1 00:00:00,601 --> 00:00:04,038 {\an8}(霧生) ⟨世界的に有名な ワイン評論家 神咲豊多香が→ 2 00:00:05,373 --> 00:00:08,809 {\an8}時価20億円を超える ワインコレクションと→ 3 00:00:08,876 --> 00:00:12,313 {\an8}謎の遺言を残して この世を去った⟩ 4 00:00:12,380 --> 00:00:16,817 {\an8}⟨自らが厳選した 「使徒」と呼ばれる6本のワイン⟩ 5 00:00:16,884 --> 00:00:19,820 {\an8}⟨そして その頂点に立つ→ 6 00:00:19,887 --> 00:00:24,325 {\an8}「神の雫」と呼ばれる 幻のワイン⟩ 7 00:00:24,392 --> 00:00:27,828 ⟨それらを遺言状に書かれた イメージから推測し→ 8 00:00:27,895 --> 00:00:31,332 銘柄と生産年を当てよ⟩ 9 00:00:31,399 --> 00:00:36,337 ⟨多く言い当てた者に 遺産のすべてを譲る⟩ 10 00:00:36,404 --> 00:00:42,343 ⟨この遺産争いに挑んだのは 実の息子である神咲 雫と→ 11 00:00:42,410 --> 00:00:45,346 養子となった 遠峰一青⟩ 12 00:00:45,413 --> 00:00:46,847 ⟨しかし…⟩ 13 00:00:46,914 --> 00:00:52,353 (マキ) 神咲豊多香の愛した女性は 2人いたっていうことでしょ? 14 00:00:52,420 --> 00:00:57,358 (神咲 雫) この人が 血のつながった兄弟? 15 00:00:57,425 --> 00:01:00,361 何で 黙ったまま死ねるんだよ! 親父!? 16 00:01:00,428 --> 00:01:04,365 どういうことだよ 親父! おい!? 17 00:01:07,868 --> 00:01:10,304 (遠峰一青) いいかげんにしろ。 18 00:01:10,371 --> 00:01:15,309 何も知らなかったのは 君だけじゃ ない! 19 00:01:21,482 --> 00:01:43,003 ♪~ 20 00:01:53,948 --> 00:01:59,887 (マキ) そう 神咲 雫は 遺産争いを放棄したんですか。 21 00:01:59,954 --> 00:02:04,825 ウフフ… そりゃそうよね あんな醜態さらすようじゃ→ 22 00:02:04,892 --> 00:02:08,896 とても神咲豊多香の後継者には 値しない。 23 00:02:10,397 --> 00:02:15,836 ねぇ もうこれ以上の勝負は ムダなんじゃないかしら? 24 00:02:15,903 --> 00:02:21,342 (霧生) いいえ 使徒探しは 続けていただきます。 25 00:02:21,408 --> 00:02:29,350 「第六の使徒」 そしてその先にある 「神の雫」にたどり着くまで…。 26 00:02:29,416 --> 00:02:34,855 それが神咲先生のご遺志です。 27 00:02:35,589 --> 00:02:38,526 (マキ) あなたは どうなの? 28 00:02:38,592 --> 00:02:44,031 (遠峰一青) すべては 神咲先生の御心のままに。 29 00:02:44,098 --> 00:02:48,536 >> まぁ いずれにせよ同じことよ。 30 00:02:48,602 --> 00:02:51,038 時間でしょ。 31 00:02:51,105 --> 00:02:53,607 ロベール先生。 32 00:02:55,476 --> 00:02:57,978 (ロベール) 仕方あるまい。 33 00:03:00,915 --> 00:03:03,851 その前に…。 34 00:03:03,918 --> 00:03:06,420 そこで何をしているんです? 35 00:03:08,923 --> 00:03:13,861 (紫野原みやび) あの 神咲君って どこに行ったんです? 36 00:03:13,928 --> 00:03:18,432 >> あなたが知らないことを 私達が知るはずないでしょ。 37 00:03:25,940 --> 00:03:31,879 「「第四の使徒」 このワインは巨大で険しい」。 38 00:03:31,946 --> 00:03:37,885 (神咲豊多香の声) 「孤高の頂は 神秘に包まれ私を誘う。 39 00:03:37,952 --> 00:03:42,890 高い理想を抱き はやる気持を抑えながら→ 40 00:03:42,957 --> 00:03:47,394 踏みしめるように 私は 頂を目指した。 41 00:03:47,461 --> 00:03:53,901 困難な道のりは 荒ぶる魂となって牙をむき→ 42 00:03:53,968 --> 00:03:57,972 魔物に魅入られたかのような 執念を駆り立てる」。 43 00:04:00,474 --> 00:04:03,844 (豊多香の声) 「どれだけの時が流れたのか→ 44 00:04:03,911 --> 00:04:09,350 私は気がつくと頂に立っていた。 45 00:04:09,416 --> 00:04:15,356 眼下の峰 すべては ひれ伏すように美しく沈黙し→ 46 00:04:15,422 --> 00:04:20,861 岩肌に張りつく白銀は 絹のドレスをまとうかのように→ 47 00:04:20,928 --> 00:04:24,365 滑らかに輝いている」。 48 00:04:24,431 --> 00:04:30,371 (遠峰一青) 巨大で険しい… 白銀…。 49 00:04:31,138 --> 00:04:34,141 雪山か。 50 00:04:35,376 --> 00:04:39,813 (紫野原みやび) 「何という至福 何という透明。 51 00:04:39,880 --> 00:04:43,817 この頂から すべてを鳥瞰できる喜び。 52 00:04:43,884 --> 00:04:51,325 私は それを胸いっぱいに吸い込み 頂を後にした」。 53 00:04:51,392 --> 00:04:53,327 以上です。 54 00:04:53,394 --> 00:04:56,330 (本間) う~ん… ポエムか。 55 00:04:56,397 --> 00:05:00,334 (河原毛) 今まで 君達は こんなのでワインを当てて来たの? 56 00:05:00,401 --> 00:05:02,269 (紫野原みやび) はい。 57 00:05:02,336 --> 00:05:04,772 >> ちょっちょっ 見せてみ。 58 00:05:04,838 --> 00:05:08,776 ん? 「安さ爆発! 河内屋」って これ何? 59 00:05:08,842 --> 00:05:10,778 (紫野原みやび) それは 私の単なる メモ用紙なだけで。 60 00:05:10,844 --> 00:05:12,780 >> メモ? 