1 00:00:37,913 --> 00:00:42,385 (金兵衛)あっ 坂崎さん いらしたんですか? 2 00:00:42,385 --> 00:00:46,255 (磐音)本日は 七のつく日ですから 鰻割きは お休みです。 3 00:00:46,255 --> 00:00:50,726 ほぉ~! それよりも お珍しい。 どてらではないのですね。 4 00:00:50,726 --> 00:00:55,064 今日という日に どてらは ねぇでしょう。 …え? 5 00:00:55,064 --> 00:00:57,400 (はつね)大家さんの 亡くなったお連れ合いの➡ 6 00:00:57,400 --> 00:01:00,069 おのぶさんの 命日なんですよ 今日は。 7 00:01:00,069 --> 00:01:02,972 さようですか。 では おこんさんも? 8 00:01:02,972 --> 00:01:07,943 そりゃ~ もちのろんってやつ でして。 ヘ~ッヘッヘッヘ…。 9 00:01:07,943 --> 00:01:11,414 やな 笑い方だね。 なんかあんのかい? 10 00:01:11,414 --> 00:01:14,316 な~んも ありまの水天宮。 11 00:01:14,316 --> 00:01:20,423 お寺さんでな お経をあげて貰って 精進料理 食って おしまい。 12 00:01:20,423 --> 00:01:23,759 (勢津)お連れ合いが 亡くなられて 何年ですか? 13 00:01:23,759 --> 00:01:27,096 う~んと 今 おこんが 20と6だから➡ 14 00:01:27,096 --> 00:01:29,999 そう… もう 13年前ってことになるかあ。 15 00:01:29,999 --> 00:01:33,703 早いとこ 嫁がせないと 貰い手 なくなっちゃうよ。 16 00:01:33,703 --> 00:01:39,375 えっ? えっ? ああ まあな。 うん そうそう ハハハハ…。 17 00:01:39,375 --> 00:01:43,075 あっ そうそう ちょっと 坂崎さん ちょっと…。 18 00:01:45,047 --> 00:01:49,385 実はね 坂崎さんだから 言うんですがね。 19 00:01:49,385 --> 00:01:53,723 今日はね おこんの見合いなんですよ。 20 00:01:53,723 --> 00:01:56,625 言ったでしょ。 酒問屋の一人息子。 21 00:01:56,625 --> 00:02:00,396 死んだ ばあさんの 法事にかこつけて。 22 00:02:00,396 --> 00:02:03,733 では おこんさんは そのことは? こうでもしなきゃね➡ 23 00:02:03,733 --> 00:02:07,403 あいつのことだ。 言い繕って 来るわけがねえ! 24 00:02:07,403 --> 00:02:11,073 とくと 仕上げを ごろうじろう~。 25 00:02:11,073 --> 00:02:13,743 なにが ごろうじろうなんだい? 26 00:02:13,743 --> 00:02:15,678 いや あのな。 まあ なんだ。 その…➡ 27 00:02:15,678 --> 00:02:20,082 五郎と次郎というのがいてね その間に 三郎と…。 28 00:02:20,082 --> 00:02:25,421 さなえ~。 きちんと 見ていなければ ダメでしょう! 29 00:02:25,421 --> 00:02:29,091 大変だなあ 竹村さんとこも。 30 00:02:29,091 --> 00:02:32,695 じゃ あっしは お先に。 へい。 31 00:02:32,695 --> 00:02:42,395 ♬~ 32 00:02:44,039 --> 00:02:53,739 ♬~ 33 00:03:04,360 --> 00:03:06,729 (由蔵)あっ こりゃ 山形屋様。 ああ どうも。 34 00:03:06,729 --> 00:03:10,729 いつも ありがとうございます。 おい これ 頼むよ。 35 00:03:14,603 --> 00:03:16,603 いや~ やれやれやれ。 36 00:03:19,742 --> 00:03:22,077 ご苦労さまでございましたな。 37 00:03:22,077 --> 00:03:25,748 3百両などという お金になりますと➡ 38 00:03:25,748 --> 00:03:30,619 私一人では どうも 危のうございますでなあ。 39 00:03:30,619 --> 00:03:33,022 大工が入っているのですか? 40 00:03:33,022 --> 00:03:35,691 あ~ お艶様の三回忌が終わると➡ 41 00:03:35,691 --> 00:03:39,562 秋には 旦那様と お佐紀様の 婚礼でございましょう。 42 00:03:39,562 --> 00:03:42,364 お佐紀様を お迎えするにあたっては➡ 43 00:03:42,364 --> 00:03:46,235 奥の造作を 少し変えようかと…。 さようですか。 44 00:03:46,235 --> 00:03:50,239 おこんさんも もう帰ってくると 思うのですがな…。➡ 45 00:03:50,239 --> 00:03:52,374 なんでも 法事だそうです。 46 00:03:52,374 --> 00:03:56,045 金兵衛殿より 聞いております。 おっ…。 47 00:03:56,045 --> 00:03:59,548 おこんさんも いなくなると 寂しくなりますね ここも。 48 00:03:59,548 --> 00:04:04,053 えっ? …えっ! あ いえ いえ。 49 00:04:04,053 --> 00:04:07,723 いなくなる? それ どういうことでございますかな? 