1 00:00:33,480 --> 00:00:35,415 (氷ノ介)ただ燃やしたいのだ。 2 00:00:35,415 --> 00:00:37,417 (光圀)やはり 現れたか。 3 00:00:37,417 --> 00:00:47,694 ♬~ 4 00:00:47,694 --> 00:00:50,563 (吽慶)了助の…。 どうか…。 5 00:00:50,563 --> 00:00:52,499 私は決して…➡ 6 00:00:52,499 --> 00:00:56,799 父親代わりなど 務めてはならぬ人間なのです。 7 00:00:58,438 --> 00:01:01,574 (泣き声) 8 00:01:01,574 --> 00:01:03,510 (了助)吽慶さん…! 9 00:01:03,510 --> 00:01:06,210 (泣き声) 10 00:01:36,209 --> 00:01:39,009 泣いてる…。 11 00:01:48,788 --> 00:01:55,288 吽慶殿のことは 無念でならぬ。 12 00:01:58,231 --> 00:02:01,231 泣いてるみたいに見えるんだ。 13 00:02:06,573 --> 00:02:12,373 おとうに似てるんだ すごく。 14 00:02:15,915 --> 00:02:22,215 「侍に殺された」と 吽慶殿に聞いた。 15 00:02:26,593 --> 00:02:31,264 いつか 必ず おとうの敵を討つ。 16 00:02:31,264 --> 00:02:33,199 許せない…。 17 00:02:33,199 --> 00:02:38,037 そいつも 氷ノ介も 決して許さない。 18 00:02:38,037 --> 00:02:42,737 一生追いかける。 19 00:02:44,811 --> 00:02:51,611 俺 強くなる。 もっともっと強くなって この手で敵を討つ。 20 00:02:57,423 --> 00:03:01,561 <徳川の世になって 50年余り。➡ 21 00:03:01,561 --> 00:03:06,399 後に 水戸の黄門様と呼ばれることになる 徳川光圀は➡ 22 00:03:06,399 --> 00:03:11,271 異能の技を持つ子供たちからなる隠密集団 拾人衆を率い➡ 23 00:03:11,271 --> 00:03:15,571 江戸の民を守るべく 人知れず奔走していた> 24 00:03:22,949 --> 00:03:28,649 ♬~ 25 00:03:34,193 --> 00:03:37,493 もう よい。 はっ。 26 00:03:44,904 --> 00:03:49,208 (鶴市)一服 いかがでございますか? 27 00:03:49,208 --> 00:03:53,880 見事な細工でございましょう。 金蔵にしまってありました。 28 00:03:53,880 --> 00:03:58,551 一族 皆 大火事から逃げきれなかったようで➡ 29 00:03:58,551 --> 00:04:01,554 店ごと きれいなまま乗っ取れましたな。 30 00:04:01,554 --> 00:04:03,554 フフ…。 鶴市。 31 00:04:05,425 --> 00:04:11,564 お主が江戸に戻り ちょうどよかった。 手足になる者が欲しかったのだ。 32 00:04:11,564 --> 00:04:16,069 氷ノ介様が深手を負われたと聞き 日光から慌てて…。 33 00:04:16,069 --> 00:04:19,572 大したことはない。 34 00:04:19,572 --> 00:04:21,908 向こうは 抜かりないな? はっ。 35 00:04:21,908 --> 00:04:24,811 氷ノ介様のお命じどおり…。 36 00:04:24,811 --> 00:04:29,811 して 両火房は 水戸徳川家の屋敷に 捕らえられたままだとか。 37 00:04:32,018 --> 00:04:34,654 (中山) 氷ノ介の隠れがは どこだ? 38 00:04:34,654 --> 00:04:37,357 水戸の小せがれは わしを捕らえようと➡ 39 00:04:37,357 --> 00:04:39,859 躍起になっているらしい。 40 00:04:39,859 --> 00:04:44,159 では 光圀の屋敷に 火を付けましょうか? 41 00:04:45,732 --> 00:04:50,503 まだ早い。 「まだ」とは? 42 00:04:50,503 --> 00:04:58,244 次に江戸に火を付けるのは 徳川によって町が再建された時。 43 00:04:58,244 --> 00:05:02,248 金を全て吐き出させたところで➡ 44 00:05:02,248 --> 00:05:07,086 再び大火事を起こし 町を焼き尽くせば➡ 45 00:05:07,086 --> 00:05:11,691 徳川とて 立ち直れまい。 46 00:05:11,691 --> 00:05:16,396 日光の東照宮も 時を同じくして焼き➡ 47 00:05:16,396 --> 00:05:19,432 やつらの魂も灰にする。 48 00:05:19,432 --> 00:05:24,570 まこと恐ろしい方でございますな 氷ノ介様は! 49 00:05:24,570 --> 00:05:28,270 手は考えてある。 50 00:05:34,013 --> 00:05:35,948 つじ斬りだってよ。 51 00:05:35,948 --> 00:05:40,887 角屋の旦那も? 火事で焼けた店 やっと立て直したばかりじゃないか。 52 00:05:40,887 --> 00:05:45,024 お侍が 丸腰の町人をって ひでえことしやがる! 53 00:05:45,024 --> 00:05:47,360 (義仙)御免。 54 00:05:47,360 --> 00:06:12,560 ♬~ 55 00:06:20,560 --> 00:06:23,463 どうだ? (日下)「このままでは死罪だ」と言うても➡ 56 00:06:23,463 --> 00:06:25,431 口を割りませぬ。 