1 00:00:22,533 --> 00:00:24,567 私だよ 2 00:00:24,567 --> 00:00:26,633 上皇様だよ 3 00:00:27,767 --> 00:00:29,733 上皇様… 4 00:00:30,600 --> 00:00:35,900 実朝 共に力を合わせ 日本を治めようぞ 5 00:00:37,900 --> 00:00:40,367 北条に惑わされるな 6 00:00:41,567 --> 00:00:45,100 義時は食わせ者よ 7 00:00:53,433 --> 00:00:54,833 さらばじゃ 8 00:01:04,567 --> 00:01:06,500 鎌倉殿? 9 00:01:14,200 --> 00:01:17,933 父上がつくられた この鎌倉を 10 00:01:17,933 --> 00:01:20,600 源氏の手に取り戻す 11 00:01:21,667 --> 00:01:25,067 北条から取り戻すということですか 12 00:01:26,567 --> 00:01:29,733 上皇様を手本としたい 13 00:01:29,733 --> 00:01:36,900 あのお方は 何事も人任せにせず ご自分でお裁きをなされる 14 00:01:39,333 --> 00:01:41,733 お前の力を借りたい 15 00:01:43,400 --> 00:01:46,967 私も北条の者ですが 16 00:01:46,967 --> 00:01:51,067 義時に異を唱えることができるのは 17 00:01:51,067 --> 00:01:53,200 お前だけだ 18 00:01:58,533 --> 00:02:04,500 鎌倉殿のために この身を捧げます 19 00:04:39,167 --> 00:04:42,133 今年は 日照りが続いた 20 00:04:42,133 --> 00:04:47,700 将軍家領だけでも 秋から年貢を去年の3分の1にしたい 21 00:04:49,533 --> 00:04:51,900 お気持ちは分かりますが 22 00:04:51,900 --> 00:04:55,133 むやみに減らすのは いかがなものでしょうか 23 00:04:55,133 --> 00:04:57,833 御所領からの年貢が減れば 24 00:04:57,833 --> 00:05:00,267 政が滞ります 25 00:05:00,267 --> 00:05:03,867 御家人たちから 文句も出るでしょうね 26 00:05:05,367 --> 00:05:09,533 一度に全ての領地で 年貢を減らすわけではありません 27 00:05:09,533 --> 00:05:12,000 御所領をいくつかに区切り 28 00:05:12,000 --> 00:05:15,767 年ごとに年貢を減らす土地を変えていく 29 00:05:16,967 --> 00:05:19,233 このようなものを作ってみました 30 00:05:19,233 --> 00:05:21,567 あくまでも 仮にでございますが 31 00:05:21,567 --> 00:05:24,400 目を通していただけますでしょうか 32 00:05:25,500 --> 00:05:28,733 お前は どういう立場で そこにいるのか 33 00:05:29,967 --> 00:05:34,467 太郎は 私が頼んで ここにいてもらっている 34 00:05:35,900 --> 00:05:37,700 父上が 35 00:05:37,700 --> 00:05:43,900 義理の弟というだけのことで 頼朝様の おそばにお仕えしたのと 同じです 36 00:05:45,633 --> 00:05:50,467 私も 鎌倉殿の いとこということで ここにおりますが 37 00:05:50,467 --> 00:05:52,367 何か 38 00:05:58,433 --> 00:06:02,167 いっそのこと 執権になっては いかがですか 39 00:06:02,167 --> 00:06:04,233 執権か 40 00:06:04,233 --> 00:06:08,600 執権になってしまえば 誰も文句は言えません 41 00:06:08,600 --> 00:06:10,367 名乗ればよいのでしょう 42 00:06:10,367 --> 00:06:11,800 名乗ってしまいましょう 43 00:06:11,800 --> 00:06:14,500 名乗ってしまおうよ 44 00:06:15,333 --> 00:06:17,033 お見えでしたか 45 00:06:17,033 --> 00:06:20,833 いや 隠居してから することがないんだ 46 00:06:21,533 --> 00:06:23,867 あんたが執権になってくれんと 47 00:06:23,867 --> 00:06:26,933 のえが何のために北条に嫁いだか 分からんのだよ 48 00:06:26,933 --> 00:06:29,400 何がお嫌なのです 49 00:06:29,400 --> 00:06:34,100 執権といえば 北条時政 50 00:06:35,133 --> 00:06:40,233 政をほしいままにして 鎌倉を追われた男の肩書だ 51 00:06:40,233 --> 00:06:41,567 考え過ぎです 52 00:06:41,567 --> 00:06:43,567 -悪い癖ですよ -うん 53 00:06:43,567 --> 00:06:46,300 執権 北条義時 54 00:06:46,300 --> 00:06:48,367 よいではないですか 55 00:06:54,300 --> 00:06:56,733 よう 執権殿 56 00:06:56,733 --> 00:06:58,900 名乗るつもりはなかったが 57 00:06:58,900 --> 00:07:01,033 その方が都合がいいのだ 58 00:07:01,033 --> 00:07:02,933 遅かったぐらいだ 59 00:07:02,933 --> 00:07:04,300 執権殿 60 00:07:04,300 --> 00:07:05,367 よせ 61 00:07:07,533 --> 00:07:15,500 これからは 鎌倉殿は 