1 00:00:07,508 --> 00:00:09,427 うわ 豆腐 奇麗だな。 豆腐も取っちゃえ もう。 2 00:00:09,510 --> 00:00:11,429 あっ A定食 下さい。 (女性) はい 唐揚げ どうぞ。 3 00:00:11,512 --> 00:00:13,431 うわ そのエプロン カワイイ。 4 00:00:13,514 --> 00:00:15,433 似合う人 なかなか いないですよ もう。→ 5 00:00:15,516 --> 00:00:18,436 おっ 今日も リボン カワイイね。 6 00:00:18,519 --> 00:00:20,438 ねえ ねえ ねえ ねえ。 7 00:00:20,521 --> 00:00:22,440 今日のA定食 いつになく うまそうだよね。 8 00:00:22,523 --> 00:00:24,442 そう? またかってメニューじゃん。 9 00:00:24,525 --> 00:00:26,444 豆腐にしょうゆでも かけちゃおうかね。 10 00:00:26,527 --> 00:00:28,112 それも普通だけどな。 11 00:00:28,195 --> 00:00:29,780 おい おい おい それ ソース。 12 00:00:29,864 --> 00:00:31,449 あっ ごめん。 (難波) おー おー おー。 13 00:00:31,532 --> 00:00:33,451 まあ 新しい可能性に 出合えるかもしれないね。→ 14 00:00:33,534 --> 00:00:36,454 よし じゃあ 今日も この後は 民俗学Ⅱ→ 15 00:00:36,537 --> 00:00:40,458 そして その後は 家庭教師のバイトで小学生の相手。 16 00:00:40,541 --> 00:00:43,461 頑張っていきましょう! いただきます! 17 00:00:43,544 --> 00:00:45,463 いや うまそうだな… あっ おっ…! 18 00:00:45,546 --> 00:00:47,465 (学生) ごめん! (難波) あ… 俺の唐揚げ。→ 19 00:00:47,548 --> 00:00:49,133 俺の唐揚げ。 20 00:00:49,216 --> 00:00:51,135 (難波) いった! 痛い! 21 00:00:51,218 --> 00:00:54,555 (難波) あいって! ああ 教科書…。 22 00:01:05,566 --> 00:01:08,402 (高槻)東京にも 実は 古い怪談がたくさんあります。 23 00:01:08,486 --> 00:01:11,405 例えば 八百屋お七。 24 00:01:11,489 --> 00:01:15,409 これは 今の文京区辺りにあった お七の家が 大火事で焼かれ→ 25 00:01:15,493 --> 00:01:19,413 家族で寺に避難したことが 悲劇の始まりなんだよね。 26 00:01:19,497 --> 00:01:25,419 お七は 避難先の寺小姓の男性と 恋仲になった。 27 00:01:25,503 --> 00:01:28,422 ところが やがて家が再建され→ 28 00:01:28,506 --> 00:01:31,425 お七は 愛する人と離れ 家に戻ることになる。 29 00:01:31,509 --> 00:01:33,427 お七は こう考えたんだね。 30 00:01:33,511 --> 00:01:38,432 もう一度 家が燃えれば 愛する人と一緒にいられる。 31 00:01:38,516 --> 00:01:43,437 (学生たち) えー…。 怖っ。 32 00:01:43,521 --> 00:01:46,440 (高槻) 冷静に考えると とんでもない理屈だよね。 33 00:01:46,524 --> 00:01:50,444 でも 思い詰めた お七は 自分の家に火を放った。 34 00:01:50,528 --> 00:01:54,448 放火は大罪だからね お七は 火あぶりにされてしまう。 35 00:01:54,532 --> 00:01:58,452 このお七が 供養を求めて 亡霊になって現れたという話が→ 36 00:01:58,536 --> 00:02:01,539 いくつも伝わっているんだよ。 37 00:02:01,539 --> 00:02:13,467 ♪~ 38 00:02:15,469 --> 00:02:20,432 (尚哉)《嘘が分からない俺には 役に立てることがない》 39 00:02:20,474 --> 00:02:23,435 (高槻)《僕は 深町君がいいって 言ったよね》 40 00:02:23,477 --> 00:02:25,437 (尚哉)《今の俺には→ 41 00:02:25,479 --> 00:02:30,442 その言葉が本当なのかどうかも 分からないんです》 42 00:02:30,484 --> 00:02:33,445 《孤独の呪いに かけられたんだから→ 43 00:02:33,487 --> 00:02:38,492 だから 俺は きっと一人のままなんです》 44 00:02:40,494 --> 00:02:45,499 《助手は もうやめさせてください》 45 00:02:47,501 --> 00:02:49,503 \(難波) 深町。 46 00:02:51,505 --> 00:02:53,465 不幸の手紙 もらってくれ。 47 00:02:53,507 --> 00:02:55,467 (尚哉) やだよ。 48 00:02:55,509 --> 00:02:57,469 子供だましじゃん 信じんの? 49 00:02:57,511 --> 00:03:00,472 (尚哉) あ… 信じないけど→ 50 00:03:00,514 --> 00:03:04,476 もらうか もらわないかで言ったら もらわない。 51 00:03:04,518 --> 00:03:06,478 だよな。 52 00:03:06,520 --> 00:03:11,400 (尚哉) 難波は もらっちゃったわけね。 53 00:03:11,483 --> 00:03:15,404 ああ… もう… 俺 もう駄目だ~。 54 00:03:15,487 --> 00:03:17,406 (尚哉) ちょっと。 >> あぁ…。 55 00:03:17,489 --> 00:03:20,492 (尚哉) 思い詰めるなって。 56 00:03:22,494 --> 00:03:28,417 そんなに大変なら 相談してみれば? 57 00:03:28,500 --> 00:03:30,419 誰に? 58 00:03:30,502 --> 00:03:33,422 (尚哉) いや…。 59 00:03:33,505 --> 00:03:35,507 (高槻) さっ 座って。 60 00:03:41,513 --> 00:03:45,434 (難波) これなんですけど。 61 00:03:45,517 --> 00:03:47,519 (高槻) どれどれ。 62 00:03:51,523 --> 00:03:53,442 (高槻)「これは不幸の手紙です」 63 00:03:53,525 --> 00:03:55,444 「この手紙を読んでから 三日以内に→ 64 00:03:55,527 --> 00:03:59,448 五人の人に文面を変えずに 同じ手紙を送って下さい」 65 00:03:59,531 --> 00:04:04,453 「そうしなければ あなたに不幸が訪れます」 66 00:04:04,536 --> 00:04:06,538 典型的な文面だね。 67 00:04:08,457 --> 00:04:12,419 郵送で送られたわけじゃない みたいだけど。 68 00:04:12,461 --> 00:04:15,422 あっ 知らない間に かばんの中に 入ってるのに気付いて→ 69 00:04:15,464 --> 00:04:17,424 さっき読んだんですけど。 70 00:04:17,466 --> 00:04:23,430 思い返してみると 先週の水曜から 色々 災難があって。 71 00:04:23,472 --> 00:04:26,433 いや やっぱり 俺 呪われてる。 72 00:04:26,475 --> 00:04:30,437 (高槻) 難波君 おめでとう。 73 00:04:30,479 --> 00:04:32,439 >> はい? あっ…。 (高槻) 実に素晴らしいよ。 74 00:04:32,481 --> 00:04:34,441 今どき 手書きの 不幸の手紙をもらうなんて。 75 00:04:34,483 --> 00:04:37,444 >> えっ…。 (高槻) しかも 君は呪われて→ 76 00:04:37,486 --> 00:04:39,446 不幸のどん底! >> あっ…! 