1 00:00:07,508 --> 00:00:19,437 (秒針の音) 2 00:00:19,520 --> 00:00:21,522 📱 3 00:00:23,524 --> 00:00:25,526 (村田) どうだ? 4 00:00:27,528 --> 00:00:29,530 (村田) あ痛てて…。 5 00:00:37,538 --> 00:00:39,457 (畑中) 林さん…。 6 00:00:39,540 --> 00:00:42,543 大丈夫 気を付けるから。 7 00:00:44,211 --> 00:00:46,464 \(大きな物音) 8 00:00:46,547 --> 00:00:49,550 何の音だ? (畑中) いや…。 9 00:00:51,552 --> 00:00:53,471 \(足音) 10 00:00:53,554 --> 00:00:56,557 村田さん 大変です! 林さんが…。 11 00:00:59,560 --> 00:01:01,479 (警察官) 大丈夫ですか!? (林) いや すいません。 12 00:01:01,562 --> 00:01:03,481 (警察官) 勘弁してくださいよ。 (林) 大丈夫なんですけど→ 13 00:01:03,564 --> 00:01:05,483 動けなくて。 14 00:01:05,566 --> 00:01:07,401 (大野) 林さん!? すいません 失礼します。 15 00:01:07,485 --> 00:01:09,403 (林) ちょっと引っ張ってください。 16 00:01:09,487 --> 00:01:11,405 (警察官たち) 引っ張ります。 せーの! よいしょ よいしょ…。→ 17 00:01:11,489 --> 00:01:14,408 足 気を付けてくださいね。 大丈夫ですか? 18 00:01:14,492 --> 00:01:18,412 (村田) 林 大丈夫か? (林) いやいやいや…。 19 00:01:18,496 --> 00:01:21,499 (村田) ケガは? (畑中) やっぱり呪いだ。 20 00:01:22,500 --> 00:01:25,503 \ 呪い? 21 00:01:27,505 --> 00:01:29,507 いえ…。 22 00:01:36,514 --> 00:01:38,432 (高槻) 来月から夏休みだから→ 23 00:01:38,516 --> 00:01:42,436 楽しいことを考えるのは いいことだ。 でも その前に→ 24 00:01:42,520 --> 00:01:44,438 やらなきゃいけないことが あるよね。 25 00:01:44,522 --> 00:01:47,441 (学生たち) うわっ やな予感。 何? これはやだ。 26 00:01:47,525 --> 00:01:49,443 (高槻) そう 試験だ。 27 00:01:49,527 --> 00:01:52,446 (学生たち) うーわ きた。 はい~? 28 00:01:52,530 --> 00:01:56,450 (高槻) 民俗学Ⅱでは レポート提出を 課題にしたいと思っています。 29 00:01:56,534 --> 00:01:59,453 (尚哉)《先生… その目の色…》 30 00:01:59,537 --> 00:02:02,540 (高槻)《見られてしまったね》 31 00:02:04,542 --> 00:02:06,460 《これを説明するには→ 32 00:02:06,544 --> 00:02:10,464 色々 話さなきゃいけないことがある》 33 00:02:12,466 --> 00:02:15,427 《あまり楽しい話じゃないから→ 34 00:02:15,469 --> 00:02:19,431 できれば 今はしたくない》 35 00:02:19,473 --> 00:02:21,475 《構わない?》 36 00:02:32,486 --> 00:02:35,489 (高槻)《やっぱり 深町君は優しいね》 37 00:02:41,495 --> 00:02:45,499 (尚哉)《戻りましょう。 みんな待ってます》 38 00:02:45,499 --> 00:02:59,513 ♪~ 39 00:02:59,513 --> 00:03:01,473 (高槻) 今日の授業は ここまで。→ 40 00:03:01,515 --> 00:03:04,518 みんなのレポート 楽しみにしてるよ。 41 00:03:13,485 --> 00:03:16,405 \(高槻) 深町君。 42 00:03:16,488 --> 00:03:19,408 この後 ちょっと 研究室 来てもらえるかな? 43 00:03:19,491 --> 00:03:25,414 (尚哉) あっ… また 隣のハナシに 何か来たんですか? 44 00:03:25,497 --> 00:03:29,501 (高槻) 今回は 違う方面からなんだよね。 45 00:03:34,506 --> 00:04:00,532 ♪~ 46 00:04:03,535 --> 00:04:09,416 >> 飲め。 (尚哉) あっ い… いただきまーす。 47 00:04:09,458 --> 00:04:13,420 (高槻) 健ちゃんが 深町君に お願いがあるんだってよ。 48 00:04:13,462 --> 00:04:17,424 (尚哉) 俺にですか? >> お前の力を貸してほしい。 49 00:04:17,466 --> 00:04:19,426 嫌なら断ってもらっていい。 50 00:04:19,468 --> 00:04:24,473 (尚哉) あっ… 俺の力って 嘘を見抜くことですか? 51 00:04:26,475 --> 00:04:29,436 {\an8}役に立つなら… はい。 52 00:04:29,478 --> 00:04:33,440 {\an8}何をすればいい…。 (瑠衣子) アキラ先生 聞いてください! 53 00:04:33,482 --> 00:04:37,444 {\an8}あら 皆さん お揃いで ちょうどよかった。 54 00:04:37,486 --> 00:04:39,446 {\an8}見てください。 生協のプリンが→ 55 00:04:39,488 --> 00:04:42,449 {\an8}手に入ったんですよ~ イェ~イ。 56 00:04:42,491 --> 00:04:44,451 {\an8}限定30個の かためプリン。 57 00:04:44,493 --> 00:04:46,453 {\an8}いつもは すっごーく並んでるんですけど→ 58 00:04:46,495 --> 00:04:51,500 {\an8}今日は たまたま 何と 8人しか並んでなくて。 59 00:04:54,503 --> 00:04:57,464 {\an8}(瑠衣子) あっ… 思わず買っちゃったんですけど。 60 00:04:57,506 --> 00:05:01,468 {\an8}何か 大事なお話だったみたいで…。 61 00:05:01,510 --> 00:05:03,470 またにします。 62 00:05:03,512 --> 00:05:06,473 (ドアの開く音) (高槻) ああ…。 63 00:05:06,515 --> 00:05:10,394 (ドアの閉まる音) (健司) 悪いことしたな。 64 00:05:10,477 --> 00:05:16,400 (高槻) でも 深町君の耳のことは 秘密だから 仕方ないよ。 65 00:05:16,483 --> 00:05:18,402 で 本題だ。 66 00:05:18,485 --> 00:05:22,406 これから 俺の母校の高校の 剣道部の後輩が来る。 67 00:05:22,489 --> 00:05:24,408 (尚哉) はあ。 >> そいつが→ 68 00:05:24,491 --> 00:05:29,413 大学を出て新聞社に入った。 今 千葉県警の記者クラブにいる。 69 00:05:29,496 --> 00:05:34,418 畑中は その記者クラブで おかしな体験をしてるらしいんだ。 70 00:05:34,501 --> 00:05:38,422 簡単に言うと 怪異じゃないかって。 71 00:05:38,505 --> 00:05:41,425 (尚哉) それなら 高槻先生に相談でいいですよね。 72 00:05:41,508 --> 00:05:44,428 畑中は 俺のこと信用してくれてる。 73 00:05:44,511 --> 00:05:46,430 なのに…。 74 00:05:46,513 --> 00:05:52,436 今回は嘘をついてる気がするんだ。 刑事の勘だけどな。 75 00:05:52,519 --> 00:05:59,443 (尚哉) その人が 何の嘘をついてるか 聞き分ければいいんですよね。 