 母上! 57 00:05:49,035 --> 00:05:52,038 いけません! (茶々)母上!➡ 58 00:05:52,038 --> 00:05:56,042 放せ! 放しゃれ!➡ 59 00:05:56,042 --> 00:05:58,044 放せ! 60 00:05:58,044 --> 00:06:00,046 (殴る音) (茶々)うっ… 61 00:06:00,046 --> 00:06:14,046 ♬~ 62 00:06:21,067 --> 00:06:27,006 (小六)もはや お市の方様は 手の届かぬお人となりましたな 63 00:06:27,006 --> 00:06:30,009 (秀吉)うーん…➡ 64 00:06:30,009 --> 00:06:37,016 ほんだが 娘の茶々は お市の方以上の美しき女子よ 65 00:06:37,016 --> 00:06:40,019 (小六)殿 まさか… 66 00:06:40,019 --> 00:06:45,024 親で果たせん思いを 子で遂げるのも悪くねえ 67 00:06:45,024 --> 00:06:50,029 (小六)しかし 殿は親の敵 茶々殿が 意に従いますまい 68 00:06:50,029 --> 00:06:52,031 慌てるな 69 00:06:52,031 --> 00:06:57,036 心の閉ざした女を口説くには せいてはあかん 70 00:06:57,036 --> 00:07:00,039 ハッ 武骨いちずのお前には 分かるまいが 71 00:07:00,039 --> 00:07:03,042 仰せのとおり 分かりませぬ 72 00:07:03,042 --> 00:07:07,046 そして 茶々はどうしておる 73 00:07:07,046 --> 00:07:09,048 救い出した幸村が➡ 74 00:07:09,048 --> 00:07:12,051 前田利家様お屋敷にて 警護いたしておりまする 75 00:07:12,051 --> 00:07:17,056 ハハハ… 真田のせがれも てこずっとろう 76 00:07:17,056 --> 00:07:23,996 女を手に入れるは 天下取りより難しい 77 00:07:23,996 --> 00:07:27,996 (笑い声) 78 00:07:47,019 --> 00:07:49,021 相変わらず 何も食わんのか 79 00:07:49,021 --> 00:07:52,024 どうぞ お下げください 80 00:07:52,024 --> 00:07:55,027 痩せ我慢も大概にしろ 81 00:07:55,027 --> 00:07:59,031 人と獣とは違います 82 00:07:59,031 --> 00:08:04,036 助かった命 大切にしたらどうだ 83 00:08:04,036 --> 00:08:10,042 助けてほしゅうなかった 恨みます 84 00:08:10,042 --> 00:08:12,044 だが 今は死ねまい 85 00:08:12,044 --> 00:08:17,049 刀をお貸しください 86 00:08:17,049 --> 00:08:20,052 武将の娘として 立派に死んでみせます 87 00:08:20,052 --> 00:08:23,990 いいかげんにしろ! 死ぬのが そんなに立派か 88 00:08:23,990 --> 00:08:26,993 確かに 生きることは苦しい 89 00:08:26,993 --> 00:08:31,998 だが その苦しみの先に 必ず喜びがあるんだ 90 00:08:31,998 --> 00:08:36,002 今のそなた その苦しみから 逃れようとしてるだけだ 91 00:08:36,002 --> 00:08:40,006 あなたには お父上も お母上も いらっしゃいますでしょう 92 00:08:40,006 --> 00:08:44,010 私には もはや誰もおらぬ 93 00:08:44,010 --> 00:08:46,012 何のために生きよと申されますか 94 00:08:46,012 --> 00:08:51,017 勝手にしろ! そんなに死にたければ 死ね! 95 00:08:51,017 --> 00:08:56,017 死んでくれたら こっちも 上田へ帰れる 96 00:09:15,041 --> 00:09:34,994 ♬~ 97 00:09:34,994 --> 00:09:50,009 ♬~ 98 00:09:50,009 --> 00:09:52,011 悔しゅうないのか 99 00:09:52,011 --> 00:09:56,011 女子ゆえ 何もできぬと 思われるのか 100 00:09:58,017 --> 00:10:01,017 お市の方の言い残したこと 今 伝えよう 101 00:10:05,024 --> 00:10:07,024 母を忘れよ 102 00:10:09,028 --> 00:10:12,028 女子として幸せになってくれと 103 00:10:14,033 --> 00:10:20,039 わしは 母上を助けられなかった 104 00:10:20,039 --> 00:10:22,975 そなたを 同じように死なせとうはない 105 00:10:22,975 --> 00:10:24,975 死なんでくれ! 106 00:10:26,979 --> 00:10:30,983 頼む このとおり 107 00:10:30,983 --> 00:10:40,993 ♬~ 108 00:10:40,993 --> 00:10:52,004 ♬~ 109 00:10:52,004 --> 00:10:55,007 (お初)幸村様か お待ちいたしておりました 110 00:10:55,007 --> 00:10:59,011 それで 姉上は? 