1 00:00:33,633 --> 00:00:37,037 (鳥の鳴き声) 2 00:00:37,037 --> 00:00:39,372 (源 実朝)これは? 3 00:00:39,372 --> 00:00:42,709 (三善康信)尼御台が書き写されました。 4 00:00:42,709 --> 00:00:45,009 母上が…。 5 00:00:49,382 --> 00:00:51,718 この歌。 6 00:00:51,718 --> 00:00:54,418 この歌は どなたの作だ。 7 00:00:58,058 --> 00:01:02,929 その歌が 一番好きでございます。 8 00:01:02,929 --> 00:01:22,082 「道すがら 富士の煙も わかざりき 晴るるまもなき 空のけしきに」。 9 00:01:22,082 --> 00:01:24,985 (政子)あなたの父上の歌。 10 00:01:24,985 --> 00:01:26,953 父上の? 11 00:01:26,953 --> 00:01:33,693 富士の噴煙も分からぬくらい雲が多く 晴れ間がないという歌にございます。 12 00:01:33,693 --> 00:01:38,365 頼朝様は 狩りに行った時 ずっと天気が悪かった。➡ 13 00:01:38,365 --> 00:01:43,703 でも帰る頃になって ようやく晴れて 富士が はっきり見えた。➡ 14 00:01:43,703 --> 00:01:46,703 その時に詠まれたそうですよ。 15 00:01:51,378 --> 00:01:55,048 あなたも不安なことがあるかもしれない。 16 00:01:55,048 --> 00:01:58,718 でも 父上もそうだったのです。 17 00:01:58,718 --> 00:02:03,056 励みにして。 はい。 18 00:02:03,056 --> 00:02:08,756 鎌倉殿も 思いを歌にしてみては いかがですか? 19 00:02:11,398 --> 00:03:57,398 ♬~ 20 00:04:21,394 --> 00:04:27,267 (北条義時)今年中には 御台所が鎌倉にお越しになられるそうだ。 21 00:04:27,267 --> 00:04:31,267 (のえ) 早く跡継ぎに恵まれるとよいですね。 22 00:04:33,673 --> 00:04:36,673 子が欲しいか。 23 00:04:40,013 --> 00:04:44,684 欲しくないと言えば 嘘になりますが。 24 00:04:44,684 --> 00:04:47,587 りく殿と父上の間には➡ 25 00:04:47,587 --> 00:04:49,556 政範という子がいた。 26 00:04:49,556 --> 00:04:52,025 (のえ)先日 亡くなられた…。 27 00:04:52,025 --> 00:04:58,898 りく殿は 政範を北条の跡継ぎにと必死だった。 28 00:04:58,898 --> 00:05:06,598 子というのは いたらいたで 何かと大変なのだ。 29 00:05:08,575 --> 00:05:13,313 小四郎殿には 太郎殿がいらっしゃいます。 30 00:05:13,313 --> 00:05:16,313 私は それで満足。 31 00:05:20,053 --> 00:05:22,388 満足なわけありませぬ! 32 00:05:22,388 --> 00:05:25,725 (二階堂行政)全ては お前次第。 必ずや男子を産んで➡ 33 00:05:25,725 --> 00:05:28,394 その子を いずれは 北条の家督にしてみせます。 34 00:05:28,394 --> 00:05:33,094 そうでなければ あんな辛気くさい男に嫁ぎません! 35 00:05:36,202 --> 00:05:39,672 (北条泰時)のえ殿は とんでもない女子だ。 36 00:05:39,672 --> 00:05:42,575 父上が心配でならぬ。 37 00:05:42,575 --> 00:05:45,575 (初)あなたの義母上ですよ。 38 00:05:48,014 --> 00:05:51,684 伝えるべきだろうか。 39 00:05:51,684 --> 00:05:56,022 関わらなければいいのでは。 分からないけど。 40 00:05:56,022 --> 00:06:01,694 しかし 裏の顔を見てしまったからには。 41 00:06:01,694 --> 00:06:05,694 ああ もう なぜ父上は あんな女子に…。 42 00:06:12,038 --> 00:06:15,909 元久元年12月10日。 43 00:06:15,909 --> 00:06:19,712 三代将軍 実朝と結婚するため➡ 44 00:06:19,712 --> 00:06:25,012 後鳥羽上皇の従妹が鎌倉に到着する。 45 00:06:29,389 --> 00:06:33,993 (実衣)なんとも お美しい姫でいらっしゃいますこと。 46 00:06:33,993 --> 00:06:37,664 (政子)ようこそ 鎌倉へ。 47 00:06:37,664 --> 00:06:40,664 (千世)千世にございます。 48 00:06:43,336 --> 00:06:46,239 (北条時政) 千世様がお着きになられたんじゃ。➡ 49 00:06:46,239 --> 00:06:50,677 お前が顔を出さんことには 始まらんじゃろう。 50 00:06:50,677 --> 00:06:53,012 (りく)お任せいたします。 51 00:06:53,012 --> 00:06:56,349 (時政) 誰よりもお前が望んだことではないか。 52 00:06:56,349 --> 00:07:02,049 政範が 連れて戻ってくるはずだったのです。 53 00:07:09,362 --> 00:07:18,371 幼い頃 おやじ殿が大事に使っていた皿を 割ってしまってな➡ 54 00:07:18,371 --> 00:07:23,042 おやじ殿に しこたま叱られた。 55 00:07:23,042 --> 00:07:28,715 でも おやじ殿は言った。 56 00:07:28,715 --> 00:07:32,318 割れた皿は 元には戻らねえ。 57 00:07:32,318 --> 00:07:39,993 しかし 皿に盛った料理のことは忘れはしない。 58 00:07:39,993 --> 00:07:44,330 思い出の中で 皿は いつだって➡ 59 00:07:44,330 --> 00:07:49,002 うまい料理を載せて 俺たちの前へ並ぶ。 