1 00:00:33,249 --> 00:00:35,251 (ジュン)<俺が 15まで生まれ育った町は➡ 2 00:00:35,251 --> 00:00:37,253 何もなかった> 3 00:00:37,253 --> 00:00:40,256 <あるのは どんよりとした灰色の海と➡ 4 00:00:40,256 --> 00:00:44,260 だだっ広い国道と でっかいパチンコ屋> 5 00:00:44,260 --> 00:00:49,265 <そして 漁師をしながら 魚屋をやっている 町の厄介者➡ 6 00:00:49,265 --> 00:00:54,270 根津爺の家が… ない> 7 00:00:54,270 --> 00:00:56,272 (ジュン)えっ…。 8 00:00:56,272 --> 00:00:58,274 《あん肝 食べると 根津爺 思い出すな~》 9 00:00:58,274 --> 00:01:01,277 (啓介)《うん》 《元気なの?》 10 00:01:01,277 --> 00:01:04,277 (啓介)《うん。 元気だよ》 11 00:01:11,287 --> 00:01:16,292 ≪(里奈・舞)♬「どんどんいこう」➡ 12 00:01:16,292 --> 00:01:20,296 ♬「さかみち トンネル」 海は 変わらないか…。 13 00:01:20,296 --> 00:01:24,296 ≪(里奈・舞)♬「くさっぱら」 14 00:01:27,303 --> 00:01:30,306 (舞)あっ!➡ 15 00:01:30,306 --> 00:01:33,243 もしかして… ジュン? 16 00:01:33,243 --> 00:01:35,245 えっ? 17 00:01:35,245 --> 00:01:40,250 あっ… 赤津? 18 00:01:40,250 --> 00:01:43,253 (舞)やだ。 すごい久しぶり。 19 00:01:43,253 --> 00:01:45,253 あっ ああ…。 20 00:01:50,260 --> 00:01:54,264 その子って もしかして 赤津の? 21 00:01:54,264 --> 00:01:56,266 (舞)あっ うん。 娘の里奈。➡ 22 00:01:56,266 --> 00:01:58,268 ことし 3つになったの。 23 00:01:58,268 --> 00:02:01,271 あっ… そうなんだ。 24 00:02:01,271 --> 00:02:03,273 こんにちは 里奈ちゃん。 25 00:02:03,273 --> 00:02:05,275 (里奈)こんにちは。 26 00:02:05,275 --> 00:02:07,275 (舞)おいで。 よいしょ。 27 00:02:09,279 --> 00:02:11,281 (舞)でも どうして…。 28 00:02:11,281 --> 00:02:13,283 うん。 29 00:02:13,283 --> 00:02:16,286 久しぶりに来てみようかな~って。 30 00:02:16,286 --> 00:02:19,289 (舞)あっ… そっか。➡ 31 00:02:19,289 --> 00:02:22,292 あっ ジュンの小説 読んでるよ。 32 00:02:22,292 --> 00:02:27,297 えっ? あっ ホント? うん。 面白かった。 33 00:02:27,297 --> 00:02:29,299 恥ずかしいな…。 34 00:02:29,299 --> 00:02:31,317 (舞)これ…。 35 00:02:31,317 --> 00:02:34,237 (純)えっ? 何 これ。 36 00:02:34,237 --> 00:02:37,240 (舞)プリント。➡ 37 00:02:37,240 --> 00:02:40,243 私が持っていく係になったの。➡ 38 00:02:40,243 --> 00:02:43,246 あっ… 家に行ったら こっちだって聞いて。 39 00:02:43,246 --> 00:02:47,250 <そのとき 俺は 例のケンカが原因で➡ 40 00:02:47,250 --> 00:02:50,253 1週間の 自宅謹慎を食らっていた> 41 00:02:50,253 --> 00:02:53,253 (純)ありがとう。 (舞)じゃあ。 42 00:02:58,261 --> 00:03:02,265 (舞)あしたも こっちにいるの? あっ… うん。 たぶん。 