1 00:00:02,202 --> 00:00:14,815 ♬~ 2 00:00:14,815 --> 00:00:18,619 (源 頼朝)奥州の秀衡殿のところには 何年おったのかな。 3 00:00:18,619 --> 00:00:20,554 (源 義経)6年おりました。➡ 4 00:00:20,554 --> 00:00:23,490 御館には 息子のように かわいがっていただきました。 5 00:00:23,490 --> 00:00:26,293 (政子)よい所なんですってね 平泉は。 6 00:00:26,293 --> 00:00:31,965 (義経)はい。 こちらとは 比べ物にならないくらい美しい所です。 7 00:00:31,965 --> 00:00:38,639 (頼朝)フフ… 鎌倉も いずれは 平泉に負けないほど豊かにしたいものだ。 8 00:00:38,639 --> 00:00:43,510 いやあ どうでしょう。 難しいんじゃないですか。 9 00:00:43,510 --> 00:00:45,512 (頼朝)ハハハ。 10 00:00:45,512 --> 00:00:47,648 御館に文を書きました。 11 00:00:47,648 --> 00:00:51,318 平家との戦に備えて 3,000の兵を送ってくださるように➡ 12 00:00:51,318 --> 00:00:53,253 お願いいたしました。 13 00:00:53,253 --> 00:00:55,556 それは心強い。 14 00:00:57,658 --> 00:01:04,464 一刻も早く京へ攻め上り 憎き清盛入道を討ち果たしましょう! 15 00:01:04,464 --> 00:01:06,466 (藤原泰衡)九郎殿は 何と。 16 00:01:06,466 --> 00:01:11,605 (藤原秀衡) 早く兵をよこしてほしいそうじゃ。 17 00:01:11,605 --> 00:01:14,308 (藤原国衡)どうされるおつもりですか。 18 00:01:16,476 --> 00:01:19,479 清盛からじゃ。 19 00:01:21,615 --> 00:01:26,486 頼朝追討の兵を挙げよと言ってきた。 20 00:01:26,486 --> 00:01:28,956 (泰衡)難しいことになりましたな。 21 00:01:28,956 --> 00:01:34,628 (秀衡) 承知したと どちらにも返事をしておく。 22 00:01:34,628 --> 00:01:39,933 いつまでにとは言わずにな。 23 00:01:45,639 --> 00:01:53,981 九郎ほどの才があれば 己一人で大願を成し遂げよう。 24 00:01:53,981 --> 00:03:39,686 ♬~ 25 00:04:03,777 --> 00:04:06,913 (後白河法皇)京に たどりついた時➡ 26 00:04:06,913 --> 00:04:12,252 少将 平 維盛の軍勢は 10騎だったそうじゃ。 27 00:04:12,252 --> 00:04:16,923 僅か10騎じゃ。 ハハハハハハハ! (丹後局)情けないこと。 28 00:04:16,923 --> 00:04:21,795 官軍として出陣して 何もせずに逃げ帰るなど➡ 29 00:04:21,795 --> 00:04:24,798 古来 聞いたことがござりませぬ。 30 00:04:24,798 --> 00:04:28,935 ハハハハ! 頼朝は やってくれたわ。 31 00:04:28,935 --> 00:04:31,605 10騎じゃ! ハハハハハ! 32 00:04:31,605 --> 00:04:34,274 (平 知康)ご無礼いたします。 ああ? 33 00:04:34,274 --> 00:04:39,146 (知康)平相国様と宗盛卿がお見えです。 34 00:04:39,146 --> 00:04:43,950 東国の謀反は どうなりましたか。 35 00:04:43,950 --> 00:04:49,623 (平 宗盛)頼朝らを追い詰めましたが 飢饉で兵糧が底をつき➡ 36 00:04:49,623 --> 00:04:52,292 一旦 兵を退きました。 37 00:04:52,292 --> 00:05:00,567 (平 清盛)これよりは この清盛が じきじき 追討の采配を振るいまする。 38 00:05:00,567 --> 00:05:08,275 賊徒を鎮めるためには もはや 策を選ばぬ所存。 39 00:05:09,910 --> 00:05:15,248 それでは 清盛 わしも力を貸そう。 40 00:05:15,248 --> 00:05:19,586 祈とうじゃ。 祈とうさせよう。 41 00:05:19,586 --> 00:05:22,255 それは ありがたい。 42 00:05:22,255 --> 00:05:25,959 (清盛と後白河法皇の笑い声) 43 00:05:29,930 --> 00:05:35,235 (文覚)お久しゅうございます 法皇様。 44 00:05:38,605 --> 00:05:40,907 (後白河法皇)文覚。 45 00:05:44,277 --> 00:05:49,149 (後白河法皇) そなた まじないが 大層評判じゃが➡ 46 00:05:49,149 --> 00:05:53,153 人を呪い殺すことはできるか。 47 00:05:56,289 --> 00:06:00,560 さて…➡ 48 00:06:00,560 --> 00:06:08,568 誰に死んでもらいましょうかな。 49 00:06:10,570 --> 00:06:15,575 ハハハハハハ ヘヘ~ ヘヘヘ。 50 00:06:17,244 --> 00:06:24,117 平家の坂東支配の大幹部として 名を轟かせていた この男。 51 00:06:24,117 --> 00:06:28,822 その最期の時が近づいている。 52 00:06:30,590 --> 00:06:33,894 (大庭景親)よう ご両人。 53 00:06:35,462 --> 00:06:38,265 (三浦義澄)お久しゅうござる。 54 00:06:38,265 --> 00:06:40,600 (山内首藤経俊)死にとうない!➡ 55 00:06:40,600 --> 00:06:43,503 佐殿に会わせてくれ! 頼む! 56 00:06:43,503 --> 00:06:45,472 (北条時政)見苦しいぞ。 