1 00:00:33,687 --> 00:00:52,687 ♬~(オープニング・テーマ) 2 00:00:58,345 --> 00:01:42,345 (電波探知機が拾う無数の音) 3 00:01:45,292 --> 00:01:48,292 (三沢)先輩 OKです。 4 00:01:51,632 --> 00:01:54,284 (牧)こちら 牧。 5 00:01:54,284 --> 00:02:00,173 「ポイント 0325。 サンプルデータを アップロードする。 解析頼む」。 6 00:02:00,173 --> 00:02:02,673 (野村)こちら 野村。 了解。 7 00:02:05,279 --> 00:02:08,181 0325 サンプルデータを アップするって。 8 00:02:08,181 --> 00:02:10,681 (さおり)今 ダウンロードしてる。 9 00:02:19,293 --> 00:02:23,280 (町田)それで その電波だか 波動だかに 問題があるのか? 10 00:02:23,280 --> 00:02:27,351 (的矢)その一帯に限って トラブルが頻発している。 11 00:02:27,351 --> 00:02:32,623 テレビ ラジオ 携帯電話の受信不良。 それに デジタルカメラや➡ 12 00:02:32,623 --> 00:02:37,127 パソコンといった電子機器の誤作動。 まあ いろいろだ。 13 00:02:37,127 --> 00:02:41,348 しかし 的やん そりゃ 保安課の仕事だろう? 14 00:02:41,348 --> 00:02:44,685 SRIが動くほどのヤマとは 思えんな。 15 00:02:44,685 --> 00:02:50,123 保安課は とうに動いてるよ。 だが 捜査は 一向に進展しない。 16 00:02:50,123 --> 00:02:55,612 あげくは 苦情処理に追われる 関係各機関から矢のような催促だ。 17 00:02:55,612 --> 00:03:01,184 フフッ… 要するに 尻ぬぐいを 仰せつかったって訳だ。 18 00:03:01,184 --> 00:03:06,184 仰せつかったはいいが それが なかなか 手ごわい代物でね。 19 00:03:10,010 --> 00:03:15,182 先輩。 もう かれこれ 1週間ですよ。 なのに➡ 20 00:03:15,182 --> 00:03:18,285 発信源を突き止める手がかりすら まだ つかめないって事は…。 21 00:03:18,285 --> 00:03:24,675 アインシュタインいわく… 「私は 天才ではありません」。 22 00:03:24,675 --> 00:03:29,613 「私は ただ 人より長く➡ 23 00:03:29,613 --> 00:03:33,613 一つの事と つきあってきただけです」。 24 00:03:39,623 --> 00:03:42,192 (平岡)あ…。 25 00:03:42,192 --> 00:03:44,192 大丈夫ですか? 26 00:03:53,186 --> 00:03:55,186 (物が落ちる音) 27 00:03:56,957 --> 00:03:58,957 先輩? 28 00:04:02,612 --> 00:04:04,612 あの…。 29 00:04:11,955 --> 00:04:13,955 どうしたんですか? 30 00:04:19,946 --> 00:04:39,950 (波動音と雑音) 31 00:04:39,950 --> 00:04:42,018 こちら 小川。 牧さん どうぞ! 32 00:04:42,018 --> 00:04:44,388 (大きな波動音) うわっ! どうした? 33 00:04:44,388 --> 00:04:46,957 例の波動が出たの! 今までより ずっと強いわ。 34 00:04:46,957 --> 00:04:49,192 (大きな波動音) うわ~! 35 00:04:49,192 --> 00:04:51,178 お願い! ひとっ走り 行ってきて! 36 00:04:51,178 --> 00:04:53,178 分かった。 37 00:04:56,116 --> 00:04:58,116 あれ? 38 00:05:04,124 --> 00:05:06,624 どこ行っちゃったのかな? 39 00:05:33,687 --> 00:05:41,687 (うめき声) 40 00:05:51,705 --> 00:05:58,705 ああ 町田だ。 