43 00:03:02,265 --> 00:03:04,267 じゃあ あしたも持ってくるから。 44 00:03:04,267 --> 00:03:07,270 えっ? 45 00:03:07,270 --> 00:03:10,273 <彼女が 15年前の 赤津 舞> 46 00:03:10,273 --> 00:03:12,275 <3年で 初めて同じクラスになって➡ 47 00:03:12,275 --> 00:03:15,278 あんまり 口を利いたこともないのに➡ 48 00:03:15,278 --> 00:03:19,282 なぜか 1週間 毎日 プリントを持ってきてくれた> 49 00:03:19,282 --> 00:03:22,285 赤津って バスケ部だよな? 50 00:03:22,285 --> 00:03:26,289 毎日 俺んとこ来て 練習 大丈夫なの? 51 00:03:26,289 --> 00:03:29,292 私が プリント持っていくって 言ったの。 52 00:03:29,292 --> 00:03:32,228 えっ? 何で? 53 00:03:32,228 --> 00:03:37,228 何でって… 何となく。 54 00:03:40,236 --> 00:03:43,239 じゃあ 私 ここで。 55 00:03:43,239 --> 00:03:45,239 あのさ! 56 00:03:47,243 --> 00:03:52,248 もし よかったら 期末の勉強 教えてくんない? 57 00:03:52,248 --> 00:03:54,250 いいよ。 <その笑顔は➡ 58 00:03:54,250 --> 00:03:59,255 啓介のことで ずっと暗かった俺の心に 灯った➡ 59 00:03:59,255 --> 00:04:01,255 久しぶりの明かりだった> 60 00:05:15,631 --> 00:05:17,633 <赤津の熱心な指導のおかげで➡ 61 00:05:17,633 --> 00:05:20,636 1学期 ろくに 授業に集中していなかったのに➡ 62 00:05:20,636 --> 00:05:24,640 俺は いい成績が取れた> 63 00:05:24,640 --> 00:05:27,643 夏休みも 勉強 教えてよ。 64 00:05:27,643 --> 00:05:30,643 塾がない日だったら 別にいいよ。 65 00:05:37,653 --> 00:05:40,656 ねえ 彼氏とかいないの? 66 00:05:40,656 --> 00:05:44,660 いないよ。 そっちは? 67 00:05:44,660 --> 00:05:46,662 俺も いないよ。 68 00:05:46,662 --> 00:05:48,664 じゃあ 好きな人は? 69 00:05:48,664 --> 00:05:51,667 うん。 まあ…。 70 00:05:51,667 --> 00:05:54,670 えっ? どんな人? 71 00:05:54,670 --> 00:05:58,674 誰かのために ケンカとかしちゃう人。 72 00:05:58,674 --> 00:06:01,677 そっちは? 73 00:06:01,677 --> 00:06:06,677 俺に 勉強 教えてくれる人… かな。 74 00:06:11,687 --> 00:06:13,706 じゃあ 付き合う? 75 00:06:13,706 --> 00:06:15,625 何? その 上から目線。 76 00:06:15,625 --> 00:06:18,628 嫌なの? 別にいいけど。 77 00:06:18,628 --> 00:06:20,630 <そんな訳で➡ 78 00:06:20,630 --> 00:06:23,633 赤津は 俺の 人生 初めての 彼女になった> 79 00:06:23,633 --> 00:06:25,635 すごくない? これ。 80 00:06:25,635 --> 00:06:29,639 ねえ 私と付き合っていることを 隠してたのって➡ 81 00:06:29,639 --> 00:06:33,643 啓介君に 知られたくなかったから? 82 00:06:33,643 --> 00:06:36,646 えっ? 違う? 83 00:06:36,646 --> 00:06:38,648 違うよ。 84 00:06:38,648 --> 00:06:43,648 だって からかわれるだろ まだ中学だったし。 