76 00:05:59,526 --> 00:06:02,529 あっ… 分かりました。 77 00:06:08,452 --> 00:06:10,370 (難波) 俺 金曜 試験3つだわ。 どうしよう。 78 00:06:10,454 --> 00:06:13,373 (愛美) 語学 落としたら 来年きついって。 79 00:06:13,457 --> 00:06:15,375 (難波) だよね。 あれ? 語学2つあるよ。 80 00:06:15,459 --> 00:06:17,377 何やってるの? 81 00:06:17,461 --> 00:06:19,379 (難波) 何で こんな スケジュールなんだろうね。 82 00:06:19,463 --> 00:06:22,382 (瑠衣子) 悩める学生たちよ プリン食べる? 83 00:06:22,466 --> 00:06:24,384 いいんですか? 84 00:06:24,468 --> 00:06:26,386 (瑠衣子) どうぞ。 (愛美) いただきまーす。 85 00:06:26,470 --> 00:06:29,389 (難波) えっ これ限定のやつだ! 食べよ 食べよ。 86 00:06:29,473 --> 00:06:34,394 (瑠衣子) いいねぇ 学部生たちは。 青春って感じで。 87 00:06:34,478 --> 00:06:38,398 院生に未来はあるのかね~。 88 00:06:38,482 --> 00:06:42,486 (高槻) どうぞ。 >> どうも。 89 00:06:45,489 --> 00:06:49,493 いいから話せ。 こいつら 笑わないから。 90 00:06:51,495 --> 00:06:54,414 始まりは 雑談だったんです。 91 00:06:54,498 --> 00:06:56,416 ちょうど 大きな事件の記事を 書き終えて→ 92 00:06:56,500 --> 00:06:59,419 みんな リラックスしていて。 93 00:06:59,503 --> 00:07:02,422 たまたま 小学生のときの話になりました。→ 94 00:07:02,506 --> 00:07:06,426 そのとき 村田という私の先輩が…。 95 00:07:06,510 --> 00:07:09,388 《村田さん 何してたんですか?》 (村田)《あ~ 俺は→ 96 00:07:09,429 --> 00:07:11,390 怖い話とか大好きだったな》 97 00:07:11,431 --> 00:07:16,436 4時44分に何かが起こる怪談が はやったなって。 98 00:07:18,438 --> 00:07:23,402 (高槻) 学校の怪談で語られる怪異ですね。 99 00:07:23,443 --> 00:07:25,404 「四」という漢字を 「し」と読むと→ 100 00:07:25,445 --> 00:07:29,408 生死に関わるの「死」に つながることに加え→ 101 00:07:29,449 --> 00:07:31,410 「4」は「4次元」を 連想させることから→ 102 00:07:31,451 --> 00:07:35,414 たくさんの怪異が語られています。 103 00:07:35,455 --> 00:07:40,419 ある少年が 4時44分44秒に→ 104 00:07:40,460 --> 00:07:44,423 理科室で 光っていた鏡に触ったところ→ 105 00:07:44,464 --> 00:07:47,426 鏡に吸い込まれて→ 106 00:07:47,467 --> 00:07:52,431 半年後に 床下から 体半分が白骨化された状態で→ 107 00:07:52,472 --> 00:07:56,476 見つかった… とかね。 108 00:07:59,479 --> 00:08:05,444 そうしたら 話を聞いていた 別の会社の林さんという記者が…。 109 00:08:05,485 --> 00:08:07,362 《全然聞いたことないな》 110 00:08:07,446 --> 00:08:11,366 (村田)《おっ。 もうすぐ 4時44分じゃないか》 111 00:08:11,450 --> 00:08:18,373 《じゃあ 俺が知ってる 4時44分の呪い やってみるか?》 112 00:08:18,457 --> 00:08:22,377 (村田)《ここに→ 113 00:08:22,461 --> 00:08:27,382 4時44分ちょうどに 4人の左手を入れる》 114 00:08:27,466 --> 00:08:29,384 (林)《そうしたら?》 115 00:08:29,468 --> 00:08:33,388 《4次元の扉が開いて 中に引きずり込まれる》 116 00:08:33,472 --> 00:08:39,394 (大野)《フッ。 俺の小学校では 呪いにかかるって話でしたよ》→ 117 00:08:39,478 --> 00:08:41,396 《フフ…》 (村田)《ほら 時間だ》 118 00:08:41,480 --> 00:08:43,482 《みんな いくぞ》 119 00:08:47,486 --> 00:08:54,409 (村田)《5 4 3 2 1》 120 00:08:54,493 --> 00:08:56,411 (畑中) 何が起きるわけでも なかったので→ 121 00:08:56,495 --> 00:09:01,416 みんなで笑って その日は終わりました。 122 00:09:01,500 --> 00:09:03,418 そうしたら 次の日→ 123 00:09:03,502 --> 00:09:07,381 4時44分に 4人全員にメールが届いたんです。 124 00:09:07,422 --> 00:09:10,384 (畑中)《「4444」?》 125 00:09:10,425 --> 00:09:12,386 \(足音) 126 00:09:12,427 --> 00:09:14,429 \(大野・林)《村田さん!》 127 00:09:17,432 --> 00:09:22,396 (高槻) 全員に「4444」と? 128 00:09:22,437 --> 00:09:24,439 いえ。 129 00:09:31,446 --> 00:09:34,408 (畑中) 村田先輩にだけ 4が3つでした。→ 130 00:09:34,449 --> 00:09:38,412 その日の帰り 村田先輩が マンションの脇を通っていると→ 131 00:09:38,453 --> 00:09:42,457 れんがが落ちてきて 足に当たってケガをしたんです。 132 00:09:45,460 --> 00:09:48,422 (畑中) それから数日後の4時44分→ 133 00:09:48,463 --> 00:09:54,428 今度は 村田先輩を除いた 3人にメールが来ました。 134 00:09:54,469 --> 00:09:58,432 (高槻) 今度は 2人に「444」で→ 135 00:09:58,473 --> 00:10:01,435 1人に「44」ですか? 136 00:10:01,476 --> 00:10:03,437 はい。→ 137 00:10:03,478 --> 00:10:06,440 「44」が来たのは 林さんでした。→ 138 00:10:06,481 --> 00:10:10,444 それで 林さんが資料室にいるときに→ 139 00:10:10,485 --> 00:10:13,447 書棚が倒れてきたんです。 140 00:10:13,488 --> 00:10:15,490 (高槻) 素晴らし…。 141 00:10:19,494 --> 00:10:21,455 ケガは? 142 00:10:21,496 --> 00:10:24,499 ぎりぎりのところで無事でした。 143 00:10:26,501 --> 00:10:29,463 (高槻) 素晴らしい。 144 00:10:29,504 --> 00:10:31,465 (健司) 一応確認するが→ 145 00:10:31,506 --> 00:10:33,467 メールを送ってくる アドレスには→ 146 00:10:33,508 --> 00:10:35,469 4人とも 心当たりがないんだよな? 147 00:10:35,510 --> 00:10:37,471 はい。 フリーのメールアドレスですから→ 148 00:10:37,512 --> 00:10:39,473 誰にでも つくれます。→ 149 00:10:39,514 --> 00:10:43,477 もちろん 開示請求をすれば 情報は分かるんでしょうが→ 150 00:10:43,518 --> 00:10:46,480 村田先輩が 騒ぐのは体裁が悪いからって。 151 00:10:46,521 --> 00:10:49,483 (健司) 先にケガをした 村田と林って記者は→ 152 00:10:49,524 --> 00:10:51,485 どういう人間なんだ? 