苦しい…。 77 00:04:39,488 --> 00:04:41,448 (尚哉) 先生。 78 00:04:41,490 --> 00:04:43,450 は は は… 離してやってください。 79 00:04:43,492 --> 00:04:47,454 (高槻) ああ ごめん。 >> いえ…。 80 00:04:47,496 --> 00:04:50,457 (せきばらい) 81 00:04:50,499 --> 00:04:55,462 結論から言うと やっぱり君は 呪われていると思う。 82 00:04:55,504 --> 00:04:58,465 >> えっ? (高槻) でも 心配しなくていい。 83 00:04:58,507 --> 00:05:01,468 僕が おはらいをしてあげるよ。 84 00:05:01,510 --> 00:05:04,471 昔から この国では けがれをはらうとき→ 85 00:05:04,513 --> 00:05:06,473 人形に肩代わりさせてきた。 86 00:05:06,515 --> 00:05:08,392 それなら 不幸の手紙の呪いだって→ 87 00:05:08,475 --> 00:05:12,396 同じように 肩代わりさせられるはずだ。 88 00:05:12,479 --> 00:05:14,398 難波君は その不幸の手紙と同じ文面で→ 89 00:05:14,481 --> 00:05:17,484 手紙を5通作って。 >> はい。 90 00:05:23,490 --> 00:05:25,409 できました。 91 00:05:25,492 --> 00:05:28,412 (高槻) この子たちに 不幸の手紙を出すといい。 92 00:05:28,495 --> 00:05:30,414 えっ? 1つ足りないです。 93 00:05:30,497 --> 00:05:32,416 (高槻) 最後の1通は僕がもらう。 (尚哉) えっ? 94 00:05:32,499 --> 00:05:36,420 (高槻) 僕は 自分で怪異を 体験してみたくてたまらないんだ。 95 00:05:36,503 --> 00:05:39,423 呪われるなら本望だよ。 96 00:05:39,506 --> 00:05:42,509 さあ 宛名を書いて。 97 00:05:44,511 --> 00:06:03,530 ♪~ 98 00:06:09,453 --> 00:06:12,372 (高槻) これで 難波君は大丈夫。 99 00:06:12,456 --> 00:06:14,374 あ… いや でも 先生が。 100 00:06:14,458 --> 00:06:18,378 (高槻) 心配しないで。 さっ 行っていいよ。 101 00:06:18,462 --> 00:06:20,464 ありがとうございます。 102 00:06:23,467 --> 00:06:26,386 (ドアの開く音) 103 00:06:26,470 --> 00:06:29,389 (高槻) あっ 深町君。 (ドアの閉まる音) 104 00:06:29,473 --> 00:06:32,392 (高槻) ちょっといいかな。 105 00:06:32,476 --> 00:06:35,395 隣のハナシに また相談が来てるんだ。 106 00:06:35,479 --> 00:06:40,400 この後 その女性が来るんだけど 一緒に話を聞かない? 107 00:06:40,484 --> 00:06:44,404 (尚哉) 俺は… 役に立てないです。 108 00:06:44,488 --> 00:06:48,492 こんな状態でバイトするのは 申し訳ないので。 109 00:06:51,495 --> 00:06:54,414 (高槻) 分かったよ。 110 00:06:54,498 --> 00:06:56,500 (尚哉) 失礼します。 111 00:07:00,504 --> 00:07:16,436 ♪~ 112 00:07:46,800 --> 00:07:50,429 {\an8}📺(笑い声) 113 00:07:50,470 --> 00:07:55,434 📺(更紗) 高槻先生は 幽霊って存在すると思われます? 114 00:07:55,475 --> 00:07:57,436 (高槻) 📺僕 個人としては→ 115 00:07:57,477 --> 00:08:00,439 現代においても 多くの人々が 幽霊を見たと語る以上→ 116 00:08:00,480 --> 00:08:03,442 実在していても おかしくないと思っています。→ 117 00:08:03,483 --> 00:08:06,445 むしろ いつか 僕は 本物の幽霊に会ってみたくて→ 118 00:08:06,486 --> 00:08:08,113 しょうが…。 119 00:08:14,453 --> 00:08:16,371 黒髪切って ご存じですか? 120 00:08:16,455 --> 00:08:20,375 (高槻) 髪を切るという妖怪ですね。 髪切とも呼ばれます。 121 00:08:20,459 --> 00:08:27,382 私 九州の田舎の出身で 東京には 今年 出てきたんです。 122 00:08:27,466 --> 00:08:31,386 地元の実家のお店を 手伝ってたんですけど→ 123 00:08:31,470 --> 00:08:34,389 声優になる夢を諦められなくて。 124 00:08:34,473 --> 00:08:37,392 いい年して みっともないですよね。 125 00:08:37,476 --> 00:08:41,396 (高槻) チャレンジすることは みっともないことではないですよ。 126 00:08:41,480 --> 00:08:44,399 父は そう思ってくれてなくて→ 127 00:08:44,483 --> 00:08:48,403 半分 飛び出すみたいに 出てきたから→ 128 00:08:48,487 --> 00:08:50,405 家賃の高さには驚きました。 129 00:08:50,489 --> 00:08:52,407 (瑠衣子) 分かります。 130 00:08:52,491 --> 00:08:55,410 何とか 予算に合うアパートを 見つけたのが→ 131 00:08:55,494 --> 00:08:59,414 昔 黒髪切が出たという 場所でした。 132 00:08:59,498 --> 00:09:02,501 (高槻) なるほど。 133 00:09:04,503 --> 00:09:08,382 黒髪切は→ 134 00:09:08,423 --> 00:09:12,386 日本全国に出没したという記録が 残っていますが→ 135 00:09:12,427 --> 00:09:16,390 東京では 番町 下谷 小日向です。 136 00:09:16,431 --> 00:09:18,392 家賃が比較的安いのは 下谷と呼ばれた→ 137 00:09:18,433 --> 00:09:21,395 台東区の下町ですね。 >> そこです。 138 00:09:21,436 --> 00:09:25,399 山口さん… あっ それが 不動産屋の名前なんですけど→ 139 00:09:25,440 --> 00:09:28,402 その人が このアパートは→ 140 00:09:28,443 --> 00:09:31,405 朝起きたら 布団の上に 黒い髪が散らばってた→ 141 00:09:31,446 --> 00:09:35,409 なんて話も聞くから おすすめしないよって言われて。 142 00:09:35,450 --> 00:09:38,412 でも そのアパートに 決めたんです。 143 00:09:38,453 --> 00:09:42,416 そうしたら 夜中に 金縛りに遭うようになって→ 144 00:09:42,457 --> 00:09:44,418 怖くなって すぐに引っ越しました。 145 00:09:44,459 --> 00:09:48,422 なのに 次のマンションでも またその次でも→ 146 00:09:48,463 --> 00:09:50,424 髪は切られてないんですけど→ 147 00:09:50,465 --> 00:09:55,429 物の位置が動くとか どんどん ひどくなって。 148 00:09:55,470 --> 00:09:57,431 あっ。 149 00:09:57,472 --> 00:10:00,475 これが 今まで起きたことのリストです。 150 00:10:04,479 --> 00:10:07,482 (高槻) 素晴らしい。 151 00:10:10,485 --> 00:10:12,446 素晴らしい? 