熱は治まった様子ですが➡ 111 00:10:59,011 --> 00:11:03,015 医者の薬も口にせず 腰元たちも近寄らせません 112 00:11:03,015 --> 00:11:07,019 あなた様の御苦労 お礼を申し上げます 113 00:11:07,019 --> 00:11:10,022 これよりは 私どもが お世話いたしましょう 114 00:11:10,022 --> 00:11:16,022 下がって お休みなされませ お願いいたす わしには手に負えん 115 00:11:18,030 --> 00:11:22,034 亡き母上が よう申されていた 116 00:11:22,034 --> 00:11:27,039 姉上は 花のようなお人 117 00:11:27,039 --> 00:11:33,045 美しく咲いても 強き雨風には耐えられぬと 118 00:11:33,045 --> 00:11:37,049 花のようなお人… 119 00:11:37,049 --> 00:11:42,054 母上は 北ノ庄の庭に お手植えされるほど➡ 120 00:11:42,054 --> 00:11:46,054 好きだった ききょうの花に 比べられていたのであろうか 121 00:11:51,063 --> 00:12:11,083 ♬~ 122 00:12:11,083 --> 00:12:24,029 ♬~ 123 00:12:24,029 --> 00:12:29,034 自害いたしたとて 誰が悲しむとお思いですか 124 00:12:29,034 --> 00:12:32,037 私は泣きませぬぞ 125 00:12:32,037 --> 00:12:34,039 姉上を責めるのは おやめくださりませ 126 00:12:34,039 --> 00:12:39,044 責めてなどおらぬ ただ悔しいだけじゃ 127 00:12:39,044 --> 00:12:42,047 母上の無念を受け継ぐことこそ➡ 128 00:12:42,047 --> 00:12:45,050 姉上の務めのはずでは ござりませぬか 129 00:12:45,050 --> 00:12:48,053 女子の身では 何もできまい 130 00:12:48,053 --> 00:12:53,058 私は諦めませぬ 131 00:12:53,058 --> 00:12:57,062 憎い秀吉を必ず滅ぼす一念 132 00:12:57,062 --> 00:13:02,067 そのためには この身が どうなろうと構わぬ 133 00:13:02,067 --> 00:13:07,067 女子の優しさは 人を愛するためのもの 134 00:13:09,074 --> 00:13:13,078 そなた それを捨てるとお言いやるか 135 00:13:13,078 --> 00:13:15,080 捨てます 136 00:13:15,080 --> 00:13:20,085 落城の炎の中 私は誓ったのです 137 00:13:20,085 --> 00:13:28,085 あの… あの憎い秀吉を いつか 私の前に平伏させてみせまする 138 00:13:30,029 --> 00:13:33,029 ≪ 御免 幸村でござる 139 00:13:37,036 --> 00:13:42,041 (お初)まあ 幸村様 見違えました そのお姿 140 00:13:42,041 --> 00:13:47,046 近々 国の上田へ立ち帰りますゆえ 御挨拶にまかり越しました 141 00:13:47,046 --> 00:13:49,048 それは寂しいこと 142 00:13:49,048 --> 00:13:52,051 (お江)幸村殿 息災にて お過ごしなされ 143 00:13:52,051 --> 00:13:56,055 これは 北ノ庄の城にて見つけました花 144 00:13:56,055 --> 00:14:00,059 庭などに お植えくだされ 145 00:14:00,059 --> 00:14:04,063 その花は 母上の… 146 00:14:04,063 --> 00:14:09,063 姉上 いっそのこと 幸村様に植えていただきましょう 147 00:14:56,048 --> 00:15:16,068 ♬~ 148 00:15:16,068 --> 00:15:36,021 ♬~ 149 00:15:36,021 --> 00:15:56,041 ♬~ 150 00:15:56,041 --> 00:16:04,041 ♬~ 151 00:16:06,051 --> 00:16:13,058 <真田幸村の名を秀吉に売り込んで 意気揚々と上田に戻ったものの➡ 152 00:16:13,058 --> 00:16:15,060 幸村が目にしたものは➡ 153 00:16:15,060 --> 00:16:21,066 真田家の上に覆いかぶさる 徳川の黒い影だった> 154 00:16:21,066 --> 00:16:26,004 <天下制覇では 秀吉に 一歩 先んじられはしたものの➡ 155 00:16:26,004 --> 00:16:34,012 家康は駿河以東を固めて 時機を待つべく 北条と和睦した> 156 00:16:34,012 --> 00:16:38,016 <そして いずれに従うか見当もつかない➡ 157 00:16:38,016 --> 00:16:45,023 