1 00:00:33,119 --> 00:00:35,121 (伯朗)おふくろは矢神の人間に 殺されたっていうのか? 2 00:00:35,121 --> 00:00:37,623 (明人)母さんが貴重な何かを 隠したというのなら 3 00:00:37,623 --> 00:00:39,625 兄貴にしか見つけられない 4 00:00:39,625 --> 00:00:42,295 (楓)価値ある何かとは 後天性サヴァン症候群の 5 00:00:42,295 --> 00:00:44,297 研究記録だったことが 分かりましたね 6 00:00:44,297 --> 00:00:46,299 小泉の家か… 7 00:00:46,299 --> 00:00:48,301 (勇磨)研究記録は そこにあるはずだ 8 00:00:48,301 --> 00:00:50,303 あなたは 明人の妻ではないですよね 9 00:00:50,303 --> 00:00:53,806 最強バディは おしまいですか? 君が壊したんだ 10 00:00:53,806 --> 00:00:57,806 (百合華)明君… 近づきすぎたようだね 楓さんに 11 00:01:00,146 --> 00:01:04,650 (波恵)君津は康之介の子供です 遺産を引き継ぐ一人となります 12 00:01:04,650 --> 00:01:06,719 僕が 必ず 13 00:01:06,719 --> 00:01:08,719 弟を連れ戻します 14 00:01:09,722 --> 00:01:13,659 (波恵)では 親族会を始めます 15 00:01:13,659 --> 00:01:15,995 兄は亡くなりました➡ 16 00:01:15,995 --> 00:01:18,664 明人は不在で連絡もないため➡ 17 00:01:18,664 --> 00:01:22,001 遺産を 相続すべき人間がおりません➡ 18 00:01:22,001 --> 00:01:25,071 そこで 康之介の子供達に➡ 19 00:01:25,071 --> 00:01:28,674 均等に分配することにいたします 20 00:01:28,674 --> 00:01:30,674 (ドアが開く) 21 00:01:33,846 --> 00:01:35,848 (牧雄)見つけたぞ 22 00:01:35,848 --> 00:01:40,348 後天性サヴァン症候群の 研究記録だ 23 00:01:41,687 --> 00:01:45,691 どこにあったんです? 我々の父親の部屋だ 24 00:01:45,691 --> 00:01:48,294 康之介の部屋? 25 00:01:48,294 --> 00:01:51,297 (祥子)私が知恵を貸したの 26 00:01:51,297 --> 00:01:55,635 その研究記録は 康之介が自分の手柄として 27 00:01:55,635 --> 00:01:58,471 持っていたんじゃ ないかしらって➡ 28 00:01:58,471 --> 00:02:01,541 勇磨さん あなた あれが欲しいんでしょ? 29 00:02:01,541 --> 00:02:04,544 そのために 佐代さんを捨てて 30 00:02:04,544 --> 00:02:07,813 楓さんと手を組んだ 31 00:02:07,813 --> 00:02:10,483 あげる 32 00:02:10,483 --> 00:02:13,486 ただし 正直に話してほしいの 33 00:02:13,486 --> 00:02:16,086 佐代さんが 母さんを殺したんでしょ 34 00:02:17,557 --> 00:02:19,992 さあ 話して! 35 00:02:19,992 --> 00:02:22,495 牧雄さん 36 00:02:22,495 --> 00:02:25,831 その研究記録は偽物ですよね 37 00:02:25,831 --> 00:02:28,901 はい? あなたは 僕を殺してでも 38 00:02:28,901 --> 00:02:31,604 その記録を手に入れると 言っていました 39 00:02:31,604 --> 00:02:34,106 それほど思い入れがある 研究記録を 40 00:02:34,106 --> 00:02:37,106 そんな恨みのために 渡すはずがない 41 00:02:39,178 --> 00:02:43,449 やっぱりダメだったな あなたの くだらないアイデアは ハハハ… 42 00:02:43,449 --> 00:02:45,449 牧雄! 43 00:02:48,287 --> 00:02:50,623 (佐代)愚かな人ね 44 00:02:50,623 --> 00:02:53,960 こんな人に遺産を分けるなんて もったいない 45 00:02:53,960 --> 00:02:56,260 あなたには渡さない! 46 00:03:00,633 --> 00:03:04,971 言いなさい あなたが 私の母を毒殺したんでしょ! 47 00:03:04,971 --> 00:03:07,807 だとしたら? こうする 48 00:03:07,807 --> 00:03:10,810 あっ! (隆司)やめなさい! 49 00:03:10,810 --> 00:03:14,880 何をやっているんだよ もういいじゃないか➡ 50 00:03:14,880 --> 00:03:17,483 百合華のことも考えなさい! 51 00:03:17,483 --> 00:03:19,819 ああ… あ~っ! 52 00:03:19,819 --> 00:03:21,887 いい加減になさい! 53 00:03:21,887 --> 00:03:27,660 矢神家の当主が亡くなったときに 恥ずかしいと思わないのですか? 54 00:03:27,660 --> 00:03:33,099 波恵さんこそ恥ずかしいことを されているのでは? 55 00:03:33,099 --> 00:03:36,168 君津君のことですよ 56 00:03:36,168 --> 00:03:39,438 康之介から聞いたんです➡ 57 00:03:39,438 --> 00:03:42,775 波恵さんが昔 貧乏な青年と➡ 58 00:03:42,775 --> 00:03:45,475 恋に落ちたことが あるって 59 00:03:46,846 --> 00:03:50,446 相手の男の名前は 君津修平 60 00:03:51,851 --> 00:03:55,121 それって確か 君津のお父さん 61 00:03:55,121 --> 00:03:59,191 もしかして 彼の母親は… 62 00:03:59,191 --> 00:04:03,129 波恵叔母様? それしか考えられません 63 00:04:03,129 --> 00:04:09,029 なるほど それで彼に 遺産を譲ろうとしたってわけか 64 00:04:10,970 --> 00:04:14,974 いいえ 君津の父親は 65 00:04:14,974 --> 00:04:17,474 康之介です 66 00:04:18,978 --> 00:04:23,278 康之介のDNAデータと照合しました 67 00:04:26,652 --> 00:04:29,052 間違いありません 68 00:04:32,825 --> 00:04:38,425 でも 彼は波恵さんと 駆け落ちした男に育てられたはず 69 00:04:40,266 --> 00:04:43,769 修平さんとの生活は幸せでした➡ 