遺言なのに? 61 00:05:12,846 --> 00:05:15,783 (紫野原みやび) はい… だって 神咲君が 来なかったんで仕方なく…。 62 00:05:15,849 --> 00:05:17,785 >> 「来なかった」って どこに来なかったの? 63 00:05:17,851 --> 00:05:19,787 (紫野原みやび) 遺言の発表場所に。 64 00:05:19,853 --> 00:05:22,289 >> 何で? 何で来なかったの? (紫野原みやび) いや それは…。 65 00:05:22,356 --> 00:05:24,792 >> 何で? 何でよ? (紫野原みやび) いや あのですね…。 66 00:05:24,858 --> 00:05:26,794 >> 何だよ! >> どうなの? 67 00:05:26,860 --> 00:05:29,797 (本間) 何で 来ないの? 何だよ! 68 00:05:29,863 --> 00:05:31,865 (紫野原みやび) 絶対 いいません! 69 00:05:53,387 --> 00:05:55,889 (ロベール) 飲まないのか? 70 00:05:57,391 --> 00:06:01,261 (神咲 雫) 遠峰一青は…→ 71 00:06:01,328 --> 00:06:04,765 本当に父の子供なんでしょうか? 72 00:06:04,832 --> 00:06:06,834 >> 本当だ。 73 00:06:09,837 --> 00:06:16,276 (神咲 雫) 父は 実の子供だと知ってて→ 74 00:06:16,343 --> 00:06:19,346 養子縁組したんですか? 75 00:06:22,349 --> 00:06:25,352 (神咲 雫) あんな遺言状だけ残して。 76 00:06:28,856 --> 00:06:32,860 (神咲 雫) 一体 僕に何をさせたいんですか? 77 00:06:40,367 --> 00:06:42,803 (神咲 雫) ちゃんと教えてください。 78 00:06:42,870 --> 00:06:47,374 あなたなら 父の考えが 分かるんじゃないですか? 79 00:06:49,877 --> 00:06:53,313 >> 私からいうことは何もない。 80 00:06:53,380 --> 00:06:58,819 豊多香が あの遺言状を通して→ 81 00:06:58,886 --> 00:07:02,256 すべてを 伝えようとしているからだ。 82 00:07:02,322 --> 00:07:10,264 ♪~ 83 00:07:10,330 --> 00:07:14,768 (マキ) 遠峰ほのかが息子である 一青を身ごもった時→ 84 00:07:14,835 --> 00:07:21,775 神咲豊多香は 遠峰ほのかと パリで一緒に暮らしていた。 85 00:07:22,476 --> 00:07:27,915 神咲先生も立派よね。 86 00:07:27,981 --> 00:07:31,919 2人の女を同時に愛せるなんて。 87 00:07:31,985 --> 00:07:41,428 ♪~ 88 00:07:41,495 --> 00:07:44,431 (木戸) えっ マジで!? あの遠峰一青と? 89 00:07:44,498 --> 00:07:45,432 (紫野原みやび) はい。 90 00:07:45,499 --> 00:07:48,435 >> 兄弟ですか…。 91 00:07:48,502 --> 00:07:50,437 (神咲 雫) おはようございます! 92 00:07:50,504 --> 00:07:52,940 おはようございます。 93 00:07:53,006 --> 00:07:56,009 紫野原さん おはよう。 (紫野原みやび) おはよう 神咲君。 94 00:07:57,511 --> 00:07:59,446 (神咲 雫) えっ 何? 何? 95 00:07:59,513 --> 00:08:02,883 >> あっ あの~ 神咲君 この納品書のことだ。 96 00:08:02,950 --> 00:08:05,385 いいかい? 辛いことがあったら→ 97 00:08:05,452 --> 00:08:07,888 いつでも上司の私に 相談してください。 98 00:08:07,955 --> 00:08:10,891 私もね 毎日 上から いろいろ いわれて辛いことばかりだ。 99 00:08:10,958 --> 00:08:13,393 そう そういう時 部長は 悲しい目をして→ 100 00:08:13,460 --> 00:08:16,897 いつも俺に こういうんだ 「生きろ…」って。 101 00:08:16,964 --> 00:08:19,399 (神咲 雫) え? どうしたんです? 102 00:08:19,466 --> 00:08:21,902 >> お前 どうしたのって お前のほうだろ! 103 00:08:21,969 --> 00:08:23,904 本間さん。 >> みんな コソコソするな! 104 00:08:23,971 --> 00:08:26,406 こういうのは 本人が一番傷つくんだから。 105 00:08:26,473 --> 00:08:28,909 ここは ズバリ聞こう。 106 00:08:28,976 --> 00:08:30,911 (神咲 雫) 紫野原さん。 107 00:08:30,978 --> 00:08:32,913 (紫野原みやび) ウフフ…。 108 00:08:32,980 --> 00:08:37,417 >> 神咲君 君の気持は 痛いほど よく分かる。 109 00:08:37,484 --> 00:08:41,421 でも お願いだから ワイン事業部 辞めるとか…。 110 00:08:41,488 --> 00:08:43,924 (神咲 雫) 僕 辞めませんよ はい。 111 00:08:43,991 --> 00:08:46,927 皆さん そんな心配しなくて 大丈夫ですから。 112 00:08:46,994 --> 00:08:48,929 あっ 部長 僕 営業行って来ます。 113 00:08:48,996 --> 00:08:51,999 営業に行ってまいります。 >> うん。 114 00:08:53,867 --> 00:08:55,869 平気じゃねえか! 115 00:09:06,313 --> 00:09:10,751 (遠峰一青) ヨーロッパのアルプスのような 高い山から わき出る水。 116 00:09:10,817 --> 00:09:12,753 ミネラルウォーター。 117 00:09:12,819 --> 00:09:18,258 硬水と呼ばれるように 鉱物が多く含まれている。 118 00:09:18,325 --> 00:09:24,331 その硬さをワインに例えるなら ミネラル…。 119 00:09:29,836 --> 00:09:34,274 >> 祝いましょう これで私達は…。 120 00:09:34,341 --> 00:09:40,280 (遠峰一青) ロベール先生も霧生さんも 知っていたんですね。 