153 00:10:51,526 --> 00:10:55,489 村田先輩は いつも いいネタを 見つけてくる すごい人で→ 154 00:10:55,530 --> 00:10:57,491 林さんは 去年 少年犯罪のスクープを書いた→ 155 00:10:57,532 --> 00:10:59,493 記者クラブのエースなんです。 156 00:10:59,534 --> 00:11:05,165 (健司) 2人に 誰かに襲われる 理由はあると思うか? 157 00:11:05,207 --> 00:11:07,501 「考えられません」 158 00:11:13,507 --> 00:11:17,427 (尚哉) 最後の「考えられません」だけ 嘘でした。 159 00:11:17,511 --> 00:11:19,429 (高槻) つまり 襲われる理由に→ 160 00:11:19,513 --> 00:11:22,432 何か思い当たることが あるってことだね。 161 00:11:22,516 --> 00:11:25,519 解決したがってるのに なぜ嘘をつくんだ? 162 00:11:27,521 --> 00:11:31,441 って言っても 分かるはずないな。 163 00:11:31,525 --> 00:11:34,444 助かった。 あとは こっちで探ってみる。 164 00:11:34,528 --> 00:11:36,530 (高槻) 待ってよ 健ちゃん。 165 00:11:37,531 --> 00:11:40,450 怪異の調査も続けるよ。 166 00:11:40,534 --> 00:11:42,452 怪異だと思うのか? 167 00:11:42,536 --> 00:11:44,454 (高槻) その可能性も捨ててないよ。 168 00:11:44,538 --> 00:11:46,456 ねっ? 169 00:11:46,540 --> 00:11:48,542 (尚哉) はあ…。 170 00:11:56,550 --> 00:11:58,468 (高槻) どうも。 >> こんにちは。 171 00:11:58,552 --> 00:12:02,472 どうぞ どうぞ。 (高槻) 失礼します。 172 00:12:02,556 --> 00:12:06,476 >> うちの後輩が すいません。 (高槻) 気になさらないでください。 173 00:12:06,560 --> 00:12:09,479 とても楽し…。 (尚哉) 先生。 174 00:12:12,482 --> 00:12:15,402 (高槻) とても興味深いお話でしたし→ 175 00:12:15,485 --> 00:12:19,489 皆さんの不安を拭う お手伝いができるなら幸いです。 176 00:12:23,493 --> 00:12:26,413 (高槻) 最初にケガをされたのが 村田さんなんですよね? 177 00:12:26,496 --> 00:12:29,499 ああ これです。 178 00:12:32,502 --> 00:12:36,506 (高槻) 林さんの方は 棚が倒れてきたとか。 179 00:12:39,509 --> 00:12:42,429 (高槻) 順番に 詳しくお伺いできますか? 180 00:12:42,512 --> 00:12:45,432 (遠山) 村田さん 林さん こちらでしたか。 181 00:12:45,515 --> 00:12:48,518 遠山広報官。 182 00:12:50,520 --> 00:12:54,441 そちらの方は 何かの事件の関係者ですか? 183 00:12:54,524 --> 00:12:57,527 ええ まあ。 184 00:13:01,531 --> 00:13:03,450 (遠山) お二人とも すぐに戻っていただいた方が→ 185 00:13:03,533 --> 00:13:05,535 いいでしょうね。 186 00:13:09,456 --> 00:13:14,419 今の人 遠山さんといって 広報の責任者なんです。 187 00:13:14,461 --> 00:13:20,425 あんな感じで 突然 機嫌が悪くなることがあって。 188 00:13:20,467 --> 00:13:22,427 申し訳ありませんが→ 189 00:13:22,469 --> 00:13:24,429 経緯は後ほど メールでお知らせします。 190 00:13:24,471 --> 00:13:28,433 あの人が責任者になって がらっと雰囲気変わりました。 191 00:13:28,475 --> 00:13:32,479 前任者は 演歌好きの おじさんだったんですけど。 192 00:13:38,485 --> 00:13:40,445 (ドアの開く音) 193 00:13:40,487 --> 00:13:43,448 (高槻) 聞いてこなかったよね。 194 00:13:43,490 --> 00:13:45,450 (尚哉) 何をですか? 195 00:13:45,492 --> 00:13:47,452 (高槻) さっきの遠山さん→ 196 00:13:47,494 --> 00:13:50,455 僕たちのことを 誰かって聞いたくせに→ 197 00:13:50,497 --> 00:13:53,458 結局 誰か確認しなかった。 198 00:13:53,500 --> 00:13:55,460 (尚哉) 確かに。 199 00:13:55,502 --> 00:13:57,504 (高槻) 気になる人だね。 200 00:14:02,509 --> 00:14:06,471 村田記者は 一杯飲んで帰る途中→ 201 00:14:06,513 --> 00:14:08,390 あるマンションの前を 通り掛かったら→ 202 00:14:08,473 --> 00:14:11,393 れんがが落ちてきて 足にケガをした。 203 00:14:11,476 --> 00:14:14,396 (高槻) 本人のメールにも そう書いてあった。 204 00:14:14,479 --> 00:14:18,400 すぐに管理人が調べてくれたけど 住人は みんな何も知らないって。 205 00:14:18,483 --> 00:14:23,405 (尚哉) 嘘をついてる住人がいる とも考えられますよね。 206 00:14:23,488 --> 00:14:25,407 そのとおりだ。 畑中が→ 207 00:14:25,490 --> 00:14:27,409 2人が襲われる理由が あると思ってる以上→ 208 00:14:27,492 --> 00:14:29,411 俺は 誰かが故意に れんがを落としたと思う。 209 00:14:29,494 --> 00:14:31,413 (高槻) でも 棚が倒れた方は? 210 00:14:31,496 --> 00:14:33,415 林さんを襲おうって人が いたとしても→ 211 00:14:33,498 --> 00:14:36,418 警察署の中は選ばないでしょ。 212 00:14:36,501 --> 00:14:38,420 他に もっと襲いやすい場所が あるんだから。 213 00:14:38,503 --> 00:14:43,425 怪異だと思うのか? じゃあ 畑中は なぜ嘘ついてる? 214 00:14:43,508 --> 00:14:45,427 (高槻) 分からない。 215 00:14:45,510 --> 00:14:49,431 でも 怪異の方がいいよね。 216 00:14:49,514 --> 00:14:54,519 誰かが誰かを襲うってことは そこに悪意があるんだから。 217 00:14:56,521 --> 00:14:58,523 それは悲しいよ。 218 00:15:08,450 --> 00:15:12,412 (尚哉) あっ あの…。 219 00:15:12,454 --> 00:15:16,416 遠山って人 何か 怖かったですね。 220 00:15:16,458 --> 00:15:18,418 遠山って言ったか? 221 00:15:18,460 --> 00:15:24,424 (尚哉) ええ。 あ… 何て役職でしたっけ? 222 00:15:24,466 --> 00:15:28,428 (高槻) 広報官。 (尚哉) 知ってる人ですか? 223 00:15:28,470 --> 00:15:30,430 千葉県警の合同捜査で 会ったことがある。 224 00:15:30,472 --> 00:15:33,433 取り調べで 犯人を何人も自白に追い込んだ→ 225 00:15:33,475 --> 00:15:35,435 すご腕だって評判だった。 226 00:15:35,477 --> 00:15:38,438 (高槻) なのに 刑事としては 現場を退いたんだね。 