1 00:00:01,027 --> 00:00:04,814 大事な問題であることには間違い ないですよね。 2 00:00:04,814 --> 00:00:08,584 ですからそこには難しくても、 3 00:00:08,584 --> 00:00:12,388 必ず共通解というものがあると思 います。 4 00:00:12,388 --> 00:00:16,159 ですから農業なら、国際競争に耐 えうる力をつけること、答えは必 5 00:00:16,159 --> 00:00:19,896 ずあるはずです。またあすです。 6 00:00:34,644 --> 00:00:38,631 (裁判長)被告人を 懲役7年に処する。 7 00:00:38,631 --> 00:00:44,320 (芭子)<7年前 私は 大きな罪を犯して逮捕された。➡ 8 00:00:44,320 --> 00:00:47,640 出所後 重い過去を背負った私は➡ 9 00:00:47,640 --> 00:00:51,310 谷中の町で 新しい生活を始めた> 10 00:00:51,310 --> 00:00:54,964 (妙子)私は もう あなたを 娘と思ってないわ。 11 00:00:54,964 --> 00:01:00,653 <厳しい現実に苦しみながら 前に進もうと もがいた日々。➡ 12 00:01:00,653 --> 00:01:05,291 私のそばには いつも 綾さんが いてくれた> 13 00:01:05,291 --> 00:01:07,977 私の将来の夢。 14 00:01:07,977 --> 00:01:11,631 <私は 新しい夢を見つけた。➡ 15 00:01:11,631 --> 00:01:16,302 その夢を 綾さんと2人で 一緒に かなえたい。➡ 16 00:01:16,302 --> 00:01:19,639 そう思っていたやさき…> 17 00:01:19,639 --> 00:01:29,966 ♬~ 18 00:01:29,966 --> 00:01:31,966 ウソ…。 19 00:01:33,636 --> 00:01:39,642 <綾さんは 突然 姿を消した> 20 00:01:39,642 --> 00:01:42,642 何で…? 21 00:01:45,965 --> 00:02:13,960 ♬~ 22 00:02:13,960 --> 00:02:16,963 (高木)芭子さん こんにちは! 23 00:02:16,963 --> 00:02:19,982 (大石)どうした? 元気ないな。 24 00:02:19,982 --> 00:02:24,637 (セツ)お通夜みたいな 顔しちゃって 何かあったの? 25 00:02:24,637 --> 00:02:27,974 綾さんが いなくなっちゃったんです。 26 00:02:27,974 --> 00:02:32,645 えっ? 谷中を出てったって事ですか? 27 00:02:32,645 --> 00:02:35,345 行き先は? 28 00:02:37,633 --> 00:02:40,970 居づらくなっちゃったのかねぇ? 29 00:02:40,970 --> 00:02:45,641 あの子なりに いろいろ考えたのかもしれんな。 30 00:02:45,641 --> 00:02:49,979 もう… 私 どうしていいか 分からなくて。 31 00:02:49,979 --> 00:02:56,636 そう落ち込むな。 この世から 消えた訳じゃあるまいし。 32 00:02:56,636 --> 00:03:00,640 縁があれば いつか また会える。 33 00:03:00,640 --> 00:03:04,627 あんた 警官なんだからさ 行き先ぐらい ちゃっちゃと➡ 34 00:03:04,627 --> 00:03:07,647 調べられないの? むちゃ言わないで下さいよ。 35 00:03:07,647 --> 00:03:09,966 役立たずだねぇ! なあ! 36 00:03:09,966 --> 00:03:12,969 芭子さん 何か 心当たりないんですか? 37 00:03:12,969 --> 00:03:15,972 綾香さんの行き先。 38 00:03:15,972 --> 00:03:26,299 [TEL] 39 00:03:26,299 --> 00:03:29,599 はい 小森谷です。 40 00:03:31,304 --> 00:03:33,304 えっ? 41 00:03:35,308 --> 00:03:37,977 (幸子)そう…。 42 00:03:37,977 --> 00:03:42,965 あなたなら 行き先を知ってると 思ったんだけどねぇ。 43 00:03:42,965 --> 00:03:44,967 すみません。 44 00:03:44,967 --> 00:03:49,639 ここの所長にも 急に引っ越す事になったとしか➡ 45 00:03:49,639 --> 00:03:54,310 言わなかったらしくて。 そうですか。 46 00:03:54,310 --> 00:03:57,630 最後に来た日にね…➡ 47 00:03:57,630 --> 00:04:01,330 もう会えないと思ったの。 48 00:04:03,969 --> 00:04:10,969 あなた 知ってるんでしょ? あの子の過去。 49 00:04:12,645 --> 00:04:14,964 えっ…? 50 00:04:14,964 --> 00:04:18,968 私もね 実は知ってたの。 51 00:04:18,968 --> 00:04:24,290 あの子に 初めて会った時から ず~っと。 52 00:04:24,290 --> 00:04:31,297 私の娘が 夫に 暴力を振るわれて亡くなった➡ 53 00:04:31,297 --> 00:04:34,967 ちょうど そのすぐあとだったのよ。➡ 54 00:04:34,967 --> 00:04:38,267 あの子の事件が起こったのは。 55 00:04:40,639 --> 00:04:46,645 (幸子)子供を守るために 夫を殺したって知って…➡ 56 00:04:46,645 --> 00:04:49,645 涙が出た。 57 00:04:51,317 --> 00:04:55,638 (綾香)今日から お手伝い させて頂きます 江口綾香です。 58 00:04:55,638 --> 00:05:00,309 (幸子)驚いたわ あの子が ここに来た時は。 59 00:05:00,309 --> 00:05:03,979 お願いしま~す。 