121 00:09:40,347 --> 00:09:44,284 私と神咲先生の関係を。 122 00:09:44,351 --> 00:09:46,353 >> そのようね。 123 00:09:52,359 --> 00:09:57,864 (遠峰一青) 知らなかったのは 私と彼だけだった。 124 00:10:07,374 --> 00:10:08,809 (神咲 雫) 営業から戻りました! 125 00:10:08,875 --> 00:10:12,379 (紫野原みやび) 神咲君…。 (神咲 雫) ん? どうした? 126 00:10:15,382 --> 00:10:18,385 (紫野原みやび) 神咲君に話があるって。 127 00:10:19,886 --> 00:10:22,823 >> 何で俺達が挙動不審に なんなきゃいけないんだよ。 128 00:10:22,889 --> 00:10:25,325 (皆本) サインください 「さおりさんへ」でお願いします。 129 00:10:25,392 --> 00:10:29,329 皆本君 皆本君! こっち戻って! >> はい。 130 00:10:29,396 --> 00:10:34,835 (遠峰一青) 雫君 できれば 2人で話がしたいのだが。 131 00:10:34,901 --> 00:10:36,837 >> じゃ 私達 廊下に出てましょうか。 132 00:10:36,903 --> 00:10:40,340 (神咲 雫) いや 皆さんが 出て行く必要ありません。 133 00:10:40,407 --> 00:10:45,345 ここで話しましょう みんなも仕事があるので。 134 00:10:45,412 --> 00:10:50,417 >> あっ ああ… 木戸君 長介君 顧客リストを出して。はっ はい! 135 00:10:55,422 --> 00:10:58,859 (神咲 雫) それで 話って何ですか? 136 00:10:58,925 --> 00:11:03,864 (遠峰一青) 君は もう 戦うつもりがないと聞いた。 137 00:11:06,366 --> 00:11:07,801 (神咲 雫) ええ。 138 00:11:07,868 --> 00:11:09,870 (遠峰一青) 逃げるのか? 139 00:11:12,372 --> 00:11:17,811 今まで その程度の決意で 戦っていたのか? 140 00:11:17,878 --> 00:11:20,380 神咲の名が聞いてあきれる。 141 00:11:22,382 --> 00:11:27,320 (神咲 雫) 好きで「神咲」という名前に なったわけじゃないので。 142 00:11:27,387 --> 00:11:30,824 それに 父の何もかもは→ 143 00:11:30,891 --> 00:11:33,393 あなたが引き継いだほうが いいと思います。 144 00:11:36,897 --> 00:11:41,401 (遠峰一青) 君は もっと 骨のある男だと思っていた。 145 00:11:51,411 --> 00:11:54,347 (神咲 雫) 待ってください。 146 00:11:54,414 --> 00:11:57,350 僕 降りますから。 147 00:11:57,417 --> 00:12:02,289 (遠峰一青) 神咲豊多香のしたことが そんなに許せないか? 148 00:12:02,355 --> 00:12:07,294 私が血を分けた 兄だということが→ 149 00:12:07,360 --> 00:12:09,863 そんなに腹立たしいか? 150 00:12:11,865 --> 00:12:15,302 これしきの試練を 乗り越えられないとは→ 151 00:12:15,368 --> 00:12:17,370 ホントに情けない。 152 00:12:21,875 --> 00:12:25,812 >> 妙な迫力のある人ですね~ 生きた心地がしませんでした。 153 00:12:25,879 --> 00:12:27,881 {\an8}塩まきますか 塩! 154 00:12:29,382 --> 00:12:31,318 おい 雫! 155 00:12:31,384 --> 00:12:33,320 見損なったぞ! 156 00:12:33,386 --> 00:12:38,825 あんだけいわれて悔しくねえか? 男なら最後まで戦い抜け! 157 00:12:38,892 --> 00:12:41,394 (本間) おい 聞いてんのか? 158 00:12:43,897 --> 00:12:46,333 私 さっき感じたんですよ。 159 00:12:46,399 --> 00:12:49,836 神咲君は やはり常人では ない。 160 00:12:49,903 --> 00:12:53,840 神に選ばれた男じゃないかってね。 161 00:12:53,907 --> 00:12:56,343 (本間) 俺は ムカつきましたけどね。 162 00:12:56,409 --> 00:13:00,780 俺なんか どんなにワインが 好きでも どんなに頑張っても→ 163 00:13:00,847 --> 00:13:03,283 神咲には きっとかなわない。 164 00:13:03,350 --> 00:13:06,286 なのに あいつは 神様から もらった才能→ 165 00:13:06,353 --> 00:13:09,289 ドブに捨てようとしてやがる。 166 00:13:09,356 --> 00:13:12,292 男の嫉妬というやつですか。 167 00:13:12,359 --> 00:13:17,297 ええ 俺は あいつが羨ましいです。 168 00:13:17,364 --> 00:13:19,866 切ない話ですねぇ…。 169 00:13:23,870 --> 00:13:26,306 (ドアの開閉音) 170 00:13:26,373 --> 00:13:28,808 (足音) 171 00:13:28,875 --> 00:13:33,880 (紫野原みやび) みんな 心配してますよ? 神咲君のこと。 172 00:13:35,882 --> 00:13:39,819 何で諦めるんですか? 使徒探し。 173 00:13:39,886 --> 00:13:42,822 ほら これ。 174 00:13:42,889 --> 00:13:52,832 ♪~ 175 00:13:52,899 --> 00:13:59,339 (神咲 雫) 遠峰一青はさ 才能もあるし名誉もある。 176 00:13:59,406 --> 00:14:05,278 それに実の息子っていうのも 分かったんだしさ→ 177 00:14:05,345 --> 00:14:10,283 遺産を相続するには 俺なんかより全然適任だよ。 178 00:14:10,350 --> 00:14:12,786 (紫野原みやび) 違うでしょ。 179 00:14:12,852 --> 00:14:15,789 神咲君は遺産じゃなくて→ 180 00:14:15,855 --> 00:14:19,859 おとうさんのことを知るために 戦って来たんじゃないんですか? 