1 00:01:33,443 --> 00:01:35,429 (祐介)柳瀬 光三に 会った。 (孝信)柳瀬 光三? 2 00:01:35,429 --> 00:01:37,414 (祐介)面会したんだ。 3 00:01:37,414 --> 00:01:39,449 弁護人として 柳瀬の 4回目の➡ 4 00:01:39,449 --> 00:01:42,469 再審請求を 担当することに なるかも しれない。 5 00:01:42,469 --> 00:01:46,456 (由美子)こんなことさせるために あんたを 育ててきたわけじゃない。 6 00:01:46,456 --> 00:01:49,509 (由美子)晴香たちに 顔向け できないわ。 7 00:01:49,509 --> 00:01:53,463 (松枝)国選弁護人として 柳瀬に付いた 津村弁護士が➡ 8 00:01:53,463 --> 00:01:55,449 有力な情報を 提示しました。 9 00:01:55,449 --> 00:01:57,451 津村弁護士だけでは ありません。 10 00:01:57,451 --> 00:02:01,455 自分で逮捕して 取り調べをした 松枝さんまで➡ 11 00:02:01,455 --> 00:02:06,460 柳瀬は シロなんじゃないかと 信じてる口調なんです。 12 00:02:06,460 --> 00:02:08,478 (澤田)お前さん どうする? 13 00:02:08,478 --> 00:02:12,482 (澤田)取り込まれる前に 尻尾 まいて 逃げ出すか? 14 00:02:12,482 --> 00:02:14,468 どうして 僕に? 15 00:02:14,468 --> 00:02:19,473 (佐智子)津村を通じて ある人に 頼まれたからです。 16 00:02:19,473 --> 00:02:22,459 浅利 祐介君の 様子を 知りたいから➡ 17 00:02:22,459 --> 00:02:26,480 見てきてもらえないかって。 ある人って? 18 00:02:26,480 --> 00:02:29,483 柳瀬 光三さんです。 19 00:02:29,483 --> 00:02:31,485 柳瀬が? 20 00:02:31,485 --> 00:02:34,421 あなたが お母さまの お姉さん夫婦の➡ 21 00:02:34,421 --> 00:02:38,425 養子になったって 聞いたとき 柳瀬さん 本当に➡ 22 00:02:38,425 --> 00:02:40,427 心底 ほっとなさっていたそうですよ。 23 00:02:40,427 --> 00:02:44,431 「よかった よかった」って 何度も 何度も➡ 24 00:02:44,431 --> 00:02:47,434 かみしめるように つぶやいていたんですって。 25 00:02:47,434 --> 00:02:51,421 私が 初めて 横浜へ行って あなたを 見たのは➡ 26 00:02:51,421 --> 00:02:55,442 ご両親と 公園で ボール遊びを してるときだったわ。➡ 27 00:02:55,442 --> 00:02:57,444 私が ボールを 拾ってあげたら…。 28 00:02:57,444 --> 00:02:59,462 (祐介)《おばちゃん。 ありがとう!》 29 00:02:59,462 --> 00:03:02,449 (佐智子)大きな声で 言ってくれたのよ。➡ 30 00:03:02,449 --> 00:03:04,467 そうそう。➡ 31 00:03:04,467 --> 00:03:07,454 お父さんと お母さんに すてきな 自転車 買ってもらって➡ 32 00:03:07,454 --> 00:03:12,475 一生懸命 練習してる姿も お見掛けしました。 33 00:03:12,475 --> 00:03:17,480 中学生のとき どこで お目にかかったんでしょう? 34 00:03:17,480 --> 00:03:19,466 何か お話ししたんですか? 35 00:03:19,466 --> 00:03:23,470 あのときは 道を聞いたのよ。 36 00:03:23,470 --> 00:03:27,474 あなた わざわざ 遠回りをして 案内してくれて。➡ 37 00:03:27,474 --> 00:03:30,477 ついでが あるなんて 言ってたけど➡ 38 00:03:30,477 --> 00:03:33,413 あれは きっと 優しい嘘だったのね。 39 00:03:33,413 --> 00:03:38,413 もしかして 港の見える丘公園? 40 00:03:43,423 --> 00:03:45,442 (佐智子)《ありがとう》 41 00:03:45,442 --> 00:03:48,428 《どうしても この景色が 見たかったの》 42 00:03:48,428 --> 00:03:52,415 (祐介)《春と 秋は バラの花が 奇麗なんですよ》 43 00:03:52,415 --> 00:03:55,452 《あっちです》 44 00:03:55,452 --> 00:03:58,455 (佐智子)《すてきなところね》➡ 45 00:03:58,455 --> 00:04:03,460 《今度は バラの季節に 来てみたいわ。 夫と 一緒に》 46 00:04:03,460 --> 00:04:07,447 《はい。 きっと 来てください》 (佐智子)《うん》 47 00:04:07,447 --> 00:04:09,449 (佐智子)素直で 元気で➡ 48 00:04:09,449 --> 00:04:13,470 はにかんだ 笑顔が かわいらしくて。 49 00:04:13,470 --> 00:04:15,438 あのときの あなたの様子➡ 50 00:04:15,438 --> 00:04:19,476 主人を通して 柳瀬さんに 伝えたら➡ 51 00:04:19,476 --> 00:04:22,462 涙を流して 喜んでいたそうよ。 52 00:04:22,462 --> 00:04:24,464 あの男が 涙を? 53 00:04:24,464 --> 00:04:29,486 あんまり 泣くものだから 肝心な話が できなかったって➡ 54 00:04:29,486 --> 00:04:34,407 後で 主人が 苦笑いしてた。 55 00:04:34,407 --> 00:04:41,431 (柳瀬)《この 30年間 あなたのことを 忘れた日は➡ 56 00:04:41,431 --> 00:04:45,435 一日も ありません》 57 00:04:45,435 --> 00:04:47,454 (佐智子)それ以来 私が 横浜へ➡ 58 00:04:47,454 --> 00:04:50,423 あなたを 訪ねることも なくなって。➡ 59 00:04:50,423 --> 00:04:54,444 主人は 柳瀬さんの再審を 実現できないまま➡ 60 00:04:54,444 --> 00:04:56,444 逝ってしまったわ。 61 00:05:38,438 --> 00:05:42,409 ありがとう。 相変わらず 優しいのね。 62 00:05:42,409 --> 00:05:45,409 いえ。 そんな。 もう少し 送ります。 63 00:05:47,430 --> 00:05:50,400 (佐智子)あなたは どうして 弁護士に?➡ 64 00:05:50,400 --> 00:05:52,435 正直 言って 驚いたのよ。➡ 65 00:05:52,435 --> 00:05:57,457 連絡を 頂いて 弁護士になったって 聞いて。➡ 66 00:05:57,457 --> 00:06:01,478 犯人を 憎む立場で 司法の道を 目指すんだったら➡ 67 00:06:01,478 --> 00:06:04,464 裁判官とか 検察官とか➡ 68 00:06:04,464 --> 00:06:08,485 そっちへ 行くんじゃないかって 単純に 思ったものだから。 69 00:06:08,485 --> 00:06:12,455 実を言うと 最初は 裁判官を 目指していたんです。 70 00:06:12,455 --> 00:06:16,493 弁護人が どんなに 擁護しても 罪を犯した人間は➡ 71 00:06:16,493 --> 00:06:20,480 許しちゃいけないって 鼻息 荒くして。 