57 00:06:45,472 --> 00:06:49,609 (泣き声) 58 00:06:49,609 --> 00:06:54,948 頼朝ごときに唆されおって 情けない。➡ 59 00:06:54,948 --> 00:07:00,220 今からでも遅くない。 平相国様は寛大なお方じゃ。 60 00:07:00,220 --> 00:07:05,091 悔い改めて 平相国様のために尽くせ。 61 00:07:05,091 --> 00:07:08,094 おぬしらのために言うておる。 62 00:07:08,094 --> 00:07:12,565 (上総広常) どちらが敗軍の将か分からねえな。 63 00:07:12,565 --> 00:07:16,236 (経俊)私は 佐殿の乳母子でござる! 64 00:07:16,236 --> 00:07:20,106 大庭に無理やり引きずり込まれたのです! 65 00:07:20,106 --> 00:07:25,245 (広常)山内首藤経俊 放免だ。 66 00:07:25,245 --> 00:07:27,180 え…。 67 00:07:27,180 --> 00:07:30,583 おめえさんの母者が 武衛に泣きついた。 68 00:07:30,583 --> 00:07:33,887 あいつも 乳母には弱いらしい。 69 00:07:35,922 --> 00:07:37,857 来い。 70 00:07:37,857 --> 00:07:39,859 うせろ! 71 00:07:50,937 --> 00:07:53,640 (広常)さてと…。 72 00:08:00,547 --> 00:08:07,220 今思えば 伊東と北条の いさかいを収め➡ 73 00:08:07,220 --> 00:08:12,092 頼朝の命を救ったことが 我が身のあだとなったわ。➡ 74 00:08:12,092 --> 00:08:14,561 フッ 面白いのう。 75 00:08:14,561 --> 00:08:17,864 ハハハハハハハハ! 76 00:08:32,112 --> 00:08:35,849 あの時 頼朝を殺しておけばと➡ 77 00:08:35,849 --> 00:08:41,554 お前も そう思う時が来るかもしれんの 上総介。 78 00:08:43,256 --> 00:08:46,159 せいぜい気を付けることだ。 79 00:08:46,159 --> 00:08:57,871 (笑い声) 80 00:09:05,512 --> 00:09:13,887 一つ間違えば 俺たちの首が あそこに かけられてたんだな。 81 00:09:13,887 --> 00:09:17,223 悪い男ではなかった。 82 00:09:17,223 --> 00:09:20,126 首だけ見りゃあ ほれ➡ 83 00:09:20,126 --> 00:09:23,096 まるで生きているみてえだ。 84 00:09:23,096 --> 00:09:27,233 伊東の爺様は どうなるんだ。 85 00:09:27,233 --> 00:09:30,236 命は助かるんだろうな。 86 00:09:32,105 --> 00:09:35,809 佐殿を信じるしかねえ。 87 00:09:37,577 --> 00:09:39,512 (伊東祐親)わしのせいで➡ 88 00:09:39,512 --> 00:09:43,249 お前たちにも苦労をかけてしまった。 89 00:09:43,249 --> 00:09:45,919 (伊東祐清)よいではありませぬか。➡ 90 00:09:45,919 --> 00:09:51,925 こうして親子3人 また そろうことができたのですから。 91 00:09:54,594 --> 00:09:58,264 (八重)傷が深手でなくて何よりでした。 92 00:09:58,264 --> 00:10:00,600 (三浦義村)欲しいものがあったら 言ってください。 93 00:10:00,600 --> 00:10:03,503 すぐに手配します。 94 00:10:03,503 --> 00:10:07,474 ありがとうございます。 95 00:10:07,474 --> 00:10:10,176 ご無礼いたします。 96 00:10:12,212 --> 00:10:14,948 (祐親)八重。 97 00:10:14,948 --> 00:10:23,957 お前も男に生まれてくれば 同じことをしたはずじゃ。➡ 98 00:10:23,957 --> 00:10:28,294 いとしい娘を持っておれば…。 99 00:10:28,294 --> 00:10:30,997 過ぎたことです。 100 00:10:32,966 --> 00:10:35,668 今日も これから行くのか。 101 00:10:37,303 --> 00:10:39,639 はい。 102 00:10:39,639 --> 00:10:43,510 八重は 御所仕えをしておるのです。 103 00:10:43,510 --> 00:10:45,512 何。 104 00:10:45,512 --> 00:10:51,251 少しでも佐殿の役に立ちたいという 八重の気持ち➡ 105 00:10:51,251 --> 00:10:54,187 けなげとは思いませんか。 106 00:10:54,187 --> 00:10:59,659 あなた 何でもかんでも しゃべりゃいい ってもんじゃないですよ。➡ 107 00:10:59,659 --> 00:11:02,362 参りましょう。 108 00:11:05,265 --> 00:11:07,600 (すすり泣き) 109 00:11:07,600 --> 00:11:10,303 ばかめが! 110 00:11:12,272 --> 00:11:15,608 これもお願い。 はい。 111 00:11:15,608 --> 00:11:19,612 今日 お芋 いっぱい もらっちゃった。 本当に。 112 00:11:31,624 --> 00:11:37,964 (実衣)見返りを求めぬ真心。 気高いわあ。 113 00:11:37,964 --> 00:11:42,835 それを許した姉上も 十分 気高い。 114 00:11:42,835 --> 00:11:45,838 付け足したように言わない。 115 00:11:49,976 --> 00:11:51,978 見て! 116 00:12:03,923 --> 00:12:07,927 (北条義時)草餅を頂きました。 よかったら どうぞ。 117 00:12:09,796 --> 00:12:13,600 お心遣い ありがとうございます。 