1 00:01:37,054 --> 00:01:42,059 <戦国乱世と呼ばれた時代に 信州 真田家は➡ 2 00:01:42,059 --> 00:01:46,063 僅か2万石を領地とする 小国にすぎなかった> 3 00:01:46,063 --> 00:01:49,066 <本能寺に倒れた 織田信長に代わって➡ 4 00:01:49,066 --> 00:01:54,071 天下統一を成し遂げたのは 豊臣秀吉である> 5 00:01:54,071 --> 00:01:59,076 <だが 権力への野心を 燃やし続ける徳川家康は➡ 6 00:01:59,076 --> 00:02:03,080 ひそかに 時をうかがっていた> 7 00:02:03,080 --> 00:02:06,083 <真田家の次男 源次郎幸村は➡ 8 00:02:06,083 --> 00:02:11,088 いかなる権力も認めぬ 反骨の青年武将である> 9 00:02:11,088 --> 00:02:15,092 <戦乱の世に絶望する 若者たちと共に➡ 10 00:02:15,092 --> 00:02:19,096 幸村の権力への挑戦が始まる> 11 00:02:19,096 --> 00:02:24,034 <残酷な運命に弄ばれる 茶々の心は➡ 12 00:02:24,034 --> 00:02:27,037 いつか 幸村を求めていたが➡ 13 00:02:27,037 --> 00:02:34,044 母 お市の方の敵 秀吉は 茶々を側室にと迫っていた> 14 00:02:34,044 --> 00:02:40,044 <幸村は 今 青春の真っただ中にいた> 15 00:02:53,063 --> 00:02:55,065 (才蔵)うまく化けたな 16 00:02:55,065 --> 00:02:58,068 (佐助)お前も 俺を あの男だと思え ほら 17 00:02:58,068 --> 00:03:00,070 (才蔵)甘ったれるな 18 00:03:00,070 --> 00:03:04,074 (佐助)片思い同士 ちっとは優しくしろよ 19 00:03:04,074 --> 00:03:07,077 本物の方は 茶々様の元へまっしぐらだ 20 00:03:07,077 --> 00:03:10,077 おい おい 才蔵 才蔵! 21 00:03:22,026 --> 00:03:27,031 <京の都に聚楽第を造った秀吉は 得意の絶頂にいた> 22 00:03:27,031 --> 00:03:34,038 (秀吉)えっ? 嫁? フッ! ハハハ…➡ 23 00:03:34,038 --> 00:03:36,040 お前 正気か 24 00:03:36,040 --> 00:03:40,044 (幸村)正気も正気 心より お願いいたしております 25 00:03:40,044 --> 00:03:44,048 余の聞き違えではあるまいのう もう一度 言うてみい 26 00:03:44,048 --> 00:03:46,050 (幸村)何度でも申し上げる 27 00:03:46,050 --> 00:03:49,053 真田幸村 茶々様を 嫁にもらい受けとう存ずる 28 00:03:49,053 --> 00:03:55,059 ハハハ… 見上げた度胸だ 気に入ったぞ 29 00:03:55,059 --> 00:03:57,059 では 許していただけますか 30 00:03:59,063 --> 00:04:02,066 いや その儀はならん 31 00:04:02,066 --> 00:04:04,068 ならぬとは何故 32 00:04:04,068 --> 00:04:07,071 遅かったな 幸村 33 00:04:07,071 --> 00:04:12,076 茶々は わしの女 側室となる身じゃ 34 00:04:12,076 --> 00:04:16,080 失礼ながら 茶々様が お認めなさるとは思えません 35 00:04:16,080 --> 00:04:22,019 わしに逆らう者はおらん 天下人の寵愛を拒む女があろうか 36 00:04:22,019 --> 00:04:26,023 そのことならば 茶々様じきじきに お心を確かめとうござる 37 00:04:26,023 --> 00:04:32,029 幸村 退散せい ヘヘッ 38 00:04:32,029 --> 00:04:36,033 首をはねられる前にのう 39 00:04:36,033 --> 00:04:52,049 ♬~ 40 00:04:52,049 --> 00:04:55,049 佐助 佐助 41 00:04:59,056 --> 00:05:04,061 すまん これを届けてくれ 42 00:05:04,061 --> 00:05:08,065 またですか 3日の間に これで5度 43 00:05:08,065 --> 00:05:11,068 この城は落ちませぬぞ 44 00:05:11,068 --> 00:05:13,068 頼む 45 00:05:32,022 --> 00:05:35,025 (大蔵卿局) 幾たび届けても無駄な恋文じゃ 46 00:05:35,025 --> 00:05:39,029 恋の文だと なぜ分かる? あんた 中身を見ちゃいまいな 47 00:05:39,029 --> 00:05:44,034 (大蔵卿局)無礼な よいか 幸村殿にお伝えなされ 48 00:05:44,034 --> 00:05:47,034 御返事なきが 姫のお心とな 49 00:05:56,046 --> 00:05:58,048 (大蔵卿局)楓 (楓)はい 50 00:05:58,048 --> 00:06:01,051 (大蔵卿局) これを燃やしてくりゃれ 51 00:06:01,051 --> 00:06:03,051 (楓)はい 52 00:06:09,059 --> 00:06:12,062 (楓)あっ (大蔵卿局)あっ 53 00:06:12,062 --> 00:06:16,066 ≪(才蔵)茶々様 (茶々)誰じゃ 54 00:06:16,066 --> 00:06:21,071 ≪(才蔵)お静かに 幸村様の文を お届けに上がりました 55 00:06:21,071 --> 00:06:24,007 幸村様の… 56 00:06:24,007 --> 00:06:41,024 ♬~ 57 00:06:41,024 --> 00:06:43,026 (才蔵)やはり これまでのお文➡ 58 00:06:43,026 --> 00:06:46,026 お手元に 届いていなかったようです 59 00:06:49,032 --> 00:06:53,036 御苦労であった 礼を言います 60 00:06:53,036 --> 00:06:55,036 お返事は何と 61 00:06:57,040 --> 00:07:00,043 返事はありませぬ 62 00:07:00,043 --> 00:07:02,045 それは あまりのお言葉 63 00:07:02,045 --> 00:07:06,045 茶々様 幸村様の真心 お分かりでしょう 64 00:07:08,051 --> 00:07:12,055 その真心に お応えする道がないのです 65 00:07:12,055 --> 00:07:18,061 もはや お目にかかるも かなわぬ身 66 00:07:18,061 --> 00:07:23,061 この文を頂けたが せめてものこと 67 00:07:31,008 --> 00:07:34,011 (大蔵卿局)御機嫌を直されて 私も安どいたしました➡ 68 00:07:34,011 --> 00:07:39,011 殿下は お待ちかね さぞ お喜びでございましょう 69 00:07:41,018 --> 00:07:47,024 (茶々)頼みがあります 少しの間 一人にしてくだされ 70 00:07:47,024 --> 00:07:50,027 (大蔵卿局) あっ では 私は控えの間にて➡ 71 00:07:50,027 --> 00:07:52,027 お待ちいたしまする 72 00:08:02,039 --> 00:08:17,054 ♬~ 73 00:08:17,054 --> 00:08:19,054 ≪(才蔵)いけませぬ 74 00:08:21,058 --> 00:08:24,995 死ぬお覚悟ならば 思いを遂げられませ 75 00:08:24,995 --> 00:08:27,998 こなたは… 76 00:08:27,998 --> 00:08:31,998 幸村様が 町外れでお待ちです 77 00:08:39,009 --> 00:08:42,012 (才蔵)この者が お連れいたします (佐助)早く お着替えを 78 00:08:42,012 --> 00:08:47,012 (大蔵卿局)姫… あっ 姫 79 00:08:49,019 --> 00:08:53,019 では 殿下の御寝所に参られませ 80 00:08:59,029 --> 00:09:02,029 茶々様を お連れいたしました 81 00:09:09,039 --> 00:09:12,042 (秀吉)茶々 ハッ 待っとったぞ➡ 82 00:09:12,042 --> 00:09:15,045 ハハハ… さあさあ こっちへ参れ こっちへ参れ➡ 83 00:09:15,045 --> 00:09:19,049 ああ 遠慮はいらん➡ 84 00:09:19,049 --> 00:09:24,049 こなたの美しい顔 早う見せてくれ 参れ 参れ 85 00:09:32,996 --> 00:09:35,999 ほう 何やつじゃ 86 00:09:35,999 --> 00:09:41,999 お騒ぎあるな しばしの間 夜とぎの相手をつかまつる 87 00:10:21,044 --> 00:10:23,980 お会いしとうございました 88 00:10:23,980 --> 00:10:25,980 わしとて同じこと 89 00:10:30,987 --> 00:10:37,994 そなたを思わぬ日は 一日たりとてなかった 90 00:10:37,994 --> 00:10:40,997 夢ではありませぬな 91 00:10:40,997 --> 00:10:47,003 私は今 幸村様の腕の中にいる 92 00:10:47,003 --> 00:10:50,003 離しはせん 93 00:10:53,009 --> 00:10:59,009 わしは そなたを恋しておる 94 00:11:01,017 --> 00:11:06,017 うれしい… うれしゅうございます 95 00:11:09,025 --> 00:11:16,032 わしに ついてきてくれるな? 96 00:11:16,032 --> 00:11:23,039 はい そう心に決めて… 97 00:11:23,039 --> 00:11:40,056 ♬~ 98 00:11:40,056 --> 00:11:43,056 遠慮はいらん さっ 早う 99 00:11:52,068 --> 00:11:55,071 (茶々)幸村様 これから いずこへ 100 00:11:55,071 --> 00:11:57,073 信州 上田へ参る 101 00:11:57,073 --> 00:12:01,077 土産の花嫁 おやじ殿 腰を抜かすぞ 102 00:12:01,077 --> 00:12:17,093 ♬~ 103 00:12:17,093 --> 00:12:24,093 ♬~ 104 00:12:27,037 --> 00:12:30,037 この場は俺が さあ早く 105 00:12:41,051 --> 00:12:45,051 水をくんでくる ここを動くでないぞ 106 00:12:55,065 --> 00:12:57,065 ≪(男性)いたぞ! 107 00:13:06,076 --> 00:13:10,076 (小六)茶々様 お迎えに参りました 108 00:13:12,082 --> 00:13:16,086 (茶々)私は 城へは戻りませぬ (小六)到底 逃げられぬ➡ 109 00:13:16,086 --> 00:13:21,086 助かる道は 秀吉公に おわびするしかありますまい 110 00:13:24,027 --> 00:13:29,032 (小六)幸村の命 守りとうはござらぬか 111 00:13:29,032 --> 00:13:44,047 ♬~ 112 00:13:44,047 --> 00:13:46,047 茶々殿! (男性)えい! 113 00:13:56,059 --> 00:13:58,061 縄掛けい! 114 00:13:58,061 --> 00:14:03,066 嫁取りの合戦 俺の負けだ 115 00:14:03,066 --> 00:14:10,066 <捕らえられた幸村は 秀吉の家臣 蜂須賀小六の屋敷に幽閉された> 116 00:14:12,075 --> 00:14:15,078 (十蔵) お主 死罪と決まったそうだな 117 00:14:15,078 --> 00:14:18,081 釜ゆでか 八つ裂きか 秀吉が思案中だとよ 118 00:14:18,081 --> 00:14:23,019 誰だ 貴様 俺か? 