70 00:04:43,769 --> 00:04:48,969 矢神の家を捨てて このまま生きていくつもりでした 71 00:04:50,276 --> 00:04:52,945 でも ある日 突然➡ 72 00:04:52,945 --> 00:04:55,781 別の女性を連れてきて➡ 73 00:04:55,781 --> 00:04:58,851 この人と結婚すると 言いだしたんです➡ 74 00:04:58,851 --> 00:05:03,289 私は この屋敷に戻るほか ありませんでした 75 00:05:03,289 --> 00:05:06,625 《(康之介) あんな男のことは忘れろ》 76 00:05:06,625 --> 00:05:10,696 でも 修平さんが結婚した相手は 77 00:05:10,696 --> 00:05:13,699 康之介の愛人でした 78 00:05:13,699 --> 00:05:18,637 康之介が 私を引き離すために あてがったのです 79 00:05:18,637 --> 00:05:21,037 そんな… 80 00:05:22,641 --> 00:05:25,978 結局 この家は全て 81 00:05:25,978 --> 00:05:29,815 康之介の邪念に 引きずられているんです 82 00:05:29,815 --> 00:05:33,819 ここに集まっている 康之介の子供達が 83 00:05:33,819 --> 00:05:36,619 矢神家を腐らせている 84 00:05:37,990 --> 00:05:41,990 だから これを用意しました 85 00:05:45,264 --> 00:05:48,334 (祥子)それは… あのときの 86 00:05:48,334 --> 00:05:51,270 波恵さんが 母さんに毒を? 87 00:05:51,270 --> 00:05:54,340 私が 毒を盛った相手は 88 00:05:54,340 --> 00:05:57,140 父・康之介です 89 00:06:02,948 --> 00:06:05,785 少しずつ 90 00:06:05,785 --> 00:06:09,288 本当に ほんの少しずつだけ 91 00:06:09,288 --> 00:06:13,793 この毒を 父のお茶に しのばせ続けました 92 00:06:13,793 --> 00:06:16,862 もちろん それが 死因かどうかは分かりません 93 00:06:16,862 --> 00:06:20,800 ただ 康之介が亡くなったとき 94 00:06:20,800 --> 00:06:24,136 私には 手応えがありました 95 00:06:24,136 --> 00:06:28,136 ああ ついに やってやったって 96 00:06:30,643 --> 00:06:33,043 (波恵)そして 今日 97 00:06:33,813 --> 00:06:37,249 康之介の子供を 根絶やしにするために 98 00:06:37,249 --> 00:06:41,249 十分な致死量を 入れることにしたんです 99 00:06:43,088 --> 00:06:45,488 この お茶に 100 00:06:50,596 --> 00:06:53,265 でも 101 00:06:53,265 --> 00:06:55,765 やめました 102 00:07:00,940 --> 00:07:04,940 《ありがとう お父さん》 103 00:07:06,278 --> 00:07:09,281 (波恵) 伯朗さんが 明人を呼び戻して 104 00:07:09,281 --> 00:07:12,618 あの子が 遺産を譲り受けるというのなら 105 00:07:12,618 --> 00:07:16,518 まだ 矢神家には 存在価値があると思ったから 106 00:07:17,690 --> 00:07:19,692 どうして 107 00:07:19,692 --> 00:07:25,297 明人は 兄と禎子さんに 育てられた子供です 108 00:07:25,297 --> 00:07:28,634 ここにいる人達のように 曲がってはいません 109 00:07:28,634 --> 00:07:34,334 伯朗さんを見て 私は改めて そう感じました 110 00:07:41,247 --> 00:07:43,947 こんなメールが届きました 111 00:07:46,919 --> 00:07:51,423 「あなたのお母さんが譲り受けた 貴重なものを見つけてください」 112 00:07:51,423 --> 00:07:53,926 「明人さんと交換します」 113 00:07:53,926 --> 00:07:58,226 「警察に連絡したら 明人さんを殺します」 114 00:08:00,766 --> 00:08:04,270 僕は 必ず研究記録を見つけて 115 00:08:04,270 --> 00:08:06,970 明人を助け出します 116 00:08:09,275 --> 00:08:12,611 勇磨と楓さんにも手伝ってもらう 117 00:08:12,611 --> 00:08:16,115 (波恵)伯朗さん… お前にしては いい判断だ 118 00:08:16,115 --> 00:08:18,450 時間がない 人手がいる 119 00:08:18,450 --> 00:08:22,955 楓さんに だまされているかもしれませんよ 120 00:08:22,955 --> 00:08:25,624 そのときは 121 00:08:25,624 --> 00:08:29,524 バカな自分を 思いきり笑いますよ 122 00:09:07,099 --> 00:09:09,101 今から 小泉の家に行ってくる 123 00:09:09,101 --> 00:09:11,770 (順子)えっ? でも あそこは もう更地でしょ? 124 00:09:11,770 --> 00:09:15,274 いや 本当は建物が残っていたんだ 125 00:09:15,274 --> 00:09:17,776 どういうこと? とにかく あの家に 126 00:09:17,776 --> 00:09:20,279 隠されているものを 急いで探さないといけない 127 00:09:20,279 --> 00:09:23,282 どこかに 秘密の隠し場所とかなかった? 128 00:09:23,282 --> 00:09:25,951 そんな場所は ないと思うけど 129 00:09:25,951 --> 00:09:28,954 じゃあ おふくろが貴重な何かを 130 00:09:28,954 --> 00:09:32,725 康治さんから譲り受けたって話は 聞いてない? 131 00:09:32,725 --> 00:09:34,727 うん 132 00:09:34,727 --> 00:09:39,231 フラクタル図形とか 後天性サヴァン症候群とか 133 00:09:39,231 --> 00:09:42,067 あと これ 134 00:09:42,067 --> 00:09:45,067 親父が 最後に描いてた絵については? 135 00:09:46,905 --> 00:09:50,409 これ 何で ここだけ写真がないの? 