118 00:12:13,600 --> 00:12:47,967 ♬~ 119 00:12:47,967 --> 00:12:50,303 受け取ってくれた。 120 00:12:50,303 --> 00:12:53,973 今も ほれてるのか。 121 00:12:53,973 --> 00:12:57,844 八重さんも これからは幸せになってもらいたい。 122 00:12:57,844 --> 00:13:02,248 それだけだ。 じゃあ 俺がもらっても 文句はないな。 123 00:13:02,248 --> 00:13:07,253 ちょっとお待ちなさい。 もらっても いいんだな。 いいんだな。 124 00:13:10,123 --> 00:13:16,596 もちろん。 八重さんが幸せになるのなら。 125 00:13:16,596 --> 00:13:18,898 言ったな。 126 00:13:27,607 --> 00:13:31,477 昼間 小四郎に もらったのですが➡ 127 00:13:31,477 --> 00:13:35,281 こういうことをされては困るのです。 128 00:13:35,281 --> 00:13:39,585 かたくて食えないでしょう。 捨てておきますよ。 129 00:13:42,155 --> 00:13:46,292 仕事は慣れましたか。 130 00:13:46,292 --> 00:13:49,195 ようやく。 131 00:13:49,195 --> 00:13:52,198 佐殿に会いたいのでは? 132 00:13:54,967 --> 00:13:57,970 今のままで十分です。 133 00:14:02,575 --> 00:14:07,447 先に進んだら いかがですか。 134 00:14:07,447 --> 00:14:10,917 生き延びることができたんだ。 135 00:14:10,917 --> 00:14:14,220 もったいない。 136 00:14:18,591 --> 00:14:22,261 力になる。 137 00:14:22,261 --> 00:14:24,931 そういうおつもりなら 出ていきます。 138 00:14:24,931 --> 00:14:27,233 ここにいなさい。 139 00:14:38,478 --> 00:14:41,481 (かたい草餅をかむ音) 140 00:14:49,622 --> 00:14:54,961 (政子)ずっと気になってたんだけど あなた その髪留め 赤すぎない? 141 00:14:54,961 --> 00:14:58,965 そう? いつもと変わらないけど。 142 00:15:06,906 --> 00:15:10,243 (足立遠元)ご無礼つかまつります。 さあ。 143 00:15:10,243 --> 00:15:12,578 失礼いたします。 (政子)えっ? 144 00:15:12,578 --> 00:15:15,581 失礼いたします。 ん? ん? 145 00:15:24,590 --> 00:15:27,927 御台所 よろしゅうございますか。 146 00:15:27,927 --> 00:15:29,929 はい。 147 00:15:35,268 --> 00:15:41,140 これより お目通りをお待ちの方々を お通しいたします。 148 00:15:41,140 --> 00:15:43,609 お目通り? 149 00:15:43,609 --> 00:15:56,189 ♬~ 150 00:15:56,189 --> 00:16:00,560 北条のお方様におわしまする。 151 00:16:00,560 --> 00:16:04,230 (りく)随分と仰々しいこと。 152 00:16:04,230 --> 00:16:08,100 今日でしたっけ お稽古。 はい。 153 00:16:08,100 --> 00:16:10,102 お稽古? 154 00:16:10,102 --> 00:16:15,241 御台所になられたんですから それなりの作法を覚えていただきます。 155 00:16:15,241 --> 00:16:20,913 京へ上ることもあるでしょうし 今から備えておくのです。 156 00:16:20,913 --> 00:16:24,584 つきあいなさい。 157 00:16:24,584 --> 00:16:28,888 兄の 牧 宗親でございます。 158 00:16:31,257 --> 00:16:35,127 私だけでは心もとないので お呼びしました。 159 00:16:35,127 --> 00:16:39,131 (牧 宗親)よろしゅうお頼申します。 160 00:16:39,131 --> 00:16:42,602 お手柔らかに。 161 00:16:42,602 --> 00:16:47,306 兄上 まずは うちの人にご挨拶を。 162 00:16:52,945 --> 00:16:57,283 蒲冠者殿におわしまする。 163 00:16:57,283 --> 00:17:10,229 ♬~ 164 00:17:10,229 --> 00:17:15,902 (源 範頼)ご無礼つかまつります。 源 範頼にございます。 165 00:17:15,902 --> 00:17:18,804 佐殿の縁者の方ですか? 166 00:17:18,804 --> 00:17:21,107 弟です。 167 00:17:23,242 --> 00:17:27,914 兄上の挙兵を聞き 遠江から駆けつけました。 168 00:17:27,914 --> 00:17:32,785 途中 道に迷って こんなに遅くなってしまいました。 169 00:17:32,785 --> 00:17:38,257 そうでしたか。 佐殿の力になってやってください。 170 00:17:38,257 --> 00:17:41,260 はい。 では。 171 00:17:44,130 --> 00:17:48,134 えたいの知れない人が どんどん増えてく。 172 00:17:50,836 --> 00:17:52,805 義姉上! 173 00:17:52,805 --> 00:17:54,807 九郎殿。 174 00:17:54,807 --> 00:17:57,510 (遠元)お呼びしてから 来ていただきたかった。 175 00:17:59,545 --> 00:18:04,884 私は 母とは離れて育ち 姉妹もおりません。 176 00:18:04,884 --> 00:18:10,756 思い切り甘えても よろしいのでしょうか。 