60 00:07:49,002 --> 00:07:52,002 皿は…。 ひどすぎる。 61 00:07:53,673 --> 00:07:58,344 自分の子が死んだのを 皿と一緒にするなんて。 62 00:07:58,344 --> 00:08:05,644 いや… 気弱なお前を見ていると どうしたらいいか分からなくなるんだよ。 63 00:08:08,688 --> 00:08:11,024 しい様らしい。 64 00:08:11,024 --> 00:08:15,324 わしが言いたかったのは…。 分かっております。 65 00:08:19,699 --> 00:08:21,999 もう大丈夫。 66 00:08:28,374 --> 00:08:45,374 (鐘の音) 67 00:08:48,995 --> 00:08:55,335 鎌倉殿 召し上がってよいのですよ。 68 00:08:55,335 --> 00:09:12,685 ♬~ 69 00:09:12,685 --> 00:09:16,022 (畠山重保)無事 千世様を 京よりお連れいたしました。 70 00:09:16,022 --> 00:09:19,692 政範は残念だった。 71 00:09:19,692 --> 00:09:24,564 鎌倉を出た時は元気だったのに 急な病とは。 72 00:09:24,564 --> 00:09:28,368 (大江広元) 人生 分からぬものにございます。 73 00:09:28,368 --> 00:09:34,368 (畠山重忠)実は そのことで 息子から話したいことがあるそうです。 74 00:09:37,176 --> 00:09:42,882 (重保)政範殿が亡くなられたのは 京へ到着して2日目のことでした。 75 00:09:42,882 --> 00:09:47,854 〽 鶴と亀とは もの語り 76 00:09:47,854 --> 00:09:50,623 〽 なを 千歳 77 00:09:50,623 --> 00:09:53,326 〽 なを 万歳 78 00:09:53,326 --> 00:09:55,995 〽 なを 千歳 79 00:09:55,995 --> 00:09:58,664 〽 なを 万歳 80 00:09:58,664 --> 00:10:00,664 キャ~! 81 00:10:05,004 --> 00:10:07,907 (重保)長旅にお疲れのご様子でしたが➡ 82 00:10:07,907 --> 00:10:10,343 それにしても あまりに急で…。 83 00:10:10,343 --> 00:10:14,680 何か気になることが? 84 00:10:14,680 --> 00:10:19,980 実は その前の晩に聞いてしまったのです。 85 00:10:24,357 --> 00:10:29,357 (平賀朝雅) では これを汁に溶かせばよいのだな。 86 00:10:31,230 --> 00:10:34,700 味で悟られてしまわないか。 87 00:10:34,700 --> 00:10:37,400 (医者)味はございません。 88 00:10:39,038 --> 00:10:44,338 平賀殿が毒を盛ったと…。 89 00:10:48,381 --> 00:10:55,054 息子は 政範殿が亡くなったあと 平賀殿を問い詰めたというのです。 90 00:10:55,054 --> 00:11:00,393 ばかを申せ。 なぜ私が そんなことをする。 見当違いも いいかげんにせよ。 91 00:11:00,393 --> 00:11:04,063 では あのやり取りは何だったのですか。 92 00:11:04,063 --> 00:11:08,935 わしは供応役ぞ。 汁の味付けに気を配って何が悪い。 93 00:11:08,935 --> 00:11:11,938 嘘だ! 94 00:11:11,938 --> 00:11:14,638 畠山殿。 95 00:11:19,612 --> 00:11:26,085 人に話すと ご自分の正気を疑われますぞ。 96 00:11:26,085 --> 00:11:29,785 あれは決して 味付けの話ではありませんでした。 97 00:11:32,892 --> 00:11:35,895 よく教えてくれた。 98 00:11:35,895 --> 00:11:38,664 あとは こちらで調べてみる。 99 00:11:38,664 --> 00:11:41,367 (重保)はっ。 100 00:11:41,367 --> 00:11:44,367 (鐘の音) 101 00:11:53,946 --> 00:11:57,917 明日 京へ戻ります。 102 00:11:57,917 --> 00:12:03,623 いずれ 東山に お参りに行こうと思っております。 103 00:12:03,623 --> 00:12:07,923 その時は この朝雅がお供を。 104 00:12:11,364 --> 00:12:17,270 政範殿のことで 嫌なうわさが流れておるようです。 105 00:12:17,270 --> 00:12:19,405 嫌なうわさ…。 106 00:12:19,405 --> 00:12:27,280 あまりの突然の逝去に 毒を盛られたのではないかと。 107 00:12:27,280 --> 00:12:31,980 毒!? 誰が…。 108 00:12:34,887 --> 00:12:37,890 畠山重保殿。 109 00:12:37,890 --> 00:12:43,362 重保!? 畠山一門は 北条に恨みを持っております。 110 00:12:43,362 --> 00:12:51,237 武蔵の国務を巡り 父親の重忠殿が 北条殿と もめていることをご存じですか。 111 00:12:51,237 --> 00:12:54,974 まさか そのせいで…。 112 00:12:54,974 --> 00:12:57,910 ひどい話です。 113 00:12:57,910 --> 00:13:03,683 なんということ。 許せません 断じて! 114 00:13:03,683 --> 00:13:09,388 しかも 重保殿は あろうことか➡ 115 00:13:09,388 --> 00:13:14,260 私を下手人に仕立て上げようと しているのです。 116 00:13:14,260 --> 00:13:18,731 頭が くるくるする。 117 00:13:18,731 --> 00:13:21,400 まことですか。 118 00:13:21,400 --> 00:13:25,271 畠山の策略に はまってはいけません。 119 00:13:25,271 --> 00:13:30,971 何を言ってきても 信じてはなりませぬぞ。 