1 00:00:07,508 --> 00:00:12,430 {\an8}🔈(荒い息遣い) 2 00:00:12,513 --> 00:00:18,436 {\an8}🔈全部 鬼のせいだ。 鬼がいるからいけないんだ。 3 00:00:18,519 --> 00:00:36,537 {\an8}🔈(荒い息遣い) 4 00:00:38,539 --> 00:00:42,543 {\an8}🔈絶対に許さない。 5 00:00:48,549 --> 00:00:50,468 {\an8}🔈これは復讐だ! 6 00:00:50,551 --> 00:00:53,471 {\an8}🔈(雄叫び) 7 00:00:53,554 --> 00:00:55,473 {\an8}🔈うわっ!? 8 00:00:55,556 --> 00:00:57,475 {\an8}🔈(悲鳴) 🔈(うなり声) 9 00:00:57,558 --> 00:00:59,477 {\an8}🔈(倒れる音) 🔈(うなり声) 10 00:00:59,560 --> 00:01:03,564 (教授) はい じゃあ 今日の講義は終わります。 11 00:01:05,566 --> 00:01:08,402 えっ 何? これ。 ねえ 怖い! 12 00:01:08,486 --> 00:01:11,489 ヤバくない? 鬼だぜ 鬼。 13 00:01:13,491 --> 00:01:16,410 (尚哉) 鬼? \(難波) どうした? 14 00:01:16,494 --> 00:01:20,414 (尚哉) あー いや… 何でもない。 15 00:01:20,498 --> 00:01:23,417 ちょっと待て。 え~ 大町… じゃない。 16 00:01:23,501 --> 00:01:26,420 え~ 田町… じゃない。 (尚哉) ああ… 深町。 17 00:01:26,504 --> 00:01:28,422 「町」しか合ってない。 18 00:01:28,506 --> 00:01:30,424 >> 深町だ。 惜しい。 (尚哉) 全然惜しくないね。 19 00:01:30,508 --> 00:01:33,427 あっ てかさ 次の連休 何してんの? 20 00:01:33,511 --> 00:01:35,429 (尚哉) ん? >> ちょうど今 みんなで→ 21 00:01:35,513 --> 00:01:37,431 旅行 行こうって言ってて 深町もどう? 22 00:01:37,515 --> 00:01:41,435 (尚哉) あー… ごめん 連休はちょっと。 23 00:01:41,519 --> 00:01:44,438 >> 何だよ 付き合い悪いな~。 (尚哉) すごい ツンツンだ…。 24 00:01:44,522 --> 00:01:46,440 じゃあ また連休明けにな。 25 00:01:46,524 --> 00:01:48,442 じゃ。 (伏木) じゃ。 26 00:01:48,526 --> 00:01:51,529 📱 27 00:02:03,541 --> 00:02:06,460 (母)《お母さん…》 28 00:02:06,544 --> 00:02:09,463 《尚哉が いないと 「さみしくて」》 29 00:02:09,463 --> 00:02:25,479 ♪~ 30 00:02:25,479 --> 00:02:27,481 (尚哉) ハァ…。 31 00:02:31,485 --> 00:02:34,488 📱 32 00:02:41,495 --> 00:02:45,457 💻絶対に許さない。 33 00:02:45,499 --> 00:02:50,462 💻これは復讐だ! 💻(雄叫び) 34 00:02:50,504 --> 00:02:52,464 💻うわっ!? 35 00:02:52,506 --> 00:02:55,467 💻(悲鳴) 💻(うなり声) 36 00:02:55,509 --> 00:02:57,511 💻(うなり声) 37 00:03:01,515 --> 00:03:03,475 (尚哉 生唾をのむ音) 38 00:03:03,517 --> 00:03:05,477 (高槻) どう? 39 00:03:05,519 --> 00:03:08,397 (尚哉) どうって? (高槻) 声 ゆがんでた? 40 00:03:08,480 --> 00:03:12,401 (尚哉) いえ 普通に聞こえましたけど。 41 00:03:12,484 --> 00:03:17,406 (高槻) そう。 やっぱり この動画は本物なんだ。 42 00:03:17,489 --> 00:03:20,492 素晴らしい。 43 00:03:22,494 --> 00:03:25,414 (尚哉) あの… 何なんですか? 44 00:03:25,497 --> 00:03:29,418 (高槻) 昨日 隣のハナシに 相談が送られてきてね。 45 00:03:29,501 --> 00:03:32,421 この投稿者不明の動画のせいで→ 46 00:03:32,504 --> 00:03:36,425 役場に問い合わせが殺到して 困ってるって。 47 00:03:36,508 --> 00:03:38,427 酒井集落。 48 00:03:38,510 --> 00:03:45,434 そこは 昔 村を襲った鬼を退治した という伝承があるそうなんだ。 49 00:03:45,517 --> 00:03:51,440 (尚哉) 鬼って 角があって 虎のパンツをはいてる あれですか? 50 00:03:51,523 --> 00:03:53,442 (高槻) そう。 51 00:03:53,525 --> 00:03:57,446 それも鬼の一例だね。 52 00:03:57,529 --> 00:04:02,534 そもそも 「おに」というのは…。 53 00:04:05,537 --> 00:04:09,416 (高槻)「おぬ」が転じたもの。 54 00:04:09,458 --> 00:04:12,419 本来は見えないもの この世ならざるものを→ 55 00:04:12,461 --> 00:04:15,422 指しているんだよ。 (尚哉) 見えないもの? 56 00:04:15,464 --> 00:04:18,425 (高槻) この動画の声が ゆがまないということは→ 57 00:04:18,467 --> 00:04:21,428 酒井に 本当に鬼がいるのかもしれない。 58 00:04:21,470 --> 00:04:25,432 いや~ 心弾むね。 59 00:04:25,474 --> 00:04:29,436 ということで 深町君 道案内 よろしくね。 60 00:04:29,478 --> 00:04:31,438 (尚哉) えっ? (高槻) 言っただろ。 61 00:04:31,480 --> 00:04:33,440 僕は極度の方向音痴で 初めて行った場所では→ 62 00:04:33,482 --> 00:04:35,442 必ずと言っていいほど迷子になる。 63 00:04:35,484 --> 00:04:38,445 断言してもいいよ。 64 00:04:38,487 --> 00:04:41,448 (尚哉) そんなこと断言されても。 65 00:04:41,490 --> 00:04:45,452 (高槻) もちろん バイト代は弾むし→ 66 00:04:45,494 --> 00:04:48,497 きっと 楽しいよ。 67 00:04:53,502 --> 00:05:22,489 ♪~ 68 00:05:28,495 --> 00:05:33,417 (高槻) いや~ 空気がおいしいね。 (瑠衣子) 何ていうか 開放感ですね。 69 00:05:33,500 --> 00:05:37,421 (尚哉) 瑠衣子先輩がいるなら 俺 来なくてもよかったんじゃ。 70 00:05:37,504 --> 00:05:41,425 (瑠衣子) 勘違いしないで 大仏君。 私は調査担当の助手だから。 71 00:05:41,508 --> 00:05:45,512 道案内は大仏君の仕事よ。 (尚哉) あ… はい。 72 00:05:47,514 --> 00:05:51,435 酒井まで 歩いて 結構かかるみたいですよ。 73 00:05:51,518 --> 00:05:54,438 (高槻) 役場の人が迎えに来てくれるって 言ったんだけど→ 74 00:05:54,521 --> 00:05:57,441 ハイキングも楽しいかなって 断っちゃった。 75 00:05:57,524 --> 00:05:59,443 早速 出発しようか! 76 00:05:59,526 --> 00:06:03,447 (瑠衣子) 先生 違います。 (高槻) ん? 77 00:06:03,530 --> 00:06:07,367 (尚哉) あっ… こちらです。 