181 00:14:21,361 --> 00:14:23,797 このまま諦めたら→ 182 00:14:23,863 --> 00:14:28,301 おとうさんのこと 分からないままですよ? 183 00:14:28,368 --> 00:14:32,305 きっと おとうさんにも 何か事情があったんですよ。 184 00:14:32,372 --> 00:14:34,307 だから 最後まで戦い続ければ…。 185 00:14:34,374 --> 00:14:37,310 (神咲 雫) そうじゃない。 (紫野原みやび) そうでしょう? 186 00:14:37,377 --> 00:14:41,314 今まで 散々おとうさんからも逃げて→ 187 00:14:41,381 --> 00:14:46,319 ワインからも逃げて また逃げようとしてます! 188 00:14:46,386 --> 00:14:51,324 今の神咲君 超最低! 189 00:14:51,391 --> 00:14:56,830 そんな逃げ回ってる 神咲君なんて…→ 190 00:14:56,897 --> 00:14:58,898 大っ嫌い。 191 00:15:02,335 --> 00:15:05,772 (神咲 雫) 実の兄弟なのにさ→ 192 00:15:05,839 --> 00:15:09,843 親父が残した遺言ってゲームに 翻弄されて…。 193 00:15:12,345 --> 00:15:17,350 この世で たった2人の肉親なのに。 194 00:15:22,355 --> 00:15:26,293 (神咲 雫) そんなの 寂し過ぎるよ。 195 00:15:37,370 --> 00:15:39,806 (神咲 雫) 寂し過ぎると思わない? 196 00:16:11,838 --> 00:16:15,342 (藤枝) はい 出血大サービス! 197 00:16:19,846 --> 00:16:23,283 {\an8}彼の背中を 叩いてあげられるのは→ 198 00:16:23,350 --> 00:16:25,852 {\an8}みやびちゃんだけなんじゃ ないか? 199 00:16:28,355 --> 00:16:30,790 君が諦めたら どうなんの。 200 00:16:30,857 --> 00:16:33,793 (ドアが開く音) (本間) まったくよ~。 201 00:16:33,860 --> 00:16:38,298 「岩肌に張りつく絹のドレス」が あの… 何だっけ? 202 00:16:38,365 --> 00:16:39,799 あっ お邪魔します。 203 00:16:39,866 --> 00:16:41,801 マスターごめんなさいね。 >> いらっしゃい。 204 00:16:41,868 --> 00:16:43,803 ちょっと飲んだら すぐ帰りますから。 205 00:16:43,870 --> 00:16:46,306 お嬢さんも ちょっとごめんなさいね。 206 00:16:46,373 --> 00:16:47,807 あ~ 紫野原君! 207 00:16:47,874 --> 00:16:52,312 (紫野原みやび) 部長! 長さんも… あ~あ そんなに酔っぱらっちゃって。 208 00:16:52,379 --> 00:16:55,815 >> 悪い酒 飲んじゃってね 男の嫉妬。 209 00:16:55,882 --> 00:16:57,817 みやびちゃん みっけ~! 210 00:16:57,884 --> 00:17:00,754 で どうなのよ 神咲 雫は。 211 00:17:00,820 --> 00:17:02,756 あの へなちょこ野郎→ 212 00:17:02,822 --> 00:17:05,759 あんな才能あったって 何の意味もねえ。 213 00:17:05,825 --> 00:17:10,764 ホントによう あれだけ いわれて 言い返さないなんざ 男じゃ ない。 214 00:17:10,830 --> 00:17:12,332 はい はい はい…。 215 00:17:14,334 --> 00:17:17,337 (紫野原みやび) 神咲君は へなちょこなんかじゃ ありません! 216 00:17:19,339 --> 00:17:23,777 神咲君は 一青さんのことを…。 217 00:17:23,843 --> 00:17:30,350 一番辛いのは ホントは 一青さんなんじゃないかって。 218 00:17:38,858 --> 00:17:41,294 (紫野原みやび) 一青さんがいってたことは→ 219 00:17:41,361 --> 00:17:47,867 ホントは 一青さん自信に向けられた 言葉だったんじゃないかって。 220 00:17:50,370 --> 00:17:56,309 「実の兄弟なのに そんなの寂し過ぎる」って。 221 00:17:56,376 --> 00:17:59,312 >> 彼が そんなことを…。 222 00:17:59,379 --> 00:18:39,352 ♪~ 223 00:18:56,369 --> 00:19:00,807 (本間の声) 「荒ぶる魂のイメージは これだ!? イタリア長介」。 224 00:19:03,810 --> 00:19:07,247 (河原毛の声) 「これは孤高の頂のイメージです」。 225 00:19:07,313 --> 00:19:09,749 (木戸の声) 「魔物に魅入られた執念ッス」。 226 00:19:09,816 --> 00:19:11,751 (皆本の声) 「絹のドレス」。 227 00:19:11,818 --> 00:19:33,773 ♪~ 228 00:19:33,840 --> 00:19:37,777 (みやびの声) 「ひどいこと言って ゴメンナサイ みやび」。 229 00:19:48,354 --> 00:19:51,291 (神咲 雫) 「「第四の使徒」。 230 00:19:51,357 --> 00:19:55,795 このワインは 巨大で険しい」。 231 00:20:21,387 --> 00:20:24,824 (神咲 雫) ものすごいミネラル。 232 00:20:24,891 --> 00:20:27,827 険しい山のような。 233 00:20:29,896 --> 00:20:31,831 山? 234 00:20:45,912 --> 00:20:51,351 (遠峰一青) 「第四の使徒」 それは 雪を抱いている。 235 00:20:51,417 --> 00:20:57,857 ミネラルを感じさせる 岩肌の表記と 頂を示す透明さは→ 236 00:20:57,924 --> 00:21:01,794 白ワインを指しているに違いない。 237 00:21:01,861 --> 00:21:06,799 そして ふもとから眺める 山頂の美しさと→ 238 00:21:06,866 --> 00:21:10,303 実際にたどり着くまでの 険しい道のり。 239 00:21:10,370 --> 00:21:15,308 それは つまり 香りと味のギャップ。 