1 00:00:02,135 --> 00:00:04,470 うちの試験 受けんだって? 2 00:00:04,470 --> 00:00:08,141 懐かしい「朝ドラ」ヒロインが 続々登場! 3 00:00:08,141 --> 00:00:11,141 なっちゃん なっちゃん! 新たな出会いも。 4 00:00:17,650 --> 00:00:21,154 連続テレビ小説「なつぞら」。 5 00:00:21,154 --> 00:00:24,657 夢広がる大空に向かって 羽ばたいていく➡ 6 00:00:24,657 --> 00:00:26,592 なつの物語。 7 00:00:26,592 --> 00:00:28,592 「なつぞら」是非 ご覧下さい。 8 00:00:34,300 --> 00:00:36,235 (男)どいた どいたぁ~。 9 00:00:36,235 --> 00:00:42,535 (荷車の走る音) 10 00:00:44,310 --> 00:01:21,681 ♬~ 11 00:01:21,681 --> 00:01:26,381 (おこん)はあ~っ… はあ~。 12 00:01:30,023 --> 00:01:32,625 (四郎兵衛) ごぶさたしております。 坂崎さん。 13 00:01:32,625 --> 00:01:35,528 (坂崎磐音)急な御用でも おありでしたか。 14 00:01:35,528 --> 00:01:41,828 出羽の国に 嫁入りなすった 奈緒様のことでして。 15 00:01:43,636 --> 00:01:47,974 奈緒様のご亭主の 前田屋蔵之助様が➡ 16 00:01:47,974 --> 00:01:51,310 どうも 出羽・山形のご家中と➡ 17 00:01:51,310 --> 00:01:55,982 もめ事を抱えているという噂が 入ってまいりましたもので。 18 00:01:55,982 --> 00:01:58,651 ♬~ 19 00:01:58,651 --> 00:02:00,987 磐音の元許嫁であった 奈緒は➡ 20 00:02:00,987 --> 00:02:05,658 流転の末 今は 出羽の国の紅花商人である➡ 21 00:02:05,658 --> 00:02:09,328 前田屋蔵之助のもとに 嫁入りしていた。 22 00:02:09,328 --> 00:02:15,668 もめ事とは? 恐らく 紅花に関わることでしょうが➡ 23 00:02:15,668 --> 00:02:18,571 詳しいことまでは…。 24 00:02:18,571 --> 00:02:25,678 ただ 坂崎様には 奈緒様の どんな些細なことでも➡ 25 00:02:25,678 --> 00:02:29,549 お伝えしておいた方がよいと 思いまして。 26 00:02:29,549 --> 00:02:31,951 …心得ました。 27 00:02:31,951 --> 00:02:37,623 ♬~ 28 00:02:37,623 --> 00:02:47,300 ♬~(テーマ音楽) 29 00:02:47,300 --> 00:02:50,300 (男)坂崎様。 30 00:02:53,172 --> 00:02:55,172 くだんのことで ございますか? 31 00:02:57,643 --> 00:02:59,579 (速水)実はでござる。 32 00:02:59,579 --> 00:03:03,983 上様のお世継ぎであられる 西の丸様 つまり 家基様が➡ 33 00:03:03,983 --> 00:03:08,654 お忍びで お城の外へと 出られることにあいなったのです。 34 00:03:08,654 --> 00:03:12,992 江戸城西の丸に住む 十代将軍 徳川家治の子➡ 35 00:03:12,992 --> 00:03:17,692 大納言家基は 聡明 闊達な若者と 世評が高かった。 36 00:03:19,332 --> 00:03:24,670 今年15歳になられる 家基様は 政にも 関心がおありで➡ 37 00:03:24,670 --> 00:03:28,341 とりわけ 権勢を 思いのままに 振るわれる➡ 38 00:03:28,341 --> 00:03:32,612 老中 田沼意次様には ご不審の念を お持ちでしてな。 39 00:03:32,612 --> 00:03:36,949 田沼様に ないがしろにされている 譜代大名たちも➡ 40 00:03:36,949 --> 00:03:39,852 家基様に 賛同されておるのです。 