136 00:09:50,409 --> 00:09:52,911 誰かが持ち去ったんだと思う 137 00:09:52,911 --> 00:09:55,414 それって 明人君かも 138 00:09:55,414 --> 00:09:57,916 えっ? (順子)妙な絵の写真を 139 00:09:57,916 --> 00:10:00,416 持ってきたことが あったのよ 140 00:10:15,000 --> 00:10:18,000 土の中は考えませんでした 141 00:10:22,941 --> 00:10:25,441 どうして 信用してくれたんですか? 142 00:10:29,448 --> 00:10:33,118 僕は どうしても君のことが 143 00:10:33,118 --> 00:10:36,018 悪い人だと思えないんだ 144 00:11:00,212 --> 00:11:03,982 ただ 僕が 145 00:11:03,982 --> 00:11:06,782 女性に弱いからだけじゃない 146 00:11:08,821 --> 00:11:12,658 僕は ずっと 君のことが 147 00:11:12,658 --> 00:11:14,660 お義兄様 148 00:11:14,660 --> 00:11:17,060 それ以上は… 149 00:11:22,501 --> 00:11:24,801 すまない 150 00:11:32,678 --> 00:11:34,978 宝探しは終わりだ 151 00:11:43,288 --> 00:11:47,292 康治さんの筆跡に間違いない 本物だ 152 00:11:47,292 --> 00:11:51,130 どこにあった? あの天井裏だ 153 00:11:51,130 --> 00:11:53,632 僕が確認したときには なかった 154 00:11:53,632 --> 00:11:56,468 そんなこと言ってる場合か そうですよ お義兄様 155 00:11:56,468 --> 00:11:58,768 早く犯人に連絡を 156 00:12:05,477 --> 00:12:07,479 (シャッター音) 157 00:12:07,479 --> 00:12:10,549 何してる? 記録を撮影するなとは 158 00:12:10,549 --> 00:12:12,985 言われていない (携帯着信) 159 00:12:12,985 --> 00:12:15,985 犯人からか 何て書いてある? 160 00:12:17,322 --> 00:12:19,658 動物病院だ 行こう 161 00:12:19,658 --> 00:12:23,162 向こうで落ち合おう 研究資料は俺が持ってく 162 00:12:23,162 --> 00:12:26,165 持ち逃げするつもりじゃ ないだろうな 163 00:12:26,165 --> 00:12:30,565 俺も鬼じゃない 明人の命を助けるよ 164 00:12:39,611 --> 00:12:43,111 これで ついに 犯人と対峙できますね 165 00:12:45,117 --> 00:12:47,452 どうしたんですか? お義兄様 166 00:12:47,452 --> 00:12:51,952 いや 随分あっさり 見つかったなと思って 167 00:13:00,532 --> 00:13:04,136 天井裏に あったことが 気になってるんですか? 168 00:13:04,136 --> 00:13:08,207 本当に この間 来たときは あそこには何もなかったんだ 169 00:13:08,207 --> 00:13:12,207 じゃあ 誰かが最近 置いてったんですかね 170 00:13:19,151 --> 00:13:21,987 どうしたんですか? 171 00:13:21,987 --> 00:13:24,323 君は 172 00:13:24,323 --> 00:13:27,159 あの家が残っていることを 173 00:13:27,159 --> 00:13:30,662 勇磨以外の誰かに話したか? 174 00:13:30,662 --> 00:13:34,062 いいえ 勇磨さん以外 誰にも 175 00:13:51,450 --> 00:13:53,950 どうしたんですか? 176 00:14:06,965 --> 00:14:09,765 家の中に誰か… 177 00:16:24,786 --> 00:16:28,086 そんなことしたら 中の人に… それでいいんだ 178 00:16:58,253 --> 00:17:02,924 僕と順子叔母さんの会話を 聞いていたんですね 179 00:17:02,924 --> 00:17:07,724 それで 小泉の家が残っている ことを知った叔父さんは 180 00:17:08,997 --> 00:17:14,197 先回りをして 研究記録を天井裏に隠した 181 00:17:16,004 --> 00:17:20,704 僕らが それを見つければ すぐに帰ると思ったから 182 00:17:22,444 --> 00:17:27,516 僕らが いなくなったあとに 自分が本当に欲しかったものを 183 00:17:27,516 --> 00:17:30,516 ゆっくり探そうと 思ったんですよね 184 00:17:31,620 --> 00:17:34,120 「寛恕の網」を 185 00:17:36,057 --> 00:17:39,057 (憲三)やっぱり 君も 頭がいい 186 00:17:45,066 --> 00:17:48,904 (憲三)明人君が これを持ってきたとき驚いたよ 187 00:17:48,904 --> 00:17:51,239 《これって 数学と関係あんのかな?》 188 00:17:51,239 --> 00:17:54,075 《うん? どれどれ》 《(明人)何だか法則性が…》 189 00:17:54,075 --> 00:17:56,077 (憲三)見た瞬間 鳥肌が立った 190 00:17:56,077 --> 00:17:58,580 《う~ん 僕には 絵のことは さっぱりだよ》 191 00:17:58,580 --> 00:18:01,416 (憲三)それは ウラムの螺旋の 表現方法を変え➡ 192 00:18:01,416 --> 00:18:03,919 より 緻密にした絵に見えた 193 00:18:03,919 --> 00:18:06,755 ウラムの螺旋? 1963年 194 00:18:06,755 --> 00:18:09,591 数学者のスタニスワフ・ウラムに よって発見された 195 00:18:09,591 --> 00:18:12,991 素数を順番に 螺旋状に並べた図形だよ 196 00:18:14,429 --> 00:18:16,431 ウラムって 197 00:18:16,431 --> 00:18:18,767 もしかして 康治さんが 198 00:18:18,767 --> 00:18:21,436 「あきとにうらむな」と 言っていたのは 199 00:18:21,436 --> 00:18:23,772 (憲三)おそらく 明人に 200 00:18:23,772 --> 00:18:26,775 ウラムの螺旋の絵を 処分させろとか➡ 201 00:18:26,775 --> 00:18:29,444 言いたかったのだろうね 202 00:18:29,444 --> 00:18:32,044 これですね ウラムの螺旋って 203 00:18:35,383 --> 00:18:40,222 全然違うだろう 一清さんが描いた「寛恕の網」は➡ 204 00:18:40,222 --> 00:18:42,891 ウラムの螺旋と違い 曖昧なところが一切なく 205 00:18:42,891 --> 00:18:45,961 完璧な法則性を持っていた それは つまり 206 00:18:45,961 --> 00:18:48,964 素数の分布に 法則性があることを示す 207 00:18:48,964 --> 00:18:53,735 人類にとって画期的な発見に つながるものに違いなかった 208 00:18:53,735 --> 00:18:57,572 きっと 本物が ここにあるはずだと思ってね➡ 209 00:18:57,572 --> 00:19:01,572 順子さんの鍵で こっそり 忍び込んで探すようになった 210 00:19:03,578 --> 00:19:07,978 (憲三)でも 見つかったのは 例の研究記録だけだった 211 00:19:08,917 --> 00:19:11,920 それで 「寛恕の網」が 212 00:19:11,920 --> 00:19:14,923 矢神家にあると考えた 213 00:19:14,923 --> 00:19:18,260 康治さんから この家は壊して➡ 214 00:19:18,260 --> 00:19:21,263 更地にしたという連絡が 来たからね 215 00:19:21,263 --> 00:19:26,268 だけど さすがに矢神家に 忍び込むわけにはいかない 216 00:19:26,268 --> 00:19:32,040 ところが その絵を手に入れる 千載一遇のチャンスが やってきた 217 00:19:32,040 --> 00:19:34,440 遺産相続? 218 00:19:35,877 --> 00:19:39,881 この絵は 禎子さんの遺品として 219 00:19:39,881 --> 00:19:43,385 伯朗君に渡されるだろうからね 220 00:19:43,385 --> 00:19:46,888 でも 明人君の存在が邪魔だった 221 00:19:46,888 --> 00:19:49,557 大人になった彼なら 222 00:19:49,557 --> 00:19:53,228 「寛恕の網」の価値に 気づくかもしれないと思った 223 00:19:53,228 --> 00:19:57,299 その絵を 明人の目に触れさせることなく 224 00:19:57,299 --> 00:20:00,235 僕に引き取らせること 225 00:20:00,235 --> 00:20:03,235 それが 叔父さんの計画だったんですね 226 00:20:04,572 --> 00:20:07,409 そうだよ 227 00:20:07,409 --> 00:20:09,744 だけど 228 00:20:09,744 --> 00:20:12,414 楓さんの出現も 229 00:20:12,414 --> 00:20:14,916 この家が残っていたことも 230 00:20:14,916 --> 00:20:17,752 何もかも誤算だらけだった 231 00:20:17,752 --> 00:20:21,452 牧雄さんの存在も 想定外だったんですね 232 00:20:22,757 --> 00:20:26,094 (憲三)康治さんと一緒に 研究をしていた牧雄さんは➡ 233 00:20:26,094 --> 00:20:28,430 「寛恕の網」の価値を すでに知っていて➡ 234 00:20:28,430 --> 00:20:30,765 探しているのかも しれないと思った➡ 235 00:20:30,765 --> 00:20:35,765 それで 待ち合わせをしていた 伯朗君のあとをつけて 牧雄さんを 236 00:20:46,448 --> 00:20:49,517 おふくろを殺したのも 237 00:20:49,517 --> 00:20:52,217 叔父さんだったんですか 238 00:22:57,095 --> 00:22:59,447 おふくろを殺したのも 239 00:22:59,447 --> 00:23:01,747 叔父さんだったんですか 240 00:23:12,961 --> 00:23:17,461 この家に忍び込んで 絵を探しているときだよ 241 00:23:19,801 --> 00:23:23,138 《(禎子)探しているのは》 242 00:23:23,138 --> 00:23:25,538 《「寛恕の網」ですか?》 243 00:23:26,474 --> 00:23:28,974 《憲三さんだったんですね》 244 00:23:39,921 --> 00:23:42,521 《順子に話してください》 245 00:23:44,425 --> 00:23:47,762 《なら 私が連絡します》 《許してくれ》 246 00:23:47,762 --> 00:23:50,832 《順子さんにだけは 言わないでくれないか》 247 00:23:50,832 --> 00:23:53,434 《あの絵は処分します》 《ダメだ!》 248 00:23:53,434 --> 00:23:55,937 《そんなことしたらいけない》 《あの絵には》 249 00:23:55,937 --> 00:24:00,608 《素数の配列の秘密が隠されていて 持っていては危険だって》 250 00:24:00,608 --> 00:24:03,508 《康治さんに聞かされていました》 251 00:24:04,679 --> 00:24:07,282 《素数は》 252 00:24:07,282 --> 00:24:10,618 《セキュリティシステムの 暗号に使われていて》 253 00:24:10,618 --> 00:24:15,123 《あの絵があれば 世界中の暗号を 破ることができるかもしれない》 254 00:24:15,123 --> 00:24:17,792 《僕は そんなことには使わない》 255 00:24:17,792 --> 00:24:22,492 《ただ 数学者として純粋に 素数の謎を解きたいだけだ》 256 00:24:24,866 --> 00:24:28,303 《人を狂わせるような絵は》 257 00:24:28,303 --> 00:24:32,907 《持っていては いけなかったのかもしれませんね》 258 00:24:32,907 --> 00:24:34,909 《順子に連絡します》 《頼む》 259 00:24:34,909 --> 00:24:37,409 《それだけは やめてくれ 頼む!》 260 00:24:39,914 --> 00:24:42,514 気づいたら 禎子さんが倒れていた 261 00:24:44,919 --> 00:24:48,990 (憲三)すぐに救急車を呼べば 助かっていたかもしれない➡ 262 00:24:48,990 --> 00:24:51,593 だけど 僕は➡ 263 00:24:51,593 --> 00:24:54,662 禎子さんを風呂場まで運び➡ 264 00:24:54,662 --> 00:24:59,601 服を脱がせて 湯船に寝かせて お湯を入れた➡ 265 00:24:59,601 --> 00:25:02,270 途中で意識が戻ったら 中止にしよう➡ 266 00:25:02,270 --> 00:25:05,773 そう 頭の片隅で思っていた➡ 267 00:25:05,773 --> 00:25:08,276 だけど➡ 268 00:25:08,276 --> 00:25:10,776 目を覚ますことはなかった 269 00:25:22,290 --> 00:25:25,290 明人を今すぐ解放してください 270 00:25:26,628 --> 