152 00:10:12,487 --> 00:10:16,450 (瑠衣子) あっ えっと… 素晴らしいというのは→ 153 00:10:16,491 --> 00:10:19,453 えーと こういうリストがあると 調査がしやすくて素晴らしい→ 154 00:10:19,494 --> 00:10:21,455 という意味ですよね アキラ先生? 155 00:10:21,496 --> 00:10:24,458 (高槻) あっ… そうですね。 156 00:10:24,499 --> 00:10:26,460 こういうことが続くのって→ 157 00:10:26,501 --> 00:10:30,464 私自身が 妖怪か何かに 取りつかれたのかなって。 158 00:10:30,505 --> 00:10:32,507 (高槻) すば…。 159 00:10:35,510 --> 00:10:40,474 (高槻) あっ… それは 大変なことです。 160 00:10:40,515 --> 00:10:43,477 ぜひ僕に 調査させてください。 161 00:10:43,518 --> 00:10:46,521 本当ですか? うれしい! 162 00:10:52,527 --> 00:10:55,489 (高槻) こんにちは。 (山口) あっ いらっしゃいまし。 163 00:10:55,530 --> 00:10:58,492 奈々子ちゃん まだ そんなことを…。 164 00:10:58,533 --> 00:11:02,496 奈々子ちゃんのお母さんと 同郷でしてね。 165 00:11:02,537 --> 00:11:06,500 お母さんが 東京では 私を頼るようにって言って。 166 00:11:06,541 --> 00:11:09,419 で 奈々子ちゃん ここに来たんですよ。 167 00:11:09,503 --> 00:11:12,422 (瑠衣子) 奈々子さんは 5回 引っ越しをしてるそうですが→ 168 00:11:12,506 --> 00:11:14,424 その物件 全部 山口さんが? 169 00:11:14,508 --> 00:11:20,097 ええ うちで紹介しましたよ。 ちょっと待ってくださいね。 170 00:11:20,180 --> 00:11:22,432 これが最初の物件ですね。 171 00:11:22,516 --> 00:11:26,436 で 2軒目 3軒…。 172 00:11:26,520 --> 00:11:28,438 どこも 最寄りの駅が違う。 173 00:11:28,522 --> 00:11:32,442 築年数の新しい部屋だって ありますよ。 174 00:11:32,526 --> 00:11:36,446 これで どこへ行っても 怖い目に遭うって言われたら→ 175 00:11:36,530 --> 00:11:39,449 お手上げですよ。 176 00:11:39,533 --> 00:11:41,451 (瑠衣子) この最初のアパートを 拝見できますか? 177 00:11:41,535 --> 00:11:46,456 えー… 今 ちょっと人手がね。 178 00:11:46,540 --> 00:11:51,461 不景気でしてね 従業員には辞めてもらったんです。 179 00:11:51,545 --> 00:11:55,465 今は 息子に帰ってきてもらって 手伝わせてるんです。 180 00:11:55,549 --> 00:11:59,469 息子の雅史は 空き物件の掃除に行ってますんで→ 181 00:11:59,553 --> 00:12:02,556 戻りましたら ご案内させます。 182 00:12:04,558 --> 00:12:07,394 (瑠衣子) 事故物件って 一度 誰かに貸したら→ 183 00:12:07,477 --> 00:12:11,398 その次の借り主には 事実を伝える必要がないって→ 184 00:12:11,481 --> 00:12:13,400 聞いたことがあります。 185 00:12:13,483 --> 00:12:15,402 山口さんは 事故物件に いったん→ 186 00:12:15,485 --> 00:12:19,406 奈々子さんを 住ませてるんじゃないでしょうか。 187 00:12:19,489 --> 00:12:22,409 奈々子さんて 何ていうか あー 世間知らずというか…。 188 00:12:22,492 --> 00:12:24,411 (高槻) 距離が近い人だよね。 189 00:12:24,494 --> 00:12:26,413 (瑠衣子) それは 先生もですよ。 190 00:12:26,496 --> 00:12:28,415 \(自転車の走行音) 191 00:12:28,498 --> 00:12:30,500 \(自転車のブレーキ音) 192 00:12:32,502 --> 00:12:34,421 お待たせしました。 193 00:12:34,504 --> 00:12:36,840 (高槻) よろしくお願いします。 >> お願いします。 194 00:12:38,508 --> 00:12:42,429 (雅史) あの2階の真ん中の部屋です。 195 00:12:42,512 --> 00:12:44,431 (瑠衣子) 中も拝見できますか? 196 00:12:44,514 --> 00:12:48,435 (雅史) 今 別の方が入居してるので 申し訳ないですが…。 197 00:12:48,518 --> 00:12:52,439 (高槻) その人が 何か恐ろしい体験を なさったりとかは? 198 00:12:52,522 --> 00:12:54,441 いえ。 199 00:12:54,524 --> 00:12:58,528 あっ 壁が薄くて隣の声がうるさい とは言われましたけど。 200 00:13:02,532 --> 00:13:08,413 (高槻) 怪異の原因が 奈々子さんなのか 部屋なのか はっきりさせたいよね。 201 00:13:08,455 --> 00:13:11,416 (瑠衣子) そうですね。 (高槻) あっ そうだ。 202 00:13:11,458 --> 00:13:14,419 奈々子さんに 部屋を留守にしてもらって→ 203 00:13:14,461 --> 00:13:18,423 僕が 奈々子さんの部屋に 泊まればいいんだよ。 204 00:13:18,465 --> 00:13:22,427 そこで怪異が起きれば 奈々子さんじゃなく部屋が問題だ。 205 00:13:22,469 --> 00:13:25,430 僕も怪異が 体験できるかもしれないし。 206 00:13:25,472 --> 00:13:28,433 わくわくするよ。 207 00:13:28,475 --> 00:13:32,437 (風の音) 208 00:13:32,479 --> 00:13:34,439 (瑠衣子) キャッ! 209 00:13:34,481 --> 00:13:36,483 ハッ…。 210 00:13:40,487 --> 00:13:44,449 (瑠衣子) どうして あんなに 怪異を体験したがるんだろうね。 211 00:13:44,491 --> 00:13:47,452 いつか 先生が→ 212 00:13:47,494 --> 00:13:49,454 大きな怪異 引き寄せて しまうんじゃないかって→ 213 00:13:49,496 --> 00:13:51,456 思うときがあって…。 214 00:13:51,498 --> 00:13:53,500 ちょっとだけ怖い。 215 00:13:56,503 --> 00:13:59,464 (瑠衣子) 奈々子さんの部屋 私も行くって言ってたんだけど→ 216 00:13:59,506 --> 00:14:03,468 女子学生と2人では泊まれない って断られたし→ 217 00:14:03,510 --> 00:14:06,513 佐々倉さんは忙しいだろうし。 218 00:14:12,477 --> 00:14:15,480 (尚哉) でも 俺は 役に立てないんで。 219 00:14:17,482 --> 00:14:19,484 (瑠衣子) 分かった。 220 00:14:25,490 --> 00:14:27,409 (高槻) いや~ すてきなマンションですね。 221 00:14:27,492 --> 00:14:31,413 (奈々子) ありがとうございます。 あっ これ→ 222 00:14:31,496 --> 00:14:34,416 {\an8}山口不動産さんから 借りてきましたので どうぞ。 223 00:14:34,499 --> 00:14:36,418 {\an8}(高槻) お預かりします。 >> あの…。 224 00:14:36,501 --> 00:14:40,422 {\an8}私のホテルまで 予約してくださって感謝してます。 