227 00:15:38,480 --> 00:15:41,441 色々 問題のある人だからな。 228 00:15:41,483 --> 00:15:44,444 急に態度が変わって 上司に食ってかかったり→ 229 00:15:44,486 --> 00:15:46,446 部下を怒鳴ったりするんだと。 230 00:15:46,488 --> 00:15:48,448 急変すると→ 231 00:15:48,490 --> 00:15:52,494 黒遠山が取りついたって 陰口たたくやつも いたらしい。 232 00:15:56,498 --> 00:15:58,458 (瑠衣子) 管理人さんと話したんですけど→ 233 00:15:58,500 --> 00:16:02,462 村田さんの件以外で 事故でも いたずらでも→ 234 00:16:02,504 --> 00:16:04,464 物が落ちてきたことは ないそうです。 235 00:16:04,506 --> 00:16:06,508 (高槻) ちょっと。 236 00:16:08,468 --> 00:16:11,388 (瑠衣子) 先生? (高槻) 振り向かないで。 見られてる。 237 00:16:11,471 --> 00:16:15,392 (瑠衣子) 誰にですか? (高槻) さっき話した遠山広報官。 238 00:16:15,475 --> 00:16:18,395 この人のこと ちょっと調べてもらえる? 239 00:16:18,478 --> 00:16:20,480 (瑠衣子) 分かりました。 240 00:16:32,492 --> 00:16:37,497 (畑中) これが 4時44分の呪いに 使ったホワイトボードです。 241 00:16:39,499 --> 00:16:44,421 (高槻) では 書棚が倒れてきたという 部屋も案内していただけますか? 242 00:16:44,504 --> 00:16:46,423 ドアの前までなら。 243 00:16:46,506 --> 00:16:49,426 (畑中) 私たち記者は 廊下は自由に行き来できますが→ 244 00:16:49,509 --> 00:16:53,513 記者クラブ以外の部屋に 入ることはできないんです。 245 00:16:55,515 --> 00:16:57,434 (畑中) こちらです。 246 00:16:57,517 --> 00:16:59,436 (高槻) 広報課別室…。 247 00:16:59,519 --> 00:17:03,440 (畑中) まあ 資料室ですね。 捜査資料なんかが入ってます。 248 00:17:03,523 --> 00:17:06,443 この部屋にも 私たちは入れません。 249 00:17:06,526 --> 00:17:08,361 (高槻) でも 棚が倒れてきて→ 250 00:17:08,445 --> 00:17:10,363 林さんは 巻き込まれそうに なったんですよね? 251 00:17:10,447 --> 00:17:12,365 たまたま 林さんは→ 252 00:17:12,449 --> 00:17:14,367 ファイルを運ぶのを 手伝っていたんです。 253 00:17:14,451 --> 00:17:18,371 (林)《たばこ吸ってくるわ》 (大野)《あっ 俺も行きます》 254 00:17:18,455 --> 00:17:20,373 《ああ 鈴木さん 手伝いますよ》 255 00:17:20,457 --> 00:17:22,375 《えっ ありがとうございます》 (大野)《僕も手伝いますよ》 256 00:17:22,459 --> 00:17:25,378 《助かります。 すいません》 257 00:17:25,462 --> 00:17:28,381 (高槻) では 畑中さんは 中に入ったことはないんですか? 258 00:17:28,465 --> 00:17:31,384 基本的には。 259 00:17:31,468 --> 00:17:33,470 ただ…。 260 00:17:35,472 --> 00:17:39,392 棚が倒れてきたときに 林さんの靴が脱げてしまって。→ 261 00:17:39,476 --> 00:17:45,398 靴を捜すのに まず棚を戻そう って話になって みんなで…。 262 00:17:45,482 --> 00:17:49,402 (高槻) 倒れた棚だけでも 見せてもらえませんか? 263 00:17:49,486 --> 00:17:51,404 いや…。 264 00:17:51,488 --> 00:17:54,407 \(遠山) 畑中さん。 265 00:17:54,491 --> 00:17:57,410 どうしました? 266 00:17:57,494 --> 00:18:01,414 (高槻) ご挨拶し損ねてばかりですね。 青和大の高槻と申します。 267 00:18:01,498 --> 00:18:03,416 (畑中) こちら 大学の先生で→ 268 00:18:03,500 --> 00:18:06,419 先日倒れた棚を ご覧になりたいそうなんです。 269 00:18:06,503 --> 00:18:08,379 ただの普通の棚ですが。 270 00:18:08,421 --> 00:18:11,382 (高槻) 僕は大学で不思議なことを 研究しているものですから→ 271 00:18:11,424 --> 00:18:14,385 興味があるんですよ。 突然 倒れたのは→ 272 00:18:14,427 --> 00:18:18,389 妖怪や幽霊の 仕業かもしれませんからね。 273 00:18:18,431 --> 00:18:23,394 大学の先生は おかしなことに 興味をお持ちですね。 274 00:18:23,436 --> 00:18:27,440 いいでしょう。 少しだけ お目にかけます。 275 00:18:30,443 --> 00:18:32,445 (解錠音) 276 00:18:36,449 --> 00:18:38,451 あの棚ですよ。 277 00:18:44,457 --> 00:18:49,420 (高槻) 林さんと警察官の方は どこに? 278 00:18:49,462 --> 00:18:52,423 (畑中) 警察官は 奥で資料をしまっていて→ 279 00:18:52,465 --> 00:18:55,468 林さんは 棚の手前に立っていたそうです。 280 00:18:59,472 --> 00:19:04,477 もういいでしょう。 お引き取りください。 281 00:19:08,439 --> 00:19:10,358 (瑠衣子) 先生 調べてきました。 282 00:19:10,441 --> 00:19:14,362 遠山 宏孝さん 交番勤務時代は とても評判が良かったみたいです。 283 00:19:14,445 --> 00:19:17,365 交番を去るときは 子供から お年寄りまで→ 284 00:19:17,448 --> 00:19:20,368 近所の人が お別れに集まった。 285 00:19:20,451 --> 00:19:22,370 (高槻) それは相当だね。 286 00:19:22,453 --> 00:19:25,373 (瑠衣子) その後 少年課に配属になって→ 287 00:19:25,456 --> 00:19:28,376 たくさんの子供たちの更生に 手を貸したそうです。 288 00:19:28,459 --> 00:19:32,380 (高槻) うーん すごくいい警察官に聞こえるけど。 289 00:19:32,463 --> 00:19:37,385 (瑠衣子) うん… あっ 今日 わんこ君いないんですか? 290 00:19:37,468 --> 00:19:39,387 試験準備ですか? 291 00:19:39,470 --> 00:19:41,472 (高槻) わんこ君? 292 00:19:44,475 --> 00:19:47,395 (高槻) ああ~ 大仏君から→ 293 00:19:47,478 --> 00:19:51,399 わんこ君になったんだね。 294 00:19:51,482 --> 00:19:57,488 (瑠衣子) 試験の後は夏休み。 いいなぁ 学部生は気楽で。 295 00:20:04,495 --> 00:20:11,419 (高槻) そうだ そうだ。 2人だから 食べちゃおっか。 296 00:20:11,502 --> 00:20:14,422 ほら この間 生協のプリン 持ってきてくれたでしょ。 297 00:20:14,505 --> 00:20:19,510 食べ損なっちゃったから おわびに自家製のプリン。 298 00:20:23,514 --> 00:20:30,521 (瑠衣子) 先生 私が相談したいんだって 気付いてらしたんですね。 