御家人たちに 任せずに ご自分の政をするんですって 62 00:07:17,133 --> 00:07:20,233 頼家みたいなことに ならないでほしいのだけど 63 00:07:20,233 --> 00:07:22,267 私がついていますから 64 00:07:22,267 --> 00:07:25,267 鎌倉殿と小四郎は うまくいっていないし 65 00:07:25,267 --> 00:07:28,067 誰かが そばにいてあげた方が いいと思うの 66 00:07:28,067 --> 00:07:31,367 -だから -私が そばにいようかしら 67 00:07:32,400 --> 00:07:35,000 まただわ 68 00:07:35,000 --> 00:07:39,467 私が何かしようとすると いつも姉上は邪魔してくる 69 00:07:39,467 --> 00:07:40,700 そういうことではなく 70 00:07:40,700 --> 00:07:43,200 そんなに私が信用できないなら 71 00:07:43,200 --> 00:07:44,467 どうぞ 72 00:07:44,467 --> 00:07:46,433 あとはお任せします 73 00:07:46,433 --> 00:07:47,467 待ちなさい 74 00:07:47,467 --> 00:07:50,800 暑そうだったら あおいであげてくださいな 75 00:07:53,233 --> 00:07:55,133 分かったわよ 76 00:07:55,133 --> 00:07:57,300 あなたに任せます 77 00:08:14,667 --> 00:08:16,767 体の具合でも 78 00:08:16,767 --> 00:08:21,000 情けないことに 目を患いまして 79 00:08:21,000 --> 00:08:23,067 申し訳ござらぬ 80 00:08:23,067 --> 00:08:24,833 三善殿 81 00:08:27,500 --> 00:08:32,300 伊豆の御家人 長岡七郎より 訴えが出ています 82 00:08:33,033 --> 00:08:37,100 米の取れ高が去年の半分で 苦しいところ 百姓たちが 83 00:08:37,100 --> 00:08:41,267 近くの将軍家領が 年貢を 3分の1に引き下げられたと聞いて 84 00:08:41,267 --> 00:08:44,567 不公平だと怒っているそうです 85 00:08:44,567 --> 00:08:49,667 将軍家領だけ年貢を減らすから こういうことになる 86 00:08:51,633 --> 00:08:53,267 太郎 87 00:08:53,267 --> 00:08:56,833 不作が どれくらいの様子か 伊豆に行って確かめてくれ 88 00:08:56,833 --> 00:09:00,500 既に 弟 五郎をやって 調べさせております 89 00:09:00,500 --> 00:09:04,467 さすが執権殿は打つ手が早い 90 00:09:07,500 --> 00:09:09,567 いいんですよ 91 00:09:09,567 --> 00:09:11,667 いろいろ試してみて 92 00:09:11,667 --> 00:09:15,533 不具合が見つかれば別の手を考える 93 00:09:15,533 --> 00:09:18,133 大事なことよ 94 00:09:18,133 --> 00:09:21,100 鎌倉殿を責めているのではない 95 00:09:22,533 --> 00:09:27,300 周りの者に もっと しっかりせよと申しておる 96 00:09:30,700 --> 00:09:33,667 さっ 次にまいりましょう 97 00:09:33,667 --> 00:09:35,000 次 98 00:09:39,433 --> 00:09:42,867 私の考えが甘かったのです 99 00:09:42,867 --> 00:09:45,533 申し訳ございませんでした 100 00:09:47,433 --> 00:09:49,833 上皇様が送ってくださった 101 00:09:55,700 --> 00:09:58,433 世を治めるためには 102 00:09:58,433 --> 00:10:02,800 私自身が慈悲深い名君とならねばならぬ 103 00:10:03,633 --> 00:10:11,467 聖徳太子様は 尊いお生まれに 満足されることなく 功徳を積まれた 104 00:10:11,467 --> 00:10:15,033 私の道しるべだ 105 00:10:16,933 --> 00:10:18,667 鎌倉殿 106 00:10:22,100 --> 00:10:26,033 源 仲章殿が 京からお戻りになりました 107 00:10:29,033 --> 00:10:31,567 宋の国の匠 108 00:10:31,567 --> 00:10:33,700 陳和卿殿 109 00:10:34,867 --> 00:10:39,167 鎌倉まで はるばるご苦労であった 110 00:10:40,100 --> 00:10:43,900 東大寺の大仏殿の再建を行った… 111 00:10:50,933 --> 00:10:56,033 私たちは 初めて会うわけではございません 112 00:10:57,933 --> 00:10:59,667 前世において 113 00:10:59,667 --> 00:11:04,367 実朝様は 宋の国 医王山の長老 114 00:11:04,367 --> 00:11:08,500 陳和卿は その門弟でございました 115 00:11:11,367 --> 00:11:16,333 長老様 お久しゅうございます 116 00:11:18,200 --> 00:11:20,600 驚きましたな 117 00:11:21,467 --> 00:11:24,000 この光景 118 00:11:24,000 --> 00:11:26,400 以前 夢に見た 119 00:11:29,300 --> 00:11:33,533 そなたは 私の前に現れ 120 00:11:33,533 --> 00:11:35,500 同じことを言った 121 00:11:40,467 --> 