うん… え? ああ…。 41 00:06:00,680 --> 00:06:05,380 どうした? …消えた。 42 00:06:07,954 --> 00:06:10,173 何が? 43 00:06:10,173 --> 00:06:15,673 町から 人間が… 一人残らず消えた。 44 00:06:47,127 --> 00:06:51,627 ♬~ 45 00:07:29,185 --> 00:07:34,190 <SRI。 特殊科学捜査研究所。➡ 46 00:07:34,190 --> 00:07:38,678 我々は 高度化する科学犯罪や 原因不明の怪事件に➡ 47 00:07:38,678 --> 00:07:41,678 対処すべく設立された スペシャルチームである> 48 00:07:48,688 --> 00:07:57,180 (人々の騒ぎ声と ヘリコプターの爆音) 49 00:07:57,180 --> 00:08:02,852 むちゃしやがって…。 どこの局だ ヘリ飛ばしてるのは? 50 00:08:02,852 --> 00:08:05,522 「おい 加山」。 (加山)はい! 51 00:08:05,522 --> 00:08:08,522 (町田)「加山」。 はい! おい 代われ ここ! 52 00:08:11,611 --> 00:08:16,616 おい。 その後 牧君から 連絡は? いえ…。 53 00:08:16,616 --> 00:08:20,353 それで 状況は どうなんだ? 確認できただけでも➡ 54 00:08:20,353 --> 00:08:25,675 一帯の住民 157名が消息不明。 半径600m区域を緊急封鎖し➡ 55 00:08:25,675 --> 00:08:28,678 うちと自衛隊の合同部隊が 調査に入ります。 56 00:08:28,678 --> 00:08:31,281 合同部隊? はい。 57 00:08:31,281 --> 00:08:39,122 あちこちで テロだの何だのって 不穏な噂が 飛び交ってるんだ。 58 00:08:39,122 --> 00:08:42,859 <その日 東京の とある一帯から➡ 59 00:08:42,859 --> 00:08:46,346 町民が こつ然と 消え去ったという。➡ 60 00:08:46,346 --> 00:08:50,350 事態を重く見た当局は 厳重な警戒網を敷き➡ 61 00:08:50,350 --> 00:08:56,189 一帯への 一般市民の立ち入りを 禁止した。➡ 62 00:08:56,189 --> 00:09:01,344 だが 我々は その事実を まだ知らずにいた> 63 00:09:01,344 --> 00:09:05,644 全く もう…。 どうしちゃったって いうんだよ もう…。 64 00:09:23,183 --> 00:09:26,186 助さん 無駄だよ。 65 00:09:26,186 --> 00:09:29,689 でも これ 車検に出したばっかりですよ。 66 00:09:29,689 --> 00:09:35,178 波動の干渉下 それも ど真ん中に 入ってしまったようだな。 67 00:09:35,178 --> 00:09:38,678 おそらく 発信源も そう遠くないだろうが…。 68 00:09:40,283 --> 00:09:45,288 クソ…。 いったん引き揚げて 出直すか。 69 00:09:45,288 --> 00:09:51,288 (子供たち)よいしょ よいしょ。 70 00:09:53,346 --> 00:09:57,517 よし OK。 (子供たちの歓声) 71 00:09:57,517 --> 00:09:59,517 サンキューな! 72 00:10:01,621 --> 00:10:03,621 (電車の鐘の音) 73 00:10:05,625 --> 00:10:10,613 まだ走ってたんだ…。 うん? 74 00:10:10,613 --> 00:10:16,619 いや… チンチン電車ですよ。 今 鐘の音が…。 75 00:10:16,619 --> 00:10:21,124 この辺の路線は とっくの昔に 廃止されてるよ。 76 00:10:21,124 --> 00:10:24,511 ガキの頃 おやじに ねだって 乗せてもらったのが➡ 77 00:10:24,511 --> 00:10:28,198 いよいよ廃止になるっていう 最後の運転だった。 78 00:10:28,198 --> 00:10:34,621 へえ。 