57 00:06:25,431 --> 00:06:27,431 わしに任せろ。 58 00:06:34,207 --> 00:06:37,707 (中山)お前 何も食べずに 死ぬつもりか? 59 00:06:46,185 --> 00:06:50,985 では これは どうだ? 金平糖だ。 60 00:06:53,926 --> 00:06:57,426 あ~ん…。 ん? 61 00:07:03,202 --> 00:07:06,502 中山様。 ああ…。 62 00:07:09,008 --> 00:07:11,544 中山様が食べたいだけではありませぬか! 63 00:07:11,544 --> 00:07:14,380 「押して駄目なら引いてみよ」 と言うであろう? 64 00:07:14,380 --> 00:07:16,580 中山様…。 65 00:07:18,251 --> 00:07:20,887 つじ斬りの下手人!? 66 00:07:20,887 --> 00:07:24,757 そんな… 私は 決して つじ斬りなど しておりません! 67 00:07:24,757 --> 00:07:27,059 分かっておる。 68 00:07:27,059 --> 00:07:30,897 しかし なぜ 中山だと? 69 00:07:30,897 --> 00:07:34,767 (頼房)奉行所によれば 亡骸のそばに➡ 70 00:07:34,767 --> 00:07:37,637 お主のものとおぼしき品が 落ちていたそうだ。➡ 71 00:07:37,637 --> 00:07:42,175 虎杖紋の刀と その鞘が ご丁寧にな。 72 00:07:42,175 --> 00:07:46,012 (中山)虎杖紋? 73 00:07:46,012 --> 00:07:49,649 それは 確かに 私が捨て置いたものでございます。 74 00:07:49,649 --> 00:07:51,649 捨て置いた? 75 00:07:53,519 --> 00:07:56,189 正月の大火事で…。 76 00:07:56,189 --> 00:08:03,663 あの時 「逃げる邪魔となる家財の類いは 置いてゆけ」と皆に命じました。 77 00:08:03,663 --> 00:08:05,598 中山は わしの命に従い…。 78 00:08:05,598 --> 00:08:10,870 しかし どうすれば「火事場泥棒に盗まれた」と➡ 79 00:08:10,870 --> 00:08:12,805 申し開きできようか。 80 00:08:12,805 --> 00:08:17,043 奉行所には 「ひとつきのうちに潔白を示す」と言うて➡ 81 00:08:17,043 --> 00:08:22,915 中山を謹慎させると話をつけたが…。 82 00:08:22,915 --> 00:08:29,755 ただでさえ 我ら徳川三家は 老中らに にらまれておるというのに➡ 83 00:08:29,755 --> 00:08:32,325 面倒を抱え込んだのう。 84 00:08:32,325 --> 00:08:34,827 しかし…。 (中山)分かりました。 85 00:08:34,827 --> 00:08:43,169 かくなる上は この中山 腹を切って 潔白を示すほかありません。 86 00:08:43,169 --> 00:08:45,469 何を…。 何を申すか! 87 00:08:48,641 --> 00:08:53,341 このようなことで 家臣に腹は切らせぬ! 88 00:08:59,385 --> 00:09:04,885 案ずるな。 このぬれぎぬ 必ずや晴らしてやる。 89 00:09:07,360 --> 00:09:11,664 大殿様… 光圀様…。 90 00:09:11,664 --> 00:09:14,867 ひとつきじゃ。 よいな? 91 00:09:14,867 --> 00:09:17,367 はっ! 92 00:09:21,040 --> 00:09:24,840 <中山が謹慎となった日に…> 93 00:09:27,680 --> 00:09:32,485 <光圀を旧友が訪ねてきた> 94 00:09:32,485 --> 00:09:34,485 義仙殿! 95 00:09:36,155 --> 00:09:39,492 生きておったか。 義仙殿こそ。 96 00:09:39,492 --> 00:09:44,163 久しぶりだ。 いつ江戸に? 97 00:09:44,163 --> 00:09:46,463 今し方。 98 00:09:50,036 --> 00:09:54,807 わしに 「つじ斬りされた亡骸を検視せよ」と? 99 00:09:54,807 --> 00:10:00,607 義仙殿なら 太刀筋から下手人の 手がかりをつかめるのではないかと。 100 00:10:02,848 --> 00:10:08,348 そのつじ斬り 上野か? 101 00:10:10,189 --> 00:10:13,526 ならば 通りがかって 亡骸を見た。 102 00:10:13,526 --> 00:10:16,028 まことか! 103 00:10:16,028 --> 00:10:22,368 2人とも 左から斬りつけられておった。 104 00:10:22,368 --> 00:10:28,541 下手人は 珍しいことに左利き。 105 00:10:28,541 --> 00:10:32,341 しかも 隻腕。 106 00:10:35,414 --> 00:10:38,884 (義仙)心当たりが? 107 00:10:38,884 --> 00:10:41,921 一人しかおらぬ。 108 00:10:41,921 --> 00:10:45,921 極楽組の錦 氷ノ介だ。 109 00:10:51,897 --> 00:10:55,768 こやつが あの大火事の火付けを? さよう。 110 00:10:55,768 --> 00:11:02,074 つじ斬りの下手人も 錦 氷ノ介だ。 だが どちらも 確かな証拠がない。 