1 00:00:02,202 --> 00:00:07,140 ♬「ひとりより」 2 00:00:07,140 --> 00:00:11,778 ♬「ふたりで 今」 3 00:00:11,778 --> 00:00:20,954 ♬「響きあう心と心」 4 00:00:20,954 --> 00:00:28,629 ♬「街路樹を朝日が 金色に染めて」 5 00:00:28,629 --> 00:00:38,805 ♬「眠い目をこする君は 夢の中」 6 00:00:38,805 --> 00:00:47,147 ♬「ひとりより ふたりで ほら」 7 00:00:47,147 --> 00:00:55,322 ♬「思い出を育てながら」 8 00:00:55,322 --> 00:01:03,764 ♬「向かい風の理由も聞かずに」 9 00:01:03,764 --> 00:01:12,272 ♬「目の前の扉を開けよう」 10 00:01:15,275 --> 00:01:19,279 (清志)おばちゃん お代わり。 (町子)あっ はい。 11 00:01:23,150 --> 00:01:25,919 ⚟(電気釜の蓋が落ちる音) 12 00:01:25,919 --> 00:01:28,622 ⚟痛っ! (由利子)大丈夫? 13 00:01:28,622 --> 00:01:30,958 バチ 当たったんやろか…。 14 00:01:30,958 --> 00:01:35,295 <昨夜 町子の留守中のことでした> 15 00:01:35,295 --> 00:01:40,167 ♬~ 16 00:01:40,167 --> 00:01:45,172 (隆)うわっ!(晴子)ああっ! しもた! 17 00:01:46,907 --> 00:01:49,309 (健次郎)ああ…。 18 00:01:49,309 --> 00:01:58,318 ♬~ 19 00:01:58,318 --> 00:02:00,253 あ…。 20 00:02:00,253 --> 00:02:05,125 <3人とも 最初から折れているとは 知りません> 21 00:02:05,125 --> 00:02:09,596 あっ 私 ちょっと 洗濯物 干してくるわ。 22 00:02:09,596 --> 00:02:12,265 はい 清志君。 23 00:02:12,265 --> 00:02:15,168 町子。 はい。 24 00:02:15,168 --> 00:02:18,071 話があんねけど。話? うん。 25 00:02:18,071 --> 00:02:21,274 おばちゃん 僕も…。 (健次郎 町子)え? 26 00:02:21,274 --> 00:02:24,611 ほな お前から言い。 あ~ いや お父ちゃんから言うて。 27 00:02:24,611 --> 00:02:27,648 (健次郎)かまへんから お前から言い。 何を言うてんの? 一体。 28 00:02:27,648 --> 00:02:30,450 ⚟(晴子)うわっ! 何やろ? 29 00:02:32,285 --> 00:02:37,157 毎朝 びっくりさせんといて! 昨日は靴磨きで 今日は庭掃除。 30 00:02:37,157 --> 00:02:40,160 明日は 象にでも乗ってくる気? (二ノ宮)え? 31 00:02:40,160 --> 00:02:43,997 あっ おはようございます! おはようさん。 象 乗れんの? 32 00:02:43,997 --> 00:02:48,135 違うて…。 二ノ宮さん もう こういうこと すんのだけ やめてくださいね。 33 00:02:48,135 --> 00:02:51,972 あ~ もう おかまいなく。 先生は 執筆なさってください。 34 00:02:51,972 --> 00:02:57,678 <弟子志願の男 二ノ宮に手を焼いている 町子ですが…> 35 00:03:01,248 --> 00:03:04,918 <しかし 町子は 原稿の締め切りに追われ➡ 36 00:03:04,918 --> 00:03:10,257 二ノ宮と きちんと話す時間を つくれないままでした> 37 00:03:10,257 --> 00:03:12,259 ☎ 38 00:03:12,259 --> 00:03:15,262 はい もしもし 花岡… あっ どうも。 39 00:03:17,030 --> 00:03:21,768 (純子)ちょっと そういうこと困るんです。 僕ね 中華料理屋で アルバイトしてたんですよ。 40 00:03:21,768 --> 00:03:23,703 得意なんです 焼きそば。 いや 得意でも…。 41 00:03:23,703 --> 00:03:26,273 二ノ宮さん! もう 先生! もう…。 