1 00:00:28,029 --> 00:00:36,036 ♪~ 2 00:00:36,036 --> 00:00:39,974 (智子) 急いで 干さないと パート 遅れちゃう。→ 3 00:00:40,040 --> 00:00:41,976 何やってんの? 4 00:00:42,042 --> 00:00:44,979 (瑠美) 笑顔の練習。 (智子) えっ? 5 00:00:45,045 --> 00:00:46,981 (瑠美) いってきます。 6 00:00:47,048 --> 00:00:49,049 (智子) いってらっしゃい。 7 00:00:56,057 --> 00:00:58,058 {\an8}(瑠美) よし。 8 00:01:00,060 --> 00:01:01,929 友香ちゃん。 おはよう。 9 00:01:01,996 --> 00:01:03,931 (友香) おはよう。 瑠美ちゃん。 10 00:01:03,998 --> 00:01:06,934 電気 つけてくれない? (瑠美) えっ? 11 00:01:07,001 --> 00:01:12,006 暗くて よく 見えないの。 雨 降ってる? 12 00:01:16,010 --> 00:01:20,948 (瑠美) 友香ちゃん。 私以外の 看護師さんと けさ お話しした? 13 00:01:21,015 --> 00:01:27,021 >> ううん。 瑠美ちゃんが 初めて。 (瑠美) そう。 14 00:01:31,025 --> 00:01:35,029 (拓海) 友香ちゃん。 この光を 目で 追ってくれないかな? 15 00:01:41,035 --> 00:01:43,971 (拓海) 視力が 落ちているようです。→ 16 00:01:44,038 --> 00:01:46,974 脳の視神経が 腫瘍に 圧迫されているのかもしれません。 17 00:01:47,041 --> 00:01:49,977 (医師) そうだな。 18 00:01:50,044 --> 00:01:51,979 すぐに CTと MRIの オーダーを。 19 00:01:52,046 --> 00:01:53,981 あと 視野検査も。 (川村) 分かりました。→ 20 00:01:54,048 --> 00:01:55,983 友香ちゃんを 車椅子に乗せて→ 21 00:01:56,050 --> 00:01:58,986 外来の診察室に 連れてってくれる? 22 00:01:59,053 --> 00:02:00,921 (瑠美) はい。 23 00:02:00,988 --> 00:02:02,923 やだ。 行きたくない。 24 00:02:02,990 --> 00:02:05,926 (瑠美) CTスキャンは 寝てるだけだから 痛くないよ。 25 00:02:05,993 --> 00:02:09,930 嫌なものは 嫌。 26 00:02:09,997 --> 00:02:17,004 (瑠美) そっか。 フゥ。 どうしよっかね。 27 00:02:23,010 --> 00:02:28,949 瑠美ちゃん。 今 困った顔してる? 28 00:02:29,016 --> 00:02:30,951 (瑠美) ちょっとね。 29 00:02:31,018 --> 00:02:36,023 でも 人には どうしても 嫌だっていうこと あるし。 30 00:02:42,029 --> 00:02:43,964 ここでなら いい。 31 00:02:44,031 --> 00:02:46,967 (瑠美) レントゲンなら 運べるけど→ 32 00:02:47,034 --> 00:02:51,038 CTは 特別な機械だから 運べないんだよ。 33 00:02:54,041 --> 00:02:59,046 (瑠美) もしかして 外来棟に行くのが 嫌なの? 34 00:03:00,981 --> 00:03:05,920 だって 外来棟には 普通の人が いっぱい いて→ 35 00:03:05,986 --> 00:03:07,922 パジャマを 着て 車椅子に 乗ってると→ 36 00:03:07,988 --> 00:03:11,926 じろじろ 見るの。 37 00:03:11,992 --> 00:03:16,997 (瑠美) それが 嫌なんだ。 >> うん。 怖いの。 38 00:03:24,004 --> 00:03:32,012 (瑠美) そうだよね。 恥ずかしい気持ちが 強く 膨れ上がると 怖いよね。 39 00:03:40,020 --> 00:03:44,024 (瑠美) じゃあ こういうのは どう? 40 00:03:49,029 --> 00:03:51,966 (林) ちょっと。 (拓海) いいじゃないですか。 41 00:03:52,032 --> 00:03:55,970 (拓海) 今日の 友香ちゃんの ささやかな 願いなんでしょうから。 42 00:03:56,036 --> 00:03:59,039 (瑠美) 右 曲がります。 43 00:04:00,975 --> 00:04:06,914 (友香) このスカート 似合ってる? (瑠美) うん。 とっても 似合ってるよ。 44 00:04:06,981 --> 00:04:10,918 (友香) ママが 退院用に 買ってくれたんだ。 45 00:04:10,985 --> 00:04:17,925 鏡で 見たいんだけど 目が 見えてないみたいだから。 46 00:04:17,992 --> 00:04:20,928 前にも こういうこと あったから 分かるの。 47 00:04:20,995 --> 00:04:24,932 (瑠美) そうなんだ。 でも また 見えるように なったんだよね? 48 00:04:24,999 --> 00:04:30,004 (友香) うん。 少ししたらね。 (瑠美) うん。 49 00:04:33,007 --> 00:04:37,945 (瑠美) 着きました。 左 曲がります。 50 00:04:38,012 --> 00:04:39,947 (男性) すみません。 (瑠美) はい。 51 00:04:40,014 --> 00:04:42,950 (男性) 内科病棟は 何階ですか? (瑠美) 9階になります。 52 00:04:43,017 --> 00:04:44,952 (男性) ありがとう。 53 00:04:45,019 --> 00:04:47,955 カワイイ ワンピースだね。 54 00:04:48,022 --> 00:04:51,025 どうも。 (瑠美) 失礼します。 55 00:04:56,030 --> 00:04:58,966 (瑠美) 寒くない? (友香) うん。→ 56 00:04:59,033 --> 00:05:00,901 ねえ。 ちょっと 止まって。 瑠美ちゃん。 57 00:05:00,968 --> 00:05:02,970 (瑠美) うん? 58 00:05:05,973 --> 00:05:07,908 (友香) ああ。 気持ちいい。→ 59 00:05:07,975 --> 00:05:11,979 外の空気って こんなんだったんだね。 60 00:05:15,983 --> 00:05:20,921 今 風が ぶんって 友香の頭を 持ってこうとしてたよ。 61 00:05:20,988 --> 00:05:23,991 (瑠美) ゆっくり 行こうか。 