よろしく お願いしま~す! 60 00:05:03,979 --> 00:05:07,650 あの子を見てると➡ 61 00:05:07,650 --> 00:05:13,639 私が 娘を 守ってやれなかった事を➡ 62 00:05:13,639 --> 00:05:17,977 責められてる気がして…。 63 00:05:17,977 --> 00:05:22,631 つい きつく当たってしまった。 64 00:05:22,631 --> 00:05:25,968 それなのに あの子は…。 65 00:05:25,968 --> 00:05:31,307 もう届いてますよ 幸子さんの気持ちは。 66 00:05:31,307 --> 00:05:34,607 (幸子)私を 救ってくれた。 67 00:05:39,315 --> 00:05:45,971 (幸子)あの子はね 自分の幸せを諦めてる。 68 00:05:45,971 --> 00:05:53,963 だから せめて 周りの人を笑顔にしたいって➡ 69 00:05:53,963 --> 00:05:57,967 そう思ってる気がして…。 70 00:05:57,967 --> 00:06:06,625 ♬~ 71 00:06:06,625 --> 00:06:11,625 ありがとうございます。 新作 楽しみにしてます。 72 00:06:18,637 --> 00:06:21,637 あの~。 73 00:06:23,976 --> 00:06:30,983 小森谷さんですよね? そうですが。 74 00:06:30,983 --> 00:06:37,283 私 芭子さんの友人の 江口綾香です。 75 00:06:38,974 --> 00:06:43,974 少しだけ お時間 頂けないでしょうか? 76 00:06:48,634 --> 00:06:52,934 どうぞ。 失礼します。 77 00:06:58,627 --> 00:07:02,631 突然 すいません。 いえ。 78 00:07:02,631 --> 00:07:09,305 私も 谷中に住んでるんです。 芭子ちゃんの家の近所に。 79 00:07:09,305 --> 00:07:12,641 そうでしたか。 80 00:07:12,641 --> 00:07:18,341 芭子ちゃんとは 刑務所で出会いました。 81 00:07:20,299 --> 00:07:26,639 芭子ちゃんが そばに いてくれて ほんとに心強かったです。 82 00:07:26,639 --> 00:07:30,643 前科のある人間が 普通の暮らしをするのは➡ 83 00:07:30,643 --> 00:07:33,643 簡単じゃありませんから。 84 00:07:35,648 --> 00:07:42,655 肩寄せ合って 家族みたいに過ごしてきました。 85 00:07:42,655 --> 00:07:47,977 でも 私が 谷中を 離れる事になって➡ 86 00:07:47,977 --> 00:07:52,977 その前に どうしても お母さんに お会いしたくて。 87 00:07:54,633 --> 00:07:59,305 芭子ちゃん 刑務所から出てきた時➡ 88 00:07:59,305 --> 00:08:05,311 最初は 顔を上げて歩く事すら 怖がっていました。 89 00:08:05,311 --> 00:08:08,964 そこから 必死で はい上がろうとして➡ 90 00:08:08,964 --> 00:08:12,635 それでも 全然 うまくいかなくて…。 91 00:08:12,635 --> 00:08:17,306 泣きたい事や 惨めな事ばかりで➡ 92 00:08:17,306 --> 00:08:22,645 もう二度と 世間に 受け入れて もらえないんじゃないかって➡ 93 00:08:22,645 --> 00:08:25,631 不安で たまらなくて。 94 00:08:25,631 --> 00:08:31,320 でも… それでも 芭子ちゃんが➡ 95 00:08:31,320 --> 00:08:35,291 必死で 前を 向こうとしてきたのは➡ 96 00:08:35,291 --> 00:08:40,646 もう一度 お母さんに 会いたいからです。 97 00:08:40,646 --> 00:08:44,346 抱きしめてほしいからです。 98 00:08:45,968 --> 00:08:52,641 決して 口には出さないけど 私には分かるんです。 99 00:08:52,641 --> 00:08:57,641 ずっと そばで 彼女を見てきたから。 100 00:08:59,632 --> 00:09:06,972 芭子ちゃんは 今でも お母さんが大好きなんです。 101 00:09:06,972 --> 00:09:15,272 それだけは どうか 分かってあげて下さい。 102 00:09:16,966 --> 00:09:19,969 お願いします。 103 00:09:19,969 --> 00:09:45,644 ♬~ 104 00:09:45,644 --> 00:09:51,300 [ 回想 ] 芭子ちゃんは 今でも お母さんが大好きなんです。 105 00:09:51,300 --> 00:10:00,600 ♬~ 106 00:10:05,981 --> 00:10:08,634 (ノック) 107 00:10:08,634 --> 00:10:12,971 (尚之)失礼します。 100周年の催事の資料を…。 108 00:10:12,971 --> 00:10:15,307 母さん! 109 00:10:15,307 --> 00:10:19,307 母さん! どうした? 母さん! 110 00:10:21,630 --> 00:10:25,930 (尚之)すいません! 大至急 救急車 お願いします! 111 00:10:41,316 --> 00:10:45,320 あっ 叔母ちゃん…。 (雪江)姉さん 大丈夫? 112 00:10:45,320 --> 00:10:49,641 うん。 狭心症の発作だって。 狭心症…。 113 00:10:49,641 --> 00:10:54,646 でも 軽かったから 一応 検査して 2~3日で退院できるらしい。 114 00:10:54,646 --> 00:10:56,646 そう よかった。 115 00:11:02,638 --> 00:11:08,977 起こしちゃった? 雪江。 116 00:11:08,977 --> 00:11:12,631 ごめんね 心配かけて。 117 00:11:12,631 --> 00:11:16,969 何 言ってんのよ。 