俺はな 筧 十蔵 119 00:14:23,019 --> 00:14:27,023 と言っても分かるまいが まあ この蜂須賀の居候さ 120 00:14:27,023 --> 00:14:29,025 居候だ? ああ 121 00:14:29,025 --> 00:14:34,030 3歳で人質となり いつの間にか この年になった 122 00:14:34,030 --> 00:14:38,034 辛抱すれば いつか主家に戻れるだろう 123 00:14:38,034 --> 00:14:43,039 それがな 肝心の筧一族が その間に滅んじまった 124 00:14:43,039 --> 00:14:45,041 戻る所なしだ 125 00:14:45,041 --> 00:14:50,041 従って 今は この家で 持て余しの厄介者というわけよ 126 00:14:52,048 --> 00:14:56,052 お主 頼まれてくれんか 127 00:14:56,052 --> 00:14:59,055 (十蔵)さあ 俺が役立つかな 128 00:14:59,055 --> 00:15:01,057 噂は存じておろう 129 00:15:01,057 --> 00:15:06,062 捕らえられた茶々殿の安否 気遣われてならん 130 00:15:06,062 --> 00:15:09,065 それなら心配いらん 助べえな秀吉だ 131 00:15:09,065 --> 00:15:13,065 取り返した宝物を 傷めたりするものか 132 00:15:15,071 --> 00:15:18,074 お願いでござりまする 幸村様のお命➡ 133 00:15:18,074 --> 00:15:22,012 どうぞ どうぞ お助けくださいませ 134 00:15:22,012 --> 00:15:26,016 お怒りは この茶々が いかようにも お受けいたしまする 135 00:15:26,016 --> 00:15:32,022 (秀吉)茶々 その言葉に偽りはなかろうな 136 00:15:32,022 --> 00:15:37,027 (茶々)はい 二言はございませぬ 137 00:15:37,027 --> 00:15:45,027 (秀吉)よし そこまで申すなら 幸村めは助けたろう 138 00:15:48,038 --> 00:15:54,044 (茶々)ありがとうございます (秀吉)ただし 条件がある 139 00:15:54,044 --> 00:16:00,050 おことは この後 わしの側室となり➡ 140 00:16:00,050 --> 00:16:03,053 大坂の城へ入るのじゃ 141 00:16:03,053 --> 00:16:05,053 それは… 142 00:16:07,057 --> 00:16:10,060 嫌とは申せまい 143 00:16:10,060 --> 00:16:16,060 幸村の命 守るには それしかない 144 00:16:20,070 --> 00:16:22,070 (小六)出ろ 145 00:16:24,007 --> 00:16:27,007 殿下の特別のお計らいだ 146 00:16:45,028 --> 00:16:47,028 (秀吉)えい! 147 00:16:50,033 --> 00:16:53,036 口惜しいか 幸村 148 00:16:53,036 --> 00:16:57,040 わしは この何倍の屈辱にも耐えてきたぞ 149 00:16:57,040 --> 00:17:00,040 そちに耐えられるか 150 00:17:06,049 --> 00:17:11,054 ハハハ… 弱音を吐かぬはさすがじゃ➡ 151 00:17:11,054 --> 00:17:13,054 ヘヘヘ… 152 00:17:15,058 --> 00:17:22,999 幸村 茶々が欲しくば この秀吉と同じ力を得てみよ 153 00:17:22,999 --> 00:17:27,999 ハハハ… わしを倒してみい フフッ 154 00:17:35,011 --> 00:17:38,014 しっかりされよ 幸村殿 155 00:17:38,014 --> 00:17:44,020 あっ 腹が減った 湯漬けを所望 はっ? 156 00:17:44,020 --> 00:17:47,023 (家康)いやいやいや お待たせをいたしました 157 00:17:47,023 --> 00:17:52,028 (氏直)秀吉公より 上洛して 挨拶せよとの再三の催促➡ 158 00:17:52,028 --> 00:17:56,032 家中の者 皆 もはや 従う他なしと申してござるが 159 00:17:56,032 --> 00:18:02,038 (家康)北条家は名門です 安売りは いけません 160 00:18:02,038 --> 00:18:04,040 (氏直)しかし このまま 秀吉公の命を拒み続ければ➡ 161 00:18:04,040 --> 00:18:09,045 北条を攻める口実となりましょう (家康)氏直殿 162 00:18:09,045 --> 00:18:16,052 逆に 真田の沼田城をよこせと 出てみてはどうですか 163 00:18:16,052 --> 00:18:19,055 (氏直)秀吉公の腹を探ると… 164 00:18:19,055 --> 00:18:22,992 あなたは私の娘婿です 165 00:18:22,992 --> 00:18:26,996 この家康が使者に立ちましょう 166 00:18:26,996 --> 00:18:47,016 ♬~ 167 00:18:47,016 --> 00:18:53,022 ♬~ 168 00:18:53,022 --> 00:18:59,028 (茶々) 《幸村様 茶々は死にません》➡ 169 00:18:59,028 --> 00:19:03,032 《生きていれば いつかまた あなたとお目にかかれましょう》➡ 170 00:19:03,032 --> 00:19:08,037 《その日まで 茶々は負けませぬ》➡ 171 00:19:08,037 --> 00:19:14,043 《生き抜いてみせまする 頂いた あの花のように》 172 00:19:14,043 --> 00:19:28,992 ♬~ 173 00:19:28,992 --> 00:19:31,995 (十蔵)お主を送り届ける役を 仰せつかった 174 00:19:31,995 --> 00:19:33,997 余計なことだ 175 00:19:33,997 --> 00:19:37,000 (十蔵)ハッ 実はな わしが買って出たのだ 176 00:19:37,000 --> 00:19:43,000 幸村殿ならば わしに 面白い夢を見させてくれそうだ 177 00:19:47,010 --> 00:19:52,015 幸村の向こう見ずには 手を焼かれましたな 178 00:19:52,015 --> 00:19:59,022 (秀吉)命は助けたが このままにしては示しがつかん➡ 179 00:19:59,022 --> 00:20:03,022 家康殿 おことならどうする 180 00:20:05,028 --> 