50 00:04:07,723 --> 00:04:11,060 金兵衛殿より お聞き及びではないのですか? 51 00:04:11,060 --> 00:04:12,995 なんでございましょうか? 52 00:04:12,995 --> 00:04:18,934 実は… 今日は おこんさんの 見合いなのだそうです。 53 00:04:18,934 --> 00:04:21,704 見合い!? 54 00:04:21,704 --> 00:04:25,608 坂崎様。 ちょっと… ちょっと ちょっと こちらへ。 55 00:04:25,608 --> 00:04:30,412 ♬~ 56 00:04:30,412 --> 00:04:33,315 今朝方 金兵衛殿に お聞きしました。 57 00:04:33,315 --> 00:04:37,219 酒問屋の一人息子殿とかで 金兵衛殿としては➡ 58 00:04:37,219 --> 00:04:40,689 今津屋殿の後添いが 決まるのを潮に➡ 59 00:04:40,689 --> 00:04:43,592 おこんさんを 嫁に出したいと 前々から。 60 00:04:43,592 --> 00:04:47,563 それは 分かります。 親の気持ちとしては当然でしょう。 61 00:04:47,563 --> 00:04:51,333 しかし いきなりは困ります。 この今津屋の奥を➡ 62 00:04:51,333 --> 00:04:54,036 取りしきっている おこんさんですぞ。 いくら➡ 63 00:04:54,036 --> 00:04:58,707 お佐紀様が 脇本陣を 取りしきっていたからと言って➡ 64 00:04:58,707 --> 00:05:01,610 これは 商いとは また 別物ですからな! 65 00:05:01,610 --> 00:05:06,582 ここしばらくは おこんさんにも 手伝うて貰わにゃあ なりません。 66 00:05:06,582 --> 00:05:09,051 某に そう言われましても…。 67 00:05:09,051 --> 00:05:12,721 それに この話 まだ 当人が知らぬことです。 68 00:05:12,721 --> 00:05:15,057 この先 どうなるかは…。 69 00:05:15,057 --> 00:05:21,931 …まあ それはそれとして 坂崎様。 …は? 70 00:05:21,931 --> 00:05:27,069 あなた様は おこんさんが 嫁に いってもよいと お考えですか? 71 00:05:27,069 --> 00:05:29,004 元締殿 某…。 72 00:05:29,004 --> 00:05:33,876 奈緒様に 義理立てをするのは もう およしなさいませ。 73 00:05:33,876 --> 00:05:37,680 自分の気持ちに 正直に生きる。 74 00:05:37,680 --> 00:05:41,880 これもまた 人の道でございます。 75 00:05:43,552 --> 00:05:49,024 佐々木道場の玲圓先生にも 同じようなことを言われました。 76 00:05:49,024 --> 00:05:51,694 ふ~ん。 さようですか…。 77 00:05:51,694 --> 00:05:58,033 (雷鳴) 78 00:05:58,033 --> 00:06:03,706 お~…。 一雨 来ますかなあ。 79 00:06:03,706 --> 00:06:06,041 (雷鳴と雨の降る音) 80 00:06:06,041 --> 00:06:22,057 ♬~ 81 00:06:22,057 --> 00:06:25,928 帰りが遅いと 元締殿が心配しておいででした。 82 00:06:25,928 --> 00:06:30,733 ♬~ 83 00:06:30,733 --> 00:06:32,668 こら 坂崎磐音。 84 00:06:32,668 --> 00:06:35,571 私が見合いすることを 知ってたそうね。 85 00:06:35,571 --> 00:06:41,343 金兵衛殿に 聞かされていました。 今日だとは 知りませんでしたが。 86 00:06:41,343 --> 00:06:43,679 なぜ 止めてくれなかったの? 87 00:06:43,679 --> 00:06:45,679 いや それは…。 88 00:06:47,349 --> 00:06:51,220 どうせ 私を嫁にいかせたいと 思ってたんでしょ。 89 00:06:51,220 --> 00:06:54,223 お父っつぁんと 同じように。 そのようなことは➡ 90 00:06:54,223 --> 00:06:58,961 あろうはずもない! …え? 91 00:06:58,961 --> 00:07:03,365 ですが… 金兵衛殿の 気持ちを思ったら➡ 92 00:07:03,365 --> 00:07:06,268 止めることは できませんでした。 93 00:07:06,268 --> 00:07:09,238 ♬~ 94 00:07:09,238 --> 00:07:11,238 バカ…! 95 00:07:13,042 --> 00:07:15,377 あっ! 96 00:07:15,377 --> 00:07:20,077 見合いは いかがでござった? 97 00:07:21,717 --> 00:07:24,053 知るもんですか! 98 00:07:24,053 --> 00:07:28,891 私は ただ おっ母さんの法事に 行ってきただけです。 99 00:07:28,891 --> 00:07:35,664 ♬~ 100 00:07:35,664 --> 00:07:38,567 もう 行かなきゃ。 101 00:07:38,567 --> 00:07:40,536 送ります。 