62 00:05:33,000 --> 00:05:38,005 (瑠美) じゃあ お願いします。 ここで 待ってるからね。 63 00:05:38,005 --> 00:05:51,018 ♪~ 64 00:05:53,020 --> 00:05:56,957 \(拓海) 今度は 何 想像してるの? 65 00:05:57,024 --> 00:06:01,895 (瑠美) 病室の中で 季節のない毎日を 過ごすということが→ 66 00:06:01,962 --> 00:06:04,965 どういうことなのかなって。 67 00:06:16,977 --> 00:06:19,913 (瑠美) 私 看護学校に入るまでは→ 68 00:06:19,980 --> 00:06:23,917 現代の医療で 何でも治るって 思ってた。 69 00:06:23,984 --> 00:06:28,922 でも 現実は そうじゃなくて 限界がある。 70 00:06:28,989 --> 00:06:32,926 そんな中で 今の私に できることは→ 71 00:06:32,993 --> 00:06:36,997 人の心に 耳を傾けることだけだから。 72 00:06:40,000 --> 00:06:41,935 どんなに 医療が進歩しても→ 73 00:06:42,002 --> 00:06:45,939 治らない病気は 世界に たくさん ある。 74 00:06:46,006 --> 00:06:51,945 そうした病を前に 医者も 最新の医療機器も 薬も→ 75 00:06:52,012 --> 00:06:54,948 ただ 無力な存在だ。 76 00:06:55,015 --> 00:07:00,888 そんな患者さんたちに 僕は→ 77 00:07:00,954 --> 00:07:04,958 君みたいな 看護師が 最も 力を発すると思うよ。 78 00:07:07,961 --> 00:07:09,897 もうすぐ 最終実習も 終わるね。 79 00:07:09,963 --> 00:07:13,901 僕も 研修医は 卒業だ。 (瑠美) うん。 80 00:07:13,967 --> 00:07:16,970 お互い あと 少し 頑張ろう。 81 00:07:24,978 --> 00:07:28,916 ☏(アナウンス) おかけになった 電話は 電源が 入っていないか→ 82 00:07:28,982 --> 00:07:31,985 電波の 届かない場所に あるため…。 83 00:07:35,989 --> 00:07:38,992 (健司) こんちは! たまには 寄ってよ。 84 00:07:44,998 --> 00:07:48,001 (健司) おい! 今日も 休むのかよ? 85 00:07:48,001 --> 00:08:00,948 ♪~ 86 00:08:00,948 --> 00:08:05,886 (横井) いよいよ あと 3日。 これで 最終実習も 終わるわね。 87 00:08:05,953 --> 00:08:07,888 (風岡) 実習 最後の日には→ 88 00:08:07,955 --> 00:08:09,890 ここで ナースキャップ 放り投げようよ。 89 00:08:09,957 --> 00:08:12,893 (高村) 先輩たちも してたもんね。 90 00:08:12,960 --> 00:08:15,896 (遠野) 山田さん。 担当の赤ちゃんが 亡くなって→ 91 00:08:15,963 --> 00:08:18,899 よほど こたえたのね。 92 00:08:18,966 --> 00:08:22,903 (瑠美) そのことで 何日も休む 千夏じゃない。 93 00:08:22,970 --> 00:08:25,906 反対に 看護師になるなら→ 94 00:08:25,973 --> 00:08:29,910 乗り越えなきゃ いけないことだって 思うはずだから。 95 00:08:29,977 --> 00:08:33,981 (遠野) そうね。 彼女なら。 96 00:08:35,983 --> 00:08:37,985 (瑠美) 何か あったんだよ。 97 00:08:42,990 --> 00:08:46,927 (健司) おい。 どうだ? (美幸) 食べたくないって。 98 00:08:46,994 --> 00:08:48,929 (健司) そうか。 \(戸の開く音) 99 00:08:48,996 --> 00:08:51,932 \(瑠美) こんにちは。 (健司) おお。 瑠美ちゃん。→ 100 00:08:51,999 --> 00:08:53,934 ちょうど いいとこに 来てくれたよ。→ 101 00:08:54,001 --> 00:08:55,936 なあ。 何かあったのか? 102 00:08:56,003 --> 00:08:58,939 千夏のやつ ずっと 部屋から 出てこねえし。→ 103 00:08:59,006 --> 00:09:01,942 俺が聞いても 何にも 言わねえしよ。 104 00:09:06,947 --> 00:09:08,882 (瑠美) 入るよ。 105 00:09:08,949 --> 00:09:10,884 ちょっと? (千夏) 帰って。 106 00:09:10,951 --> 00:09:13,887 \(瑠美) 何でよ? (千夏) 何でも いいから。 107 00:09:13,954 --> 00:09:16,957 (瑠美) いいわけないでしょ。 電話も 出ないし。 108 00:09:23,964 --> 00:09:25,966 (瑠美) 千夏? 109 00:09:38,979 --> 00:09:44,985 (千夏) もう どうしたら いいか 分かんなくなって。 110 00:09:51,992 --> 00:09:55,996 (瑠美) 何が あったの? 話して。 111 00:10:03,003 --> 00:10:05,005 (千夏) これ。 112 00:10:08,008 --> 00:10:11,011 (千夏) 書いたとこを 消せって 言われたの。 113 00:10:14,014 --> 00:10:16,950 (千夏) 亡くなった 陽菜ちゃん。 114 00:10:17,017 --> 00:10:21,955 前の日に 呼吸が 数秒 止まっちゃってたんだ。 115 00:10:22,022 --> 00:10:26,026 その箇所を 消せって。 (瑠美) えっ? 116 00:10:28,028 --> 00:10:31,965 (千夏) 直接 死因と 関係ないかもしれない。 117 00:10:32,032 --> 00:10:34,968 指導看護師さんにも 報告しなかった。 118 00:10:35,035 --> 00:10:37,971 けど 私 この目で見たんだよ? 119 00:10:38,038 --> 00:10:41,975 なのに 消さないと 実習放棄と 見なすって。 120 00:10:42,042 --> 00:10:45,979 (瑠美) 実習放棄って。 卒業できないってことじゃん。 121 00:10:46,046 --> 00:10:50,984 (千夏) だったら 私 それでも いいかなって 思ってる。 122 00:10:51,051 --> 00:10:54,988 (瑠美) 何 言ってるの? ここまで きて。 