あれは いつだったかな。 確か 昭和…。 79 00:10:34,621 --> 00:10:38,358 「古き よき時代」ってやつですね? バカ言うんじゃないよ。 80 00:10:38,358 --> 00:10:40,343 行くぞ。 はい。 81 00:10:40,343 --> 00:10:42,343 (電車の鐘の音) 82 00:10:50,620 --> 00:10:54,624 (主婦 A)奥さん! ちょっと… ご主人と連絡取れた? 83 00:10:54,624 --> 00:10:57,360 (主婦 B)ダメよ。 家の電話も つながらないの。 84 00:10:57,360 --> 00:10:59,946 うんとも すんとも言わないの。 (主婦 C)どうなっちゃってるの? 85 00:10:59,946 --> 00:11:02,282 うちなんか テレビも冷蔵庫もダメ。 86 00:11:02,282 --> 00:11:06,286 うちも。 電化製品の調子が 悪くてさ。 87 00:11:06,286 --> 00:11:09,022 (主婦 B)やっぱり 停電なんじゃないの? 88 00:11:09,022 --> 00:11:12,509 (主婦 D)ねえ 大変! 大変! 89 00:11:12,509 --> 00:11:16,012 大変! あたしたち 閉じ込められちゃったみたい! 90 00:11:16,012 --> 00:11:18,515 (主婦たち)え~!? どうして? 91 00:11:18,515 --> 00:11:20,715 何が何だか 分からないのよ! 92 00:11:22,619 --> 00:11:26,356 (警官 A)下がってください! 立ち入り禁止になってます! 93 00:11:26,356 --> 00:11:30,343 すみません 立ち入り禁止です。 SRIの牧です。 94 00:11:30,343 --> 00:11:33,346 同じく 三沢です。 ご苦労さまです。 95 00:11:33,346 --> 00:11:36,346 これは 一体…? あっ どうぞ。 96 00:11:38,368 --> 00:11:41,387 (警官)何て説明したら いいのか…。 97 00:11:41,387 --> 00:11:44,187 実は これなんですが…。 98 00:11:48,611 --> 00:11:55,611 (耳障りな音) 99 00:11:58,688 --> 00:12:02,675 こんな事 初めてで…。 連絡は つかなくなっちゃうし。 100 00:12:02,675 --> 00:12:05,178 もう どうしたらいいか 分からなくて…。 101 00:12:05,178 --> 00:12:08,681 その先… つまり 向こうへ 抜け出す事は? 102 00:12:08,681 --> 00:12:12,619 それが…。 ≪(騒ぎ声) 103 00:12:12,619 --> 00:12:19,125 (警官)せ~の よいしょ! もう一回! 104 00:12:19,125 --> 00:12:22,625 (一同)せ~の よいしょ! 105 00:12:26,282 --> 00:12:29,285 せ~の! 106 00:12:29,285 --> 00:12:31,285 うわ~! 107 00:12:34,290 --> 00:12:36,960 あっ! 108 00:12:36,960 --> 00:12:40,280 イタァ~…。 109 00:12:40,280 --> 00:12:43,283 (2人)ノム…。 110 00:12:43,283 --> 00:12:45,283 あっ…。 111 00:12:48,121 --> 00:12:51,724 <一帯は いまや 完全な孤立状態にあった。➡ 112 00:12:51,724 --> 00:12:55,128 だが この未曽有の事態を 収拾する すべなど➡ 113 00:12:55,128 --> 00:12:58,681 誰一人 知るはずもなく…。➡ 114 00:12:58,681 --> 00:13:05,121 それは 我らSRIの3人にしても 同じ事だった> 115 00:13:05,121 --> 00:13:11,127 結局 どこにも 出口なしか…。 例の波動の干渉領域。 116 00:13:11,127 --> 00:13:15,682 そして 我々が 今 閉じ込められている この一帯。 117 00:13:15,682 --> 00:13:19,619 とても 偶然の一致とは 思えないな。 