102 00:07:40,536 --> 00:07:42,538 …はい。 103 00:07:42,538 --> 00:07:53,238 ♬~ 104 00:07:56,685 --> 00:07:59,021 (おしま)ねぇ 旦那。 はい。 105 00:07:59,021 --> 00:08:01,924 おこんさんが 見合いしたって ほんと? 106 00:08:01,924 --> 00:08:05,360 らしいですが… どこから それを? 107 00:08:05,360 --> 00:08:07,696 どてらの金兵衛さんよ! 108 00:08:07,696 --> 00:08:11,033 昨日 湯につかりに来た時 ぼやいてたもん。 109 00:08:11,033 --> 00:08:13,702 おこんさんに 見合い 仕掛けたら 逃げられたって。 110 00:08:13,702 --> 00:08:17,372 (竹蔵)仲人には 呆れられるわ 相手の親には 怒鳴られるわで➡ 111 00:08:17,372 --> 00:08:21,243 さんざんな目に遭ったって 悄気てましたよ 金兵衛さん。 112 00:08:21,243 --> 00:08:25,047 おこんさん 誰か いい人でも いるんですかね。 113 00:08:25,047 --> 00:08:28,717 いるに決まってるでしょ。 バカだね この人は…。 114 00:08:28,717 --> 00:08:33,555 若い娘が 見合い蹴飛ばす時は 近くに… コレがいる時なの! 115 00:08:33,555 --> 00:08:36,325 …そうなの? そうなの! 116 00:08:36,325 --> 00:08:38,660 …ねえ 旦那。 117 00:08:38,660 --> 00:08:41,563 さあ…。 118 00:08:41,563 --> 00:08:44,166 う~ん はあ…。 119 00:08:44,166 --> 00:08:47,669 (磯次)しっかりしろよ。 たかが 見合いじゃねえかよ。 120 00:08:47,669 --> 00:08:52,007 急に年とった顔しちゃってさ。 元気出しなよ! 121 00:08:52,007 --> 00:08:58,347 なんだかよ~ この分じゃよ 孫の顔を見る前に~➡ 122 00:08:58,347 --> 00:09:01,250 死んだばあさんに 呼ばれそうだよ。 123 00:09:01,250 --> 00:09:04,219 (徳三)まあ そろそろ迎えが来ても おかしかねえやな! 124 00:09:04,219 --> 00:09:08,023 (おいち)あんた! 冗談だよ 冗談。 ヘヘヘ…。 125 00:09:08,023 --> 00:09:11,894 皆さん おそろいで…。 お帰んなさい。 126 00:09:11,894 --> 00:09:17,032 あ~ 手紙が来てましたからね 置いときましたよ。 127 00:09:17,032 --> 00:09:19,935 ああああ…。 128 00:09:19,935 --> 00:09:22,704 浪人さん なんとか 言ってやって下さいよ。 129 00:09:22,704 --> 00:09:25,607 ず~っと 大家さん この調子なんだよ。 130 00:09:25,607 --> 00:09:28,043 大家さん! おいら 仕事 行ってくるからよ。 131 00:09:28,043 --> 00:09:29,978 徳 行くぞ。 はいよ。 あと頼んだぞ! 132 00:09:29,978 --> 00:09:32,678 はいよ。 弁当! はい 行っといで。 133 00:09:36,318 --> 00:09:39,655 今度「宮戸川」の蒲焼きを 持参いたします。 134 00:09:39,655 --> 00:09:42,558 それでも食べて 精をつけて下さい。 135 00:09:42,558 --> 00:09:47,558 鰻より… 孫の顔を拝みた~い! 136 00:09:53,202 --> 00:09:57,206 手紙は 中居半蔵からのものだった。 137 00:09:57,206 --> 00:09:59,506 父上が…。 138 00:10:01,343 --> 00:10:05,214 海産物を積んだ 2度目の船が 国元を出立し➡ 139 00:10:05,214 --> 00:10:11,019 その船に 父の正睦が 同乗していることが記されていた。 140 00:10:11,019 --> 00:10:16,692 手紙の最後には 藩主 実高の言葉が添えられていた。 141 00:10:16,692 --> 00:10:19,595 (実高)よいか。 磐音に伝えよ。 142 00:10:19,595 --> 00:10:23,031 「何年ぶりかの 父との再会である。➡ 143 00:10:23,031 --> 00:10:26,702 必ず 佃島に出迎えよ」とな。 144 00:10:26,702 --> 00:10:29,605 これは 主命である! 145 00:10:29,605 --> 00:10:31,905 (中居)はっ! 146 00:10:35,711 --> 00:10:40,511 その日の昼過ぎ 磐音は 今津屋を訪れた。 147 00:10:45,887 --> 00:10:49,725 いかがしましたか? 148 00:10:49,725 --> 00:10:54,396 この部屋の床回り お内儀さんが 作らせたものなんですよ。 149 00:10:54,396 --> 00:10:57,299 でも ちょっと古くなってしまって 新しく➡ 150 00:10:57,299 --> 00:11:00,999 作り替えてもらってる とこなんです。 そうですか。 151 00:11:02,738 --> 00:11:07,576 人の匂いって… こうして 消えていくんですね。 