123 00:10:55,055 --> 00:10:57,991 冗談でしょ? 124 00:10:58,058 --> 00:11:01,995 (千夏) 冗談じゃない。 本気だよ。 125 00:11:08,001 --> 00:11:09,936 (瑠美) これで 消せばいいじゃん。 126 00:11:10,003 --> 00:11:12,939 修正液で 白く消せば 済むことじゃん。 127 00:11:13,006 --> 00:11:14,941 (千夏) 駄目だよ。 (瑠美) 何が 駄目なの? 128 00:11:15,008 --> 00:11:19,946 (千夏) そんなこと 駄目なんだよ! (瑠美) 千夏。 129 00:11:20,013 --> 00:11:23,950 \一緒に 卒業しようって 言ったよね? 130 00:11:24,017 --> 00:11:28,955 千夏の その言葉が あったから 私 やってこれたんだよ? 131 00:11:29,022 --> 00:11:33,960 看護学校は 私にとって 最初は ただの避難場所だった。 132 00:11:34,027 --> 00:11:35,962 でも そこに 千夏が いてくれたから…。 133 00:11:36,029 --> 00:11:39,032 友達に なってくれたから 私 続けられたんだよ? 134 00:11:41,034 --> 00:11:45,038 千夏! 何とか 言いなさいよ! 135 00:11:50,043 --> 00:11:55,982 (千夏) 私もだよ。 瑠美と 一緒に 卒業したい。 136 00:11:56,049 --> 00:11:59,986 だから 会うと 決心 揺らぐから 会いたくなかった。 137 00:12:00,053 --> 00:12:01,922 携帯の電源も 切ってた。 138 00:12:01,988 --> 00:12:04,991 (瑠美) だったら…。 (千夏) でも 駄目。 139 00:12:06,993 --> 00:12:11,932 私は 自分の目で 見たことだけを 書いただけなの。 140 00:12:11,998 --> 00:12:15,936 間違ったことは してない。 やっぱり→ 141 00:12:16,002 --> 00:12:20,006 自分が 正しいと思ったことを 曲げたら いけないんだよ。 142 00:12:22,008 --> 00:12:25,946 一度 やったら 二度目も やるよ。 143 00:12:26,012 --> 00:12:28,949 二度 やったら 三度。 144 00:12:29,015 --> 00:12:31,952 そうやって だんだん 罪悪感なんて なくなっていくの。 145 00:12:32,018 --> 00:12:35,021 私 そういうの 嫌なんだよ。 146 00:12:46,032 --> 00:12:52,038 (千夏) だから 卒業できなくていい。 147 00:12:57,043 --> 00:13:01,915 (健司) このバカ! お前 要領 悪いんだよ。→ 148 00:13:01,982 --> 00:13:05,919 だから いつも そう 言ってんだろ。 そんな バカなこと すんなよ。 149 00:13:05,986 --> 00:13:07,921 (千夏) バカで いいよ。 (健司) よくねえ! 150 00:13:07,988 --> 00:13:09,923 今回ばかりは→ 151 00:13:09,990 --> 00:13:12,926 「はい そうですか」って いかねえからな。→ 152 00:13:12,993 --> 00:13:17,931 いいか? 千夏。 お前が やろうとしてることは→ 153 00:13:17,998 --> 00:13:22,936 何にも 分かっちゃいねえ まだ 世の中 見えてねえ→ 154 00:13:23,003 --> 00:13:29,009 親の すねを かじってる 学生の 独り善がりなんだよ。 155 00:13:35,015 --> 00:13:40,954 (健司) 奇麗事だけじゃ 世の中 生きていけねえんだよ。→ 156 00:13:41,021 --> 00:13:43,957 時にはな 目を つぶって→ 157 00:13:44,024 --> 00:13:47,961 渡んなきゃいけねえことも あるんだ。 158 00:13:48,028 --> 00:13:50,964 それが 世の中なんだよ。 (千夏) 分かってるよ そんなこと。 159 00:13:51,031 --> 00:13:53,967 分かっちゃいねえ。 お前 何にも 分かっちゃいねえよ。 160 00:13:54,034 --> 00:13:57,971 (千夏) 何とでも 言ってよ。 私の決意は 変わらない。 161 00:13:58,038 --> 00:14:00,040 おい。 162 00:14:02,976 --> 00:14:08,982 少しぐらいは 親の言うこと 聞けってんだ。 まったくよ! 163 00:14:29,002 --> 00:14:33,006 (瑠美) ただいま。 (智子) おかえり。 164 00:14:48,021 --> 00:14:50,890 (千夏)《一度 やったら 二度目も やるよ》 165 00:14:50,957 --> 00:14:53,893 《二度 やったら 三度》 166 00:14:53,960 --> 00:14:57,897 《そうやって だんだん 罪悪感なんて なくなっていくの》 167 00:14:57,964 --> 00:14:59,966 《私 そういうの 嫌なんだよ》 168 00:15:06,973 --> 00:15:10,910 (遠野) 学生が 一人 自分の主張を 曲げずに 退学したところで→ 169 00:15:10,977 --> 00:15:15,915 病院側は 何も思わない。 むしろ 将来的に→ 170 00:15:15,982 --> 00:15:18,918 自分たちにとって 歯向かってきそうな 看護師を→ 171 00:15:18,985 --> 00:15:22,922 今のうちに つぶせて いいと思うだけ。 172 00:15:22,989 --> 00:15:24,924 (瑠美) そうかもしれない。 173 00:15:24,991 --> 00:15:30,997 千夏の これまでの努力も思いも 見ようとは しないんだね。 174 00:15:32,999 --> 00:15:37,937 (遠野) 妹のときも そうだったのかも しれない。 175 00:15:38,004 --> 00:15:43,943 本当の事実を 知ってる人が 現場に いたのかも。 176 00:15:44,010 --> 00:15:46,946 だとしたら…。 177 00:15:47,013 --> 00:15:51,885 でも 無理ね。 どういう事実を 伝えられてたとしても→ 178 00:15:51,951 --> 00:15:54,955 私は 復讐してただろうから。 179 00:15:56,956 --> 00:16:00,960 (瑠美) 本当に そう? (遠野) えっ? 180 00:16:03,963 --> 00:16:05,899 (瑠美) 前に 言ったよね? 