72 00:06:20,480 --> 00:06:24,501 でも 司法修習生時代に 教官だった うちの所長に➡ 73 00:06:24,501 --> 00:06:29,489 指導してもらって 考えが 変わったんです。 74 00:06:29,489 --> 00:06:32,489 (佐智子)先生は 何て? 75 00:06:35,445 --> 00:06:38,465 弁護士は 罪に問われた人を➡ 76 00:06:38,465 --> 00:06:42,452 むやみに かばったり 助けたりするわけじゃない。 77 00:06:42,452 --> 00:06:46,456 その人の主張に しっかりと 耳を傾けて➡ 78 00:06:46,456 --> 00:06:51,444 認められるべき 権利を 守ってやるのが 仕事だって。 79 00:06:51,444 --> 00:06:55,465 その権利を 守るために 容疑者や 被告の 心の中へ➡ 80 00:06:55,465 --> 00:06:59,469 ぎりぎりまで 踏み込んで 本音を 引き出す。 81 00:06:59,469 --> 00:07:03,440 とことん 人を知るのが 弁護士の務めだと 教わりました。 82 00:07:03,440 --> 00:07:06,459 そういう あなたが 巡り巡って➡ 83 00:07:06,459 --> 00:07:09,479 柳瀬さんの再審請求に 関わるなんて➡ 84 00:07:09,479 --> 00:07:13,450 主人が知ったら 驚くわ。➡ 85 00:07:13,450 --> 00:07:18,455 主人が残した 再審の資料が 箱 いっぱい 残ってる。➡ 86 00:07:18,455 --> 00:07:20,473 事務所へ お送りして いいのかしら? 87 00:07:20,473 --> 00:07:23,493 そうしていただけますか? 88 00:07:23,493 --> 00:07:27,497 (佐智子)確か 柳瀬さんの持ち物も ほんの少しだけ。 89 00:07:27,497 --> 00:07:29,482 私物も あるんですか? 90 00:07:29,482 --> 00:07:33,420 (佐智子)甲府に 残っていたものは ほとんど 処分して➡ 91 00:07:33,420 --> 00:07:36,423 拘置所で 使えるように お金に換えたんですけど。 92 00:07:36,423 --> 00:07:39,459 私物も 一緒に 預からせてください。 93 00:07:39,459 --> 00:07:41,459 よろしく お願いします。 94 00:07:44,414 --> 00:07:48,451 お帰りになりました。 少なくとも➡ 95 00:07:48,451 --> 00:07:54,441 お前を案じる 柳瀬の気持ちは 本物らしいじゃねえか。 96 00:07:54,441 --> 00:07:57,444 だからって 津村弁護士や➡ 97 00:07:57,444 --> 00:07:59,446 あの 奥さんのように あっさり シロだと➡ 98 00:07:59,446 --> 00:08:02,449 信じきっちまうわけには いかねえやな。 99 00:08:02,449 --> 00:08:06,469 柳瀬は 津村弁護士に 心を開いたようですが➡ 100 00:08:06,469 --> 00:08:10,473 息子の 光男さんのことだけは 一切 話さなかった。 101 00:08:10,473 --> 00:08:13,476 そうらしいな。 102 00:08:13,476 --> 00:08:16,463 どこに 預けたのか? 103 00:08:16,463 --> 00:08:19,482 どうやって 預け先を 探したのか? 104 00:08:19,482 --> 00:08:24,471 津村弁護士も そこまで 踏み込むことが できなかった。 105 00:08:24,471 --> 00:08:28,475 固く 閉ざしてしまった 心の ふたを➡ 106 00:08:28,475 --> 00:08:31,478 こじあけることも できなかった。 107 00:08:31,478 --> 00:08:38,418 それでも なお 柳瀬の無実を 信じたのか…。 108 00:08:38,418 --> 00:08:41,421 お前たちは いいな。 109 00:08:41,421 --> 00:08:45,441 白黒 くっきり はっきりしてて。 110 00:08:45,441 --> 00:08:48,444 さすが パンダデメキンってだけのこと あらぁな。 111 00:08:48,444 --> 00:08:52,444 なあ。 シャンシャンとな。 112 00:09:20,460 --> 00:09:22,460 (礼菜)先生。 113 00:09:25,465 --> 00:09:27,467 (礼菜)どうして ここへ? 114 00:09:27,467 --> 00:09:29,469 お母さんに お見舞いを。 河村さんさえ よければ➡ 115 00:09:29,469 --> 00:09:32,438 一度 お目にかかりたいと 思いまして。 116 00:09:32,438 --> 00:09:36,426 言いましたよね? 母には 何も話してないって。 117 00:09:36,426 --> 00:09:39,445 あっ。 そうですよね。 118 00:09:39,445 --> 00:09:42,415 (礼菜)どうして 母に 会いたいなんて。 119 00:09:42,415 --> 00:09:45,435 柳瀬の 奥さんだった人だから。 120 00:09:45,435 --> 00:09:47,437 柳瀬は いったい どういう男だったのか? 121 00:09:47,437 --> 00:09:51,407 考えれば 考えるほど 分からなくて。 122 00:09:51,407 --> 00:09:54,410 優しいところが あるのは 確かなんだろうけど➡ 123 00:09:54,410 --> 00:09:56,429 ホントのところは どうなんだろう? 124 00:09:56,429 --> 00:09:58,448 お母さんが 一方的に➡ 125 00:09:58,448 --> 00:10:01,434 柳瀬や 光男さんを 捨てたと いわれてるけど➡ 126 00:10:01,434 --> 00:10:06,434 柳瀬の方には 何も 原因が なかったんだろうか? 127 00:10:10,426 --> 00:10:12,462 あっ。 すいません。 128 00:10:12,462 --> 00:10:16,466 お会いしたところで こんなこと 聞けるわけでも ないのに。 129 00:10:16,466 --> 00:10:20,470 あっ。 よかったら これだけでも お母さんに。 130 00:10:20,470 --> 00:10:25,458 お友達としてなら いいですよ。 友達? 131 00:10:25,458 --> 00:10:27,458 私の友達。 132 00:10:30,480 --> 00:10:34,400 (礼菜)店の お客さんってわけには いかないものね。➡ 133 00:10:34,400 --> 00:10:39,405 先生みたいに きちっとした人 うちには 絶対 来ないから。 134 00:10:39,405 --> 00:10:41,424 いや。 僕は そんなに きちっとは…。 135 00:10:41,424 --> 00:10:45,424 そういうところが 真面目なんです。 先生は。 136 00:10:47,397 --> 00:10:49,415 気を付けてくださいね。 137 00:10:49,415 --> 00:10:56,422 ああいう商売してる女って 変に 嗅覚が 鋭いから。 138 00:10:56,422 --> 00:10:59,425 何だか 怖いな。 139 00:10:59,425 --> 00:11:02,425 じゃあ やめておきます? 140 00:11:16,442 --> 00:11:18,442 (礼菜)お母さん。 141 00:11:21,447 --> 00:11:23,449 (礼菜)先生。 142 00:11:23,449 --> 00:11:27,449 大丈夫ですか? (礼菜)お母さん。 