00:11:44,133 私は 夢日記をつけているのだ 122 00:11:49,700 --> 00:11:51,767 ここを見てくれ 123 00:12:01,900 --> 00:12:04,300 陳和卿 124 00:12:04,300 --> 00:12:07,533 私に言いたいことがあるのでは 125 00:12:09,533 --> 00:12:12,467 よくお分かりになりましたな 126 00:12:12,467 --> 00:12:15,167 船にまつわることではないか 127 00:12:16,533 --> 00:12:19,333 大きな船をつくりましょう 128 00:12:19,333 --> 00:12:23,067 誰も見たことのない 大きな船 129 00:12:23,067 --> 00:12:27,500 それで宋へ渡り 交易を行うのです 130 00:12:27,500 --> 00:12:33,600 聖徳太子様も かつて 隋へ使者を送られました 131 00:12:33,600 --> 00:12:35,300 船は つくれるか 132 00:12:35,300 --> 00:12:37,233 もちろん 133 00:12:37,800 --> 00:12:39,833 すぐに取りかかってくれ 134 00:12:49,933 --> 00:12:54,067 伊豆で 父上のうわさを聞きました 135 00:12:55,233 --> 00:13:00,633 膝を悪くして 近頃は 歩くことも ままならないという話です 136 00:13:01,767 --> 00:13:06,567 見舞いの品でも持って 改めて のぞいてこようと思ってます 137 00:13:12,933 --> 00:13:15,067 やめておきます 138 00:13:22,800 --> 00:13:24,800 太郎に行かせよ 139 00:13:28,600 --> 00:13:31,033 かしこまりました 140 00:13:31,033 --> 00:13:32,933 私が 141 00:13:39,500 --> 00:13:43,667 京から 珍しい人物がやって来ている 142 00:13:45,967 --> 00:13:49,267 近頃は暇を持て余し 143 00:13:49,267 --> 00:13:53,200 修行と称して諸国を巡っております 144 00:13:54,267 --> 00:13:56,700 お久しゅうございます 145 00:13:57,767 --> 00:14:04,533 私も あなたも 大きな力を持つ方の おそばに仕えた 146 00:14:04,533 --> 00:14:07,000 似た者同士 147 00:14:08,500 --> 00:14:13,433 困ったことがあるなら 遠慮なく おっしゃい 148 00:14:16,533 --> 00:14:19,000 たまに 149 00:14:19,000 --> 00:14:22,400 心の芯が 折れそうになる時があるのです 150 00:14:23,400 --> 00:14:25,533 でしょうね 151 00:14:26,067 --> 00:14:29,233 4人の子のうち 3人を亡くしました 152 00:14:30,333 --> 00:14:33,133 背負うものが多すぎて 153 00:14:34,900 --> 00:14:37,900 つつましやかで よかったのです 154 00:14:37,900 --> 00:14:40,767 身内の誰一人 欠けることなく… 155 00:14:40,767 --> 00:14:43,267 話の途中 すまぬが 156 00:14:44,033 --> 00:14:50,367 頼朝殿と一緒になったのは何年前ですか 157 00:14:52,367 --> 00:14:54,700 40年? 158 00:14:55,833 --> 00:14:58,167 それで 159 00:14:58,167 --> 00:15:01,733 まだ そんな甘えたことを 言ってるのですか 160 00:15:03,300 --> 00:15:06,200 いいかげん 覚悟を決めるのです 161 00:15:09,167 --> 00:15:17,200 あの 源 頼朝と結ばれたというのは そういうこと 162 00:15:19,133 --> 00:15:24,333 人並みの人生など 望んではなりませぬ 163 00:15:26,367 --> 00:15:28,600 申し訳ありません 164 00:15:30,567 --> 00:15:34,867 何のために生まれてきたのか 165 00:15:34,867 --> 00:15:38,933 何のために つらい思いをするのか 166 00:15:39,733 --> 00:15:43,167 いずれ分かる時が来ます 167 00:15:44,833 --> 00:15:47,167 いずれ 168 00:15:59,167 --> 00:16:02,900 鎌倉殿は 聖徳太子様に倣って 169 00:16:02,900 --> 00:16:05,800 宋の国へ使者を送ろうとされています 170 00:16:05,800 --> 00:16:08,400 余計なことを… 171 00:16:08,400 --> 00:16:10,900 それだけ大きな船となれば 172 00:16:10,900 --> 00:16:15,000 世に鎌倉殿の力を知らしめることになる 173 00:16:15,000 --> 00:16:17,533 北条にとっては 確かに余計だな 174 00:16:17,533 --> 00:16:20,767 つまらぬことを申すな 175 00:16:20,767 --> 00:16:25,300 御家人たちの負担が大きすぎる それを案じておる 176 00:16:26,867 --> 00:16:28,733 あの話を 177 00:16:30,767 --> 00:16:34,333 一つ 気がかりなことが 178 00:16:35,133 --> 00:16:39,667 陳和卿は 鎌倉殿の夢を当て 信頼を得ました 179 00:16:39,667 --> 00:16:43,300 しかしながら 鎌倉殿の夢日記は 180 00:16:43,300 --> 00:16:46,867 あの部屋に出入りする者なら いつでも見られます 181 00:16:48,400 --> 00:16:52,667 陳和卿が前もって見た? 