85 00:06:46,656 --> 00:06:49,659 でも 知ってたよ。 えっ? 86 00:06:49,659 --> 00:06:53,663 ジュンは 私のこと そんなに好きじゃなかったよね? 87 00:06:53,663 --> 00:06:58,668 えっ… 何で? 好きだったよ。 88 00:06:58,668 --> 00:07:00,670 そうかな? 89 00:07:00,670 --> 00:07:02,672 女の子と付き合ってみたかった だけでしょ? 90 00:07:02,672 --> 00:07:05,675 ひどいな…。 91 00:07:05,675 --> 00:07:08,678 そんなわけないだろ。 92 00:07:08,678 --> 00:07:16,619 私 ちょっと嫉妬してたの ジュンと啓介君との関係。 93 00:07:16,619 --> 00:07:19,622 何 言ってんだよ。 94 00:07:19,622 --> 00:07:25,628 だって… 私 あの日 見ちゃったんだもん。 95 00:07:25,628 --> 00:07:28,631 あの日? 96 00:07:28,631 --> 00:07:31,631 ジュンと私が…。 97 00:07:34,637 --> 00:07:39,642 <確かに 彼女が言ったことは 半分 本当で➡ 98 00:07:39,642 --> 00:07:44,647 赤津と付き合っていることが 啓介に後ろめたかった> 99 00:07:44,647 --> 00:07:47,650 <もし 啓介に知られたら➡ 100 00:07:47,650 --> 00:07:49,652 俺たちは もう➡ 101 00:07:49,652 --> 00:07:52,655 元通りに戻れないと 思っていたからだ> 102 00:07:52,655 --> 00:07:54,657 (啓介)おす。 おす。 103 00:07:54,657 --> 00:07:57,660 (啓介)何か 久々な感じ? 104 00:07:57,660 --> 00:07:59,662 だな。 105 00:07:59,662 --> 00:08:05,668 <あのときの啓介が まるで夢のようだった> 106 00:08:05,668 --> 00:08:10,673 <あの日を引きずっているのは 俺だけなんだろうか> 107 00:08:10,673 --> 00:08:12,675 そっちは どうよ? サッカー。 108 00:08:12,675 --> 00:08:15,611 (啓介)あした 大会で 最終調整中。 109 00:08:15,611 --> 00:08:17,613 頑張ってな。 110 00:08:17,613 --> 00:08:20,616 (啓介)サンキュー。 もし時間あるなら 見に来てよ。 111 00:08:20,616 --> 00:08:23,616 ああ。 (啓介)んじゃ。 112 00:08:26,622 --> 00:08:32,622 <遠くなっていく背中に もう 手は届かないのだろうか> 113 00:08:36,632 --> 00:08:39,635 <自分だけが 置いてきぼりなんだろうか> 114 00:08:39,635 --> 00:08:45,641 <そんな思いで 俺の頭の中は いっぱいだった> 115 00:08:45,641 --> 00:08:48,644 (舞)突然 来るから びっくりした。➡ 116 00:08:48,644 --> 00:08:52,648 でも よかった ちょうど うちの親 出掛けてて。 117 00:08:52,648 --> 00:08:55,651 あっ! 118 00:08:55,651 --> 00:08:57,651 純? 119 00:08:59,655 --> 00:09:01,655 ちょっと 純…。 120 00:09:24,613 --> 00:09:30,619 (舞の泣き声) 121 00:09:30,619 --> 00:09:32,619 ごめん…。 122 00:09:46,635 --> 00:09:48,635 (舞)純。 123 00:09:51,640 --> 00:09:53,640 好きだよ。 124 00:11:40,683 --> 00:11:43,686 (根津爺)おう 何だ。➡ 125 00:11:43,686 --> 00:11:45,686 久しぶりだな。 126 00:11:49,692 --> 00:11:51,694 (根津爺)生臭え。