78 00:06:07,451 --> 00:06:14,374 先生 そんな方向音痴ぶりで よく今まで生きてこられましたね。 79 00:06:14,458 --> 00:06:16,376 (高槻) 周りに 親切な人が多かったんだよ。 80 00:06:16,460 --> 00:06:20,380 (瑠衣子) アキラ先生は 完全記憶能力のせいで→ 81 00:06:20,464 --> 00:06:22,382 一度に入ってくる情報量が 多過ぎるの。 82 00:06:22,466 --> 00:06:26,386 だから 簡素化された地図と 目で見たものが照合できない。 83 00:06:26,470 --> 00:06:28,388 (高槻) 一度歩いた場所なら 必ず覚えているから→ 84 00:06:28,472 --> 00:06:34,394 大丈夫なんだけどね。 (尚哉) それ 例えば 何年かたって→ 85 00:06:34,478 --> 00:06:37,397 町の雰囲気が変わっちゃったら どうなるんですか? 86 00:06:37,481 --> 00:06:41,401 (高槻) ああ それは意外と平気。 87 00:06:41,485 --> 00:06:44,404 建物が建て替わったり 店が変わったりしても→ 88 00:06:44,488 --> 00:06:46,406 道そのものが 大きく変わらないかぎりは→ 89 00:06:46,490 --> 00:06:49,409 どこかで整合性がとれるから。 90 00:06:49,493 --> 00:06:53,413 あ~ ほら 昔の風景写真と 現在の写真 見比べてみても→ 91 00:06:53,497 --> 00:06:56,416 どことなく 面影が残ってたりするじゃない。 92 00:06:56,500 --> 00:07:00,420 そんな感じ! (尚哉) そんな感じって言われても…。 93 00:07:00,504 --> 00:07:03,423 (瑠衣子) 大仏君 考えるな 感じろってことよ。 94 00:07:03,507 --> 00:07:06,426 アハハ! (尚哉) ちょ… やめてください。 95 00:07:06,510 --> 00:07:10,430 走らないでください。 走らないで…。 96 00:07:11,431 --> 00:07:14,393 (高槻) あれが 酒井集落だね。 97 00:07:14,434 --> 00:07:18,397 (瑠衣子) 富士山 最高! フフ。 98 00:07:18,438 --> 00:07:24,403 (高槻) ねっ 来てよかったでしょ? (尚哉) まあ。 99 00:07:24,444 --> 00:07:28,407 (瑠衣子) じゃ 行きましょ。 (高槻) ねっ。 100 00:07:28,448 --> 00:07:30,409 (高槻・瑠衣子) おお~。 101 00:07:30,450 --> 00:07:32,411 (高槻) 何食べたい? (瑠衣子) えっ 何食べたい? 102 00:07:32,452 --> 00:07:36,415 うどん? ウフフ…。 (高槻) うどん? 深町君は 何食べたい? 103 00:07:36,456 --> 00:07:39,418 (尚哉) 僕も 全然 うどんで大丈夫です。 104 00:07:39,459 --> 00:07:42,462 (高槻) うどんか~。 (瑠衣子) 先生は? 105 00:07:46,466 --> 00:07:48,427 (山村) 少々お待ちください。 すいません。 あっ ありました。→ 106 00:07:48,468 --> 00:07:51,430 すいません。 え~ お待たせいたしました。 107 00:07:51,471 --> 00:07:54,433 酒井村役場の山村 肇と申します。 108 00:07:54,474 --> 00:07:56,435 (高槻) ありがとうございます。 >> いや こちらこそ。 109 00:07:56,476 --> 00:07:58,437 本日はよろしくお願いいたします。 (高槻) よろしくお願いします。 110 00:07:58,478 --> 00:08:02,441 じゃ あの ご案内いたします。 こちらになります。 111 00:08:02,482 --> 00:08:05,444 (山村) あのう 高槻先生を お呼びしろって言ったのは→ 112 00:08:05,485 --> 00:08:07,362 うちの上司なんですよ。 113 00:08:07,446 --> 00:08:10,365 何か ネットで たまたま 先生のサイトを見たんですね。 114 00:08:10,449 --> 00:08:13,368 で 私は こんなことを 大学の先生にお願いするのは→ 115 00:08:13,452 --> 00:08:16,371 失礼ではないかと 反対したんですけども…。→ 116 00:08:16,455 --> 00:08:18,373 すいません。 (高槻) 気にしないでください。 117 00:08:18,457 --> 00:08:22,377 鬼に会えるなら 地球の裏側まで飛んでいきますよ。 118 00:08:22,461 --> 00:08:24,379 あ… ハハハ…。 119 00:08:24,463 --> 00:08:27,466 そう言っていただけると 助かります。 120 00:08:29,468 --> 00:08:33,388 (高槻) もしかして これは 魔よけの豆ですか? 121 00:08:33,472 --> 00:08:35,390 (山村) ええ ちょうど節分でしたから。 122 00:08:35,474 --> 00:08:38,393 この集落では 豆をまくのではなく→ 123 00:08:38,477 --> 00:08:41,396 北東の方角につるすのが 伝統なんです。 124 00:08:41,480 --> 00:08:44,399 (尚哉) 節分って 2月じゃないんですか? 125 00:08:44,483 --> 00:08:46,401 (高槻) 節分とは季節の分かれ目→ 126 00:08:46,485 --> 00:08:50,405 立春 立夏 立秋 立冬の 前の日を指すんだ。 127 00:08:50,489 --> 00:08:52,407 今日は ちょうど その立夏に当たる。 128 00:08:52,491 --> 00:08:54,409 >> はい。 (高槻) 節分の行事は→ 129 00:08:54,493 --> 00:08:57,412 立春の前日に行うのが 一般的だけど→ 130 00:08:57,496 --> 00:09:01,416 ここでは 年4回 全てで 節分の行事を行っているんだよ。 131 00:09:01,500 --> 00:09:03,418 面白いですね。 >> あっ はい。 132 00:09:03,502 --> 00:09:05,420 (瑠衣子) まあ それだけ 村の人たちが→ 133 00:09:05,504 --> 00:09:09,383 鬼に対しての畏怖の念を持ってる 証拠かもしれません。 134 00:09:09,424 --> 00:09:11,426 (尚哉) なるほど。 135 00:09:13,428 --> 00:09:16,390 (高槻) あそこの豆 引きちぎられてますね。 136 00:09:16,431 --> 00:09:19,393 (山村) ああ 昨夜のことなんですが→ 137 00:09:19,434 --> 00:09:23,397 何者かに豆が食い散らされた と報告があって。 138 00:09:23,438 --> 00:09:29,444 この家を含めて5軒。 妙な足跡もあって。 139 00:09:31,446 --> 00:09:35,409 (瑠衣子) 大江山の鬼の足跡に似てる。 140 00:09:35,450 --> 00:09:37,411 (尚哉) オ… オオエヤマ? 141 00:09:37,452 --> 00:09:41,415 (瑠衣子) 京都の大江山。 昔 鬼がいたといわれてるの。 142 00:09:41,456 --> 00:09:45,419 そこにも これと同じくらいの 足跡が残ってるんだけど→ 143 00:09:45,460 --> 00:09:48,463 向こうは がっつり 岩に跡がついてるの。 144 00:09:51,466 --> 00:09:53,427 (高槻) 豆の話は置いといて→ 145 00:09:53,468 --> 00:09:56,430 まずは 動画に映っていた ほこらに案内してもらえますか? 146 00:09:56,471 --> 00:10:00,434 えっ あ… はい 分かりました。 こちらです。 