120 00:13:39,885 --> 00:13:43,585 政範の敵をとってくださいませ。 121 00:13:45,591 --> 00:13:49,028 畠山は ちえの嫁ぎ先。 122 00:13:49,028 --> 00:13:51,728 私の血縁ではありません! 123 00:13:54,367 --> 00:13:59,038 分かっているのですか。 政範は殺されたのですよ! 124 00:13:59,038 --> 00:14:04,377 畠山は 私と政範を 北条の一門だとは 思っていなかったのです。 125 00:14:04,377 --> 00:14:08,247 だから このような非道なまねが できるんです! 126 00:14:08,247 --> 00:14:12,247 畠山を討ってちょうだい! 127 00:14:14,053 --> 00:14:18,391 はっ… 冗談は やめていただきたい。 128 00:14:18,391 --> 00:14:22,728 あまりに突然亡くなったので 勘ぐる者も多いようです。 129 00:14:22,728 --> 00:14:25,064 一番驚いているのは この私だ。 130 00:14:25,064 --> 00:14:29,735 むくろは 速やかに東山に埋葬されたと 伺いました。 131 00:14:29,735 --> 00:14:34,435 できれば 鎌倉に連れ帰りたかったが。 132 00:14:36,542 --> 00:14:42,682 夏ならともかく この季節なら➡ 133 00:14:42,682 --> 00:14:46,682 京から こちらに移すこともできたのでは。 134 00:14:48,354 --> 00:14:50,690 何が言いたい。 135 00:14:50,690 --> 00:14:57,563 毒を飲んで死ぬと むくろの顔の色が変わるので➡ 136 00:14:57,563 --> 00:15:01,334 すぐに分かると聞いたことがあります。 137 00:15:01,334 --> 00:15:06,038 オッホッホッホッホッホッ。 138 00:15:06,038 --> 00:15:08,738 無礼な! 139 00:15:17,383 --> 00:15:24,256 とにかく この件に関しては 軽はずみに答えを出すべきではない。 140 00:15:24,256 --> 00:15:28,728 りくは すぐに畠山を討てと いきまいておる。 141 00:15:28,728 --> 00:15:33,566 なりませぬ。 わしだって そんなことはしたかねえ。 142 00:15:33,566 --> 00:15:36,335 重忠は よき婿じゃ。 143 00:15:36,335 --> 00:15:40,673 だがな 政範は大事な息子なんじゃ。 144 00:15:40,673 --> 00:15:43,973 (北条時房) 我らにとっても かわいい弟でした。 145 00:15:46,011 --> 00:15:49,348 畠山を討つ。➡ 146 00:15:49,348 --> 00:15:53,686 力を貸してくれ。 147 00:15:53,686 --> 00:16:02,027 誰であろうと この鎌倉で 勝手に兵を挙げることはできませぬ。 148 00:16:02,027 --> 00:16:04,930 たとえ執権であろうと。 149 00:16:04,930 --> 00:16:08,367 軍勢を動かせねえってのか。 150 00:16:08,367 --> 00:16:14,240 鎌倉殿の花押を据えた下文がない限り➡ 151 00:16:14,240 --> 00:16:17,940 勝手に動くことはできませぬ。 152 00:16:23,716 --> 00:16:27,386 (時房)私も申したいことが。 153 00:16:27,386 --> 00:16:29,722 何だ。 154 00:16:29,722 --> 00:16:34,326 父上。 義母上に振り回されるのは もう おやめください。 155 00:16:34,326 --> 00:16:36,662 息子として恥ずかしゅうございます。 156 00:16:36,662 --> 00:16:38,962 うるせえ! 157 00:16:47,006 --> 00:16:49,706 最後のは余計だった。 158 00:16:56,015 --> 00:17:01,887 父上は りく殿に入れ知恵され すっかり戦う気だ。 159 00:17:01,887 --> 00:17:04,690 (三浦義村)次郎を甘く見るな。 160 00:17:04,690 --> 00:17:10,362 あれは優男だが 必要なら立場を変える覚悟を持ってる。 161 00:17:10,362 --> 00:17:12,698 分かっている。 162 00:17:12,698 --> 00:17:15,367 壇ノ浦を覚えてるか。 163 00:17:15,367 --> 00:17:17,703 九郎殿の命とはいえ➡ 164 00:17:17,703 --> 00:17:22,374 あいつは誰よりも進んで こぎ手を射殺していた。 165 00:17:22,374 --> 00:17:26,674 それができる男なんだ 優男だがな。 166 00:17:30,249 --> 00:17:32,184 (のえ)お呼びでございますか。 167 00:17:32,184 --> 00:17:34,954 呼び立てて申し訳ない。 168 00:17:34,954 --> 00:17:37,656 (のえ)繕い物をしておりました。 169 00:17:37,656 --> 00:17:40,559 初めてであったな。 170 00:17:40,559 --> 00:17:42,995 私の無二の友だ。 171 00:17:42,995 --> 00:17:47,295 いろいろ悪い癖はあるが 頼りにしている。 172 00:17:48,868 --> 00:17:51,568 のえと申します。 173 00:17:55,341 --> 00:17:58,677 三浦平六でござる。 174 00:17:58,677 --> 00:18:01,977 今後とも よろしくお願いいたします。 175 00:18:04,350 --> 00:18:08,020 用向きは済んだ。 一杯飲ませてやりたい。 176 00:18:08,020 --> 00:18:09,955 直ちに。 177 00:18:09,955 --> 00:18:14,255 ご苦労も多いでしょうから ごゆっくりなさってくださいね。 178 00:18:21,367 --> 00:18:23,667 出来た女子だ。 179 00:18:25,237 --> 00:18:31,043 ほれてるのか。 