00:20:10,033 (家康)実は 北条家よりの口上がござります 181 00:20:10,033 --> 00:20:14,037 (秀吉)ハッ 小田原の北条め➡ 182 00:20:14,037 --> 00:20:18,041 わしの命に従わず 上洛を拒んでおる 183 00:20:18,041 --> 00:20:23,980 その北条が 沼田の城を 真田が押さえるのは誠に不都合と 184 00:20:23,980 --> 00:20:31,988 ふむ その儀を裁けば 上洛いたすと申すか 185 00:20:31,988 --> 00:20:35,992 はい (秀吉)ハハハ… 186 00:20:35,992 --> 00:20:40,997 家康殿は知恵者よのう ハハハ… 187 00:20:40,997 --> 00:20:48,004 ああ よかろう 沼田は北条に与えたる 188 00:20:48,004 --> 00:20:56,012 ハッ これで 真田の領地は 3分の1となるわけだ ハハハ… 189 00:20:56,012 --> 00:21:04,020 ただし これ以上 北条が わがままいたすときは➡ 190 00:21:04,020 --> 00:21:12,028 家康殿 秀吉の堪忍にも限度がありますぞ 191 00:21:12,028 --> 00:21:22,038 秀吉公の意に背くなど… 家康の不心得 192 00:21:22,038 --> 00:21:27,043 あっ? ハハハ… 193 00:21:27,043 --> 00:21:31,047 (笑い声) 194 00:21:31,047 --> 00:21:35,047 (笑い声) 195 00:21:43,059 --> 00:22:02,078 ♬~ 196 00:22:02,078 --> 00:22:19,095 ♬~ 197 00:22:19,095 --> 00:22:21,097 茶々 198 00:22:21,097 --> 00:22:39,048 ♬~ 199 00:22:39,048 --> 00:22:41,048 ああ… 200 00:22:44,053 --> 00:22:47,053 六郎 出かけるぞ! 馬引け 201 00:22:53,062 --> 00:22:57,066 (十蔵)幸村様 今日より 私も お供つかまつります 202 00:22:57,066 --> 00:22:59,068 手柄を立てても褒美はないぞ 203 00:22:59,068 --> 00:23:02,071 胸のつかえが取れれば十分 204 00:23:02,071 --> 00:23:05,074 よし 遅れるな 205 00:23:05,074 --> 00:23:22,024 ♬~ 206 00:23:22,024 --> 00:23:34,036 ♬~ 207 00:23:34,036 --> 00:23:37,039 (六郎)お主 結構 走るではないか 208 00:23:37,039 --> 00:23:40,042 フッ 六郎殿 手助けは無用ぞ 209 00:23:40,042 --> 00:23:43,042 ハハハ… お主もな 210 00:23:57,059 --> 00:24:00,062 (信幸)幸村 兄上 211 00:24:00,062 --> 00:24:02,064 (信幸)抜け駆けは水くさいぞ 212 00:24:02,064 --> 00:24:07,069 いけません これは 幸村が勝手にやっていること 213 00:24:07,069 --> 00:24:10,072 お主 死ぬ気だな 214 00:24:10,072 --> 00:24:14,072 弟を守るは兄の務めじゃ お主一人 死なせはせん 215 00:24:19,081 --> 00:24:21,083 (兵士)夜討ちじゃ! 216 00:24:21,083 --> 00:24:41,037 ♬~ 217 00:24:41,037 --> 00:24:51,037 ♬~ 218 00:24:54,050 --> 00:24:57,053 (昌幸)信幸 わしの許しも得ずに 北条を攻めるとは➡ 219 00:24:57,053 --> 00:25:00,056 一体いかなる了見か (信幸)父上 220 00:25:00,056 --> 00:25:04,060 この真田の領地 おめおめと北条には渡せませぬ 221 00:25:04,060 --> 00:25:06,062 増長いたすなよ 222 00:25:06,062 --> 00:25:10,066 秀吉の裁決に背けば 真田家滅亡もあると心得ぬか 223 00:25:10,066 --> 00:25:14,070 父上! 北条攻めは幸村がいたしたこと 224 00:25:14,070 --> 00:25:17,073 兄上に とがはありません お前は黙っとれ 225 00:25:17,073 --> 00:25:19,075 部屋に籠もって 女の名でも唱えておればよいわ 226 00:25:19,075 --> 00:25:22,011 父上 いや 下がれ 下がれ 下がれ! 227 00:25:22,011 --> 00:25:25,014 信幸 こいつを城から追い出してしまえ 228 00:25:25,014 --> 00:25:28,017 よいな! 229 00:25:28,017 --> 00:25:31,020 兄者 お許しください 230 00:25:31,020 --> 00:25:33,022 いや わびるのは わしの方だ 231 00:25:33,022 --> 00:25:39,022 幸村 わしからも頼む しばらく 山の湯でも行っておれ 232 00:25:41,030 --> 00:25:45,034 (忠勝)幸村めは 山の湯に押し込め同然とか➡ 233 00:25:45,034 --> 00:25:50,039 まあ これで 北条との もめ事は収まりましょう 234 00:25:50,039 --> 00:25:54,043 (家康) 真田の長子 信幸は まだ独り身か 235 00:25:54,043 --> 00:25:56,043 (忠勝)そのようです 236 00:25:58,047 --> 00:26:02,051 (家康)忠勝 お前の娘を嫁にやれ 237 00:26:02,051 --> 00:26:05,054 (忠勝)娘を… 238 00:26:05,054 --> 00:26:08,054 真田と秀吉の間に… 239 00:26:11,060 --> 00:26:14,063 くさびを打ち込んでおきたい 240 00:26:14,063 --> 00:26:21,070 (昌幸)家康め わしの策を逆手に取りおったわい 241 00:26:21,070 --> 00:26:26,008 信幸 いかがしたものかの 242 00:26:26,008 --> 00:26:30,012 父上 そのお話 お断りくだされ 243 00:26:30,012 --> 00:26:32,014 何? 