41 00:03:39,852 --> 00:03:44,290 今は 上様に その手腕を 買われている 田沼様ですが➡ 42 00:03:44,290 --> 00:03:47,627 いずれ 英邁な家基様が 将軍職をお継ぎになることを➡ 43 00:03:47,627 --> 00:03:49,562 恐れておるようなのじゃ。 44 00:03:49,562 --> 00:03:53,499 (玲圓)家基様を 亡き者にせんと する気配もあるという。 45 00:03:53,499 --> 00:03:56,799 [ 回想 ] (雑賀)ウハハハハハ…。 46 00:03:59,639 --> 00:04:03,509 そのような最中に 何故 お忍びで城の外へ? 47 00:04:03,509 --> 00:04:07,513 家基様は 鷹狩りが お好きでしてな。 48 00:04:07,513 --> 00:04:11,250 以前から 鷹匠の訓練に加わるため➡ 49 00:04:11,250 --> 00:04:14,987 お忍びで お城の外に出たいと望まれ➡ 50 00:04:14,987 --> 00:04:17,890 上様も お許しになっておるのです。 51 00:04:17,890 --> 00:04:21,327 そして 家基様は 命を狙われるのなら➡ 52 00:04:21,327 --> 00:04:23,663 城の中も外も 同じこと。 53 00:04:23,663 --> 00:04:27,663 ならば いっそ 外に出るとまで おっしゃるのです。 54 00:04:29,335 --> 00:04:34,941 肝の据わったお方だと思わぬか 磐音。 はい。 55 00:04:34,941 --> 00:04:40,613 速水殿はな 我らに 家基様の警護を 望んでおられる。 56 00:04:40,613 --> 00:04:44,951 まこと 賊が襲ってくるようなこと あらば ご公儀への謀反じゃ。 57 00:04:44,951 --> 00:04:50,289 我らの命を懸けて 家基様のお命を 守り抜かねばならぬ。 58 00:04:50,289 --> 00:04:53,626 よいな 磐音。 はっ! 59 00:04:53,626 --> 00:05:07,974 ♬~ 60 00:05:07,974 --> 00:05:09,974 お水 早くしてちょうだいね。 はい。 61 00:05:11,644 --> 00:05:14,547 あっ いらっしゃい。 62 00:05:14,547 --> 00:05:17,516 おこんさん ちょっと いいですか? 63 00:05:17,516 --> 00:05:19,986 …うん? ちょっと…。 64 00:05:19,986 --> 00:05:23,656 (由蔵)これは 坂崎様。 あ~ ちょうど よいところに。 65 00:05:23,656 --> 00:05:27,526 いえ お佐紀様のお里から 外郎が届きました。 66 00:05:27,526 --> 00:05:31,526 お好きでございましょ? さっ さ さ さ…。 はい…。 67 00:05:33,266 --> 00:05:35,935 (吉右衛門) 道場からの帰りでしたか。 68 00:05:35,935 --> 00:05:39,272 稽古熱心で ございますな 坂崎様は。 69 00:05:39,272 --> 00:05:41,941 刀というものは お侍にとって➡ 70 00:05:41,941 --> 00:05:45,611 いわば 商人が手にする 算盤のようなもの。 71 00:05:45,611 --> 00:05:49,482 片ときも 手放せないものなので ございましょうな? 72 00:05:49,482 --> 00:05:52,285 何をおっしゃいます 旦那様。 73 00:05:52,285 --> 00:05:55,955 (せきばらい) 坂崎様は この今津屋の後見。 74 00:05:55,955 --> 00:06:00,826 刀を 算盤に持ち替えられたとて 別に おかしくは ございません。 75 00:06:00,826 --> 00:06:02,828 元締殿 某…。 いやいや いや➡ 76 00:06:02,828 --> 00:06:07,300 冗談でございますよ 冗談でございます。 77 00:06:07,300 --> 00:06:09,300 (吉右衛門)由蔵。 (由蔵)はい。 78 00:06:11,637 --> 00:06:14,974 お許し下さい。 坂崎様と おこんのことを➡ 79 00:06:14,974 --> 00:06:18,311 思うがゆえの言葉です。 