240 00:21:15,375 --> 00:21:48,341 ♪~ 241 00:21:48,408 --> 00:21:49,842 (川岸) あんた。 242 00:21:49,909 --> 00:21:51,344 (神咲 雫) はい。 243 00:21:51,411 --> 00:21:54,347 (川岸) 1人で行くのか? 244 00:21:54,414 --> 00:21:55,848 (神咲 雫) はい。 245 00:21:55,915 --> 00:21:58,351 >> そうか 気をつけろ。 246 00:21:58,418 --> 00:22:00,853 (神咲 雫) ありがとうございます。 247 00:22:08,361 --> 00:22:15,301 (豊多香の声) 「「第四の使徒」 このワインは 巨大で険しい。 248 00:22:15,368 --> 00:22:21,307 孤高の頂は 神秘に包まれ 私を誘う。 249 00:22:21,374 --> 00:22:25,812 高い理想を抱き はやる気持を抑えながら→ 250 00:22:25,878 --> 00:22:30,383 踏みしめるように 私は 頂を目指した」。 251 00:22:32,385 --> 00:22:38,324 (豊多香の声) 「困難な道のりは 荒ぶる魂となって牙をむき→ 252 00:22:38,391 --> 00:22:41,894 魔物に魅入られたかのような 執念を駆り立てる」。 253 00:22:43,596 --> 00:22:47,533 (遠峰一青) あの時 神咲豊多香は 死を目前にしながら→ 254 00:22:48,835 --> 00:22:51,270 私には 何も いわなかった。 255 00:22:51,337 --> 00:22:53,272 >> 皮肉よね。 256 00:22:53,339 --> 00:22:58,845 母と自分を捨てた実の父と 同じワインの道を歩んでいたなんて。 257 00:23:00,346 --> 00:23:04,784 (遠峰一青) 〔はじめまして 神咲先生 遠峰一青です〕 258 00:23:07,787 --> 00:23:10,790 >> 〔神咲豊多香です〕 259 00:23:13,292 --> 00:23:18,731 〔なぜ また 私の養子になろうと?〕 260 00:23:18,798 --> 00:23:23,736 (遠峰一青) 〔この話をお受けすれば 先生のワインコレクションを→ 261 00:23:23,803 --> 00:23:27,740 すべて 私自身のものにできると 思いまして〕 262 00:23:27,807 --> 00:23:29,742 >> 〔何のために?〕 263 00:23:29,809 --> 00:23:32,311 (遠峰一青) 〔先生を超えるためです〕 264 00:23:38,317 --> 00:23:40,253 (遠峰一青) 〔いかがでしょうか?〕 265 00:23:40,319 --> 00:23:49,262 ♪~ 266 00:23:49,328 --> 00:23:52,765 (マキ) いい? だから あなたは→ 267 00:23:52,832 --> 00:23:57,770 神咲豊多香のすべてを 奪い取らなきゃいけないの。 268 00:23:57,837 --> 00:24:04,210 自分の人生の選択が 正しかったことを証明するために。 269 00:24:04,277 --> 00:24:06,279 (遠峰一青) あなたに何が分かる。 270 00:24:08,281 --> 00:24:13,219 私も母も 神咲豊多香に 捨てられたわけでは ない。 271 00:24:13,286 --> 00:24:20,226 現に母は 後に幸せな家庭を持ち セーラを産んだ。 272 00:24:20,293 --> 00:24:24,797 私達の人生に 神咲豊多香は関係ない。 273 00:24:32,305 --> 00:24:34,240 >> 大丈夫? 274 00:24:34,307 --> 00:24:37,243 (遠峰一青) まただ 見えない。 275 00:24:49,522 --> 00:24:51,457 (遠峰一青) 見えない。 276 00:24:55,027 --> 00:24:58,464 (倒れる音) (マキ) ちょっと! どうしたの? 277 00:24:58,531 --> 00:25:00,967 {\an8}(セーラ) お兄ちゃん! 大丈夫? 一青さん! 278 00:25:01,033 --> 00:25:02,401 {\an8}(セーラ) お兄ちゃん! >> 一青さん! 279 00:25:02,468 --> 00:25:04,971 (マキ) 大丈夫? 一青さん!? 280 00:25:09,976 --> 00:25:14,981 (神咲 雫) はぁ… はぁ… はぁ…。 281 00:25:41,007 --> 00:25:44,944 (遠峰一青) 山へ 登らなければ…。 282 00:25:45,011 --> 00:25:48,514 (セーラ) お兄ちゃん お兄ちゃん。 283 00:25:51,517 --> 00:25:53,519 (遠峰一青) 山へ…。 284 00:25:55,021 --> 00:25:58,524 >> お願いだから 無理しないで 寝てないと…。 285 00:26:01,027 --> 00:26:05,898 (遠峰一青) 彼は 必ず這い上がって来る 私には分かる。 286 00:26:05,965 --> 00:26:08,401 >> 神咲 雫のことをいってるの? 287 00:26:08,467 --> 00:26:11,904 (遠峰一青) 1人にしてください! 288 00:26:11,971 --> 00:26:15,908 2人とも 出てってくれ。 289 00:26:27,987 --> 00:26:29,922 (豊多香) 〔雫…〕 290 00:27:11,964 --> 00:27:14,900 (遠峰一青) 心の目で見るのだ。 291 00:27:14,967 --> 00:27:17,903 あの孤高なる頂を。 292 00:27:17,970 --> 00:27:22,408 あの崇高なる 遠き峰を…。 293 00:27:44,997 --> 00:27:47,933 (遠峰一青) おぉ…! 294 00:27:58,511 --> 00:28:03,449 (遠峰一青) 〔神咲豊多香のしたことが そんなに許せないか?〕 295 00:28:03,516 --> 00:28:08,454 〔私が血を分けた 兄だということが→ 296 00:28:08,521 --> 00:28:10,456 そんなに腹立たしいか?〕 297 00:28:10,523 --> 00:28:14,527 ♪~ 298 00:28:16,562 --> 00:28:20,566 📱(音声ガイダンス) おかけになった電話は電波の 届かない場所にいらっしゃるか…。 