181 00:16:05,965 --> 00:16:08,902 愛されるって 努力では どうにもならない→ 182 00:16:08,968 --> 00:16:13,907 奇跡に近い 類いのものだって。 183 00:16:13,974 --> 00:16:17,911 その 愛された記憶が あるから 人は また→ 184 00:16:17,977 --> 00:16:23,984 真っ白な気持ちに 戻れるって。 (遠野) 何が 言いたいの? 185 00:16:27,987 --> 00:16:31,925 (瑠美) 本当は 妹さんの死に 関わった 医師に→ 186 00:16:31,991 --> 00:16:35,929 立ち止まって 自分の悲しみを 感じてほしいと→ 187 00:16:35,995 --> 00:16:37,998 思っていただけなんじゃないの? 188 00:16:37,998 --> 00:16:49,943 ♪~ 189 00:16:49,943 --> 00:16:51,945 (従業員) こんばんは。 190 00:16:51,945 --> 00:17:06,960 ♪~ 191 00:17:06,960 --> 00:17:09,896 (番匠) これを 君に 贈りたくてね。 192 00:17:09,963 --> 00:17:12,899 (遠野) ヒヤシンス? 193 00:17:12,966 --> 00:17:15,902 (番匠) アイムソーリー。 194 00:17:15,969 --> 00:17:18,972 紫の花言葉だ。 195 00:17:21,975 --> 00:17:24,911 なあ? 196 00:17:24,978 --> 00:17:29,983 2人で 別の土地に 行かないか? (遠野) えっ? 197 00:17:32,986 --> 00:17:35,922 どこか 遠い島でも いいんだ。 198 00:17:35,989 --> 00:17:39,926 そこで 一人一人の患者と 向き合う。 199 00:17:39,993 --> 00:17:42,996 本当の医療を するんだ。 200 00:17:44,998 --> 00:17:47,934 目の前にある 一つの命を救う。 201 00:17:48,001 --> 00:17:52,005 医師としての原点に 戻るんだよ。 202 00:17:58,011 --> 00:18:02,949 (遠野) あなたが そう 望むなら。 203 00:18:03,016 --> 00:18:05,018 ありがとう。 204 00:18:05,018 --> 00:18:18,031 ♪~ 205 00:18:18,031 --> 00:18:21,968 (瑠美)「ヨナタン。 僕は 今やるよ 今」 206 00:18:22,035 --> 00:18:25,972 「その後は 僕 もう 決して 怖がらない」 207 00:18:26,039 --> 00:18:28,975 「もう 決して 怖がら…」 208 00:18:29,042 --> 00:18:31,978 「ああ。 ナンギリマだ」 209 00:18:32,045 --> 00:18:34,981 「そうだ ヨナタン。 そう」 210 00:18:35,048 --> 00:18:39,052 「僕には 光が見える。 光が見えるよ」 211 00:18:41,054 --> 00:18:43,056 おしまい。 212 00:18:45,058 --> 00:18:48,928 今日で 最後だけど お見舞いには 来るからね。 213 00:18:48,995 --> 00:18:50,930 (友香) ホント? (瑠美) うん。 214 00:18:50,997 --> 00:18:53,933 友香ちゃんの目が 見えるようになって→ 215 00:18:54,000 --> 00:18:57,937 あのワンピースを着て 退院できるように なるまで。 216 00:18:58,004 --> 00:19:00,940 瑠美ちゃんだけだった。 217 00:19:01,007 --> 00:19:06,946 友香が 嫌がること 無理にさせようと しなかったの。 218 00:19:07,013 --> 00:19:10,950 一緒にいると すごく 安心できたよ。 219 00:19:11,017 --> 00:19:13,019 (瑠美) うん。 220 00:19:17,023 --> 00:19:22,028 (瑠美) じゃあ またね。 >> うん。 221 00:19:27,033 --> 00:19:29,035 お疲れさま。 222 00:19:31,037 --> 00:19:33,039 (瑠美) バイバイ。 223 00:19:38,044 --> 00:19:54,994 ♪~ 224 00:19:54,994 --> 00:19:58,932 (拓海) はい。 お疲れさま。 225 00:19:58,998 --> 00:20:01,000 (瑠美) ありがとう。 226 00:20:05,004 --> 00:20:11,945 (瑠美) 友香ちゃんも まだ 子供なのに 「お疲れさま」って。 227 00:20:12,011 --> 00:20:18,017 何か 全てを諦めて 寂しいのも 我慢してる。 228 00:20:20,019 --> 00:20:21,955 (拓海) やりきれないのは 分かるよ。→ 229 00:20:22,021 --> 00:20:23,957 友香ちゃんは あしたも あさっても→ 230 00:20:24,023 --> 00:20:27,961 あの病室で 毎日を 送るんだからね。→ 231 00:20:28,027 --> 00:20:30,964 でも 君の これからを 祝福し→ 232 00:20:31,030 --> 00:20:33,032 応援してくれてるんだよ。 233 00:20:38,037 --> 00:20:42,041 (瑠美) これまでの実習で 出会った人たち。 234 00:20:44,043 --> 00:20:49,916 そんな人たちの思いを 大事にしていきたい。 235 00:20:49,983 --> 00:20:54,988 それが これからの自分を つくるもとに なると思うから。 236 00:21:13,006 --> 00:21:16,009 (一同) イェイ! 237 00:21:18,011 --> 00:21:21,881 (横井) ようやく 終わった! 238 00:21:21,948 --> 00:21:25,952 (風岡) 長かったよね。 (高村) 一生 続くかと 思っちゃった。 239 00:21:25,952 --> 00:21:36,963 ♪~ 240 00:21:36,963 --> 00:21:39,899 \(戸の開く音) \(瑠美) こんにちは。 241 00:21:39,966 --> 00:21:43,903 (健司) おう。 瑠美ちゃん。 (瑠美) 千夏 いますか? 242 00:21:43,970 --> 00:21:46,906 (健司) 今 ちょっと 出てったよ。→ 243 00:21:46,973 --> 00:21:49,976 何が 仕方ねえだ。 ホントによ。 244 00:21:54,981 --> 00:21:59,919 (千夏) 心配して 瞬也にまで 電話するなんて。 