80 00:06:18,311 --> 00:06:23,182 おこんと所帯を持つにあたり 生計を どうなされるのか。 81 00:06:23,182 --> 00:06:25,651 皆が 見守っております。 82 00:06:25,651 --> 00:06:29,522 私も できるかぎりのことをと 思っている。 83 00:06:29,522 --> 00:06:33,459 よろしいですね? …はい。 84 00:06:33,459 --> 00:06:36,262 ♬~ 85 00:06:36,262 --> 00:06:38,197 何ですって? 86 00:06:38,197 --> 00:06:40,599 ほんとなの? はい。 87 00:06:40,599 --> 00:06:43,502 公方様のお世継ぎである 家基様を➡ 88 00:06:43,502 --> 00:06:48,274 城外にて お守りするよう 速水様から頼まれました。 89 00:06:48,274 --> 00:06:51,177 このこと ご公儀に関わりますゆえ➡ 90 00:06:51,177 --> 00:06:55,177 おこんさんの胸の内だけに 納めておいて下さい。 91 00:06:56,949 --> 00:06:59,852 事が大げさになっては 困りますし➡ 92 00:06:59,852 --> 00:07:04,290 今津屋の方々に 余計な心配も かけたくないのです。 93 00:07:04,290 --> 00:07:06,625 危ない御用なんですか? 94 00:07:06,625 --> 00:07:11,497 いいえ。 だからこそ おこんさんに話すのです。 95 00:07:11,497 --> 00:07:17,970 ♬~ 96 00:07:17,970 --> 00:07:20,306 おこんさん。 97 00:07:20,306 --> 00:07:23,306 …はい。 分かりました。 98 00:07:27,179 --> 00:07:33,252 そうでした。 吉原会所の 四郎兵衛殿に お会いしました。 99 00:07:33,252 --> 00:07:40,593 奈緒が… いえ 奈緒殿が嫁いだ 前田屋蔵之助殿が➡ 100 00:07:40,593 --> 00:07:44,463 山形のご家中と もめ事を起こしているとか。 101 00:07:44,463 --> 00:07:47,933 奈緒様が…? どのような いきさつか➡ 102 00:07:47,933 --> 00:07:52,605 詳しいことは 分かりませんが もし 留守中 四郎兵衛殿から➡ 103 00:07:52,605 --> 00:07:58,477 何か 言づてでもあったら おこんさんの裁量で よしなに。 104 00:07:58,477 --> 00:08:01,947 私の裁量って…。 105 00:08:01,947 --> 00:08:06,285 坂崎磐音の 伴侶になる者としてでござる。 106 00:08:06,285 --> 00:08:08,220 よろしいか? 107 00:08:08,220 --> 00:08:15,628 ♬~ 108 00:08:15,628 --> 00:08:18,531 はい。 …かしこまりました。 109 00:08:18,531 --> 00:08:23,502 ♬~ 110 00:08:23,502 --> 00:08:26,272 いただきます。 …はい。 111 00:08:26,272 --> 00:08:57,603 ♬~ 112 00:08:57,603 --> 00:09:07,613 ♬~(花魁道中の木遣り) 113 00:09:07,613 --> 00:09:13,285 奈緒の名を聞くだけで いまだ心騒ぐ おこんであった。 114 00:09:13,285 --> 00:09:16,622 そして…。 115 00:09:16,622 --> 00:09:18,557 ♬~ 116 00:09:18,557 --> 00:09:23,496 その奈緒が 江戸にいることを まだ 誰も知らない。 117 00:09:23,496 --> 00:10:11,610 ♬~ 118 00:10:11,610 --> 00:10:13,610 ≪坂崎さん。 119 00:10:20,953 --> 00:10:22,953 いかがしました? 120 00:10:25,291 --> 00:10:28,961 あ …やっぱり。 121 00:10:28,961 --> 00:10:32,831 もう 仮にも 公方様の お世継ぎとなるお方のお世話を➡ 122 00:10:32,831 --> 00:10:36,635 なさるんですよ。 