299 00:28:25,471 --> 00:28:28,908 (皆本) あの 神咲君は? 300 00:28:28,974 --> 00:28:32,411 連絡 ありました? 301 00:28:32,478 --> 00:28:34,914 どこ行ったんだよ! 302 00:28:34,980 --> 00:28:36,916 (紫野原みやび) 山…。 303 00:28:36,982 --> 00:28:39,919 >> 山? (紫野原みやび) メモが…。 304 00:28:39,985 --> 00:28:41,420 >> 電話は? 305 00:28:41,487 --> 00:28:44,990 (紫野原みやび) かけたんですけど 電源切ってるみたいで。 306 00:29:01,006 --> 00:29:03,876 (遠峰一青) もう少しで…。 307 00:29:03,943 --> 00:29:09,882 もう少しで… 頂にたどり着く! 308 00:29:09,949 --> 00:29:13,452 (神咲 雫) はぁ… はぁ…。 309 00:29:16,455 --> 00:29:20,392 (豊多香の声) 「どれだけの時が流れたのか→ 310 00:29:20,459 --> 00:29:24,897 私は気がつくと頂に立っていた。 311 00:29:24,897 --> 00:29:30,836 眼下の峰 すべては ひれ伏すように美しく沈黙し→ 312 00:29:30,903 --> 00:29:35,841 岩肌に張りつく白銀は 絹のドレスをまとうかのように→ 313 00:29:35,908 --> 00:29:39,411 滑らかに輝いている」。 314 00:29:42,915 --> 00:29:45,417 (神咲 雫) 何なんだよ これ…。 315 00:29:50,422 --> 00:29:53,859 (神咲 雫) ああ~~~~!? 316 00:29:53,926 --> 00:29:59,365 (こだま:ああ~~~~!?) 317 00:29:59,431 --> 00:30:12,311 (風の音) 318 00:30:12,378 --> 00:30:18,317 (神咲 雫) やっぱり同じだ あのワインと同じ。 319 00:30:18,384 --> 00:30:24,823 (風の音) 320 00:30:24,890 --> 00:30:32,331 (神咲 雫) 間違いない 風の香りだったんだ。 321 00:30:32,398 --> 00:30:39,338 ♪~ 322 00:30:39,405 --> 00:30:44,343 (神咲 雫) はぁ… はぁ…。 323 00:30:44,410 --> 00:30:48,847 (遠峰の声) はぁ… はぁ…。 324 00:30:48,914 --> 00:30:51,417 はぁ…。 325 00:30:54,420 --> 00:30:56,422 (遠峰一青) そうか…。 326 00:31:00,926 --> 00:31:04,363 (遠峰一青) 「第四の使徒」とは…。 327 00:31:29,388 --> 00:31:30,823 (川岸) はい。 328 00:31:30,890 --> 00:31:33,325 戻って来れたな。 329 00:31:33,392 --> 00:31:34,827 (神咲 雫) はい。 330 00:31:34,893 --> 00:31:45,337 ♪~ 331 00:31:45,404 --> 00:31:48,340 (川岸) 何か変わったか? 332 00:31:48,407 --> 00:31:49,842 (神咲 雫) え? 333 00:31:49,909 --> 00:31:54,847 >> 登る前に あんたの顔見て すぐに分かった。 334 00:31:54,913 --> 00:31:58,851 自分が何か変わるんじゃないかと 思って 山に登ったか? 335 00:31:58,918 --> 00:32:01,854 でも何も変わらなかった。 336 00:32:01,920 --> 00:32:06,292 (神咲 雫) はい 寂しいだけでした。 337 00:32:06,358 --> 00:32:09,795 >> 山は山 あんたの悩みは あんたの悩み。 338 00:32:09,862 --> 00:32:11,297 別のもんだよ。 339 00:32:11,363 --> 00:32:13,799 (神咲 雫) そうですよね。 340 00:32:13,866 --> 00:32:16,869 >> で 山は どうだった? 341 00:32:18,370 --> 00:32:21,307 (神咲 雫) 怖かったです。 342 00:32:21,373 --> 00:32:25,811 確かに 山頂から見えた景色はキレイで→ 343 00:32:25,878 --> 00:32:29,315 達成感はあったんですけど→ 344 00:32:29,381 --> 00:32:33,819 今こうやって無事に帰って来て→ 345 00:32:33,886 --> 00:32:36,889 やっと安心したっていうか…。 346 00:32:38,891 --> 00:32:40,893 >> そうか そうか。 347 00:32:45,397 --> 00:32:47,333 (神咲 雫) ごちそうさまでした。 348 00:32:47,399 --> 00:32:51,837 >> 俺もな 山登った後は 家族の顔見てからのほうが→ 349 00:32:51,904 --> 00:32:56,842 こう 何ていうか 達成感がわいて来る。 350 00:32:56,909 --> 00:33:01,847 何度登っても いつもそうだ。 351 00:33:01,914 --> 00:33:07,353 あんたにもあるだろ? 家族とか戻りたい場所とか。 352 00:33:09,355 --> 00:33:15,294 あっ 悪いこと いっちゃったかな でも学生さんだろ? 353 00:33:15,361 --> 00:33:20,799 (神咲 雫) いや 一応こう見えても 会社員なんです。 354 00:33:20,866 --> 00:33:23,302 (川岸) あ…。 355 00:33:23,369 --> 00:33:25,371 (神咲 雫) あっ…。 356 00:33:27,873 --> 00:33:29,808 📱(電源を入れる音) 357 00:33:29,875 --> 00:33:33,312 📱(着信音) 358 00:33:33,379 --> 00:33:36,815 (神咲 雫) もしもし。 📱(本間) お~! 雫~! 359 00:33:36,882 --> 00:33:38,317 (神咲 雫) 本間さん? 360 00:33:38,384 --> 00:33:41,320 >> お前 何やってんだよ!? ほらほら 出た出た! 361 00:33:41,387 --> 00:33:44,323 あ~ 神咲君! (木戸) お腹すいてる? 362 00:33:44,390 --> 00:33:46,325 (紫野原みやび) もう心配してたんだからね! 