ほれていなければ 妻にはせぬ。 180 00:18:31,043 --> 00:18:33,043 だったらいいが…。 181 00:18:34,647 --> 00:18:36,647 何だ。 182 00:18:38,317 --> 00:18:41,220 飯粒がついていた。 183 00:18:41,220 --> 00:18:46,520 握り飯を食べながら 裁縫をするやつがいるか。 184 00:19:01,340 --> 00:19:05,010 本日は あまり筆が進みませんか。 185 00:19:05,010 --> 00:19:06,946 すまない。 186 00:19:06,946 --> 00:19:09,682 ハハハ…。 187 00:19:09,682 --> 00:19:13,018 すばらしい御台所ですね。 188 00:19:13,018 --> 00:19:18,357 この善信 京の暮らしは長うございましたが➡ 189 00:19:18,357 --> 00:19:23,028 あのように気高いご様子のお方は 見たことがございませぬ。 190 00:19:23,028 --> 00:19:27,028 気もそぞろになられるのは しかたのないこと。 191 00:19:33,639 --> 00:19:38,339 (実朝)しばし休憩にしたい。 (康信)かしこまりました。 192 00:19:42,314 --> 00:19:45,651 私が義母上に会って何を言うの? 193 00:19:45,651 --> 00:19:50,522 あのお方は政範を亡くされ 気がめいっておられるところに➡ 194 00:19:50,522 --> 00:19:54,994 平賀殿から あること ないことを 吹き込まれた。 195 00:19:54,994 --> 00:20:00,866 姉上が話を聞いてあげれば 少しは落ち着かれるかと。 196 00:20:00,866 --> 00:20:03,335 やってみます。 197 00:20:03,335 --> 00:20:07,206 私は 畠山次郎と話してきます。 198 00:20:07,206 --> 00:20:12,344 小四郎 戦にしてはなりませんよ。 199 00:20:12,344 --> 00:20:16,044 なんとか食い止めましょう。 200 00:20:18,684 --> 00:20:22,554 (実朝)お前の妻は 初といったな。 201 00:20:22,554 --> 00:20:26,254 はい。 どんな女子だ。 202 00:20:29,328 --> 00:20:35,234 なかなか気の強い女子で 叱られてばかりです。 203 00:20:35,234 --> 00:20:42,234 不思議だな。 文句を言ってるのに のろけにしか聞こえない。 204 00:20:45,911 --> 00:20:49,211 気晴らしに 表をぶらぶらしたい。 供せよ。 205 00:20:51,383 --> 00:20:55,054 (りく)政範のことは もちろん悲しいですよ。➡ 206 00:20:55,054 --> 00:20:57,389 でも意外に平気。➡ 207 00:20:57,389 --> 00:21:01,060 急なことすぎて 身にしみないのです。➡ 208 00:21:01,060 --> 00:21:04,930 政範は私の中で生きています。 209 00:21:04,930 --> 00:21:07,733 (政子)それなら よいのですが。 210 00:21:07,733 --> 00:21:14,433 3人もお子を亡くされた あなたの前で つらい顔をしていたら罰が当たります。 211 00:21:16,408 --> 00:21:22,748 畠山重忠殿は 頼朝様が誰よりも頼りにしていた人。 212 00:21:22,748 --> 00:21:26,748 そして何より ちえの夫です。 213 00:21:31,090 --> 00:21:33,992 急に どうされました。 214 00:21:33,992 --> 00:21:37,896 畠山を討つなど とんでもないこと。 215 00:21:37,896 --> 00:21:41,896 ごめんなさい 分からないわ。 216 00:21:44,369 --> 00:21:51,243 私には 畠山が 政範の一件に 関わってるとは思えないのです。 217 00:21:51,243 --> 00:21:55,981 そんなうわさが あるのですか。 驚いた。 218 00:21:55,981 --> 00:22:00,919 政範は急な病で死んだんです。 219 00:22:00,919 --> 00:22:05,919 畠山を討つという話があるのですか。 220 00:22:07,593 --> 00:22:12,064 小四郎が そう…。 おかしな話。 221 00:22:12,064 --> 00:22:17,402 なぜ畠山と戦わなければならないのです。 222 00:22:17,402 --> 00:22:21,073 私も同じ思いです。 223 00:22:21,073 --> 00:22:25,073 もう御家人同士が殺し合うのは たくさん。 224 00:22:31,416 --> 00:22:36,255 私ではありません! 毒を盛ったのは平賀殿です。 225 00:22:36,255 --> 00:22:41,693 こうなったら 平賀殿と息子を並べて ご詮議を。➡ 226 00:22:41,693 --> 00:22:46,365 さすれば 嘘をついているのがどちらか はっきりする。 227 00:22:46,365 --> 00:22:51,703 私も そうしたかったが 平賀殿は既に京に戻られた。 228 00:22:51,703 --> 00:22:56,375 小四郎殿 それが嘘をついている証拠でござる。 229 00:22:56,375 --> 00:22:59,044 後ろめたいから逃げた。 230 00:22:59,044 --> 00:23:01,713 すぐに連れ戻して討ち取りましょう。 231 00:23:01,713 --> 00:23:05,013 それはできぬ。 なぜ。 232 00:23:07,052 --> 00:23:10,923 確かに 平賀は疑わしい。 233 00:23:10,923 --> 00:23:16,728 しかし あの男は 上皇様の近臣でもある。 234 00:23:16,728 --> 00:23:19,064 京を敵に回すことになる。 235 00:23:19,064 --> 00:23:22,764 我らが いわれなき罪で責められても よいのか! 236 00:23:25,737 --> 00:23:28,640 執権殿のねらいは そこなのだ。 