177 00:18:10,756 --> 00:18:13,459 構いませんよ。 178 00:18:20,433 --> 00:18:22,435 えっ…。 179 00:18:25,905 --> 00:18:29,241 (せきばらい) 180 00:18:29,241 --> 00:18:32,244 夢でした。 181 00:18:36,916 --> 00:18:39,919 兄上のところへ行ってきます! 182 00:18:44,256 --> 00:18:46,926 (遠元)以上でございます。 183 00:18:46,926 --> 00:18:49,929 で あなたは。 184 00:18:55,267 --> 00:18:58,571 足立遠元と申します。 185 00:19:02,074 --> 00:19:07,213 佐殿より 御所内の差配を命じられました。 186 00:19:07,213 --> 00:19:12,218 何かありましたら いつでも お呼びください。 187 00:19:19,558 --> 00:19:23,262 あれが 一番 えたいが知れない。 188 00:19:26,432 --> 00:19:29,235 四郎様は佐殿の舅。 189 00:19:29,235 --> 00:19:32,905 この鎌倉では 2番目に力を持っておられるんですよ。 190 00:19:32,905 --> 00:19:36,242 そら めでたい。 ハハハハハ。 191 00:19:36,242 --> 00:19:39,578 義兄上は いつまで こちらに。 192 00:19:39,578 --> 00:19:44,250 あんたに「義兄上」呼ばれると 何や こそばいな。 193 00:19:44,250 --> 00:19:47,920 (笑い声) 194 00:19:47,920 --> 00:19:52,792 佐殿も偉くなられて お仕事も ますます忙しくなってきたでしょう。 195 00:19:52,792 --> 00:19:56,262 周りに確かなお人を置いた方が よいと思うのです。 196 00:19:56,262 --> 00:20:01,133 その点 兄上は都人でございますから 筆も立ちます。➡ 197 00:20:01,133 --> 00:20:03,936 きっと お役に立ちましょう。 198 00:20:03,936 --> 00:20:07,640 よろしゅうお頼申します。 199 00:20:11,811 --> 00:20:17,950 (頼朝)こうやって兄弟がそろうというのは 実に うれしいものだな。 200 00:20:17,950 --> 00:20:21,620 これで全てですか。 行方が分かってる者はな。 201 00:20:21,620 --> 00:20:23,556 (阿野全成)乙若がおります。 202 00:20:23,556 --> 00:20:27,960 仏門に入り 今は義円と名乗って 近江の園城寺におります。 203 00:20:27,960 --> 00:20:30,296 それぞれ母親は違うんだ。 204 00:20:30,296 --> 00:20:35,167 私と全成殿と乙若は一緒だけど 佐殿の母上は別だし➡ 205 00:20:35,167 --> 00:20:40,306 そちらのは確か 遊女でしたよね。 そうなんです。 206 00:20:40,306 --> 00:20:43,976 皆様 共に暮らしていた時はあるのですか。 207 00:20:43,976 --> 00:20:45,911 (頼朝)それが ないのだ。➡ 208 00:20:45,911 --> 00:20:50,649 お前たちとは 父上が亡くなられたあと 京で 一度 会ったな。 209 00:20:50,649 --> 00:20:52,985 はい 清盛の館で。 210 00:20:52,985 --> 00:20:57,323 九郎 お前のことは よく覚えておるぞ。 211 00:20:57,323 --> 00:21:01,927 利発な子でな 平家の者たちに囲まれる中➡ 212 00:21:01,927 --> 00:21:06,265 泣くばかりの母御を それでは話が通じませぬと➡ 213 00:21:06,265 --> 00:21:10,936 励ました あの声は 今でも耳に残っておるぞ。 214 00:21:10,936 --> 00:21:14,273 ありがとうございます。 しかし それは 私ではありません。 215 00:21:14,273 --> 00:21:16,208 (全成)私ですね。 216 00:21:16,208 --> 00:21:21,614 清盛の前で母を励ましたのは 私です。 217 00:21:21,614 --> 00:21:23,549 思い出した。 218 00:21:23,549 --> 00:21:28,287 幼いながらも 孫子の一節をそらんじ わしに教えてくれた。➡ 219 00:21:28,287 --> 00:21:30,623 それが九郎であったか。 私ではありません。 220 00:21:30,623 --> 00:21:35,327 乙若ですね。 あのころ 九郎は まだ赤ん坊でした。 221 00:21:38,497 --> 00:21:45,638 弟たちよ 源氏再興のためには 血を分けた そなたたちが頼りじゃ。 222 00:21:45,638 --> 00:21:48,941 坂東の者どもは 信じ切ることができぬ。 223 00:21:51,510 --> 00:21:53,512 (頼朝)小四郎は別じゃ。 224 00:21:53,512 --> 00:21:56,649 5番目の弟と思ってくれ。 225 00:21:56,649 --> 00:21:58,951 恐れ入ります。 226 00:22:01,921 --> 00:22:08,794 お前たち 世を正すため 共に力を尽くしてくれるな。 227 00:22:08,794 --> 00:22:13,265 はい。はい。 一日も早く京へ攻め上り➡ 228 00:22:13,265 --> 00:22:16,602 清盛の首を取りましょう! 229 00:22:16,602 --> 00:22:20,906 そうしたいのは やまやまなのだが…。 230 00:22:22,942 --> 00:22:27,279 常陸の佐竹征伐に行かねばならんのだ。 231 00:22:27,279 --> 00:22:33,986 家人たちのために坂東を固めるのも 佐殿の務めなのです。 