225 00:14:40,505 --> 00:14:44,426 (高槻) いえ。 (奈々子) じゃ 中にご案内します。 226 00:14:44,509 --> 00:14:48,430 (高槻) この部屋でも 怪異を体験したんですよね? 227 00:14:48,513 --> 00:14:50,432 (奈々子) あっ。 228 00:14:50,515 --> 00:14:54,436 出掛ける前 ここにあった これが→ 229 00:14:54,519 --> 00:14:58,523 帰ってきたら 移動して こっちに。 230 00:15:00,525 --> 00:15:03,445 先生 この部屋は角部屋なので→ 231 00:15:03,528 --> 00:15:06,448 声を出して練習するには 最適なんです。 232 00:15:06,531 --> 00:15:09,409 ここは引っ越したくない。 233 00:15:09,451 --> 00:15:13,455 (高槻) 分かりました。 あとは お任せください。 234 00:15:17,459 --> 00:15:22,422 (高槻) ただ今 19時17分 特に異常なし。 235 00:15:22,464 --> 00:15:25,467 本でも読んで 時間をつぶします。 236 00:15:39,481 --> 00:15:41,441 (高槻)《僕は 自分で怪異を体験してみたくて→ 237 00:15:41,483 --> 00:15:44,444 たまらないんだ。 呪われるなら本望だよ》 238 00:15:44,486 --> 00:15:46,446 (瑠衣子)《いつか 先生が→ 239 00:15:46,488 --> 00:15:49,449 大きな怪異 引き寄せて しまうんじゃないかって→ 240 00:15:49,491 --> 00:15:52,452 思うときがあって…》 241 00:15:52,494 --> 00:15:54,496 《ちょっとだけ怖い》 242 00:16:04,506 --> 00:16:08,385 \(引っかくような音) 243 00:16:08,468 --> 00:16:10,470 (高槻) 始まったかな。 244 00:16:12,472 --> 00:16:14,474 \(引っかくような音) 245 00:16:16,476 --> 00:16:18,478 \(引っかくような音) 246 00:16:19,479 --> 00:16:22,482 \(引っかくような音) 247 00:16:27,487 --> 00:16:30,490 \(ドアを殴る音) 248 00:16:30,490 --> 00:17:08,445 ♪~ 249 00:17:08,445 --> 00:17:11,448 \(引っかくような音) 250 00:17:11,448 --> 00:17:24,461 ♪~ 251 00:17:24,461 --> 00:17:26,463 (瑠衣子) アキラ先生。 252 00:17:31,468 --> 00:17:33,386 (瑠衣子) 先生! 253 00:17:33,470 --> 00:17:35,388 (尚哉) 先生は? 254 00:17:35,472 --> 00:17:38,391 (瑠衣子) 痛み止め飲んだから寝ちゃった。 255 00:17:38,475 --> 00:17:43,396 病院に連れてこうとしたんだけど 大丈夫って言って聞かなくて。 256 00:17:43,480 --> 00:17:46,399 (尚哉) 何があったんですか? 257 00:17:46,483 --> 00:17:50,403 (瑠衣子) 怪しい人がいたのは 確かなんだけど→ 258 00:17:50,487 --> 00:17:55,408 先生が落ちたのは そのせいじゃない。 259 00:17:55,492 --> 00:17:58,411 アキラ先生の近くには 誰もいなかったのに→ 260 00:17:58,495 --> 00:18:03,500 こうして 何かをよけるみたいに 階段から落ちたの。 261 00:18:05,502 --> 00:18:09,422 怪異… なのかもしれない。 262 00:18:20,433 --> 00:18:22,393 (高槻 皮膚の裂ける音) 《あっ… うっ… あっ…》 263 00:18:22,435 --> 00:18:28,399 (皮膚の裂ける音) 《あっ… うう… ああっ…》 264 00:18:28,441 --> 00:18:32,403 (皮膚の裂ける音) 《うわあああー!》 265 00:18:32,445 --> 00:18:39,410 《うわあああー!》 266 00:18:39,452 --> 00:18:46,459 あぁ… うぅ… ん…。 267 00:18:55,468 --> 00:19:03,476 (高槻) あぁ… うぅ…。 268 00:19:05,478 --> 00:19:34,465 ♪~ 269 00:19:34,465 --> 00:19:36,467 (ドアの開く音) 270 00:19:40,471 --> 00:19:46,394 (尚哉) 先生 うなされてました ものすごく。 271 00:19:46,477 --> 00:19:50,481 何か 苦しいことがあるんですね。 272 00:19:59,490 --> 00:20:01,492 聞きたいか? 273 00:20:04,495 --> 00:20:11,419 (尚哉) いえ。 いつか 先生が自分で話してくれるまで→ 274 00:20:11,502 --> 00:20:13,504 いいです。 275 00:20:19,510 --> 00:20:23,431 (尚哉) 俺 何があったか 突き止めたいんです。 276 00:20:23,514 --> 00:20:27,435 先生が 不幸の手紙の 呪いにかかってるなら→ 277 00:20:27,518 --> 00:20:29,437 何とかしなきゃですし→ 278 00:20:29,520 --> 00:20:32,440 もし 誰かの仕業なら止めないと。 279 00:20:32,523 --> 00:20:34,442 気持ちは分かるが→ 280 00:20:34,525 --> 00:20:37,445 怪異とかいうやつなら お前の手には負えないし→ 281 00:20:37,528 --> 00:20:40,448 人間がやってるなら危険過ぎる。 282 00:20:40,531 --> 00:20:42,533 やめとけ。 283 00:20:44,535 --> 00:20:46,537 大人からの忠告だ。 284 00:20:48,539 --> 00:20:56,464 (尚哉) 確かに俺は 専門的な知識も 力もありません。 285 00:20:56,547 --> 00:21:02,553 でも 俺には 人にできないことが できるんです。 286 00:21:04,555 --> 00:21:08,434 人が嘘をつくと分かるんです。 287 00:21:08,476 --> 00:21:12,438 嘘が分かる? 288 00:21:12,480 --> 00:21:17,443 (尚哉) 俺は 子供のときに 不思議な体験をしていて…。 289 00:21:17,485 --> 00:21:19,445 信じられないでしょうけど→ 290 00:21:19,487 --> 00:21:25,451 それから 人が嘘を言う声が ゆがむようになったんです。 291 00:21:25,493 --> 00:21:28,454 だから 俺には嘘が分かる。 292 00:21:28,496 --> 00:21:31,499 きっと役に立ちます。 293 00:21:32,500 --> 00:21:38,464 (健司)《あいつなのか? ついに見つけたってことか》 294 00:21:38,506 --> 00:21:41,467 《あいつは何を経験した?》 295 00:21:41,509 --> 00:21:44,470 (高槻)《彼が自分の口で 健ちゃんに話すまでは→ 296 00:21:44,512 --> 00:21:47,515 僕からは何も言えない》 297 00:21:52,520 --> 00:21:58,484 (尚哉) 何言ってんだ こいつ? ですよね…。 298 00:21:58,526 --> 00:22:02,530 いや 信じる。 299 00:22:06,534 --> 00:22:09,412 (難波) これが→ 300 00:22:09,495 --> 00:22:11,414 これ! 301 00:22:11,497 --> 00:22:14,417 (尚哉) 落ち込んでたのって 彼女とケンカして? 302 00:22:14,500 --> 00:22:16,419 (難波) うん。 (尚哉) あっ。 