➡ 127 00:11:51,694 --> 00:11:56,694 このサバ 生きが悪くて駄目だな。 128 00:11:58,701 --> 00:12:03,706 (根津爺)何だ 女にでも振られたか? 129 00:12:03,706 --> 00:12:07,710 別に。 そんなんじゃないよ。 130 00:12:07,710 --> 00:12:11,710 じゃあ うまくいってんだな 彼女と。 131 00:12:14,717 --> 00:12:16,719 何 言ってんの? 132 00:12:16,719 --> 00:12:20,723 お前 できたんだろ? 彼女。 133 00:12:20,723 --> 00:12:22,725 何で知ってんの? 134 00:12:22,725 --> 00:12:26,725 啓介から聞いたよ。 カワイイ子なんだってな。 135 00:12:29,748 --> 00:12:32,668 待ってろ 今 お茶 入れっから。 136 00:12:32,668 --> 00:12:35,671 ごめん 行くわ。 おっ… おい。 137 00:12:35,671 --> 00:12:37,673 話 聞かせてくれよ。 138 00:12:37,673 --> 00:12:50,686 ♬~ 139 00:12:50,686 --> 00:12:55,686 <俺は 最低だ> 140 00:13:06,702 --> 00:13:09,705 <啓介との距離を 埋めるために…> 141 00:13:09,705 --> 00:13:11,707 (舞)《純》 142 00:13:11,707 --> 00:13:13,709 《好きだよ》 143 00:13:13,709 --> 00:13:17,713 <赤津を利用した> 144 00:13:17,713 --> 00:13:19,713 <そして 傷つけた> 145 00:13:23,719 --> 00:13:32,719 <ホントに 俺は 汚れて 腐ってて 最低だ> 146 00:13:36,665 --> 00:13:42,665 <だったら 魚の餌になって 海の一部になった方がいい> 147 00:13:45,674 --> 00:13:47,674 ≪(啓介)純ちゃん! 148 00:13:54,683 --> 00:13:56,685 (啓介)純ちゃん!➡ 149 00:13:56,685 --> 00:13:59,685 何してんだよ! 純ちゃん! 150 00:14:03,692 --> 00:14:05,694 (啓介)純ちゃん! 151 00:14:05,694 --> 00:14:08,697 しっかりしろよ 純ちゃん! 152 00:14:08,697 --> 00:14:11,700 純ちゃん しっかりしろよ! 153 00:14:11,700 --> 00:14:13,700 ごめん…。 154 00:14:16,705 --> 00:14:18,705 ごめんな 啓介…。 155 00:14:20,709 --> 00:14:26,715 俺 どうしても 啓介 理解できなくて…➡ 156 00:14:26,715 --> 00:14:30,715 怖くなって 逃げたんだ 啓介から。 157 00:14:32,654 --> 00:14:36,658 俺が ちゃんと向き合ってれば➡ 158 00:14:36,658 --> 00:14:41,658 ずっと… ずっと 一緒にいられたのに…。 159 00:14:46,668 --> 00:14:49,671 いいんだ。 160 00:14:49,671 --> 00:14:52,671 いいんだよ 理解できなくても。 161 00:14:54,676 --> 00:14:56,676 理解しようとしてくれた。 162 00:14:59,681 --> 00:15:02,684 それだけで 俺 十分だよ。 163 00:15:02,684 --> 00:15:05,687 でも…。 164 00:15:05,687 --> 00:15:09,691 いいんだってば 理解できなくても。 165 00:15:09,691 --> 00:15:11,693 純ちゃんが➡ 166 00:15:11,693 --> 00:15:15,697 俺の大事な友達だってことは 変わらないんだから。 167 00:15:15,697 --> 00:15:17,697 絶対に。 168 00:15:21,703 --> 00:15:24,706 ありがと。 169 00:15:24,706 --> 00:15:27,706 純ちゃん ホントに ありがとね。 