152 00:11:07,576 --> 00:11:10,479 ♬~ 153 00:11:10,479 --> 00:11:15,083 やだ 私 なに言ってんだろ。 違いますよ。 154 00:11:15,083 --> 00:11:17,986 お佐紀様を お迎えすることを どうこう言ってるんじゃなくて…。 155 00:11:17,986 --> 00:11:21,590 分かります。 この部屋は おこんさんにとって➡ 156 00:11:21,590 --> 00:11:25,093 お艶殿 そのものだったのですから。 157 00:11:25,093 --> 00:11:28,597 ♬~ 158 00:11:28,597 --> 00:11:33,035 幼いころ 大工になるのが 夢でした。 159 00:11:33,035 --> 00:11:34,970 …え? 160 00:11:34,970 --> 00:11:38,373 鉋屑が 薄く ひょろひょろ 延びていくのを見てると➡ 161 00:11:38,373 --> 00:11:42,044 あっという間に 一日が過ぎ去ったものです。 162 00:11:42,044 --> 00:11:45,914 おかしな子どもだと よく 父に言われました。 163 00:11:45,914 --> 00:11:48,917 (おこんの笑い声) 164 00:11:48,917 --> 00:11:52,054 やだ もう。 なんですか 急に。 165 00:11:52,054 --> 00:11:56,754 その父が… 江戸に来ます。 166 00:12:02,064 --> 00:12:03,999 お父上が 江戸に…。 167 00:12:03,999 --> 00:12:09,938 はい。 次の関前からの船に 乗ってくるそうです。 ほう~。 168 00:12:09,938 --> 00:12:13,675 おこんさん どうなさいましたかな? 169 00:12:13,675 --> 00:12:19,081 え? あっ…。 なんだか 急な話で。 170 00:12:19,081 --> 00:12:21,983 坂崎さんのお父上が 来られるなんて➡ 171 00:12:21,983 --> 00:12:25,954 思ってもみなかったことだし… どうしましょ 私。 172 00:12:25,954 --> 00:12:30,425 アハハハハ… あの~ 何年ぶりのご対面ですかな? 173 00:12:30,425 --> 00:12:32,361 3年ぶりになります。 174 00:12:32,361 --> 00:12:37,532 あっ… まさか お父上 坂崎様に 家督を継ぐように➡ 175 00:12:37,532 --> 00:12:40,569 説得に来られるわけでは ありますまいな? 176 00:12:40,569 --> 00:12:45,207 …え? そうなの? そうなったら お国許に戻るんですか? 177 00:12:45,207 --> 00:12:49,044 そのようなことは ありません。 間違いは ありません? 178 00:12:49,044 --> 00:12:53,715 はい。 それより おこんさんに 一つ お願いしたいことがあって➡ 179 00:12:53,715 --> 00:12:56,385 本日は まかり越したのです。 180 00:12:56,385 --> 00:13:00,255 …え? なんですか 急に改まったりして。 181 00:13:00,255 --> 00:13:03,058 日頃より お世話になっている 今津屋のおこんさんに➡ 182 00:13:03,058 --> 00:13:07,562 佃島へ同道して頂き 父に会って貰いたいのです。 183 00:13:07,562 --> 00:13:09,598 それは よろしゅうございますな。 おこんさん➡ 184 00:13:09,598 --> 00:13:12,401 ぜひ 行ってらっしゃいませ。 ねっ。 185 00:13:12,401 --> 00:13:15,737 こうやって せっかく 坂崎様が お誘い下すってるんですぞ。 186 00:13:15,737 --> 00:13:18,073 でも…。 187 00:13:18,073 --> 00:13:20,008 ダメですか? 188 00:13:20,008 --> 00:13:22,944 そうじゃなくて…。 189 00:13:22,944 --> 00:13:27,416 いいんですか? …私なんかが ご一緒して。 190 00:13:27,416 --> 00:13:32,020 ぜひ そうして頂きたい。 お願いいたす。 191 00:13:32,020 --> 00:13:35,857 おこんさん。 …うん! 192 00:13:35,857 --> 00:13:38,760 …はい。 193 00:13:38,760 --> 00:13:42,260 では そうさせて頂きます。 194 00:13:44,032 --> 00:13:47,369 フフフフフ… 今 お茶を…。 195 00:13:47,369 --> 00:13:50,705 ♬~ 196 00:13:50,705 --> 00:13:54,042 ちょうど ようございました。➡ 197 00:13:54,042 --> 00:13:57,379 近頃 おこんさんも いろんなことがありましてな➡ 198 00:13:57,379 --> 00:14:02,050 塞ぎの虫に とりつかれようと していたところですから。 199 00:14:02,050 --> 00:14:06,922 ところで 坂崎様。 此度の お父上の江戸入り➡ 200 00:14:06,922 --> 00:14:12,060 江戸家老の 福坂利高様の一件と➡ 201 00:14:12,060 --> 00:14:15,730 なにか 関係があるのでは ございませんか? 