303 00:22:16,502 --> 00:22:18,421 ここに書いてあることを→ 304 00:22:18,504 --> 00:22:21,424 これから行く不動産屋で 聞いてほしいんだ。 305 00:22:21,507 --> 00:22:23,426 >> おう。 (尚哉) あっ ちなみに→ 306 00:22:23,509 --> 00:22:28,431 難波は 声優養成所に通ってて 桂木 奈々子って人の同級生で→ 307 00:22:28,514 --> 00:22:30,433 家を探してる設定ね。 308 00:22:30,516 --> 00:22:32,435 おお いいけど… あっ。 309 00:22:32,518 --> 00:22:34,437 (せきばらい) 310 00:22:34,520 --> 00:22:37,440 俺が質問してる間 お前はどうすんの? 311 00:22:37,523 --> 00:22:42,445 (尚哉) やらないよ。 聞くことに集中する。 312 00:22:42,528 --> 00:22:46,449 (山口) 奈々子ちゃんの友達なら いいとこ紹介しないとね。 313 00:22:46,532 --> 00:22:48,451 ハハハ…。 (難波) 何か 奈々子ちゃんて→ 314 00:22:48,534 --> 00:22:50,453 何回も引っ越してるみたいですけど 理由とかってあるんですか? 315 00:22:50,536 --> 00:22:54,457 いやいや 特にないよ。 316 00:22:54,540 --> 00:22:57,460 あっ 僕 霊感強いんで 怖いとこはなしで。 317 00:22:57,543 --> 00:23:00,463 ハハ そんなとこ紹介しないって。→ 318 00:23:00,546 --> 00:23:03,466 ハハ。 あっ これ おすすめです。 319 00:23:03,549 --> 00:23:05,551 (難波) おお~。 320 00:23:07,470 --> 00:23:09,388 うちに ご用ですか? 321 00:23:09,472 --> 00:23:14,393 (尚哉) あー… 今 友達の物件の相談に来てて。 322 00:23:14,477 --> 00:23:17,480 >> あっ そうですか。 (尚哉) あ… はい。 323 00:23:21,484 --> 00:23:24,487 (尚哉) あっ。 >> あっ。 324 00:23:29,492 --> 00:23:32,411 何か すいません。 (尚哉) あっ いえ。 325 00:23:32,495 --> 00:23:36,415 俺 ホント不器用で。 326 00:23:36,499 --> 00:23:43,422 (尚哉) 俺も 不器用っていうか できること限られてるんで…。 327 00:23:43,506 --> 00:23:45,508 一緒です。 328 00:23:50,513 --> 00:23:55,434 でも 続けてると→ 329 00:23:55,518 --> 00:24:00,523 自分の新しい 可能性が見えることありますよ。 330 00:24:00,523 --> 00:24:17,456 ♪~ 331 00:24:17,456 --> 00:24:19,458 (高槻) 座って。 332 00:24:22,461 --> 00:24:24,463 (高槻) いいから座って。 333 00:24:24,463 --> 00:24:36,475 ♪~ 334 00:24:36,475 --> 00:24:41,480 (高槻) 健ちゃんから 深町君が 一人で調べてるって聞いたよ。 335 00:24:46,485 --> 00:24:52,450 (高槻) これは 奈々子さんの部屋の前に 落ちていた髪の毛だ。 336 00:24:52,491 --> 00:24:54,493 見てて。 337 00:25:05,504 --> 00:25:10,384 (高槻) こういう縮れ方をするのが 人工毛の特徴なんだ。 338 00:25:10,468 --> 00:25:12,386 奈々子さんが体験した怪異が 全部→ 339 00:25:12,470 --> 00:25:15,389 同じ人間の仕業かどうかは 分からないけど→ 340 00:25:15,473 --> 00:25:21,395 少なくとも 誰かが何かの意図で 偽の怪異を仕掛けている。 341 00:25:21,479 --> 00:25:25,399 その人が 深町君に 何か危害を 加えるかもしれないんだよ。 342 00:25:25,483 --> 00:25:28,402 僕は 心配だよ。 343 00:25:28,486 --> 00:25:30,488 (尚哉) 大人ぶらないでください。 344 00:25:33,491 --> 00:25:35,409 (尚哉) 自分に呪いをかけて→ 345 00:25:35,493 --> 00:25:39,413 怪異を体験するために 一人で泊まりに行って→ 346 00:25:39,497 --> 00:25:41,499 ケガしたのは誰ですか? 347 00:25:43,501 --> 00:25:48,506 俺だって 先生が心配なんです! 348 00:25:49,507 --> 00:25:57,515 それに どうせ これ以上 俺には何もできないです。 349 00:26:01,519 --> 00:26:06,440 (尚哉) 今日 山口不動産の人と話して→ 350 00:26:06,524 --> 00:26:12,405 続けてると 自分の 新しい可能性が見えるって→ 351 00:26:12,446 --> 00:26:14,448 励まされたんですけど…。 352 00:26:17,451 --> 00:26:21,455 (尚哉) 全然見えないです 俺。 353 00:26:40,474 --> 00:26:43,477 (高槻) 山口さんと話してくれたんだね。 354 00:26:46,480 --> 00:26:48,441 (尚哉) はい。 355 00:26:48,482 --> 00:26:53,487 でも 今のを言ったのは 息子さんです。 356 00:26:54,488 --> 00:26:59,452 《山口さん… あっ それが 不動産屋の名前なんですけど》 357 00:26:59,493 --> 00:27:03,497 《これ 山口不動産さんから 借りてきましたので どうぞ》 358 00:27:07,460 --> 00:27:09,378 (尚哉) 難波。 359 00:27:09,462 --> 00:27:12,381 この前は ありがとう 奈々子さんの件。 360 00:27:12,465 --> 00:27:14,383 あっ ちょ…。 (愛美) 誰? 奈々子さんって。 361 00:27:14,467 --> 00:27:16,385 いやいや… 何でもないよ。 362 00:27:16,469 --> 00:27:19,388 (尚哉) えっ も… もしかして…。 363 00:27:19,472 --> 00:27:21,390 あっ あれ? やっぱ分かっちゃう? 364 00:27:21,474 --> 00:27:24,393 あっ だだ漏れちゃってる? この幸せ。 365 00:27:24,477 --> 00:27:26,395 (愛美) もう! (難波) フフフ。 あっ あのね→ 366 00:27:26,479 --> 00:27:29,398 奈々子さんていうのは 俺は 実際会ったことないの。 367 00:27:29,482 --> 00:27:32,401 その奈々子さんのお父さんの 友達っていう不動産屋さんに→ 368 00:27:32,485 --> 00:27:34,487 行っただけ。 369 00:27:36,489 --> 00:27:39,408 (尚哉) 父親じゃなくて 母親の知り合いでしょ? 370 00:27:39,492 --> 00:27:41,410 いや。 奈々子さんの父親とは→ 371 00:27:41,494 --> 00:27:44,413 昨日も電話しましたよ って言ってたし。→ 372 00:27:44,497 --> 00:27:46,415 何か 仲良さそうだったよ。 373 00:27:46,499 --> 00:27:48,417 あっ じゃ そろそろ行こっか。 (愛美) うん。 374 00:27:48,501 --> 00:27:50,419 じゃあな。 (尚哉) うん…。 375 00:27:50,503 --> 00:27:52,421 (難波) 何だっけ? これ。 (愛美) シミラールック。 376 00:27:52,505 --> 00:27:55,424 (難波) シミラールック? (愛美) そう。 