237 00:23:28,640 --> 00:23:34,346 畠山を滅ぼし 武蔵を我が物にするおつもりなのだ。➡ 238 00:23:34,346 --> 00:23:38,217 小四郎殿が 父親をかばう気持ちは分かるが…。 239 00:23:38,217 --> 00:23:40,517 そういうことでは。 240 00:23:43,689 --> 00:23:48,360 私は一旦 武蔵へ帰る。 241 00:23:48,360 --> 00:23:51,263 次郎。 242 00:23:51,263 --> 00:23:56,263 この先は 一手誤れば戦になる。 243 00:23:58,036 --> 00:24:00,939 (重忠)戦支度はさせてもらう。 念のためです。 244 00:24:00,939 --> 00:24:03,375 次郎。 245 00:24:03,375 --> 00:24:09,047 私とて 鎌倉を灰にしたくはない。 246 00:24:09,047 --> 00:24:24,062 ♬~ 247 00:24:24,062 --> 00:24:30,402 (和田義盛)また来てくださいとは言ったが 本当にお越しになるとは。 248 00:24:30,402 --> 00:24:34,673 ここに来ると 不思議と心が落ち着く。 249 00:24:34,673 --> 00:24:36,973 分かる気がします。 250 00:24:39,011 --> 00:24:42,881 和田義盛とは 気兼ねなく話ができる。 251 00:24:42,881 --> 00:24:45,884 よく言われます。 252 00:24:45,884 --> 00:24:49,021 和田殿のお子は いらっしゃらないのですか。 253 00:24:49,021 --> 00:24:52,891 みんな でかくなっちまって 俺に寄り付かねえんだよ。 254 00:24:52,891 --> 00:24:57,191 (巴御前)お役目は大変でございますか? 255 00:24:59,364 --> 00:25:02,267 (義盛) 少しはハメを外した方がいいんだよ。 256 00:25:02,267 --> 00:25:06,705 堅苦しいとこに年がら年中いたら 息が詰まっちまう。 257 00:25:06,705 --> 00:25:13,378 よし 食い終わったら 面白い所にお連れしましょう。 258 00:25:13,378 --> 00:25:19,078 (鐘の音) 259 00:25:26,391 --> 00:25:29,691 おばば また来たぞ。 260 00:25:31,997 --> 00:25:34,333 またお前か。 261 00:25:34,333 --> 00:25:38,033 今日は若いのを連れてきた。 入れ。 262 00:25:44,009 --> 00:25:48,880 (義盛)おばばは 名うての歩き巫女。 何でも占ってくれるんだ。 263 00:25:48,880 --> 00:25:53,352 これが面白いように よく当たるんだ。 264 00:25:53,352 --> 00:25:56,688 こないだのは うまかった。 265 00:25:56,688 --> 00:26:00,359 (義盛)同じやつを持ってきてやったぞ。 266 00:26:00,359 --> 00:26:04,659 俺の甥っ子たちだ。 並んで座れ。 267 00:26:09,701 --> 00:26:15,374 (占いの声) 268 00:26:15,374 --> 00:26:17,374 (水がはねる音) 269 00:26:20,245 --> 00:26:27,245 この中に ひとつき 体を洗っていない者がおる。 270 00:26:28,920 --> 00:26:32,858 俺だ。 よく分かったな。 271 00:26:32,858 --> 00:26:35,994 実は 私も分かっていた。 272 00:26:35,994 --> 00:26:40,866 えっ。 これって 占いですか。 273 00:26:40,866 --> 00:26:44,669 お前 もっと後ろに下がれ。 274 00:26:44,669 --> 00:26:48,540 (占いの声) 275 00:26:48,540 --> 00:26:50,540 (水がはねる音) 276 00:26:53,011 --> 00:26:56,681 双六。 双六? 277 00:26:56,681 --> 00:26:59,351 苦手だろ。 278 00:26:59,351 --> 00:27:01,686 そうなのか。 279 00:27:01,686 --> 00:27:05,557 苦手というか 子供の頃から 双六をすると➡ 280 00:27:05,557 --> 00:27:08,360 どういうわけか 具合が悪くなってしまうんです。 281 00:27:08,360 --> 00:27:10,695 さもありなん。 282 00:27:10,695 --> 00:27:13,031 (占いの声) 283 00:27:13,031 --> 00:27:15,031 (水がはねる音) 284 00:27:23,675 --> 00:27:26,044 雪の日。 285 00:27:26,044 --> 00:27:27,979 雪の日。 286 00:27:27,979 --> 00:27:32,651 雪の日は出歩くな。 287 00:27:32,651 --> 00:27:35,554 災いが待っている。 288 00:27:35,554 --> 00:27:37,989 災い…。 289 00:27:37,989 --> 00:27:42,327 雪の日は滑るから 大体 皆 出歩かない方がいいんだよ。 290 00:27:42,327 --> 00:27:44,262 うるさい。 291 00:27:44,262 --> 00:27:46,198 次 俺。 292 00:27:46,198 --> 00:27:48,198 寄るな! 293 00:28:03,615 --> 00:28:06,551 何じゃ。 294 00:28:06,551 --> 00:28:13,291 次郎は 頼朝様に救われ そのご恩に応えるべく➡ 295 00:28:13,291 --> 00:28:18,230 これまで必死に鎌倉のために お仕えしてまいりました。 296 00:28:18,230 --> 00:28:22,367 私欲のない 忠義一徹の男。 297 00:28:22,367 --> 00:28:31,376 全ては 畠山に罪をなすりつけようとする 奸臣の讒言にほかなりません。 298 00:28:31,376 --> 00:28:33,979 誰のことを言うておる。 