118 00:13:19,619 --> 00:13:23,623 まさか… あの波動が原因だって 言うんですか? 119 00:13:23,623 --> 00:13:27,126 う~ん…。 120 00:13:27,126 --> 00:13:30,046 ノムは どうなんだよ? 頭を突っ込んだ時➡ 121 00:13:30,046 --> 00:13:33,349 何か見たんじゃないのか? 122 00:13:33,349 --> 00:13:36,953 何にも ありませんでした。 123 00:13:36,953 --> 00:13:40,153 「何もない」って どういう事だよ? 124 00:13:42,191 --> 00:13:49,616 あれ自体の感触も… ただ 真っ暗で 底なしの闇が➡ 125 00:13:49,616 --> 00:13:53,186 無限に広がってるような…。 126 00:13:53,186 --> 00:13:57,123 さおりちゃんと所長 どうしちゃったんだろう? 127 00:13:57,123 --> 00:14:03,123 まさか 僕らだけが生き残って あとは みんな…。 128 00:14:31,190 --> 00:14:35,611 波動の干渉防止策は? (さおり)シールドを限界まで強化し➡ 129 00:14:35,611 --> 00:14:41,184 逆相成分による フィルタリングを かけたので いけると思います。➡ 130 00:14:41,184 --> 00:14:44,687 ところで これ どうにか ならないんでしょうか? 131 00:14:44,687 --> 00:14:48,007 (加山)何が出てくるとも かぎりません。 それに➡ 132 00:14:48,007 --> 00:14:52,128 混乱を避けるためにも しばらくは 一般市民を遠ざけておかないと。 133 00:14:52,128 --> 00:14:55,348 火事場泥棒対策の カムフラージュって訳ですか。 134 00:14:55,348 --> 00:15:01,354 それで 波動との関連だが 勝算は あるのか? 135 00:15:01,354 --> 00:15:06,626 万に一つでも 可能性があれば それを信じるしかないだろう。 136 00:15:06,626 --> 00:15:12,682 (波動音) 137 00:15:12,682 --> 00:15:14,682 今度は 何が…? 138 00:15:52,188 --> 00:15:55,625 どうかしました? 139 00:15:55,625 --> 00:15:59,178 ≪先輩! 先輩! 140 00:15:59,178 --> 00:16:02,178 どうした? とにかく 来て下さい! 141 00:16:13,676 --> 00:16:15,676 分かりませんか? 142 00:16:30,676 --> 00:16:32,676 これは…。 143 00:16:58,688 --> 00:17:01,190 (野村)先輩! 144 00:17:01,190 --> 00:17:03,190 あれ…! 145 00:17:14,620 --> 00:17:20,120 (子供たちの喚声) 146 00:17:31,354 --> 00:17:35,654 ここは… 何なんだ? 147 00:18:06,138 --> 00:18:08,674 これって タイムスリップじゃ? 148 00:18:08,674 --> 00:18:12,962 ああ この一帯が 何らかの原因で まるごと…。 149 00:18:12,962 --> 00:18:18,618 却下。 科学と言うより SFの発想だな。 150 00:18:18,618 --> 00:18:22,688 あくまで 仮説ですから。 それも 却下。 151 00:18:22,688 --> 00:18:27,677 科学的論拠に基づかない以上 仮説にも ならんよ。 152 00:18:27,677 --> 00:18:31,113 大体 我々が 今 目にしているのは…。 153 00:18:31,113 --> 00:18:35,113 過去の風景です。 それも そんじょそこらの過去じゃない! 154 00:18:37,019 --> 00:18:41,674 確かに 通常 言われるたぐいの タイムスリップとは異なりますが…。 155 00:18:41,674 --> 00:18:44,677 じゃあ パラレルワールドに迷いこんだとか。 