143 00:11:33,459 --> 00:11:36,479 (あかね)浅田 祐介さん? 144 00:11:36,479 --> 00:11:38,481 礼菜さんに いつも お世話になっています。 145 00:11:38,481 --> 00:11:42,485 お世話って。 どんな お世話かしら? 146 00:11:42,485 --> 00:11:45,455 (礼菜)お母さん。 祐介さんとは➡ 147 00:11:45,455 --> 00:11:49,492 派遣で行ってた 会社の関係で 知り合ったの。 148 00:11:49,492 --> 00:11:52,545 だろうね。 合コンや ネットじゃ➡ 149 00:11:52,545 --> 00:11:54,514 なかなか こういう 当たりくじは 引けないもの。 150 00:11:54,514 --> 00:11:56,532 (礼菜)変なこと 言わないでよ。 151 00:11:56,532 --> 00:11:59,535 いつも こうなんですよ。 うちの母。 152 00:11:59,535 --> 00:12:02,522 (あかね)で? 浅田さんの ご職業は? 153 00:12:02,522 --> 00:12:04,540 (礼菜)職業は 会社員。 154 00:12:04,540 --> 00:12:07,527 細かいこと 言ったって 分かんないでしょ。 155 00:12:07,527 --> 00:12:09,545 何で 嘘 言うの? (礼菜)えっ? 156 00:12:09,545 --> 00:12:11,531 だって あんた さっき この人のこと➡ 157 00:12:11,531 --> 00:12:14,534 先生って 呼んでたじゃない。 158 00:12:14,534 --> 00:12:17,520 (礼菜)《先生》 159 00:12:17,520 --> 00:12:19,539 (あかね)だから 当たりくじだって 言ったのよ。➡ 160 00:12:19,539 --> 00:12:23,576 先生って 呼ばれるくらいなら 偉いんだろうって。 161 00:12:23,576 --> 00:12:26,579 私は 先が短いの。 162 00:12:26,579 --> 00:12:29,565 くだらない嘘に 付き合ってるほど 暇じゃないのよ。 163 00:12:29,565 --> 00:12:31,565 申し訳ございませんでした。 164 00:12:37,507 --> 00:12:42,495 浅田ではなく 浅利と 申します。 165 00:12:42,495 --> 00:12:44,495 (あかね)弁護士? 166 00:12:46,532 --> 00:12:49,502 (あかね)どうやら 男を 見せびらかしに➡ 167 00:12:49,502 --> 00:12:51,504 来たわけじゃなさそうね。➡ 168 00:12:51,504 --> 00:12:53,506 しょぼくれた 店だけど➡ 169 00:12:53,506 --> 00:12:56,492 これといった トラブルもなく やってきた。➡ 170 00:12:56,492 --> 00:12:59,529 あんたには 残してやる遺産だって ない。➡ 171 00:12:59,529 --> 00:13:01,531 弁護士なんか 呼ぶような 厄介事は➡ 172 00:13:01,531 --> 00:13:04,531 私には 一つもないんだよ。 173 00:13:09,522 --> 00:13:15,528 話しては いけませんか? お母さんに ホントのことを。 174 00:13:15,528 --> 00:13:17,547 本はといえば あなたの お母さんを➡ 175 00:13:17,547 --> 00:13:19,532 思いやる気持ちから 出たことです。 176 00:13:19,532 --> 00:13:24,554 あなたが お母さんに 悔いを 残してほしくないと 思ったから。 177 00:13:24,554 --> 00:13:29,542 (あかね)何なのよ? ホントのことって。 178 00:13:29,542 --> 00:13:33,496 どういうことよ? 私が 悔いを残すって。 179 00:13:33,496 --> 00:13:36,482 礼菜さんには お母さんが 育った 実家のことも➡ 180 00:13:36,482 --> 00:13:39,485 礼菜さんの父親と 一緒になる前のことも➡ 181 00:13:39,485 --> 00:13:43,489 何一つ 話してないそうですね。 182 00:13:43,489 --> 00:13:47,493 30年以上前のことになりますが ご実家の お父さんが➡ 183 00:13:47,493 --> 00:13:52,498 尋ね人の広告を 新聞に出したのを 覚えてらっしゃいますか? 184 00:13:52,498 --> 00:13:54,500 (あかね)尋ね人…。 185 00:13:54,500 --> 00:14:02,500 「あかね。 母 危篤。 至急 連絡 乞う。 花木 重彦」 186 00:14:10,516 --> 00:14:13,553 どうして そのことを…。 187 00:14:13,553 --> 00:14:15,571 (礼菜)広告の 切り抜きが➡ 188 00:14:15,571 --> 00:14:18,508 お母さんの 住所録に 挟んであったのを 見つけたの。 189 00:14:18,508 --> 00:14:20,543 そのとき 初めて➡ 190 00:14:20,543 --> 00:14:23,546 お母さんの 旧姓が 花木だって 知った。 191 00:14:23,546 --> 00:14:26,549 (あかね)まさか 行ったんじゃ ないでしょうね? 八王子へ。 192 00:14:26,549 --> 00:14:29,569 行ったわ。 おじいさんに 会った。 193 00:14:29,569 --> 00:14:35,458 《河村 礼菜と 申します。 旧姓 花木あかねの 娘です》➡ 194 00:14:35,458 --> 00:14:38,494 《たまたま この切り抜きを 見つけたものですから➡ 195 00:14:38,494 --> 00:14:41,464 思い切って お訪ねしたんです》 (重彦)《あいつのことは➡ 196 00:14:41,464 --> 00:14:44,483 もう とっくに 死んだと 思ってきたんだ》 197 00:14:44,483 --> 00:14:47,470 (礼菜)あっさり 追い返されちゃったけど。 198 00:14:47,470 --> 00:14:53,526 いまさら 娘も 孫もない。 自分には 関係ないって。 199 00:14:53,526 --> 00:14:56,512 それが きっかけで 礼菜さんは➡ 200 00:14:56,512 --> 00:15:00,516 お母さんの 最初の ご主人だった 柳瀬 光三の 存在と➡ 201 00:15:00,516 --> 00:15:03,519 柳瀬が 起こしたとされる 事件のこと。 202 00:15:03,519 --> 00:15:06,556 そして 父親の違う 兄さんに 当たる➡ 203 00:15:06,556 --> 00:15:08,524 光男さんのことを 知ったんです。 やめて。 204 00:15:08,524 --> 00:15:12,511 そんな話 聞きたくない。 (礼菜)お母さん。 205 00:15:12,511 --> 00:15:14,513 光男さんに 会いたくないんですか? 206 00:15:14,513 --> 00:15:19,552 光男さんは あなたが 初めて 産んだ お子さんです。 207 00:15:19,552 --> 00:15:22,505 その光男さんが 行方不明に なっているのを 知って➡ 208 00:15:22,505 --> 00:15:26,542 礼菜さんは 何とか 会わせてあげたいと。 209 00:15:26,542 --> 00:15:33,482 (あかね)私は 捨てたのよ。 柳瀬と 一緒に あの子のことも。 210 00:15:33,482 --> 00:15:38,471 柳瀬が 捕まったとき そりゃ 私だって 胸が痛んだ。 211 00:15:38,471 --> 00:15:40,506 光男を どこへ やったんだろうって➡ 212 00:15:40,506 --> 00:15:43,509 心配も したわよ。 