299 00:20:33,524 --> 00:20:38,529 (瑠衣子) 何か 自分の研究のことで 行き詰まっちゃって。 300 00:20:40,531 --> 00:20:45,453 私よりも優秀な研究者は たくさんいて→ 301 00:20:45,536 --> 00:20:49,457 もう本だって こんなにたくさん出てるのに…。 302 00:20:49,540 --> 00:20:54,545 私にできることなんて 何かあるのかな… って思っちゃって。 303 00:20:59,550 --> 00:21:02,553 (高槻) 焦っちゃ駄目だよ。 304 00:21:04,555 --> 00:21:08,434 じーっと その対象と向き合ってると→ 305 00:21:08,476 --> 00:21:12,480 いつか 底が抜けたみたいに 見えてくるものがあるから。 306 00:21:16,484 --> 00:21:18,486 (高槻) ねっ。 307 00:21:21,489 --> 00:21:23,491 (瑠衣子) はい。 308 00:21:30,498 --> 00:21:33,501 どうした? 食え。 309 00:21:37,505 --> 00:21:41,467 ハァ… 今度は お前ってことか。 310 00:21:41,509 --> 00:21:47,515 はい。 俺 どうすれば…。 311 00:21:49,517 --> 00:21:52,520 俺に言いたいことが あるんじゃないのか? 312 00:21:58,526 --> 00:22:02,488 実は 遠山広報官は着任早々→ 313 00:22:02,530 --> 00:22:05,491 村田先輩 林さん 大野さんが→ 314 00:22:05,533 --> 00:22:08,411 何か不正をしていると 思い込んだようでした。 315 00:22:08,494 --> 00:22:10,413 それで 俺に…。 316 00:22:10,496 --> 00:22:12,415 (遠山)《村田さん 林さん 大野さんの3人は→ 317 00:22:12,498 --> 00:22:17,420 私の前任者と 何か特別な関係だったのかな?》 318 00:22:17,503 --> 00:22:19,422 《分かりません》 319 00:22:19,505 --> 00:22:22,425 《では お手数ですが その辺りを調べてください》 320 00:22:22,508 --> 00:22:27,430 (畑中) 3人のことを探って教えろと。 321 00:22:27,513 --> 00:22:32,435 でも スパイみたいなことするの やだったので…。 322 00:22:32,518 --> 00:22:37,440 遠山広報官は 言うことを聞かなかった お前や→ 323 00:22:37,523 --> 00:22:41,444 疑っている村田たちを 罰しようとしてる。 324 00:22:41,527 --> 00:22:47,450 身内の恥なんで お話しせず すみません。 325 00:22:47,533 --> 00:22:50,453 この話 彰良にしていいな? 326 00:22:50,536 --> 00:22:52,538 はい。 327 00:23:00,546 --> 00:23:03,549 (高槻) 少し お話しできますか? 328 00:23:08,471 --> 00:23:11,390 (高槻) 4時44分の呪いに あなたは関わっているんですか? 329 00:23:11,474 --> 00:23:15,394 (遠山) いませんよ。 記者クラブで そんな遊びをやっていたなんて→ 330 00:23:15,478 --> 00:23:17,396 今 知りました。 (高槻) 先日→ 331 00:23:17,480 --> 00:23:19,398 僕たちが事件の関係者じゃないか 気にしておられましたよね。 332 00:23:19,482 --> 00:23:21,400 あれは なぜですか? 333 00:23:21,484 --> 00:23:24,403 「理由なんかありません」 334 00:23:24,487 --> 00:23:26,405 (尚哉) あぁ…。 335 00:23:26,489 --> 00:23:33,412 ハァ ハァ ハァ ハァ…。 336 00:23:33,496 --> 00:23:35,498 あっ…。 337 00:23:38,501 --> 00:23:43,506 (高槻) 村田さん 林さん 大野さんの 不正を疑っているんですか? 338 00:23:47,510 --> 00:23:50,513 「そんなわけないじゃないですか」 339 00:23:55,518 --> 00:24:01,440 そこまで お聞きになりたいなら ご説明しましょう。 340 00:24:01,524 --> 00:24:04,443 私は 村田記者を 清廉潔白な人物だと→ 341 00:24:04,527 --> 00:24:06,445 「信じてますよ」 (尚哉) うっ! 342 00:24:06,529 --> 00:24:09,407 林記者が 「独自に」 事件関係者を見つけてくる→ 343 00:24:09,448 --> 00:24:11,409 手腕は 「見事です」 大野記者は ずるいことは→ 344 00:24:11,450 --> 00:24:13,411 「一切しない真面目な性格だ」 (尚哉) あっ…。 345 00:24:13,452 --> 00:24:16,414 私の前任者とも 「いい関係だったと聞いています」 346 00:24:16,455 --> 00:24:18,416 (尚哉) ううっ! (高槻) 深町君! 347 00:24:18,457 --> 00:24:23,462 (尚哉) ハァ ハァ ハァ…。 348 00:24:26,465 --> 00:24:29,468 君は 嘘が分かるのか? 349 00:24:33,472 --> 00:24:37,476 嘘を聞くと 声が ゆがむんじゃないのか? 350 00:24:40,479 --> 00:24:44,442 そして 先生も そのことをご存じだ。→ 351 00:24:44,483 --> 00:24:46,444 隠す必要はない。 352 00:24:46,485 --> 00:24:50,489 青い提灯の祭りに 行ってしまったんじゃないのか? 353 00:24:54,493 --> 00:24:56,495 私もだ。 354 00:24:59,498 --> 00:25:02,460 (尚哉) えっ? 355 00:25:02,501 --> 00:25:06,464 (遠山) 嘘が分かるから 村田 林 大野の3人が→ 356 00:25:06,505 --> 00:25:08,382 私の前任者を抱き込んで→ 357 00:25:08,466 --> 00:25:12,386 謝礼と引き換えに 捜査情報を手にしていたと→ 358 00:25:12,470 --> 00:25:15,389 気付いたんだよ。 359 00:25:15,473 --> 00:25:17,391 (高槻) だから 畑中さんに→ 360 00:25:17,475 --> 00:25:20,394 3人を調べてもらうよう 頼んだんですね。 361 00:25:20,478 --> 00:25:23,397 ともかく この件に 首を突っ込むのはやめて→ 362 00:25:23,481 --> 00:25:25,399 私に任せてもらいたい。 363 00:25:25,483 --> 00:25:27,401 (高槻) そういうわけにはいきません。 364 00:25:27,485 --> 00:25:29,403 畑中さんに 警告メールが届いています。 365 00:25:29,487 --> 00:25:33,407 今の話を聞くと 大変なことが起こる。 366 00:25:33,491 --> 00:25:35,409 📱(呼び出し音) 367 00:25:35,493 --> 00:25:38,412 (高槻) もしもし? 健ちゃん。 畑中さん 無事? 368 00:25:38,496 --> 00:25:41,415 (健司) あいつなら 急な取材で呼び出されたぞ。 369 00:25:41,499 --> 00:25:46,420 村田記者も一緒だから大丈夫だ って言うから行かせた。 370 00:25:46,504 --> 00:25:48,506 えっ!? 371 00:26:02,520 --> 00:26:04,522 村田先輩? 372 00:26:06,524 --> 00:26:09,443 (畑中) 先輩? 373 00:26:11,445 --> 00:26:15,408 いい感じ いい感じ。 少しケガさせりゃいいんだから。 374 00:26:15,449 --> 00:26:17,410 (林) でも しばらく 休んでもらわないと困るからな。 