156 00:18:44,677 --> 00:18:47,677 却下。 (おなかが鳴る音) 157 00:18:50,283 --> 00:18:53,283 すみません。 (おなかが鳴る音) 158 00:19:00,142 --> 00:19:07,149 ♬~ 159 00:19:07,149 --> 00:19:09,685 (扉が開く音) 160 00:19:09,685 --> 00:19:11,637 (店主)いらっしゃい。 161 00:19:11,637 --> 00:19:16,676 ♬~ 162 00:19:16,676 --> 00:19:20,680 これですか? おやじの代から 置いてるんですよ。 163 00:19:20,680 --> 00:19:24,183 捨てるに 忍びないから 飾ってあるんですがね。 164 00:19:24,183 --> 00:19:29,188 妙なもんで 他のは うんとも すんとも言わないのに➡ 165 00:19:29,188 --> 00:19:35,294 こいつだけは 動くんですから。 まあ こんな時こそ➡ 166 00:19:35,294 --> 00:19:39,594 音楽でも聴いて 陽気にやらなきゃね。 167 00:19:44,353 --> 00:19:48,341 <遠い昔に葬り去られた 過去の遺物たちが➡ 168 00:19:48,341 --> 00:19:54,347 いたるところで 息を吹き返し 増殖し始めていた。➡ 169 00:19:54,347 --> 00:19:58,351 懸念された食料不足は 杞憂に終わった。➡ 170 00:19:58,351 --> 00:20:03,356 過去の遺物が 紛れもなく 存在したように 食料も また➡ 171 00:20:03,356 --> 00:20:06,656 存在し続けたという事なのかも しれない> 172 00:20:19,305 --> 00:20:22,358 (電車の鐘の音1回) 173 00:20:22,358 --> 00:20:28,180 あれは? 鐘1つで 停車の合図。 174 00:20:28,180 --> 00:20:31,680 そうですよね? 先輩。 ああ。 175 00:20:34,620 --> 00:20:37,189 (電車の鐘の音2回) 176 00:20:37,189 --> 00:20:42,689 それで 鐘2つで 発車。 へえ。 177 00:21:00,946 --> 00:21:05,446 どうした? この波形パターン どこかで見たような…。 178 00:21:09,622 --> 00:21:14,510 的やんの話じゃ 未確認の波動だって事だが…。 179 00:21:14,510 --> 00:21:18,510 ええ。 でも 確かに どこかで…。 180 00:21:23,035 --> 00:21:25,037 (三沢 野村)おお~! 181 00:21:25,037 --> 00:21:31,637 (子供たちの喚声) 182 00:21:49,678 --> 00:22:07,213 (波動音と雑音) 183 00:22:07,213 --> 00:22:12,713 (男の声)「み… つ… こ…」。 184 00:22:43,015 --> 00:22:45,015 ≪(女将)失礼します。 185 00:22:47,286 --> 00:22:51,974 あの… お食事の支度が できましたので。 186 00:22:51,974 --> 00:22:54,527 ああ。 187 00:22:54,527 --> 00:22:56,545 お連れ様は? 188 00:22:56,545 --> 00:23:00,745 とりあえず 僕の分だけで 結構です。 かしこまりました。 189 00:23:03,619 --> 00:23:08,023 つかぬ事を伺いますが…。 は? 190 00:23:08,023 --> 00:23:12,011 時代が遡っているというのは 本当なんでしょうか? 191 00:23:12,011 --> 00:23:17,967 多分 戦後… 昭和30年代か 40年代。 192 00:23:17,967 --> 00:23:20,286 何ら 確証はありません。 193 00:23:20,286 --> 00:23:25,286 でも 昔見た 懐かしい風景が いたるところに。 194 00:23:27,676 --> 00:23:30,679 ええ。 確かに。 195 00:23:30,679 --> 00:23:33,949 これから 日本は どんどん よくなる。 