363 00:33:46,392 --> 00:33:49,828 📱(本間) 会社のことは心配すんな 全部 俺やっから ほらほら…! 364 00:33:49,895 --> 00:33:51,330 📱(河原毛) 気をつけてね! 365 00:33:51,397 --> 00:33:53,399 📱 しずく~ん! 366 00:34:00,906 --> 00:34:06,779 (豊多香の声) 「孤高の頂は 神秘に包まれ 私を誘う。 367 00:34:06,845 --> 00:34:11,784 高い理想を抱き はやる気持を抑えながら→ 368 00:34:11,850 --> 00:34:15,854 踏みしめるように 私は 頂を目指した」。 369 00:34:17,856 --> 00:34:23,796 (豊多香の声) 「困難な道のりは 荒ぶる魂となって牙をむき→ 370 00:34:23,862 --> 00:34:28,801 魔物に魅入られたかのような 執念を駆り立てる。 371 00:34:28,867 --> 00:34:32,304 どれだけの時が流れたのか→ 372 00:34:32,371 --> 00:34:36,875 私は気がつくと頂に立っていた」。 373 00:34:40,879 --> 00:34:46,318 (豊多香の声) 「眼下の峰 すべては ひれ伏すように美しく沈黙し→ 374 00:34:46,385 --> 00:34:51,824 岩肌に張りつく白銀は 絹のドレスをまとうかのように→ 375 00:34:51,890 --> 00:34:55,828 滑らかに輝いている」。 376 00:34:55,894 --> 00:34:59,832 (霧生) 「何という至福 何という透明。 377 00:34:59,898 --> 00:35:03,769 この頂から すべてを鳥瞰できる喜び。 378 00:35:03,836 --> 00:35:10,843 私は それを胸いっぱいに 吸い込み 頂を後にした」。 379 00:35:12,344 --> 00:35:15,781 それでは 一青よ。 380 00:35:15,848 --> 00:35:23,856 神咲豊多香が定めし「第四の使徒」 そのワインを披露せよ。 381 00:35:28,360 --> 00:35:30,796 (ロベール) 一青。 382 00:35:30,863 --> 00:35:32,364 (遠峰一青) はい。 383 00:35:43,876 --> 00:35:46,812 (遠峰一青) おおお…。 384 00:35:46,879 --> 00:35:54,319 (風の音) 385 00:35:56,388 --> 00:36:02,327 (遠峰一青) 人は 厳しさを乗り越えてこそ 喜びがある。 386 00:36:02,394 --> 00:36:04,830 喜びが待っていると知ればこそ→ 387 00:36:04,897 --> 00:36:10,836 人は何度でも その厳しさに耐えられる。 388 00:36:10,903 --> 00:36:13,839 このワインを例えるなら→ 389 00:36:13,906 --> 00:36:19,845 スイスとイタリアの 国境に位置するアルプス。 390 00:36:19,912 --> 00:36:24,850 その絶景を眺めているだけでは 決して分からない。 391 00:36:24,917 --> 00:36:30,355 たった1人 その孤高へと立ち向かう。 392 00:36:30,422 --> 00:36:32,858 試練を乗り越え→ 393 00:36:32,925 --> 00:36:37,362 困難を克服した者だけが 味わえる→ 394 00:36:37,429 --> 00:36:43,869 至福 喜び 達成感 そして→ 395 00:36:43,936 --> 00:36:48,440 次の山へ挑もうという 決意。 396 00:36:50,442 --> 00:36:53,378 以上です。 397 00:36:53,445 --> 00:36:55,948 >> お前の答えは…。 398 00:36:57,950 --> 00:37:04,823 {\an8}(ロベール) ミシェル・コラン・ドレジェ 「シュヴァリエ・モンラッシェ」の…→ 399 00:37:04,890 --> 00:37:07,326 2000年だな? 400 00:37:07,392 --> 00:37:09,394 (遠峰一青) はい。 401 00:37:10,896 --> 00:37:14,399 >> では 霧生。 >> はい。 402 00:37:18,904 --> 00:37:20,906 いいな? 一青。 403 00:37:25,911 --> 00:37:27,913 (遠峰一青) お待ちください! 404 00:37:30,415 --> 00:37:31,917 来た! 405 00:37:36,922 --> 00:38:03,882 ♪~ 406 00:38:06,084 --> 00:38:08,086 (ロベール) 何の用だ? 雫。 407 00:38:13,592 --> 00:38:16,528 (遠峰一青) 「グリューナー・フェルトリーナー」。 408 00:38:16,595 --> 00:38:19,031 >> これが「第四の使徒」? 409 00:38:20,098 --> 00:38:23,602 (神咲 雫) いえ これは違います。 410 00:38:31,610 --> 00:38:33,545 (神咲 雫) 驚きました。 411 00:38:33,612 --> 00:38:38,617 父は 何を思って 雪山の記述を残したのか。 412 00:38:46,124 --> 00:38:52,064 (神咲 雫) 僕は このミネラルの香りに誘われて 山に登りたくなりました。 413 00:38:53,565 --> 00:38:58,503 自分でも よく分からない衝動で→ 414 00:38:58,570 --> 00:39:01,073 そこに 何があるのか…。 415 00:39:05,577 --> 00:39:11,516 (神咲 雫) だから僕は 試練の先にあるものを 受け取りに行った。 416 00:39:11,583 --> 00:39:18,023 (神咲の声) たどり着いた頂上で 僕は すごく寂しくなりました。 417 00:39:18,090 --> 00:39:22,027 そこには→ 418 00:39:22,094 --> 00:39:24,596 感動はなかった。 419 00:39:26,598 --> 00:39:29,101 何も変わらなかったんです。 420 00:39:32,104 --> 00:39:37,542 (神咲 雫) でも 本当の感動は すぐ近くに あった。 421 00:39:37,609 --> 00:39:40,545 (神咲の声) 自分は1人じゃ ない。 422 00:39:40,612 --> 00:39:51,490 ♪~ 423 00:39:51,556 --> 00:39:57,062 (神咲 雫) ありがとう このワインは それを気づかせてくれたんだ。 