375 00:26:17,451 --> 00:26:19,412 分かりました。 (村田) おい 行け。 376 00:26:19,453 --> 00:26:21,455 行ってきます。 377 00:26:21,455 --> 00:26:35,469 ♪~ 378 00:26:35,469 --> 00:26:38,431 (大野) うっ! ぐっ…。 (畑中) えっ!? 379 00:26:38,472 --> 00:26:40,433 (大野のせき) 380 00:26:40,474 --> 00:26:42,476 (畑中) お… 大野さん!? 381 00:26:47,481 --> 00:26:50,443 俺のカワイイ後輩に 手ぇ出そうってんだから→ 382 00:26:50,484 --> 00:26:53,446 覚悟できてんだろうな。 383 00:26:53,487 --> 00:26:55,489 あぁ!? 384 00:26:57,491 --> 00:27:00,453 (高槻) 村田さんたちは 遠山さんに疑われていることに→ 385 00:27:00,494 --> 00:27:02,455 気付いていたんですね。 386 00:27:02,496 --> 00:27:04,457 すぐに不正の証拠を 隠さねばと考えた。 387 00:27:04,498 --> 00:27:07,376 そこで 思い付いたのが 4時44分の呪いでした。 388 00:27:07,460 --> 00:27:12,381 呪いは自作自演ってことですか? (健司) ああ。 389 00:27:12,465 --> 00:27:15,384 (高槻) 現場を見せてもらったときに 二つ分かったんです。 390 00:27:15,468 --> 00:27:18,387 一つは 通常 あの部屋には 入れないということ。 391 00:27:18,471 --> 00:27:22,391 もう一つは 倒れた棚に入っていたファイルは→ 392 00:27:22,475 --> 00:27:24,477 何だったのか。 393 00:27:26,479 --> 00:27:29,398 昨年度 つまり 遠山さんの前任者が→ 394 00:27:29,482 --> 00:27:32,401 広報の責任者だったときの 捜査記録のファイルでした。 395 00:27:32,485 --> 00:27:34,403 (健司) 昨年度の千葉県警といえば→ 396 00:27:34,487 --> 00:27:37,406 未成年が犯人の殺人事件で 大騒ぎだったよな。 397 00:27:37,490 --> 00:27:41,410 はい。 (高槻) そして→ 398 00:27:41,494 --> 00:27:43,412 畑中さん自身が言っていた。 399 00:27:43,496 --> 00:27:46,415 《林さんは 去年 少年犯罪のスクープを書いた→ 400 00:27:46,499 --> 00:27:48,501 記者クラブのエースなんです》 401 00:27:50,503 --> 00:27:52,505 (高槻) どうぞ。 402 00:27:54,507 --> 00:27:57,426 遠山広報官…。 403 00:27:57,510 --> 00:28:02,431 倒れた棚にあったファイルを 全て見直しました。 404 00:28:02,515 --> 00:28:08,354 高槻先生の予想どおり 供述調書が一部なくなっていた。 405 00:28:08,437 --> 00:28:10,439 これです。 406 00:28:12,441 --> 00:28:15,361 犯人の隣人の調書…。 407 00:28:15,444 --> 00:28:18,364 でも この供述が 直接 逮捕につながったわけじゃない。 408 00:28:18,447 --> 00:28:21,367 どうして これが重要だったんですか? 409 00:28:21,450 --> 00:28:26,372 日付を見てください。 昨年の6月3日の調書です。 410 00:28:26,455 --> 00:28:28,374 警察は その供述を聞いて→ 411 00:28:28,457 --> 00:28:31,377 初めて犯人の少年を 怪しいと思い始めた。 412 00:28:31,460 --> 00:28:33,379 にもかかわらず 林記者は 同じ日に→ 413 00:28:33,462 --> 00:28:37,383 少年の関係者を取材して 記事にしています。 414 00:28:37,466 --> 00:28:40,386 (高槻) 遠山さんの前任者が 情報を流したんでしょう。 415 00:28:40,469 --> 00:28:44,390 その供述調書の日付が証拠になる。 416 00:28:44,473 --> 00:28:47,393 大野記者が勤めているテレビ局は やはり同じ日→ 417 00:28:47,476 --> 00:28:50,396 たまたま 犯人の少年に インタビューしています。 418 00:28:50,479 --> 00:28:52,398 その映像は スクープとして→ 419 00:28:52,481 --> 00:28:56,402 その後 何度も 放映されることになった。 420 00:28:56,485 --> 00:29:00,406 それも 情報を流してもらってたんですね。 421 00:29:00,489 --> 00:29:02,408 (遠山) 村田記者も 昨年は いいネタを→ 422 00:29:02,491 --> 00:29:04,410 たくさんつかんで記事にしている。 423 00:29:04,493 --> 00:29:06,412 確認したところ 村田記者は→ 424 00:29:06,495 --> 00:29:11,375 君の会社主催の演歌公演のチケットを ホテルや食事付きで→ 425 00:29:11,417 --> 00:29:14,378 私の前任者に提供していたらしい。 426 00:29:14,420 --> 00:29:17,381 (高槻) 林さんは その供述調書を 処分しようとして→ 427 00:29:17,423 --> 00:29:21,385 警察官を手伝うふりをして あの部屋に入った。 428 00:29:21,427 --> 00:29:24,430 そして 先に靴を片方脱いで…。 429 00:29:26,432 --> 00:29:29,393 警察官の目を盗んで 書類棚を倒したんです。 430 00:29:29,435 --> 00:29:33,397 そこへ 村田さんと大野さんが 駆け付ける。 431 00:29:33,439 --> 00:29:35,399 (大野)《林さん!?》 (高槻) まず 書棚を立て→ 432 00:29:35,441 --> 00:29:38,402 靴を捜そうということになった 隙を見て→ 433 00:29:38,444 --> 00:29:40,404 目的の書類を抜き取ったんです。 434 00:29:40,446 --> 00:29:45,409 畑中さんを襲おうとしたのは しばらく休ませるためでしょう。 435 00:29:45,451 --> 00:29:48,412 その間に 畑中さんの職場のパソコンを調べ→ 436 00:29:48,454 --> 00:29:50,414 遠山さんに 何か報告をしていないか→ 437 00:29:50,456 --> 00:29:52,416 確認をしたかった。 438 00:29:52,458 --> 00:29:56,420 でも 下手に襲えば 警察が動くことになります。 439 00:29:56,462 --> 00:30:01,467 だから 畑中さんに 4時44分の呪いを信じ込ませた。 440 00:30:03,469 --> 00:30:08,432 畑中さん 呪いを信じた上で ケガをした事情を聴かれたら→ 441 00:30:08,474 --> 00:30:10,476 何て答えてましたか? 442 00:30:12,478 --> 00:30:16,440 呪いのせいです とは言いづらいですから→ 443 00:30:16,482 --> 00:30:20,444 自分の不注意ですとか 曖昧な証言をしていたと思います。 444 00:30:20,486 --> 00:30:23,447 (高槻) それでは捜査が始まりません。 445 00:30:23,489 --> 00:30:26,492 だから 自分たちは安泰だと 考えたんです。 446 00:30:28,494 --> 00:30:32,498 村田先輩たちのこと 尊敬してたのに…。 447 00:30:38,504 --> 00:30:42,508 今日は 飲もう! なっ? 448 00:31:00,526 --> 00:31:04,530 君 警察の仕事に興味はないか? 