213 00:15:43,509 --> 00:15:47,496 だからって どうすることも できないじゃない。 214 00:15:47,496 --> 00:15:53,502 私には 河村って 腐れ縁の男が いたんだから。 215 00:15:53,502 --> 00:15:57,490 そんなふうに 割り切れるものなんでしょうか? 216 00:15:57,490 --> 00:16:01,510 息子さんのこと。 思い出すことも ないわ。➡ 217 00:16:01,510 --> 00:16:04,547 光男って子を 産んだことも➡ 218 00:16:04,547 --> 00:16:09,547 柳瀬との 甲府での 短い暮らしも みんな 忘れてしまった。 219 00:16:14,507 --> 00:16:17,526 僕は 見つけだしたいと 思ってます。 光男さんを。 220 00:16:17,526 --> 00:16:21,530 お母さんだけじゃなく 礼菜さんのためにも。 221 00:16:21,530 --> 00:16:26,519 礼菜さんは 八王子の 花木さんを 訪ねるとき➡ 222 00:16:26,519 --> 00:16:28,537 ドキドキしたって 話してくれた。 223 00:16:28,537 --> 00:16:33,476 初めて おじいさんと呼べる人に 会えるかもしれないって。 224 00:16:33,476 --> 00:16:37,463 お父さんを 早く 亡くして お母さん以外の 肉親を➡ 225 00:16:37,463 --> 00:16:39,465 誰一人 知らずに 生きてきた 礼菜さんが➡ 226 00:16:39,465 --> 00:16:42,501 血を分けた 兄さんが いるって 知って どんなにか…。 227 00:16:42,501 --> 00:16:45,488 (あかね)甘っちょろいこと 言わないでちょうだい。➡ 228 00:16:45,488 --> 00:16:48,457 言っとくけど この子は そんな たまじゃない。 229 00:16:48,457 --> 00:16:54,480 私と 河村と くずみたいな 二親の血を 引いてるんだから。➡ 230 00:16:54,480 --> 00:16:56,499 あんたの魂胆は 分かってる。 誰でも いいから➡ 231 00:16:56,499 --> 00:16:59,502 お金を 引っ張り出せる相手が 欲しかったんだろ? 232 00:16:59,502 --> 00:17:01,487 お金? 233 00:17:01,487 --> 00:17:04,473 私が なかなか 死なないもんだから➡ 234 00:17:04,473 --> 00:17:07,476 病院への支払いが かさむばっかりでね。 235 00:17:07,476 --> 00:17:11,497 ホントは あんた じいさんに 無心するために➡ 236 00:17:11,497 --> 00:17:13,532 八王子へ 行ったんだろ。➡ 237 00:17:13,532 --> 00:17:16,519 なのに 知らんぷりされたもんだから➡ 238 00:17:16,519 --> 00:17:18,487 今度は どこに いるかも 分からない➡ 239 00:17:18,487 --> 00:17:21,507 兄さんとやらを 探すことにした。 まさか。 240 00:17:21,507 --> 00:17:23,509 (あかね)駄目で もともと。 金持ちの家にでも➡ 241 00:17:23,509 --> 00:17:26,529 拾われてりゃ 御の字だってね。➡ 242 00:17:26,529 --> 00:17:28,514 昔のことなんか ほじくり返したって➡ 243 00:17:28,514 --> 00:17:31,517 いいことなんか 一つも ありゃしない。➡ 244 00:17:31,517 --> 00:17:34,453 だから 今まで 何にも言わずに きたってのに➡ 245 00:17:34,453 --> 00:17:37,473 何で そういう親心を 踏みにじるんだ? 246 00:17:37,473 --> 00:17:40,443 この バカ娘! 247 00:17:40,443 --> 00:17:42,461 礼菜さん!? (あかね)これ以上➡ 248 00:17:42,461 --> 00:17:47,500 首を 突っ込まない方が いいですよ。 弁護士の先生。 249 00:17:47,500 --> 00:17:49,452 これからは もっと よく➡ 250 00:17:49,452 --> 00:17:54,452 相手を見て 相談事を 引き受けるんですね。 251 00:18:07,486 --> 00:18:12,525 (あかね)浅利。 浅利 祐介。 252 00:18:12,525 --> 00:18:26,539 ♬~ 253 00:18:26,539 --> 00:18:32,461 ♬~ 254 00:18:32,461 --> 00:18:34,463 すいませんでした。 255 00:18:34,463 --> 00:18:37,450 僕が 無理 言って 押し掛けたばっかりに。 256 00:18:37,450 --> 00:18:41,470 (礼菜)先生が 謝る必要なんか ないわ。➡ 257 00:18:41,470 --> 00:18:44,457 母の 言ったとおりなんだから。➡ 258 00:18:44,457 --> 00:18:46,459 母が 死にそうだって 言えば➡ 259 00:18:46,459 --> 00:18:50,479 親なら 助けてくれるって 思ってた。 260 00:18:50,479 --> 00:18:52,481 花木の おじいさんが➡ 261 00:18:52,481 --> 00:18:56,485 そこまで 母に 愛想を 尽かしてたなんて➡ 262 00:18:56,485 --> 00:18:59,488 思っても みなかった。➡ 263 00:18:59,488 --> 00:19:04,493 だったら せめて 光男って子を 探しだして➡ 264 00:19:04,493 --> 00:19:09,482 生みの母親のためにも 一肌 脱いでもらえないかって➡ 265 00:19:09,482 --> 00:19:11,500 わらにも すがりたい思いで。 266 00:19:11,500 --> 00:19:15,488 僕は 信じてます。 それだけじゃないって。 267 00:19:15,488 --> 00:19:19,508 お母さんに 光男さんを 会わせてやりたい。 268 00:19:19,508 --> 00:19:22,528 あなたの気持ちに 嘘はない。 僕は そう 思ってます。 269 00:19:22,528 --> 00:19:25,514 (礼菜)もう いいんです。 誰のためにも ならないことを➡ 270 00:19:25,514 --> 00:19:27,500 無理してやったって しょうがない。➡ 271 00:19:27,500 --> 00:19:30,503 光男のことも 柳瀬さんのことも なかったことに してください。 272 00:19:30,503 --> 00:19:32,421 そうは いきません。 273 00:19:32,421 --> 00:19:36,442 僕は もう 舟を こぎ出してしまった。 274 00:19:36,442 --> 00:19:40,442 後戻りするわけには いかないんです。 275 00:21:57,416 --> 00:22:00,416 (中川)柳瀬。 (柳瀬)はい。 276 00:22:02,454 --> 00:22:04,423 (中川)面会だ。 277 00:22:04,423 --> 00:22:07,459 (柳瀬)どなたですか? 278 00:22:07,459 --> 00:22:09,445 (中川)浅利弁護士だ。 279 00:22:09,445 --> 00:22:13,415 (鍵を開ける音) 280 00:22:13,415 --> 00:22:15,415 (中川)出房。 281 00:22:17,453 --> 00:22:21,440 (中川)どうした? 早く 出ろ。 282 00:22:21,440 --> 00:22:24,493 (柳瀬)面会は お断りします。➡ 283 00:22:24,493 --> 00:22:27,446 お目にかかる理由が ありませんので。 