これでは ダメです。 123 00:10:36,635 --> 00:10:41,507 新しい袴と羽織を 用意して おきました。 それと お弁当も。 124 00:10:41,507 --> 00:10:44,507 それは ありがたい。 うん。 125 00:11:08,334 --> 00:11:10,334 かたじけない。 126 00:11:28,654 --> 00:11:38,631 ♬~ 127 00:11:38,631 --> 00:11:49,274 必ず 必ず… こんのもとに 帰ってきて下さいまし。 128 00:11:49,274 --> 00:11:51,644 はい。 129 00:11:51,644 --> 00:13:38,644 ♬~ 130 00:13:49,628 --> 00:13:52,965 おお~ 坂崎殿 見えられたか。 131 00:13:52,965 --> 00:13:54,965 はい。 132 00:14:03,609 --> 00:14:06,512 (家基)速水 疾風は なかなかの若鷹じゃ。 133 00:14:06,512 --> 00:14:09,515 素人の予のいうことを 聞き分けおる。 134 00:14:09,515 --> 00:14:14,987 それは 若様の腕が なかなかの ものと 疾風が認めたのでしょう。 135 00:14:14,987 --> 00:14:19,658 世辞を申すな。 疾風が予を 楽しませてくれただけよ。 136 00:14:19,658 --> 00:14:23,958 若様 あの者が 坂崎磐音にございます。 137 00:14:25,531 --> 00:14:28,333 坂崎 近う寄って 面を上げよ。 138 00:14:28,333 --> 00:14:30,333 …は! 139 00:14:34,606 --> 00:14:38,477 速水に聞いた。 此度は 予を守ってくれるそうじゃな。 140 00:14:38,477 --> 00:14:43,949 は! 坂崎磐音 一命を賭して 若様の盾と なり申す。 141 00:14:43,949 --> 00:14:47,619 若様。 この坂崎 剣の腕は➡ 142 00:14:47,619 --> 00:14:51,290 その師匠の 佐々木玲圓殿も 手を焼くほど。 143 00:14:51,290 --> 00:14:55,627 玲圓がのう。 「居眠り剣法」とか 申すそうじゃの? 144 00:14:55,627 --> 00:14:57,563 …はあ。 145 00:14:57,563 --> 00:15:02,301 では 某は 千代田の城へと戻ります。 146 00:15:02,301 --> 00:15:07,301 後は お願いいたす。 はっ。 147 00:15:11,643 --> 00:15:14,980 では いざ 御鷹場へ。 (供の者たち)はっ! 148 00:15:14,980 --> 00:15:48,280 ♬~ 149 00:15:48,280 --> 00:15:51,950 (からすの鳴き声) 150 00:15:51,950 --> 00:15:55,621 (雑賀)西の丸の随行は 少数。 151 00:15:55,621 --> 00:15:59,958 道案内には 御鷹匠頭の 野口三郎助。 152 00:15:59,958 --> 00:16:05,297 他に 5名が従っているのみ。 そうだな おてん。 153 00:16:05,297 --> 00:16:09,635 (おてん)はい。 (辰見)その中に 坂崎磐音が おるのだな。 154 00:16:09,635 --> 00:16:13,505 あやつは 手ごわい。 隙というものが まるでない。 155 00:16:13,505 --> 00:16:17,976 (雑賀)西の丸は 目黒筋の御鷹場に 向かっておるか。 156 00:16:17,976 --> 00:16:21,847 確かめた後 知らせが入ることに なっています。 157 00:16:21,847 --> 00:16:24,850 だが そう 時はない。 一度しくじれば 用心して➡ 158 00:16:24,850 --> 00:16:26,985 城へ戻るやもしれぬ。 159 00:16:26,985 --> 00:16:30,856 外であれば 城の中よりは たやすい。 160 00:16:30,856 --> 00:16:34,259 (霧子)お頭。 …何だ。 161 00:16:34,259 --> 00:16:37,596 この戦に勝てば 我ら雑賀衆は➡ 162 00:16:37,596 --> 00:16:39,932 本当に 日の目を 見ることが できるんだな? 