111 00:11:02,074 --> 00:11:06,245 正月の大火事では 極楽組は 火事場泥棒を働き➡ 112 00:11:06,245 --> 00:11:10,583 江戸中から金品をかすめ取っておる。 113 00:11:10,583 --> 00:11:17,283 その中に お主の家臣の刀があったというわけか。 114 00:11:18,924 --> 00:11:22,261 ならば 盗品蔵を捜し出すか。 115 00:11:22,261 --> 00:11:28,261 首領の氷ノ介が傷を負い 遠く逃げられぬ今のうちに捕らえたい。 116 00:11:33,372 --> 00:11:36,208 (義仙)さてと…。 今 茶を…。 117 00:11:36,208 --> 00:11:40,546 茶では この渇きは 癒えぬ。 118 00:11:40,546 --> 00:11:43,846 昔のように 町に繰り出さぬか? 119 00:11:45,418 --> 00:11:48,053 酒なら 泰に用意させてある。 120 00:11:48,053 --> 00:11:56,695 遊び仲間の旗本 谷 左馬之助とは もう会えぬのか? 121 00:11:56,695 --> 00:12:01,995 昔の左馬之助は もう死んだと思うてくれ。 122 00:12:05,237 --> 00:12:07,537 なぜ 死んだ? 123 00:12:10,409 --> 00:12:12,609 罪を犯した。 124 00:12:16,215 --> 00:12:18,215 わしは…。 125 00:12:22,421 --> 00:12:25,458 (笑い声) (泰姫)それで義仙殿が➡ 126 00:12:25,458 --> 00:12:28,727 急にお乗り物をお止めあれ と言われて…。 127 00:12:28,727 --> 00:12:30,663 (村岡)さよでございます。 128 00:12:30,663 --> 00:12:35,501 我ら皆 賊にでも出会うたのかと 肝を冷やしておりましたら➡ 129 00:12:35,501 --> 00:12:42,274 「富士山が美しいゆえ お降りになって ご覧なされませ」と…。 130 00:12:42,274 --> 00:12:47,246 京をたつ前は 長い道中 案じておりましたが➡ 131 00:12:47,246 --> 00:12:49,548 義仙殿のおかげで➡ 132 00:12:49,548 --> 00:12:56,889 諸国の名所を眺めながらの 楽しい輿入れの旅でございました。 133 00:12:56,889 --> 00:13:01,393 柳生きっての剣の達人 柳生義仙に 警護を頼んだつもりであったが➡ 134 00:13:01,393 --> 00:13:03,429 名所案内をしておったとは。 135 00:13:03,429 --> 00:13:08,701 いや… そのために 諸国を回っておる わしに頼んだのかと。 136 00:13:08,701 --> 00:13:11,501 (笑い声) 137 00:13:13,539 --> 00:13:21,580 諸国を旅して巡る暮らしか。 羨ましい限りだ…。 138 00:13:21,580 --> 00:13:29,321 いいだろう? お主も 一度 出家してみるか? 139 00:13:29,321 --> 00:13:31,321 フッ…。 フフ…。 140 00:13:37,663 --> 00:13:40,366 ≪(せきばらい) 141 00:13:40,366 --> 00:13:43,666 ≪中山 どうじゃ? 生きておるか? 142 00:13:45,237 --> 00:13:48,107 光圀様! いかがなされました? 143 00:13:48,107 --> 00:13:51,877 ≪今しばらくの辛抱じゃ。 必ず お主を助け出してやる。 144 00:13:51,877 --> 00:13:54,780 ありがたきお言葉…。 145 00:13:54,780 --> 00:14:00,886 中山 それだけで もう…。 146 00:14:00,886 --> 00:14:04,223 ≪(鳩) って 光圀様がおっしゃっていました。 147 00:14:04,223 --> 00:14:10,029 ♬~ 148 00:14:10,029 --> 00:14:13,399 お前たち 何をしておる! 149 00:14:13,399 --> 00:14:15,701 (鳩)お元気そうで よかった。 150 00:14:15,701 --> 00:14:17,636 (亀一)拾人衆のみんなも 心配してて…。 151 00:14:17,636 --> 00:14:19,572 (韋駄天)元気出してください。 152 00:14:19,572 --> 00:14:21,574 お前たち…。 153 00:14:21,574 --> 00:14:26,245 (巳助)はい これ食べて。 154 00:14:26,245 --> 00:14:28,445 ありがたい。 155 00:14:31,083 --> 00:14:34,883 うん…。 (笑い声) 156 00:14:36,522 --> 00:14:39,022 (中山)うん! (笑い声) 157 00:14:43,028 --> 00:14:45,528 飢え死ぬつもりか? 158 00:14:48,667 --> 00:14:53,205 氷ノ介が つじ斬りした。 159 00:14:53,205 --> 00:14:59,011 お主にとって そこまでして守るべき男であろうか? 160 00:14:59,011 --> 00:15:02,214 氷ノ介は。 161 00:15:02,214 --> 00:15:08,387 更に 火事場から盗み取った 我が家臣の刀の鞘を置き➡ 162 00:15:08,387 --> 00:15:12,057 ぬれぎぬを着せた。 163 00:15:12,057 --> 00:15:17,557 斬ることより 我らを陥れるのが ねらいであろう。 