42 00:03:26,273 --> 00:03:28,942 うまいですよ 僕の焼きそば。 ⚟(玄関のブザー) 43 00:03:28,942 --> 00:03:31,278 確かに ええ匂いやけどね。 44 00:03:31,278 --> 00:03:34,781 ちょっと こんなことしてもらってもね 私 弟子は 絶対 とらないんですから。 45 00:03:34,781 --> 00:03:37,818 もうすぐ 出来ますよ。 ちょっと キャベツ 飛ばさんといて! 46 00:03:37,818 --> 00:03:41,555 ハハハ! すいません。 笑い事やないでしょ もう! 47 00:03:41,555 --> 00:03:44,257 先生! はい? 48 00:03:47,794 --> 00:03:49,796 え? 49 00:03:59,506 --> 00:04:02,242 あ…。 (かなえ)あ…。 50 00:04:02,242 --> 00:04:06,913 二ノ宮かなえと申します。 主人が 大変 お世話になっております。 51 00:04:06,913 --> 00:04:08,849 すぐ お呼びいたしますので。 いいんです。 52 00:04:08,849 --> 00:04:12,786 今日は あの 主人から言われた 仏像のことで…。 53 00:04:12,786 --> 00:04:16,990 お探しの観音様て こんな感じでしょうか? 54 00:04:20,260 --> 00:04:24,131 同じですわ。 これで よかったんですね? 55 00:04:24,131 --> 00:04:28,969 今 取り引きのあるお店に頼んでますので すぐ 手に入ると思います。 56 00:04:28,969 --> 00:04:31,271 ありがとうございます。 57 00:04:31,271 --> 00:04:37,944 花岡先生 主人のこと どうぞ よろしゅう お願いいたします。 58 00:04:37,944 --> 00:04:41,414 こんな立派な先生の弟子に していただけるなんて➡ 59 00:04:41,414 --> 00:04:45,786 もう なんていう幸せ! 60 00:04:45,786 --> 00:04:49,422 私 弟子は とらないんです。 61 00:04:49,422 --> 00:04:53,293 あの人 作家になるのが 昔からの夢やったんです。 62 00:04:53,293 --> 00:05:00,100 かなえさせてやりたいんです。 どうか よろしくお願いします! 63 00:05:00,100 --> 00:05:02,102 (ため息) 64 00:05:04,237 --> 00:05:07,908 お兄ちゃん。 うん?ちょっと ええ? 65 00:05:07,908 --> 00:05:12,245 おう。 今日は 夜勤か? うん。 66 00:05:12,245 --> 00:05:18,118 あのね… ちょっと ゆうべ その… 町子さんの部屋でね…。 67 00:05:18,118 --> 00:05:20,754 うん。 ⚟(戸が開く音) 68 00:05:20,754 --> 00:05:23,256 (鯛子)ああ! 何や? 患者さんか? 69 00:05:23,256 --> 00:05:26,159 よろしですか? うん。 ええよ。 70 00:05:26,159 --> 00:05:31,932 (一真)おっ 晴ちゃん! 血圧ですか?頼むわ。 71 00:05:31,932 --> 00:05:37,270 しかし 何やな 旅行ちゅうのは 帰ってから 疲れが出るもんやな。 72 00:05:37,270 --> 00:05:42,142 血圧が ちょっと高なってるかも分からん。 うん。 73 00:05:42,142 --> 00:05:53,286 ♬~ 74 00:05:53,286 --> 00:06:01,094 あのな… あの観音さんやけどな。 あっ あれ ええ観音さんやろ? 75 00:06:01,094 --> 00:06:03,930 うん… そやな。 うん。 76 00:06:03,930 --> 00:06:07,801 門徒のみんなに言うたらな 「そら ごえんさん➡ 77 00:06:07,801 --> 00:06:14,241 はよ 拝ましてくれ」ちゅうてな みんな ほんまに楽しみに待ってんのや。 78 00:06:14,241 --> 00:06:18,245 そろそろ 返してもらえんかな? 79 00:06:24,251 --> 00:06:31,124 では 正直に申し上げます。 はい。 