202 00:14:15,730 --> 00:14:19,401 利高様が 老中の田沼様に お近づきになっている➡ 203 00:14:19,401 --> 00:14:23,101 ということは 小耳に挟んでおります。 204 00:14:25,273 --> 00:14:31,413 ここだけのお話ですがな… 長崎の会所を巡っては➡ 205 00:14:31,413 --> 00:14:36,685 田沼様の命取りにもなりかねぬ 不穏な動きがあるとか。 206 00:14:36,685 --> 00:14:39,020 …長崎で? 207 00:14:39,020 --> 00:14:44,693 利高様が 長崎の会所に ご執心だ という噂も 聞こえております。 208 00:14:44,693 --> 00:14:49,564 だが 彼は とんだ泥船かもしれませんぞ。 209 00:14:49,564 --> 00:14:53,034 危ない危ない。 ご用心なさいませ。 210 00:14:53,034 --> 00:14:57,034 ♬~ 211 00:15:00,709 --> 00:15:03,378 お母上 ごぶさたしております。 212 00:15:03,378 --> 00:15:08,049 (幾代)これは 坂崎様 お久しぶりです。 213 00:15:08,049 --> 00:15:12,921 柳次郎。 坂崎様が お見えですよ! 214 00:15:12,921 --> 00:15:17,058 今津屋より 初鰹を1匹 貰って参りました。 215 00:15:17,058 --> 00:15:20,729 まあまあ 初物の鰹なぞ➡ 216 00:15:20,729 --> 00:15:23,632 品川家には 絶えて久しきことです。 217 00:15:23,632 --> 00:15:27,068 ありがたく ちょうだいいたします。 いえ。 218 00:15:27,068 --> 00:15:30,368 まあ~ すばらしい! 219 00:15:33,875 --> 00:15:38,680 (柳次郎)坂崎さん! 品川さん 仕事の方は どうですか? 220 00:15:38,680 --> 00:15:43,351 いや~ ダメです。 いつもどおり 内職に精を出す毎日でして。 221 00:15:43,351 --> 00:15:47,222 用心棒の仕事があるのですが 竹村さんと2人でいかがですか? 222 00:15:47,222 --> 00:15:52,027 まことですか? 母上! 坂崎さんは 福の神です! 223 00:15:52,027 --> 00:15:55,363 ≪坂崎様は なさらないのですか? 224 00:15:55,363 --> 00:15:58,266 某 此度は 遠慮いたします。 225 00:15:58,266 --> 00:16:01,703 (武左衛門)聞いたか 柳次郎! 226 00:16:01,703 --> 00:16:04,606 坂崎さんが 仕事を世話してくれた! 227 00:16:04,606 --> 00:16:07,375 しかも 3日で2分の飯付きだ! 228 00:16:07,375 --> 00:16:11,713 これで 大川に 一家6人 身投げしなくて済むぞ! ハハハッ! 229 00:16:11,713 --> 00:16:14,382 坂崎さんは まさに 心の友だ! 230 00:16:14,382 --> 00:16:19,254 いや 我々の福の神だ! アハハハハ…。 231 00:16:19,254 --> 00:16:22,724 …これは ご母堂様。 232 00:16:22,724 --> 00:16:27,395 竹村様。 武士ともあろう者が そのような大きな声で。 233 00:16:27,395 --> 00:16:31,066 はしたないとは思わぬのですか。 あ…。 234 00:16:31,066 --> 00:16:35,670 母上。 竹村の旦那は 一家6人 支えるのに 必死なのです。 235 00:16:35,670 --> 00:16:39,007 それは 我が家も同じこと。 236 00:16:39,007 --> 00:16:43,678 武家が 金子のことを口にすれば 卑しくなります。 237 00:16:43,678 --> 00:16:46,348 よいですか。 坂崎様は➡ 238 00:16:46,348 --> 00:16:50,218 あなたと柳次郎のために 身を引いておられるのですぞ。 239 00:16:50,218 --> 00:16:52,687 そのようなことも分からず➡ 240 00:16:52,687 --> 00:16:56,558 あなたは 武家の誇りと慎みに 欠けておられます。 241 00:16:56,558 --> 00:17:00,562 坂崎様を見習いなされ! いえ そのような。 242 00:17:00,562 --> 00:17:03,698 まことにもって おっしゃるとおり。 243 00:17:03,698 --> 00:17:08,036 柳次郎。 あなたの友選びは ちぐはぐです。 244 00:17:08,036 --> 00:17:10,705 そうおっしゃいますな 母上。 245 00:17:10,705 --> 00:17:18,380 では… 坂崎様が下さった 鰹をさばき➡ 246 00:17:18,380 --> 00:17:23,718 私が摘んできた 茗荷たけを味噌あえにして➡ 247 00:17:23,718 --> 00:17:26,418 一献 傾けましょう。 248 00:17:28,056 --> 00:17:30,056 はあ…。 249 00:17:31,726 --> 00:17:33,662 はあ~…。 250 00:17:33,662 --> 00:17:38,362 いや… どうも お前の母親は 苦手だ~。 