377 00:27:55,508 --> 00:27:58,511 (尚哉) 父親の友達…。 378 00:28:06,519 --> 00:28:09,355 はい お待たせ。 379 00:28:09,438 --> 00:28:14,360 📱(バイブレーターの音) 380 00:28:14,443 --> 00:28:16,362 (健司) ん? 381 00:28:16,445 --> 00:28:20,366 何だ? 今 やっと 飯にありついたとこだぞ。 382 00:28:20,449 --> 00:28:22,368 (尚哉) すいません。 383 00:28:22,451 --> 00:28:26,372 今回の怪異の原因 突き止めた… と思います。 384 00:28:26,455 --> 00:28:28,374 📱これから山口不動産に行って…。 385 00:28:28,457 --> 00:28:32,461 確かめます。 失礼します。 386 00:28:39,468 --> 00:28:42,388 (尚哉) あっ…。 387 00:28:42,471 --> 00:28:44,390 何でいるんですか。 388 00:28:44,473 --> 00:28:48,394 (高槻) 健ちゃんは 僕に隠し事できないんだよ。 389 00:28:48,477 --> 00:28:52,398 あっ いざとなれば 健ちゃん仕込みの護身術で→ 390 00:28:52,481 --> 00:28:55,401 僕が深町君を守るから。 391 00:28:55,484 --> 00:29:00,489 (尚哉) フッ… ケガ人は引っ込んでてください。 392 00:29:02,491 --> 00:29:05,411 お待たせしました。 393 00:29:05,494 --> 00:29:09,415 (高槻) じゃあ 行こうか。 (尚哉) はい。 394 00:29:13,419 --> 00:29:16,380 (尚哉) 山口さんて 奈々子さんのお父さんと→ 395 00:29:16,422 --> 00:29:18,382 仲がいいみたいですね。 396 00:29:18,424 --> 00:29:21,385 えっ? 母とは中学が一緒ですけど。 397 00:29:21,427 --> 00:29:26,390 (尚哉) でも お父さんと 電話で話す仲らしいですよ。 398 00:29:26,432 --> 00:29:31,437 そして そのお父さんは 奈々子さんの上京に反対している。 399 00:29:33,439 --> 00:29:37,401 山口さんは 奈々子さんが 東京が怖くて逃げ帰るように→ 400 00:29:37,443 --> 00:29:40,404 黒髪切の話を したんじゃないんですか? 401 00:29:40,446 --> 00:29:43,449 >> 何だい 急に。 (尚哉) 答えてください。 402 00:29:48,454 --> 00:29:50,456 「違うよ」 403 00:29:55,461 --> 00:29:57,463 (尚哉) 戻った。 404 00:30:01,467 --> 00:30:03,427 えっ? 405 00:30:03,469 --> 00:30:07,473 (尚哉) あ… いえ 嘘をついても駄目です。 認めてください。 406 00:30:09,475 --> 00:30:11,477 山口さん…。 407 00:30:16,482 --> 00:30:19,443 分かったよ。 408 00:30:19,485 --> 00:30:22,446 そうなんだ。 409 00:30:22,488 --> 00:30:29,453 うちもね 息子が夢を追って 家を飛び出した時期があったんで→ 410 00:30:29,495 --> 00:30:32,456 お父さんと話が合ってね。 411 00:30:32,498 --> 00:30:40,506 だから 黒髪切の話をして ちょっと脅かしたんだよ。 412 00:30:42,508 --> 00:30:44,468 (尚哉) やはり そうですか。 413 00:30:44,510 --> 00:30:48,472 では もう 偽の怪異を起こして 奈々子さんを脅かすのを→ 414 00:30:48,514 --> 00:30:51,475 やめてくれますか? 415 00:30:51,517 --> 00:30:55,479 怪異なんか起こしてませんよ。→ 416 00:30:55,521 --> 00:30:58,482 うちが扱ってる物件で 怪異なんか起こしたら→ 417 00:30:58,524 --> 00:31:00,484 困るのはうちだよ。→ 418 00:31:00,526 --> 00:31:03,487 奈々子ちゃんは 怖い思いばっかりして→ 419 00:31:03,529 --> 00:31:09,410 こっちも困ってんだ。 なあ 雅史。 420 00:31:09,493 --> 00:31:11,412 ホント→ 421 00:31:11,495 --> 00:31:15,499 奈々子さんが来るようになって 「困ってます」 422 00:31:19,503 --> 00:31:21,505 (高槻) なるほど。 423 00:31:26,510 --> 00:31:28,429 (高槻) 残念だけど→ 424 00:31:28,512 --> 00:31:32,516 そう簡単に 本物の怪異とは 出合えないみたいだ。 425 00:31:35,519 --> 00:31:39,440 (高槻) 八百屋のお七ですね。 426 00:31:39,523 --> 00:31:42,443 奈々子さんは 「山口さん」と言うときと→ 427 00:31:42,526 --> 00:31:45,446 「山口不動産さん」 と言うときがあります。 428 00:31:45,529 --> 00:31:48,449 そして 奈々子さんは 僕が家に泊まるとき→ 429 00:31:48,532 --> 00:31:51,452 合鍵は 「山口不動産さん」に 借りたと言った。 430 00:31:51,535 --> 00:31:53,454 はい。 431 00:31:53,537 --> 00:31:55,456 (高槻)「山口さん」は お父さんを示していて→ 432 00:31:55,539 --> 00:31:58,459 「山口不動産さん」は 息子さんを指しているんですね。 433 00:31:58,542 --> 00:32:02,463 つまり 僕が 奈々子さんの家に泊まることを→ 434 00:32:02,546 --> 00:32:04,465 あなたは知っていた。 435 00:32:04,548 --> 00:32:07,426 そして 様子を 見に来たんじゃありませんか? 436 00:32:07,468 --> 00:32:11,430 そこで 親しく話す僕たちを見た。 437 00:32:11,472 --> 00:32:14,433 (奈々子)《あっ これ 山口不動産さんから→ 438 00:32:14,475 --> 00:32:16,435 借りてきましたので どうぞ》 439 00:32:16,477 --> 00:32:18,437 (高槻)《お預かりします》 >> 《あの…》→ 440 00:32:18,479 --> 00:32:23,442 《私のホテルまで 予約してくださって感謝してます》 441 00:32:23,484 --> 00:32:27,446 (高槻) 僕を引き離したい一心で 怪異を起こしたんですね。 442 00:32:27,488 --> 00:32:31,450 それって つまり? 443 00:32:31,492 --> 00:32:34,453 (高槻) 山口さんは ここを手伝ってもらうために→ 444 00:32:34,495 --> 00:32:37,456 雅史さんに戻ってもらった と言っていました。 445 00:32:37,498 --> 00:32:39,458 雅史さんの それまでやっていた仕事は→ 446 00:32:39,500 --> 00:32:41,460 何でしょう? 447 00:32:41,502 --> 00:32:43,462 左手のたこを見るかぎり→ 448 00:32:43,504 --> 00:32:46,507 ギターを弾いていたのでは ありませんか? 449 00:32:48,509 --> 00:32:50,469 ええ。 450 00:32:50,511 --> 00:32:52,471 (高槻) 夢を諦めた あなたに→ 451 00:32:52,513 --> 00:32:56,475 親の反対を押し切って上京した 奈々子さんは まぶしく見えた。 452 00:32:56,517 --> 00:33:01,480 ちょっと待った。 