170 00:15:38,654 --> 00:15:41,657 (舞)私 声が掛けられなかった。 171 00:15:41,657 --> 00:15:44,657 あのときの2人を見て。 172 00:15:46,662 --> 00:15:48,662 何 言ってんだよ。 173 00:15:52,668 --> 00:15:56,672 あ~ 啓介のやつ➡ 174 00:15:56,672 --> 00:15:59,675 こないだ 東京の俺の家に 突然 来たんだよ。 175 00:15:59,675 --> 00:16:01,677 えっ? 176 00:16:01,677 --> 00:16:04,680 15年ぶりだから 一瞬 誰か分かんなかったけど➡ 177 00:16:04,680 --> 00:16:07,683 中身は 中学のときと 全然 変わんなくてさ~。 178 00:16:07,683 --> 00:16:09,685 えっ? だって…。 179 00:16:09,685 --> 00:16:12,688 人の小説に ああだ こうだ 言ってさ➡ 180 00:16:12,688 --> 00:16:15,691 それで 勝手に どっか出てって…。 181 00:16:15,691 --> 00:16:18,694 あいつって 今 何してんの? 182 00:16:18,694 --> 00:16:20,696 何 言ってるの? ジュン。 183 00:16:20,696 --> 00:16:22,698 えっ? 184 00:16:22,698 --> 00:16:26,698 死んじゃったじゃん 啓介君。 185 00:16:34,643 --> 00:16:38,647 (舞)《2年前の冬に 海に落ちた人を 助けようとして➡ 186 00:16:38,647 --> 00:16:42,647 それで 2人 一緒に 波にのまれて…》 187 00:16:49,658 --> 00:16:52,658 (舞)《この間 ちょうど 三回忌が 終わったところだったんだよ》 188 00:16:55,664 --> 00:16:59,664 (啓介)《あ~ 長旅で疲れたわ》 189 00:17:02,671 --> 00:17:04,673 <あいつ…> 190 00:17:04,673 --> 00:17:09,678 (啓介)《俺 読みたかったんだよ ジュンちゃんの恋愛小説》 191 00:17:09,678 --> 00:17:14,683 <あいつ… あの世から 来てやがったのかよ> 192 00:17:14,683 --> 00:17:16,685 (啓介)《ジュンちゃん!》 193 00:17:16,685 --> 00:17:20,689 <俺は 啓介に 二度 命を助けられて➡ 194 00:17:20,689 --> 00:17:25,689 二度 その背中に 手が届かなかった> 195 00:19:48,236 --> 00:19:50,238 <あれから 俺たちは➡ 196 00:19:50,238 --> 00:19:52,240 そんなことが まるで なかったかのように➡ 197 00:19:52,240 --> 00:19:56,244 中学生活を終え➡ 198 00:19:56,244 --> 00:19:59,244 俺は 親の都合で 東京に引っ越した> 199 00:20:01,249 --> 00:20:03,251 <生きている啓介と➡ 200 00:20:03,251 --> 00:20:07,255 最後に言葉を交わしたのは いつだったんだろう> 201 00:20:07,255 --> 00:20:09,257 (啓介) 《デビュー作 『イガヌの雨』》 202 00:20:09,257 --> 00:20:11,259 《これ 昔 俺にしてくれた話だろ?》 203 00:20:11,259 --> 00:20:14,262 《だから 読んだとき 興奮したよ》 204 00:20:14,262 --> 00:20:18,266 <あいつは 言い忘れた別れを 言いに来たんだろうか> 205 00:20:18,266 --> 00:20:22,266 (啓介)《大丈夫だよ。 ジュンちゃんなら書けるって》 206 00:20:26,274 --> 00:20:29,277 <いや 違う> 207 00:20:29,277 --> 00:20:32,280 (啓介) 《辞めるなよ。 