251 00:17:41,002 --> 00:17:45,340 (4人)♬「酔うて酔わして テレツクテン」 252 00:17:45,340 --> 00:17:47,275 ♬「飲めや歌えや」 253 00:17:47,275 --> 00:17:50,679 磐音は 心地よく酔った。 254 00:17:50,679 --> 00:17:56,379 おこんが 父と会うことを承知して くれたせいかもしれなかった。 255 00:18:01,022 --> 00:18:04,693 (吉右衛門)おこん。 …はい。 256 00:18:04,693 --> 00:18:09,693 坂崎様のお父上を迎えに行くと 由蔵から聞きました。 257 00:18:12,367 --> 00:18:15,036 そのことですが…➡ 258 00:18:15,036 --> 00:18:20,709 考えてみたら 私みたいな者が でしゃばってよいものかと思って。 259 00:18:20,709 --> 00:18:23,378 よいのです。 260 00:18:23,378 --> 00:18:27,048 あの坂崎様が お誘い下さったのですぞ。 261 00:18:27,048 --> 00:18:28,983 遠慮してはいけません。 262 00:18:28,983 --> 00:18:33,321 今津屋の顔として お父上に ご挨拶してきて下さい。 263 00:18:33,321 --> 00:18:36,621 お願いしますよ。 …はい。 264 00:18:38,660 --> 00:18:42,330 お艶が聞いたら さぞかし 喜ぶことでしょう。 265 00:18:42,330 --> 00:18:48,002 最後の最後まで お前のことを 案じておりましたから。 266 00:18:48,002 --> 00:18:49,938 旦那様…。 267 00:18:49,938 --> 00:19:15,697 ♬~ 268 00:19:15,697 --> 00:19:18,366 この日 磐音は おこんとともに➡ 269 00:19:18,366 --> 00:19:23,037 正睦を出迎えるため 佃島の船着場にやってきた。 270 00:19:23,037 --> 00:19:26,708 (中居)坂崎! 早かったな。 ご苦労さまにございます。 271 00:19:26,708 --> 00:19:29,377 おこんさんが来られるとは 思いもかけなかった。 272 00:19:29,377 --> 00:19:31,980 本来ならば 主の吉右衛門が お出迎えに➡ 273 00:19:31,980 --> 00:19:35,850 参るべきところでしょうが 女の私にて お許し下さいませ。 274 00:19:35,850 --> 00:19:38,319 おこんさん以上の出迎えが あろうか。 275 00:19:38,319 --> 00:19:41,990 この場が 急に 明るくなったようじゃ。 ハッハッハ…。 276 00:19:41,990 --> 00:19:44,025 (義三郎)坂崎様 此度の荷も➡ 277 00:19:44,025 --> 00:19:47,328 大半の買い手がついております。 ご安心下さい。 278 00:19:47,328 --> 00:19:50,999 そうですか。 それもこれも 若狭屋殿のおかげです。 279 00:19:50,999 --> 00:19:52,934 (義三郎)いえいえ 決して そのような…。 280 00:19:52,934 --> 00:19:55,170 ≪(男)船が着いたぞ~! 281 00:19:55,170 --> 00:19:58,206 では ご挨拶に上がりますので ひとまず お先に。 282 00:19:58,206 --> 00:20:02,510 (太鼓の音) 283 00:20:02,510 --> 00:20:07,010 (中居)ご家老も 利高様のことは ご心痛でござろう。 284 00:20:08,683 --> 00:20:12,353 屋敷の帳面を 何者かが 改ざんしておることを➡ 285 00:20:12,353 --> 00:20:16,024 目付が 突き止めた。 帳面上の数字は 合っておるが➡ 286 00:20:16,024 --> 00:20:19,360 金子が 5百両余り 不足しておる。 287 00:20:19,360 --> 00:20:23,231 殿に 「勝手な真似はするな」と 戒められたにもかかわらずの➡ 288 00:20:23,231 --> 00:20:26,701 所業じゃ。 今 証拠を 固めておるところでな➡ 289 00:20:26,701 --> 00:20:29,370 既に 殿にも 正睦様にも伝えてある。 290 00:20:29,370 --> 00:20:33,241 長崎の会所では 田沼様にとって 命取りになりかねない➡ 291 00:20:33,241 --> 00:20:37,712 不穏な動きがあるとか。 そこに繋がる利高様は 危ないと➡ 292 00:20:37,712 --> 00:20:40,381 今津屋の元締殿に 釘を刺されました。 293 00:20:40,381 --> 00:20:44,052 なればこそ 早めに 手を打たねばならぬ。 294 00:20:44,052 --> 00:20:48,052 ♬~ 295 00:20:49,924 --> 00:20:53,061 どうしました? 296 00:20:53,061 --> 00:20:56,564 急に 胸が ドキドキして。 297 00:20:56,564 --> 00:21:00,735 父は 取って食ったりは いたしません。 298 00:21:00,735 --> 00:21:02,735 …はい。 299 00:21:10,411 --> 00:21:13,081 (中居)長旅 ご苦労さまでございました。 