80 00:06:31,124 --> 00:06:37,597 二ノ宮さん あなたの小説 読ましていただきましたけれども➡ 81 00:06:37,597 --> 00:06:42,102 私には 理解できないことが ものすごく 多すぎました。 82 00:06:42,102 --> 00:06:44,938 ああ まあ あの 専門的な科学用語が多いですからね。 83 00:06:44,938 --> 00:06:47,274 専門的な科学用語とか そういうことじゃないんです。 84 00:06:47,274 --> 00:06:51,945 その 小説としてですね 面白そう… 興味をひく…➡ 85 00:06:51,945 --> 00:06:54,414 面白みに欠けてるんですね はい。 86 00:06:54,414 --> 00:06:57,117 まあ あの 笑かすいう ねらいは ないんですけどね。 87 00:06:57,117 --> 00:06:59,786 才能がないっていうことなんです! 純子さん! 88 00:06:59,786 --> 00:07:04,224 先生 はっきり言わないと 本人のためになりません! 89 00:07:04,224 --> 00:07:09,095 あのですね… 荒唐無稽すぎて… いや 荒唐無稽やったら➡ 90 00:07:09,095 --> 00:07:11,898 それは それでいいんですけれどもね 何か そればっかり➡ 91 00:07:11,898 --> 00:07:14,567 力が入ってるような気がするんですよ。 やっぱし 小説ちゅうのは➡ 92 00:07:14,567 --> 00:07:17,237 登場人物がいますよね 登場人物が。 93 00:07:17,237 --> 00:07:20,073 主人公がいてて ず~っと周りを囲む人がいてますよね。 94 00:07:20,073 --> 00:07:23,576 その人たちの 人間としての ちゃんと 一人一人の人物が描けてないんです。 95 00:07:23,576 --> 00:07:26,613 で どうにもね 感情移入できない。 主人公にも無理だ➡ 96 00:07:26,613 --> 00:07:29,082 周りにも無理だいうとね 気持ちの行き場所がないんですよ➡ 97 00:07:29,082 --> 00:07:32,919 こっち 読んでいて。 ですから あの~ まとめて言いますと➡ 98 00:07:32,919 --> 00:07:37,257 え~ 小説として 体をなしてないっちゅうことなんです。 99 00:07:37,257 --> 00:07:42,395 ごめんなさい。 それが 私の感想です。 正直 言いまして 本当に ごめんなさい。 100 00:07:42,395 --> 00:07:44,464 ああ…。 101 00:07:44,464 --> 00:07:50,136 二ノ宮さん これで 分かっていただけましたでしょうか? 102 00:07:50,136 --> 00:07:53,139 分かりました。 103 00:08:00,213 --> 00:08:03,116 <そして その夕方> 104 00:08:03,116 --> 00:08:05,819 ただいま! お帰り! 105 00:08:09,356 --> 00:08:14,194 おでこ どないしたん?こけてん。 こけたて どこで? 106 00:08:14,194 --> 00:08:18,732 バチ 当たったんかなあ。 え? 107 00:08:18,732 --> 00:08:21,234 な… 何でもあれへん! 108 00:08:24,604 --> 00:08:28,408 ⚟(玄関のブザー) は~い! 109 00:08:31,244 --> 00:08:33,246 うわ~。 110 00:08:35,115 --> 00:08:38,918 全く同じですね。 111 00:08:38,918 --> 00:08:41,388 ありがとうございました。 112 00:08:41,388 --> 00:08:45,925 それで お代金は いかほどのもんなのでしょうね。 113 00:08:45,925 --> 00:08:49,262 何十万と言われましたら ちょっと 私も考えなあきませんので。 114 00:08:49,262 --> 00:08:52,599 いえ そんなには なれしません。 なんとか安くなるよう➡ 115 00:08:52,599 --> 00:08:57,270 私どもで交渉いたしますから。 そうですか。 すいません。 116 00:08:57,270 --> 00:09:00,173 それから 旦那さん どうしてはりますか? 117 00:09:00,173 --> 00:09:04,711 私 ちょっと 作品について 厳しいこと 言うてしまったもんですから。 