147 00:10:00,475 --> 00:10:02,436 (山村) 大丈夫ですか? (高槻) はい。 148 00:10:02,477 --> 00:10:04,438 (山村) ここ 滑りやすいので 気を付けてください。 149 00:10:04,479 --> 00:10:06,440 (瑠衣子) はい。 (高槻) お~。 150 00:10:06,481 --> 00:10:11,486 いや~ すごい所ですね。 (山村) そうですね。 151 00:10:18,493 --> 00:10:21,455 (尚哉) 何か 入るなって言ってるような 雰囲気ですね。 152 00:10:21,496 --> 00:10:24,458 アハハ。 怖がんなくて大丈夫ですよ。 153 00:10:24,499 --> 00:10:29,463 私ら 子供のころは よく 中で肝試ししたものです。 154 00:10:29,504 --> 00:10:31,465 (高槻) 山村さんは ここが ご出身なんですか? 155 00:10:31,506 --> 00:10:35,469 ええ。 まあ もっとも 若いので ここに残ってるのは→ 156 00:10:35,510 --> 00:10:38,472 ほとんどいませんけど。 (瑠衣子) そうなんですか? 157 00:10:38,513 --> 00:10:41,475 誰も こんな山ん中の辺ぴな村→ 158 00:10:41,516 --> 00:10:44,519 「住みたいと思いませんよ」 159 00:10:46,521 --> 00:10:48,482 \(悲鳴) 160 00:10:48,523 --> 00:10:51,485 (悲鳴) 161 00:10:51,526 --> 00:10:54,488 (難波) いって…。 (尚哉) 難波!? 162 00:10:54,529 --> 00:10:56,490 (高槻) 難波君 どうしたの? 163 00:10:56,531 --> 00:10:59,493 がが… 骸骨! お… 鬼! 164 00:10:59,534 --> 00:11:03,538 (瑠衣子) アキラ先生! >> 大丈夫ですか? 165 00:11:06,541 --> 00:11:10,420 (山村) あ~ 今朝方 ちょっと大きな地震があったので→ 166 00:11:10,504 --> 00:11:12,506 そのせいですかね。 167 00:11:17,511 --> 00:11:21,431 (山村) えっ!? 鬼の骸骨… ホントにあったんだ。 168 00:11:21,515 --> 00:11:25,519 {\an8}(高槻) これに覆われて ほこらに 安置されてたみたいですね。 169 00:11:31,525 --> 00:11:33,443 (瑠衣子) 何でしょう? その穴。 170 00:11:33,527 --> 00:11:36,446 (山村) あっ! あっ! これ きっと 角が折れた痕ですよ。 171 00:11:36,530 --> 00:11:40,450 伝承では 村を襲った鬼は 一本角だったっていわれてますから。 172 00:11:40,534 --> 00:11:42,452 そうだ 写真。 173 00:11:42,536 --> 00:11:45,455 (高槻) 瑠衣子君 警察に連絡してもらえる? 174 00:11:45,539 --> 00:11:47,457 (瑠衣子・尚哉) えっ? 175 00:11:47,541 --> 00:11:50,544 (高槻) 残念だけど これ 人の骨だよ。 176 00:11:55,549 --> 00:11:58,468 (尚哉) 大ごとになっちゃいましたね。 177 00:11:58,552 --> 00:12:02,556 (瑠衣子) まあ かなり古そうだったけど 人の骨が出ちゃったからね。 178 00:12:05,559 --> 00:12:07,394 いや えらいとこで 会っちゃったな。 179 00:12:07,477 --> 00:12:09,396 (尚哉) どうして ここに? 180 00:12:09,479 --> 00:12:13,400 あー 何か バズってる動画見たら 面白そうだったから。 181 00:12:13,483 --> 00:12:16,403 (愛美) 難波君 そろそろ行くよ。 182 00:12:16,486 --> 00:12:20,407 うん。 悪い 行くわ。 (尚哉) うん。 183 00:12:20,490 --> 00:12:24,494 >> じゃあ また大学で。 (尚哉) うん また。 184 00:12:32,502 --> 00:12:36,423 あのう 先生 そろそろ 豆の被害の方を。 185 00:12:36,506 --> 00:12:39,426 聞き取りの準備は もう できてますので。 186 00:12:39,509 --> 00:12:41,428 (高槻) 山村さん そのことについてなんですけど…。 187 00:12:41,511 --> 00:12:45,432 \ おい お前たち! 鬼神様に何をする気だ! 188 00:12:45,515 --> 00:12:47,434 お父さん そんなに 怒鳴らないでください。 189 00:12:47,517 --> 00:12:49,436 (高槻) あのお二人は? 190 00:12:49,519 --> 00:12:51,438 年配の方は 鬼頭 正嗣さん。→ 191 00:12:51,521 --> 00:12:54,441 このほこらを 先祖代々 管理している→ 192 00:12:54,524 --> 00:12:56,443 鬼頭家の現当主です。 193 00:12:56,526 --> 00:12:58,445 で 女性の方は 実和子さんといって→ 194 00:12:58,528 --> 00:13:01,448 正嗣さんの息子の正臣さんの 奥さんです。 195 00:13:01,531 --> 00:13:03,450 (高槻)「鬼」に「頭」で 鬼頭ですか? 196 00:13:03,533 --> 00:13:05,452 ええ。 (鬼頭) よそ者が つべこべ言うな! 197 00:13:05,535 --> 00:13:09,414 いいから 鬼神様をほこらへ戻せ! (刑事) 申し訳ありませんが→ 198 00:13:09,456 --> 00:13:11,416 この骨が 人の骨かもしれない以上→ 199 00:13:11,458 --> 00:13:13,418 鑑定してみないと お返しできません。 200 00:13:13,460 --> 00:13:15,420 何を! (実和子) お父さん! 201 00:13:15,462 --> 00:13:17,422 やめてください! 202 00:13:17,464 --> 00:13:20,425 (泣き声) 203 00:13:20,467 --> 00:13:24,429 (高槻) 初めまして 青和大学文学部で 准教授をしております→ 204 00:13:24,471 --> 00:13:27,432 高槻 彰良と申します。 >> 何だ 貴様は。 205 00:13:27,474 --> 00:13:31,436 (高槻) 実は 鬼のほこらの伝承について 詳しくお伺いしたいと思いまして。 206 00:13:31,478 --> 00:13:36,441 よそ者に話すことはない! 帰れ! 207 00:13:36,483 --> 00:13:38,485 (実和子) お父さん。 208 00:13:45,492 --> 00:13:48,453 (高槻) あっ すいません 怒らせてしまいましたね。 209 00:13:48,495 --> 00:13:52,457 いえ こちらこそ 父が失礼なことを。 210 00:13:52,499 --> 00:13:56,461 あの… 私でよければ→ 211 00:13:56,503 --> 00:13:59,464 鬼神様の言い伝えのこと お教えしましょうか? 212 00:13:59,506 --> 00:14:01,508 (高槻) いいんですか。 213 00:14:03,510 --> 00:14:15,397 (実和子) ♪「ねんねん ころりよ おころりよ」→ 214 00:14:15,480 --> 00:14:23,405 ♪「ぼうやは 良い子だ ねんね…」 215 00:14:23,488 --> 00:14:26,408 (山村) それは 鹿を撃つためのものですよ。 216 00:14:26,491 --> 00:14:30,412 ここいらの畑は よく 鹿に荒らされるんです。 217 00:14:30,495 --> 00:14:34,416 (尚哉) 鹿…。 >> ええ。 218 00:14:34,499 --> 00:14:38,420 (高槻) 立派なお宅ですね。 