232 00:22:44,296 --> 00:22:46,232 わっ びっくりした。 233 00:22:46,232 --> 00:22:51,637 (亀)新しく入った侍女なんですが 目立つ割に全く役に立ちませぬ。 234 00:22:51,637 --> 00:22:54,974 立ち振る舞いで 下人の出ではないことは分かります。 235 00:22:54,974 --> 00:22:58,644 一体 どなたでございますか。 236 00:22:58,644 --> 00:23:01,347 私に言われても…。 237 00:23:03,482 --> 00:23:08,254 素性を知っておきたいのです 奥を預かる者として。 238 00:23:08,254 --> 00:23:11,257 あなたが預かってるの? 239 00:23:16,595 --> 00:23:19,899 胸の内に とどめておきますゆえ。 240 00:23:22,468 --> 00:23:24,937 (亀)お願いしていいですか。 241 00:23:24,937 --> 00:23:27,606 佐殿が お酒をご所望です。 242 00:23:27,606 --> 00:23:31,944 肴をね 3品ほどつけて お部屋まで持っていってくれますか。 243 00:23:31,944 --> 00:23:35,614 佐殿にですか。 何か? 244 00:23:35,614 --> 00:23:39,952 いえ。 (亀)お部屋の前に 置いてくるだけでいいから。 245 00:23:39,952 --> 00:23:44,290 かしこまりました。 (亀)頼みましたよ。 246 00:23:44,290 --> 00:24:23,595 ♬~ 247 00:24:23,595 --> 00:24:26,598 お酒をお持ちいたしました。 248 00:24:35,207 --> 00:24:37,509 (戸が開く音) 249 00:24:41,947 --> 00:24:46,285 (亀)お酒 届きましたよ。 (頼朝)ん~…。 250 00:24:46,285 --> 00:24:48,587 お願い。 251 00:25:02,768 --> 00:25:05,070 ここにお願い。 252 00:25:27,593 --> 00:25:30,929 ありがとう 八重さん。 253 00:25:30,929 --> 00:25:33,632 (八重)ご無礼いたしました。 254 00:25:41,573 --> 00:25:56,622 ♬~ 255 00:25:56,622 --> 00:25:59,958 御簾に触れたら あかん。 256 00:25:59,958 --> 00:26:02,961 こうです。 257 00:26:13,906 --> 00:26:16,809 言うことなしやな。 258 00:26:16,809 --> 00:26:19,812 はい 次 あなた。 259 00:26:30,255 --> 00:26:32,925 そないに ようけ膝を出したら品がない。 (たたく音) 260 00:26:32,925 --> 00:26:34,860 やってみてください! 261 00:26:34,860 --> 00:26:36,795 受け答えも作法の一つ! 262 00:26:36,795 --> 00:26:39,798 文句言わないで やる。 263 00:26:39,798 --> 00:26:45,270 あなたたちの振る舞い一つに 北条の威信がかかっているのです。 264 00:26:45,270 --> 00:26:48,607 それを忘れないように。 265 00:26:48,607 --> 00:26:52,911 りくさんだって よく分かってないで やってるのよ 知ったかぶっちゃって! 266 00:26:54,480 --> 00:26:57,616 赤い色を身に着けると運が向いてくるって おっしゃいましたよね。 267 00:26:57,616 --> 00:27:00,519 (全成)はい。 嘘ですね。 268 00:27:00,519 --> 00:27:05,224 色が染みつくには 時がかかるもの。 269 00:27:05,224 --> 00:27:09,561 ひとつきもすれば 必ず運気が向いてきます。 270 00:27:09,561 --> 00:27:15,567 それに あなたには 赤がよく似合う。 271 00:27:35,254 --> 00:27:38,590 りく様より 御台所として これくらいのものは➡ 272 00:27:38,590 --> 00:27:41,593 読んでおくようにとのことでございます。 273 00:27:50,602 --> 00:27:55,274 新しく入った侍女は 元気にやってますか。 274 00:27:55,274 --> 00:28:00,546 八重でございますか。 この数日 伏せっておりまして。 275 00:28:00,546 --> 00:28:05,551 あら…。どこか悪くしたのでなければ よいのですが。 276 00:28:12,157 --> 00:28:18,096 10月27日 頼朝は 常陸に出陣する。 277 00:28:18,096 --> 00:28:24,770 佐竹氏は 源氏の一族でありながら 平家に通じていて➡ 278 00:28:24,770 --> 00:28:30,776 頼朝らの挙兵に かたくなに応じようとしない。 279 00:28:36,915 --> 00:28:41,587 (和田義盛)敵は我が軍勢を前にしても 一歩も引く様子を見せません。 280 00:28:41,587 --> 00:28:45,257 (畠山重忠) 合戦の支度は 既に調っております。 281 00:28:45,257 --> 00:28:47,593 (千葉常胤)すぐにでも打って出ようぞ! 282 00:28:47,593 --> 00:28:49,528 まずは使者だ。 283 00:28:49,528 --> 00:28:53,465 戦わずして済むなら それに勝るものはない。 284 00:28:53,465 --> 00:28:55,467 小四郎。 285 00:28:55,467 --> 00:28:59,204 上総介殿は 佐竹と長年のつきあい。 286 00:28:59,204 --> 00:29:04,076 佐竹義政に いかなる存念かを 聞いてきていただけませんか。 287 00:29:04,076 --> 00:29:07,079 任せろ。 288 00:29:07,079 --> 00:29:11,783 まどろっこしいことはやめて 攻め込むべきです! 