そう 初めは金縛りだった。 453 00:33:01,522 --> 00:33:05,484 でも 雅史が何かしたとしても→ 454 00:33:05,526 --> 00:33:07,403 金縛りを起こすのは 無理でしょう? 455 00:33:07,486 --> 00:33:09,405 (高槻) そのとおりです。 456 00:33:09,488 --> 00:33:12,408 奈々子さん あなたは慣れない東京で→ 457 00:33:12,491 --> 00:33:17,413 年下の養成所仲間に負けまいと 緊張の毎日を送っている。 458 00:33:17,496 --> 00:33:19,415 そして 余裕がなく→ 459 00:33:19,498 --> 00:33:21,417 部屋には マットレスもない。 460 00:33:21,500 --> 00:33:24,420 緊張 ストレス 不規則な睡眠 それらが 原因となって→ 461 00:33:24,503 --> 00:33:27,423 睡眠麻痺を 起こすといわれています。 462 00:33:27,506 --> 00:33:30,509 それが金縛りの正体ですよ。 463 00:33:32,511 --> 00:33:38,434 でも 山口さんから 黒髪切の話を 聞いていたあなたは→ 464 00:33:38,517 --> 00:33:40,436 怪異だと思い込んだ。 465 00:33:40,519 --> 00:33:45,441 そして 引っ越そうと 再び ここを訪れたんです。 466 00:33:45,524 --> 00:33:48,444 そのとき 雅史さんは気付いた。 467 00:33:48,527 --> 00:33:54,450 また怪異が起きれば 奈々子さんは来てくれる。 468 00:33:54,533 --> 00:33:56,535 奈々子さんに会える。 469 00:34:22,478 --> 00:34:24,480 (雅史) すいません! 470 00:34:26,482 --> 00:34:30,402 謝られたって 許せませんよ。→ 471 00:34:30,486 --> 00:34:34,406 怖い思いさせられて 何回も引っ越しして…。 472 00:34:34,490 --> 00:34:38,410 (山口) 雅史…。 473 00:34:38,494 --> 00:34:43,415 お前は… 何てことを! 474 00:34:43,499 --> 00:34:48,504 (高槻) 山口さん もう少し話を聞いてください。 475 00:34:51,507 --> 00:34:54,426 (高槻) 奈々子さんが 最初に住んだアパートは→ 476 00:34:54,510 --> 00:34:56,428 壁が薄くて 隣の声も聞こえるような→ 477 00:34:56,512 --> 00:35:00,432 部屋でしたよね。 >> ええ。 478 00:35:00,516 --> 00:35:04,436 (高槻) 奈々子さんが 今まで住んだ 部屋の情報を見ました。 479 00:35:04,520 --> 00:35:06,438 あなたが住んでいる場所は→ 480 00:35:06,522 --> 00:35:09,399 どんどん 声を出すのに 適した物件になっているんです。 481 00:35:09,441 --> 00:35:12,402 5軒目にたどりついた 今の部屋は→ 482 00:35:12,444 --> 00:35:14,404 気兼ねなく 声を出して練習できると→ 483 00:35:14,446 --> 00:35:18,408 あなた自身も言っていましたよね。 >> はい。 484 00:35:18,450 --> 00:35:22,454 (高槻) 2軒目以降の物件を 見つけてくれたのは誰ですか? 485 00:35:24,456 --> 00:35:28,418 (奈々子) 山口不動産さん…。 486 00:35:28,460 --> 00:35:30,462 雅史さんです。 487 00:35:32,464 --> 00:35:36,426 (高槻) 最初は あなたに会いたい 一心だったのかもしれない。 488 00:35:36,468 --> 00:35:38,428 でも 今の雅史さんは→ 489 00:35:38,470 --> 00:35:42,474 あなたの夢を 一生懸命 応援しているんですよ。 490 00:35:44,476 --> 00:35:48,438 じゃあ 今の部屋で鏡が動いたのは? 491 00:35:48,480 --> 00:35:52,442 (高槻) あの鏡には 拡大鏡が付いていますね。 492 00:35:52,484 --> 00:35:54,444 (奈々子) はい。 (高槻) ああいう鏡は→ 493 00:35:54,486 --> 00:35:57,447 収れん火災という 火事を起こすことがあるんです。 494 00:35:57,489 --> 00:35:59,449 >> えっ…。 (高槻) 鏡が→ 495 00:35:59,491 --> 00:36:02,452 窓から入ってくる 太陽光を集めて→ 496 00:36:02,494 --> 00:36:05,455 その焦点になる場所に 燃えやすいものがあると→ 497 00:36:05,497 --> 00:36:08,375 火災が起きるんです。 498 00:36:08,458 --> 00:36:11,378 雅史さんは 管理物件の掃除もやっている。 499 00:36:11,461 --> 00:36:14,464 そのときに 異変に 気付いたんじゃありませんか? 500 00:36:17,467 --> 00:36:21,388 おっしゃるとおりです。 501 00:36:21,471 --> 00:36:24,474 あのマンションの空室を 掃除に行ったときに…。 502 00:36:30,480 --> 00:36:37,487 (雅史) 慌てて合鍵で部屋に入ると 段ボールが燃えていました。 503 00:36:38,488 --> 00:36:44,411 (雅史) 何とか火は消して 焦げた段ボールを処分して→ 504 00:36:44,494 --> 00:36:49,499 再び火が出ないよう 鏡を移動させたんです。 505 00:36:55,505 --> 00:37:00,510 勝手に部屋に入って すみませんでした。 506 00:37:05,515 --> 00:37:11,438 いえ 助かりました。 ありがとうございました。 507 00:37:21,448 --> 00:37:25,410 (高槻) 奈々子さんのために 一生懸命 物件を探すうちに→ 508 00:37:25,452 --> 00:37:28,413 雅史さんは 父親の意向で始めた仕事に→ 509 00:37:28,455 --> 00:37:31,458 喜びを 見つけたのかもしれませんね。 510 00:37:39,466 --> 00:37:42,427 (高槻) 人の夢を支えられる仕事だって。 511 00:37:42,469 --> 00:37:44,429 (雅史)《でも 続けてると→ 512 00:37:44,471 --> 00:37:48,475 自分の新しい 可能性が見えることありますよ》 513 00:37:55,482 --> 00:37:59,444 先生 ありがとうございました。 514 00:37:59,486 --> 00:38:03,448 それにしても すごい洞察力ですね。 515 00:38:03,490 --> 00:38:06,451 (高槻) 一人の力じゃありません。 516 00:38:06,493 --> 00:38:09,454 僕たち いいコンビなんです。 517 00:38:16,461 --> 00:38:20,382 {\an8}(尚哉) 結局 先生の力を借りちゃいました。 518 00:38:20,465 --> 00:38:22,384 {\an8}ケガ人だけど→ 519 00:38:22,467 --> 00:38:24,469 {\an8}引っ込んでくれてなくて よかったです。 520 00:38:26,471 --> 00:38:30,475 先生が 階段を落ちたのは なぜですか? 521 00:38:32,477 --> 00:38:35,480 (高槻) あれは 僕のせいなんだ。 522 00:38:37,482 --> 00:38:39,484 (ドアの閉まる音) 523 00:38:47,492 --> 00:38:49,494 (瑠衣子)《アキラ先生》 524 00:38:58,503 --> 00:39:02,424 (高槻) 不幸の手紙はね 本来 幸運の手紙なんだよ。 