299 00:28:33,979 --> 00:28:40,652 例えば… 平賀朝雅。 300 00:28:40,652 --> 00:28:45,524 まさか。 誰よりも疑わしいのは あの男です。 301 00:28:45,524 --> 00:28:48,224 動機がない。 302 00:28:51,296 --> 00:28:57,596 政範殿を亡き者にして 次の執権に…。 303 00:29:00,005 --> 00:29:03,675 真偽をただそうともせず➡ 304 00:29:03,675 --> 00:29:07,546 次郎を罰するようなことがあれば➡ 305 00:29:07,546 --> 00:29:10,846 必ず後悔いたしますぞ。 306 00:29:17,689 --> 00:29:20,389 相分かった。 307 00:29:24,029 --> 00:29:30,029 畠山討伐は 待っていただけますか。 308 00:29:38,310 --> 00:29:43,181 (時政の足音) 309 00:29:43,181 --> 00:29:45,183 (ため息) 310 00:29:45,183 --> 00:29:47,986 それで引き下がってこられたのですか。 311 00:29:47,986 --> 00:29:52,324 政範のことは もう少し よく調べてから…。 312 00:29:52,324 --> 00:29:54,659 まだ分からないのですか! 313 00:29:54,659 --> 00:29:58,330 畠山は討たなければならないのです。 314 00:29:58,330 --> 00:30:02,667 梶原がどうなりました。 比企がどうなりました。 315 00:30:02,667 --> 00:30:06,538 より多くの御家人を従えなければ すぐに滅ぼされます。 316 00:30:06,538 --> 00:30:10,542 力を持つとは そういうこと。 317 00:30:10,542 --> 00:30:15,247 畠山を退けて 足立を退けて➡ 318 00:30:15,247 --> 00:30:19,247 北条が武蔵国の全てを治めるのです。 319 00:30:23,688 --> 00:30:31,688 りく やっぱり わしら 無理のし過ぎじゃねえかな。 320 00:30:36,268 --> 00:30:40,705 政範だけでは済みませんよ。 321 00:30:40,705 --> 00:30:44,042 次は私の番かもしれないのです。 322 00:30:44,042 --> 00:30:48,342 それは いかん! そういうところまで来ているのです! 323 00:30:50,382 --> 00:30:56,254 兵を動かすには 下文に鎌倉殿の花押がいる。 324 00:30:56,254 --> 00:31:00,954 ならば すぐに御所に向かってくださいませ! 325 00:31:05,397 --> 00:31:08,066 よし! 326 00:31:08,066 --> 00:31:13,738 (実衣)鎌倉殿は 今はお会いできません。 (時政)大事な用があるのだ。 327 00:31:13,738 --> 00:31:17,075 今はお疲れで 休みを取られています。 328 00:31:17,075 --> 00:31:19,010 事は急を要するのじゃ。 329 00:31:19,010 --> 00:31:24,010 父上といえども 従うわけにはまいりません。 330 00:31:38,697 --> 00:31:41,366 (実衣)まだ見つからないのですか。 331 00:31:41,366 --> 00:31:44,269 (康信)どこへ行ってしまわれたのか。 332 00:31:44,269 --> 00:31:47,238 皆を集めなさい。 333 00:31:47,238 --> 00:31:52,377 そういう大事なことを なぜ黙っているのです。 334 00:31:52,377 --> 00:31:54,713 事を大きくしたくなかったのだ。 335 00:31:54,713 --> 00:31:57,615 表に出られて賊にでも襲われたら えらいことだ。 336 00:31:57,615 --> 00:32:03,722 急ぎ近習たちに命じて 皆で捜してください。 337 00:32:03,722 --> 00:32:07,058 御所の周りも当たってみましょう。 わしは八幡宮に行ってみよう。 338 00:32:07,058 --> 00:32:09,058 お願いします。 339 00:32:14,399 --> 00:32:17,068 いらっしゃらないのだ。 340 00:32:17,068 --> 00:32:19,738 何の騒ぎだ。 341 00:32:19,738 --> 00:32:23,408 (足音) どうかしたのですか。 342 00:32:23,408 --> 00:32:26,077 鎌倉殿のお姿が見えないのです。 343 00:32:26,077 --> 00:32:28,012 何だと。 344 00:32:28,012 --> 00:32:31,683 (相撲を取る声) 345 00:32:31,683 --> 00:32:34,586 (義盛)ハハハ~! ハハハハハハ~!➡ 346 00:32:34,586 --> 00:32:39,023 ほれ ほれほれ もう一回! (鶴丸)無理です。 347 00:32:39,023 --> 00:32:42,023 (義盛)ハハハハハ ほれほれ。 348 00:32:43,695 --> 00:32:48,566 悩みがあるようだな。 349 00:32:48,566 --> 00:32:51,369 妻をめとった。 350 00:32:51,369 --> 00:32:55,669 お~ めでたいのう。 351 00:32:57,242 --> 00:33:04,242 私の思いとは関わりないところで 全てが決まった。 352 00:33:06,384 --> 00:33:08,384 お前さん…。 353 00:33:13,258 --> 00:33:16,060 まあいい。 354 00:33:16,060 --> 00:33:20,398 悩みは誰にもある。 355 00:33:20,398 --> 00:33:22,734 おばばにもある。 356 00:33:22,734 --> 00:33:29,434 年を取って 近頃 肘が顎につかなくなった。 357 00:33:32,010 --> 00:33:37,010 くっ… ふんっ… うっ! 誰でも そうなのではないか。 358 00:33:39,684 --> 00:33:44,022 これだけは言っておくよ。 