目障りな存在である真田を 自ら兵を率いて潰しにかかった> 158 00:16:45,023 --> 00:16:55,033 ♬~ 159 00:16:55,033 --> 00:17:06,044 ♬~ 160 00:17:06,044 --> 00:17:09,047 (六郎)殿! 161 00:17:09,047 --> 00:17:11,049 (六郎) 徳川勢 先ほど 神川を押し渡り➡ 162 00:17:11,049 --> 00:17:13,051 上田に迫っておりまする 163 00:17:13,051 --> 00:17:17,055 (昌幸)敵来たらば 斬れ斬れ 斬れ (六郎)はっ 164 00:17:17,055 --> 00:17:19,055 いや 待て (六郎)はっ 165 00:17:21,994 --> 00:17:24,994 いましばらくの辛抱じゃ 166 00:17:30,002 --> 00:17:33,005 (忠勝) 真田の者 腰が抜けましたか➡ 167 00:17:33,005 --> 00:17:36,008 城下 迎え撃つ者 一兵もござらんとのこと 168 00:17:36,008 --> 00:17:39,011 (家康)先ぽうは? (忠勝)そろそろ城門に取りつく頃 169 00:17:39,011 --> 00:17:43,015 罠だ 引き返せ 170 00:17:43,015 --> 00:17:46,018 引かせろ 引け! 引け! 171 00:17:46,018 --> 00:17:51,023 (家臣)殿! 徳川勢 城門に取りつきました 172 00:17:51,023 --> 00:17:54,026 (昌幸)時こそ よし! 173 00:17:54,026 --> 00:17:57,029 誰ぞ! 太鼓を打て! 174 00:17:57,029 --> 00:18:02,029 (太鼓) (かん声) 175 00:18:13,045 --> 00:18:16,048 (兵士)散れ! 散れ散れ! 176 00:18:16,048 --> 00:18:36,001 ♬~ 177 00:18:36,001 --> 00:18:38,003 ♬~ 178 00:18:38,003 --> 00:18:45,010 <幸村が考え出したゲリラ戦は 歴戦の徳川勢の調子を狂わせた> 179 00:18:45,010 --> 00:18:49,014 <そして 幸村自らが指揮する農民部隊に➡ 180 00:18:49,014 --> 00:18:52,017 背後をつかれて浮き足だち➡ 181 00:18:52,017 --> 00:18:55,020 真田の正規軍が 城中から押し出すと➡ 182 00:18:55,020 --> 00:19:01,020 まともな戦いもせず 訳も分からぬまま総崩れとなった> 183 00:19:03,028 --> 00:19:06,031 (六郎)家康め ほうほうの体で逃げ去り申した 184 00:19:06,031 --> 00:19:10,035 兄者 家康の首 取り損なったが➡ 185 00:19:10,035 --> 00:19:12,037 これに懲りて もう責めてはこんぞ (信幸)おう 186 00:19:12,037 --> 00:19:17,042 (昌幸)おい 皆の者 喜べ 秀吉からの返書じゃ➡ 187 00:19:17,042 --> 00:19:21,046 良きことというのは 重なるものよのう➡ 188 00:19:21,046 --> 00:19:23,982 来年早々 家康を討つから 安心せいとあるぞ 189 00:19:23,982 --> 00:19:27,986 (信幸)それまでは 家康相手に 何とか持ちこたえねばなりませぬ 190 00:19:27,986 --> 00:19:31,990 この際だからな わしは上杉と手を組むつもりじゃ 191 00:19:31,990 --> 00:19:34,993 武田と戦った上杉と? 192 00:19:34,993 --> 00:19:37,996 既に このことは 景勝に申し入れてはおる 193 00:19:37,996 --> 00:19:40,999 弱みに つけ込み 何か条件を突きつけられましたな 194 00:19:40,999 --> 00:19:44,002 人質よ 人質じゃ➡ 195 00:19:44,002 --> 00:19:47,002 これを差し出せと 要求してきておる 196 00:19:49,007 --> 00:19:54,012 父上 そのお役目 お引き受けいたします 197 00:19:54,012 --> 00:20:14,032 ♬~ 198 00:20:14,032 --> 00:20:26,978 ♬~ 199 00:20:26,978 --> 00:20:31,983 (景勝)真田が武田の臣として 我が上杉と戦ったのは➡ 200 00:20:31,983 --> 00:20:34,986 つい先頃のこと 201 00:20:34,986 --> 00:20:38,990 (景勝)家臣には まだ そのときの 憎しみが消えてはおらん 202 00:20:38,990 --> 00:20:40,992 小国ゆえの身の処し方… 203 00:20:40,992 --> 00:20:44,996 また 戦国の世に 過去を問うても むなしきこと 204 00:20:44,996 --> 00:20:50,001 ただ 今を懸命に生きるのみと 思いまする 205 00:20:50,001 --> 00:20:53,004 徳川殿に袖にされ➡ 206 00:20:53,004 --> 