182 00:16:52,667 --> 00:16:57,500 陳和卿は 京から来て間がないので無理です 183 00:16:57,500 --> 00:17:00,300 しかし 184 00:17:00,300 --> 00:17:03,533 一人だけ それができる人物がいます 185 00:17:05,867 --> 00:17:08,200 源 仲章殿 186 00:17:10,933 --> 00:17:17,867 つまり 西のお方が糸を引いているということか 187 00:17:26,767 --> 00:17:31,100 この船は 坂東のためにはならぬ 188 00:17:31,100 --> 00:17:34,700 完成させるわけにはいかぬな 189 00:17:34,700 --> 00:17:37,733 -お待ちください それは… -太郎 190 00:17:37,733 --> 00:17:40,100 よう知らせてくれた 191 00:17:49,400 --> 00:17:53,367 陳和卿を手伝ってやってほしいのです 192 00:17:53,367 --> 00:17:56,467 そいつの腕は信じていいのか 193 00:17:56,467 --> 00:18:00,300 鎌倉で普請といえば八田殿 194 00:18:03,600 --> 00:18:06,533 ああ… 世話役か 195 00:18:06,533 --> 00:18:08,533 よろしくお願いします 196 00:18:18,067 --> 00:18:20,900 全て あなたが描かれたのか 197 00:18:20,900 --> 00:18:22,900 さよう 198 00:18:34,967 --> 00:18:37,933 実朝が船をつくり始めた 199 00:18:37,933 --> 00:18:40,833 思いの外 早かったですね 200 00:18:40,833 --> 00:18:44,233 これで 実朝の威光も高まる 201 00:18:44,233 --> 00:18:47,600 北条の影は薄くなる 202 00:18:47,600 --> 00:18:54,933 上皇様は何故 北条を目の敵にされるのですか 203 00:18:54,933 --> 00:18:57,933 たかだか伊豆の豪族にすぎぬのに 204 00:18:57,933 --> 00:19:02,567 将軍に指図するなど 身の程を知れ 205 00:19:02,567 --> 00:19:05,167 されど 206 00:19:05,167 --> 00:19:10,700 上皇様から見れば 北条など取るに足らない ごみ虫 207 00:19:10,700 --> 00:19:16,867 それが なぜか放っておけんのだ 208 00:19:17,900 --> 00:19:21,100 なぜだ 慈円僧正 209 00:19:21,100 --> 00:19:24,200 人が最も恐れるものは 210 00:19:24,200 --> 00:19:28,200 最も己に似た者 211 00:19:34,733 --> 00:19:40,267 親譲りの大事な鼻にございます 212 00:19:51,633 --> 00:19:54,367 これは何か 213 00:19:54,367 --> 00:19:56,200 帆である 214 00:19:56,200 --> 00:19:59,600 -竹で編むのか -さよう 215 00:19:59,600 --> 00:20:02,500 帆は むしろで作るものだ 216 00:20:03,667 --> 00:20:06,000 硬い方が風を逃がさない 217 00:20:06,867 --> 00:20:09,000 いや… 赤子でも分かる道理だ 218 00:20:09,000 --> 00:20:10,767 しかし… 219 00:20:12,533 --> 00:20:17,067 こんなに重かったら帆柱が倒れちまう 220 00:20:18,033 --> 00:20:22,000 頑丈に作れば よいだけのこと 221 00:20:28,133 --> 00:20:30,733 分かるように話しなさい 222 00:20:32,767 --> 00:20:36,367 頼朝様は西と一線を画し 223 00:20:36,367 --> 00:20:40,633 鎌倉を武家の都にと考えておられました 224 00:20:40,633 --> 00:20:46,033 されど 鎌倉殿は今 上皇様の言いなりです 225 00:20:46,900 --> 00:20:48,600 だから? 226 00:20:48,600 --> 00:20:51,733 頼朝様のご遺志に反します 227 00:20:53,000 --> 00:20:56,633 誤ったものは改めなくてはなりません 228 00:20:56,633 --> 00:21:01,100 鎌倉殿には 表から退いていただきます 229 00:21:01,100 --> 00:21:04,933 以後 政は我ら宿老が 230 00:21:09,400 --> 00:21:13,067 全て あのお方のためです 231 00:21:13,067 --> 00:21:15,633 鎌倉殿が力を持てば 232 00:21:15,633 --> 00:21:18,267 それだけ敵も増える 233 00:21:19,633 --> 00:21:20,933 あなたのような 234 00:21:20,933 --> 00:21:23,567 私は まだいい 235 00:21:25,267 --> 00:21:27,900 これ以上 西を第一とすれば 236 00:21:27,900 --> 00:21:34,067 いずれ 坂東の御家人全てを敵に回します 237 00:21:34,067 --> 00:21:38,967 あのお方に 頼家様のようには なってほしくないのです 238 00:21:40,833 --> 00:21:42,867 つまり 239 00:21:42,867 --> 00:21:45,767 あなたの言うとおりにしなければ 240 00:21:45,767 --> 00:21:49,433 いずれは実朝も頼家のようになると 241 00:21:50,900 --> 00:21:53,900 どう捉えようが結構です 242 00:21:59,400 --> 00:22:03,833 お許しいただけますね 尼御台 243 00:22:10,867 --> 00:22:15,600 いずれは私も あの船に乗って 244 00:22:15,600 --> 00:22:18,967 かの国へ渡ってみたいと思っている 245 00:22:21,033 --> 00:22:24,100 鎌倉殿自らですか 246 00:22:25,133 --> 00:22:27,367 医王山に詣でて 247 00:22:27,367 --> 00:22:30,900 お釈迦様のお骨を頂いてくる 248 00:22:31,667 --> 00:22:34,767 お前も来ぬか 249 00:22:34,767 --> 00:22:36,967 よろしいのですか 250 00:22:39,900 --> 00:22:44,067 お前がいてくれると心強い 251 00:22:45,700 --> 00:22:47,500 そして… 252 00:22:48,900 --> 00:22:52,300 千世 お前も 253 00:22:54,367 --> 00:22:58,067 私も連れていってくださるのですか 254 00:22:58,967 --> 00:23:02,067 海が 怖いか 255 00:23:03,467 --> 00:23:05,500 とんでもない 256 00:23:05,500 --> 00:23:09,933 千世は いつでも 鎌倉殿のおそばにいとうございます 257 00:23:21,033 --> 00:23:24,233 船の建造を 中止していただきたいのです 258 00:23:24,233 --> 00:23:27,533 御家人の間からも不満が出ております 259 00:23:31,000 --> 00:23:33,733 私は父上と違い 260 00:23:33,733 --> 00:23:37,567 何の苦労もなく この座に就いた 261 00:23:37,567 --> 00:23:42,667 人心をつかむためには 功徳を積むよりない 262 00:23:43,700 --> 00:23:46,833 私は あの船に乗って いずれ医王山に… 263 00:23:46,833 --> 00:23:52,033 上皇様に唆されて つくる船など 264 00:23:52,033 --> 00:23:54,767 必要ござらぬ 265 00:23:56,867 --> 00:23:59,633 母上の考えを伺いたい 266 00:23:59,633 --> 00:24:02,533 尼御台は いかが思われますか 267 00:24:09,167 --> 00:24:12,633 徳を高めるのも大事かもしれません 268 00:24:12,633 --> 00:24:17,300 でも そればかりを求めていると 疲れてしまいませんか 269 00:24:18,533 --> 00:24:20,967 生き急ぐことはない 270 00:24:20,967 --> 00:24:26,433 ゆっくりと時をかけて 立派な鎌倉殿になればよいのです 271 00:24:29,933 --> 00:24:33,367 結局 兄上と同じではないか 272 00:24:34,200 --> 00:24:36,233 もうよい 船は中止だ 273 00:24:36,233 --> 00:24:39,500 お待ちください 今 取りやめては 御家人たちの苦労は水の泡 274 00:24:39,500 --> 00:24:41,567 -言うな -こうしては どうでしょう 275 00:24:41,567 --> 00:24:43,767 もう話は終わった 276 00:24:49,033 --> 00:24:52,000 船のあちこちに 277 00:24:52,000 --> 00:24:57,867 木材を納めた御家人たち 建造に当たった 御家人たちの名を 記すのです 278 00:24:57,867 --> 00:25:01,067 それが何になるというのだ 279 00:25:01,067 --> 00:25:06,500 あの船は 鎌倉殿だけのものではなく 280 00:25:06,500 --> 00:25:11,933 鎌倉殿と御家人が 共につくり上げたものになります 281 00:25:11,933 --> 00:25:15,367 その絆の証しとなるのです 282 00:25:15,367 --> 00:25:17,567 いい案だ… 283 00:25:17,567 --> 00:25:20,333 いかがでございましょう 284 00:25:22,133 --> 00:25:26,067 どうか 船の建造は続けさせてください 285 00:25:26,067 --> 00:25:29,200 鎌倉殿の思いが籠もっておるのです 286 00:25:29,200 --> 00:25:31,467 尼御台 287 00:25:35,000 --> 00:25:40,967 鎌倉殿にとって何が一番大切か 288 00:25:40,967 --> 00:25:45,433 よくお考えいただきたい 尼御台 289 00:25:52,400 --> 00:25:56,233 もちろん 実朝には 好きなようにやらせてあげたい 290 00:25:56,233 --> 00:26:01,333 でも それが あの子の命を 縮めるようなことになるのだとしたら 291 00:26:06,667 --> 00:26:12,600 鎌倉殿は 後ろ盾として 上皇様をお選びになった 292 00:26:14,033 --> 00:26:18,033 頼朝様のお考えとは 異なるかもしれませんが 293 00:26:19,067 --> 00:26:21,900 世は変わりました 294 00:26:23,433 --> 00:26:29,100 今なら あのお方は ご子息に どうおっしゃるか 295 00:26:30,933 --> 00:26:35,867 無論 小四郎殿にも一理はございます 296 00:26:35,867 --> 00:26:39,867 あとは 尼御台のお気持ち一つ 297 00:26:41,700 --> 00:26:45,200 私が決めるのですか? 