289 00:29:11,783 --> 00:29:17,489 佐殿は 戦となり 長引くことを 案じておられます。 290 00:29:19,891 --> 00:29:22,561 500の兵をくれ。 291 00:29:22,561 --> 00:29:26,898 3日で 敵の大将の首を挙げてみせる。 292 00:29:26,898 --> 00:29:30,235 これは頼もしい。 293 00:29:30,235 --> 00:29:34,573 九郎殿 戦には 2通りござってな。 294 00:29:34,573 --> 00:29:38,443 しなければならない戦と しなくても済む戦。➡ 295 00:29:38,443 --> 00:29:42,447 しなくて済む戦なら しないに越したことはない。 296 00:29:42,447 --> 00:29:45,150 お前の話は耳に入ってこない! 297 00:29:48,587 --> 00:29:51,256 戦の経験は。 298 00:29:51,256 --> 00:29:53,925 ない! 299 00:29:53,925 --> 00:29:57,596 経験もないのに 結構な自信じゃねえか。 300 00:29:57,596 --> 00:30:02,934 ハハハ。 経験もないのに自信もなかったら 何もできない。 違うか。 301 00:30:02,934 --> 00:30:06,271 (広常)いいか 小僧。 無礼者! 302 00:30:06,271 --> 00:30:12,144 戦ってのはな 一人でやるもんじゃねえんだよ! 303 00:30:12,144 --> 00:30:17,616 身勝手な振る舞いが 全軍を総崩れに追いやることだってある。 304 00:30:17,616 --> 00:30:21,920 決められたことに従えねえなら とっとと奥州へ帰れ。 305 00:30:26,958 --> 00:30:33,665 九郎 気持ちは よう分かるが ここは控えておれ。 306 00:30:40,972 --> 00:30:43,642 (時政)しかし 九郎殿は面白い。 307 00:30:43,642 --> 00:30:47,312 「経験もないのに自信もなかったら 何もできない」とは➡ 308 00:30:47,312 --> 00:30:49,648 よう言うたもんだのう。➡ 309 00:30:49,648 --> 00:30:55,954 ハハハ。 結構 結構。 うん ハハハハハ。 310 00:31:13,605 --> 00:31:17,476 もし俺が斬られたら すぐに攻め込め。 311 00:31:17,476 --> 00:31:21,480 仇討ちといえば 全軍 奮い立つ。 312 00:31:21,480 --> 00:31:24,182 ご用心ください。 313 00:31:29,621 --> 00:31:32,524 (広常)佐竹殿ではござらぬか。 314 00:31:32,524 --> 00:31:35,293 (佐竹義政)情けないのう。➡ 315 00:31:35,293 --> 00:31:40,298 あの上総介が 頼朝に尻尾を振るとは。 316 00:31:52,844 --> 00:31:55,313 いつ以来だ。 317 00:31:55,313 --> 00:31:58,984 さて いつ以来かな。 318 00:31:58,984 --> 00:32:04,689 お前 老けたな。 319 00:32:08,260 --> 00:32:10,262 ぐあっ! 320 00:32:16,601 --> 00:32:19,504 こいつが つまんねえこと言うからよう。 321 00:32:19,504 --> 00:32:23,475 かかれ~! (一同)オ~! 322 00:32:23,475 --> 00:32:26,178 かかれ~! 323 00:32:30,615 --> 00:32:33,318 行け! 行け! 324 00:32:36,288 --> 00:32:40,292 (頼朝)何をやっておるのだ! 325 00:32:42,961 --> 00:32:46,665 上総介! 326 00:32:53,305 --> 00:32:57,309 (頼朝)すぐに皆を集めよ。 はっ。 327 00:32:59,177 --> 00:33:04,916 佐竹勢は 金砂山を砦として立て籠もっている。 328 00:33:04,916 --> 00:33:08,787 戦は膠着状態となった。 329 00:33:08,787 --> 00:33:12,791 どうされますか。 (土肥実平)どうしたものかのう。 330 00:33:12,791 --> 00:33:17,495 駄目だ駄目だ。 真正面は 矢をもろに受けて どうにもならねえ。 331 00:33:17,495 --> 00:33:19,931 金砂の砦は 背後が崖。 332 00:33:19,931 --> 00:33:22,601 手前は 山肌に柵が並んでいます。 333 00:33:22,601 --> 00:33:26,471 攻めるなら こちら側ですが このとおり 砦からは丸見え。 334 00:33:26,471 --> 00:33:28,473 狙い撃ちにされてしまいます。 335 00:33:28,473 --> 00:33:31,610 大軍で力攻めするわけにはいかぬのか。 336 00:33:31,610 --> 00:33:36,281 (重忠)幾重にも張られた柵を越えるには 多くの兵を失います。 337 00:33:36,281 --> 00:33:39,184 次は倍の兵で攻め込もう。 それしかねえ! 338 00:33:39,184 --> 00:33:41,953 無駄に死んでいく兵が 哀れだとは思わぬか。 339 00:33:41,953 --> 00:33:45,290 百も承知じゃ! (実平)仲よくじゃ! 340 00:33:45,290 --> 00:33:48,960 (義盛)風に当たってくる。 (実平)そうせい そうせい。 341 00:33:48,960 --> 00:33:54,633 息子がおれば 何か妙案を 思いついてくれたかもしれぬが。 342 00:33:54,633 --> 00:33:56,968 平六は なぜ来なかったのです。 343 00:33:56,968 --> 00:33:59,871 腐った餅を食って腹を壊した。 344 00:33:59,871 --> 00:34:01,806 (かたい草餅をかむ音) 345 00:34:01,806 --> 00:34:04,576 ばかなやつだ。 