424 00:40:01,566 --> 00:40:04,002 (神咲 雫) 「自分は1人じゃ ない」→ 425 00:40:04,069 --> 00:40:08,073 そう思うと 何だか勇気がわいて来ました。 426 00:40:10,575 --> 00:40:13,512 まだ自分でも気づいていない→ 427 00:40:13,578 --> 00:40:17,015 大事なものがあるような気がして。 428 00:40:17,082 --> 00:40:20,519 だから僕は戦いたい。 429 00:40:20,585 --> 00:40:23,088 戦わなければいけない。 430 00:40:25,590 --> 00:40:29,528 このワインは 「第四の使徒」ではありません。 431 00:40:29,594 --> 00:40:32,030 僕の…→ 432 00:40:32,097 --> 00:40:37,035 僕自身の新たな決意の証しです。 433 00:40:37,102 --> 00:40:45,043 ♪~ 434 00:40:45,110 --> 00:40:50,982 (神咲の声) 山頂まで たどり着かなければ 見えない景色があった。 435 00:40:51,049 --> 00:40:53,985 山頂まで行かなければ→ 436 00:40:54,052 --> 00:40:58,990 その ふもとに 本当の感動が待っていることを→ 437 00:40:59,057 --> 00:41:01,560 僕は知らずに終わっていた。 438 00:41:05,564 --> 00:41:08,500 (神咲 雫) だから この勝負→ 439 00:41:08,567 --> 00:41:13,071 最後まで向き合おうって 思ったんです。 440 00:41:18,577 --> 00:41:21,012 (神咲 雫) 「もう一度 戦いたい」→ 441 00:41:21,079 --> 00:41:23,582 これが僕の答えです。 442 00:41:25,584 --> 00:41:27,519 お願いします。 443 00:41:27,586 --> 00:41:30,088 もう一度 チャンスをください。 444 00:41:34,593 --> 00:41:36,094 >> 一青。 445 00:41:38,096 --> 00:41:41,600 (遠峰一青) 待っていたよ 雫君。 446 00:41:44,102 --> 00:41:48,607 >> では 決まりだな。 447 00:41:51,543 --> 00:41:53,478 (神咲 雫) ありがとうございます。 448 00:41:53,545 --> 00:42:06,992 ♪~ 449 00:42:07,058 --> 00:42:09,494 (霧生) お待ちください。 450 00:42:09,561 --> 00:42:10,996 答えを。 451 00:42:11,062 --> 00:42:13,498 (遠峰一青) 聞かずとも分かります。 452 00:42:13,565 --> 00:42:26,011 ♪~ 453 00:42:26,077 --> 00:42:28,013 (霧生) 「第四の使徒」→ 454 00:42:28,079 --> 00:42:33,018 ミシェル・コラン・ドレジェ 「シュヴァリエ・モンラッシェ」 2000年。 455 00:42:33,084 --> 00:42:35,020 (ロベール) さすが一青だ。 456 00:42:35,086 --> 00:42:39,524 豊多香の表現を 寸分たがわず理解し→ 457 00:42:39,591 --> 00:42:43,528 完璧なまでの答えを見いだした。 458 00:42:43,595 --> 00:42:46,031 だがしかし→ 459 00:42:46,097 --> 00:42:48,600 それにしても雫だ。 460 00:42:51,536 --> 00:42:56,474 本当の感動は孤高なる頂の先→ 461 00:42:56,541 --> 00:42:59,477 仲間の元にあるとな。 462 00:42:59,544 --> 00:43:01,479 \乾杯!/ 463 00:43:01,546 --> 00:43:03,481 \カンパイ/ 464 00:43:03,548 --> 00:43:06,484 フフフ…。 (神咲 雫) えっ どういうことですか? 465 00:43:06,551 --> 00:43:08,987 >> 完敗したから乾杯。 >> つまんないっす! 466 00:43:09,054 --> 00:43:12,490 (神咲 雫) ちなみに僕 今回は 完敗じゃなくて不戦敗ですから。 467 00:43:12,557 --> 00:43:17,495 (みやび) そうですよ皆さん 乾杯じゃなくて こうです こう。 468 00:43:17,562 --> 00:43:19,497 目覚めよ バッカス。 469 00:43:19,564 --> 00:43:20,999 >> 何それ。 >> 何だ? それ。 470 00:43:21,066 --> 00:43:24,502 {\an8}(紫野原みやび) だって しずくんがやってたから 皆さんもやってくださいよ。 471 00:43:24,569 --> 00:43:28,006 {\an8}(木戸) 意味分かんないんだけど。 (紫野原みやび) 神様ですよ お酒の。 472 00:43:28,073 --> 00:43:34,079 {\an8}>> あやつ 豊多香とは違った アプローチで 見せ始めた。 473 00:43:36,581 --> 00:43:42,020 {\an8}山の鉱物特有の成分 ミネラル その香りが→ 474 00:43:42,087 --> 00:43:47,025 {\an8}山を吹き抜ける 湿気を含んだ 空気の香りと同じだと→ 475 00:43:47,092 --> 00:43:51,096 {\an8}本能的に あやつの鼻は感じ取った。 476 00:43:53,598 --> 00:43:56,534 {\an8}雫もまた→ 477 00:43:56,601 --> 00:43:59,604 {\an8}神に選ばれた男なんだよ。 478 00:44:03,108 --> 00:44:05,543 {\an8}2人が→ 479 00:44:05,610 --> 00:44:11,549 {\an8}神咲豊多香を超える日… か。 480 00:44:11,616 --> 00:44:47,152 ♪~ 481 00:44:23,628 --> 00:44:29,067 {\an8}あなたを あの2人が 超えることなど…。 482 00:44:33,638 --> 00:44:35,573 {\an8}できない。 483 00:44:49,587 --> 00:44:51,523 (遠峰一青) 見えない…。 484 00:45:11,609 --> 00:45:14,546 (遠峰一青) 何も→ 485 00:45:14,612 --> 00:45:16,548 見えない。