298 00:26:47,067 --> 00:26:51,333 私は そんな大事を決められるような 女子ではないのです 299 00:26:51,333 --> 00:26:52,567 逃げてはなりません 300 00:26:52,567 --> 00:26:54,633 逃げたいわよ 301 00:26:56,033 --> 00:27:02,333 頼朝様が世を去られて どれだけの月日が流れようと 302 00:27:02,333 --> 00:27:06,233 あなたが その妻であったことに 変わりはない 303 00:27:07,867 --> 00:27:15,033 あのお方の思いを引き継ぎ この鎌倉を 引っ張っていくのは あなたなのです 304 00:27:18,633 --> 00:27:21,033 逃げてはなりません 305 00:27:28,067 --> 00:27:31,967 とうに腹をくくったはずなのに 306 00:27:31,967 --> 00:27:34,733 駄目ですねえ 307 00:27:36,900 --> 00:27:39,033 皆を集めなさい 308 00:27:40,633 --> 00:27:42,333 はっ 309 00:27:52,967 --> 00:27:54,733 鎌倉殿 310 00:27:56,000 --> 00:27:59,367 ここに御家人たちの名を入れます 311 00:27:59,367 --> 00:28:00,633 なるほど 312 00:28:00,633 --> 00:28:03,033 八田殿を連れてきました 313 00:28:04,533 --> 00:28:05,700 -おお 頼むぞ -はい 314 00:28:06,567 --> 00:28:08,067 進み具合は いかがですか 315 00:28:08,067 --> 00:28:11,167 この分だと 予定どおり4月には完成する 316 00:28:11,167 --> 00:28:14,367 しかし どうやって海まで運ぶ 317 00:28:14,367 --> 00:28:16,800 よくぞ聞いてくれました 318 00:28:17,700 --> 00:28:21,567 船の下に 丸太のコロが敷いてあります 319 00:28:21,567 --> 00:28:26,367 完成したところで支えを外し コロに乗せて 320 00:28:26,367 --> 00:28:29,333 引き潮の間に皆で引っ張る 321 00:28:29,333 --> 00:28:30,733 楽しみだ 322 00:28:30,733 --> 00:28:32,900 陳和卿から教わりました 323 00:28:33,433 --> 00:28:35,667 あちらに行ってみますか 324 00:28:36,367 --> 00:28:37,667 行ってみよう 325 00:28:47,067 --> 00:28:50,300 俺は この仕事を最後に 326 00:28:50,300 --> 00:28:52,733 隠居しようと思っている 327 00:28:53,967 --> 00:28:56,500 いや まだお若いではないか 328 00:28:56,500 --> 00:28:59,167 若く見えるが… 329 00:29:01,200 --> 00:29:03,467 実は 330 00:29:03,467 --> 00:29:06,667 あなたと そう変わらない 331 00:29:14,267 --> 00:29:18,700 ああ… 最後に 夢のある仕事に出会えた 332 00:29:20,000 --> 00:29:23,867 この船が完成すれば 333 00:29:23,867 --> 00:29:27,067 思い残すことはない 334 00:30:26,533 --> 00:30:27,900 えらいことになった 335 00:30:27,900 --> 00:30:29,000 どうされました 336 00:30:29,000 --> 00:30:32,833 支えを外して コロに乗せたまではよかった 337 00:30:32,833 --> 00:30:34,767 ところが… 338 00:30:35,700 --> 00:30:38,100 引き始めたら 339 00:30:38,100 --> 00:30:42,067 船が浜に めり込んじまった 340 00:30:53,967 --> 00:30:59,433 ああ… いや… あいや~ おお~ あいや~ 341 00:31:01,200 --> 00:31:03,200 なんとかならねえのかい 342 00:31:03,200 --> 00:31:05,333 どこで計算が狂ったか 343 00:31:07,833 --> 00:31:09,333 値が違う 344 00:31:09,333 --> 00:31:12,200 これじゃ船が重すぎる~ 345 00:31:16,700 --> 00:31:19,267 どういうこと 346 00:31:19,267 --> 00:31:21,933 全く動かないではないですか 347 00:31:44,467 --> 00:31:48,700 引け~ 死ぬ気で引け~ 348 00:31:59,867 --> 00:32:01,533 大丈夫か 349 00:32:01,533 --> 00:32:03,033 下がれ 350 00:32:08,600 --> 00:32:10,633 引け~ 351 00:32:30,567 --> 00:32:32,567 引け~ 352 00:32:32,567 --> 00:32:35,167 陳和卿の指示に従い 353 00:32:35,167 --> 00:32:43,200 人々は 午の刻から申の刻まで 力の限り船を引いたが 354 00:32:43,200 --> 00:32:47,233 海に浮かべることはできなかった 355 00:32:49,300 --> 00:32:53,733 重さの勘定を誤ったか 356 00:32:53,733 --> 00:32:55,867 そのようですね 357 00:32:58,700 --> 00:33:01,667 どう見たって動くわけないじゃない 358 00:33:47,433 --> 