断れ? 244 00:26:32,014 --> 00:26:37,019 この信幸とて 真田の嫡男 家康公お仲立ちとはいえ➡ 245 00:26:37,019 --> 00:26:41,023 家臣が相手では 父上の名が泣きます 246 00:26:41,023 --> 00:26:43,025 どうせ頂戴いたすなら➡ 247 00:26:43,025 --> 00:26:48,030 家康公の娘御と えにし結びたしと そうお答えください 248 00:26:48,030 --> 00:26:51,033 うむ 249 00:26:51,033 --> 00:26:54,036 娘でござる 250 00:26:54,036 --> 00:26:57,039 (稲姫)稲にござります 251 00:26:57,039 --> 00:27:02,044 すまなかったな 真田の息子は へそ曲がりばかり 252 00:27:02,044 --> 00:27:04,046 断りくさった 253 00:27:04,046 --> 00:27:10,052 (稲姫)家臣の娘は嫌じゃとは 頼もしきお言葉と思いまする 254 00:27:10,052 --> 00:27:14,056 ほう 腹を立てぬとは… 255 00:27:14,056 --> 00:27:20,062 さすが忠勝の娘 それも頼もしい ハハハ… 256 00:27:20,062 --> 00:27:25,000 上様のお役に立たず 申し訳ありませぬ 257 00:27:25,000 --> 00:27:29,004 正直申さば 身共は ほっといたしました 258 00:27:29,004 --> 00:27:34,009 忠勝 安心するのは早い (忠勝)はっ? 259 00:27:34,009 --> 00:27:40,009 稲をわしの養女にする 家康の娘ならば 嫌とは言わせん 260 00:27:45,020 --> 00:27:47,022 (家康)近う 261 00:27:47,022 --> 00:28:00,035 ♬~ 262 00:28:00,035 --> 00:28:06,041 (家康)なぜ 真田との縁結びにこだわるか➡ 263 00:28:06,041 --> 00:28:09,041 稲には分かるか? 264 00:28:11,046 --> 00:28:16,046 真田を敵に回さぬため 265 00:28:18,053 --> 00:28:25,995 以後 わしを父と呼べ 266 00:28:25,995 --> 00:28:28,998 <本多忠勝の娘 稲姫は➡ 267 00:28:28,998 --> 00:28:33,998 家康の養女となって 真田信幸に嫁いだ> 268 00:28:41,010 --> 00:28:43,012 何か用か 六郎 (六郎)はい 良い知らせで 269 00:28:43,012 --> 00:28:48,017 信幸様 婚礼の儀 つつがなく 終わった由にございまする 270 00:28:48,017 --> 00:28:54,023 そうか 兄上は嫁をもらったか 271 00:28:54,023 --> 00:28:58,027 俺が喜んでいたと 兄上に伝えてくれ 272 00:28:58,027 --> 00:29:05,034 婚礼にも出られぬ不肖の弟だが 心底 喜んでいたとな 273 00:29:05,034 --> 00:29:07,034 はい 274 00:29:10,039 --> 00:29:13,042 ああー! めでたい! 275 00:29:13,042 --> 00:29:18,047 <尾張 大野城主 佐治一成に嫁がされた お江は➡ 276 00:29:18,047 --> 00:29:23,047 突然 秀吉に呼び出されて 聚楽第に来ていた> 277 00:29:26,989 --> 00:29:32,989 お江 えっ? 相変わらず美しいのう 278 00:29:34,997 --> 00:29:39,001 (お江) 夫ではなく 私をお呼び出しとは➡ 279 00:29:39,001 --> 00:29:44,006 何事にござりますか (秀吉)ああ 実はのう… 280 00:29:44,006 --> 00:29:50,012 お前に 亭主と離別してほしいのじゃ 281 00:29:50,012 --> 00:29:54,016 夫と別れよと仰せられますか 282 00:29:54,016 --> 00:30:00,022 うん その上で わしの養子 秀勝と めおとになれ 283 00:30:00,022 --> 00:30:03,025 申されていることが分かりませぬ 284 00:30:03,025 --> 00:30:06,028 失礼ながら 御乱心あそばされましたか 285 00:30:06,028 --> 00:30:10,032 いや わしは正気ぞ 286 00:30:10,032 --> 00:30:14,036 ならば 訳をお聞かせくださりませ 287 00:30:14,036 --> 00:30:18,040 この秀吉の命が聞けぬというか 288 00:30:18,040 --> 00:30:23,979 私は浅井の血を継ぐ者 信長公の姪にござりまする 289 00:30:23,979 --> 00:30:27,983 理不尽な申しつけは お受けできませぬ 290 00:30:27,983 --> 00:30:30,986 ああ… 291 00:30:30,986 --> 00:30:37,993 訳はのう お前の姉のことじゃ 292 00:30:37,993 --> 00:30:39,995 茶々様… 293 00:30:39,995 --> 00:30:43,999 あいつは いまだに わしに心を開かん 294 00:30:43,999 --> 00:30:48,003 お前が 茶々の近くにおれば➡ 295 00:30:48,003 --> 00:30:54,003 少しは 氷のごとき心も緩むやもしれん 296 00:30:59,014 --> 00:31:04,014 わしの頼みだ えっ? 