219 00:14:38,503 --> 00:14:43,508 鬼頭の家は 昔 金貸しをしてたんですよ。 220 00:14:45,510 --> 00:14:47,429 大きな声じゃ言えませんが→ 221 00:14:47,512 --> 00:14:52,434 年配の人の中には 人食いなんていう人もいましてね。 222 00:14:52,517 --> 00:14:54,436 (高槻) 人食い… ですか? (山村) ええ。→ 223 00:14:54,519 --> 00:14:57,439 今は 村の畑で取れる野菜を 売ったり→ 224 00:14:57,522 --> 00:15:03,445 東京にいる息子の正臣さんからの 仕送りで しのいでるようです。 225 00:15:03,528 --> 00:15:07,407 昨年 鬼頭さんの奥さんが 亡くなりましてね。→ 226 00:15:07,449 --> 00:15:09,409 で 実和子さん 足の悪いお父さんを→ 227 00:15:09,451 --> 00:15:11,411 一人にするわけにはいかないと→ 228 00:15:11,453 --> 00:15:13,413 生まれたばかりの正也さんを 連れて→ 229 00:15:13,455 --> 00:15:16,416 こちらに移り住んできたんです。 230 00:15:16,458 --> 00:15:19,419 正臣さんは 会社経営が忙しくて→ 231 00:15:19,461 --> 00:15:21,421 東京を離れられないそうで。 232 00:15:21,463 --> 00:15:24,424 (高槻) あそこの写真に写ってるのが 正臣さんですか? 233 00:15:24,466 --> 00:15:27,469 あっ ええ。 234 00:15:40,482 --> 00:15:46,488 お待たせしまして すいません。 やっと寝付いてくれまして。 235 00:15:54,496 --> 00:15:57,457 もう ずいぶん昔→ 236 00:15:57,499 --> 00:16:04,464 ここが 酒井ではなく 境村と呼ばれていたころのこと。 237 00:16:04,506 --> 00:16:11,388 額に大きな角が1本生えた鬼が 村を襲いました。 238 00:16:11,471 --> 00:16:15,392 ご先祖さまは その鬼を この家に招き入れ→ 239 00:16:15,475 --> 00:16:18,395 酒と ごちそうで歓待しました。→ 240 00:16:18,478 --> 00:16:23,400 そうして 上機嫌になった鬼が 寝入ったところを→ 241 00:16:23,483 --> 00:16:26,403 石臼で角を折って弱らせ→ 242 00:16:26,486 --> 00:16:31,491 首をはねて 鬼を殺したのです。 243 00:16:38,498 --> 00:16:41,418 (実和子) ご先祖さまは 鬼が生き返るのではと→ 244 00:16:41,501 --> 00:16:43,420 不安になったそうです。→ 245 00:16:43,503 --> 00:16:46,423 ちょうど そのとき 大きな地震が起き→ 246 00:16:46,506 --> 00:16:49,426 地割れによって あの洞窟が現れました。→ 247 00:16:49,509 --> 00:16:53,430 洞窟の中に ほこらを建てて 鬼の首を祭り→ 248 00:16:53,513 --> 00:16:56,433 自分は 鬼頭という姓を名乗り→ 249 00:16:56,516 --> 00:16:59,436 末代まで そのほこらを守り続けると→ 250 00:16:59,519 --> 00:17:02,439 鬼に誓ったそうです。 251 00:17:02,522 --> 00:17:05,442 鬼神様を ほこらに祭ってからは→ 252 00:17:05,525 --> 00:17:09,362 鬼頭家は やることなすこと 全て うまくいきました。→ 253 00:17:09,446 --> 00:17:13,366 その財産を 村人に貸し与えたおかげで→ 254 00:17:13,450 --> 00:17:16,369 村は豊かになった といわれています。 255 00:17:16,453 --> 00:17:20,373 (高槻) この家を 人食いの家だと呼ぶ人も いたそうですが→ 256 00:17:20,457 --> 00:17:24,377 それは 何ででしょう? 257 00:17:24,461 --> 00:17:28,381 父は… 金貸しをしていた時代に→ 258 00:17:28,465 --> 00:17:33,386 金を返せない村人の恨みを 買ったんだろうなんて言ってました。 259 00:17:33,470 --> 00:17:35,388 (高槻) なるほど。 260 00:17:35,472 --> 00:17:37,390 人を ばりばり食べてた というわけでは→ 261 00:17:37,474 --> 00:17:42,479 ないということですね。 それは ちょっと残念です。 262 00:17:45,482 --> 00:17:49,402 (高槻) いや~ いい話が聞けました。 来たかいがありましたよ。 263 00:17:49,486 --> 00:17:54,407 あっ それはよかった。 じゃあ そろそろ豆の被害の調査を。 264 00:17:54,491 --> 00:17:58,411 (高槻) 山村さん もう調査はやめましょう。 265 00:17:58,495 --> 00:18:00,413 えっ? 266 00:18:00,497 --> 00:18:03,416 (高槻) 残念ですが 豆を引きちぎったのは 鬼じゃありません。 267 00:18:03,500 --> 00:18:06,419 人間ですよ。 268 00:18:06,503 --> 00:18:09,380 そもそも 豆は魔よけの意味がある。 269 00:18:09,422 --> 00:18:12,383 そんなものを 鬼が食べるでしょうか。 270 00:18:12,425 --> 00:18:15,386 まあ 地域によっては 豆を食べる鬼もいますが。 271 00:18:15,428 --> 00:18:18,389 >> だったら この酒井だって。 (高槻) 山村さん。 272 00:18:18,431 --> 00:18:23,394 問題は 豆だけじゃないんです。 大事なのはヒイラギなんです。 273 00:18:23,436 --> 00:18:26,397 えっ? 274 00:18:26,439 --> 00:18:28,399 (高槻) 鬼は ヒイラギだけは駄目なんです。 275 00:18:28,441 --> 00:18:32,403 とがった葉が目をつぶすから 鬼はヒイラギを避けるんですよ。 276 00:18:32,445 --> 00:18:36,407 でも あの家には ヒイラギが植えてありました。 277 00:18:36,449 --> 00:18:40,411 よりによって 足跡は そのすぐそばにあった。 278 00:18:40,453 --> 00:18:42,413 怪異を演出するにしても→ 279 00:18:42,455 --> 00:18:45,416 もう少し 鬼について勉強すべきでしたね。 280 00:18:45,458 --> 00:18:48,419 いや 私だって しっかり調べて…。 281 00:18:48,461 --> 00:18:51,464 (高槻) 私だって? 282 00:18:53,466 --> 00:18:56,427 あなたは さっき 「こんな村なんか 誰も住みたがらない」→ 283 00:18:56,469 --> 00:19:00,431 と言っていました。 でも あれは嘘ですね。 284 00:19:00,473 --> 00:19:03,476 きっと この村のためだったんでしょう。 285 00:19:05,478 --> 00:19:10,358 {\an8}本当は この村が大好きでしかたがない。 286 00:19:10,441 --> 00:19:12,360 {\an8}この村に人を呼び込むために→ 287 00:19:12,443 --> 00:19:16,447 今回 この騒ぎを 起こしたんじゃないですか? 288 00:19:17,448 --> 00:19:20,368 でも このやり方は逆効果ですよ。 289 00:19:20,451 --> 00:19:25,456 嘘がバレれば それこそ この村の印象は最悪になる。 290 00:19:33,464 --> 00:19:37,385 すいません。 