00:33:54,867 その後 船は浜辺で朽ち果てた姿を さらし続けたという 359 00:34:01,700 --> 00:34:04,867 これくらいで くじけて どうするのですか 360 00:34:04,867 --> 00:34:07,333 やるなら とことんやりなさい 361 00:34:09,933 --> 00:34:11,700 しかし… 362 00:34:11,700 --> 00:34:16,300 自分の政がしたければ もっと力をつけなさい 363 00:34:16,300 --> 00:34:21,600 御家人たちが束になってかかっても はね返すだけの大きな力を 364 00:34:22,233 --> 00:34:25,400 しかし どうすれば 365 00:34:30,500 --> 00:34:33,133 母は考えました 366 00:34:42,333 --> 00:34:47,167 あなたが鎌倉の揺るぎない主となる手を 367 00:35:02,067 --> 00:35:04,933 家督を譲る 368 00:35:04,933 --> 00:35:09,267 鎌倉殿を辞し 大御所となる 369 00:35:09,267 --> 00:35:11,200 おおごと… 370 00:35:11,200 --> 00:35:13,200 大御所である 371 00:35:14,600 --> 00:35:18,933 ひょっとして お子ができたということですか 372 00:35:18,933 --> 00:35:22,033 よい機会なので言っておく 373 00:35:22,033 --> 00:35:27,333 私には この先 子ができることはない 374 00:35:27,333 --> 00:35:30,433 全て 私のせいである 375 00:35:30,433 --> 00:35:32,433 諦めてはいけません 376 00:35:37,633 --> 00:35:40,633 外から養子を取ることにした 377 00:35:42,300 --> 00:35:44,000 お待ちください 378 00:35:44,000 --> 00:35:47,400 嫡流であれば 公暁殿がおられます 379 00:35:47,400 --> 00:35:50,233 あれは仏門に入った 380 00:35:50,233 --> 00:35:52,367 おいそれと還俗はできぬ 381 00:35:52,367 --> 00:35:54,533 どなたか当てはあるのですか 382 00:35:54,533 --> 00:35:59,833 朝廷に連なる 特に高貴なお血筋の方をもらい受ける 383 00:35:59,833 --> 00:36:02,733 上皇様にお願いしてみるつもりだ 384 00:36:04,133 --> 00:36:05,367 ありえません 385 00:36:05,367 --> 00:36:11,000 鎌倉殿は 源氏の血筋から 代々出すことになっております 386 00:36:11,000 --> 00:36:12,800 -誰が決めた -頼朝様が 387 00:36:12,800 --> 00:36:15,133 文書は残ってなかろう 388 00:36:15,133 --> 00:36:16,567 確かに 389 00:36:16,567 --> 00:36:19,200 すぐに仲章と話を進めよう 390 00:36:19,900 --> 00:36:20,933 かしこまりました 391 00:36:20,933 --> 00:36:23,767 鎌倉殿とは 392 00:36:23,767 --> 00:36:26,833 武士の頂に立つ者のことでございます 393 00:36:26,833 --> 00:36:29,467 その鎌倉殿を 394 00:36:29,467 --> 00:36:34,233 今後は私が大御所として支えていく 395 00:36:36,033 --> 00:36:39,833 どなたの入れ知恵かは分かりませぬが 396 00:36:39,833 --> 00:36:45,800 そのようなことを お一人で決めてしまわれてはならない 397 00:36:45,800 --> 00:36:50,567 鎌倉殿の好きなように させてあげましょう 398 00:36:50,567 --> 00:36:51,833 尼御台… 399 00:36:51,833 --> 00:36:54,233 すぐに取りかかりなさい 400 00:36:57,067 --> 00:36:59,733 北条は どうなるのですか 401 00:36:59,733 --> 00:37:02,267 鎌倉殿は 402 00:37:02,267 --> 00:37:07,100 源氏と北条の血を引く者が 務めてきました 403 00:37:07,100 --> 00:37:08,767 これからも そうあるべきです 404 00:37:08,767 --> 00:37:11,533 北条が何ですか 405 00:37:12,167 --> 00:37:16,433 小四郎 あなたが言ったのですよ 406 00:37:17,933 --> 00:37:20,933 北条あっての鎌倉ではない 407 00:37:20,933 --> 00:37:23,800 鎌倉あっての北条と 408 00:37:24,333 --> 00:37:27,400 まずは鎌倉のことを考えなさい 409 00:37:28,400 --> 00:37:33,600 執権殿は ご自分の思いどおりに 事を動かしたいだけなのです 410 00:37:33,600 --> 00:37:34,567 そういうことではない 411 00:37:34,567 --> 00:37:36,767 鎌倉は 412 00:37:36,767 --> 00:37:38,400 父上一人のものではない 413 00:37:38,400 --> 00:37:40,200 黙れ 414 00:37:43,333 --> 00:37:48,533 都の やんごとなき貴族から 養子を取る 415 00:37:48,533 --> 00:37:53,433 実現すれば これ以上の喜びはございません 416 00:37:55,167 --> 00:37:57,367 ありがとうございます 417 00:38:11,400 --> 