525 00:39:02,507 --> 00:39:05,427 (難波) えっ? 526 00:39:05,510 --> 00:39:07,345 (高槻) 幸運の手紙は→ 527 00:39:07,429 --> 00:39:13,351 1922年に 新聞に載るほどの 騒ぎになったんだ。 528 00:39:13,435 --> 00:39:15,353 「九枚のハガキを書いて 差し出すと→ 529 00:39:15,437 --> 00:39:17,355 九日後に幸運が回ってくるが→ 530 00:39:17,439 --> 00:39:20,358 連鎖を断ち切ると 大悪運が回ってくる」 531 00:39:20,442 --> 00:39:23,361 そんな文面のはがきが たくさん家に届いたんだ。 532 00:39:23,445 --> 00:39:26,364 受け取った多くの人が 悪運に見舞われたくないために→ 533 00:39:26,448 --> 00:39:29,367 文面どおりの はがきを出した。 534 00:39:29,451 --> 00:39:37,375 でも 9人の人が 9枚ずつ はがきを出したら 81枚。 535 00:39:37,459 --> 00:39:39,377 それを受け取った人が→ 536 00:39:39,461 --> 00:39:42,380 また 9枚ずつ はがきを出したら…。 537 00:39:42,464 --> 00:39:45,383 (難波) あっという間に ものすごい数ですね。 538 00:39:45,467 --> 00:39:48,386 (高槻) だから 最終的には 警察の取り締まりの対象になった。 539 00:39:48,470 --> 00:39:52,390 (尚哉) そこまでですか? (高槻) でも 警察が取り締まっても→ 540 00:39:52,474 --> 00:39:55,393 幸運の手紙は 少しずつ文面を変えながら→ 541 00:39:55,477 --> 00:39:59,397 生き残った。 そして いつの間にか→ 542 00:39:59,481 --> 00:40:02,400 幸運のためにという文言が 削り取られ→ 543 00:40:02,484 --> 00:40:06,404 不幸の手紙に なってしまったんだよ。 544 00:40:06,488 --> 00:40:09,407 不幸の手紙は呪いを媒介する。 545 00:40:09,491 --> 00:40:13,411 でも そもそも呪いというのは いったい何だろうね。 546 00:40:13,495 --> 00:40:17,415 何か悪いことが起こったときに 人は その原因を求める。 547 00:40:17,499 --> 00:40:20,418 理由が分からないのが 不安だからだよ。 548 00:40:20,502 --> 00:40:24,422 そこに説明をつけてくれるのが 呪いというシステムだ。 549 00:40:24,506 --> 00:40:26,424 でも いったん 呪いだと考え始めると→ 550 00:40:26,508 --> 00:40:28,426 思考はマイナスに向く。 551 00:40:28,510 --> 00:40:30,428 気持ちだって どんどん沈んでいくから→ 552 00:40:30,512 --> 00:40:33,431 当然 何をやっても 普段より うまくはいかない。 553 00:40:33,515 --> 00:40:38,436 そうやって 人は自分を呪いにかけ 縛ってしまうんだ。 554 00:40:38,520 --> 00:40:42,440 第一 難波君は 不幸の手紙を 差し出した人を知っているよね。 555 00:40:42,524 --> 00:40:44,442 (尚哉) えっ? (高槻) 君は 不幸の手紙が→ 556 00:40:44,526 --> 00:40:47,445 知らないうちに かばんに入っていたと言いながら→ 557 00:40:47,529 --> 00:40:51,449 災難が起こり始めたのは 水曜からだと明言した。 558 00:40:51,533 --> 00:40:57,455 実は 家庭教師のアルバイトで 小学校4年生の女の子を教えてて。 559 00:40:57,539 --> 00:41:02,460 俺 彼女ができて浮かれてて それを話しちゃったんです。 560 00:41:02,544 --> 00:41:05,463 その子 俺のこと 慕ってるって知ってたのに。 561 00:41:05,547 --> 00:41:10,427 (尚哉) 差出人は小学生? >> だと思う。 562 00:41:10,468 --> 00:41:13,430 (高槻) もう呪いを恐れる必要は なくなったね。 563 00:41:13,471 --> 00:41:16,433 はい。 じゃあ もう行ってもいいですか? 564 00:41:16,474 --> 00:41:20,437 {\an8}彼女 待たせてるんで。 (高槻) いいよ。 565 00:41:20,478 --> 00:41:22,439 {\an8}(尚哉) えっ えっ… ちょ ちょ ちょ…。 566 00:41:22,480 --> 00:41:25,442 {\an8}あげちゃう。 ありがとうございました! 567 00:41:25,483 --> 00:41:27,444 {\an8}(ドアの開閉音) 568 00:41:27,485 --> 00:41:31,489 {\an8}(尚哉) 自分で自分に呪いをかけた。 569 00:41:33,491 --> 00:41:39,456 {\an8}俺 実は この数日 8年間で初めて→ 570 00:41:39,497 --> 00:41:42,459 {\an8}嘘が分かるようになりたい と思いました。 571 00:41:42,500 --> 00:41:45,462 {\an8}(高槻) そう。 572 00:41:45,503 --> 00:41:48,465 {\an8}僕のために 色々ありがとね。 573 00:41:48,506 --> 00:41:51,468 {\an8}(尚哉) あっ… いえ。 574 00:41:51,509 --> 00:41:53,470 {\an8}(高槻) じゃあ 健ちゃんのところで→ 575 00:41:53,511 --> 00:41:56,473 {\an8}ご飯でも ごちそうになりに行こうか。 576 00:41:56,514 --> 00:42:01,478 {\an8}(尚哉) はい。 あっ 買いたい物があるので 寄ってもいいですか? 577 00:42:01,519 --> 00:42:03,521 {\an8}(高槻) いいよ。 578 00:42:08,485 --> 00:42:11,404 {\an8}(尚哉) あっ。 579 00:42:11,488 --> 00:42:15,408 {\an8}これ 先生の研究室に 置いてもいいですか? 580 00:42:15,492 --> 00:42:18,411 {\an8}(高槻) もちろん。 581 00:42:18,495 --> 00:42:23,416 {\an8}(尚哉) 俺の家で 昔飼ってた犬に似てるんです。 582 00:42:23,500 --> 00:42:25,418 {\an8}大好きでした。 583 00:42:25,502 --> 00:42:28,505 {\an8}あいつは嘘をつかないから。 584 00:42:34,511 --> 00:42:37,430 {\an8}(尚哉) フッ…。 585 00:42:37,514 --> 00:42:39,432 {\an8}(高槻) どうしたの? 586 00:42:39,516 --> 00:42:42,435 {\an8}(尚哉) あっ いえ 何でもないです。 587 00:42:42,519 --> 00:42:45,438 {\an8}\(女性) 彰良さん? 588 00:42:45,522 --> 00:42:48,441 {\an8}(女性) そうよね。 この前テレビで見て→ 589 00:42:48,525 --> 00:42:53,446 {\an8}ちょうど思い出していたところ。 懐かしい。 590 00:42:53,530 --> 00:42:56,449 {\an8}(高槻) どうも。 >> お母さまは お元気? 591 00:42:56,533 --> 00:42:58,451 {\an8}(高槻) ええ。 592 00:42:58,535 --> 00:43:03,540 {\an8}(女性) あのころ 天狗様には たくさん助けていただいたわよね。 593 00:43:06,543 --> 00:43:13,425 (尚哉)《天狗という 非日常の言葉が 俺の日常に飛び込んできて→ 594 00:43:13,466 --> 00:43:20,473 {\an8}先生と俺の 怪異の扉が開くことになった》