300 00:21:13,081 --> 00:21:18,081 (正睦)あ~ なんとか着いた。 ハハハハ…。 301 00:21:20,955 --> 00:21:35,036 ♬~ 302 00:21:35,036 --> 00:21:38,706 磐音… 堅固そうでなにより。 303 00:21:38,706 --> 00:21:42,043 父上… 長旅 ご苦労に存じまする。 304 00:21:42,043 --> 00:21:44,043 うむ。 305 00:21:46,381 --> 00:21:50,081 おこんさんじゃな。 は… はい。 306 00:21:53,254 --> 00:21:56,391 息子が 世話になっており申す。 307 00:21:56,391 --> 00:21:58,691 磐音の父 正睦にござる。 308 00:22:01,262 --> 00:22:06,401 また 娘 伊予の婚儀の折には 過分な品を ちょうだいした。 309 00:22:06,401 --> 00:22:09,070 重ねて礼を申す。 310 00:22:09,070 --> 00:22:11,370 …そのようなことは。 311 00:22:13,942 --> 00:22:16,744 磐音。 そなたは 果報者じゃ。➡ 312 00:22:16,744 --> 00:22:20,415 おこんさんのような女性と 知り合えて。 313 00:22:20,415 --> 00:22:22,750 一度 一緒に ゆるりとな。 314 00:22:22,750 --> 00:22:25,420 はい。 315 00:22:25,420 --> 00:22:30,291 今津屋殿にも お目にかかって 日頃の礼を申したい。 316 00:22:30,291 --> 00:22:35,029 その旨 おこんさんから 伝えて貰えるかな? 317 00:22:35,029 --> 00:22:37,365 はい。 承知いたしました。 318 00:22:37,365 --> 00:22:40,702 うん。 319 00:22:40,702 --> 00:22:43,604 では その折にな。 320 00:22:43,604 --> 00:22:53,047 ♬~ 321 00:22:53,047 --> 00:22:57,919 はぁ~ 来てよかったぁ。 322 00:22:57,919 --> 00:23:06,060 私… 今 幸せで 胸が一杯です。 323 00:23:06,060 --> 00:23:21,060 ♬~ 324 00:23:36,357 --> 00:23:38,292 おぬし…! 325 00:23:38,292 --> 00:23:43,698 (尾口)いま一度 利高様のお言葉を伝える。 326 00:23:43,698 --> 00:23:48,569 「お家を離れた者が うろうろと 目障りな動きをするな。➡ 327 00:23:48,569 --> 00:23:51,572 餌にたかる 野良犬のごとし。➡ 328 00:23:51,572 --> 00:23:56,272 以後 近づかぬようにせよ」とのこと。 329 00:23:58,713 --> 00:24:03,584 利高様の言づて しかと承った。 330 00:24:03,584 --> 00:24:07,722 ただし 某は すでに お家を抜けた浪々の身。 331 00:24:07,722 --> 00:24:11,059 江戸家老に命ぜられる いわれはない! 332 00:24:11,059 --> 00:24:19,734 ♬~ 333 00:24:19,734 --> 00:24:24,405 行かれよ! 此度は 腕だけでは済まさぬぞ。 334 00:24:24,405 --> 00:24:26,405 ≪(柳次郎)坂崎さん! 335 00:24:28,076 --> 00:24:30,011 何者だ おぬし! 336 00:24:30,011 --> 00:24:37,885 ♬~ 337 00:24:37,885 --> 00:24:40,354 助かりました。 ご両人。 338 00:24:40,354 --> 00:24:43,257 それより おこんさん 大丈夫ですか? 339 00:24:43,257 --> 00:24:46,227 あっ あ あ~ はい。 平気です。 340 00:24:46,227 --> 00:24:49,697 坂崎さん ご飯食べてくでしょ? 341 00:24:49,697 --> 00:24:53,367 いえ。 「宮戸川」に寄って 鰻を焼いて貰わねばなりません。 342 00:24:53,367 --> 00:24:56,270 大家殿に 持っていくと 約束しておりますので。 343 00:24:56,270 --> 00:24:59,040 だったら… これ。 344 00:24:59,040 --> 00:25:03,340 どてらの金兵衛さんに はい よろしく。 345 00:25:04,912 --> 00:25:08,716 本日は ありがとうございました。 346 00:25:08,716 --> 00:25:10,716 いえ。 347 00:25:20,728 --> 00:25:26,400 妙に 色っぽいなあ。 なんぞ あったのか? 348 00:25:26,400 --> 00:25:28,400 旦那。 349 00:25:42,683 --> 00:25:46,521 金兵衛殿。 よう 遅かったですね。 350 00:25:46,521 --> 00:25:50,024 ん? ああ。 351 00:25:50,024 --> 00:25:53,361 帰りに 「宮戸川」で 鰻を焼いて貰いました。 352 00:25:53,361 --> 00:25:58,032 召し上がって 精をつけて下さい。 いや~ すまないねぇ。 353 00:25:58,032 --> 00:26:01,702 近頃 おこんに会ったかい? 