たまには 心配くらい かけていいのよ。 118 00:11:16,969 --> 00:11:22,624 先生が言ってた。 過労や ストレスも 発作の原因に なるんだって。 119 00:11:22,624 --> 00:11:24,643 はい。 120 00:11:24,643 --> 00:11:29,643 あっ 香織さんは? 連絡した? まだ来てないの? 121 00:11:31,300 --> 00:11:37,306 俺さ… 香織に話したんだ 姉さんの事。 122 00:11:37,306 --> 00:11:39,975 えっ? 123 00:11:39,975 --> 00:11:43,275 それ以来 口も きいてくれない。 124 00:11:44,963 --> 00:11:50,319 そっか。 そりゃあ ショックよねぇ。 125 00:11:50,319 --> 00:11:54,289 でもさ これで よかったと思ってるよ。 126 00:11:54,289 --> 00:11:57,309 許してもらえるまで 頑張るしかない。 127 00:11:57,309 --> 00:12:00,009 おっ 言った! 128 00:12:02,297 --> 00:12:07,636 だから 母さんもさ もう無理すんなよ。 129 00:12:07,636 --> 00:12:09,638 えっ? 130 00:12:09,638 --> 00:12:14,638 母親である事を やめるなんて 母さんには できないと思う。 131 00:12:26,305 --> 00:12:40,636 [TEL] 132 00:12:40,636 --> 00:12:42,971 もしもし。 133 00:12:42,971 --> 00:12:46,642 [TEL](雪江)あっ 芭子? 雪江ですけど。 134 00:12:46,642 --> 00:12:48,961 こんばんは。 135 00:12:48,961 --> 00:12:54,650 実はね 姉さんが 狭心症の発作を起こしちゃって。 136 00:12:54,650 --> 00:12:59,638 えっ? お母さんが? [TEL](雪江)でもね 大した事ないの。 137 00:12:59,638 --> 00:13:02,958 大事をとって 2~3日 入院するだけだから。 138 00:13:02,958 --> 00:13:04,977 そうなんだ…。 139 00:13:04,977 --> 00:13:08,981 [TEL](雪江)一応 報告しておこうと思って。 140 00:13:08,981 --> 00:13:12,981 ありがとう。 [TEL](雪江)うん。 141 00:13:15,637 --> 00:13:19,958 芭子。 また 自分のせいじゃないかとか➡ 142 00:13:19,958 --> 00:13:22,978 思ってんじゃない? 143 00:13:22,978 --> 00:13:27,966 いちいち 昔の事 気に病んでも しょうがないよ。 144 00:13:27,966 --> 00:13:32,638 これから先 迷惑かけなきゃ それで いいの。➡ 145 00:13:32,638 --> 00:13:35,974 これからよ 芭子。 146 00:13:35,974 --> 00:13:37,976 うん。 147 00:13:37,976 --> 00:13:40,963 たくさん つらい事あったけど➡ 148 00:13:40,963 --> 00:13:43,966 悪い事ばっかりじゃ なかったねって➡ 149 00:13:43,966 --> 00:13:48,637 そんなふうに みんなで 言い合える日が来るといいね。 150 00:13:48,637 --> 00:13:54,309 叔母ちゃん。 じゃあね。 またね。 151 00:13:54,309 --> 00:14:13,645 ♬~ 152 00:14:13,645 --> 00:14:18,945 そっか。 頑張らなきゃだよね。 153 00:14:21,970 --> 00:14:25,290 (尚之)じゃあ また 明日 来るから。 154 00:14:25,290 --> 00:14:28,290 (ノック) はい。 155 00:14:31,964 --> 00:14:34,664 香織…。 156 00:14:36,969 --> 00:14:40,973 すいません お母さん 遅くなってしまって。 157 00:14:40,973 --> 00:14:44,309 お加減 いかがですか? 158 00:14:44,309 --> 00:14:49,631 大した事ないのよ。 大丈夫。 よかった。 159 00:14:49,631 --> 00:14:54,331 来てくれたんだ。 私…。 160 00:14:57,306 --> 00:15:03,006 私は 尚之さんの妻で お母さんの娘ですから。 161 00:15:04,980 --> 00:15:09,968 これからも ずっと よろしく お願いします。 162 00:15:09,968 --> 00:15:12,654 香織…。 163 00:15:12,654 --> 00:15:16,354 ありがとう 香織さん。 164 00:15:17,976 --> 00:15:23,676 ほんとに… ごめんなさい。 165 00:15:27,969 --> 00:15:33,308 今度 会わせてね お姉さんに。 166 00:15:33,308 --> 00:15:36,978 ああ そうするよ。 167 00:15:36,978 --> 00:15:44,302 ♬~ 168 00:15:44,302 --> 00:15:49,975 は~い ごはんだよ。 カイト おいしい? 169 00:15:49,975 --> 00:15:54,963 (祥子)小森谷さん。 また 服の注文が入ったんだけど➡ 170 00:15:54,963 --> 00:15:58,300 ワンちゃんの採寸 行ってきてくれる? はい。 171 00:15:58,300 --> 00:16:00,302 これ 住所。 172 00:16:00,302 --> 00:16:03,602 でも 小森谷さん 絶好調だね。 173 00:16:05,307 --> 00:16:08,960 どうかした? あっ いえ…。 174 00:16:08,960 --> 00:16:11,960 そう。 じゃあ よろしくね。 175 00:16:27,312 --> 00:16:41,309 ♬~ 176 00:16:41,309 --> 00:16:46,298 (尚之)ほら 待て メルクル。 