163 00:16:39,932 --> 00:16:42,232 霧子 出過ぎた口を叩くな! 164 00:16:43,802 --> 00:16:47,606 お前 田沼様を お疑いなのかい? そうではないが…。 165 00:16:47,606 --> 00:16:50,943 田沼様に拾われるまで 我ら雑賀一族が➡ 166 00:16:50,943 --> 00:16:55,614 どんな悲惨な暮らしを していたのか忘れたか 小娘が! 167 00:16:55,614 --> 00:16:59,284 よいか 霧子。 長年の辛苦に耐え➡ 168 00:16:59,284 --> 00:17:04,156 切磋琢磨を続けてまいったのは 今 この時のためよ。➡ 169 00:17:04,156 --> 00:17:09,628 今 この時が 世に打って出る 最後の時と思え。 170 00:17:09,628 --> 00:17:17,328 西の丸さえ 亡き者にすれば… 田沼様の栄華は まだまだ続く。 171 00:17:19,638 --> 00:17:25,938 田沼様を信じ 心してかかるのみ! (一同)はっ! 172 00:17:27,980 --> 00:17:29,915 (家基)坂崎。 何か? 173 00:17:29,915 --> 00:17:33,251 そなた 奇妙な職に ついておるそうだな。 174 00:17:33,251 --> 00:17:36,922 鰻割きのことで ございましょうか? 鰻割き? 175 00:17:36,922 --> 00:17:40,592 はい。 それが 日々の生計となっております。 176 00:17:40,592 --> 00:17:45,464 聞けば そなた 西国大名の 重臣の嫡男であったと聞く。 177 00:17:45,464 --> 00:17:47,466 そのような身分の者が➡ 178 00:17:47,466 --> 00:17:51,236 何故 裏長屋に暮らし 鰻割きなどしておる? 179 00:17:51,236 --> 00:17:54,606 家中を抜けた いきさつは ご勘弁下さい。 180 00:17:54,606 --> 00:17:57,275 某 江戸に出てまいりました折➡ 181 00:17:57,275 --> 00:18:01,947 深川にて 最初に覚えたのが 鰻割きだったのです。 ですが➡ 182 00:18:01,947 --> 00:18:06,284 続けてみると そこから見える 暮らしというのがございます。 183 00:18:06,284 --> 00:18:10,956 武家の世界にはないものが そこにはありました。 184 00:18:10,956 --> 00:18:15,627 武家の世界にはないものか…。 はい。 185 00:18:15,627 --> 00:18:18,530 日々の暮らしに追われながらも➡ 186 00:18:18,530 --> 00:18:21,299 懸命に生きてる人々との 触れ合いが➡ 187 00:18:21,299 --> 00:18:25,637 某をここまで 生きながらえさせて くれたのでございます。 188 00:18:25,637 --> 00:18:28,337 そうか…。 189 00:18:30,308 --> 00:18:33,912 いつか 坂崎が割いた鰻を 食したいものよ。 190 00:18:33,912 --> 00:18:35,847 さぞかし うまかろう。 191 00:18:35,847 --> 00:18:51,463 ♬~ 192 00:18:51,463 --> 00:19:05,463 (笛の音) 193 00:19:07,279 --> 00:19:12,979 磐音ら一行は 目黒・今里村にある 小さな社で昼餉をとることにした。 194 00:19:14,619 --> 00:19:17,319 (鷹につけた鈴の音) 195 00:19:27,632 --> 00:19:31,932 (からすの鳴き声) 196 00:19:35,440 --> 00:19:51,823 ♬~ 197 00:19:51,823 --> 00:19:53,792 ごちそうさまでした。 198 00:19:53,792 --> 00:19:57,929 ♬~ 199 00:19:57,929 --> 00:19:59,865 何か…? 200 00:19:59,865 --> 00:20:05,804 (家基と家来たちの笑い声) 201 00:20:05,804 --> 00:20:13,478 (鷹の鳴き声と暴れる音) 202 00:20:13,478 --> 00:20:16,281 (家基)来たか? はい。 