196 00:23:33,949 --> 00:23:39,649 あの一番いい時代に 今 私どもは おりますんでしょう? 197 00:23:41,690 --> 00:23:43,690 どうかなさいました? 198 00:23:46,011 --> 00:23:53,352 いえ…。 おやじが 同じような事を よく言ってたもので。 199 00:23:53,352 --> 00:23:56,352 でも 現実は…。 200 00:23:58,624 --> 00:24:02,611 お父様は 今 どちらに? 201 00:24:02,611 --> 00:24:07,111 ずいぶん前に 亡くなりました。 202 00:24:12,621 --> 00:24:15,621 「みつこ」? 203 00:24:19,178 --> 00:24:22,615 発信源を特定する 手がかりに なるかもしれん。 204 00:24:22,615 --> 00:24:27,115 町田警部に頼んで 生死を問わず リストアップしてもらった。 205 00:24:37,680 --> 00:24:41,684 ♬~(じんた) 206 00:24:41,684 --> 00:24:43,953 (野村)何だか 町じゅう みんな➡ 207 00:24:43,953 --> 00:24:48,153 いつの間にか この世界に なじんじゃってますね。 208 00:24:53,345 --> 00:24:59,285 このまま ずっと ここで 暮らす事になったら どうします? 209 00:24:59,285 --> 00:25:04,023 え? この時代があって➡ 210 00:25:04,023 --> 00:25:07,343 その結果 未来は ああいう世界になった。 211 00:25:07,343 --> 00:25:12,181 じゃあ 僕らが この時代を やり直したとして➡ 212 00:25:12,181 --> 00:25:17,186 もっといい未来を 築けると思いますか? 213 00:25:17,186 --> 00:25:22,341 そんな事 いきなり言われても…。 おやじさん もらうよ。 214 00:25:22,341 --> 00:25:24,341 (屋台主)はいよ。 215 00:25:32,184 --> 00:25:34,184 俺は ダメだ。 216 00:25:35,955 --> 00:25:38,457 飲まなきゃ 頭が おかしくなりそうで➡ 217 00:25:38,457 --> 00:25:43,657 やってられん。 僕もです。 218 00:25:46,715 --> 00:25:54,623 けれど 願って かなうなら やっぱり 俺は戻りたい。 219 00:25:54,623 --> 00:26:02,348 そりゃ ろくな時代じゃないかも しれないよ。 でも➡ 220 00:26:02,348 --> 00:26:07,353 俺は やっぱり もう一度 みんなに会いたい。 221 00:26:07,353 --> 00:26:10,622 (野村)もしかしたら どこかの誰かが➡ 222 00:26:10,622 --> 00:26:13,459 求めていたのかも しれませんね。 223 00:26:13,459 --> 00:26:16,679 何を? この時代をです。 224 00:26:16,679 --> 00:26:23,686 その思いの強さが 強力な磁場を 生んで こんな事に…。 225 00:26:23,686 --> 00:26:27,186 思い… か。 226 00:26:34,847 --> 00:26:43,647 アイスクリーム せっかく買ってきたのに とけちゃったじゃないか。 227 00:26:55,284 --> 00:27:00,584 光子… 光子…。 228 00:27:27,616 --> 00:27:36,008 (牧の父)♬「電車の道は十文字 まず上野へと遊ばんか」 229 00:27:36,008 --> 00:27:42,798 ♬「左に宮城おがみつつ 東京府庁を右に見て」 230 00:27:42,798 --> 00:27:44,850 父さん…。 