346 00:34:04,576 --> 00:34:08,246 何か よい手はないのか 範頼。 347 00:34:08,246 --> 00:34:10,548 はっ。 348 00:34:12,584 --> 00:34:16,454 ちょっと時を頂けますか。 349 00:34:16,454 --> 00:34:22,260 (安達盛長)上総介殿と北条殿に 望みを託すしかないようですな。 350 00:34:22,260 --> 00:34:28,266 (頼朝)何も言ってこないところを見ると 向こうも苦戦しているのであろう。 351 00:34:29,935 --> 00:34:33,605 定石ですが ここは やはり 兵糧攻めかと。 352 00:34:33,605 --> 00:34:37,943 兵糧は我らも苦しゅうございます。 先に音を上げるのは こちらかと。 353 00:34:37,943 --> 00:34:39,945 駄目か…。 354 00:34:42,614 --> 00:34:45,517 見てくれ。 かわいい小鳥を捕まえたぞ。 355 00:34:45,517 --> 00:34:49,487 (実平)おお~! (義澄)小太郎 やけになっておるのか。 356 00:34:49,487 --> 00:34:54,225 (実平)ヒヨドリかな。 よう捕まえたのう。 (義盛)そうっと寄って パッとさ。 357 00:34:54,225 --> 00:34:59,631 (重忠)義盛殿は心が澄んでおられるから 鳥も安心するのでしょう。 358 00:34:59,631 --> 00:35:02,901 (義盛)ほら 鳴いてみてくれ。 鳴かねえかな。 359 00:35:02,901 --> 00:35:05,236 (義澄)顔が怖すぎるんだ。 (実平)そりゃそうじゃ。 360 00:35:05,236 --> 00:35:07,572 (笑い声) 361 00:35:07,572 --> 00:35:10,875 戦の最中ではないのか! 362 00:35:13,244 --> 00:35:18,249 九郎殿 何か策がおありなのでは? 363 00:35:20,919 --> 00:35:24,222 小僧は控えていろと言われたから。 364 00:35:27,792 --> 00:35:30,495 話してみよ。 365 00:35:34,933 --> 00:35:38,603 畠山 お前 正しい。➡ 366 00:35:38,603 --> 00:35:41,940 これ以上 正面から攻めるのは ばかのすることだ。 367 00:35:41,940 --> 00:35:43,875 まあ まあ まあ…。 368 00:35:43,875 --> 00:35:46,811 九郎殿なら どうされますか。 369 00:35:46,811 --> 00:35:51,950 敵の目は 常に下に向いている。 370 00:35:51,950 --> 00:35:54,285 だから 上から攻める。 371 00:35:54,285 --> 00:35:56,621 上? 372 00:35:56,621 --> 00:36:01,226 (義経)ここ。 (盛長)背後の岩場。 373 00:36:01,226 --> 00:36:06,097 しかし 岩場まで登れる者など いるでしょうか。 374 00:36:06,097 --> 00:36:08,566 俺の郎党たちなら たやすいこと。 375 00:36:08,566 --> 00:36:12,437 無理だ。 回り込んでるところを 矢で射られるのが関の山だ。 376 00:36:12,437 --> 00:36:15,907 下から総攻めを仕掛け 敵の目を引き付けろ。 377 00:36:15,907 --> 00:36:19,577 あなたの策のために 我らの兵を犠牲にするというのですか。 378 00:36:19,577 --> 00:36:21,913 さっき様子を見てきた。 379 00:36:21,913 --> 00:36:26,785 敵の矢が届くのは 二重の柵のうち 手前の柵の向こう側。 380 00:36:26,785 --> 00:36:30,588 よって 攻めるのは ここまで。 381 00:36:30,588 --> 00:36:32,891 ほう~。 382 00:36:37,262 --> 00:36:39,564 見事な策である。 383 00:36:41,132 --> 00:36:46,271 この九郎義経 戦に出たら誰にも負けません! 384 00:36:46,271 --> 00:36:51,142 頼れる弟よ。 わしは果報者じゃ。 385 00:36:51,142 --> 00:36:54,612 すぐに支度を! 承知! 386 00:36:54,612 --> 00:36:58,283 ⚟(時政)おい 朗報じゃ。 387 00:36:58,283 --> 00:37:01,553 戦は終わりじゃ。➡ 388 00:37:01,553 --> 00:37:07,225 上総介殿が 佐竹義季と内通し 砦の守りを解かせました。➡ 389 00:37:07,225 --> 00:37:12,097 佐竹一族は城を出て 今 千葉殿が後を追っております。 390 00:37:12,097 --> 00:37:16,234 我が軍の大勝利じゃ! おお~!ハハッ! 391 00:37:16,234 --> 00:37:18,903 (時政)少しも はよう 砦を押さえましょうぞ。 392 00:37:18,903 --> 00:37:23,241 参るぞ! (一同)はっ! 393 00:37:23,241 --> 00:37:25,176 何よりじゃ 何より。 ああ。 394 00:37:25,176 --> 00:37:27,912 ハハハハハハハ。 395 00:37:27,912 --> 00:37:33,585 九郎殿。 感服いたしました。 396 00:37:33,585 --> 00:37:36,588 実りはしなかったがな。 397 00:37:43,928 --> 00:37:47,632 ああ~! 398 00:37:49,601 --> 00:37:52,604 ああ~! 399 00:37:55,473 --> 00:37:58,776 ご無事のお戻り 何よりです。 400 00:38:01,212 --> 00:38:04,115 常陸の山で採れた きのこです。 401 00:38:04,115 --> 00:38:06,818 よろしかったら どうぞ。 