164 00:15:19,698 --> 00:15:23,235 斬られた町人が 何をしたというのだ? 165 00:15:23,235 --> 00:15:26,705 家臣に 何の罪がある? 166 00:15:26,705 --> 00:15:33,005 もし わしに恨みがあるなら わしを狙えば よいではないか。 167 00:15:36,015 --> 00:15:38,215 腹立たしい。 168 00:15:40,653 --> 00:15:44,523 腹立たしいか。 169 00:15:44,523 --> 00:15:52,323 やっと 清く正しき若殿様の本音が出たな。 170 00:15:57,236 --> 00:15:59,736 清く正しくなどない…。 171 00:16:08,047 --> 00:16:11,884 氷ノ介の居場所は どこだ? 172 00:16:11,884 --> 00:16:16,388 頼む 教えてくれ。 173 00:16:16,388 --> 00:16:22,261 フッ ハハハハハハハハ…。 174 00:16:22,261 --> 00:16:29,401 水戸の若殿に乞われるとは 愉快 この上ないわ。➡ 175 00:16:29,401 --> 00:16:31,336 フフフフフ…。 176 00:16:31,336 --> 00:16:33,536 おのれ! 177 00:16:39,211 --> 00:16:41,847 断る。 178 00:16:41,847 --> 00:16:51,047 主を守るべきか否かを問うなどは 笑止千万! 179 00:17:04,670 --> 00:17:10,375 (泰姫)中山のこと 案じられますね。 180 00:17:10,375 --> 00:17:14,546 座敷牢に捕らえておる者に 探りを入れておるが➡ 181 00:17:14,546 --> 00:17:17,216 何を聞いても答えぬ。 182 00:17:17,216 --> 00:17:24,389 名は 両火房と聞きました。 ああ。 183 00:17:24,389 --> 00:17:31,630 その者は なぜ 何も話さぬのでしょう? 分からぬ。 184 00:17:31,630 --> 00:17:37,503 話さぬどころか 何も食べぬ。 185 00:17:37,503 --> 00:17:39,703 死にたがっているようだ。 186 00:17:53,051 --> 00:17:56,188 (罔両子)面白いお方ですな 義仙様は。 187 00:17:56,188 --> 00:18:00,659 柳生家といえば 公方様の剣術指南のお家柄。 188 00:18:00,659 --> 00:18:04,959 もう少し 険しい気配を 漂わせているものかと。 189 00:18:06,532 --> 00:18:12,671 義仙殿は 柳生の家から 自ら遠ざかっておるのだ。 190 00:18:12,671 --> 00:18:16,375 かつては ご公儀のための影働きも されていたとか? 191 00:18:16,375 --> 00:18:21,675 剣術家ゆえ 人を あやめねばならぬこともな…。 192 00:18:29,388 --> 00:18:33,992 腰を うまく使えば もっと強く大きく振れる。 193 00:18:33,992 --> 00:18:36,028 ♬~ 194 00:18:36,028 --> 00:18:39,164 どうした? 195 00:18:39,164 --> 00:18:43,502 同じこと この棒をくれた人にも言われたから…。 196 00:18:43,502 --> 00:18:57,349 ♬~ 197 00:18:57,349 --> 00:18:59,649 きいや! 198 00:19:02,187 --> 00:19:04,387 了助…。 199 00:19:06,058 --> 00:19:10,062 人を あやめるつもりか? その棒で。 200 00:19:10,062 --> 00:19:21,206 ♬~ 201 00:19:21,206 --> 00:19:25,043 恐れ入ります。 「すぐ お屋敷に戻っていただきたい」と➡ 202 00:19:25,043 --> 00:19:26,979 村岡様より知らせが。 203 00:19:26,979 --> 00:19:29,214 村岡が? 204 00:19:29,214 --> 00:19:32,484 (村岡)姫様! (日下)お待ちくださいませ 泰姫様! 205 00:19:32,484 --> 00:19:34,987 案ずるな 話を聞くだけじゃ。 206 00:19:34,987 --> 00:19:40,492 そのお方は 人をあやめた咎人でございます! 207 00:19:40,492 --> 00:19:43,161 泰 何があった? 208 00:19:43,161 --> 00:19:46,632 私を両火房に会わせてくださいませ。 209 00:19:46,632 --> 00:19:48,567 何を言うのだ? 210 00:19:48,567 --> 00:19:53,505 私には この者の気持ちが 分かるかもしれませぬ。 211 00:19:53,505 --> 00:20:00,646 ならぬ。 そなたと両火房では 生きてきた道が まるで違う。 212 00:20:00,646 --> 00:20:03,181 そうでございましょうか? 213 00:20:03,181 --> 00:20:12,190 ♬~ 214 00:20:12,190 --> 00:20:15,527 (義仙)よい店じゃ。 215 00:20:15,527 --> 00:20:20,399 やはり 今も 町に繰り出しておるのではないか。 216 00:20:20,399 --> 00:20:23,268 いや…。 217 00:20:23,268 --> 00:20:29,074 ≪(頼房の声)わしだ。 たまには親子で 共に酒でも飲まぬか? 光圀。 218 00:20:29,074 --> 00:20:31,374 戯れは やめよ。 