231 00:27:44,850 --> 00:27:51,690 (2人)♬「馬場先門や和田倉門 大手町には内務省」 232 00:27:51,690 --> 00:28:00,015 (2人)♬「渡るも早し神田橋 錦町より小川町」 233 00:28:00,015 --> 00:28:07,956 ♬「乗りかえしげき須田町や 昌平橋をわたりゆく」 234 00:28:07,956 --> 00:28:16,181 ♬「神田神社の広前を すぎて本郷大通り」 235 00:28:16,181 --> 00:28:24,289 ♬「右に曲がりて切通し 仰ぐ湯島の天満宮」 236 00:28:24,289 --> 00:29:06,589 ♬~ 237 00:29:14,973 --> 00:29:20,128 父さん? 父さん? 父さん! 238 00:29:20,128 --> 00:29:23,515 父さん! 父さん! 239 00:29:23,515 --> 00:29:27,215 父さん! 父さん! 240 00:30:04,122 --> 00:30:08,122 そうか。 これは 君の…。 241 00:30:10,128 --> 00:30:14,299 (波動音) 242 00:30:14,299 --> 00:30:19,621 君も 誰かを捜しているのか? 243 00:30:19,621 --> 00:30:25,794 (少女の泣き声と波動音) 244 00:30:25,794 --> 00:30:27,846 ちょっと… 君! 245 00:30:27,846 --> 00:30:31,046 (電車の鐘の音と通過音) 246 00:30:32,618 --> 00:30:35,621 (探知機の作動音) 247 00:30:35,621 --> 00:30:41,621 (野村)う~ん… はい… はい… うるさいなあ。 248 00:30:44,129 --> 00:30:47,683 もしもし? 249 00:30:47,683 --> 00:30:54,683 あれ? 先輩は? …あれ? 250 00:31:26,688 --> 00:31:30,676 時空のひずみが 修復されつつ あるのかもしれないぞ! 251 00:31:30,676 --> 00:31:36,682 三沢さん! 例の波動にも 乱れが生じています! 252 00:31:36,682 --> 00:31:39,682 無線機… 俺の無線機…。 253 00:31:44,189 --> 00:31:47,676 こちら 三沢。 さおりちゃん とれますか? 254 00:31:47,676 --> 00:31:52,347 こちら 三沢。 さおりちゃん とれますか? さおりちゃん? 255 00:31:52,347 --> 00:31:56,702 さおりちゃん? (無線機の雑音) 256 00:31:56,702 --> 00:32:02,202 「助さんなのか? 助さん? 助さん?」。 257 00:33:24,189 --> 00:33:28,689 (映写機が回る音) 258 00:35:11,129 --> 00:35:13,129 所長。 259 00:35:16,184 --> 00:35:20,689 (町田)ここが すべての元凶かね? 260 00:35:20,689 --> 00:35:22,689 おそらく。 261 00:35:32,951 --> 00:35:35,151 平岡光子…。 262 00:36:00,128 --> 00:36:06,628 (波動音) 263 00:36:08,286 --> 00:36:12,086 あっ… あ~! 264 00:36:28,023 --> 00:36:35,023 (さおり)牧さん? 牧さん! 牧さん! 265 00:36:37,182 --> 00:36:42,287 さおりちゃんか…。 よかった 無事だったんですね! 266 00:36:42,287 --> 00:36:45,290 所長。 その格好は? 267 00:36:45,290 --> 00:36:49,177 うん? あっ… いや…。 268 00:36:49,177 --> 00:36:51,677 ≪(町田)牧君 これは…!? 269 00:37:03,291 --> 00:37:05,291 あなたは…。 270 00:37:17,188 --> 00:37:19,188 まさか…。 271 00:37:44,015 --> 00:37:46,015 これ…。 272 00:38:08,690 --> 00:38:14,690 お帰り… 光子。 273 00:38:36,618 --> 00:38:38,618 (光子の笑い声) 274 00:38:55,286 --> 00:39:00,286 「あ… り がとう…」? 275 00:39:42,133 --> 00:39:49,023 あの写真館だが 一連の騒動との 関連を裏付ける物的証拠は➡ 276 00:39:49,023 --> 00:39:54,629 何も出なかったそうだよ。 