118 00:09:04,711 --> 00:09:08,214 おかげさまで 帰ってきて すぐ 部屋に閉じこもって➡ 119 00:09:08,214 --> 00:09:12,085 また 張り切って書いてます。 は? 120 00:09:12,085 --> 00:09:15,722 先生に 的確なご指導を頂いたとかで。 121 00:09:15,722 --> 00:09:21,895 ねえ 奥さん ご主人 仕事を辞めて 小説家になるて言わはった時に➡ 122 00:09:21,895 --> 00:09:24,731 反対されなかったんですか? はい。 123 00:09:24,731 --> 00:09:28,601 生活やったら 私が働いたら なんとかなりますし。 124 00:09:28,601 --> 00:09:32,072 私 公務員なんです。 時間には きっちり帰れますから➡ 125 00:09:32,072 --> 00:09:37,243 家の仕事もできますし…。 働くのは 私 苦になりませんので。 126 00:09:37,243 --> 00:09:40,580 あの人の才能を 開花させることができたら➡ 127 00:09:40,580 --> 00:09:48,922 それは 私の才能の開花でもあるんです。 先生 あの人 才能ありますよね? 128 00:09:48,922 --> 00:09:52,792 大変 申し上げにくいこと なんですけれども➡ 129 00:09:52,792 --> 00:09:58,264 私 ご主人 小説家には向いてはれへんと 思います。え? 130 00:09:58,264 --> 00:10:01,267 いや そりゃ これからね 多少 技術は学べると思うんですよ。 131 00:10:01,267 --> 00:10:05,038 けど 小説というのは それ以外の部分が ものすごく大事なんですね。 132 00:10:05,038 --> 00:10:07,407 だから 勉強して何かを得るとか そういうものじゃなくて➡ 133 00:10:07,407 --> 00:10:11,277 それ以外の部分というか その… この感情とか その…。 134 00:10:11,277 --> 00:10:15,148 ごめんなさい。 もう 上手に 私 あの 説明できないんですけども…。 135 00:10:15,148 --> 00:10:19,152 奥さん 本当に あの このとおりです。 申し訳ございませんです。 136 00:10:19,152 --> 00:10:22,288 (ため息) 137 00:10:22,288 --> 00:10:40,273 ♬~ 138 00:10:42,976 --> 00:10:45,278 (ため息) 139 00:10:47,313 --> 00:10:54,454 ⚟(健次郎)町子。 はい。 はい… はい どうぞ。 はい どうぞ。 140 00:10:54,454 --> 00:10:59,292 もう お客さん 帰りはったん? 帰りはりました。 何? 141 00:10:59,292 --> 00:11:05,598 ああ…。 あの… ちょっと 話があるんやけどな。 142 00:11:05,598 --> 00:11:08,401 仏像のことなんや。 ⚟(由利子)お父ちゃん どこ? 143 00:11:08,401 --> 00:11:11,304 えっ ここや! 何や? 144 00:11:11,304 --> 00:11:16,109 女の人が 病院の前で おなか押さえてて。 え? 145 00:11:18,144 --> 00:11:24,984 大丈夫? 胃けいれんやな。 146 00:11:24,984 --> 00:11:28,288 あら? 気ぃ付かはった。 147 00:11:28,288 --> 00:11:32,158 ここ どこ? あかん あかん。 148 00:11:32,158 --> 00:11:36,963 病院ですよ。 分かりますか? 病院? 149 00:11:36,963 --> 00:11:39,866 奥さん 医院の前で しゃがみ込んではったんです。 150 00:11:39,866 --> 00:11:43,303 それで ここに運びました。 151 00:11:43,303 --> 00:11:45,638 先生…。 152 00:11:45,638 --> 00:11:49,309 わあ 分かってはるわ。 よかった! 153 00:11:49,309 --> 00:11:54,180 かなり前からでしょ? 胃けいれんの発作。 154 00:11:54,180 --> 00:11:58,318 多分 胃に潰瘍ができてますよ。 155 00:11:58,318 --> 00:12:01,221 ⚟(藪下)失礼します。