219 00:20:35,547 --> 00:20:37,549 (おこん)光圀様には 通じませぬか。 220 00:20:37,549 --> 00:20:42,049 父上が わしと「飲みたい」などと 言うわけがあるまい。 221 00:20:44,890 --> 00:20:48,393 私が声色を使ったのでございます。 222 00:20:48,393 --> 00:20:51,697 この店の主 こんでございます。 223 00:20:51,697 --> 00:20:53,765 お見知りおきを。 224 00:20:53,765 --> 00:21:03,909 ♬~ 225 00:21:03,909 --> 00:21:08,580 おこんは 元拾人衆なのだ。 226 00:21:08,580 --> 00:21:15,253 父上が拾人衆を作った頃からの者で 声色を巧みに使う。 227 00:21:15,253 --> 00:21:21,059 今は この店の主となり 繁盛させておる。 228 00:21:21,059 --> 00:21:24,730 鳩は ここで 声色を習うたのだ。 229 00:21:24,730 --> 00:21:26,798 (光圀の声まねで)習うたのだ。 230 00:21:26,798 --> 00:21:29,101 おおっ! 231 00:21:29,101 --> 00:21:35,207 天涯孤独な私を拾っていただき 水戸様には お礼のしようもございません。 232 00:21:35,207 --> 00:21:39,544 それは そなたの働きがあったればこそ。 233 00:21:39,544 --> 00:21:44,383 よき働きをすれば 報われる。 234 00:21:44,383 --> 00:21:47,219 そちも そうなると よいな。 はい。 235 00:21:47,219 --> 00:21:51,056 では 何かございましたら お呼びください。 236 00:21:51,056 --> 00:21:53,256 ごゆるりと。 237 00:21:57,229 --> 00:22:01,566 何だ… お役目がらみの店か…。 238 00:22:01,566 --> 00:22:08,340 今のお主は やることなすこと 正しゅうなってしもうて つまらんな。 239 00:22:08,340 --> 00:22:12,210 正しくあろうと 努めてきたのだ。 240 00:22:12,210 --> 00:22:15,410 少しは償いになろうかと。 241 00:22:19,418 --> 00:22:22,721 いかん… もう酔いが回ってきた。 242 00:22:22,721 --> 00:22:26,925 おお… これしきで酔うとは➡ 243 00:22:26,925 --> 00:22:31,663 確かに 奥方も案ずるわけよ。 244 00:22:31,663 --> 00:22:36,663 やはり 泰が 義仙殿を呼んだのか? 245 00:22:39,404 --> 00:22:43,875 「座敷牢におる両火房に会いたい」 と言いだした。 246 00:22:43,875 --> 00:22:48,380 ハハハハハハハ…。 それは見ものだな。 247 00:22:48,380 --> 00:22:51,180 義仙殿まで 何を そのような…。 248 00:22:52,884 --> 00:23:00,225 奥方は 守りたい一心なのであろう。 大事な旦那様を。 249 00:23:00,225 --> 00:23:14,406 ♬~ 250 00:23:14,406 --> 00:23:19,277 (両火房)これは ありがたい! ようやく 死を賜るか。 251 00:23:19,277 --> 00:23:34,192 ♬~ 252 00:23:34,192 --> 00:23:39,064 何だ? 何のまねだ? 253 00:23:39,064 --> 00:23:54,045 ♬~ 254 00:23:54,045 --> 00:23:58,245 さぞ 痛かったでしょう。 255 00:24:07,392 --> 00:24:09,692 ひいっ! 256 00:24:13,198 --> 00:24:19,104 私は 泰といいます。 257 00:24:19,104 --> 00:24:24,409 無理を言って あなたに話を聞きに来ました。 258 00:24:24,409 --> 00:24:28,914 フフフ…。 259 00:24:28,914 --> 00:24:31,650 わしの口を割らせるために➡ 260 00:24:31,650 --> 00:24:36,855 世間知らずの奥方まで やって来たというか。 261 00:24:36,855 --> 00:24:44,029 フフフ…。 何だ? 何が知りたい? 262 00:24:44,029 --> 00:24:47,666 氷ノ介の隠れがか? 263 00:24:47,666 --> 00:24:50,869 何人殺したかか? 264 00:24:50,869 --> 00:24:56,374 いいえ。 あなたが話したいことを 話してください。➡ 265 00:24:56,374 --> 00:25:02,681 私は あなたの話を聞きに来たのですから。 266 00:25:02,681 --> 00:25:06,381 私の聞きたいことではありませぬ。 267 00:25:09,554 --> 00:25:13,425 話したいことなど…。 268 00:25:13,425 --> 00:25:20,425 ならば なぜ そのように 悲しい目をしているのですか? 269 00:25:22,701 --> 00:25:27,901 (泰姫)なぜ 何も食べぬのです? 270 00:25:32,510 --> 00:25:40,852 私は 正月の大火事で病となり➡ 271 00:25:40,852 --> 00:25:46,024 苦しくて 苦しくて…➡ 272 00:25:46,024 --> 00:25:50,195 こんなに苦しいのなら いっそ➡ 273 00:25:50,195 --> 00:25:55,895 このまま世を去っても構わぬ と思いました。 