245 00:21:59,986 --> 00:22:02,922 (瞬也) 親父さんの気持ち 分かるよ。→ 246 00:22:02,989 --> 00:22:06,926 でも 千夏は そういうやつだから 仕方ないって 言っといたから。 247 00:22:06,993 --> 00:22:08,928 (千夏) えっ? 248 00:22:08,995 --> 00:22:11,931 (瞬也) お前の やってることは バカげてるって→ 249 00:22:11,998 --> 00:22:17,003 蹴り飛ばしてやりたい。 でも 俺には できないよ。 250 00:22:19,005 --> 00:22:22,875 (千夏) 分かってくれてるんだ。 (瞬也) 当たり前だろ。→ 251 00:22:22,942 --> 00:22:25,878 この先 互いに 知らない 誰かと 結婚しても→ 252 00:22:25,945 --> 00:22:29,882 千夏との関係は 一生 変わらず 続いていく。→ 253 00:22:29,949 --> 00:22:36,889 俺たち そういう間柄だよ。 (千夏) うん。 254 00:22:36,956 --> 00:22:39,959 いいね。 そういうのも。 255 00:22:45,965 --> 00:22:49,902 (千夏) ほっ! あーっ!? あっ。 256 00:22:49,969 --> 00:22:52,972 (瞬也) しょうがねえな もう。 (千夏) ごめん。 257 00:23:00,980 --> 00:23:04,917 (瞬也) 来るの 待ってたみたいだから。 258 00:23:04,984 --> 00:23:06,986 (瑠美) うん。 259 00:23:13,993 --> 00:23:16,996 (千夏) 瑠美。 (瑠美) はい。 260 00:23:18,998 --> 00:23:20,933 (千夏) ありがと。 261 00:23:26,939 --> 00:23:30,877 (瑠美) いいと 思う。 (千夏) えっ? 262 00:23:30,943 --> 00:23:33,880 (瑠美) この前 そう 言いたかったけど→ 263 00:23:33,946 --> 00:23:39,886 自分の中でも ちゃんと 納得したかったから。 264 00:23:39,952 --> 00:23:44,891 千夏の しようとしてること。 (千夏) 瑠美。 265 00:23:44,957 --> 00:23:46,959 (瑠美) 私も それでいいと思う。 266 00:23:49,962 --> 00:23:53,900 (千夏) さすが クールな 北風っ子。 267 00:23:53,966 --> 00:23:56,969 (瑠美) 関係ないよ。 (千夏) あるよ。 268 00:23:56,969 --> 00:24:06,979 ♪~ 269 00:24:06,979 --> 00:24:08,915 (柳田) 何してんのよ? 270 00:24:08,981 --> 00:24:11,918 (瞬也) 人生を こいでんだよ。 271 00:24:11,984 --> 00:24:13,920 (千夏) だって 私が もし 瑠美の立場だったら→ 272 00:24:13,986 --> 00:24:18,925 何が何でも 止めるもん。 (瑠美) 何 それ? 273 00:24:18,991 --> 00:24:21,861 (千夏) だって ここまできて もったいないじゃん。 274 00:24:21,928 --> 00:24:24,931 (瑠美) 自分で 言う? 275 00:24:32,939 --> 00:24:36,876 (千夏) ああー。 奇麗。 276 00:24:36,943 --> 00:24:39,879 また ゼロから やり直すよ。 277 00:24:39,946 --> 00:24:42,949 一から スタートだ。 278 00:24:47,954 --> 00:24:49,889 (千夏) どうしたの? 279 00:24:49,956 --> 00:24:51,891 (瑠美) ゼロじゃないよ。 280 00:24:51,958 --> 00:24:56,963 千夏の この3年間は ゼロには ならない。 281 00:25:01,968 --> 00:25:03,970 (千夏) 瑠美。 282 00:25:06,973 --> 00:25:12,912 (瑠美) ゼロな人が あんなに うまく 人の体を 拭けるわけないでしょ。 283 00:25:12,979 --> 00:25:14,914 シャンプー できるわけ ないでしょ。 284 00:25:14,981 --> 00:25:17,917 車椅子 押せるわけ ないでしょ。 285 00:25:17,984 --> 00:25:21,854 (千夏) らしくないよ 瑠美。 泣かないでよ。 286 00:25:21,921 --> 00:25:23,923 (瑠美) 泣いてないよ。 287 00:25:25,925 --> 00:25:29,862 (千夏) あっ そうだ。 じゃあ 私 美容師になろうかな? 288 00:25:29,929 --> 00:25:32,865 ほら。 シャンプーなら 得意だから。 289 00:25:32,932 --> 00:25:35,868 (瑠美) 無理。 センス ないから。 (千夏) えっ!? 290 00:25:35,935 --> 00:25:41,874 (瑠美) その私服じゃ 東京の美容師は 絶対 無理。 291 00:25:41,941 --> 00:25:43,943 (千夏) そうだね。 292 00:25:46,946 --> 00:25:49,949 (千夏) そっか。 センスないか。 293 00:25:51,951 --> 00:25:56,889 (瑠美) あるよ。 センス。 (千夏) 何よ? 今 ないって 言ったのに。 294 00:25:56,956 --> 00:26:00,893 (瑠美) 正しさのセンスが あるの。 (千夏) 何 それ? 295 00:26:00,960 --> 00:26:04,897 (瑠美) 人が 生きていく上で 一番 大切なもの。 296 00:26:04,964 --> 00:26:06,899 (千夏)《間違ったことは してない》 297 00:26:06,966 --> 00:26:09,902 《やっぱり 自分が 正しいと 思ったことを→ 298 00:26:09,969 --> 00:26:13,906 曲げたら いけないんだよ》 299 00:26:13,973 --> 00:26:18,978 (瑠美) あれが 正しさのセンスなんだよ。 300 00:26:27,987 --> 00:26:29,989 (千夏) ありがと。 301 00:26:37,997 --> 00:26:43,936 (瑠美) 学校では もう 会えないね。 (千夏) うん。 302 00:26:44,003 --> 00:26:48,941 学校へは あと 退学の手続きを しに行くだけだから。 303 00:26:49,008 --> 00:26:52,945 瑠美たちは 国家試験の勉強 頑張ってね。 304 00:26:53,012 --> 00:26:54,947 (瑠美) 応援は いらない。 