291 00:19:37,468 --> 00:19:39,387 今のままだと→ 292 00:19:39,470 --> 00:19:43,391 この村は あと10年もすれば なくなってしまいます。 293 00:19:43,474 --> 00:19:49,397 だから 人が集まってくれればなと。 294 00:19:49,480 --> 00:19:53,401 そんなとき あの動画を見て。 295 00:19:53,484 --> 00:19:57,405 (高槻) えっ あの動画を上げたのは あなたじゃないんですか? 296 00:19:57,488 --> 00:20:00,491 いやいや 違います 私じゃありません。 297 00:20:06,497 --> 00:20:10,418 あっ すみません お客さまに そんなことまで。 298 00:20:10,501 --> 00:20:14,422 (瑠衣子) 気にしないでください。 正也君 大丈夫でした? 299 00:20:14,505 --> 00:20:17,425 ええ。 まだ寝てます。 300 00:20:17,508 --> 00:20:22,430 (瑠衣子) でも こんな奇麗な奥さんと 正也君と離れるなんて→ 301 00:20:22,513 --> 00:20:24,432 旦那さん 気が気じゃなくて→ 302 00:20:24,515 --> 00:20:26,434 しょっちゅう 帰ってくるんじゃないですか? 303 00:20:26,517 --> 00:20:30,438 いえ 仕事が忙しいとかで→ 304 00:20:30,521 --> 00:20:35,526 今年に「入って まだ一度も 帰ってきて」いません。 305 00:20:37,528 --> 00:20:39,447 (瑠衣子) 寂しくないですか? 306 00:20:39,530 --> 00:20:41,449 平気です。 307 00:20:41,532 --> 00:20:45,453 離れていても あの人は 私と正也のことを→ 308 00:20:45,536 --> 00:20:49,540 一番大事に思ってくれているって 分かってますから。 309 00:20:52,543 --> 00:20:57,465 (高槻) 実和子さん。 正臣さんの連絡先 教えていただけますか? 310 00:20:57,548 --> 00:20:59,550 えっ? 311 00:21:01,552 --> 00:21:03,471 (瑠衣子) じゃあ あの動画は正臣さんが? 312 00:21:03,554 --> 00:21:07,433 (高槻) うん。 山村さんが言うには 正臣さんは 小さいころに→ 313 00:21:07,475 --> 00:21:10,436 鬼を見たことがある とも言っていたみたいだ。 314 00:21:10,478 --> 00:21:13,439 東京に戻ったら 話を聞きに行かなきゃね。 315 00:21:13,481 --> 00:21:16,442 (瑠衣子) でも 嘘の鬼を使って 町おこしなんて…。 316 00:21:16,484 --> 00:21:18,444 ホント許せません。 317 00:21:18,486 --> 00:21:21,447 (高槻) 被害に遭われた方には 謝ると言っていたから。 318 00:21:21,489 --> 00:21:24,492 (瑠衣子) 先生は甘過ぎますよ。 319 00:21:24,492 --> 00:21:40,508 ♪~ 320 00:21:51,519 --> 00:21:53,479 おう。 321 00:21:53,521 --> 00:21:55,481 この間は ごめんな。 俺たちのせいで→ 322 00:21:55,523 --> 00:21:58,484 あんな騒ぎになって。 (尚哉) いや 別に。 323 00:21:58,526 --> 00:22:01,487 でも 何つうか 安心したよ。 324 00:22:01,529 --> 00:22:03,489 お前 楽しそうだったから。 325 00:22:03,531 --> 00:22:08,411 いつも一人でいるから 心配してたんだぜ。 326 00:22:08,494 --> 00:22:11,497 じゃあ またな。 (尚哉) うん。 327 00:22:23,509 --> 00:22:25,428 (高槻) 何? 328 00:22:25,511 --> 00:22:29,432 (尚哉) いえ 別に。 329 00:22:29,515 --> 00:22:34,437 (高槻) 今ね 瑠衣子君が 正臣さんに 会いに行ってくれてるんだ。 330 00:22:34,520 --> 00:22:38,441 授業さえなければ 僕が行ったんだけどね。 331 00:22:38,524 --> 00:22:44,447 楽しみだな~。 本当に鬼を見たことがあるのかな。 332 00:22:44,530 --> 00:22:48,451 \(ノック) (高槻) どうぞ。 333 00:22:48,534 --> 00:22:50,453 やあ 健ちゃん。 334 00:22:50,536 --> 00:22:52,455 ひょっとして 骨の鑑定結果 出たの? 335 00:22:52,538 --> 00:22:57,460 ああ。 報告がてら コーヒーを飲みに寄ったんだが。 336 00:22:57,543 --> 00:23:00,546 (尚哉) 刑事って暇なんですか? 337 00:23:03,549 --> 00:23:06,469 あれな 人骨だったぞ。 338 00:23:06,552 --> 00:23:08,387 (高槻) やっぱり。 339 00:23:08,471 --> 00:23:13,392 ああ。 死後200年以上 江戸時代のものらしい。 340 00:23:13,476 --> 00:23:17,396 額の穴は 何か鈍器のようなもので 殴られた痕だそうだ。 341 00:23:17,480 --> 00:23:20,399 (尚哉) 鈍器って…。 >> 現代なら 殺人事件だが→ 342 00:23:20,483 --> 00:23:23,402 江戸時代の話じゃ 警察も何もできん。 343 00:23:23,486 --> 00:23:25,404 骨も村に返すそうだ。 344 00:23:25,488 --> 00:23:31,494 📱(バイブレーターの音) 345 00:23:33,496 --> 00:23:36,415 (高槻) もしもし どうだった? 346 00:23:36,499 --> 00:23:38,417 (瑠衣子) 正臣さんの会社に 行ったんですけど→ 347 00:23:38,501 --> 00:23:41,420 不在で ドアに鍵もかかってました。 348 00:23:41,504 --> 00:23:44,423 ビルのオーナーさんに 聞いたところ→ 349 00:23:44,507 --> 00:23:47,426 どうやら 破産寸前だったみたいです。 350 00:23:47,510 --> 00:23:50,429 (高槻) うん。 351 00:23:50,513 --> 00:23:53,516 1カ月前から消息不明? 352 00:23:56,519 --> 00:24:00,439 (高槻) 実和子さんが嘘をついている? 353 00:24:00,523 --> 00:24:03,442 (尚哉) たぶん… ですけど。 354 00:24:03,526 --> 00:24:05,444 (実和子)《仕事が忙しいとかで→ 355 00:24:05,528 --> 00:24:09,448 今年に「入って まだ 一度も帰ってきて」いません》 356 00:24:09,448 --> 00:24:36,475 ♪~ 357 00:24:36,475 --> 00:24:40,438 (高槻) だとすると 正臣さんに会うなら→ 358 00:24:40,479 --> 00:24:43,482 もう一度 酒井に行った方がよさそうだ。 359 00:24:46,485 --> 00:24:48,446 はい これ お弁当。 360 00:24:48,487 --> 00:24:51,449 (高槻) ありがとうございます。 >> あとは お茶もね。 361 00:24:51,490 --> 00:24:55,453 (高槻) はい。 花江さんのお弁当は 栄養抜群 味も抜群なんだよ。 362 00:24:55,494 --> 00:24:58,456 >> ありがとう。 (高槻) ありがとうございます。 363 00:24:58,497 --> 00:25:00,458 ほら。 (尚哉) あの…。 364 00:25:00,499 --> 00:25:03,461 (高槻) うん。 (尚哉) 何で ここ集合なんですか? 365 00:25:03,502 --> 00:25:05,463 (高槻) 健ちゃんに 車出してもらえるように→ 366 00:25:05,504 --> 00:25:09,383 お願いしてみたんだよ。 >> おい 準備できたぞ。 367 00:25:09,467 --> 00:25:13,387 (尚哉) 刑事って やっぱり暇なんですか? 368 00:25:13,471 --> 00:25:15,389 担当した事件が 起訴までいったんで→ 369 00:25:15,473 --> 00:25:20,394 有給を消化しろって 上司に言われただけだ。 370 00:25:20,478 --> 00:25:23,397 (高槻) 健ちゃん ほら 出発しよう。 371 00:25:23,481 --> 00:25:25,483 ねっ 行こう 行こう。 372 00:25:25,483 --> 00:25:41,499 ♪~ 373 00:25:41,499 --> 00:25:45,419 (尚哉) ちょっ ちょっ…。 374 00:25:45,503 --> 00:25:50,424 (健司) へぇ~ ここが 江戸時代に 地震でできた地割れか。 375 00:25:50,508 --> 00:25:53,427 (尚哉) それ何ですか? >> ああ。 彰良に頼まれて→ 376 00:25:53,511 --> 00:25:56,514 近くの農家で 無理言って借りてきた。 377 00:26:01,519 --> 00:26:04,438 (尚哉) 先生? どうかしたんですか? 378 00:26:04,522 --> 00:26:09,402 (高槻) ここから下りるのは難しそうだね。 やっぱり 下に行こうか。 379 00:26:09,443 --> 00:26:11,404 (尚哉) はい。 380 00:26:11,445 --> 00:26:14,407 📱 381 00:26:14,448 --> 00:26:16,409 (舌打ち) (健司) 上司からだ。 382 00:26:16,450 --> 00:26:18,411 先 行っててくれ。 (尚哉) ああ はい。 383 00:26:18,452 --> 00:26:21,414 >> 佐々倉です。 (高槻) じゃあ 行こうか。 384 00:26:21,455 --> 00:26:23,457 (尚哉) はい。 385 00:26:25,459 --> 00:26:30,423 (高槻) やっぱり そうか。 (尚哉) えっ? 386 00:26:30,464 --> 00:26:36,470 (高槻) これ 持っててもらえる? (尚哉) あ… はい。 387 00:26:38,472 --> 00:26:41,434 先生 ちょっ… 危ないですよ。 388 00:26:41,475 --> 00:26:44,437 (高槻) 平気だよ。 健ちゃんに護身術 習ってるから→ 389 00:26:44,478 --> 00:26:47,440 体力には自信があるんだ。 (尚哉) いや 今 護身術 関係ないですよ。 390 00:26:47,481 --> 00:26:49,442 \(銃声) 391 00:26:49,483 --> 00:26:54,447 (鳥たちの鳴き声) 392 00:26:54,488 --> 00:26:58,451 (高槻)《鳥が苦手なんだ》 393 00:26:58,492 --> 00:27:00,494 (尚哉) 先生。 394 00:27:08,461 --> 00:27:14,383 (尚哉) うっ… いった…。 395 00:27:14,467 --> 00:27:17,386 うっ…。 396 00:27:17,470 --> 00:27:20,473 先生? 397 00:27:22,475 --> 00:27:26,395 先生? 先生! 398 00:27:26,479 --> 00:27:30,399 うっ… しっかりしてください。 399 00:27:30,483 --> 00:27:38,407 ああ… うっ… ああ…。 400 00:27:38,491 --> 00:27:43,412 先生 もうすぐ出口ですから。 401 00:27:43,496 --> 00:27:45,414 うっ…。 402 00:27:45,498 --> 00:27:51,420 うっ… ううっ… ああ…。 403 00:27:51,504 --> 00:27:54,423 ハァ… うっ…。 404 00:27:54,507 --> 00:27:56,425 どうした!? 405 00:27:56,509 --> 00:27:58,427 (尚哉) ああ…。 406 00:27:58,511 --> 00:28:00,429 >> よし 下ろそう。 (尚哉) はい。 407 00:28:00,513 --> 00:28:03,432 うっ…。 >> 彰良 大丈夫か!? 408 00:28:03,516 --> 00:28:07,353 何があった? (尚哉) 先生が岩を よじ登ろうと…。 409 00:28:07,436 --> 00:28:11,440 ハァ ハァ…。 >> よし 代わろう。 410 00:28:19,448 --> 00:28:21,450 (尚哉) これは? 411 00:28:33,462 --> 00:28:38,384 \(鬼頭) おい! よそ者が何をしている! 412 00:28:38,467 --> 00:28:44,473 (尚哉) 先生が 銃声で飛び立った鳥に 驚いて 岩から落ちたんです。 413 00:28:48,477 --> 00:28:51,480 うちに運べ。 414 00:29:01,490 --> 00:29:04,410 お医者さまを呼ばなくて 大丈夫ですか? 415 00:29:04,493 --> 00:29:06,495 ええ。 416 00:29:23,429 --> 00:29:27,433 (尚哉) すいません ご迷惑かけて。 417 00:29:30,436 --> 00:29:36,442 私が銃を撃ったのが原因だ。 泊まっていっても構わん。 418 00:29:43,449 --> 00:29:48,412 (尚哉) あの… こういうことって よくあるんですか? 419 00:29:48,454 --> 00:29:54,418 先生 前にも言ってたんです。 鳥が苦手だって。 420 00:29:54,460 --> 00:29:57,421 それに さっきも…。 421 00:29:57,463 --> 00:30:01,425 背中のあれ あれは いったい…。 422 00:30:01,467 --> 00:30:05,429 お前 それを聞いてどうするつもりだ? 423 00:30:05,471 --> 00:30:07,431 (尚哉) えっ? 424 00:30:07,473 --> 00:30:11,435 世の中には 単なる好奇心で 聞いていいことと→ 425 00:30:11,477 --> 00:30:14,438 そうじゃないことが あることくらい 分かるよな。 426 00:30:14,480 --> 00:30:19,485 ていうか やめとけ。 聞いても面白い話でもない。 427 00:30:22,488 --> 00:30:26,492 お前が見たことも 彰良には言うな。 428 00:30:29,495 --> 00:30:31,497 (尚哉) はい。 429 00:30:31,497 --> 00:30:51,517 ♪~ 430 00:30:51,517 --> 00:30:54,478 (尚哉) 先生。 (高槻) あっ…。 431 00:30:54,520 --> 00:30:57,481 ごめんね 深町君。 432 00:30:57,523 --> 00:31:03,529 よく覚えてないけど 僕 迷惑かけちゃったみたいだね。 433 00:31:05,531 --> 00:31:10,411 (尚哉) ホントですよ。 危ないって言ったじゃないですか。 434 00:31:10,494 --> 00:31:12,496 (高槻) ごめん。 435 00:31:17,501 --> 00:31:20,504 (高槻) 瑠衣子君からメールが入ってた。 436 00:31:25,509 --> 00:31:29,430 (尚哉)「正臣さん 酒井集落の 鬼伝説をモチーフにした→ 437 00:31:29,513 --> 00:31:32,433 スマホゲームを 開発したみたいです」 438 00:31:32,516 --> 00:31:36,437 「それさえ売れれば 会社も持ち直すと」 439 00:31:36,520 --> 00:31:39,440 「だから ゲームの宣伝になるように→ 440 00:31:39,523 --> 00:31:43,444 色々やってたみたいです」 441 00:31:43,527 --> 00:31:46,447 鬼伝説のゲーム? 