274 00:26:01,373 --> 00:26:11,683 あの世には 私の父も母も兄もいるゆえ➡ 275 00:26:11,683 --> 00:26:23,428 皆に会えるなら 怖くはない。 早う会いたい…。 276 00:26:23,428 --> 00:26:30,101 食を断ち 熱にうなされ➡ 277 00:26:30,101 --> 00:26:35,340 このまま黄泉の国へと行けるなら➡ 278 00:26:35,340 --> 00:26:37,640 救われる。 279 00:26:44,649 --> 00:26:46,849 泰…。 280 00:26:50,021 --> 00:26:58,730 なれど 私には 守らねばならぬ人がいると 思い出したのです。 281 00:26:58,730 --> 00:27:07,930 その人のおかげで 私は 今 ここに生きています。 282 00:27:18,083 --> 00:27:23,583 あなたの大事な人は 今 どうしているのですか? 283 00:27:25,557 --> 00:27:28,059 (泰姫)守らねばならぬ人は…。 284 00:27:28,059 --> 00:27:30,359 皆 死んだわ! 285 00:27:32,030 --> 00:27:37,635 (両火房)飢えと病と…。 286 00:27:37,635 --> 00:27:39,571 なぜ? 287 00:27:39,571 --> 00:27:42,507 なぜ? 288 00:27:42,507 --> 00:27:45,343 なぜだと? 289 00:27:45,343 --> 00:27:50,843 そのようなことは 幾度も己に問うたわ。 290 00:27:52,517 --> 00:27:56,354 なぜ死なせた。 291 00:27:56,354 --> 00:28:01,154 妻も子も なぜ死ななければならなかった。 292 00:28:04,229 --> 00:28:08,066 我が主 堀内主水は➡ 293 00:28:08,066 --> 00:28:11,866 そうまでして 守らなければならぬ男であったかと…。 294 00:28:13,671 --> 00:28:15,607 堀内主水? 295 00:28:15,607 --> 00:28:19,544 陸奥大道寺家 家老の…。 そうだ! 296 00:28:19,544 --> 00:28:27,218 殿に逆らい処刑された家老の家臣 久我山…➡ 297 00:28:27,218 --> 00:28:30,054 宗衛門が…➡ 298 00:28:30,054 --> 00:28:32,323 わしの名だ。 299 00:28:32,323 --> 00:28:43,034 ♬~ 300 00:28:43,034 --> 00:28:48,334 早う… あの世に行かせてくれ。 301 00:28:50,642 --> 00:28:54,846 会いたい。 302 00:28:54,846 --> 00:29:00,018 会いたいのだ 皆に…。 303 00:29:00,018 --> 00:29:16,468 ♬~ 304 00:29:16,468 --> 00:29:20,872 つらい身の上を聞いてしまいました。➡ 305 00:29:20,872 --> 00:29:25,043 すみません。➡ 306 00:29:25,043 --> 00:29:27,843 今日は これにて…。 307 00:29:31,616 --> 00:29:37,416 (両火房)まことに わしの身の上話を聞いただけか? 308 00:29:41,359 --> 00:29:44,496 はい。 309 00:29:44,496 --> 00:29:48,496 ほかに聞きたいことが あるのではないのか? 310 00:29:51,636 --> 00:29:56,007 あなたの大事な方々は➡ 311 00:29:56,007 --> 00:30:01,646 あなたが捕らえられ 咎人のまま死んでいくのを➡ 312 00:30:01,646 --> 00:30:04,346 望んでいるのでしょうか? 313 00:30:06,017 --> 00:30:08,017 久我山殿。 314 00:30:21,499 --> 00:30:24,869 ♬~ 315 00:30:24,869 --> 00:30:28,869 (両火房)ほかに聞きたいことが あるのではないのか? 316 00:30:36,214 --> 00:30:43,555 父の形見の硯が 正月の大火事で なくなりました。 317 00:30:43,555 --> 00:30:52,564 どこにあるのか 知りたいか? (泰姫)はい。 318 00:30:52,564 --> 00:30:57,764 芝の美作屋に隠してある。 319 00:30:59,437 --> 00:31:04,075 (両火房)手練れの者がおるゆえ せいぜい気を付けよ。 320 00:31:04,075 --> 00:31:13,418 ♬~ 321 00:31:13,418 --> 00:31:16,118 (泰姫)久我山殿。 322 00:31:18,590 --> 00:31:20,592 ありがとうございます。 323 00:31:20,592 --> 00:31:25,892 我が名を呼ばれたのは 久方ぶりであった。 324 00:31:30,101 --> 00:31:34,539 おかげで 久我山宗衛門として 逝くことができそうだ。 325 00:31:34,539 --> 00:32:02,400 ♬~ 326 00:32:02,400 --> 00:32:04,702 えい! とりゃ! 327 00:32:04,702 --> 00:32:13,244 ♬~ 328 00:32:13,244 --> 00:32:15,179 おら~! 