00:25:30,828 これ以上 僕の家族を壊さないでくれ 271 00:25:35,803 --> 00:25:38,303 分かった 272 00:25:40,074 --> 00:25:42,574 ちょっと待っててくれ 273 00:25:54,155 --> 00:25:56,655 (物音) 274 00:26:03,931 --> 00:26:05,931 何やってるんですか 275 00:26:06,934 --> 00:26:08,934 ちょっ ちょっ… 276 00:26:10,271 --> 00:26:12,271 あっ! 277 00:26:14,275 --> 00:26:16,344 動かないで 278 00:26:16,344 --> 00:26:18,344 お義兄様 279 00:26:22,950 --> 00:26:26,020 素数の秘密を解くことは 全ての数学者達の 280 00:26:26,020 --> 00:26:28,790 いや 人類の夢なんだ 281 00:26:28,790 --> 00:26:31,726 「寛恕の網」があれば その夢が きっとかなう 282 00:26:31,726 --> 00:26:34,796 人の命より 数学のほうが 大事だというんですか 283 00:26:34,796 --> 00:26:37,231 すでに 禎子さんの命を奪ってる 284 00:26:37,231 --> 00:26:40,902 叔父様も死にますよ 絵が見つからなければ 285 00:26:40,902 --> 00:26:44,405 この家のどこかに隠されている 絵と一緒に死ぬつもりだった 286 00:26:44,405 --> 00:26:46,908 もう やめてくれ そんなことしても 287 00:26:46,908 --> 00:26:49,410 絵は見つからない いや 君なら見つけられる 288 00:26:49,410 --> 00:26:52,747 えっ? 明人君が言ってた 兄貴なら 289 00:26:52,747 --> 00:26:56,818 母さんが譲り受けた貴重なものを きっと見つけることができるって 290 00:26:56,818 --> 00:26:59,420 何で? 兄貴は 僕よりも 291 00:26:59,420 --> 00:27:02,220 母さんに愛されていたからと 292 00:27:04,258 --> 00:27:06,761 探してくれ! 293 00:27:06,761 --> 00:27:10,098 無理だ もう この家は さんざん探して 294 00:27:10,098 --> 00:27:12,433 君ならできるって 彼は言ってたんだ 295 00:27:12,433 --> 00:27:15,733 君ならできるんだよ いいから早く見つけてくれ! 296 00:27:46,901 --> 00:27:48,970 お義兄様 ああ 297 00:27:48,970 --> 00:27:51,239 叔父さん 早く 僕は いい 298 00:27:51,239 --> 00:27:53,908 ふざけるな! 早く! 299 00:27:53,908 --> 00:27:56,008 あっち あっち 早く立って! 300 00:27:59,747 --> 00:28:01,747 早く! はい! 301 00:28:06,421 --> 00:28:08,489 ここに… 302 00:28:08,489 --> 00:28:10,489 ≪あっ 303 00:28:19,500 --> 00:28:21,502 あそこだ 304 00:28:21,502 --> 00:28:23,504 あっ! 305 00:28:23,504 --> 00:28:25,504 お義兄様? 306 00:28:43,391 --> 00:28:45,391 うわっ! 307 00:28:59,740 --> 00:29:01,742 何やってんだよ! 308 00:29:01,742 --> 00:29:03,744 明人 逃げようよ 309 00:29:03,744 --> 00:29:07,748 でも 絵が 絵なんか どうでもいいじゃないか 310 00:29:07,748 --> 00:29:09,748 早く 311 00:29:44,785 --> 00:29:46,787 (ノック) 312 00:29:46,787 --> 00:29:48,787 ≪失礼します 313 00:29:51,792 --> 00:29:55,563 明人 ごめん 待たしちゃって 314 00:29:55,563 --> 00:29:58,900 どうぞ お座りください 315 00:29:58,900 --> 00:30:02,737 一睡もしてないの? 眠れるわけがないだろ 316 00:30:02,737 --> 00:30:07,437 それより どういうことなのか教えてくれ 317 00:30:11,412 --> 00:30:14,081 10月2日 318 00:30:14,081 --> 00:30:16,751 父さんの容体が 悪化したと知らされて➡ 319 00:30:16,751 --> 00:30:19,253 僕は急いで帰国したんだ➡ 320 00:30:19,253 --> 00:30:21,756 2人の男性が待ち受けていた➡ 321 00:30:21,756 --> 00:30:24,956 彼らは 警視庁の人間だった 322 00:30:26,260 --> 00:30:31,766 サイバー犯罪対策課が 交流サイトで見つけたんです➡ 323 00:30:31,766 --> 00:30:34,769 矢神明人さんを拉致監禁すれば➡ 324 00:30:34,769 --> 00:30:38,439 成功報酬を 支払うというオーダーを 325 00:30:38,439 --> 00:30:41,108 依頼人の正体を突き止めるために 326 00:30:41,108 --> 00:30:45,508 我々は 明人さんに ある提案をしました 327 00:30:46,781 --> 00:30:50,618 僕を実際に 拉致監禁したように見せかけて➡ 328 00:30:50,618 --> 00:30:53,688 相手の出方をうかがおうって 329 00:30:53,688 --> 00:30:56,457 その提案に乗ったのか? 330 00:30:56,457 --> 00:30:59,460 条件付きで 条件? 331 00:30:59,460 --> 00:31:03,965 そもそも 僕が帰国するのを 知っていたのは親戚の人間だけ 332 00:31:03,965 --> 00:31:09,637 となれば 依頼人は 彼らの中の 誰かである可能性が高い 333 00:31:09,637 --> 00:31:12,974 そう考えたとき 僕の中に 334 00:31:12,974 --> 00:31:15,977 一つの仮説が ひらめいた 335 00:31:15,977 --> 00:31:18,312 おふくろの死か 336 00:31:18,312 --> 00:31:21,816 母さんが死んで以来 僕は ずっと➡ 337 00:31:21,816 --> 00:31:26,153 矢神家の誰かに殺されたんじゃ ないかと疑い続けていた 338 00:31:26,153 --> 00:31:30,157 そこで警察に 母さんの死の 再捜査をしてほしいと 339 00:31:30,157 --> 00:31:32,326 頼んでみたんだ 340 