284 00:22:27,446 --> 00:22:30,449 (中川)ホントに いいんだな? 285 00:22:30,449 --> 00:22:34,420 (浦里)《また 来てくれると いいですね。 その方が》 286 00:22:34,420 --> 00:22:37,389 (浦里)《私は 祈っていますよ》 287 00:22:37,389 --> 00:22:41,410 《あなたに 喜びを与えてくれた その方と➡ 288 00:22:41,410 --> 00:22:46,410 もう一度 会えますように》 289 00:22:57,443 --> 00:22:59,443 ≪(ドアの開く音) 290 00:23:16,428 --> 00:23:19,431 先日は 失礼しました。 291 00:23:19,431 --> 00:23:23,452 再審のために 尽力する立場なのに➡ 292 00:23:23,452 --> 00:23:25,437 ひどいこと 言いました。 293 00:23:25,437 --> 00:23:29,441 《私の家族を 殺しておいて➡ 294 00:23:29,441 --> 00:23:34,380 平然と 冤罪を 叫んでいたんですね?》 295 00:23:34,380 --> 00:23:38,384 《やっぱり それが 真実か!》 296 00:23:38,384 --> 00:23:40,419 無実を 認めてもらいたいからこそ➡ 297 00:23:40,419 --> 00:23:47,426 三度も 再審請求をした。 死刑囚として 死を待つことを➡ 298 00:23:47,426 --> 00:23:50,426 理不尽だと 思っているからじゃ ないんですか? 299 00:23:52,414 --> 00:23:56,418 津村弁護士は あなたの その主張を 信じた。 300 00:23:56,418 --> 00:24:02,408 私にも 話してもらえませんか? 津村弁護士に 話したように。 301 00:24:02,408 --> 00:24:07,413 (柳瀬)いや。 それは…。 302 00:24:07,413 --> 00:24:10,432 立派な方だったようですね。 303 00:24:10,432 --> 00:24:16,422 先日 奥さまに お会いして 色々と お話を伺いました。 304 00:24:16,422 --> 00:24:19,441 津村先生の 奥さまに? 305 00:24:19,441 --> 00:24:26,465 無事に育った 私の様子を聞いて 涙を流したそうですね。 306 00:24:26,465 --> 00:24:29,468 そこまでも 気に掛けてくれていた。 307 00:24:29,468 --> 00:24:34,468 赤ん坊だった 私を 現場に 残したことを。 308 00:24:36,375 --> 00:24:41,396 話してくれませんか? そのときの状況を。 309 00:24:41,396 --> 00:24:44,416 裁判の記録によれば➡ 310 00:24:44,416 --> 00:24:48,403 あなたが 自分で やったという 最初の供述を 覆し➡ 311 00:24:48,403 --> 00:24:52,391 八王子の 花木家から 戻ってきたとき➡ 312 00:24:52,391 --> 00:24:56,411 大富の 両親と 祖父は すでに 殺されていて➡ 313 00:24:56,411 --> 00:25:01,416 私と 光男君だけが 生存していたと 証言しています。 314 00:25:01,416 --> 00:25:07,406 あなたは 私を その場に残し 光男君だけを 連れて 逃げた。 315 00:25:07,406 --> 00:25:13,445 そのときの 私の姿が 脳裏に 焼き付いてると いうことですね。 316 00:25:13,445 --> 00:25:16,415 (柳瀬)そういう話は もう。 317 00:25:16,415 --> 00:25:21,436 今日は あらためて 再審の お話を お断りしようと 思いまして。 318 00:25:21,436 --> 00:25:24,423 逃げないでください。 319 00:25:24,423 --> 00:25:27,426 警視庁に いらした 元 警部補の➡ 320 00:25:27,426 --> 00:25:31,446 松枝さんにも お目にかかりました。 321 00:25:31,446 --> 00:25:34,383 刑事さんにも? 松枝さんまで➡ 322 00:25:34,383 --> 00:25:36,368 あなたは やっていないんじゃないかって➡ 323 00:25:36,368 --> 00:25:40,355 おっしゃったとき 正直 驚きました。 324 00:25:40,355 --> 00:25:43,375 あなたが ちゃんと 話してくれれば➡ 325 00:25:43,375 --> 00:25:47,375 私だって 信じることが できるかもしれない。 326 00:25:49,381 --> 00:25:53,402 私に対する 遠慮なんか 捨ててください。 327 00:25:53,402 --> 00:25:58,407 もし あなたの無実が 真実なら➡ 328 00:25:58,407 --> 00:26:03,407 あなたの命を 救えるのは 私だけですから。 329 00:26:05,414 --> 00:26:07,399 (柳瀬)どういう意味ですか? 330 00:26:07,399 --> 00:26:12,404 私ほど この事件に 関心を持っている者は➡ 331 00:26:12,404 --> 00:26:15,424 他には いません。 332 00:26:15,424 --> 00:26:19,411 津村弁護士の 死後➡ 333 00:26:19,411 --> 00:26:22,414 諦めて 閉じてしまった あなたの心を➡ 334 00:26:22,414 --> 00:26:26,414 こじあけられるのは 僕しか いないからです。 335 00:26:30,422 --> 00:26:35,394 今回の一件の 依頼人も そう 思っています。 336 00:26:35,394 --> 00:26:38,363 依頼人? 337 00:26:38,363 --> 00:26:45,370 河村 礼菜さんと いいます。 河村? 338 00:26:45,370 --> 00:26:48,390 あなたの奥さんだった あかねさんが➡ 339 00:26:48,390 --> 00:26:51,376 再婚したことは ご存じですか? 340 00:26:51,376 --> 00:26:56,381 それは 津村先生から。 礼菜さんは➡ 341 00:26:56,381 --> 00:26:59,401 あかねさんと 二度目の ご主人との間に➡ 342 00:26:59,401 --> 00:27:04,406 生まれた女性です。 あかねの 娘? 343 00:27:04,406 --> 00:27:07,392 あかねさんと 礼菜さんは ずっと➡ 344 00:27:07,392 --> 00:27:12,397 母一人 子一人で 生きてきたそうです。 345 00:27:12,397 --> 00:27:17,419 その娘さんが どうして 私のことなんか? 346 00:27:17,419 --> 00:27:23,419 あかねさんに 息子の 光男さんを 会わせてやりたいと。 347 00:27:26,428 --> 00:27:31,433 光男に? あかねさんは 末期がんで➡ 348 00:27:31,433 --> 00:27:36,355 余命 3カ月と 宣告されています。 349 00:27:36,355 --> 00:27:40,375 どこに いるんですか? 光男さんは。 350 00:27:40,375 --> 00:27:42,361 なぜ それだけは➡ 351 00:27:42,361 --> 00:27:46,361 信頼する 津村先生にも 話さなかったんですか? 352 00:27:52,354 --> 00:27:57,376 息子が 後ろ指を 指されることに➡ 353 00:27:57,376 --> 00:28:03,398 耐えられないからです。 人殺しの息子って。 