329 00:32:15,179 --> 00:32:17,115 ♬~ 330 00:32:17,115 --> 00:32:20,118 ぐう…! やあっ! 331 00:32:20,118 --> 00:32:22,587 日下! おりゃ~! おのれ! 332 00:32:22,587 --> 00:32:27,458 ♬~ 333 00:32:27,458 --> 00:32:29,460 おわっ…! おっ…。 334 00:32:29,460 --> 00:32:32,864 ああ… あ? 335 00:32:32,864 --> 00:32:35,533 うっ! 336 00:32:35,533 --> 00:32:37,468 今のは? 337 00:32:37,468 --> 00:32:41,039 おわっ…! さすがだな。 338 00:32:41,039 --> 00:32:44,542 ここは 任せよ。 はっ! 339 00:32:44,542 --> 00:32:47,211 さがせ! (家臣一同)はっ! 340 00:32:47,211 --> 00:32:55,711 ♬~ 341 00:33:00,692 --> 00:33:03,392 左馬之助! 342 00:33:05,063 --> 00:33:08,399 お前と また会うとはな。 343 00:33:08,399 --> 00:33:10,699 鶴市…。 344 00:33:14,706 --> 00:33:17,909 フッ じゃあな。 345 00:33:17,909 --> 00:33:31,422 ♬~ 346 00:33:31,422 --> 00:33:33,858 (中山)ありがとうございます。 347 00:33:33,858 --> 00:33:36,527 ありがとうございます! 348 00:33:36,527 --> 00:33:41,199 中山義直 この命尽きるまで➡ 349 00:33:41,199 --> 00:33:44,102 光圀様をお守りいたします! 350 00:33:44,102 --> 00:33:47,371 そのようなこと 軽々しく申すな。 351 00:33:47,371 --> 00:33:50,675 心の底から 思うております! 352 00:33:50,675 --> 00:33:55,513 主君といえど 間違いがあれば 正せ。 353 00:33:55,513 --> 00:34:00,051 守るに値せぬと思えば 迷わず去れ。 354 00:34:00,051 --> 00:34:04,889 さすれば 違った道もあろうに…。 355 00:34:04,889 --> 00:34:11,062 お言葉ながら 光圀様ほど お仕えしがいのあるお方はおりませぬ。 356 00:34:11,062 --> 00:34:18,803 謹慎中の私に会うわけにはいかぬと わざわざ ご伝言賜り 救われました。 357 00:34:18,803 --> 00:34:24,075 伝言? はて 何を? 358 00:34:24,075 --> 00:34:31,883 鳩が光圀様の声色で 励ましの言葉を伝えてくれた時には➡ 359 00:34:31,883 --> 00:34:35,653 もう…。 360 00:34:35,653 --> 00:34:39,540 拾人衆の皆にも 礼を言わねば…! 361 00:34:39,540 --> 00:34:41,542 そうだな。 362 00:34:41,542 --> 00:34:46,242 皆が そのような気遣いをしたのであろう。 363 00:34:48,683 --> 00:34:53,888 (笑い声) 364 00:34:53,888 --> 00:34:57,692 光圀様のお使いでは? 365 00:34:57,692 --> 00:34:59,627 ハハハハハハ…。 366 00:34:59,627 --> 00:35:03,564 (笑い声) 367 00:35:03,564 --> 00:35:13,074 ♬~ 368 00:35:13,074 --> 00:35:15,009 泰。 369 00:35:15,009 --> 00:35:18,579 旦那様。 370 00:35:18,579 --> 00:35:23,417 おかげさまで 父の硯が戻りました。 371 00:35:23,417 --> 00:35:26,320 ありがとうございます。 372 00:35:26,320 --> 00:35:31,820 礼を言わねばならぬのは わしの方だ。 373 00:35:47,041 --> 00:35:50,545 ありがとう。 374 00:35:50,545 --> 00:35:53,545 わしのために生きてくれて。 375 00:35:57,685 --> 00:36:06,060 旦那様 私こそ お礼を申します。 376 00:36:06,060 --> 00:36:15,360 私の病を諦めず 共に苦しみ お気遣いくだされて。 377 00:36:17,405 --> 00:36:24,705 共に苦しむよりほか 何もできなんだ。 378 00:36:27,915 --> 00:36:34,655 泰がおらねば わしは…➡ 379 00:36:34,655 --> 00:36:37,355 わしは 弱い。 380 00:36:43,397 --> 00:36:45,397 はい。 381 00:36:47,201 --> 00:36:53,201 わしの話も聞いてくれるか? はい。 382 00:36:55,076 --> 00:37:05,276 わしは 昔 旗本の三男と身分を偽り 放とうを繰り返していた。 383 00:37:12,360 --> 00:37:14,895 あ~ 酔った 酔った。 ハハ…。 384 00:37:14,895 --> 00:37:17,798 おっ きれいな月だな。 ハハ…。 385 00:37:17,798 --> 00:37:20,067 月か…。 386 00:37:20,067 --> 00:37:24,905 さすが水戸の御曹司様は 言うことが風流だのう。 387 00:37:24,905 --> 00:37:26,841 (笑い声) 388 00:37:26,841 --> 00:37:32,179 鶴市? 