よし 行こう! 177 00:16:46,298 --> 00:16:51,303 ♬~ 178 00:16:51,303 --> 00:16:53,972 姉さん。 179 00:16:53,972 --> 00:17:01,972 ♬~ 180 00:17:03,965 --> 00:17:06,265 あっ…! 181 00:17:07,969 --> 00:17:10,669 完成! 182 00:17:23,318 --> 00:17:26,618 そうだったんだ…。 183 00:17:29,307 --> 00:17:33,628 <「小森谷芭子様へ。 頂いたメールから➡ 184 00:17:33,628 --> 00:17:38,633 誠実に お仕事されている様子が 伝わってきました。➡ 185 00:17:38,633 --> 00:17:41,303 小森谷様の作った服が➡ 186 00:17:41,303 --> 00:17:45,603 たくさんの方に 喜んで頂けるといいですね」> 187 00:17:47,309 --> 00:17:51,296 <「私も陰ながら お祈りしております」> 188 00:17:51,296 --> 00:17:55,967 ♬~ 189 00:17:55,967 --> 00:17:58,970 お母さん…。 190 00:17:58,970 --> 00:18:15,637 ♬~ 191 00:18:15,637 --> 00:18:18,640 しかし 驚いたな~。 192 00:18:18,640 --> 00:18:22,294 こいつの服が 姉さんの 作ったものだったなんて。 193 00:18:22,294 --> 00:18:24,646 私も驚いた。 194 00:18:24,646 --> 00:18:29,634 「ハナミズキ」っていう名前で ずっと メールも くれてたんだよ。 195 00:18:29,634 --> 00:18:33,305 「母より」って 素直に書けばいいのに。 196 00:18:33,305 --> 00:18:38,643 そういえば お母さん ハナミズキの花 好きだったもんね。 197 00:18:38,643 --> 00:18:41,646 意地っ張りだよな ほんとに。 198 00:18:41,646 --> 00:18:46,968 でも お母さん 初めて褒めてくれた。 199 00:18:46,968 --> 00:18:51,973 離れちゃったのに 前より近く感じた。 200 00:18:51,973 --> 00:18:55,310 変だね。 201 00:18:55,310 --> 00:18:59,610 俺もさ…。 うん? 202 00:19:02,300 --> 00:19:06,600 いろいろ あったから 気付けた事も あった。 203 00:19:10,976 --> 00:19:14,296 変わらなきゃいけなかったのは➡ 204 00:19:14,296 --> 00:19:17,996 姉さんだけじゃなかった って事だよな。 205 00:19:20,635 --> 00:19:25,974 俺さ 香織に話したんだ 姉さんの事。 206 00:19:25,974 --> 00:19:28,643 えっ? 207 00:19:28,643 --> 00:19:33,315 それでも あいつは 家族でいてくれた。 208 00:19:33,315 --> 00:19:35,634 そう。 209 00:19:35,634 --> 00:19:38,634 姉さんに会ってみたいってさ。 210 00:19:40,305 --> 00:19:43,005 ウソ…。 211 00:19:44,626 --> 00:19:52,626 会いに来てよ。 香織にも… 母さんにも。 212 00:20:05,297 --> 00:20:11,970 お母さんは まだ 許してくれた訳じゃないと思う。 213 00:20:11,970 --> 00:20:18,270 それに やっぱり 私から 会いに行ける立場じゃないよ。 214 00:20:19,978 --> 00:20:22,631 そっか。 215 00:20:22,631 --> 00:20:28,303 でも みんなが 私の事 気にかけてくれたって知って➡ 216 00:20:28,303 --> 00:20:33,308 それだけで ほんとに うれしい。 うん。 217 00:20:33,308 --> 00:20:36,961 迷惑ばっかりかけて➡ 218 00:20:36,961 --> 00:20:41,983 役立たずな お姉ちゃんで ほんと ごめんね。 219 00:20:41,983 --> 00:20:46,683 お母さんの事 守ってあげてね。 220 00:20:49,307 --> 00:20:51,643 何? 221 00:20:51,643 --> 00:20:57,298 いや なんか 姉さん ちょっと貫禄ついたなと思って。 222 00:20:57,298 --> 00:20:59,968 そうかな? 223 00:20:59,968 --> 00:21:04,305 やっぱ 違うね~ 人生経験 豊かな人は。 224 00:21:04,305 --> 00:21:08,305 豊かすぎるって言いたいんでしょ。 225 00:21:10,311 --> 00:21:16,985 ♬~ 226 00:21:16,985 --> 00:21:19,637 メルクル。 227 00:21:19,637 --> 00:21:46,981 ♬~ 228 00:21:46,981 --> 00:21:50,301 <「お母さんへ。➡ 229 00:21:50,301 --> 00:21:54,305 今日 仕事で 家の近くに行き➡ 230 00:21:54,305 --> 00:21:59,294 尚之が散歩させていた メルクルに会いました。➡ 231 00:21:59,294 --> 00:22:04,315 ハナミズキは お母さんだったんだね。➡ 232 00:22:04,315 --> 00:22:09,015 ありがとう。 すごく うれしかった」> 233 00:22:11,306 --> 00:22:17,979 <「私の大切な友達の お父さんが 言ってくれた事があります。➡ 234 00:22:17,979 --> 00:22:23,635 一生 会えなくても 家族は 家族なんだって。➡ 235 00:22:23,635 --> 00:22:27,305 私も そう思えたよ。