354 00:28:03,398 --> 00:28:08,398 そうならないために 再審を 望んだんでしょう。 355 00:28:10,422 --> 00:28:16,395 (柳瀬)無実が 認められれば 父親と 名乗れるかもしれない。 356 00:28:16,395 --> 00:28:19,398 そんなことを 夢見たことも ありました。 357 00:28:19,398 --> 00:28:23,402 だったら もう一度 やれば いいじゃないですか。 358 00:28:23,402 --> 00:28:29,402 しょせん 夢は 夢なんです。 もう 堪忍してください。 359 00:28:31,410 --> 00:28:36,381 私は あの事件の 犯人として 死刑になる。 360 00:28:36,381 --> 00:28:39,351 もう それでいいと 覚悟 決めたんです。 361 00:28:39,351 --> 00:28:42,351 だったら はっきり 言ってください。 362 00:28:44,373 --> 00:28:50,373 私の 両親と 祖父を その手で 殺したと。 363 00:28:53,382 --> 00:29:00,382 私の目の前で 3人を刺し殺したと 言ってください。 364 00:29:02,374 --> 00:29:05,410 何が真実か 知りたいんです。 365 00:29:05,410 --> 00:29:11,410 そうなのか? 違うのか? ホントのこと 言ってください。 366 00:29:13,402 --> 00:29:16,402 (刑務官)柳瀬。 もう いいのか? 367 00:29:19,408 --> 00:29:25,408 僕は 絶対に 諦めません。 368 00:31:14,439 --> 00:31:19,439 (泣き声) 369 00:31:21,479 --> 00:31:23,448 (柳瀬)《あかね!》 370 00:31:23,448 --> 00:31:28,448 (助産師)《はい。 パパですよ。 はい。 そっと。 はい》 371 00:31:32,474 --> 00:31:35,460 (あかね)《ちょっと 光ちゃん。 そんな おっかない顔したら➡ 372 00:31:35,460 --> 00:31:37,479 赤ちゃんが びっくりするじゃない》 373 00:31:37,479 --> 00:31:39,479 (柳瀬)《うん》 374 00:31:41,466 --> 00:31:45,466 (柳瀬)《柔らかい。 カワイイ》 375 00:31:50,492 --> 00:31:53,511 (泣き声) ≪(ドアの閉まる音) 376 00:31:53,511 --> 00:31:57,499 (柳瀬)《ただいま。 どうした どうした どうした? 光男》➡ 377 00:31:57,499 --> 00:32:01,519 《おい。 光男 ほっぽり出して 何やってんだよ? お前》➡ 378 00:32:01,519 --> 00:32:03,488 《どうした どうした? 光男 どうした?》➡ 379 00:32:03,488 --> 00:32:07,492 《大丈夫だ 大丈夫だ。 ほらほら。 どうした…?》➡ 380 00:32:07,492 --> 00:32:10,562 《あーあ。 おむつ びっしょりだったんだ》 381 00:32:10,562 --> 00:32:12,497 (あかね)《今夜から また お店に 出ることにしたから》➡ 382 00:32:12,497 --> 00:32:15,533 《あと よろしくね》 (泣き声) 383 00:32:15,533 --> 00:32:18,520 (柳瀬)《よしよしよし。 今 おむつ 替えてやるからな》➡ 384 00:32:18,520 --> 00:32:20,505 《大丈夫だよ。 おら。 おら。 おりゃ》 385 00:32:20,505 --> 00:32:23,508 (柳瀬)《あかねのやつ どこ捜しても いないんです》➡ 386 00:32:23,508 --> 00:32:25,493 《ホントに 心当たり ありませんか?》 387 00:32:25,493 --> 00:32:28,530 (従業員)《お待たせ》 388 00:32:28,530 --> 00:32:31,516 (従業員)《もしかしたら 河村って男と 一緒かもしれない》 389 00:32:31,516 --> 00:32:33,468 《河村?》 390 00:32:33,468 --> 00:32:35,487 (従業員)《東京のころからの 知り合いだって》 391 00:32:35,487 --> 00:32:38,456 《あかねちゃんを 訪ねてきたことが あって》 392 00:32:38,456 --> 00:32:41,456 《その後 よりが戻ったみたい》 393 00:32:46,481 --> 00:32:48,500 (柳瀬)《この女性 知りませんか?》 394 00:32:48,500 --> 00:32:52,500 (女性)《えっ? 知ってる?》 (女性)《知らない》 395 00:32:55,490 --> 00:32:58,493 (せき) 396 00:32:58,493 --> 00:33:10,522 ♬~ 397 00:33:10,522 --> 00:33:15,527 《あなたは 私を その場に残し 光男君だけを 連れて 逃げた》 398 00:33:15,527 --> 00:33:20,515 《そのときの 私の姿が 脳裏に 焼き付いてると いうことですね》 399 00:33:20,515 --> 00:33:22,515 (泣き声) 400 00:33:24,486 --> 00:33:30,508 (柳瀬)《私は あの事件の 犯人として 死刑になる》➡ 401 00:33:30,508 --> 00:33:33,461 《もう それでいいと 覚悟 決めたんです》 402 00:33:33,461 --> 00:33:35,463 《だったら はっきり 言ってください》 403 00:33:35,463 --> 00:33:38,450 《3人を刺し殺したと 言ってください》 404 00:33:38,450 --> 00:33:42,450 《ホントのこと 言ってください》 405 00:33:55,483 --> 00:34:05,477 ♬~ 406 00:34:05,477 --> 00:34:07,477 拘置所に? 407 00:34:10,498 --> 00:34:14,502 もう一度 柳瀬 光三に 会ってきた。 408 00:34:14,502 --> 00:34:16,502 聞きたくないわ。 409 00:34:20,492 --> 00:34:24,492 申し訳ないと 思ってる。 父さんと 母さんには。 410 00:34:28,533 --> 00:34:31,503 (孝信)母さんも 言ってたよ。 お前に すまないって。 411 00:34:31,503 --> 00:34:33,455 えっ? 412 00:34:33,455 --> 00:34:35,440 (孝信)お前の気持ちも 考えずに➡ 413 00:34:35,440 --> 00:34:40,445 お前は 赤ん坊だったから まだ いいって。 414 00:34:40,445 --> 00:34:45,467 《晴香も 康彦さんも おじいちゃまも➡ 415 00:34:45,467 --> 00:34:52,474 みんな めちゃくちゃに 切り刻まれて 殺されてた》 416 00:34:52,474 --> 00:34:56,478 《あなたには…。 あなたの目の裏には➡ 417 00:34:56,478 --> 00:35:00,482 あの姿が 焼き付いてないから》 418 00:35:00,482 --> 00:35:02,484 (孝信)つい かっかして 自分のことだけに➡ 419 00:35:02,484 --> 00:35:06,504 なっちまったんだな。 母さんが 謝る必要なんて。 420 00:35:06,504 --> 00:35:09,474 何で 許しちまったかな? お前が 弁護士になりたいって➡ 421 00:35:09,474 --> 00:35:11,474 言いだしたときに。 422 00:35:14,479 --> 00:35:16,481 どうして 家族を殺された お前が➡ 423 00:35:16,481 --> 00:35:19,517 犯人を助ける仕事を しなきゃなんないんだって。 