力を貸してくれ 297 00:31:10,025 --> 00:31:16,025 そなたにまで迷惑をかける 許してくだされ 298 00:31:18,033 --> 00:31:22,037 姉上 このような仕打ちをされるほど➡ 299 00:31:22,037 --> 00:31:25,040 私は強うなります 300 00:31:25,040 --> 00:31:28,043 ただ 気にかかるは➡ 301 00:31:28,043 --> 00:31:33,043 姉上が いつか 秀吉の子をお産みなされること 302 00:31:35,050 --> 00:31:37,052 恐ろしいことを 303 00:31:37,052 --> 00:31:42,057 そのときは 姉上の子とは思いませぬぞ 304 00:31:42,057 --> 00:31:48,057 敵 秀吉の子じゃ 呪われた子じゃ 305 00:31:50,065 --> 00:31:54,069 <茶々が恐れていたことは 現実となった> 306 00:31:54,069 --> 00:31:59,069 <程なく 茶々は 秀吉の子をみごもったのである> 307 00:32:05,080 --> 00:32:09,084 (才蔵)思いもかけぬ御懐妊に 秀吉公は狂喜なされ➡ 308 00:32:09,084 --> 00:32:12,087 京都 伏見にある 淀のお城を修築いたして➡ 309 00:32:12,087 --> 00:32:16,091 茶々様にお与えとのこと➡ 310 00:32:16,091 --> 00:32:20,095 男児ならば お世継ぎの母君➡ 311 00:32:20,095 --> 00:32:23,032 近頃では 皆が 淀殿とお呼びする由➡ 312 00:32:23,032 --> 00:32:28,032 北政所様に次ぐ 側室の筆頭にございます 313 00:32:30,039 --> 00:32:35,039 もはや 手の届かぬお方になりました 314 00:32:39,048 --> 00:32:46,055 (秀吉)立派に成長してくれよ そちは関白の跡継ぎだ➡ 315 00:32:46,055 --> 00:32:49,058 ハハハ… 316 00:32:49,058 --> 00:32:52,061 ≪(男性)北政所様 おなりにござりまする 317 00:32:52,061 --> 00:32:57,066 (秀吉)おう… おね わしの子じゃ 祝うてくれ➡ 318 00:32:57,066 --> 00:33:01,070 淀を褒めてやってくれ おう おね 抱いてみい➡ 319 00:33:01,070 --> 00:33:05,074 わしと うり二つじゃ のう 320 00:33:05,074 --> 00:33:10,079 (北政所)淀殿 大儀でありましたな わらわからも礼を申します 321 00:33:10,079 --> 00:33:13,082 (淀殿)かたじけないお言葉 322 00:33:13,082 --> 00:33:19,088 これからも この子のために 力をお貸しくださりませ 323 00:33:19,088 --> 00:33:22,024 (北政所)そのことじゃが… 324 00:33:22,024 --> 00:33:26,028 この子は 太閤殿下の大切なお世継ぎ 325 00:33:26,028 --> 00:33:29,031 わらわが引き取って お育ていたしましょう 326 00:33:29,031 --> 00:33:31,033 それは… 327 00:33:31,033 --> 00:33:34,036 殿下 よろしゅうございますな (秀吉)ああ 328 00:33:34,036 --> 00:33:37,039 ほんだが 今すぐとはまいるまい 329 00:33:37,039 --> 00:33:39,041 お約束をお忘れか 330 00:33:39,041 --> 00:33:41,043 わしは まだ もうろくしとらんわ 331 00:33:41,043 --> 00:33:47,043 時がたてば 情が移り 離れ難くなりまする さあ 332 00:33:50,052 --> 00:33:53,052 (孝蔵主)失礼いたします (秀吉)あっ? 333 00:33:56,058 --> 00:33:58,060 時折は 会いに参るがよい 334 00:33:58,060 --> 00:34:03,060 案ぜずとも わらわが 大切に お育ていたしまする 335 00:34:07,069 --> 00:34:13,075 (秀吉)あっ… ああ 待て わしも参る 336 00:34:13,075 --> 00:34:16,078 お棄! お棄! 337 00:34:16,078 --> 00:34:19,081 (大蔵卿局)淀のお方様 負けてはなりませぬぞ 338 00:34:19,081 --> 00:34:23,018 あなたは お世継ぎの母様じゃ 339 00:34:23,018 --> 00:34:27,022 これでよいのかもしれぬ 340 00:34:27,022 --> 00:34:30,022 あの子のためには 341 00:34:37,032 --> 00:34:42,037 (昌幸)源次郎 わしも しばらく ここで骨休みしようかのう 342 00:34:42,037 --> 00:34:44,037 父上 343 00:34:46,041 --> 00:34:48,043 ハハハ… いい気分じゃ 344 00:34:48,043 --> 00:34:52,043 どうじゃ 久しぶりに 背中でも流せ うん? 345 00:34:56,051 --> 00:34:59,054 源次郎 346 00:34:59,054 --> 00:35:04,059 北条がのう 我が名胡桃城を奪いおったわい 347 00:35:04,059 --> 00:35:09,064 父上 そのようなときに湯治とは すぐさま出立いたしましょう 348 00:35:09,064 --> 00:35:11,066 いやいやいや まあ聞け 349 00:35:11,066 --> 00:35:14,069 わしが打って出ぬのには それだけの訳がある 350 00:35:14,069 --> 00:35:17,072 分からん その訳とは? 