00:20:57,008 この上杉を頼るとは 哀れなものよのう 207 00:20:57,008 --> 00:21:01,012 上杉家と結ぶは 秀吉公お勧めあってのこと 208 00:21:01,012 --> 00:21:04,015 御当家のためにも役立ちましょう 209 00:21:04,015 --> 00:21:08,019 幸村 若いのう 210 00:21:08,019 --> 00:21:11,022 その秀吉から わしに書状が届いておる➡ 211 00:21:11,022 --> 00:21:16,027 何事も修行だ 読んで聞かせよう 212 00:21:16,027 --> 00:21:21,032 「真田昌幸は表裏比興の者にて候」 213 00:21:21,032 --> 00:21:26,037 「徳川殿 真田を攻めるありても 決して お味方なきよう➡ 214 00:21:26,037 --> 00:21:29,040 願い上げ候」 215 00:21:29,040 --> 00:21:33,040 それは 誠に秀吉公の… 216 00:21:48,059 --> 00:21:54,065 (景勝)これが政治というものじゃ 上には上がある 217 00:21:54,065 --> 00:21:59,070 幸村 忘れるな こなたは上杉の人質じゃ 218 00:21:59,070 --> 00:22:02,073 今日より 城内の一室にて暮らせ 219 00:22:02,073 --> 00:22:06,077 許しなく 一歩たりとも 外へ出ては相ならん 220 00:22:06,077 --> 00:22:08,079 さよう心得い 221 00:22:08,079 --> 00:22:25,030 ♬~ 222 00:22:25,030 --> 00:22:28,033 (忠勝)幸村の命を取れと? (家康)上田の戦いに敗れたのは➡ 223 00:22:28,033 --> 00:22:31,036 幸村の策略➡ 224 00:22:31,036 --> 00:22:35,040 あやつは 徳川にとって 目の上のこぶになる 225 00:22:35,040 --> 00:22:38,043 今のうちに そのこぶを 切り取っておくべきと… 226 00:22:38,043 --> 00:22:42,047 なるほど 人質の幸村が 故なく謀殺となれば➡ 227 00:22:42,047 --> 00:22:45,050 真田も上杉に 弔い合戦を仕掛けるであろう 228 00:22:45,050 --> 00:22:49,050 一石二鳥 徳川は 漁夫の利を得ればよい 229 00:22:51,056 --> 00:22:53,058 半蔵 230 00:22:53,058 --> 00:22:57,062 (半蔵)ただいまは 徳川の家臣となった服部半蔵 231 00:22:57,062 --> 00:23:00,065 家康様の手足となって働きまする 232 00:23:00,065 --> 00:23:20,085 ♬~ 233 00:23:20,085 --> 00:23:34,085 ♬~ 234 00:23:54,052 --> 00:24:01,052 (佐助)お主 伊賀の者か 狙いは上杉の探索か? それとも… 235 00:24:09,067 --> 00:24:15,067 ≪(佐助)ハハハ… 上杉景勝の首なら 俺がもらう 236 00:24:25,016 --> 00:24:30,016 (佐助)湯の香がするな 山の湧き湯は心地よかったか? 237 00:24:32,023 --> 00:24:37,023 美しかった ほれたぞ お前に フフッ 238 00:24:41,032 --> 00:24:44,035 やるなぁ 239 00:24:44,035 --> 00:24:47,035 ≪(指笛) 240 00:24:54,045 --> 00:24:58,049 (半蔵)待て まず名乗ろう➡ 241 00:24:58,049 --> 00:25:01,052 わしは伊賀の服部半蔵だ お主は? 242 00:25:01,052 --> 00:25:06,057 フン! 徳川に取り入った伊賀者か 俺は猿飛佐助 243 00:25:06,057 --> 00:25:08,059 (半蔵)家康公の命により➡ 244 00:25:08,059 --> 00:25:10,061 腕の立つ者を 集めておるところだ➡ 245 00:25:10,061 --> 00:25:13,064 手柄しだいで 家臣にお取り立てもあるぞ 246 00:25:13,064 --> 00:25:15,066 (佐助)俺の望みは もっとでかい 247 00:25:15,066 --> 00:25:17,068 (半蔵) 一国一城のあるじというやつか 248 00:25:17,068 --> 00:25:21,072 フン! そんなもんじゃ物足らん 俺が欲しいのは天下よ 249 00:25:21,072 --> 00:25:24,009 (半蔵)ほざいたな (佐助)手始めに➡ 250 00:25:24,009 --> 00:25:26,011 上杉の春日山城を頂戴する 251 00:25:26,011 --> 00:25:33,018 (半蔵)できるかな? お主一人で 城に入るも容易でないぞ 252 00:25:33,018 --> 00:25:38,018 言っておく 邪魔する者は命をもらう 253 00:25:43,028 --> 00:25:45,030 ≪(才蔵)追うても無駄じゃ 254 00:25:45,030 --> 00:25:49,034 (才蔵)佐助というやつ 