359 00:33:44,022 --> 00:33:54,032 お前の悩みは どんなものであっても それは お前一人の悩みではない。 360 00:33:54,032 --> 00:34:05,643 は~るか昔から 同じことで 悩んできた者がいることを忘れるな。 361 00:34:05,643 --> 00:34:15,943 この先も お前と同じことで 悩む者がいることを忘れるな。 362 00:34:18,056 --> 00:34:23,056 悩みというのは そういうものじゃ。 363 00:34:25,730 --> 00:34:34,005 お前一人ではないんだ 決して。 364 00:34:34,005 --> 00:34:46,584 ♬~ 365 00:34:46,584 --> 00:34:49,354 気が晴れたか。 366 00:34:49,354 --> 00:35:00,654 ♬~ 367 00:35:08,373 --> 00:35:15,046 (康信)いかがであった。 (行政)八幡宮にもおられなかった。 368 00:35:15,046 --> 00:35:20,385 鎌倉殿に何かあったら 全て私の責任だ。 369 00:35:20,385 --> 00:35:23,685 誰も他の者が悪いとは 言ってはおりませぬ。 370 00:35:27,725 --> 00:35:31,996 父上のことが不安でなりません。 (政子)だって約束してくれたんでしょう。 371 00:35:31,996 --> 00:35:34,899 それがね やたら鎌倉殿に会いたがってたの。 372 00:35:34,899 --> 00:35:37,669 (時房) 父上は畠山討伐の許しが欲しいんです。 373 00:35:37,669 --> 00:35:41,005 よくないわね。 鎌倉殿は おとなしいから➡ 374 00:35:41,005 --> 00:35:43,341 強く言われたら きっと従ってしまいます。 375 00:35:43,341 --> 00:35:45,677 なりません! 父上より早く見つけ出さないと➡ 376 00:35:45,677 --> 00:35:49,013 戦になってしまいます。 (政子)次郎殿は身内ではないですか。 377 00:35:49,013 --> 00:35:53,885 なぜ戦わねばならぬのです。 こんなことは もう たくさん! 378 00:35:53,885 --> 00:35:58,690 尼御台。 我らが見つけられないということは➡ 379 00:35:58,690 --> 00:36:02,560 執権殿も見つけられぬということ。 380 00:36:02,560 --> 00:36:05,560 よい方に考えましょう。 381 00:36:08,366 --> 00:36:11,035 ありがとう。 382 00:36:11,035 --> 00:36:15,335 あなたに言われると 心が落ち着きます。 383 00:36:20,712 --> 00:36:26,012 ≪(犬の鳴き声) 384 00:36:29,387 --> 00:36:33,992 (政子)あなた いいお香 使ってるわね。 385 00:36:33,992 --> 00:36:38,663 何よ こんな時に。 (政子)ごめんなさい。 386 00:36:38,663 --> 00:36:42,333 京から届けてもらったの。 すてきでしょう。 387 00:36:42,333 --> 00:36:45,033 皆さん 父上です! 388 00:36:48,206 --> 00:36:53,344 よう。 鎌倉殿は見つかったか。 389 00:36:53,344 --> 00:36:56,247 (広元)必死に捜しております。 390 00:36:56,247 --> 00:36:59,017 ここに隠れてんじゃねえのか。 391 00:36:59,017 --> 00:37:01,919 (政子)やめてください。 そんなわけないではないですか。 392 00:37:01,919 --> 00:37:05,690 はあ~ 全く どこへ行っちまったのか。 393 00:37:05,690 --> 00:37:08,593 父上 今日は館へお戻りください。 394 00:37:08,593 --> 00:37:11,362 鎌倉殿が見つかったら すぐにお伝えいたします。 395 00:37:11,362 --> 00:37:14,265 それがいいわ。 お引き取りを。 396 00:37:14,265 --> 00:37:17,702 (2人)お引き取りを。 397 00:37:17,702 --> 00:37:22,573 じゃあ そうするか。 398 00:37:22,573 --> 00:37:25,273 一旦 帰ります。 399 00:37:52,503 --> 00:37:55,339 (義盛)太郎 飲め。 (鶴丸)ハハハハハ! 400 00:37:55,339 --> 00:38:01,012 (泰時)ああ~。 (義盛)そうだ 双六でもやろうか。 なあ。 401 00:38:01,012 --> 00:38:05,349 (泰時)ちょっと… やめてください! 太郎! 402 00:38:05,349 --> 00:38:09,020 和田殿! もう やだ! やだ! やだやだ!➡ 403 00:38:09,020 --> 00:38:10,955 いいですよ。 やだやだ…。 404 00:38:10,955 --> 00:38:14,358 (八田知家)やはり ここにいましたか。 405 00:38:14,358 --> 00:38:16,658 (義盛)八田殿! 406 00:38:22,700 --> 00:38:27,572 (足立遠元)鎌倉殿が お戻りです。 407 00:38:27,572 --> 00:38:30,041 (3人)はあ~。 408 00:38:30,041 --> 00:38:31,976 よかった。 409 00:38:31,976 --> 00:38:35,646 (行政)今は どちらに。 (遠元)今は お部屋の方へ。 410 00:38:35,646 --> 00:38:38,549 (広元)ご無事なのだな。 (遠元)はい。 411 00:38:38,549 --> 00:38:41,849 ≪(康信)よかった。 412 00:38:44,989 --> 00:38:47,325 すまなかった。 413 00:38:47,325 --> 00:38:51,195 こんなに大騒ぎになっているとは 思わなかった。 414 00:38:51,195 --> 00:38:56,000 無事に帰ってきていただければ それで十分でございます。 415 00:38:56,000 --> 00:38:59,000 ご無礼を。 