また書けよ》 208 00:20:32,280 --> 00:20:37,285 《絶対 書けよな》 209 00:20:37,285 --> 00:20:40,285 <あいつは 俺の読者として 来てくれたんだ> 210 00:20:42,290 --> 00:20:44,226 <俺は 忘れていた> 211 00:20:44,226 --> 00:20:47,229 <読者がいることを> 212 00:20:47,229 --> 00:20:50,232 <作家なら書かなければ> 213 00:20:50,232 --> 00:20:54,236 <1人でも読者がいるかぎり> 214 00:20:54,236 --> 00:20:59,241 橋本ジュン… 書きます。 215 00:20:59,241 --> 00:21:13,255 ♬~ 216 00:21:13,255 --> 00:21:16,258 《「哀しさを教えてくれて…➡ 217 00:21:16,258 --> 00:21:20,262 哀しさに向き合う事を 教えてくれた友よ➡ 218 00:21:20,262 --> 00:21:22,264 ありがとう」》 219 00:21:22,264 --> 00:21:24,266 《「君と過ごした日々は➡ 220 00:21:24,266 --> 00:21:28,266 何にも代えられない 大切な時間だった」》 221 00:21:30,272 --> 00:21:33,272 《「僕は 君のことを決して忘れない」》 222 00:21:36,278 --> 00:21:42,284 《「そして これから その哀しさから背を向けずに➡ 223 00:21:42,284 --> 00:21:46,221 僕は 言葉を紡いでいく」》 224 00:21:46,221 --> 00:21:49,224 《「君に届くように…」》 225 00:21:49,224 --> 00:22:07,242 ♬~ 226 00:22:07,242 --> 00:22:10,245 (館山)読ませてもらったよ これ。 227 00:22:10,245 --> 00:22:12,247 どうでし… た? 228 00:22:12,247 --> 00:22:14,249 (館山)ハァ…。➡ 229 00:22:14,249 --> 00:22:19,254 驚いてしまったよね 自分の才能にさ。 230 00:22:19,254 --> 00:22:22,257 えっ? (館山)編集者として➡ 231 00:22:22,257 --> 00:22:27,257 作家の才能を見抜く 己自身の才能にさ。 232 00:22:29,264 --> 00:22:33,268 ハハハハ…! 233 00:22:33,268 --> 00:22:36,271 何かさ ふるちんで挑んできたぜって➡ 234 00:22:36,271 --> 00:22:39,274 そういう感じだよね! 何すか ふるちんって。 235 00:22:39,274 --> 00:22:44,212 持ってんじゃない 橋本君も こういうところ。 え~? 236 00:22:44,212 --> 00:22:48,216 いいね。 うん。 こういうの すっごく いい。 237 00:22:48,216 --> 00:22:51,219 じゃ これさ ウェブマガジンじゃなくて➡ 238 00:22:51,219 --> 00:22:54,222 本誌に掲載してもらうよう 上に掛け合ってくるわ。 239 00:22:54,222 --> 00:22:56,224 俺の読みでは いけると思うよ。 240 00:22:56,224 --> 00:22:58,226 ほいじゃ ご苦労さん。 241 00:22:58,226 --> 00:23:01,226 えっ… あっ ありがとうございます! 242 00:23:04,232 --> 00:23:08,236 <俺は 啓介に 二度 命を助けられて➡ 243 00:23:08,236 --> 00:23:12,240 そして 二度 作家にしてもらったんだ> 244 00:23:12,240 --> 00:23:27,255 ♬~ 245 00:23:27,255 --> 00:23:29,257 《なあ 啓介 どこ行く?》 246 00:23:29,257 --> 00:23:31,259 (啓介)《うわ~!》 《危ねえ! 落ちたら…》 247 00:23:31,259 --> 00:23:51,212 ♬~ 248 00:23:51,212 --> 00:24:03,224 ♬~ 249 00:24:03,224 --> 00:24:12,224 ♬~