腕は俺よりも上かもしれぬ 255 00:25:49,034 --> 00:25:51,036 案じていたのだ お才 256 00:25:51,036 --> 00:25:54,039 ここで会うたからには 約束どおり 半蔵の女房となれ 257 00:25:54,039 --> 00:25:57,042 お才は もはや この世にはおらぬ 258 00:25:57,042 --> 00:26:02,042 俺は真田幸村様の家臣 霧隠才蔵 259 00:26:04,049 --> 00:26:06,051 幸村の? 260 00:26:06,051 --> 00:26:26,004 ♬~ 261 00:26:26,004 --> 00:26:28,006 ♬~ 262 00:26:28,006 --> 00:26:32,010 (家臣)あっ 幸村様 何か? 263 00:26:32,010 --> 00:26:36,014 手元の書物 全て読み終えましたゆえ➡ 264 00:26:36,014 --> 00:26:38,016 お文庫にて 新しき物と取り替えとう存ずる 265 00:26:38,016 --> 00:26:44,022 (家臣)ほう 御熱心なる勉学ぶりは 上様も お認めでござる➡ 266 00:26:44,022 --> 00:26:46,024 お好きにいたされませ 267 00:26:46,024 --> 00:27:06,044 ♬~ 268 00:27:06,044 --> 00:27:18,044 ♬~ 269 00:27:33,004 --> 00:27:36,004 景勝殿 この場はわしが 270 00:27:40,011 --> 00:27:42,011 拝借いたす 271 00:27:46,017 --> 00:27:50,017 くせ者じゃ! 出合え! 出合え! 272 00:28:00,031 --> 00:28:03,034 申せ 誰の差し金だ 273 00:28:03,034 --> 00:28:08,039 (佐助)俺は誰の指図も受けん 俺が この城のあるじになるのよ 274 00:28:08,039 --> 00:28:12,043 景勝殿に恨みか 武田の者か (佐助)武田もくそもあるか!➡ 275 00:28:12,043 --> 00:28:14,045 侍は みんな敵だ 276 00:28:14,045 --> 00:28:19,050 お主 百姓の出だな? 277 00:28:19,050 --> 00:28:22,987 お前たちの戦で 親兄弟 皆殺しにされた 278 00:28:22,987 --> 00:28:25,990 悔しかろう 279 00:28:25,990 --> 00:28:30,995 だが その悔しさ 人を殺して癒やせると思うか 280 00:28:30,995 --> 00:28:34,999 お前の目には悲しさがある 281 00:28:34,999 --> 00:28:39,003 人を殺すを喜びとはすまい 282 00:28:39,003 --> 00:28:41,003 (家臣)それ! (侍)はっ 283 00:28:43,007 --> 00:28:46,007 命を粗末にするな 行け 284 00:28:55,019 --> 00:28:59,023 (家臣)幸村殿 賊はいずれに? 285 00:28:59,023 --> 00:29:02,023 面目ない 取り逃がした 286 00:29:05,029 --> 00:29:10,034 (景勝)幸村殿 命を助けてもろうた景勝の礼じゃ➡ 287 00:29:10,034 --> 00:29:15,034 今日は鷹狩りには良き日 十分に楽しむがよい 288 00:29:17,041 --> 00:29:20,044 (半蔵)目指すは幸村➡ 289 00:29:20,044 --> 00:29:23,982 首尾よく しとめれば 家康公も お喜びになろう➡ 290 00:29:23,982 --> 00:29:25,982 心してかかれ 291 00:29:29,988 --> 00:29:34,993 (鳥の鳴き声・羽音) 292 00:29:34,993 --> 00:29:36,995 お先に参る どう! 293 00:29:36,995 --> 00:29:39,998 (鳥の鳴き声) 294 00:29:39,998 --> 00:29:41,998 よし! (侍)はっ 295 00:30:07,025 --> 00:30:26,978 ♬~ 296 00:30:26,978 --> 00:30:35,978 ♬~ 297 00:30:38,990 --> 00:30:42,990 (半蔵)かばい立ては何故だ お才 幸村にほれたか 298 00:30:54,005 --> 00:30:57,008 しっかりしろ 城へ行って手当てをしてやろう 299 00:30:57,008 --> 00:31:02,013 いえ 私は お城へは入れませぬ 私に構わず早く あなたは早く 300 00:31:02,013 --> 00:31:09,020 いや わしを助けた そなたは つまり わしの家臣 301 00:31:09,020 --> 00:31:12,023 捨ててはおけん 302 00:31:12,023 --> 00:31:15,026 ≪(佐助)その役目 俺が引き受けた おお おことか 303 00:31:15,026 --> 00:31:17,028 礼を言うぞ 借りを返しただけだ 304 00:31:17,028 --> 00:31:21,032 それより 早く城へ戻らねば 逃げたと思われますぞ 305 00:31:21,032 --> 