449 00:31:07,491 --> 00:31:10,411 (尚哉) 俺… ですか? 450 00:31:10,494 --> 00:31:12,413 想像はつくと思うが→ 451 00:31:12,496 --> 00:31:17,418 私たちの能力は 警察官として とても役に立つ。 452 00:31:17,501 --> 00:31:22,423 千葉県警に入ってくれれば 私も何かと気に掛けてやれる。 453 00:31:22,506 --> 00:31:26,427 私なら 君が抱えている悩みも苦しみも→ 454 00:31:26,510 --> 00:31:29,513 理解できるからね。 455 00:31:31,515 --> 00:31:34,518 こうなったのは何歳のときだ? 456 00:31:36,520 --> 00:31:38,439 (尚哉) 10歳です。 457 00:31:38,522 --> 00:31:41,442 私も そのくらいだった。 458 00:31:41,525 --> 00:31:45,446 初めは自分に何が起きたか 分からなかった。 459 00:31:45,529 --> 00:31:49,450 嘘だけが ゆがんで聞こえるのだと 気付いて親に話したら→ 460 00:31:49,533 --> 00:31:51,452 笑われたよ。 461 00:31:51,535 --> 00:31:58,459 むきになって証明してみせたら 今度は嫌な顔をされた。 462 00:31:58,542 --> 00:32:02,463 それ以来 親との距離が縮まったことはない。 463 00:32:02,546 --> 00:32:08,427 親でさえ そうなんだ。 友人は つくらないことにした。 464 00:32:08,469 --> 00:32:13,432 君 恋人は? 465 00:32:13,474 --> 00:32:15,434 (尚哉) いません。 466 00:32:15,476 --> 00:32:17,436 その方がいい。 467 00:32:17,478 --> 00:32:23,484 本気で好きになった相手が 嘘つきだと知って苦しむのは君だ。 468 00:32:25,486 --> 00:32:30,449 全ての人との間に線を引いて 踏み込まないこと。 469 00:32:30,491 --> 00:32:33,494 それが一番だよ。 470 00:32:36,497 --> 00:32:40,459 でも 私には君が分かる。 471 00:32:40,501 --> 00:32:43,504 他の誰よりも。 472 00:32:47,508 --> 00:32:49,468 (高槻) 飲み物を用意しましょう。 473 00:32:49,510 --> 00:32:52,471 選択肢は ココアか コーヒーか 紅茶か ほうじ茶。 474 00:32:52,513 --> 00:32:54,473 紅茶か ほうじ茶は ティーバッグ使用。 475 00:32:54,515 --> 00:32:57,476 ちなみに ココアは 初めてココアパウダーを作った国→ 476 00:32:57,518 --> 00:32:59,520 オランダ産です。 477 00:33:04,525 --> 00:33:10,406 (高槻) それ以上 踏み込んだ話をするなら 落ち着いた方がいいでしょう。 478 00:33:10,489 --> 00:33:13,409 年下の人間を動揺させて 決断を迫るなんて→ 479 00:33:13,492 --> 00:33:15,494 いただけないですよ。 480 00:33:18,497 --> 00:33:21,417 (高槻) 彼は1年生です。 就職以前に→ 481 00:33:21,500 --> 00:33:25,421 民俗学を専攻しないかと 誘おうとしていたところなんです。 482 00:33:25,504 --> 00:33:28,507 横入りは困ります。 483 00:33:30,509 --> 00:33:34,430 深町君の人生は 深町君が決めることです。 484 00:33:34,513 --> 00:33:38,517 さあ 何飲みます? 485 00:33:42,521 --> 00:33:44,523 今日は失礼しますよ。 486 00:33:44,523 --> 00:33:59,538 ♪~ 487 00:33:59,538 --> 00:34:03,459 (高槻) 深町君 今日はココアにしてみない? 488 00:34:03,542 --> 00:34:07,379 甘い物を飲むと 気持ちが落ち着くよ。 489 00:34:07,463 --> 00:34:11,383 あ~ でも 深町君は甘い物苦手だから→ 490 00:34:11,467 --> 00:34:14,470 マシュマロは抜きにしようか。 491 00:34:17,473 --> 00:34:19,475 (尚哉) すいません。 492 00:34:22,478 --> 00:34:24,480 (尚哉) 俺…。 493 00:34:27,483 --> 00:34:30,486 (ドアの開閉音) 494 00:34:35,491 --> 00:34:38,494 (尚哉) 遠山さん! 495 00:34:40,496 --> 00:34:43,415 遠山さん! 496 00:34:43,499 --> 00:34:45,417 あの… あの…。 497 00:34:45,501 --> 00:34:48,420 遠山さん 教えてください。 498 00:34:48,504 --> 00:34:51,423 どうすれば 周りの人の嘘に 耐えられますか? 499 00:34:51,507 --> 00:34:56,428 完全に耐えられるようには ならない。 500 00:34:56,512 --> 00:35:02,434 私は今でも 嘘をつかれると 怒りが表に出てしまうことがある。 501 00:35:02,518 --> 00:35:04,436 そのせいで→ 502 00:35:04,520 --> 00:35:08,398 黒遠山が取りついた って言う人もいる。 503 00:35:08,440 --> 00:35:13,445 結局は この能力と 向き合っていくしかないんだ。 504 00:35:16,448 --> 00:35:19,409 (遠山) 私は 交番勤務時代→ 505 00:35:19,451 --> 00:35:21,453 とても充実していた。 506 00:35:23,455 --> 00:35:26,416 (遠山) 大丈夫 学校は楽しい と答える小学生が→ 507 00:35:26,458 --> 00:35:30,420 実は いじめられてることを 見抜いて相談に乗った。 508 00:35:30,462 --> 00:35:32,422 少年課にいたときも→ 509 00:35:32,464 --> 00:35:37,427 素直じゃない子供たちの気持ちを くみ取ってやれた。 510 00:35:37,469 --> 00:35:40,430 天職だと思った。 511 00:35:40,472 --> 00:35:44,434 あるいは 運命かな。 512 00:35:44,476 --> 00:35:47,437 あのとき あの祭りに迷い込んだのは→ 513 00:35:47,479 --> 00:35:50,440 この人たちを 救うためだったんじゃないかって。 514 00:35:50,482 --> 00:35:54,444 (尚哉) それなら 俺もこの力を使って 役に立てる生き方を→ 515 00:35:54,486 --> 00:35:57,489 見つけることが できるんじゃないでしょうか。 516 00:36:01,493 --> 00:36:03,495 先に言っておく。 517 00:36:05,497 --> 00:36:09,376 年を重ねれば ましになるなんて 期待しないことだ。 518 00:36:09,459 --> 00:36:12,379 (尚哉) えっ? 519 00:36:12,462 --> 00:36:18,385 君は まだ若いから 友人に嘘をつかれて傷ついている。 520 00:36:18,468 --> 00:36:20,387 でも 社会に出たら→ 521 00:36:20,470 --> 00:36:23,390 偉くなったら→ 522 00:36:23,473 --> 00:36:25,392 君が向き合う嘘は→ 523 00:36:25,475 --> 00:36:29,396 今までとは 比べものにならないくらい→ 524 00:36:29,479 --> 00:36:32,399 悪質になる。 525 00:36:32,482 --> 00:36:35,402 例えば 今回の件。 