354 00:26:01,702 --> 00:26:06,040 おこんさんも 金兵衛殿の身を 案じておられます。 355 00:26:06,040 --> 00:26:10,711 なにを言ってやんでぇ。 こっちの気も知らねぇで。 356 00:26:10,711 --> 00:26:19,053 よ~し。 この鰻でも食って これから 精々 元気をつけて➡ 357 00:26:19,053 --> 00:26:21,956 後添えでも 探すとするかあ。 358 00:26:21,956 --> 00:26:23,956 その意気でござる。 359 00:26:26,727 --> 00:26:30,064 あんた ほんとに いい人だねぇ。 360 00:26:30,064 --> 00:26:34,669 あんたみたいな人が…。 361 00:26:34,669 --> 00:26:39,006 へっ いいや。 言うだけ野暮ってもんだ。 362 00:26:39,006 --> 00:26:41,676 じゃ… おやすみ。 363 00:26:41,676 --> 00:26:44,011 おやすみなさい。 364 00:26:44,011 --> 00:26:57,558 ♬~ 365 00:26:57,558 --> 00:27:04,332 数日後 磐音は 今津屋を訪れる 正睦を 上屋敷まで迎えに行った。 366 00:27:04,332 --> 00:27:08,703 (利高)その方 お家には 関わりなき者であったはず。➡ 367 00:27:08,703 --> 00:27:11,038 何用あって まかり越した。 368 00:27:11,038 --> 00:27:13,374 利高様。 (利高)口を挟むな。 369 00:27:13,374 --> 00:27:19,714 他日は 佃島にも 顔を出しておったようじゃのう。 370 00:27:19,714 --> 00:27:25,386 士道に照らせば お家を抜けた時 親子の縁は 切れるもの。 371 00:27:25,386 --> 00:27:27,321 考え違いをいたすな! 372 00:27:27,321 --> 00:27:30,258 (中居)ご家老 お家を抜けたとは申せ➡ 373 00:27:30,258 --> 00:27:33,194 江戸両替商600軒の筆頭 今津屋と➡ 374 00:27:33,194 --> 00:27:35,997 乾物屋の若狭屋とを お家に結びつけ➡ 375 00:27:35,997 --> 00:27:40,334 物産会所の道筋をつけたのは この坂崎にございます。➡ 376 00:27:40,334 --> 00:27:44,205 あなた様から 世話になっておると ひと言あって しかるべき。 377 00:27:44,205 --> 00:27:48,009 それが 筋 礼儀と 申すものでございますぞ! 378 00:27:48,009 --> 00:27:54,348 中居! …物産会所の組頭風情が 家老のわしに 盾つく気か! 379 00:27:54,348 --> 00:27:56,348 ≪(正睦)何事じゃ! 380 00:28:02,223 --> 00:28:04,223 おお これは 利高殿。 381 00:28:05,960 --> 00:28:08,362 本日は 今津屋へ向かうため➡ 382 00:28:08,362 --> 00:28:13,701 我が息子 坂崎磐音を呼び寄せたが なんぞ 不都合でもあったかな? 383 00:28:13,701 --> 00:28:17,571 いえ~ そのような…。 お家を抜けても なお➡ 384 00:28:17,571 --> 00:28:22,043 親子の契りを結ばれるとは 羨ましいかぎり。 385 00:28:22,043 --> 00:28:24,043 …では。 386 00:28:27,715 --> 00:28:35,323 ♬~ 387 00:28:35,323 --> 00:28:37,658 父上…。 388 00:28:37,658 --> 00:28:41,996 今は なにも言うな。 さあ 参ろう。 389 00:28:41,996 --> 00:28:44,665 …はっ。 390 00:28:44,665 --> 00:28:48,336 ♬~ 391 00:28:48,336 --> 00:28:55,009 再び 父とともに立ち上がる日が 近いと 磐音は感じていた。 392 00:28:55,009 --> 00:28:59,347 ♬~ 393 00:28:59,347 --> 00:29:03,017 (金兵衛)おこんの見合いの相手が 決まったのよ。 394 00:29:03,017 --> 00:29:05,686 嫁1人に 婿3人。 395 00:29:05,686 --> 00:29:09,557 おこんさんを 磐音の嫁に 貰いたいと 申し上げた。 396 00:29:09,557 --> 00:29:13,361 (実高)利高にくみしている 家中の 者を 一人残らず捕縛いたせ! 397 00:29:13,361 --> 00:29:15,296 はっ! 裁きを下す! 398 00:29:15,296 --> 00:29:18,996 (利高)その方らの命 貰い受けた。 399 00:29:21,035 --> 00:30:26,035 ♬~ 400 00:30:33,974 --> 00:30:39,780 あなたは 大都会 東京の中心に 1, 000年を超える➡ 401 00:30:39,780 --> 00:30:43,480 伝説の王が眠っているのを ご存じかしら? 402 00:30:50,291 --> 00:30:52,226 この地を冒とくする者は➡ 403 00:30:52,226 --> 00:30:54,161 ことごとく祟られ➡ 404 00:30:54,161 --> 00:30:58,161 大勢の死者が出たという…