00:31:32,326 --> 00:31:35,162 真相を究明するには 関係者の内部に 341 00:31:35,162 --> 00:31:37,932 深く立ち入る必要がありました 342 00:31:37,932 --> 00:31:42,932 そこで 潜入捜査が 行われることが決定しました 343 00:31:48,009 --> 00:31:50,011 (ノック) 344 00:31:50,011 --> 00:31:52,011 ≪どうぞ 345 00:34:04,095 --> 00:34:08,783 そこで 潜入捜査が 行われることが決定しました 346 00:34:08,783 --> 00:34:10,785 (ノック) 347 00:34:10,785 --> 00:34:12,785 ≪どうぞ 348 00:34:33,741 --> 00:34:37,244 警視庁捜査一課 特殊犯捜査係の➡ 349 00:34:37,244 --> 00:34:39,744 古澤楓です 350 00:34:41,248 --> 00:34:43,548 嘘だろ… 351 00:34:44,752 --> 00:34:47,755 兄貴には 心配や迷惑をかけて 352 00:34:47,755 --> 00:34:51,592 ふざけんなよ 探っていたのは矢神の連中だろ 353 00:34:51,592 --> 00:34:55,262 俺には最初から 本当のこと言って くれてもよかったんじゃないのか 354 00:34:55,262 --> 00:34:57,765 明人さんから そのような提案は あったのですが 355 00:34:57,765 --> 00:35:00,601 秘密の共有者は 極力 少なくするのが 356 00:35:00,601 --> 00:35:04,605 潜入捜査の鉄則ですので 我々が拒否しました 357 00:35:04,605 --> 00:35:06,607 なら 勇磨は? 358 00:35:06,607 --> 00:35:09,507 勇磨さんには 盗聴されちゃったんだ 359 00:35:14,615 --> 00:35:17,618 (明人) 僕と楓さんが話しているのを 360 00:35:17,618 --> 00:35:19,954 《そういうことか》 361 00:35:19,954 --> 00:35:23,791 それで 研究記録が見つかった ときは譲るという条件で 362 00:35:23,791 --> 00:35:26,791 捜査に協力するように お願いしたんだ 363 00:35:28,128 --> 00:35:31,732 なら 牡蠣のことで 乗り込んでいったときって… 364 00:35:31,732 --> 00:35:34,732 《うせろ 負け犬》 365 00:35:37,805 --> 00:35:42,105 (明人)あのときは まさに 捜査会議をしていたところだった 366 00:35:44,245 --> 00:35:48,249 じゃあ 実家の焼き鳥屋のお母さんは? 367 00:35:48,249 --> 00:35:52,086 あれは 私の先輩の捜査員です 368 00:35:52,086 --> 00:35:54,755 もともと 私の行きつけのお店で 369 00:35:54,755 --> 00:35:58,092 ご主人に事情を話して 使わせてもらいました 370 00:35:58,092 --> 00:36:03,163 じゃあ さっき 小泉の家に明人がいたのは? 371 00:36:03,163 --> 00:36:05,663 兄貴と楓さんを つけてたんだよ 372 00:36:07,101 --> 00:36:11,601 そして ついに 兄貴が真相を暴いてくれた 373 00:36:14,441 --> 00:36:18,279 よかったのかよ そんなんで 374 00:36:18,279 --> 00:36:22,579 お前が いない間に 康治さんは亡くなったぞ 375 00:36:24,952 --> 00:36:27,955 うん 376 00:36:27,955 --> 00:36:31,292 最期に会えないかもしれないって 377 00:36:31,292 --> 00:36:34,061 覚悟はしていた 378 00:36:34,061 --> 00:36:38,899 でも 母さんのためだから 父さんも許してくれると思う 379 00:36:38,899 --> 00:36:41,735 それに 380 00:36:41,735 --> 00:36:46,735 兄貴が みとってくれたって 楓さんから聞いたから安心したよ 381 00:36:54,815 --> 00:36:59,415 とにかく お前が無事でよかった 382 00:37:02,423 --> 00:37:05,023 心配かけて ホントに ごめん 383 00:37:10,097 --> 00:37:14,601 康治さん 最後まで お前に会いたがってたぞ 384 00:37:14,601 --> 00:37:17,604 すぐに行ってやれ 385 00:37:17,604 --> 00:37:20,107 ありがとう 386 00:37:20,107 --> 00:37:22,507 じゃあ また 387 00:37:35,122 --> 00:37:40,060 聞きたいことが 山のようにあるけど 388 00:37:40,060 --> 00:37:44,560 とりあえず 一番聞きたいことを尋ねます 389 00:37:46,734 --> 00:37:50,534 全部 芝居だったんですか? 390 00:37:51,805 --> 00:37:53,807 はい 391 00:37:53,807 --> 00:37:59,747 明人を思って泣いたのも 怒って 僕を引っぱたいたのも全て 392 00:37:59,747 --> 00:38:01,749 はい 393 00:38:01,749 --> 00:38:04,749 はあ~っ 全然笑えないな 394 00:38:08,756 --> 00:38:11,592 怒ってますよね 395 00:38:11,592 --> 00:38:14,428 怒ってるっていうか 396 00:38:14,428 --> 00:38:17,097 理解できないんです 397 00:38:17,097 --> 00:38:20,100 僕は あなたと ずっと一緒にいましたよね 398 00:38:20,100 --> 00:38:22,436 怒ったり 喜んだり 399 00:38:22,436 --> 00:38:26,273 数え切れないほど言葉と気持ちを 交わしたつもりでした 400 00:38:26,273 --> 00:38:29,573 あれは一体 何だったんですか? 401 00:38:33,213 --> 00:38:36,513 私は 明人さんの妻に なりきりました 402 00:38:37,885 --> 00:38:42,885 もし ホントの妻だったらどうするか などということは考えず 403 00:38:44,224 --> 00:38:48,224 ただ 自分は妻なんだと 思い込んでいました 404 00:38:49,563 --> 00:38:53,067 あなたの頬を叩いたときは 405 00:38:53,067 --> 00:38:56,567 そういう状態だったように 思います 406 00:38:58,072 --> 00:39:02,910 思いますというのは 自分でも よく分からないからです 407 00:39:02,910 --> 00:39:05,746 潜入捜査をしているときは 408 00:39:05,746 --> 00:39:10,246 そうやって 本能のようなもので動きます 409 00:39:20,260 --> 00:39:23,560 手島さんには ひどいことをしてしまいました 410 00:39:24,932 --> 00:39:29,032 本当に申し訳ございませんでした 411 00:39:35,542 --> 00:39:40,242 大変な お仕事ですね 412 00:39:44,384 --> 00:39:47,484 お勤め ご苦労さまです 413 00:40:36,937 --> 00:40:39,439 《これ お義母様の形見ですよね?》 