203 00:20:16,281 --> 00:20:18,617 三郎助 疾風を。 はっ! 204 00:20:18,617 --> 00:20:46,645 ♬~ 205 00:20:46,645 --> 00:20:49,645 坂崎。 一別以来。 206 00:20:52,317 --> 00:20:57,656 ♬~ 207 00:20:57,656 --> 00:21:00,559 名を名乗られよ。 どなたの差し金か! 208 00:21:00,559 --> 00:21:02,527 笑止! 209 00:21:02,527 --> 00:21:12,671 ♬~ 210 00:21:12,671 --> 00:21:14,606 斬れ! 息の根を止めよ! 211 00:21:14,606 --> 00:22:50,502 ♬~ 212 00:22:50,502 --> 00:22:52,502 不届き者めが! (くノ一)うわ~っ。 213 00:22:54,272 --> 00:22:56,272 おてん! 小頭っ! 214 00:22:58,176 --> 00:23:00,178 覚えてろ! 215 00:23:00,178 --> 00:23:09,854 ♬~ 216 00:23:09,854 --> 00:23:13,854 大事ないか 三枝 五木! (三枝)かすり傷でございます。 217 00:23:17,529 --> 00:23:20,999 見たぞ 居眠り剣法の神髄。 相手の攻めを かわし続け➡ 218 00:23:20,999 --> 00:23:25,337 一転しての破竹の攻め。 居眠り猫が 鷹に変じたわ! 219 00:23:25,337 --> 00:23:28,239 恐れ入ります。 (玲圓)ですが 若様。 220 00:23:28,239 --> 00:23:32,944 敵が狙ってきた以上 これ以降の鷹の調練は 危険千万。 221 00:23:32,944 --> 00:23:35,847 このまま 城に 引き揚げましょうぞ。 222 00:23:35,847 --> 00:23:40,618 玲圓 ここで怯んで なんとする。 敵が来るのならば 立ち向かい➡ 223 00:23:40,618 --> 00:23:44,289 我を的にかけてでも 相手を叩き潰すまで。 224 00:23:44,289 --> 00:23:47,959 それが 武士の習いであろう。 しかし…。 225 00:23:47,959 --> 00:23:52,297 坂崎と もう少し語り合いたい。 今宵一晩でよい。 226 00:23:52,297 --> 00:23:54,597 …はっ。 227 00:23:58,169 --> 00:24:05,469 (けん騒) 228 00:24:08,313 --> 00:24:22,660 ♬~ 229 00:24:22,660 --> 00:24:24,596 (男)ごめんよっ! あっ! 230 00:24:24,596 --> 00:24:31,336 ♬~ 231 00:24:31,336 --> 00:24:33,605 (奈緒)お怪我はありませんか? 232 00:24:33,605 --> 00:24:35,540 あっ… はい。 233 00:24:35,540 --> 00:24:42,280 ♬~ 234 00:24:42,280 --> 00:24:44,280 あの…。 235 00:24:46,618 --> 00:24:51,956 奈緒様… では ございませんか? 236 00:24:51,956 --> 00:25:09,656 ♬~ 237 00:25:12,644 --> 00:25:16,344 気持ちよいのう 磐音。 はっ。 238 00:25:19,317 --> 00:25:22,654 父上は 城中で 大勢の供の者に囲まれ➡ 239 00:25:22,654 --> 00:25:26,354 一人になることすら できぬというのにな。 240 00:25:27,992 --> 00:25:32,292 それが 天下を司る 公方様のご身分でございます。 241 00:25:34,599 --> 00:25:37,599 ならば こちらは 昼寝でもするか。 242 00:25:41,473 --> 00:25:47,612 風に吹かれ 行く雲を眺め 流れる 水の行方に 思いをはせるのも➡ 243 00:25:47,612 --> 00:25:50,515 旅の楽しみの一つかと。 244 00:25:50,515 --> 00:25:59,958 ♬~ 245 00:25:59,958 --> 00:26:04,295 三枝 五木 気持ちいいぞ! (2人)はっ。 