ただ 気になる事が 一つ…。 277 00:39:54,629 --> 00:39:56,948 私たちが追っていた 例の波動…➡ 278 00:39:56,948 --> 00:40:02,020 実は あるものに そっくりだったんです。 それは? 279 00:40:02,020 --> 00:40:05,673 脳波です。 脳波? 280 00:40:05,673 --> 00:40:10,678 中でも 「スパイク」と呼ばれる 異常脳波に酷似しています。 281 00:40:10,678 --> 00:40:13,681 断続的な光刺激が この異常脳波を➡ 282 00:40:13,681 --> 00:40:19,020 引き起こす要因になりうるという 報告も出ています。 283 00:40:19,020 --> 00:40:25,677 例の古いフィルム…。 1秒に 18コマという断続的な光刺激か…。 284 00:40:25,677 --> 00:40:30,632 それに 遠い昔に死んだ少女の名が 「光子」。 285 00:40:30,632 --> 00:40:35,119 あの波動から 聞こえてきた声も…。 286 00:40:35,119 --> 00:40:42,176 行方不明だった町民たちが 一様に 目撃したと語る過去の風景だが…。 287 00:40:42,176 --> 00:40:47,181 平岡光子が 生きた時代ではないかと…。 288 00:40:47,181 --> 00:40:51,352 う~ん…。 (扉が開く音) 289 00:40:51,352 --> 00:40:55,206 (野村)いや~ まさか 鬼の町田警部に➡ 290 00:40:55,206 --> 00:40:58,209 事情聴取されるとは 思いませんでしたよ。 291 00:40:58,209 --> 00:41:01,613 手心なし。 こってり 絞られちゃいました。 292 00:41:01,613 --> 00:41:04,215 お帰り! ただいま! 293 00:41:04,215 --> 00:41:06,117 さおりちゃん! やめてよ! 294 00:41:06,117 --> 00:41:13,117 あれ? 牧君は? あれ? さっきまで 一緒でしたが…。 295 00:41:40,618 --> 00:41:47,191 <かつて 娘と過ごした幸福な時代。 死を前にした男にとって➡ 296 00:41:47,191 --> 00:41:50,194 その記憶の走馬灯だけが 現実であり➡ 297 00:41:50,194 --> 00:41:55,350 我々は それを 自らの現実として 追体験した。➡ 298 00:41:55,350 --> 00:42:03,191 言うなれば 脳内ホログラフィーの物質化。 あるいは 一種の共鳴現象。➡ 299 00:42:03,191 --> 00:42:06,691 ならば 私が聞いた あれは?> 300 00:42:18,690 --> 00:42:26,347 (牧の父の歌声) 301 00:42:26,347 --> 00:42:32,353 <バカな…。 我々は ほんのつかの間 過去の幻➡ 302 00:42:32,353 --> 00:42:36,653 いや とんでもない夢を 見たにすぎん> 303 00:43:11,009 --> 00:43:16,009 <だが なぜだ? 今 この現実こそが 夢のようだ> 304 00:43:27,175 --> 00:43:34,675 <いや… いつか この現実も 遠い過去の幻に変わる> 305 00:43:37,518 --> 00:43:39,518 (電車の鐘の音1回) 306 00:43:47,512 --> 00:43:49,512 (電車の鐘の音2回) 307 00:43:54,352 --> 00:43:57,955 これが 死者の体内に? 血液中の赤血球を食い尽くす。 308 00:43:57,955 --> 00:43:59,957 人間を襲い そして 瞬時に 命を奪う➡ 309 00:43:59,957 --> 00:44:01,976 未知の植物が 存在するとしたら…。 310 00:44:01,976 --> 00:44:04,011 これは あいつの呪いに 違いない。 311 00:44:04,011 --> 00:44:08,683 恨みと憎しみが 今 人間どもに 復讐してるんだ! 312 00:44:08,683 --> 00:45:28,683 ♬~