414 00:40:39,439 --> 00:40:42,109 《こんな大切なものを いいんですか?》 415 00:40:42,109 --> 00:40:46,009 《いいに決まってるだろ 明人の お嫁さんなんだから》 416 00:40:47,114 --> 00:40:51,618 《君は絶対に悪い人じゃない このまま最後まで信じ抜こうって》 417 00:40:51,618 --> 00:40:54,121 《僕にとっても大切な人なんだよ》 418 00:40:54,121 --> 00:40:56,790 《傷つける人間は 絶対に許しません!》 419 00:40:56,790 --> 00:40:59,990 《最強タッグなんだろ? 僕達は》 420 00:41:29,823 --> 00:41:32,259 これからもさ 421 00:41:32,259 --> 00:41:35,762 たまに 一緒に お酒飲んだり 422 00:41:35,762 --> 00:41:40,262 困ったことがあったら 色々 相談に乗ってね 423 00:41:43,437 --> 00:41:46,506 今でも 424 00:41:46,506 --> 00:41:51,506 憲三さんのこと 嫌いにはなれないの 425 00:42:00,287 --> 00:42:04,287 いいんじゃないかな それで 426 00:42:09,363 --> 00:42:12,299 ごめんね 427 00:42:12,299 --> 00:42:15,099 ごめんね お姉ちゃん… 428 00:42:38,258 --> 00:42:40,594 (池田)どうだ? そろそろ 元美ちゃんと 429 00:42:40,594 --> 00:42:43,263 素敵なディナーでも 楽しんでくれば? 430 00:42:43,263 --> 00:42:45,763 余計なことは 言わないでくださいよ 431 00:42:46,933 --> 00:42:49,770 うちの養子に入るって話 432 00:42:49,770 --> 00:42:54,441 こっちも そろそろ 本気で考えてもらえると助かるな 433 00:42:54,441 --> 00:42:57,444 (蔭山)私も かまいませんよ (池田)へっ? 434 00:42:57,444 --> 00:42:59,446 (蔭山)素敵なディナー 435 00:42:59,446 --> 00:43:03,246 副院長が本当に 楓さんのことを 忘れていたらですけど 436 00:43:05,452 --> 00:43:08,121 忘れるも何もないよ 437 00:43:08,121 --> 00:43:11,124 あんな人は この世にいなかったんだから 438 00:43:11,124 --> 00:43:15,124 (池田) は~い 決まりだな えっ へへへっ 439 00:43:25,639 --> 00:43:27,641 蔭山さん 440 00:43:27,641 --> 00:43:30,644 何で私からの電話 無視するんですか? 441 00:43:30,644 --> 00:43:32,813 あっ すいません 442 00:43:32,813 --> 00:43:35,415 もう関わらないほうが いいのかなと思いまして 443 00:43:35,415 --> 00:43:39,515 勝手に決めないでください そんなの無責任です 444 00:43:43,090 --> 00:43:45,926 蔭山さん 445 00:43:45,926 --> 00:43:49,996 あなたは私のこと 大嫌いでしょうけど 446 00:43:49,996 --> 00:43:53,433 私は あなたのこと大好きでした 447 00:43:53,433 --> 00:43:56,770 すみません お願いします は~い➡ 448 00:43:56,770 --> 00:43:59,470 毎度どうも ありがとうございました 449 00:44:00,774 --> 00:44:04,444 今度 副院長と デートすることになりました 450 00:44:04,444 --> 00:44:06,947 楓さんからもらった このスカーフをして 451 00:44:06,947 --> 00:44:10,617 めいっぱい おしゃれしていこうと思います 452 00:44:10,617 --> 00:44:13,120 副院長は 前から気になる存在でしたけど 453 00:44:13,120 --> 00:44:16,456 楓さんが現れてから 余計 気になるようになりました 454 00:44:16,456 --> 00:44:19,126 それは 副院長と あなたが 一緒になるのが 455 00:44:19,126 --> 00:44:21,626 嫌だったからだと思います 456 00:44:27,801 --> 00:44:32,601 矢神楓という人間は 本当に いなかったんですか? 457 00:44:33,974 --> 00:44:39,174 私には どうしても あれが全て 全部 嘘だったとは思えません 458 00:44:44,584 --> 00:44:46,920 いいのかよ 初七日に 459 00:44:46,920 --> 00:44:48,922 喪主が外に出てきて 460 00:44:48,922 --> 00:44:51,722 (明人) 大丈夫だよ 今日は身内だけだから 461 00:44:52,759 --> 00:44:57,559 警察から 憲三叔父さんの 供述内容 少し聞いた 462 00:44:58,832 --> 00:45:01,435 俺は いい 聞きたくない 463 00:45:01,435 --> 00:45:05,105 いや 兄貴は 知っておいたほうがいいと思う➡ 464 00:45:05,105 --> 00:45:08,108 母さん 話してたみたいなんだ 465 00:45:08,108 --> 00:45:11,178 《人を狂わせるような絵は》 466 00:45:11,178 --> 00:45:14,448 《持っていては いけなかったのかもしれませんね》 467 00:45:14,448 --> 00:45:17,448 《なら 何で あの絵を今まで》 468 00:45:18,518 --> 00:45:21,455 《一清さんに言われたんです➡》 469 00:45:21,455 --> 00:45:26,460 《あの絵は 伯朗との最後の思い出だから》 470 00:45:26,460 --> 00:45:29,129 《あの「寛恕の網」だけは》 471 00:45:29,129 --> 00:45:32,129 《伯朗に渡してあげてほしいって》 472 00:45:33,900 --> 