424 00:35:19,517 --> 00:35:21,517 俺も 母さんも 猛反対だった。 425 00:35:23,488 --> 00:35:30,495 だけど やっぱり 俺たちは お前の親だから。 426 00:35:30,495 --> 00:35:34,432 親ってもんは 子供が 間違ったことしようと したら➡ 427 00:35:34,432 --> 00:35:39,454 全力で 止めるもんだ。 だけど 信念を持って➡ 428 00:35:39,454 --> 00:35:42,474 正しい道を 進もうと してるんであれば➡ 429 00:35:42,474 --> 00:35:47,462 親の勝手で 足かせに なるようなことしちゃ いけない。 430 00:35:47,462 --> 00:35:50,448 父さん。 431 00:35:50,448 --> 00:35:56,471 だから あのときも 最後は折れたし 今度だって。 432 00:35:56,471 --> 00:36:02,460 もし 別に 犯人がいて 今も のうのうと 生きてたら➡ 433 00:36:02,460 --> 00:36:05,460 3人だって 浮かばれないもんな。 434 00:36:09,484 --> 00:36:16,508 何があっても 俺と 母さんは お前の 父親と 母親だ。 435 00:36:16,508 --> 00:36:19,508 それだけは 忘れるな。 436 00:36:24,516 --> 00:36:27,468 ありがとう。 437 00:36:27,468 --> 00:36:41,466 ♬~ 438 00:36:41,466 --> 00:36:51,459 ♬~ 439 00:36:51,459 --> 00:36:57,465 (由美子)《晴香も 康彦さんも おじいちゃまも➡ 440 00:36:57,465 --> 00:37:04,455 みんな めちゃくちゃに 切り刻まれて 殺されてた》➡ 441 00:37:04,455 --> 00:37:08,476 《あなたには…。 あなたの目の裏には➡ 442 00:37:08,476 --> 00:37:12,463 あの姿が 焼き付いてないから》 443 00:37:12,463 --> 00:37:26,477 ♬~ 444 00:37:26,477 --> 00:37:41,426 ♬~ 445 00:37:41,426 --> 00:37:56,426 ♬~ 446 00:40:30,445 --> 00:40:32,380 つまらないものですが。 (水谷)すいませんね。➡ 447 00:40:32,380 --> 00:40:35,400 まあまあ。 どうぞ どうぞ。 今 工場長 来ますから。 448 00:40:35,400 --> 00:40:38,400 恐れ入ります。 449 00:40:41,372 --> 00:40:44,375 (田島)いやぁ。 ご苦労さんです。 わざわざ 東京から。 450 00:40:44,375 --> 00:40:46,377 浅利です。 お忙しいとこ すいません。 451 00:40:46,377 --> 00:40:49,380 (水谷)さあ どうぞ どうぞ。➡ 452 00:40:49,380 --> 00:40:51,399 いや。 30年だからね。➡ 453 00:40:51,399 --> 00:40:55,386 残ってんのは 私と この人と 2人だけに なっちゃって。 454 00:40:55,386 --> 00:40:58,423 お二人は 柳瀬さんとは 親しくされていたんですか? 455 00:40:58,423 --> 00:41:00,391 (田島)よく 飲み 行ったよな。 456 00:41:00,391 --> 00:41:05,430 でも あいつは 俺たちと違って いつも 静かな酒だったけどね。 457 00:41:05,430 --> 00:41:07,398 柳瀬さんの 奥さんだった あかねさんは➡ 458 00:41:07,398 --> 00:41:09,400 地元の スナックに 勤めていたそうですね。 459 00:41:09,400 --> 00:41:13,404 こんな 田舎には もったいないような べっぴんでね。 460 00:41:13,404 --> 00:41:17,408 みんな あの女 目当てに 店 通ってたんです。 461 00:41:17,408 --> 00:41:21,412 (従業員)《久しぶりじゃないの。 どうしてたの?》 462 00:41:21,412 --> 00:41:25,450 (あかね)《いらっしゃい。 こっち》 (柳瀬)《いや》 463 00:41:25,450 --> 00:41:29,420 (あかね)《こっち こっち》➡ 464 00:41:29,420 --> 00:41:31,439 《あんたを 待ってたのよ》 465 00:41:31,439 --> 00:41:34,442 (水谷)やっかみ半分 ものにしちまえなんて➡ 466 00:41:34,442 --> 00:41:36,444 けしかけたっけ。 467 00:41:36,444 --> 00:41:38,446 けしかけるまでも なかったよ。 468 00:41:38,446 --> 00:41:41,449 気が付いたら あっという間に これだもん。 469 00:41:41,449 --> 00:41:46,437 (水谷)うぶだったんだよ 柳瀬は。 妊娠が分かって すぐに 結婚を? 470 00:41:46,437 --> 00:41:49,457 (水谷)しばらくは 幸せそうだった。 471 00:41:49,457 --> 00:41:54,445 柳瀬は きっぱり 酒をやめて 身重になった かみさんを➡ 472 00:41:54,445 --> 00:41:56,464 あれこれ 世話してた。 473 00:41:56,464 --> 00:42:00,451 (田島)赤ん坊が 生まれたときの 喜びようったら なかったもんな。 474 00:42:00,451 --> 00:42:03,454 (水谷)光男が かわいくて かわいくて。➡ 475 00:42:03,454 --> 00:42:05,456 肌身離さず 写真を持って➡ 476 00:42:05,456 --> 00:42:09,460 仕事の合間に 眺めちゃ にやにや してたっけ。 477 00:42:09,460 --> 00:42:12,463 奥さんは 何が 不満で? 478 00:42:12,463 --> 00:42:14,465 飽きたんですよ。 479 00:42:14,465 --> 00:42:19,470 真面目だけが 取りえみたいな 男との 刺激のない 毎日に? 480 00:42:19,470 --> 00:42:23,457 (水谷)ネオンが 恋しくて うずうずしてたんだろうよ。 481 00:42:23,457 --> 00:42:25,476 身二つになった 途端に。 482 00:42:25,476 --> 00:42:28,513 (一同)《イェイ! はいはい はいはい…》 483 00:42:28,513 --> 00:42:34,418 (あかね)《また?》 (一同)《はいはい はいはい…》 484 00:42:34,418 --> 00:42:36,437 (一同)《イェイ!》 485 00:42:36,437 --> 00:42:39,440 (従業員)《いいかげんに しなさいよ。 あかねちゃん》 486 00:42:39,440 --> 00:42:41,442 《光男君に おっぱい あげてるんでしょ?》 487 00:42:41,442 --> 00:42:43,444 《ママ。 お代わり》 488 00:42:43,444 --> 00:42:46,447 (田島)いやぁ。 まさか あんなに早く➡ 489 00:42:46,447 --> 00:42:49,417 店へ戻るとは 思わなかったよ。 490 00:42:49,417 --> 00:42:51,435 それじゃあ 赤ちゃんの世話は? 491 00:42:51,435 --> 00:42:55,435 何から 何まで 柳瀬が 一人で やったのさ。 492 00:42:57,458 --> 00:42:59,460 (柳瀬)《あのう。 すいません》 493 00:42:59,460 --> 00:43:01,462 (従業員)《みっちゃん。 戻ってきたの?》 494 00:43:01,462 --> 00:43:03,447 (柳瀬)《あのう。 