351 00:35:17,072 --> 00:35:20,075 うむ… 本来ならばのう➡ 352 00:35:20,075 --> 00:35:23,011 天下取りの邪魔をする北条なぞ 打ち破るのは➡ 353 00:35:23,011 --> 00:35:27,015 秀吉にとっては わけもなきこと だが それをせぬのはな➡ 354 00:35:27,015 --> 00:35:30,018 北条の後ろに家康がおるからよ 355 00:35:30,018 --> 00:35:33,021 家康は北条を使って 秀吉の出方を うかがっているんです 356 00:35:33,021 --> 00:35:37,025 うむ それゆえな 下手をすれば➡ 357 00:35:37,025 --> 00:35:43,031 秀吉は 北条の代わりに 家康を敵に回すことに相なる 358 00:35:43,031 --> 00:35:46,034 何とな この真田は➡ 359 00:35:46,034 --> 00:35:51,039 秀吉と家康の駆け引きの 道具になっておるかもしれんぞ 360 00:35:51,039 --> 00:35:54,042 秀吉が 北条討伐に立つと思われますか 361 00:35:54,042 --> 00:35:58,046 立つ 必ず立つ 362 00:35:58,046 --> 00:36:02,050 この機を逃す秀吉ではないわ 363 00:36:02,050 --> 00:36:06,054 父上は なぜ 人の傘を頼られる 364 00:36:06,054 --> 00:36:10,058 自ら戦わずして 武将とは申せますまい 365 00:36:10,058 --> 00:36:15,063 幸村 お前は わしを ひきょう者と思うてか 366 00:36:15,063 --> 00:36:19,067 世間の者は皆 そう言うてるらしいけれども➡ 367 00:36:19,067 --> 00:36:22,067 わしは恥ずかしいとは思わんぞ 368 00:36:25,007 --> 00:36:29,011 まともに戦えば 兵力の多いのが 勝つに決まっておるわい 369 00:36:29,011 --> 00:36:31,013 真田のような小国が 身を守るためにはのう➡ 370 00:36:31,013 --> 00:36:33,015 それなりの すべが必要じゃ 371 00:36:33,015 --> 00:36:36,018 戦って守ること それが武将の道です 372 00:36:36,018 --> 00:36:39,021 違う 違う 違う 違う 373 00:36:39,021 --> 00:36:43,025 いかなる小国といえども 人もおれば家族もおる 374 00:36:43,025 --> 00:36:48,025 大を勝ち得んとして小を失うのは 良き領主の選ぶ道ではないわい 375 00:36:50,032 --> 00:36:55,037 ひきょう者でよいではないか いずれ 時が来る 376 00:36:55,037 --> 00:36:59,041 時 至らば 天下も狙うとおっしゃいますか 377 00:36:59,041 --> 00:37:03,041 それをなすのは 幸村 お前よ 378 00:37:05,047 --> 00:37:07,049 私が… 379 00:37:07,049 --> 00:37:12,054 お前は わしの夢 真田の夢だ 380 00:37:12,054 --> 00:37:15,057 信幸ならば 真田を 守り通すことはできるであろう 381 00:37:15,057 --> 00:37:18,060 だが それはそれでよし 382 00:37:18,060 --> 00:37:23,999 わしはな 戦国の世に生まれた 武将の一人として➡ 383 00:37:23,999 --> 00:37:26,999 天下取りの夢を見てみたい 384 00:37:29,004 --> 00:37:33,008 大きく生きよ 誇りを持っての 385 00:37:33,008 --> 00:37:38,008 わしの夢を託せるのは お前だ 386 00:37:40,015 --> 00:37:44,015 父上 うむ 387 00:37:46,021 --> 00:37:50,025 <昌幸が見通したとおり 秀吉は➡ 388 00:37:50,025 --> 00:37:55,030 名胡桃城を奪ったことを理由に 北条討伐を決定した> 389 00:37:55,030 --> 00:38:00,035 (氏直)まさか… まさか 家康殿が秀吉に付くとは思えぬ 390 00:38:00,035 --> 00:38:02,037 (一同)はあ 391 00:38:02,037 --> 00:38:05,040 (氏直)使いの者は まだ戻らぬか! 392 00:38:05,040 --> 00:38:10,045 分かり申した 徳川家康公の裏切り➡ 393 00:38:10,045 --> 00:38:12,047 しかと 御主君にお伝えいたす! 394 00:38:12,047 --> 00:38:14,047 (忠勝)その必要はない 395 00:38:16,051 --> 00:38:18,051 (使者)ううっ… 396 00:38:23,992 --> 00:38:28,997 (半蔵)秀吉公は疑いを持てば 徳川にも兵を向ける男です 397 00:38:28,997 --> 00:38:32,000 (忠勝) しかし 氏直殿の奥方は殿のお子➡ 398 00:38:32,000 --> 00:38:34,000 万一がありましては… 399 00:38:36,004 --> 00:38:39,004 (家康) 互いに覚悟の上で嫁にやっている 400 00:38:41,009 --> 00:38:48,016 待つのだ 勝つ戦を選んで待つのみ 401 00:38:48,016 --> 00:38:51,016 分かるか 忠勝 402 00:38:53,021 --> 00:38:58,026 この戦 我らにとって 乾坤一擲の機会 403 00:38:58,026 --> 00:39:02,026 真田の名を天下にとどろかそうぞ 404 00:39:04,032 --> 00:39:11,032 <真田昌幸は北陸支隊に加えられ 信幸 幸村も参陣した> 405 00:39:21,983 --> 00:39:27,983 <家康は東海道の先鋒となり 小田原に向かって出陣した> 406 00:39:29,991 --> 00:39:34,996 (宗矩)父上 小田原攻めは 柳生家に またとなき機会➡ 407 00:39:34,996 --> 00:39:39,000 一族の者 引き連れ 家康公の陣に加わること➡ 408 00:39:39,000 --> 00:39:41,002 何とぞ お許しくださいませ 409 00:39:41,002 --> 00:39:45,006 (石舟斉)宗矩 心得違いをいたすでない➡ 410 00:39:45,006 --> 00:39:52,013 柳生は兵法一筋の家柄 功名目当ての野武士とは違う 411 00:39:52,013 --> 00:39:55,016 (宗矩)では どうあっても… 412 00:39:55,016 --> 00:39:57,018 (石舟斉)くどい 413 00:39:57,018 --> 00:40:01,022 柳生の家名は 兵庫助に継がせるゆえ➡ 414 00:40:01,022 --> 00:40:05,022 どこへなと参って 野たれ死ぬがよい 415 00:40:11,032 --> 00:40:14,032 (石舟斉)始めい (一同)はっ 416 00:40:18,039 --> 