➡ 236 00:22:27,305 --> 00:22:34,312 お母さんたちには 迷惑かけて つらい思いをさせて➡ 237 00:22:34,312 --> 00:22:39,312 本当に 本当に ごめんなさい」> 238 00:22:42,637 --> 00:22:44,639 おはようございます。 239 00:22:44,639 --> 00:22:51,639 <「私は 何も分かっていなかった。 自分の事も 家族の事も」> 240 00:22:53,965 --> 00:23:01,306 <「こんな事を言ったら 怒られるかもしれないけど…➡ 241 00:23:01,306 --> 00:23:04,976 今までの苦しかった道のりは➡ 242 00:23:04,976 --> 00:23:08,980 大切な事を 私に気付かせるために➡ 243 00:23:08,980 --> 00:23:13,968 神様が 回り道を させたのかもしれないって➡ 244 00:23:13,968 --> 00:23:17,972 今は そう思っています」> 245 00:23:17,972 --> 00:23:20,625 ありがとうございました。 246 00:23:20,625 --> 00:23:25,647 <「これからは お母さんや尚之に 恥ずかしくないように➡ 247 00:23:25,647 --> 00:23:29,647 自分の足で ちゃんと歩いていきます」> 248 00:23:31,636 --> 00:23:35,974 <「お母さんも どうか 体に気を付けて➡ 249 00:23:35,974 --> 00:23:39,310 元気でいて下さい」> 250 00:23:39,310 --> 00:24:00,310 ♬~ 251 00:24:35,984 --> 00:24:38,984 お母さん…。 252 00:24:40,638 --> 00:24:43,338 お帰り。 253 00:24:46,311 --> 00:24:49,311 ただいま。 254 00:25:09,984 --> 00:25:12,971 何だか 変な感じね。 255 00:25:12,971 --> 00:25:17,271 この家で あなたに お茶を いれてもらうなんて。 256 00:25:24,632 --> 00:25:27,969 家 きれいにしてるじゃない。 257 00:25:27,969 --> 00:25:31,669 家事なんて やった事なかったのに。 258 00:25:33,308 --> 00:25:37,312 友達に いろいろ 教えてもらったの。 259 00:25:37,312 --> 00:25:42,312 お母さんみたいに まだまだ ちゃんと できないけど。 260 00:25:45,970 --> 00:25:49,307 懐かしいわ。 261 00:25:49,307 --> 00:25:54,646 昔は 大嫌いだったけどね この家が。 262 00:25:54,646 --> 00:25:56,646 えっ? 263 00:25:58,316 --> 00:26:03,638 おじいちゃんも おばあちゃんも すごく厳しくてね。 264 00:26:03,638 --> 00:26:09,627 子供のころから 「小森屋」を 継ぐように言われて育ったし➡ 265 00:26:09,627 --> 00:26:13,327 逆らうなんて許されなかったわ。 266 00:26:14,983 --> 00:26:18,302 ずっと 窮屈だったけど➡ 267 00:26:18,302 --> 00:26:22,306 雪江みたいに 反発する勇気も なくて➡ 268 00:26:22,306 --> 00:26:28,606 結局 親の理想どおりに 生きてきたわ。 269 00:26:30,965 --> 00:26:35,303 だから 勘違いしたのね。 270 00:26:35,303 --> 00:26:42,603 自分の子供も 私の理想どおりに 育つはずだって。 271 00:26:44,645 --> 00:26:50,645 バカよね。 自分が それで さんざん苦労してきたくせに。 272 00:26:52,303 --> 00:26:56,974 自分が 子育ても 満足に できない人間だなんて➡ 273 00:26:56,974 --> 00:26:59,674 思いたくなかった。 274 00:27:03,631 --> 00:27:10,638 でも… あの日➡ 275 00:27:10,638 --> 00:27:19,638 あなたが逮捕されて もう ごまかせなくなった。 276 00:27:21,632 --> 00:27:25,636 私は 親として失格なんだって➡ 277 00:27:25,636 --> 00:27:29,936 世間に突きつけられた 気がしたわ。 278 00:27:32,643 --> 00:27:35,943 耐えられなかった。 279 00:27:39,300 --> 00:27:42,303 だから 決めたの。 280 00:27:42,303 --> 00:27:48,003 最初から 私には 娘なんか いなかった。 そう思おうって。 281 00:27:53,981 --> 00:27:57,981 最低の母親でしょ…。 282 00:27:59,971 --> 00:28:08,646 尚之や店を守るなんて言って 一番 守りたかったのは…➡ 283 00:28:08,646 --> 00:28:12,346 自分だったの。 284 00:28:16,637 --> 00:28:19,637 芭子…。 285 00:28:22,310 --> 00:28:25,310 ごめんなさい。 286 00:28:29,317 --> 00:28:37,017 本当に… ごめんなさい。 287 00:28:41,295 --> 00:28:46,295 今からでも 間に合うかしら? 288 00:28:48,302 --> 00:28:53,302 私も やり直したいの あなたと一緒に。 289 00:28:56,978 --> 00:29:04,278 もう一度 あなたの母親になりたいの。 290 00:29:06,637 --> 00:29:09,640 お母さん…。 291 00:29:09,640 --> 00:29:17,965 ♬~ 292 00:29:17,965 --> 00:29:26,665 もう… 許してもらえないんじゃ ないかって 思ってた。 293 00:29:28,626 --> 00:29:36,326 でも やっぱり 諦めきれなくて…。 294 00:29:38,319 --> 00:29:44,619 また 会える日が 来ればいいなって ずっと…。 