保育園の 申し込み 行ったんですけど➡ 495 00:43:03,447 --> 00:43:05,466 来週になんないと 空きがないって 言われちゃったんで》➡ 496 00:43:05,466 --> 00:43:07,468 《もうちょっとだけ 預かっていただいて いいですか》 497 00:43:07,468 --> 00:43:09,470 (従業員)《いいですよ》 (柳瀬)《すいません。 パパ》➡ 498 00:43:09,470 --> 00:43:11,455 《すぐ そばで 仕事してるからな》➡ 499 00:43:11,455 --> 00:43:16,460 《おとなしくしてんだぞ。 おりょ。 あいよ。 よいしょ》 500 00:43:16,460 --> 00:43:20,464 《えっ? どうした? さみしい顔して》➡ 501 00:43:20,464 --> 00:43:22,500 《うん? 大丈夫だからな》 502 00:43:22,500 --> 00:43:27,488 あかねさんの 駆け落ちの相手は 東京の 昔なじみだそうですね。 503 00:43:27,488 --> 00:43:29,490 (水谷)ああ。 見掛けたこと あったよ。➡ 504 00:43:29,490 --> 00:43:32,410 あかねが 土地のもんじゃない すかした男と➡ 505 00:43:32,410 --> 00:43:35,429 一緒に いるところを。 506 00:43:35,429 --> 00:43:38,432 (田島)かみさんが いなくなっても➡ 507 00:43:38,432 --> 00:43:42,453 柳瀬は 恨みがましいこと 一つ 言わなかった。➡ 508 00:43:42,453 --> 00:43:45,406 あかねのことは 諦めて 自分の手で➡ 509 00:43:45,406 --> 00:43:50,428 光男を 一人前にするんだって 心に 決めてたんだろうね。 510 00:43:50,428 --> 00:43:57,435 あいつなら 実際 シングルファーザーで やっていけたと 思うがね。 511 00:43:57,435 --> 00:44:00,454 ただ 運の悪いことに…。 512 00:44:00,454 --> 00:44:04,475 胃がんが 見つかったんですね。 焦ったと 思うよ。 513 00:44:04,475 --> 00:44:08,475 「自分が死んだら この子は いったい どうなるんだ?」って。 514 00:44:22,476 --> 00:44:24,476 (柳瀬)《光男…》 515 00:44:28,466 --> 00:44:31,466 (柳瀬)《どうしたら いいんだよ?》 516 00:44:35,423 --> 00:44:39,427 (水谷)そうかと 思ったら 今度は 東京で あんな事件が。 517 00:44:39,427 --> 00:44:44,432 (田島)びっくりしたよ。 絶対 何かの間違いだと 思ったのに➡ 518 00:44:44,432 --> 00:44:48,436 ニュース 見たら 柳瀬が 自分が やったって。 519 00:44:48,436 --> 00:44:51,455 (水谷)いくら 追い詰められたからって➡ 520 00:44:51,455 --> 00:44:54,425 あいつは 無関係な人を 殺すようなことは しないよ。➡ 521 00:44:54,425 --> 00:44:59,447 それを ろくに 調べもしないで 死刑なんて。 522 00:44:59,447 --> 00:45:03,417 光男さんの行方には 何か 心当たりは ありませんか? 523 00:45:03,417 --> 00:45:07,455 (田島)誰にも 分からないところへ 預けたんだろうね。 524 00:45:07,455 --> 00:45:10,441 俺たちの間じゃ ちょっと そういう噂に なってたよ。 525 00:45:10,441 --> 00:45:13,461 噂? 例えば➡ 526 00:45:13,461 --> 00:45:17,448 赤ん坊を斡旋する 病院とか。 527 00:45:17,448 --> 00:45:24,472 なあ 先生。 何とかして 柳瀬を 助けてやってくださいよ。 528 00:45:24,472 --> 00:45:30,461 (水谷)どうか 柳瀬 よろしく お願いします。 529 00:45:30,461 --> 00:45:33,461 いえ。 こちらこそ。 530 00:47:22,439 --> 00:47:26,427 《はい。 お待たせ。 よいしょ》 531 00:47:26,427 --> 00:47:29,427 《いっぱい 飲んで 大きくなれ》 532 00:47:40,374 --> 00:47:42,374 (柳瀬)《また 朝帰りか》 533 00:47:44,411 --> 00:47:47,398 (あかね)《さぶっ》 534 00:47:47,398 --> 00:47:50,398 (柳瀬)《よし。 光男。 いくぞ》 535 00:48:05,432 --> 00:48:08,432 《待ってろよ。 光男》 536 00:48:21,432 --> 00:48:36,397 ♬~ 537 00:48:36,397 --> 00:48:51,395 ♬~ 538 00:48:51,395 --> 00:48:54,398 ♬~ 539 00:48:54,398 --> 00:48:57,398 あった。 540 00:48:59,420 --> 00:49:04,408 ひなた荘。 まだ 残ってたんだ。 541 00:49:04,408 --> 00:49:19,423 ♬~ 542 00:49:19,423 --> 00:49:21,423 《見えるか? 光男》 543 00:49:23,444 --> 00:49:26,447 《奇麗だな》 544 00:49:26,447 --> 00:49:41,395 ♬~ 545 00:49:41,395 --> 00:49:53,390 ♬~ 546 00:49:53,390 --> 00:50:06,403 ♬~ 547 00:50:06,403 --> 00:50:21,418 ♬~ 548 00:50:21,418 --> 00:50:25,439 ♬~ 549 00:50:25,439 --> 00:50:30,427 (高樹)どう? (礼菜)帰っていただけませんか? 550 00:50:30,427 --> 00:50:36,383 (高樹)もう。 つれないこと 言わないでよ。 礼菜ちゃん。➡ 551 00:50:36,383 --> 00:50:39,386 久しぶりに おふくろさんの お見舞いに 行ったら➡ 552 00:50:39,386 --> 00:50:41,372 娘を 助けてやってくれって 言うから➡ 553 00:50:41,372 --> 00:50:44,391 わざわざ 来てやったんだよ。 554 00:50:44,391 --> 00:50:47,411 その話は なかったことに したはずです。 555 00:50:47,411 --> 00:50:52,433 でも おふくろさんは そうは 思ってないみたいだよ。 556 00:50:52,433 --> 00:50:55,402 だったら 母のパトロンに なれば いいじゃないですか。 557 00:50:55,402 --> 00:50:57,402 私には 関係ないわ。 558 00:50:59,406 --> 00:51:04,411 誰が あんな 死に損ないの ばばあのために。 559 00:51:04,411 --> 00:51:12,403 (高樹)俺はね あんたのために それなりに 金を使ってきた。➡ 560 00:51:12,403 --> 00:51:15,422 もらった分は 見返りを よこすのが➡ 561 00:51:15,422 --> 00:51:20,411 人としての 作法だろう。 なっ? いいだろ?➡ 562 00:51:20,411 --> 00:51:25,411 どうして? えっ? (礼菜)何するんですか? 563 00:51:27,451 --> 00:51:32,456 (高樹)この野郎。 お前だって どうせ➡ 564 00:51:32,456 --> 00:51:37,461 母親譲りの 尻軽女だろうが。 おい! 565 00:51:37,461 --> 00:51:39,461 (礼菜)やめてください!