526 00:36:35,485 --> 00:36:42,409 記者たちは異動させられるが 私の前任者に処分はない。 527 00:36:42,492 --> 00:36:47,414 上はスキャンダルになって 世間にたたかれるより→ 528 00:36:47,497 --> 00:36:50,500 もみ消すことを選ぶ。 529 00:36:51,501 --> 00:36:54,421 嘘だと分かっていても→ 530 00:36:54,504 --> 00:37:00,427 力のある人間の言葉は のみ込まなきゃいけない。 531 00:37:00,510 --> 00:37:04,431 真実を見逃さないと 生きていけなくなる。 532 00:37:04,514 --> 00:37:10,437 生きるために 諦めることを覚えるしかない。 533 00:37:10,437 --> 00:37:30,457 ♪~ 534 00:37:30,457 --> 00:37:32,459 {\an8}(ドアの開く音) 535 00:37:36,463 --> 00:37:40,467 {\an8}(高槻) よかった 戻ってきてくれて。 536 00:37:46,473 --> 00:37:50,435 {\an8}(高槻) 深町君と遠山さんは 違うんだから→ 537 00:37:50,477 --> 00:37:53,438 {\an8}同じ人生が待っているとは かぎらないよ。 538 00:37:53,480 --> 00:37:58,485 {\an8}(尚哉) 先生には分からないですよ! 俺の気持ちなんか。 539 00:38:02,489 --> 00:38:07,369 {\an8}(高槻) そうだね 分からないかもしれない。 540 00:38:07,452 --> 00:38:11,373 {\an8}でも 特別な体験をして→ 541 00:38:11,456 --> 00:38:15,460 {\an8}それを背負って生きるつらさは 知っているつもりだよ。 542 00:38:18,463 --> 00:38:20,382 {\an8}(高槻) 僕はね→ 543 00:38:20,465 --> 00:38:23,468 {\an8}12歳のときに誘拐された。 544 00:38:25,470 --> 00:38:29,391 {\an8}自分でも 何が起きたか覚えていない。 545 00:38:29,474 --> 00:38:35,397 {\an8}自宅の2階で寝ていたはずが 急に いなくなったらしい。 546 00:38:35,480 --> 00:38:38,400 うちは裕福なのに 身代金の要求もなかったから→ 547 00:38:38,483 --> 00:38:42,404 犯人の目的は お金じゃなかった。 548 00:38:42,487 --> 00:38:44,406 発見されたのは1カ月後。 549 00:38:44,489 --> 00:38:49,494 世田谷の家から遠く離れた 京都の鞍馬だった。 550 00:38:53,498 --> 00:38:59,504 (高槻) 新聞記事には 無事保護って書いてあるだろ? 551 00:39:01,506 --> 00:39:07,429 でもね 何も変わってない わけじゃなかったんだ。 552 00:39:11,433 --> 00:39:16,354 (高槻) 僕は 1カ月間の間 記憶をなくしていた。 553 00:39:16,438 --> 00:39:20,358 そして 完全記憶能力を手に入れた。 554 00:39:20,442 --> 00:39:23,361 君が見た 目が青くなる症状→ 555 00:39:23,445 --> 00:39:30,452 それから 鳥が苦手になったのも 全部 無事保護の後からだよ。 556 00:39:33,455 --> 00:39:36,374 (高槻) 現実的な考え方の父は→ 557 00:39:36,458 --> 00:39:40,378 誘拐犯が 何か薬物を飲ませたことで→ 558 00:39:40,462 --> 00:39:43,381 記憶をなくして目が青くなり→ 559 00:39:43,465 --> 00:39:47,385 僕が過酷な状況を 必死に生き抜こうとしたせいで→ 560 00:39:47,469 --> 00:39:51,389 完全記憶能力が 芽生えたと解釈した。 561 00:39:51,473 --> 00:39:53,391 母親の方は→ 562 00:39:53,475 --> 00:39:56,394 自分の息子が恐ろしい犯罪に 巻き込まれたなんて→ 563 00:39:56,478 --> 00:39:59,481 受け入れられなかった。 564 00:40:01,483 --> 00:40:05,403 だから 思い込もうとしたんだ。 565 00:40:05,487 --> 00:40:09,407 天狗にさらわれたって。 566 00:40:09,491 --> 00:40:13,411 (尚哉) 天狗? (高槻) 発見されたのが鞍馬だったからね。 567 00:40:13,495 --> 00:40:17,415 鞍馬には…。 (尚哉) 天狗の伝説がある。 568 00:40:17,499 --> 00:40:19,417 (高槻) そう。 569 00:40:19,501 --> 00:40:24,506 それと もう一つ大きな理由がある。 570 00:40:36,518 --> 00:40:38,436 (高槻) 母は これを→ 571 00:40:38,520 --> 00:40:41,439 天狗が 僕を人間の世界に 戻したときに→ 572 00:40:41,523 --> 00:40:45,527 翼を切り取った痕だと 考えたんだよ。 573 00:40:51,533 --> 00:40:54,452 (高槻) 12歳の少年を誘拐して→ 574 00:40:54,536 --> 00:40:59,457 背中に これだけの傷をつけて→ 575 00:40:59,541 --> 00:41:04,462 道に放り出すような人間が この世にいるのか。 576 00:41:04,546 --> 00:41:06,464 この世の中に→ 577 00:41:06,548 --> 00:41:11,428 それだけの悪意を持った 人間がいるのか。 578 00:41:11,469 --> 00:41:14,431 それとも→ 579 00:41:14,472 --> 00:41:17,434 天狗の気まぐれなのか。 580 00:41:17,475 --> 00:41:20,478 僕は知りたいと思っている。 581 00:41:26,484 --> 00:41:29,446 (高槻)《君との出会いは 事件だよ》 582 00:41:29,487 --> 00:41:31,448 《僕は 自分で怪異を体験してみたくて→ 583 00:41:31,489 --> 00:41:34,451 たまらないんだ。 呪われるなら本望だよ》 584 00:41:34,492 --> 00:41:37,454 《怪異の方がいいよね》 585 00:41:37,495 --> 00:41:42,500 《誰かが誰かを襲うってことは そこに悪意があるんだから》 586 00:41:44,502 --> 00:41:46,504 《それは悲しいよ》 587 00:41:56,514 --> 00:42:00,477 (高槻) でもね→ 588 00:42:00,518 --> 00:42:03,480 残念だけど→ 589 00:42:03,521 --> 00:42:09,486 本物の怪異とは そう簡単に出合えないんだ。 590 00:42:16,493 --> 00:42:20,413 (高槻) ただ 深町君に会えた。 591 00:42:20,497 --> 00:42:24,417 君が本物の怪異を 体験したのなら→ 592 00:42:24,501 --> 00:42:30,507 僕が こんなふうになった原因も 怪異かもしれないだろ? 593 00:42:42,519 --> 00:42:45,438 (高槻) 深町君。 594 00:42:45,522 --> 00:42:51,444 もし君が 自分に起きたことと 向き合いたいなら→ 595 00:42:51,528 --> 00:42:53,446 僕は付き合うよ。 596 00:42:53,530 --> 00:42:55,532 とことんね。 597 00:43:05,542 --> 00:43:09,421 (尚哉)《俺の決意は まだ決まっていなかった》 598 00:43:09,462 --> 00:43:16,428 《でも 先生と出会った あの日に感謝していた》 599 00:43:16,469 --> 00:43:19,431 《たとえ この先→ 600 00:43:19,472 --> 00:43:23,476 {\an8}2人で恐ろしい経験をすることに なったとしても》