00:38:14,500 鎌倉殿より伺っております 418 00:38:15,300 --> 00:38:19,833 跡継ぎの件 早々に上皇様と相談し 419 00:38:19,833 --> 00:38:23,233 しかるべきお人を 見つけたいと思っております 420 00:38:29,900 --> 00:38:31,233 失礼 421 00:38:34,600 --> 00:38:37,067 腹の立つ顔だ 422 00:38:38,500 --> 00:38:40,933 このままでは済まさん 423 00:38:44,000 --> 00:38:48,900 そして6年ぶりに この男が京から戻ってくる 424 00:38:50,300 --> 00:38:53,833 鎌倉が再び揺れ始める 425 00:38:53,833 --> 00:38:57,333 -あれは -公暁殿 426 00:38:57,333 --> 00:39:00,100 頼家様の忘れ形見 427 00:39:40,233 --> 00:39:41,967 太郎です 428 00:39:46,033 --> 00:39:47,900 太郎です 429 00:39:50,933 --> 00:39:56,100 こりゃ驚いた よう来たなあ 430 00:39:56,100 --> 00:39:58,700 お元気そうで何よりです 431 00:39:58,700 --> 00:40:03,200 足 痛めちまって 歩くのに苦労しとるがのう 432 00:40:04,933 --> 00:40:08,300 父上から 見舞いを言づかってきました 433 00:40:09,667 --> 00:40:12,067 いいとこあるじゃねえか 434 00:40:16,067 --> 00:40:18,633 りく様のことは聞きました 435 00:40:20,533 --> 00:40:24,933 わしを置いて 京へ戻っていきやがった 436 00:40:25,600 --> 00:40:27,933 いいんじゃねえか 437 00:40:27,933 --> 00:40:31,733 あいつに ここの暮らしは似合わねえ 438 00:40:33,333 --> 00:40:36,000 爺様は 439 00:40:36,000 --> 00:40:39,033 お顔が穏やかになられました 440 00:40:41,433 --> 00:40:45,100 政を離れて久しいが 441 00:40:45,100 --> 00:40:49,267 今が一番 幸せな気がする 442 00:40:50,300 --> 00:40:55,500 力を持つってのは しんどいなあ 443 00:40:59,333 --> 00:41:03,000 何よ しいさん 全くやってないじゃない 444 00:41:03,000 --> 00:41:06,100 孫が様子見に来てくれた 445 00:41:07,933 --> 00:41:09,467 はい 446 00:41:11,433 --> 00:41:13,567 頼んだわけじゃねえんだがな 447 00:41:13,567 --> 00:41:16,033 どうしても面倒見たいって言うから 448 00:41:16,033 --> 00:41:17,833 よく言うわよ 449 00:41:19,967 --> 00:41:22,933 はあ~ 何だろねえ 450 00:41:23,533 --> 00:41:27,500 昔っから 女子には苦労しねえんだよな 451 00:41:31,200 --> 00:41:33,933 いっぱい転がってる 452 00:41:35,900 --> 00:41:37,400 自分で取ってきて 453 00:41:37,400 --> 00:41:41,167 だから言ったろう 今朝は膝が痛えんだよ 454 00:41:41,167 --> 00:41:43,467 甘えないの 455 00:41:43,467 --> 00:41:45,100 はい はいはい 456 00:41:51,467 --> 00:41:54,867 情けねえとこ見られちまったな 457 00:41:55,933 --> 00:41:58,100 さんざん ふんぞり返って歩いてたから 458 00:41:58,100 --> 00:42:00,233 罰が当たったんだよ 459 00:42:01,867 --> 00:42:03,767 -おう すまねえな -いえ 460 00:42:04,700 --> 00:42:06,233 お孫さんも どうぞ 461 00:42:06,233 --> 00:42:07,833 よかったら そちらの方も 462 00:42:07,833 --> 00:42:09,700 おう 食え食え 463 00:42:09,700 --> 00:42:11,233 ありがとうございます 464 00:42:11,233 --> 00:42:12,500 はい 465 00:42:17,333 --> 00:42:19,100 何を見てんだよ 466 00:42:22,500 --> 00:42:28,800 北条時政は この後 78年の生涯を閉じた 467 00:42:29,767 --> 00:42:33,800 鎌倉を追われてから 10年後のことである 468 00:42:33,800 --> 00:42:35,167 © NHK 469 00:42:35,167 --> 00:42:38,184 新しい鎌倉殿が決まりそうだ 470 00:42:38,184 --> 00:42:39,134 何? 471 00:42:39,134 --> 00:42:41,060 鎌倉殿になる所存です 472 00:42:41,060 --> 00:42:44,426 その時 必ず あの男が立ちはだかる 473 00:42:44,426 --> 00:42:46,120 許されるはずがないだろう 474 00:42:46,120 --> 00:42:47,149 持ってまいれ 475 00:42:47,150 --> 00:42:48,289 なっ… なっ… 476 00:42:49,624 --> 00:42:50,645 少し休みます 477 00:42:50,645 --> 00:42:52,774 真の鎌倉殿にあらず 478 00:42:52,774 --> 00:42:54,999 この母に お任せあれ