246 00:26:04,295 --> 00:26:49,807 ♬~ 247 00:26:49,807 --> 00:26:53,611 (早苗)おこんさん。 こんにちは。 248 00:26:53,611 --> 00:26:55,947 (修太郎)だ~れ~? 249 00:26:55,947 --> 00:26:58,616 坂崎さんのお知り合いなの。 250 00:26:58,616 --> 00:27:02,487 大事なお話があるから 長屋の人には 黙ってて。 251 00:27:02,487 --> 00:27:04,489 (子どもたち)はい! 行きましょう。 252 00:27:04,489 --> 00:27:06,489 (子どもたち)うん。 253 00:27:08,293 --> 00:27:10,293 さあ…。 254 00:27:20,872 --> 00:27:25,310 ここが 坂崎さんの住まいです。 どうぞ。 255 00:27:25,310 --> 00:27:30,010 ですが…。 よいのです。 256 00:27:45,597 --> 00:27:51,269 ♬~ 257 00:27:51,269 --> 00:27:54,172 ≪(女たちの笑い声) 258 00:27:54,172 --> 00:27:57,141 ≪(勢津)それにしても おこんさんと坂崎様➡ 259 00:27:57,141 --> 00:27:59,143 早く一緒になったら よろしいのに…。 260 00:27:59,143 --> 00:28:02,880 ≪(おいち)ほんとだよ。 お互い 好き合ってる者同士なんだからさ。 261 00:28:02,880 --> 00:28:04,816 ≪(はつね) そんなこと 言ったってさ➡ 262 00:28:04,816 --> 00:28:08,820 所帯を持ったら もれなく 大家さんがついてくるんだからさ。 263 00:28:08,820 --> 00:28:11,956 だったらさ 駆け落ちしちまうとかさ。 264 00:28:11,956 --> 00:28:14,859 (金兵衛)やいやい! なんてこと 言いやがんでぇ。➡ 265 00:28:14,859 --> 00:28:19,831 ここの住人はよ~ え~? 人の娘に 駆け落ちしろってかい? 266 00:28:19,831 --> 00:28:23,568 ですが あれですか? 坂崎様と ご一緒になるということは➡ 267 00:28:23,568 --> 00:28:27,505 坂崎様が この金兵衛長屋の 差配になるということですか? 268 00:28:27,505 --> 00:28:29,974 ≪(金兵衛)差配なんかさせられる わけねえじゃないですか。 269 00:28:29,974 --> 00:28:32,243 ≪(はつね)だったら どうすんのさ あの2人は? 270 00:28:32,243 --> 00:28:34,579 ≪(金兵衛)まぁ こっちとしてはよ 早いとこ➡ 271 00:28:34,579 --> 00:28:39,250 孫を抱きてぇだけだからよ~。 ≪(女たちの笑い声) 272 00:28:39,250 --> 00:28:58,269 ♬~ 273 00:28:58,269 --> 00:29:00,204 命を粗末にしてはならぬ。 274 00:29:00,204 --> 00:29:02,607 (霧子)そうするしか 生きる術はない。 275 00:29:02,607 --> 00:29:04,542 他にも 生きる道はある。 276 00:29:04,542 --> 00:29:08,479 (雑賀)よいか! 雑賀衆が 生きるか死ぬかの戦いじゃ。➡ 277 00:29:08,479 --> 00:29:13,251 一人残らず打ち倒せ~! (雑賀衆)おう! ウヘヘヘ…。 278 00:29:13,251 --> 00:29:16,154 (奈緒) 磐音様にとって おこんさんは➡ 279 00:29:16,154 --> 00:29:18,956 なくてはならぬ お方ですね。 280 00:29:18,956 --> 00:30:26,256 ♬~ 281 00:30:33,598 --> 00:30:43,674 ♬~ 282 00:30:43,674 --> 00:30:49,374 この国には こんな光と色があったんだ。 283 00:30:53,684 --> 00:30:58,523 世界を満たす あらゆる光と色を描き出そうと➡ 284 00:30:58,523 --> 00:31:02,023 印象派の画家たちは夢みた。