416 00:39:25,363 --> 00:39:29,700 捜しましたぞ 鎌倉殿。 417 00:39:29,700 --> 00:39:33,304 はあ~ じじ殿にも迷惑をかけてしまったか。 418 00:39:33,304 --> 00:39:38,976 本日は 花押を頂きたい文書がございましてな。 419 00:39:38,976 --> 00:39:43,276 ここに花押を一つ。 420 00:39:45,650 --> 00:39:48,319 アハハハ さあ。 421 00:39:48,319 --> 00:39:59,330 ♬~ 422 00:39:59,330 --> 00:40:05,203 とりあえず 父は分かってくれた。 423 00:40:05,203 --> 00:40:09,006 それは何より。 424 00:40:09,006 --> 00:40:14,679 次郎がなすべきは 早急に鎌倉殿にお会いして➡ 425 00:40:14,679 --> 00:40:19,016 潔白を誓う起請文を。 426 00:40:19,016 --> 00:40:21,919 それを言いに わざわざ? 427 00:40:21,919 --> 00:40:25,356 執権殿の気持ちが変わる前に。 428 00:40:25,356 --> 00:40:43,374 ♬~ 429 00:40:43,374 --> 00:40:49,046 私を呼び寄せて 討ち取るつもりではないでしょうね。 430 00:40:49,046 --> 00:40:51,382 ハハッ まさか。 431 00:40:51,382 --> 00:40:55,052 私を侮ってもらっては困ります。 432 00:40:55,052 --> 00:41:00,391 一度 戦となれば 一切 容赦はしない。 433 00:41:00,391 --> 00:41:05,730 相手の兵が どれだけ多かろうが 自分なりの戦い方をしてみせる。 434 00:41:05,730 --> 00:41:11,730 畠山の兵の強さは 私が一番分かっておる。 435 00:41:14,071 --> 00:41:23,080 もし 執権殿と戦うことになったとしたら➡ 436 00:41:23,080 --> 00:41:26,780 あなたは どちらにつくおつもりか。 437 00:41:32,356 --> 00:41:37,228 執権殿であろう。 それでよいのだ。 438 00:41:37,228 --> 00:41:42,366 私があなたでも そうする。 439 00:41:42,366 --> 00:41:45,066 鎌倉を守るために。 440 00:41:46,704 --> 00:41:53,704 だからこそ 戦にしたくはないのだ。 しかし よろしいか。 441 00:41:58,049 --> 00:42:04,388 北条の邪魔になる者は 必ず退けられる。 442 00:42:04,388 --> 00:42:12,388 鎌倉のためとは便利な言葉だが 本当に そうなのだろうか。 443 00:42:21,739 --> 00:42:28,612 本当に鎌倉のためを思うなら➡ 444 00:42:28,612 --> 00:42:31,612 あなたが戦う相手は。 445 00:42:37,688 --> 00:42:39,988 それ以上は。 446 00:42:47,698 --> 00:42:52,036 あなたは 分かっている。 447 00:42:52,036 --> 00:42:55,736 それ以上は。 448 00:43:06,384 --> 00:43:09,684 腹を決めていただくことに なるかもしれません。 449 00:43:11,722 --> 00:43:14,625 決して殺してはならぬ。 腕相撲で勝負してみようと思う。 450 00:43:14,625 --> 00:43:16,594 すぐに着替えを! 冗談だ! 451 00:43:16,594 --> 00:43:20,398 それ以上 口を挟むな! 楽しいことを考えましょう。 452 00:43:20,398 --> 00:43:24,268 何を考えているの。 何をする気。 父上は 怖くはないのですか。 453 00:43:24,268 --> 00:43:26,568 平六を呼べ。 行ってまいる。 454 00:43:33,611 --> 00:43:36,347 埼玉県深谷市。 455 00:43:36,347 --> 00:43:40,217 畠山重忠ゆかりの地です。 456 00:43:40,217 --> 00:43:45,689 平氏の流れをくむ秩父の武士団であった 畠山氏。 457 00:43:45,689 --> 00:43:52,563 重忠の父が畠山の地に移り住み その地名を名乗り始めました。 458 00:43:52,563 --> 00:43:58,035 畠山氏の館跡は 現在 公園になっていて➡ 459 00:43:58,035 --> 00:44:02,035 重忠は この館で生まれたと伝わります。 460 00:44:03,707 --> 00:44:11,382 満福寺は 重忠が再興し 菩提寺に定めた寺です。 461 00:44:11,382 --> 00:44:21,082 観音堂に安置されている千手観音像は 重忠と同じ背丈であると寺に伝わります。 462 00:44:22,726 --> 00:44:26,397 武蔵の小京都 嵐山町。 463 00:44:26,397 --> 00:44:33,397 嵐山渓谷が 京都の嵐山に似ていると 称されたことが 町名の由来です。 464 00:44:35,005 --> 00:44:43,005 重忠は 鎌倉街道の要衝にあたるこの地に 館を構えたと考えられています。 465 00:44:45,015 --> 00:44:51,889 この地を拠点に 武蔵国で勢力を誇った畠山重忠。 466 00:44:51,889 --> 00:44:57,889 時政の武蔵掌握に 立ちはだかる存在だったのです。 467 00:45:34,031 --> 00:45:39,370 (保本)<江戸 小石川に 幕府直轄の養生所がある。➡ 468 00:45:39,370 --> 00:45:41,305 享保の改革の時➡ 469 00:45:41,305 --> 00:45:45,843 貧しくて医者にかかれない者たちのために 作られた> 470 00:45:45,843 --> 00:45:50,047 先生! 先生! 先生~! 471 00:45:50,047 --> 00:45:53,083 どうした。 <この男が ここの所長の➡ 472 00:45:53,083 --> 00:45:55,219 新出去定だ> 473 00:45:55,219 --> 00:45:58,556 ひどい熱だな。 何があった?