旗本の三男 谷 左馬之助などと名乗って➡ 389 00:37:32,179 --> 00:37:37,351 俺らをたばかり バカにして さぞ楽しかったろう?➡ 390 00:37:37,351 --> 00:37:40,254 水戸の御曹司様よ。 391 00:37:40,254 --> 00:37:45,226 すまぬ。 そのようなつもりは 決して…。 392 00:37:45,226 --> 00:37:49,530 ああ ちょうどいいとこに 無宿人がおる。➡ 393 00:37:49,530 --> 00:37:57,872 徳川御三家の刀の切れ味 俺ら貧乏旗本にも 一目 見せてくれよ。 394 00:37:57,872 --> 00:38:01,676 鶴市…。 (与惣次郎)あああ… あああ~! 395 00:38:01,676 --> 00:38:05,546 おやめください! ああ! ああ~! 396 00:38:05,546 --> 00:38:08,382 おやめください お侍様! 397 00:38:08,382 --> 00:38:11,886 たとえ このような身に落ちぶれたとしても➡ 398 00:38:11,886 --> 00:38:14,922 命を惜しく思うことは 万人と同じでございます! 399 00:38:14,922 --> 00:38:17,058 黙れ。 400 00:38:17,058 --> 00:38:20,695 くだらぬ。 帰る。 401 00:38:20,695 --> 00:38:27,401 斬れぬのか? 水戸のやつらは 軟弱だな。 402 00:38:27,401 --> 00:38:33,174 徳川の殿様は 刀など使わぬゆえ しかたないか。 403 00:38:33,174 --> 00:38:36,874 (笑い声) 404 00:38:41,515 --> 00:38:45,015 無宿人を斬った。 405 00:38:49,190 --> 00:38:52,490 それが了助の父親だ。 406 00:39:00,901 --> 00:39:06,101 失望したであろう? 407 00:39:10,878 --> 00:39:13,578 ようお話しくださりました。 408 00:39:20,054 --> 00:39:25,754 ようやく 夫婦になれた気がいたします。 409 00:39:29,697 --> 00:39:31,999 泰。 410 00:39:31,999 --> 00:39:38,172 共に悔やみ 詫び➡ 411 00:39:38,172 --> 00:39:43,344 苦しみを分け合うていきましょう。 412 00:39:43,344 --> 00:39:49,150 それが夫婦でございましょう? 413 00:39:49,150 --> 00:39:59,193 ♬~ 414 00:39:59,193 --> 00:40:04,532 わしは…➡ 415 00:40:04,532 --> 00:40:07,532 あの子に 何ができるであろうか…。 416 00:40:11,305 --> 00:40:14,605 さあ 寝るか。 417 00:40:19,880 --> 00:40:22,380 穏やかな よい顔をしておる。 418 00:40:28,389 --> 00:40:30,324 よかった。 419 00:40:30,324 --> 00:40:33,694 義仙さんには そう見えるのか? うん。 420 00:40:33,694 --> 00:40:38,894 おとうの顔が 泣いて見えたり 笑って見えたりするんです。 421 00:40:41,402 --> 00:40:45,239 了助~! ハハハ…。 422 00:40:45,239 --> 00:40:49,076 お前は おとうの神様だ! 423 00:40:49,076 --> 00:40:51,712 おとう。 ハハハ…。 424 00:40:51,712 --> 00:40:55,583 無宿人の子は 大概捨てられるのに➡ 425 00:40:55,583 --> 00:40:58,283 おとうは 俺を捨てなかった。 426 00:41:02,089 --> 00:41:06,594 なればこそ お前は 幸せにならねばならぬな。 427 00:41:06,594 --> 00:41:25,894 ♬~ 428 00:41:32,686 --> 00:41:36,891 勝手なことをすれば 光圀と共に 焼き清めてくれる。 429 00:41:36,891 --> 00:41:40,227 因果なことだ。 左馬之助。 430 00:41:40,227 --> 00:41:43,063 待て! 待てと申しております! 431 00:41:43,063 --> 00:41:46,901 地獄だ! 地獄だ…! 情けをかけるつもりか!? 432 00:41:46,901 --> 00:41:50,571 地獄を生きねばならぬのは お前だ。 433 00:41:50,571 --> 00:41:52,506 徳川光圀。 434 00:41:52,506 --> 00:42:14,261 ♬~ 435 00:42:14,261 --> 00:42:16,597 ♬~ 436 00:42:16,597 --> 00:42:21,468 ♬~ 437 00:42:21,468 --> 00:42:24,104 ♬~ 438 00:42:24,104 --> 00:42:27,007 ♬~ 439 00:42:27,007 --> 00:42:34,682 ♬~ 440 00:42:34,682 --> 00:42:37,217 ♬~ 441 00:42:37,217 --> 00:43:27,517 ♬~ 442 00:45:36,396 --> 00:45:40,534 空から見れば読み解ける➡ 443 00:45:40,534 --> 00:45:44,872 歴史の物語があります。 444 00:45:44,872 --> 00:45:50,227 「空旅中国」。 445 00:45:50,227 --> 00:45:56,567 英雄たちの足跡をたどってみましょう。 446 00:45:56,567 --> 00:46:03,367 ♬~