00:31:27,038 うん… ならば お主に任そう 才蔵のこと頼む 306 00:31:27,038 --> 00:31:29,038 達者で暮らせ 307 00:31:35,046 --> 00:31:41,052 <大坂城では ライバル家康に 形の上で臣下の礼を取らせ➡ 308 00:31:41,052 --> 00:31:45,056 天下統一の野望を果たした 秀吉の差し金で➡ 309 00:31:45,056 --> 00:31:50,061 茶々の妹 お江の 嫁入り支度が進んでいた> 310 00:31:50,061 --> 00:31:55,066 (お江)では これにて お別れいたしまする 311 00:31:55,066 --> 00:31:58,069 (茶々)お江 312 00:31:58,069 --> 00:32:04,075 お幸せに… お幸せになってくだされ 313 00:32:04,075 --> 00:32:09,080 (お江)姉上を残して参るのが 気がかりです 314 00:32:09,080 --> 00:32:12,083 私のことなら心配いらぬ 315 00:32:12,083 --> 00:32:19,090 (お江)お初様も 近く 京極高次様に嫁がれますとか 316 00:32:19,090 --> 00:32:26,030 そう… 私は 一人きりになってしまうのですね 317 00:32:26,030 --> 00:32:32,036 姉上は 城内の噂を御存じないのですか 318 00:32:32,036 --> 00:32:35,039 噂とは? 319 00:32:35,039 --> 00:32:41,045 年の順なら 姉上が 真っ先に嫁がれますはず 320 00:32:41,045 --> 00:32:47,051 気にかけずとよい 私は 嫁になど参りとうありませぬ 321 00:32:47,051 --> 00:32:50,054 皆が申しております 322 00:32:50,054 --> 00:32:55,059 姉上一人をお残しなさるが 秀吉公のお考えじゃと 323 00:32:55,059 --> 00:33:03,067 母上の代わりに 姉上を 我が物になさるおつもりなのです 324 00:33:03,067 --> 00:33:06,070 何をお言いやる つまらぬ ざれ言じゃ 325 00:33:06,070 --> 00:33:11,075 (お江)いいえ 私は誠と思います➡ 326 00:33:11,075 --> 00:33:16,080 女子好きの秀吉が 姉上を逃すはずはない 327 00:33:16,080 --> 00:33:21,085 秀吉は浅井を滅ぼし 母上を自害させた敵 328 00:33:21,085 --> 00:33:26,023 姉上 その敵に抱かれるなど よもありますまいな 329 00:33:26,023 --> 00:33:28,025 無礼じゃぞ お江 330 00:33:28,025 --> 00:33:31,028 そのようなこと 口にするのも汚らわしい 331 00:33:31,028 --> 00:33:33,030 (お江)でも… 332 00:33:33,030 --> 00:33:37,034 私には 心に決めたお方がおる 333 00:33:37,034 --> 00:33:43,034 それでは 姉上は そのお方を… 334 00:33:46,043 --> 00:33:48,043 分かりませぬ 335 00:33:50,047 --> 00:33:55,047 今は ただ 心に思うておるばかり 336 00:33:58,055 --> 00:34:08,055 でも そのお方を思えば… 心が安らぎます 337 00:34:10,067 --> 00:34:13,070 <また 一方では 真田のような小国を➡ 338 00:34:13,070 --> 00:34:18,075 将棋の駒のごとくに操り 大国を懐柔 威圧して➡ 339 00:34:18,075 --> 00:34:21,078 支配を より完璧なものにする策略に➡ 340 00:34:21,078 --> 00:34:24,015 頭を絞る天下人だった> 341 00:34:24,015 --> 00:34:32,015 三成 これからは わしも 楽ができるであろうな 342 00:34:35,026 --> 00:34:37,028 (三成の ため息) 343 00:34:37,028 --> 00:34:42,033 (三成)殿下の天下統一に 従わぬ者が まだ おりまする 344 00:34:42,033 --> 00:34:47,038 小田原の北条のことけ? (三成)はい 345 00:34:47,038 --> 00:34:53,044 いまだに上洛を拒むは 殿下に服さぬ心底かと 346 00:34:53,044 --> 00:34:57,048 征伐せいと申しておるのか? 