00:45:36,900 《あの子の幸せな思い出は》 473 00:45:38,572 --> 00:45:41,472 《とっておいて あげたかったんです》 474 00:45:44,411 --> 00:45:46,411 (明人)兄貴は 475 00:45:47,914 --> 00:45:50,714 ホントに 母さんに愛されてたんだね 476 00:45:52,752 --> 00:45:57,424 俺は ずっと お前に嫉妬してた 477 00:45:57,424 --> 00:46:01,424 おふくろの愛情を 全て取られたと思って 478 00:46:02,929 --> 00:46:05,229 僕も一緒だよ 479 00:46:06,600 --> 00:46:09,100 兄貴が うらやましかった 480 00:46:11,104 --> 00:46:14,774 だけど 違ったみたいだな 481 00:46:14,774 --> 00:46:19,774 おふくろは 俺達のことを 平等に愛してくれていた 482 00:46:21,615 --> 00:46:23,615 ああ 483 00:46:28,288 --> 00:46:31,725 伯朗さん 波恵おば様が捜してましたよ 484 00:46:31,725 --> 00:46:34,225 ああ 分かった ありがとう 485 00:46:39,399 --> 00:46:41,735 いや あの 486 00:46:41,735 --> 00:46:46,239 百合華と結婚を前提に 付き合うことになった 487 00:46:46,239 --> 00:46:49,439 よろしくお願いします お義兄様 488 00:46:51,311 --> 00:46:53,313 おめでとう うん 489 00:46:53,313 --> 00:46:56,750 兄貴も早く いい人 見つけなよ 誰かいないの? 490 00:46:56,750 --> 00:46:59,250 偉そうに 491 00:47:04,090 --> 00:47:06,159 明人 492 00:47:06,159 --> 00:47:09,596 俺は これからも一生 493 00:47:09,596 --> 00:47:12,933 手島のままで いくことに決めた 494 00:47:12,933 --> 00:47:15,268 でも 495 00:47:15,268 --> 00:47:18,468 お前とは ずっと兄弟だからな 496 00:47:30,617 --> 00:47:33,617 伯朗さんに お渡しする遺品です 497 00:47:40,060 --> 00:47:42,729 (波恵)警察から戻ってきました 498 00:47:42,729 --> 00:47:46,399 大事な思い出の品ですよね 499 00:47:46,399 --> 00:47:48,699 楓さんとの 500 00:47:52,405 --> 00:47:58,244 前よりも 波恵さんの本心が 少し見えるような気がしますよ 501 00:47:58,244 --> 00:48:00,914 でしょうね 502 00:48:00,914 --> 00:48:04,985 伯朗さんのせいで 恥も外聞もなく 503 00:48:04,985 --> 00:48:08,588 全て さらけ出してしまいましたから 504 00:48:08,588 --> 00:48:10,988 この家の人間 全員が 505 00:48:17,263 --> 00:48:22,763 何だかんだで 風通しが よくなったのかもしれませんね 506 00:48:33,213 --> 00:48:36,883 遺産は全て 明人が受け継いだが 507 00:48:36,883 --> 00:48:40,553 研究記録は 俺が手に入れた 508 00:48:40,553 --> 00:48:44,453 どんなビジネスに化けるか 今から楽しみだよ 509 00:48:45,625 --> 00:48:47,627 僕には関係のない話だ 510 00:48:47,627 --> 00:48:50,397 お前は何か手に入れたのか? 511 00:48:50,397 --> 00:48:54,197 昔から逃げてばかりで 戦おうとしない 512 00:48:56,469 --> 00:49:00,869 そんな お前が 俺は本当に嫌いだった 513 00:49:06,413 --> 00:49:10,513 欲しいものがあるなら 自分の力で 手に入れろ 514 00:49:12,919 --> 00:49:15,419 負け犬 515 00:49:29,002 --> 00:49:32,372 こちらのお部屋でございます 516 00:49:32,372 --> 00:49:34,441 あっ 大丈夫です 517 00:49:34,441 --> 00:49:36,441 失礼いたします 518 00:49:59,466 --> 00:50:02,902 ごめん 蔭山君 今日のディナーなんだけど 519 00:50:02,902 --> 00:50:07,902 中止にしてくれないかな やっぱり僕は 楓さんのことが… 520 00:50:11,911 --> 00:50:14,211 何で… 521 00:50:18,418 --> 00:50:20,920 あっ 522 00:50:20,920 --> 00:50:23,520 ホントは ずっと こうしたかったんです 523 00:50:31,264 --> 00:50:34,264 <なんてことが起きるはずがない> 524 00:50:39,339 --> 00:50:42,839 ごめん 蔭山君 今日のディナーなんだけど… 525 00:50:45,111 --> 00:50:47,511 何で… 526 00:50:53,620 --> 00:50:56,956 ごめんなさい 蔭山さんに お願いして 527 00:50:56,956 --> 00:50:59,456 やっぱり もう一度 伯朗さんに お会い… 528 00:51:03,029 --> 00:51:06,929 ホントは ずっと こうしたかった 529 00:51:13,306 --> 00:51:17,106 これ 現実だよね 530 00:51:18,645 --> 00:51:21,345 任務でもありません 531 00:51:24,651 --> 00:51:26,653 あっ 532 00:51:26,653 --> 00:51:29,722 何か急に すみません 533 00:51:29,722 --> 00:51:32,022 いえ 534 00:51:39,098 --> 00:51:42,168 改めまして 手島伯朗です 535 00:51:42,168 --> 00:51:46,968 あっ 初めまして 古澤楓といいます 536 00:51:52,946 --> 00:51:56,783 あ~っ あんな大胆なことできるんですね 537 00:51:56,783 --> 00:51:58,785 君に言われたくないよ 538 00:51:58,785 --> 00:52:01,585 私 ホントは臆病なタイプですよ 539 00:52:03,456 --> 00:52:05,458 嘘だ 540 00:52:05,458 --> 00:52:07,794 お楽しみに 541 00:52:07,794 --> 00:52:10,797 何なんだよ もう はい 選びましょう 542 00:52:10,797 --> 00:52:14,297 <なんてことが起きることも ある>