295 00:29:48,629 --> 00:29:55,303 いいの? 私が お母さんの娘でいても。 296 00:29:55,303 --> 00:30:13,638 ♬~ 297 00:30:13,638 --> 00:30:16,641 芭子…。 298 00:30:16,641 --> 00:30:22,647 ♬~ 299 00:30:22,647 --> 00:30:25,650 ごめんね。 300 00:30:25,650 --> 00:30:45,636 ♬~ 301 00:30:45,636 --> 00:30:48,973 もう 体の方は 大丈夫なの? 302 00:30:48,973 --> 00:30:52,643 ええ。 明日から 店にも出るわ。 303 00:30:52,643 --> 00:30:56,943 無理しないでね。 大丈夫。 304 00:30:59,300 --> 00:31:03,638 それでね 芭子。 305 00:31:03,638 --> 00:31:08,976 今後の事なんだけど…。 分かってる。 306 00:31:08,976 --> 00:31:14,632 私 家には戻らないから。 307 00:31:14,632 --> 00:31:18,632 籍も 抜いたまんまでいい。 308 00:31:20,638 --> 00:31:27,338 あれだけの罪を犯したんだもん。 それぐらい当然だって…。 309 00:31:30,298 --> 00:31:38,306 芭子。 でも これからは 一緒に背負わせてね。 310 00:31:38,306 --> 00:31:43,978 お母さんにも 一緒に。 311 00:31:43,978 --> 00:31:46,678 ありがとう。 312 00:31:48,316 --> 00:31:55,956 それとね もう一つ あるんだ この家に いたい理由が。 313 00:31:55,956 --> 00:31:59,256 待ってたい人が いるの。 314 00:32:01,312 --> 00:32:08,636 江口綾香さん? どうして知ってるの? 315 00:32:08,636 --> 00:32:15,643 会いに来てくれたの 私に。 えっ? 316 00:32:15,643 --> 00:32:21,966 芭子ちゃんは 今でも お母さんが大好きなんです。 317 00:32:21,966 --> 00:32:26,971 そう言って 頭を下げて…。 318 00:32:26,971 --> 00:32:30,975 どこに行くとか 言ってなかった? 319 00:32:30,975 --> 00:32:34,275 谷中を離れるとしか。 320 00:32:36,313 --> 00:32:39,300 そっか…。 321 00:32:39,300 --> 00:32:45,306 私が ここまで来られたのは 綾さんのおかげなの。 322 00:32:45,306 --> 00:32:49,310 綾さんが いたから 頑張れた。 323 00:32:49,310 --> 00:32:53,647 だからね この家で 待ってたいんだ。 324 00:32:53,647 --> 00:32:58,636 綾さんが いつでも 帰ってこられるように。 325 00:32:58,636 --> 00:33:01,639 そう。 326 00:33:01,639 --> 00:33:05,976 綾さんね 料理も たくさん教えてくれたの。 327 00:33:05,976 --> 00:33:10,981 私 腕 上げたんだよ。 今度 食べに来てくれる? 328 00:33:10,981 --> 00:33:14,281 ええ 楽しみにしてるわ。 329 00:33:16,637 --> 00:33:22,637 じゃあね。 またね 芭子。 330 00:33:24,311 --> 00:33:29,011 うん。 またね。 331 00:33:37,308 --> 00:33:45,008 <母の 「またね」という言葉を 私は ずっと かみしめていた> 332 00:33:46,967 --> 00:33:50,971 <そして その幸せな思いを➡ 333 00:33:50,971 --> 00:33:56,293 綾さんに話せない事が 本当に寂しかった> 334 00:33:56,293 --> 00:34:03,300 ♬~ 335 00:34:03,300 --> 00:34:09,306 <この月を 綾さんは どこで見ているのだろう?> 336 00:34:09,306 --> 00:34:38,302 ♬~ 337 00:34:38,302 --> 00:34:41,639 (高木)芭子さ~ん! 338 00:34:41,639 --> 00:34:45,309 どうだ? 立派だろ。 食べにこんか? うまいぞ。 339 00:34:45,309 --> 00:34:47,962 年寄り2人じゃ 食べきれないからさ。 340 00:34:47,962 --> 00:34:50,965 ありがとうございます。 行こう 行こう。 341 00:34:50,965 --> 00:34:55,302 まだ冷えてないんだからさ。 (高木)お~い! 342 00:34:55,302 --> 00:34:57,638 おぉ~。 芭子さん! 343 00:34:57,638 --> 00:35:00,641 何なんだ? でかい声 出して。 これ! 344 00:35:00,641 --> 00:35:03,978 さっき 旅行雑誌 読んでたら 見つけたんですよ! 345 00:35:03,978 --> 00:35:06,981 何を? この後ろの方に 写ってるの➡ 346 00:35:06,981 --> 00:35:09,981 綾香さんじゃないですか? 347 00:35:13,304 --> 00:35:15,639 綾さん! 348 00:35:15,639 --> 00:35:19,639 でしょ? やっぱ 絶対 そうっすよね! 349 00:35:22,630 --> 00:35:25,633 神戸? 350 00:35:25,633 --> 00:35:31,305 私ね また 芭子ちゃんと 神戸に行くのが 今の夢なんだ。 351 00:35:31,305 --> 00:35:35,309 お金ためて おいしいパン いっぱい食べ歩いて➡ 352 00:35:35,309 --> 00:35:38,646 で いつか 神戸に お店を出すの。 353 00:35:38,646 --> 00:35:40,646 いいね。 