402 00:38:08,553 --> 00:38:11,856 ありがたく頂きます。 403 00:38:14,225 --> 00:38:17,896 このところ 御所に行かれてないそうですね。 404 00:38:17,896 --> 00:38:20,565 お体の具合でも悪いのですか。 405 00:38:20,565 --> 00:38:24,869 少し 気分が すぐれませんでした。 406 00:38:27,238 --> 00:38:29,574 無理はしないでくださいね。 407 00:38:29,574 --> 00:38:32,277 ありがとうございます。 408 00:38:38,249 --> 00:38:40,585 少々お待ちを。 409 00:38:40,585 --> 00:38:56,601 ♬~ 410 00:38:56,601 --> 00:38:58,603 やっ! 411 00:39:01,873 --> 00:39:04,576 佐殿! 412 00:39:07,545 --> 00:39:10,448 小四郎から聞きました。 413 00:39:10,448 --> 00:39:14,419 誰もが考えつかなかったようなことを 九郎殿は思いつかれた。➡ 414 00:39:14,419 --> 00:39:19,557 すばらしいではないですか。 思いついただけでは意味がありません。 415 00:39:19,557 --> 00:39:22,460 (政子) これから いくらでも機会はあります。➡ 416 00:39:22,460 --> 00:39:28,566 佐殿のために 力を貸してくださいな。 さっ。 417 00:39:28,566 --> 00:39:34,572 義姉上のお声は いい響きだ。 418 00:39:38,243 --> 00:39:41,145 私にできるのは話を聞くことくらい。 419 00:39:41,145 --> 00:39:43,848 つらい時は いつでもおいでなさい。 420 00:39:48,887 --> 00:39:51,589 兄上に会ってきます。 421 00:40:01,933 --> 00:40:07,805 戦で擦りむいた。 よいな。 422 00:40:07,805 --> 00:40:12,277 あそこで何をしていたのですか。 423 00:40:12,277 --> 00:40:15,613 別に。 424 00:40:15,613 --> 00:40:18,950 八重さんのこと…。あっ…! ご存じだったのですね。 425 00:40:18,950 --> 00:40:23,821 おお…。 誰から聞いたのですか。 426 00:40:23,821 --> 00:40:26,524 亀からだ。 427 00:40:29,594 --> 00:40:34,966 しかし お前が八重に ほれているとはな。 428 00:40:34,966 --> 00:40:36,901 たまたまでございます。 429 00:40:36,901 --> 00:40:39,304 おいしそうな きのこを 見つけたものですから。 430 00:40:39,304 --> 00:40:41,306 責めておるのではない。 431 00:40:43,174 --> 00:40:48,313 そういうことなら わしは諦めよう。 432 00:40:48,313 --> 00:40:53,985 諦めてなかったことが驚きです。 433 00:40:53,985 --> 00:40:57,855 八重さん 御所で何かあったのですか。 434 00:40:57,855 --> 00:41:00,591 よし あれと一緒になれ。 435 00:41:00,591 --> 00:41:04,262 お待ちください。 わしが 2人を取り結んでやる。 436 00:41:04,262 --> 00:41:07,165 そのようなつもりは。 437 00:41:07,165 --> 00:41:11,936 後で届けてやるつもりだったが。 438 00:41:11,936 --> 00:41:14,839 あれを八重に持っていってやれ。 439 00:41:14,839 --> 00:41:19,277 例のヒヨドリ。 440 00:41:19,277 --> 00:41:23,614 八重は 小鳥が好きでな。 441 00:41:23,614 --> 00:41:26,517 きのこは好まぬ。 442 00:41:26,517 --> 00:41:31,956 女子は皆 きのこが好きなのかと思っておりました。 443 00:41:31,956 --> 00:41:35,827 ただ 全く鳴かぬのだ。 444 00:41:35,827 --> 00:41:40,631 ひょっとしたら 死にかけておるのかもしれんな。 445 00:41:40,631 --> 00:41:42,934 ほれ。 446 00:41:49,640 --> 00:41:53,344 (義円)これは ツグミでございますね。 447 00:41:57,315 --> 00:41:59,650 (義円)ヒヨドリに似ていますが➡ 448 00:41:59,650 --> 00:42:02,920 ツグミは さえずりません。➡ 449 00:42:02,920 --> 00:42:05,823 「口をつぐむ」から➡ 450 00:42:05,823 --> 00:42:08,526 ツグミと呼ばれて いるようです。 451 00:42:13,264 --> 00:42:15,600 (義円)兄上でございますね。 452 00:42:15,600 --> 00:42:18,269 お会いしとうございました。 453 00:42:18,269 --> 00:42:22,974 源 義朝が八男 乙若でございます。 454 00:42:24,942 --> 00:42:28,646 今は義円と名乗っております。 455 00:42:35,286 --> 00:42:38,189 これより 佐殿は鎌倉殿。 456 00:42:38,189 --> 00:42:40,625 必ずや滅ぼしてみせようぞ! 457 00:42:40,625 --> 00:42:43,961 いずれ必ず後悔する時が来るとな。 458 00:42:43,961 --> 00:42:46,864 兄上は 昔から八重さんがお好きでしたから。 459 00:42:46,864 --> 00:42:51,836 北条の血を引く者が 鎌倉殿となるのじゃ。 おかしい! 460 00:42:51,836 --> 00:42:54,839 口が過ぎるぞ 小四郎。