305 00:26:55,014 --> 00:26:58,951 目を つぶってても 合格する自信 あるし。 306 00:26:59,018 --> 00:27:01,954 (千夏) うん。 307 00:27:02,021 --> 00:27:04,023 (瑠美) ここで いい。 308 00:27:06,025 --> 00:27:10,029 (千夏) じゃあ また。 (瑠美) うん。 309 00:27:10,029 --> 00:27:23,976 ♪~ 310 00:27:31,984 --> 00:27:33,919 (瑠美) こんにちは。 311 00:27:33,986 --> 00:27:36,922 (川村) あら。 木崎さん。 どうしたの? 312 00:27:36,989 --> 00:27:41,927 (瑠美) 友香ちゃんの お見舞いに。 (川村) あっ。 だったら 今日は。 313 00:27:41,994 --> 00:27:43,929 (瑠美) どうかしたんですか? 314 00:27:43,996 --> 00:27:47,933 (川村) ゆうべから 観察室なの。 面会は できないわ。 315 00:27:48,000 --> 00:27:49,935 (瑠美) よくないんですか? (川村) 大丈夫よ。 316 00:27:50,002 --> 00:27:53,005 すぐに 病室に 戻れると 思うから。 317 00:27:58,010 --> 00:28:09,021 (チャイム) 318 00:28:12,024 --> 00:28:14,960 (波多野) 実習の終わった これからの期間は→ 319 00:28:15,027 --> 00:28:17,963 国家試験に向けての勉強に 当てられます。→ 320 00:28:18,030 --> 00:28:19,965 指導員をしていただいた 看護師さんからも→ 321 00:28:20,032 --> 00:28:22,902 一言 お願いできますか? (林) はい。→ 322 00:28:22,968 --> 00:28:25,905 私たちは 一人でも多くの 学生さんに→ 323 00:28:25,971 --> 00:28:28,908 看護師の資格を 取ってもらいたいと思っています。 324 00:28:28,974 --> 00:28:31,911 (一同) はい。 (池尻) しっかり 頑張って→ 325 00:28:31,977 --> 00:28:34,914 合格してくださいね。 (一同) はい。 326 00:28:34,980 --> 00:28:37,917 (波多野) では 今から 補習のクラス分けを します。→ 327 00:28:37,983 --> 00:28:40,920 名前を 呼ばれた生徒は 立ってください。 328 00:28:40,986 --> 00:28:43,923 (遠野) 少し いいですか? (波多野) はい。 329 00:28:43,989 --> 00:28:47,927 (遠野) 山田 千夏さんの件で 聞きたいことが あります。 330 00:28:47,993 --> 00:28:51,931 山田さんが 退学するという話を 聞きました。 331 00:28:51,997 --> 00:28:54,934 実習放棄と 見なされたことが 原因だと。 332 00:28:55,000 --> 00:28:59,939 その理由は リポートの改ざんを 拒否したからだと。 333 00:29:00,005 --> 00:29:05,010 (ざわめき) (岩谷) 静かに! 334 00:29:07,012 --> 00:29:08,948 (岩谷) どういうこと? (林) そんな。→ 335 00:29:09,014 --> 00:29:11,951 改ざんなんかでは ありません。 不適切な箇所が あったから→ 336 00:29:12,017 --> 00:29:14,954 消しなさいという指導を 現場で しただけです。 337 00:29:15,020 --> 00:29:18,958 (遠野) 内容も 知っています。 山田さんが 受け持っていた→ 338 00:29:19,024 --> 00:29:22,895 10カ月の 赤ちゃんが 亡くなったことと関係しています。 339 00:29:22,962 --> 00:29:24,897 (岩谷) ちょっと待って。→ 340 00:29:24,964 --> 00:29:27,900 ここで 話すべきことでは ありません。→ 341 00:29:27,967 --> 00:29:29,902 職員室へ いらっしゃい。 (遠野) みんなの前だから→ 342 00:29:29,969 --> 00:29:33,906 はっきり 言ってるんです。 これから 看護師として→ 343 00:29:33,973 --> 00:29:36,909 医療の現場に 立とうとしてる 人たちの前で→ 344 00:29:36,976 --> 00:29:38,978 私は 問い掛けてるんです。 345 00:29:41,981 --> 00:29:45,985 (遠野) あなた方にだけ こんなふうに 切りつけて ごめんなさい。 346 00:29:54,994 --> 00:29:56,996 来なさい。 347 00:29:59,999 --> 00:30:02,935 (岩谷) もし これが 本当なら→ 348 00:30:03,002 --> 00:30:04,937 看護学校として 見過ごすわけには いきません。→ 349 00:30:05,004 --> 00:30:10,009 病院にも 報告します。 許されることでは ありませんよ。 350 00:30:13,012 --> 00:30:14,947 (瑠美) 私も行く。 351 00:30:15,014 --> 00:30:19,952 (遠野) いいのよ。 私 一人で。 あなたは そこに いなさい。 352 00:30:20,019 --> 00:30:22,888 (瑠美) でも…。 (遠野) 学生としてではなく→ 353 00:30:22,955 --> 00:30:25,958 一人の大人として 話してくるから。 354 00:30:27,960 --> 00:30:32,965 私は 自分の選んだ人生を 生きるしかないの。 355 00:30:32,965 --> 00:30:49,982 ♪~ 356 00:30:57,990 --> 00:31:00,926 (瑠美) ただいま。 (智子) おかえり。→ 357 00:31:00,993 --> 00:31:03,929 どうだった? 国家試験。 358 00:31:03,996 --> 00:31:09,935 (瑠美) 大丈夫だって 言ってるでしょ。 (智子) そう。 359 00:31:10,002 --> 00:31:11,937 (智子) 瑠美が そうならさ あの人。 360 00:31:12,004 --> 00:31:15,941 遠野さんも 絶対 大丈夫ね。 361 00:31:16,008 --> 00:31:18,944 (瑠美) 来なかった。 >> えっ? 362 00:31:19,011 --> 00:31:22,948 (瑠美) もう 学校も 来ないような気がする。 363 00:31:23,015 --> 00:31:26,952 千夏も 辞めたし 私だけが 残った。 