354 00:35:43,968 --> 00:35:50,641 言ったろ? 縁が あったら また会えるってな。 なっ? 355 00:35:50,641 --> 00:35:54,645 芭子さん! 行っといで! 356 00:35:54,645 --> 00:35:57,298 はい! 357 00:35:57,298 --> 00:36:15,649 ♬~ 358 00:36:15,649 --> 00:36:21,305 じゃ 2人で 最高の思い出を つくろう! いざ 出陣! 359 00:36:21,305 --> 00:36:37,638 ♬~ 360 00:36:37,638 --> 00:36:40,338 あった! 361 00:36:45,296 --> 00:36:48,296 ウソ…。 362 00:36:50,651 --> 00:36:53,651 どうしよう? 363 00:37:07,985 --> 00:37:10,971 さすが パン職人。 すごい! 364 00:37:10,971 --> 00:37:14,971 一応 自分の店を持つのが 夢ですからね。 365 00:37:34,311 --> 00:37:38,649 誰に買うのかな? ちょっと 驚かさないでよ! 366 00:37:38,649 --> 00:37:41,635 別に驚かしてないよ。 もう…! 367 00:37:41,635 --> 00:37:43,637 じゃ~ん! 368 00:37:43,637 --> 00:37:47,307 うわ~! うわ~ すてき! 369 00:37:47,307 --> 00:37:52,629 それも含めて 私の人生っていうかさ。 370 00:37:52,629 --> 00:37:56,633 やっぱり 人生は 一回でいい。 371 00:37:56,633 --> 00:38:01,933 これが 自分なりに 選んできた道だもん。 372 00:38:14,301 --> 00:38:16,970 綾さん? 373 00:38:16,970 --> 00:38:19,670 すいません! 374 00:38:36,974 --> 00:38:39,974 綾さん! 375 00:38:51,638 --> 00:38:56,638 芭子ちゃん…。 見つけた! 376 00:39:02,966 --> 00:39:05,966 見つかっちゃった。 377 00:39:18,966 --> 00:39:22,636 いや~ 高木さん よく見つけたね~。 378 00:39:22,636 --> 00:39:25,639 さっすが お巡りさん。 379 00:39:25,639 --> 00:39:29,626 もう 一生 会えないかと思った。 380 00:39:29,626 --> 00:39:33,630 ひどいよ 急に いなくなるなんて。 381 00:39:33,630 --> 00:39:37,634 ごめんね~。 ごめんじゃ済まない! 382 00:39:37,634 --> 00:39:40,637 そんな怒んないでよ。 383 00:39:40,637 --> 00:39:45,337 だって… だって ほんとに つらかったんだから。 384 00:39:49,963 --> 00:39:55,963 芭子ちゃんの顔 見たら 決心が揺らぎそうだったからさ。 385 00:39:57,638 --> 00:40:02,643 あの時… お父さんが亡くなって➡ 386 00:40:02,643 --> 00:40:08,632 沢田ベーカリー 辞めて 朋樹に会って。 387 00:40:08,632 --> 00:40:12,636 いっぺんに いろんな事が ありすぎて➡ 388 00:40:12,636 --> 00:40:16,974 ふと 気が 抜けちゃったっていうかさ。 389 00:40:16,974 --> 00:40:21,295 あの町を離れて どっか違う場所で➡ 390 00:40:21,295 --> 00:40:25,299 暮らしてみたくなっちゃったんだ。 391 00:40:25,299 --> 00:40:31,305 そしたら 芭子ちゃんと来た 神戸が浮かんで…。 392 00:40:31,305 --> 00:40:34,958 ほんとに? えっ? 393 00:40:34,958 --> 00:40:39,646 ほんとに それだけ? どういう意味? 394 00:40:39,646 --> 00:40:45,636 綾さん 私の事を思って 谷中を出てったんじゃないの? 395 00:40:45,636 --> 00:40:49,640 一緒にいたら 迷惑が かかるとか。 396 00:40:49,640 --> 00:40:52,640 そんなんじゃないよ。 397 00:41:00,651 --> 00:41:06,951 綾さんが いなくなったあとにね お母さん 会いに来たんだ。 398 00:41:08,959 --> 00:41:13,981 そうなの? お母さん 許してくれた? 399 00:41:13,981 --> 00:41:20,304 うん。 今は 時々 谷中の家にも来てくれてる。 400 00:41:20,304 --> 00:41:26,643 そっか~ よかった! ほんと よかった! 401 00:41:26,643 --> 00:41:31,982 綾さん お母さんに 会いに行ってくれたんでしょ。 402 00:41:31,982 --> 00:41:38,305 私… 綾さんには たくさん助けてもらった。 403 00:41:38,305 --> 00:41:43,961 今度は 私が 綾さんの力になりたい! 404 00:41:43,961 --> 00:41:49,633 私だけじゃない。 ホームの お年寄りの皆さんも➡ 405 00:41:49,633 --> 00:41:53,637 大石さんも セツさんも 高木さんも みんな➡ 406 00:41:53,637 --> 00:41:56,623 綾さんの事 待ってる。 407 00:41:56,623 --> 00:42:03,313 ♬~ 408 00:42:03,313 --> 00:42:09,013 この夢だって 私 まだ 諦めてないんだから。 409 00:42:11,638 --> 00:42:14,975 だから 綾さん 谷中に戻ってきて! 410 00:42:14,975 --> 00:42:17,961 また 一緒に頑張ろうよ! 411 00:42:17,961 --> 00:42:26,303 ♬~ 412 00:42:26,303 --> 00:42:31,642 離れていても 支え合う事は できるよ。 