442 00:31:46,530 --> 00:31:48,449 (高槻) 残念だけど→ 443 00:31:48,532 --> 00:31:53,537 そう簡単に 本物の怪異とは 出合えないみたいだ。 444 00:31:55,539 --> 00:31:58,459 (尚哉) えっ? 445 00:31:58,542 --> 00:32:03,464 (高槻) 健ちゃんが起きたら行こうか。 (尚哉) 行くって どこに? 446 00:32:03,547 --> 00:32:06,550 (高槻) 鬼退治だよ。 447 00:32:12,473 --> 00:32:17,436 (高槻) おはようございます。 昨日は ありがとうございました。 448 00:32:17,478 --> 00:32:21,440 (鬼頭) 礼はいい。 元気になったんなら さっさと帰れ。 449 00:32:21,482 --> 00:32:24,443 (高槻) はい 帰ります。 450 00:32:24,485 --> 00:32:26,445 でも その前に→ 451 00:32:26,487 --> 00:32:28,447 ほこらに祭ってあった 鬼神様の正体について→ 452 00:32:28,489 --> 00:32:30,449 ちょっと お話ししたいと思いまして。 453 00:32:30,491 --> 00:32:33,452 正体も何も 鬼神様は鬼神様だ。 454 00:32:33,494 --> 00:32:39,500 (高槻) 六部ですね 鬼神様として祭られていたのは。 455 00:32:41,502 --> 00:32:45,464 (尚哉) ロクブ? (高槻) 巡礼の僧侶のことだよ。 456 00:32:45,506 --> 00:32:48,467 六部は 全国を回るため 路銀を持っていた。 457 00:32:48,509 --> 00:32:52,471 そんな六部をもてなし 隙を見て殺害し金品を奪う。 458 00:32:52,513 --> 00:32:56,475 六部殺しというのは 昔話の類型の一つなんだ。 459 00:32:56,517 --> 00:32:59,478 わりと あちこちで あったんじゃないかと思うんです。 460 00:32:59,520 --> 00:33:04,483 貧しい村で よそ者を殺して 金品を奪うということ自体が。 461 00:33:04,525 --> 00:33:07,403 今なら すぐに 警察に捕まるでしょうが→ 462 00:33:07,486 --> 00:33:10,406 それこそ江戸時代 全国を回っている旅人が→ 463 00:33:10,489 --> 00:33:13,409 1人いなくなっても 誰も気付かない。 464 00:33:13,492 --> 00:33:17,496 ましてや それが 盗賊や ならず者なら なおさらだ。 465 00:33:18,497 --> 00:33:23,419 集落の外から やって来るのは 村に災いをもたらす よそ者→ 466 00:33:23,502 --> 00:33:27,423 つまり 鬼。 だから 殺していい。 467 00:33:27,506 --> 00:33:30,426 鬼頭家が その財産で 村を救っていたにもかかわらず→ 468 00:33:30,509 --> 00:33:32,428 人食いだと 忌み嫌われていたのは→ 469 00:33:32,511 --> 00:33:36,515 よそ者殺しを 請け負っていたから なのではないですか? 470 00:33:40,519 --> 00:33:43,439 (高槻) 洞窟の入り口にあった 無数の塚は→ 471 00:33:43,522 --> 00:33:47,443 殺された人たちの供養のために 建てられたものですね。 472 00:33:47,526 --> 00:33:52,531 (尚哉) じゃあ あの下に 人の骨が まだ…。 473 00:33:54,533 --> 00:33:59,455 昔 日照りで 村が困窮したころのことだ。 474 00:33:59,538 --> 00:34:02,458 200年以上も前のな。 475 00:34:02,541 --> 00:34:06,462 いまさら 罪を問われる者も 問う者もおりはせん。 476 00:34:06,545 --> 00:34:09,381 (高槻) 確かに 遠い昔の話です。 477 00:34:09,465 --> 00:34:12,468 でも 塚の中に一つだけ…。 478 00:34:15,471 --> 00:34:19,475 (高槻) 真新しい 建てられたばかりの 塚がありました。 479 00:34:21,477 --> 00:34:25,397 持ってきたぞ。 ホントに お前は人使いが荒い。 480 00:34:25,481 --> 00:34:27,399 (高槻) ごめんね 健ちゃん。 481 00:34:27,483 --> 00:34:31,403 最初から 体力のある健ちゃんに 任せればよかった。 482 00:34:31,487 --> 00:34:35,407 これは 正臣さんの眼鏡ですよね。 483 00:34:35,491 --> 00:34:38,410 そんな眼鏡 どこにでもあるだろう。 484 00:34:38,494 --> 00:34:42,414 (高槻) そうですね。 でも この眼鏡→ 485 00:34:42,498 --> 00:34:45,417 この部分が 片方なくなっていますよね。 486 00:34:45,501 --> 00:34:47,419 写真の正臣さんが かけていた眼鏡も→ 487 00:34:47,503 --> 00:34:49,421 同じところがなくなっていました。 488 00:34:49,505 --> 00:34:52,424 それこそ 見間違いだろ。 489 00:34:52,508 --> 00:34:55,427 (高槻) 残念ながら 僕に限って 見間違いはないんです。 490 00:34:55,511 --> 00:34:58,430 人より ちょっと 記憶力がいいもので。 491 00:34:58,514 --> 00:35:01,517 何なら 写真と見比べてみましょうか。 492 00:35:01,517 --> 00:35:13,445 ♪~ 493 00:35:13,445 --> 00:35:15,405 (尚哉) ホントだ。 494 00:35:15,447 --> 00:35:17,407 (高槻) 今年に入って→ 495 00:35:17,449 --> 00:35:20,410 正臣さんが 酒井に戻っていた かもしれないと知って→ 496 00:35:20,452 --> 00:35:24,414 ちょっと 記憶を巻き戻してみたんです。 497 00:35:24,456 --> 00:35:27,417 そうしたら 洞窟の岩場に違和感があった。 498 00:35:27,459 --> 00:35:30,462 《やっぱり そうか》 499 00:35:32,464 --> 00:35:36,426 なぜ あんな所に 眼鏡が引っ掛かっていたのか。 500 00:35:36,468 --> 00:35:42,474 それは あの裂け目から 正臣さんが落ちたからですね。 501 00:35:45,477 --> 00:35:50,440 (高槻) 鬼頭さん 塚の下に眠ってるのは→ 502 00:35:50,482 --> 00:35:53,485 正臣さんですね。 503 00:35:58,490 --> 00:36:00,450 \(割れる音) 504 00:36:00,492 --> 00:36:03,453 (尚哉) 実和子さん。 505 00:36:03,495 --> 00:36:08,458 お父さん 今の話…。 506 00:36:08,458 --> 00:36:24,474 ♪~ 507 00:36:25,475 --> 00:36:31,398 (鬼頭) 先生 あんたの言うとおりだ。 508 00:36:31,481 --> 00:36:34,401 正臣は死んだ。 509 00:36:34,484 --> 00:36:38,405 私が 正臣を「殺したんだ」 510 00:36:38,488 --> 00:36:42,409 (鬼頭) あいつは 私に この家を捨てろと言った。 511 00:36:42,492 --> 00:36:45,412 あれは もう よそ者だ。 512 00:36:45,495 --> 00:36:50,417 だから 私が正臣を「殺した」 「殺したんだ」 513 00:36:50,500 --> 00:36:54,421 (高槻) 鬼頭さん。 >> その落としまえはつける。 514 00:36:54,504 --> 00:36:56,423 (尚哉) 嘘だ! 515 00:36:56,506 --> 00:36:59,426 あなたは 正臣さんを 殺してなんかいない。 516 00:36:59,509 --> 00:37:02,512 あなたは 死ぬ必要なんてないんだ! 517 00:37:13,440 --> 00:37:15,442 (銃声) 518 00:37:22,449 --> 00:37:26,411 何で 死なせてくれんのだ…。 519 00:37:26,453 --> 00:37:31,416 (高槻) 深町君の言うとおり→ 520 00:37:31,458 --> 00:37:35,420 あなたが死ぬ理由がないからです。 521 00:37:35,462 --> 00:37:41,468 正臣さんは 自分で足を滑らせて 亡くなったんじゃないでしょうか。 522 00:37:43,470 --> 00:37:45,430 洞窟の上に行きました。 523 00:37:45,472 --> 00:37:49,434 でも そこに 何の痕跡もなかったんです。 524 00:37:49,476 --> 00:37:53,480 足の不自由なあなたが いつも使ってる杖の跡も。 525 00:37:56,483 --> 00:37:59,444 (高槻) あなたは あの場所へは行っていない。 526 00:37:59,486 --> 00:38:01,446 だから 正臣さんを 突き落として殺すことも→ 527 00:38:01,488 --> 00:38:03,490 できないんです。 528 00:38:06,493 --> 00:38:10,372 (高槻) 正臣さんは 自分の開発した ゲームの宣伝のため→ 529 00:38:10,455 --> 00:38:13,375 あの場所から 動画を撮ろうとしていた。 530 00:38:13,458 --> 00:38:16,378 しかし 誤って転落してしまった。 531 00:38:16,461 --> 00:38:20,382 あなたは いつもどおり 鬼神様を拝みに来たところ→ 532 00:38:20,465 --> 00:38:23,385 冷たくなった息子さんを発見した。 533 00:38:23,468 --> 00:38:27,472 《正臣! 正臣!》 534 00:38:33,478 --> 00:38:36,398 《くぅ~…》 535 00:38:36,481 --> 00:38:39,401 《うあああー!》 (高槻) すぐに 警察に連絡することも→ 536 00:38:39,484 --> 00:38:41,403 できたでしょう。 でも そうすれば→ 537 00:38:41,486 --> 00:38:45,407 実和子さんが悲しむ。 そう考えた あなたは→ 538 00:38:45,490 --> 00:38:51,413 正臣さんの死を隠し 生きているように偽装した。 539 00:38:51,496 --> 00:38:54,499 それが 実和子さんのためになると思って。 540 00:38:57,502 --> 00:39:03,425 違う! 私は… 私は…。 541 00:39:03,508 --> 00:39:09,347 あいつを よそ者とののしってしまったんだ。 542 00:39:09,431 --> 00:39:13,351 鬼頭家は よそ者を殺す。 543 00:39:13,435 --> 00:39:17,355 私のせいだ。 だから私も死ぬべきなんだ! 544 00:39:17,439 --> 00:39:20,442 勝手なこと言わないで! 545 00:39:22,444 --> 00:39:28,366 一度 正也を寝かし付けているときに→ 546 00:39:28,450 --> 00:39:32,370 誰かが お父さんを 訪ねてきたの 気付いてました。→ 547 00:39:32,454 --> 00:39:39,377 お父さん すぐに追い返したけど→ 548 00:39:39,461 --> 00:39:46,384 もしかして 正臣さんだったんじゃないかって。 549 00:39:46,468 --> 00:39:52,390 (実和子) でも その後 正臣さんからの連絡がなくなって→ 550 00:39:52,474 --> 00:39:58,480 それから お父さんの様子もおかしくなって。 551 00:40:05,487 --> 00:40:17,499 でも お父さんを追い詰めたのは 私だったんですね。 552 00:40:32,514 --> 00:40:34,516 (高槻) 実和子さん。 553 00:40:36,518 --> 00:40:39,437 鬼頭さん。 554 00:40:39,521 --> 00:40:45,527 どんなに悲しい真実でも 目を背けちゃ駄目だ。 555 00:40:46,528 --> 00:40:52,534 そうしないと 自分で自分を 呪い続けることになりますよ。 556 00:40:52,534 --> 00:41:13,471 ♪~ 557 00:41:13,471 --> 00:41:15,473 {\an8}(高槻) あっ 健ちゃん。 558 00:41:19,477 --> 00:41:22,439 {\an8}(高槻) で 正臣さんのご遺体 見つかったの? 559 00:41:22,480 --> 00:41:29,446 {\an8}ああ… お前の推測どおり 例の塚の下からな。 560 00:41:29,487 --> 00:41:34,451 {\an8}(尚哉) あの… そういえば 例の動画は? 561 00:41:34,492 --> 00:41:40,457 {\an8}(高槻) おそらく ゲームの宣伝のための 作り物のフェイクだろう。 562 00:41:40,498 --> 00:41:43,460 {\an8}あと 瑠衣子君が 追加調査をしてくれてね。 563 00:41:43,501 --> 00:41:45,462 {\an8}正臣さんは 鬼頭さんを→ 564 00:41:45,503 --> 00:41:47,464 {\an8}東京に連れてこようとしてた みたいなんだ。 565 00:41:47,505 --> 00:41:51,468 {\an8}だけど 鬼頭さんは 鬼神様を理由に拒み続けていた。 566 00:41:51,509 --> 00:41:54,471 {\an8}先祖が犯した過去の罪が 200年もの間→ 567 00:41:54,512 --> 00:41:58,475 {\an8}鬼頭さんたちを 縛り続けていたんだね。 568 00:41:58,516 --> 00:42:00,477 {\an8}鬼への復讐っていうのも→ 569 00:42:00,518 --> 00:42:04,481 {\an8}正臣さんにとっては 案外 本心だったんじゃないかな。 570 00:42:04,522 --> 00:42:10,403 {\an8}(尚哉) だから 動画にあった正臣さんの声は…。 571 00:42:10,487 --> 00:42:15,408 {\an8}>> 声が どうかしたか? (尚哉) あ… いえ 何でもないです。 572 00:42:15,492 --> 00:42:19,412 {\an8}しかし 俺は てっきり あの親父か嫁さんが→ 573 00:42:19,496 --> 00:42:22,415 {\an8}息子を殺したと思ってたんだがな。 574 00:42:22,499 --> 00:42:25,418 {\an8}(高槻) それが分かったのも 深町君のおかげだよ。 575 00:42:25,502 --> 00:42:29,422 {\an8}2人の言葉に惑わされず 真実をすくい取ってくれたから。 576 00:42:29,506 --> 00:42:33,426 {\an8}ふーん こんな青っちょろい顔した ガキがねえ。 577 00:42:33,510 --> 00:42:38,515 {\an8}(高槻) 今回の深町君はカッコ良かったよ。 ありがとう。 578 00:42:52,529 --> 00:42:57,450 {\an8}(尚哉)《今思えば 俺は少し調子に乗っていた》 579 00:42:57,534 --> 00:42:59,452 《こんな自分でも→ 580 00:42:59,536 --> 00:43:02,539 うまく やっていけるんじゃないかって》 581 00:43:06,543 --> 00:43:09,421 (尚哉) あっ…。 582 00:43:09,462 --> 00:43:18,430 あれ? 変だ… 体が…。 583 00:43:18,471 --> 00:43:23,476 {\an8}《だから これは きっと 罰が当たったんだ》