00:40:20,041 (兵庫助)叔父上 417 00:40:20,041 --> 00:40:23,979 家康は必ず天下を取るとみた 418 00:40:23,979 --> 00:40:28,984 わし一人でも 家康に認めさせる策はある 419 00:40:28,984 --> 00:40:36,992 <碓氷峠で北条軍を破った真田隊は 松井田城を包囲 攻略していた> 420 00:40:36,992 --> 00:40:40,996 (兵士)帰れ 帰れ 幸村様の軍に手助けはいらん 421 00:40:40,996 --> 00:40:43,999 何を騒いでおる 422 00:40:43,999 --> 00:40:47,002 こいつが どうしても会いたいって いうんで連れてきました 423 00:40:47,002 --> 00:40:53,008 これは御大将とお見受けいたす 拙者 柳生宗矩と申す 424 00:40:53,008 --> 00:40:57,012 いささか兵法を心得る お役に立つ者にござる 425 00:40:57,012 --> 00:40:59,014 口も兵法のうちか 426 00:40:59,014 --> 00:41:03,018 (宗矩)何なら お試しくださるか (佐助)おう 喜んで相手しよう 427 00:41:03,018 --> 00:41:11,026 いや お相手願うなら幸村様がよい 大将の弱い家は こちらでお断りだ 428 00:41:11,026 --> 00:41:13,028 何だと 429 00:41:13,028 --> 00:41:18,033 よかろう 柳生流 噂には聞いている 430 00:41:18,033 --> 00:41:20,035 相手しよう 431 00:41:20,035 --> 00:41:27,042 軍場のこと 得物は真剣にてつかまつる 432 00:41:27,042 --> 00:41:29,042 (六郎)殿! 433 00:41:34,049 --> 00:41:36,049 やー! 434 00:41:40,055 --> 00:41:43,058 狙いは わしが首か 435 00:41:43,058 --> 00:41:48,058 幸村の首 土産に仕官と思うたのであろう 436 00:41:50,065 --> 00:41:54,069 待て! 斬るでない 437 00:41:54,069 --> 00:41:59,069 宗矩 柳生の名を惜しめ 438 00:42:01,076 --> 00:42:03,076 行くがよい 439 00:42:10,085 --> 00:42:15,090 追うな 佐助 お前がやられるかもしれん 440 00:42:15,090 --> 00:42:18,090 確かに強い 441 00:42:22,030 --> 00:42:26,034 ≪(兵庫助)叔父上 (宗矩)兵庫助 442 00:42:26,034 --> 00:42:28,036 一門の者たち 召し連れました 443 00:42:28,036 --> 00:42:33,041 柳生の名を立てるため 私も働きまする 叔父上 444 00:42:33,041 --> 00:42:36,041 うむ よく来た 445 00:42:43,051 --> 00:42:50,058 <家康軍に加わった柳生一族は 目覚ましい働きで家康を喜ばせた> 446 00:42:50,058 --> 00:43:02,070 ♬~ 447 00:43:02,070 --> 00:43:06,074 旗印は 越前 敦賀の 大谷吉継様の軍と見ました 448 00:43:06,074 --> 00:43:10,074 形勢不利 六郎 行くぞ はっ 449 00:43:15,083 --> 00:43:19,087 真田幸村 御助勢いたす 450 00:43:19,087 --> 00:43:21,087 (兵士)やー! 451 00:43:24,025 --> 00:43:27,028 (吉継)あれが幸村… 452 00:43:27,028 --> 00:43:32,033 <真田軍も松井田城をはじめ 北条の城を次々に攻め落とし➡ 453 00:43:32,033 --> 00:43:38,033 ついに 北条氏直は 小田原城を明け渡して降伏した> 454 00:43:40,041 --> 00:43:46,047 (秀吉)小田原攻めの 第一の功労者は 家康殿じゃ➡ 455 00:43:46,047 --> 00:43:53,054 そこもとには 新たに北条の領地 関東八国を与えたる➡ 456 00:43:53,054 --> 00:43:59,060 いや その上に 近江 伊勢も遣わそうぞ 457 00:43:59,060 --> 00:44:03,064 かたじけのう存じまする 458 00:44:03,064 --> 00:44:05,066 うむ 459 00:44:05,066 --> 00:44:11,072 さて 次は真田 ハッ 昌幸 460 00:44:11,072 --> 00:44:16,077 その方には 旧領地 ことごとく戻したろう➡ 461 00:44:16,077 --> 00:44:18,079 それでいいか 462 00:44:18,079 --> 00:44:23,017 望みがかない 先祖に顔向けができまする 463 00:44:23,017 --> 00:44:27,021 幸村はどうしとる (昌幸)はい 神妙に勤めております 464 00:44:27,021 --> 00:44:34,028 ハハハ… あやつ 手綱を緩めると どこへ走るか分からん 465 00:44:34,028 --> 00:44:37,031 いっそ 妻を持たしたるがよかろう 466 00:44:37,031 --> 00:44:39,033 御明察 467 00:44:39,033 --> 00:44:46,040 したが 親の心 子知らずにて 本人には その気がございませぬ 468 00:44:46,040 --> 00:45:02,056 ♬~ 469 00:45:02,056 --> 00:45:22,010 ♬~ 470 00:45:22,010 --> 00:45:42,030 ♬~ 471 00:45:42,030 --> 00:46:02,050 ♬~ 472 00:46:02,050 --> 00:46:22,003 ♬~ 473 00:46:22,003 --> 00:46:31,003 ♬~ 474 00:46:36,017 --> 00:46:39,020 女の心を下さい 淀殿 475 00:46:39,020 --> 00:46:42,023 寝首をかかれぬよう用心しよう 476 00:46:42,023 --> 00:46:47,023 誠の敵と戦うときは 真っ正面から参る