➡ 156 00:12:01,221 --> 00:12:04,123 こちらです。 あっ かなえ! 157 00:12:04,123 --> 00:12:07,026 先生 どないしたんです? 何があったんですか? 158 00:12:07,026 --> 00:12:11,864 胃けいれんですね。 痛みは これが初めてやないみたいですよ。 159 00:12:11,864 --> 00:12:15,735 え? そうなんか? 160 00:12:15,735 --> 00:12:20,273 知りはれへんかったんですか? ええ。 161 00:12:20,273 --> 00:12:23,943 大丈夫か? 162 00:12:23,943 --> 00:12:26,245 (ため息) 163 00:12:28,114 --> 00:12:32,285 一緒に暮らしてて ほんまに 気ぃ付かはらへんかったんですか? 164 00:12:32,285 --> 00:12:35,188 あいつ 何も言わへんかったんで。 165 00:12:35,188 --> 00:12:41,294 ひどくなったら 命に関わる病気なんですよ! 166 00:12:41,294 --> 00:12:45,164 (戸が開く音) あら。 ねえ もう大丈夫なの? 167 00:12:45,164 --> 00:12:48,635 うん。 痛み止め 出しといた。 ああ…。 168 00:12:48,635 --> 00:12:55,308 あのね 一回 大きな病院で 精密検査 受けはった方が ええと思いますよ。 169 00:12:55,308 --> 00:12:59,312 はい。 あの どうも お世話になりました。 170 00:12:59,312 --> 00:13:03,049 また 明日 来た時に 様子 報告させていただきますんで。 171 00:13:03,049 --> 00:13:06,252 ほな 行こか? お大事に。 172 00:13:08,254 --> 00:13:10,189 二ノ宮さん。 (二ノ宮)はい。 173 00:13:10,189 --> 00:13:13,126 あなた もう 二度と ここへ来たらあきません。 174 00:13:13,126 --> 00:13:15,128 え? 175 00:13:15,128 --> 00:13:19,265 あなた 小説家には向いていません。 176 00:13:19,265 --> 00:13:22,602 先生 そんな冗談を…。 冗談やないです。 177 00:13:22,602 --> 00:13:28,274 はっきりと言いますね。 あなたの弟子入り お断りさせていただきます。 178 00:13:28,274 --> 00:13:32,278 えっ 先生…。 ごめんなさい。 179 00:13:34,147 --> 00:13:38,284 僕 諦められません! 180 00:13:38,284 --> 00:13:42,789 そんな 一作 読んだぐらいで 向いてるとか 向いてへんなんて…。 181 00:13:42,789 --> 00:13:45,291 (健次郎)向いてへんわ! 182 00:13:50,296 --> 00:13:54,967 あんたな 何を見てたんや? 183 00:13:54,967 --> 00:13:59,305 毎日毎日 顔を合わせてる奥さんが こんな病気 抱えてんのに➡ 184 00:13:59,305 --> 00:14:03,176 それ 知らんかったで済むか?➡ 185 00:14:03,176 --> 00:14:07,113 一番 身近な人のことも 何にも見てへんのに➡ 186 00:14:07,113 --> 00:14:10,917 小説 書きたいて そんな できるわけないがな。 187 00:14:10,917 --> 00:14:15,254 人間 描けるわけないやろ。 188 00:14:15,254 --> 00:14:20,126 あんた もう ええ年や。 子供さんもいてはる男やろ? 189 00:14:20,126 --> 00:14:24,931 結婚して 夢 持ったら あかんてことですか? 190 00:14:24,931 --> 00:14:27,767 それは違います! 191 00:14:27,767 --> 00:14:31,604 そしたら 夢だけで生きていけますか? 192 00:14:31,604 --> 00:14:35,775 夢 持ってるだけで すばらしい小説て書けるんですか? 193 00:14:35,775 --> 00:14:40,279 小説というのはね そんなに甘いもんやないんですよ! 194 00:14:40,279 --> 00:14:57,296 ♬~