347 00:34:57,048 --> 00:35:03,048 ああ… 戦は もう飽いた 348 00:35:05,056 --> 00:35:10,061 真田でも使うては いかがかと存じまする 349 00:35:10,061 --> 00:35:15,066 かねてより 沼田の領地を巡り 北条と争うてござりますゆえ 350 00:35:15,066 --> 00:35:20,071 真田を動かすとな 家康めが うるさい 351 00:35:20,071 --> 00:35:25,009 家康めは真田嫌いじゃ 352 00:35:25,009 --> 00:35:29,013 家康だけは大事にしとかんとな 353 00:35:29,013 --> 00:35:34,018 では いかがなさいまするか 354 00:35:34,018 --> 00:35:40,024 (秀吉)うん? うん… 355 00:35:40,024 --> 00:35:46,030 いっそ真田を 家康の配下にしたらどうじゃ 356 00:35:46,030 --> 00:35:48,032 ほう… 357 00:35:48,032 --> 00:35:54,038 ハッ おいおいおい これは面白いぞ ハハハ… 358 00:35:54,038 --> 00:35:57,041 あっ すずりを持て (小姓)はっ 359 00:35:57,041 --> 00:36:01,041 (笑い声) 360 00:36:03,047 --> 00:36:05,049 (六郎)あっ 361 00:36:05,049 --> 00:36:09,053 おう 六郎 どうした 父上に何かあったか 362 00:36:09,053 --> 00:36:14,058 (六郎)いえいえ 本日は 若への書状を持参いたしました 363 00:36:14,058 --> 00:36:16,058 書状? はあ 364 00:36:26,003 --> 00:36:30,007 またしても 秀吉に してやられたわい 365 00:36:30,007 --> 00:36:32,009 このわしを家康の配下にしおった 366 00:36:32,009 --> 00:36:36,013 無念です 小国ゆえ 手まりのように弄ばれる 367 00:36:36,013 --> 00:36:42,019 信幸 この厳しさに耐えねば 真田は生き残れぬぞ 368 00:36:42,019 --> 00:36:47,024 幸村の身が案じられます 家康は 上杉より幸村を呼び戻し➡ 369 00:36:47,024 --> 00:36:52,029 人質として差し出せと 言うてまいるに相違ありませぬ 370 00:36:52,029 --> 00:36:56,033 何とぞ 幸村めが大坂へ参るを お許しくだされ 371 00:36:56,033 --> 00:37:00,037 (景勝) 大坂とは 関白の元へということか 372 00:37:00,037 --> 00:37:04,041 いや それがしの助けを 求めている者がおります 373 00:37:04,041 --> 00:37:07,044 (景勝)何やつじゃ 幸村 生まれて この方➡ 374 00:37:07,044 --> 00:37:10,047 初めて心に刻みました女性➡ 375 00:37:10,047 --> 00:37:13,050 大坂城内にて それがしを待ってござる 376 00:37:13,050 --> 00:37:15,052 ならん 377 00:37:15,052 --> 00:37:22,993 幸村 おことの身は 徳川殿に 差し出す約束をしたばかりじゃ 378 00:37:22,993 --> 00:37:24,995 家康殿に? 379 00:37:24,995 --> 00:37:30,000 おことは よほど 家康に憎まれておるようじゃのう 380 00:37:30,000 --> 00:37:36,006 ハッ 気の毒じゃが いかに上杉とて 徳川と争いとうはない 381 00:37:36,006 --> 00:37:38,006 (障子の開く音) 382 00:37:46,016 --> 00:37:49,019 あの男を助けに行くつもりか 383 00:37:49,019 --> 00:37:51,021 家臣ならば当然の務め 384 00:37:51,021 --> 00:37:56,026 家臣 フッ 分かっとるぞ お前の心の内 385 00:37:56,026 --> 00:38:01,031 皮肉なことだな 男として生きると決めたお前が➡ 386 00:38:01,031 --> 00:38:04,034 あいつと出会って 心は女になってる 387 00:38:04,034 --> 00:38:08,038 私は 女には戻らぬ 388 00:38:08,038 --> 00:38:12,042 まあ あいつは ほれるだけの価値はあるが 389 00:38:12,042 --> 00:38:15,045 お前も家来になれば分かる 390 00:38:15,045 --> 00:38:19,049 真っ平だ 俺は誰にも仕える気はない 391 00:38:19,049 --> 00:38:22,987 では ここで別れよう 世話になった 392 00:38:22,987 --> 00:38:25,990 待てよ 俺も行こう 393 00:38:25,990 --> 00:38:30,995 (才蔵)やめておけ 命を落とすかもしれん 394 00:38:30,995 --> 00:38:36,995 お前のためだ 俺は 女のお前にほれたんだ 395 00:38:43,007 --> 00:38:46,010 (佐助)諦めろ➡ 396 00:38:46,010 --> 00:38:51,010 あいつの心にいるのは 大坂城にいる女だ 397 00:38:53,017 --> 00:38:56,017 (佐助)上杉景勝に懇願してるのを 俺は聞いたんだ 398 00:39:02,026 --> 00:39:05,029 これは 蜂須賀殿 399 00:39:05,029 --> 00:39:12,036 (小六)茶々殿 こちらの御仁を 覚えておられるか 400 00:39:12,036 --> 00:39:16,040 (大蔵卿局) お懐かしゅうございます 茶々様 401 