364 00:31:27,019 --> 00:31:30,956 卒業式 出たくなくなっちゃったな。 365 00:31:31,023 --> 00:31:34,960 何 言ってんのよ? 答辞 読むんでしょ? 366 00:31:35,027 --> 00:31:37,963 (信吾) でもな 仲のいい友達が 2人とも 辞めたんじゃな。 367 00:31:38,030 --> 00:31:40,900 (智子) だからこそ 最後は しっかりしないと。 368 00:31:40,966 --> 00:31:45,904 千夏ちゃんと 遠野さんの思いも しょって 卒業しないとね。 369 00:31:45,971 --> 00:31:47,906 (瑠美) そうだけど。 370 00:31:47,973 --> 00:31:52,911 思うんだけどさ そういう式って→ 371 00:31:52,978 --> 00:31:55,914 感謝の気持ちを 伝えることが 大事だと 思うのよね。→ 372 00:31:55,981 --> 00:31:57,916 今まで 出会って→ 373 00:31:57,983 --> 00:32:01,920 お世話になった人たち 全てに ありがとうって。→ 374 00:32:01,987 --> 00:32:06,925 だって みんなが いたから ここまで これたんでしょ。 375 00:32:06,992 --> 00:32:08,994 (瑠美) うん。 376 00:32:15,000 --> 00:32:16,935 (智子) はい。 お父さん。 (信吾) うん? 377 00:32:17,002 --> 00:32:18,938 (智子) 火 付けてよ。 (信吾) ああ ああ。 378 00:32:19,004 --> 00:32:25,944 (智子) 肉を 出しますよ。 もう 奮発したんだから。 379 00:32:26,011 --> 00:32:27,947 (智子) 店長。 よろしく お願いしますよ。 380 00:32:28,013 --> 00:32:31,016 (信吾) 店長。 名ばかり。 (智子) 頑張ってくださいよ。 381 00:32:31,016 --> 00:32:59,044 ♪~ 382 00:32:59,044 --> 00:33:03,048 (ブレーキ音) 383 00:33:23,068 --> 00:33:29,007 (風岡) 何か 緊張してくるね。 (高村) 木崎さん。 答辞 頑張ってね。 384 00:33:29,074 --> 00:33:31,076 (瑠美) ありがと。 385 00:33:36,081 --> 00:33:38,016 (健司) 今日は 卒業式だって いうのによ。 386 00:33:38,083 --> 00:33:41,954 (千夏) いつまで 言ってんのよ? もう 私は 次を見てるんだから。 387 00:33:42,020 --> 00:33:44,957 (健司) それで また頑張んのかよ? (千夏) そうだよ。 388 00:33:45,024 --> 00:33:47,960 私には 頑張って 努力する以外に 方法はないの。 389 00:33:48,026 --> 00:33:50,963 それで 駄目だったら もっと 努力する。 390 00:33:51,029 --> 00:33:52,965 努力に 限りは ないんだから。 391 00:33:53,031 --> 00:33:56,969 もう 好きにしろ。 俺は もう 何にも 言わねえからな。 392 00:33:57,035 --> 00:34:01,974 (千夏) それ 教えてくれたの お父さんだよ。 393 00:34:02,040 --> 00:34:05,978 (健司) えっ? (千夏) いつも 無理して 頑張って→ 394 00:34:06,044 --> 00:34:09,982 店を やりながら 私たちを 育ててさ。 395 00:34:10,049 --> 00:34:12,985 だから 仕方ないよ。 396 00:34:13,051 --> 00:34:17,055 そんな父親の背中を 見て 育ったんだから。 397 00:34:21,059 --> 00:34:25,998 (千夏) あれ? どうしたの? 398 00:34:26,064 --> 00:34:30,002 よし。 分かった。→ 399 00:34:30,068 --> 00:34:35,007 父親の背中よ お前たちに 見せてやるからよ。 まだまだ。 400 00:34:35,073 --> 00:34:42,014 だからよ 俺も頑張るから お前も頑張れよ。 いいな? 401 00:34:49,021 --> 00:34:51,957 いらっしゃい。 (千夏・美幸) いらっしゃいませ。 402 00:34:52,024 --> 00:34:56,028 (波多野) 卒業生 入場。 403 00:35:07,039 --> 00:35:10,976 (岩谷) 卒業証書 木崎 瑠美。 404 00:35:11,043 --> 00:35:15,981 本校 看護学科 所定の課程を 修めたので→ 405 00:35:16,048 --> 00:35:20,986 卒業証書を 授与し 文部科学大臣 告示により→ 406 00:35:21,053 --> 00:35:24,056 専門士と称することを 認める。 407 00:35:26,058 --> 00:35:27,993 おめでとう。 408 00:35:28,060 --> 00:35:30,062 (瑠美) ありがとうございます。 409 00:35:35,067 --> 00:35:39,938 (波多野) 答辞。 卒業生代表 木崎 瑠美。 410 00:35:40,005 --> 00:35:42,007 (瑠美) はい。 411 00:35:54,019 --> 00:35:56,955 (瑠美) 私たちは この 3年間→ 412 00:35:57,022 --> 00:36:00,959 学生という立場で 医療の現場に 立ち会い→ 413 00:36:01,026 --> 00:36:05,964 その清さと濁りも この目で 見てきました。 414 00:36:06,031 --> 00:36:07,966 医療の現場は 壮絶です。 415 00:36:08,033 --> 00:36:13,972 人の生き死にの場ですから もちろん 奇麗事では済みません。 416 00:36:14,039 --> 00:36:19,978 その中で 自分が どういう仕事を するかということは→ 417 00:36:20,045 --> 00:36:21,980 看護師としてと いうよりも→ 418 00:36:22,047 --> 00:36:26,051 人としてという 問い掛けに なってくると 思います。 419 00:36:32,057 --> 00:36:38,997 (瑠美) 同じように 看護師を目指していた 友人に 言われたことが あります。 420 00:36:39,064 --> 00:36:46,939 白衣は 白い色をしているが その白は 潔白の白さでは ないと。 421 00:36:47,005 --> 00:36:50,943 どんな色にでも なり得る 白なのだと。 422 00:36:51,009 --> 00:36:55,948 彼女の言葉を 私は 忘れることなく→ 423 00:36:56,014 --> 00:36:59,952 社会に 出ていこうと 思います。 