413 00:42:31,642 --> 00:42:33,977 綾さん…。 414 00:42:33,977 --> 00:42:39,633 芭子ちゃんが頑張ってると思えば 私も頑張れる。 415 00:42:39,633 --> 00:42:42,933 この街も好きだしさ。 416 00:42:44,972 --> 00:42:50,978 でも 綾さん 自分の事 誰にも話してないんでしょ? 417 00:42:50,978 --> 00:42:56,299 それで いいの? これからも ずっと 一人で生きてくの? 418 00:42:56,299 --> 00:42:59,970 そんなの つらすぎるよ! 419 00:42:59,970 --> 00:43:05,270 私は… それで いいと思ってる。 420 00:43:06,977 --> 00:43:13,633 私はね 一人で生きて 一人で死んでく。 421 00:43:13,633 --> 00:43:19,633 あの罪を犯した時に その道を選んじゃったんだよ。 422 00:43:21,641 --> 00:43:26,963 でもね 人生を 捨てた訳じゃないから。 423 00:43:26,963 --> 00:43:32,969 こんな私でも まだ できる事は あると思ってるんだ。 424 00:43:32,969 --> 00:43:38,308 だから 一人でも ちゃんと 生きてくから 大丈夫。 425 00:43:38,308 --> 00:43:41,008 心配しないで。 426 00:43:42,979 --> 00:43:51,279 それにね 芭子ちゃんは もう十分 私の事 助けてくれたよ。 427 00:43:54,307 --> 00:44:02,649 刑務所に入った時 私 誰の事も 信じられなくなってたんだ。 428 00:44:02,649 --> 00:44:09,973 でも 純粋で まっすぐな 芭子ちゃんと出会って➡ 429 00:44:09,973 --> 00:44:15,295 もう一度 人を信じてみようって 思えたの。 430 00:44:15,295 --> 00:44:21,295 私はね 芭子ちゃんに 救われたんだよ。 431 00:44:23,303 --> 00:44:26,303 ありがとう。 432 00:44:27,958 --> 00:44:33,258 芭子ちゃんの事は ずっと応援してるから。 433 00:44:37,300 --> 00:44:42,000 じゃあ 元気でね。 434 00:44:45,642 --> 00:44:50,981 何が 「大丈夫」よ。 「心配しないで」よ。 435 00:44:50,981 --> 00:44:54,301 心配するに決まってるじゃない! 436 00:44:54,301 --> 00:44:58,301 綾さんは 私の大事な家族なんだから! 437 00:45:02,626 --> 00:45:08,315 私… 綾さんが 一人で ここで生きてくなんて➡ 438 00:45:08,315 --> 00:45:11,651 絶対 嫌だから! 439 00:45:11,651 --> 00:45:14,971 だって… だって➡ 440 00:45:14,971 --> 00:45:20,293 一人じゃ つらい時でも 2人なら笑える事もあるって➡ 441 00:45:20,293 --> 00:45:23,293 教えてくれたの 綾さんじゃない! 442 00:45:24,981 --> 00:45:30,981 私 諦めないから。 ずっと待ってるから! 443 00:45:32,973 --> 00:45:37,294 谷中の あの家で 綾さんが帰ってくるの➡ 444 00:45:37,294 --> 00:45:40,313 ずっと ずっと 待ってるからね! 445 00:45:40,313 --> 00:45:51,641 ♬~ 446 00:45:51,641 --> 00:45:54,628 綾さん! 447 00:45:54,628 --> 00:46:03,653 ♬~ 448 00:46:03,653 --> 00:46:08,642 ♬~ 449 00:46:08,642 --> 00:46:11,962 <人は 誰しも 心の中に➡ 450 00:46:11,962 --> 00:46:15,262 孤独を抱えて生きている> 451 00:46:16,983 --> 00:46:19,970 <その闇に のみ込まれ➡ 452 00:46:19,970 --> 00:46:25,270 一筋の光さえ 見いだせない日も あるかもしれない> 453 00:46:31,965 --> 00:46:35,635 メンチ3つね。 何で こいつの分も あるんだよ? 454 00:46:35,635 --> 00:46:39,306 いいじゃないですか。 ありがとうございます! 455 00:46:39,306 --> 00:46:42,292 あれ? えっ? 456 00:46:42,292 --> 00:46:47,647 ♬~ 457 00:46:47,647 --> 00:46:50,967 言ったろ~? 458 00:46:50,967 --> 00:46:56,640 ♬~ 459 00:46:56,640 --> 00:47:02,340 <けれど 寄り添ってくれる人が 一人でも いるかぎり…> 460 00:47:04,981 --> 00:47:10,681 <きっと いつの日か 私たちは見つけられる> 461 00:47:12,305 --> 00:47:15,642 芭子ちゃん! 462 00:47:15,642 --> 00:47:18,645 綾さん。 463 00:47:18,645 --> 00:47:26,970 ♬~ 464 00:47:26,970 --> 00:47:31,270 <それぞれの陽のあたる場所を> 465 00:47:32,976 --> 00:47:35,645 お勤め ご苦労さまでした! 466 00:47:35,645 --> 00:47:38,298 私を産んで 幸せだって思った事➡ 467 00:47:38,298 --> 00:47:40,317 一度も無かったの? 468 00:47:40,317 --> 00:47:42,969 お父さんの顔 見に行ってもいいけ? 469 00:47:42,969 --> 00:47:45,639 尚之には 幸せになってもらいたい。 470 00:47:45,639 --> 00:47:48,339 (2人)あそこと同じ! 471 00:47:52,979 --> 00:47:55,979 お帰り。