00:39:16,040 --> 00:39:18,042 (小六) あなたの乳母をいたしておった➡ 402 00:39:18,042 --> 00:39:22,980 大蔵卿局じゃ (茶々)まあ そうでしたか 403 00:39:22,980 --> 00:39:26,984 許してたもれ お世話になった方を忘れるとは 404 00:39:26,984 --> 00:39:29,987 (大蔵卿局)いえ お仕えいたしたのは ややの頃 405 00:39:29,987 --> 00:39:32,990 分からぬが当然でございます 406 00:39:32,990 --> 00:39:34,992 今日からは この者が➡ 407 00:39:34,992 --> 00:39:37,992 あなたのおそばにて お役に立ちましょう 408 00:39:39,997 --> 00:39:44,001 せっかくながら 私は一人で十分でございます 409 00:39:44,001 --> 00:39:47,004 そうはまいらんのだ 茶々殿 410 00:39:47,004 --> 00:39:51,008 この儀は 関白殿下のお言いつけでな 411 00:39:51,008 --> 00:39:54,011 関白? (小六)殿下は いよいよ➡ 412 00:39:54,011 --> 00:40:00,011 こなたを側室にと 心に決められたのじゃ 413 00:40:03,020 --> 00:40:05,022 頼みましたぞ 414 00:40:05,022 --> 00:40:09,026 茶々殿をお預かりしておる 蜂須賀小六➡ 415 00:40:09,026 --> 00:40:13,030 殿下のお望みをかなえる 仲人の大役じゃ 416 00:40:13,030 --> 00:40:16,033 アハハハ… 417 00:40:16,033 --> 00:40:19,036 万事お任せくだされ 418 00:40:19,036 --> 00:40:38,989 ♬~ 419 00:40:38,989 --> 00:40:40,991 ♬~ 420 00:40:40,991 --> 00:40:43,994 (秀吉)よう参ったのう 茶々➡ 421 00:40:43,994 --> 00:40:46,997 千利休より習うた茶の湯➡ 422 00:40:46,997 --> 00:40:51,997 おことのために 心を込めて たてたつもりぞ 423 00:40:59,009 --> 00:41:02,009 頂戴いたします 424 00:41:13,023 --> 00:41:19,029 美しい… 母御を思い出すのう 425 00:41:19,029 --> 00:41:33,043 ♬~ 426 00:41:33,043 --> 00:41:36,046 我らは家康公家臣 427 00:41:36,046 --> 00:41:38,048 幸村殿お出迎えに まかり越しました 428 00:41:38,048 --> 00:41:40,048 御苦労に存ずる 429 00:41:50,060 --> 00:41:55,060 幸村様 これよりは 我らが御案内つかまつる 430 00:42:02,072 --> 00:42:04,072 しまった! 431 00:42:12,082 --> 00:42:14,082 (半蔵)待て 432 00:42:21,091 --> 00:42:25,091 足音は乾の方角 間道を先回りだ 433 00:42:29,033 --> 00:42:31,035 (秀吉)茶々 434 00:42:31,035 --> 00:42:37,035 (悲鳴) 435 00:42:42,046 --> 00:42:45,046 (秀吉)茶々 (茶々)ああっ… 436 00:42:49,053 --> 00:42:55,059 分からんか こなたを思うておるのじゃ 437 00:42:55,059 --> 00:43:02,066 わしは ただの男として こなたを求めとる 438 00:43:02,066 --> 00:43:04,066 (茶々)ああっ… 439 00:43:11,075 --> 00:43:14,075 (秀吉)茶々… 440 00:43:24,021 --> 00:43:26,023 ここは我らが 441 00:43:26,023 --> 00:43:28,025 (才蔵)早く! 442 00:43:28,025 --> 00:43:41,025 ♬~ 443 00:43:46,043 --> 00:44:03,060 ♬~ 444 00:44:03,060 --> 00:44:06,060 (秀吉)茶々… 445 00:44:16,073 --> 00:44:20,073 (銃声) 446 00:44:38,028 --> 00:44:58,048 ♬~ 447 00:44:58,048 --> 00:45:18,068 ♬~ 448 00:45:18,068 --> 00:45:38,021 ♬~ 449 00:45:38,021 --> 00:45:58,041 ♬~ 450 00:45:58,041 --> 00:46:18,061 ♬~ 451 00:46:18,061 --> 00:46:31,061 ♬~ 452 00:46:34,011 --> 00:46:37,014 (茶々)幸村様 453 00:46:37,014 --> 00:46:40,017 手の届かぬお方になりました 454 00:46:40,017 --> 00:46:42,019 茶々 455 00:46:42,019 --> 00:46:44,019 狙いは わしが首か