424 00:37:00,018 --> 00:37:01,954 今日 卒業する学生たちが→ 425 00:37:02,020 --> 00:37:07,960 この先 何色の白衣を まとっているかは→ 426 00:37:08,026 --> 00:37:11,964 それぞれの生き方に かかっているのです。 427 00:37:12,030 --> 00:37:17,035 (拍手) 428 00:37:17,035 --> 00:37:36,054 ♪~ 429 00:37:36,054 --> 00:37:39,057 (波多野) 卒業生 退場。 430 00:37:46,999 --> 00:37:50,936 (波多野) すいません。 原稿チェックを 事前にしたのですが→ 431 00:37:51,003 --> 00:37:53,939 木崎さんが 勝手に 付け加えた箇所が。 432 00:37:54,006 --> 00:38:00,946 白衣は 潔白の白さではない。 どんな色にも なり得る 白。 433 00:38:01,013 --> 00:38:02,948 (波多野) えっ? 434 00:38:03,015 --> 00:38:06,952 私は 染まってしまったのかも しれません。→ 435 00:38:07,019 --> 00:38:12,024 大人として この世の中に 生きていくうちに。 436 00:38:16,028 --> 00:38:18,964 (学生) よかったよ。 (瑠美) ありがとう。 437 00:38:19,031 --> 00:38:22,034 ありがとう。 バイバイ。 438 00:38:22,034 --> 00:38:35,047 ♪~ 439 00:38:35,047 --> 00:38:39,051 >> おめでとう。 (瑠美) ありがとう。 440 00:38:42,988 --> 00:38:46,925 (拓海) まさか 彼女が 死ぬなんて。 441 00:38:46,992 --> 00:38:52,931 しかも 番匠先生と。 (瑠美) 新聞では 事故だって。 442 00:38:52,998 --> 00:38:56,001 ああ。 でも…。 443 00:38:58,003 --> 00:39:04,943 (瑠美) 彼女 少し前に こんなメールを 送ってくれたの。 444 00:39:05,010 --> 00:39:06,945 「白は 何色にでも 変わる」 445 00:39:07,012 --> 00:39:12,017 「あなたは 真っ白なままで いなさいよ」って。 446 00:39:14,019 --> 00:39:17,022 じゃあ さっきの あの言葉は…。 447 00:39:23,028 --> 00:39:25,964 (瑠美) 死を選ぶような人じゃない。 448 00:39:26,031 --> 00:39:32,037 たとえ どんな色だろうと 自分の 人生を 生きていく人だから。 449 00:39:34,039 --> 00:39:38,977 (拓海) そうだな。 君の言うとおりだ。 450 00:39:39,044 --> 00:39:41,913 番匠先生だって これからも→ 451 00:39:41,980 --> 00:39:44,983 何人もの人の命を 救おうと していたはずだ。 452 00:39:49,988 --> 00:39:52,991 看護師になれよ。 453 00:39:54,993 --> 00:39:57,996 君は 真っ白なままで。 454 00:40:04,002 --> 00:40:10,008 {\an8}(瑠美) じゃあ 行くところが あるから。 (拓海) ああ。 455 00:40:10,008 --> 00:40:21,019 ♪~ 456 00:40:21,019 --> 00:40:23,021 {\an8}\木崎さん。 457 00:40:25,023 --> 00:40:26,958 {\an8}(瑠美) 佐伯さん。 458 00:40:27,025 --> 00:40:29,961 {\an8}(佐伯) 卒業 おめでとう。 459 00:40:30,028 --> 00:40:32,964 {\an8}(瑠美) ありがとうございます。 どうして ここに? 460 00:40:33,031 --> 00:40:39,905 {\an8}(佐伯) この春から 復学するの。 (瑠美) よかったですね。 461 00:40:39,971 --> 00:40:45,911 {\an8}(佐伯) 20代で やったことは そのまま 人生の礎になるわ。→ 462 00:40:45,977 --> 00:40:49,915 {\an8}私は もう 30代だけど 頑丈な体と→ 463 00:40:49,981 --> 00:40:53,919 {\an8}へこたれない心と 考える頭が あるから。 464 00:40:53,985 --> 00:40:57,923 {\an8}(瑠美) 頑張ってください。 (佐伯) あなたもね。 465 00:40:57,989 --> 00:41:01,993 {\an8}後から 追い掛けるから。 (瑠美) はい。 466 00:41:04,996 --> 00:41:07,999 {\an8}(瑠美) 友香ちゃん。 467 00:41:13,004 --> 00:41:15,941 {\an8}(瑠美) あっ。 すいません。 >> はい。 468 00:41:16,007 --> 00:41:19,945 {\an8}(瑠美) ここに 入院していた 八木 友香ちゃんは? 469 00:41:20,011 --> 00:41:21,947 {\an8}>> お知り合いの方ですか? (瑠美) はい。 470 00:41:22,013 --> 00:41:24,950 {\an8}\(看護師) 長谷川さん。 タクちゃんの点滴。 471 00:41:25,016 --> 00:41:27,018 {\an8}ちょっと すいません。 472 00:41:27,018 --> 00:41:49,975 ♪~ 473 00:41:49,975 --> 00:41:54,980 (瑠美)《あのワンピースを着て 退院したんだね? 友香ちゃん》 474 00:42:01,987 --> 00:42:07,926 (瑠美)《お母さんと 一緒に 手をつないで お外を散歩して》 475 00:42:07,993 --> 00:42:09,995 《よかったね》 476 00:42:09,995 --> 00:42:20,005 ♪~ 477 00:42:20,005 --> 00:42:22,007 📱(メールの着信音) 478 00:42:25,010 --> 00:42:29,014 (千夏)「卒業 おめでとう。 これからが 始まりだね」 479 00:42:29,014 --> 00:42:40,025 ♪~ 480 00:42:45,030 --> 00:42:50,969 (瑠美) ⟨白い羽根は 何色にも染まる。 どんな色にでも なれる⟩ 481 00:42:51,036 --> 00:42:54,973 ⟨でも 何色の羽根を 背中に つけるかは→ 482 00:42:55,040 --> 00:43:00,045 たぶん それぞれの生き方に かかっている⟩